【文献】
OMRON RS6500 取扱説明書 ショッピングセンタ向けPOS 操作マニュアル,オムロン株式会社 OMRON Corporation オムロンシステムズ九州株式会社,1998年 4月23日,p.4-1〜5-6
【文献】
Web2800iPlus ひとり3人制対応POSシステム 基本操作編 取扱説明書,日本,株式会社寺岡精工,2010年 9月30日,p.5-45〜5-47
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付図面を参照して、商品販売データ処理装置及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、商品販売データ処理装置及びプログラムの一実施形態であって、その構成や仕様等を限定するものではない。本実施形態は、スーパーマーケット等の店舗に導入された、一取引にかかる商品の登録・精算を行うPOS(Point Of Sales)システムへの適用例である。
【0008】
図1は、POS端末10を示す外観斜視図である。POS端末10は、商品販売データ処理を実行する商品販売データ処理装置である。POS端末10は、ドロワ11の上に載置されており、ドロワ11の引出し12の開放動作を制御することができる。そして、ドロワ11は、顧客から受領した現金や、釣銭等に使用する現金を収納する。なお、POS端末10は、ドロワ11に代えて、又はドロワ11と共に自動釣銭機を備えていてもよい。POS端末10の本体ハウジング13は、上面右側にキーボード14と第1表示部15とを設ける。
【0009】
キーボード14は、置数キーと、商品コードキーと、クリアキーと、戻りキーと、小計キーとを備える。置数キーは、商品コードや金額等の数字を入力するためのキーである。商品コードキーは、置数キーで入力された数字を商品コードとして取り扱う場合に押下するキーである。クリアキーは、エラー発生時などに操作を取り消すためのキーである。戻りキーは、現在の操作をキャンセルして直前の画面に戻すためのキーである。小計キーは、売上登録を完了して売上合計金額の算出を宣言するためのキーである。
【0010】
第1表示部15は、表示面上にタッチパネルが積層されたタッチパネル式のディスプレイである。第1表示部15は、例えば、店舗の店員などの操作者が見るディスプレイである。本体ハウジング13は、上面後方には、第2表示部16を設ける。第2表示部16は、表示面上にタッチパネルが積層されたタッチパネル式のディスプレイである。第2表示部16は、例えば、商品を購入する顧客が見るディスプレイである。
【0011】
POS端末10は、本体ハウジング13の上面左側にはプリンタ17を設ける。プリンタ17は、取引単位のレシート及びジャーナルを印字発行する。
【0012】
POS端末10は、本体ハウジング13の右側面の溝に、カードリーダライタ18を設ける。カードリーダライタ18は、カードからカード情報の読み取り等をするためにスキャンする。
【0013】
また、POS端末10は、手持ち式のスキャナ装置19を設ける。手持ち式のスキャナ装置19は、顧客が決済カウンタに持参した商品に付されたバーコードからコード情報を光学的に読み取るコード読取装置である。
【0014】
次に、POS端末10のハードウェア構成について説明する。
図2は、POS端末10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0015】
POS端末10は、CPU、ROM、及びRAM等を有するコンピュータ構成の制御部101を備える。また、制御部101は、バス106を介して、キーボード14、第1表示部15、第2表示部16、プリンタ17、カードリーダライタ18、スキャナ装置19、非接触カードリーダライタ102、通信インタフェース103、認証情報入力部104及び記憶部105と接続している。
【0016】
非接触カードリーダライタ102は、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信により、非接触ICカードのICタグに対して、情報の書き込み及び読み込みを実行する。通信インタフェース103は、店舗内ネットワークを介した通信を制御する。
【0017】
認証情報入力部104は、個人の生体的特徴の入力を受け付ける。認証情報入力部104は、指紋、静脈、網膜、顔などの個人の生体的特徴から読み取った情報を、個人を識別可能な生体認証情報として入力を受け付ける。具体的には、認証情報入力部104は、個人の生体的特徴を撮像することで、生体認証情報の入力を受け付ける。なお、認証情報入力部104は、生体的特徴として身体的特徴を読み取る形態であってもよいし、行動的特徴を読み取る形態であってもよい。また、本実施形態に係るPOS端末10は、指の静脈に係る生体認証情報を読み取る場合を例に説明する。
【0018】
記憶部105は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。記憶部105は、各種のプログラムPを記憶する。プログラムPは、オペレーティングシステムや、POS端末10が備えている機能を発揮させるためのプログラムである。そして、プログラムPには、本実施形態に係る特徴的な機能を発揮させるプログラムが含まれる。また、記憶部105は、責任者テーブルT1と、開局情報テーブルT2とを記憶する。
【0019】
ここで、
図3は、責任者テーブルT1のデータ構成の一例を示す説明図である。責任者テーブルT1は、POS端末10を使用した一取引や各種処理の責任者となれる個人を登録した情報である。そして、責任者テーブルT1は、責任者コードと、パスワードと、表示名称と、印字名称と、権限設定と、生体認証情報とを関連付けて記憶する。責任者コードは、責任者になれる個人を識別可能な識別情報である。パスワードは、責任者コードを入力した個人が、本人であることを確認する情報である。表示名称は、第1表示部15又は第2表示部16に責任者の名称を表示する際に用いられる名称である。印字名称は、責任者の名称を印字する際に用いられる名称である。権限設定は、責任者コードの責任者に付与された権限の設定である。生体認証情報は、責任者の指の静脈に係る個人を識別可能な識別情報である。
【0020】
ここで、
図4は、開局情報テーブルT2のデータ構成の一例を示す説明図である。開局情報テーブルT2は、開局処理の実行記録をPOS端末10ごとに記憶した情報である。開局情報テーブルT2は、責任者コードと、POSコードと、開局日時と、釣銭準備金額とを関連付けて記憶する。責任者コードは、開局処理を実行した責任者の責任者コードを示す記録である。POSコードは、POS端末10を識別可能な識別情報である。開局日時は、開局処理を実行した日時を示す記録である。釣銭準備金額は、開局処理の際に、準備した釣銭金額を示す記録である。
【0021】
次に、POS端末10が有する機能構成について説明する。
図5は、POS端末10が有する機能構成を示すブロック図である。
【0022】
制御部101のCPUは、記憶部105のプログラムPをRAMに展開し、プログラムPに従って動作することで、
図5に示す各機能部をRAM上に生成する。具体的には、制御部101は、機能部として、権限設定部1011と、入力制御部1012と、権限判定部1013と、開局処理部1014と、報知部1015と、印字制御部1016と、表示制御部1017とを備える。
【0023】
権限設定部1011は、POS端末10を使用した一取引の責任者に付与される権限を設定する。権限設定部1011は、例えば、責任者設定画面に入力された設定に基づいて、個人の権限を設定する。ここで、
図6は、責任者設定画面G1の一例を示す説明図である。責任者設定画面G1は、開局処理を実行する権限を付与することを設定する画面である。責任者設定画面G1は、大別すると、責任者コード入力欄G11と、パスワード入力欄G12と、表示名称入力欄G13と、印字名称入力欄G14と、権限設定領域G15と、設定ボタンB11と、終了ボタンB12とを備える。
【0024】
責任者コード入力欄G11は、責任者コードを入力する欄である。そして、パスワード入力欄G12は、責任者を確認するためのパスワードを入力する欄である。表示名称入力欄G13は、責任者の表示名称を入力する欄である。印字名称入力欄G14は、責任者の印字名称を入力する欄である。権限設定領域G15は、責任者コードの責任者に付与する権限を設定する領域である。
【0025】
そして、権限設定領域G15は、鍵権限入力欄G151と、操作権限設定領域G152とを備える。鍵権限入力欄G151は、責任者の操作権限を入力する欄である。そして、鍵権限入力欄G151は、「1」「2」「3」「4」の何れかの権限コードを入力することができる。権限コードとは、権限の種別を示した権限識別情報である。権限コードは、例えば、職位や職務などで分類分けされたものである。
【0026】
具体的には、権限コード「1」は、全ての操作を実行する権限を付与する設定である。権限コード「2」は、店舗の管理者に付与する権限の設定である。そして、開局処理は、「1」または「2」が設定された責任者が実行することができる。権限コード「3」は、POS端末10を使用した商品販売業務を行う一般的な店員に付与する権限の設定である。権限コード「4」は、ゲストとして予め設定された操作を実行する者に付与する権限の設定である。操作権限設定領域G152は、鍵権限入力欄G151に設定した権限のうち、操作の実行を禁止するものを選択する領域である。
【0027】
操作権限設定領域G152は、責任者が実行することを禁止する操作を設定する領域である。操作権限設定領域G152は、1以上の禁止操作チェックボックスG1521を備える。禁止操作チェックボックスG1521は、禁止する操作にチェックが付けられる。そして、権限設定部1011は、鍵権限入力欄G151で設定された権限コードに応じて、禁止操作チェックボックスG1521にチェックを付ける。そして、権限設定部1011は、禁止操作チェックボックスG1521において、例えば、値割引と、両替と、返品操作と、クーポンと、入金と、出金と、ポイント訂正と、開局処理とを禁止することができる。
【0028】
ここで、権限設定部1011は、操作権限設定領域G152において、権限コード「1」が設定されると、責任者コードの責任者には開局処理を実行することができる権限を設定する。しかし、操作権限設定領域G152において、権限コード「3」が設定されると、開局処理の禁止操作チェックボックスG1521にチェックを付ける。よって、権限設定部1011は、権限コード「3」が設定された場合には、開局処理を禁止する。なお、入力制御部1012を介して、開局処理の禁止操作チェックボックスG1521のチェックを外す操作が入力された場合には、権限設定部1011は、権限コードが「3」または「4」であっても、開局処理を実行することができる権限を設定する。
【0029】
設定ボタンB11は、責任者設定画面G1に入力された内容を、責任者テーブルT1に登録するボタンである。終了ボタンB12は、責任者設定画面G1に入力された内容を、責任者テーブルT1に登録せずに終了するボタンである。
【0030】
また、権限設定部1011は、各責任者の生体認証情報を登録する。そして、権限設定部1011は、例えば、生体認証設定画面に入力された設定に基づいて、責任者となる個人の権限を設定する。
【0031】
ここで、
図7は、生体認証設定画面G2の一例を示す説明図である。生体認証設定画面G2は、責任者の生体認証情報を登録する画面である。生体認証情報は、例えば、指の静脈に係る情報を登録する。そして、生体認証設定画面G2は、責任者コード入力欄G21と、第1登録ボタンB21と、第2登録ボタンB22と、設定ボタンB23と、終了ボタンB24とを備える。責任者コード入力欄G21は、POS端末10を操作する個人の責任者コードを入力する欄である。第1登録ボタンB21は、一つ目の生体認証情報を登録するボタンである。第2登録ボタンB22は、2つ目の生体認証情報を登録するボタンである。この様に、生体認証設定画面G2は、責任者毎に複数の生体情報を登録することができる。従って、POS端末10は、例えば、一の指を怪我等した場合であっても別の指で、責任者を認証することができる。設定ボタンB23は、生体認証設定画面G2に入力された内容を、責任者テーブルT1に登録するボタンである。終了ボタンB24は、生体認証設定画面G2の表示を終了するボタンである。
【0032】
入力制御部1012は、キーボード14や、第1表示部15又は第2表示部16に積層されたタッチパネルなどを制御して、POS端末10を操作する入力を受け付ける。また、入力手段である入力制御部1012は、例えば、キーボード14や、タッチパネルなどから責任者コードの入力を受け付ける。または、入力制御部1012は、認証情報入力部104を制御して、生体認証情報の入力を受け付ける。
【0033】
権限判定部1013は、開局処理を実行しようとする個人が、開局処理を実行する権限を有しているかを、開局処理部1014を使用した開局処理を実行する前に判定する。具体的には、権限判定部1013は、開局処理を実行する前に入力制御部1012から入力された責任者コード又は生体認証情報に係る個人が責任者テーブルT1に登録されているか否かを判定する。また、権限判定部1013は、責任者テーブルT1に登録されている場合に、責任者テーブルT1の権限設定を参照して、開局処理を実行する権限を有しているか否かを判定する。そして、記憶制御手段である権限判定部1013は、開局処理を実行する権限を有している場合に、開局情報テーブルT2に開局処理を実行する責任者として責任者コードを記憶する。
【0034】
開局処理手段である開局処理部1014は、権限判定部1013が開局処理を実行する権限を有していると判定した場合に、開局処理を実行する。開局処理とは、取引ができる状態にPOS端末10を準備する処理である。例えば、開局日時を入力したり、POS端末10のドロワ11に補充した釣銭を登録したりする業務である。具体的には、開局処理部1014は、入力制御部1012が受け付けた開局日時を開局情報テーブルT2に登録する。また、開局処理部1014は、入力制御部1012が受け付けた釣銭準備金額を開局情報テーブルT2に登録する。なお、開局処理部1014は、責任者テーブルT1に責任者コードが登録されていない又は、開局処理を実行する権限を有していないと権限判定部1013が判定した場合には、開局処理を実行しない。なお、開局処理における開局日時は、開局日付のみの入力であってもよいし、開局時刻のみの入力であってもよい。また、開局処理は、開局日時の入力や、釣銭準備金額の入力以外の処理や業務が含まれていてもよい。
【0035】
報知部1015は、開局処理部1014を使用した開局処理を実行する権限を有していない場合に報知する。具体的には、報知部1015は、入力制御部1012から入力された責任者コードが責任者テーブルT1に登録されていない場合に、入力された責任者コードが未登録であることを報知する。または、報知部1015は、入力制御部1012から入力された責任者コードに係る個人が、開局処理部1014を使用した開局処理を実行する権限を有していない場合に報知する。なお、報知方法は、問わないものとする。例えば、報知部1015は、報知画面(不図示)を表示させることで報知する。または、報知部1015は、音声により報知する。
【0036】
印字制御部1016は、プリンタ17を制御してレシートなどを印字する。具体的には、出力手段である印字制御部1016は、プリンタ17を制御して開局レシートR1(
図12参照)を印字出力する。ここで、開局レシートR1とは、開局処理部1014を使用して実行した開局処理に関する情報を印字した用紙である。
【0037】
表示制御部1017は、第1表示部15及び第2表示部16に表示させる画面を制御する。具体的には、表示制御手段である表示制御部1017は、責任者設定画面G1や、生体認証設定画面G2や、責任者登録画面G3(
図10参照)や、生体認証情報入力画面G4(
図11参照)や、開局処理画面G5(
図11参照)を表示させる。
【0038】
次に、上述した実施形態に係るPOS端末10が実行する開局処理について説明する。
図8は、POS端末10が実行する開局処理の流れを示すフローチャートである。
【0039】
まず、POS端末10の制御部101は、サインオン処理を実行する(ステップS11)。ここで、
図9は、POS端末10が実行するサインオン処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】
まず、POS端末10の制御部101(表示制御部1017)は、第1表示部15に責任者登録画面G3を表示させる(ステップS21)。
【0041】
ここで、
図10は、責任者登録画面G3の一例を示す説明図である。責任者登録画面G3は、「責任者の登録を行います」とのメッセージを表示して、責任者として登録することを個人に通知する。また、責任者登録画面G3は、サインオン処理を開始する登録ボタンB31を備える。
【0042】
登録ボタンB31が押下されるとPOS端末10の制御部101(入力制御部1012)は、認証情報入力部104がPOS端末10に接続されているか否かを判定する(ステップS22)。
【0043】
認証情報入力部104がPOS端末10に接続されている場合に(ステップS22;Yes)、POS端末10の制御部101(表示制御部1017)は、生体認証情報入力画面G4を表示させる(ステップS23)。
【0044】
ここで、
図11は、生体認証情報入力画面G4の一例を示す説明図である。生体認証情報入力画面G4は、指の静脈を読み取らせる方法を示す画像と、「力を抜いて指を軽く置いてください」とのメッセージとを表示する。これにより、生体認証情報入力画面G4は、認証情報入力部104を用いた生体認証情報の入力を促す。また、生体認証情報入力画面G4は、サインオン処理をキャンセルするキャンセルボタンB41を備える。
【0045】
また、生体認証情報入力画面G4は、背景に開局処理画面G5を備える。開局処理画面G5は、責任者表示領域G51と、開局日表示領域G52とを備える。責任者表示領域G51は、開局処理で登録された責任者の表示名称を表示する領域である。開局日表示領域G52は、開局処理で登録された開局日を表示する領域である。
【0046】
生体認証情報入力画面G4において、POS端末10の制御部101(入力制御部1012)は、生体認証情報の入力を受け付ける(ステップS24)。
【0047】
一方、認証情報入力部104がPOS端末10に接続されていない場合に(ステップS22;No)、POS端末10の制御部101(入力制御部1012)は、責任者コードの入力を受け付ける(ステップS25)。次いで、POS端末10の制御部101(入力制御部1012)は、責任者コードに関連付けられたパスワードの入力を受け付ける(ステップS26)。
【0048】
次いで、POS端末10の制御部101(権限判定部1013)は、入力された責任者コード又は生体認証情報が責任者テーブルT1に登録されているか否かを判定する(ステップS27)。
【0049】
責任者テーブルT1に登録されていない場合に(ステップS27;No)、POS端末10の制御部101(報知部1015)は、一取引に係る責任者になれる者として責任者テーブルT1に登録されていないことを報知する(ステップS28)。そして、POS端末10の制御部101は、ステップS21に移行する。
【0050】
一方、責任者テーブルT1に登録されている場合に(ステップS27;Yes)、POS端末10の制御部101(権限判定部1013)は、入力された責任者コード又は生体認証情報の責任者が開局処理を実行する権限を有しているか否かを判定する(ステップS29)。
【0051】
開局処理を実行する権限が無い場合に(ステップS29;No)、POS端末10の制御部101(報知部1015)は、開局処理を実行する権限が無いことを報知する(ステップS30)。そして、POS端末10の制御部101は、ステップS21に移行する。
【0052】
一方、開局処理を実行する権限が有る場合に(ステップS29;Yes)、POS端末10の制御部101(権限判定部1013)は、開局処理を実行する責任者として開局情報テーブルT2に登録する(ステップS31)。具体的には、責任者コードが入力された場合には、POS端末10の制御部101(権限判定部1013)は、入力された責任者コードを開局情報テーブルT2に登録する。一方、生体認証情報が入力された場合には、POS端末10の制御部101(権限判定部1013)は、責任者テーブルT1において、入力された生体認証情報に関連付けられている責任者コードを開局情報テーブルT2に登録する。
【0053】
次いで、POS端末10の制御部101(表示制御部1017)は、開局情報テーブルT2に登録された責任者コードの責任者を開局処理画面G5に表示させる(ステップS32)。具体的には、POS端末10の制御部101(表示制御部1017)は、責任者テーブルT1において、開局情報テーブルT2に登録された責任者コードに関連付けられた表示名称を責任者表示領域G51に表示する。
【0054】
以上により、POS端末10の制御部101は、サインオン処理を終了する。
【0055】
図8に戻り、サインオン処理が終了するとPOS端末10の制御部101(開局処理部1014)は、入力された開局日時を登録する(ステップS12)。
【0056】
次いで、POS端末10の制御部101(開局処理部1014)は、入力された釣銭準備金額を登録する(ステップS13)。
【0057】
次いで、POS端末10の制御部101(印字制御部1016)は、開局レシートR1を印字する(ステップS14)。
【0058】
ここで、
図12は、開局レシートR1の一例を示す説明図である。開局レシートR1は、開局レシート発行日時R11と、開局レシート識別番号R12と、開局日時R13と、釣銭準備金額R14と、責任者コードR15と、責任者名称R16とを備える。開局レシート発行日時R11は、開局レシートR1を発行した発行日時を印字したものである。開局レシート識別番号R12は、開局レシートR1を識別可能な識別情報を印字したものである。開局日時R13は、開局処理を実行した日時である開局日時情報を印字したものである。釣銭準備金額R14は、開局処理の際に準備した釣銭の金額である釣銭準備金額情報を印字したものである。責任者コードR15は、開局処理を実行した者の責任者コードを印字したものである。責任者名称R16は、開局処理を実行した者の印字名称を印字したものである。
【0059】
以上により、POS端末10の制御部101は、開局処理を終了する。
【0060】
以上のように、本実施形態に係るPOS端末10によれば、入力制御部1012は、責任者コードや生体認証情報などの個人を識別可能な識別情報の入力を受け付ける。そして、権限判定部1013は、入力制御部1012から入力された識別情報の個人が開局処理を実行する権限を有しているか否かを、開局処理を実行する前に判定する。そして、開局処理を実行する権限を有していない場合には、報知部1015が報知する。一方、開局処理を実行する権限を有している場合には、権限判定部1013は、開局情報テーブルT2に識別情報を記憶させる。また、開局処理部1014は、開局処理を実行する。従って、開局処理を実行する権限を有していると判定した個人を記憶することができる。また、本実施形態に係るPOS端末10は、開局処理を実行する前にサインオン処理を実行することで、誰が釣銭準備金額を準備したのかを記録することができるため、不正な行為を抑制することができる。
【0061】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0062】
また、上記実施形態では、POS端末10は、開局情報テーブルT2に記憶された開局処理を実行した個人の責任者コード等の情報を印字出力、または、開局処理画面G5に表示出力すると説明している。しかしながら、POS端末10は、これ以外の形態によって、開局情報テーブルT2に記憶された開局処理を実行した個人の責任者コード等の情報を出力してもよい。例えば、POS端末10は、通信インタフェース103を介して、開局情報テーブルT2に記憶された開局処理を実行した個人の責任者コード等の情報を他の装置に出力してもよい。または、POS端末10は、開局情報テーブルT2に記憶された開局処理を実行した個人の責任者コード等の情報を他の記憶媒体に出力してもよい。
【0063】
上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0064】
また、上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。