特許第6368277号(P6368277)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6368277
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】車載用通信基盤装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/023 20060101AFI20180723BHJP
   G06F 9/445 20180101ALI20180723BHJP
   G08G 1/09 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   B60R16/023 P
   G06F9/445 130
   G08G1/09 F
   G08G1/09 H
【請求項の数】4
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-97616(P2015-97616)
(22)【出願日】2015年5月12日
(65)【公開番号】特開2016-210355(P2016-210355A)
(43)【公開日】2016年12月15日
【審査請求日】2017年9月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233055
【氏名又は名称】株式会社日立ソリューションズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000279
【氏名又は名称】特許業務法人ウィルフォート国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古舘 直樹
(72)【発明者】
【氏名】野坂 哲郎
(72)【発明者】
【氏名】白石 俊之
【審査官】 三宅 龍平
(56)【参考文献】
【文献】 特表2006−502601(JP,A)
【文献】 特開2001−184324(JP,A)
【文献】 特開2013−187571(JP,A)
【文献】 特開2014−165811(JP,A)
【文献】 特表2017−503363(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 16/023
G06F 9/445
G08G 1/09
H04W 4/40
H04W 88/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーション・プログラムから、指令を受けて、車外の相手先に対する通信を行う車載用通信基盤装置であって、
アプリケーション・プログラムからの指令を受けて、データを加工するデータ加工手段と、
データ加工手段からの加工データを受けて、車外との通信に用いる通信装置の通信規格に合致するように、加工データを規格化するデータ規格化手段と、
前記データ加工手段から前記データ規格化手段または車外の相手先に加工データを送信するための、通信規格の異なる複数の加工データ送信手段と、
前記データ規格化手段から前記通信装置に規格化データを送信するための、通信規格の異なる複数の規格化データ送信手段と、
前記加工データ送信手段が、いずれの通信手段を用いるか、前記データ規格化手段または前記車外の相手先のいずれに加工データを送信するかが設定された加工データ送信設定部と、
前記規格化データ送信手段が、いずれの通信手段を用いるかが設定された規格化データ送信設定部と、
を備えた車載用通信基盤装置。
【請求項2】
車載用通信基盤装置をコンピュータによって実現するためのプログラムであって、コンピュータを、
アプリケーション・プログラムからの指令を受けて、データを加工するデータ加工手段と、
データ加工手段からの加工データを受けて、車外との通信に用いる通信装置の通信規格に合致するように、加工データを規格化するデータ規格化手段と、
前記データ加工手段から前記データ規格化手段または車外の相手先に加工データを送信するための、通信規格の異なる複数の加工データ送信手段と、
前記データ規格化手段から前記通信装置に規格化データを送信するための、通信規格の異なる複数の規格化データ送信手段として機能させるための車載用通信基盤プログラムであって、
前記加工データ送信手段は、加工データ送信設定部の設定内容に基づいて、いずれの通信手段を用いるか、前記データ規格化手段または前記車外の相手先のいずれに加工データを送信するかを決定し、
前記規格化データ送信手段は、規格化データ送信設定部の設定内容に基づいて、いずれの通信手段を用いるかを決定することを特徴とする車載用通信基盤プログラム。
【請求項3】
請求項1の装置または請求項2のプログラムにおいて、
前記加工データ送信設定手段は、加工データ送信先として、データ規格化手段と車外との通信に用いる通信装置の双方を設定することを特徴とする装置またはプログラム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
前記加工データ送信設定部と、規格化データ送信設定部は、設定ファイルによって実現されていることを特徴とする装置またはプログラム。




【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車などの車に搭載して、他の車や路側機(RSU)などとの間で通信を行うために用いる車載用通信基盤装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車々間通信および路車間通信(C2X)が提案され、一部実用化されている。自動車に搭載された通信システムにより、他の車に設置された通信装置や道路に設置された通信装置(路側機)(たとえば、信号に接続された通信装置)からの情報を取得し、周囲の状況に基づく適切な制御を行うものである。
【0003】
従来の通信システムのブロック図を、図13に示す。アプリケーション2から車載用通信基盤装置4に対し、車速、ハンドルの蛇角等を情報を、他の車や路側機に送信するよう指令が与えられる。車載用通信基盤装置4は、この指令を受けて、センサから車速などの情報を取得し、これを加工してデータとしてまとめる。さらに、車載用通信基盤4は、このようにして加工されたデータを、予め定められた通信装置(WiFi通信装置6(たとえば、802.11a規格などによるもの)やV2X通信装置8(たとえば、802.11p規格によるもの))によって、この情報を送信する。なお、いずれの通信方式による通信装置を用いるかにあわせて、当該通信方式の規格に合致するようにデータを処理するよう、予め車載用通信基盤装置4を作り込んでおく。
【0004】
以上のようにして、自社の情報を外部に伝えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−344241
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような従来技術では、外部との通信を行う方式ごとに、車載用通信基盤装置のプログラムを用意しなければならず、煩雑であった。つまり、車載用通信基盤装置のプログラムは拡張性に欠けていた。
【0007】
特許文献1には、グラフィック表示のためのドライバを切り替えて、拡張性を高くした装置が開示されている。この考え方を本件に適用すれば、通信装置6、通信装置8を切り替えて使用するということになろう。
【0008】
しかし、通信方式においては、方式ごとにデータの規格が異なっており、送信しようとするデータも、その方式の規格に合致するようにしなければならない。
【0009】
この発明は、上記のような問題点を解決して、通信方式に依存しない詳細要通信基盤4を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の独立して適用可能ないくつかの特徴を列挙する。
【0011】
(1)(2)この発明に係る車載用通信基盤装置は、アプリケーション・プログラムから、指令を受けて、車外の相手先に対する通信を行う車載用通信基盤装置であって、アプリケーション・プログラムからの指令を受けて、データを加工するデータ加工手段と、データ加工手段からの加工データを受けて、車外との通信に用いる通信装置の通信規格に合致するように、加工データを規格化するデータ規格化手段と、前記データ加工手段から前記データ規格化手段または車外の相手先に加工データを送信するための、通信規格の異なる複数の加工データ送信手段と、前記データ規格化手段から前記通信装置に規格化データを送信するための、通信規格の異なる複数の規格化データ送信手段と、前記加工データ送信手段が、いずれの通信手段を用いるか、前記データ規格化手段または前記車外の相手先のいずれに加工データを送信するかが設定された加工データ送信設定部と、前記規格化データ送信手段が、いずれの通信手段を用いるかが設定された規格化データ送信設定部とを備えている。
【0012】
データ加工手段とデータ規格化手段との間に複数の通信手段を設け、データ規格化手段と通信装置との間にも複数の通信手段を設けている。さらに、これら通信手段を設定部の設定内容によって選択できるようにしている。したがって、設定部の設定内容を変更するだけで、送信プロトコルなどを自由に選択することができる。
【0013】
(3)この発明に係る車載用通信基盤装置は、加工データ送信設定手段が、加工データ送信先として、データ規格化手段と車外との通信に用いる通信装置の双方を設定することを特徴としている。
【0014】
したがって、多くのルートを通じてデータを送信するように切り替えることが容易である。
【0015】
(4)この発明に係る車載用通信基盤装置は、加工データ送信設定部と、規格化データ送信設定部が、設定ファイルによって実現されていることを特徴としている。
【0016】
したがって、設定が容易である。
【0017】
「データ加工手段」は、実施形態においては、ステップS3がこれに対応する。
【0018】
「データ規格化手段」は、実施形態においては、ステップS12がこれに対応する。
【0019】
「加工データ送信手段」は、実施形態においては、第1の通信プログラム64、第2の通信プログラム66・・・がこれに対応する。
【0020】
「規格化データ送信手段」は、実施形態においては、第11の通信プログラム84、第12の通信プログラム86・・・がこれに対応する。
【0021】
「加工データ送信設定部」は、実施形態においては、設定ファイル68がこれに対応する。
【0022】
「規格化データ送信設定部」は、実施形態においては、設定ファイル88がこれに対応する。
【0023】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】この発明の一実施形態による車載用通信基盤装置の機能ブロック図である。
図2】データ加工手段12をCPUを用いて構成した場合のハードウエア構成である。
図3】データ規格化手段20をCPUを用いて構成した場合のハードウエア構成である。
図4】データ加工プログラム62のフローチャートである。
図5】設定ファイル68の例である。
図6】データ規格化プログラム82のフローチャートである。
図7】設定ファイル88の例である。
図8】データの流れを示す図である。
図9】データの流れを示す図である。
図10】データの流れを示す図である。
図11】データの流れを示す図である。
図12】データの流れを示す図である。
図13】従来の車載用通信基盤装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
1.全体構成
図1に、この発明の第一の実施形態による車載用通信基盤装置10の機能ブロック図を示す。
【0026】
車載用通信基盤装置10は、アプリケーション・プログラム2から、車外の相手先にデータを送信するよう指令を受ける。これを受けて、データ加工手段12は、送信するデータを取得し、これらをまとめたりする加工を行う。
【0027】
加工データ送信手段14、16は、加工データ送信設定部26の設定に従い、データ規格化手段20または設定された通信装置6、8に対して、データを送信する。
【0028】
データ規格化手段20は、加工データを受けて、車外との通信に用いる通信装置の通信規格に合致するように、加工データを規格化する。
【0029】
規格化データ送信手段22、24は、規格化データ送信設定部28の設定に従い、通信装置6、8のいずれかに対して、規格化データを送信する。この実施形態では、WiFi通信装置6、V2X通信装置8の2つの通信装置が設けられている。これら通信装置は、車外の他の車や路側機に対し、データを送信する。
【0030】
2.ハードウエア構成
図2に、データ加工手段12をCPUを用いて実現した場合のハードウエア構成を示す。CPU50には、メモリ52、不揮発性メモリ54、通信回路56が接続されている。通信回路54は、データ規格化手段20やWiFi通信装置6、V2X通信装置8と通信するための回路である。
【0031】
不揮発性メモリ54には、オペレーティングシステム60、データ加工プログラム62、第1の通信プログラム64、第2の通信プログラム66・・・設定ファイル68などが記録されている。データ加工プログラム62、第1の通信プログラム64、第2の通信プログラム66・・・は、オペレーティングシステム60と協働してその機能を発揮するものである。
【0032】
第1の通信プログラム64は、通信回路56を介して、データ規格化手段20と通信するための処理を行うものである。第2の通信プログラム66は、V2X通信装置8と通信するための処理を行うものである。
【0033】
図3に、データ規格化手段20をCPUを用いて実現した場合のハードウエア構成を示す。CPU70には、メモリ72、不揮発性メモリ74、通信回路76が接続されている。通信回路74は、WiFi通信装置6やV2X通信装置8と通信するための回路である。
【0034】
不揮発性メモリ74には、オペレーティングシステム80、データ規格化プログラム82、第11の通信プログラム84、第12の通信プログラム86・・・設定ファイル88などが記録されている。データ規格化プログラム82、第11の通信プログラム84、第12の通信プログラム86・・・は、オペレーティングシステム80と協働してその機能を発揮するものである。
【0035】
第11の通信プログラム84は、通信回路76を介して、WiFi通信装置6と通信するための処理を行うものである。第12の通信プログラム86は、V2X通信装置8と通信するための処理を行うものである。
【0036】
3.通信処理
図4に、データ加工プログラム62のフローチャートを示す。CPU50は、アプリケーション・プログラム2から、データの送信指令を受け取る(ステップS1)。これを受けて、CPU50は、指令されたデータをセンサから取得する(ステップS2)。なお、CPU50には、車速センサ、蛇角センサなどが接続されている(図示せず)。
【0037】
続いて、CPU50は、各センサからのデータを指令された形式にまとめる(ステップS3)。たとえば、センサから取得したデータを指令された桁数でまるめるなどの加工を行う。
【0038】
次に、CPU50は、設定ファイル68を読み出し、ここに設定された通信プログラムを起動する(ステップS4)。図5に、設定ファイル68の例を示す。
【0039】
Managing Deviceの行において、いずれの装置に対してデータを送信するかが示されている。この値が「0」であれば、データ規格化手段20に対してデータを送信する。「1」であれば、WiFi通信装置6に対してデータを送信する。「2」であれば、V2X通信装置8に対してデータを送信する。なお、「1,2」のように、複数の通信装置を同時に使用することも指定できる。
【0040】
Managing Protoclの行において、いずれの通信プログラム64、66・・・を用いて送信するかが示されている。この値が「0」であれば、第1の通信プログラム64を用いてデータを送信する。「1」であれば、第3の通信プログラム(図示せず)を用いてデータを送信する。「2」であれば、第2の通信プログラムを用いてデータを送信する。なお、「1,2」のように、複数の通信プログラムを同時に使用することも指定できる。
【0041】
各通信プログラムは、送信する相手先装置と対応づけられている。たとえば、第1の通信プログラム64はデータ規格化手段20と対応づけられ、第2の通信プログラムはV2X通信装置8と対応づけられ、第3の通信プログラムはWiFi通信装置6と対応づけられている。
【0042】
図5の例では、第1の通信プログラム64を用いて、データ規格化手段20に加工データを送信することが示されている。CPU50は、設定されている第1の通信プログラム64を起動する(ステップS4)。これにより、第1の通信プログラム64が起動すると、CPU50は、加工データを第1の通信プログラムに渡す(ステップS5)。
【0043】
第1の通信プログラムは、受け取った加工データを、通信回路56を介して、データ規格化手段20に送信する。
【0044】
図6に、データ規格化プログラム82のフローチャートを示す。CPU70は、CPU50からの加工データを、通信回路76を介して受け取る(ステップS11)。
【0045】
次に、CPU70は、設定ファイル88を読み出し、Managing Protoclの行によって指定された通信プログラムの使用するプロトコルにしたがって、加工データを当該プロトコルに合致するよう、規格化データに変形する(ステップS12)。
【0046】
図7に、設定ファイル88の例を示す。Managing Deviceの行において、いずれの装置に対してデータを送信するかが示されている。この値が「1」であれば、WiFi通信装置6に対してデータを送信する。「2」であれば、V2X通信装置8に対してデータを送信する。
【0047】
Managing Protoclの行において、いずれの通信プログラム84、86・・・を用いて送信するかが示されている。この値が「1」であれば、第11の通信プログラム84を用いてデータを送信する。「2」であれば、第12の通信プログラム86を用いてデータを送信する。各通信プログラムは、送信する相手先装置と対応づけられている。たとえば、第11の通信プログラム84はWiFi通信装置6と対応づけられ、第12の通信プログラム86はV2X通信装置8と対応づけられている。
【0048】
図7の例では、第11の通信プログラム84を用いて、WiFi通信装置6に規格化データを送信することが示されている。CPU50は、設定されている第1の通信プログラム64を起動する(ステップS13)。これにより、第11の通信プログラム84が起動すると、CPU50は、規格化データを第11の通信プログラム84に渡す(ステップS14)。
【0049】
第11の通信プログラム84は、受け取った規格化データを、通信回路76を介して、WiFi通信装置6に送信する。WiFi通信装置6は、他の自動車や路側機などに対して、規格化データを送信する。
【0050】
以上のようにして、アプリケーション・プログラム2からの指令に応じて、データの送信が行われる。上記の場合のデータの流れを示すと、図8の太線で示すようになる。
【0051】
規格化データ送信設定部28の設定内容を変更すれば、容易に図9のようにV2X通信装置8から送信することができる。この場合、データ加工プログラム62、データ規格化プログラム82を修正する必要はない。
【0052】
また、規格化データ送信設定部28において、複数の通信装置を設定すれば、図10に示すように、複数の通信装置6、8から送信を行うこともできる。
【0053】
加工データ送信設定部26によって、第2の加工データ通信手段16を選択すれば、図11に示すように、直接的に、V2X通信装置8からデータを送信するようにすることができる。この場合、設定ファイル88には、使用する通信装置などを設定しない(つまりNULLを設定する)。
【0054】
また、図12のように設定して、複数の通信装置6、8から送信するようにしてもよい。
【0055】
なお、設定ファイル68、88は、アプリケーション・プログラム2から書き換え可能に構成することが好ましい。
【0056】
4.その他
(1)上記実施形態では、WiFi通信装置6、V2X通信装置8を示している。しかし、TCP、HTTP、UDP等の規格を用いた通信装置を用いてもよい。
【0057】
(2)上記実施形態では、使用する周波数帯にかかわらず、同じ通信装置として扱っている。しかし、使用する周波数帯(V2Xにおける5.9GHzや5.8GHzなど)ごとに、異なる装置として扱って、設定ファイルにて設定するようにしてもよい。
【0058】
(3)上記実施形態では、送信する場合について説明した。しかし、同様の処理により、受信を行う場合についても適用することができる。
【0059】
(4)上記実施形態では、データ加工手段12とデータ規格化手段20を別のCPUによって実現している。したがって、データ加工手段12を本体側装置に収納し、データ規格化手段20をアンテナに設けるなど、分離した構成をとることができる。
【0060】
しかし、データ加工手段12とデータ規格化手段20を共通のCPUによって実現するようにしてもよい。
【0061】
(5)上記では、初期的に設定した設定ファイル68、88の内容に応じて動作を決定していた。しかし、実際の動作中に設定ファイル68、88の内容を変更できるようにしてもよい。このようにすれば、状況に応じて、適切な送信を行うことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13