(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記画素電極の前記オープンエンド形状は、(i)実質的にU字形状、(ii)実質的に逆U字形状、(iii)実質的にC字形状、及び(iv)実質的に反転C字形状のうちの1つを有する、請求項3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
前記画素電極の前記オープンエンド形状は、第一幅を有する第一アーム、第二幅により画定された第二アーム及び高さにより画定された基部により画定され、前記第一幅及び前記第二幅は、前記画素電極の幅Wの0.02〜0.2の範囲内にあり、前記高さは、前記画素電極の前記幅Wの0.02〜0.2の範囲内にある、請求項3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
各画素領域は、(i)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスの画素または(ii)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスのサブ画素のうちの1つを表現する、請求項3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
前記第一流体は、エレクトロウェッティング・オイルであり、前記第二流体は、電解質を含む流体である、請求項3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
前記画素電極の前記オープンエンド形状は、(i)実質的にU字形状、(ii)実質的に逆U字形状、(iii)実質的にC字形状、及び(iv)実質的に反転C字形状のうちの1つを有する、請求項8の前記画像表示装置。
前記画素電極の前記オープンエンド形状は、第一幅を有する第一アーム、第二幅で画定された第二アーム及び高さで画定された基部により画定され、前記第一幅及び前記第二幅は、前記画素電極の幅Wの0.02〜0.2の範囲内にあり、前記高さは、前記画素電極の前記幅Wの0.02〜0.2の範囲内にある、請求項8の前記画像表示装置。
各画素領域は、(i)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスの画素または(ii)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスのサブ画素のうちの1つを表現する、請求項8の前記画像表示装置。
前記画像表示装置は、デジタル・メディア・デバイス、電子書籍リーダ、タブレット・コンピューティング・デバイス、スマート・フォン、ポータブル・ゲーム・システム、ラップトップ・コンピューティング・デバイス、ネットブック・コンピューティング・デバイス、ウェアラブル・コンピューティング・デバイス、または拡張現実デバイスのうちの1つを含む、請求項8の前記画像表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
要旨
本開示は、アクティブ・マトリクス・ディスプレイの画素内の実効電圧降下の低減に備えるアーキテクチャ及び技術を提供する。
【0009】
一般に、たとえば、限定されないが、 ポータブル・コンピューティング・デバイス、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、及びポータブル・メディア・デバイス(たとえば、電子書籍デバイス、DVDプレイヤなど)を含むさまざまな電子機器のような、画像表示装置は、ディスプレイ上に画像を表示する。このようなディスプレイの実施例は、限定されないが、LCD、EWD及びEPDを含む。
【0010】
さらに特に、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスのようなディスプレイ・デバイスは、たとえば、アクティブ・マトリクス・アドレッシング方式により操作されるように構成された透過型または反射型の画素アレイを一般に含む薄膜トランジスタのエレクトロウェッティング・ディスプレイ(TFT-EWD)であることが可能である。たとえば、画素の行及び列は、複数のソース線及びゲート線上の電圧レベルを制御することで操作される。この方式において、ディスプレイ・デバイスは、光を透過、反射または遮断するために特定の画素を選択することで画像を生成することが可能である。画素は、各画素に含まれたトランジスタ(たとえば、スイッチとして使用される)に接続されるソース線及びゲート線の行及び列を介してアドレス指定される(たとえば、選択される)。トランジスタは、各画素領域の比較的に小さい部分を取る。たとえば、このトランジスタは、反射型ディスプレイでリフレクタ下部に設置されることが可能である。
【0011】
電気的に、画素は、透明導電性インジウム・スズ酸化物(ITO)層間に挟装された光学材料(たとえば、液晶材料またはエレクトロウェッティング材料)の絶縁層を含む小容量のコンデンサである。画素のトランジスタの一方向の電流通過特性は、画素に印加されている電荷がディスプレイの画像のリフレッシュ・サイクル間で排出されることを防ぐ。
【0012】
エレクトロウェッティング・ディスプレイは、印加された電圧を用いて、表面に関連して液体の表面張力を変更する。たとえば、コモン電極と併せて画素電極を介して疎水性表面に電圧を適用することで、この表面の濡れ性は、表面が次第に親水性になるように変更されることが可能である。一般に疎水性は、撥液性を指し、一般に親水性は、流体に対する親和性を有することを指す。エレクトロウェッティング・ディスプレイの1つの実施例として、電圧の印加による表面張力の変更は、ディスプレイの個々の画素の液体内の電解質を変更された表面に付着させるため、このディスプレイの個々の画素内の着色されたエレクトロウェッティング・オイル層に置換させる。このようにして、表面張力での変更に応じてディスプレイの個々の画素内のエレクトロウェッティング流体は、光スイッチとして作用する。電圧が存在しないときに、着色されたエレクトロウェッティング・オイルは、画素内で連続膜を形成するため、着色は、ディスプレイのユーザに可視であることができる。他方で、電圧が画素に印加されるときに、着色されたオイルは移動して、画素は透明になる。ディスプレイの複数の画素が独立して活性化されるときに、このディスプレイは、カラーまたはグレースケール画像を提示することが可能である。画素は、透過型、反射型、または透過/反射型(半透過型)ディスプレイのための基礎を形成することができる。さらに、画素は、小さい画素寸法を用いて高速スイッチング(たとえば、数msのオーダで)に応答することができる。それに応じて、本明細書のエレクトロウェッティング・ディスプレイは、ビデオ・コンテンツを表示するようなアプリケーションに適していることができる。加えて、一般にエレクトロウェッティング・ディスプレイの低消費電力はこの技術を、バッテリ電力に依存するポータブル・ディスプレイ・デバイス上にコンテンツを表示することに適しているようにする。
【0013】
エレクトロウェッティング・ディスプレイの各画素は、この画素内の液体下部に画素電極を含む。さまざまな実施形態に従い、画素電極は、実質的にU字形状を有する。換言すれば、画素電極は、開口端部を有する。一般にエレクトロウェッティング・ディスプレイ内のほとんどの画素が、たとえば、約120μm×60μm形状で長方形であるため、一般に画素電極は、画素の頂部に隣接して設置された開口端部を備える楕円形のU字形状の画素電極である。
【0014】
例示的な構造及びプロセス
図2Aを参照して、タイミング・コントローラ202、データ・ドライバ204、走査ドライバ206、電圧発生器208、及びエレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210を含むエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200の実施例を概略的に説明する。エレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210は、タイミング・コントローラ202、データ・ドライバ204、走査ドライバ206、及び電圧発生器208により駆動される。
【0015】
エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200の一般的な操作の実施例として、外部ソース、たとえばグラフィック・コントローラ(図示せず)からの第一データ信号DG1及び第一制御信号C1に応答して、タイミング・コントローラ202は、第二データ信号DG2及び第二制御信号C2をデータ・ドライバ204へ、第三制御信号C3を走査ドライバ206へ、ならびに第四制御信号C4を電圧発生器208へ適用する。
【0016】
データ・ドライバ204は、第二データ信号DG2を電圧、すなわち、データ信号へ変換し、データ信号D1、...、Dp-1、Dp、Dp+1、...、Dmをエレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210へ適用する。走査ドライバ206は、第三制御信号C3に応答して、走査信号S1、...、Sq-1、Sq、...、Snをエレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210へ順次適用する。
【0017】
電圧発生器208は、第四制御信号C4に応答して、コモン電圧Vcomをエレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210へ適用する。
図2Aで図示しないが、電圧発生器208は、タイミング・コントローラ202、データ・ドライバ204、及び走査ドライバ206により必要とされるさまざまな電圧を発生する。
【0018】
エレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210は、データ電圧を伝達する、mデータ線DL、すなわちソース線、及びゲートオン信号を送信する、nゲート線SL、すなわち、走査線を含む。
【0019】
画素領域212は、データ線DL及びデータ線DLに交差するゲート線SLの交差点に隣接して位置決めされる。各画素領域212は、本明細書でより詳細に説明されるような、疎水性表面下に薄膜トランジスタ214及び画素電極216を含む疎水性表面で構成される。隔壁部218は、画素領域212を画定する。画素領域212は、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200のためのアプリケーションに応じて、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200内の画素またはエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200内のサブ画素を表すことが可能である。
【0020】
図2Bは、いくつかの実施形態により、画素領域212に一般に対応するいくつかのエレクトロウェッティング素子220を示すエレクトロウェッティング・デバイス200の一部の断面である。画素電極216(
図2Bで図示せず)を含む電極層222は、底部支持板224上に形成される。いくつかの実装において、誘電体バリア層(図示せず)は、電極層222を覆い底部支持板224上にまた形成された疎水性層226から電極層222を少なくとも部分的に分離させることができる。このような分離は、とりわけ疎水性層226を介して発生する電気分解を防ぐことが可能である。いくつかの実装において、疎水性層226は、デラウェア州ウィルミントンに拠点を置く、デュポン社製の、AF1600のような、フルオロポリマーを含むことが可能である。画素壁部218は、
図2Aで理解可能なように、疎水性層226上にパターン化されたエレクトロウェッティング素子グリッドを形成する。画素壁部218は、エポキシ・ベースのネガ型フォトレジストSU-8のような、フォトレジスト材料を含むことができる。パターン化されたエレクトロウェッティング素子グリッドは、フィールド・エレクトロウェッティング素子及び境界エレクトロウェッティング素子のエレクトロウェッティング素子アレイ(たとえば、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・パネル210)を形成する行及び列を含む。たとえば、エレクトロウェッティング素子は、約50〜500μの範囲で幅及び長さを有することが可能である。約1〜10μの範囲で厚さを有することが可能である、第一流体228は、たとえば、疎水性層226の上にある。一般に第一流体228は、エレクトロウェッティング・オイルであり、パターン化されたエレクトロウェッティング素子グリッドの画素壁部218により区切られる。外側リム230は、画素壁部218と同じ材料を含むことが可能である。電解質を含む流体のような、第二流体232は、パターン化されたエレクトロウェッティング素子グリッドのエレクトロウェッティング・オイル228及び画素壁部218上にある。
【0021】
頂部支持板234は、第二流体232を覆い、エッジ・シール236は、エレクトロウェッティング素子アレイ上に第二流体232を保持する。底部支持板224及び頂部支持板234は、個々のエレクトロウェッティング素子の別々の部品であってもよい、または底部支持板224及び頂部支持板234は、複数のエレクトロウェッティング素子により共有されることができる。底部支持板224及び頂部支持板234は、たとえば、ガラスまたはポリマーから作製することができ、剛直であってもよく、または可撓性を有してもよい。
【0022】
個々のエレクトロウェッティング素子の第二流体232及び誘電体バリア積層(たとえば、電極層222及び疎水性層226を含む)にわたり印加された電圧Vは、個々のエレクトロウェッティング素子の透過率または反射率を制御することが可能である。
【0023】
エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200は、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200により形成された画像または表示を視覚化することが可能である視覚側238及び背面側240を含む。頂部支持板234は、視覚側238に面し、底部支持板224は、背面側240に面する。代替の実施形態において、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200は、背面側240から視覚化されることができる。エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200は、反射型、透過型または半透過型であってもよい。エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200は、画像をセグメントから構築するセグメント化表示型であってもよい。このセグメントを同時にまたは別々にスイッチングすることを可能にする。各セグメントは、互いから近隣または遠隔であってもよい1つのエレクトロウェッティング素子220または複数のエレクトロウェッティング素子220を含む。1つのセグメントに含まれたエレクトロウェッティング素子220をたとえば、同時にスイッチングする。またエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200は、いくつかの実施例を単純に名付けると、アクティブ・マトリクス駆動表示型またはパッシブ・マトリクス駆動表示型であってもよい。
【0024】
第二流体232は、第一流体228と混和しない。一般に、不混和性は、第一流体228と混合するか、または配合することに対する第二流体232の不能性を指す。一般に第二流体232は、電解質を含み、電気的に導電性を有するか、または極性を有する。第二流体232は、たとえば、水及びエチルアルコールの混合物中の塩化カリウムの溶液のような水または食塩水であってもよい。第二流体232は、好ましくは透明であるが、吸収または反射する白色に着色されることができる。一般にエレクトロウェッティング・オイルと言われる、第一流体228は、電気的に非導電性を有するか、たとえばヘキサデカンまたは(シリコーン)オイルのようなアルカンであってもよい。疎水性層226は、底部支持板224上に配置され、エレクトロウェッティング表面積を作成する。第一流体228は、それが第二流体232に関して有するものより疎水性層226の表面に関して高い濡れ性を有するため、疎水特性は、第一流体228を底部支持板224へ優先的に付着させる。濡れ性は、固体表面に対する流体の相対的親和性に関する。親和性を増すにつれ濡れ性は増し、それは流体及び固体間に形成された接触角で計測され、対象とする流体の内部で計測されることが可能である。たとえば、このような接触角は、90°超の相対的な非濡れ性から0°での完全な濡れ性へ増すことが可能であり、この場合に、流体は、固体表面上に膜を形成する傾向がある。
【0025】
電極層222は、疎水性層226であってもよい、絶縁膜により第一流体228及び第二流体232から分離される。電極層222(及びこれにより電極216)は、本明細書でさらに記載されるような第一信号線242により電圧信号Vを供給される。第二信号線244は、導電性第二流体232と接触している頂部電極(図示せず)に電気的に接続される。この頂部電極は、エレクトロウェッティング素子220が画素壁部218で中断されない第二流体232により流動的に相互接続され、これを共有するため、1より多いエレクトロウェッティング素子220に共通であることができる。エレクトロウェッティング素子220は、第一及び第二信号線242及び244間に印加された電圧Vにより制御される。
【0026】
第一流体228は、光スペクトルの少なくとも一部を吸収する。第一流体228は、カラー・フィルタを形成する、光スペクトルの一部を透過することができる。この目的のために、第一流体228は、たとえば、顔料粒子または染料の添加により着色されることができる。あるいは、第一流体228は、黒色(たとえば、光スペクトルの実質的にすべての部分を吸収する)または反射型であってもよい。疎水性層226は、透過型または反射型であってもよい。反射層は、可視スペクトル全体を反射してこの層に白色を出現させるか、または可視スペクトルの部分を反射してこの層を有色にすることができる。
【0027】
信号線242及び226間に印加された電圧Vを非ゼロのアクティブ信号レベルに設定するときに、エレクトロウェッティング素子220は、アクティブ状態に入る。静電力は、第二流体232を電極層222の方向へ移動させることで、疎水性層226の領域から疎水性層226の領域を囲む画素壁部218へ第一流体228を滴状に撥水する。この作用は、エレクトロウェッティング素子220の疎水性層226の表面から第一流体228を取り除く。エレクトロウェッティング素子220にわたる電圧がゼロのインアクティブ信号レベルまたはゼロに近い値に戻されるときに、エレクトロウェッティング素子220は、第一流体228が流れて戻り疎水性層226を覆うインアクティブ状態に戻る。この方式で、第一流体228は、各エレクトロウェッティング素子220で電気的に制御可能な光スイッチを形成する。
【0028】
画素領域212の拡大図である、
図2Cで理解可能なように、薄膜トランジスタ214は、走査線SLの対応する走査線(
図2Cで図示せず)に電気的に接続されるゲート電極246、データ線DLの対応するデータ線(たとえば、
図2Bの第一信号線242)に電気的に接続されるソース電極248、及び画素電極216へ電気的に接続されるドレイン電極250を含む。このようにして、画素領域212は、
図2Aの走査線SL及びデータ線DLに基づき操作される。
【0029】
図2A及び2Cで理解可能なように、画素電極216は、対応する画素領域212に関して実質的にU字形状を有する。より一般的に、画素電極216は、対応する画素領域212に関してオープンエンド形状を有する。一般に、従来の画素電極は、画素領域212に対応する形状及び寸法を有する。このようにして、オープンエンドの、実質的にU字形状の画素領域は、また、画素領域の形状に対応する形状で一般に実質的に長方形である、従来の画素電極に関連する。先に述べたように、一般に画素電極216は、
図2Bのエレクトロウェッティング・デバイス200の電極層222に画定される。
図2Cで理解可能なように、一般にU字形状の画素電極216でアームの幅L1は、一般に電極216の幅0.02〜0.2Wの範囲にあり、一般にU字形状の画素電極216の基部の高さL2は、画素電極216の幅0.02〜0.2Wの範囲にある。さらに、U字形状の画素電極216のアームは、互いに関して異なる寸法を有することが可能である。
図2Cが「剛性」であり実質的に直線及び実質的に直角の角を有するような画素電極216を説明するが、画素電極216のU字形状は、湾曲部及び低剛性を有し滑らかであることが可能である。
【0030】
図2A及び2Bで説明される実施形態において、U字形状の画素電極216の開口端部は、画素領域212の頂部付近にある。所望の場合に、他の実施形態に従い、U字形状の画素電極216の開口端部は、画素領域212の底部の方向にあることが可能である。換言すれば、さまざまな実施形態に従い、画素電極216は、逆U字形状で逆になることが可能である。このような実施形態において、対応する薄膜トランジスタ214は、対応するデータ線DL及び走査線SL沿いのある箇所に移動する。画素電極216の逆U字形状は、「剛性」であり実質的に直線で実質的に直角の角を有することが可能であるか、または画素電極216の逆U字形状は、湾曲部及び低剛性を有し滑らかであることが可能である。さらに、逆U字形状のアームは、互いに関して異なる寸法を有することが可能である。
【0031】
さまざまな実施形態に従い、画素領域212がより正方形の形状を有する場合に、次にU字形状の画素電極216の開口端部は、横向きに面することが可能である、すなわち、画素電極は、実質的にC字形状または、反転C字形状(すなわち、横向きU字形状)を有することが可能である。実質的に長方形状の画素領域212、または実質的に正方形状の画素領域212でも、C字形状または反転C字形状を使用する場合に、改善された回収は、第一流体228のために必要とされることができる。もう一度対応する薄膜トランジスタ214は、それに応じて対応するデータ線DL及び走査線SL沿いに移動する。一般にC字形状の画素電極及び反転C字形状の画素電極の寸法及び関係は、先に述べられたU字形状及び逆U字形状の画素電極に類似する。さらに、C字形状及び反転C字形状のアームは、互いに関して異なる寸法を有することが可能である。画素電極216のC字形状及び反転C字形状は、「剛直」であり実質的に直線及び実質的に直角の角を有することが可能である、または画素電極216のC字形状及び反転C字形状は、湾曲部及び低剛性を有し滑らかであることが可能である。
【0032】
操作中に、対応する画素領域212内の画素電極216に印加された電圧に応答して、
対応する画素領域212内の第二流体232は、対応する疎水性層226下部に接触するため、対応する画素領域212内で第一流体228に取って代わる。
図2Cに関して、第一流体228は、画素に印加された電圧に応答して対応する画素領域212内で上下に移動する。オープンエンドの画素電極216を利用することで、画素電極216の表面積は従来の画素電極に関して減少する。先に述べたように、
図2Cで理解可能なように、一般にU字形状の画素電極216のアームの幅L1は、画素電極216の幅0.02〜0.2Wの範囲にあり、一般にU字形状の画素電極216の基部の高さL2は、画素電極216の幅0.02〜0.2Wの範囲にある。一般に、従来の画素電極は、画素領域212にほぼ同じ表面積を有する。このようにして、U字形状の画素電極216は、従来の画素電極に関して減少した表面積を有する。画素電極216の表面積でのこの減少は、画素領域の容量、すなわちC
ewの70%近くの低下をもたらす。さらに特に、画素電極216の容量Cewは、たとえば、120μm×60μmの大きさを有する画素領域212で従来の画素電極を利用するC
ewの約0.3であってもよい。それに応じて、U字形状の画素電極216を利用する画素内の電圧降下は、先に記載された式1に基づき低減される。従来の画素電極を利用する電圧降下が約7.58Vである一方で、この実施例について、画素領域が約120μm×60μm及びL1=L2=8μmを計測しながら、第二流体の電解質の抵抗R
EGGに起因する電圧降下は、約3.23Vである。さらに、またU字形状の画素電極216の利用は、エレクトロウェッティング・ディスプレイ200内で良好な白色レベルを生成するため、U字形状の画素電極216を利用するエレクトロウェッティング・ディスプレイ200は、良好な明るさを有する。またU字形状の電極216の使用は、第一流体228の運動制御で、したがって、また画素アレイ内のグレイ・レベルの再現性で支援する。U字形状の画素電極216の使用は、従来の形状の画素電極の使用と比較して第一流体228の移動の良好な制御を可能にする。
【0033】
U字形状の画素電極216がエレクトロウェッティング・デバイス200を参照して説明されているが、U字形状の画素電極216が他の種類のディスプレイ・デバイスで使用されることができることに留意すべきである。
【0034】
図3は、いくつかの実装により、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200で使用されることができる例示的な画像表示装置300の選ばれた例示的なコンポーネントを説明する。画像表示装置300は、複数の異なる種類の電子機器のいずれかとして実装されることができる。画像表示装置300のいくつかの実施例は、本明細書で記載された技術によりエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200と接続し、ディスプレイを制御するプロセッサ及びメモリを含むことが可能な、デジタル・メディア・デバイスと電子書籍リーダ300-1、タブレット・コンピューティング・デバイス300-2、スマート・フォンとモバイル・デバイスとポータブル・ゲーム・システム300-3、ラップトップとネットブック・コンピューティング・デバイス300-4、ウェアラブル・コンピューティング・デバイス300-5、拡張現実デバイスかヘルメットかゴーグルか眼鏡300-6、及び任意の他のデバイスを含むことができる。
【0035】
非常に基本的な構成において、画像表示装置300は、少なくとも1つの制御論理回路、中央処理装置、またはプロセッサ302のようなコンポーネント、及び1つ以上のコンピュータ可読媒体304を含む、またはこれらにアクセスする。各プロセッサ302自体は、1つ以上のプロセッサまたは処理コアを含むことができる。たとえば、プロセッサ302は、操作インストラクションに基づき信号を操作する、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理装置、ステート・マシン、論理回路、及び/または任意のデバイスとして実装されることが可能である。いくつかの場合において、プロセッサ302は、本明細書で記載されたアルゴリズム及びプロセスを実行するように具体的にプログラミングまたは構成された任意の適切な種類の1つ以上のハードウェア・プロセッサ及び/または論理回路であってもよい。プロセッサ302は、コンピュータ可読媒体304または他のコンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読インストラクションをフェッチ及び実行するように設定されることが可能である。プロセッサ302は、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200の、タイミング・コントローラ202、データ・ドライバ204、及び/または走査ドライバ206に起因する機能のうちの1つ以上を実行することが可能である。またプロセッサ302は、エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスのためのグラフィック・コントローラ(図示せず)に起因する1つ以上の機能を実行することが可能である。
【0036】
画像表示装置300の構成により、コンピュータ可読媒体304は、有形の非一時的なコンピュータ・ストレージ・メディアの実施例であってもよく、コンピュータ可読インストラクション、データ構造、プログラム・モジュールまたは他のデータのような情報のストレージ用の技術のいずれかの種類に実装された揮発性及び不揮発性メモリ及び/またはリムーバブル及び非リムーバブル・メディアを含むことができる。コンピュータ可読媒体304は、限定されないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリまたは他のコンピュータ可読媒体技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、ソリッド・ステート・ストレージ及び/または磁気ディスク・ストレージを含むことができる。さらに、いくつかの場合において、画像表示装置300は、情報を格納するために使用されることが可能であり、別のコンピューティング・デバイスまたはネットワークに直接にまたはこれを介してプロセッサ302によりアクセスされることが可能である、RAIDストレージ・システム、ストレージ・アレイ、ネットワーク接続ストレージ、ストレージ・エリア・ネットワーク、クラウド・ストレージ、または任意の他の媒体のような、外部ストレージにアクセスすることができる。それに応じて、コンピュータ可読媒体304は、プロセッサ302により実行されることができる、インストラクション、モジュールまたはコンポーネントを格納可能なコンピュータ・ストレージ・メディアであってもよい。
【0037】
コンピュータ可読媒体304は、プロセッサ302により実行可能な任意の数の機能コンポーネントを格納及び維持するために使用されることができる。いくつかの実装において、これらの機能コンポーネントは、プロセッサ302により実行可能であり、実行時に、上記の画像表示装置300に起因する動作を実行するための操作ロジックを実装する、インストラクションまたはプログラムを含む。コンピュータ可読媒体304に格納された画像表示装置300の機能コンポーネントは、画像表示装置300のさまざまな機能を制御及び管理するために、ならびに画像表示装置300のエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス200上に1つ以上のユーザ・インタフェースを生成するためにオペレーティング・システム及びユーザ・インタフェース・モジュール306を含むことができる。
【0038】
加えて、またコンピュータ可読媒体304は、機能コンポーネントにより使用される、データ、データ構造及び同様のものを格納することができる。たとえば、コンピュータ可読媒体304により格納されたデータは、ユーザ情報及び、任意選択で、1つ以上のコンテンツ・アイテム308を含むことができる。画像表示装置300の種類により、またコンピュータ可読媒体304は、プログラム、ドライバ、及びその他のものを含むことができる他のモジュール及びデータ310のような、他の機能コンポーネント及びデータ、ならびに機能コンポーネントにより使用されたデータを任意選択で含むことができる。さらに、画像表示装置300は、多くの他の論理、プログラム及び物理コンポーネントを含むことができるが、記載されたこれらは、本明細書の説明に関連する単なる実施例である。さらに、画像表示装置300上に存在し、画像表示装置300上のプロセッサ302により実行されるような、画像表示装置300の機能コンポーネント及びデータを図面が説明するが、これらのコンポーネント及び/またはデータが任意の方式で異なるコンピューティング・デバイス及び位置にわたり分散することができることを理解すべきである。
【0039】
さらに
図3は、画像表示装置300に含まれることができる他のコンポーネントの実施例を説明する。このような実施例は、GPSデバイス312、加速度計314、1つ以上のカメラ316、コンパス318、ジャイロスコープ320、マイクロフォン322、及びその他のものを含むことができる、さまざまな種類のセンサを含む。
【0040】
さらに画像表示装置300は、セルラ・ネットワーク、ラジオ、Wi-Fiネットワーク、近距離無線接続、ニアフィールド接続、赤外線信号、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、インターネット、及びその他のもののようなさまざまなネットワークへの有線及び無線接続の両方を支援することができる、1つ以上の通信インタフェース324を含むことができる。さらに通信インタフェース324は、リモート・コンピューティング・デバイス、ネットワーク接続ストレージ・デバイス、クラウド・ストレージ、または同様のもののような、別のデバイス上に、またはこれを介してストレージにユーザがアクセスすることを可能にすることができる。
【0041】
さらに画像表示装置300は、1つ以上のスピーカ326及びさまざまな他の入力/出力(I/O)コンポーネント328を装備することができる。このようなI/Oコンポーネント328は、タッチスクリーン及びさまざまなユーザ・コントロール(たとえば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、キーパッドなど)、力覚または触覚出力デバイス、接続ポート、物理的状態センサ、及びその他のものを含むことができる。たとえば、画像表示装置300のオペレーティング・システム306は、I/Oコンポーネント328として含まれた、キーパッド、キーボード、または他のユーザ・コントロール及びデバイスからの入力を受け付けるように設定された適切なドライバを含むことができる。加えて、画像表示装置400は、示されないが、これらの実施例がリムーバブル・ストレージ、バッテリ及び電源制御部のような電源、PCカード・コンポーネント、及びその他のものを含む、さまざまな他のコンポーネントを含むことができる。
【0042】
本明細書で記載された、さまざまなインストラクション、方法及び技術は、本明細書でコンピュータ・ストレージ・メディア上に格納され、プロセッサにより実行されたプログラム・モジュールのような、コンピュータ実行可能インストラクションの一般的なコンテキストで検討することができる。一般に、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実装するために、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。これらのプログラム・モジュール、及び同様のものは、ネイティブ・コードとして実行されることができる、または仮想マシン若しくは他のジャストインタイム・コンパイル実行環境でのように、ダウンロード及び実行されることができる。典型的に、プログラム・モジュールの機能は、さまざまな実装において望まれるように組み合わされる、または分散することができる。これらのモジュール及び技術の実装は、コンピュータ・ストレージ・メディア上に格納されるか、または通信のある形式にわたり送信されることができる。
【0043】
結論
主題は、構造的特徴及び/または方法論的行為に特有の言語で説明されているが、添付の特許請求の範囲で定められた主題が記載された特有の特徴または行為に必ずしも限定されないことを理解するべきである。むしろ、特有の特徴及び行為は、特許請求の範囲を実施する例示的な形式として開示される。
【0044】
当業者は、上記の説明に事実上無制限の数の変形形態が可能であり、実施例及び添付の図面が1つ以上の実施例の実施を説明するに過ぎないことを理解するであろう。
【0045】
請求項に係る主題から逸脱することなく、さまざまな他の修正形態が行われることが可能であり、均等物が置換されることが可能であることを当業者は理解するであろう。加えて、多くの修正形態は、本明細書に記載された中心的な概念から逸脱することなく請求項に係る主題の教示に特定の状況を適合させるために行われることが可能である。したがって、請求項に係る主題が開示された特定の実施形態に限定されないが、またこのような請求項に係る主題が添付の特許請求の範囲内に入るすべての実施形態及びその均等物を含むことが可能であることを意図する。
【0046】
上記の詳細な説明において、複数の特定の詳細は、請求項に係る主題の完全な理解を提供するために記載される。しかしながら、これらの特定の詳細なしで請求項に係る主題を実施することが可能であることを当業者は理解するであろう。他の例において、当業者が既知である方法、デバイス、またはシステムは、請求項に係る主題を不明瞭にしないように詳細に記載されていない。
【0047】
「one embodiment」または「an embodiment」への本明細書全体を通しての参照は、特定の実施形態に関連して記載された特定の機能、構造、または特性が請求項に係る主題の少なくとも1つの実施形態に含まれることが可能であることを意味することが可能である。このようにして、本明細書全体を通してさまざまな箇所での語句「in one embodiment」または「an embodiment」の出現は、記載された同じ実施形態または任意の1つの特定の実施形態を指すことを必ずしも意図されない。さらに、記載された特定の機能、構造、または特性が1つ以上の実施形態においてさまざまな方式で組み合わされることが可能であることを理解する。一般に、もちろん、これらの及び他の問題は、使用される特定のコンテキストで変化することが可能である。したがって、説明の特定のコンテキストまたはこれらの用語の使用は、そのコンテキストのために描写される推論に関する有用なガイダンスを提供することが可能である。
【0048】
条項
1.各画素領域は、
疎水性表面、
前記疎水性表面上のエレクトロウェッティング・オイル及び前記エレクトロウェッティング・オイル上に電解質を含む流体、
前記疎水性表面下の画素電極、ならびに
前記画素電極及び電圧源に連結された薄膜トランジスタ、
を含み、
前記画素電極は、前記画素領域に関して実質的にU字形状を有し、前記U字形状は、第一幅を有する第一アーム、第二幅で画定された第二アーム及び高さで画定された基部により画定され、前記第一幅及び前記第二幅は、前記画素電極の幅0.02〜0.2Wの範囲にあり、前記画素電極及び前記高さは、前記画素電極の前記幅0.02〜0.2Wの範囲にあり、
前記画素電極を介して前記疎水性表面に適用された前記薄膜トランジスタ及び前記電圧源を介する電圧は、前記疎水性表面がより疎水性になり、前記疎水性表面上に前記電解質を含む前記流体を移動させ、前記疎水性表面上の前記エレクトロウェッティング・オイルを実質的に動かすことの原因となる、
複数の画素領域を含むエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0049】
2.各画素領域は、(i)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスの画素または(ii)前記エレクトロウェッティング・デバイスのサブ画素のうちの1つを表現する、クローズ1の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0050】
3.各画素領域は、
疎水性表面、
前記疎水性表面上の第一流体及び第二流体、
前記疎水性表面下の画素電極、ならびに
前記画素電極及び電圧源へ連結された薄膜トランジスタ、
を含み、
前記第一流体は、前記第二流体と混和せず、
前記画素電極は、オープンエンド形状を有し、
前記画素電極を介して前記疎水性表面に適用された前記薄膜トランジスタ及び前記電圧源を介する電圧は、前記疎水性表面がより疎水性になり、前記疎水性表面上に前記第二流体を移動させ、前記疎水性表面上の前記第一流体を実質的に動かすことの原因となる、
複数の画素領域を含むエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0051】
4.前記画素電極の前記オープンエンド形状は、(i)実質的にU字形状、(ii)実質的に逆U字形状、(iii)実質的にC字形状、及び(iv)実質的に反転C字形状のうちの1つを有する、クローズ3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0052】
5.前記画素電極の前記オープンエンド形状は、第一幅を有する第一アーム、第二幅により画定された第二アーム及び高さにより画定された基部により画定され、前記第一幅及び前記第二幅は、前記画素電極の幅0.02〜0.2Wの範囲にあり、前記画素電極及び前記高さは、前記画素電極の前記幅0.02〜0.2Wの範囲にある、クローズ3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0053】
6.各画素領域は、(i)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスの画素または(ii)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスのサブ画素のうちの1つを表現する、クローズ3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0054】
7.前記第一流体は、エレクトロウェッティング・オイルであり、前記第二流体は、電解質を含む流体である、クローズ3の前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイス。
【0055】
8.各画素領域は、
疎水性表面、
前記疎水性表面上の第一流体及び第二流体、
前記疎水性表面下の画素電極、ならびに
前記画素電極及び電圧源に連結された薄膜トランジスタ、
を含み、
前記第一流体は、前記第二流体と混和せず、
前記画素電極は、オープンエンド形状を有し、
前記画素電極を介して前記疎水性表面に適用された前記薄膜トランジスタ及び前記電圧源を介する電圧は、前記疎水性表面がより疎水性になり、前記第二流体を前記疎水性表面上に移動させ、前記疎水性表面上の前記第一流体を実質的に動かすことの原因となる、
複数の画素領域を有するエレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスを含む画像表示装置。
【0056】
9.前記画素電極の前記オープンエンド形状は、(i)実質的にU字形状、(ii)実質的に逆U字形状、(iii)実質的にC字形状、及び(iv)実質的に反転C字形状のうちの1つを有する、クローズ8の前記画像表示装置。
【0057】
10.前記画素電極の前記オープンエンド形状は、第一幅を有する第一アーム、第二幅で画定された第二アーム及び高さで画定された基部により画定され、前記第一幅及び前記第二幅は、前記画素電極の幅0.02〜0.2Wの範囲にあり、前記画素電極及び前記高さは、前記画素電極の前記幅0.02〜0.2Wの範囲にある、クローズ11の前記画像表示装置。
【0058】
11.各画素領域は、(i)前記エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスの画素または(ii)エレクトロウェッティング・ディスプレイ・デバイスのサブ画素のうちの1つを表現する、クローズ8の前記画像表示装置。
【0059】
12.前記画像表示装置は、デジタル・メディア・デバイス、電子書籍リーダ、タブレット・コンピューティング・デバイス、スマート・フォン、ポータブル・ゲーム・システム、ラップトップ・コンピューティング・デバイス、ネットブック・コンピューティング・デバイス、ウェアラブル・コンピューティング・デバイス、または拡張現実デバイスのうちの1つを含む、クローズ8の前記画像表示装置。
【0060】
13.前記第一流体は、エレクトロウェッティング・オイルであり、前記第二流体は、電解質を含む流体である、クローズ8の前記画像表示装置。