【実施例】
【0045】
以下に、実施例および比較例を挙げるが、本発明は、これらによって制限されるものではない。
【0046】
なお、測定評価法は、以下の通りに実施した。
【0047】
<着色工程>
混合装置を用いてポリスチレン系発泡性樹脂粒子に可塑剤、顔料及び/または染料を添加し室温条件下でブレンドし、その後外添剤を添加することで、着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子を得た。
(1)色むら
得られた着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の表面状態を目視観察し、以下の基準にて表面性を評価した。
◎:色むらなし。
○:色むらはあるが製品として問題なし。
△:色むらがあり少量の着色されていない粒子が存在する。
×:色むらがあり着色されていない粒子が目立つ。
【0048】
(2)色落ち
得られた着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の表面状態及び混合装置内装を目視観察し、以下の基準にて表面性を評価した。
◎:色落ちなし。
○:色落ちはあるが製品としては問題なし。
△:機器内装に着色移りあり。
×:機器内装に目立った着色移りあり。
【0049】
<予備発泡>
攪拌機付き予備発泡気に着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子を投入し、水蒸気で加熱することにより発泡させ、見掛け倍率5〜40倍の着色ポリスチレン系予備発泡粒子を得た。
【0050】
<成形性評価>
成形機[ダイセン製、KR−57]を用いて、厚み10mmで縦450mm×横300mmサイズの板状の金型内に充填し、吹き込み蒸気圧力0.7〜0.9kgf/cm2として型内成形をして、発泡成形体を得た。成形体の表面状態を目視にて観察、評価するとともに以下の評価を実施した。
【0051】
(1)色むら
得られた着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の表面状態を目視観察し、以下の基準にて表面性を評価した。
◎:色むらなし。
○:色むらはあるが製品として問題なし。
△:色むらがあり少量の着色されていない粒子が存在する。
×:色むらがあり着色されていない粒子が目立つ。
【0052】
(2)融着性評価
得られた着色ポリスチレン系発泡成形体を破断し、破断面を観察して、粒子界面ではなく、粒子が破断している割合を求めて、以下の基準にて、融着性を判定した。
◎:粒子破断の割合が90%以上。
○:粒子破断の割合が80%以上、90%未満。
△:粒子破断の割合が70%以上、80%未満。
×:粒子破断の割合が70%未満。
【0053】
(3)表面性評価
得られた着色ポリスチレン系発泡成形体の表面状態を目視観察し、以下の基準にて表面性を評価した。
◎:表面の溶融、粒間が無く、非常に美麗。
○:表面の溶融、粒間が少なく、美麗。
△:表面の溶融、粒間があり、外観やや不良。
×:表面の溶融、粒間が多く、外観不良。
【0054】
(実施例1)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF(カネパールVF:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0055】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社) 0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/JP120=33重量%/67重量%)0.100重量部の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを得た。
【0056】
<予備発泡粒子の製造>
得られた着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを篩分けして、粒子径0.4mm〜1.4mmの着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを分取した。
【0057】
分取した着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF1000gを、常圧式予備発泡機を用いて、嵩倍率40倍に予備発泡を実施した。この際、吹き込み蒸気にはエアーを切り込ませて、吹き込み蒸気温度を調節した。その後、常温下で1日放置して、養生乾燥を行った。
【0058】
<型内発泡成形体の製造>
得られた着色ポリスチレン系予備発泡粒子VFを、成形機[ダイセン製、KR−57]を用いて、厚み10mmで縦450mm×横300mmサイズの板状の金型内に充填し、吹き込み蒸気圧力0.8kgf/cm2として型内成形をして、発泡成形体を得た。
【0059】
得られた着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFおよび発泡成形体を用いて評価を行い、その結果を表1に示す。
【0060】
(実施例2)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>において可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)の添加量を0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/JP120=33重量%/67重量%)の添加量0.150重量部に変更した以外は、実施例1と同様の操作により、着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF、予備発泡粒子VF、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0061】
(実施例3)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0062】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/JP120=33重量%/67重量%)0.100重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た(粒子径:0.4〜1.2mm、嵩倍率:5倍)。評価結果を、表1に示す。
【0063】
(実施例4)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0064】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.060重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.013重量部と、顔料(カーボンブラック/JP120=33重量%/67重量%)0.025重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0065】
(実施例5)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0066】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、イエロー顔料NV−2-710(C.I.PigmentYellow83/JP120=25重量%/75重量%)0.100重量部を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0067】
(実施例6)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0068】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.030重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、ピンク顔料NV−1−638(C.I.PigmentRed185/JP120=33重量%/67重量%)0.050重量部を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0069】
(実施例7)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0070】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、オレンジ顔料NV−1−640(C.I.PigmentYellow83及びC.I.PigmentRed185/JP120=26重量%/74重量%)0.100重量部を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0071】
(実施例8)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0072】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.150重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.050重量部と、ブルー顔料NV−5−1005(C.I.PigmentBlue15及びC.I.PigmentRed202/JP120=25重量%/75重量%)0.100重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドした。最後に3分間静置、2分間攪拌、5分間静置することにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0073】
(実施例9)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0074】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.180重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.060重量部と、グリーン顔料NV−4−1221(C.I.PigmentGreen36/JP120=43重量%/57重量%)0.120重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドした。最後に3分間静置、2分間攪拌、5分間静置することにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0075】
(実施例10)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0076】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.70重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.060重量部と、グリーン顔料NV−4−1221(C.I.PigmentGreen36/JP120=43重量%/57重量%)0.120重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドした。最後に3分間静置、2分間攪拌、5分間静置することにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0077】
(実施例11)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD(カネパールHD:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0078】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HD100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.012重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.080重量部と、グリーン顔料NV−4−1221(C.I.PigmentGreen36/JP120=43重量%/57重量%)0.400重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドした。最後に3分間静置、2分間攪拌、5分間静置することにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HDを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HD、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0079】
(実施例12)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0080】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/JP120=33重量%/67重量%)0.100重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た(粒子径:0.5〜1.4mm(平均粒径0.85mm)、嵩倍率:5倍)。評価結果を、表1に示す。
【0081】
(実施例13)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0082】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.020重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.013重量部と、顔料(カーボンブラック/JP120=33重量%/67重量%)0.025重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0083】
(実施例14)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0084】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、イエロー顔料NV−2-710(C.I.PigmentYellow83/J25重量%/75重量%)0.100重量部を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0085】
(実施例15)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0086】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.050重量部を10秒間かけて投入し、20秒間ブレンドした。次いで、ピンク顔料NV−1−638(C.I.PigmentRed185/JP120=33重量%/67重量%)0.025重量部を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0087】
(実施例16)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0088】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、オレンジ顔料NV−1−640(C.I.PigmentYellow83及びC.I.PigmentRed185/JP120=26重量%/74重量%)0.100重量部を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0089】
(実施例17)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0090】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.005重量部と、ブルー顔料NV−5−1005(C.I.PigmentBlue15及びC.I.PigmentRed202/JP120=25重量%/75重量%)0.010重量部と、の混合物を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0091】
(実施例18)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0092】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、ブルー顔料NV−5−1005(C.I.PigmentBlue15及びC.I.PigmentRed202/JP120=25重量%/75重量%)0.010重量部を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0093】
(実施例19)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0094】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.0095重量部と、ブルー顔料NV−5−1005(C.I.PigmentBlue15及びC.I.PigmentRed202/JP120=25重量%/75重量%)0.004重量部と、の混合物を投入し、120秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0095】
(実施例20)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0096】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.050重量部と、ブルー顔料NV−5−1005(C.I.PigmentBlue15及びC.I.PigmentRed202/JP120=25重量%/75重量%)0.100重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0097】
(実施例21)
<着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子の製造>
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5(カネパールHM−5:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0098】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5、100重量部に、可塑剤(ジエチレングリコールジベンゾエート50〜60重量%と、ジプロピレングリコールジベンゾエート40〜50重量%の混合物:製品名JP120:ジェイ・プラス社)0.050重量部と、グリーン顔料NV−4−1221(C.I.PigmentGreen36/JP120=43重量%/57重量%)0.100重量部と、の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子HM5を得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子HM5、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0099】
(比較例1)
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF(カネパールVF:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0100】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF100重量部に、可塑剤(フタル酸ビスブチルベンジル:製品名BBP:大八化学工業)0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/BBP=44重量%/56重量%)0.100重量部の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子VF、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0101】
(比較例2)
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF(カネパールVF:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0102】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF100重量部に、可塑剤(ジブチルセバケート:製品名DBS:大八化学工業) 0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/DBS=44重量%/56重量%)0.100重量部の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子VF、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0103】
(比較例3)
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF(カネパールVF:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0104】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF100重量部に、可塑剤(ジブチルセバケート:製品名DBS:大八化学工業) 0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/DBS=44重量%/56重量%)0.100重量部の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子VF、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0105】
(比較例4)
着色する基材樹脂として、ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF(カネパールVF:株式会社カネカ製。)を用いた。
【0106】
スーパーミキサー[カワタ製、SMV−20]に予め投入しておいた前記ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VF100重量部に、可塑剤(グリセリンジアセトモノラウレート:製品名PL−012:理研ビタミン) 0.050重量部と、顔料(カーボンブラック/PL−012=44重量%/56重量%)0.100重量部の混合物を60秒間かけて投入し、60秒間ブレンドすることにより着色ポリスチレン系発泡性樹脂粒子VFを得た。その後、実施例1と同様の操作により予備発泡粒子VF、型内発泡成形体を得た。評価結果を、表1に示す。
【0107】
【表1】
【0108】
比較例1に示す可塑剤であるフタル酸ビスブチルベンジル(BBP)では、人体・環境への影響がある点で劣っている。
【0109】
多価アルコール芳香族エステルと同様に環境に影響を与えない可塑剤であるジブチルセバケート(DBS)を使用した比較例2,3では、樹脂評価結果及び、予発・成形評価結果において、色むらが生じる点で劣っている。
【0110】
多価アルコール芳香族エステルと同様に環境に影響を与えない可塑剤であるグリセリンジアセトモノラウレート(PL−012)を使用した比較例4では、融着の点で劣っている。