特許第6367910号(P6367910)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6367910ユーザ機器デバイスをコンテンツ消費材料で自動構成するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367910
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】ユーザ機器デバイスをコンテンツ消費材料で自動構成するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20180723BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20180723BHJP
   G06F 9/06 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   G06F13/00 500A
   H04M11/00 302
   G06F9/06
【請求項の数】8
【全頁数】43
(21)【出願番号】特願2016-500642(P2016-500642)
(86)(22)【出願日】2014年3月5日
(65)【公表番号】特表2016-522913(P2016-522913A)
(43)【公表日】2016年8月4日
(86)【国際出願番号】US2014020609
(87)【国際公開番号】WO2014164109
(87)【国際公開日】20141009
【審査請求日】2017年3月3日
(31)【優先権主張番号】13/794,292
(32)【優先日】2013年3月11日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514320050
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ルンデル, グレゴリー ジェームズ
【審査官】 安藤 一道
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−207106(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 9/06
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
新しく購入されたユーザ機器(UE)デバイスをユーザと関連付けられたコンテンツ消費材料で自動的に構成するための方法であって、前記方法は、
前記ユーザが前記UEデバイスを購入したことに応答して、購入情報およびUEデバイス識別子を受信することと、
ユーザアカウント情報のデータベースを検索し、前記受信された購入情報に基づいてユーザアカウントを識別することであって、前記識別されたユーザアカウントは、前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料を識別する、ことと、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスに、前記UEデバイスを前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料で構成させる通信を自動的に伝送することと
前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成することと
を含み、
前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成することは、
前記UEデバイスによって、前記伝送された通信を処理することにより、前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料を識別することと、
前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた複数のアプリケーションのうちのどれが、前記UEデバイス上で未だ構成されていないかを判定することと、
前記UEデバイスによって、未だ構成されていないと判定されたアプリケーションをダウンロードすることと、
ダウンロードされたアプリケーション毎にモジュールを含むように、前記UEデバイスのプラットフォームを修正することであって、各モジュールは、前記ユーザによって選択されると、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを実行することにより、前記ユーザが、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを使用してコンテンツを消費することを可能にする、ことと
によって行われる、方法。
【請求項2】
前記UEデバイスへの自動伝送は、
前記UEデバイスが初めてオンにされたという判定と、
前記UEデバイスが工場設定で構成されているという判定と、
前記UEデバイスが初めてインターネットにアクセスしたという判定と、
付加的ユーザログイン情報が初めて前記UEデバイスに登録されたという判定と、
ユーザ要求が受信されたという判定と
のうちの少なくとも1つが行われたときに生じる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記データベースを検索することは
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスと互換性がある複数のコンテンツ消費材料のセットを判定することと、
前記コンテンツ消費材料として使用するために、前記セットを読み出すことと
さらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料は、前記ユーザが前記UEデバイスを購入することに先立って、前記ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、別のUEデバイスによって処理されている、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
新しく購入されたユーザ機器(UE)デバイスをユーザと関連付けられたコンテンツ消費材料で自動的に構成するためのシステムであって、前記システムは、
前記ユーザが前記UEデバイスを購入したことに応答して、購入情報およびUEデバイス識別子を受信するための手段と、
ユーザアカウント情報のデータベースを検索し、前記受信された購入情報に基づいてユーザアカウントを識別するための手段であって、前記識別されたユーザアカウントは、前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料を識別する、手段と、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスに、前記UEデバイスを前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料で構成させる通信を自動的に伝送するための手段と
前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成するための手段と
を備え
前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成するための手段は、
前記UEデバイスによって、前記伝送された通信を処理することにより、前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料を識別するための手段と、
前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた複数のアプリケーションのうちのどれが、前記UEデバイス上で未だ構成されていないかを判定するための手段と、
前記UEデバイスによって、未だ構成されていないと判定されたアプリケーションをダウンロードするための手段と、
ダウンロードされたアプリケーション毎にモジュールを含むように、前記UEデバイスのプラットフォームを修正するための手段であって、各モジュールは、前記ユーザによって選択されると、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを実行することにより、前記ユーザが、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを使用してコンテンツを消費することを可能にする、手段と
を備える、システム。
【請求項6】
ユーザが、前記ユーザが以前に取得しなかった前記UEデバイスを取得したと決定するための手段をさらに備え、前記ユーザは前記UEデバイスを取得するために取引ブローカーを利用した、請求項に記載のシステム。
【請求項7】
前記購入情報は、前記UEデバイスを取得するために前記ユーザによって使用される支払カードの識別、電子ウォレット、オンライン店舗アカウントまたは銀行口座のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載のシステム。
【請求項8】
前記UEデバイスにアドレス指定されるメッセージを周期的に伝送するための手段と、
前記UEデバイスからの応答を受信するための手段と、
前記応答を受信することに応答して、前記UEデバイスが初めてオンにされたと決定するための手段と
をさらに備える、請求項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(背景)
本出願は、2013年3月11日に出願された米国特許出願第13/794,292号の利益を主張する。上記文献は、その全体としてここに参照することによって本明細書において援用される。
【0002】
消費者が、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、および同等物等の共通能力を共有する、複数のユーザ機器(UE)デバイスを購入および所有するのは一般的である。これらの同一消費者は、多くの場合、多くのサービスを購入しており、それぞれ、別個のユーザ名およびパスワードを要求する。加えて、これらの同一消費者は、多くの場合、ストリーミングビデオアプリケーションおよび他のアプリケーション等の複数のアプリケーションを利用している。
【0003】
現在、アプリケーションを新しく購入されたUEデバイス上にインストールし、次いで、そのアプリケーションに関連するユーザ情報をその新しく購入されたUEデバイスにインポートすることが可能性として考えられるが、典型的購入者が使用する膨大な量のアプリケーションを前提として、購入した全ての新しいUEデバイスにそのようにする必要があることは、非常に煩わしい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
(要約)
新しく購入されたUEデバイスを、他のUEデバイスによって、ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように以前に処理されたコンテンツ消費材料で自動構成するための方法およびシステムが、本明細書に提供される。これらの方法およびシステムは、UEデバイスの購入に応答して、購入情報(例えば、クレジットカード番号)および購入されたUEデバイスと関連付けられたUEデバイス識別子(例えば、購入されたUEデバイスの製造番号)を受信することによって提供される。本情報の受信に応じて、データベースが、受信された購入情報に基づいて、ユーザアカウントを識別するために検索される。ユーザアカウントは、クレジットカード所有者の識別を判定し、そこから、クレジットカード所有者が自身の他のUEデバイス上で使用する購読物およびアプリケーションを判定することによって識別され得る。識別されたユーザアカウントは、ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、購入者によって使用される別のUEデバイスによって処理された(例えば、古いコンピュータ上で購入者によって使用されるアプリケーション)コンテンツ消費材料を識別してもよい。通信が、次いで、UEデバイスが、ユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料で構成されるように、UEデバイス識別子に基づいて、購入されたUEデバイスに行われてもよい。
【0005】
いくつかの実施形態では、コンテンツ消費材料は、アプリケーションを含み得る。ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたどのコンテンツ消費材料が、新しく購入されたUEデバイスと互換性があるかに関して、判定が行われてもよい。例えば、第1のプラットフォーム(例えば、Androidデバイス)を使用して動作する、購入者の第1のUEデバイス上のいくつかのコンテンツ消費材料は、第2のプラットフォーム(例えば、MacBook Airデバイス)を使用して動作する、第2のUEデバイスと互換性がない場合がある。本判定は、通信ネットワークを介して、データベースにアクセスし、どのコンテンツ消費材料が購入されたUEデバイスに対応する具体的プラットフォームと互換性があるかどうかを判定するために行われ得る。例えば、コンピュータ(例えば、Samsung Chromebook)が、店舗で購入されると、購入者のクレジットカード情報が、購入者がユーザアカウントを有するかどうかを判定するために使用されてもよい。ユーザが、実際、ユーザアカウントを有する場合、ユーザアカウントが、購入されたコンピュータが動作するために使用するプラットフォームと互換性がない専用アプリケーションと関連付けられた情報を含むかどうかを判定してもよい(例えば、iTunes等のAppleによって作成されたUEデバイスに限定される製品は、Androidプラットフォームと互換性がない)。
【0006】
購入者が、実際、ユーザアカウントを有することを判定後、サーバは、次いで、UEデバイスをユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料で構成させる通信をUEデバイスに伝送してもよい。サーバに通信を伝送させるトリガは、可変条件に依存してもよい。例えば、サーバは、UEデバイスが初めてオンにされた、またはUEデバイスがデフォルトまたは工場設定に設定されていることの指示が受信されると、通信を伝送してもよい。別の実施形態では、サーバは、指示が、UEと関連付けられた全ユーザアカウントの一覧を含め、UEから受信されると、通信を伝送してもよく、購入者のユーザアカウントがその一覧の一部ではないことの判定が行われてもよい。そのような指示は、UEデバイスにアドレス指定されるHELLOメッセージを周期的に伝送することによって受信されてもよく、アドレス指定は、UEデバイス識別子に基づく。HELLOメッセージへの応答が、受信されると、サーバは、そこから、購入されたUEデバイスが、購入者のユーザアカウントと以前に関連付けられていないことを判定してもよい。例えば、Samsung Chromebook等の新しく購入された第1のデバイスが、初めてオンにされると、第1のデバイスは、サーバが、購入者のユーザアカウントと関連付けられた情報を第1のデバイスに伝送することを把握するように、HELLOメッセージをヒアリングし、I’M HEREメッセージを伝送してもよい。
【0007】
ユーザアカウントを識別するとき、購入情報は、購入者が誰であるかを判定するために使用されてもよい。購入情報は、購入を行うために使用されるクレジットカードと関連付けられたクレジットカード番号、資金が購入を行うために使用された銀行口座番号またはデビットカード番号、購入者と関連付けられたユーザ名、購入を完了するための資金を提供するように構成されるエンティティの識別子、および購入者の自宅住所を含んでもよい。例えば、www.amazon.com上のユーザ名がjsmith12@gmail.comであるJohn Smithによって、Samsung Chromebook等のUEデバイスのオンライン購入が、www.amazon.com等のオンラインベンダを通して行われると、データベースが、実際、購入を行ったのがJohn Smithであったかを識別し、John Smithのユーザアカウントを識別するためにアクセスされてもよい。ユーザアカウントは、次いで、John Smithがコンテンツを消費することを可能にするように、John Smithが所有する別のUEデバイスによって処理されたコンテンツ消費材料を識別するために使用されてもよい。本時点において、John Smithのユーザアカウントと関連付けられた情報は、その製造番号等、Samsung Chromebookのデバイス識別子に基づいて、John Smithの新しいSamsung Chromebookに容易に伝送され得る。
【0008】
John Smithがその新しいSamsung Chromebook上に所望するであろう、John Smithのユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料は、ユーザ名、パスワード、ユーザプロファイル設定、デバイス設定、およびJohn Smithが使用することを所望するアプリケーションを含んでもよい。例えば、John Smithが、その新しいSamsung Chromebookを最初にオンにすると、そのChromebookは、オンラインショッピングウェブサイト、オンラインバンキングウェブサイト、および任意の他のウェブサイト等、使用を所望するサイトのためのそのユーザ名およびパスワードで自動的に構成されてもよい。さらに、John Smithの新しいSamsung Chromebookはまた、YouTube(登録商標)、Fruit Ninja、およびSpotify等、John Smithが使用を所望する、アプリケーションで自動構成されてもよい。
【0009】
UEデバイスが自動構成される様式は、UEデバイスが、サーバによって伝送される通信を処理し、ユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料を識別することを含んでもよい。例えば、そのような処理は、UEに、ユーザが別のデバイスにダウンロードしたアプリケーションを識別させてもよい。UEデバイスは、次いで、識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられたどのアプリケーションが、UEデバイス上に未だ構成されていないかを判定してもよい(例えば、ユーザアカウントと関連付けられたアプリケーションのうちのどの1つが、新しいUEデバイス上に事前にインストールされたかどうかを判定する)。未だインストールされていないと判定されたアプリケーションは、UEデバイスにダウンロードされてもよく、UEデバイスのプラットフォームは、次いで、ダウンロードされたアプリケーション毎に、モジュールを含むように修正されてもよい。ユーザがモジュールを選択すると、対応するダウンロードされたアプリケーションは、ユーザがそのアプリケーションを使用してコンテンツを消費することを可能にされるように、実行されてもよい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
新しく購入されたユーザ機器(UE)デバイスをユーザと関連付けられたコンテンツ消費材料で自動的に構成するための方法であって、前記方法は、
前記ユーザが前記UEデバイスを購入したことに応答して、購入情報およびUEデバイス識別子を受信することと、
ユーザアカウント情報のデータベースを検索し、前記受信された購入情報に基づいてユーザアカウントを識別することであって、前記識別されたユーザアカウントは、前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料を識別する、ことと、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスに、前記UEデバイスを前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料で構成させる通信を自動的に伝送することと
を含む、方法。
(項目2)
前記UEデバイスへの自動伝送は、
前記UEデバイスが初めてオンにされたという判定と、
前記UEデバイスが工場設定で構成されているという判定と、
前記UEデバイスが初めてインターネットにアクセスしたという判定と、
付加的ユーザログイン情報が初めて前記UEデバイスに登録されたという判定と、
ユーザ要求が受信されたという判定と
のうちの少なくとも1つが行われたときに生じる、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記通信は、前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた情報を備える、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記データベースを検索することはさらに、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスと互換性がある複数のコンテンツ消費材料のセットを判定することと、
前記コンテンツ消費材料として使用するために、前記セットを読み出すことと
を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記UEデバイスによって、前記伝送された通信を処理し、前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料を識別することと、
前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた複数のアプリケーションのうちのどれが、前記UEデバイス上で未だ構成されていないかを判定することと、
前記UEデバイスによって、未だインストールされていないと判定されるアプリケーションをダウンロードすることと、
ダウンロードされたアプリケーション毎にモジュールを含むように、前記UEデバイスのプラットフォームを修正することであって、各モジュールは、前記ユーザによって選択されると、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを実行し、前記ユーザが、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを使用して、コンテンツを消費することを可能にする、ことと
によって、前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料は、前記ユーザが前記UEデバイスを購入することに先立って、前記ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、別のUEデバイスによって処理されている、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記購入情報は、クレジットカード番号、銀行口座番号、ユーザ名、前記購入を完了するための資金を提供するように構成されるエンティティの識別子、および住所のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記UEデバイス識別子は、前記UEデバイスの製造番号、前記UEデバイスのIPアドレス、前記UEデバイスの一意のインジケータ、および前記UEデバイスのMACアドレスのうちの少なくとも1つである、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記コンテンツ消費材料は、ユーザプロファイル設定、デバイス設定、ユーザ名、パスワード、およびアプリケーションのうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記UEデバイスが前記通信を受信すると、前記UEデバイスは、前記コンテンツ消費材料によって識別されたアプリケーションを自動的にダウンロードする、項目1に記載の方法。
(項目11)
新しく購入されたユーザ機器(UE)デバイスをユーザと関連付けられたコンテンツ消費材料で自動的に構成するためのシステムであって、前記システムは、プロセッサを備え、前記プロセッサは、
前記ユーザが前記UEデバイスを購入したことに応答して、購入情報およびUEデバイス識別子を受信することと、
ユーザアカウント情報のデータベースを検索し、前記受信された購入情報に基づいてユーザアカウントを識別することであって、前記識別されたユーザアカウントは、前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料を識別する、ことと、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスに、前記UEデバイスを前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料で構成させる通信を自動的に伝送することと
を行うように構成されている、システム。
(項目12)
前記UEデバイスへの自動伝送は、
前記UEデバイスが初めてオンにされたという判定と、
前記UEデバイスが工場設定で構成されているという判定と、
前記UEデバイスが初めてインターネットにアクセスしたという判定と、
付加的ユーザログイン情報が初めて前記UEデバイスに登録されたという判定と、
ユーザ要求が受信されたという判定と
のうちの少なくとも1つが行われたときに生じる、項目11に記載のシステム。
(項目13)
前記通信は、前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた情報を備える、項目11に記載のシステム。
(項目14)
前記プロセッサはさらに、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスと互換性がある複数のコンテンツ消費材料のセットを判定することと、
前記コンテンツ消費材料として使用するために、前記セットを読み出すことと
を行うように構成されている、項目11に記載のシステム。
(項目15)
前記プロセッサはさらに、
前記UEデバイスによって、前記伝送された通信を処理し、前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料を識別することと、
前記UEデバイスによって、前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた複数のアプリケーションのうちのどれが、前記UEデバイス上で未だ構成されていないかを判定することと、
前記UEデバイスによって、未だインストールされていないと判定されるアプリケーションをダウンロードすることと、
前記UEデバイスによって、ダウンロードされたアプリケーション毎にモジュールを含むように、前記UEデバイスのプラットフォームを修正することであって、各モジュールは、前記ユーザによって選択されると、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを実行し、前記ユーザが、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを使用して、コンテンツを消費することを可能にすることと
によって、前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成するように構成されている、項目11に記載のシステム。
(項目16)
前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料は、前記ユーザが前記UEデバイスを購入することに先立って、前記ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、別のUEデバイスによって処理されている、項目11に記載のシステム。
(項目17)
前記購入情報は、クレジットカード番号、銀行口座番号、ユーザ名、前記購入を完了するための資金を提供するように構成されるエンティティの識別子、および住所のうちの少なくとも1つを含む、項目11に記載のシステム。
(項目18)
前記UEデバイス識別子は、前記UEデバイスの製造番号、前記UEデバイスのIPアドレス、前記UEデバイスの一意のインジケータ、および前記UEデバイスのMACアドレスのうちの少なくとも1つである、項目11に記載のシステム。
(項目19)
前記コンテンツ消費材料は、ユーザプロファイル設定、デバイス設定、ユーザ名、パスワード、およびアプリケーションのうちの少なくとも1つを含む、項目11に記載のシステム。
(項目20)
前記UEデバイスが前記通信を受信すると、前記UEデバイスは、前記コンテンツ消費材料によって識別されたアプリケーションを自動的にダウンロードする、項目11に記載のシステム。
(項目21)
新しく購入されたユーザ機器(UE)デバイスをユーザと関連付けられたコンテンツ消費材料で自動的に構成するためのシステムであって、前記システムは、
前記ユーザが前記UEデバイスを購入したことに応答して、購入情報およびUEデバイス識別子を受信するための手段と、
ユーザアカウント情報のデータベースを検索し、前記受信された購入情報に基づいてユーザアカウントを識別するための手段であって、前記識別されたユーザアカウントは、前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料を識別する、手段と、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスに、前記UEデバイスを前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料で構成させる通信を自動的に伝送するための手段と
を備える、システム。
(項目22)
前記UEデバイスへの自動伝送は、
前記UEデバイスが初めてオンにされたという判定と、
前記UEデバイスが工場設定で構成されているという判定と、
前記UEデバイスが初めてインターネットにアクセスしたという判定と、
付加的ユーザログイン情報が初めて前記UEデバイスに登録されたという判定と、
ユーザ要求が受信されたという判定と
のうちの少なくとも1つが行われたときに生じる、項目21に記載のシステム。
(項目23)
前記通信は、前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた情報を備える、項目21に記載のシステム。
(項目24)
前記データベースを検索するための手段はさらに、
前記UEデバイス識別子に基づいて、前記UEデバイスと互換性がある複数のコンテンツ消費材料のセットを判定するための手段と、
前記コンテンツ消費材料として使用するために、前記セットを読み出すための手段と
を備える、項目21に記載のシステム。
(項目25)
前記UEデバイスによって、前記伝送された通信を処理し、前記ユーザアカウントによって識別された前記コンテンツ消費材料を識別するための手段と、
前記識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられた複数のアプリケーションのうちのどれが、前記UEデバイス上で未だ構成されていないかを判定するための手段と、
前記UEデバイスによって、未だインストールされていないと判定されるアプリケーションをダウンロードするための手段と、
ダウンロードされたアプリケーション毎にモジュールを含むように、前記UEデバイスのプラットフォームを修正するための手段であって、各モジュールは、前記ユーザによって選択されると、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを実行し、前記ユーザが、前記対応するダウンロードされたアプリケーションを使用して、コンテンツを消費することを可能にする、手段と
を備える、前記UEデバイスを前記コンテンツ消費材料で構成するための手段をさらに備える、項目21に記載のシステム。
(項目26)
前記ユーザと関連付けられた前記コンテンツ消費材料は、前記ユーザが前記UEデバイスを購入することに先立って、前記ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、別のUEデバイスによって処理されている、項目21に記載のシステム。
(項目27)
前記購入情報は、クレジットカード番号、銀行口座番号、ユーザ名、前記購入を完了するための資金を提供するように構成されるエンティティの識別子、および住所のうちの少なくとも1つを含む、項目21に記載のシステム。
(項目28)
前記UEデバイス識別子は、前記UEデバイスの製造番号、前記UEデバイスのIPアドレス、前記UEデバイスの一意のインジケータ、および前記UEデバイスのMACアドレスのうちの少なくとも1つである、項目21に記載のシステム。
(項目29)
前記コンテンツ消費材料は、ユーザプロファイル設定、デバイス設定、ユーザ名、パスワード、およびアプリケーションのうちの少なくとも1つを含む、項目21に記載のシステム。
(項目30)
前記UEデバイスが前記通信を受信すると、前記UEデバイスは、前記コンテンツ消費材料によって識別されたアプリケーションを自動的にダウンロードする、項目21に記載のシステム。
【0010】
本開示の上記および他の目的および利点は、類似参照文字が全体を通して類似部品を指す、添付図面と併せて解釈される、以下の詳細な説明を考慮することによって明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーション一覧および他のメディアガイド情報を提供するように使用され得る、表示画面の例証的実施形態を示す。
図2A図2Aは、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーション一覧を提供するように使用され得る、表示画面の別の例証的実施形態を示す。
図2B図2Bは、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツ消費材料を提供するように使用され得る、表示画面の別の例証的実施形態を示す。
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的ユーザ機器(UE)デバイスのブロック図である。
図4図4は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的メディアシステムのブロック図である。
図5A図5Aは、本開示のいくつかの実施形態による、デバイスが購入されたときに取得された情報に基づいて、ユーザアカウントを識別し得る、システムの例証的実施形態を示す。
図5B図5Bは、本開示のいくつかの実施形態による、新しく購入されたUEデバイスと互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料を識別し得る、システムの例証的実施形態を示す。
図6図6は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザアカウントと関連付けられたフィールドを詳述する、データベースエントリの例証的実施形態を示す。
図7図7は、本開示のいくつかの実施形態による、UEデバイス識別子、UEデバイスの製造業者およびモデル、およびどのコンテンツ消費材料がそれらのUEデバイスと互換性があるかということの間の関連付けを詳述する、データベースエントリの例証的実施形態を示す。
図8図8は、本開示のいくつかの実施形態による、UEデバイスが購入されたときに取得された情報に基づいて、ユーザアカウントを識別し、UEデバイスに、UEデバイスをユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料で構成させる通信を伝送する際に関わる、例証的ステップのフロー図である。
図9図9は、本開示のいくつかの実施形態による、新しく購入されたUEデバイスと互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費情報と関連付けられたアプリケーションを識別する際に関わる、例証的ステップのフロー図である。
図10図10は、本開示のいくつかの実施形態による、UEデバイスが自動構成されるべきとき、UEデバイスによって行われる、例証的ステップのフロー図である。
図11図11は、本開示のいくつかの実施形態による、サーバからの通信の受信に応じて、UEデバイスを構成するためにUEデバイスによって行われる、例証的ステップのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態の詳細な説明)
新しく購入されたUEデバイスを購入者に固有のコンテンツ消費材料で自動構成するための方法およびシステムが、本明細書に提供される。これらの方法およびシステムは、UEデバイスの購入に応答して、購入情報(例えば、クレジットカード番号)およびUEデバイス識別子(例えば、購入されたUEデバイスの製造番号)を受信することによって提供される。本情報の受信に応じて、データベースが、購入情報に基づいて、ユーザアカウントを識別するために検索される。ユーザアカウントは、クレジットカード所有者の識別を判定することによって識別され得、どのコンテンツ消費材料をクレジットカード所有者がその他のデバイス上で使用するが、そこから判定されてもよい。通信は、次いで、自動的に、UEデバイスに伝送される、UEデバイス識別子に基づいて、UEデバイスをコンテンツ消費材料で構成させてもよい。
【0013】
用語「デバイス識別子」は、本開示のいずれにおいて使用される場合でも、UEデバイスを一意に識別する、任意の形態の識別子を指す。これは、製造番号、IPアドレス、一意のインジケータ、MACアドレス、または同等物であってもよい。用語「デバイス識別子」および「デバイスID」は、本開示では同じ意味で使用され、同一定義を持つ。
【0014】
用語「コンテンツ消費材料」は、本開示のいずれにおいて使用される場合でも、ユーザが、ウェブサイト、銀行口座、あるいは他の制限または非制限エンティティにログインもしくはアクセスするために使用する、ユーザ名、ハンドル、パスワード、PIN番号、および同等物等、ユーザがコンテンツにアクセスすることを可能にする、任意の材料を指す。コンテンツ消費材料はまた、アプリケーション、購読物、および同等物を含んでもよい。
【0015】
用語「ユーザアカウント」は、本開示のいずれにおいて使用される場合でも、ユーザと関連付けられたコンテンツ消費材料の指示を含むまたはそれを提供し得る、アカウントを指す。
【0016】
用語「プラットフォーム」は、本開示のいずれにおいて使用される場合でも、アプリケーションソフトウェア等のソフトウェアを可能にする、ハードウェアアーキテクチャおよび/またはソフトウェアフレームワークを指す。プラットフォームは、オペレーティングシステム、コンピュータアーキテクチャ、プログラミング言語および/または関連ユーザインターフェース、ならびに同等物を含んでもよい。
【0017】
用語「アプリケーション」は、本開示のいずれにおいて使用される場合でも、任意の形態の独立型ソフトウェアを指す。そのようなソフトウェアは、自己内蔵型であってもよく、自己実行型であってもよい。故に、そのようなソフトウェアは、修正を殆どまたは全く伴わずに、任意のプラットフォームのデバイス上で実行可能であり得る。アプリケーションは、デバイス上で所与の時間において起動する任意の他のソフトウェアから独立して、オペレーティングシステムによって実行可能である。アプリケーションは、オーバーザトップ(OTT)アプリケーションであってもよい。
【0018】
任意の所与のコンテンツ配信システムにおいて、ユーザに利用可能なコンテンツの量は、膨大となり得る。結果として、多くのユーザは、ユーザがコンテンツのオプションを効率的にナビゲートし、所望し得るコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイドの形態を所望している。そのようなガイドを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイドアプリケーションと称されるが、メディアガイドアプリケーションまたはガイドアプリケーションと称されることもある。
【0019】
双方向メディアガイドアプリケーションは、ガイドを提供するコンテンツに応じて、種々の形態をとってもよい。典型的なタイプのメディアガイドアプリケーションの1つは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと称される場合もある)は、とりわけ、ユーザが、多くのタイプのコンテンツまたはメディアアセット間をナビゲートし、それを特定することが可能である、公知のガイドアプリケーションである。双方向メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定および選択することを可能にする、グラフィカルユーザインターフェース画面を生成してもよい。本明細書で参照されるように、用語「メディアアセット」および「コンテンツ」とは、電子的に消費可能なユーザアセット、例えば、テレビ番組、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングコンテンツ、ダウンロード可能コンテンツ、ウェブキャスト等)、ビデオクリップ、オーディオ、コンテンツ情報、写真、回転画像、ドキュメント、再生一覧、ウェブサイト、記事、書籍、電子書籍、ブログ、広告、チャットセッション、ソーシャルメディア、アプリケーション、ゲーム、および/または任意の他のメディアあるいはマルチメディアならびに/あるいはそれらの組み合わせを意味すると理解されたい。ガイドアプリケーションはまた、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定することを可能にする。本明細書で参照されるように、用語「マルチメディア」とは、前述の少なくとも2つの異なるコンテンツ形態、例えば、テキスト、オーディオ、画像、ビデオ、または双方向コンテンツ形態を利用する、コンテンツを意味すると理解されたい。コンテンツは、ユーザ機器デバイスによって、録画、再生、表示、またはアクセスされてもよいが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。
【0020】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って、ユーザは、従来はそうではなかったが、ユーザ機器デバイス上でメディアにアクセスするようになっている。本明細書で参照されるように、語句「ユーザ機器デバイス」、「ユーザ機器」、「ユーザデバイス」、「電子デバイス」、「電子機器」、「メディア機器デバイス」、または「メディアデバイス」は、前述のコンテンツにアクセスするための任意のデバイス、例えば、テレビ、スマートTV、セットトップボックス、衛星テレビに対応するための統合型受信機デコーダ(IRD)、デジタル記憶デバイス、デジタルメディア受信機(DMR)、デジタルメディアアダプタ(DMA)、ストリーミングメディアデバイス、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、接続型DVD、ローカルメディアサーバ、BLU−RAY(登録商標)プレーヤ、BLU−RAY(登録商標)レコーダ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、ハンドヘルドコンピュータ、固定電話、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ポータブルビデオプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機、スマートフォン、または任意の他のテレビ機器、コンピューティング機器、あるいは無線デバイス、および/またはそれらの組み合わせを意味すると理解されたい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面画面および裏面画面、複数の正面画面、または複数の角度付き画面を有してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面カメラおよび/または背面カメラを有してもよい。これらのユーザ機器デバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同一のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定することが可能であってもよい。その結果として、メディアガイドは、これらのデバイス上でも利用可能であってもよい。提供されるガイドは、テレビのみを通して利用可能なコンテンツ、他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つまたはそれを上回るもののみを通して利用可能なコンテンツ、またはテレビおよび他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つまたはそれを上回るものの両方を通して利用可能なコンテンツのためのものであってもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、あるいは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供されてもよい。メディアガイドアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下でより詳細に説明される。
【0021】
メディアガイドアプリケーションの機能のうちの1つは、メディアガイドデータをユーザに提供することである。本明細書で参照されるように、語句「メディアガイドデータ」または「ガイドデータ」は、コンテンツに関連する任意のデータ、例えば、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、タイトル、内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度、3D等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、ブログ、ウェブサイト、およびユーザが所望のコンテンツオプション間をナビゲートし、それを特定するために役立つ、任意の他のタイプのガイドデータを意味すると理解されたい。
【0022】
図1−2(図2Aおよび図2Bを含む)は、メディアガイドデータを提供するために使用され得る、例証的表示画面を示す。図1−2に示される表示画面は、任意の好適なユーザ機器デバイスまたはプラットフォーム上に実装されてもよい。図1−2の表示は、フル画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされてもよい。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、あるいはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、コンテンツ情報へのアクセス要望を指示してもよい。ユーザの指示に応答して、メディアガイドアプリケーションは、いくつかの方法のうちの1つ、例えば、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、ソース別、コンテンツ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または他の所定、ユーザ定義、あるいは他の編成基準において編成されたメディアガイド情報を伴う表示画面を提供してもよい。メディアガイドデータの編成は、ガイドアプリケーションデータによって判定される。本明細書で参照されるように、語句「ガイドアプリケーションデータ」は、ガイドアプリケーション、例えば、番組情報、ガイドアプリケーション設定、ユーザ選好、ユーザアカウント情報、またはユーザプロファイル情報を操作する際に使用されるデータを意味すると理解されたい。
【0023】
図1は、単一表示内の異なるタイプのコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャンネル別に配列された例証的グリッド番組一覧表示100を示す。表示100は、以下を伴うグリッド102を含んでもよい:(1)各チャンネル/コンテンツタイプ識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはコンテンツのタイプを識別する、チャンネル/コンテンツタイプ識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行。グリッド102はまた、番組一覧108等の番組一覧のセルも含み、各一覧は、一覧の関連チャンネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動させることによって番組一覧を選択することができる。ハイライト領域110によって選択される番組一覧に関する情報が、番組情報領域112内に提供されてもよい。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含んでもよい。
【0024】
線形番組(例えば、所定の時間に複数のユーザ機器デバイスに伝送されるようにスケジューリングされ、スケジューリングに従って提供される、コンテンツ)へのアクセスの提供に加え、メディアガイドアプリケーションはまた、非線形番組(例えば、任意の時間においてユーザ機器デバイスにアクセス可能であり、スケジューリングに従って提供されない、コンテンツ)へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア等)、ローカルに記憶したコンテンツ(例えば、前述の任意のユーザ機器デバイスまたは他の記憶デバイス上に記憶されたコンテンツ)、または時間的制約のない他のコンテンツを含む、異なるコンテンツソースからのコンテンツを含んでもよい。オンデマンドコンテンツは、映画または特定のコンテンツプロバイダ(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)によって提供される任意の他のコンテンツを含んでもよい。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.らによって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、あるいはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングコンテンツまたはダウンロード可能なコンテンツとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含んでもよい。
【0025】
グリッド102は、オンデマンド一覧114、録画コンテンツ一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む、非線形番組のメディアガイドデータを提供してもよい。異なるタイプのコンテンツソースからのコンテンツのためのメディアガイドデータを組み合わせる表示は、「混合メディア」表示と称されることもある。表示100とは異なる、表示され得るメディアガイドデータのタイプの種々の順列は、ユーザ選択またはガイドアプリケーション定義に基づいてもよい(例えば、録画および放送一覧のみの表示、オンデマンドおよび放送一覧のみの表示等)。例証されるように、一覧114、116、および118は、これらの一覧の選択が、それぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧、またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。いくつかの実施形態では、これらのコンテンツタイプの一覧は、グリッド102に直接含まれてもよい。ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応答して、付加的メディアガイドデータが表示されてもよい(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押下することによって、ナビゲーションアイコン120を選択することと同様に表示に影響を及ぼしてもよい)。
【0026】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含んでもよい。ビデオ領域122は、ユーザが、現在利用可能である、今後利用可能となる、またはユーザに利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にしてもよい。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示される一覧のうちの1つに対応するか、またはそれから独立してもよい。ビデオ領域を含むグリッド表示は、ピクチャインガイド(PIG)表示と称されることもある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号でさらに詳細に説明されており、それらは全体として参照することによって本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよい。
【0027】
広告124は、(例えば、購読番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在視聴が利用可能である、将来視聴が利用可能となる、または決して視聴利用可能とはなり得ない、コンテンツの広告を提供してもよく、グリッド102内のコンテンツ一覧のうちの1つまたはそれを上回るものに対応するか、または無関係であってもよい。広告124はまた、グリッド102内で表示されるコンテンツに関係するか、または無関係である製品またはサービスに対するものであってもよい。広告124は、選択可能であってもよく、コンテンツに関するさらなる情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、コンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にする、広告に関するコンテンツを提供する等を行ってもよい。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示のタイプ、または他の好適な標的化された広告基盤に基づいて標的化されてもよい。
【0028】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイドアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供されてもよい。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供されてもよい。これは、パネル広告と称されることもある。加えて、広告は、コンテンツまたはガイドアプリケーション表示上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれてもよい。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または前述の他のタイプのコンテンツを含んでもよい。広告は、ガイドアプリケーションを有するユーザ機器デバイス内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、あるいは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶されてもよい。メディアガイドアプリケーションに広告を提供することは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願第2003/0110499号、2004年6月29日発行のWard, IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日発行のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に論じられている。広告は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよいことが理解されるであろう。
【0029】
オプション領域126は、ユーザが、異なるタイプのコンテンツ、メディアガイドアプリケーション表示、および/またはメディアガイドアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にしてもよい。オプション領域126は、ディプレイ100(および本明細書に説明される他の表示画面)の一部であってもよく、あるいは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出されてもよい。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組一覧に関連する特徴に関してもよく、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含んでもよい。番組一覧に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、あるいは他の特徴を含んでもよい。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、インターネットオプション、クラウドベースのオプション、デバイス同期オプション、第2の画面デバイスオプション、種々のタイプのメディアガイドデータ表示にアクセスするためのオプション、プレミアムサービスを購読するためのオプション、ユーザのプロファイルを編集するためのオプション、ブラウザオーバーレイにアクセスするためのオプション、ユーザアカウントを作成または修正するためのオプション、ユーザアカウントと関連付けられた情報に基づいて、UEデバイスを自動構成または自動構成するためのオプション、あるいは他のオプションを含んでもよい。
【0030】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化されてもよい。個人化されたメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションによって個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を判定するようにメディアガイドアプリケーションがユーザ活動を監視することによって、生成されてもよい。ユーザ選好は、ユーザアカウントと関連付けられた情報に基づいて判定されてもよく、OTTアプリケーションを含んでもよい。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイドアプリケーションに対して自らを識別することによって、個人化されたガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。メディアガイドアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成されてもよい。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示の色方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるコンテンツ一覧の態様(例えば、HDTV番組のみまたは3D番組のみ、お気に入りチャンネル選択肢に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨コンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画品質等)、ペアレンタルコントロール設定、インターネットコンテンツのカスタマイズされた提示(例えば、ソーシャルメディアコンテンツ、電子メール、電子的に配信された記事等の提示)、および他の所望のカスタマイズを変更させることを含んでもよい。
【0031】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、ユーザプロファイル情報を提供することを可能にしてもよく、またはユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするコンテンツ、および/またはユーザがガイドアプリケーションと行ってもよい他の相互作用を監視してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.allrovi.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイドアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの別のユーザ機器デバイスから等)、および/またはメディアガイドアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザに関する情報を取得してもよい。結果として、ユーザの異なるユーザ機器デバイスにわたって、統一されたガイドアプリケーション体験をユーザに提供することができる。このタイプのユーザ体験は、図4に関連して、以下でより詳細に説明される。付加的な個人化されたメディアガイドアプリケーション特徴は、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第2005/0251827号、2007年1月16日出願のBoyerらの米国特許出願第7,165,098号、および2002年2月21日出願のEllisらの米国特許出願第2002/0174430号でさらに詳細に説明されており、それらは全体として参照することにより本明細書に組み込まれる。前述に記載された全てのユーザプロファイルに関して取得または収集された情報はまた、ユーザアカウントに関する情報をコンパイルするために使用されてもよい。ユーザアカウントは、コンパイルされた情報に基づいて、自動的に修正されてもよく、またはメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、おそらく、ユーザがそうすることを促すことによって、コンパイルされた情報に基づいて、アカウントを修正することを選定することを可能にしてもよい。
【0032】
メディアガイドを提供するための別の表示配列が、図2Aに示されている。ビデオモザイク表示200aは、コンテンツのタイプ、ジャンル、および/または他の編成基準に基づいて編成されたコンテンツ情報のための選択可能オプション202aを含む。表示200aでは、テレビ一覧オプション204aが選択されているため、放送番組一覧として、一覧206a、208a、210a、および212aを提供している。表示200aでは、一覧は、カバーアート、コンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、コンテンツからのライブビデオ、または一覧中のメディアガイドデータによって記述されているコンテンツをユーザに示す他のタイプのコンテンツを含む、グラフィック画像を提供してもよい。グラフィック一覧のそれぞれはまた、一覧と関連付けられたコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを伴ってもよい。例えば、一覧208aは、メディア部分214aおよびテキスト部分216aを含む、1つより多くの部分を含んでもよい。メディア部分214aおよび/またはテキスト部分216aは、コンテンツをフル画面で視聴するように、またはメディア部分214aに表示されるコンテンツに関連する情報を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャンネルの一覧を閲覧するように)、選択可能であってもよい。
【0033】
表示200a中の一覧は、異なるサイズである(すなわち、一覧206aは、一覧208a、210a、および212aより大きい)が、所望の場合、全一覧が同一のサイズであってもよい。一覧は、コンテンツプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の程度を示すように、または、あるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィックが強調されてもよい。コンテンツ一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、全体として参照することにより本明細書に組み込まれる、2005年12月29日出願のYatesの米国特許出願第2010/0153885号で論じられている。
【0034】
図2Bは、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツ消費材料を提供するように使用され得る、表示画面の別の例証的実施形態を示す。表示200b内のモジュール202b、204b、206b、208b、210b、212b、214b、216b、および218bはそれぞれ、アプリケーションに対応する。例えば、モジュール202bは、クロックアプリケーションに対応する。モジュールに対応するアプリケーションは、ユーザによってカスタマイズ可能であってもよい。例えば、お気に入りモジュール212および/または電子メールモジュール216は、ユーザ501a等のユーザに対応する、お気に入りアプリケーションに対応してもよい。表示200bの背景もまた、ユーザ501aによって設定される壁紙等、カスタマイズ可能であってもよい。
【0035】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つまたはそれを上回るものから、コンテンツおよびメディアガイドアプリケーション(ならびに上記および下記で説明されるその表示画面)にアクセスしてもよい。図3は、例証的ユーザ機器デバイス300の汎用実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、図4に関連して以下で議論される。ユーザ機器デバイス300は、入出力(以下「I/O」)パス302を介して、コンテンツおよびデータを受信してもよい。I/Oパス302は、処理回路306および記憶308を含む制御回路304に、コンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を経由して利用可能なコンテンツ、および/または他のコンテンツ)およびデータを提供してもよい。制御回路304は、I/Oパス302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用されてもよい。I/Oパス302は、制御回路304(具体的には、処理回路306)を1つまたはそれを上回る通信パス(以下で説明される)に接続してもよい。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つまたはそれを上回るものによって提供されてもよいが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、図3では単一パスとして示されている。
【0036】
制御回路304は、任意の好適な処理回路、例えば、処理回路306に基づいてもよい。本明細書で参照されるように、処理回路とは、1つまたはそれを上回るマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解され、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアドコア、ヘクサコア、または任意の好適な数のコア)またはスーパーコンピュータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同一のタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)にわたって分散されてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶308)に記憶されたメディアガイドアプリケーションに対する命令を実行する。具体的には、制御回路304は、メディアガイドアプリケーションによって、前述および後述の機能を行うように命令されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304に、メディアガイド表示を生成するための命令を提供してもよい。いくつかの実装では、制御回路304によって行われるいかなるアクションも、メディアガイドアプリケーションから受信した命令に基づいてもよい。
【0037】
クライアントサーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイドアプリケーションサーバあるいは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含んでもよい。前述の機能性を実施するための命令は、ガイドアプリケーションサーバ上に記憶されてもよい。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、イーサネット(登録商標)カード、または他の機器との通信用無線モデム、または任意の他の通信回路を含んでもよい。そのような通信は、インターネットあるいは任意の他の好適な通信ネットワークまたはパスを伴ってもよい(図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含んでもよい(以下でさらに詳細に説明される)。
【0038】
メモリは、制御回路304の一部である、記憶308として提供される、電子記憶デバイスであってもよい。本明細書で参照されるように、語句「電子記憶デバイス」または「記憶デバイス」とは、電子データ、コンピュータソフトウェア、またはファームウェアを記憶するための任意のデバイス、例えば、ランダム−アクセスメモリ、読取専用メモリ、ハードドライブ、光学ドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダ、コンパクトディスク(CD)レコーダ、BLU−RAY(登録商標)ディスク(BD)レコーダ、BLU−RAY(登録商標)3Dディスクレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR(パーソナルビデオレコーダと呼ばれる場合もある)、またはPVR)、固体デバイス、量子記憶デバイス、ゲームコンソール、ゲームメディア、あるいは任意の他の好適な固定またはリムーバブル記憶デバイス、および/または任意のそれらの組み合わせを意味すると理解されたい。記憶308は、本明細書に説明される種々のタイプのコンテンツ、ならびに前述のメディアガイド情報および前述のガイドアプリケーションデータを記憶するために使用されてもよい。非揮発性メモリもまた、使用されてもよい(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。図4に関連して説明される、クラウドベースの記憶が、記憶308を補完するために使用される、または記憶308の代わりに使用されてもよい。
【0039】
制御回路304は、1つまたはそれを上回るアナログチューナ、1つまたはそれを上回るMPEG−2デコーダ、または他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調あるいはビデオ回路、もしくはそのような回路の組み合わせ等のビデオ生成回路および同調回路を含んでもよい。符号化回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供されてもよい。制御回路304はまた、コンテンツをユーザ機器300の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーラ回路を含んでもよい。回路304はまた、デジタルおよびアナログ信号間で変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路を含んでもよい。同調および符号化回路は、コンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器デバイスによって使用されてもよい。同調および符号化回路はまた、ガイドデータを受信するために使用されてもよい。例えば、同調、ビデオ生成、符号化、復号、暗号化、解読、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書に説明される回路は、1つまたはそれを上回る汎用または特殊プロセッサ上で起動するソフトウェアを使用して実装されてもよい。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供されてもよい(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調および符号化回路(複数のチューナを含む)は、記憶308と関連付けられてもよい。
【0040】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して、命令を制御回路304に送信してもよい。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。表示312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と統合してもよい。表示312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つまたはそれを上回るものであってもよい。いくつかの実施形態では、表示312は、HDTV対応型であってもよい。いくつかの実施形態では、表示312は、3D表示であってもよく、双方向メディアガイドアプリケーションおよび任意の好適なコンテンツは、3Dで表示されてもよい。ビデオカードまたはグラフィックカードは、出力を表示312に生成してもよい。ビデオカードは、種々の機能、例えば、3Dシーンおよび2Dグラフィックのレンダリング加速、MPEG−2/MPEG−4復号、TV出力、または複数のモニタを接続する能力をもたらしてもよい。ビデオカードは、制御回路304に関連する前述の任意の処理回路であってもよい。ビデオカードは、制御回路304と統合されてもよい。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供されてもよく、または独立型ユニットであってもよい。表示312上に表示されるビデオおよび他のコンテンツのオーディオ構成要素は、スピーカ314を通して再生されてもよい。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0041】
ガイドアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装されてもよい。例えば、それは、ユーザ機器デバイス300上で完全に実装される、独立型アプリケーションであってもよい。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、帯域外フィードから、インターネットリソースから、または別の好適なアプローチを使用して)。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイドアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを実行する。
【0042】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路304によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)で符号化され、好適なフィードの一部として制御回路304によって受信され、制御回路304上で起動するユーザエージェントによって解釈されてもよい。例えば、ガイドアプリケーションは、EBIFアプリケーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、制御回路304によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および起動される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義されてもよい。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG−2または他のデジタルメディア符号化スキームを採用するもの)では、ガイドアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG−2オブジェクトカルーセルにおいて符号化および伝送されてもよい。
【0043】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のコンテンツにアクセスするために好適な任意の他のタイプのユーザ機器として、図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと称されてもよく、前述のユーザ機器デバイスに実質的に類似してもよい。メディアガイドアプリケーションが実装され得る、ユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能してもよく、またはデバイスのネットワークの一部であってもよい。デバイスの種々のネットワーク構成が実装されてもよく、以下でさらに詳細に議論される。
【0044】
図3に関連して前述のシステム特徴のうちの少なくともいくつかを利用する、ユーザ機器デバイスは、単に、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406として分類されなくてもよい。例えば、ユーザテレビ機器402は、いくつかのユーザコンピュータ機器404のように、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であってもよい一方で、ユーザコンピュータ機器404は、いくつかのテレビ機器402のように、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、種々の異なるタイプのユーザ機器上で同一レイアウトを有してもよく、またはユーザ機器の表示能力に合わせられてもよい。例えば、ユーザコンピュータ機器404上では、ガイドアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。別の実施例では、ガイドアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス406用に縮小されてもよい。
【0045】
システム400では、典型的には、各タイプのユーザ機器デバイスが2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが図4に示されている。加えて、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器デバイスと、また、各タイプのユーザ機器デバイスのうちの2つ以上とを利用してもよい。
【0046】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406)は、「第2の画面デバイス」と称されてもよい。例えば、第2の画面デバイスは、第1のユーザ機器デバイス上に提示されるコンテンツを補完してもよい。第2の画面デバイス上に提示されるコンテンツは、第1のデバイス上に提示されるコンテンツを補完する、任意の好適なコンテンツであってもよい。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、第1のデバイスの設定および表示選好を調節するためのインターフェースを提供する。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、他の第2の画面デバイスと相互作用する、またはソーシャルネットワークと相互作用するために構成される。第2の画面デバイスは、第1のデバイスと同一の部屋内に、第1のデバイスと異なる部屋であるが、同一の家または建物内、または第1のデバイスと異なる建物内に位置することができる。
【0047】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定してもよい。設定は、本明細書に説明される設定、ならびにお気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイドアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイド設定を含む。例えば、ユーザが、オフィスのパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.allrovi.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、所望に応じて、同一のチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびにユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって維持されるべき設定として、ログイン情報等のユーザアカウント情報を設定してもよい。したがって、同一のまたは異なるタイプのユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイド体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイドアプリケーションによって監視されるユーザ活動に基づいてもよい。
【0048】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結されてもよい。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信パス408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルボイスまたはデータネットワーク(例えば、4GまたはLTEネットワーク))、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワーク、あるいは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つまたはそれを上回るネットワークであってもよい。パス408、410、および412は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、あるいは任意の他の好適な有線または無線通信パス、もしくはそのようなパスの組み合わせ等、1つまたはそれを上回る通信パスを含んでもよい。パス412は、図4に示された例示的実施形態において、無線パスであることを示すように破線で描かれ、パス408および410は、有線パスであることを示すように実線で描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであってもよい)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つまたはそれを上回るものによって提供されてもよいが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示されている。
【0049】
通信パスは、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの、ならびにUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE802−11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信パス、あるいは有線または無線パスを介した他の短距離通信等の通信パスを介して、相互に直接通信してもよい。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth SIG, INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的パスを通して、直接相互に通信してもよい。
【0050】
システム400は、それぞれ、通信パス420および422を介して、通信ネットワーク414に連結される、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418を含む。パス420および422は、パス408、410、および412に関して上記で説明される通信パスのうちのいずれかを含んでもよい。コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418との通信は、1つまたはそれを上回る通信パスを介して交信されてもよいが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示されている。加えて、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418のそれぞれが2つ以上あってもよいが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(これらのソースのそれぞれの異なるタイプを以下で議論する)。所望に応じて、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合されてもよい。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を通したものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信してもよい。
【0051】
コンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のコンテンツプロバイダを含む、1つまたはそれを上回るタイプのメディア配信機器を含んでもよい。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、American Broadcasting Company, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。コンテンツソース416は、コンテンツの発信元であってもよく(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のコンテンツのインターネットプロバイダ等)。コンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、オーバーザトップコンテンツプロバイダ、または他のコンテンツのプロバイダを含んでもよい。コンテンツソース416はまた、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なるタイプのコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含んでもよい。コンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、全体として参照することにより本明細書に組み込まれる、2010年7月20日出願のEllisらの米国特許出願第7,761,892号に関連して、さらに詳細に論じられている。
【0052】
メディアガイドデータソース418は、メディアガイドデータ、例えば、前述のメディアガイドデータを提供してもよい。メディアガイドアプリケーションデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、データフィード(例えば、継続フィードまたはトリクルフィード)を介して、番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであってもよい。番組スケジューリングデータおよび他のガイドデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジューリングデータおよび他のガイドデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供されてもよい。
【0053】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータソース418からのガイドデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器デバイスは、メディアガイドデータをサーバからプルしてもよく、またはサーバは、メディアガイドデータをユーザ機器デバイスにプッシュしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザの機器上に常駐するガイドアプリケーションクライアントは、必要に応じて、例えば、ガイドデータが、古くなっているとき、またはユーザ機器デバイスが、データを受信するための要求をユーザから受信するとき、ソース418とセッションを開始し、ガイドデータを取得してもよい。メディアガイドは、任意の好適な頻度で(例えば、継続的に、毎日、ユーザ指定期間で、システム指定期間で、ユーザ機器からの要求に応じて等)ユーザ機器に提供されてもよい。メディアガイドデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイドアプリケーション自体、またはメディアガイドアプリケーションのソフトウェア更新を提供してもよい。
【0054】
メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶308内に記憶され、ユーザ機器デバイス300の制御回路304によって実行され得る、ソフトウェアまたは一式の実行可能命令として実装されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアント−サーバアプリケーションであってもよく、その場合、クライアントアプリケーションのみ、ユーザ機器デバイス上に常駐し、サーバアプリケーションは、遠隔サーバ上に常駐する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、部分的に、ユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的に遠隔サーバ上で、遠隔サーバの制御回路上で起動するサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイドデータソース418)、実装されてもよい。遠隔サーバの制御回路(例えば、メディアガイドデータソース418)によって実行されると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成し、生成された表示をユーザ機器デバイスに伝送するように命令してもよい。サーバアプリケーションは、メディアガイドデータソース418の制御回路に、ユーザ機器上での記憶のためのデータを伝送するように命令してもよい。クライアントアプリケーションは、受信用ユーザ機器の制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成するように命令してもよい。
【0055】
ユーザ機器デバイス402、404、および406に配信されるコンテンツおよび/またはメディアガイドデータは、オーバーザトップ(OTT)コンテンツであってもよい。OTTコンテンツ配信は、前述の任意のユーザ機器デバイスを含む、インターネット対応型ユーザデバイスが、ケーブルまたは衛星接続を経由して受信されるコンテンツに加え、前述の任意のコンテンツを含む、インターネットを経由して転送されるコンテンツを受信することを可能にする。OTTコンテンツは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるインターネット接続を介して配信されるが、第三者も、コンテンツを配信する。ISPは、視聴能力、著作権、またはコンテンツの再配信に関与していなくてもよく、OTTコンテンツプロバイダによって提供されるIPパケットのみ転送してもよい。コンテンツプロバイダの実施例として、IPパケットを介して、オーディオおよびビデオを提供する、YOUTUBE(登録商標)、NETFLIX、およびHULUが挙げられる。Youtubeは、Google Inc.によって所有される商標であり、Ntflixは、Ntflix, Inc.によって所有される商標であり、Huluは、Hulu, LLC.によって所有される商標である。OTTコンテンツプロバイダは、加えて、または代替として、前述のメディアガイドデータを提供してもよい。コンテンツおよび/またはメディアガイドデータに加え、OTTコンテンツのプロバイダは、メディアガイドアプリケーション(例えば、ウェブベースのアプリケーションまたはクラウドベースのアプリケーション)を配信することができ、またはコンテンツは、ユーザ機器デバイス上に記憶されるメディアガイドアプリケーションによって表示されることができる。
【0056】
メディアガイドシステム400は、いくつかのアプローチまたはネットワーク構成を例証することを意図しており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにコンテンツおよびガイドデータのソースは、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを提供する目的で、相互に通信してもよい。本明細書に説明される実施形態は、これらのアプローチの任意の1つまたは一部において、またはコンテンツを配信し、メディアガイドを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用されてもよい。以下の4つのアプローチは、図4の汎用実施例の具体的例証を提供する。
【0057】
あるアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信してもよい。ユーザ機器デバイスは、上記で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、あるいは通信ネットワーク414を介して、直接相互に通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作してもよい。結果として、種々のメディアガイド情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましくてもよい。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持することが望ましくてもよい。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスがまた、相互に通信し、コンテンツを伝送してもよい。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯用ビデオプレーヤまたは携帯用音楽プレーヤにコンテンツを伝送してもよい。
【0058】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有してもよく、これによって、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有してもよい。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイドアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御してもよい。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、あるいはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイドアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイドアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御してもよい。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、Ellisらの2011年10月25日発行の米国特許第8,046,801号で論じられている。
【0059】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、コンテンツソース416と直接通信し、コンテンツにアクセスするために、そのメディアガイドアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器402およびユーザコンピュータ機器404のユーザは、メディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。
【0060】
第4のアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、クラウドコンピューティング環境内で動作し、クラウドサービスにアクセスしてもよい。クラウドコンピューティング環境では、コンテンツ共有、記憶、または配信のための種々のタイプのコンピューティングサービス(例えば、ビデオ共有サイトまたはソーシャルネットワーキングサイト)が、「クラウド」と称される、ネットワーク−アクセス可能コンピューティングおよび記憶リソースの集合によって提供される。例えば、クラウドは、ネットワークを介して接続される、種々のタイプのユーザおよびデバイスにクラウドベースのサービス、例えば、通信ネットワーク414を介したインターネットを提供する、中央または分散場所に位置し得る、サーバコンピューティングデバイスの集合を含むことができる。これらのクラウドリソースは、1つまたはそれを上回るコンテンツソース416および1つまたはそれを上回るメディアガイドデータソース418を含んでもよい。加えて、または代替として、遠隔コンピューティングサイトは、他のユーザ機器デバイス、例えば、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406を含んでもよい。例えば、他のユーザ機器デバイスは、ビデオの記憶されたコピーまたはストリーミングされたビデオへのアクセスを提供してもよい。そのような実施形態では、ユーザ機器デバイスは、中心サーバと通信せずに、ピアツーピア様式で動作してもよい。
【0061】
クラウドは、ユーザ機器デバイスのために、サービス、例えば、他の実施例の中でもとりわけ、コンテンツ記憶、コンテンツ共有、またはソーシャルネットワーキングサービスへのアクセス、ならびに前述の任意のコンテンツへのアクセスを提供する。サービスは、クラウドコンピューティングサービスプロバイダを通して、またはオンラインサービスの他のプロバイダを通して、クラウド内で提供されることができる。例えば、クラウドベースのサービスは、コンテンツ記憶サービス、コンテンツ共有サイト、ソーシャルネットワーキングサイト、または他のサービスを含むことができ、それを介して、ユーザ供給コンテンツは、接続されたデバイス上の他者によって視聴するために配信される。これらのクラウドベースのサービスは、ユーザ機器デバイスが、コンテンツをローカルに記憶し、ローカルに記憶されたコンテンツにアクセスするのではなく、コンテンツをクラウドに記憶し、コンテンツをクラウドから受信することを可能にしてもよい。
【0062】
ユーザは、種々のコンテンツ捕捉デバイス、例えば、カムコーダ、ビデオモード付きデジタルカメラ、オーディオレコーダ、携帯電話、およびハンドヘルドコンピューティングデバイスを使用して、コンテンツを録画してもよい。ユーザは、直接、例えば、ユーザコンピュータ機器404から、またはコンテンツ捕捉特徴を有する、無線ユーザ通信デバイス406からのいずれかにおいて、クラウド上のコンテンツ記憶サービスにコンテンツをアップロードすることができる。代替として、ユーザは、最初に、コンテンツをユーザ機器デバイス、例えば、ユーザコンピュータ機器404に転送することができる。コンテンツを記憶するユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414上のデータ伝送サービスを使用して、コンテンツをクラウドにアップロードしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス自体が、クラウドリソースであり、他のユーザ機器デバイスが、直接、ユーザがコンテンツを記憶したユーザ機器デバイスから、コンテンツにアクセスすることができる。
【0063】
クラウドリソースは、例えば、ウェブブラウザ、メディアガイドアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、および/またはそれらのアクセスアプリケーションの任意の組み合わせを使用して、ユーザ機器デバイスによってアクセスされてもよい。ユーザ機器デバイスは、アプリケーション配信のために、クラウドコンピューティングに依拠する、クラウドクライアントであってもよく、またはユーザ機器デバイスは、クラウドリソースにアクセスせずに、いくつかの機能性を有してもよい。例えば、ユーザ機器デバイス上で起動するいくつかのアプリケーションは、クラウドアプリケーション、すなわち、インターネットを経由して、サービスとして配信されるアプリケーションであってもよい一方、他のアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上に記憶され、起動されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザデバイスは、コンテンツを複数のクラウドリソースから同時に受信してもよい。例えば、ユーザデバイスは、オーディオを1つのクラウドリソースからストリーミングする一方、コンテンツを第2のクラウドリソースからダウンロードすることができる。または、ユーザデバイスは、より効率的ダウンロードのために、コンテンツを複数のクラウドリソースからダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、処理動作、例えば、図3に関連して説明される処理回路によって行われる処理動作のために、クラウドリソースを使用することができる。
【0064】
いくつかの実施形態では、ユーザが、第1のエンティティからUEデバイスを購入すると、サーバは、製造番号等のUEデバイス識別子と、クレジットカード番号等の購入情報とを受信する。サーバは、次いで、データベースにクエリを行い、購入と関連付けられた情報と関連付けられたユーザアカウントが存在するかどうかを判定する。ユーザアカウントが存在しない場合、サーバは、ユーザにユーザアカウントを作成する機会をもたらしてもよい。ユーザアカウントが存在する場合、サーバは、ユーザがコンテンツにアクセスすることを可能にするようにユーザの他のUEデバイスによって処理されたコンテンツ消費材料が、新しく購入されたUEデバイス上で自動構成され得るように、ユーザアカウントを識別してもよい。
【0065】
いくつかの実施形態では、第1のエンティティは、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料、および/または第1のエンティティから購入されたUEデバイスと関連付けられたコンテンツ消費材料を識別するために要求される、あらゆる情報を有してもよい。例えば、第1のエンティティがAppleであり、iPad等のUEデバイスがAppleから購入される場合、例えば、Apple IDと関連付けられたユーザアカウントをすでに有する購入者は、Appleに既知のその選好をすでに有している場合がある。そのような実施例では、Appleは、購入者のユーザアカウントと関連付けられた全情報を含むようにiPadを自動構成してもよく、かつ1つまたはそれを上回るデータベースにクエリを行わすに、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料、および/または購入されたUEデバイスと互換性があるコンテンツ消費材料を判定するようにそのように行うことが可能であってもよい。
【0066】
図5Aは、本開示のいくつかの実施形態による、デバイスが購入されたときに取得された情報に基づいて、ユーザアカウントを識別し得る、システムの例証的実施形態を示す。図5Aでは、ユーザ501aは、店舗502aにおいて、UEデバイス504aをレジ506aで購入中である。本実施形態は、単に、例証であり、購入は、オンラインベンダを通して電子的に等、物理的店舗外で生じてもよい。そのような事例では、レジ506aは、オンラインベンダによって、または独立取引ブローカーを通して所有または運営されるかどうかにかかわらず、PayPalまたは取引を促進する任意の他のサービス等のオンライン取引ブローカーであってもよい。購入はまた、非小売取引(例えば、個人間の私的取引)等、これらの環境のいずれか外で生じてもよい。そのような事例では、レジ506aは、再び、オンラインベンダによって、または独立取引ブローカーを通して所有または運営されるかどうかにかかわらず、かつ物理的または仮想的であるかどうかにかかわらず、PayPalまたは取引を促進する任意の他のサービス等のオンライン取引ブローカーであってもよい。レジ506aは、デバイス300の機能性を含んでもよい。
【0067】
UEデバイス504aが、購入されると、制御回路304は、UEデバイスIDおよび購入情報を判定する。制御回路304は、自動的に、または手動で、デバイスIDを判定してもよい。自動判定は、SKU番号、バーコード、QCコード、または任意の他のタイプの走査可能番号が、レジ506aに打ち込まれる、または走査されると生じてもよい。制御回路304はまた、購入されたアイテムと関連付けられた一意の識別子を判定するために、在庫または倉庫データベース等のデータベースにアクセスすることによって、UEデバイスIDを自動的に判定してもよい。例えば、オンラインベンダを介して、UEデバイスを購入するとき、ベンダの制御回路304は、データベースにアクセスし、購入されたアイテムのUEデバイスIDを判定してもよい。そのようなデータベースアクセスは、SQL等のデータベースにアクセスするための任意の公知のクエリ言語を使用することによって生じてもよい。手動判定は、レジ係が、おそらく、レジ506aにおける画面上のプロンプトに応答して、UEデバイスIDに手動で打ち込むことによって生じてもよい。手動判定はまた、ユーザ501aによる手動登録等、取引後に生じてもよい。手動判定は、ユーザ入力インターフェース310を介して、ユーザ入力に応答して行われてもよい。
【0068】
購入情報は、クレジットカード番号、デビットカード番号、銀行口座番号、GoogleウォレットまたはPayPal等の電子ウォレットと関連付けられた識別子、名前等のレジ係に与えられる個人情報、アドレス、電話番号、および/または購入者501aを識別するために関連する、またはそのために使用され得る、任意の他の情報等、少なくとも、ユーザ501aを識別する役割を果たす、情報を含んでもよい。電子購入の場合、購入情報は、IPアドレス、購入を行うために使用されるデバイスのMACアドレス、オンラインベンダによって割り当てられる識別子、ログイン識別子またはハンドル、および/またはデバイスの購入者を識別する役割を果たし得る、任意の他の情報を含んでもよい。用語「購入情報」は、以下、用語「購入と関連付けられた情報」と同じ意味で使用され、同一定義を持つ。
【0069】
購入情報は、自動的に、または手動で、判定されてもよい。購入情報の自動判定は、自動的に、支払が行われたときの支払の器具と関連付けられたアカウント番号を判定することを含んでもよい。例えば、磁気ストライプまたは、クレジットカードリーダ等のカードリーダを通して読み取られる、磁気ストライプと関連付けられたアカウント番号が、判定されてもよい。自動判定は、処理回路306によって生じてもよい。購入情報の手動判定は、レジ係が、おそらく、ユーザ入力インターフェース310を介して、名前、住所、および/または電話番号等、ユーザを識別する情報を手動で入力することによって、レジ506aにおいて生じてもよい。
【0070】
制御回路304は、送信機508aによって、通信ネットワーク414を経由して、UEデバイスIDおよび購入情報をサーバ510aに伝送してもよい。サーバ510aは、ローカルに、またはレジ506aから遠隔に位置してもよい。サーバ510aは、UEデバイス300の全機能性を含んでもよい。サーバ510aは、ユーザアカウントを提供するベンダと関連付けられる、および/またはそれによって動作されてもよい。サーバ510aが、UEデバイスIDおよび購入情報を受信すると、サーバ510aは、購入情報をデータベース512aに伝送する。本伝送は、SQL等の任意の公知のクエリ言語を使用して、データベース512aにアドレス指定されたクエリを生成することによって生じてもよい。いくつかの事例では、データベース512aは、サーバ510aと同じ場所に位置する。いくつかの事例では、データベース512aおよびサーバ510aは、1つの統合されたデバイスである。いくつかの事例では、データベース512aおよびサーバ510aは、相互から遠隔に位置する。データベース512aに関するコンテンツおよび詳細は、図6および図7に関連して以下に説明される。
【0071】
購入情報を含む、伝送を受信することに応じて、データベース512aは、購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在するかどうかを判定する。ユーザアカウントが存在しない場合、データベース512aは、サーバ510aに、ユーザアカウントが存在しないことの指示を伝送する。サーバ510aは、続いて、UEデバイス504aが、ユーザ501aに、新しいユーザアカウントを設定する機会をもたらすように、UEデバイス504aに、ユーザ501aと関連付けられたユーザアカウントが存在しないことの指示を伝送してもよい。そのような機会は、新しいユーザアカウントを設定するための対価として、料金の支払または定期料金を支払うことの約束を要求し得る。
【0072】
購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在する場合、データベース512aは、どのユーザアカウントが購入情報に対応するかを識別する。本識別と関連付けられた詳細は、図6および図7に関連して以下に説明される。購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在する場合、データベース512aは、ユーザアカウントと関連付けられた識別子(例えば、アカウント識別子)をサーバ510aに伝送してもよい。データベース512aは、UEデバイス300の機能性を含んでもよく、制御回路304を使用することによって、判定されるユーザアカウントと関連付けられた情報を判定および伝送してもよい。データベース内の情報は、記憶308内に記憶されてもよい。図5Bに関連して説明されるであろうように、サーバ510aは、ユーザアカウントと関連付けられた情報をデバイス504aに伝送することによって、UEデバイス504aを自動構成させてもよい。
【0073】
いくつかの実施形態では、ユーザと関連付けられたユーザアカウントが識別されると、サーバは、データベースにアクセスし、どのコンテンツ消費材料が購入されたUEデバイスに提供されるべきかを判定してもよい。いくつかの実施形態では、第1のエンティティは、前述のように、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別された全コンテンツ消費材料をすでに把握している場合がある。例えば、第1のエンティティがAppleであり、購入されたUEデバイスがApple製品である場合、Appleは、デバイスと互換性があり、ユーザアカウントと関連付けられた全コンテンツ消費材料をすでに把握しいる場合があり、その情報に基づいて、購入されたUEデバイスを自動構成させてもよい。
【0074】
図5Bは、本開示のいくつかの実施形態による、新しく購入されたUEデバイスと互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料を識別し得る、システムの例証的実施形態を示す。購入者のユーザアカウントを識別後、図5Aに関連して前述に説明されたように、サーバ510bは、どのコンテンツ消費材料が、ユーザアカウントと関連付けられ、また、UEデバイス504bとも互換性があるかに関して、データベース512bにクエリを行ってもよい。本クエリは、SQLまたは任意の他の公知のクエリ言語あるいはデータベースと情報を交換するための手段を介して、行われてもよい。本クエリは、前述に列挙された他のクエリと並行して、または連続して、送信されてもよく、クエリは、特定の順序で送信されなくてもよい。データベース512bは、UEデバイス識別子と併せて、ユーザアカウント情報を使用して、UEデバイス504bと関連付けられたプラットフォームを判定してもよい。UEデバイス504bと関連付けられたプラットフォームは、第1のエンティティと関連してもよい。データベース504bは、判定されたプラットフォームを利用して、そのプラットフォームと互換性があるコンテンツ消費材料の一覧を取得してもよい。データベース504bは、ユーザ501aによって購入および/または所有され、他のUEデバイス上にインストールされたコンテンツ消費材料を含む、ユーザアカウントと関連付けられた一覧上のコンテンツ消費材料のみを含むように、取得された一覧を絞り込んでもよい。データベース512bは、次いで、最終一覧をサーバ510bに伝送してもよい。UEデバイス504bが第1のエンティティから購入され、第1のエンティティが第1のプラットフォームに制限される、いくつかの実施形態では、第1のエンティティがどのコンテンツ消費材料が互換性があるかをすでに把握しているため、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたどのコンテンツ消費材料がUEデバイス504aと互換性があるかをチェックする必要がなくなり得る。そのような場合、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料は、図6および図7に関連して説明される相互参照を伴わずに、インストールされてもよい。UEデバイス504aが店舗502等のベンダから購入される、いくつかの実施形態では、UEデバイス502は、店舗502aおよび第1のエンティティのいずれかまたは両方と関連付けられた1つまたはそれを上回るサーバにアクセスする必要があり得る。購入されたUEデバイスとのコンテンツ消費材料の互換性の判定は、随意であることに留意されたい。
【0075】
いくつかの実施形態では、ユーザ501aは、ウェブサイトにアクセスし、ユーザ501aのユーザアカウントを管理してもよい。本ウェブサイトから、ユーザ501aは、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費材料の一覧にアクセスしてもよい。ユーザ501aは、おそらく、各コンテンツ消費材料と関連付けられたボックスをチェックまたはチェック解除することによって、一覧上のどのコンテンツ消費材料がUEデバイス504b上に構成されるかを規定してもよい。一覧は、UEデバイス504bと互換性があるコンテンツ消費材料に限定されてもよく、またはそうでなくてもよい。ウェブサイトが、UEデバイス504bの購入時または構成時前にアクセスされる場合、ユーザ501aは、ユーザ501aの選択が次の購入されるデバイスに適用されるべきことを規定し得る。UEデバイス504bの構成時後、ユーザ501aは、ウェブサイトを通して、UEデバイス504b上のコンテンツ消費材料を管理してもよい。例えば、ユーザ501aは、UEデバイス504bが、新しく選択されたコンテンツ消費材料へのアクセスを有効にするよう構成されるように、以前に選択されていないコンテンツ消費材料を選択してもよい。同様に、ユーザ501aは、UEデバイス504bが、新しく選択解除されたコンテンツ消費材料へのアクセスを除去するよう構成されるように、以前に選択されたコンテンツ消費材料を選択解除してもよい。一覧は、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費材料の追加または削除を反映するように、継続的に更新されてもよい。
【0076】
いくつかの実施形態では、該当する場合、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたどのコンテンツ消費材料が、UEデバイス504bと互換性があるかを判定後、サーバ510bは、次いで、UEデバイス504bが、ユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料で構成されるべきことの指示の受信を待機してもよい。そのような指示は、デバイスが初めてオンにされたことの指示、デバイスが現在デフォルトまたは工場設定に設定されていることの指示、UEデバイス504bがインターネット等のネットワークに初めてアクセスしていることの指示、新しいまたは付加的ユーザログインがUEデバイス504bに初めて登録されたことの指示、UEデバイス504bを自動構成することのユーザ要求の受信の指示、および同等物を含んでもよい。
【0077】
いくつかの実施形態では、UEデバイス504bが自動構成されるべきことの指示が、サーバ510bによって受信されることを確実にするために、UEデバイス504bは、要求をサーバ510bに先を見越して送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、UEデバイス504bが初めてオンにされたことの判定に応じて、新しいアカウントがUEデバイス504bに登録されたことの判定に応じて、またはUEデバイス504bを自動構成することのユーザ要求が受信されたことの判定に応じて、本要求を送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、新しいユーザアカウントが作成されたことの判定に応じて、本要求を送信するように構成されてもよい。
【0078】
いくつかの実施形態では、UEデバイス504bが自動構成されるべきであることの指示が、サーバ510bによって受信されることを確実にするために、サーバ510bは、I’M HEREメッセージ等、サーバ510bが、デバイスが、例えば、初めてオンにされたことの指示を受信するまで、HELLOメッセージをUEデバイス504bに周期的に送信してもよい。HELLOメッセージは、デバイス504bと関連付けられたデバイスIDに基づいて、デバイス504bにアドレス指定されてもよい。HELLOメッセージは、通信ネットワーク414を介して、デバイス504bに伝送されてもよい。HELLOメッセージは、制御回路304によって伝送されるようにされてもよい。I’M HEREメッセージは、通信ネットワーク414を介して、サーバ510bに伝送されてもよく、制御回路304によって伝送されるようにされてもよい。
【0079】
いくつかの実施形態では、デバイス504bが自動構成されるべきことの指示の受信に応じて、サーバ510bは、制御回路304が、ユーザアカウントが存在することを判定した場合、ユーザアカウントと関連付けられた情報をデバイス504bに伝送してもよい。互換性判定が行われた場合、サーバ510bは、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別された互換性があるコンテンツ消費材料の一部または全部に関連する情報をUEデバイス504bに伝送してもよい。そのような伝送は、通信ネットワーク414を経由して行われてもよく、制御回路304によって伝送されるようにされてもよい。UEデバイス504bは、次いで、処理回路306を使用して、コンテンツ消費材料と関連付けられたインストールまたは構成情報にアクセスするための情報を処理してもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、コンテンツ消費材料と関連付けられたインストール情報をサーバ510bからダウンロードしてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、コンテンツ消費材料のプロバイダから等、1つまたはそれを上回る異なるサーバからコンテンツ消費材料と関連付けられたインストール情報をダウンロードしてもよい。情報を処理するとき、UEデバイス504bは、サーバ510b、あるいはローカルに、もしくはUEデバイス504bおよび/またはサーバ510bから遠隔に位置し得る、異なるサーバに、インストール情報をUEデバイス504bに伝送させてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、インストールまたは構成情報の受信に応じて、コンテンツ消費材料を自動的にインストールしてもよい。他の実施形態では、UEデバイス504bは、表示312を介して、ユーザ501aに、該当する場合、識別されたコンテンツ消費材料のどのコンテンツ消費材料をインストールすべきかを選択するようにプロンプトしてもよい。そのようなプロンプトは、一覧として提供されてもよく、ユーザ501aは、各コンテンツ消費材料と関連付けられたボックスをチェックまたはチェック解除し、次いで、提出ボタンを押下してもよい(例えば、ユーザ入力インターフェース310を介して)。
【0080】
いくつかの実施形態では、ユーザがUEデバイスをAppleのような第1のエンティティから購入するのとは対照的に、ユーザは、Best Buyのような物理的小売店舗、またはwww.amazon.comのようなオンラインベンダ等の第三者ベンダからUEデバイスを購入してもよい。そのような実施形態では、サーバは、ベンダから、製造番号等のUEデバイス識別子を受信してもよく、サーバはまた、クレジットカード番号等の購入情報を受信する。サーバは、次いで、データベースにクエリを行い、購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在するかどうかを判定する。ユーザアカウントが存在しない場合、ベンダは、購入されたUEデバイスを自動構成するために、購入者がユーザアカウントを作成する機会をもたらしてもよい。ユーザアカウントが存在する場合、サーバは、ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、ユーザの他のUEデバイスによって処理されるコンテンツ消費材料が新しく購入されたUEデバイス上で自動構成され得るように、ユーザアカウントを識別してもよい。UEデバイスが、第1のエンティティからとは対照的に、第三者ベンダから購入されるとき、UEデバイスまたはベンダは、第1のエンティティが、UEデバイスを自動構成するために、クエリを行う必要がない、データベースにクエリを行う必要があり得る。
【0081】
図5Aは、本開示のいくつかの実施形態による、デバイスが購入されたときに取得された情報に基づいて、ユーザアカウントを識別し得る、システムの例証的実施形態を示す。図5Aでは、ユーザ501aは、店舗502aにおいて、UEデバイス504aをレジ506aで購入中である。本実施形態は、単に、例証であり、購入は、オンラインベンダを通して電子的に等、物理的店舗外で生じてもよい。そのような事例では、レジ506aは、オンラインベンダによって、または独立取引ブローカーを通して所有または運営されるかどうかにかかわらず、PayPalまたは取引を促進する任意の他のサービス等のオンライン取引ブローカーであってもよい。購入はまた、非小売取引(例えば、個人間の私的取引)等、これらの環境のいずれか外で生じてもよい。そのような事例では、レジ506aは、再び、オンラインベンダによって、または独立取引ブローカーを通して所有または運営されるかどうかにかかわらず、かつ物理的または仮想的であるかどうかにかかわらず、PayPalまたは取引を促進する任意の他のサービス等のオンライン取引ブローカーであってもよい。レジ506aは、デバイス300の機能性を含んでもよい。
【0082】
UEデバイス504aが、購入されると、制御回路304は、UEデバイスIDおよび購入情報を判定する。制御回路304は、自動的に、または手動で、デバイスIDを判定してもよい。自動判定は、SKU番号、バーコード、QCコード、または任意の他のタイプの走査可能番号が、レジ506aに打ち込まれる、または走査されると生じてもよい。制御回路304はまた、購入されたアイテムと関連付けられた一意の識別子を判定するために、在庫または倉庫データベース等のデータベースにアクセスすることによって、UEデバイスIDを自動的に判定してもよい。例えば、オンラインベンダを介して、UEデバイスを購入するとき、ベンダの制御回路304は、データベースにアクセスし、購入されたアイテムのデバイスIDを判定してもよい。そのようなデータベースアクセスは、SQL等のデータベースにアクセスするための任意の公知のクエリ言語を使用することによって生じてもよい。手動判定は、レジ係が、おそらく、レジ506aにおける画面上のプロンプトに応答して、UEデバイスIDに手動で打ち込むことによって生じてもよい。手動判定はまた、ユーザ501aによる手動登録等、取引後に生じてもよい。手動判定は、ユーザ入力インターフェース310を介して、ユーザ入力に応答して行われてもよい。
【0083】
購入情報は、クレジットカード番号、デビットカード番号、銀行口座番号、GoogleウォレットまたはPayPal等の電子ウォレットと関連付けられた識別子、名前等のレジ係に与えられる個人情報、アドレス、電話番号、および/または購入者501aを識別するために関連する、またはそのために使用され得る、任意の他の情報等、少なくとも、ユーザ501aを識別する役割を果たす、情報を含んでもよい。電子購入の場合、購入情報は、IPアドレス、購入を行うために使用されるデバイスのMACアドレス、オンラインベンダによって割り当てられる識別子、ログイン識別子またはハンドル、および/またはデバイスの購入者を識別する役割を果たし得る、任意の他の情報を含んでもよい。
【0084】
購入情報は、自動的に、または手動で、判定されてもよい。購入情報の自動判定は、自動的に、支払が行われたときの支払の器具と関連付けられたアカウント番号を判定することを含んでもよい。例えば、磁気ストライプまたは、クレジットカードリーダ等のカードリーダを通して読み取られる、磁気ストライプと関連付けられたアカウント番号が、判定されてもよい。自動判定は、処理回路306によって生じてもよい。購入情報の手動判定は、レジ係が、おそらく、ユーザ入力インターフェース310を介して、名前、住所、および/または電話番号等、ユーザを識別する情報を手動で入力することによって、レジ506aにおいて生じてもよい。
【0085】
制御回路304は、送信機508aによって、通信ネットワーク414を経由して、UEデバイスIDおよび購入情報をサーバ510aに伝送してもよい。サーバ510aは、ローカルに、またはレジ506aから遠隔に位置してもよい。サーバ510aは、UEデバイス300の全機能性を含んでもよい。サーバ510aは、ユーザアカウントを提供するベンダと関連付けられる、および/またはそれによって動作されてもよい。サーバ510aが、デバイスIDおよび購入情報を受信すると、サーバ510aは、購入情報をデータベース512aに伝送する。本伝送は、SQL等の任意の公知のクエリ言語を使用して、データベース512aにアドレス指定されたクエリを生成することによって生じてもよい。いくつかの事例では、データベース512aは、サーバ510aと同じ場所に位置する。いくつかの事例では、データベース512aおよびサーバ510aは、1つの統合されたデバイスである。いくつかの事例では、データベース512aおよびサーバ510aは、相互から遠隔に位置する。データベース512aに関するコンテンツおよび詳細は、図6および図7に関連して以下に説明される。
【0086】
購入情報を含む、伝送を受信することに応じて、データベース512aは、購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在するかどうかを判定する。ユーザアカウントが存在しない場合、データベース512aは、サーバ510aに、ユーザアカウントが存在しないことの指示を伝送する。サーバ510aは、続いて、ベンダが、ユーザ501aに、新しいユーザアカウントを設定する機会をもたらすように、ベンダ(例えば、店舗502a)に、ユーザ501aと関連付けられたユーザアカウントが存在しないことの指示を伝送してもよい。そのような機会は、新しいユーザアカウントを設定するための対価として、料金の支払または定期料金を支払うことの約束を要求し得る。
【0087】
購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在する場合、データベース512aは、どのユーザアカウントが購入情報に対応するかを識別する。本識別と関連付けられた詳細は、図6および図7に関連して以下に説明される。購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在する場合、データベース512aは、ユーザアカウントと関連付けられた識別子(例えば、アカウント識別子)をサーバ510aに伝送してもよい。データベース512aは、UEデバイス300の機能性を含んでもよく、制御回路304を使用することによって、判定されるユーザアカウントと関連付けられた情報を判定および伝送してもよい。データベース内の情報は、記憶308内に記憶されてもよい。図5Bに関連して説明されるであろうように、サーバ510aは、ユーザアカウントと関連付けられた情報をデバイス504aに、または、次いで、その情報を利用して、UEデバイス504aを自動構成する、店舗502aに伝送することによって、UEデバイス504aを自動構成させてもよい。いくつかの実施形態では、サーバ510aは、店舗502aが、ユーザ501aに、UEデバイス504aを自動構成するために使用され得るトークンを受信させ得るように、店舗502aが、ユーザ501aと関連付けられたユーザアカウントと関連付けられた情報をダウンロードすることを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、トークンは、USBキー、スマートカード、SDカード、ミニSDカード、ハードドライブ(内部または外部)、あるいはユーザ501aがUEデバイス504aを自動構成させることを可能にする情報を記憶および/または転送可能な任意の他の構成要素を含んでもよい。いくつかの実施形態では、トークンは、UEデバイス504aが、ユーザアカウント情報へのアクセスに応じて、自動構成され得るように、ユーザ501aが、UEデバイス504aを介してユーザアカウント情報にアクセスするために使用し得る、ログイン情報であってもよい。
【0088】
いくつかの実施形態では、ユーザと関連付けられたユーザアカウントが識別されると、サーバは、データベースにアクセスし、どのコンテンツ消費材料が購入されたUEデバイスに提供されるべきかを判定してもよい。サーバは、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別された全コンテンツ消費材料が、UEデバイスに提供されるべきかどうかを判定してもよく、またはサーバは、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたいくつかのコンテンツ消費材料のみ、UEデバイスに提供されるべきかどうかを判定してもよい(例えば、UEデバイスと互換性があるコンテンツ消費材料)。サーバは、UEデバイスが自動構成されるべきことの判定に応じて、判定されたコンテンツ消費材料と関連付けられた情報をUEデバイスまたはベンダに提供してもよい。
【0089】
図5Bは、本開示のいくつかの実施形態による、新しく購入されたUEデバイスと互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料を識別し得る、システムの例証的実施形態を示す。購入者のユーザアカウントを識別後、図5Aに関連して前述に説明されたように、サーバ510bは、ユーザアカウントと関連付けられ、またはそれによって識別されたどのコンテンツ消費材料が、UEデバイス504bとも互換性があるかに関して、データベース512bにクエリを行ってもよい。本クエリは、SQLまたは任意の他の公知のクエリ言語あるいはデータベースと情報を交換するための手段を介して、行われてもよい。本クエリは、前述に列挙された他のクエリと並行して、または連続して、送信されてもよく、クエリは、特定の順序で送信されなくてもよい。データベース512bは、UEデバイス識別子と併せて、ユーザアカウント情報を使用して、UEデバイス504bと関連付けられたプラットフォームを判定してもよい。データベース512bは、判定されたプラットフォームを利用して、そのプラットフォームと互換性があるコンテンツ消費材料の一覧を取得してもよい。データベース512bは、ユーザアカウントと関連付けられた一覧上のコンテンツ消費材料のみを含むように、取得された一覧を絞り込んでもよい。クエリの結果は、例えば、UEデバイス504bがテレビゲーム機器であり、ユーザアカウントと関係付けられる着信音アプリケーションが、テレビゲーム機器と互換性がないことをサーバに判定させ得る。購入されたUEデバイスとのコンテンツ消費材料の互換性の判定は、随意であることに留意されたい。
【0090】
いくつかの実施形態では、ユーザ501aは、ウェブサイトにアクセスし、ユーザ501aのユーザアカウントを管理してもよい。本ウェブサイトから、ユーザ501aは、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費材料の一覧にアクセスしてもよい。ユーザ501aは、おそらく、各コンテンツ消費材料と関連付けられたボックスをチェックまたはチェック解除することによって、一覧上のどのコンテンツ消費材料がUEデバイス504b上に構成されるかを規定してもよい。一覧は、UEデバイス504bと互換性があるコンテンツ消費材料に限定されてもよく、またはそうでなくてもよい。ウェブサイトが、UEデバイス504bの購入時または構成時前にアクセスされる場合、ユーザ501aは、ユーザ501aの選択が次の購入されるデバイスに適用されるべきことを規定し得る。UEデバイス504bの構成時後、ユーザ501aは、ウェブサイトを通して、UEデバイス504b上のコンテンツ消費材料を管理してもよい。例えば、ユーザ501aは、UEデバイス504bが、新しく選択されたコンテンツ消費材料へのアクセスを有効にするよう構成されるように、以前に選択されていないコンテンツ消費材料を選択してもよい。同様に、ユーザ501aは、UEデバイス504bが、新しく選択解除されたコンテンツ消費材料へのアクセスを除去するよう構成されるように、以前に選択されたコンテンツ消費材料を選択解除してもよい。一覧は、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費材料の追加または削除を反映するように、継続的に更新されてもよい。
【0091】
いくつかの実施形態では、該当する場合、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたどのコンテンツ消費材料が、UEデバイス504bと互換性があるかを判定後、サーバ510bは、次いで、UEデバイス504bが、自動構成されるべきことの指示の受信を待機してもよい。そのような指示は、デバイスが初めてオンにされたことの指示、デバイスが現在デフォルトまたは工場設定に設定されていることの指示、UEデバイス504bがインターネット等のネットワークに初めてアクセスしていることの指示、新しいまたは付加的ユーザログインがUEデバイス504bに初めて登録されたことの指示、UEデバイス504bを自動構成することのユーザ要求の受信の指示、および同等物を含んでもよい。
【0092】
いくつかの実施形態では、UEデバイス504bが自動構成されるべきことの指示が、サーバ510bによって受信されることを確実にするために、UEデバイス504bは、UEデバイス504bが、特定のユーザアカウントに対して構成されるべきであるかどうかに関して尋ねる要求をサーバ510bに送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、UEデバイス504bが初めてオンにされたことの判定に応じて、ユーザ501aと関係付けられた新しいユーザアカウントがUEデバイス504bに登録されたことの判定に応じて、またはUEデバイス504bを自動構成することのユーザ要求が受信されたことの判定に応じて、本要求を送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、新しいユーザアカウントが作成されたことの判定に応じて、本要求を送信するように構成されてもよい。
【0093】
いくつかの実施形態では、UEデバイス504bが自動構成されるべきであることの指示が、サーバ510bによって受信されることを確実にするために、サーバ510bは、I’M HEREメッセージ等、サーバ510bが、デバイスが、例えば、初めてオンにされたことの指示を受信するまで、HELLOメッセージをUEデバイス504bに周期的に送信してもよい。HELLOメッセージは、デバイス504bと関連付けられたデバイスIDに基づいて、デバイス504bにアドレス指定されてもよい。HELLOメッセージは、通信ネットワーク414を介して、デバイス504bに伝送されてもよい。HELLOメッセージは、制御回路304によって伝送されるようにされてもよい。I’M HEREメッセージは、通信ネットワーク414を介して、サーバ510bに伝送されてもよく、制御回路304によって伝送されるようにされてもよい。
【0094】
いくつかの実施形態では、UEデバイス504bが自動構成されるべきことの指示の受信に応じて、サーバ510bは、制御回路304が、ユーザアカウントが存在することを判定した場合、ユーザアカウントと関連付けられた情報をUEデバイス504bに伝送してもよい。互換性判定が行われた場合、サーバ510bは、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別された互換性があるコンテンツ消費材料の一部または全部に関連する情報をUEデバイス504bに伝送してもよい。そのような伝送は、通信ネットワーク414を経由して行われてもよく、制御回路304によって伝送されるようにされてもよい。UEデバイス504bは、次いで、処理回路306を使用して、コンテンツ消費材料と関連付けられたインストールまたは構成情報にアクセスするための情報を処理してもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、コンテンツ消費材料と関連付けられたインストール情報をサーバ510bからダウンロードしてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、コンテンツ消費材料のプロバイダから等、1つまたはそれを上回る異なるサーバからコンテンツ消費材料と関連付けられたインストール情報をダウンロードしてもよい。情報を処理するとき、UEデバイス504bは、サーバ510b、あるいはローカルに、もしくはUEデバイス504bおよび/またはサーバ510bから遠隔に位置し得る、異なるサーバに、インストール情報をUEデバイス504bに伝送させてもよい。いくつかの実施形態では、UEデバイス504bは、インストールまたは構成情報の受信に応じて、コンテンツ消費材料を自動的にインストールしてもよい。他の実施形態では、UEデバイス504bは、表示312を介して、ユーザ501aに、該当する場合、識別されたコンテンツ消費材料のどのコンテンツ消費材料をインストールすべきかを選択するようにプロンプトしてもよい。そのようなプロンプトは、一覧として提供されてもよく、ユーザ501aは、各コンテンツ消費材料と関連付けられたボックスをチェックまたはチェック解除し、次いで、提出ボタンを押下してもよい(例えば、ユーザ入力インターフェース310を介して)。
【0095】
いくつかの実施形態では、データベースは、ユーザアカウントと関連付けられた情報に対応するエントリを含有してもよい。エントリは、ユーザアカウント名ならびにユーザアカウントと関連付けられた任意の情報を含んでもよい。ユーザアカウントと関連付けられた情報は、ユーザと関連付けられたクレジットカード番号および銀行口座番号等の購入情報を含んでもよい。ユーザアカウントと関連付けられた情報はまた、種々のサービスに対応する、ログイン情報を含んでもよい。ログイン情報は、サービスに対応する、ユーザ名およびパスワードを含んでもよい。ユーザアカウントと関連付けられ得る、他の情報は、ユーザアカウントと関連付けられたアプリケーションの一覧を含んでもよい。
【0096】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザアカウントと関連付けられたフィールドを詳述する、データベースエントリの例証的実施形態を示す。データベースエントリ600は、ユーザアカウント名602、購入情報604、およびログイン情報606を含んでもよい。データベースエントリ600は、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料、ユーザアカウントと関連付けられたUEデバイス、ユーザアカウントと関連付けられたUEデバイスのそれぞれまたはいずれか上にインストールされた具体的コンテンツ消費材料、および同等物等の付加的フィールドを含んでもよい。この場合、ユーザアカウントは、アイテム602に示されるように、John Smithに属する。アイテム604は、John Smithのユーザアカウントと関連付けられた購入情報を描写する。例えば、John Smithと関連付けられたクレジットカード番号および銀行口座番号が、本エントリ内に現れる。しかしながら、前述において定義されるような任意のタイプの購入情報が、本エントリの一部を形成してもよい。アイテム606は、ログイン情報を描写する。ログイン情報606は、ユーザ名610、パスワード612、および対応するサービス608を含んでもよい。いくつかの事例では、パスワードは、サービスにアクセスするために必要とされず、したがって、対応するパスワードは、そのサービスに対して記入されないであろう。サービス608は、限定ではないが、銀行サービス、メディアサービス、パーソナル編成サービス、カレンダサービス、または任意の他のタイプのサービスを含む、コンテンツ消費材料に対応する、任意のタイプのサービスであってもよい。
【0097】
いくつかの実施形態では、ユーザは、手動で、情報を打ち込み、そのユーザアカウントから削除してもよい。これは、ユーザ入力インターフェース310を介して行われてもよい。ユーザは、セキュアなウェブサイトを通して、または専用アプリケーションを通して、そのユーザアカウント内の情報を操作してもよい。ユーザは、電話、チャット、またはインスタントメッセージサービスにより、そのユーザアカウントと関連付けられた代理人と会話し、情報が変更されることを要求することによって、あるいはそのような代理人と対面して相互作用することによって、そのユーザアカウント内の情報を操作してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザアカウントを提供するサービスは、購入情報、ログイン情報、またはUEデバイス504a上にインストールされたコンテンツ消費材料等の情報を自動的に検出してもよい。これは、ユーザが、サービスにログインする、または現在ユーザアカウントの一部ではないコンテンツ消費材料をインストールする度に、あるいはユーザが、そのユーザアカウントの購入情報フィールド604内にない支払の手段を使用するとき、検出されてもよい。
【0098】
いくつかの実施形態では、そのような情報は、ユーザアカウントに自動的に追加されてもよく、他の実施形態では、ユーザは、本情報をそのユーザアカウントに手動で追加してもよい。ユーザは、ユーザアカウントのプロバイダが、ユーザのユーザアカウントに打ち込むことが好適である情報を検出する度に、表示312を介して、プロンプトされてもよい。ユーザは、代わりに、または加えて、ユーザが、そのユーザアカウントにログインし、該当する場合、追加することを所望する検出されたコンテンツ消費材料を選択すると、プロンプトされてもよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、データベース512aが、クエリをサーバ510aから受信すると、データベース512aは、購入情報等のクエリ内の情報を使用し、データベース512a内のエントリを相互参照し、合致する結果を見つける。合致する結果は、購入情報と関連付けられたデータベースエントリを含んでもよい。合致する結果は、制御回路304が、ユーザ501aと関連付けられた1つまたはそれを上回るユーザアカウントを判定することを可能にするように、データベース512aによって、サーバ510aの制御回路304に返信される。
【0100】
いくつかの実施形態では、データベースエントリは、デバイスIDと、UEデバイス504aが動作するプラットフォームを相関させてもよい。同一エントリまたは異なるエントリが、互換性があるコンテンツ消費材料の一覧と具体的プラットフォームを利用するデバイスを相関させてもよい。
【0101】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、デバイス識別子、UEデバイスのプラットフォーム(例えば、製造業者およびモデル)、およびどのコンテンツ消費材料(例えば、アプリケーション)がそれらのUEデバイスと互換性があるかどうかということの間の関連付けを詳述する、データベースエントリの例証的実施形態を示す。そのようなエントリは、記憶308内のデータベース512上または別個かつ異なるデータベース上に記憶されてもよい。エントリ700は、アイテム702、704、および706を含み、アイテム702は、UEデバイスIDを一覧化し、アイテム704は、UEデバイスIDの製造業者およびモデルを一覧化し、アイテム706は、その具体的モデルと互換性があるアプリケーションを一覧化する。実施例として、新しく購入されたiPhone 4Sは、デバイスID A47629X6を有し得、これは、iPhoneの製造番号であり得る。iPhoneは、NetflixおよびHuluのようないくつかの汎用アプリケーションと互換性があるが、Google Playのようないくつかの専用アプリケーションと互換性がない。別の実施例として、第1世代Samsung Chromebookは、Google PlayおよびSlingPlayerと互換性があり得るが、iTunesと互換性がない。
【0102】
いくつかの実施形態では、互換性エントリ700は、購入されたUEデバイスと互換性があるコンテンツ消費材料と関連付けられた情報のみ、購入されたUEデバイスに伝送されることを確実にする。例えば、データベース512aが、クエリをサーバ510aから受信すると、データベース512aは、UEデバイスID等のクエリ内の情報を使用し、データベース512a内のエントリを相互参照し、合致する結果を見つける。合致する結果は、UEデバイス504aと互換性があるコンテンツ消費材料の一覧を含むエントリ等、デバイスIDと関連付けられたデータベースエントリを含んでもよく、UEデバイス504aは、UEデバイスIDに対応する。データベース512bは、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費材料のみを含むように、合致する結果を絞り込み、次いで、結果をサーバ510bに伝送してもよく、またはデータベース512bは、取得された結果をサーバ510bに伝送してもよく、次いで、おそらく、データベース512bまたは異なるデータベースにクエリを行うことによって、ユーザ501aに対応するコンテンツ消費材料のみを含むように、合致する結果を絞り込んでもよい。
【0103】
いくつかの実施形態では、サーバは、UEデバイスが購入されたときに、購入およびUEデバイス識別子と関連付けられた情報を受信する。サーバは、データベースにアクセスし、購入情報と関連付けられたユーザアカウントを識別してもよい。識別されたユーザアカウントは、サーバによって、UEデバイス識別子に基づいて、UEデバイスと関連付けられてもよい。次いで、UEデバイスが自動構成されるべきであることの判定が行われ、判定に応答して、サーバは、ユーザアカウントと関連付けられた情報をUEデバイスに伝送してもよい。
【0104】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、UEデバイスが購入されたときに取得された情報に基づいて、ユーザアカウントを識別し、ユーザアカウントと関連付けられた情報を購入されたUEデバイスに伝送する際に関わる、例証的ステップのフロー図である。ステップ802では、サーバは、ユーザがUEデバイスを購入したことに応答して、UEデバイスと関連付けられたUEデバイスIDおよび購入情報を受信してもよい。例えば、サーバ510aは、ユーザ501aがコンピュータを購入するとき、新しく購入されたコンピュータの製造番号と、レジ506aにおいてレジ係によって掃引されたクレジットカード番号とを受信してもよい。
【0105】
ステップ804では、サーバは、データベースを検索し、受信された購入情報に基づいて、ユーザアカウントを識別してもよい。いくつかの実施形態では、サーバは、通信ネットワーク414を介して、データベースにアクセスする。他の実施形態では、サーバは、データベースと同じ場所に位置する。ユーザアカウントは、ユーザがUEデバイスを購入するのに先立って、ユーザがコンテンツを消費することを可能にするように、別のUEデバイスによって処理されたコンテンツ消費材料を識別してもよい。識別されたコンテンツ消費材料は、ユーザ名、パスワード、ならびに購入者が他のデバイス上にインストールした購読物およびアプリケーションに関する情報を含んでもよい。例えば、サーバ510aは、購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在するかどうかに関して、データベース512aにアクセスしてもよく、そうである場合、サーバ510aは、データベース512aから、ユーザアカウント番号を習得してもよい。
【0106】
ステップ806では、サーバは、UEデバイス識別子に基づいて、通信をUEデバイスに自動的に伝送してもよく、通信は、UEデバイスをユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料で構成させる。いくつかの実施形態では、サーバ510aは、UEデバイス504aを自動構成するためのユーザ要求に応答して、通信を伝送する。いくつかの実施形態では、サーバ510aは、サーバ510aが、UEデバイス504aが初めてオンにされたことを判定すると、通信を伝送する。いくつかの実施形態では、本判定は、サーバ510aが応答(例えば、I’M HEREメッセージ)を受信すると、サーバ510aが、UEデバイス504aが初めてオンにされたことを把握するように、デバイスIDに基づいて、UEデバイス504aにアドレス指定されたHELLOメッセージを送信することによって行われる。いくつかの実施形態では、UEデバイス504aが、初めてオンにされると、UEデバイス504aは、サーバ510aに、ユーザ501aのためのユーザアカウントに関連する情報の要求を送信する。そのような実施形態は、UEデバイス504aがHELLOメッセージに応答可能ではない間、サーバ510aが、HELLOメッセージを周期的に送信することによって負担がかけられることを回避してもよい。
【0107】
いくつかの実施形態では、UEデバイスが自動構成されるべきとき、データベースが、そのプラットフォームと互換性があるコンテンツ消費材料のみ、デバイス上に構成されるように、UEデバイスのプラットフォームを判定するためにアクセスされる。
【0108】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、新しく購入されたUEデバイスと互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられたコンテンツ消費材料を識別する際に関わる、例証的ステップのフロー図である。ステップ902では、UEデバイス識別子および購入情報が、受信される。例えば、デバイス識別子および購入情報は、レジ506aにおけるUEデバイス504aの購入に応答して、送信機508aを介して受信されてもよく、伝送は、通信ネットワーク414を経由して生じる。
【0109】
ステップ903では、制御回路304が、購入情報と関連付けられたユーザアカウントが存在するかどうかを判定する。例えば、サーバ510aは、データベース512aにクエリを行い、ユーザアカウントが購入情報と関連付けられるかどうかを判定してもよい。
【0110】
ステップ904では、制御回路が、購入情報と関連付けられたユーザアカウントを判定する。例えば、サーバ510aは、データベース512aにクエリを行い、ユーザアカウントを判定してもよい。本判定は、図5Aに関連して行われた議論に従って行われる。
【0111】
随意のステップ906では、データベースが、UEデバイス識別子に基づいて、購入されたUEデバイス504aのプラットフォームを判定するためにアクセスされる。いくつかの実施形態では、プラットフォームは、UEデバイス504aの製造業者および/またはモデルと関連付けられてもよい。例えば、エントリ700が、通信ネットワーク414を介して、サーバ510aによってアクセスされ、図7に描写されるように、製造番号A47629X6に対応し得る、UEデバイス504aの製造業者および/またはモデルを判定してもよい。いくつかのプラットフォームは、デバイスの機能性を認可および専用アプリケーションに制限する、エンティティに対応し得る。
【0112】
随意のステップ908では、UEデバイスが互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料のセットが、判定される。本判定は、ステップ906においてアクセスされたものと同一または異なるデータベースにアクセスすることによって行われてもよい。例えば、エントリ700は、通信ネットワーク414を介して、サーバ510aによってアクセスされ、互換性があるアプリケーション706等、特定のUEデバイスIDと互換性があるコンテンツ消費材料のセットを判定してもよい。いくつかの実施形態では、どのコンテンツ消費材料がUEデバイスが互換性があるかを判定することは、デバイスのプラットフォームを判定し、データベースにアクセスし、そのプラットフォームと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料を判定し、次いで、プラットフォームがサポートするコンテンツ消費材料のどのコンテンツ消費材料が、ユーザアカウントと関連付けられるかを判定することを含んでもよい。
【0113】
ステップ912では、サーバは、UEデバイスが自動構成されるべきことを判定してもよい。この場合、制御回路304は、コンテンツ消費材料の判定されたセットと関連付けられた情報をUEデバイス504aに伝送してもよい。例えば、サーバ510aは、通信ネットワーク414を介して、本情報をUEデバイス504aに伝送してもよい。
【0114】
いくつかの実施形態では、UEデバイスは、自動構成されるべき要求を伝送してもよい。UEデバイスは、UEデバイスが、受信された情報に基づいて、自動構成され得るように、ユーザアカウントと関連付けられた情報を受信してもよい。
【0115】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、UEデバイスが以前にユーザアカウントと関連付けられていないとき、UEデバイスによって行われる、例証的ステップのフロー図である。ステップ1002では、UEデバイスは、UEデバイスを自動構成するための要求を伝送する。例えば、UEデバイス504aは、初めてオンにされ得、それに応じて、UEデバイス504aは、HELLOメッセージをサーバ510aから受信し、通信ネットワーク414を介して、I’M HEREメッセージで応答するであろう。
【0116】
ステップ1004では、UEデバイスは、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料を識別する、通信を受信する。本情報は、互換性情報、購読物情報、ログイン情報、および同等物を含んでもよい。例えば、UEデバイス504aは、通信ネットワーク414を介して、サーバ510aから、ユーザアカウントと関連付けられたログイン情報606の指示を受信してもよい。そのような情報は、サーバ510aおよび/または1つまたはそれを上回る他のサーバから受信されてもよい。
【0117】
ステップ1006では、UEデバイスは、ステップ1004において受信された情報に基づいて、自動構成する。いくつかの実施形態では、UEデバイス504aは、制御回路304を使用して、ユーザ501aのユーザアカウントと関連付けられたサービスのためのユーザ501aのログイン情報が、自動的にロードされるように、自動的に、ウェブブラウザ設定を修正する、またはクッキーを設定してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、自動的に、アプリケーションプロバイダサーバにアクセスし、アプリケーションに関連するインストールファイルをダウンロードし、次いで、自動的に、ダウンロードされたインストールファイルを実行してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、ユーザに、表示312を通して、ユーザアカウントと関連付けられたアプリケーションまたはログイン情報のサブセットのみを選択するようにプロンプトさせてもよい。図8に説明されるサーバ機能のフロー図は、図10の機能と緊密に関連付けられ、したがって、図8に関連して説明される全実施形態は、図10のフロー図と関連付けられた機能にも等しく適用可能である。
【0118】
いくつかの実施形態では、UEデバイスが自動構成されるべきとき、UEデバイスは、サーバからの通信を処理し、ユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料を識別する。例えば、UEデバイスは、UEデバイスと互換性がある、ユーザアカウントと関連付けられた、またはそれによって識別されたコンテンツ消費材料のセットを発見し得る。UEデバイスは、次いで、コンテンツ消費材料の発見されたセットのどのアプリケーションが、UEデバイス上に未だ構成されていないかを判定し、各そのようなアプリケーションをインストールさせ、したがって、ユーザがデバイスを最初に使用するとき、ユーザがそれらのアプリケーションに対応するコンテンツを消費することを可能にしてもよい。
【0119】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、サーバからの通信の受信に応じて、UEデバイスを構成するためにUEデバイスによって行われる例証的ステップのフロー図である。ステップ1102では、UEデバイスは、通信を処理し、ユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料を識別する。例えば、制御回路304は、コンテンツ消費材料を処理するために使用される。
【0120】
ステップ1104では、UEデバイスは、識別されたコンテンツ消費材料と関連付けられたどの複数のアプリケーションが、UEデバイス上に未だ構成されていないかを判定する。例えば、制御回路304は、ユーザアカウントによって識別されたコンテンツ消費材料のいずれかが、UEデバイス504a上に既存であるかどうかを判定するために使用される(例えば、デフォルト設定により)。
【0121】
ステップ1106では、UEデバイスは、識別されたコンテンツ消費材料内のそのようなアプリケーション毎に規定された設定に合致するように(そのような設定が実際に規定されている場合)、任意の事前にインストールされたアプリケーションの設定を修正する。例えば、カレンダアプリケーション204bが、識別されたコンテンツ消費材料のアプリケーションであり、UEデバイス504a上に事前にインストールされている場合、カレンダアプリケーションは、自動的に、カレンダ内にユーザ501aの選好を含むように修正されてもよい。
【0122】
ステップ1108では、UEデバイスはUEデバイス上に未だインストールされていないと判定されるアプリケーションをダウンロードする。例えば、UEデバイス504aは、通信ネットワーク414を介して、アプリケーションをダウンロードし、アプリケーションを記憶308上に記憶する。
【0123】
ステップ1110では、UEデバイスのプラットフォームは、モジュールがユーザによって選択されると、対応するアプリケーションが実行され、ユーザが、その対応するアプリケーションを使用して、コンテンツを消費し得るように、アプリケーション毎にモジュールを含むように修正される。例えば、ユーザが、ユーザ入力インターフェース310を使用して、モジュール208bを選択すると、音楽アプリケーション(例えば、iTunes)が、実行され、ユーザは、音楽を消費することが可能となる。
【0124】
本発明に関わる方法は、コンピュータ使用可能および/または可読メディアを含む、コンピュータプログラム製品内に具現化され得ることが、当業者に明白となるであろう。例えば、そのようなコンピュータ使用可能メディアは、その上に記憶されるコンピュータ可読プログラムコードを有する、CD−ROMディスクまたは従来のROMデバイス等の読取専用メモリデバイス、あるいはハードドライブデバイスまたはコンピュータディスケット等のランダムアクセスメモリから成ってもよい。また、本発明に関わる方法、技法、およびプロセスは、処理回路を使用して実行されてもよいことを理解されたい。例えば、本明細書に説明されるようなユーザアカウントの判定は、処理回路、例えば、図3の処理回路306によって行われてもよい。処理回路は、例えば、ユーザ機器108または図1のサーバ122のうちの1つ内の汎用プロセッサ、カスタマイズされた集積回路(例えば、ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であってもよい。例えば、ユーザアカウント情報は、図3の記憶308または図4のメディアガイドデータソース418内に記憶され、そこから読み出されてもよい。さらに、処理回路またはコンピュータプログラムは、図3の記憶308または図4のメディアガイドデータソース418内に記憶される情報を更新することによって、プロファイルを更新してもよい。
【0125】
前述のプロセスは、例証であり、限定であることを意図しない。当業者は、本明細書で論じられるプロセスのステップが、省略される、修正される、組み合わせられる、および/または並べ替えられてもよく、任意の付加的ステップが、本発明の範囲から逸脱することなく、行われてもよいことを理解するであろう。より一般的には、前述の開示は、例示であり、限定であることを意味しない。以下の請求項のみ、本発明が含むべき境界を設定することを意味する。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図11