(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記生理学的情報が、予め設定された時間内において受信されない場合に、前記ユーザによって予め設定された関連付けられた装置に警報を送信するように構成された警報送信ユニット、
を更に具備する、請求項9に記載の装置。
【発明の概要】
【0004】
従って、本出願は、ユーザのアカウントのセキュリティを改善し得る検証方法及び装置を提供する。
【0005】
具体的には、本出願は、以下の技術的解決策を通じて実装される。
【0006】
検証方法は、
ユーザによって起動された動作要求及び装置によって収集されたユーザの生理学的情報を受信するステップと、
生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定するステップと、
ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するステップと、
を含む。
【0007】
更には、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するステップは、
ユーザのアカウント用の少なくとも一つの検証方式を追加するステップ、或いは、
ユーザによって起動された動作要求を拒絶するステップ、
を含む。
【0008】
更には、方法は、
装置の装置情報を受信するステップと、
装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存するステップと、
装置によって収集されたユーザの生理学的情報が受信された後に、生理学的情報を収集している装置の装置情報を取得するステップと、
関連付け関係に従って、生理学的情報を収集している装置がユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定するステップと、
装置が、ユーザのアカウントと関連付けられている場合に、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定するステップと、
を更に含む。
【0009】
更には、方法は、
生理学的情報が、予め設定された時間内において受信されない場合に、ユーザによって予め設定された関連付けられた装置に警報を送信するステップ、
を更に含む。
【0010】
更には、生理学的情報は、心拍、体温、及び脈拍のうちの一つ又は複数を含む。
【0011】
非活動状態は、睡眠中又は運動中を含む。
【0012】
更には、装置は、装用可能装置である。
【0013】
検証方法は、
装置によって収集されたユーザの生理学的情報を取得するステップと、
サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定し、且つ、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するべく、生理学的情報をサーバに送信するステップと、
を含む。
【0014】
更には、方法は、
装置の装置情報を取得するステップと、
サーバが、装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存し、且つ、関連付け関係に従って、装置がユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定するべく、装置情報をサーバに送信するステップと、
を更に含む。
【0015】
検証装置は、
ユーザによって起動された動作要求及び装置によって収集されたユーザの生理学的情報を受信するように構成された第一受信ユニットと、
生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定するように構成された状態判定ユニットと、
ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するように構成されたセキュリティ制御ユニットと、
を含む。
【0016】
更には、セキュリティ制御ユニットは、具体的には、
ユーザのアカウント用の少なくとも一つの検証方式を追加するか、又は、
ユーザによって起動された動作要求を拒絶する、
ように構成されている。
【0017】
更には、装置は、
装置の装置情報を受信するように構成された第二受信ユニットと、
装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存するように構成された関係保存ユニットと、
を更に含み、
第一受信ユニットは、具体的には、装置によって収集されたユーザの生理学的情報を受信した後に、生理学的情報を収集している装置の装置情報を取得するように構成され、且つ、
状態判定ユニットは、具体的には、関連付け関係に従って、装置がユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定し、且つ、装置がユーザのアカウントと関連付けられている場合に、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定するように構成されている。
【0018】
更には、装置は、
生理学的情報が、予め設定された時間内において受信されない場合に、ユーザによって予め設定された関連付けられた装置に警報を送信するように構成された警報送信ユニット、
を更に含む。
【0019】
更には、生理学的情報は、心拍、体温、及び脈拍のうちの一つ又は複数を含み、且つ、
非活動状態は、睡眠中又は運動中を含む。
【0020】
更には、装置は、装用可能装置である。
【0021】
検証装置は、
装置によって収集されたユーザの生理学的情報を取得するように構成された第一取得ユニットと、
サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定し、且つ、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するべく、生理学的情報をサーバに送信するように構成された第一送信ユニットと、
を含む。
【0022】
更には、装置は、
装置の装置情報を取得するように構成された第二取得ユニットと、
サーバが、装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存し、且つ、関連付け関係に従って、装置がユーザのカウントと関連付けられているかどうかを判定するべく、装置情報をサーバに送信するように構成された第二送信ユニットと、
を更に含む。
【0023】
上述の説明から、本出願は、サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが現時点において非活動状態にあるかどうかを判定し得ると共に、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理し、これにより、ユーザのアカウントのセキュリティを改善し得ると共に、ユーザのアカウント用のリアルタイム保護を提供し得るように、ユーザによって結び付けられた装置によって収集されたユーザの生理学的情報をサーバに送信し得ることがわかる。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本明細書において、例示用の実施形態について詳細に説明するが、実施形態の例は、添付図面に示されている。添付図面を伴う以下の説明においては、異なる添付図面における同一の符号は、そうではない旨が規定されていない限り、同一又は類似の要素を表記している。以下の例示用の実施形態において記述されている実装形態は、本出願と一貫性を有するすべての実装形態を表すものではない。対照的に、これらは、添付の請求項において詳細に記述されている本出願のいくつかの態様と一貫性を有する装置及び方法の例であるに過ぎない。
【0026】
本出願において使用されている用語は、本出願を限定する代わりに、特定の実施形態について説明するべく使用されるものに過ぎない。又、本出願及び添付の請求項において使用されている「一つの(a及びan)」、「前記(said)」、及び「その(該)(the)」という単数形は、その他の意味を含むと文脈によって明瞭に規定されていない限り、複数形をも含むことが意図されている。本明細書において使用されている「及び/又は」という用語は、列挙されている一つ又は複数の関連付けられた項目の任意の又はすべての可能な組合せを意味すると共に含むことを更に理解されたい。
【0027】
「第一の」、「第二の」、及び「第三の」などの用語が、様々な種類の情報を記述するべく、本出願において使用されている場合があるが、これらの種類の情報は、これらの用語に限定されるものではないことを理解されたい。これらの用語は、同一のタイプの情報を相互に弁別するべく使用されるものに過ぎない。例えば、本出願の範囲を逸脱することなしに、第一情報は、第二情報と呼称されてもよく、且つ、同様に、第二情報も、第一情報と呼称されてもよい。文脈に応じて、本明細書において使用されている「〜である場合に(if)」という用語は、「〜である際に(when)」、「〜であることに伴って(as)」、或いは、「〜という判定に応答して(in response to the determination)」であるものとして解釈されてもよい。
【0028】
上述の問題との関係において、本出願は、ユーザのアカウントのセキュリティを効果的に改善し得る検証解決策を提供する。
【0029】
本出願は、検証方法を提供し、且つ、この方法は、それぞれ、サーバと、サーバとやり取りする能力を有するクライアント又は装置端末と、に適用される。
【0030】
図1を参照すれば、サーバに適用される検証方法は、以下のステップを含む。
【0031】
ステップ101:ユーザによって起動された動作要求及び装置によって収集されたユーザの生理学的情報が受信されている。
【0032】
この実施形態においては、ユーザは、ユーザのアカウントを装置と結び付けてもよく、且つ、装置は、ユーザの生理学的情報を収集するための装用可能装置を含み、且つ、生理学的情報をサーバに送信する能力を有する。
【0033】
生理学的情報は、心拍、体温、脈拍などの生理学的指標を含んでいてもよい。
【0034】
ユーザによって起動される動作要求は、ログイン、変更情報、及び支払などのユーザのアカウントに対するユーザの動作要求であるが、本出願は、これらに制限されるものではない。
【0035】
ステップ102:生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかが判定されている。
【0036】
ステップ101に基づいて、生理学的情報を収集した後に、サーバは、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定してもよい。非活動状態とは、例えば、睡眠中又は運動中である際に、ユーザが、なんらのアプリケーションソフトウェアをもほとんど使用できない、などのように、ユーザが、アプリケーションソフトウェアを使用できない状態として理解されてもよく、従って、非活動状態は、睡眠中及び運動中を含んでいてもよい。
【0037】
ステップ103:ユーザが非活動状態にある際に、ユーザによって起動された動作要求が、予め設定された規則に従って、処理されている。
【0038】
この実施形態においては、サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが現時点において非活動状態にあると判定した場合に、サーバは、ユーザのアカウントのセキュリティを改善するべく、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理してもよい。例えば、サーバは、ユーザのアカウント用の検証方式を追加してもよく、ユーザによって起動された動作要求を拒絶してもよく、或いは、これらに類似した内容を実行してもよい。
【0039】
図2を参照すれば、クライアント又は装置端末に適用される検証方法は、以下のステップを含む。
【0040】
ステップ201:装置によって収集されたユーザの生理学的情報が取得されている。
【0041】
この実施形態においては、装置は、装用可能装置を含んでいてもよい。生理学的情報は、ユーザの心拍、体温、脈拍などのような生理学的指標を含んでいてもよい。
【0042】
ステップ202:サーバが、ユーザ情報に従って、ユーザが非動作状態にあるかどうかを判定し、且つ、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するべく、生理学的情報がサーバに送信されている。
【0043】
ステップ201に基づいて、ユーザは、クライアントを装置上においてインストールしてもよく、且つ、クライアントは、装置によって収集されたユーザの生理学的情報を取得してもよく、且つ、生理学的情報をサーバに送信してもよい。装置がユーザの生理学的情報を収集した後に、生理学的情報をサーバに送信するように、予め設定されたプログラム又はチップが、装置上において予め構成され得ることが明らかである。具体的には、このステップにおいては、ユーザ情報は、サーバに定期的に送信されてもよく、且つ、例えば、2秒などの送信周期が開発者によって設定されてもよく、本出願は、これに特に制限されてはいない。
【0044】
以上の説明から、本出願は、サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定し得ると共に、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理し、これにより、ユーザのアカウントのセキュリティを改善し得ると共に、ユーザのアカウント用のリアルタイム保護を提供し得るように、ユーザによって結び付けられた装置によって収集されたユーザの生理学的情報をサーバに送信し得ることがわかる。
【0045】
以下、実施形態を参照し、本出願の特定の一実装形態について詳細に説明する。
【0046】
図3を参照すれば、本出願の一実施形態による検証方法の概略フローチャートが示されており、且つ、方法は、以下のステップを含む。
【0047】
ステップ301:装置の装置情報が取得されており、且つ、装置情報がサーバに送信されている。
【0048】
この実施形態においては、ユーザは、自身の独自の要件に従って、装置がユーザのアカウントのセキュリティ決定に参加することを可能にするかどうかを選択してもよく、且つ、装置がユーザのアカウントのセキュリティ決定に参加することを可能にするべくユーザが選択した場合には、ユーザは、装置をユーザのアカウントに結び付ける必要がある。
【0049】
具体的には、装置が起動された後に、装置情報をサーバに送信するべく、予め設定されたプログラム又はチップが装置上において構成されてもよい。又、クライアントが装置上においてインストールされてもよく、且つ、クライアントは、装置モデル及び装置MACアドレスなどの装置の装置情報を取得してもよく、且つ、次いで、装置情報をサーバに送信してもよい。更には、装置は、別の端末上において読み込まれたクライアント又はブラウザを通じて結び付けられてもよい。例えば、ユーザは、ブラウザを通じてユーザのアカウントにログインしてもよく、且つ、次いで、ユーザが結び付けるべく意図している装置の装置情報を手動で入力してもよい。以下においては、一例として、装置上におけるクライアントの読み込みを採用することにより、説明を行うこととする。
【0050】
この実施形態においては、装置は、スマートバンド及びスマートウォッチなどの装用可能装置を含んでいてもよいが、本出願は、これらに制限されるものではない。
【0051】
ステップ302:サーバは、装置情報を受信し、且つ、装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存している。
【0052】
ステップ301に基づいて、装置の装置情報を受信した後に、サーバは、装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存することにより、装置をユーザのアカウントと結び付けてもよい。
【0053】
ユーザは、ユーザの同一のアカウントを複数の装置と結び付けてもよい。例えば、ユーザは、スマートバンド及びスマートウォッチを自身が使用しているユーザアカウントAと結び付けてもよく、且つ、サーバは、ユーザアカウントAとスマートバンド並びにスマートウォッチとの間の関連付け関係を保存している。ユーザは、複数の装置をユーザの同一のアカウントと結び付けてもよいが、一般には、ユーザは、ユーザのアカウントのセキュリティ決定に参加するべく、一つの装置のみを選択し得ることに留意されたい。例えば、ユーザが、まず、スマートバンドをユーザのアカウントAと結び付け、且つ、次いで、スマートウォッチをユーザのアカウントAと結び付ける場合に、ユーザが結び付けを実行した際に、ユーザのアカウントのセキュリティ決定に参加するべく、スマートバンド及びスマートウォッチのうちの一つを選択するように、ユーザに対して通知するために、ユーザプロンプトが生成されてもよく、且つ、サーバは、ユーザの選択を保存してもよく、且つ、ユーザによって選択された装置の状態を利用可能状態として設定してもよい。
【0054】
ステップ303:装置によって収集されたユーザの生理学的情報が取得されており、且つ、生理学的情報がサーバに送信されている。
【0055】
この実施形態においては、クライアントは、装置によって収集されたユーザの生理学的情報を取得しており、且つ、生理学的情報は、ユーザの心拍、体温、及び脈拍などのような生理学的指標を含んでいてもよい。次いで、生理学的情報は、サーバに送信される。
【0056】
具体的には、このステップにおいて、クライアントは、装置がアクセスしている無線ネットワークを通じて、生理学的情報をサーバに送信してもよい。装置が無線ネットワークに現時点においてアクセスしていない場合には、クライアントは、装置とマッチングした端末を通じて、生理学的情報をサーバに送信してもよいが、本出願は、これに制限されるものではない。
【0057】
ステップ304:サーバは、ユーザによって起動された動作要求及び生理学的情報を受信し、且つ、生理学的情報を収集する装置の装置情報を取得している。
【0058】
ステップ303に基づいて、クライアントによって送信された生理学的情報を受信した後に、サーバは、生理学的情報を収集している装置の装置情報を取得している。具体的には、生理学的情報をサーバに送信する際に、クライアントは、装置の装置情報を一緒にサーバに送信している。
【0059】
このステップにおいて、サーバは、ユーザのアカウントに対するユーザによって起動された動作要求を更に受信しており、且つ、動作要求は、ログイン、変更情報、支払、及びこれらに類似したものを含むが、本出願は、これらに制限されるものではない。
【0060】
ステップ305:サーバは、関連付け関係に従って、生理学的情報を収集している装置がユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定しており、且つ、装置がユーザのアカウントと関連付けられている場合に、ステップ306が実行される。装置がユーザのアカウントと関連付けられていない場合には、手順は終了する。
【0061】
この実施形態においては、サーバは、ステップ302において保存されたユーザのアカウントと結び付けられた装置の装置情報に従って、生理学的情報を収集している装置が、ユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定し、且つ、生理学的情報を収集している装置がユーザのアカウントと関連付けられている場合に、サーバは、生理学的情報を収集している装置が適法であることを通知し、生理学的情報が利用可能であり、且つ、ステップ306が実行される。生理学的情報を収集している装置がユーザのアカウントと関連付けられていない場合には、サーバは、生理学的情報を収集している装置が適法ではないことを通知し、生理学的情報は利用不能であり、且つ、手順は終了する。
【0062】
更には、ユーザが複数の装置をユーザの同一のアカウントと結び付けている場合には、サーバが、生理学的情報を収集している装置の装置情報を取得した後に、装置がユーザのアカウントと関連付けられていると判定された場合に、装置の状態が利用可能状態であるかどうかが判定され、且つ、装置の状態が利用可能状態である場合には、生理学的情報が利用可能であり、且つ、ステップ306が実行される。装置の状態が利用不能状態である場合には、生理学的情報は、利用不能であり、且つ、手順は終了する。例えば、ユーザが、スマートバンド及びスマートウォッチをユーザのアカウントAと結び付けており、ユーザによって現時点において使用されている装置がスマートバンドであり、且つ、結び付けられているスマートウォッチが家族によって使用されていると仮定した場合に、スマートバンドの状態は、利用可能な状態として設定されてもよく、且つ、サーバが生理学的情報を受信した後に、生理学的情報がスマートバンドによって収集されている場合には、生理学的情報は利用可能である。生理学的情報がスマートウォッチによって収集されている場合には、生理学的情報は、利用不能である。
【0063】
ステップ306:サーバは、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定しており、且つ、ユーザが非活動状態にある場合には、ステップ307が実行される。ユーザが活動状態にある場合には、手順は終了する。
【0064】
ステップ305に基づいて、生理学的情報が利用可能であると判定した後に、サーバは、生理学的情報に従ってユーザの現時点の状態を判定する。具体的には、ユーザの心拍、体温、及び脈拍などの生理学的指標に従って、ユーザが現時点において、例えば、睡眠中又は運動中であるなどのように、非活動状態にあるかどうかが判定されてもよい。ユーザが現時点において非活動状態にある場合には、ステップ307が実行される。例えば、ユーザが、現時点において、睡眠中でもなく、或いは、運動中でもない、などのように、ユーザが活動状態にある場合には、手順は終了する。
【0065】
ステップ307:サーバは、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理している。
【0066】
ステップ306の判定結果に基づいて、ユーザが非活動状態にある場合には、ユーザが、ログイン又は支払動作を実行するべく、ユーザのアカウントを使用しているという確率は、極めて小さい。この時点において、サーバがユーザによって起動された動作要求を受信した場合に、動作要求がユーザのアカウントの所有者によって起動されている確率は、極めて小さく、且つ、動作要求は、ユーザのアカウントのセキュリティを改善するべく、予め設定された規則に従って、処理されてもよい。例えば、少なくとも一つの検証方式がユーザのアカウント用に追加される。検証方式は、二次元コード検証、ショートメッセージ検証コード検証、及びセキュリティ質問検証のうちの一つ又は複数を含む。ユーザのアカウントのオリジナルのログイン検証方式がパスワード検証であると仮定すれば、ユーザが非活動状態にある場合には、ユーザのアカウント用のログイン動作要求を受信した際に、サーバは、ショートメッセージ検証コード検証をユーザのアカウントのために追加してもよい。極端なケースにおいては、ユーザによって起動された動作要求は、ユーザが非活動状態にある際には、拒絶されてもよい。好ましくは、ユーザによって起動された動作要求は、複数の検証に失敗した際に、拒絶される。その理由は、ユーザは、自身が非活動状態にあるものの、自身の独自のアカウントを別の人物が使用するようにしてもよいからであり、且つ、このステップにおいては、受信された動作要求は、ユーザの事前設定に従って処理されてもよい。
【0067】
任意選択により、本出願の別の実装形態においては、サーバが予め設定された時間内において生理学的情報を受信しない場合に、サーバは、ユーザによって予め設定された管理装置に警報を送信してもよい。予め設定された時間は、開発者によって設定されてもよい。クライアントが、2秒ごとに、ユーザ情報をサーバに送信すると仮定すれば、予め設定された時間は、10秒として設定されてもよく、即ち、サーバが10秒以内において生理学的情報を受信しない場合に、サーバは、ユーザによって予約された携帯電話番号を通じて、ユーザが使用している携帯電話に警報を送信してもよい。
【0068】
具体的には、サーバが、予め設定された時間内において生理学的情報を受信しない場合に、これは、ネットワーク障害又はユーザによって結び付けられた装置の紛失によって発生する場合があり、この時点において、サーバは、警報を送信することにより、現時点の状況をチェックするように、ユーザにリマインドしてもよい。更には、ユーザは、サーバが予め設定された時間内において生理学的情報を受信しないケース用の処理方式を予め設定していてもよく、且つ、処理方式は、ユーザのアカウントのログイン及び支払機能の停止、即ち、ユーザによって起動されたすべての動作要求の拒絶、或いは、ユーザのアカウントのセキュリティ決定への装置の不参加、或いは、これに類似した内容を含んでいてもよいが、本明細書は、これらに特に制限されるものではない。
【0069】
以上の説明から、本出願は、サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが現時点において非活動状態にあるかどうかを判定し、且つ、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理し、これにより、ユーザのアカウントのセキュリティを改善すると共に、ユーザのアカウント用のリアルタイム保護を提供するように、ユーザによって結び付けられた装置によって収集されたユーザの生理学的情報をサーバに送信し得ることがわかる。
【0070】
本出願の検証方法の実施形態に対応する形態において、本出願は、検証装置を更に提供する。本出願の装置は、ソフトウェアを通じて実装されてもよく、且つ、更には、ハードウェアにより、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組合せにより、実装されてもよい。一例として、論理的な意味における装置として、ソフトウェア実装形態を使用すれば、本出願の検証装置は、その装置のプロセッサにより、不揮発性メモリ内の対応したコンピュータプログラム命令を稼働のためにメモリ内に読み取ることにより、形成される。
【0071】
図4及び
図6を参照すれば、本出願は、検証装置400を提供し、且つ、検証装置400は、第一受信ユニット401と、状態判定ユニット402と、セキュリティ制御ユニット403と、第二受信ユニット404と、関係保存ユニット405と、警報送信ユニット406と、を含むサーバに適用される。
【0072】
第一受信ユニット401は、ユーザによって起動された動作要求及び装置によって収集されたユーザの生理学的情報を受信するように構成されている。
【0073】
状態判定ユニット402は、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定するように構成されている。
【0074】
セキュリティ制御ユニット403は、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するように構成されている。
【0075】
更には、セキュリティ制御ユニット403は、具体的には、ユーザのアカウント用の少なくとも一つの検証方式を追加するか、或いは、ユーザによって起動された動作要求を拒絶するように、構成されている。
【0076】
第二受信ユニット404は、装置の装置情報を受信するように構成されている。
【0077】
関係保存ユニット405は、装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存するように構成されている。
【0078】
第一受信ユニット401は、具体的には、装置によって収集されたユーザの生理学的情報を受信した後に、生理学的情報を収集している装置の装置情報を取得するように構成されている。
【0079】
状態判定ユニット402は、具体的には、関連付け関係に従って、装置がユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定し、且つ、装置がユーザのアカウントと関連付けられている場合に、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定するように構成されている。
【0080】
警報送信ユニット406は、生理学的情報が、予め設定された時間内において受信されない場合に、ユーザによって予め設定された関連付けられた装置に警報を送信するように構成されている。
【0081】
更には、生理学的情報は、心拍、体温、及び脈拍のうちの一つ又は複数を含み、且つ、非活動状態は、睡眠中又は運動中を含む。
【0082】
更には、装置は、装用可能装置である。
【0083】
図6及び
図7を参照すれば、本出願は、検証装置600を提供し、検証装置600は、第一取得ユニット601と、第一送信ユニット602と、第二取得ユニット603と、第二送信ユニット604と、を含むクライアントに適用される。
【0084】
第一取得ユニット601は、装置によって収集されたユーザの生理学的情報を取得するように構成されている。
【0085】
第一送信ユニット602は、サーバが、生理学的情報に従って、ユーザが非活動状態にあるかどうかを判定し、且つ、ユーザが非活動状態にある際に、予め設定された規則に従って、ユーザによって起動された動作要求を処理するべく、生理学的情報をサーバに送信するように構成されている。
【0086】
第二取得ユニット603は、装置の装置情報を取得するように構成されている。
【0087】
第二送信ユニット604は、サーバが、装置情報とユーザのアカウントとの間の関連付け関係を保存し、且つ、関連付け関係に従って、装置がユーザのアカウントと関連付けられているかどうかを判定するべく、装置情報をサーバに送信するように構成されている。
【0088】
上述の装置のユニットの機能及び効果の実装プロセスについては、具体的には、上述の方法の対応するステップの実装プロセスを参照することが可能であり、ここでの再度の説明は、省略する。
【0089】
上述の説明は、本出願の好適な実施形態であるに過ぎず、且つ、本出願を限定することを意図したものではない。本出願の精神及び原理を逸脱することなしに実施されるすべての変更、等価な置換、及び改善は、本出願の保護範囲に含まれる。