【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、多深度間隔の再合焦を実装するために使用される、多深度間隔の再合焦方法、装置、および電子デバイスを提供する。
【0005】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、多深度間隔の再合焦方法を提供し、方法は、
表示デバイス上に画像を表示するステップと、
ユーザ入力を取得し、ユーザ入力に従い表示された画像内で、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域を決定するステップであって、少なくとも2つの不連続な深度間隔内の各深度間隔が少なくとも1つの深度面により構成され、各深度面が少なくとも1つの焦点画素を含み、同じ深度面上に含まれる焦点画素に対応する対象ポイントの深度が同じである、ステップと、
再合焦区域内の画像上で再合焦処理を実施して、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップであって、再合焦された画像が、表示された画像内で、再合焦区域を除く区域に対して、視覚的に識別可能な鮮明度の差異を有する、ステップと、
表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップと
を含む。
【0006】
第1の態様の第1の可能な実装様式では、表示デバイス上に画像を表示するステップが、
表示デバイス上に、任意の深度面上に合焦された画像を表示するステップ、または
表示デバイス上に、任意の深度間隔内に合焦された画像を表示するステップ
を含む。
【0007】
第1の態様の第2の可能な実装様式では、ユーザ入力を取得し、ユーザ入力に従い表示された画像内で、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域を決定するステップが、
ユーザによりタッチスクリーン上で実施される、少なくとも2回のシングルポイントスライドの入力を取得するステップ、少なくとも2回のシングルポイントスライドに対応する、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定するステップ、および少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定するステップを含み、各回のシングルポイントスライドが1つの深度間隔に対応する、または
複数の指を使用してユーザによりタッチスクリーン上で実施される、少なくとも2回の発散マルチポイントスライドを取得するステップ、各回のスライドが止まるときに各指が位置する位置を頂点または辺として使用することにより、閉じた図形区域を構築するステップ、複数の指を使用して少なくとも2回の発散マルチポイントスライドを実施することにより構築される少なくとも2つの図形区域に対応する、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定するステップ、および少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定するステップを含み、各閉じた図形区域が1つの深度間隔に対応する、または
軌跡もしくは閉じた幾何学的図形を取得するステップであって、軌跡もしくは閉じた幾何学的図形が、複数の指を使用し、タッチスクリーン上でマルチポイントスライドを実施することにより、または単一の指を使用し、タッチスクリーン上でシングルポイントスライドを実施することにより、ユーザによって描画されるステップ、軌跡もしくは閉じた幾何学的図形を表示される画像の別の位置に動かすステップ、軌跡もしくは閉じた幾何学的図形の元の位置および動かされた位置に対応する、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定するステップ、および少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定するステップを含み、各軌跡もしくは各閉じた幾何学的図形が1つの深度間隔に対応する、または
少なくとも2つのポイントを選択するように、ユーザによってタッチスクリーン上で実施される少なくとも2回のシングルポイントタップを取得するステップ、1つまたは複数の予め規定された深度間隔値に従って再合焦区域として、ポイントを含む、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定するステップであって、ポイントの各々が1つの深度間隔に対応する、ステップを含む。
【0008】
第1の態様の第3の可能な実装様式では、ユーザ入力を取得し、ユーザ入力に従い表示された画像内で、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域を決定するステップが、
ユーザが物理的なボタンもしくは図形ボタンにタッチしてホールドするときに表示デバイス上に対応する図形対象を表示するステップ、ユーザによりデバイス上で実施される姿勢操作を検出するステップ、図形対象を使用することによって姿勢操作が通る経路をマークするステップ、図形対象を使用することによりマークされた経路を使用して再合焦区域を獲得するステップ、およびユーザが物理的なボタンもしくは図形ボタンに再びタッチしてホールドするときに上記の動作を繰り返して次の再合焦区域を選択するステップ、または
表示デバイス上に図形対象を表示するステップであって、図形対象がユーザによってデバイス上で実施される姿勢操作と共に対応する物理的運動を実施するステップ、ユーザが物理的なボタンもしくは図形ボタンをトリガするときに図形対象の現在の位置を使用して再合焦区域を獲得するステップ、およびユーザによって上記の動作を繰り返して次の再合焦区域を選択するステップ
を含み、
ユーザによってデバイス上で実施される姿勢操作を検出するステップが、
ユーザによってデバイス上で実施される平行移動操作を取得するステップ、デバイスの平行移動距離を表示された画像内のシナリオの空間位置にマッピングするステップ、およびシナリオを空間位置で再合焦するステップ、または
ユーザによってデバイス上で実施される傾斜操作を取得するステップ、デバイスの傾斜角度を表示された画像内のシナリオの空間位置にマッピングするステップ、およびシナリオを空間位置で再合焦するステップ
を含む。
【0009】
第1の態様の第4の可能な実装様式では、ユーザ入力を取得し、ユーザ入力に従い表示された画像内で、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域を決定するステップが、
表示デバイス上に図形対象を表示するステップ、ユーザの手が動く軌跡を追跡するステップ、追跡によって獲得されユーザの手が動く軌跡に沿って図形対象を動かすステップ、表示された画像の区域内に少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定するステップであって、区域が図形対象の移動軌跡によってカバーされるステップ、および少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定するステップ、または
ユーザが手のひらを突き出す動作を観測するステップ、表示された画像内の空間位置に手のひらを突き出す動作の運動経路をマッピングするステップ、表示された画像内の空間位置に少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定するステップであって、空間位置がマッピングによって獲得されるステップ、および少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定するステップ
を含む。
【0010】
第1の態様の第4の可能な実装様式への第1の態様を参照して、第5の可能の実装様式では、ユーザ入力に従い表示された画像内で、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域を決定するステップの後、
再合焦区域内の画像上で再合焦処理を実施して、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップの前に、方法が、
再合焦区域の再合焦情報を決定するステップ
をさらに含み、
それに応じて、再合焦区域内の画像上で再合焦処理を実施して、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップが、
合成によって再合焦された画像を獲得するために、再合焦情報に基づいて、再合焦区域内の画像上で再合焦処理を実施するステップ、および表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップ
を特に含む。
【0011】
第1の態様の第5の可能な実装様式によれば、第6の可能な実装様式では、ユーザ入力を取得するステップの後に、方法が、
ユーザ入力に従って、ユーザにより選択される再合焦区域を識別するために使用される図形対象を生成するステップ、および図形対象の表示を実施するステップをさらに含み、図形対象がポイント、線、円、卵形、または多角形を含み、
それに応じて、再合焦区域の再合焦情報を決定するステップが、
図形対象がポイントである場合に、予め規定された深度間隔値に従う再合焦情報として、ポイントを含む深度間隔についての情報、および/もしくはポイントを含む画像画素間隔についての情報を使用するステップ、または
図形対象が線である場合に、再合焦情報として、線に対応する深度間隔情報、および/もしくは線に対応する画素間隔情報を使用するステップ、または
図形対象が円である場合に、再合焦情報として、円によって含まれる区域に対応する深度間隔情報、および/もしくは円によって含まれる区域に対応する画素間隔情報を使用するステップ、または
図形対象が卵形である場合に、再合焦情報として、卵形によって含まれる区域に対応する深度間隔情報、および/もしくは卵形によって含まれる区域に対応する画素間隔情報を使用するステップ、または
図形対象が多角形である場合に、再合焦情報として、多角形によって含まれる区域に対応する深度間隔情報、および/もしくは多角形によって含まれる区域に対応する画素間隔情報を使用するステップ
を含む。
【0012】
第1の態様の第6の可能な実装様式に対する第1の態様を参照して、第7の可能な実装様式では、ユーザ入力を取得するステップの後に、方法が、
ユーザ入力に従って表示情報を決定するステップをさらに含み、表示情報が再合焦された画像の発散中心および/または表示順序を含み、
それに応じて、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップが、
発散中心から始めて内側から外側にまたは外側から内側に表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップ、または、表示順序に従って順次、もしくはインタラクティブに、もしくは同時に表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップ
を特に含む。
【0013】
第1の態様の第5の可能な実装様式によれば、第8の可能な実装様式では、再合焦区域の再合焦情報を決定するステップが、
各再合焦区域内の景観の、深度間隔情報および/または画素間隔情報を計算するステップ、ならびに再合焦情報として深度間隔情報および/または画素間隔情報を使用するステップを含み、深度間隔情報が少なくとも1つの深度面を含み、画素間隔情報が以下の情報、すなわち画素座標情報、強度情報、色情報、および合焦情報のうちの任意の1つまたはいくつかのタイプを含む。
【0014】
第1の態様の第9の可能な実装様式では、再合焦区域の再合焦情報を決定するステップが、
ユーザ入力事例集内でユーザ入力をマッチングするステップと、ユーザ入力に従い表示された画像内で、深度間隔情報および/または画素間隔情報を再合焦情報として決定するステップとを含み、深度間隔情報および/または画素間隔情報がユーザ入力に対応する。
【0015】
第1の態様の第6または第7の可能な実装様式を参照して、第10の可能の実装様式では、再合焦区域の再合焦情報を決定するステップの後に、方法が、
対応する深度間隔情報、対応する画素間隔情報、および対応する被写界深度情報を表示デバイス上に表示するステップ
をさらに含む。
【0016】
第1の態様の第5の可能な実装様式によれば、第11の可能な実装様式では、
合成によって、複数の深度面上で再合焦が同時に実施される1つの画像、または複数の深度面上で再合焦が同時に実施される複数の画像を獲得するために、再合焦情報に基づいて、表示された画像に対応するデータを処理するステップ
それに応じて、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップが、複数の深度面上で再合焦が同時に実施される1つの画像、または複数の深度面上で再合焦が同時に実施される複数の画像を表示するステップ。
【0017】
第1の態様の第6の可能な実装様式によれば、第12の可能な実装様式では、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップが、
再合焦区域の発散中心に対応する再合焦された画像から開始してプリセットされた順序に従って全ての再合焦された画像を順次表示するステップ
を含む。
【0018】
第1の態様の第6の可能な実装様式によれば、第13の可能な実装様式では、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するステップが、
予め規定された情報に従って再合焦された画像を表示するステップを含み、予め規定された情報が、予め規定された発散中心、表示順序、および表示される図形対象を含む。
【0019】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、多深度間隔の再合焦装置を提供し、装置は、
表示デバイス上に画像を表示するように配置される表示モジュールと、
ユーザ入力を取得し、ユーザ入力に従い表示された画像内で、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域を決定するように配置される処理モジュールであって、少なくとも2つの不連続な深度間隔内の各深度間隔が少なくとも1つの深度面により構成され、各深度面が少なくとも1つの焦点画素を含み、同じ深度面上に含まれる焦点画素に対応する対象ポイントの深度が同じである処理モジュールとを含み、
処理モジュールが、再合焦区域内の画像上で再合焦処理を実施して、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するようにさらに配置され、再合焦された画像が、表示された画像内で、再合焦区域を除く区域に対して、視覚的に識別可能な鮮明度の差異を有し、
表示モジュールが、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するようにさらに配置される。
【0020】
第2の態様の第1の可能な実装様式では、表示モジュールは、
表示デバイス上に、任意の深度面上に合焦された画像を表示する、または
表示デバイス上に、任意の深度間隔内に合焦された画像を表示する
ように特に配置される。
【0021】
第2の態様の第2の可能な実装様式では、処理モジュールは、
ユーザによりタッチスクリーン上で実施される、少なくとも2回のシングルポイントスライドの入力を取得し、少なくとも2回のシングルポイントスライドに対応する、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定し、少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定して、各回のシングルポイントスライドが1つの深度間隔に対応する、または
複数の指を使用してユーザによりタッチスクリーン上で実施される、少なくとも2回の発散マルチポイントスライドを取得し、各回のスライドが止まるときに各指が位置する位置を頂点または辺として使用することにより閉じた図形区域を構築し、複数の指を使用して少なくとも2回の発散マルチポイントスライドを実施することにより構築される少なくとも2つの図形区域に対応する、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定し、少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定して、各閉じた図形区域が1つの深度間隔に対応する、または
軌跡もしくは閉じた幾何学的図形を取得して、軌跡もしくは閉じた幾何学的図形が、複数の指を使用し、タッチスクリーン上でマルチポイントスライドを実施することにより、または単一の指を使用し、タッチスクリーン上でシングルポイントスライドを実施することにより、ユーザによって描画され、軌跡もしくは閉じた幾何学的図形を表示された画像の別の位置に動かし、軌跡もしくは閉じた幾何学的図形の元の位置および動かされた位置に対応する、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定し、少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定して、各軌跡もしくは各閉じた幾何学的図形が1つの深度間隔に対応する、または
少なくとも2つのポイントを選択するように、ユーザによってタッチスクリーン上で実施される少なくとも2回のシングルポイントタップを取得し、1つまたは複数の予め規定された深度間隔値に従って再合焦区域として、ポイントを含む、少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定して、ポイントの各々が1つの深度間隔に対応する
ように特に配置される。
【0022】
第2の態様の第3の可能な実装様式では、処理モジュールは、
ユーザが物理的なボタンもしくは図形ボタンにタッチしてホールドするときに表示デバイス上に対応する図形対象を表示し、ユーザによりデバイス上で実施される姿勢操作を検出し、図形対象を使用することによって姿勢操作が通る経路をマークし、図形対象を使用することによりマークされた経路を再合焦区域として使用し、ユーザが物理的なボタンもしくは図形ボタンに再びタッチしてホールドするときに上記の動作を繰り返して次の再合焦区域を選択する、または、
表示デバイス上に図形対象を表示して、図形対象がユーザによってデバイス上で実施される姿勢操作と共に対応する物理的運動を実施し、ユーザが物理的なボタンもしくは図形ボタンをトリガするときに図形対象の現在の位置を再合焦区域として使用して、ユーザが上記の動作を繰り返して次の再合焦区域を選択する
ように配置される、姿勢センサユニット
を含み、
姿勢センサユニットが、ユーザによってデバイス上で実施される平行移動操作を取得し、デバイスの平行移動距離を表示された画像内のシナリオの空間位置にマッピングし、シナリオを空間位置で再合焦する、または、
ユーザによってデバイス上で実施される傾斜操作を取得し、デバイスの傾斜角度を表示された画像内のシナリオの空間位置にマッピングし、シナリオを空間位置で再合焦する
ように特に配置される。
【0023】
第2の態様の第4の可能な実装様式では、処理モジュールは、
表示デバイス上に図形対象を表示し、ユーザの手が動く軌跡を追跡し、追跡によって獲得されるユーザの手が動く軌跡に沿って図形対象を動かし、表示された画像の区域内に少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定して、区域が、図形対象の移動軌跡によってカバーされ、少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定する、または
ユーザが手のひらを突き出す動作を観測し、表示された画像内の空間位置に手のひらを突き出す動作の運動経路をマッピングし、表示された画像内の空間位置で少なくとも2つの不連続な深度間隔を決定して、空間位置がマッピングによって獲得され、少なくとも2つの不連続な深度間隔を再合焦区域として決定する
ように配置される、動作追跡ユニット
を含む。
【0024】
第4の可能な実装様式への第2の態様を参照して、第5の可能の実装様式では、処理モジュールが
再合焦区域の再合焦情報を決定し、合成によって再合焦された画像を獲得するために、再合焦情報に基づいて、再合焦区域内の画像上で再合焦処理を実施する
ようにさらに配置され、
表示モジュールが、表示デバイス上に再合焦された画像を表示するようにさらに配置される。
【0025】
第2の態様の第5の可能な実装様式によれば、第6の可能な実装様式では、処理モジュールが、
ユーザ入力に従って、ユーザにより選択される再合焦区域を識別するために使用される図形対象を生成し、図形対象の表示を実施するようにさらに構成され、図形対象がポイント、線、円、卵形、または多角形を含む
ようにさらに配置され、
処理モジュールが、
図形対象がポイントである場合に、予め規定された深度間隔値に従う再合焦情報として、ポイントを含む深度間隔についての情報、および/もしくはポイントを含む画像画素間隔についての情報を使用する、または
図形対象が線である場合に、再合焦情報として、線に対応する深度間隔情報、および/もしくは線に対応する画素間隔情報を使用する、または
図形対象が円である場合に、再合焦情報として、円によって含まれる区域に対応する深度間隔情報、および/もしくは円によって含まれる区域に対応する画素間隔情報を使用する、または
図形対象が卵形である場合に、再合焦情報として、卵形によって含まれる区域に対応する深度間隔情報、および/もしくは卵形によって含まれる区域に対応する画素間隔情報を使用する、または
図形対象が多角形である場合に、再合焦情報として、多角形によって含まれる区域に対応する深度間隔情報、および/もしくは多角形によって含まれる区域に対応する画素間隔情報を使用する
ように特に配置される。
【0026】
第2の態様の第6の可能な実装様式に対する第2の態様を参照して、第7の可能な実装様式では、処理モジュールは、ユーザ入力に従って表示情報を決定するようにさらに配置され、表示情報が、再合焦された画像の発散中心および/または表示順序を含み、
表示デバイスが、発散中心から始めて内側から外側にまたは外側から内側に表示デバイス上に再合焦された画像を表示する、または表示順序に従って順次、もしくはインタラクティブに、もしくは同時に表示デバイス上に再合焦された画像を表示する
ように特に配置される。
【0027】
第2の態様の第4の可能な実装様式によれば、第8の可能な実装様式では、処理モジュールは、各再合焦区域内の景観の、深度間隔情報および/または画素間隔情報を計算し、再合焦情報として深度間隔情報および/または画素間隔情報を使用して、深度間隔情報が少なくとも1つの深度面を含み、画素間隔情報が以下の情報、すなわち画素座標情報、強度情報、色情報、および合焦情報のうちの任意の1つまたはいくつかのタイプを含む
ように配置される計算ユニットをさらに含む。
【0028】
第2の態様の第9の可能な実装様式では、処理モジュールは、
ユーザ入力事例集内でユーザ入力をマッチングし、ユーザ入力に従い表示された画像内で、深度間隔情報および/または画素間隔情報を再合焦情報として決定して、深度間隔情報および/または画素間隔情報がユーザ入力に対応する
ようにさらに配置される。
【0029】
第2の態様の第5または第6の可能な実装様式を参照して、第10の可能な実装様式では、表示モジュールが、表示デバイス上に対応する深度間隔情報、対応する画素間隔情報、および対応する被写界深度情報を表示する
ようにさらに配置される。
【0030】
第2の態様の第4の可能な実装様式によれば、第11の可能な実装様式では、処理モジュールが、
合成によって、複数の深度面上で再合焦が同時に実施される1つの画像、または複数の深度面上で再合焦が同時に実施される複数の画像を獲得するために、再合焦情報に基づいて、表示された画像に対応するデータを処理する
ように特に配置され、
それに応じて、表示デバイス上に再合焦された画像を表示することが、複数の深度面上で再合焦が同時に実施される1つの画像、または複数の深度面上で再合焦が同時に実施される複数の画像を表示すること
を含む。
【0031】
第2の態様の第4の可能な実装様式によれば、第12の可能な実装様式では、表示モジュールが、
再合焦区域の発散中心に対応する再合焦された画像から開始してプリセットされた順序に従って全ての再合焦された画像を順次表示する
ように特に配置される。
【0032】
第2の態様の第4の可能な実装様式によれば、第13の可能な実装様式では、表示モジュールが、
予め規定された情報に従って再合焦された画像を表示し、予め規定された情報が、予め規定された発散中心、表示順序、および表示される図形対象を含む
ように特に配置される。
【0033】
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、電子デバイスを提供し、電子デバイスは、少なくとも1つのプロセッサ、メモリコントローラ、周辺機器インターフェイス、および入出力システムを含み、入出力システムが、少なくとも表示デバイスおよびユーザ入力デバイスに接続され、電子デバイスが上記の多深度間隔の再合焦装置のいずれかをさらに含む。
【0034】
第3の態様の第1の可能な実装様式では、ユーザ入力デバイスは、タッチスクリーン、タッチパッド、姿勢センサ、および/または動作追跡モジュールである。
【0035】
第3の態様の第2の可能な実装様式では、表示デバイスは、再合焦するインタラクションの前、または再合焦プロセスで、画像および図形対象を表示するように配置される。
【0036】
本発明の実施形態に提供される、再合焦方法、装置、および電子デバイスによれば、ユーザ入力が取得され、少なくとも2つの不連続な深度間隔を含む再合焦区域が、ユーザ入力に従って表示された画像内で決定され、再合焦処理が再合焦区域内の画像上で実施されて表示デバイス上に再合焦された画像を表示し、ここで、再合焦された画像が、表示された画像内の、再合焦区域を除く区域に対して、視覚的に識別可能な鮮明度の差異を有し、それによって、多深度間隔の再合焦を実装する。