【実施例】
【0160】
実施例1
1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化40】
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1A. 4−ブロモ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン
【化41】
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ジイソブチルアミン(0.284g,2.200mmol)および4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.220g,1mmol)の溶液を、130℃で6時間加熱した。該反応物を冷まし、酢酸エチルで希釈した。この溶液をHCl水溶液、続いて食塩水で洗浄し、乾燥させ、揮散して、0.3g(87%)の4−ブロモ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(1A)を橙色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.90(d, 1 H, J = 2.6 Hz); 7.60(dd, 1 H, J = 9.0, 2.4 Hz); 7.32(d, 1 H, J = 9.0 Hz); 2.89(d, 4H, J = 7.3 Hz); 1.76-1.86(m, 2H); 0.77(d, 12H, J = 6.4 Hz). MS(ES): m/z = 331 [M+H]
+.
【0161】
1B. 4−ブロモ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化42】
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エタノール(体積:10mL)中の4−ブロモ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(1A)(0.9g,2.7mmol)の攪拌溶液に、2mLの水、続いて塩化アンモニウム(1.46g,27.3mmol)、次いで亜鉛(1.79g,27.3mmol)を加えた。該混合物を1時間攪拌し、室温に冷まし、続いてジクロロメタンで希釈し、濾過した。該濾液を水で洗浄し、乾燥させ、揮散して、油状物を得た。シリカゲル上でクロマトグラフィーにより(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)、溶媒の留去後、0.66g(77%)の4−ブロモ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(1B)を薄い紫色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 301 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 6.92(d, 1 H, J = 8.4 Hz); 6.81(d, 1 H, J = 2.2 Hz); 6.63(dd, 1 H, J = 8.1, 2.2 Hz); 2.53(d, 4H, J = 7.0 Hz); 1.59-1.69(m, 2H); 0.84(d, 12H, J = 6.6 Hz).
【0162】
1C. 1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)フェニル)−3−p−トリルウレア
【化43】
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THF(体積:1mL)中の4−ブロモ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(1B)(0.1g,0.33mmol)の攪拌溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.067g,0.50mmol)を加えた。該溶液を50℃で1時間攪拌し、続いてシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した(EtOAc−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、0.12g(79%)の1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)フェニル)−3−p−トリルウレア(1C)を白色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.48 (1 H, s), 8.20 (1 H, d, J = 2.4 Hz), 7.95 (1 H, s), 7.35 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.18(d, 1H, J = 8.6 Hz), 7.07-7.13 (3 H, m), 2.68(4H, d, J = 6.6 Hz), 2.24 (3 H, s), 1.58-1.68 (2H, m), 0.82 (12H, d, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 434 [M+H]
+.
【0163】
1. 1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化44】
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脱気したDMF(体積:2mL)中の2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニルボロン酸(0.062g,0.32mmol)および1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)フェニル)−3−p−トリルウレア(1C)(0.07g,0.162mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.019g,0.016mmol)の懸濁液に、炭酸カリウム水溶液(0.540mL,0.809mmol)を加えた。該混合物を窒素下に置き、100℃で2時間加熱した。該反応物を冷まし、HCl溶液で希釈し、ジクロロメタンで2回抽出した。該有機抽出物を合わせて、乾燥させ、揮散して、分取HPLCにより精製した(Axia 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、0.061g(74%)の1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア(1)を白色の粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.32 (1 H, s), 7.90 (1 H, d, J=2.2 Hz), 7.83 (1 H, s), 7.65-7.70 (1 H, m), 7.60 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.50-7.57 (2 H, m), 7.33 (2 H, d, J=8.4 Hz), 7.05-7.10 (3 H, m), 6.52 (1 H, dd, J=8.1, 2.1 Hz), 2.66 (4 H, d, J=6.8 Hz), 1.59-1.69 (2H, m), 0.83 (12H, d, J =6.6 Hz). MS(ES): m/z = 498 [M+H]
+.
【0164】
記載される方法を用いて(実施例1Aおよび3Aが代表例である)、適当なアミンHNR
7R
8を、示される温度で示される(表1A)溶媒中にて2−フルオロ−5−ブロモニトロベンゼンと反応させた。これらの変換で用いるさらなる第三級アミン塩基を表に示す。これによりニトロアニリン化合物を得て、化合物1Aの化合物1Bへの変換についての手順により処理して、中間体化合物を得た。
【0165】
表1A
中間体化合物(iii)の市販されているフルオロニトロベンゼンからの調製
【化45】
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【表2】
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【0166】
記載される方法を用いて(実施例1Aおよび3Aが代表例である)、適当なアミンHNR
7R
8を、示される温度で示される(表1B)溶媒中にて2,4−ジフルオロ−5−ブロモニトロベンゼンと反応させた。これらの変換で用いるさらなる第三級アミン塩基を表に示す。これによりニトロアニリン化合物を得て、化合物1Aの化合物1Bへの変換についての手順によって処理して、中間体化合物(iii)を得た。
【0167】
一定のアニリン誘導体化合物iiiは、ニトロアニリン化合物をアルキル化し、続いて上記に記載されるような還元によって調製されてもよい。下記手順は例示である。
【0168】
4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2−メチルアリル)−2−ニトロアニリン
【化46】
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DMF(4mL)中の4−ブロモ−N−シクロヘキシル−2−ニトロアニリン(0.598g,1.999mmol)の溶液を、3−ブロモ−2−メチルプロパ−1−エン(0.403mL,4.00mmol)、続いて水素化ナトリウム(0.137g,4.00mmol)で処理した。反応液を室温で15分間攪拌し、続いてさらに0.3gの水素化ナトリウムおよび0.4mLのアルキル化剤と反応させた。反応液を室温でさらに4時間攪拌し、続いて慎重に氷HOAcでクエンチし、次いで水で希釈した。この暗色の混合物をエーテルで抽出し、該有機抽出物を乾燥させ、揮散し、ISCOにより精製にかけた。適当なフラクションを濃縮して、0.32g(43%)の4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2−メチルアリル)−2−ニトロアニリンを油状物として得た。 LCMS: 353 (M + H)
+. HPLC Tr: 2.48
p.
【0169】
4−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−N−シクロヘキシル−2−ニトロアニリン
【化47】
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表題化合物は、4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2−メチルアリル)−2−ニトロアニリンの調製のための手順を用いて、4−ブロモ−N−シクロヘキシル−2−ニトロアニリンおよび4−クロロベンジルブロミドから調製した。 LCMS: 425 (M + H)
+. HPLC Tr: 5.48
l.
【0170】
上記に記載されるニトロ基の還元により、アニリン化合物iiiを得る:
【表3】
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【0171】
表1B
市販のジフルオロニトロベンゼンからの中間体化合物の調製
【化48】
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【表4】
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【0172】
市販のジフルオロニトロベンゼンからの中間体化合物の調製
【化49】
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4−ブロモ−N1−シクロヘキシル−6−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミンは、上記の実施例で概略される手順によって、5−ブロモ−1,2−ジフルオロ−3−ニトロベンゼンおよびN−イソブチルシクロヘキサンアミンから調製した。
【0173】
実施例2
1−(4−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
【化50】
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2A. N4−シクロヘキシル−N4−メチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン
【化51】
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DMF(体積:8mL)中の2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル−ボロン酸(0.68g,3.6mmol)および4−ブロモ−N1−シクロヘキシル−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミン(iiib)(0.57g,2mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.12g,0.100mmol)の懸濁液に、炭酸カリウム水溶液(5.00mL,10.0mmol)を加えた。該混合物を窒素下に置き、100℃で3時間加熱した。LCMSは、反応が〜50%完了したことを示し、そしてこれをさらに0.15gのボロン酸および0.04gの触媒で処理し、90℃で終夜加熱した。該反応物を冷まし、希釈HOAc溶液に注ぎ入れた。生じた混合物をクロロホルムで2回抽出した。有機抽出物を合わせて、乾燥させ、揮散して、シリカゲル上でクロマトグラフに付して(EtOAc−ヘキサンによるグラジエント溶離液(1% HOAc))、溶媒の留去後、N4−シクロヘキシル−N4−メチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(2A)(0.17g,収率23%)をベージュ色の泡状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.93(br. s, 1H); 7.48-7.66(m, 4H); 6.79(d, 1 H, J = 7.9 Hz); 6.52(d, 1H, J = 2.2 Hz); 6.12(dd, 1H, J = 7.9, 1.8 Hz); 4.6-4.8(br. s, 2H); 2.68-2.76(m, 1H); 1.90(s, 3H); 1.64-1.76(m, 4H); 1.50-1.58(m, 1H); 1.26-1.39(m, 2H); 1.02-1.19(m, 3H). MS(ES): m/z = 349 [M+H]
+.
【0174】
2. 1−(4−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
【化52】
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THF(体積:0.2mL)中のN4−シクロヘキシル−N4−メチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(2A)(0.015g,0.043mmol)の攪拌溶液に、1−イソシアネート−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(0.014g,0.073mmol)を加えた。該溶液を50℃で2時間攪拌し、冷まし、分取HPLCにより精製した(Axia 21x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、1−(4−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(2)(0.012g,収率49%)を白色の粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.92(s, 1H); 8.44(s, 1H); 8.02(s, 1H); 7.60-7.71(m, 6H); 7.52-7.56(m, 2H); 7.12(d, 1H, J = 8.1 Hz); 6.58(d, 1H, J = 7.7 Hz); 2.60-2.66(m, 1H); 2.58(s, 3H); 1.81-1.88(m, 2H); 1.66-1.74(m, 2H); 1.50-1.57(m, 1H); 1.01-1.29(m, 5H). MS(ES): m/z = 536 [M+H]
+.
【0175】
実施例3
1−(4−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化53】
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3A. 4−ブロモ−N−シクロペンチル−N−メチル−2−ニトロアニリン
【化54】
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THF(体積:2mL)中の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.440g,2mmol)の攪拌溶液に、N−メチルシクロペンタンアミン(0.595g,6.00mmol)を加えた。該溶液を60℃で1時間攪拌し、続いて冷まし、室温で攪拌した。該溶液をエーテルで希釈し、希HOAc溶液、次いで炭酸水素ナトリウム溶液、さらに食塩水で洗浄した。有機層を乾燥させ、揮散して、4−ブロモ−N−シクロペンチル−N−メチル−2−ニトロアニリン(3A)(0.57g,収率91%)を橙色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.94(d, 1H, J = 2.4 Hz); 7.64(dd, 1H, J = 9.0, 2.4 Hz); 7.30(d, J = 9.0 Hz); 3.70-3.79(m, 1H); 2.58(s, 3H); 1.44-1.83(m, 10H). MS(ES): m/z = 301 [M+H]
+.
【0176】
3B. N−シクロペンチル−N−メチル−3−ニトロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−アミン
【化55】
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脱気したDMF(体積:4mL)中の2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニルボロン酸(0.190g,1.000mmol)および4−ブロモ−N−シクロペンチル−N−メチル−2−ニトロアニリン(3A)(0.150g,0.5mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.035g,0.03mmol)の懸濁液を、炭酸カリウム水溶液(1.667mL,2.500mmol)で処理した。該混合物を窒素下に置き、95℃で2.5時間加熱した。該反応物を〜4mLの水で希釈し、温めて濾過した。濾液を水で40mLに希釈し、濃HClでpH3にし、激しく攪拌して、生成物の沈殿を生じた。生じた赤色固形物を濾過し、水ですすぎ、空気乾燥させて、N−シクロペンチル−N−メチル−3−ニトロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−アミン(3B)(0.175g,収率91%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.65-7.69(m, 2H); 7.55-7.62(m, 2H); 7.53(d, 1H, J = 2.2 Hz); 7.20(d, 1H, J = 8.6 Hz); 7.09(dd, 1H, J = 8.6, 2.2 Hz); 3.77-3.86(m, 1H); 2.58(s, 3H); 1.76-1.89(m, 2H); 1.46-1.69(m, 8H). MS(ES): m/z = 365 [M+H]
+.
【0177】
3C. N4−シクロペンチル−N4−メチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン
【化56】
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エタノール(体積:5mL)中のN−シクロペンチル−N−メチル−3−ニトロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−アミン(0.16g,0.439mmol)およびパラジウム炭素(0.05g,0.047mmol)の懸濁液を、ジオキサン(0.132mL,0.527mmol)中のHClで処理し、45psiで30分間水素化した。触媒を濾過により除去し、有機溶液を揮散し、分取HPLCにより精製した(Axia 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、N4−シクロペンチル−N4−メチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(3C)(0.05g,収率34%)をガラス状物として得た。HPLC T
r: 2.76
l. MS(ES): m/z = 335 [M+H]
+.
【0178】
3. 1−(4−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化57】
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THF(体積:0.5mL)中のN4−シクロペンチル−N4−メチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(0.02g,0.060mmol)の溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.012g,0.090mmol)を加えた。該溶液を50℃で2時間攪拌し、続いて分取HPLCにより精製した(Axia 21x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、1−(4−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア(3)(0.009g,収率30.6%)を白色の粉末として得た。MS(ES): m/z = 468 [M+H]
+. HPLC T
r: 12.28
d.
【0179】
実施例4
N−(4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−イル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
4A. N−(2−ブロモフェニル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド
【化59】
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2−ブロモアニリン(300mg,1.744mmol)をDCM(体積:5mL)中に入れ、0℃に冷却した。ピリジン(2.82mL,34.9mmol)を加え、続いてトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.440mL,2.62mmol)を滴下して加えた。反応液を0℃で攪拌し、ゆっくり室温に終夜温めた。該反応物をDCMで希釈し、1N HCl、続いて食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、ISCO Companionにより精製した(0−40% EtOAc/ヘキサン;80gのカラム)。N−(2−ブロモフェニル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド(4A)(189mg,0.622mmol,収率36%)を褐色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.61-7.65 (2 H, m), 7.37 (1 H, td, J=7.9, 1.4 Hz), 7.17 (1 H, td, J=7.8, 1.4 Hz). MS(ES): m/z = 304 [M-H]
-.
【0180】
4B. 4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
4−ブロモ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(560mg,1.87mmol)、5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボリナン)(550mg,2.43mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(46mg,0.056mmol)、および酢酸カリウム(551mg,5.61mmol)を2ドラムバイアル中で合わせて、DMSO(体積:3mL)を加えた。該バイアルを、アルゴンで排気と充填を3回繰り返し、続いて80℃で3時間加熱し、室温に冷まし、該内容物をISCO Companionにより精製した(0−20% EtOAc/ヘキサン;80gのカラム)。4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(355mg,1.068mmol,収率57%)を白色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.12 - 7.22 (2 H, m), 7.01 - 7.08 (1 H, m), 3.74 (4 H, s), 2.64 (4 H, d, J=7.3 Hz), 1.69 - 1.85 (2 H, m), 1.02 (6 H, s), 0.89 (12 H, d, J=6.6 Hz). MS(ES): m/z = 265 [M+H-C
5H
8]
+.
【0181】
4C. N−(3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−イル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(71mg,0.21mmol)、N−(2−ブロモフェニル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド(50mg,0.16mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(13.43mg,0.016mmol)、およびリン酸三カリウム(0.247mL,0.493mmol)を2ドラムバイアルに加え、アルゴンで排気と充填を3回繰り返した。該混合物を1mLのジオキサン中で懸濁し、80℃で3時間加熱し、室温に冷却し、ISCO Companionにより精製した(0−20% EtOAc/ヘキサン;25gのカラム)。N−(3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−イル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド(30mg,0.068mmol,収率41%)を紫色のガム状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.64(d, 1H, J = 8.8 Hz); 7.26-7.41(m, 3H); 7.18(d, 1 H, J = 7.9 Hz); 6.62-6.69(m, 2H); 2.69(d, 4H, J = 7.3 Hz); 1.78-1.91(m, 2H); 0.98(d, 12H, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 444 [M+H]
+.
【0182】
4. N−(4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−イル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド
【化62】
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N−(3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−イル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド(4C)(30mg,0.068mmol)をTHF(体積:2mL)中に入れ、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.011mL,0.088mmol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌し、次いで溶媒を減圧中で留去した。反応混合液を分取HPLCにより精製して(C18 PHENOMENEX(登録商標)Luna S5 ODS 21x100mm,MeOH/H
2Oグラジエント中で10mM NH
4OAc)、N−(4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−イル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド(23mg,58%)を白色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.86 (1 H, d, J=2.0 Hz), 7.33 - 7.40 (2 H, m), 7.19 - 7.33 (5 H, m), 7.13 - 7.18 (1 H, m), 7.10 (2 H, d, J=8.1 Hz), 2.72 (4 H, d, J=7.0 Hz), 2.29 (3 H, s), 1.69 - 1.84 (2 H, m), 0.91 (12 H, d, J=6.8 Hz). MS(ES): m/z = 577 [M+H]
+.
【0183】
実施例5
1−(4−(ジイソブチルアミノ)−5−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化63】
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5A. 5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミン)−3−フルオロ安息香酸
【化64】
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NMP(体積:0.4mL)中の5−ブロモ−2,3−ジフルオロ安息香酸(0.75g,3.16mmol)の溶液を、ジイソブチルアミン(1.636g,12.66mmol)で処理し、145℃で17時間加熱した。シリカゲル上のクロマトグラフィーにより(EtOAc−ヘキサン−1% HOAcによるグラジエント溶離液)、0.22g(20%)の5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミン)−3−フルオロ安息香酸をオフホワイト色の固形物として、およびいくらかの混合したフラクションを得た。濃縮し、混合フラクションについてのシリカゲルクロマトグラフィーにより、さらに0.3gの物質を得た。MS(ES): m/z = 348 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 14.51(br.s, 1 H); 7.69(dd, 1 H, J = 11.9, 2.4 Hz); 7.61(br. s, 1H); 2.88(d, 4H, J = 6.6 Hz); 1.65-1.77(m, 2H); 0.82(d, 12H, J = 6.6 Hz).
【0184】
5B. 4−ブロモ−6−フルオロ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化65】
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THF(体積:5mL)中の5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)−3−フルオロ安息香酸(5A)(0.3g,0.87mmol)およびトリエチルアミン(0.145mL,1.04mmol)の溶液を、アジドリン酸ジフェニル(0.26g,0.95mmol)で処理し、室温で30分間攪拌した。次いで、該溶液をtert−ブタノール(2.5mL,26mmol)で処理し、加熱還流した。反応液を65℃で終夜攪拌し、冷まし、エーテルで希釈し、HOAc溶液、続いて炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、揮散して、4mLの4M HCl/ジオキサン中に再溶解させた。生じた溶液を室温で1.5時間攪拌し、続いて濃縮して、油状物を得た。LCMSによりいくらかのt−ブチル カルバメート化合物の残存が示され、そして該油状物を4mLのHCl/ジオキサン中に溶解させ、室温で3時間攪拌した。該反応物をほぼ乾燥するまで減圧濃縮した。数滴のメタノールを加えて、沈殿物を得、濾過し、30% エーテル−ヘキサンですすぎ、空気乾燥させて、0.039g(14%)の4−ブロモ−6−フルオロ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミンを無色の固形物として得た。該母液についての分取HPLCにより(Axia30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)、さらに0.04gの物質を得た。MS(ES): m/z = 319 [M+H]
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 6.67 (1H, dd, J= 2.2, 1.2 Hz), 6.50 (1 H, dd, J=11.4, 2.2 Hz), (広域の水ピークによって隠れたNH
2); 2.57-2.72 (4 H, m), 1.53-1.63 (2 H, m), 0.81-0.87 (12 H, m).
【0185】
5C. 1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)−3−フルオロフェニル)−3−p−トリルウレア
【化66】
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THF(体積:1mL)中の4−ブロモ−6−フルオロ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(5B)(0.065g,0.205mmol)の溶液を、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.038g,0.287mmol)で処理し、窒素下に置いた。反応液を50℃で30分間攪拌した。さらに0.04gのp−トリルイソシアネートを加え、該反応物を50℃2時間以上攪拌した。該反応物を冷まし、0.03mLのN,N−ジメチルエチレンジアミンで処理し、シリカゲル上でクロマトグラフに付した(EtOAc−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、0.85g(92%)の1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)−3−フルオロフェニル)−3−p−トリルウレアを無色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.57(s, 1 H); 8.18-8.22(m, 2H); 7.34(d, 2H, J = 8.6 Hz); 7.10(d, 2H, J = 8.4 Hz); 7.07(dd, 1 H, J = 11.4, 2.2 Hz); 2.73-2.84(br. m, 4H); 2.24(s, 3H); 1.54-1.64(m, 2H); 0.82(d, 6H, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 452 [M+H]
+.
【0186】
5. 1−(4−(ジイソブチルアミノ)−5−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化67】
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脱気したDMF(体積:1mL)中の2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニルボロン酸(0.025g,0.133mmol)および1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)−3−フルオロフェニル)−3−p−トリルウレア(5C)(0.03g,0.067mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.70mg,6.66μmol)の混合物に、炭酸カリウム水溶液(0.222mL,0.333mmol)を加えた。該混合物を窒素下に置き、90℃で1時間加熱した。該反応物を冷まし、氷HOAcでpH4とし、濾過し、分取HPLCにより精製した(Axia 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、0.027g(79%)の1−(4−(ジイソブチルアミノ)−5−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレアを白色の粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.47(s, 1 H); 8.14(s, 1H); 7.82(d, 1H, J = 1.5 Hz); 7.57-7.73(m, 4H); 7.34(d, 2H, J = 8.4 Hz); 7.11(d, 2H, J = 8.1 Hz); 6.44(dd, 1 H, J = 12.8, 2.0 Hz); 2.81(d, 4H, J = 5.7); 2.26(s, 3H); 1.60-1.70(m, 2H); 0.86(d, 12H, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 516 [M+H]
+.
【0187】
実施例6
4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−フルオロ−5’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化68】
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表題化合物は、化合物5Cを化合物5に変換するために用いた手順により、化合物5Cおよび2−カルボキシフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 492 [M+H]
+. HPLC T
r: 13.02
d.
【0188】
実施例7
4’−(2−tert−ブチルフェノキシ)−4−エトキシ−3’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−3−カルボン酸
【化69】
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7A. 3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−カルボニトリル
【化70】
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4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(4B)(356mg,1.07mmol,2−ブロモベンゾニトリル(150mg,0.824mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(67.3mg,0.082mmol)、およびリン酸三カリウム(1.24mL,2.48mmol)を2ドラムバイアルに加え、アルゴンで排気と充填を3回繰り返した。該混合物を80℃で3時間加熱した。さらに0.05当量のPdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物および75mgのブロモベンゾニトリルを加え、3時間加熱し続けた。該反応物を室温に冷却し、ISCO Companionにより精製し(EtOAc/ヘキサングラジエント)、3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−カルボニトリル(289mg、>定量的収率)を黄色のガム状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.76(dd, 1H, J = 7.0, 1.1 Hz); 7.63(td, 1H, J = 7.6, 1.3 Hz); 7.53(dd, 1 H, J = 7.7, 0.9 Hz); 7.41(td, 1H, J = 7.5, 1.1 Hz); 7.18(d, 1h, J = 8.6 Hz); 6.92-6.97(m, 2H); 4.2-4.3(br. s, 2H); 2.69(d, 4H, J = 7.3 Hz); 1.79-1.91(m, 2H); 0.96(d, 12H, J = 6.8 Hz). MS(ES): m/z = 322 [M+H]
+.
【0189】
7B:N4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン
【化71】
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トルエン(体積:3mL)中の3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−カルボニトリル(7A)(148mg,0.460mmol)およびトリブチルスズアジド(0.883mL,3.22mmol)の溶液を110℃で5時間加熱した。該反応物を室温に冷却し、ISCO Companionにより精製した(EtOAc/ヘキサングラジエント(1% AcOHを含有))。N4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(163mg,収率97%)を黄色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm (全てのラインが多少広域である) 7.96(d, 1H, J = 7.5 Hz); 7.53-7.64(m, 2H); 7.47(d, 1 H, J = 7.3 Hz); 7.08(d, 1H, J - 7.3 Hz); 7.00(s, 1H); 6.65(d, 1H, J = 7.7 Hz); 2.98-3.10(br. d, 4H, カップリングは確認されなかった); 1.88-1.98(m, 2H); 0.91(d, 12H, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 365 [M+H]
+.
【0190】
7. 1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(チアゾール−2−イル)ウレア
【化72】
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N4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(7B)(20mg,0.055mmol)をDCM(1mL)中に入れ、Et
3N(0.038mL,0.274mmol)およびクロロギ酸4−ニトロフェニル(13mg,0.066mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌し、さらに5当量のEt
3Nおよび1.2当量のクロロギ酸4−ニトロフェニルを加え、該反応物を終夜攪拌した。該反応物をDCMで希釈し、0.1M HCl、続いて食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。黄色の残渣をDMF(1.000mL)中に入れ、Et
3N(0.038mL,0.274mmol)およびチアゾール−2−アミン(8.2mg,0.082mmol)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌し、続いて分取HPLCにより精製した(C18 PHENOMENEX(登録商標)Luna S5 ODS 21x100mm,10mM NH
4OAc,MeOH−H
2Oグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(チアゾール−2−イル)ウレア(8.4mg,収率31%)をオフホワイト色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 491 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.23°.
【0191】
実施例8
4’−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化73】
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8A. 4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
【化74】
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DMF(1mL)中の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.440g,2mmol)の溶液に、ヒューニッヒ塩基、続いて3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミン,HCl(0.419g,2.80mmol)を加えた。該溶液を90℃で1時間攪拌し、続いて冷まし、40mLの水中に注ぎ入れた。該混合物を、氷HOAcでpHを〜5に調整しつつ急速に攪拌した。生成物が沈殿し、これを濾過し、水ですすぎ、空気乾燥させて、4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.6g,収率91%)を橙色の粉末として得た。スペクトルは、>95%の純度で推定されるニトロアニリン化合物と一致した。MS(ES): m/z = 313 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.14
p.
【0192】
8B. N−ベンジル−4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
【化75】
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DMF(2mL)中の4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(8A)(0.1g,0.319mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(0.038g,0.958mmol)を加えた。該混合物を室温で2分間攪拌し、続いて(ブロモメチル)ベンゼン(0.057mL,0.479mmol)で処理した。反応液を室温で1時間攪拌し、HOAc水溶液でクエンチした。この混合物をエーテルで抽出し、該有機抽出物を乾燥させ、揮散して、ISCOクロマトグラフィーにより精製して(EtOAc−ヘキサンによるグラジエント溶離液)、N−ベンジル−4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.11g,収率81%)を橙色の油状物として>95%の純度で得た。MS(ES): m/z = 405 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.71
q.
【0193】
8C. N1−ベンジル−4−ブロモ−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
【化76】
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エタノール(6mL)中のN−ベンジル−4−ブロモ−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(8B)(0.1g,0.248mmol)の溶液に、1mLの水、続いて塩化アンモニウム(0.199g,3.72mmol)を加えた。該混合物を室温で10分間攪拌し、次いで亜鉛(0.243g,3.72mmol)で処理した。この混合物を室温で30分間攪拌し、ジクロロメタンで希釈し、濾過した。濾液を水で洗浄し、乾燥させ、揮散して、N1−ベンジル−4−ブロモ−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン(8C)(0.09g,収率92%)を琥珀色の油状物として得た。スペクトルは、〜95%の純度で推定されるアニリン化合物と一致した。MS(ES): m/z = 373 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.53
l.
【0194】
8D. 1−(2−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−ブロモフェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化77】
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THF(1mL)中のN1−ベンジル−4−ブロモ−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン(8C)(0.086g,0.23mmol)の溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.040g,0.299mmol)を加えた。該溶液を55℃で1時間攪拌し、続いて室温に冷まし、0.02mLのN,N−ジメチルエチレンジアミンで処理し、ISCOクロマトグラフィーにより精製して(EtOAc−ヘキサンによるグラジエント溶離液)、0.1g(86%)の1−(2−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−ブロモフェニル)−3−(p−トリル)ウレアを白色の粉末として得た。MS(ES): m/z = 508 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.79
q.
【0195】
8. 4’−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化78】
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脱気したDMF(1mL)中の2−ボロノ安息香酸(0.016g,0.099mmol)および1−(2−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−ブロモフェニル)−3−(p−トリル)ウレア(8D)(0.025g,0.049mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.71mg,4.94μmol)の懸濁液に、炭酸カリウム水溶液(0.165mL,0.247mmol)を加えた。該混合物を窒素下に置き、95℃で3時間加熱した。該反応物を60℃に冷まし、氷HOAcでpH4にし、濾過し、下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分間の15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、4’−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(0.015g,収率52.7%)を得た。MS(ES): m/z = 548 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.72
l.
【0196】
実施例9
4’−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化79】
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脱気したDMF(1mL)中の化合物8D(0.025g,0.049mmol)および2−ボロノ−4−フルオロ安息香酸(0.018g,0.099mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.71mg,4.94μmol)の懸濁液に、炭酸カリウム水溶液(0.165mL,0.247mmol)を加えた。該混合物を窒素下に置き、95℃で3時間加熱した。該反応物を60℃に冷まし、氷HOAcでpH4にし、濾過し、分取HPLCにより精製した(Axia Luna 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、0.014g(50%)の4’−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸を得た。MS(ES): m/z = 566 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.86
l.
【0197】
実施例10
1−(4−(ベンジル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化80】
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表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、化合物8Dおよび2−テトラゾリルフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 572 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.64
q.
【0198】
実施例11
4’−((3−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化81】
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11A. 4−ブロモ−N−(3−クロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
表題化合物は、化合物8Aの化合物8Bへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物8Aおよび3−クロロベンジル ブロミドから調製した。MS(ES): m/z = 439 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.95
l.
【0199】
11B. 4−ブロモ−N1−(3−クロロベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物11Aから調製した。MS(ES): m/z = 409 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.74
l.
【0200】
11C. 1−(5−ブロモ−2−((3−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物11Bから調製した。MS(ES): m/z = 542 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.84
q.
【0201】
11. 4’−((3−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた一般的な手順により、化合物11Cから調製した。MS(ES): m/z = 582 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.83
l.
【0202】
実施例12
4’−((3−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化82】
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表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のためのための一般的な手順により、化合物11Cおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 600 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.94
l.
【0203】
実施例13
1−(4−((3−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物11Cおよび2−テトラゾリルフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 606 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.81
l.
【0204】
実施例14
4’−((4−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
14A. 4−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
表題化合物は、化合物8Aの化合物8Bへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物8Aおよび4−クロロベンジル ブロミドから調製した。MS(ES): m/z = 439 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.99
l.
【0205】
14B. 4−ブロモ−N1−(4−クロロベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物14Aから調製した。MS(ES): m/z = 409 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.77
l.
【0206】
14C. 1−(5−ブロモ−2−((4−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物14Bから調製した。MS(ES): m/z = 542 [M+H]
+, HPLC T
r: 511
l.
【0207】
14. 4’−((4−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた一般的な手順により、化合物14Cから調製した。MS(ES): m/z = 582 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.87
l
【0208】
実施例15
4’−((4−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物14Cおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 600 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.97
l.
【0209】
実施例16
1−(4−((4−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物14Cおよび2−テトラゾリルフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 606 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.98
r.
【0210】
実施例17
4’−((2−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
17A. 4−ブロモ−N−(2−クロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
表題化合物は、化合物8Aの化合物8Bへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物8Aおよび2−クロロベンジル ブロミドから調製した。MS(ES): m/z = 439 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.94
l.
【0211】
17B. 4−ブロモ−N1−(2−クロロベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物17Aから調製した。MS(ES): m/z = 409 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.78
l.
【0212】
17C. 1−(5−ブロモ−2−((2−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物14Bから調製した。MS(ES): m/z = 542 [M+H]
+, HPLC T
r: 3.19
r.
【0213】
17. 4’−((2−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた一般的な手順により、化合物17Cから調製した。MS(ES): m/z = 582 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.85
l.
【0214】
実施例18
4’−((2−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物17Cおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 600 [M+H]
+, HPLC T
r: 3.04
r.
【0215】
実施例19
1−(4−((2−クロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物17Cおよび2−テトラゾリルフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 606 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.81
l.
【0216】
実施例20
4’−(ベンジル(2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
20A. 4−ブロモ−N−(4−クロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
表題化合物は、化合物8Aの化合物8Bへの変換のために用いた一般的な手順により、ニトロ中間体化合物iiikおよび臭化ベンジルから調製した。MS(ES): m/z = 371 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.58
q.
【0217】
20B. −N1−ベンジル−4−ブロモ−N1−(2,2−ジフルオロエチル)ベンゼン−1,2−ジアミン
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物20Aから調製した。MS(ES): m/z = 343 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.15
l.
【0218】
20C. 1−(2−(ベンジル(2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−5−ブロモフェニル)−3−(p−トリル)ウレア
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物20Bから調製した。MS(ES): m/z = 476 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.68
q.
【0219】
20. 4’−(ベンジル(2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた一般的な手順により、化合物20Cから調製した。MS(ES): m/z = 516 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.11
k.
【0220】
実施例21
4’−(ベンジル(2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物20Cおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 534 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.16
k.
【0221】
実施例22
1−(4−(ベンジル(2,2−ジフルオロエチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物20Cおよび2−テトラゾリルフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 540 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.07
k.
【0222】
実施例23
5−フルオロ−4’−(イソブチル(プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
23A. 4−ブロモ−N−イソブチル−2−ニトロ−N−(プロパ−2−イン−1−イル)アニリン
表題化合物は、化合物8Aの化合物8Bへの変換のために用いた一般的な手順により、ニトロ中間体化合物iiiasおよびプロパルギル ブロミドから調製した。MS(ES): m/z = 313 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.61
l.
【0223】
23B. 4−ブロモ−N1−イソブチル−N1−(プロパ−2−イン−1−イル)ベンゼン−1,2−ジアミン
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物23Aから調製した。MS(ES): m/z = 283 [M+H]
+, HPLC T
r: 213
p.
【0224】
23C. 1−(5−ブロモ−2−(イソブチル(プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた一般的な手順により、化合物23Bから調製した。MS(ES): m/z = 416 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.76
q.
【0225】
23. 5−フルオロ−4’−(イソブチル(プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた一般的な手順により、化合物23Cおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 474 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.66
q.
【0226】
実施例24
1−(4−(イソブチル(プロパ−2−イン−1−イル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための一般的な手順により、化合物23Cおよび2−テトラゾリルフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 480 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.55
q.
【0227】
実施例25
1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
25A. 3−フルオロ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
NMP(2mL)中の1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(0.955g,6mmol)の攪拌溶液に、ヒューニッヒ塩基(1.153mL,6.60mmol)、続いてジイソブチルアミン(0.775g,6.00mmol)を加えた。該溶液を100℃で30分間攪拌し、その後、また淡い黄色であり、TLCはわずかな新しいスポットを示した。該温度を125℃に昇温し、2時間以上攪拌しつづけ、110℃で終夜攪拌した。LCMSは、〜10%のSMを示し、ビス付加物が実質的になくなり;0.1mL以上のジイソブチルアミンを加え、該反応物を125℃で1時間以上攪拌した。該反応物を冷まし、HOAc水溶液に注ぎ入れた。この混合物を1:1 エーテル−ヘプタンで抽出し、該有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、揮散して、3−フルオロ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(1.5g,収率89%)を暗色油状物として得た。MS(ES): m/z = 269 [M+H]
+. HPLC T
r: 4.83
l.
【0228】
25B. 4−ブロモ−3−フルオロ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(3mL)中の3−フルオロ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(25A)(0.268g,1mmol)の攪拌した冷却(0℃)溶液に、N−ブロモコハク酸イミド(0.178g,1.000mmol)を加えた。該溶液を室温に温め、さらに15分間攪拌し、TLCをかけた。ほとんどのUV+物質は、〜10−20%の残存するSMよりわずかに低いRf(10% エーテル−ヘキサンで〜0.7)での新しいスポットであった。より多くの小さいスポットが該プレートのさらに下に存在した。さらに30mgのNBSを加え、該反応物を30分以上攪拌し、続いて部分的に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)、4−ブロモ−3−フルオロ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(0.32g,収率88%)を橙色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 349 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.89
q.
【0229】
25C. 4−ブロモ−3−フルオロ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(8mL)中の4−ブロモ−3−フルオロ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(25B)(0.28g,0.806mmol)の溶液に、2mLの水、続いて塩化アンモニウム(0.259g,4.84mmol)を加えた。生じた混合物を室温で5分間攪拌し、次いで亜鉛(0.316g,4.84mmol)で処理した。この混合物を30分間激しく攪拌し、続いてジクロロメタンで希釈し、濾過した。濾液を水で洗浄し、乾燥させ、揮散して、4−ブロモ−3−フルオロ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(0.25g,収率98%)を褐色の油状物として得た。スペクトルは、一定レベルの純度で推定されるアニリン化合物と一致した。MS(ES): m/z = 319 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.10
l.
【0230】
25D. 1−(3−ブロモ−6−(ジイソブチルアミノ)−2−フルオロフェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
粗4−ブロモ−3−フルオロ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(0.254g,0.8mmol)の溶液をTHF(1mL)中に溶解させ、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.138g,1.040mmol)で処理し、45℃で18時間攪拌した。該反応物を0.04mLのN,N−ジメチルエチレンジアミンでクエンチし、フラッシュクロマトグラフィーで精製した(EtOAc−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、1−(3−ブロモ−6−(ジイソブチルアミノ)−2−フルオロフェニル)−3−(p−トリル)ウレア(0.16g,収率40.0%)を黄褐色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 452 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.74
q.
【0231】
25. 1−(3−ブロモ−6−(ジイソブチルアミノ)−2−フルオロフェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
脱気したDMF(1.5mL)中の(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ボロン酸(0.025g,0.133mmol)および1−(3−ブロモ−6−(ジイソブチルアミノ)−2−フルオロフェニル)−3−(p−トリル)ウレア(25D)(0.03g,0.067mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.70mg,6.66μmol)の懸濁液を、炭酸カリウム水溶液(0.222mL,0.333mmol)で処理した。該反応物を95℃で2時間加熱し、室温に冷まし、終夜攪拌した。該反応物を氷HOAcでpH3まで処理し、続いて濾過し、分取HPLCにより精製した(Axia Luna 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア(0.006g,収率16%)を白色の粉末として得た。MS(ES): m/z = 516 [M+H]
+. HPLC T
r: 12.61
d.
【0232】
実施例26
4’−(ジイソブチルアミノ)−2’−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物25の調製のための一般的な手順により、化合物25Dおよび2−カルボキシフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 492 [M+H]
+, HPLC T
r: 12.43
d.
【0233】
実施例27
1−(4−(イソブチル(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
27A. (+/−)−4,4,4−トリフルオロ−N−イソブチル−2−メチルブタンアミド
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(8mL)中の2−メチルプロパン−1−アミン(0.285g,3.90mmol)および4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブタン酸(0.468g,3mmol)の溶液を、トリエチルアミン(0.544mL,3.90mmol)、続いてBOP(1.460g,3.30mmol)で処理した。該溶液を室温で18時間攪拌し、次いで、エーテルで希釈し、0.5M HCl溶液、続いて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、揮散して、4,4,4−トリフルオロ−N−イソブチル−2−メチルブタンアミド(0.6g,収率90%)を蝋様の白色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 212 [M+H]
+. HPLC T
r: 1.60
p.
【0234】
27B. (+/−)−4,4,4−トリフルオロ−N−イソブチル−2−メチルブタン−1−アミン
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
THF中の水素化アルミニウムリチウム(7.50mL,7.50mmol)の溶液に、4,4,4−トリフルオロ−N−イソブチル−2−メチルブタンアミド(27A)(0.528g,2.5mmol)を加えた。該懸濁液を還流させ、6時間攪拌した。該反応物を冷まし、室温で終夜攪拌した。該反応をフィーザーの方法を用いてクエンチし、10mL以上のTHF、およびMgSO
4で処理し、続いて室温で1時間攪拌した。該反応物を濾過し、揮散して、4,4,4−トリフルオロ−N−イソブチル−2−メチルブタン−1−アミン,0.5テトラヒドロフラン(0.57g,収率93%)を無色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 198 [M+H]
+. HPLC T
r: 1.27
p.
【0235】
27C. (+/−)−4−ブロモ−N−イソブチル−2−ニトロ−N−(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)アニリン
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
N−メチル−2−ピロリジノン(0.3mL)中の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.220g,1mmol)および4,4,4−トリフルオロ−N−イソブチル−2−メチルブタン−1−アミン(27B),0.5テトラヒドロフラン(0.327g,1.400mmol)の溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.210mL,1.200mmol)を加えた。反応液を130℃で18時間攪拌した。該反応物を室温に冷まし、エーテルで希釈し、10% HOAc溶液、続いて炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、揮散して、4−ブロモ−N−イソブチル−2−ニトロ−N−(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)アニリン(0.38g,収率86%)を暗い橙色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 399 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.05
l.
【0236】
27D. (+/−)−4−ブロモ−N1−イソブチル−N1−(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)ベンゼン−1,2−ジアミン
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた手順により、化合物27Cから調製した。MS(ES): m/z = 369 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.76
q.
【0237】
27E. 1−(5−ブロモ−2−(イソブチル(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた手順により、50℃で化合物27Dから調製した。MS(ES): m/z = 502 [M+H]
+. HPLC T
r: 3.25
r.
【0238】
27. 1−(4−(イソブチル(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、化合物27Eから調製した。MS(ES): m/z = 566 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.70
q.
【0239】
実施例28
4’−(イソブチル(4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブチル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、化合物27Eおよび2−カルボキシフェニルボロン酸から調製した。 MS(ES): m/z = 542 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.71
q.
【0240】
実施例29
1−(4−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
29A. N−シクロヘキシルイソブチルアミド
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
THF(体積:10mL)中のシクロヘキシルアミン(1.091g,11.00mmol)およびトリエチルアミン(1.214g,12.00mmol)の攪拌した冷却(0℃)溶液に、塩化イソブチリル(1.066g,10mmol)を加えた。生じたスラリーを30分間攪拌し、室温に温め、続いて1:1 エーテル−ヘキサンで希釈した。生じた混合物をHCl溶液、続いて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、揮散して、N−シクロヘキシルイソブチルアミドを無色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 170 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.61
l.
【0241】
29B. N−(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)シクロヘキサンアミン
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物27Aの化合物27Bへの変換のために用いた手順により、化合物29Aおよび重水素化リチウムアルミニウムから調製した。MS(ES): m/z = 158 [M+H]
+. HPLC T
r: 1.56
p.
【0242】
29C. 4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)−2−ニトロアニリン
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物27Bの化合物27Cへの変換のために用いた手順により、140℃で化合物29Bから調製した。MS(ES): m/z = 359 [M+H]
+. HPLC T
r: 3.74
q.
【0243】
29D. 4−ブロモ−N1−シクロヘキシル−N1−(1,1−ジフルオロ−2−メチルプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Bの化合物8Cへの変換のために用いた手順により、化合物29Cから調製した。MS(ES): m/z = 327 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.86
q.
【0244】
29E. 1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)フェニル)−3−p−トリルウレア
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた手順により、55℃で化合物29Dから調製した。MS(ES): m/z = 462 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.36
l.
【0245】
29. 1−(4−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物29Eから調製した。MS(ES): m/z = 526 [M+H]
+. HPLC T
r: 13.01
d.
【0246】
実施例30
4’−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−3’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化117】
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表題化合物は、化合物8Eの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物29Eおよび2−カルボキシフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 502 [M+H]
+. HPLC T
r: 12.64
d.
【0247】
実施例31
4’−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物29Eおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 520 [M+H]
+. HPLC T
r: 13.04
d.
【0248】
実施例32
1−(4−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化119】
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32A. 1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)フェニル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた手順により、55℃で化合物29Dおよび2−フルオロフェニルイソシアネートから調製した。MS(ES): m/z = 466 [M+H]
+. HPLC T
r: 3.43
q.
【0249】
32. 1−(4−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物32Aから調製した。MS(ES): m/z = 530 [M+H]
+. HPLC T
r: 3.05
q.
【0250】
実施例33
4’−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−3’−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化122】
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表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物32Aおよび2−カルボキシフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 506 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.97
q.
【0251】
実施例34
4’−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化123】
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表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物32Aおよび2−カルボキシ−5−フルオロフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 524 [M+H]
+. HPLC T
r: 3.09
q.
【0252】
実施例35
4−(4−(ジイソブチルアミノ)−3−(3−p−トリルウレイド)フェニル)チオフェン−3−カルボン酸
(スキーム5)
【化124】
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35A. 1−(2−(ジイソブチルアミノ)−5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)フェニル)−3−p−トリルウレア
【化125】
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脱気したDMSO(体積:2mL)中の1−(5−ブロモ−2−(ジイソブチルアミノ)フェニル)−3−p−トリルウレア(0.432g,1mmol)および5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボリナン)(0.294g,1.300mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(0.024g,0.030mmol)の懸濁液に、酢酸カリウム(0.294g,3.00mmol)を加えた。該混合物を窒素下に置き、80℃で1.3時間加熱した。反応温度を90℃に昇温し、3時間攪拌し続けた。該反応物を室温に冷まし、水で希釈し、エーテルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ、揮散して、シリカゲル上でクロマトグラフにかけて(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶出液)、1−(2−(ジイソブチルアミノ)−5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)フェニル)−3−p−トリルウレア(0.37g,収率76%)を白色の粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.26 (s, 1 H), 8.22(d, 1H, J = 1.5 Hz); 7.66(s, 1H); 7.35(d, 2H, J = 8.4 Hz); 7.28(dd, 1H, J = 7.9, 1.3 Hz); 7.13(d, 1H, J = 8.1 Hz); 7.07(d, 2H, J = 8.4 Hz); 3.72(s, 4H); 2.71(d, 4H, J = 7.0 Hz); 2.24(s, 3H); 1.60-1.71(m, 2H); 0.95(s, 6H); 0.82(d, 12H, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 398 [M+H-C
5H
8]
+.
【0253】
35. 4−(4−(ジイソブチルアミノ)−3−(3−p−トリルウレイド)フェニル)チオフェン−3−カルボン酸
【化126】
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脱気したDMF(体積:1mL)中の4−ブロモチオフェン−3−カルボン酸(0.036g,0.17mmol)および1−(2−(ジイソブチルアミノ)−5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)フェニル)−3−p−トリルウレア(35A)(0.04g,0.086mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9.93mg,8.59μmol)の懸濁液を、炭酸カリウム水溶液(0.29mL,0.43mmol)で処理した。該懸濁液を窒素下に置き、95℃で2時間加熱した。該反応物を冷まし、氷HOAcでpH5にし、濾過し、分取HPLCにより精製した(Axia 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAグラジエント)。適当なフラクションで濃縮して、4−(4−(ジイソブチルアミノ)−3−(3−p−トリルウレイド)フェニル)チオフェン−3−カルボン酸(0.008g,0.016mmol,収率18%)を白色の粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.33 (s, 1 H), 8.23(d, 1H, J = 3.3 Hz); 7.97(d, 1H, J = 1.8 Hz); 7.83(s, 1H); 7.47(d, 1H, J = 3.3 Hz); 7.34(d, 2H, J = 8.4 Hz); 7.18(d, 1H, J = 8.4 Hz); 7.07(d, 2H, J = 8.1 Hz); 6.94(dd, 1H, J = 8.1, 1.8 Hz); 2.68(d, 4H, J = 6.8 Hz); 2.23(s, 3H); 1.61-1.76(m, 2H); 0.86(d, 12H, J = 6.6 Hz). MS(ES): m/z = 480 [M+H]
+.
【0254】
実施例36
2−(4−(シクロヘキシル(1,1−ジ重水素−2−メチルプロピル)アミノ)−3−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)フェニル)チオフェン−3−カルボン酸
【化127】
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表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、100℃で化合物32Aおよび2−ボロノチオフェン−3−カルボン酸から調製した。MS(ES): m/z = 512 [M+H]
+. HPLC T
r: 3.10
q.
【0255】
実施例37
1−(5−(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化128】
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37A. 5−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−メチル−3−ニトロピリジン−2−アミン
【化129】
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表題化合物は、化合物1Aの調製のために用いた手順により、50℃でDMF(〜0.3M)中の5−ブロモ−2−クロロ−3−ニトロピリジンおよびN−メチルシクロヘキシルアミン(2.2当量)から調製した。MS(ES): m/z = 316 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.01
l.
【0256】
37B. 5−ブロモ−N2−シクロヘキシル−N2−メチルピリジン−2,3−ジアミン
【化130】
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表題化合物は、化合物1Bの調製のために用いた手順により、化合物37Aから調製した。MS(ES): m/z = 284 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.88
l.
【0257】
37C. 1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Cの化合物8Dへの変換のために用いた手順により、60℃で化合物37Bおよび2−フルオロフェニルイソシアネートから調製した。MS(ES): m/z = 423 [M+H]
+. HPLC T
r: 4.85
l.
【0258】
37. 1−(5−(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)−2−(シクロヘキシル(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のために用いた手順により、95℃で化合物37Cから調製した。MS(ES): m/z = 487 [M+H]
+. HPLC T
r: 11.53
d.
【0259】
実施例38
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)ウレア
【化133】
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38A. N4,N4−ジイソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン
【化134】
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トルエン(含有比:2.250,体積:9mL)および水(含有比:1.000,体積:4mL)の混合物を、窒素でパージすることによって脱気した(3x)。4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(4B)(2g,6.02mmol)、5−(2−ブロモフェニル)−2−トリチル−2H−テトラゾール(2.56g,5.47mmol)および炭酸ナトリウム(1.160g,10.94mmol)を加え、該反応混合物を窒素でパージした。Pd(Ph
3P)
4(0.632g,0.547mmol)を加え、該混合物を脱気し(3x)、該反応混合物を80℃で窒素雰囲気下にて14時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、生じた混合物をDCMで抽出し(3x60ml)、水および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させた。ISCOクロマトグラフィーにより精製して(酢酸エチル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)、N4,N4−ジイソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(2.37g,3.91mmol,収率71.4%)を白色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 607 [M+H]
+. HPLC T
r: 1.28
k.
【0260】
38. 1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)ウレア
【化135】
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THF(1mL)中のN4,N4−ジイソブチル−2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(38A)(0.2g,0.330mmol)の溶液を、4−ブロモ−2−フルオロ−1−イソシアネートベンゼン(0.093g,0.428mmol)で処理し、55℃に温めた。1時間後、該溶液を0.3mLの4M HCl溶液で処理し、室温で3時間攪拌した。この混合物を〜0.3mLのDMFおよび数滴のEtOHで処理して、溶液を得、続いて、これをシリカゲル上でクロマトグラフに付して(1:1 エーテル−ヘキサンによる溶離液,1% HOAc,0%〜5%のEtOHのグラジエント)。適当なフラクションを濃縮して、1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア(0.058g,収率27.3%)を無色の泡状物として得た。MS(ES): m/z = 580 [M+H]
+. HPLC T
r: 13.18
d.
【0261】
実施例39
1−(5−クロロ−4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化136】
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39A. 4−ブロモ−2−クロロ−N,N−ジイソブチル−6−ニトロアニリン
【化137】
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DMF(4mL)中の4−ブロモ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(1A)(0.494g,1.5mmol)の攪拌した冷却(0℃)溶液を、N−クロロコハク酸イミド(0.220g,1.650mmol)で処理した。橙色の溶液を室温に温め、15分攪拌した。LCMSは、LTN反応が生じたことを示す。該反応物をヒートガンで〜60℃に数秒間温め、続いて10分かけて攪拌しながら室温に冷ました。TLCは、SM、低いRf値で1つのスポットおよび高いRf値で1つのスポットを示す。該反応物をさらに150mgのNCSで処理し、60℃に再度温めた。続いて、該反応物を室温で終夜攪拌した。該反応物を分取HPLCにより精製した(Axia Luna 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAによるグラジエント溶離液,4インジェクション)。適当なフラクションを濃縮して、4−ブロモ−2−クロロ−N,N−ジイソブチル−6−ニトロアニリン(0.27g,収率47.0%)を橙色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 363 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.52
l.
【0262】
39B. 1−(5−ブロモ−3−クロロ−2−(ジイソブチルアミノ)フェニル)−3−p−トリルウレア
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物1Aの化合物1Cへの変換のための手順を用いて、化合物39Aから調製した。MS(ES): m/z = 468 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.49
l.
【0263】
39. 1−(5−クロロ−4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−p−トリルウレア
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換のための手順を用いて、化合物39Bから調製した。MS(ES): m/z = 532 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.00
l.
【0264】
実施例40
3’−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−5’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換について記載の手順により、化合物39Bおよび2−カルボキシフェニルボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 508 [M+H]
+. HPLC T
r: 13.34
d.
【0265】
実施例41
3’−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−5−フルオロ−5’−(3−p−トリルウレイド)ビフェニル−2−カルボン酸
【化141】
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表題化合物は、化合物8Dの化合物8への変換について記載の手順により、化合物39Bおよび2−ボロノ−4−フルオロ安息香酸から調製した。MS(ES): m/z = 526 [M+H]
+. HPLC T
r: 5.23
l.
【0266】
化合物27Bおよび化合物29Bの調製について記載の方法を用いて、アミンRNH
2およびカルボン酸R’CO
2Hをカップリングさせて、アミド化合物を得て、LiAlH
4を、本発明化合物の合成で中間体化合物として有用な第二級アミンRNHCH
2R’(化合物lx,表2)に作用させることによってさらに変換する。
表2
アミド化合物のヒドリド還元によって調製したアミン出発物質
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
本発明化合物の合成で中間体化合物として有用なさらなる第二級アミンRNHCHR’R’’(化合物lx)は、下記のスキームによって調製されうる。この方法によって調製したいくつかの実施例化合物を表3aに示す。シアノ水素化ホウ素ナトリウムを還元剤として、酢酸をプロトン供給源として用いる下記実施例は、代表例であって、限定することを意図するものではない。さらなるプロトン供給源としては、HClまたはHBrなどの多数の無機酸および他の有機酸が挙げられ得る。この変換に用いられる他の還元剤としては、下記に限定されないが、三アセトキシ水素化ホウ素ナトリウムおよび水素化ホウ素ナトリウムが挙げられる。
【0268】
実施例lxi
N−(2,2−ジフルオロエチル)シクロヘキシルアミン,HCl
【化143】
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DMF(5mL)および酢酸(0.572mL,10.00mmol)中の2,2−ジフルオロエタンアミン(0.446g,5.50mmol)の攪拌溶液に、シクロヘキサノン(0.491g,5mmol)、続いてTHF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウム(6.00mL,6.00mmol)の溶液を加えた。該溶液を室温で終夜攪拌した。該反応物をエーテルで希釈し、0.5M HCl溶液で処理した。該相を合わせて1時間攪拌し、分離し、水層を飽和炭酸ナトリウム水溶液でpH10にした。生じた混合物をエーテルで抽出し、有機抽出物を乾燥させ、濃縮して、無色の油状物を得た。この油状物をエーテル中に溶解させ、2mLのジオキサン中の4M HClで処理し、得られた固形物を濾過し、エーテルですすいで、空気乾燥させて、N−(2,2−ジフルオロエチル)シクロヘキサンアミン,HCl(0.5g,収率47.6%)を白色の粉末として得た。MS(ES): m/z = 164 [M+H]
+. HPLC T
r: 0.55
p.
【0269】
化合物lxiの調製について記載の方法を用いて、アミンRNH
2およびアルデヒド/ケトンR’COR’’を、本発明化合物の合成で中間体化合物として有用な第二級アミンRNHCHR’R’’(化合物lx,表3a)に縮合する。
表3a
還元アミン化によって調製したアミン出発物質
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
本発明化合物の合成で中間体化合物として有用なさらなる第二級アミンRNHCHR’R’’(化合物lx)は、下記のスキームによって調製されうる。この方法によって調製したいくつかの実施例化合物を表3bに示す。
【0271】
実施例lxs
4,4,4−トリフルオロ−N−(2−メチルアリル)ブタン−1−アミン
【化145】
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MeOH(14.06ml)中の4,4,4−トリフルオロブタナール(3.72g,29.5mmol)および2−メチルプロパ−2−エン−1−アミン(2,28.1mmol)の溶液を40℃に30分間温め、室温に冷ました。この溶液を水素化ホウ素ナトリウム(1.596g,42.2mmol)で処理し、室温で終夜攪拌した。該反応を水で希釈し、エーテルで2回抽出した。有機抽出物を合わせて、乾燥させ、揮散して、4,4,4−トリフルオロ−N−(2−メチルアリル)ブタン−1−アミン(2.9g,14.40mmol,収率51.2%)を無色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 182 [M+H]
+. HPLC T
r: 0.53
k.
【0272】
化合物lxsの調製について記載の方法を用いて、アミンRNH
2およびアルデヒド/ケトンR’COR’’を、本発明化合物の合成で中間体化合物として有用な第二級アミンRNHCHR’R’’(化合物lx,表3b)に変換する。
表3b
還元アミン化によって調製したアミン出発物質
【化146】
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【表7】
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【0273】
本発明化合物の合成で中間体化合物として有用なさらなる第二級アミンRNHCHR’R’’(化合物lx,R’’=H)は、下記のスキームに示されるように、カルバメート化合物のN−アルキル化、続いてカルバメート化合物の脱保護によって調製されうる。この方法によって調製したいくつかの実施例化合物を表4に示す。t−ブチル カルバメートを塩基として水素化ナトリウムと用いる下記実施例は、代表例であって、限定することを意図するものではない。ベンジル カルバメート化合物はまた、アルキル化のためのアミンを活性化するための適する基であり、還元条件下で除去される。適する強度の他の塩基としては、有機/医薬化学の当業者に公知のリチウム ジアルキルアミドおよび関連するジシリルアジドなどが含まれる。
【0274】
実施例化合物lxm
N−(シクロプロピルメチル)−2,2−ジフルオロエタンアミン,HCl
【化147】
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化合物lxm,パートA. tert−ブチル 2,2−ジフルオロエチルカルバメート
【化148】
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THF(体積:10mL)中の2,2−ジフルオロエタンアミン(0.892g,11.00mmol)の溶液を、炭酸−ジ−tert−ブチル(2.182g,10mmol)、続いてN−メチルモルホリン(1.099mL,10.00mmol)で処理した。該溶液を室温で1.5時間攪拌し、続いてエーテルで希釈した。この溶液を、希HOAc溶液、続いて炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、濃縮して、tert−ブチル 2,2−ジフルオロエチルカルバメート(1.8g,収率94%)を無色の結晶性固形物として得た。MS(ES): m/z = 182 [M+H]
+. HPLC T
r: 2.24
l.
【0275】
化合物lxm,パートB. tert−ブチル シクロプロピルメチル(2,2−ジフルオロエチル)カルバメート
【化149】
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DMF(体積:4mL)中のtert−ブチル 2,2−ジフルオロエチルカルバメート(0.544g,3mmol)の攪拌溶液に、水素化ナトリウム(0.180g,4.50mmol)を加えた。該反応物を窒素下に置き、10分間攪拌し、次いで、(ブロモメチル)シクロプロパン(0.567g,4.20mmol)で処理した。反応液を室温で1.5時間攪拌し、希釈したHOAc溶液でクエンチした。生じた混合物をエーテルで希釈し、水、続いて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濃縮して、tert−ブチル シクロプロピルメチル(2,2−ジフルオロエチル)カルバメート(0.64g,収率86%)を無色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 180 [M+H - イソブチレン]
+. HPLC T
r: 1.85
o.
【0276】
化合物lxm. N−(シクロプロピルメチル)−2,2−ジフルオロエタンアミン,HCl
【化150】
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tert−ブチル シクロプロピルメチル(2,2−ジフルオロエチル)カルバメート(0.6g,2.55mmol)を、ジオキサン中のHCl溶液(2.55mL,10.20mmol)で処理した。該溶液を室温で1時間攪拌し、続いて減圧濃縮して、白色の油状固形物を得た。この物質を30% エーテル−ヘキサン中で懸濁し、濾過し、30% エーテル−ヘキサンですすぎ、空気乾燥させて、N−(シクロプロピルメチル)−2,2−ジフルオロエタンアミン,HCl(0.37g,収率80%)を無色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 180 [M+H]
+. HPLC T
r: 0.28
o.
【0277】
化合物lxmの調製について記載の方法を用いて、アミンRNH
2をt−ブチル カルバメート化合物として誘導体化し、アルキル化し、続いて脱保護して、本発明化合物の合成で中間体化合物として有用な第二級アミン塩酸塩RNHCH
2R’HCl(化合物lx,表4)を得る。
表4
カルバメート化合物のアルキル化によって調製したアミン出発物質
【化151】
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【表8】
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【0278】
化合物1Bから化合物1Cへの変換について記載の方法を用いて、アニリン中間体化合物iiiおよび適当なイソシアネートR
9NCOを、ウレア中間体化合物iv(表5,Z=NR
7R
8)に変換する。
表5
スキーム1によって調製したブロモウレア中間体化合物
【化152】
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【表9】
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【0279】
化合物2Aから化合物2Bへの変換について記載の方法を用いて、ブロミド中間体化合物viiiおよび適当なアリールボロン酸化合物を、ビアリール中間体化合物x(表6,Z=NR
7R
8)に変換する。
表6
スキーム2によって調製したビアリールジアミン中間体化合物
【化153】
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【表10】
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【0280】
化合物1Bから化合物1Cへの変換について記載の方法を用いて、アニリン中間体化合物iiiおよび適当なイソシアネートR
9NCOを、ウレア中間体化合物ivに変換する。
表7
スキーム1によって調製したB5Fブロモウレア中間体化合物
【化154】
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【表11】
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【0281】
化合物1Bから化合物1Cへの変換について記載の方法を用いて、アニリン中間体化合物(iii)および適当なイソシアネートR
9NCOを、ウレア中間体化合物(iv)に変換する。
表8
【化155】
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【表12】
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【0282】
実施例42〜210
表9に記載の下記の本発明化合物は、下記に記載の方法を用いて調製した。
表9
【化156】
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【表13】
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【0283】
実施例211〜219
本明細書に記載の方法を用いて(実施例2Aからの実施例2の調製が代表的である)、下記の本発明化合物は、アニリン中間体化合物(v)および適当なイソシアネートR
9NCOから調製した。
表10
【化157】
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【表14】
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【0284】
実施例220〜231
下記の記載の方法を用いて、下記の本発明化合物は調製した。
表11
【化158】
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【表15】
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【0285】
実施例232
4’−(ジイソブチルアミノ)−N−(メチルスルホニル)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキサミド
【化159】
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【化160】
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DMF(1mL)中の4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(実施例52)(40mg,0.084mmol)の溶液に、DMAP(77mg,0.633mmol)、続いてEDC(162mg,0.845mmol)およびメタンスルホンアミド(121mg,1.267mmol)を加えた。該混合物を室温で18時間攪拌し、濾過し、HPLC PHENOMENEX(登録商標)Axia(Luna 5μ 30X100mm)(20分でA(溶媒A=10% MeOH−90% H
2O−0.1% TFA)中の35% B(溶媒B=90% MeOH−10% H
2O−0.1% TFA)〜100% B)により精製し、濃縮して、生成物4’−(ジイソブチルアミノ)−N−(メチルスルホニル)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキサミド(19.4mg,0.035mmol,収率41.7%)を得た。LC/MS, m/z = 551.5(M+1). HPLC Rt=1.04分.LC/MS(BEH C18 2.1X50mm,1.7u,1分で0〜100 B(0.5分保持),流速=1ml/分,254nmで検出,溶媒A:100% 水/0.1% TFA;溶媒B:100% ACN/0.1% TFA)。
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.05 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.59 - 7.46 (m, 3H), 7.44 - 7.36 (m, 1H), 7.29 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.22 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.11 (d, J=7.9 Hz, 2H), 7.08 - 7.01 (m, 1H), 3.10 (s, 3H), 2.68 (d, J=6.9 Hz, 4H), 2.31 (s, 3H), 1.85 - 1.56 (m, 2H), 0.87 (d, J=6.4 Hz, 12H).
【0286】
実施例232の手順に従って、下記化合物を調製した。
【化161】
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【表16】
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【0287】
実施例235
1−(4−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化162】
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235A. 1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3,5−ジメチルピペリジン
【化163】
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4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(4g,18.18mmol)および3,5−ジメチルピペリジン(2.058g,18.18mmol)の混合物を130℃で3時間加熱し、室温に冷まし、DCM(5ml)で希釈し、カラムクロマトグラフィーにより精製して(0−20% EtOAc/ヘキサン;220gのカラム)、1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3,5−ジメチルピペリジン(5.03g,16.06mmol,収率88%)を橙色の油状物として得た。LC/MS, m/z = 314.4(M+1). HPLC Rt=1.26分.LC/MS(BEH C18 2.1X50mm,1.7u,1分で0〜100 B(0.5分保持),流速=1ml/分,254nmで検出,溶媒A:100% 水/0.1% TFA;溶媒B:100% ACN/0.1% TFA).
【0288】
235B. 5−ブロモ−2−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)アニリン
【化164】
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1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3,5−ジメチルピペリジン(235A)(6g,19.16mmol)を、EtOH(含有比:10.00,体積:60mL)および水(含有比:1.000,体積:6mL)中に入れ、亜鉛(12.53g,192mmol)および塩化アンモニウム(10.25g,192mmol)を加えた。生じた発熱反応物を室温で30分間攪拌した。生じた溶液は橙色から清澄になり、これを室温に冷まし、セライト(登録商標)パッドに通して濾過し、さらに30mlのDCMで洗浄し、濾液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製した(0−10% EtOAc/ヘキサン;120gのカラム)。5−ブロモ−2−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)アニリン(4.97g,17.55mmol,収率92%)を淡黄色の油状物として得た。LC/MS, m/z = 283.0(M+1). HPLC Rt=1.01分.LC/MS(BEH C18 2.1X50mm,1.7u,1分で0〜100 B(0.5分保持時間),流速=1ml/分,254nmで検出,溶媒A:100% 水/0.1% TFA;溶媒B:100% ACN/0.1% TFA).
【0289】
235C. 5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−2−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)アニリン
【化165】
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DMSO(体積:30mL)中の5−ブロモ−2−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)アニリン(235B)(4.8g,16.95mmol)、5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボリナン)(4.98g,22.03mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(0.372g,0.508mmol)および酢酸カリウム(4.99g,50.8mmol)の混合物を、窒素で排出と充填を3回繰り返し、続いて80℃で4時間加熱した。完了した反応物を室温に冷まし、該反応混合物をシリカゲルプラグ(300g)に載せ、(20% EtOAc/ヘキサン)で洗浄した。生じた有機溶液を濃縮し、DCM(5ml)中に再度溶解させ、カラムクロマトグラフィーにより精製した(0−20% EtOAc/ヘキサン;120gのカラム)。5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−2−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)アニリン(4.07g,12.87mmol,収率76%)を淡い褐色の固形物として得た。LC/MS, m/z = 249.0(M+1). HPLC Rt=0.64分.(ボロン酸)LC/MS(BEH C18 2.1X50mm,1.7u,1分で0〜100 B(0.5分保持時間),流速=1ml/分,254nmで検出,溶媒A:100% 水/0.1% TFA;溶媒B:100% ACN/0.1% TFA).
【0290】
235D. 4−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−アミン
【化166】
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トルエン(含有比:2.250,体積:18mL)および水(含有比:1.000,体積:8mL)の混合物を、窒素でパージすることによって脱気した(3x)。5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−2−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)アニリン(235C)(3g,9.49mmol)、5−(2−ブロモフェニル)−2−トリチル−2H−テトラゾール(4.03g,8.62mmol)および炭酸ナトリウム(1.828g,17.25mmol)を加え、該反応混合物を窒素(泡)でパージした。Pd(Ph
3P)
4(0.997g,0.862mmol)を最後に加えた。この混合物を脱気し(3x)、該反応混合物を、窒素雰囲気下にて80℃で14時間加熱し、室温に冷まし、生じた混合物をDCMで抽出し(3x60ml)、水および食塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して(120g,ヘキサン中で0%〜30% EtOAc)、生成物4−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−アミン(3.31g,5.60mmol,収率65.0%)を淡黄色の固形物として得た。LC/MS, m/z = 591.3(M+1). HPLC Rt=1.18分.LC/MS(BEH C18 2.1X50mm,1.7u,1分で0〜100 B(0.5分保持時間),流速=1ml/分,254nmで検出,溶媒A:100% 水/0.1% TFA;溶媒B:100% ACN/0.1% TFA).
【0291】
235E. 1−(4−((3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化167】
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THF(1mL)中の4−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−アミン(235D)(59mg,0.100mmol)の溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.016mL,0.130mmol)を加えた。該溶液を室温で2時間攪拌した。ジオキサン(0.100mL,0.399mmol)中の4N HClを該反応混合物に加え、生じた混合物を50℃で10分間加熱し、室温に冷まし、濃縮した。残渣をHPLCにより精製した。カラム:Waters XBridge C18,19x250mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(0.05% TFAを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(0.05% TFAを含有);グラジエント:25分間で20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、1−(4−((3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア(37.8mg,収率78%)を得た。LC/MS, m/z = 482.5(M+1). HPLC Rt=0.94分.LC/MS(BEH C18 2.1X50mm,1.7u,1分で0〜100 B(0.5分保持時間),流速=1ml/分,254nmで検出,溶媒A:100% 水/0.1% TFA;溶媒B:100% ACN/0.1% TFA).
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.01 - 7.94 (m, 1H), 7.75 - 7.70 (m, 1H), 7.68-7.62 (m, 3H), 7.60 - 7.50 (m, 2H), 7.32 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.15 (d, J=8.4 Hz, 2H), 3.01 (s, 2H), 2.94 - 2.80 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 2.21 - 1.92 (m, 2H), 1.59 - 1.39 (m, 2H), 1.16 - 0.86 (m, 6H).
【0292】
実施例236および237
下記に記載のR
9NCO置換基を用いて実施例235,パートEの手順に従って、下記の化合物を得た。
【化168】
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【表17】
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【0293】
実施例238
1,1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア
【化169】
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238A. 4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化170】
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4−ブロモ−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(15.0g,50.1mmol)、5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボリナン)(20.38g,90.0mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(1.842g,2.256mmol)、および酢酸カリウム(22.14g,226mmol)を250mLのRBフラスコ中で合わせて、DMSO(体積:150mL)を加えた。該フラスコをアルゴンで排気と充填を3回繰り返し、続いて80℃で16時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、酢酸エチルで希釈し、濾過した。濾液を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮して、粗製固形物を得た。シリカゲル上のクロマトグラフィーにより(EtOAc−ヘキサンのグラジエント)、4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(13.0g,収率78%)を白色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 265.(これらの質量スペクトルは、遊離ボロン酸の[M+H]
+に相当する。顕著な[M+H]
+は親化合物について観察されない。)
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.07 (d, 1 H, J = 1.2 Hz), 6.92-6.96 (m, 2H), 4.66 (brs, 2 H), 3.70 (s, 4H), 2.57 (d, 4H, J = 7.2 Hz), 1.66-1.69 (m, 2H), 0.94 (s, 6H), 0.84 (d, 12H, J = 6.8 Hz).
【0294】
238B. 3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−カルボニトリル
【化171】
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4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(238A)(7.5g,22.57mmol)、2−ブロモベンゾニトリル(4.93g,27.1mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(3.69g,4.51mmol)およびリン酸三カリウム(14.37g,67.7mmol)を、250mLのRBフラスコに加え、アルゴンで排気と充填を3回繰り返し、続いて2mLのジオキサンを加えた。反応混合液を80℃で16時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、ジオキサンで濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、乾燥させ、濃縮して、粗製固形物を得た。シリカゲル上のクロマトグラフィーにより(EtOAc−ヘキサンのグラジエント)、3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)ビフェニル−2−カルボニトリル(6.2g,収率85.0%)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.72 (dd, 1H, J = 8.0, 1.2 Hz), 7.58-7.61 (m, 1H), 7.50 (dd, 1 H, J = 8.0, 1.2 Hz), 7.37-7.39 (m, 1H), 7.14 (t, 1H), 7.13-7.15 (m, 1H), 6.89-6.92 (m, 2H), 4.12 (2H, brs), 2.65 (d, 4H, J = 7.2 Hz), 1.77-1.84 (m, 2H), 0.92 (d, 12H, J = 6.4 Hz). MS(ES): m/z = 322.2 [M+H]
+.
【0295】
238C. N4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン
【化172】
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トルエン(60mL)中の3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミン)ビフェニル−2−カルボニトリル(238B)(3.0g,9.33mmol)およびトリブチルスズアジド(17.90mL,65.33mmol)を、110℃で40時間加熱し、室温に冷まし、10% KF水溶液で洗浄し、乾燥させ、濃縮して、粗液体生成物を得た。シリカゲル上のクロマトグラフィーにより(EtOAc−ヘキサンのグラジエント)、N4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(3.5g)を黄色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 365.2 [M+H]
+.
【0296】
238. 1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア
【化173】
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DCM(3.0mL)中のN4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミン(238C)(500mg,1.372mmol)の攪拌溶液に、4−ニトロフェニル カルボノクロリダート(332mg,1.646mmol)を滴下して加え、1時間還流させた。反応の進行はTLCおよびLCMSにより検出した。反応混合液を濃縮して、粗カルバメート化合物を得た(留意:この中間体化合物は、精製することなく次のステップに用いた)。黄色の残渣(4−ニトロフェニル(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメート(60.0mg,0.113mmol)をDCE(1.0mL)中に入れた。該溶液をEt
3N(0.016mL,0.113mmol)、続いてピリジン−2−アミン(10.66mg,0.113mmol)で処理し、室温で終夜攪拌し、プレパラティブHPLCにより精製した。適当なフラクションを濃縮して、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリジン−2−イル)ウレア(18mg,収率32.5%)をオフホワイト色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 11.30 (brs, 1H), 9.84 (s, 1H), 8.22 (dd, 1H, J = 18.4, 1.2 Hz), 7.53-7.76 (m, 5H), 7.08-7.14 (m, 2H), 6.99-7.02 (m, 1H), 6.57 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 2.84 (d, 4H, J = 6.8 Hz), 1.67-1.73 (m, 2H), 0.80 (d, 12H, J = 6.8 Hz). MS(ES): m/z = 485.4 [M+H]
+.
【0297】
実施例239
1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア
【化174】
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239A. N4,N4−ジイソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン
【化175】
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トルエン(12.5mL)および水(5.0mL)の混合物を10分間脱気した。4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(2.48g,7.49mmol)、5−(2−ブロモフェニル)−2−トリチル−2H−テトラゾール(2.5g,5,35mmol)、炭酸ナトリウム(1.13g,10.70mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.371g,0.321mmol)を加えた。この混合物をN
2雰囲気下で脱気し、80℃で終夜加熱した。該反応物を室温に冷まし、トルエン中で濃縮し、残渣を酢酸エチル中に溶解させ、水で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、シリカゲル上で精製して(EtOAc/ヘキサン グラジエント)、N4,N4−ジイソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(2.4g)をオフホワイト色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 607.4 [M+H]
+.
【0298】
239B. 4−ニトロフェニル(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメート
【化176】
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N4,N4−ジイソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(0.1g,0.165mmol)および4−ニトロフェニル カルボノクロリデート(0.033g,0.165mmol)をDCM(1mL)中に入れ、1時間還流させた。反応の進行は、LCMSにより確認した。該溶媒を留去して、4−ニトロフェニル(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメート(0.110g)を得た。MS(ES): m/z = 772.2 [M+H]
+.
【0299】
239C. 1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア
【化177】
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THF(0.5mL)中の水素化ナトリウム(4.76mg,0.194mmol)のスラリーに、0℃でTHF(0.5mL)中のピリミジン−2−アミン(8.87mg,0.093mmol)の溶液を加えた。反応混合液を15分間攪拌し、THF(1.0mL)中の4−ニトロフェニル(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメート(60mg,0.078mmol)を加えた。反応混合液をゆっくり室温にし、1時間攪拌した。反応の進行はTLCにより確認した。出発物質がないことが観察された。反応混合液を氷冷水でクエンチし、酢酸エチルで2回抽出し、該有機層を合わせて、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア(60mg)を得た。MS(ES): m/z = 728.8 [M+H]
+.
【0300】
239. 1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア
【化178】
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DCM(1mL)中の1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア(100mg,0.137mmol)の溶液に、0℃でTFA(0.5mL,6.49mmol)を加えた。反応混合液を室温にし、1時間攪拌した。該反応の進行は、TLCによりモニターした。出発物質の全ての変換が観察された。反応混合液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(230−400メッシュ)により精製した(EtOAc/石油エーテルのグラジエントを使用)。該フラクションを濃縮して、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア(50mg;LCMSによると67.6%)を得て、逆相HPLCにより精製し、凍結乾燥させて、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(ピリミジン−2−イル)ウレア(12mg)をオフホワイト色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 486.2 [M+H]
+.
【0301】
実施例240〜249
適当なトリチル−テトラゾールおよびジオキサボリナン出発物質を用いて実施例239の手順に従って、下記の化合物を調製した。
表12
【化179】
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【表18】
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【0302】
実施例250
1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル−3−(4−ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化180】
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【化181】
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DCM(2.0mL)中のN4,N4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3,4−ジアミン(238E)(30mg,0.081mmol)の攪拌溶液に、2−フルオロ−5−イソシアネートベンゾニトリル(13mg,0.082mmol)を加えた。反応液を室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧中で留去し、該残渣を分取HPLCにより精製した。適当なフラクションを濃縮し、凍結乾燥させて、1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア(43.0mg,収率100%)をオフホワイト色の固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.82 (s, 1H), 7.97-8.01 (m, 2H), 7.88 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.47-7.71 (m, 6H), 7.48 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.44 (dd, 1 H, J = 8.0, 2.0 Hz), 2.68 (d, 4H, J = 6.8 Hz), 1.64-1.67 (m, 2H), 0.84 (d, 12H, J = 6.4 Hz). MS(ES): m/z = 527.2 [M+H]
+.
【0303】
2−フルオロ−5−イソシアネートベンゾニトリルの合成
【化182】
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0℃でDCM(2.0mL)中の5−アミノ−2−フルオロベンゾニトリル(30mg,0.220mmol)の溶液に、炭酸ナトリウム(117mg,1.102mmol)およびホスゲン(0.047mL,0.441mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した。MS(ES): m/z = 195, (これらの質量スペクトルは、生成物のカルバミン酸メチル[M+H]
+に相当する。顕著な[M+H]
+は親化合物について観察されなかった。)上記反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮し、精製することなく次のステップで使用した。
【0304】
実施例251〜276
適当なR
9NCOを用いて実施例250の手順に従って、下記の化合物を調製した。
表13
【化183】
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【表19】
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【0305】
実施例277〜279のウレア類似体化合物は、下記の方法によって調製した。
表14
【化184】
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【表20】
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【0306】
実施例280〜287のウレア類似体は、アニリン中間体化合物Aおよび適当なイソシアネートR
9NCOから本明細書に記載の方法(すなわち、化合物2Aからの化合物2の調製)を用いて調製した。
表15
【化185】
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【表21】
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【0307】
実施例288
1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ウレア
【化186】
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【化187】
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THF(0.3mL)中のN4,N4−ジイソブチル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(30mg,0.082mmol)の溶液に、2,4,4−トリメチルペンタン−2−アミン(15.96mg,0.123mmol)およびCDI(40mg,0.247mmol)を加えた。反応混合液を終夜還流させた。該反応の進行は、TLCおよびO−LCMSにより確認した。未反応の出発物質が観察された。CDI(1.0当量)を該反応混合物に加え、還流させた。出発物質の完全な消耗が観察された。反応混合液をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、有機層を回収し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、過剰量の溶媒を減圧下で蒸発させた。生じた粗物質を逆相HPLCにより精製し、凍結乾燥させて、1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(2,4,4−トリメチルペンタン−2−イル)ウレア(6.0mg,収率13.27%)を淡黄色の固形物として得た。LCMS MS(ES): m/z = 520.2 [M+H]
+.
【0308】
実施例289
1−(4−(ベンジル(イソブチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化188】
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前記化合物は、実施例280〜287の前に記載されるような化合物Aから化合物IIAへの変換のために用いた一般的な手順、続いて脱トリチル化(DCM,TFA,1時間)によって、N4−ベンジル−N4−イソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミンから調製した。MS(ES): m/z =531.2 [M+H]
+, HPLC Tr: 19.8.
【0309】
実施例290
1−(4−(ベンジル(イソブチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
【化189】
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前記化合物は、実施例280〜287の前に記載されるような化合物Aから化合物IIAへの変換のために用いた一般的な手順、続いて脱トリチル化(DCM,TFA,1時間)によって、N4−ベンジル−N4−イソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミンから調製した。MS(ES): m/z =602.2 [M+H]
+, HPLC Tr: 20.52.
【0310】
実施例291
1−(4−(ベンジル(イソブチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−シクロプロピルフェニル)ウレア
【化190】
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前記化合物は、実施例250の合成のために用いた一般的な手順、続いて脱トリチル化(DCM,TFA,1時間)によって、N4−ベンジル−N4−イソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3,4−ジアミンから調製した。MS(ES): m/z =556.2 [M-H], HPLC Tr: 21.03.
【0311】
化合物292は、本明細書に記載の方法を用いて調製した。
表16
【表22】
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【0312】
実施例295
1−(4−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
【化191】
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295A. 1−(5−ブロモ−2−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
【化192】
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DCM中の4−ブロモ−N1−フェネチル−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン(30mg,0.077mmol)の攪拌溶液に、1−イソシアネート−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(17mg,0.093mmol)を加えた。反応混合液を終夜攪拌した。反応混合液を濃縮して、1−(5−ブロモ−2−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(35mg)を得た。MS(ES): m/z = 576.1 [M+H]
+.
【0313】
295. 1−(4−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
本明細書に記載の手順を用いて、表題化合物は、1−(5−ブロモ−2−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア(295A)から調製した。MS(ESI
-) m/z = 638.2 [M-H].
【0314】
実施例296
1−(4−シクロプロピル−3−フルオロフェニル)−3−(4−フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)ウレア
【化193】
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296A. 1−(5−ブロモ−2−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(4−シクロプロピル−3−フルオロフェニル)ウレア
【化194】
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DCM中の4−ブロモ−N1−フェネチル−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン(30mg,0.077mmol)の攪拌溶液に、4−シクロプロピル−3−フルオロアニリン(14mg,0.093mmol)およびCDI(25mg,0.155mmol)を加えた。反応混合液を40℃で48時間加熱した。反応混合液をDCMで希釈し、水、食塩水溶液で洗浄し、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、1−(5−ブロモ−2−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(4−シクロプロピル−3−フルオロフェニル)ウレア(35mg)を供した。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 8.49 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.36-7.40 (m, 2H), 7.21-7.31 (m, 4H), 7.12-7.15 (m, 2H), 7.06 (d,1H, J = 8.4 Hz), 6.81-6.90 (m, 2H), 3.15-3.21 (m, 4H), 2.72-2.76 (m, 2H), 2.01-2.08 (m, 2H), 1.22-1.25 (m, 1H), 0.92-0.97 (m, 2H), 0.66-0.70 (m, 2H). MS(ES): m/z = 564.2 [M+H]
+.
【0315】
296. 1−(4−シクロプロピル−3−フルオロフェニル)−3−(4−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−3−イル)ウレア
【化195】
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表題化合物は、上記に概略されるように、1−(5−ブロモ−2−(フェネチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(4−シクロプロピル−3−フルオロフェニル)ウレア(296A)から調製した。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.53 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.56-7.72 (m, 4H), 7.43 (dd, 1H, J = 12.8, 2.0 Hz), 7.41-7.45 (m, 3H), 7.13-7.17 (m, 3H), 6.89-7.00 (m, 2H), 6.62 (dd, 1H, J = 8.4, 2.0 Hz), 3.15-3.22 (m, 4H), 2.51-2.63 (m, 2H), 2.33-2.39 (m, 2H), 1.93-1.97 (m, 1H), 0.89-0.93 (m, 2H), 0.65-0.67. MS(ES): m/z = 630.2 [M+H]
+.
【0316】
実施例297〜304
下記の化合物は、適当な出発物質で下記に示される手順を用いて調製した。
表17
【化196】
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【表23】
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【0317】
実施例305〜307
シス−N−イソブチル−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサンアミン(lxy,表3b)および2−フルオロ−5−ブロモニトロベンゼンを出発物質として、表で特定される置換基を有する下記の一般的構造の下記化合物は、化合物1Bから実施例1への変換のための手順を用いて調製した。
【化197】
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【表24】
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【0318】
実施例308
1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(5−メチルピラジン−2−イル)ウレア
【化198】
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【化199】
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反応バイアルを、窒素下で乾燥THF(2mL)中のN4,N4−ジイソブチル−2’−(2−トリチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン((38A),99.3mg,0.164mmol)で充填した。この溶液を、クロロギ酸4−ニトロフェニル(36.3mg,0.180mmol)で処理し、0.5時間攪拌した。次いで、該反応物を5−メチルピラジン−2−アミン(53.6mg,0.491mmol)およびトリエチルアミン(68.4μl,0.491mmol)で処理した。該反応物を50℃に終夜温め、次いで冷まし、100μLのイソプロパノール中の5〜6M HClで処理した。この混合物を短時間で50℃に温め、室温で終夜攪拌し、次いで濃縮し、逆相HPLCにより部分的に精製した(メタノール−水 グラジエント+0.1% TFA)。この物質を下記条件でプレパラティブLC/MSによりさらに精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分間の20−80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、0.012g(15%)の1−(4−(ジイソブチルアミノ)−2’−(2H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(5−メチルピラジン−2−イル)ウレアを得た。MS(ES): m/z = 500 [M+H]
+. HPLC保持時間: 1.71
j.
【0319】
実施例309
4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化200】
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309A 4’−フルオロ−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化201】
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反応バイアルを、DMF(5.0mL)、4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(304mg,1.382mmol)および2−ボロノ安息香酸(459mg,2.76mmol)で充填した。窒素を該溶液に通して20分間泡立てた。炭酸カリウム(2764μl,2.76mmol)溶液(1.0M溶液)を加え、窒素で数分以上泡立たせ続けた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(80mg,0.069mmol)を加え、該バイアルを密封した。該反応物を90℃に3時間加熱した。薄い橙色の反応物を冷まし、10% 酢酸でクエンチした。いくらかの沈殿物が形成した。該反応物を窒素気流下で濃縮した。該反応物を濾過し、黄色の固形物を水ですすいだ。この最初の収集物は、シリカゲル上のTLCにより(1:1 酢酸エチル−ヘキサン+0.5% 酢酸)生成物を含んでいるが、純粋ではなかった。静置後、母液からさらに固形物が沈殿する。濾過して、4’−フルオロ−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(153mg,42%)が淡黄色の固形物として供された。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 13.10 - 12.87 (m, 1H), 8.06 (dd, J=7.1, 2.3 Hz, 1H), 7.90 (dd, J=7.8, 1.2 Hz, 1H), 7.77 (ddd, J=8.6, 4.4, 2.4 Hz, 1H), 7.70 - 7.61 (m, 2H), 7.70 - 7.61 (m, 2H), 7.59 - 7.52 (m, 1H), 7.46 (dd, J=7.6, 0.9 Hz, 1H).
【0320】
309B 4’−フルオロ−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化202】
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反応バイアルに、4’−フルオロ−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(111mg,0.425mmol)、酢酸パラジウム(II)(9.5mg,0.042mmol)、炭酸銀(234mg,0.850mmol)、炭酸リチウム(62.8mg,0.850mmol)、t−Boc−L−フェニルアラニン(22.6mg,0.085mmol)、メチルトリフルオロホウ酸カリウム(155mg,1.275mmol)、DMF(32.9μL,0.425mmol)および攪拌棒を入れた。t−ブタノール(3.0mL)を加え、該バイアルを窒素で排気と充填を3回繰り返した。該バイアルを密封し、該反応物を周囲温度で5分間攪拌した。該反応物を90℃に3日間温めた。冷ました反応物を2mLの1N 塩酸でクエンチし、超音波で分解した。塩化メチレンを加え、該反応物を濾過した。濾液を分液漏斗に移し、塩化メチレンおよび水の間で分液処理した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCにより精製した(メタノール−水 グラジエント+0.1% TFA)。適当なフラクションを蒸発させて、4’−フルオロ−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(26mg,0.094mmol,収率22%)を黄色の固形物として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 13.31 (s, 1H), 8.11 (dd, J=7.1, 2.3 Hz, 1H), 7.82 (ddd, J=8.7, 4.4, 2.3 Hz, 1H), 7.70 (dd, J=11.2, 8.7 Hz, 1H), 7.49 - 7.43 (m, 1H), 7.38 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.31 (d, J=7.6 Hz, 1H), 2.38 (s, 3H).
19F NMR (376MHz, DMSO-d
6) δ -121.18.
【0321】
309C 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化203】
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4’−フルオロ−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(32mg,0.116mmol)を、DMF(1mL)およびジイソブチルアミン(1mL)中に溶解させた。該反応物を110℃に温め、4時間攪拌した。冷ました反応物を10% 酢酸でクエンチした。微細な固形物が形成した。該固形物を濾過し、水ですすいだ。空気乾燥させて、4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(27.9mg,62%)が橙色の固形物として供された。MS(ES): m/z = 385 [M+H]
+.
【0322】
309D 3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化204】
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パールボトル(Parr bottle)に、酢酸エチル(約10mL)中の4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(26mg,0.068mmol)を充填した。10% Pd/C(26mg)を加え、該管を45psiの水素で加圧した。3時間後、該反応物を濾過し、蒸発させて、20mgの橙色の固形物を得た。この物質は、後の反応で精製することなく使用した。MS(ES): m/z = 355 [M+H]
+.
【0323】
309 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化205】
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3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(10mg,0.028mmol)を、乾燥DMF(0.25mL)中に溶解させた。1−イソシアネート−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(10μL)を加え、4時間攪拌し続けた。続いて、該反応物をDMF(1.75mL)で希釈した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x200mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:20分間で25〜80% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(8.0mg,50%)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 9.72 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.59 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.46 - 7.34 (m, 1H), 7.30 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.28 - 7.22 (m, 2H), 7.19 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.03 (d, J=7.1 Hz, 1H), 2.71 (d, J=6.7 Hz, 4H), 2.34 (s, 3H), 1.70 (dt, J=13.1, 6.6 Hz, 2H), 0.89 (d, J=6.4 Hz, 12H). MS(ES): m/z = 558 [M+H]
+.
【0324】
実施例315〜345
下記に示される方法を用いて、下記の本発明化合物は、アニリン中間体化合物Lおよび適当なイソシアネートR
9NCOから調製した。
表18
【化206】
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【表25】
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【0325】
実施例346〜354
下記の化合物は、適当な出発物質を用いて下記で概略される方法を用いて調製した。
表19
【化207】
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【表26】
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【0326】
実施例355
1−(4−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5’,6−ジフルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化208】
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パートA:1−(2’−シアノ−4−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5’,6−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化209】
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上記化合物は、化合物1Cから化合物1への変換のために用いた手順によって、1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−4−フルオロフェニル)−3−(p−トリル)ウレア(表7)および4−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリルから調製した。MS(ES): m/z = 517[M + H]
+. HPLC Tr: 5.17
l.
【0327】
355. 1−(4−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5’,6−ジフルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化210】
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355:1−(4−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5’,6−ジフルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
前記化合物は、化合物7Aから化合物7Bへの変換のために用いた一般的な手順によって、1−(2’−シアノ−4−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5’,6−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレアから調製した。MS(ES): m/z = 560[M + H]
+. HPLC Tr: 2.94
q.
【0328】
実施例356
1−(4−(シクロヘキシル(2,2−ジフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化211】
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パートA:1−((4−ブロモ−2−ニトロフェニル)(シクロヘキシル)アミノ)プロパン−2−オン
【化212】
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ジオキサン(2mL)中の4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2−メチルアリル)−2−ニトロアニリン(0.05g,0.142mmol)の溶液を、四酸化オスミウム(0.072g,7.08μmol)および2,6−ルチジン(0.016mL,0.142mmol)、続いて水(0.5mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(0.121g,0.566mmol)のスラリーで処理した。この混合物を室温で3時間攪拌し、続いて、エーテルで希釈し、水で2回洗浄した。該有機層を乾燥させ、揮散して、シリカゲル上でクロマトグラフに付した(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、1−((4−ブロモ−2−ニトロフェニル)(シクロヘキシル)アミノ)プロパン−2−オンを油状物として得た。MS(ES): m/z = 275 [M + H]
+. HPLC Tr: 4.47
l.
【0329】
パートB:4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2,2−ジフルオロプロピル)−2−ニトロアニリン
【化213】
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ジクロロメタン(0.5ml)中の1−((4−ブロモ−2−ニトロフェニル)(シクロヘキシル)アミノ)プロパン−2−オン(0.045g,0.127mmol)の溶液を、DAST(0.067ml,0.507mmol)で処理し、室温で処理した。24時間後、さらなる量のDAST(0.1mL)を加え、該反応物をさらに24時間攪拌した。該反応物を、シリカゲルカラム(ヘキサン)に適用し、エーテル−ヘキサンのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを濃縮して、4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2,2−ジフルオロプロピル)−2−ニトロアニリン(0.04g,0.101mmol,収率80%)を橙色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 297[M + H]
+. HPLC Tr: 2.30
p.
【0330】
パートC:1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(2,2−ジフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化214】
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エタノール(3mL)中の4−ブロモ−N−シクロヘキシル−N−(2,2−ジフルオロプロピル)−2−ニトロアニリン(0.037g,0.098mmol)の溶液を、塩化アンモニウム(0.079g,1.471mmol)および0.3mLの水で処理した。この混合物を室温で10分間攪拌し、続いて亜鉛(0.096g,1.471mmol)で処理した。反応液を室温で5分間攪拌し、続いてジクロロメタンで希釈し、濾過した。濾液を水で洗浄し、乾燥させ、揮散して、油状物を得た。これを0.5mLのTHF中に溶解させ、0.03mLのp−トリル イソシアネートで処理した。反応液を室温で1時間攪拌した。最初の収集物のLCMSは、多量のヒドロキシルアミン中間体化合物が存在したことを示す。続いてのステップにより、所望のウレア化合物およびN−ヒドロキシウレア化合物の混合物が得られた。該反応物を2mLのエタノールおよび0.2mLの水で希釈し、続いて0.05gの塩化アンモニウムおよび0.1gの亜鉛を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。該反応物を濃縮し、シリカゲルカラムに付した。エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液により、0.016g(34%)の1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(2,2−ジフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレアをガラス状物として得た。MS(ES): m/z = 482[M + H]
+. HPLC Tr: 4.46
l.
【0331】
356:1−(4−(シクロヘキシル(2,2−ジフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化215】
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表題化合物は、化合物1Cから化合物1への変換のために用いた手順によって、1−(5−ブロモ−2−(シクロヘキシル(2,2−ジフルオロプロピル)アミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレアおよび(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 546[M + H]
+. HPLC Tr: 4.02
l.
【0332】
実施例357
1−(2−フルオロフェニル)−3−(4−(イソブチルアミノ)−5−(1−フェニルアリル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化216】
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パートA:4−ブロモ−1−(シンナミルオキシ)−2−ニトロベンゼン
【化217】
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THF(3mL)中の(E)−3−フェニルプロパ−2−エン−1−オール(2.415g,18.00mmol)の攪拌した冷却(−78℃)溶液に、n−ブチルリチウム(5.76mL,14.40mmol)を4〜5分かけて滴下して加えた。該溶液を−78℃で5分間攪拌し、続いて4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(2.64g,12mmol)で処理し、攪拌しながら室温に温めた。室温で30分間攪拌し続け、その後、該反応物をHCl溶液に移し、この混合物をエーテルで抽出した。該有機抽出物を乾燥させ、揮散して、シリカゲル上でクロマトグラフに付した(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、黄色の油状固形物を得た。これをヘプタンでトリチュレートして、4−ブロモ−1−(シンナミルオキシ)−2−ニトロベンゼン(2.2g,収率52.1%)を淡黄色の粉末として得た。mp 95-97℃.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.13(d, 1 H, J = 2.4 Hz); 7.84(dd, 1 H, J = 9.0, 2.4 Hz); 7.47(d, 2 H, J = 7.3 Hz); 7.42(d, 1H, J = 9.2 Hz); 7.35(t, 2H, J = 7.4 Hz); 7.28(t, 1H, J = 7.8 Hz); 6.78(d, 1H, J = 16.1 Hz); 6.46(dt, 1H, J = 16.1, 5.8 Hz); 4.92(d, 2H, J = 5.9 Hz).
【0333】
パートB:(+/−)−4−ブロモ−2−ニトロ−6−(1−フェニルアリル)フェノール
【化218】
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ジグリム(3mL)中の4−ブロモ−1−(シンナミルオキシ)−2−ニトロベンゼン(8A)(1.5g,4.49mmol)の溶液を窒素下に置き、150℃に36時間加熱した。該反応物を冷まし、フラッシュクロマトグラフィーで精製した(ヘキサン〜15% エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、4−ブロモ−2−ニトロ−6−(1−フェニルアリル)フェノール(1.08g,収率68.4%)を黄色の油状固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 10.73(br. s, 1H); 8.04(d, 1H, J = 2.4 Hz) 7.62(d, 1 H, J = 2.4 Hz); 7.31(t, 2 H, J = 7.4 Hz); 7.16-7.25(m, 3H); 6.39(ddd, 1H, J = 17.1, 10.1, 7.5 Hz); 5.23(d, 1H, J = 10.1 Hz); 5.15(d, 1H, J = 7.3 Hz); 5.00(d, 1H, J = 17.2 Hz).
【0334】
パートC:2−(アリルオキシ)−5−ブロモ−1−ニトロ−3−(1−フェニルアリル)ベンゼン
【化219】
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DMF(1mL)中の4−ブロモ−2−ニトロ−6−(1−フェニルアリル)フェノール(0.1g,0.299mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.124g,0.898mmol)、続いて3−ブロモプロパ−1−エン(0.145g,1.197mmol)を加えた。この混合物を60℃にし、17時間攪拌した。該反応物を冷まし、氷HOAcでクエンチし、フラッシュクロマトグラフィーで精製した(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、2−(アリルオキシ)−5−ブロモ−1−ニトロ−3−(1−フェニルアリル)ベンゼン(0.105g,収率89%)を無色の油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.08(d, 1H, J = 2.2 Hz) 7.69(d, 1 H, J = 2.2 Hz); 7.33(dd, 2 H, J = 7.5, 7.3 Hz); 7.24(td, 1H, J = 7.5, 1.8 Hz); 7.19(d, 2H, J = 7.7 Hz); 6.34-6.44(m, 1H); 5.84-5.95(m, 1H); 5.21-5.32(m, 3H); 5.13(d, 1H, J = 7.0 Hz); 5.02(dd, 1H, J = 17.0, 1.1 Hz); 4.25-4.41(m, 2H).
【0335】
パートD:4−ブロモ−N−イソブチル−2−ニトロ−6−(1−フェニルアリル)アニリン
【化220】
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NMP(0.2mL)中の2−(アリルオキシ)−5−ブロモ−1−ニトロ−3−(1−フェニルアリル)ベンゼン(0.09g,0.240mmol)の溶液を60℃で20分間加熱した。LCMSはLTN反応が起こったことを示す。該溶液を0.05mL以上のイソブチルアミンで処理し、80℃に2時間加熱した。LCMSは、反応が起こって2つの生成物を得たことを示す。該反応物を冷まし、分取HPLCにより精製した(Axia Luna 30x100mmカラム,MeOH−水−TFAのグラジエント)。適当な(初期溶出)フラクションを濃縮して、4−ブロモ−N−イソブチル−2−ニトロ−6−(1−フェニルアリル)アニリンを黄色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 391 [M + H]
+. HPLC Tr: 5.43
l.
【0336】
パートE:4−ブロモ−N1−イソブチル−6−(1−フェニルアリル)ベンゼン−1,2−ジアミン
【化221】
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エタノール(4mL)中の4−ブロモ−N−イソブチル−2−ニトロ−6−(1−フェニルアリル)アニリン(0.06g,0.154mmol)の溶液を0.4mLの水で処理し、生じた混合物を室温で5分間攪拌した。この攪拌懸濁液を亜鉛(0.151g,2.312mmol)で処理し、30分間攪拌し、該反応物をジクロロメタンで希釈し、濾過した。濾液を水で洗浄し、乾燥させ、揮散して、4−ブロモ−N1−イソブチル−6−(1−フェニルアリル)ベンゼン−1,2−ジアミン(0.055g,収率92%)を淡い琥珀色の油状物として得た。MS(ES): m/z = 359[M + H]
+. HPLC Tr: 4.35
l.
【0337】
パートF:1−(5−ブロモ−2−(イソブチルアミノ)−3−(1−フェニルアリル)フェニル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化222】
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THF(0.8mL)中の4−ブロモ−N1−イソブチル−6−(1−フェニルアリル)ベンゼン−1,2−ジアミン(0.033g,0.092mmol)の溶液を、1−フルオロ−2−イソシアネートベンゼン(0.025g,0.184mmol)で処理した。反応液を60℃で30分間攪拌し、続いて冷まし、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製した(エーテル−ヘキサンによるグラジエント溶離液)。適当なフラクションを濃縮して、1−(5−ブロモ−2−(イソブチルアミノ)−3−(1−フェニルアリル)フェニル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア(0.04g,収率88%)を無色の固形物として得た。MS(ES): m/z = 498[M + H]
+. HPLC Tr: 5.23
l.
【0338】
357. 1−(2−フルオロフェニル)−3−(4−(イソブチルアミノ)−5−(1−フェニルアリル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化223】
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表題化合物は、化合物1Cから化合物1への変換のために用いた手順によって、1−(5−ブロモ−2−(イソブチルアミノ)−3−(1−フェニルアリル)フェニル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレアおよび(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 562[M + H]
+. HPLC Tr: 4.02
l.
【0339】
実施例358
1−(4−(イソブチルアミノ)−5−(1−フェニルアリル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化224】
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パートA:1−(5−ブロモ−2−(イソブチルアミノ)−3−(1−フェニルアリル)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化225】
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表題化合物は、1−(5−ブロモ−2−(イソブチルアミノ)−3−(1−フェニルアリル)フェニル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレアを調製するために用いた手順によって、4−ブロモ−N1−イソブチル−6−(1−フェニルアリル)ベンゼン−1,2−ジアミンおよび1−イソシアネート−4−メチルベンゼンから調製した。MS(ES): m/z = 492[M + H]
+. HPLC Tr: 5.09
l.
【0340】
358:1−(4−(イソブチルアミノ)−5−(1−フェニルアリル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化226】
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表題化合物は、化合物1Cから化合物1への変換のために用いた手順によって、1−(5−ブロモ−2−(イソブチルアミノ)−3−(1−フェニルアリル)フェニル)−3−(p−トリル)ウレアおよび(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ボロン酸から調製した。MS(ES): m/z = 558[M + H]
+. HPLC Tr: 4.48
l.
【0341】
実施例359
4−クロロ−3’−(3−(6−シアノピリジン−3−イル)ウレイド)−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化227】
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A. メチル 3’−アミノ−4−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化228】
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4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(4B)(128mg,0.385mmol)、メチル 2−ブロモ−5−クロロベンゾエート(80mg,0.321mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(23.5mg,0.032mmol)およびリン酸三カリウム(204mg,0.962mmol)を2ドラムバイアルに加え、続いて、窒素で排気と充填を3回繰り返した。ジオキサン(2mL)を加え、生じた混合物を窒素で5分間パージした。次いで、該混合物を100℃で20時間加熱した。該混合物を室温に冷まし、濾過し、減圧濃縮し、ISCO Companionにより精製して(12gのシリカゲルカラム(0−10% EtOAc/ヘキサンのグラジエントを使用))、表題化合物を清澄な油状物(99.4mg,75%)として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl
3) δ 7.71 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.45 (dd, J=8.2, 2.1 Hz, 1H), 7.33 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.06 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.66 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.60 (dd, J=8.0, 1.9 Hz, 1H), 4.17 (br. s., 2H), 2.65 (d, J=7.2 Hz, 4H), 1.79 (m, 2H), 0.93 (d, J=6.7 Hz, 12H). MS(ES): m/z = 389 [M+H]
+.
【0342】
B. 3’−アミノ−4−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化229】
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MeOH(1mL)およびTHF(0.6mL)中のメチル 3’−アミノ−4−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(99.4mg,0.256mmol)の混合物に、LiOH(2M水溶液,1.28mL,2.56mmol)を加えた。生じた混合物を100℃で30分間加熱し、続いて室温に冷まし、HCl(ジエチルエーテル中で1N,2.56mL,2.56mmol)で中和した。該混合物を濃縮して、揮発物を除去し、続いてEtOAcで抽出した(3x)。有機層を合わせて、減圧濃縮して、表題化合物を褐色の固形物(75mg,77%)として得、さらに精製することなく使用した。MS(ES): m/z = 375 [M+H]
+.
【0343】
359. 4−クロロ−3’−(3−(6−シアノピリジン−3−イル)ウレイド)−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化230】
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無水THF(1mL)中の5−アミノピコリノニトリル(20mg,0.168mmol)の混合物に、4−ニトロフェニル カルボノクロリダート(41mg,0.201mmol)を加えた。該混合物を35℃で20分間攪拌して、4−ニトロフェニル(6−シアノピリジン−3−イル)カルバメートを得た。MS(ESI
+) m/z 285.2 (M + H)
+. 全反応混合物をさらに精製することなく使用した。4−ニトロフェニル(6−シアノピリジン−3−イル)カルバメート反応混合物に、3’−アミノ−4−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(25mg,0.067mmol)、続いてTEA(0.04mL,0.267mmol)を加えた。生じた混合物を50℃で20分間攪拌した。室温に冷まし、該化合物を下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分間で15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、表題化合物(17.7mg,収率51%)を得た。MS(ES): m/z = 520 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.73
j.
【0344】
実施例360
4−クロロ−3’−(3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ウレイド)−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化231】
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無水THF(0.5mL)中の3’−アミノ−4−クロロ−4’−(ジイソブチルアミノ)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸(25mg,0.067mmol)の混合物に、4−クロロ−2−フルオロ−1−イソシアネートベンゼン(19mg,0.113mmol)を加えた。生じた混合物を50℃で10分間攪拌した。室温に冷まし、該化合物を下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分間で15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望生成物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、表題化合物(28.1mg,収率76%)を得た。MS(ES): m/z = 546 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.03
j.
【0345】
実施例361
1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化232】
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A. 1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
【化233】
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100mLの圧力フラスコ内の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(2.02ml,16.4mmol)および1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(8.72g,65.5mmol)の混合物に、K
2CO
3(11.31g,82.0mmol)を加えた。該フラスコを密封し、生じた混合物を130℃で16時間加熱し、室温に冷まし、続いて水およびEtOAcの間で分液処理した。層を分離し、該水層をEtOAcで2回以上洗浄した。これらの有機抽出物を元の有機層と合わせて、食塩水で洗浄し、続いて無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。粗製物質を濾過し、次いで減圧濃縮して、残渣を得て、1−メチルピペラジン(1.64g,16.4mmol)で処理した。生じた混合物を80℃で1時間加熱し、続いて室温に冷ました。該粗反応混合物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(1.43g,26%)を得た。MS(ES): m/z = 333 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.62
l.
【0346】
B. 4’−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボニトリル
【化234】
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密封可能な反応バイアル内のジオキサン(14.3mL)中の1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(1.43g,4.3mmol)の溶液に、2−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)ベンゾニトリル(1.20g,5.6mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(0.18g,0.22mmol)およびリン酸三カリウム(2.24g,12.9mmol)を加えた。該混合物を窒素で5分間パージし、該バイアルを密封し、該反応物を100℃で2時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、該固形物をフリットガラス漏斗に通す真空濾過により除去した。濾液を減圧濃縮し、粗反応混合物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を暗赤色の固形物(1.26g,83%)として得た。MS(ES): m/z = 356 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.40
l.
【0347】
C. 1−(3−ニトロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
【化235】
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密封可能な反応バイアル内のトルエン(7mL)中の4’−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボニトリル(0.6g,1.7mmol)の溶液に、アジドトリブチルスタンナン(3ml,10.9mmol)を加えた。続いて、該反応物を105℃で16時間加熱し、室温に冷ました。該溶媒を減圧下で除去し、生じた残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.61g,86%)を得た。MS(ES): m/z = 399 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.07
l.
【0348】
D. 4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−アミン
【化236】
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水(0.92mL)中の塩化アンモニウム(0.49g,9.2mmol)の溶液に、EtOH(6.4mL)を加えた。該混合物を0℃に冷却し、続いて亜鉛(325メッシュ片,0.83g,12.6mmol)で処理した。この混合物に、EtOH(1mL)中の1−(3−ニトロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.61g,1.53mmol)の溶液を加えた。該混合物を室温に温め、1.5時間攪拌した。その後、該反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、単離した固形物をDCMで十分にすすいだ。濾液を合わせて、減圧濃縮して、揮発物を除去し、水およびDCMの間で分液処理した。層を分離し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、褐色の残渣を得た。フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、続いてDCMで処理し、残った固形物を除去し、減圧濃縮して、表題化合物(0.21g,29%)を得て、さらに精製することなく使用した。MS(ES): m/z = 369 [M+H]
+, HPLC T
r: 3.57
l.
【0349】
E. 4−ニトロフェニル(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメート
【化237】
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無水THF(1.3mL)中の4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−アミン(0.03g,0.08mmol)の均一混合物に、4−ニトロフェニル カルボノクロリダート(0.02g,0.10mmol)を加えた。該混合物を室温で20分間攪拌して、4−ニトロフェニル(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメートを得た。MS(ES): m/z = 534 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.50
l. 全反応混合物をさらに精製することなく使用した。
【0350】
361. 1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化238】
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ステップEからの反応混合物(4−ニトロフェニル(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)カルバメートを含有)に、p−トルイジン(12mg,0.11mmol)、続いてトリエチルアミン(0.05mL,0.33mmol)を加えた。次いで、該混合物を50℃に30分間加熱した。室温に冷まし、反応混合物を減圧濃縮し、続いてDMF(1mL)中に再度溶解させ、下記条件でプレパラティブLC/MSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:25分間で15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、表題化合物(11.9mg,収率29%)を得た。MS(ES): m/z = 502 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.66
j.
【0351】
実施例362
1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(6−メチルピリジン−3−イル)ウレア
【化239】
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表題化合物(25.2mg,60%)は、6−メチルピリジン−3−アミン(12mg,0.11mmol)をp−トルイジンの代わりに使用したことを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 503 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.36
j.
【0352】
実施例363
1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
【化240】
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表題化合物(5.4mg,12%)は、4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(20mg,0.11mmol)をp−トルイジンの代わりに使用したことを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 572 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.82
j.
【0353】
実施例364
1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
【化241】
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表題化合物(9.3mg,20%)は、2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)アニリン(20mg,0.11mmol)をp−トルイジンの代わりに使用したことを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 574 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.86
j.
【0354】
実施例365
1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)ウレア
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物(24.7mg,59%)は、6−フルオロピリジン−3−アミン(13mg,0.11mmol)をp−トルイジンの代わりに使用したことを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 507 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.42
j.
【0355】
実施例366
1−(4−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ウレア
【化243】
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表題化合物(11.5mg,26%)は、3−メチルイソキサゾール−5−アミン(11mg,0.11mmol)をp−トルイジンの代わりに使用したことを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 493 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.39
j.
【0356】
実施例367
(±)−1−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化244】
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A. (±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジン
【化245】
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圧力開放キャップを備える密封可能なバイアル内の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(0.39ml,3.2mmol)および3−フェニルピロリジン(1.0g,6.79mmol)の混合物を、105℃で16時間加熱し、室温に冷ました。該粗反応混合物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(1.04g,94%)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 7.90 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.46 (dd, J=9.2, 2.4 Hz, 1H), 7.40 - 7.32 (m, 2H), 7.31 - 7.21 (m, 3H), 6.83 (d, J=9.2 Hz, 1H), 3.59 - 3.39 (m, 4H), 3.28 (ddd, J=10.1, 7.5, 2.9 Hz, 1H), 2.41 (dtd, J=12.1, 6.1, 2.6 Hz, 1H), 2.16 (dtd, J=12.0, 9.7, 7.7 Hz, 1H). MS(ES): m/z = 347 [M+H]
+, HPLC T
r: 4.81
l.
【0357】
367. (±)−1−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物(19.8mg,52%)は、(±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジンを1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用したことを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 516 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.65
j.
【0358】
実施例368
(±)−1−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物(20.6mg,54%)は、(±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジンを1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用したことを除いて、実施例362の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 517 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.36
j.
【0359】
実施例369
(±)−1−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物(22.6mg,52%)は、(±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジンを1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用したことを除いて、実施例363の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 586 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.79
j.
【0360】
実施例370
(±)−1−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物(9.5mg,22%)は、(±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジンを1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用したことを除いて、実施例364の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 588 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.85
j.
【0361】
実施例371
(±)−1−(6−フルオロピリジン−3−イル)−3−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物(11.8mg,31%)は、(±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジンを1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用したことを除いて、実施例365の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 521 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.42
j.
【0362】
実施例372
(±)−1−(3−メチルイソキサゾール5−イル)−3−(4−(3−フェニルピロリジン−1−イル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化251】
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表題化合物(8.8mg,23%)は、(±)−1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−3−フェニルピロリジンを1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用したことを除いて、実施例366の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 507 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.38
j.
【0363】
実施例373
4’−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
A. 4’−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−5−フルオロ−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化253】
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密封可能な反応バイアル内のDMF(10.5mL)中の1−(4−ブロモ−2−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(0.40g,1.20mmol)の溶液に、2−ボロノ−4−フルオロ安息香酸(0.29g,1.57mmol)、K
2CO
3(0.83g,6.02mmol)および水(1.5ml)を加えた。該不均一混合物を窒素で15分間パージし、テトラキス(トリフェニホスフィン)パラジウム(0)(0.07g,0.06mmol)を該フラスコに加えた。該混合物を窒素でさらに5分間パージし、該バイアルを密封し、該反応物を100℃で3時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、Et
2Oおよび水で処理した。HCl水溶液(1N)を水層がpH4になるまで加えた。該混合物をEt
2Oで十分に抽出し、これらの有機抽出物を合わせて、水、続いて食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥剤を濾過により除去し、該濾液を減圧濃縮して、粗生成物を得て、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.34g,72%)を得た。MS(ES): m/z = 393 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.27
l.
【0364】
373. 4’−(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化254】
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表題化合物(11.8mg,41%)は、4’−(3,4−ジヒドロ−キノリン−1(2H)−イル)−5−フルオロ−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸を1−(3−ニトロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリンの代わりに使用することを除いて、実施例361の合成手順に類似する手順に従って調製した。MS(ES): m/z = 496 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.67
j.
【0365】
本明細書に記載の方法を用いて、下記のさらなる本発明化合物を調製した。
【表27】
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【0366】
実施例502
1−(4−((4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
502A. 3,3,3−トリフルオロ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)プロパンアミド
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、実施例651Aの合成のために用いた一般的な手順によって、3,3,3−トリフルオロプロパン酸および(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−メタンアミンから調製した。MS(ES): m/z = 304.32 [M+H]
+.
【0367】
502B. 3,3,3−トリフルオロ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)プロパン−1−アミン
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、実施例651Bの合成のために用いた一般的な手順によって、3,3,3−トリフルオロ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)プロパンアミドから調製した。MS(ES): m/z = 290 [M+H]
+.
【0368】
502C. 4−ブロモ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(4mL)中の3,3,3−トリフルオロ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)プロパン−1−アミン(631mg,2.182mmol)の溶液に、−78℃でLiHMDS(5.45mL,5.45mmol,1M)を加えた。該混合物を10分間攪拌し、続いて4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼンを加えた(400mg,1.818mmol)。3時間後、TLCにより、出発物質の完全な消費が示された。反応混合液を冷却した飽和塩化アンモニウム溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物質をシリカゲル(230−400メッシュ)カラムクロマトグラフィーにより精製した(酢酸エチルおよびヘキサンを使用)。該溶媒を蒸発させて、4−ブロモ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(550mg,収率47.0%)を黄色の液体として得た。MS(ES): m/z = 489 [M+H]
+.
【0369】
502D. 4−ブロモ−N1−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
表題化合物は、化合物1Aから化合物1Bへの変換のために用いた一般的な手順によって、0℃で4−ブロモ−N−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリンから調製した。MS(ES): m/z = 461.14 [M+H]
+.
【0370】
502E. N4−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−N4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン
【化259】
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表題化合物は、実施例651の合成のために用いた一般的な手順によって、4−ブロモ−N1−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミンから調製した。MS(ES): m/z = 525 [M+H]
+.
【0371】
502. 1−(4−((4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化260】
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塩化メチレン(200μL)中のN4−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−N4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(20mg,0.038mmol)の攪拌溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(5.08mg,0.038mmol)を加えた。該反応物を終夜攪拌した。該溶媒を蒸発させ、粗試料をRP−HPLCにより精製した(アセトニトリル−水のグラジエント+TFA)。該生成物を含有するフラクションを部分的に蒸発させて、アセトニトリルを留去し、続いて凍結乾燥させて、該生成物(15mg)を得た。MS(ES): m/z = 656 [M+H]
+ HPLC T
r: 22.46
u.
【0372】
実施例503
1−(2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−4−((4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
【化261】
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実施例503は、実施例503を調製するために用いた手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 724 [M+H]
+, HPLC T
r: 23.63
u.
【0373】
実施例504
1−(2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−4−((4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレア
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
実施例504は、実施例503を調製するために用いた手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 676 [M+H]
+, HPLC T
r: 22.63
u
【0374】
実施例505
1−(4−((2,4−ジクロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
505A. N−(2,4−ジクロロベンジル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド
【化264】
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塩化メチレン中の(2,4−ジクロロフェニル)メタンアミン(2.0g,11.36mmol)、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(1.74g,13.63mmol)およびピリジン(1.79g,22.72mmol)の攪拌溶液に、0℃でオキシ塩化リン(1.27mL,13.63mmol)を加えた。反応混合液を室温にし、1時間攪拌した。反応混合液を塩化メチレンで希釈し、水、続いて食塩水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、N−(2,4−ジクロロベンジル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(2.93g)が供された。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.40 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.32 (d, 1H, J = 14.4 Hz), 7.24 (dd, 1H, J = 8.4, 2.0 Hz), 6.17 (brs, 1H), 4.53 (d, 2H, J = 6.0 Hz), 3.06-3.14 (q, 2H).
【0375】
505B. N−(2,4−ジクロロベンジル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミン
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(150mL)中のN−(2,4−ジクロロベンジル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(2.9g,10.14mmol)の攪拌溶液に、0℃でボランメチルスルフィド錯体(4.81mL,50.7mmol)を加えた。反応混合液を室温で30分間攪拌した。反応混合液を2時間還流させた。反応混合液を0℃に冷却し、メタノールでゆっくりクエンチし(泡立ちが見られた)、次いで過剰量の溶媒を減圧下で完全に留去した。メタノールを0℃で加え、該混合物を終夜還流させた。メタノールを留去し、1.5N 塩酸を加えた。該混合物を塩化メチレンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、N−(2,4−ジクロロベンジル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミン(2.25g,8.27mmol)が供された。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.78 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.32 (d, 1H, J = 14.4 Hz), 7.24 (dd, 1H, J = 8.4, 2.0 Hz), 4.22 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 3.08-3.11 (q, 2H), 2.78-2.84 (q, 2H).
【0376】
505C. 4−ブロモ−N−(2,4−ジクロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
圧力管に、NMP(10.5mL)溶剤中の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(1.5g,6.82mmol)、N−(2,4−ジクロロベンジル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミン(2.22g,8.18mmol)、DIPEA(2.38mL,13.64mmol)を入れた。反応混合液を130℃で72時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、MTBEで希釈し、水で洗浄し(3x)、食塩水で洗浄した(1x)。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、粗暗褐色の固形物を得た。フラッシュカラムクロマトグラフィー(0%〜5% 酢酸エチル/ヘキサングラジエント)を用いて精製して、4−ブロモ−N−(2,4−ジクロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリン(0.750g)が供された。
【0377】
505D. 4−ブロモ−N1−(2,4−ジクロロベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
表題化合物は、化合物1Bを調製するために用いた一般的な手順によって、4−ブロモ−N−(2,4−ジクロロベンジル)−2−ニトロ−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アニリンから調製した。MS(ES): m/z = 443.0 [M+H]
+.
【0378】
505E. N4−(2,4−ジクロロベンジル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−N4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ビフェニル−3,4−ジアミン
【化268】
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ジオキサンエタノール混合物中の4−ブロモ−N1−(2,4−ジクロロベンジル)−N1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)ベンゼン−1,2−ジアミン(140mg,0.317mmol)、炭酸カリウム2M溶液(3.33mL,6.65mmol)の攪拌溶液に、(2−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル)ボロン酸(60mg,0.317mmol)を加えた。反応混合液を30分間脱気した。Pd(Ph
3P)
4(18mg,0.016mmol)を加え、反応物を5分間再度脱気し、次いで85℃で3時間加熱した。反応混合液を減圧濃縮した。生じた残渣を酢酸エチル中に溶解させ、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗生成物を得た。フラッシュクロマトグラフィーを用いて精製して供された(80mg)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.63-7.67 (m, 2H), 7.51-7.56 (m, 2H), 7.44 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.27 (dd, 1H, J = 8.0, 2.0 Hz), 7.17 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.01 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 6.61 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 6.34 (dd, 1H, J = 8.0, 2.0 Hz), 4.20 (s, 2H), 3.24 (t, 2H), 2.31-2.38 (m, 2H). MS(ES): m/z = 507 [M+H]
+.
【0379】
505. 1−(4−((2,4−ジクロロベンジル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(200μL)中のN4−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−N4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(20mg,0.038mmol)の攪拌溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(5.08mg,0.038mmol)を加えた。該反応物を終夜攪拌した。該溶媒を蒸発させ、該粗試料をRP−HPLCにより精製した(アセトニトリル−水のグラジエント+TFA)。生成物を含有するフラクションを部分的に蒸発させて、アセトニトリルを留去し、続いて凍結乾燥させて、該生成物を得た(20mg)。MS(ES): m/z = 640 [M+H]
+ HPLC T
r: 23.54
u.
【0380】
実施例506
1−(4−((ピリジン−2−イルメチル)(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
実施例506は、実施例505について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 573 [M+H]
+, HPLC T
r: 14.4
u.
【0381】
実施例507
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(3,5−ジブロモ−4−メチルフェニル)ウレイド)−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
507A. メチル 3’−アミノ−4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥ジオキサン(4.0ml)中の4−ブロモ−N1−シクロヘキシル−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(200mg,0.615mmol)(表1A中の中間体iiiz)の攪拌溶液に、メチル 4−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(207mg,0.738mmol)、続いてリン酸カリウム(0.153ml,1.845mmol)を加えた。該反応物をアルゴンで15分間パージし、PdCl
2(dppf)(90mg,0.123mmol)を加えた。該反応物を再度アルゴンで5分間パージした。続いて、該反応物を密封し、80℃で終夜加熱した。該反応物を酢酸エチル(10ml)で希釈し、水(10ml)および食塩水(10ml)で順次洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗生成物を得た。該粗生成物を、60−120メッシュシリカゲルを用いてフラッシュカラムで精製した(0−20% 酢酸エチル/石油エーテルを溶離液として使用)。適当なフラクションを蒸発させて、該生成物が半固形物として供された。
【0382】
507B. メチル 4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(3,5−ジブロモ−4−メチルフェニル)ウレイド)−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下で乾燥塩化メチレン(2.0mL)中の3,5−ジブロモ−4−メチルアニリン(0.020g,0.075mmol)の攪拌溶液に、炭酸ナトリウム(0.040g,0.377mmol)を加えた。該反応物を0℃に冷却し、ホスゲン(0.037g,0.075mmol)溶液を加えた。反応液を室温で1.5時間攪拌した。該反応物をセライトに通して濾過し、乾燥塩化メチレン(2ml)で洗浄し、減圧濃縮した。高真空下でのポンプダウン後、該生成物1,3−ジブロモ−5−イソシアネート−2−メチルベンゼン(20mg,0.069mmol,収率91%)を得た。この中間体化合物1,3−ジブロモ−5−イソシアネート−2−メチルベンゼン(0.02g,0.069mmol)を乾燥塩化メチレン(1.0ml)中に溶解させ、(塩化メチレン(2ml)中に溶解させた)メチル 3’−アミノ−4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(0.027g,0.069mmol)を加えた。反応液を30分間攪拌し、該混合物を濃縮して、粗生成物を得た。該粗生成物をプレパラティブTLCにより精製した(石油エーテル中の10% 酢酸エチルを溶離液として使用)。純粋な生成物バンドを塩化メチレンで抽出し、セライトベッドに通して濾過した。次いで、蒸発させて、純粋な生成物(22mg)を得た。
【0383】
507. 4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(3,5−ジブロモ−4−メチルフェニル)ウレイド)−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
0℃に冷却した乾燥テトラヒドロフラン(1.0mL)、メタノール(1.0mL)、および水(0.200mL)の混合物中のメチル 4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(3,5−ジブロモ−4−メチルフェニル)ウレイド)−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(0.02g,0.029mmol)の攪拌溶液に、水酸化リチウム一水和物(6.09mg,0.145mmol)を加えた。反応液を室温で36時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、オフホワイト色の固形物を得た。該反応物をMTBEで希釈し、水で洗浄した。水層をMTBE抽出した(2X10ml)。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、オフホワイト色の固形物を得た。該粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、最終生成物を得た(10mg)。MS(ES): m/z = 676 [M+H]
+ HPLC T
r: 27.32
u.
【0384】
実施例509
1−(4−(ジシクロプロピルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)ウレア
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
509A. 4−ブロモ−N,N−ジシクロプロピル−2−ニトロアニリン
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
密封可能な管内のN−メチルピロリジノン(3.2mL)中の4−ブロモ−1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(700mg,3.18mmol)の均一混合物に、DIPEA(2.2mL,12.60mmol)、続いてジシクロプロピルアミン塩酸塩(510mg,3.82mmol)を加えた。該管を密封し、該混合物を110℃に加熱した。該反応物を3時間加熱し、冷ました。該反応物を水でクエンチし、続いて酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、濃い赤色の油状物(1.3035g)を得た。粗生成物を、40gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該化合物をヘキサン中の0−50% 酢酸エチルで溶出した。分離が良好ではなかったため、該クロマトグラフィーを繰り返したが;水性分離はこの試験のいずれにおいても生じなかった。該生成物を含有するフラクションを減圧中で蒸発させて、琥珀色の油状物(609.8mg)を得た。この物質はまだ大量の不純物を含んでいるが、精製に問題があるとして、化合物を次の反応に用いた。
【0385】
509B. 4−ブロモ−N1−N1−ジシクロプロピルベンゼン−1,2−ジアミン
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下でエタノール(15mL)および水(3.00mL)中の4−ブロモ−N,N−ジシクロプロピル−2−ニトロアニリン(609.8mg,2.052mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(2195mg,41.0mmol)を加えた。反応液を5分間攪拌し、亜鉛(2683mg,41.0mmol)を加えた。該混合物を室温で約6時間攪拌した。反応混合液をセライトパッドに通して濾過し、次いでクロロホルムで十分にすすいだ。有機濾液を合わせて、減圧濃縮して、暗褐色の残渣を得て、クロロホルム中に再溶解させた。該粗生成物を、40gのシリカフラッシュカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該化合物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を黄金色の油状物として得た(180mg)。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 7.09 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.77 (d, J=2.2 Hz, 1H), 6.64 (dd, J=8.3, 2.3 Hz, 1H), 4.93 (s, 2H), 0.48 - 0.34 (m, 8H) (シクロプロピルメチンはDMSOによって隠れた).
【0386】
509C. N4,N4−ジシクロプロピル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン
【化278】
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アルゴンでパージしたジメチルホルムアミド(1mL)中の4−ブロモ−N1−N1−ジシクロプロピルベンゼン−1,2−ジアミン(45mg,0.168mmol)の攪拌溶液に、2−(テトラゾール−5−イル)フェニルボロン酸(64.0mg,0.337mmol)、続いて炭酸セシウム(0.561mL,0.842mmol,1.5M 水溶液)を加えた。該反応物をアルゴンで15分間パージし、続いてPd(Ph
3P)
4(19.46mg,0.017mmol)を加えた。該反応物をアルゴンでさらに5分間パージし、該バイアルに蓋をし、100℃に加熱した。該反応物を4.5時間加熱し、続いて室温に終夜冷ました。該粗生成物を、RediSep順相シリカフラッシュカラム(12g)を用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該化合物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルグラジエントで溶出した。該生成物を含有するフラクションを蒸発させて、所望化合物を黄金色の残渣として得た(15.5mg)。MS(ES): m/z = 333 [M+H]
+.
【0387】
509. 1−(4−(ジシクロプロピルアミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)ウレア
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
室温で密封可能なバイアル内の無水テトラヒドロフラン(1mL)中の5−メチルイソキサゾール−3−アミン(11mg,0.112mmol)の溶液に、クロロギ酸4−ニトロフェニル(27.1mg,0.135mmol)を加えた。該混合物を0.5時間攪拌し、LCMSにより所望のカルバメート中間体化合物の存在が示された。該反応物を半分に分け、一方をこの製造に用いた。この物質を、密封可能なバイアル内の塩化メチレン(2mL)中のN4,N4−ジシクロプロピル−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3,4−ジアミン(15.5mg,0.047mmol)の溶液に加えた。続いて、トリエチルアミン(0.01mL,0.072mmol)を加え、該反応物を10日間攪拌した。該反応物を乾燥するまで濃縮し、続いて1.5mL ジメチルホルムアミド中に再溶解させた。該反応物を、Acrodisc(0.45μmナイロン膜を備えた13mmシリンジフィルター)シリンジフィルターに通して濾過した。粗製物質を、下記条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x100mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(0.05% TFAを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(0.05% TFAを含有);グラジエント:10分間の20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、0.6mgを得た。MS(ES): m/z = 457 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.85
k.
【0388】
実施例510
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化280】
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実施例510は、実施例532を調製するために用いた手順を用いて調製した。
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.06 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.89 - 7.82 (m, 1H), 7.74 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.53 - 7.44 (m, 2H), 7.38 (td, J=7.4, 1.5 Hz, 1H), 7.19 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.16 - 7.07 (m, 3H), 7.06 (dd, J=7.9, 2.0 Hz, 1H), 2.82 (br. s., 3H), 2.12 - 2.02 (m, 2H), 1.88 (br. s., 2H), 1.79 - 1.60 (m, 4H), 1.51 (dquin, J=13.3, 6.7 Hz, 1H), 0.86 (d, J=6.9 Hz, 6H). MS(ES): m/z = 539 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.18
k.
【0389】
実施例511
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
実施例511は、実施例532を調製するために用いた手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 606 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.39
k,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.13 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J=9.4 Hz, 2H), 7.45 (d, J=4.0 Hz, 3H), 7.36 (dq, J=8.2, 4.0 Hz, 1H), 7.20 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.17 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.11 (dd, J=8.4, 2.0 Hz, 1H), 2.83 (br. s., 3H), 2.05 (d, J=6.4 Hz, 2H), 1.98 - 1.89 (m, 2H), 1.79 - 1.58 (m, 4H), 1.50 (dquin, J=13.3, 6.7 Hz, 1H), 0.87 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0390】
実施例512
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化282】
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実施例512は、実施例532を調製するために用いた手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 536 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.25
k,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.16 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.80 - 7.76 (m, 1H), 7.54 - 7.49 (m, 1H), 7.48 - 7.44 (m, 1H), 7.38 (td, J=7.6, 1.2 Hz, 1H), 7.28 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.19 - 7.10 (m, 3H), 6.99 (dd, J=7.9, 2.0 Hz, 1H), 2.82 - 2.68 (m, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.08 - 1.98 (m, 2H), 1.83 - 1.53 (m, 6H), 1.51 - 1.42 (m, 1H), 0.82 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0391】
実施例513
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−3’−(3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化283】
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実施例513は、実施例532を調製するために用いた手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 590 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.38
k.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.12 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.67 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.65 - 7.61 (m, 2H), 7.54 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.44 (d, J=4.0 Hz, 2H), 7.38 - 7.30 (m, 1H), 7.22 - 7.17 (m, 1H), 7.13 (dd, J=8.4, 2.0 Hz, 1H), 2.84 (br. s., 3H), 2.13 - 2.02 (m, 2H), 1.96 (d, J=8.9 Hz, 2H), 1.78 - 1.60 (m, 4H), 1.51 (dquin, J=13.3, 6.6 Hz, 1H), 0.88 (d, J=6.9 Hz, 6H).
【0392】
実施例514
1−(4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ウレア
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
実施例514は、実施例531を調製するために用いた手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 630 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.35
k.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 7.95 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.57 (d, J=4.0 Hz, 2H), 7.52 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.50 - 7.45 (m, 1H), 7.17 (d, J=8.9 Hz, 2H), 6.99 (d, J=7.9 Hz, 1H), 6.55 (dd, J=7.9, 2.0 Hz, 1H), 2.77 (d, J=6.9 Hz, 3H), 2.05 (br. s., 2H), 1.86 (br. s., 2H), 1.77 - 1.57 (m, 4H), 1.43 (dquin, J=13.3, 6.6 Hz, 1H), 0.84 (d, J=6.9 Hz, 6H).
【0393】
実施例515
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
実施例515は、実施例522について記載の方法を用いて調製した。MS(ES): m/z = 526 [M+H]
+ HPLC T
r: 1.79
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 13.86 - 11.94 (m, 1H), 9.65 (br. s., 1H), 8.08 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.91 (dd, J=8.9, 5.9 Hz, 1H), 7.55 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.34 (td, J=8.4, 2.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J=9.7, 2.7 Hz, 1H), 7.07 (d, J=11.9 Hz, 1H), 6.02 (br. s., 1H), 3.74 (s, 3H), 2.82 (br. s., 2H), 2.69 - 2.58 (m, 1H), 1.88 (d, J=11.4 Hz, 2H), 1.69 (d, J=11.9 Hz, 2H), 1.53 (d, J=10.9 Hz, 1H), 1.41 (dquin, J=13.3, 6.7 Hz, 1H), 1.35 - 1.20 (m, 2H), 1.16 - 0.97 (m, 3H), 0.87 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0394】
実施例516
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(m−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
実施例516は、実施例522について記載の方法を用いて調製した。MS(ES): m/z = 536 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.06
k.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.02 - 7.96 (m, 2H), 7.26 (s, 1H), 7.21 - 7.16 (m, 3H), 7.12 (td, J=8.2, 2.5 Hz, 1H), 6.92 (d, J=5.9 Hz, 1H), 6.86 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.76 (d, J=6.9 Hz, 2H), 2.60 (t, J=11.6 Hz, 1H), 2.33 (s, 3H), 1.73 (d, J=9.9 Hz, 4H), 1.58 (d, J=11.9 Hz, 1H), 1.51 (dquin, J=13.3, 6.7 Hz, 1H), 1.35 - 1.21 (m, 2H), 1.21 - 0.99 (m, 3H), 0.84 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0395】
実施例517
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
実施例517は、実施例522について記載の方法を用いて調製した。MS(ES): m/z = 591 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.06
k.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.64 (d, J=2.5 Hz, 1H), 8.34 (dd, J=8.7, 2.2 Hz, 1H), 8.03 - 7.95 (m, 2H), 7.67 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.18 (dd, J=9.4, 3.0 Hz, 1H), 7.13 (td, J=8.3, 2.7 Hz, 1H), 6.92 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.84 (d, J=6.9 Hz, 2H), 2.75 - 2.65 (m, 1H), 1.93 (d, J=11.4 Hz, 2H), 1.78 (d, J=12.9 Hz, 2H), 1.60 (d, J=11.9 Hz, 1H), 1.58 - 1.49 (m, 1H), 1.44 - 1.33 (m, 2H), 1.28 - 1.04 (m, 4H), 0.90 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0396】
実施例518
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(5−メチルイソキサゾール3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化288】
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518A. N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)イソブチルアミド
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
無水塩化メチレン(15mL)中の4,4−ジフルオロシクロヘキサンアミン塩酸塩(426.3mg,2.484mmol)の溶液を窒素下で0℃に冷却した。次いで、トリエチルアミン(0.74mL,5.31mmol)を加えた。該混合物を0℃で15分間攪拌し、塩化イソブチリル(0.25mL,2.386mmol)をシリンジにより滴下して加えた。該混合物を攪拌し、終夜室温にゆっくり温めた。該反応物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、続いて塩化メチレンで4回抽出した。有機抽出物を合わせて、1N 塩酸および食塩水で洗浄した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。酸性水層のLCMSにより、生成物の存在が示される。5% MeOH/CHCl
3を3回抽出し、該水層のHPLCにより、さらなる生成物が示されず、捨てた。該メタノール−クロロホルム抽出物を食塩水で洗浄し、有機層を元の塩化メチレン抽出物に加えた。抽出物を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、白色の固形物(513.9mg)を得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 5.46 - 5.23 (m, 1H), 4.03 - 3.78 (m, 1H), 2.43 - 2.26 (m, 1H), 2.22 - 1.98 (m, 4H), 1.98 - 1.73 (m, 2H), 1.59 - 1.45 (m, 2H), 1.18 (d, J=7.0 Hz, 6H).
【0397】
518B. 4,4−ジフルオロ−N−イソブチルシクロヘキサンアミン
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下にて室温で無水THF(15mL)中のN−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)イソブチルアミド(510mg,2.485mmol)の溶液に、シリンジによりボランTHF錯体(6mL,6.00mmol,THF中で1M溶液)を加えた。終夜攪拌し続けた。該反応物をメタノールで慎重にクエンチし、減圧濃縮して、オフホワイト色の残渣(491.9mg)を得た。この物質を精製することなく後の変換に使用した。
【0398】
518C. 4−ブロモ−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−N−イソブチル−2−ニトロアニリン
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
窒素下で無水NMP(1mL)中の5−ブロモ−2,4−ジフルオロニトロベンゼン(537mg,2.258mmol)の溶液に、DIPEA(1.183mL,6.77mmol)、続いてNMP(2mL)中の4,4−ジフルオロ−N−イソブチルシクロヘキサンアミン(475mg,2.484mmol)を加えた。該混合物を110℃に加温し、3日間攪拌した。該反応物を室温に冷まし、エーテルで希釈した。希釈した反応物を1N 塩酸で2回洗浄した。続いて、有機層を、炭酸水素ナトリウム飽和溶液、続いて食塩水で2回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、暗褐色の残渣を得た(925.2mg)。該粗生成物を、24gのシリカカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を赤橙色の固形物(682mg)として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.04 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.95 (d, J=10.8 Hz, 1H), 3.13 - 2.95 (m, 1H), 2.87 (d, J=7.3 Hz, 2H), 2.16 (dd, J=11.0, 3.3 Hz, 2H), 1.99 - 1.75 (m, 5H), 1.75 - 1.63 (m, 2H), 0.92 (d, J=6.6 Hz, 6H). MS(ES): m/z = 409 [M+H]
+.
【0399】
518D. 4−ブロモ−N1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(6mL)および水(1.200mL)中の4−ブロモ−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−N−イソブチル−2−ニトロアニリン(680mg,1.662mmol)の溶液を、窒素下で0℃に冷却した。該反応物を亜鉛(652mg,9.97mmol)および塩化アンモニウム(533mg,9.97mmol)で処理した。続いて、該反応物を終夜攪拌した。次いで、反応混合液をセライトのパッドに通して濾過し、続いてクロロホルムで十分にすすいだ。有機濾液を合わせて、減圧濃縮して、暗色の残渣を得て、酢酸エチルおよび水の間で分液処理した。層を分離し、有機層を減圧濃縮して、濃い紫色の油状残渣(722.0mg)を得た。該粗生成物を、40gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を紫色の油状物(308mg)として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 7.06 (d, J=10.6 Hz, 1H), 6.93 (d, J=7.5 Hz, 1H), 4.89 (s, 2H), 2.95 - 2.64 (m, 3H), 1.91 - 1.68 (m, 4H), 1.58 (d, J=11.4 Hz, 2H), 1.36 (dquin, J=13.4, 6.7 Hz, 1H), 0.81 (d, J=6.6 Hz, 6H). MS(ES): m/z = 379 [M+H]
+.
【0400】
518E. メチル 5’−アミノ−4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥ジオキサン(5mL)中の4−ブロモ−N1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(305mg,0.804mmol)の攪拌溶液に、メチル 4−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(270mg,0.965mmol)およびリン酸カリウム(512mg,2.413mmol)を加えた。該反応物をアルゴンで15分間パージし、続いてPdCl
2(dppf)(118mg,0.161mmol)を加えた。該反応物をアルゴンでさらに5分間パージした。該反応物を密封し、80℃に終夜加熱した。冷ました反応混合物を減圧濃縮して、揮発物を除去し、酢酸エチル中に再溶解させた。該混合物を水、続いて食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、暗褐色の油状物(928.9mg)を得た。該粗生成物を、40gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物をヘキサン中の0−50% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションで蒸発させて、所望化合物を油状物(224.3mg)として得た。MS(ES): m/z = 453 [M+H]
+.
【0401】
518. 4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
反応バイアルに、無水テトラヒドロフラン(2mL)中のメチル 5’−アミノ−4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(37mg,0.082mmol)を入れた。クロロギ酸4−ニトロフェニル(18.13mg,0.090mmol)、続いてトリエチルアミン(0.23mL,1.650mmol)を加えた。40分後、5−メチルイソキサゾール−3−アミン(64.2mg,0.654mmol)を加え、該反応物を50℃に温めた。該反応物を終夜攪拌した。LCMSは、生成物への部分的な変換を示す。該反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、続いて減圧濃縮して、明るい黄色の残渣を得た。この物質を反応条件に再度付した。冷ました反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、減圧濃縮して、黄色の残渣(49mg)を得た。LCMSは、予想される生成物の存在と一致する。無水テトラヒドロフラン(2mL)、メタノール(2mL)および水(1mL)中のメチル 4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(5−メチルイソキサゾール−3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(47.1mg,0.082mmol)の均一混合物に、水酸化リチウム(19.56mg,0.817mmol)を加えた。該混合物を21時間攪拌した。該反応物を減圧濃縮して、揮発物を除去し、続いて2mLの水で処理した。次いで、1N 塩酸をpHが約4になるまで加えた。生じた混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、続いて減圧濃縮して、粗生成物を得た。残渣を1.5mL DMF中に再溶解させ、シリンジフィルターに通した。粗製物質を、下記条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分間の15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。該生成物の収率は17.6mgであった。MS(ES): m/z = 563 [M+H]
+ HPLC T
r: 1.88
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 10.44 (br. s., 1H), 8.84 (br. s., 1H), 8.24 - 8.07 (m, 1H), 7.94 - 7.73 (m, 1H), 7.33 (t, J=8.2 Hz, 1H), 7.24 (d, J=9.4 Hz, 1H), 7.20 (d, J=11.4 Hz, 1H), 6.38 (br. s., 1H), 2.88 - 2.76 (m, 2H), 2.35 (d, J=3.0 Hz, 3H), 2.09 - 1.91 (m, 4H), 1.87 - 1.69 (m, 2H), 1.58 (q, J=12.2 Hz, 2H), 1.44 - 1.31 (m, 1H), 0.89 - 0.82 (m, 6H).
【0402】
実施例519
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化295】
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519A. メチル 5’−アミノ−4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化296】
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乾燥ジオキサン(3mL)中の4−ブロモ−N1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(150mg,0.396mmol)の攪拌溶液に、メチル 4−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(133mg,0.475mmol)、続いてリン酸カリウム(252mg,1.187mmol)を加えた。反応混合液をアルゴンで15分間パージし、PdCl
2(dppf)(57.9mg,0.079mmol)を加えた。反応混合液を再度アルゴンでさらに5分間パージし、該反応物にVigreauxカラムを取り付け、アルゴン雰囲気下で80℃に加熱した。5時間加熱し、LCMSは生成物への部分的な変換を示す。反応物を再度アルゴンでさらに15分間パージし、62.5mgのボロン酸試薬および49mgのPd触媒を加えた。アルゴンを反応混合物に5分間泡立てて通して、再度80℃に加熱した。該反応物を終夜攪拌した。反応物を室温に冷まし、酢酸エチルで希釈した。該混合物を水、続いて食塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、暗褐色の油状物(528.3mg)を得た。該粗生成物を、24gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−50% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションで蒸発させて、所望化合物(53mg)を得た。MS(ES): m/z = 453 [M+H]
+.
【0403】
519B. メチル 4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化297】
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無水テトラヒドロフラン(2mL)中のメチル 5’−アミノ−4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(52.8mg,0.117mmol)の溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(21.75mg,0.163mmol)を加えた。該混合物を窒素雰囲気下で50℃に温めた。2時間後、加熱を止め、該反応物を室温で終夜攪拌し続けた。該反応物を水および酢酸エチルの間で分液処理し、層を分離し、該水層を酢酸エチルで2回以上抽出した。有機抽出物を合わせて、水および食塩水でそれぞれ1回ずつ洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、暗褐色の残渣(106.6mg)を得た。該粗生成物を、12gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を無色のガラス状物として得た(56mg)。MS(ES): m/z = 586 [M+H]
+.
【0404】
519. 4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化298】
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窒素下にて室温で無水テトラヒドロフラン(1mL)、メタノール(1mL)および水(0.5mL)中のメチル 4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(56.0mg,0.096mmol)の均一混合物に、水酸化リチウム(22.90mg,0.956mmol)を加えた。該反応物を終夜攪拌した。該反応物を減圧濃縮して、揮発物を除去し、続いて2mLの水で処理した。さらに、塩酸(1N)を約pH4になるまで加えた。生じた混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄した。次いで、蒸発させて、ガラス状残渣を得た。該粗生成物を、12gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。予想される生成物ピークを含有する適当なフラクションを合わせて、濃縮して、揮発物を除去し、続いて凍結乾燥させて、白色の固形物を得た(21.1mg)。MS(ES): m/z = 572 [M+H]
+, HPLC T
r: 12.97
g.
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 12.79 (br. s., 1H), 9.45 (s, 1H), 8.10 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.00 - 7.87 (m, 2H), 7.46 - 7.32 (m, 3H), 7.25 (dd, J=9.6, 2.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J=11.4 Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.4 Hz, 2H), 2.96 - 2.78 (m, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.14 - 1.93 (m, 4H), 1.93 - 1.68 (m, 2H), 1.65 - 1.50 (m, 2H), 1.42 (dquin, J=13.2, 6.7 Hz, 1H), 0.88 (d, J=6.6 Hz, 6H).
【0405】
実施例520
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化299】
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実施例520は、実施例518について記載の化学反応を用いて調製した。MS(ES): m/z = 630 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.13
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 9.54 (br. s., 1H), 8.17 (s, 1H), 8.01 - 7.88 (m, 4H), 7.53 (s, 1H), 7.35 (td, J=8.5, 2.7 Hz, 1H), 7.26 (dd, J=9.4, 2.5 Hz, 1H), 7.18 (d, J=11.4 Hz, 1H), 5.06 (q, J=9.2 Hz, 2H), 2.88 - 2.78 (m, 3H), 2.14 - 1.92 (m, 4H), 1.91 - 1.71 (m, 2H), 1.62 - 1.47 (m, 2H), 1.38 (dquin, J=13.3, 6.6 Hz, 1H), 0.86 (d, J=6.9 Hz, 6H).
【0406】
実施例521
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化300】
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実施例521は、実施例518について記載の化学反応を用いて調製した。MS(ES): m/z = 675 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.12
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 11.29 (br. s., 1H), 8.28 (br. s., 1H), 8.09 (dd, J=8.2, 3.2 Hz, 1H), 7.99 - 7.90 (m, 2H), 7.40 - 7.32 (m, 1H), 7.27 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.22 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.82 (br. s., 3H), 2.16 (d, J=3.5 Hz, 3H), 2.09 - 1.94 (m, 4H), 1.90 - 1.71 (m, 2H), 1.61 - 1.47 (m, 2H), 1.43 - 1.30 (m, 1H), 0.91 - 0.80 (m, 6H)
【0407】
実施例522
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(6−メチルピリダジン−3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化301】
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522A. N−シクロヘキシルイソブチルアミド
【化302】
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無水テトラヒドロフラン(30mL)中のシクロヘキサンアミン(3.65g,36.8mmol)の溶液を、窒素下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(5.60mL,40.1mmol)を加えた。該混合物を0℃で10分間攪拌し、塩化イソブチリル(3.51mL,33.5mmol)をシリンジにより滴下して加えた。該混合物を室温にゆっくり温めた。3日後、該反応物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、続いて塩化メチレンで4回抽出した。有機抽出物を合わせて、1N 塩酸および食塩水で洗浄した。水層を5% MeOH/CHCl
3でさらに3回抽出した。水層中に生成物が観察されなくなり、捨てた。該有機抽出物を元の有機層と合わせて、減圧濃縮して、オフホワイト色の固形物(5.43g)を得た。該粗生成物を、120gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を無色の固形物(5.05g)として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 5.28 (br. s., 1H), 3.92 - 3.60 (m, 1H), 2.32 (spt, J=6.9 Hz, 1H), 2.01 - 1.86 (m, 2H), 1.81 - 1.69 (m, 2H), 1.51 - 1.33 (m, 2H), 1.17 (d, J=6.8 Hz, 6H) (いくつかの共鳴は、イソブチル基のメチルによって隠れる).
【0408】
522B. N−イソブチルシクロヘキサンアミン
【化303】
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水素化アルミニウムリチウム(48mL,48.0mmol,テトラヒドロフラン中で1M)を、窒素下で無水テトラヒドロフラン(100mL)中のN−シクロヘキシルイソブチルアミド(4g,23.63mmol)の溶液にゆっくり加えた。生じた溶液を70℃で20時間加熱した。反応混合液を室温に冷まし、次いでエーテルで希釈し、氷浴内で0℃に冷却した。水(2mL)を該反応混合物に加え、続いて15% 水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えた。次に、水(6mL)を加え、該反応混合物を水浴から取り出し、室温に温めた。該混合物を室温で15分間攪拌し、硫酸マグネシウムを加え、該混合物をさらに15分間攪拌した。該混合物をフリットガラス漏斗に通して濾過して、塩を除去した。濾液を分液漏斗に移して、層を分離した。水層を酢酸エチルで2回以上抽出した。有機抽出物を合わせて、水、続いて食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、油状物を得た(2.9573g)。この物質を精製することなく使用した。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 2.52 (dt, J=3.6, 1.9 Hz, 1H), 2.33 (d, J=6.8 Hz, 2H), 1.88 - 1.75 (m, 2H), 1.73 - 1.63 (m, 2H), 1.62 - 1.48 (m, 2H), 1.27 - 1.09 (m, 4H), 1.06 - 0.93 (m, 2H), 0.87 (d, J=6.6 Hz, 6H).
【0409】
522C. 4−ブロモ−N−シクロヘキシル−5−フルオロ−N−イソブチル−2−ニトロアニリン
【化304】
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無水NMP(3mL)中の5−ブロモ−2,4−ジフルオロニトロベンゼン(1.806g,7.59mmol)の溶液に、NMP(6mL)中でジイソプロピルエチルアミン(3.98mL,22.77mmol)、続いてN−イソブチルシクロヘキサンアミン(1.2964g,8.35mmol)を加えた。該混合物を窒素下にて110℃で加熱した。19時間攪拌し、該反応物を室温に冷まし、エーテルで希釈した。該エーテル溶液を1N エン酸で2回洗浄した。次いで、有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、次いで食塩水でそれぞれ2回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、暗色の残渣を得た(3.06g)。該粗生成物を、80gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を赤橙色の固形物(2.30g)として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.99 (d, J=7.3 Hz, 1H), 6.89 (d, J=11.0 Hz, 1H), 2.97 - 2.90 (m, 1H), 2.89 (d, J=7.3 Hz, 2H), 1.91 - 1.77 (m, 4H), 1.71 (dt, J=13.5, 6.8 Hz, 1H), 1.67 - 1.58 (m, 1H), 1.50 - 1.38 (m, 2H), 1.34 - 1.18 (m, 2H), 1.16 - 1.02 (m, 1H), 0.92 (d, J=6.6 Hz, 6H). MS(ES): m/z = 373 [M+H]
+.
【0410】
522D. 4−ブロモ−N1−シクロヘキシル−5−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン
【化305】
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エタノール(20mL)および水(4.00mL)中の4−ブロモ−N−シクロヘキシル−5−フルオロ−N−イソブチル−2−ニトロアニリン(1.116g,2.99mmol)の溶液を、窒素下で0℃に冷却した。次いで、亜鉛(3.91g,59.8mmol)および塩化アンモニウム(3.20g,59.8mmol)を加えた。該混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液を、セライトパッドに通して濾過し、次いでクロロホルムで十分にすすいだ。有機濾液を合わせて、減圧濃縮して、ろう様の金色の残渣(1.1283g)を得た。該試料をクロロホルム中に懸濁させた。該試料を濾過し、該濾液を40gのIscoシリカゲルカラムにかけた。該生成物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルで溶出した。部分精製のみを行った。生成物を含むフラクションを濃縮した。部分精製した生成物を、40gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−50% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を金色の油状物(246mg)として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 7.00 (d, J=10.8 Hz, 1H), 7.11 - 6.96 (m, 1H), 6.91 (d, J=7.3 Hz, 1H), 4.80 (s, 2H), 2.89 - 2.67 (m, 2H), 2.60 (tt, J=11.7, 3.2 Hz, 1H), 1.73 (br. s., 4H), 1.55 (d, J=9.9 Hz, 1H), 1.44 - 1.28 (m, 3H), 1.16 - 0.95 (m, 3H), 0.80 (d, J=6.6 Hz, 6H). MS(ES): m/z = 343 [M+H]
+.
【0411】
522E. メチル 5’−アミノ−4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化306】
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乾燥ジオキサン(5mL)中の4−ブロモ−N1−シクロヘキシル−5−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(246mg,0.717mmol)の攪拌溶液に、メチル 4−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(241mg,0.860mmol)、続いてリン酸カリウム(456mg,2.150mmol)を加えた。該反応物をアルゴンで15分間パージした。PdCl
2(dppf)(105mg,0.143mmol)を加え、アルゴンで5分間続けてパージした。続いて、該反応物を80℃に加熱した。該反応物を約24時間加熱した。冷却した反応物を蒸発させ、続いて酢酸エチル中に再懸濁させた。該混合物を、水、続いて食塩水で順次洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、暗褐色の残渣(953.5mg)を得た。40gのIscoシリカゲルカラムを用いてCombiFlash Systemで精製した。該カラムを、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。部分精製のみを行ったため、該物質を、24gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで2回精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−50% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を油状物(144.7mg)として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d
6) δ 7.88 (dd, J=8.7, 6.1 Hz, 1H), 7.34 (td, J=8.5, 2.6 Hz, 1H), 7.28 (dd, J=9.9, 2.6 Hz, 1H), 6.87 (d, J=12.1 Hz, 1H), 6.67 (d, J=7.9 Hz, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.60 (s, 3H), 2.78 (br. s., 2H), 2.75 - 2.64 (m, 1H), 1.77 (t, J=11.1 Hz, 4H), 1.58 (d, J=10.6 Hz, 1H), 1.49 - 1.35 (m, 3H), 1.19 - 1.00 (m, 3H), 0.84 (d, J=6.6 Hz, 6H)
【0412】
522. 4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(6−メチルピリダジン−3−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
その他の製造は、実施例518と同様に行った。MS(ES): m/z = 538 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.82
j.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 10.32 (br. s., 1H), 8.09 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.91 (dd, J=8.7, 6.2 Hz, 1H), 7.63 (br. s., 1H), 7.51 (d, J=9.4 Hz, 1H), 7.33 (td, J=8.4, 2.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J=9.7, 2.2 Hz, 1H), 7.11 (d, J=11.9 Hz, 1H), 2.84 (d, J=6.4 Hz, 2H), 2.69 (t, J=11.6 Hz, 1H), 2.53 (s, 3H), 2.00 - 1.87 (m, 2H), 1.67 (d, J=9.4 Hz, 2H), 1.52 (br. s., 1H), 1.44 (dt, J=13.4, 6.7 Hz, 1H), 1.40 - 1.27 (m, 2H), 1.14 - 0.97 (m, 3H), 0.86 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0413】
実施例523
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−5’−(3−(4−シクロヘキシルフェニル)ウレイド)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化307】
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実施例523は、実施例522について記載の化学反応を用いて調製した。MS(ES): m/z = 604 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.78
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 9.41 (s, 1H), 7.97 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.91 (dd, J=8.7, 6.2 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.36 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.34 - 7.29 (m, 1H)(部分的に隠れた), 7.25 (dd, J=9.4, 2.5 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.07 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.81 (d, J=5.9 Hz, 2H), 2.66 - 2.57 (m, 1H), 2.47 - 2.39 (m, 1H), 1.87 (d, J=10.9 Hz, 2H), 1.81 - 1.66 (m, 7H), 1.53 (d, J=11.4 Hz, 1H), 1.46 - 1.17 (m, 8H), 1.16 - 0.95 (m, 3H).
【0414】
実施例524
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(4−モルホリノフェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化308】
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実施例524は、実施例522について記載の化学反応を用いて調製した。MS(ES): m/z = 607 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.04
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 9.23 (br. s., 1H), 8.00 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.91 (dd, J=8.9, 5.9 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.39 - 7.33 (m, 1H), 7.31 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.25 (dd, J=9.7, 2.7 Hz, 1H), 7.07 (d, J=11.4 Hz, 1H), 6.90 (d, J=8.9 Hz, 2H), 3.79 - 3.69 (m, 4H), 3.08 - 3.00 (m, 4H), 2.79 (d, J=5.0 Hz, 2H), 2.59 (t, J=11.4 Hz, 1H), 1.84 (d, J=9.9 Hz, 2H), 1.71 (d, J=12.4 Hz, 2H), 1.53 (d, J=11.4 Hz, 1H), 1.39 (dquin, J=13.3, 6.6 Hz, 1H), 1.32 - 1.19 (m, 2H), 1.16 - 0.95 (m, 3H), 0.85 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0415】
実施例525
4’−(シクロヘキシル(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(5−メチルピラジン−2−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
実施例525は、実施例522について記載の化学反応を用いて調製した。MS(ES): m/z = 538 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.28
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 10.24 (s, 1H), 8.59 (br. s., 1H), 8.16 - 8.08 (m, 2H), 7.98 - 7.88 (m, 2H), 7.35 (td, J=8.4, 2.5 Hz, 1H), 7.29 (dd, J=9.7, 2.7 Hz, 1H), 7.13 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.86 (d, J=5.4 Hz, 2H), 2.71 - 2.61 (m, 1H), 2.43 (s, 3H), 1.87 (d, J=10.9 Hz, 2H), 1.67 (d, J=12.4 Hz, 2H), 1.52 (d, J=10.9 Hz, 1H), 1.43 (dquin, J=13.4, 6.7 Hz, 1H), 1.37 - 1.25 (m, 2H), 1.13 - 0.96 (m, 3H), 0.87 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0416】
実施例526
4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)−5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化310】
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526A. 4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン
【化311】
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4−ブロモ−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(20g,60.7mmol)(1A)、5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボリナン)(15.09g,66.8mmol)、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(1.111g,1.519mmol)および酢酸カリウム(17.89g,182mmol)を丸底フラスコ内で合わせた。ジメチルスルホキシド(200mL)を加え、該フラスコを窒素で排気と再充填を3回繰り返した。次いで、該反応物を80℃で8時間加熱した。該反応物を室温に冷まし、半分に分け、二短路(two short)シリカゲルプラグに通した。該シリカゲルをヘキサン/酢酸エチル(4:1)ですすいだ(3x100mL)。溶媒を留去し、粗生成物を、ヘキサン中の0−10% 酢酸エチルグラジエントを用いて750gのRediSepシリカゲルカラムで精製した。4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(22.17g)を黄/橙色の油状物として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.15 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.75 (dd, J=8.4, 1.5 Hz, 1H), 7.06 (d, J=8.6 Hz, 1H), 3.76 (s, 4H), 3.09 - 2.89 (m, 4H), 1.95 (dquin, J=13.5, 6.8 Hz, 2H), 1.03 (s, 6H), 0.85 (d, J=6.6 Hz, 12H).
【0417】
526B. メチル 4’−(ジイソブチルアミノ)−5−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
20mLバイアルに、4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(300mg,0.828mmol)、メチル 2−ブロモ−4−メチルベンゾエート(158mg,0.690mmol)および炭酸セシウム(675mg,2.070mmol)を入れた。該バイアルを密封し、アルゴンで排気と再充填を繰り返した(x3)。続いて、ジオキサン−水(3:1,3.0mL)を加え、該混合物をアルゴンで再度パージした。PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(56.4mg,0.069mmol)を加え、次いで該反応バイアルを密封し、100℃で加熱した。該反応物を約5時間加熱した。冷ました反応物を分液漏斗に移し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水で洗浄した。層を分離し、該水層を酢酸エチルで2回以上抽出した。有機抽出物を合わせて、水、続いて食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、暗褐色残渣(637mg)を得た。該粗生成物を、12gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を粘稠性の橙赤色の油状物(292.5mg)として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.82 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.73 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.33 (dd, J=8.6, 2.2 Hz, 1H), 7.28 - 7.23 (m, 1H), 7.22 - 7.19 (m, 1H), 7.15 (d, J=8.8 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 3.00 (d, J=7.0 Hz, 4H), 2.45 (s, 3H), 2.05 - 1.92 (m, 2H), 0.90 (d, J=6.6 Hz, 12H).
【0418】
526C. メチル 3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)−5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化313】
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窒素下にて0℃でエタノール(3.5mL)および水(0.5mL)中のメチル 4’−(ジイソブチルアミノ)−5−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(275mg,0.690mmol)の溶液に、亜鉛(271mg,4.14mmol)および塩化アンモニウム(221mg,4.14mmol)を加えた。該混合物を室温で4時間攪拌し、続いて冷蔵庫内に終夜置いた。該反応物を濾過し、セライトのパッドに通して濾過し、次いでクロロホルムで十分にすすいだ。濾液を減圧濃縮して、油状残渣(313.3mg)を得た。粗生成物を、12gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を琥珀色の油状物(150.1mg)として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.69 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.23 (d, J=1.1 Hz, 1H), 7.21 - 7.15 (m, 1H), 7.08 (d, J=7.9 Hz, 1H), 6.72 (d, J=2.0 Hz, 1H), 6.65 (dd, J=8.0, 2.1 Hz, 1H), 4.24 - 4.16 (m, 2H), 3.62 (s, 3H), 2.68 (d, J=7.3 Hz, 4H), 2.43 (s, 3H), 1.82 (dquin, J=13.5, 6.8 Hz, 2H), 0.96 (d, J=6.6 Hz, 12H).
【0419】
526. 4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)−5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
その他の製造は、実施例519と同様に行った。MS(ES): m/z = 492 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.11
k.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 9.38 (br. s., 1H), 8.16 (d, J=4.0 Hz, 1H), 8.05 - 7.94 (m, 1H), 7.90 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.58 (dd, J=7.4, 4.5 Hz, 1H), 7.30 - 7.09 (m, 5H), 7.08 - 6.99 (m, 1H), 6.97 - 6.87 (m, 1H), 2.73 (d, J=2.0 Hz, 4H), 2.38 (d, J=3.5 Hz, 3H), 1.79 - 1.64 (m, 2H), 0.96 - 0.81 (m, 12H).
【0420】
実施例527
3’−(3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ウレイド)−4’−(ジイソブチルアミノ)−5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化314】
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実施例527は、実施例526について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 526 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.20
k.
【0421】
実施例528
3’−(3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド)−4’−(ジイソブチルアミノ)−5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化315】
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実施例528は、実施例526について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 510 [M+H]
+ HPLC T
r: 2.16
k.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 7.94 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.78 (td, J=8.9, 5.9 Hz, 1H), 7.66 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.20 - 7.13 (m, 2H), 7.02 (dd, J=8.4, 2.0 Hz, 1H), 6.95 - 6.79 (m, 2H), 2.70 (d, J=7.4 Hz, 4H), 2.40 (s, 3H), 1.78 (dquin, J=13.4, 6.7 Hz, 2H), 0.91 (d, J=6.4 Hz, 12H).
【0422】
実施例529
4’−(ジイソブチルアミノ)−3’−(3−(4−エトキシフェニル)ウレイド)−5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化316】
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実施例529は、実施例526について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 518 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.14
k.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.02 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.68 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.29 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.18 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.15 (d, J=8.4 Hz, 1H), 6.98 (dd, J=8.4, 2.0 Hz, 1H), 6.89 - 6.80 (m, 2H), 4.02 (q, J=6.9 Hz, 2H), 2.64 (d, J=6.9 Hz, 4H), 2.40 (s, 3H), 1.72 (dquin, J=13.5, 6.7 Hz, 2H), 1.40 (t, J=6.9 Hz, 3H), 0.86 (d, J=6.4 Hz, 12H).
【0423】
実施例530
4’−(ジイソブチルアミノ)−5−メチル−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化317】
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実施例530は、実施例526について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 488 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.16
k,
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 9.39 (s, 1H), 8.00 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.58 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.36 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.22 (dd, J=7.7, 3.7 Hz, 2H), 7.18 (s, 1H), 7.09 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.90 (dd, J=7.9, 2.0 Hz, 1H), 2.71 (d, J=6.9 Hz, 4H), 2.38 (s, 3H), 2.25 (s, 3H), 1.70 (dquin, J=13.3, 6.6 Hz, 2H), 0.88 (d, J=6.4 Hz, 12H).
【0424】
実施例531
5’−(3−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ウレイド)−4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化318】
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531A. 1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−3−(5−ブロモ−2−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−4−フルオロフェニル)ウレア
【化319】
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無水テトラヒドロフラン(1mL)中の4−ブロモ−N1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−5−フルオロ−N1−イソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(60mg,0.158mmol)(中間体518D)の溶液に、3,4−(メチレンジオキシ)フェニル イソシアネート(43.9mg,0.269mmol)を加えた。該管を密封し、生じた混合物を50℃で0.5時間加熱し、室温で終夜攪拌した。該粗生成物を、24gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物をヘキサン中の0−50% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物をガラス状物として得た(71.2mg)。MS(ES): m/z = 542 [M+H]
+.
【0425】
531. 5’−(3−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)ウレイド)−4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化320】
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アルゴンでパージしたジメチルホルムアミド(1mL)中の1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−3−(5−ブロモ−2−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−4−フルオロフェニル)ウレア(35.6mg,0.066mmol)の攪拌溶液に、2−ボロノ−4−フルオロ安息香酸(24.14mg,0.131mmol)、続いて炭酸カリウム(0.219mL,0.328mmol,1.5M水溶液)を加えた。該反応物をアルゴンで15分間パージし、続いてPd(Ph
3P)
4(7.58mg,6.56μmol)を加えた。アルゴンでのパージをさらに5分間続けた。続いて、該バイアルに蓋をし、100℃で加熱した。該反応物を2.25時間加熱し、続いて室温に冷ました。該反応物を、約pH4まで氷酢酸を滴下して加えることにより処理し、続いて1.5mLのジメチルホルムアミドで希釈した。該反応物をAcrodisc(0.45μmナイロン膜を備えた13mmシリンジフィルター)シリンジフィルターに通して濾過した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分間の20−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、最終生成物を得た(7.2mg)。MS(ES): m/z = 602 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.18
k ,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.05 (d, J=7.9 Hz, 1H), 8.00 - 7.94 (m, 1H), 7.19 - 7.06 (m, 2H), 7.00 (s, 1H), 6.89 (d, J=11.4 Hz, 1H), 6.79 - 6.74 (m, 2H), 5.95 (s, 2H), 2.75 (d, J=6.4 Hz, 3H), 2.04 (br. s., 2H), 1.82 - 1.58 (m, 6H), 1.55 - 1.43 (m, 1H), 0.84 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0426】
実施例532
1−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−3−(4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−6−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)ウレア
【化321】
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実施例532は、実施例531について示される方法を用いて調製した。MS(ES): m/z = 608 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.07
k.
【0427】
実施例533
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’−フルオロ−5’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
実施例533は、実施例531について示される方法を用いて調製した。MS(ES): m/z = 554 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.26
k,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.08 - 8.02 (m, 1H), 7.93 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.58 - 7.53 (m, 1H), 7.48 - 7.40 (m, 2H), 7.28 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.14 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.88 (d, J=10.9 Hz, 1H), 2.75 (d, J=5.9 Hz, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.09 - 1.99 (m, 2H), 1.81 - 1.56 (m, 6H), 1.50 (dquin, J=13.4, 6.7 Hz, 1H), 0.85 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0428】
実施例534
1−(4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−6−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(p−トリル)ウレア
【化323】
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実施例534は、実施例531について示される方法を用いて調製した。MS(ES): m/z = 578 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.23
k,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 7.86 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.79 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.68 - 7.62 (m, 1H), 7.60 - 7.56 (m, 1H), 7.55 - 7.49 (m, 1H), 7.30 (d, J=7.9 Hz, 2H), 7.14 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.74 (d, J=11.4 Hz, 1H), 2.83 - 2.68 (m, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.11 - 2.01 (m, 2H), 1.81 - 1.57 (m, 6H), 1.46 (dquin, J=13.4, 6.7 Hz, 1H), 0.84 (d, J=6.4 Hz, 6H).
【0429】
実施例535
4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化324】
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535A. メチル 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化325】
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シンチレーションバイアルに、4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N,N−ジイソブチル−2−ニトロアニリン(300mg,0.828mmol)(中間体526A)およびメチル 2−ブロモ−6−メチルベンゾエート(158mg,0.690mmol)を入れた。次いで、ジオキサン(3.00mL)および水(1mL)を加えた。この混合物に、炭酸セシウム(675mg,2.070mmol)を加え、生じた混合物をアルゴンで15−20分間パージした。次に、該反応混合物に、PdCl
2(dppf)−CH
2Cl
2付加物(56.4mg,0.069mmol)を加えた。反応混合液をアルゴンで5分以上パージし、該バイアルを密封し、100℃に温めた。終夜攪拌し、冷ました反応混合物を酢酸エチルおよび水の間で分液処理した。層を分離し、該水層を酢酸エチルで2回以上抽出した。有機抽出物を合わせて、水、次いで食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、暗褐色の油状物(428.0mg)を得た。該粗生成物を、24gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を橙色の油状物(244.2mg)として得た。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.78 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.46 - 7.34 (m, 2H), 7.24 (dd, J=7.4, 5.0 Hz, 2H), 7.15 (d, J=8.6 Hz, 1H), 3.69 (s, 3H), 2.99 (d, J=7.3 Hz, 4H), 2.42 (s, 3H), 1.97 (dquin, J=13.5, 6.8 Hz, 2H), 0.89 (d, J=6.6 Hz, 12H).
【0430】
535B. メチル 3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化326】
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窒素下でエタノール(4.90mL)および水(0.7mL)中のメチル 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−ニトロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(230.9mg,0.579mmol)の溶液に、塩化アンモニウム(310mg,5.79mmol)を加えた。該混合物を室温で10分間攪拌し、亜鉛(379mg,5.79mmol)を加えた。反応液を2時間攪拌した。該反応物を塩化メチレンで希釈し、セライトのパッドに通して濾過した。濾液を減圧濃縮して、油状残渣(206.7mg)を得た。MS(ES): m/z = 369 [M+H]
+.
【0431】
535C. メチル 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(3−メチルイソキサゾール−5−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート
【化327】
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無水テトラヒドロフラン(2mL)中のメチル 3’−アミノ−4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(34.4mg,0.093mmol)の溶液を、クロロギ酸4−ニトロフェニル(20.70mg,0.103mmol)で処理した。該混合物を約2時間攪拌した。5−アミノ−3−メチルイソキサゾール(73.3mg,0.747mmol)およびトリエチルアミン(0.23mL,1.650mmol)を加え、該反応物を50℃に温めた。終夜攪拌し、該反応物を水および酢酸エチルの間で分液処理した。層を分離し、次いで該水層を酢酸エチルで2回抽出した。これらの有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄した。続いて、有機層を減圧濃縮した。粗生成物を、12gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物をヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を黄色の固形物(14.8mg)として得た。MS(ES): m/z = 493 [M+H]
+.
【0432】
535. 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(3−メチルイソキサゾール5−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化328】
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テトラヒドロフラン(1mL)、メタノール(1mL)および水(0.5mL)中のメチル 4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(3−メチルイソキサゾール5−イル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボキシレート(14.8mg,0.030mmol)の均一混合物に、水酸化リチウム(7.20mg,0.300mmol)を加えた。該混合物を室温で1日中攪拌した。さらに多くの水酸化リチウム(7.20mg,0.300mmol)および水(0.5mL)を加えた。反応液を3日間攪拌し、該温度を40℃に昇温した。約5時間後、水酸化ナトリウム溶液(0.060mL,0.300mmol,5M)を加え、該反応物を50℃で加熱した。4時間後、該反応物を室温に冷ました。翌朝に該反応物を70℃に温め、5日間攪拌した。該反応物を16時間静置させ、LCMS分析により、いくらかの所望化合物の存在が示された。反応混合液を約pH4になるまで氷酢酸で処理した。酸性にした反応混合物を1.5mL ジメチルホルムアミドで希釈し、Acrodisc(0.45μmナイロン膜を備えた13mmシリンジフィルター)シリンジフィルターに通して濾過した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x150mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge X18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:15分間で15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、0.8mgの所望化合物を得た。MS(ES): m/z = 479 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.74
k.
【0433】
実施例536
4’−(ジイソブチルアミノ)−3−メチル−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化329】
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無水テトラヒドロフラン(2.5mL)中の4−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−N1−N1−ジイソブチルベンゼン−1,2−ジアミン(80mg,0.241mmol)(中間体4B)の溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(54.5mg,0.409mmol)を加えた。該管を密封し、生じた混合物を50℃で攪拌した。該反応物を終夜加熱した。次いで、該反応物を冷まし、粗生成物を12gのシリカゲルカラムを用いてIsco CombiFlash Systemで精製した。該生成物を、ヘキサン中の0−100% 酢酸エチルのグラジエントで溶出した。適当なフラクションを蒸発させて、所望化合物を得て、減圧下で終夜乾燥させた(107.4mg)。LCMSは、ボロン酸化合物(MS(ES): m/z = 479 [M+H]
+)の存在を示す。この物質1−(2−(ジイソブチルアミノ)−5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア(26.8mg,0.058mmol)の一部をアルゴンでパージしたジメチルホルムアミド(1mL)中に溶解させた。2−ブロモ−6−メチル安息香酸(24.76mg,0.115mmol)、続いて炭酸カリウム(0.192mL,0.288mmol,1.5M水溶液)を加えた。アルゴンでのパージを15分間続け、Pd(Ph
3P)
4(6.65mg,5.76μmol)を加えた。該反応物をアルゴンで5分間パージし、蓋をし、100℃に加熱した。該反応物を4時間加熱し、続いて室温に冷ました。該反応物を、約pH4まで氷酢酸を滴下して加えて処理し、次いでジメチルホルムアミド(1.5mL)で希釈した。該反応物をAcrodisc(0.45μm ナイロン膜を備えた13mmシリンジフィルター)シリンジフィルターに通した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x250mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを含有);グラジエント:25分間の15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させて、0.8mgの所望化合物を得た。MS(ES): m/z = 488 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.13
k,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.04 (s, 1H), 7.33 - 7.25 (m, 4H), 7.22 - 7.15 (m, 2H), 7.14 - 7.05 (m, 3H), 2.65 (d, J=7.4 Hz, 4H), 2.42 (s, 3H), 2.30 (s, 3H), 1.73 (dquin, J=13.4, 6.7 Hz, 2H), 0.87 (d, J=6.4 Hz, 12H).
【0434】
実施例537
1−(4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−6−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(2−フルオロフェニル)ウレア
【化330】
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実施例537は、実施例531について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 582 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.18
k.
【0435】
実施例538
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−2’,5−ジフルオロ−5’−(3−(2−フルオロフェニル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化331】
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実施例538は、実施例531について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 576 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.93
k.
【0436】
実施例539
1−(4−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−6−フルオロ−2’−(1H−テトラゾール−5−イル)−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−(4−エトキシフェニル)ウレア
【化332】
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実施例539は、実施例531について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 608 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.88
k.
【0437】
実施例540
4’−((4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(イソブチル)アミノ)−5’−(3−(4−エトキシフェニル)ウレイド)−2’,5−ジフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化333】
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実施例540は、実施例531について記載の手順を用いて調製した。MS(ES): m/z = 602 [M+H]
+, HPLC T
r: 1.96
k.
【0438】
実施例541
4’−(ジシクロプロピルアミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化334】
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541A. 1−(5−ブロモ−2−(ジシクロプロピルアミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア
【化335】
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密封可能な管内の無水テトラヒドロフラン(1mL)中の4−ブロモ−N1−N1−ジシクロプロピルベンゼン−1,2−ジアミン(30mg,0.112mmol)(中間体509B)の溶液に、1−イソシアネート−4−メチルベンゼン(0.024mL,0.191mmol)を加えた。該管を密封し、生じた混合物を50℃で加熱した。該反応物を約1.5時間加熱した。該反応物を水でクエンチし、続いて酢酸エチルおよび食塩水の間で分液処理した。層を分離し、水層を酢酸エチルで2回以上抽出した。該有機抽出物を合わせて、減圧濃縮して、黄褐色の固形物(60.8mg)を得た。LCMSは、所望化合物およびN,N’−ジトリルウレアの存在を示す。この物質をそのまま次の変換で使用する。
【0439】
541. 4’−(ジシクロプロピルアミノ)−5−フルオロ−3’−(3−(p−トリル)ウレイド)−[1,1’−ビフェニル]−2−カルボン酸
【化336】
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アルゴンでパージしたジメチルホルムアミド(1mL)中の1−(5−ブロモ−2−(ジシクロプロピルアミノ)フェニル)−3−(p−トリル)ウレア(22.5mg,0.056mmol)の攪拌溶液に、2−ボロノ−4−フルオロ安息香酸(20.68mg,0.112mmol)、続いて炭酸カリウムの水溶液(0.187mL,0.281mmol,1.5M)を加えた。該反応物をアルゴンで15分間パージし、続いてPd(Ph
3P)
4(6.49mg,5.62μmol)を加えた。アルゴンでのパージをさらに5分間続け、該バイアルの蓋をし、100℃に加熱した。加熱を6時間続け、該反応物を室温に冷ました。3日後、該反応物を、約pH4になるまで氷酢酸を滴下して加えることによって処理した。次いで、該反応物を1.5mLのジメチルホルムアミドで希釈し、Acrodisc(0.45μmナイロン膜を備えた13mmシリンジフィルター)シリンジフィルターに通して濾過した。粗製物質を下記条件でプレパラティブLCMSにより精製した:カラム:Waters XBridge C18,19x250mm,5μm粒子;Guardカラム:Waters XBridge C18,19x10mm,5μm粒子;移動相A:5:95 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウム;移動相B:95:5 アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウム);グラジエント:25分間の15−100% B、続いて100% Bで5分保持;流速:20mL/分。所望化合物を含有するフラクションを合わせて、遠心蒸発により乾燥させた。該生成物の収率は、3.3mgであった。MS(ES): m/z = 460 [M+H]
+, HPLC T
r: 2.17
k,
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 8.11 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.80 (dd, J=8.4, 5.9 Hz, 1H), 7.27 (dd, J=7.9, 3.0 Hz, 3H), 7.16 (dd, J=9.9, 2.5 Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.4 Hz, 2H), 7.07 (td, J=8.4, 2.5 Hz, 1H), 7.01 (dd, J=8.4, 2.0 Hz, 1H), 2.62 - 2.53 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 0.49 (d, J=5.9 Hz, 4H), 0.39 (br. s., 4H).
【0440】
本明細書に記載の方法を用いて、下記のさらなる本発明化合物を調製した。
【表28】
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【0441】
生物学的活性の評価
典型的な化合物は、IDO活性の阻害について試験した。実験手順および結果を下記に供する。
【0442】
ヒトIDO1/HEK293細胞によるIDOキヌレニンアッセイ
ヒトIDO1/HEK293細胞は、384ウェルの黒壁で透明な底の組織培養プレート(Matrix Technologies LLC)内においてRPMI/フェノールレッドを含まない培地(10% FBSを含有)中にて1ウェルにつき50μLあたり10,000細胞で播いた。次いで、125nLの一定濃度の化合物を、ECHO液体ハンドリングシステムを用いて各ウェルに加えた。該細胞を37℃のインキュベーター(5% CO
2)内で20時間インキュベートした。
【0443】
化合物の処理は、トリクロロ酢酸(Sigma-Aldrich)を最終濃度0.2%で加えることによって停止した。該細胞プレートを50℃で30分間さらにインキュベートした。氷酢酸中の同等体積:上澄み(20μL)および0.2%(w/v)エールリッヒ試薬(4−ジメチルアミノベンズアルデヒド,Sigma-Aldrich)を新しい透明な底の384ウェルプレート内で混合した。次いで、このプレートを室温で30分間インキュベートした。490nmでの吸光度をEnvisionプレートリーダーで測定した。
【0444】
化合物IC
50値は、500nMの参照標準処理の数値を100%阻害として、および化合物なし(DMSO処理)の数値を0%阻害として用いて算出した。
【0445】
試薬:Hela細胞(ATCC,CCL−2)
IFNg(R&D,28−IF−100)−−PBS中で10μg/mLに懸濁(0.1% BSAを含有)
30% TCA
エールリッヒ試薬(氷酢酸中の2w/v% p−ジメチルアミノベンズアルデヒド)
Cell Titer 96 Aqueous非放射活性細胞増殖アッセイ、MTS(Promega,カタログ#G5430)
【0446】
細胞株および培養条件
Hela癌細胞株は、American Type Culture Collectionから入手した。細胞は、フェノールレッドを含まないRPMI1640培地(高濃度のグルコースおよびL−グルタミン(インビトロジェン)を含有し、10% ウシ胎児血清(FBS;インビトロジェン)を補給した)中で維持した。細胞培養培地は、37℃、5% CO
2、および100% 湿度でインキュベートした。
【0447】
細胞処理およびキヌレニンアッセイ
Hela細胞を96ウェルプレートに播き(1ウェルあたり40,000細胞)、5−6時間接着させた。次いで、細胞をベヒクル(DMSO)またはIDO阻害剤で30μMの上限用量(1.5nMまでの3倍希釈)にて処理した。最終濃度100ng/mLのヒト組み換えIFN−γ(R&D,28−IF−100)を該細胞にすぐに加えて、IDO発現を刺激した。続いて、処理した細胞を37℃で20時間インキュベートした。20時間のインキュベート終了後、反応を、各ウェルに30% TCAを加えることによって終結させた。プレートを50℃で30分間インキュベートして、N−ホルミルキヌレニンをキヌレニンに加水分解した。細胞を2400rpmで10分間遠心分離した。100μlの上澄み液を新たな96フラットウェルプレートに移し、100μlのエールリッヒ試薬と混合した。生じた溶液を室温で10分インキュベートした。490nMでの吸光度をSpectra Max 384(Molecular Devices)を用いて読み取った。
【0448】
IDOアッセイの結果を下記の表に示す。
【表29】
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