【実施例】
【0136】
(実施例1):タバコpSTART−STEにおける発現ベクターの作製
ベクターpSTART−STEを作製産生するための出発点は、以前の研究(De Amics et al., 2007)で得られた発現ベクターpSTARTであった。この最後のベクターは、オリジナルのベクターpBI121(Clontech社)の改変から得られた順に、LLTCKリーダー、GUSタンパク質をコードするレポーター遺伝子とNOSターミネーターを有するCaMV35Sプロモーターから構成されるなる発現カセットを有する。pSTART−STE(
図3A)を取得するために、pSTARTでLLTCKリーダーはSTEリーダーに置き換えられた。この目的のために、STEリーダーの配列が追加された35Sプロモーター(ScaI部位から)の一部に対応する配列を、この場合配列番号1の例の形で人工的に合成した、合成された領域(702bp、
図3(b))は、制限酵素ScaIおよびXbaIによる分解、ベクターの回復、及び新しい合成配列のDNAリガーゼによるライゲーションによりpSTARTに置き換えられた。
【0137】
(実施例2):プロモーターGluB4、リーダーLLTCKとSTEを有する発現ベクターの作製
リーダー配列LLTCKおよびSTEは、人工的に合成した。特に、両方の場合において、合成領域は、イネのグルテリン4プロモータ(GluB4)の末端部分に存在するBfrI部位と、リーダー自身の3’末端(
図4Bおよび4C)に存在するXbaI部位との間に含まれる配列に対応した。より正確には、この領域は、LLTCKの328塩基対(
図1B)とSTE(
図4C)の315塩基対と同等の結果となった。
【0138】
最終的な発現ベクターを製造するために、発現カセットの最終組立を可能にする二つのリーダーと並行して、一連の中間サブクローニング工程を実施した。最初のステップでは、天然のGluB4プロモーターの下流に存在するリーダーは、合成リーダーLLTCKとSTEで置き換えられた。出発点は、天然のリーダー(GenBank acc.n°AY427571)と融合したグルテリン4のプロモーターを含む、ベクターpGEM−T/GluB4−NATであった。GluB4プロモーターの末端領域(BfrI部位から)と、天然のリーダーは、酵素BfrIおよびXbaIで分解されることにより除去され、新たな合成配列に置き換えられた。このように、二つの中間ベクター、pGEM−T/GluB4−LLTCK及びpGEM−T/GluB4−STEが製造され、続いてPCR分析、酵素消化及び配列決定によって確認された。
【0139】
最終的な発現カセットは、pUC18/GluB4terベクターからスタートして組立てられた。このベクターは、GluB4−LLTCK(またはGluB4−STE)複合体及びレポーター遺伝子を、それぞれ挿入するための2つの連続したサブクローニング工程により処理した。特に、第1のサブクローニング工程で、pUC18/GluB4terは、pGEM−T/GluB4−LLTCKとpGEM−T/GluB4−STEベクターのそれぞれから抽出されたGluB4−LLTCKとGluB4−STEを連結するために、制限酵素SphIおよびXbaIで分解された。第2のサブクローニング工程で、中間ベクターpUC18/GluB4−LLTCK::GluB4terとpUC18/GluB4−STE::GLUB4terは、同じ酵素を用いてベクターpMS/hGCasiから抽出されたレポーター遺伝子(hGCasi)を挿入するために、XbaIおよびSacIで分解された。このようにして、完全に組立てられた発現カセットを含む2つのpUC18ベクター、すなわち、pUC18/GluB4−LLTCK::GCasi::GluB4terとpUC18/GluB4−STE::GCasi::GluB4terを得た。
【0140】
最終的なベクターを生成するために、2つの発現カセットGluB4−LLTCK::GCasi::GluB4terとGluB4−STE::GCasi::GluB4terは、例えば、別々のpUC18からEcoRIで二重消化して別々に抽出され、
pCAMBIA1300/PMI/GluB4−LLTCK:GCasi::GluB4ter、及び
pCAMBIAl300/PMI/GluB4−STE:GCasi::GluB4terを構成するように(
図4A)、最終的な発現ベクターpCAMBIA1300/PMIでクローン化された。
【0141】
(実施例3):アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)により媒介されるニコチアナ・タバカム(Nicotiana tabacum)の遺伝的形質転換
ニコチアナ・タバカム栽培品種Xanthi(Nicotiana tabacum,cv.Xanthi)の遺伝的形質転換のために、アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens Horschら(1985)のプロトコルを使用した。私たちは、簡単に全体の手順の主なステップを記述する。
種子の消毒
【0142】
形質転換に使用するためのタバコの種子の調製のために、次のプロトコルに従い、最初に殺菌が行われた。
【0143】
無菌の2mLの試験管に少量の種子を入れる。95%エタノール約1mLを加る。2分間保持し激しく撹拌する。ピペットを用いて、エタノールを除去する。2%の塩酸1mLを加える。20分間インキュベートし、攪拌、除去して、1mLの滅菌水を加える。このようにして種子を5回すすぐ。試験管内の最後のすすぎの水を残す。先端を無菌条件下で除去したロッドを使用して、一定量の種子と水を除去し、プレートまたはベビージャー内のMS10基質の上に置く。
【0144】
細菌学的ループまたはL字型に曲げたパスツールピペットを使用して、微妙種子を配布する。
【0145】
28℃の気候室の内部に光の中にプレートを設置して発芽させた。
【0146】
A.ツメファシエンス(A.tumefaciens)の形質転換
A.ツメファシエンス(A.tumefaciens)を用いたN.タバカム(N.tabacum)の葉材料の形質転換は、以下の手順で行った。
・フードの下で、4−5×2mLの試験管に1.8mLの滅菌LBブロスを満たす。滅菌した爪楊枝で、プレート上で増殖させた小さいが可視量の細菌コロニーを拾って、A.ツメファシエンス(A.tumefaciens)を接種する、続いて、試験管内でそれを希釈し、激しく撹拌する。
・無菌のパンチを使用してタバコの葉(約1ヶ月齢の植物から)を取り、葉身から直径7mmのディスクを作成する。ペンチを使って葉のディスクをMS10基質プレートに、プレート一枚当たり30ディスクのせる。各細菌株あたり、少なくとも合計200ディスクとする。決して感染させないディスク、及び常にMS10培地上にあるディスクをのせるための2つの対照プレートを準備する。
・ディスクを含むプレート上に、直前に細菌を植菌した試験管の内容物を注ぎ、A.ツメファシエンス(A.tumefaciens)のディスクを感染させる。全てのディスクが濡れるように回転運動で軽くかき混ぜ、その後ピペットで余分な液体を除去する。ペンチを使用して、定期的にディスクを配置する。
・成長室で、28℃の温度で、プレートを一晩、一定の光の中でインキュベートする。
・MS10セフォタキシム500mg/Lの基質の上に葉のディスクを移す。
・一定の光の中で、24℃の温度で6日間インキュベートする。
・形質転換開始8日後、形質転換されたカルスの選択のためにMS10セフォタキシム500mg/L−カナマイシン200mgの/Lの基質上に葉のディスクを移す。上記と同じ条件下で14日間インキュベートする。
・キメラでない正常な外観の、少なくとも2枚の葉からなるシュートを切り取る。それらを、定着のための基質(MS0、セフォタキシム500mg/L−カナマイシン200mg/L−IBA2mg/L)上に移す。
・水で根についた基質を優しく洗い流し、根付いた植物を成長させるため、鉢植え泥炭や水耕栽培システムに移植する。植物を、16時間の採光と8時間の闇の光周期で26〜30℃の温度を維持した気候室に配置する。
【0147】
(実施例4):アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)により媒介されるオリザ・サティバ(Oryza sativa)の遺伝的形質転換
CR W3種のイネの形質転換のために、形質転換カルスが得られるまで、Hoge(イネ研究グループ、植物科学研究所、ライデン大学)とGuiderdoni(Biotropプログラム、CIRAD、モンペリエ、フランス)によって修正されつつHieiら(1994)のプロトコルが使用された。その後の選択工程のためにDattaとDatta(2006)のプロトコルが使用された。私たちは今、簡単に全体の手順の主なステップを記述する。
イネの胚盤からの胚形成カルスの調製と開発
【0148】
イネの形質転換は、胚盤由来の胚形成カルスを用いて行った。
【0149】
胚盤組織からカルスの増殖を誘導するために、以下の操作手順を使用した。
・イネの種子を剥いた(包頴の排除)
・潜在的な汚染物質病原体及びカルスの生成を妨げる腐生菌除去を除去するため、包頴無しの穀果を消毒した
a.最初の消毒処理において、剥いた種子を70%エタノール溶液中で2分間放置した
b.エタノール処理後、種子を、Tween20洗浄剤を2滴加えた5%ナトリウム塩酸塩の溶液に移し、30分間ゆっくり攪拌しながら保持した
c.胚盤中のカルスの誘導を阻害し得るナトリウム塩酸塩の全ての痕跡を除去するために、それぞれ15分間滅菌水で一連の洗浄が行われた
・最後の洗浄の後、種子を滅菌吸収紙の上で乾燥させた
・プレート当たり12個の種子を、カルス(CIM、カルス誘導培地)を誘導するために使用される基質の表面上に配置し、ペトリ皿(直径90mm)中に25mLの容量で希釈した
・得られたプレートを暗所で、21日間温度28℃でインキュベートし、1週間インキュベーションした後、胚乳および細根が胚盤からカルスの発展を促進するために除去された(胚盤は少量で、一部が胚乳に含まれ、黄色であった)
・3週間インキュベーションした後、カルスは新鮮なCIMの基質上に転写した、続いてカルス塊はメスを使わずに砕かれ、カルス上に自然なヒビができた
・継代培養をさらに10日間続け胚形成カルスを成長させ、形質転換に適するようにした
カルスとA.ツメファシエンス(A.tumefaciens)EHA105の共培養
1.形質転換に十分な量のA.ツメファシエンス(A.tumefaciens)を得るために、上記のプラスミドベクター(実施例2)を有する株をLB寒天培地で30℃で3日間インキュベートした。
2.アグロバクテリウムが成長したときに、細菌細胞層をこすり落として、3−5・10
9細胞/mLに対応する約1.0のOD
600が得られるまで、共培養培地液(CCML)に懸濁した
3.最高のカルス、すなわち、直径が約2mmで、小さく白っぽい色のものを、35mLの細菌懸濁液を含むペトリ皿に移して、15分間液に浸し、攪拌した
4.その後、カルスを、滅菌吸収紙を使用して乾燥した
5.最大20カルスを、共培養のための半固体基質(CCMS:co-cultivation medium solidified)を含有するハイエッジペトリ皿(Sarstedt社)に移した
6.カルスは、次いで、3日間25℃の温度で、暗い環境でインキュベートした
【0150】
PMIマーカーシステムに基づいたカルスの選択
アグロバクテリウムとの胚形成イネカルスの共培養後、選択マーカーとしてPMI(ホスホイソメラーゼ)に基づく選択システムを用い、選択剤としてマンノースを使用して、形質転換された組織を選択した。この方法は、マンノースの濃度が増加しスクロースの濃度が減少することを含む培養基質を使用することを提供する。
【0151】
手順は次の通り:
・A.ツメファシエンス(A.tumefaciens)との共培養から、マンノースを含まず3%のスクロースとを含むPSM(事前選択培地)基質上にカルスを移動し、28℃の温度で暗所で1週間インキュベーションする。
・2%スクロースおよび1.5%のマンノースを含むSMI(選択培地I)基質上へカルスを移動し、28℃の温度で暗所で2週間インキュベーションする。
・1%スクロースおよび2%マンノースを含むSMII(選択培地II)基質上へカルスを移動し、28℃の温度で暗所で2週間インキュベーションする。
・再生が続く。
【0152】
形質転換されたカルスからのイネ植物の再生
想定される形質転換された植物の再生は、ここで報告された手順に従って、形質転換カルスの適切なホルモン刺激により起きた。
1.選択した胚発生イネカルスを、0.5%スクロースおよび2.5%のマンノースを含むPRM基質(プレ再生培地)の入った高エッジペトリ皿上に移し、暗所で28℃で2週間インキュベーションした。
2.PRM基質上を通過した後、カルスはマンノースを含まないRM基質(再生培地)上に移した、高エッジペトリ皿当たり最大で8−10単位とした。植物は、3〜4週間、28℃で、光で増殖させた。
3.植物がカルスから分離されるのに十分に増殖させ(高さ3cm以上)、それらを発根培地25ml(rm)を含む培養チューブに移した。
4.チューブ内側の二次培養は、約3週間常に約28℃で光の中で続けた。
5.再生処理の終了時に、植物は、泥炭に移し温室条件下で成長させた。
(実施例5):4−MUGアッセイにより形質転換されたタバコの葉組織からの全タンパク質の抽出
【0153】
今説明した手順は、長時間GUSタンパク質の酵素活性を保持し、タバコの葉抽出物を生成し保持することができる。
・1.5mLの試験管に、15mgPVP(ポリビニルピロリドン、MW>40000g/mol)を秤量し、抽出緩衝液(表3を参照)200μLを加えてボルテックス撹拌し、4℃で少なくとも30分間インキュベーションした
・Meku Pollahneプレスを用いて葉汁を抽出
・葉汁100μLを除去し、氷中ですべてを維持しながら、バッファーPVPの混合物に加えた
・4℃で11500回転で15分間遠心分離
・上清(〜200μL)を除去し、新しい試験管に即座に移動する
・すぐに液体窒素を用いて凍結し、−80℃で保存する
【表3】
【0154】
手順は、蛍光分析にかけ、全てのサンプルに区別なく適用した。各形質転換植物は、植物の先端部に存在する3葉(高度な拡張期)から採取した抽出物を使用して、3回分析した。
(実施例6):蛍光4−MUGアッセイ
【0155】
形質転換された植物から得られたタンパク質の葉抽出物中のGUS酵素の含有量を評価するために、特定の蛍光アッセイを行った。使用される基質は、GUS酵素の存在下で、蛍光化合物4−メチルウンベリフェロン(4−MU)を生成する、4−メチルウンベリフェリル−β−D−グルクロニド(MUG)であった。以下のプロトコルは、Jefferson(1987)によって示された標準的な手順から派生し、そしてプレートでアッセイを実行するように適合された。
・96ウェルプレート(低結合、Sarstedt社)で、MUG溶液(表4)130μLに葉抽出物10μLを加えた
・37℃で1時間インキュベーション
・反応液20μLを除去し、96ウェル(サンプル当たりに少なくとも2回繰り返し)の不透明なプレートのNa
2C0
30.2M(停止液)230μLに迅速に加える
・不透明なプレートで4-MUで検量線を引く(1mM、と連続する希釈液1:2、計4〜5点に対して)
・プレート蛍光光度計を使用して値を読む
・カーブフィッティングデータ解析(Promega社)ソフトウェアを使用して結果を処理する。
【表4】
(実施例7):形質転換イネの種子からの総タンパク質の抽出
【0156】
DAS−ELISAを用いてアッセイされる総タンパク質の抽出物を得るために、以下のステップを含む抽出プロトコルを開発した。
・稲穂を各個体から採取する
・種の相対湿度が14%になるまで、稲穂を約3日間乾燥した風通しのよい場所で乾燥した
・各ラインの種子40個をランダムにサンプリング
・種子は、手動の脱穀機で剥いた
・サンプルを、MM2(Retsch社)振動マイクロミルで、20ヘルツの速度で2分間粉砕し、得られた小麦粉70mgを除去した
・小麦粉を抽出緩衝液(トリス塩酸50mM、塩化ナトリウム0.5M、pH7.0)1mLで乳鉢でホモジナイズした
・続いて、別途7mLの同じ緩衝液で希釈
・連続して攪拌しながら4℃で1時間インキュベーション
・1mLを除去し、4℃で、20000回転で40分間遠心分離した
・タンパク質を含む液相を回収し、−20℃で保存した
(実施例8):DAS−ELISAアッセイ
【0157】
DAS−ELISAアッセイは、二重免疫学的認識に基づいて、個々のタンパク質抽出物のGCasi含量を評価するために使用された。分析のため、サンプルを1:30に希釈した。アッセイの主なステップを報告する。
・各ウェルに、2ng/μLに希釈した抗GCasi非結合ポリクローナル抗体(PBSをアジ化ナトリウム(0.01%)で1:5に希釈)100μLを分配する
・プレートを4℃で一晩インキュベートする
・抗体を除去する
・各ウェルに、250〜300μLのブロッキング溶液(PBS+BSA 2.5%+アジ化ナトリウム0.01%)を分配する
・プレートを25℃で20分間インキュベートする
・ブロッキング溶液を除去する
・50μL/ウェルの標準の希釈液(200、100、50、25pg/μL 市販のイミグルセラーゼ;サノフィ−ジェンザイム社製)、分析用サンプル、及び希釈液(PBS+Tween20 0.1%+1%BSA)からなるコントロールサンプルを分配する
・プレートを攪拌しながら37℃で30分間インキュベートする
・300μL/ウェル(PBS+0.1% Tween20)でウェルを3回洗浄する;
・配布50μL/ウェル ポリクローナル抗体抗GCasiの0.4ngの/μL希釈液で希釈した西洋ワサビペルオキシダーゼとコンジュゲート;
・攪拌しながら37℃で30分間、プレートをインキュベートし;
・300μL/ウェル(PBS+0.1%のTween20)の洗浄液でウェルを3回洗浄する
・TMB溶液100μL/ウェルを分配する
・プレートを25℃で約10分間インキュベートする
・100μL/ウェルの停止液(塩酸1M)で反応を停止する
・プレートリーダーモジュラスII(Promega社)を用いて450nmでプレートを読む
・標準の公知の濃度値を割り当てるカーブフィッティングデータ解析ソフトウェア(Promega社)を用いてデータを処理する。試料の濃度値は、抽出物の実際の濃度を得るために採用した希釈係数を考慮しながら、4つのパラメータで線形曲線を用いて得た。
【0158】
参考文献
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