特許第6367816号(P6367816)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6367816圧力パッド及び当該圧力パッドを有するヒートシール装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367816
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】圧力パッド及び当該圧力パッドを有するヒートシール装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 51/10 20060101AFI20180723BHJP
   B29C 65/20 20060101ALI20180723BHJP
   B65B 51/30 20060101ALI20180723BHJP
   B65B 7/16 20060101ALN20180723BHJP
【FI】
   B65B51/10 A
   B29C65/20
   B65B51/30
   !B65B7/16 D
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-541163(P2015-541163)
(86)(22)【出願日】2013年11月8日
(65)【公表番号】特表2015-535511(P2015-535511A)
(43)【公表日】2015年12月14日
(86)【国際出願番号】EP2013073417
(87)【国際公開番号】WO2014072477
(87)【国際公開日】20140515
【審査請求日】2016年10月24日
(31)【優先権主張番号】1251273-7
(32)【優先日】2012年11月9日
(33)【優先権主張国】SE
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】391053799
【氏名又は名称】テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
(74)【代理人】
【識別番号】100151105
【弁理士】
【氏名又は名称】井戸川 義信
(72)【発明者】
【氏名】トーマス・アウル
(72)【発明者】
【氏名】エビ・ショクリ
【審査官】 植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−534572(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第1300340(EP,A1)
【文献】 米国特許第05247779(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 51/00−51/32
B29C 65/20
B65B 7/00−7/28
B65B 9/00−9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装機械におけるヒートシール装置(1)のための圧力パッド(5)であって、
前記ヒートシール装置は、ヒートシールジョー(2)と反対側のジョー(3)を有し、
ジョー(2,3)が一緒に押圧される場合に、前記ヒートシールジョー(2)及び前記反対側のジョー(3)は包装材料の2つの表面を一緒に密封するように適合され、
前記圧力パッドは、
前記ヒートシール装置の前記反対側のジョー(3)に取り付けられるように適合された第1の部分(10)と、
使用時に、前記ヒートシール装置の前記ヒートシールジョー(2)に向けて配置された第2の部分(20)と、を有し、
前記第2の部分(20)の断面は、使用時に前記ヒートシールジョー(2)に面する略一定のアーク状の外側接触面(21、21’、21”)を有し、
前記圧力パッド(5)は、弾性材料を含み、
前記アーク状の外側接触面(21、21’、21”)の前記断面は、15mm±5mmの曲率半径を有し、
前記第2の部分(20)は、前記断面において、前記アーク状の外側接触面(21、21’、21”)の最大突出ポイント又はライン(22、22’、22”)が前記ヒートシールジョー(2)の突起(8)の中心と一致するように構成される、圧力パッド(5)。
【請求項2】
前記アーク状の外側接触面(21、21’、21”)には、個別の刻み目(30)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項3】
前記第1の部分(10)は、前記反対側のジョー(3)の溝(6)内に取り付けられるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項4】
前記圧力パッド(5)の前記第1の部分(10)の第1の側面(11)は、使用時に前記ヒートシール装置(1)の中間平面(A)から離れて面しており、前記圧力パッドのベースから見ると前記中間平面(A)に向けて傾斜されており、その角度は30度であることを特徴とする請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項5】
前記圧力パッド(5)の前記第1の部分(10)の第2の側面(12)は、使用時に前記ヒートシール装置(1)の中間平面(A)に向けて面しており、前記ヒートシール装置(1)の前記中間平面(A)に対して平行とされることを特徴とする、請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項6】
前記圧力パッド(5)の前記第1の部分(10)の第2の側面(12)は、使用時に、前記ヒートシール装置(1)の中間平面(A)に向けて面しており、前記圧力パッド(5)のベースから見ると、前記中間平面(A)から離れて傾斜されており、その角度が10度であることを特徴とする請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項7】
前記外側接触面(21)の前記断面は、一定の曲率半径を有することを特徴とする請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項8】
前記外側接触面(21)は、15mm±4mm、15mm±3mm、15mm±2mm、又は15mm±1mmの曲率半径を有することを特徴とする、請求項1に記載の圧力パッド(5)。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧力パッド(5)を有するヒートシール装置(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、注入可能な食料製品で満たされたシート状の包装材料のチューブを熱融着させるためのヒートシール装置における圧力パッド、及び、そのような圧力パッドを有するヒートシール装置に関する。
【0002】
より具体的には、本願発明は、包装材料のチューブから注入可能な食料製品の密封包装を連続的に生み出すための包装機械内に組み込まれることができるヒートシール装置の圧力パッド、及び、そのような圧力パッドを有するヒートシール装置に関する。
【背景技術】
【0003】
例えば、フルーツジュース、低温殺菌された又は超高温処理されたミルク、ワイン、トマトソースなどの多くの注入可能な食料製品は、滅菌された包装材料から製造されたパッケージで販売される。
【0004】
そのようなパッケージの代表的な例は、テトラブリック(登録商標)アセプティックとして知られている、液体又は注入可能な食料製品のための平行6面体状のパッケージである。この平行6面体状のパッケージは、積層された包装材料のウェブを折り畳み、且つ密封することによって形成される。包装材料は、ポリエチレンなどの熱融着されたプラスチック材料でその両面が覆われた、紙などの繊維材料の層を備える複数層構造を有する。
【0005】
超高温処理されたミルクなどの長期保存製品ための無菌のパッケージの場合に、包装材料は、例えばアルミニウムシートなどの酸素バリア材料の層を備えており、この酸素バリア層は、熱融着プラスチック材料の層に重ね合わされ、次いで、熱融着プラスチック材料の他の層で覆われ、その他の層が食料製品と接触するパッケージの内面を最終的に形成する。
【0006】
周知であるように、そのようなパッケージは、全自動の包装機械で製造される。そのような包装機械では、連続的なチューブはウェブ供給された包装材料から形成される。包装材料のウェブは、例えば過酸化水素水などの化学殺菌物質を塗布することによって包装機械自身で殺菌される。殺菌後、化学殺菌物質は、包装材料の表面から除去される、例えば加熱によって蒸発される。そのように殺菌された包装材料のウェブは、閉鎖された殺菌環境で維持され、折りたたまれ、チューブを形成するために長手方向に密封される。
【0007】
チューブは、第1の垂直方向において連続的に供給され、殺菌された又は殺菌加工された食料製品で満たされ、把持され、ヒートシール装置の手段によって等しく離隔された断面で熱融着される。
【0008】
より具体的には、ヒートシール装置は、2つ又はそれ以上の対のジョーを備え、そのようなジョーはチューブに周期的かつ連続的に作用し、個別の横断方向の圧力パッド、すなわち、第1の方向に対して垂直な第2の方向に延在する圧力パッドによって互いに接続されたピロー状のパックの連続的なストリップを形成するためにチューブの包装材料を熱融着する。
【0009】
ピロー状のパックは、個別の圧力パッドを切断することによって分離され、その結果、完成した平行6面体形状に機械的に折り畳まれる最後の折り畳みステーションに供給される。
【0010】
各対のジョーの間で把持されたチューブ部分は、ジョーの間で把持された熱融着可能なプラスチック材料の2つの層を局所的に溶かすために、ジョーの1つに設けられた加熱手段によって、熱融着される。
【0011】
より具体的には、バリア材料の層が導電性材料のシート、例えばアルミニウムのシートによって画定される包装材料は通常、いわゆる誘導熱融着加工によって熱融着される。その場合において、チューブが一対のジョーによって把持された場合に、電流がアルミニウムのシート内に誘導され、それを局所的に加熱し、そのため熱融着可能なプラスチック材料を局所的に溶かす。
【0012】
より具体的には、誘導熱融着において、加熱手段は実質的に、誘導子を備え、前記誘導子は、2つのジョーのうちの一方に設けられており、このジョーはシールジョーとして周知である。誘導子は、高周波数電流発生装置によって供給され、導電性材料から製造された1つまたは複数の誘導バーによって実質的に画定される。また、この誘導子は、第2の方向に対して平行に延在しており、電流と相互作用し、必要な熱融着温度にそれを加熱するために、チューブ材料に電流を誘導する。
【0013】
最も一般的に知られている実施形態において、誘導子は、正面向きの2つの直線状の細長い作動面を画定しており、これら2つの作動面は、第1の方向に対して垂直である中間平面の両側で、第2の方向に対して平行に延在している。より具体的には、作動面は、中間平面の両側で、且つ中間平面に対して平行に延在する密封ジョーの各前方接触面において位置しており、包装材料に向けて突出している連続的な又は分割された長手方向の突出部を有する。
【0014】
反対側のジョーとして知られている他のジョーは、中間平面の両側で、且つ中間平面に対して平行に延在している弾性材料から製造された2つの圧力パッドを有する。これら2つの圧力パッドは、各平坦な前方接触面を有しており、平坦な前方接触面は、密封ジョーの各前方接触面と協働し、それ故に、横断方向の圧力パッドを画定する各密封ラインに沿ってチューブを熱融着するために、誘導子の各作動面と協働する。熱融着動作が完了すると、例えば2つのジョーのうちの一方に設けられた切断部材、通常反対側のジョーに設けられた切断部材は作動され、密封ラインの間の横断方向の圧力パッドの中心線に沿ってチューブを切断するために、包装材料のチューブと相互に作用し、それによって、密封材料のチューブの底端部からピロー状のパックを切断する。底端部が横断方向に密封された後、底部の死点位置に到達すると、ジョーはチューブの上部分との干渉を避けるために開かれることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】欧州特許第1,300,340号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
良好な質の密封を提供するにもかかわらず、上記の種類の周知のヒートシール装置は、改善の余地を依然として残している。
【0017】
特に、小さな固体粒子(例えば、トマト製品などの繊維又は種子)を含む注入可能な食料製品を包装する場合に、いくつかの粒子は、密封のための包装材料の2つのシートの接触部分の間に留まる状態になる場合があり、それ故に包装材料の熱融着を局所的に損なう。そのような場合において、圧力パッド内に捕獲された粒子の位置に応じて、チャネルは、密封部分を通じて形成される場合があり、パッケージの殺菌を危うくさせる。
【0018】
特許文献1において、接触面の一定の比較的小さな半径を有する圧力パッドが示される。このような種類のパッドは、密封領域からいくつかの粒子を移動させる際にうまく作動することが発見された。しかし、それは、包装材料に過度の応力を発生させる場合もある。
【課題を解決するための手段】
【0019】
それ故に、15mm±5mmの曲率半径を有する圧力パッドの接触面を提供することによって、上記の問題のいくつかを少なくとも低減させる圧力パットを提供することが、本願発明の目的である。このことは、密封加工中に包装材料に優しいと同時に、良好な密封品質を提供するために驚くほどに示される。
【0020】
図面と関連して読み取られる場合に本願発明はより容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本願発明によるヒートシール装置の断面図である。
図2】本願発明の異なる実施形態による圧力パッドの断面図である。
図3】本願発明の異なる実施形態による圧力パッドの断面図である。
図4】本願発明の異なる実施形態による圧力パッドの断面図である。
図5】本願発明の異なる実施形態による圧力パッドの断面図である。
図6】本願発明の位置の実施形態による圧力パッドの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本願発明による圧力パッドは、図1に概略的に見られることができるヒートシール装置1のために意図される。そのようなヒートシール装置は一般的に、個々のバッグ/包装を生み出すために、連続したバッグ/包装の間の包装材料のチューブを密封し、且つ切断するために使用される形成充填密封装置において使用される。ヒートシール装置は、加熱ジョー2と、反対側のジョー3と、を備える。使用時に、それらは、包装材料の2つの側面が密封を形成するために一緒に熱融着されるように接合される。加熱ジョー2及び反対側のジョー3の両方は中間平面Aに関して対称的とされる。この中間平面Aは、加熱ジョー2の略密封平面に対して垂直とされ、加熱ジョー2及び反対側のジョー3の中央に配置される。
【0023】
ヒートシール装置は、ナイフ4をさらに備える。このナイフ4は、反対側のジョー3におけるスロット内に着座しており、中間平面Aに沿って移動する。反対側のジョーは2つの圧力パッド5又は密封台車を備えており、反対側のジョー3における溝内に取り付けられており、それぞれが反対側のジョー3の中間平面Aの各側に設けられる。
【0024】
加熱ジョー2は、2つの平坦な密封面7を有し、当該2つの密封面7のそれぞれには、突起8が設けられる。包装材料の切断中にナイフ4を受容するためのスリット9は、加熱ジョー2内にさらに設けられている。
【0025】
図2において、圧力パッド5は、断面においてより詳細に示される。圧力パッド5は、反対側のジョー3における溝6内に取り付けられるように意図された第1の部分10と、使用時に加熱ジョー2に向けて配置された第2の部分20と、を備える。第2の部分20は、最大突出ポイント22を有する外側接触面21を有する。最大突出ポイント22は、圧力パッドが図面内に延在するにつれて最大突出ラインを形成する。圧力パッド5はまた、外側接触面21から離れて面する2つの表面23、24を有する。これらの表面23、24は、溝6のちょうど外側に、反対側のジョー3の外側表面に当接するために設けられる。それらの表面23、24は第1の部分10から上向きに傾斜されており、密封力の少なくとも一部を吸収するように配置される。
【0026】
圧力パッド5の第1の部分10は第1の側面11を有する。この第1の側面11は使用時に、反対側のジョー3の中間平面Aから離れて面している。この第1の側面11は、第1の部分の底部から見ると、中間平面Aに向けて傾斜される。第1の部分10はまた、第2の側面12を有しており、この第2の側面12は使用時に、反対側のジョー3の中間平面Aに向けて面している。第2の側面12は、反対側のジョー3の中間平面Aに対して平行である。第1の側面11及び第2の側面12は一緒に、楔状の第1の部分10を形成しており、この楔状の第1の部分10は使用時に、逆向きに形成された溝6の内部の適所に圧力パッド5を保つ。
【0027】
図1及び図2に示された実施形態において、外側接触面21は、約15mmの一定の曲率半径を有する。このことは、試験において、密封領域から粒子を移動させるのに最適であると同時に、包装材料に優しい半径とされるように示される。さらに、示された実施形態において、最大突出ポイント又はライン22は、加熱ジョー2の突起8と一致するように配置される。このことは、図2に明確に示されており、図2において加熱ジョー2の突起8が鎖線で示される。このことは、密封領域からいくつかの粒子の良好な移動を提供するように示される。
【0028】
図3及び図4において、圧力パッド5’、5”の代替的な実施形態は示される。それらの実施形態はまた、外側接触面21’、21”の約15mmの一定の曲率半径と、加熱ジョー(示されていない)の突起と一致するように配置される最大突出ポイント又はライン22’、22”と、を有する。
【0029】
第2の側面12、12’、12”と、中間平面Aに対して平行である平面B、B’、B”であって、最大突出ポイント又はライン22、22’、22”を通じて延在している平面B、B’、B”との距離が3つの実施形態の間で異なっていることは、理解されることができる。このことは、対応する加熱ジョー2の突起の中央と一致するように配置される最大突出ポイント又はライン22、22’、22”の位置の結果である。加熱ジョー2上の突起8の配置は、すべての加熱ジョーにおいて同一ではなく、異なる圧力パッド5を有することを必要とする。
【0030】
図1図5において、傾斜した第1の側壁11を有する圧力パッド5は示される。この角度は、反対側のジョー3の溝6の内側での圧力パッド5の確実なロックを提供しており、このことはある程度の高速用途において望まれている。この角度αは約30度である。
【0031】
図5において、傾斜した第2の側面12bは鎖線で示される。この傾斜した壁は、溝6の内部での圧力パッド5のさらにいっそうの確実なロックを提供しており、すべての異なる実施形態のために提供されることができる。この角度βは約10度である。
【0032】
図6において、外側接触面21は、本願発明の一の実施形態による圧力パッド5のために示される。図に示すように、外側接触面には、個別の刻み目(indentation)30が設けられてもよい。この個別の刻み目30はそれぞれ、略円形状の外周を有する。それらの刻み目は、圧力パッド5と包装材料の外側との間で、密封領域の付近で流体を維持するのに役立つ。このことは、密封動作を改善するために示されるからである。他の種類の刻み目は、密封領域内に流体又は液体を維持することができる又は保持することができる限り、可能である。それらの刻み目30は、全領域、又は最大突出ライン22の付近における中央領域のみを覆うことができる。
【0033】
代替的な実施形態において、外側接触面(21、21’、21”)の曲率半径は、15mm±4mm、15mm±3mm、15mm±2mm、又は15mm±1mmである。一定の曲率半径を有する外側接触面(21、21’、21”)が示されているにもかかわらず、全体の外側面が、上記の範囲内にある略平均的な曲率半径を有する限り、当然ながら変化する半径を有することは可能である。
【0034】
外側接触面(21、21’、21”)は通常、参照符号21、21’、21”で表示される湾曲線の描画(図2図5に示される)における突出部である。しかしながら、外側接触面が完全な直線状の突出部からわずかに逸脱し、使用時に、加熱ジョー2(示されていない)のわずかに湾曲した突起8と一致するために、その長手方向においてわずかに湾曲されてもよいことも可能である。しかしながら、本願発明の圧力パッド5は一般的に、比較的弾性材料から製造されており、直線状の圧力パッドでさえ反対側のジョー3の湾曲した溝8内にフィットすることを可能にする。
【0035】
アーク状の面との用語は、外側接触面を記載するために使用される。それは、加熱ジョー2と接触するように意図された少なくとも部分において、すべての断面において、アーク形状とされるからである。このアーク状の面は実際に、圧力パッド5の上部が円筒状の区画を形成する円筒表面の一部である。
【符号の説明】
【0036】
1 ヒートシール装置
2 加熱ジョー
3 反対側のジョー
4 ナイフ
5 圧力パッド
7 平坦な密封面
8 突起
9 スリット
10 第1の部分
11 第1の側面
12 第2の側面
20 第2の部分
21 外側接触面
22 最大突出ポイント
23、24 表面
図1
図2
図3
図4
図5
図6