(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6368891
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】ゴルフパター
(51)【国際特許分類】
A63B 53/04 20150101AFI20180723BHJP
A63B 102/32 20150101ALN20180723BHJP
【FI】
A63B53/04 H
A63B102:32
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-27322(P2015-27322)
(22)【出願日】2015年2月16日
(65)【公開番号】特開2016-150022(P2016-150022A)
(43)【公開日】2016年8月22日
【審査請求日】2017年11月28日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509220323
【氏名又は名称】冨田 盟子
(72)【発明者】
【氏名】冨田 盟子
【審査官】
砂川 充
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭62−200360(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0192114(US,A1)
【文献】
特開2006−75267(JP,A)
【文献】
特開2002−239045(JP,A)
【文献】
実開平2−77067(JP,U)
【文献】
実開昭58−16167(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 53/00−53/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パターヘッドの上表面に、フェースに平行な平行線を等間隔に描いたゴルフパターであって、前記平行線は、等間隔のピッチに応じて線分長さを変えた複数種類の平行線であることを特徴とするゴルフパター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パッティングのテンポ、ヘッドスピードが確認できるゴルフパターに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフのパッティングにおいて、毎回のストロークテンポを安定することは大切である。また、テークバック速度と切り返しの速度、すなわち往復のテンポを同じに保つことは上達の秘訣といわれている。ところが、この往復の速度、テンポを一定に保つことは、ヘッド速度を計測するわけでないので確認が困難である。速度を計測する機器があるとしても、専門的な計測機であろうし、ストロークのたびに計測が可能とは言えず、まして、グリーン上には持込みできない。感覚的にも理解できるかどうか分からない。一方、速度V=距離L/時間Tの関係式は明らかであり、パッティングのテークバック長はおよそ10cmから30cmの間である。この往復の時間を同じとすれば同じテンポといえるが、速度は3倍となる。野球のスピードガン、ゴルフスイングのショット時のインパクト速度計測機器は開発されている。ただ、パッティング時の速度計測機器も開発済みとしても、持ち運びに不便であろうことは容易に想定できる。前2者は、スピードを競うためにも需要があるが、後者のパッティング時はスピードを必ずしも必要とするものではなく、往復のテンポを同一とするチェック、修正用といえるが、ゴルフ場には持込みできない。メトロノームで練習することも提唱されているがこれもあくまで練習にしか使えない。ワン・ツーのテンポは胸に刻むしかない。特許電子図書館でキーワード「ゴルフパター」、「テンポ」で検索した結果、0件、「ゴルフパター」、「残像」で検索した結果、1件であった。(特許文献1)は、パターヘッドの後方までパッティング方向の長い実線を描くもので、横揺れすると残像で実線がより太く見えるため矯正できるとしている。本願発明は、映画のコマの残像現象を利用した自分なりの最適テンポを取得するもので全く異なるものといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−024722
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パッティングにおいては、テンポが大切である。往復のテンポが合えば上達が早い。往復の速度、テンポが合えば特に速度を計測する必要、もしくは数値を知る必要がない。極端には、往復の速度が異なっているかなと自分自身で気づいていれば問題ない。その場合は毎回のストロークのテンポを一定に保つことが大事となる。ということは、テンポが一定なら、振幅が2倍になるとヘッドスピードは2倍になるということである。振幅が3倍ならヘッドスピードは3倍ということである。現実は果たしてそうか。1ストロークのその往復で同じテンポということではないのか。そこで、テンポとヘッドスピードの関係も知っておく必要があると思われる。テークバックの距離はおよそ10cmから30cmである。速度V=距離L/時間Tの関係式がある。そのテークバックの距離に合わせて所要時間を測れば速度が分かるが、毎回異なるテークバックの大きさで対応することは困難である。測定器なら可能だが、人手で測るとなると長い距離と正確なストップウォッチが必要でとても正しい値が得られるとは考えづらい。実は、速度を測るのが目的ではなく、毎回のテンポを一定に保つことができればよいのである。しかし、胸で刻むワン・ツーのテンポだけで事足りるのか。テンポとヘッドスピードの関係を確認する方法をパターヘッド上で工夫できるとありがたい。パターフェース面に平行の線分を等間隔で設けるとテンポ、速度が分かる一助となる可能性がある。ところが、パターヘッドの長さの範囲内で等間隔の線分を設けるとしても、ストロークの大きな距離に対してパターヘッド上の等間隔線は密なため、時間を測るには適してない。そこで、人の目の残像現象に着目した。人の目には残像という錯覚がある。映画は残像現象を利用してコマ切れを連続に見せている。映画は1秒間に24コマでできている。すなわち、24コマを1秒間に映し出せば、残像が連続して連続映像に見える。このことは、パターヘッドに設けた1cm間隔の平行線を、24cm分のテークバックを1秒かけて行えば線分が連続して帯状となって見えるといえる。この時のパターヘッドの速度は24cm/秒である。間隔が1cm未満に密だと当然より鮮明な連続帯に見え、1cmより広いと単なる線分のままに見える。すなわち、1cm間隔が連続帯の出現する境界間隔といえる。この連続体の出現する自分なりのストロークテンポを往復で同じに保つことができればストロークが安定する。ところが、ストロークテンポとパッティング速度の関係がよく分からない。例えば、カップまでのパッティング距離が10m以上の長距離、5m程度の中距離、2m以下の短距離、すなわち、ロングパット、ミドルパット、ショートパットに区分して、テンポが同じといっても、それぞれのテークバックの振幅は大、中、小と明らかに異なる。すなわち、ヘッドスピードは振幅が大となると速くなると思われる。
【0005】
2014年11月13日と、20日のNHK番組の「パット世界記録に挑戦」でパターヘッド速度が計測器で測られていた。映像からパッティング距離10mで2.1m/秒、2.5m/秒、パッティング距離33.5mで5.786m/秒、6.364m/秒であった。このことから、ホールまでの距離が長いほどヘッドスピードが大となっている。すなわち、パッティングのスピードは距離により一定でないといえる。ところが、これにはストローク長も大きくなっている。すなわち、このヘッドスピードを出すためにはそれなりの長いストロークを必要とする。10cmの短いストロークではこのスピードは出ない。NHK番組の10m以上のパッティングで、ヘッドスピードを24コマで割ると1コマの長さは8.75cm、10.4cm、24.1cm、26.5cmとなる。ところが、これらの長さをパターヘッド上に描くには、一般的なパターヘッドの長さを超えている。しかしながら、1コマをこれらより密な間隔とすると当然連続の帯に見える。そして、より鮮明に見える。そこで、逆の試みとして、簡易に平行線間隔を1cm、2cm、3cm、4cm、5cm、0.5インチ、1インチ、2インチとし、連続像、連続帯に見えるようにストロークしてみると、いずれもそれなりに見える。24コマとして速度を逆算すると、24cm/秒、48cm/秒、72cm/秒、96cm/秒、120cm/秒、12インチ/秒、24インチ/秒、48インチ/秒である。これらは、NHK番組の2.1m/秒より明らかに小さく、すなわちパッティング距離10m以下の場合のヘッドスピードといえる。しかしそれでも、コマが密で残像の境界ぎりぎりでなく、余裕でクリアしているので連続がより鮮明に見え、その自分なりの鮮明度がロングパットのテンポの目安に役立つといえる。テレビや動画では30コマ/1秒が採用されている。24コマ/1秒より明らかに鮮明である。すなわち、より密なコマ間隔とすれば無駄というわけでなく、残像現象の境界が鮮やかさとなって現れる。そこで、パターヘッドに刻む等間隔の平行線は、長さの基本単位であるcmとかインチ、を基本とすることが日常的な感覚もありなじみ易い。この間隔一定のパターフェース面に平行の線分を、約1cm間隔にパターヘッド上に描けば、すなわち、1cm間隔の平行線とすれば残像現象の線が帯で見えるかの境界が一つのテンポの目安となり、練習を重ねれば往復で最適テンポを一定に保つことができるといえる。テンポは人によって異なる。平行線の間隔は1.1cmでも1.2cmでも1.5cmでも良い。1インチ=2.54cm、0.5インチでも良い。それらに類した間隔でも良い。それが一つの目安となり、自分なりのテンポを身につけることができる。逆に、0cmと、飛ばして5cmにマークを貼って5cm長とし、長い距離の残像となるテンポ、速いヘッドスピードを会得するのも楽しい。
【0006】
別の観点から考えてみる。パットでは、毎分60ビートのテンポがプロ、アマに関係なく良いといわれている。仮に、ショートパットの短い距離を、12cmでテークバックしてそれを1ビートとし、2で切り返してインパクトするテンポだと、ヘッドスピードは、12cm/秒である。これを24コマ/秒に刻むとすれば1コマは12cm/24=0.5cmとなる。もう少し大きいテークバックのミドルパットの中距離を、テークバック24cmでも同様のテンポとすればヘッドスピードは24cm/秒で、1コマは24cm/24=1.0cmとなる。さらに大きいテークバックのロングパットの長距離を、テークバック36cmとすればヘッドスピードは36cm/秒で、1コマは36cm/24=1.5cmとなる。すなわち、テンポが同じということは距離の倍数に比例してヘッドスピードが上がり、残像となる1コマの長さも長くなることが分かる。海外だと、インチなので、10インチの25.4cmのテークバックとすれば、25.4/24≒1.1インチとなる。この場合、1コマはおおむね1インチといえる。一方で、パットの振幅を2倍にするとパターの速度は√2倍になるといわれている。12cmのテークバックで12cm/秒とすれば、24cmのテークバックでは√2*12=17.0cm/秒となり、前出の24cm/秒より遅いヘッドスピードとなっている。この場合の1コマは前出の1.0cmでなく17cm/24=0.7cmと小さくなる。36cmのテークバックでは12cmに対して3倍だが関係式が不明なのでここでは省略するが、同じく1コマが1.5cmより小さくなる。この場合でも、常にテンポが同じだとヘッドスピードがテークバックの振幅距離に応じて大きくなることが分かる。ただし、同じテンポで振幅が2倍となれば速度も2倍となるはずなので、テンポを一定に保つということが矛盾しているのか厳密に可能なのかが分からない。ともかく現場では、自分なりに納得いくテンポでストロークするということになりそうだ。例えば、長距離用10m以上、中距離用5m程度、短距離用2m以下、すなわち、ロングパット用、ミドルパット用、ショートパット用として、大、中、小の3種類のコマ間隔の3本のパターを用意すればおおむね対応できるが現実的でない。そこで、1本のパターヘッドに3種類の間隔となるよう組み合わせてみるのも面白い。肝心なのは、テークバックと切り返しのテンポを同じに保ち、打ち急がないことといえる。パットのテンポも色々と試す必要がある。大切なことは、自分に最適なテンポを見つけることといえる。残像現象を利用すれば、1コマの独立した各種等間隔の平行線が連続画像として連続の帯に見え、境界となるテンポ、ヘッドスピードが分かり、自分なりに最適なテンポを身につけることができ課題の解決ができるといえる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明のゴルフパターは、パターヘッドの上表面に、フェースに平行な基準の平行線をフェース近傍に設け、その後方の背面に向かって等間隔で平行線を描いたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のゴルフパターは、パターヘッドの上表面に
、フェースに平行な平行線を等間隔に描いたゴルフパターであって、前記平行線は、等間隔のピッチに応じて線分長さを変えた複数種類の平行線であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のゴルフパターは、パターヘッドの上表面に描いた前記平行線を着色、模様または図形で表示したこと、または前記平行線間を着色、模様または図形で区分けしたこと、あるいは前記平行線を設けず着色、模様または図形を等間隔に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
テンポを測るメトロノームなどの機械器具を必要とせず、コースに携帯するパターそのものでチェックできる。自分なりに会得したテンポ、ヘッドスピードが各ホールのグリーン上の距離に応じて素振りで再現できる。テンポは、季節の気温、風雨の外的条件、体調、パートナー、スコアの状況などラウンド中にも変わるといって過言でない。この本発明の残像を利用した平行線分は、目で確認するだけでテンポ、ヘッドスピードが分かり、しかも往復のテンポを合わせるようにチェックすると、そのことで毎回のストロークがより安定する。その素振りテンポで打てばこんなに楽なことはなく1日中楽しい。いうまでもなくパッティングのテンポを一定に保つことは、プロ、アマ、問わずいいスコアを出す秘訣。パットが決まると自信が生まれ、ショットにも好影響となり当然にスコアが飛躍的に良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】パターヘッドの上表面に描いた基準の平行線と1cmの等間隔の平行線の上面図
【
図2】
図1の平行線の間隔を0.5cmと密にし、線分の長さを変えた平行線の上面図
【
図3】0.5cm、1.0cm、1.5cmの3種類の等間隔のピッチに応じて線分長を変えた平行線の上面図
【
図4】0.5cm、1.0cm、1.5cm、2.0cmの4種類の等間隔のピッチに応じて線分長を変えた平行線の上面図
【
図5】
図1の平行線の間を赤白で交互に着色した上面図
【
図6】
図2の等間隔の平行線間に三角形を描き、赤着色した上面図
【
図7】
図1の等間隔の平行線の第1線、第4線、第7線の後方に三角形を描き、白着色した上面図
【
図11】2つの3角形の底辺が中央で一致する菱形とした上面図
【発明を実施するための形態】
【0012】
自分なりに着色し、またはシール貼りをしてもよい。平行線間を交互に着色すれば、混ぜ合わせた色になる。例えば赤と白を交互に繰り返せばピンク色になる。赤と黄なら橙色に、赤と青なら緑色となり、その色になるテンポ合わせも楽しいものとなる。線分の長さを変えてみるのも楽しい。短い線分を密に長い線分を粗に配置すると、
遅い速度では、細い帯状に見え、スピードを上げていくとやがて太い帯状に見える。もちろん、個人のゴルファーによってストローク速度が異なる。そこで、1cmを等間隔の基本として、その中間に等間隔の平行線を分割挿入すれば、ある程度の各種パターンを得ることができる。個人にあったストローク速度を幅広く求めると、より一般的パターンを製造することができるし、個人固有の注文もできる。基準の平行線、等間隔の平行線があれば個人でシールを貼って楽しむことができる。自分で最適テンポを見出すのもゴルファーにとって楽しい時間といえる。
【実施例1】
【0013】
図1にパターヘッドの上表面に、基準の平行線から1cm間隔に等間隔の平行線を描いたパターを示す。ヘッドスピードが大きくなるに従って、線の長さ相当の幅の帯となって見え始め、より鮮明度が高まる。
【実施例2】
【0014】
図2にパターヘッドの上表面に、基準の平行線から0.5cm間隔の等間隔の平行線を描いたパターを示す。同じヘッドスピードでも平行線の間隔を狭めることでより鮮明度が高まる。
【実施例3】
【0015】
図3に、0.5cm、1.0cm、1.5cmの3種類の等間隔のピッチに応じて線分長を変えた平行線の上面図を示す。ショートパット用、ミドルパット用、ロングパット用として応用できる。ヘッドスピードが大きくなるに従って、線分の長さ相当の幅、加算された幅の帯となり、細い帯、中程度の帯、太い帯に順次見え始める。
【実施例4】
【0016】
図4に、0.5cm、1.0cm、1.5cm、2.0cmの4種類の等間隔のピッチに応じて線分長を変えた平行線の上面図を示す。ショートパット用、ミドルパット用、ロングパット用、超ロングパット用として応用できる。ヘッドスピードが大きくなるに従って、線の長さ相当の幅の帯となり、細い帯、中程度の帯、中程度の帯、太い帯、より太い帯に順次見え始める。
【実施例5】
【0017】
図5に、
図1の平行線の間を赤白で交互に着色した上面図を示す。残像現象が出始めるとピンク色の帯となり、見た目にも楽しい1日になりそう。自分なりに着色し、あるいはシール貼りを変えてもよい。赤と黄なら橙色に、赤と青なら緑色となり、その色になるテンポ合わせも楽しいものとなる。
【実施例6】
【0018】
図6に、
図2の等間隔の平行線間に三角形を描き、赤着色した上面図を示す。残り部を白色とすれば、ヘッドスピードが遅いときは中央が濃い赤となるが、ヘッドスピードが上がるとトー、ヒール方向の白と混合し、また両端になるにしたがい淡いピンクとなる。三角形は、シールとして自分なりの色、間隔で別途貼ってもよい。
【実施例7】
【0019】
図7に、
図1の等間隔の平行線の第1線、第4線、第7線の後方に三角形を描き、白着色した上面図を示す。残像現象の出現となるヘッドスピードで白い帯となる。
【実施例8】
【0020】
図8に、後方に台形とした上面図を示す。ヘッドスピードが増すと他の背景色と混合してくる。
【実施例9】
【0021】
図9に、後方に
図8の逆台形とした上面図を示す。ヘッドスピードが増すと他の背景色と混合してくる。
【実施例10】
【0022】
図10に、交差した2つの3角形の上面図を示す。ヘッドスピードが増すと他の背景色と混合してくる。
【実施例11】
【0023】
図11に、2つの3角形の底辺が中央で一致する菱形の上面図を示す。ヘッドスピードが増すと他の背景色と混合してくる。
【符号の説明】
【0024】
1 パターヘッド
2 パターヘッドのフェース部
3 パターヘッドのシャフト部
4 パターフェース近傍に設けた、フェースに平行な基準の平行線
5 後方背面方向に等間隔の平行線
6 等間隔のピッチとした平行線
7 赤の着色ゾーン
8 白の着色ゾーン
9 平行線間の三角形
10 後方の台形
11 10の逆台形
12 交差する三角形
13 底辺を共有した三角形からなる菱形