特許第6368450号(P6368450)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6368450
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】防犯装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 13/19 20060101AFI20180723BHJP
   G08B 13/196 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   G08B13/19
   G08B13/196
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-118238(P2014-118238)
(22)【出願日】2014年6月8日
(65)【公開番号】特開2015-230718(P2015-230718A)
(43)【公開日】2015年12月21日
【審査請求日】2017年6月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】514145132
【氏名又は名称】鈴木 和康
(74)【代理人】
【識別番号】100182349
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 誠治
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 和康
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−030883(JP,A)
【文献】 特開2004−185554(JP,A)
【文献】 特開2005−032006(JP,A)
【文献】 特開2002−342864(JP,A)
【文献】 特開2001−344682(JP,A)
【文献】 特開2013−045182(JP,A)
【文献】 特開平07−175993(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B 1/00−15/02
19/00−31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人を検知する人感センサ部と、
前記人感センサ部による検知を開始する操作を行うための開始操作部と、
前記人感センサ部による検知の回数をカウントする検知回数カウント部と、
前記検知回数カウント部によりカウントされた回数に応じた結果を表示する結果表示部と、
を備え
前記検知回数カウント部は、前記人感センサ部による検知から所定時間経過後に、その検知をカウントに反映させることを特徴とする、防犯装置。
【請求項2】
さらに、前記結果表示部に結果を表示させる操作を行うための表示操作部を備え、
前記結果表示部は、前記表示操作部が操作されたときのみ、前記結果を表示することを特徴とする、請求項1に記載の防犯装置。
【請求項3】
前記開始操作部と前記表示操作部の少なくとも一方は、鍵により操作することを特徴とする、請求項2に記載の防犯装置。
【請求項4】
前記結果表示部は、
前記検知回数カウント部によりカウントされた回数が1以上であるときの第1結果と、
前記検知回数カウント部によりカウントされた回数が0であるときの第2結果と、
のいずれかを前記結果として表示することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の防犯装置。
【請求項5】
前記結果表示部は、
前記検知回数カウント部によりカウントされた回数を前記結果として表示することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の防犯装置。
【請求項6】
さらに、前記人感センサ部による検知からの経過時間を表示する経過時間表示部を備えたことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の防犯装置。
【請求項7】
前記人感センサ部は、前記開始操作部が操作されてから所定時間経過後に、検知を開始することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の防犯装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防犯装置にかかり、特に、家屋等への侵入の有無を判定するための防犯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ストーカー被害が問題となっている。最近ではストーカー行為の悪質化が進み、単に被害者を付け回す程度だけでなく、被害者の自宅に侵入するといった被害も報告されている。従来、このような問題に対処するために、家屋やその周辺に防犯カメラを設置することが行われていた(例えば、家屋への侵入警報装置について、引用文献1を参照のこと。)。防犯カメラを家屋やその周辺に目立つように設置することで、不審者の侵入を防止したり、万一被害に遭った場合でも、犯行を録画することで、犯人の検挙や被害の拡大の防止に役立つものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−296755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の防犯カメラでは、以下のような問題点があった。すなわち、防犯カメラを家屋やその周辺に目立つように設置してしまうことで、逆に防犯カメラに映らないようにしつつ、家屋に侵入されるおそれがあった。また、例えば帰宅後に防犯カメラの内容を確認するためには、記録内容を巻き戻して再生しなければならず、毎日行うことは非常に手間であった。また、防犯カメラを設置するのは、多大な費用や労力などの問題があり、より簡易な方法が求められていた。
【0005】
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、家屋等への侵入者に目立つことなく設置でき、手間を掛けずに侵入者の有無を判定することができて安心感を得ることの可能な、新規かつ改良された防犯装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明によれば、人を検知する人感センサ部と、前記人感センサ部による検知を開始する操作を行うための開始操作部と、前記人感センサ部による検知の回数をカウントする検知回数カウント部と、前記検知回数カウント部によりカウントされた回数に応じた結果を表示する結果表示部と、を備えたことを特徴とする、防犯装置が提供される。
【0007】
かかる構成によれば、侵入者の有無のみを判定するものであるため、簡易な構成とすることができ、家屋等への侵入者に目立つことなく設置することができる。また、結果表示部の表示によって、巻き戻し再生などの手間を掛けずに侵入者の有無を判定することができ、安心感を得ることが可能である。
【0008】
本発明はさまざまな応用が可能である。例えば、さらに、前記結果表示部に結果を表示させる操作を行うための表示操作部を備え、前記結果表示部は、前記表示操作部が操作されたときのみ、前記結果を表示するようにしてもよい。表示操作部が操作されたときのみ結果表示部に結果を表示するようにしたので、侵入者に防犯装置の存在を気付かれにくくなり、不正操作等されることを防止することができる。
【0009】
また、前記開始操作部と前記表示操作部の少なくとも一方は、鍵により操作するようにしてもよい。かかる構成によれば、ユーザ本人のみが操作を行うことができるので、侵入者などに不正操作されることを防ぐことができる。なお、ここで鍵とは、ユーザ本人のみが使用できるようにするためのものを総称するものとし、錠の穴に差し込む通常の鍵のほかに、暗証番号の入力なども含む。
【0010】
また、結果表示部の表示の仕方は、どのようなものであってもよい。例えば、前記結果表示部は、前記検知回数カウント部によりカウントされた回数が1以上であるときの第1結果(侵入者あり)と、前記検知回数カウント部によりカウントされた回数が0であるときの第2結果(侵入者なし)と、のいずれかを前記結果として表示するようにしてもよい。また、前記結果表示部は、前記検知回数カウント部によりカウントされた回数を前記結果として表示するようにしてもよい。
【0011】
また、さらに、前記人感センサ部による検知からの経過時間を表示する経過時間表示部を備えるようにしてもよい。かかる構成によれば、より正確な侵入者検知を行うことができる。また、ユーザ本人がこの装置に検知されたとしても、検知からの経過時間を確認することによって、ユーザ本人が誤って検知されたことを確認することができる。
【0012】
また、前記検知回数カウント部は、前記人感センサ部による検知から所定時間経過後に、その検知をカウントに反映させるようにしてもよい。ユーザ本人が誤って検知されてしまっても、その検知がカウントに反映される前に、正しい結果を見ることができる。
【0013】
また、前記人感センサ部は、前記開始操作部が操作されてから所定時間(例えば3分)経過後に、検知を開始するようにしてもよい。検知開始直後に、開始操作部を操作したユーザ本人が、誤って検知されてしまうことを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、家屋等への侵入者に目立つことなく設置でき、手間を掛けずに侵入者の有無を判定することができて安心感を得ることが可能である。本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】第1の実施形態にかかる防犯装置の機能部を示す図である。
図2図1の防犯装置の一構成例を示す図である。
図3】第2の実施形態にかかる防犯装置の機能部を示す図である。
図4図3の防犯装置の一構成例を示す図である。
図5】第3の実施形態にかかる防犯装置の機能部を示す図である。
図6図5の防犯装置の一構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0017】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる防犯装置100の機能部を示す図である。図2は、図1の防犯装置100の構成例を示す図である。
【0018】
本実施形態にかかる防犯装置100は、図1及び図2に示したように、人を検知する人感センサ部110と、人感センサ部110による検知を開始する操作を行うための開始操作部120と、人感センサ部110による検知の回数をカウントする検知回数カウント部130と、検知回数カウント部130によりカウントされた回数に応じた結果を表示する結果表示部140とを備える。以下、順に説明する。
【0019】
人感センサ部110は、この防犯装置100の近傍における人の存在を検知するものであり、赤外線センサ、感熱センサなど任意のセンサのほか、カメラで撮影した動画又は静止画を画像処理することにより人の存在を検知するものであってもよい。人感センサ部110は、後述する開始操作部120が操作されると、検知を開始する。この際、直ちに検知を開始してもよく、あるいは、所定時間経過後に、検知を開始してもよい。所定時間(例えば3分)経過後に検知を開始するようにすると、検知開始直後に、ユーザーが検知されてしまう一種の誤検知を防止することができる。
【0020】
開始操作部120は、人感センサ部110による検知を開始する操作を行うためのものであり、スイッチやボタンや鍵などで構成することができる。開始操作部120は、単に後述する検知回数カウント部130をリセットするためのものであってもよく、あるいは、電源のオンオフ機能を兼ね備えていてもよい。図2に示した例では、開始操作部120は鍵穴型をしており、ユーザが所持する鍵で操作することができる。開始操作部120を鍵で操作するようにすれば、侵入者による不正な操作を防止することができる。
【0021】
検知回数カウント部130は、人感センサ部110による検知の回数をカウントするものであり、電子回路などで構成することができる。検知回数カウント部130は、開始操作部120からの信号を受けて操作を開始し、人感センサ部110からの信号を受けて検知の回数をカウントする。そして、カウントされた回数を、後段の結果表示部140に伝達する。本実施形態では、この検知回数カウント部130は、単に検知の回数をカウントする機能のみで足り、タイマ機能などを必要としないことから、比較的簡易な構成とすることができる。
【0022】
結果表示部140は、検知回数カウント部130によりカウントされた回数に応じた結果を表示するものである。カウントされた回数に応じた結果の表示はさまざまなものが考えられるが、例えば以下のような表示とすることができる。
【0023】
(1)侵入の有無を表示
検知回数カウント部130によりカウントされた回数が1以上であるときには、侵入者があったことを意味するので、その旨を表示する。例えば、結果表示部140に「侵入者あり」「危険」などと表示したり、危険を表す赤色表示にしたりする。一方、検知回数カウント部130によりカウントされた回数が0であるときは、侵入者がなかったことを意味するので、その旨を表示する。例えば、結果表示部140に「侵入者なし」「安全」などと表示したり、安全を表す青色表示にしたりする。
【0024】
(2)侵入の回数を表示
検知回数カウント部130によりカウントされた回数を、結果表示部140に「0」、「1」、・・・のように表示する。表示が「0」であれば侵入者がなかったことが分かり、表示が「1」以上であれば、侵入者があったことが分かる。
【0025】
なお、検知回数カウント部130は、人感センサ部110による検知から所定時間(例えば3分)経過後に、その検知をカウントに反映させるようにしてもよい。ユーザ本人が誤って検知されてしまっても、その検知がカウントに反映される前に、正しい結果を見ることができる。
【0026】
以上、本実施形態にかかる防犯装置100の構成について説明した。次に、防犯装置100の使用方法について説明する。
【0027】
防犯装置100のユーザは、外出する際に、開始操作部120を鍵で操作して電源を入れる。開始操作部120を操作した鍵を所持した状態で外出する。帰宅した際には、結果表示部140を見て、侵入者があったかなかったかを確認することができる。侵入があった場合には、通報するなど適切な処置を取ることができ、また、侵入がなかった場合には、安心感を得ることができる。
【0028】
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、侵入者の有無のみを判定するものであるため、簡易な構成とすることができる。また、結果表示部140の表示によって、巻き戻し再生などの手間を掛けずに侵入者の有無を判定することができ、安心感を得ることが可能である。
【0029】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本実施形態にかかる防犯装置200の機能部を示す図である。図4は、図3の防犯装置100の構成例を示す図である。
【0030】
上記第1の実施形態では、表示結果部140に結果を表示させる例について説明した。しかし、かかる構成では、侵入者が防犯装置100の存在に気づいたときに、防犯装置100を不正操作したり壊したり持ち去ったりするおそれがある。そこで、本実施形態では、防犯装置のユーザのみが結果を表示させることができる例について説明する。
【0031】
本実施形態にかかる防犯装置200は、図3及び図4に示したように、人を検知する人感センサ部210と、人感センサ部210による検知を開始する操作を行うための開始操作部220と、人感センサ部210による検知の回数をカウントする検知回数カウント部230と、検知回数カウント部230によりカウントされた回数に応じた結果を表示する結果表示部240と、結果表示部240に結果を表示させる操作を行うための表示操作部250とを備える。
【0032】
防犯装置200を構成する要素のうち、人感センサ部210、開始操作部220、検知回数カウント部230、及び結果表示部240については、上記第1の実施形態における人感センサ部110、開始操作部120、検知回数カウント部130、及び結果表示部140と実質的に同じものとすることができる。
【0033】
(表示操作部250)
本実施形態に特徴的な表示操作部250について説明する。表示操作部250は、結果表示部240に結果を表示させる操作を行うためのものである。結果表示部240は、表示操作部250が操作されたときのみ、結果を表示する。表示操作部250は、スイッチやボタンや鍵などで構成することができる。図4に示した例では、表示操作部250はボタン型をしており、ユーザがこのボタンを押すことで、結果表示部240は、侵入の有無等に関する結果を表示する。
【0034】
なお、図3及び図4では、開始操作部220と表示操作部250を別の構成要素として示しているが、これらを一体にして一つの操作部としてもよい。すなわち、一つの操作部をボタンや鍵などで操作し、操作されるごとに、検知回数カウント部230による検知の開始と、結果表示部240による結果の表示を繰り返したり、さらに、電源のオンオフもこの一つの操作部で行うようにしてもよい。
【0035】
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態の効果に加え、表示操作部250が操作されたときのみ結果表示部240に結果を表示するようにしたので、侵入者に防犯装置200の存在を気付かれにくくなり、不正操作されたり、壊されたり、持ち去られたりすることを防止することができる。
【0036】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。図5は、本実施形態にかかる防犯装置300の機能部を示す図である。図6は、図5の防犯装置100の構成例を示す図である。
【0037】
上記第1の実施形態では、結果表示部140に、侵入者の有無に関する情報を表示させる例について説明した。本実施形態では、より有用な情報をあわせて表示できるようにした例について説明する。
【0038】
本実施形態にかかる防犯装置300は、図5及び図6に示したように、人を検知する人感センサ部310と、人感センサ部310による検知を開始する操作を行うための開始操作部320と、人感センサ部310による検知の回数をカウントする検知回数カウント部330と、検知回数カウント部330によりカウントされた回数に応じた結果を表示する結果表示部340と、結果表示部340に結果を表示させる操作を行うための表示操作部350と、人感センサ部310による検知からの経過時間を表示する経過時間表示部360とを備える。
【0039】
防犯装置300を構成する要素のうち、人感センサ部310、開始操作部320、検知回数カウント部330、及び結果表示部340については、上記第1の実施形態における人感センサ部110、開始操作部120、検知回数カウント部130、及び結果表示部140と実質的に同じものとすることができる。また、表示操作部350についても、上記第2の実施形態における表示操作部250と実質的に同じものとすることができる。
【0040】
(経過時間表示部360)
本実施形態に特徴的な経過時間表示部360について説明する。経過時間表示部360は、人感センサ部310による検知からの経過時間を表示するものである。本実施形態では、経過時間表示部360を機能させるために、防犯装置300の内部に計時機能(図示せず)を設けている。この計時機能は、現在時刻の情報を得るための機能であってもよく、あるいは、ある時点からの経過時間を計測する機能であってもよい。
【0041】
図6の例では、経過時間を表示する表示窓を3つ設けている。この3つの表示窓に、例えば人感センサ310が検知した直近の3回分の経過時間を表示することができる。これにより、人感センサ310が検知した時刻を知ることができる。例えば、この経過時間表示部360に「2時間」と表示されていれば、2時間前に侵入者が検知されたと判断することができる。また、経過時間表示部360に「1分」と表示されていれば、侵入者ではなく、ユーザ自身を検知したものと判断することもできる。このようにして、より正確な侵入者の有無の検知を行うことができる。
【0042】
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1、第2の実施形態の効果に加え、経過時間表示部360を設けたことで、さらに正確な侵入者検知を行うことができる。
【0043】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0044】
例えば、防犯装置100、200、300の電源は任意でよい。例えば、電池式や、配線からの交流電源や、他の装置に接続する(例えばコンピュータにUSBで接続する)など、任意の形態で利用可能である。防犯装置100、200、300を電池式にするために、防犯装置100、200、300の背面に電池を挿入する部分を設けてもよい(図示せず)。
【0045】
また、防犯装置100、200、300は、どのような大きさ・形状であってもよく、また、どのような設置の仕方をしてもよい。例えば、防犯装置100、200、300を単品で設置するほか、他の日用品や壁などに組み込んで使うことも可能である。ここでいう組み込むとは、例えば、人形の内部に設置するような構成的な組み込み方であってもよく、あるいは、時計やコンピュータの機能の一部として組み込むようなものであってもよい。特に、上記第3の実施形態の防犯装置300においては、経過時間表示部360の実現のために、時計やコンピュータの計時機能を利用することも可能である。
【0046】
また、一般的な防犯装置と同様の機能を付加してもよい。例えば、防犯装置100、200、300にカメラを設け、人感センサ部110、210、310が検知したときに、カメラが作動して撮像するようにしてもよい。また、人感センサ部110、210、310が検知したときに、ユーザの携帯電話にメールで通知したり、警備会社等に報知したりするようにしてもよい。
【符号の説明】
【0047】
100 防犯装置(第1の実施形態)
110 人感センサ部
120 開始操作部
130 検知回数カウント部
140 結果表示部
200 防犯装置(第2の実施形態)
250 表示操作部
300 防犯装置(第3の実施形態)
360 経過時間表示部




図1
図2
図3
図4
図5
図6