特許第6372045号(P6372045)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6372045
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】フィルタ装置
(51)【国際特許分類】
   H03H 7/01 20060101AFI20180806BHJP
【FI】
   H03H7/01 Z
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-88988(P2017-88988)
(22)【出願日】2017年4月27日
【審査請求日】2017年4月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】399040405
【氏名又は名称】東日本電信電話株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】特許業務法人 志賀国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長尾 篤
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 秀紀
(72)【発明者】
【氏名】加藤 潤
(72)【発明者】
【氏名】井上 和久
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 博
【審査官】 橋本 和志
(56)【参考文献】
【文献】 特開平6−102293(JP,A)
【文献】 特開2017−3425(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03H5/00−7/13
G01R19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検出器が検出した通信線によって伝送される信号のノイズの情報を取得し、前記ノイズの周波数帯域を判別する周波数判別器と、
前記周波数判別器が判別した周波数帯域の情報を取得し、前記周波数帯域のノイズを抑制するフィルタを選択するフィルタ選択部と、
前記フィルタ選択部で選択された通信線用のフィルタを前記信号の通信線上に挿入するフィルタ部と、
を有する、
フィルタ装置。
【請求項2】
自然エネルギーによる電力の供給を受ける、
請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
前記周波数判別器で判別された周波数帯域を表示する表示部
を有する、
請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項4】
前記フィルタ部における前記フィルタを挿入する数を調整するボリュームつまみ
を有する
請求項1に記載のフィルタ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、伝導ノイズによる故障発生時にはフィルタによるノイズ除去が行われていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−242855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ノイズの除去には、周波数ごとに異なるフィルタの選択が必要となり、保守作業者の技術と多大な稼動が必要であった。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、ノイズ除去を行う保守作業者の負担を減らす技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、検出器が検出した通信線によって伝送される信号のノイズの情報を取得し、前記ノイズの周波数帯域を判別する周波数判別器と、前記周波数判別器が判別した周波数帯域の情報を取得し、前記周波数帯域のノイズを抑制するフィルタを選択するフィルタ選択部と、前記フィルタ選択部で選択された通信線用のフィルタを前記信号の通信線上に挿入するフィルタ部と、を有するフィルタ装置である。
【0007】
本発明の一態様は、上記のフィルタ装置であって、自然エネルギーによる電力の供給を受ける。
【0008】
本発明の一態様は、上記のフィルタ装置であって、前記周波数判別器で判別された周波数帯域を表示する表示部を有する。
【0009】
本発明の一態様は、上記のフィルタ装置であって、前記フィルタ部における前記フィルタを挿入する数を調整するボリュームつまみを有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、ノイズ除去を行う保守作業者の負担を減らす技術を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】インテリジェントノイズフィルタ1の全体構成例を示す外観図。
図2】インテリジェントノイズフィルタ1の構成図。
図3】インテリジェントノイズフィルタ1の処理の具体例を示すフローチャート。
図4】フィルタ部23が非制御信号の通信線上に挿入するフィルタの対応周波数のイメージ図。
図5】インテリジェントノイズフィルタ1の動作の様子を示すイメージ図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるインテリジェントノイズフィルタ1の全体構成例を示す外観図である。インテリジェントノイズフィルタ1は、モデュラタイプ入力口11と、クリップタイプ入力口12と、モデュラタイプ出力口13と、クリップタイプ出力口14と、電力供給部15と、表示部16と、リセットボタン171と、つまみ部18と、手動自動切り替えボタン241と、フィルタ選択ボタン242とを備える。インテリジェントノイズフィルタ1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備える。インテリジェントノイズフィルタ1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
【0013】
モデュラタイプ入力口11は、通信線用のモデュラプラグの差込口である。モデュラタイプ入力口11は、接続された通信線によって伝送されてきた信号(以下「非制御信号」という。)をインテリジェントノイズフィルタ1の内部に伝送する。
【0014】
クリップタイプ入力口12は、通信線用のクリップコネクタの接続口である。クリップタイプ入力口12は、接続された通信線によって伝送されてきた非制御信号をインテリジェントノイズフィルタ1の内部に伝送する。
【0015】
モデュラタイプ出力口13は、通信線用のモデュラプラグの差込口である。モデュラタイプ出力口13は、インテリジェントノイズフィルタ1の内部を伝送されてきた非制御信号を、差し込まれている通信線に伝送する。
【0016】
クリップタイプ出力口14は、通信線用のクリップコネクタの接続口である。クリップタイプ出力口14は、インテリジェントノイズフィルタ1の内部を伝送されてきた非制御信号を、差し込まれている通信線に伝送する。
【0017】
電力供給部15は、給電ユニットである。電力供給部15は、家庭用電源又は乾電池に接続される。電力供給部15は、接続先の家庭用電源又は乾電池よる電力の供給を受け、インテリジェントノイズフィルタ1に電力を供給する。
【0018】
表示部16は、LED(Light Emitting Diode)で構成される。表示部16は、インテリジェントノイズフィルタ1に伝送されてきた非制御信号に乗っているノイズの周波数帯域の情報をLEDで表示する。表示部16は、後述のリセットボタン171が押されたことによるリセットの命令を取得しない限り、前述の情報をLEDで表示し続ける。表示部16は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置であってもよい。
【0019】
リセットボタン171は、表示部16に表示された情報を初期化する命令を取得する入力装置である。リセットボタン171は、例えばボタンである。リセットボタン171が押された場合、表示部16に表示された情報が初期化されるとともに、フィルタが挿入されている場合には、フィルタが取り外される。なお、挿入するとは、予め用意されたフィルタ回路と通信線とを電気的に接続することを意味する。また、取り外すとは、予め用意されたフィルタ回路と通信線とが電気的に断絶されることを意味する。
【0020】
つまみ部18は、Low周波数用ボリュームつまみ181と、Mid周波数用ボリュームつまみ182と、High周波数用ボリュームつまみ183とを備える。Low周波数用ボリュームつまみ181は、ボリュームつまみである。Low周波数用ボリュームつまみ181は、15kHz以下の低い周波数のノイズについて、つまみに記された数字に基づいて、直列に挿入するフィルタの数を調整するための入力装置である。Mid周波数用ボリュームつまみ182は、ボリュームつまみである。Mid周波数用ボリュームつまみ182は、15kHzから300kHzまでの中間の周波数のノイズについて、つまみに記された数字に基づいて、直列に挿入するフィルタの数を調整するための入力装置である。High周波数用ボリュームつまみ183は、つまみである。High周波数用ボリュームつまみ183は、300kHzから5MHzまでの高い周波数のノイズについて、ボリュームつまみに記された数字によって、直列に挿入するフィルタの数を指示する命令をインテリジェントノイズフィルタ1に伝える。
なお、前述の周波数の値は一例であり、前述の具体的な数値に限られるものではない。また、中間の周波数帯域についても、1つに限らず複数個あってもよい。その場合には、ボリュームつまみの数は中間の周波数帯域の数だけ増えてよい。
【0021】
手動自動切り替えボタン241は、フィルタの挿入の手動と自動との切り替えを指示する命令を取得する入力装置である。手動自動切り替えボタン241は、例えばボタンである。手動自動切り替えボタン241が選択された場合、フィルタ部23は、ユーザーがフィルタ手動選択ボタン242によって指示したフィルタを、非制御信号の通信線上に挿入する。手動自動切り替えボタン241が選択されない場合(以下「自動モード」という。)、フィルタ部23は、フィルタ選択部22が指示するフィルタを挿入する。
【0022】
フィルタ手動選択ボタン242は、非制御信号の通信線上に挿入するフィルタを指示する命令を取得する入力装置である。フィルタ手動選択ボタン242は、例えばボタンである。
【0023】
図2は、インテリジェントノイズフィルタ1の構成図である。インテリジェントノイズフィルタ1は、リセット部17と、検出部19と、検出閾値入力部20と、周波数判別器21と、フィルタ選択部22と、フィルタ部23と、手動選択部24と、表示制御部25とを備える。図2において、太線は非制御信号の通信線を表す。図2において、実線はインテリジェントノイズフィルタ1を制御する信号(以下「制御信号」という。)を表す。
【0024】
リセット部17は、リセットボタン171を備える。リセット部17は、リセットボタン171が押された場合に、表示部16に表示されている情報をリセットする命令と、挿入されているフィルタを取り外す命令を表示制御部25に送る。
【0025】
検出部19は、コイルなどで構成された検出器を備える。検出部19は、電磁誘導を利用して非接触に非制御信号のノイズを検出する。検出部19は、モデュラタイプ入力口11又はクリップタイプ入力口12を介して伝送されてきた非制御信号のノイズを検出する。検出部19は、可変なノイズの検出閾値を有する。
【0026】
検出閾値入力部20は、ボリュームつまみ、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。検出閾値入力部20は、検出部19のノイズ検出閾値の情報を取得する。検出閾値入力部20は、ネットワークを介して接続されたPCから入力された閾値の情報を取得しても良い。
【0027】
周波数判別器21は、周波数の判別器である。周波数判別器21は、検出部19が検出したノイズの情報を取得し、その周波数帯域を判別する。判別された周波数帯域は、表示部16において表示される。
【0028】
フィルタ選択部22は、通信線用のフィルタを選択する。フィルタ選択部22は、周波数判別器21が判別した周波数帯域の情報を取得し、その周波数帯域の信号を抑制する通信線用のフィルタ(以下「フィルタ」という。)を選択する。
【0029】
フィルタ部23は、フィルタを非制御信号の通信線上に挿入する。フィルタ部23は、手動自動切り替えボタン241が選択されていない場合には、フィルタ選択部22で選択されたフィルタを自動で非制御信号の通信線上に挿入する。フィルタ部23は、手動自動切り替えボタン241が選択された場合には、フィルタ手動選択ボタン242によってユーザーが指示したフィルタを非制御信号の通信線上に挿入する。フィルタ部23は、手動自動切り替えボタン241が選択された場合には、つまみ部18によって指示された数字の数だけフィルタを挿入する。
【0030】
手動選択部24は、手動自動切り替えボタン241とフィルタ手動選択ボタン242とを備える。手動選択部24は、手動自動切り替えボタン241が選択された場合に、フィルタ部23における通信線用のフィルタの挿入を手動挿入に切り替える命令をフィルタ部23に送る。手動選択部24は、手動自動切り替えボタン241が選択された場合に、フィルタ手動選択ボタン242によってユーザーに指示されるフィルタを、非制御信号の通信線上に挿入する命令をフィルタ部23に送る。
【0031】
表示制御部25は、表示部16における表示を制御する。
【0032】
図3は、インテリジェントノイズフィルタの処理の自動モードにおける具体例を示すフローチャートである。モデュラタイプ入力口11又はクリップタイプ入力口12が非制御信号を取得する(ステップS101)。検出部19が、非制御信号にのっているノイズを検出する(ステップS102)。周波数判別器21が、前述の検出されたノイズの周波数帯域を判定する(ステップS103)。ノイズがその周波数帯域が15KHz以下のノイズを含む場合(ステップS104−YES)、フィルタ選択部22は、低帯域用のフィルタを選択する(ステップS105)。次に、フィルタ部23は、フィルタ選択部22で選択された低帯域用のフィルタを非制御信号の通信線上に挿入する(ステップS106)。ステップS105の処理が終わった場合か、ノイズがその周波数帯域が15KHz以下のノイズを含まない場合(ステップS104−NO)、周波数判別器21は、前述のノイズが、その周波数帯域が300KHz以下のノイズを含むか否かを判定する(ステップS107)。ノイズがその周波数帯域が300KHz以下のノイズを含む場合(ステップS107−YES)、フィルタ選択部22は、中帯域用のフィルタを選択する(ステップS108)。次に、フィルタ部23は、フィルタ選択部22で選択された中帯域用のフィルタを、非制御信号の通信線上に挿入する(ステップS109)。ステップS109の処理が終わった場合か、ノイズがその周波数帯域が300KHz以下のノイズを含まない場合(ステップS107−NO)、周波数判別器21は、前述のノイズがその周波数帯域が5MHz以下のノイズを含むか否かを判定する(ステップS110)。ノイズが、その周波数帯域が5MHz以下のノイズを含む場合(ステップS110−YES)、フィルタ選択部22は、高帯域用のフィルタを選択する(ステップS111)。次に、フィルタ部23は、フィルタ選択部22で選択された高帯域用のフィルタを、非制御信号の通信線上に挿入する(ステップS112)。ステップS112の処理が終わった場合か、ノイズがその周波数帯域が5MHz以下のノイズを含まない場合(ステップS110−NO)、周波数判別器21は、処理を完了する。
【0033】
インテリジェントノイズフィルタ1は、前述の処理の流れにしたがって、自動でフィルタの選択と挿入を行い、ノイズを抑制する。
【0034】
図4は、フィルタ部23が非制御信号の通信線上に挿入するフィルタの対応周波数のイメージ図である。図4の実線は、中心周波数がAHzである低帯域用フィルタによるノイズの減衰量の大きさを表す。図4の破線は、中心周波数がBHzである中帯域用フィルタによるノイズの減衰量の大きさを表す。図4の一点鎖線は、中心周波数がCHzである高帯域用フィルタによるノイズの減衰量の大きさを表す。例えば、実線で表される低帯域用のフィルタを使用することで、周波数帯域が15KHz以下のノイズを抑制する。また、破線で表される中帯域用のフィルタを使用することで、周波数帯域が300KHz以下のノイズを抑制する。さらに、一点鎖線で表される高帯域用のフィルタを使用することで、周波数帯域が5MHz以下のノイズを抑制する。図4に示される、複数の異なる周波数帯域のフィルタを用いることで、インテリジェントノイズフィルタ1は、広帯域のノイズを抑制する。
【0035】
図5は、インテリジェントノイズフィルタ1の動作の様子を示すイメージ図である。図5は、通信線上を伝送されてきたノイズがインテリジェントノイズフィルタ1を通過することで、その強度がどのように変化するかを表す。図5(a)はインテリジェントノイズフィルタ1にフィルタが挿入されていない場合を示している。インテリジェントノイズフィルタ1にフィルタが挿入されていない場合、ノイズの強度は変わらない。一方、図5(b)は、インテリジェントノイズフィルタ1にフィルタが挿入されていない場合を示している。インテリジェントノイズフィルタ1にフィルタが挿入されている場合、インテリジェントノイズフィルタ1を通過したノイズは、その強度が抑制される。
【0036】
このように構成されたインテリジェントノイズフィルタ1では、フィルタの選択と、非制御信号の通信線上へのフィルタの挿入とが自動でなされるため、ノイズ除去を行う保守作業者の負担を減らすことが可能となる。
【0037】
インテリジェントノイズフィルタ1は、時間を管理する時間管理部と、時間管理部と連動してノイズのログを取得するノイズログ取得部と、ログを保存するノイズログ記憶部とを備えてもよい。
インテリジェントノイズフィルタ1は、前述のノイズログ記憶部に保存されているログを用いてフィルタの制御がなされてもよい。
【0038】
インテリジェントノイズフィルタ1は、ノイズを感知するとアラームを通知するノイズ感知通知部を備えても良い。
【0039】
インテリジェントノイズフィルタ1は、インターネットを通じて操作されてもよい。インテリジェントノイズフィルタ1がノイズ発生のログを取得し保存している場合、インターネットによってログ情報を送信してもよい。
インテリジェントノイズフィルタ1は、インターネットを介して、インテリジェントノイズフィルタ1の設定が初期化されてもよい。
【0040】
インテリジェントノイズフィルタ1は、あき線を介してインテリジェントノイズフィルタ1の設定が初期化されてもよい。
【0041】
(変形例)
インテリジェントノイズフィルタ1は、自然エネルギーによる電力供給を受けても良い。このように構成されたインテリジェントノイズフィルタ1では、電池交換を必要とせずに半永久的にインテリジェントノイズフィルタ1を使用することが可能となる。
【0042】
インテリジェントノイズフィルタ1は、通信線によって伝送されてきた非制御信号のノイズを除去するだけでなく、電源線によって伝送されてきた非制御信号のノイズを除去することも可能である。
【0043】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
【符号の説明】
【0044】
1…インテリジェントノイズフィルタ, 11…モデュラタイプ入力口, 12…クリップタイプ入力口, 13…モデュラタイプ出力口, 14…クリップタイプ出力口, 15…電力供給部, 16…表示部, 17…リセット部, 18…つまみ部、 19…検出部、 20…検出閾値入力部、 21…周波数判別器、 22…フィルタ選択部、 23…フィルタ部、 24…手動選択部
【要約】
【課題】ノイズ除去を行う保守作業車の負担を減らす技術を提供すること。
【解決手段】検出器が検出した通信線によって伝送される信号のノイズの情報を取得し、前記ノイズの周波数帯域を判別する周波数判別器と、前記周波数判別器が判別した周波数帯域の情報を取得し、前記周波数帯域のノイズを抑制するフィルタを選択するフィルタ選択部と、前記フィルタ選択部で選択された通信線用のフィルタを前記信号の通信線上に挿入するフィルタ部と、を有するフィルタ装置である。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5