(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367948
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】駐車指令の送信を生じさせるための方法および機器
(51)【国際特許分類】
B60R 21/00 20060101AFI20180723BHJP
B60R 99/00 20090101ALI20180723BHJP
B60W 30/06 20060101ALI20180723BHJP
B60W 50/14 20120101ALI20180723BHJP
G08G 1/16 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
B60R21/00 991
B60R99/00
B60W30/06
B60W50/14
G08G1/16 C
【請求項の数】9
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2016-540026(P2016-540026)
(86)(22)【出願日】2014年12月16日
(65)【公表番号】特表2017-502872(P2017-502872A)
(43)【公表日】2017年1月26日
(86)【国際出願番号】FI2014051008
(87)【国際公開番号】WO2015092134
(87)【国際公開日】20150625
【審査請求日】2016年7月14日
【審判番号】不服2017-9577(P2017-9577/J1)
【審判請求日】2017年6月30日
(31)【優先権主張番号】13198689.5
(32)【優先日】2013年12月20日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】315002955
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オーユー
(74)【代理人】
【識別番号】100127188
【弁理士】
【氏名又は名称】川守田 光紀
(72)【発明者】
【氏名】レッパネン ユッシ
(72)【発明者】
【氏名】エロネン アンッティ
(72)【発明者】
【氏名】レフティニエミ アルト
【合議体】
【審判長】
島田 信一
【審判官】
出口 昌哉
【審判官】
氏原 康宏
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−220614(JP,A)
【文献】
特開2007−302065(JP,A)
【文献】
特開2011−42356(JP,A)
【文献】
特開2009−205191(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/00
G08G 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ある1つの車両のための駐車領域を識別することと;
駐車スペースの創出のために十分なスペースが前記駐車領域内に存在すると判断することであって、前記駐車スペースは、前記車両が前記駐車スペースに入り、前記駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた前記駐車領域の一部分である、前記判断することと;
を含む方法であって、前記方法は更に、
前記駐車領域内に、移動可能である他の車両を特定すること、但し前記特定することは、前記他の車両の識別情報に基づいて行うことと;
駐車支援インターフェースに、複数の駐車スペース候補の表示を生じさせることであって、前記駐車スペース候補の前記表示は、各々、前記駐車領域に対する前記駐車スペース候補の位置を示す、前記生じさせることと;
前記駐車スペース候補のいずれかに関連付けられた駐車スペース候補選択入力を示す情報を受信することと;
前記駐車スペース候補選択入力に対応する前記駐車スペース候補を、前記駐車スペースとして識別することと;
前記駐車スペース、前記他の車両、および前記駐車スペース候補の前記駐車スペースとしての前記識別に基づいて、駐車指令を決定することと;
前記駐車指令の送信を生じさせることと;
を含み、前記駐車指令は前記他の車両の車両移動指令である、方法。
【請求項2】
前記駐車スペースの創出のために十分なスペースが前記駐車領域内に存在するという前記判断は、前記他の車両が移動可能であるという前記判断に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
駐車支援インターフェース呼び出し入力を示す入力を受信することをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記駐車支援インターフェース呼び出し入力に基づいて駐車支援インターフェースのディスプレイ表示を生じさせることをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
車両移動範囲のディスプレイ表示を生じさせることと;
前記車両移動範囲の前記表示の変化を示す情報を受信することと;
前記車両移動範囲の前記表示の前記変化に基づいて前記車両移動範囲の設定を生じさせることと;
をさらに含む、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、ディスプレイを含む機器によって実行される、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
ある1つの車両のための駐車領域を識別する手段と;
駐車スペースの創出のために十分なスペースが前記駐車領域内に存在すると判断する手段であって、前記駐車スペースは、前記車両が前記駐車スペースに入り、前記駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた前記駐車領域の一部分である、前記判断する手段と;
を備える装置であって、前記装置は、
前記駐車領域内に、移動可能である他の車両を特定する手段、但し、前記他の車両の識別情報に基づいて前記特定を行う手段と;
駐車支援インターフェースに、複数の駐車スペース候補の表示を生じさせる手段であって、前記駐車スペース候補の前記表示は、各々、前記駐車領域に対する前記駐車スペース候補の位置を示す、前記生じさせる手段と;
前記駐車スペース候補のいずれかに関連付けられた駐車スペース候補選択入力を示す情報を受信する手段と;
前記駐車スペース候補選択入力に対応する前記駐車スペース候補を、前記駐車スペースとして識別する手段と;
前記駐車スペース、前記他の車両、および前記駐車スペース候補の前記駐車スペースとしての前記識別に基づいて、駐車指令を決定する手段と;
前記駐車指令の送信を生じさせる手段と;
を備え、前記駐車指令は前記他の車両の車両移動指令である、装置。
【請求項8】
処理手段及び記憶手段を備える装置であって、前記記憶手段はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令は、前記処理手段に実行されると、前記装置に、請求項1〜6のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成される、装置。
【請求項9】
装置の処理手段に実行されると、前記装置に、請求項1〜6のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成されるプログラム命令を備える、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般に、駐車指令に関する。
【0002】
電子機器は、それらのユーザの生活の主要な部分になった。多くのユーザがユーザの生活の様々な態様を支援するためにユーザの電子機器に依存する。例えば、ユーザは、位置に関する情報を検索するため、位置へのルートを計画するためなどに電子機器を活用できる。多くの環境において、ユーザは、車両をかかる位置へ運転して、食事、ショッピングなどの間に車両を一時的に駐車することを望むであろう。ユーザが受け入れ可能な駐車位置を特定するための簡単かつ直観的な方法を提供するように構成された電子機器を提供することが望ましいであろう。
【0003】
本発明の例の様々な態様が特許請求の範囲に提示される。
【0004】
1つ以上の実施形態は、車両のための駐車領域の識別と、駐車領域内の物体の識別と、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在するという判断であって、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である、判断と、駐車スペースおよび物体に、少なくとも部分的に基づく駐車指令の決定と、駐車指令の送信の発生とのための機器、コンピュータ可読媒体、非一時的コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、ならびに方法を提供できる。
【0005】
1つ以上の実施形態は、車両のための駐車領域の識別のための手段と、駐車領域内の物体の識別のための手段と、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在するという判断のための手段であって、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である、手段と、駐車スペースおよび物体に、少なくとも部分的に基づく駐車指令の決定のための手段と、駐車指令の送信の発生のための手段とを有する機器、コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、ならびに非一時的コンピュータ可読媒体を提供できる。
【0006】
1つ以上の実施形態は、機器を提供できて、機器は、少なくとも1つのプロセッサおよび少なくとも1つのメモリを備え、メモリは、実行されると、機器に、車両のための駐車領域の識別と、駐車領域内の物体の識別と、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在するという判断であって、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である、判断と、駐車スペースおよび物体に、少なくとも部分的に基づく駐車指令の決定と、駐車指令の送信の発生とを実行させる機械可読命令を含む。
【0007】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域は、車両の駐車のために指定された地理的エリアである。
【0008】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域は、車両の駐車に適した地理的エリアである。
【0009】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースは、車両が障害なしに運転操作により駐車スペースに入り、運転操作により駐車スペースから出て行くことができるような寸法にされる。
【0010】
1つ以上の実施形態例は、他の車両の識別情報に、少なくとも部分的に基づいて、物体が移動可能な他の車両であるという判断をさらに実行する。
【0011】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在するという判断は、他の車両が移動可能であるという判断に、少なくとも部分的に基づく。
【0012】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の決定は、他の車両が移動可能であるという判断に、少なくとも部分的に、さらに基づく。
【0013】
少なくとも1つの実施形態例において、物体が移動可能な他の車両であるという判断は、他の車両を識別する車両移動可能性クエリのサーバへの送信の発生と、他の車両の移動可能性を示す情報のサーバからの受信とを含む。
【0014】
少なくとも1つの実施形態例において、物体が移動可能な他の車両であるという判断は、他の車両を識別する車両移動可能性クエリのクライアントからの受信と、車両移動可能性クエリに、少なくとも部分的に基づく他の車両の移動可能性の判断と、他の車両の移動可能性を示す情報のクライアントへの送信の発生とを含む。
【0015】
少なくとも1つの実施形態例において、他の車両の移動可能性の判断は、他の車両と関連付けられた車両移動可能性データに、少なくとも部分的に、さらに基づく。
【0016】
少なくとも1つの実施形態例において、物体が移動可能な他の車両であるという判断は、物体が他の車両と関連付けられた車両移動範囲内で移動可能な他の車両であるという判断を含む。
【0017】
少なくとも1つの実施形態例において、他の車両と関連付けられた車両移動範囲は、他の車両が配置されるようにすることができる駐車領域の一部分を識別する。
【0018】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別をさらに実行し、駐車指令の決定は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別に、少なくとも部分的に基づく。
【0019】
1つ以上の実施形態例は、駐車支援インターフェースの表示に対して駐車スペース候補のディスプレイ表示を発生させることをさらに実行し、駐車スペース候補の表示は、駐車領域に対する駐車スペースの位置を示す。
【0020】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペース候補の表示と関連付けられた駐車スペース候補選択入力を示す情報の受信をさらに実行し、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車スペース候補選択入力に、少なくとも部分的に基づく。
【0021】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペース候補の表示は、他の車両と関連付けられた少なくとも1つの車両移動方向の表示を含む。
【0022】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペース候補の表示は、駐車スペース候補に隣接した駐車領域中のある1つの場所に駐車している、少なくとも1つの車両と関連付けられた少なくとも1つの車両移動方向の表示を含む。
【0023】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車領域の障害のない部分に対応する駐車スペース候補の識別と、駐車領域の障害のない部分への対応に、少なくとも部分的に基づく駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別とを含む。
【0024】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域の障害のない部分は、駐車領域の異なる障害のない部分より大きい。
【0025】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車スペース候補と関連付けられた駐車指令候補の決定と、駐車指令候補に、少なくとも部分的に基づく駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別とを含む。
【0026】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令候補は、異なる駐車スペース候補と関連付けられた異なる駐車指令候補より少ない移動を示す。
【0027】
少なくとも1つの実施形態例において、物体は、移動可能な他の車両であり、駐車指令は、駐車スペース創出指令または車両移動指令のうちの少なくとも1つである。
【0028】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令は、車両移動指令であり、駐車指令の決定は、他の車両と関連付けられた車両移動指令入力に、少なくとも部分的に基づく車両移動指令の決定を含む。
【0029】
1つ以上の実施形態例は、他の車両と関連付けられた車両移動指令入力を示す情報の受信をさらに実行する。
【0030】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令入力は、車両移動方向または車両移動距離のうちの少なくとも1つを示す。
【0031】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別をさらに実行し、駐車指令は、車両移動指令であり、駐車指令の決定は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別に、少なくとも部分的に基づく車両移動指令の決定を含む。
【0032】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別をさらに実行し、駐車指令は、駐車スペース創出指令であり、駐車指令の決定は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別に、少なくとも部分的に基づく駐車スペース創出指令の決定を含む。
【0033】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペース候補を駐車スペースとして識別する駐車スペース候補選択入力を示す情報の受信をさらに実行し、駐車指令は、車両移動指令であり、駐車指令の決定は、駐車スペース候補を駐車スペースとして識別する駐車スペース候補選択入力に、少なくとも部分的に基づく車両移動指令の決定を含む。
【0034】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令は、車両移動指令であり、車両移動指令の決定は、ユーザ・アクションなしに生じる。
【0035】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の決定は、駐車スペースの創出と関連付けられた複数の駐車指令の決定を含む。
【0036】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域内の複数の物体の識別を含む。
【0037】
1つ以上の実施形態例は、識別された物体のうちの少なくとも1つが移動可能な他の車両であるという判断をさらに実行する。
【0038】
少なくとも1つの実施形態例において、物体は、移動可能な他の車両であり、駐車指令は、駐車スペース創出指令であり、駐車指令の送信の発生は、駐車スペース創出指令のサーバへの送信の発生を含む。
【0039】
少なくとも1つの実施形態例において、物体は、移動可能な他の車両であり、駐車指令は、車両移動指令であり、駐車指令の送信の発生は、車両移動指令の送信の発生を含む。
【0040】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令の送信の発生は、車両移動指令のサーバへの送信の発生を含む。
【0041】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令の送信の発生は、他の車両と関連付けられた別個の機器への車両移動指令の送信の発生を含む。
【0042】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令は、車両移動リクエスト通知を示す情報を備え、車両移動リクエスト通知は、他の車両を車両移動指令に従って移動させるように他の車両のユーザにリクエストする。
【0043】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令は、他の車両を車両移動指令に従って移動させるコマンドを含む。
【0044】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令は、車両移動方向または車両移動距離のうちの少なくとも1つを示す。
【0045】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の決定は、複数の駐車指令の決定を備え、駐車指令の送信の発生は、複数の駐車指令の送信の発生を含む。
【0046】
1つ以上の実施形態例は、駐車指令の送信の発生に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援待ち通知のディスプレイ表示を発生させることをさらに実行する。
【0047】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車支援待ち通知は、駐車スペースの創出のためにスタンバイするように車両のユーザにプロンプトする通知である。
【0048】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペースが創出されたという判断をさらに実行する。
【0049】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースが創出されたという判断は、駐車スペースの創出を示す情報に、少なくとも部分的に基づく。
【0050】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペースの創出を示す情報の受信をさらに実行する。
【0051】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの創出を示す情報は、駐車スペースを示す視覚情報であり、駐車スペースの創出を示す情報は、カメラ・モジュールから受信される。
【0052】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの創出を示す情報は、サーバから受信される。
【0053】
少なくとも1つの実施形態例において、物体は、移動可能な他の車両であり、駐車スペースが創出されたという判断は、他の車両の位置に、少なくとも部分的に基づく。
【0054】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペースが創出されたという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援駐車通知のディスプレイ表示を発生させることをさらに実行する。
【0055】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車支援駐車通知は、駐車スペースに車両を駐車するように車両のユーザにプロンプトする通知である。
【0056】
1つ以上の実施形態例は、駐車スペースが創出されたという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車スペースにおける車両の駐車を発生させることをさらに実行する。
【0057】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースにおける車両の駐車の発生は、車両が駐車スペースに対応する駐車領域中のある1つの場所へ運転操作により入れられるような車両の運転操作の発生を含む。
【0058】
1つ以上の実施形態例は、駐車支援インターフェース呼び出し入力を示す入力の受信をさらに実行する。
【0059】
少なくとも1つの実施形態例において、車両のための駐車領域の識別は、車両駐車データに、少なくとも部分的に基づく。
【0060】
少なくとも1つの実施形態例において、車両駐車データは、駐車センサ、近接センサ、またはカメラ・モジュールのうちの少なくとも1つから受信されたデータである。
【0061】
1つ以上の実施形態例は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースのディスプレイ表示を発生させることをさらに実行する。
【0062】
1つ以上の実施形態例は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して車両のディスプレイ表示を発生させることをさらに実行する。
【0063】
1つ以上の実施形態例は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して他の車両のディスプレイ表示を発生させることをさらに実行する。
【0064】
1つ以上の実施形態例は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して駐車領域のディスプレイ表示を発生させることをさらに実行する。
【0065】
少なくとも1つの実施形態例において、車両のための駐車領域の識別は、駐車領域への車両の近接性に、少なくとも部分的に基づく車両の場所および駐車領域の識別を示す情報の受信を含む。
【0066】
少なくとも1つの実施形態例において、物体は、他の車両である。
【0067】
少なくとも1つの実施形態例において、他の車両は、駐車領域に駐車している車両である。
【0068】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域を示す視覚情報の受信と、駐車領域を示す視覚情報に、少なくとも部分的に基づく駐車領域内の物体の識別とを含む。
【0069】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域を示す視覚情報は、カメラ・モジュールから受信される。
【0070】
少なくとも1つの実施形態例において、カメラ・モジュールは、車両に備えられる。
【0071】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域を示す視覚情報は、別個の機器から受信される。
【0072】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、物体識別データに、少なくとも部分的に基づく。
【0073】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、物体に、少なくとも部分的に基づく物体識別データに対するリクエストのサーバへの送信の発生と、物体の識別情報を示す情報のサーバからの受信とを含む。
【0074】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、物体に、少なくとも部分的に基づく物体識別データに対するリクエストのクライアントからの受信を備え、駐車領域内の物体の識別は、物体識別データ、および物体の識別情報を示す情報のクライアントへの送信の発生に、少なくとも部分的に基づく。
【0075】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域および車両の位置に少なくとも部分的に基づく物体の識別情報の決定を含む。
【0076】
1つ以上の実施形態例は、車両移動範囲のディスプレイ表示を発生させることと、車両移動範囲の表示の少なくとも一部の変更を示す情報を受信することと、車両移動範囲の表示の一部の変更に、少なくとも部分的に基づいて車両移動範囲の少なくとも一部の設定を発生させることをさらに実行する。
【0077】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲の一部は、車両移動方向または車両移動距離のうちの少なくとも1つを示す。
【0078】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲の一部は、車両移動方向に沿ったある1つの車両移動距離を示し、車両移動範囲の異なる部分は、異なる車両移動方向に沿った異なる車両移動距離を示す。
【0079】
1つ以上の実施形態例は、異なる車両移動範囲のディスプレイ表示を発生させることと、異なる車両移動範囲の表示の変更を示す情報を受信することと、異なる車両移動範囲の表示の変更に、少なくとも部分的に基づいて異なる車両移動範囲の設定を発生させることとをさらに実行する。
【0080】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲は、ある1つの車両移動方向と関連付けられ、異なる車両移動範囲は、異なる車両移動方向と関連付けられる。
【0081】
1つ以上の実施形態例は、車両移動範囲を示す情報のサーバへの送信をさらに実行する。
【0082】
少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲の表示の変更を示す情報は、車両移動範囲の少なくとも一部への変更を示す、車両移動範囲の表示の少なくとも一部と関連付けられたドラッグ入力である。
【0083】
1つ以上の実施形態例は、車両が駐車している駐車領域の一部分が駐車スペースより小さい寸法であるという判断と、駐車領域の一部分が駐車スペースとしての寸法にされるように広げるための駐車領域の一部分を識別する異なる駐車指令の決定とをさらに実行する。
【0084】
1つ以上の実施形態例は、異なる駐車指令の送信を発生させることをさらに実行する。
【0085】
本発明の実施形態のより完全な理解のために、次に、添付図面と併せて以下の記載が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【
図1】少なくとも1つの実施形態例による機器を示すブロック図である。
【
図2】少なくとも1つの実施形態例による機器通信を示すブロック図である。
【
図3】
図3A−3Cとも、少なくとも1つの実施形態例による駐車領域における駐車スペースを示す図である。
【
図4A-4D】
図4A−4Dとも、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースを示す図である。
【
図4E】少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースを示す図である。
【
図5】
図5A,5Bとも、少なくとも1つの実施形態例による車両移動範囲の設定を示す図である。
【
図6】
図6A−6Cとも、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースを示す図である。
【
図7】少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。
【
図8】少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。
【
図9】少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。
【
図10】少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。
【0087】
本発明の実施形態およびその潜在的な利点は、図面の
図1から10を参照することによって理解される。
【0088】
次に、すべてではないがいくつかの実施形態が示された添付図面を参照して、いくつかの実施形態が以下により完全に記載されるであろう。本発明の様々な実施形態は、多くの異なる形態で具現されてもよく、本明細書に提示された実施形態に限定されると理解すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすことになるように提供される。同様の参照数字は、全体にわたって同様の要素を参照する。本明細書では、本発明の実施形態に従って送信、受信、および/または記憶されることが可能なデータを指すために用語「データ」、「コンテンツ」、「情報」および類似した用語が同義で用いられてもよい。このように、いずれのかかる用語の使用も本発明の実施形態の精神および範囲を限定すると理解すべきではない。
【0089】
加えて、本明細書では、用語「回路素子」は、(a)ハードウェアのみの回路実装(例えば、アナログ回路素子および/またはデジタル回路素子での実装);(b)本明細書に記載される1つ以上の機能を機器に実行させるために連携する、1つ以上のコンピュータ可読メモリに記憶されたソフトウェアおよび/またはファームウェア命令を備える回路およびコンピュータプログラム製品(単数または複数)の組み合わせ;ならびに(c)たとえソフトウェアまたはファームウェアが物理的に存在しなくても動作のためにソフトウェアまたはファームウェアを必要とする、例えば、マイクロプロセッサ(単数または複数)またはマイクロプロセッサ(単数または複数)の一部分などの回路を指す。「回路素子」のこの定義は、いずれの請求項も含めて、本明細書におけるこの用語のすべての使用に適用される。さらなる例として、本明細書では、用語「回路素子」は、1つ以上のプロセッサおよび/またはその部分(単数または複数)ならびに付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアを備える実装も含む。別の例として、本明細書に用いられる用語「回路素子」は、例えば、モバイルフォンのためのベースバンド集積回路もしくはアプリケーション・プロセッサ集積回路、またはサーバ、セルラネットワーク機器、他のネットワーク機器、および/または他の計算機器における同様の集積回路も含む。
【0090】
本明細書では、「非一時的コンピュータ可読媒体」は、物理媒体(例えば、揮発性または不揮発性メモリデバイス)を指し、電磁信号を参照する「一時的コンピュータ可読媒体」とは区別できる。
【0091】
図1は、少なくとも1つの実施形態による機器、例えば、電子機器10を示すブロック図である。しかし、当然のことながら、図示され、以下に記載される電子機器は、本発明の実施形態から利益を得ることができるであろう電子機器を示すに過ぎず、それゆえに、本発明の範囲を限定すると解釈すべきではない。電子機器10が例を目的として図示され、以下に記載されることになるが、他のタイプの電子機器も本発明の実施形態を容易に利用できる。電子機器10は、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ページャ、モバイルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、テレビ、ゲーム機、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、メディアプレイヤ、カメラ、ビデオレコーダ、モバイルフォン、全地球測位システム(GPS:global positioning system)機器、自動車、キオスク、電子テーブル、および/またはその他のタイプの電子システムであってもよい。そのうえ、少なくとも1つの実施形態例の機器は、電子機器全体でなくてもよく、他の実施形態例では、電子機器の1つのコンポーネントまたはコンポーネントの一群であってもよい。例えば、機器は、1つの集積回路、1組の集積回路などであってもよい。
【0092】
そのうえ、機器は、可動性を提供するためにそれらの意図に係らず本発明の実施形態を容易に利用できる。この点で、たとえ本発明の実施形態がモバイル用途と併せて記載されるとしても、当然のことながら、本発明の実施形態は、モバイル通信産業内およびモバイル通信産業外の両方における様々な他の用途と併せて活用されてもよい。例えば、機器は、非携帯用機器、例えば、大画面テレビ、電子テーブル、キオスク、自動車におけるナビゲーションシステム、自動車の中央コンソールに組込まれたナビゲーションシステム、自動車中に位置するか、および/または自動車に取り外しできるように搭載されたナビゲーションシステム、自動車など、の少なくとも一部、であってもよい。
【0093】
少なくとも1つの実施形態例において、電子機器10は、プロセッサ11およびメモリ12を備える。プロセッサ11は、任意のタイプのプロセッサ、コントローラ、エンベデッドコントローラ、プロセッサコアなどであってもよい。少なくとも1つの実施形態例において、プロセッサ11は、1つ以上の動作を機器に実行させるためにコンピュータプログラムコードを活用する。メモリ12は、データの一時記憶のためにキャッシュ領域を含んだ揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)のような揮発性メモリ、および/または他のメモリ、例えば、組み込まれてもよく、および/または取り外し可能であってもよい不揮発性メモリを備えてもよい。不揮発性メモリは、EEPROM、フラッシュメモリなどを備えてもよい。メモリ12は、多数の情報またはデータのいずれかを記憶してもよい。情報およびデータは、電子機器10の1つ以上の機能、例えば、本明細書に記載される機能を実装するために電子機器10によって用いることができる。少なくとも1つの実施形態例において、メモリ12は、メモリおよびコンピュータプログラムコードが、プロセッサと連携して、本明細書に記載される1つ以上の動作を機器に実行させるように構成されたコンピュータプログラムコードを含む。
【0094】
電子機器10は、通信デバイス15をさらに備えてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、通信デバイス15は、送信機および/または受信機と操作可能な通信を行う1つのアンテナ、(または複数のアンテナ)、有線コネクタなどを備える。少なくとも1つの実施形態例において、プロセッサ11は、送信機に信号を供給し、および/または受信機から信号を受信する。信号は、通信インターフェース規格による情報のシグナリング、ユーザ発話、受信データ、ユーザ生成データなどを備えてもよい。通信デバイス15は、1つ以上のエアインターフェース規格、通信プロトコル、変調型およびアクセス・タイプを用いて動作してもよい。例として、電子通信デバイス15は、第2世代(2G)ワイヤレス通信プロトコルIS−136(時分割多元接続(TDMA:time division multiple access))、GSM(登録商標)、およびIS−95(符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access))、第3世代(3G)ワイヤレス通信プロトコル、例えば、ユニバーサル・モバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)、CDMA2000、WCDMA(登録商標)ならびに時分割同期CDMA(TD−SCDMA:time division−synchronous CDMA)、および/または第4世代(4G)ワイヤレス通信プロトコル、802.11のようなワイヤレス・ネットワーキング・プロトコル、ブルートゥース(登録商標)のような短距離ワイヤレス・プロトコルなどに従って動作してもよい。通信デバイス15は、ワイヤライン・プロトコル、例えば、イーサネット(登録商標)、デジタル加入者ライン(DSL:digital subscriber line)、非同期転送モード(ATM:asynchronous transfer mode)などに従って動作してもよい。
【0095】
プロセッサ11は、オーディオ、ビデオ、通信、ナビゲーション、論理機能などを実装するため、ならびに、例えば、本明細書に記載される機能の1つ以上を含む本発明の実施形態を実装するための、回路素子のような、手段を備えてもよい。例えば、プロセッサ11は、例えば、本明細書に記載される機能の1つ以上を含む様々な機能を実行するための、デジタル信号プロセッサ・デバイス、マイクロプロセッサ・デバイス、様々なアナログ・デジタル変換器、デジタル・アナログ変換器、処理回路素子および他のサポート回路のような、手段を備えてもよい。機器は、これらのデバイス間でそれらの各能力に従って電子機器10の制御および信号処理機能を実行してもよい。従って、プロセッサ11は、メッセージおよびデータを変調および送信に先立って符号化し、インタリーブするための機能性を備えてもよい。プロセッサ11は、内部音声コーダを追加的に備えてもよく、内部データ・モデムを備えてもよい。そのうえ、プロセッサ11は、1つ以上のソフトウェア・プログラムを動作させるための機能性を備えてもよく、これらのプログラムは、メモリに記憶されてもよく、とりわけ、例えば、本明細書に記載される機能の1つ以上を含む少なくとも1つの実施形態をプロセッサ11に実装させてもよい。例えば、プロセッサ11は、従来のインターネット・ブラウザのような、接続性プログラムを動作させてもよい。接続性プログラムは、電子機器10が、例えば、送信制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP:User Datagram Protocol)、インターネットメッセージアクセスプロトコル(IMAP:Internet Message Access Protocol)、ポストオフィスプロトコル(POP:Post Office Protocol)、シンプルメール転送プロトコル(SMTP:Simple Mail Transfer Protocol)、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP:Wireless Application Protocol)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP:Hypertext Transfer Protocol)などに従って、位置ベースのコンテンツおよび/または他のウェッブページ・コンテンツのような、インターネット・コンテンツを送受信することを可能にする。
【0096】
電子機器10は、出力を供給し、および/または入力を受信するためのユーザインターフェースを備えてもよい。電子機器10は、出力デバイス14を備えてもよい。出力デバイス14は、例えば、リンガ、イヤホン、スピーカなどのような、オーディオ出力デバイスを備えてもよい。出力デバイス14は、振動トランスデューサ、電子的に変形可能な表面、電子的に変形可能な構造などのような、触覚出力デバイスを備えてもよい。出力デバイス14は、ディスプレイ、光などのような、視覚出力デバイスを備えてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、情報のディスプレイを生じさせ、ディスプレイの発生は、機器に備えられたディスプレイ上に情報を表示すること、ディスプレイを備える別個の機器へ情報を送信することなどを備えてもよい。電子機器は、入力デバイス13を備えてもよい。入力デバイス13は、光センサ、近接センサ、マイクロフォン、タッチセンサ、力センサ、ボタン、キーパッド、モーションセンサ、磁界センサ、カメラなどを備えてもよい。タッチセンサおよびディスプレイがタッチ・ディスプレイとして特徴付けられてもよい。タッチ・ディスプレイを備える実施形態において、タッチ・ディスプレイは、入力を単一の接触点、複数の接触点などから受信するように構成されてもよい。かかる実施形態では、タッチ・ディスプレイおよび/またはプロセッサが位置、移動、速度、接触面積などに、少なくとも部分的に基づいて入力を決定してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、入力の指示を受信する。機器は、この指示をセンサ、ドライバ、別個の機器などから受信してもよい。入力を示す情報は、入力を示す、入力の態様を示す、入力の発生を示すなどの情報を伝える情報を備えてもよい。
【0097】
電子機器10は、抵抗、容量、赤外、歪みゲージ、表面波、光学的イメージング、分散信号技術、音響パルス認識または他の技術のいずれかによりタッチ認識を可能にして、次に位置を示す信号およびタッチと関連付けられた他のパラメータを提供するように構成されたものを含めて、様々なタッチ・ディスプレイのうちのいずれかを含んでもよい。加えて、タッチ・ディスプレイは、選択物体(例えば、指、スタイラス、ペン、鉛筆、または他のポインティング・デバイス)とタッチ・ディスプレイとの間の実際の物理的接触として定義できるタッチ・イベントの形態の入力の指示を受信するように構成されてもよい。代わりに、タッチ・イベントは、たとえタッチ・ディスプレイと物理的接触がなされなくても、選択物体をタッチ・ディスプレイの近傍へ運ぶこと、表示された物体上をホバリングすること、または予め定義された距離内で物体に接近することとして定義されてもよい。このように、タッチ入力は、実際の物理的接触を伴うタッチ・イベント、および物理的接触は伴わないが、選択物体のタッチ・ディスプレイへの近接の結果などタッチ・ディスプレイによって別様に検出されるタッチ・イベントを含めて、タッチ・ディスプレイによって検出される任意の入力を備えてもよい。タッチ・ディスプレイは、タッチ入力に対してタッチ・スクリーンに加わる力と関連付けられた情報を受信することが可能であろう。例えば、タッチ・スクリーンは、強く押すタッチ入力と軽く押すタッチ入力とを区別してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、ディスプレイは、2次元情報、3次元情報などを表示してもよい。
【0098】
キーパッドを含む実施形態において、キーパッドは、電子機器10を動作させるための数字(例えば、0〜9)キー、記号キー(例えば、#、*)、アルファベットキーなどを備えてもよい。例えば、キーパッドは、従来のQWERTYキー配列を備えてもよい。キーパッドは、関連付けられた機能をもつ様々なソフトキーも備えてもよい。加えて、または代わりに、電子機器10は、インターフェース・デバイス、例えば、ジョイスティックまたは他のユーザ入力インターフェースを備えてもよい。
【0099】
入力デバイス13は、メディア・キャプチャ要素を備えてもよい。メディア・キャプチャ要素は、画像、ビデオ、および/またはオーディオを記憶、ディスプレイまたは送信のために取り込むための任意の手段であってもよい。例えば、メディア・キャプチャ要素がカメラ・モジュールである少なくとも1つの実施形態において、カメラ・モジュールは、取り込まれた画像からデジタル画像ファイルを形成できるデジタルカメラを備えてもよい。このように、カメラ・モジュールは、レンズまたは他の光学部品(単数または複数)のようなハードウェア、および/または、取り込まれた画像からデジタル画像ファイルを生成するために必要なソフトウェアを備えてもよい。代わりに、カメラ・モジュールは、画像を見るためのハードウェアのみを備えてもよく、一方では電子機器10のメモリデバイスが取り込まれた画像からデジタル画像ファイルを生成するためのソフトウェアの形態の命令をプロセッサ11による実行のために記憶する。少なくとも1つの実施形態例において、カメラ・モジュールは、プロセッサ11が画像データを処理するのを助けるコプロセッサのような処理要素、ならびに画像データを圧縮および/または展開するためのエンコーダおよび/またはデコーダをさらに備えてもよい。エンコーダおよび/またはデコーダは、標準フォーマット、例えば、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG:Joint Photographic Experts Group)標準フォーマットに従って符号化および/または復号を行ってもよい。
【0100】
1つ以上の実施形態例において、電子機器10は、測位要素を備えてもよい。測位要素は、衛星測位回路素子を備えてもよい。衛星測位回路素子は、任意のタイプの衛星測位回路素子であってもよい。例えば、衛星測位回路素子は、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)、全地球ナビゲーション衛星システム(GLONASS:Globalnaya Navigatsionnaya Sputnikovaya Sistema)、北斗(Beidou)、ガリレオ(Galileo)などに従って動作してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、測位要素は、地上無線周波数信号、衛星信号などによって電子機器10の位置を決定するように構成されてもよい。無線周波数信号は、長距離信号、携帯電話信号、短距離信号、Bluetooth(登録商標)信号、ワイヤレス位置エリアネットワーク信号などであってもよい。この点で、測位要素は、電子機器10に備えられた1つ以上の短距離ワイヤレス・トランシーバとその回路素子のいくつかまたはすべてを共有してもよい。
【0101】
図2は、少なくとも1つの実施形態例による機器通信を示す図である。
図2の例は、例であるに過ぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、通信経路が変化してもよく、機器数が変化してもよく、サーバ数が変化してもよいなどである。
【0102】
図2は、少なくとも1つの実施形態例による機器通信を示す図である。
図2の例は、通信チャネル212によってサーバ206と通信を行う機器202、および通信チャネル214によってサーバ206と通信を行う機器204を示す。当然のことながら、たとえ
図2が機器202と機器204との間の通信チャネル216を示すとはいえ、機器202および機器204は、1つ以上の別個の機器経由で間接的に通信してもよい。例えば、機器202は、通信チャネル212および214によってサーバ206経由で機器204と間接的に通信してもよく、機器204は、通信チャネル214および212によってサーバ206経由で機器202と間接的に通信してもよい。例えば、機器202は、通信チャネル216によって機器204への情報の送信を生じさせてもよく、機器202は、サーバ206によって機器204から情報を受信してもよく、サーバ206は、機器202から送信された情報を受信してもよいなどである。
【0103】
当然のことながら、たとえ
図2が機器202とサーバ206との間、および機器204とサーバ206との間の直接接続を示すとはいえ、機器202とサーバ206との間、および/または機器204とサーバ206との間の通信を容易にする中間機器があってもよい。例えば、機器202とサーバ206との間、および/または機器204とサーバ206との間の通信チャネルにおいて活用される1つ以上のルータ、ハブ、スイッチ、ゲートウェイなどがあってもよい。加えて、機器202、機器204、および/またはサーバ206が通信を行う他の別個の機器があってもよい。例えば、機器202、機器204、および/またはサーバ206は、異なるサーバ、別個の機器などと通信を行ってもよい。
【0104】
図3A〜3Cは、少なくとも1つの実施形態例による駐車領域における駐車スペースを示す図である。
図3A〜3Cの例は、例であるに過ぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、駐車領域構成が変化してもよく、駐車スペース構成が変化してもよく、車両数が変化してもよいなどである。
【0105】
多くの環境において、ユーザがある1つの場所からその場所の歩行距離内にはない他の場所への移動を楽しむことがある。かかる例では、ユーザは、その場所から他の場所へ車両を運転することを望むであろう。例えば、ユーザがユーザの家から地元の店、劇場などへ車両を運転することがある。かかる例では、ユーザは、ユーザが食事をしている、ショッピングをしている、上演を見ている間などに車両を一時的に駐車することをたぶん望むであろう。例えば、ユーザは、ユーザが訪れようと望む場所に近接した駐車領域内にユーザの車両を駐車することを望むかもしれない。かかる例では、駐車領域は、車両を駐車するために指定された地理的エリア、車両の駐車に適した空間エリア、車両を駐車することが意図された舗装道路の一部分などであってもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域は、1つ以上の駐車スペースを備える空間領域、1つ以上の駐車スペースを備えるように構成可能な空間領域などである。
【0106】
いくつかの環境において、ユーザが訪れようと望む場所に近接した駐車領域が駐車スペースを含まないことがある。例えば、駐車領域が駐車車両でいっぱいになっていることもあるし、駐車領域における駐車車両が、駐車領域内の利用可能なスペースが非効率的に分割されるように駐車領域内に分布していることなどもある。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である。例えば、駐車スペースは、車両が、障害なしに、および/または駐車領域に駐車しているかもしれない別の車両との干渉なしに、運転操作により駐車スペースに入り、運転操作により駐車スペースから出て行くことができるような寸法であってもよい。例えば、駐車スペースは、車両が駐車スペース内に駐車すること、車両が完全に駐車スペースの境界内に配置されるように運転操作によりある1つの場所に入ることなどを許容するために十分大きくなくてはならない。
【0107】
いくつかの環境において、駐車スペースは、車両、通例の規格、政府規制などに基づく寸法にされてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの寸法は、駐車スペースに駐車させることをユーザが望む車両に、少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、2ドアのクーペが小さい方の駐車スペースと関連付けられてもよく、大きい配達トラックが大きい方の駐車スペースと関連付けられてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの寸法は、標準的な駐車スペース寸法に、少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、地方条例が標準的な駐車スペース寸法を定義してもよく、市計画会議が標準的な駐車スペース寸法を決定付けてもよいなどである。
【0108】
図3Aは、少なくとも1つの実施形態例による駐車領域を示す図である。
図3Aの例において、車両302のユーザは、駐車領域300に駐車することを望む。駐車領域300は、ユーザが訪れようとしている場所に近接していること、近くの唯一の駐車領域であることなどがある。
図3Aの例では、車両312、314、および316が駐車領域300内に駐車している。
図3Aの例では、駐車領域300は、車両312、314および316が駐車領域300内に配置されていなければ、車両302の駐車のために十分なスペースを有したであろう。例えば、車両302は、車両314が車両316により近い場所に駐車し、車両312が駐車領域300の端により近い場所に駐車している場合などに、駐車領域300の部分304に駐車することが可能であろう。
【0109】
図3Bは、少なくとも1つの実施形態例による駐車領域における駐車スペースの創出を示す図である。
図3Bの例は、
図3Aで説明されたシナリオを示し、
図3Aの車両312および314の再配置を反映する。
図3Bの例では、車両332Aが
図3Aの車両312に対応し、車両334Aが
図3Aの車両314に対応する。
図3Bの例では、車両332Bの場所が車両332Aの新しい場所を示し、車両334Bの場所が車両334Aの新しい場所を示す。
図3Bの例では、車両336が
図3Aの車両316に対応し、駐車領域320に対して同じ場所のままである。
図3Bの例では、部分324が
図3Aの部分304に対応する。
図3Aの例では、部分304は、車両302が駐車領域300の部分304に駐車するのを妨げるような、駐車スペースよりも小さい寸法である。
図3Bの例では、部分324は、車両332Bおよび334Bによって示されるように、
図3Aの車両312および314の再配置に起因してサイズが増加した。例えば、部分324を、部分324が駐車スペースであるような寸法にすることができる。かかる例では、部分324を、車両322が部分324に入り、部分324を出て行くことなどを許容するための寸法にすることができる。
【0110】
図3Cは、少なくとも1つの実施形態例による駐車領域における駐車スペースでの車両の駐車を示す図である。
図3Cの例は、部分324における車両322の駐車後の
図3Bで説明されたシナリオを示す。
図3Cの例では、車両342が
図3Bの車両322に対応し、駐車スペース344が
図3Bの部分324に対応する。
図3Cに示されるように、車両342は、車両342が駐車領域340の駐車スペース344に駐車するように駐車操作346を実行する。例えば、駐車操作346は、車両342が障害なしに、駐車領域340における他の車両との干渉なしになど、駐車スペース344内に配置されるような縦列駐車操作であってもよい。
【0111】
図4A〜4Eは、少なくとも1つの実施形態例による駐車領域における駐車スペースの創出を示す図である。
図4A〜4Eの例は、例であるに過ぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、駐車領域構成が変化してもよく、駐車スペース構成が変化してもよく、車両数が変化してもよく、駐車支援インターフェース構成が変化してもよいなどである。
【0112】
先に考察されたように、多くの環境において、ユーザは、車両をある場所へ運転すること、および食事、ショッピングなどの間に車両を一時的に駐車することを望むであろう。いくつかの状況においては、車両の駐車を1つ以上の電子機器によって容易にすることが望ましいであろう。例えば、
図3A〜3Cに関して記載されたように、多くの環境において、駐車領域は、駐車領域内の他の車両の配置、利用可能なスペースの他の車両間の非効率的な配分などがなければ、ある1つの車両の駐車スペースのために十分利用可能なスペースを含むであろう。ユーザが受け入れ可能な駐車位置を発見するか、および/または創出するための簡単かつ直観的な方法を提供するように構成された電子機器を提供することが望ましいであろう。
【0113】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力を受信する。駐車支援インターフェース呼び出し入力は、駐車支援インターフェースのディスプレイを生じさせること、車両の駐車に係る支援を得ることなど機器のユーザの願望を示す入力であってもよい。例えば、ユーザは、ユーザを特定の位置へ誘導するために電子機器を活用してもよい。かかる例では、一旦その位置に近接すると、ユーザは、ユーザの車両の駐車に適しうる駐車スペースを探すための支援を望むであろう。
【0114】
図4Aは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースの呼び出しを示す図である。
図4Aの例は、ディスプレイ402上のナビゲーション・インターフェース404の表示を示す。ナビゲーション・インターフェース404は、車両のユーザが向かっている位置に近接していること、車両が特定の目的地に近接していることなどを示すことができる。
図4Aの例において、入力408は、ボタン406と関連付けられた駐車支援インターフェース呼び出し入力である。例えば、ボタン406と関連付けられた入力の受信は、駐車支援インターフェースの呼び出しを生じさせることができる。
【0115】
多くの環境において、電子機器と関連付けられた駐車支援機能性の活用のために、理解しやすく直観的なインターフェースをユーザに提供することが望ましいであろう。例えば、ユーザが情報に基づく駐車の決定を迅速に行うこと、駐車スペースを迅速に発見して駐車すること、駐車スペースの探索と関連した時間量を削減することなどを可能にすることが望ましいであろう。例えば、ユーザは、駐車領域の空間配置、駐車領域内の物体、駐車領域内の他の車両、駐車領域内の利用可能なスペースなどを示す表示を認識することを望むであろう。
【0116】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースのディスプレイ表示を生じさせる。少なくとも1つの実施形態例において、駐車支援インターフェースは、車両を囲む、車両に近接した、駐車領域および/または車両に対応するなどの空間エリアの視覚表示である。駐車領域、車両、および/または駐車領域内の物体の間の空間的関係の理解を容易にするために、駐車領域の表示および駐車支援インターフェースに対して、車両、駐車領域内に配置されているかもしれない1つ以上の物体などをディスプレイ表示することが望ましいであろう。
【0117】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車領域のディスプレイ表示を生じさせる。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して車両のディスプレイ表示を生じさせる。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して物体のディスプレイ表示を生じさせる。少なくとも1つの実施形態例において、物体は、駐車領域の少なくとも一部分を占有する物理的実体である。物体は、車両、プランタ、障害物、オートバイ、自転車ラック、ポストなどであってもよい。少なくとも1つの実施形態例において、物体は、他の車両である。かかる実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して他の車両のディスプレイ表示を生じさせることができる。
【0118】
図4Bは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースにおける駐車スペース候補の選択を示す図である。
図4Bの例では、車両412のユーザは、駐車領域410に駐車することを望む。
図4Bの例では、車両414、416および418が駐車領域410内に駐車している。
図4Cは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースを示す図である。
図4Cの例では、車両432のユーザは、駐車領域430に駐車することを望む。
図4Cの例では、車両434および438が駐車領域430内に駐車しており、物体436は、物体436が車両432への障害物となるように駐車領域430の一部分を占有している物体である。
【0119】
駐車領域における車両の駐車を容易にするためには、車両の駐車に適しうる駐車領域を識別することが望ましいであろう。例えば、機器は、駐車領域の位置を識別すること、駐車領域のサイズおよび/または構成を判断することなどが望ましいであろう。
【0120】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、ある1つの車両のための駐車領域を識別する。多くの環境において、車両の位置に近接した位置にある駐車領域を識別することが望ましいであろう。例えば、車両のユーザは、ユーザが訪れることを望む店に近い駐車領域に駐車することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、車両のための駐車領域の識別は、車両の場所を示す情報の受信を備える。かかる実施形態例において、駐車領域の識別は、車両の駐車領域への近接性に、少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、
図4Bに示されるように、駐車領域410は、駐車領域410の車両412の場所への近接性、車両412からさらに遠いかもしれない異なる駐車領域に対する車両412の位置などに、少なくとも部分的に基づいて識別されていてもよい。例えば、
図4Cに示されるように、駐車領域430は、駐車領域430の車両432の場所への近接性、車両432からさらに遠いかもしれない異なる駐車領域に対する車両432の位置などに、少なくとも部分的に基づいて識別されていてもよい。
【0121】
いくつかの環境において、駐車領域の識別の基礎を駐車領域内の物体を示す情報、駐車領域内の利用可能なスペース、駐車領域の構成などに置くことが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、ある1つの車両のための駐車領域の識別は、車両駐車データに、少なくとも部分的に基づく。車両駐車データは、車両が駐車領域内に、駐車領域内の特定の位置になど駐車していることを示す情報を備えてもよい。例えば、駐車領域に駐車しているある1つの車両と関連付けられた別個の機器が、駐車領域内のある1つの位置にその車両が駐車していることを示す車両駐車データの送信を生じさせることができる。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、車両駐車データを受信する。例えば、車両駐車データは、駐車センサ、車両、車両と関連付けられた別個の機器、近接センサ、カメラ・モジュール、車両駐車データのリポジトリなどから受信されてもよい。例えば、駐車領域は、駐車領域を示すカメラ・モジュールからの視覚情報に、少なくとも部分的に基づいて識別されてもよい。カメラ・モジュールは、機器に備えられること、機器と関連付けられた別個の機器に備えられることなどができる。別の例では、駐車領域は、近接センサから受信された近接センサ情報に、少なくとも部分的に基づいて識別されてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、1つ以上の近接センサと通信を行う。近接センサは、レーダセンサ、カメラセンサ、超音波センサ、レーザセンサ、レンジファインダセンサなどであってもよい。例えば、近接センサは、車両上の位置に配置されて、車両から近くの物体までの距離を測定するために用いられてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、車両駐車データは、車両駐車データ・リポジトリから受信されてもよい。例えば、車両駐車データ・リポジトリは、複数の駐車領域の位置、複数の駐車領域の構成、複数の駐車領域内の利用可能なスペース、複数の駐車領域内の場所に駐車してもよい車両の位置および/または寸法などを示す情報を備えてもよい。
【0122】
例えば、
図4Bに示されるように、駐車領域410は、駐車領域410、車両414、416、または418などと関連付けられた車両駐車データに、少なくとも部分的に基づいて識別されてもよい。例えば、車両412は、カメラ・モジュールを備えてもよく、駐車領域410の識別は、カメラ・モジュールから受信された駐車領域410を示す視覚情報に、少なくとも部分的に基づいてもよい。別の例では、
図4Cに示されるように、駐車領域430は、駐車領域430、車両434または438などと関連付けられた車両駐車データに、少なくとも部分的に基づいて識別されてもよい。例えば、車両438、または車両438と関連付けられた別個の機器が車両438の場所、車両438が駐車している駐車領域などを示す情報を通信していてもよい。かかる例では、機器は、車両438によって通信された車両駐車データ、複数の駐車領域の位置および/または構成を示す車両駐車データのリポジトリなどに、少なくとも部分的に基づいて駐車領域430を識別してもよい。
【0123】
前述のように、多くの環境において、駐車領域の少なくとも一部分を占有しているかもしれない物体を識別することが望ましいであろう。例えば、この識別は、駐車領域の空間配置のディスプレイ表示、駐車領域における車両の駐車支援の促進などに関する目的のために望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車領域内の物体を識別する。物体は、車両、プランタ、障害物、オートバイ、自転車ラック、ポストなどであってもよい。少なくとも1つの実施形態例において、物体は、駐車領域に駐車している別の車両である。少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域を示す視覚情報の受信を備える。かかる実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域を示す視覚情報に、少なくとも部分的に基づいてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域を示す視覚情報は、カメラ・モジュールから受信される。カメラ・モジュールは、カメラ・モジュールのキャプチャ領域が駐車領域、物体などと関連付けられた方向に少なくとも部分的に対応するような、側面カメラ・モジュール、背面カメラ・モジュール、パノラマカメラ・モジュール、屋根搭載カメラ・モジュールなどであってもよい。少なくとも1つの実施形態例において、カメラ・モジュールは、車両に備えられる。少なくとも1つの実施形態例において、カメラ・モジュールは、車両と関連付けられた別個の機器に備えられる。例えば、別個の機器は、カメラ・モジュール機器、車両のユーザの電子機器、サーバなどであってもよい。かかる実施形態例において、駐車領域を示す視覚情報は、車両と関連付けられた別個の機器から受信されてもよい。
【0124】
多くの状況において、個別の物体の特定の識別情報を決定することが望ましいであろう。前述のように、いくつかの環境において、駐車領域は、駐車領域内の他の車両の配置、利用可能なスペースの他の車両間の非効率的な配分などがなければ、ある1つの車両の駐車スペースのために十分利用可能なスペースを含むであろう。かかる環境においては、駐車領域に駐車しているかもしれない他の車両のうちの少なくとも1つを識別することが望ましいであろう。例えば、駐車領域における車両の駐車を容易にするために、他の車両を識別することが望ましいであろう。
【0125】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、物体識別データに、少なくとも部分的に基づく。少なくとも1つの実施形態例において、物体識別データは、物体の識別情報を示す情報である。例えば、物体識別データは、物体を車両として識別すること、車両の所有者を識別すること、サイズ、構成などのような物体と関連付けられた特性を識別することなどができる。いくつかの環境において、物体識別データは、サーバと関連付けられてもよい。例えば、サーバは、複数の物体の識別情報を示す情報を備える物体識別データ・リポジトリと関連付けられてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、物体に、少なくとも部分的に基づく物体識別データのリクエストの、サーバへの送信の発生を備える。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、物体の識別情報を示す情報をサーバから受信する。例えば、機器は、物体識別データ、物体の識別情報を示す情報などを受信してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、物体に、少なくとも部分的に基づく物体識別データのリクエストをクライアントから受信する。かかる実施形態例において、機器は、サーバであってもよく、クライアントは、サーバとインターフェースで接続している別個の機器であってもよい。かかる実施形態例において、機器は、物体識別データに、少なくとも部分的に基づいて駐車領域内の物体を識別してもよく、物体の識別情報を示す情報のクライアントへの送信を生じさせてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域および車両の位置に、少なくとも部分的に基づく。例えば、駐車領域および/または車両の位置は、既知の識別情報、識別可能な識別情報、決定可能な識別情報などをもつ物体と関連付けられてもよい。例えば、物体の位置は、物体の識別情報、物体の位置などが特定の位置、特定の駐車領域、駐車領域内の個別の位置などと関連付けられるように登録されてもよい。
【0126】
前述のように、駐車領域は、駐車領域内の他の車両の配置、利用可能なスペースの他の車両間の非効率的な配分などがなければ、ある1つの車両の駐車スペースのために十分利用可能なスペースを含むであろう。かかる状況において、ユーザは、駐車スペースが創出されてユーザがユーザの車両を駐車領域に駐車できるように、駐車領域内の物体、例えば、車両が配列されることを望むであろう。多くの環境において、ユーザは、ユーザ、他の車両のユーザなどにとって迅速かつ便利な方法で駐車領域内の物体の配置を再構成することを望むであろう。例えば駐車領域内の利用可能なスペースが、車両のための駐車スペースに再構成、駐車スペースが創出されるように再配分、などされるように、他の車両のうちの少なくとも1つが移動可能であってもよい。
【0127】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、物体が他の車両であると判断する。かかる実施形態例において、機器は、他の車両の識別情報に、少なくとも部分的に基づいて他の車両が移動可能であると判断してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、移動可能な車両は、駐車領域内のある1つの場所から駐車領域内の異なる場所へ再配置されるようにすることができる車両である。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、物体が他の車両と関連付けられた車両移動範囲内で移動可能な当該他の車両であると判断する。他の車両と関連付けられた車両移動範囲は、例えば、他の車両が配置されるようにすること、移動されるようにすることなどができる駐車領域の一部分を識別できる。
【0128】
多くの環境において、例えば、かかる情報の伝搬、かかる情報のレビューなどを容易にするために、物体の移動可能性を示す情報をサーバ上に維持することが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、車両を識別する車両移動可能性クエリをサーバへ送信する。かかる実施形態例において、機器は、車両の移動可能性を示す情報をサーバから受信してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、サーバである。かかる実施形態例において、機器は、他の車両を識別する車両移動可能性クエリをクライアントから受信してもよい。機器は、車両移動可能性クエリに、少なくとも部分的に基づいて他の車両の移動可能性を判断してもよく、他の車両の移動可能性を示す情報のクライアントへの送信を生じさせてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、他の車両と関連付けられた車両移動可能性データに、少なくとも部分的に基づいて他の車両の移動可能性を判断する。例えば、車両移動可能性データは、移動される車両の能力、車両移動範囲などを示す情報を備えてもよい。車両移動範囲は、
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0129】
ある1つの車両のための駐車スペースの創出を容易にするには、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在すると判断することが望ましいであろう。例えば、駐車領域内の利用可能なスペースの累積量が、駐車スペースの創出を可能にする、駐車スペースの創出を可能にする一方で別の車両のための別の駐車スペースを維持する、駐車スペースが創出されるように移動可能な別の車両の十分な移動を許容するなどと判断することが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在するという判断は、物体が移動可能な他の車両であるという判断に、少なくとも部分的に基づく。かかる実施形態例において、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在するという判断は、さらに、他の車両の移動によって駐車スペースを創出するために十分なスペースが駐車領域内にあるということに、少なくとも部分的に基づいてもよい。
【0130】
いくつかの環境において、駐車領域内の物体は、駐車スペースが駐車領域内のある1つの場所、駐車領域内の1つより多い場所などに創出されるように配列し直されてもよい。かかる環境において、ユーザは、ユーザの車両が駐車するための特定の駐車スペースを選択する能力を望むであろう。例えば、ユーザは、陰、木陰などに基づいて駐車領域の特定の部分に駐車することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペース候補を識別する。駐車スペース候補は、車両が駐車するために創出されるようにすることができる駐車スペースであってもよい。
【0131】
前述のように、多くの環境において、ユーザは、駐車領域の空間配置、駐車領域に近接したエリアなどの表示を認識することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車支援インターフェースの表示に対して駐車スペース候補のディスプレイ表示を生じさせる。駐車スペース候補の表示は、駐車領域に対する駐車スペースの位置を示すことができる。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペース候補の表示は、駐車領域内に駐車している別の車両と関連付けられた少なくとも1つの車両移動方向の表示を備える。例えば、駐車スペース候補の表示は、駐車スペース候補に近接した駐車領域中のある1つの場所に駐車している、少なくとも1つの車両と関連付けられた少なくとも1つの車両移動方向の表示を備えてもよい。
【0132】
図4Bの例では、車両414、416、および418が駐車領域410内に駐車している。駐車スペース候補420および422は、それぞれ車両414と416との間、ならびに車両416と418との間の場所に位置する駐車スペース候補の表示である。駐車スペース候補420は、車両移動方向420Aおよび420Bを備え、駐車スペース候補422は、車両移動方向422Aおよび422Bを備える。
図4Bの例では、車両移動方向420A、420B、422A、および422Bは、車両移動方向の表示に隣接した車両と関連付けられた車両移動方向の表示である。
【0133】
図4Bの例では、車両414、416、および418は、車両移動方向の様々な表示によって示されるように、移動可能であると判断された車両である。例えば、車両414は、車両移動方向420Aによって示される方向に移動可能であると判断され、車両416は、車両移動方向420Bおよび車両移動方向422Aによって示される方向に移動可能であると判断され、車両418は、車両移動方向422Bによって示される方向に移動可能であると判断されていてもよい。例えば、車両移動方向420Aは、車両移動方向420Aによって示される方向に車両414を移動させることによって車両412のための駐車スペースが創出されてもよいことを示すことができる。車両移動方向420Bは、車両移動方向420Bによって示される方向に車両416を移動させることによって車両412のための駐車スペースが創出されてもよいことを示すことができる。車両移動方向422Aは、車両移動方向422Aによって示される方向に車両416を移動させることによって車両412のための駐車スペースが創出されてもよいことを示すことができる。車両移動方向422Bは、車両移動方向422Bによって示される方向に車両418を移動させることによって車両412のための駐車スペースが創出されてもよいことを示すことができる。
【0134】
図4Cの例では、車両434および438が駐車領域430内に駐車している。駐車スペース候補440および442は、それぞれ車両434と物体436との間、および物体436と車両438との間の場所に位置する駐車スペース候補の表示である。
図4Cの例では、物体436は、移動可能でないと判断される物体である。駐車スペース候補440は、車両移動方向440Aを備え、駐車スペース候補442は、車両移動方向442Aを備える。
図4Cの例では、車両移動方向440Aおよび442Aは、車両移動方向の表示に隣接した車両と関連付けられた車両移動方向の表示である。例えば、車両434は、車両移動方向440Aによって示される方向と逆の方向で車両434に隣接した移動可能でない物体436の存在に、少なくとも部分的に基づいて、当該逆の方向には移動可能でありえない。
【0135】
図4Cの例では、車両434および438は、車両移動方向の様々な表示によって示されるように、移動可能であると判断された車両である。例えば、車両434は、車両移動方向440Aによって示される方向に移動可能であると判断され、車両438は、車両移動方向442Aによって示される方向に移動可能であると判断されていてもよい。例えば、車両移動方向440Aは、車両432のための駐車スペースが車両移動方向440Aによって示される方向に車両434を移動させることによって創出されてもよいことを示すことができる。車両移動方向442Aは、車両432のための駐車スペースが車両移動方向442Aによって示される方向に車両438を移動させることによって創出されてもよいことを示すことができる。
【0136】
先に考察されたように、ユーザは、1つ以上の駐車スペース候補から特定の駐車スペースを選択する能力を望むであろう。直観的でユーザが理解しやすいインターフェースをユーザに提供することが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペース候補の表示と関連付けられた駐車スペース候補選択入力を示す情報を受信する。かかる実施形態例において、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車スペース候補選択入力に、少なくとも部分的に基づいてもよい。
【0137】
いくつかの環境において、ユーザは、駐車スペース候補の選択を回避することを望むであろう。例えば、ユーザは、できるだけ速く駐車することを望み、1つの駐車スペース候補を異なる駐車スペース候補より好むことなどはないであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車領域の、ある1つの障害のない部分に対応する駐車スペース候補を識別する。例えば、駐車領域のこの障害のない部分は、駐車領域の他の障害のない部分に比べて大きいこと、他の車両に比べて障害のより少ない別の車両と関連付けられていることなどがあり得る。かかる実施形態例において、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車スペース候補と駐車領域の障害のない部分との対応に、少なくとも部分的に基づいてもよい。
【0138】
多くの環境において、ユーザは、駐車領域における駐車スペースの創出をユーザのために自動化すること、ユーザおよび/または駐車領域に駐車している別の車両の別のユーザにとって便利な方法で進めることなどを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースは、駐車指令よって創出される。駐車指令は、例えば、駐車領域の個別の部分に駐車スペースの創出をもたらす命令を備えてもよい。
【0139】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペース候補および駐車領域の構成に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定する。例えば、機器は、駐車スペース候補および駐車領域内に位置する物体に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定してもよい。例えば、
図4Bに示されるように、車両移動方向422Aは、車両移動方向422Aによって示された方向の車両416の移動を示す、車両416と関連付けられた駐車指令を示す。
図4Cの例では、車両移動方向440Aは、車両移動方向440Aによって示される方向の車両434の移動を示す、車両434と関連付けられた駐車指令を示す。
【0140】
いくつかの環境において、駐車スペースの創出を指令すること、車両の移動を指令することなどが望ましいであろう。例えば、駐車領域における特定の位置での駐車スペースの創出を指令することは、1つ以上の車両の移動を生じさせ、個別の車両の移動を指令することは、その車両を示された方向に移動させる。少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令は、駐車領域内に他の車両のための駐車スペースが創出されるように、駐車指令に従って駐車領域内を移動するように車両に命令する。駐車指令の決定は、駐車領域内の少なくとも1つの物体が移動可能な車両であるという判断に、少なくとも部分的に基づいてもよい。いくつかの環境において、駐車領域内に1つより多い物体があってもよい。かかる環境において、駐車領域内の物体の識別は、駐車領域内の複数の物体の識別と、識別された物体のうちの少なくとも1つが移動可能な別の車両であるという判断とを備えてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の決定は、駐車スペースの創出と関連付けられた複数の駐車指令の決定を備える。
【0141】
駐車スペース候補が駐車スペースとして一旦識別されると、駐車スペース候補と関連付けられた駐車領域の部分が広げられて駐車スペースとしての寸法にされるように、駐車指令を決定することが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の決定は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別に、少なくとも部分的に基づく。
【0142】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令は、駐車スペース創出指令である。かかる実施形態例において、機器は、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別に、少なくとも部分的に基づいて駐車スペース創出指令を決定してもよい。例えば、駐車スペース創出指令は、駐車スペース候補に少なくとも部分的に対応する、駐車領域中のある1つの場所における駐車スペースの創出を示すことができる。
【0143】
いくつかの環境において、駐車領域内で特定の方向に移動するように特定の車両に指令することによって、駐車スペースを創出することが望ましいであろう。例えば、車両を木陰へ前進させること、他の車両が大きい水溜りに入るのを避けることなどが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令は、車両移動指令である。車両移動指令は、車両移動指令に従って他の車両を移動させるコマンドを備えてもよい。例えば、車両移動指令は、他の車両が車両移動方向、車両移動距離などに従って移動することを命令してもよい。例えば、車両移動方向は、前方、後方などを示すことができ、車両移動距離は、車両移動方向に移動する距離を示すことができる。少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令の決定は、ユーザ・アクションなしに生じる。例えば、車両移動指令は、自動的に決定されてもよく、駐車スペース候補選択入力に、少なくとも部分的に基づいて決定されてもよいなどである。
【0144】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の送信の発生は、車両移動指令の送信の発生を備える。例えば、車両移動指令は、サーバへ、他の車両と関連付けられた別個の機器へ、他の車両のユーザと関連付けられた電子機器へなど送信されるようにすることができる。
【0145】
いくつかの環境において、ユーザは、他のユーザに通知すること、他のユーザの許可をリクエストすることなどなしに他のユーザの車両を自動的に移動させるのを避けることを望むであろう。例えば、ユーザは、他のユーザが自身の車両を異なる位置へ移動させるのをリクエストすること、他のユーザの車両を移動させるための他のユーザからの許可をリクエストすることなどを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令は、車両移動リクエスト通知を示す情報を備える。車両移動リクエスト通知は、車両移動指令に従って他の車両を移動させるための別の車両のユーザのリクエストを示す情報を備えてもよい。
【0146】
いくつかの環境において、車両のユーザは、駐車領域内の別の車両を手動で移動させることを望むであろう。例えば、ユーザは、正確な車両移動方向、車両移動距離などを指定することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、他の車両と関連付けられた車両移動指令入力に、少なくとも部分的に基づいて他の車両と関連付けられた車両移動指令を決定する。例えば、車両移動指令入力は、車両移動方向、車両移動距離などを示す他の車両に対応するある1つの場所におけるドラッグ入力であってもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、他の車両と関連付けられた車両移動指令入力を示す情報を受信する。少なくとも1つの実施形態例において、車両移動指令入力は、車両移動方向、車両移動距離などを示す。
【0147】
いくつかの環境において、駐車スペース候補に対応するある1つの位置に駐車スペースを創出するのに必要とされる再配列のレベルに、少なくとも部分的に基づいて駐車スペース候補を選択することが望ましいであろう。例えば、駐車スペース候補の選択に基づく駐車スペースの創出は、3つの他の車両の移動を生じさせてもよく、異なる駐車スペース候補の選択に基づく異なる駐車スペースの創出は、1つだけの他の車両の移動を生じさせてもよい。かかる例においては、駐車スペースの創出と関連付けられた複雑さの低減に、少なくとも部分的に基づいてこの異なる駐車スペース候補を駐車スペースとして選択することが望ましいであろう。
【0148】
少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車スペース候補と関連付けられた駐車指令候補の決定を備える。かかる実施形態例において、駐車スペース候補の駐車スペースとしての識別は、駐車指令候補に、少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、駐車指令候補は、異なる駐車スペース候補の選択と関連付けられた異なる駐車指令候補より少ない移動を示すことができる。
【0149】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車指令の送信を生じさせる。例えば、駐車指令は、他の車両、他の車両と関連付けられた別個の機器、他の車両のユーザと関連付けられた電子機器へ、サーバへなど送信されるようにすることができる。少なくとも1つの実施形態例において、駐車指令の決定は、複数の駐車指令の決定を備える。かかる実施形態例において、駐車指令の送信の発生は、複数の駐車指令の送信の発生を備えてもよい。例えば、駐車指令は、駐車スペース候補に隣接した別の車両および他の車両へ、駐車スペース候補に隣接した別の車両に隣接した他の車両へなど送信されるようにすることができる。
【0150】
例えば、
図4Bにおいて、駐車スペース候補420の選択は、車両416および車両418の両方が車両スペースを創出するために同じ方向に移動するよう、車両416には車両416が車両移動方向420Bによって示される方向に移動するように命令し、車両418には車両418が車両移動方向422Bによって示される方向に移動するように命令する車両移動指令の送信を生じさせることができる。別の例では、
図4Bにおいて、駐車スペース候補420の選択は、車両416および車両414が車両スペースを創出するために反対方向に移動するよう、車両416には車両416が車両移動方向420Bによって示される方向に移動するように命令し、車両414には車両414が車両移動方向420Aによって示される方向に移動するように命令する車両移動指令の送信を生じさせることができる。
【0151】
多くの状況において、ユーザは、ユーザの車両のために駐車スペースが創出されているという視覚的指示を認識することを望むであろう。例えば、駐車スペースが創出されていること、駐車領域内の車両が配列し直されていること、駐車領域内に駐車スペースを創出できるであろうということなどを確認するために、ユーザは、駐車スペースが創出されているという指示を認識することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車指令の送信の発生に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援待ち通知のディスプレイ表示を生じさせる。駐車支援待ち通知は、駐車スペースの創出のためにスタンバイするように車両のユーザにプロンプトする通知、駐車スペースが創出されているという通知、1つ以上の車両が移動しているという通知などであってもよい。
【0152】
図4Dは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースに対する駐車支援待ち通知の表示を示す図である。
図4Dの例は、駐車スペース候補420の選択後の
図4Bのシナリオを示す。例えば、
図4Dの部分460は、
図4Bの駐車スペース候補420によって示される場所に対応する。
図4Dの例では、車両454Aが
図4Bの車両414に対応し、車両456Aが
図4Bの車両416に対応する。
図4Dの例では、車両454Bの場所は、車両454Aの新しい場所を示し、車両456Bの場所は、車両456Aの新しい場所を示す。
図4Dの例では、車両458が
図4Bの車両418と対応し、駐車領域450に対して同じ場所のままである。
図4Dの例では、部分460は、車両452が駐車領域450の部分460には駐車できないような、駐車スペースより小さい寸法である。
図4Dの例では、車両454Bおよび456Bは、部分460が車両452のための駐車スペースとしての寸法にされるように再配置されつつある。駐車支援待ち通知462は、
図4Dに示される駐車支援インターフェースに対して表示される。
図4Dの例では、駐車支援待ち通知462は、部分460に対応する場所での駐車スペースの創出の企てに、少なくとも部分的に基づいて表示される。
【0153】
多くの状況において、ユーザは、ユーザの車両のために駐車スペースが首尾よく創出されたという視覚的指示を認識することを望むであろう。例えば、駐車スペースの創出の中断を避けるため、いつ駐車スペースに駐車すべきかを判断するためになど、ユーザは、駐車スペースが創出されたという指示を認識することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペースが創出されたと判断する。駐車スペースが創出されたという判断は、駐車スペースの創出を示す情報、駐車スペースの創出を示す視覚情報などに、少なくとも部分的に基づいてもよい。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペースの創出を示す情報を受信する。例えば、機器は、駐車スペースの創出を示す情報をサーバから、他の車両から、他の車両と関連付けられた別個の機器から、他の車両のユーザと関連付けられた電子機器からなど受信してもよい。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースの創出を示す情報は、駐車スペースを示す視覚情報である。駐車スペースの創出を示す情報は、カメラ・モジュールから、サーバからなど受信されてもよい。例えば、駐車スペースが創出されたという判断は、1つ以上の駐車指令に従って移動されるようにした1つ以上の他の車両の位置に、少なくとも部分的に基づいてもよい。
【0154】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペースが創出されたという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援駐車通知のディスプレイ表示を生じさせる。駐車支援駐車通知は、駐車スペースに車両を駐車するように車両のユーザにプロンプトする通知であってもよい。いくつかの環境において、ユーザは、ユーザの車両が駐車スペースに駐車するように手配するために、ユーザの車両が支援駐車機能性、自動駐車機能性などを活用することを望むであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車スペースが創出されたという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車スペースにおける車両の駐車を生じさせる。例えば、機器は、自動駐車機能性の作動、支援駐車機能性の呼び出しなどを生じさせることができる。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースにおける車両の駐車の発生は、車両が駐車スペースに対応する駐車領域中のある1つの場所へ運転操作によって入れられるような車両の運転操作の発生を備える。
【0155】
図4Eは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースに対する駐車支援駐車通知の表示を示す図である。
図4Eの例は、部分460に対応する駐車スペースの創出後の
図4Dのシナリオを示す。
図4Eの例では、車両474および476が駐車領域470に駐車している。車両474が
図4Dの車両454Bに対応し、車両476が
図4Dの車両456Bに対応する。
図4Eの例では、駐車スペース480が
図4Dの部分460に対応する場所に示される。駐車スペース480は、車両472が駐車スペース480に入り、駐車スペース480から出て行くことなどができるような寸法にされる。駐車支援駐車通知482が
図4Eに示される駐車支援インターフェースに対して表示される。
図4Eの例では、駐車支援駐車通知482は、駐車スペース480の創出の成功に、少なくとも部分的に基づいて表示される。駐車スペース480の創出の成功に基づいて、車両472のユーザが車両472を運転操作により駐車スペース480に入れること、車両472が駐車スペース480に駐車されるようにすることなどができる。
【0156】
図5A〜5Bは、少なくとも1つの実施形態例による車両移動範囲の設定を示す図である。
図5A〜5Bの例は、例であるに過ぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、表示が変化してもよく、車両移動範囲が変化してもよく、駐車支援インターフェース構成が変化してもよいなどである。
【0157】
先に考察されたように、多くの環境において、ユーザは、別の車両のための駐車スペースを創出する間にユーザの車両が移動できる量を限定することを望むであろう。例えば、ユーザは、移動の方向、移動の距離などに制限を設けることを望むであろう。ユーザがユーザの車両と関連付けられた移動の許容範囲を直観的な方法で設定するのを可能にすることが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、車両移動範囲のディスプレイ表示を生じさせる。かかる実施形態例において、機器は、車両移動範囲の表示の少なくとも一部の変更を示す情報を受信してもよい。機器は、車両移動範囲の表示の一部の変更に、少なくとも部分的に基づいて車両移動範囲の一部の設定を生じさせることができる。例えば、車両移動範囲の一部は、車両移動方向、異なる車両移動方向、車両移動方向における車両移動距離、異なる両移動方向における異なる車両移動距離などを示すことができる。少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲の一部は、車両移動方向または車両移動距離のうちの少なくとも1つを示す。例えば、車両移動範囲の一部は、車両移動方向に沿った車両移動距離を示すことができ、車両移動範囲の別の部分は、異なる車両移動方向に沿った異なる車両移動距離を示すことができる。少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲の表示の少なくとも一部の変更を示す情報は、車両移動範囲の少なくとも一部に対する変更を示す、車両移動範囲の表示の一部と関連付けられたドラッグ入力である。
【0158】
車両移動範囲による駐車スペースの伝搬および/または創出を容易にするために、車両移動範囲をサーバへ、別の車両へなど通信することが望ましいであろう。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、車両移動範囲を示す情報の送信を生じさせる。例えば、機器は、サーバへ、クライアントへ、他の車両へ、車両と関連付けられた別の機器へ、他の車両のユーザと関連付けられた電子機器へなど、車両移動範囲を示す情報の送信を生じさせることができる。
【0159】
図5Aは、少なくとも1つの実施形態例による車両移動範囲の設定を示す図である。
図5Aの例は、車両移動範囲の設定を可能にするように構成された駐車支援インターフェースを示す。
図5Aの例では、車両502が車両移動範囲504Aおよび506Aと関連付けられる。車両移動範囲504Aおよび506Aは、車両移動範囲の部分、個別の移動範囲などであってもよい。
図5Aの例では、車両移動範囲504Aは、車両502が車両502の前方にゼロメートル移動することが許可されることを示し、車両移動範囲506Aは、車両502が車両502の後方にゼロメートル移動することが許可されることを示す。
図5Aに示される車両移動範囲は、例えば、デフォルト車両移動範囲、駐車スペースの創出に係る目的での車両502の移動を禁止する車両移動範囲などであってもよい。
図5Aの例では、通知500が車両移動範囲通知である。少なくとも1つの実施形態例において、車両移動範囲通知は、車両のための車両移動範囲を設定するように車両のユーザにプロンプトする情報を備える。
【0160】
図5Bは、少なくとも1つの実施形態例による車両移動範囲の設定を示す図である。
図5Bの例は、車両移動範囲の表示の少なくとも一部の変更を示す情報の受信後の
図5Aのシナリオを示す。例えば、機器は、車両移動範囲504Aの表示を
図5Aに示される場所から
図5Bにおける車両移動範囲504Bの場所へドラッグすることを示す、ドラッグ入力を示す情報を受信していてもよい。機器は、車両移動範囲506Aの表示を
図5Aに示される場所から
図5Bにおける車両移動範囲506Bの場所へドラッグすることを示す、別のドラッグ入力を示す情報を受信していてもよい。
図5Bの例では、車両移動範囲504Bは、車両502が車両502の前方に4メートルまで移動することが許可されることを示し、車両移動範囲506Bは、車両502が車両502の後方に7メートルまで移動することが許可されることを示す。このように、車両502は、駐車領域における別の車両のための駐車スペースの創出を容易にするために、11メートルの車両移動範囲内で移動されるようにすることができる。
【0161】
図6A〜6Cは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースを示す図である。
図6A〜6Cの例は、例であるに過ぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、駐車領域構成が変化してもよく、駐車スペース構成が変化してもよく、車両数が変化してもよく、駐車支援インターフェース構成が変化してもよいなどである。
【0162】
多くの状況において、駐車スペースに閉じ込められた車両が駐車スペースから出て行くのを可能にすることが望ましいであろう。例えば、ある1つの車両が駐車スペースに駐車することがある。その後、別の車両がその車両に隣接して駐車して、その車両が駐車スペースから出て行くには不十分な空き領域しかなくなることがある。かかる例では、駐車領域の部分が駐車スペースとしての寸法にされて、車両が駐車スペースから出て行くのに十分な空き領域を有するように、車両によって占有された駐車領域の部分を広げることが望ましいであろう。
【0163】
少なくとも1つの実施形態例において、機器は、車両が駐車している駐車領域の一部分が駐車スペースより小さい寸法であると判断する。かかる実施形態例において、機器は、駐車領域のその部分が駐車スペースとしての寸法にされるように広げるための駐車領域の部分を識別する異なる駐車指令を決定して、異なる駐車指令の送信を生じさせることができる。例えば、ある1つの車両が、その車両が駐車スペースに入り、および/または駐車スペースから出て行くことができるような寸法にされた、駐車スペースに駐車することがある。その後、その車両の駐車スペースに対応する駐車領域の一部分に別の車両がくい込み、車両が駐車スペースから出て行くのに十分なスペースがもはやなくなることがある。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、駐車領域のその部分が駐車スペースとしての寸法にされて、その車両が駐車スペースから出て行くことができるように、その車両によって占有された駐車領域の部分を拡大するための駐車指令を決定する。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、車両に対応するある1つの場所の周りの駐車スペースの創出に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースに対して駐車支援待ち通知のディスプレイ表示を生じさせる。少なくとも1つの実施形態例において、機器は、
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様の駐車スペース候補をディスプレイ表示してもよい。
【0164】
図6Aは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースを示す図である。
図6Aの例では、駐車領域600におけるある1つの駐車スペースに車両602が最初に駐車した。駐車スペースにおける車両602の駐車後に、駐車スペースは、部分610のサイズに減少した。例えば、車両604および/または車両606が、駐車スペースに対応する駐車領域600の部分にくい込んだ、駐車領域600内のある1つの場所に駐車していることがある。駐車スペース候補614および616は、車両602に隣接した2つの駐車スペース候補の表示である。駐車スペース候補614および616は、車両602によって占有された駐車領域600の部分が広げられて車両602が駐車領域から出て行くことができるような駐車スペースとして、ユーザが選択および/または識別してもよい駐車スペース候補を示すことができる。駐車スペース候補614は、車両移動方向614Aを備え、駐車スペース候補616は、車両移動方向616Aを備える。
図6Aの例では、駐車スペース候補選択入力618が駐車スペース候補614の駐車スペースとしての選択を示す。
【0165】
図6Bは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースに対する駐車支援待ち通知の表示を示す図である。
図6Bの例は、駐車スペース候補614の駐車スペースとしての選択を示す駐車スペース候補選択入力618の受信後の
図6Aに示されたシナリオを示す。
図6Bの例では、
図6Aの車両604が車両624Aおよび車両624Bに対応する。
図6Bの例では、車両624Bは、駐車スペース候補614の駐車スペースとしての選択を示す
図6Aの駐車スペース候補選択入力618に、少なくとも部分的に基づいて、車両624Aに対応する場所から図示された場所へ移動したものである。そのように、
図6Aの車両604は、駐車領域620の部分630が広げられて車両622が駐車領域から出て行くことができるように、車両移動方向614Aによって示される方向に移動させられた。
図6Bの例では、駐車支援待ち通知628が駐車支援インターフェースに対して表示されて、駐車スペースの創出を待つように車両622のユーザにプロンプトする。
【0166】
図6Cは、少なくとも1つの実施形態例による駐車支援インターフェースに対する駐車支援出発通知の表示を示す図である。
図6Cの例は、車両642の周りの駐車スペース650の創出後の
図6Bに示されたシナリオを示す。例えば、
図6Bの部分630が広げられるようにして駐車領域640に駐車スペース650が創出された。
図6Cの例では、駐車スペース650は、車両642が駐車スペース650、駐車領域640などから出て行くことができるような寸法である。
図6Cの例では、駐車支援出発通知648が駐車支援インターフェースに対して表示されて、駐車スペースが創出されたこと、ユーザが車両642を運転操作して駐車スペース650から出て行ってもよいことなどを車両642のユーザにプロンプトする。
【0167】
図7は、少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。少なくとも1つの実施形態例では、
図7の動作に対応するオペレーションのセットがある。機器、例えば
図1の電子機器10、またはその一部分がこのオペレーションのセットを活用してもよい。機器は、かかるオペレーションの実行のために、例えば、
図1のプロセッサ11を含む、手段を備えてもよい。ある1つの実施形態例では、機器、例えば
図1の電子機器10は、プロセッサ、例えば
図1のプロセッサ11と連携して、機器に
図7のオペレーションのセットを実行させるように構成されたコンピュータ・コードを備えるメモリ、例えば
図1のメモリ12を有することによって変容する。
【0168】
ブロック702において、機器は、ある1つの車両のための駐車領域を識別する。識別、駐車領域、および車両は、
図2、
図3A〜3C、および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0169】
ブロック704において、機器は、駐車領域内の物体を識別する。識別および物体は、
図2、
図3A〜3C、および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0170】
ブロック706において、機器は、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在すると判断する。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である。判断、十分なスペース、駐車スペース、および駐車スペースの創出は、
図2、
図3A〜3C、
図4A〜4E、
図5A〜5B、および
図6A〜6Cに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0171】
ブロック708において、機器は、駐車スペースおよび物体に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定する。決定および駐車指令は、
図3A〜3C、
図4A〜4E、および
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0172】
ブロック710において、機器は、駐車指令の送信を生じさせる。駐車指令の発生および送信は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0173】
図8は、少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。少なくとも1つの実施形態例では、
図8の動作に対応するオペレーションのセットがある。機器、例えば
図1の電子機器10、またはその一部分がこのオペレーションのセットを活用してもよい。機器は、かかるオペレーションの実行のために、例えば、
図1のプロセッサ11を含む、手段を備えてもよい。ある1つの実施形態例では、機器、例えば
図1の電子機器10は、プロセッサ、例えば
図1のプロセッサ11と連携して、機器に
図8のオペレーションのセットを実行させるように構成されたコンピュータ・コードを備えるメモリ、例えば
図1のメモリ12を有することによって変容する。
【0174】
先に考察されたように、多くの環境において、他の車両の移動によって駐車スペースを創出することが望ましいであろう。かかる環境において、他の車両が移動可能であるという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定することは望ましいであろう。例えば、移動可能な第1の車および移動可能でない第2の車の存在下においては、第1の車両が移動可能であるという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定することは望ましいであろう。
【0175】
ブロック802において、機器は、ある1つの車両のための駐車領域を識別する。識別、駐車領域、および車両は、
図2、
図3A〜3C、および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0176】
ブロック804において、機器は、駐車領域内の物体を識別する。識別および物体は、
図2、
図3A〜3C、および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0177】
ブロック806において、機器は、物体の識別情報に、少なくとも部分的に基づいて物体が移動可能な他の車両であると判断する。判断、他の車両、他の車両の移動可能性は、
図2、
図3A〜3C、
図4A〜4E、
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0178】
ブロック808において、機器は、他の車両が移動可能であるという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域に存在すると判断する。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である。判断、十分なスペース、駐車スペース、および駐車スペースの創出は、
図2、
図3A〜3C、
図4A〜4E、
図5A〜5B、および
図6A〜6Cに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0179】
ブロック810において、機器は、駐車スペース、他の車両、および他の車両が移動可能であるという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定する。判断および駐車指令は、
図3A〜3C、
図4A〜4Eおよび
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0180】
ブロック812において、機器は、駐車指令の送信を生じさせる。駐車指令の発生および送信は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0181】
図9は、少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。少なくとも1つの実施形態例では、
図9の動作に対応するオペレーションのセットがある。機器、例えば
図1の電子機器10、またはその一部分がこのオペレーションのセットを活用してもよい。機器は、かかるオペレーションの実行のために、例えば、
図1のプロセッサ11を含む、手段を備えてもよい。ある1つの実施形態例では、機器、例えば
図1の電子機器10は、プロセッサ、例えば
図1のプロセッサ11と連携して、機器に
図9のオペレーションのセットを実行させるように構成されたコンピュータ・コードを備えるメモリ、例えば
図1のメモリ12を有することによって変容する。
【0182】
ブロック902において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力を示す入力を受信する。受信および駐車支援インターフェース呼び出し入力は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0183】
ブロック904において、機器は、駐車支援インターフェース呼び出し入力に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースのディスプレイ表示を生じさせる。発生、ディスプレイ、駐車支援インターフェース、および駐車支援インターフェースの表示は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0184】
ブロック906において、機器は、ある1つの車両のための駐車領域を識別する。識別、駐車領域、および車両は、
図2、
図3A〜3C、および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0185】
ブロック908において、機器は、駐車領域内の他の車両を識別する。少なくとも1つの実施形態例において、駐車領域内の他の車両の識別は、駐車領域内の物体の識別と、その物体が移動可能な他の車両であるという判断とを備える。識別、物体、他の車両、および他の車両の移動可能性は、
図2、
図3A〜3C、
図4A〜4E、および
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0186】
ブロック910において、機器は、駐車スペースの創出のために十分なスペースが駐車領域内に存在すると判断する。少なくとも1つの実施形態例において、駐車スペースは、車両が駐車スペースに入り、駐車スペースから出て行くことを許容する寸法にされた駐車領域の一部分である。判断、十分なスペース、駐車スペース、および駐車スペースの創出は、
図2、
図3A〜3C、
図4A〜4E、
図5A〜5B、および
図6A〜6Cに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0187】
ブロック912において、機器は、駐車支援インターフェースの表示に対して車両の表示、他の車両の表示、および駐車スペース候補の表示のディスプレイを生じさせる。発生、ディスプレイ、車両の表示、他の車両の表示、駐車スペース候補、および駐車スペース候補の表示は、
図3A〜3C、
図4A〜4E、および
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0188】
ブロック914において、機器は、駐車スペース候補の表示と関連付けられた駐車スペース候補選択入力を示す情報を受信し、その駐車スペース候補が駐車スペースとして識別される。受信、駐車スペース候補選択入力、および駐車スペースの識別は、
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0189】
ブロック916において、機器は、駐車スペースおよび他の車両に、少なくとも部分的に基づいて駐車指令を決定する。決定および駐車指令は、
図3A〜3C、
図4A〜4E、および
図5A〜5Bに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0190】
ブロック918において、機器は、駐車指令の送信を生じさせる。駐車指令の発生および送信は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0191】
ブロック920において、機器は、駐車指令の送信の発生に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースの表示に対して駐車支援待ち通知のディスプレイ表示を生じさせる。発生、ディスプレイ、駐車支援待ち通知、および駐車支援待ち通知の表示は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0192】
ブロック922において、機器は、車両スペースが創出されたと判断する。判断および駐車スペースの創出は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0193】
ブロック924において、機器は、駐車スペースが創出されたという判断に、少なくとも部分的に基づいて駐車支援インターフェースの表示に対して駐車支援駐車通知のディスプレイ表示を生じさせる。発生、ディスプレイ、駐車支援駐車通知、および駐車支援駐車通知の表示は、
図2および
図4A〜4Eに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0194】
図10は、少なくとも1つの実施形態例による駐車指令の送信を生じさせることと関連付けられた動作を示すフロー図である。少なくとも1つの実施形態例では、
図10の動作に対応するオペレーションのセットがある。機器、例えば
図1の電子機器10、またはその一部分がこのオペレーションのセットを活用してもよい。機器は、かかるオペレーションの実行のために、例えば、
図1のプロセッサ11を含む、手段を備えてもよい。ある1つの実施形態例では、機器、例えば
図1の電子機器10は、プロセッサ、例えば
図1のプロセッサ11と連携して、機器に
図10のオペレーションのセットを実行させるように構成されたコンピュータ・コードを備えるメモリ、例えば
図1のメモリ12を有することによって変容する。
【0195】
先に考察されたように、多くの状況において、駐車スペースに閉じ込められた車両が駐車スペースから出て行くのを可能にすることが望ましいであろう。例えば、ある1つの車両が駐車スペースに駐車することがある。その後、別の車両がその車両に隣接して駐車して、その車両が駐車スペースから出て行くには不十分な空き領域しかなくなることがある。かかる例では、駐車領域の部分が駐車スペースとしての寸法にされて車両が駐車スペースから出て行くのに十分な空き領域を有するように、車両によって占有された駐車領域の部分を広げることが望ましいであろう。
【0196】
図10に示される動作は、孤立して示されるが、
図7、
図8、または
図9に示された動作が
図10に示される動作に先行してもよい。
【0197】
ブロック1002において、機器は、車両が駐車している駐車領域の部分が駐車スペースより小さい寸法であると判断する。判断、駐車領域の部分、および駐車スペースは、
図3A〜3C、
図4A〜4E、および
図6A〜6Cに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0198】
ブロック1004において、機器は、駐車領域の部分が駐車スペースとしての寸法にされるように広げるための駐車領域の部分を識別する異なる駐車指令を決定する。決定、異なる駐車指令、および駐車領域の拡大は、
図3A〜3C、
図4A〜4E、
図5A〜5B、および
図6A〜6Cに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0199】
ブロック1006において、機器は、異なる駐車指令の送信を生じさせる。異なる駐車指令の発生および送信は、
図2、
図4A〜4E、および
図6A〜6Cに関して記載されたものと同様であってもよい。
【0200】
本発明の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションロジック、またはソフトウェア、ハードウェア、およびアプリケーションロジックの組み合わせで実装されてもよい。ソフトウェア、アプリケーションロジックおよび/またはハードウェアは、機器、別個のデバイス、または複数の別個のデバイス上に存在してもよい。必要に応じて、ソフトウェア、アプリケーションロジックおよび/またはハードウェアの一部が機器上に存在してよく、ソフトウェア、アプリケーションロジックおよび/またはハードウェアの一部が別個のデバイス上に存在してよく、ソフトウェア、アプリケーションロジックおよび/またはハードウェアの一部が複数の別個のデバイス上に存在してよい。ある1つの実施形態例では、アプリケーションロジック、ソフトウェアまたは命令セットが様々な従来型コンピュータ可読媒体のいずれか1つに保持されてもよい。
【0201】
必要に応じて、本明細書において考察された異なる機能が互いに異なる順序および/または同時のいずれかで実行されてもよい。例えば、
図9のブロック902および904が
図9のブロック906の後に実行されてもよい。そのうえ、必要に応じて、上記の機能の1つ以上が随意的であってもよく、および/または組み合わされてもよい。例えば、
図8のブロック806が随意的であってもよく、および/または
図8のブロック804と組み合わされてもよい。
【0202】
本発明の様々の態様は、独立請求項に提示されるが、本発明の他の態様は、請求項に明示的に提示された組み合わせだけでなく、記載された実施形態からの特徴の他の組み合わせ、および/または独立請求項の特徴をもつ従属請求項を備える。
【0203】
本明細書では、本発明の実施形態例を先に記載したが、これらの記載が限定的な意味で考えられるべきではないことも注目される。むしろ、添付の特許請求の範囲に規定されるように、本発明の範囲から逸脱することなく行われてもよい変化および修正がある。