(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6368085
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】保護板付き膜天井パネルおよび天井構造
(51)【国際特許分類】
E04B 9/04 20060101AFI20180723BHJP
E04B 9/06 20060101ALI20180723BHJP
E04B 9/22 20060101ALI20180723BHJP
E04B 9/32 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
E04B9/04 C
E04B9/06 B
E04B9/22 A
E04B9/32
【請求項の数】6
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-251002(P2013-251002)
(22)【出願日】2013年12月4日
(65)【公開番号】特開2015-108237(P2015-108237A)
(43)【公開日】2015年6月11日
【審査請求日】2016年11月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】390037154
【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105843
【弁理士】
【氏名又は名称】神保 泰三
(72)【発明者】
【氏名】有馬 冬樹
【審査官】
兼丸 弘道
(56)【参考文献】
【文献】
実開平03−035115(JP,U)
【文献】
実開昭55−065314(JP,U)
【文献】
実開昭51−146812(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0050543(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 9/00−9/36
E04G 21/24−21/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
膜天井パネルのフレームに張られた膜材を覆う保護板が当該膜天井パネルに仮留めされており、上記保護板が仮留めされた状態で上記膜天井パネルを天井下地に固定できるとともに固定後に上記保護板を上記膜天井パネルから取り外せる構造を有しており、上記保護板には当該保護板を上記膜天井パネルに仮留めするための第1部位と、上記膜天井パネルを上記天井下地に固定する締結部材と干渉しないための第2部位と、が形成されていることを特徴とする保護板付き膜天井パネル。
【請求項2】
請求項1に記載の保護板付き膜天井パネルにおいて、上記第1部位が孔からなり、この孔を挿通して仮締結部材が上記膜天井パネルのフレームに仮締結されることを特徴とする保護板付き膜天井パネル。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の保護板付き膜天井パネルにおいて、上記第2部位が開口または切欠きからなり、上記開口または上記切欠きを通して上記締結部材が上記膜天井パネルのフレームを貫通することを特徴とする保護板付き膜天井パネル。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の保護板付き膜天井パネルにおいて、上記膜材に切れ目が形成されていることを特徴とする保護板付き膜天井パネル。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の保護板付き膜天井パネルにおいて、上記フレームの一部が他の部位に比べて衝撃による変形が容易であることを特徴とする保護板付き膜天井パネル。
【請求項6】
請求項5に記載の保護板付き膜天井パネルが、上記変形が容易である部位を建物の壁際若しくは柱際または天井の空調機若しくは照明具の際に位置させて上記天井下地に固定され、上記保護板が上記膜天井パネルから取り外されている天井構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、フレームに膜を張り付けてなる膜天井パネルおよび天井構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、膜天井パネルが開示されている。この膜天井パネルは、正方形に組まれたパネル枠を備え、このパネル枠に例えば透光性の樹脂によって形成された膜材が緊張状態で張り渡されている。また、上記パネル枠は、同一形状の4本のパネル枠部材を正方形に組みあわせて構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−273449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記膜天井パネルを天井下地に固定するときには、作業者が上記膜天井パネルの枠部を掴んで持ち上げることになるが、このときに手が膜材に強くあたってしまうと、上記膜材の力が加わった箇所に歪みが生じさせたり、汚れたりすることがあった。また、このような問題は取り付け作業中に限らず、運搬中にも生じるおそれがある。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、運搬中や取り付け作業中に膜材に歪みや汚れを生じさせない保護板付き膜天井パネルおよび天井構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の保護板付き膜天井パネルは、上記の課題を解決するために、膜天井パネルのフレームに張られた膜材を覆う保護板が当該膜天井パネルに仮留めされており、上記保護板が仮留めされた状態で上記膜天井パネルを天井下地に固定できるとともに固定後に上記保護板を上記膜天井パネルから取り外せる構造を有することを特徴とする。
【0007】
上記の構成であれば、膜天井パネルの膜材を覆う保護板が当該膜天井パネルに仮留めされており、上記保護板が仮留めされた状態で上記膜天井パネルを天井下地に固定できるので、上記膜天井パネルの運搬中や取り付け作業中に膜材に歪みや汚れを生じさせることがない。
【0008】
上記保護板には当該保護板を上記膜天井パネルに仮留めするための第1部位と、上記膜天井パネルを上記天井下地に固定する締結部材と干渉しないための第2部位と、が形成されていてもよい。また、上記第1部位が孔からなり、この孔を挿通して仮締結部材が上記膜天井パネルのフレームに仮締結されてもよい。また、上記第2部位が開口または切欠きからなり、上記開口または上記切欠きを通して上記締結部材が上記膜天井パネルのフレームを貫通されてもよい。
【0009】
上記膜材に切れ目が形成されていてもよい。これによれば、天井裏の点検時には、作業者が天井下から上記切れ目を広げて頭部を天井裏側へ入れて各種点検を行うことができる。また、上記膜材に切れ目が形成された膜天井パネルは、その取り扱いに一層注意を要するものとなるが、上記保護板が取り付けられていることで、一般的なプラスターボードの天井パネル等と同様の扱いとすることができ、熟練した作業者でなくても天井施工が可能になる。
【0010】
上記フレームの一部が他の部位に比べて衝撃による変形が容易であってもよい。このような変形容易な部位を有する上記膜天井パネルは、その取り扱いに一層注意を要するものとなるが、上記保護板が取り付けられていることで、一般的なプラスターボードの天井パネル等と同様の扱いとすることができ、熟練した作業者でなくても天井施工が可能になる。
【0011】
そして、この発明の天井構造は、上記フレームの変形が容易である部位を建物の壁際若しくは柱際または天井の空調機若しくは照明具の際に位置させて上記天井下地に固定され、上記保護板が上記膜天井パネルから取り外されている。これによれば、地震の揺れによって上記膜天井パネルが壁等に突き当たったとしても、この箇所が衝撃を吸収して変形するので、上記膜天井パネルごと落下するということが避けられることになる。また、上記建物の壁などとの間に一定の隙間を形成して上記膜天井パネルを配置する地震対策構造と同等の地震対策構造となる一方、上記変形容易な部位が上記隙間を埋める形になるので、上記隙間を形成する地震対策構造に比べて天井の見栄がよくなる。
【発明の効果】
【0012】
本発明であれば、膜天井パネルに保護板が設けられたことにより、膜天井パネルの運搬中や取り付け作業中に膜材に歪みや汚れを生じさせないなどの諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】この発明の実施形態の保護板付き膜天井パネルを示した説明図である。
【
図2】
図1の保護板付き膜天井パネルを分解して示した説明図である。
【
図3】この発明の実施形態の保護板付き膜天井パネルの形状例を示した説明図である。
【
図4】この発明の実施形態の天井構造の概略を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1および
図2に示すように、この発明の実施形態の保護板付き膜天井パネルは、膜天井パネル1と、この膜天井パネル1のフレーム11に張られた膜材12を覆うように取り付けられる保護板2とからなる。上記保護板2は、上記膜天井パネル1に仮留めされており、上記保護板2が仮留めされた状態で上記膜天井パネル1を図示しない天井下地である野縁に固定できるとともに固定後に上記保護板2を上記膜天井パネル1から取り外せるようになっている。上記保護板2は、使い捨てでもよいし、繰り返し使用が可能であってもよい。
【0015】
上記膜天井パネル1は、例えば、縦横がそれぞれ910mmの正方形に形成することができるが、このような形状のものに限らない。また、既存のプラスターボード天井パネルと同一寸法に形成しておけば、これまでの野縁配置工事と同様に野縁を配置して上記膜天井パネル1を取り付けていくことができる。
【0016】
上記フレーム11は、例えば軽量鉄骨材、アルミニウム合金の押出成形品、木質材などからなり、中実であってもよいし、中空であってもよい。上記フレーム11は、例えば同一形状の4本の枠部材を方形に組みあわせて作製することができる。
【0017】
上記膜材12は、各縁部の接着代12aに接着剤が塗布されて上記フレーム11の下面(表面)側に張り付けられる。もちろん、上記膜材12は、上記フレーム11の上記枠部材の外面(縦面)に接着されてもよいし、当該外面を回り込んで枠部材の裏面や内面(縦面)に接着されてもよい。また、接着に限らず、膜材12の端部を圧着部材などで係止するようにしてもよい。
【0018】
上記膜材12としては、例えば、非伸縮性のガラス繊維織物にフッ素樹脂やシリコン樹脂などをコーティングしたガラス繊維樹脂シート、ガラスクロス基布とアクリル樹脂系の複合材料からなるシートなどを用いることができる。
【0019】
この実施形態では、上記膜材12として伸縮性を有するシートを用いている。このような伸縮性を有するシートとしては、ポリエステル製のもの、或いは編布などがある。さらに、この実施形態では、上記膜材12を1方向にテンションを掛けた状態で上記フレーム11に張り付けている。そして、上記テンションの方向に切れ目12bを1本または複数本形成している。上記テンションの程度は、上記切れ目12bが当該テンションで引っ張られて隙間を生じることのないように設定される。このような切れ目12bは、そのままの状態では利用者に切れ目12bの存在を認識させない一方で、上記切れ目12bに手を入れて広げることが可能になる。この広がりの大きさは人が頭部や上半身を入れることができる程度とされる。
【0020】
また、上記膜材12の表面には例えばジプトーン模様が印刷されている。ジプトーン模様を有するプラスターボード天井パネルと上記膜天井パネル1を混在させる天井構造とするような場合、例えば、上記プラスターボード天井パネルのジプトーン模様に合せたジプトーン模様を上記膜天井パネル1に印刷することで、天井面が単一の素材からできているように見せることができる。印刷ではなく、膜自体に凹凸からなる模様を形成することもできる。また、上記膜材12としては、模様や凹凸のないものを用いることもできる。
【0021】
上記保護板2は、例えば、上記膜天井パネル1と同寸の四角形状を有しており、軽量の樹脂製、金属製、或いは木質性のボードなどからなる。上記保護板2の例えば角部には、当該保護板2を上記膜天井パネル1に仮留め螺子(仮締結部材)で仮留めするための第1部位21が形成されており、上記保護板2の周囲縁部には、上記膜天井パネル1を上記野縁に固定する本留め用ビス(締結部材)と干渉しないための第2部位22が形成されている。
【0022】
上記第1部位21は例えば上記仮留め螺子の頭部径よりも小さな径の孔からなり、この孔を挿通して上記仮留め螺子が上記フレーム11に形成された図示しない螺子孔に螺合することができる。なお、上記膜材12の上記仮留め螺子が装着される箇所に鳩目を設けておいてもよい。また、仮留め螺子に代えて仮留めビスを打ち込んで仮留めするようにしてもよい。一方、上記第2部位22は上記本留め用ビスの頭部径よりも大きな径の開口からなり、上記開口を通して上記本留め用ビスが上記膜天井パネル1のフレーム11にねじ込まれるようになっている。なお、上記膜材12の上記本留め用ビスが装着される箇所に鳩目を設けておいてもよい。
【0023】
上記第1部位21として、上記孔ではなく、磁石を用いてもよく、この場合には、上記フレーム11や膜材12に対して螺子やビスを装着しなくて済み、またドライバーの回転作業を省略できる。なお、上記フレーム11がスチール製でない場合、上記磁石と接触する上記フレーム11の箇所に磁性体を埋め込んでおけばよい。4箇所の第1部位21の全てを磁石にするのではなく、例えば3箇所を磁石とし、1箇所を螺子留めとするようにしてもよい。
【0024】
上記第2部位22として、上記開口ではなく、1つの開口または複数の開口に相当する切欠きを形成してもよい。
【0025】
図3は保護板付き膜天井パネル1および空調機3を示している。各膜天井パネル1は平面視でコ字形状を有しており、2枚合わさることで中央部に方形空間を形成しており、この方形空間に上記空調機3の前面部を収めている。上記コ字形状の膜天井パネル1に対しては、同寸コ字形状の保護板が装着される。
【0026】
上記膜天井パネル1は、そのフレーム11の一部(
図3のクロスハッチング部分)が他の部位に比べ衝撃による変形が容易になっている。衝撃による変形容易な構造は、例えば、(1)上記フレーム11の一部がヒンジ等によって可動に構成されるとともにバネによって本来の形状に復元できる構造、(2)上記フレーム11の一部を本体から分離された分離部とし、この分離部を多重筒からなる伸縮可能な棒状部材内に復元用のバネを挿入した支持構造部によって支持する構造、(3)上記フレーム11の一部を本体から分離された分離部とし、この分離部と本体部とを弾性体で連結支持する構造、(4)上記フレーム11の一部をゴムなどの弾性体を用いて形成する構造、(5)上記フレーム11の一部をスポンジなどの柔軟体を用いて形成する構造、(6)上記フレーム11の一部を破壊変形容易なバルサ材などの木材、中空の樹脂材、アルミニウムなどの金属などで形成する構造、(7)上記フレーム11の一部に破壊変形容易性を持たせるための切り込みを形成する構造などによって実現される。
【0027】
上記フレーム11の変形容易な部位を野縁に固定しない場合、当該変形容易な部位を覆う上記保護板2の部位には、上記第2部位22を形成する必要はない。また、上記変形容易な部位を覆う上記保護板2の部位には当該保護板2を上記膜天井パネル1に仮留めするための第1部位21を形成せずに、変形容易でない他の部位において上記第1部位21を形成するようにしてもよい。
【0028】
図4はこの発明の実施形態の天井構造の概略を示している。この天井構造は、フレーム11の一部が変形容易である膜天井パネル1とプラスターボードなどの非膜材(硬材)を備える天井パネル5とを混在させたものとなっている。図中、クロスハッチングされた部分は上記膜天井パネル1を示しており、ハッチングされた部分は上記天井パネル5を示している。なお、この例では、建物6の壁6aの際には四角形状の膜天井パネル1が配置されており、柱6bの際には鉤形状の膜天井パネル1が配置されている。
【0029】
さらに、上記天井構造においては、上記膜天井パネル1は、そのフレーム11の変形が容易である部位を上記建物6の壁6aの際および柱6bの際に臨ませて図示しない野縁に固定されており、保護板2が上記膜天井パネル1から取り外されたものとなっている。上記天井構造においては、図示しない空調機や照明具を上記天井パネル5の配置領域において一般取付工法を用いて取り付けてもよい。一方、このような空調機や照明具の際の領域において、上記膜天井パネル1のフレーム11の変形が容易である部位を上記空調機や照明具の際に臨ませて固定するようにしてもよい。
【0030】
上記の構成であれば、上記膜材12を覆う保護板2が上記膜天井パネル1に仮留めされており、上記保護板2が仮留めされた状態で上記膜天井パネル1を天井下地である野縁に固定できるので、上記膜天井パネル1の運搬中や取り付け作業中に膜材12に歪みや汚れを生じさせることがない。
【0031】
上記膜材12に切れ目12bが形成されていると、天井裏の点検時には、作業者が天井下から上記切れ目12bを広げて頭部などを天井裏側へ入れて各種点検を行うことができる。したがって、点検のために天井パネルを取り外す作業が不要になり、点検コストを大幅に削減できる。また、上記膜材12に切れ目12bが形成された膜天井パネル1は、その取り扱いに一層注意を要するものとなるが、上記保護板2が取り付けられていることで、一般的なプラスターボードの天井パネル等と同様の扱いとすることができ、熟練した作業者でなくても天井施工が可能になる。また、上記切れ目12bを有する膜天井パネル1が全ての箇所に配置される必要はなく、点検箇所に近い位置の膜天井パネル1において、上記切れ目12bが形成されていればよい。
【0032】
また、上記フレーム11の一部が他の部位に比べて衝撃による変形が容易である膜天井パネル1は、その取り扱いに一層注意を要するものとなるが、上記保護板2が取り付けられていることで、一般的なプラスターボードの天井パネル等と同様の扱いとすることができ、熟練した作業者でなくても天井施工が可能になる。
【0033】
そして、上記膜天井パネル1の上記フレーム11の変形が容易である部位を建物6の壁6aの際若しくは柱6bの際または天井の空調機若しくは照明具の際に位置させて天井下地に固定されていると、地震の揺れによって上記膜天井パネル1が壁6a等に突き当たったときに、この箇所が衝撃を吸収して変形するので、上記膜天井パネル1ごと落下するということ並びに上記膜天井パネル1の落下とともに同パネル1に隣接する上記天井パネル5が連鎖的に落下するのが避けられることになる。また、このような構造は、上記建物6の壁6aなどとの間に一定の隙間を形成して上記膜天井パネル1を配置する地震対策構造と同等の地震対策構造となる一方、上記変形容易な部位が上記隙間を埋める形になるので、上記隙間を形成する地震対策構造に比べて天井の見栄がよくなる。また、
図4に示した上記膜天井パネル1と上記天井パネル5の混在構造は、上記天井パネル5だけからなる天井に比べて軽量化が図りやすく、軽量になった分、地震時に天井に作用する力が軽減されるとともに天井下地の重量も軽減され、これによってより一層天井に作用する力が軽減され、地震の揺れによる衝撃も軽減される。さらに、万が一、上記膜天井パネル1が脱落した場合であっても、フレーム11以外は軟らかい膜で形成されているので、非膜材の落下に比べ、重大な危害を与える可能性が低くなる。
【0034】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 膜天井パネル
11 フレーム
12 膜材
12a 接着代
12b 切れ目
2 保護板
21 第1部位
22 第2部位
3 空調機
5 天井パネル
6 建物
6a 壁
6b 柱