(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
賞品ごとに対応して、前記賞品の抽選への応募手続の開始操作を受け付けるための第1操作部と、対価の提供による前記賞品の購入手続の開始操作を受け付けるための第2操作部とが表示される操作開始ページを操作端末に表示させる第1表示処理部と、
前記第1操作部及び前記第2操作部に対する操作を受け付け可能な受付処理部と、
前記受付処理部によって前記第1操作部の操作が受け付けられた場合に、前記応募手続を受け付けるための応募ページを前記操作端末に表示させる第2表示処理部と、
前記受付処理部によって前記第2操作部の操作が受け付けられた場合に、前記購入手続を受け付けるための購入ページを前記操作端末に表示させる第3表示処理部と、
を備え、
前記購入ページでは、予め設定された販売数量の範囲内で購入手続が可能であり、
前記第3表示処理部は、現在までに受け付けられた前記賞品の購入数と記憶部に記憶されている前記賞品の販売数量とに基づいて前記販売数量の前記購入手続が受け付けられたと判断した場合に、前記賞品の販売終了を示す情報を前記購入ページに表示させ、
前記第1表示処理部は、前記賞品について予め設定された販売期間が終了したか否かを記憶部に記憶されている前記賞品の販売期間に基づいて判断し、当該販売期間の終了後に、前記第2操作部を前記操作開始ページから消去し、又は前記賞品の販売終了を示す情報を前記操作開始ページに表示させる、
応募受付装置。
賞品ごとに対応して、前記賞品の抽選への応募手続の開始操作を受け付けるための第1操作部と、対価の提供による前記賞品の購入手続の開始操作を受け付けるための第2操作部とが表示される操作開始ページを操作端末に表示させる第1表示ステップと、
前記第1操作部及び前記第2操作部に対する操作を受け付け可能な受付ステップと、
前記受付ステップによって前記第1操作部の操作が受け付けられた場合に、前記応募手続を受け付けるための応募ページを前記操作端末に表示させる第2表示ステップと、
前記受付ステップによって前記第2操作部の操作が受け付けられた場合に、予め設定された販売数量の範囲内で前記購入手続を受け付けるための購入ページを前記操作端末に表示させる第3表示ステップと、
をプロセッサーに実行させるための応募受付プログラムであって、
前記購入ページでは、予め設定された販売数量の範囲内で購入手続が可能であり、
前記第3表示ステップでは、現在までに受け付けられた前記賞品の購入数と記憶部に記憶されている前記賞品の販売数量とに基づいて前記販売数量の前記購入手続が受け付けられたと判断された場合に、前記賞品の販売終了を示す情報が前記購入ページに表示され、
前記第1表示ステップでは、前記賞品について予め設定された販売期間が終了したか否かが記憶部に記憶されている前記賞品の販売期間に基づいて判断され、当該販売期間の終了後に、前記第2操作部が前記操作開始ページから消去され、又は前記賞品の販売終了を示す情報が前記操作開始ページに表示される、
応募受付プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0017】
[応募受付システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る応募受付システム1は、応募受付装置2と一又は複数の操作端末3と、登録端末4とを含む。応募受付装置2は、例えばパーソナルコンピューター又はサーバー装置のような情報処理装置である。操作端末3及び登録端末4は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。
【0018】
応募受付装置2及び登録端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。そして、応募受付システム1では、応募受付装置2が、登録端末4の登録作業者の操作に応じて登録された、後述の操作開始ページP1及び応募ページP11の表示に必要な情報を取得し、操作開始ページP1及び応募ページP11を操作端末3に表示させることが可能である。
【0019】
また、応募受付装置2及び操作端末3も同様に、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。そして、応募受付システム1では、応募受付装置2が、操作端末3からの要求に応じて応募ページを操作端末3に表示させ、その応募ページ上のユーザー操作に応じて、賞品の抽選に応募する応募手続を受け付けるための応募手続を受け付けることが可能である。
【0020】
例えば、応募受付装置2では、サービスの使用又は商品の購入などによってユーザーに付与されるポイントが管理されており、前記ポイントは、賞品の抽選への応募手続などに用いられる。より具体的に、応募受付装置2の制御部21は、プリントシール機とも称される写真撮影装置のユーザーが当該写真撮影装置で撮影された画像を専用のウェブサイトから取得した場合、又は、当該写真撮影装置のユーザーが有料会員として登録した場合などの特定の付与条件を満たした場合に、当該ユーザーにポイントを付与することが考えられる。また、前記特定の付与条件には、ユーザーがアンケートに回答すること、特定のキャンペーン期間中に特定のサイトにアクセスして取得操作を行うこと、又は指定期間内に特定機種の前記写真撮影装置で撮影を行うこと等が含まれてもよい。さらに、応募受付装置2の制御部21が、当該写真撮影装置のユーザーが有料会員として登録されている状態が特定期間継続する毎に当該ユーザーに所定のポイントを付与することも考えられる。なお、応募受付装置2とは別に、前記写真撮影装置で撮影された画像及びユーザー毎のポイントを管理する画像管理サーバーが設けられており、応募受付装置2が、前記画像管理サーバーからユーザーのポイントの情報を取得してもよい。また、前記写真撮影装置が操作端末3として機能してもよい。なお、ポイントの管理主体は応募受付装置2に限らず、例えば操作端末3であってもよい。
【0021】
ところで、このように応募手続を受け付けることが可能な応募受付システム1では、ユーザーが、応募ページに表示された本来は応募手続によって抽選で取得可能な賞品を、金銭などの対価を提供する購入手続によって確実に取得したいと考えることも想定される。これに対し、以下に説明するように、本実施形態に係る応募受付システム1では、同一の賞品について応募手続及び購入手続の両方の開始操作を受け付けることが可能である。
【0022】
[操作端末3]
図1に示されるように、操作端末3は、制御部31、記憶部32、通信I/F33、及び操作表示部34などを備える。通信I/F33は、操作端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して応募受付装置2などの外部機器との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0023】
操作表示部34は、各種のWebページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、ユーザー操作を受け付けるマウス、キーボード、操作ボタン、タッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0024】
記憶部32は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部であり、制御部31に各種の処理を実行させるためのブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。
【0025】
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより操作端末3を制御する。
【0026】
具体的に、制御部31は、応募受付装置2から通信網N1を介して提供されるWebページを操作表示部34に表示させ、操作表示部34に対するユーザー操作を応募受付装置2に入力するブラウザ処理を実行するブラウザ処理部311を含む。なお、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。また、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。
【0027】
[登録端末4]
登録端末4は、制御部41、記憶部42、通信I/F43、及び操作表示部44などを備える。通信I/F43は、登録端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して応募受付装置2などの外部機器との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0028】
操作表示部44は、各種のWebページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、登録作業者の操作を受け付けるマウス、キーボード、操作ボタン、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0029】
記憶部42は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部であり、制御部41に各種の処理を実行させるためのブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。
【0030】
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより登録端末4を制御する。
【0031】
具体的に、制御部41は、応募受付装置2から通信網N1を介して提供されるWebページを操作表示部44に表示させ、操作表示部44に対する登録作業者の操作を応募受付装置2に入力するブラウザ処理を実行するブラウザ処理部411を含む。なお、制御部41は、記憶部42に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部411として機能する。また、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。
【0032】
[応募受付装置2]
一方、
図1に示されるように、応募受付装置2は、制御部21、記憶部22、及び通信I/F23などを備える。なお、応募受付装置2は、1台のコンピューターに限らず、複数台のコンピューターが協働して動作するコンピューターシステムであってもよい。
【0033】
通信I/F23は、応募受付装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して操作端末3などの外部機器との間でデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0034】
記憶部22は、各種の情報を記憶するハードディスク又はSSDなどの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、ユーザー情報D1及び賞品情報D2などが記憶される。
【0035】
そして、制御部21は、操作端末3から後述の操作開始ページP1又は応募ページP11の表示要求を受信した場合に、記憶部22に記憶されている賞品情報D2と予め設定されたレイアウトとに基づいて、その操作開始ページP1又は応募ページP11を作成し、操作端末3に表示させる。即ち、操作開始ページP1及び応募ページP11は、応募受付装置2によって管理されるウェブページである。なお、操作開始ページP1及び応募ページP11は、登録作業者による登録端末4の操作に応じて応募受付装置2の制御部21によって予め作成又は更新されて記憶部22に記憶されてもよい。さらに、登録作業者による登録端末4の操作に応じて登録端末4によって操作開始ページP1及び応募ページP11が予め作成又は更新され、応募受付装置2の記憶部22にアップロードされてもよい。
【0036】
ここに、
図2は、ユーザー情報D1及び賞品情報D2の一例を示す図である。
図2(A)に示されるように、ユーザー情報D1には、ユーザーごとに対応するユーザーID、パスワード、及び保有ポイントなどの情報が含まれる。なお、ユーザー情報D1には、ユーザーごとに対応するメールアドレス等の連絡先情報も登録される。ユーザーID及びパスワードはユーザーのログイン処理で使用される。保有ポイントは、ユーザーごとに付与されているポイントの現在の残高を示す情報であり、前述の特定の付与条件を満たした場合に加算され、賞品の抽選の応募手続によって減算される。
【0037】
図2(B)に示されるように、賞品情報D2には、抽選でユーザーに提供される賞品各々の賞品ID、賞品名、賞品画像、及び購入アクセス数などの情報が含まれる。賞品IDは、賞品を識別するための識別情報であり、賞品名及び賞品画像は、後述の操作開始ページP1及び応募ページP11などに表示される賞品の名称及び賞品の画像である。
【0038】
ここで、
図3を参照しつつ、賞品情報D2の登録方法について説明する。具体的に、制御部21は、登録端末4に対する特定の登録開始操作に応じて、
図3に示される賞品登録画面P0を登録端末4に表示させ、賞品登録画面P0における入力情報を賞品情報D2として記憶部22に記憶させる。
【0039】
賞品登録画面P0には、賞品名、応募期間、抽選数量、必要ポイント、応募用URL、販売期間、販売数量、及び購入用URLなどの入力欄K01が設けられている。また、賞品登録画面P0には、携帯用画像及びスマホ用画像各々を賞品画像として登録するための操作を受け付けるための操作部K02が設けられている。そして、賞品登録画面P0で登録された賞品の各情報は、予め設定されたレイアウトに従って後述の操作開始ページP1及び応募ページP11などに表示される。
【0040】
なお、制御部21は、登録端末4によって前記販売期間が入力されない場合には、前記応募期間を自動的に前記販売期間として設定することが考えられる。これにより、登録作業者は、前記応募期間及び前記販売期間が同じ場合には、前記応募期間だけを入力して前記販売期間の入力を省略することができる。
【0041】
このように、応募受付システム1では、賞品登録画面P0において、購入用URLとして、応募受付装置2が管理するウェブページではない他のEC(Electronic Commerce:電子商取引)サイトのアドレスを登録することが可能である。従って、応募受付装置2において新たに購入決済又は賞品発送などに関する処理が可能なECサイトを構築する必要がないため、応募受付装置2を管理する管理者は、低コストで容易に応募受付システム1を構築することが可能である。
【0042】
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の応募受付処理(
図4参照)を実行させるための応募受付プログラムなどの制御プログラムも記憶される。例えば、前記応募受付プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に記録されており、CDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置によって読み取られて記憶部22に記憶される。
【0043】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより応募受付装置2を制御する。
【0044】
具体的に、制御部21は、
図1に示されるように、第1表示処理部210、受付処理部211、第2表示処理部212、第3表示処理部213、記録処理部214、予測処理部215、抽選処理部216などを含む。なお、制御部21は、前記CPUにより前記応募受付プログラムに従った各種の処理を実行することにより、第1表示処理部210、受付処理部211、第2表示処理部212、第3表示処理部213、記録処理部214、予測処理部215、抽選処理部216として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。
【0045】
第1表示処理部210は、賞品ごとに対応して、前記賞品の抽選への応募手続の開始操作を受け付けるための第1操作部と、金銭などの対価の提供による前記賞品の購入手続の開始操作を受け付けるための第2操作部とが表示される操作開始ページを操作端末に表示させる。本実施形態では、後述するように、前記第1操作部として応募キーK11が表示され、前記第2操作部として購入キーK12が表示される(
図5参照)。なお、前記対価の提供とは、金銭の提供に限らず、例えば前記応募手続に必要なポイント数以上の特定ポイント数の提供などであることも他の実施形態として考えられる。
【0046】
受付処理部211は、前記第1操作部及び前記第2操作部に対する操作を受け付け可能である。具体的に、受付処理部211は、操作端末3における前記第1操作部又は前記第2操作部の操作に応じて、操作端末3から応募受付装置2に送信される操作信号に基づいて前記第1操作部及び前記第2操作部に対する操作を受け付ける。
【0047】
第2表示処理部212は、受付処理部211によって前記第1操作部の操作が受け付けられた場合に、前記応募手続を受け付けるための応募ページを操作端末3に表示させる。具体的に、第2表示処理部212は、記憶部22に記憶されている情報に基づいて構成される前記応募ページの情報を操作端末3に送信することにより前記応募ページを操作端末3に表示させる。
【0048】
第3表示処理部213は、受付処理部211によって前記第2操作部の操作が受け付けられた場合に、前記購入手続を受け付けるための購入ページを操作端末3に表示させる。具体的に、第3表示処理部213は、前記購入ページに対応する外部のECサイトのアドレス(URL)を操作端末3に送信することにより前記購入ページを操作端末3に表示させる。なお、外部のECサイトとは、例えば応募受付装置2とは異なる管理サーバー等に記憶されて管理されているWebページである。
【0049】
記録処理部214は、前記第2操作部の操作回数を前記賞品ごとに記憶部22に記録する。即ち、一又は複数のユーザーによる操作端末3で行われる前記第2操作部の操作回数がカウントされることになり、その操作回数は、ユーザーが前記賞品を所望する指標と考えることが可能である。なお、制御部21は、記憶部22に記憶されている前記賞品ごとの前記第2操作部の操作回数を登録端末4の操作に応じて表示又は印刷することが可能である。
【0050】
予測処理部215は、記録処理部214により記録された前記操作回数に基づいて次回の前記賞品の販売数量を予測する。例えば、予測処理部215は、前記賞品各々に対応する前記第2操作部が前記賞品各々の前記販売期間における操作回数の平均値を次回の前記賞品の販売数量として予測する。また、予測処理部215は、ある一つの賞品に対応する前記操作回数が、前記賞品各々に対応する前記操作回数の平均値よりも多ければ、その賞品を次に販売対象とする際にも他の賞品に比べて販売数量を多く予測することが考えられる。
【0051】
抽選処理部216は、予め設定された応募期間の終了後に、前記応募手続で受け付けた応募者から予め設定された抽選数量の当選者を抽出する抽選処理を実行する。なお、応募受付装置2では抽選処理が実行されず、制御部21が、応募手続によって入力された情報を表示又は印刷することも考えられる。この場合、表示結果又は印刷結果に基づいて人が抽選作業を行うことが可能である。
【0052】
[応募受付処理]
次に、
図4を参照しつつ、応募受付装置2において制御部21によって実行される応募受付処理について説明する。なお、制御部21は、操作端末3各々から賞品を選択するための操作開始ページP1の表示開始要求を受信した場合に、操作端末3ごとに対応する当該応募受付処理を個別に実行する。即ち、制御部21は、複数の操作端末3に対応する前記応募受付処理を時分割によって略並行して実行することがある。なお、本発明は、当該応募受付処理の各処理を実行する応募受付方法の発明として捉えてもよい。
【0053】
<ステップS1>
ステップS1において、制御部21は、記憶部22の賞品情報D2に登録されている一又は複数の賞品各々について、その賞品ごとに予め設定された応募期間が終了したか否かを判定し、判定結果を制御部21のRAMに記憶する。
【0054】
<ステップS2>
ステップS2において、制御部21は、記憶部22の賞品情報D2に登録されている一又は複数の賞品各々について、その賞品ごとに予め設定された販売期間が終了したか否かを判定し、判定結果を制御部21のRAMに記憶する。
【0055】
<ステップS3>
ステップS3において、制御部21は、ステップS1及びステップS2における判定結果に基づいて、操作開始ページP1を操作端末3に表示させる。なお、当該ステップS3は、第1表示ステップの一例であって、制御部21の第1表示処理部210によって実行される。ここに、
図5は、操作開始ページP1の一例を示す図である。
【0056】
図5に示されるように、制御部21は、前記賞品のうちステップS1で応募期間が終了していないと判定された賞品を表示対象として操作開始ページP1を表示させる。具体的に、制御部21は、賞品各々に対応して予め登録された賞品名、応募期間、抽選数量、必要ポイント、販売数量、賞品画像などの情報を操作開始ページP1に表示させる。
【0057】
ここで、操作開始ページP1では、操作端末3が携帯電話である場合には前記携帯用画像が賞品画像として表示され、操作端末3がスマートフォン等である場合には前記スマホ用画像が賞品画像として表示される。なお、操作開始ページP1上に表示される前記賞品ごとに対応する前記賞品画像及び前記賞品名などの情報を含む特定範囲の表示領域は、当該賞品を選択するためのユーザー操作を受け付ける第3操作部としての機能を兼ねており、以下操作キーを兼ねる前記表示領域を賞品選択キーK13(第3操作部の一例)と称する。また、前記賞品画像又は前記賞品名の一方の表示領域のみが賞品選択キーK13として機能してもよい。
【0058】
また、制御部21は、賞品各々に対応する応募キーK11(第1操作部の一例)を操作開始ページP1に表示させる。なお、前記応募期間が終了した賞品は操作開始ページP1に表示されない。
図5では、操作開始ページP1に二つの賞品が表示されている。なお、他の実施形態として、制御部21が、応募期間が終了したと判定した賞品も操作開始ページP1に表示させ、当該賞品に対応する応募キーK11を操作開始ページP1に表示させないことも考えられる。
【0059】
さらに、制御部21は、前記賞品のうちステップS2で販売期間が終了していないと判定された賞品については、当該賞品に対応する購入キーK12(第2操作部の一例)を操作開始ページP1に表示させる。このように、操作開始ページP1に応募キーK11及び購入キーK12が共に表示されるため、ユーザーは、その応募キーK11及び購入キーK12対応する賞品について応募手続だけでなく購入手続も可能である旨を容易に把握することができる。なお、操作開始ページP1において、応募キーK11及び購入キーK12は、応募キーK11及び購入キーK12が対応する賞品の近傍で上下に並べて表示されているが、左右に並べて表示されてもよい。また、応募キーK11及び購入キーK12は、応募キーK11及び購入キーK12が対応する賞品を挟んで上下又は左右に離れて配置されてもよい。
【0060】
一方、制御部21は、前記賞品のうちステップS2で販売期間が終了したと判定された賞品については、当該賞品に対応する購入キーK12を操作開始ページP1に表示させない。ここで、前記販売期間は、前述したように賞品ごとに個別に設定され、操作開始ページP1には表示されない。これにより、ユーザーが、購入キーK12の表示が消えて賞品を購入することができなくなるタイミングを知ることができないため、ユーザーに賞品の早期の購入を促すことが可能である。また、前記販売期間と前記応募期間とが同じである賞品、又は前記販売期間が設定されていない賞品については、例えば操作開始ページP1における賞品の表示中は常に購入キーK12が表示されることが考えられる。なお、前記販売期間が操作開始ページP1に表示されることも他の実施形態として考えられる。
【0061】
また、他の実施形態として、操作開始ページP1において、前記販売期間が終了した賞品についても購入キーK12が表示されることが考えられる。これにより、前記販売数量の賞品の販売が完了した場合であっても、その賞品が販売されていたことをユーザーに認識させることが可能であり、ユーザーに次の機会に賞品を早期に購入する意欲を与えることが可能となる。また、このような構成では、前記賞品の販売期間が終了した場合に、その旨のメッセージが前記賞品に対応付けて操作開始ページP1に表示されてもよい。
【0062】
<ステップS4>
ステップS4において、制御部21は、応募開始操作が行われたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、応募キーK11又は賞品選択キーK13が操作された場合に応募開始操作が行われたと判断する。そして、応募開始操作が行われた場合は(S4:Yes)、処理がステップS41に移行し、応募開始操作が行われていない場合は(S4:No)、処理がステップS5に移行する。なお、応募キーK11又は賞品選択キーK13の操作を受け付ける処理は、受付ステップの一例であって、制御部21の受付処理部211によって実行される。
【0063】
<ステップS5>
ステップS5において、制御部21は、購入開始操作が行われたか否かを判断する。具体的に、制御部21は、購入キーK12が操作された場合に購入開始操作が行われたと判断する。そして、購入開始操作が行われた場合は(S5:Yes)、処理がステップS51に移行し、購入開始操作が行われていない場合は(S5:No)、処理がステップS4に移行する。なお、購入キーK12の操作を受け付ける処理は、受付ステップの一例であって、制御部21の受付処理部211によって実行される。
【0064】
<ステップS41>
そして、前記応募開始操作が行われた場合(S4:Yes)、続くステップS41において、制御部21は、前記応募開始操作が行われる際に操作された応募キーK11又は賞品選択キーK13に対応する賞品の応募ページP11を操作端末3に表示させる。なお、当該ステップS41は、第2表示ステップの一例であって、制御部21の第2表示処理部212によって実行される。
【0065】
具体的に、制御部21は、応募キーK11又は賞品選択キーK13にハイパーリンクの位置情報として埋め込まれた前記応募用URL(
図3参照)を、操作端末3の制御部31に送信し、操作端末3に応募ページP11を表示させる。ここで、前記応募用URLは、応募受付装置2の記憶部22に記憶されているWebページにアクセスするためのアドレスである。
【0066】
特に、
図5にも示されるように、操作開始ページP1は、ページのタイトルが「プレゼント トップ」であることからもわかるように、応募手続によってプレゼントとして賞品を取得するために用いられるウェブページである。そのため、賞品選択キーK13が操作された場合には、購入手続ではなく応募手続の開始操作として受け付けている。従って、ユーザーは、直感的に前記賞品の画像を選択する操作を行うことによって前記応募手続を開始することができる。なお、制御部21は、賞品選択キーK13が操作された場合に、その後に応募手続又は購入手続のいずれかを選択するための選択画面を表示させ、その選択画面における選択操作に応じて応募ページP11又は後述の購入ページP12を表示させることも他の実施形態として考えられる。
【0067】
ここに、
図6は、応募ページP11の一例を示す図である。
図6に示されるように、応募ページP11には、賞品の賞品名、賞品画像、必要ポイント、保有ポイント、及び賞品の詳細説明などが表示される。応募受付装置2では、制御部21が、ステップS41の実行に際して、操作端末3のユーザーのログインを受け付けるログイン処理を実行する。そして、前記保有ポイントは、前記ログイン処理でログインしたユーザーに対応して記憶部22に記憶されているポイント数である。なお、前記ログイン処理は、前記応募受付処理の開始時に実行されてもよい。
【0068】
ところで、前記応募手続が行われる場合には、ユーザーがログインした状態であり、ユーザーの連絡先情報は既知であるため、前記応募手続に必要な個人情報の入力欄は省略される。なお、応募ページP11に、氏名、住所、メールアドレスなどのように、前記応募手続に必要な予め登録された個人情報が入力される入力欄が設けられることも他の実施形態として考えられる。
【0069】
また、制御部21は、前記応募開始操作が行われた場合であっても、当該応募開始操作の対象の賞品の応募期間が経過している場合には、その旨を示す予め設定されたメッセージを操作端末3に表示させることが考えられる。なお、制御部21は、操作開始ページP1を予め設定された期間ごとに自動更新することにより、前記応募期間が経過した場合に応募キーK11の表示を消去することも考えられる。
【0070】
<ステップS42>
その後、ステップS42において、制御部21は、応募ページP11に各種の情報が入力され、応募確定操作が行われると、現在ログイン中のユーザーのユーザーIDなどのユーザーを識別するための情報を賞品についての応募情報として受け付けて記憶部22に登録し、当該応募受付処理を終了させる。但し、制御部21は、ログイン中のユーザーの保有ポイントが必要ポイントに達している場合にのみ前記応募手続を受け付ける。なお、当該応募受付処理は、操作端末3から所定の終了操作が行われた場合にも終了することがある。
【0071】
そして、前記応募期間が経過した後、応募受付装置2で当選者が決定された場合、又は登録作業者により当選者が応募受付装置2に入力された場合には、制御部21が、前記連絡先情報として登録されているメールアドレスを宛先として、当選した旨と前記個人情報を入力するための個人情報入力ページのURLとをメールで通知することが考えられる。これにより、ユーザーによって前記個人情報入力ページへの個人情報の入力が行われると、応募受付装置2の管理者は、当選者であるユーザーの個人情報を取得し、賞品を発送することが可能である。
【0072】
<ステップS51>
また、前記購入開始操作が行われた場合(S5:Yes)、続くステップS51において、制御部21は、操作された購入キーK12に対応する賞品の賞品情報D2に含まれる購入アクセス数を1加算する。なお、購入アクセス数の初期値は0である。即ち、制御部21は、予め設定された販売期間における購入キーK12の操作回数を記憶部22に記録する。なお、当該ステップS51は、記録ステップの一例であって、制御部21の記録処理部214によって実行される。
【0073】
また、例えば前記販売期間の終了後も、操作開始ページP1に表示される賞品に対応する購入キーK12が表示される構成では、記録処理部214が、販売期間内と販売期間の終了後とにおける購入キーK12の操作回数を個別にカウントして記録することも考えられる。これにより、購入期間の終了後におけるユーザーの購入意欲を確認することが可能となる。また、記録処理部214は、購入キーK12を操作したときの前記賞品の種類、前記賞品の対価などの前記賞品の情報をユーザーごとに対応付けて記録することも考えられる。これにより、応募受付装置2の管理者は、ユーザーごとの趣向を把握することも可能である。
【0074】
なお、制御部21は、同一の操作端末3から予め設定された期間内に同一の購入キーK12が複数回操作された場合には、2回目以降の操作時に前記購入アクセス数を加算しないことが考えられる。これにより、前記賞品を所望するユーザーの数をより正確に記録することが可能である。
【0075】
<ステップS52>
ステップS52において、制御部21は、前記購入開始操作が行われる際に操作された購入キーK12に対応する賞品の購入ページP12を操作端末3に表示させ、当該応募受付処理を終了させる。なお、当該ステップS52は、第3表示ステップの一例であって、制御部21の第3表示処理部213によって実行される。具体的には、購入キーK12にハイパーリンクの位置情報として埋め込まれた前記購入用URL(
図3参照)を、操作端末3の制御部31に送信し、操作端末3に購入ページP12を表示させる。なお、制御部21は、操作開始ページP1から外部の購入ページP12に移行する際には、外部のサイトに移動する旨の確認メッセージを表示し、その確認メッセージに対する確認操作に応じて購入ページP12に移行させてもよい。
【0076】
ここで、購入ページP12は、応募受付装置2の記憶部22に記憶されているWebページである。そして、購入ページP12の開設には、例えば外部のコンテンツマネジメントシステム(CMS:content management system)が利用される。これにより、応募受付装置2の管理者は、決済手続が可能な購入ページP12を簡単に構築することが可能である。
【0077】
ここに、
図7は、購入ページP12の一例を示す図である。
図7に示されるように、購入ページP12には、賞品の賞品名、賞品画像、対価(金額)、及び賞品の詳細情報などが表示される。また、購入ページP12では、購入する賞品の個数及びカラーなどのように、前記購入手続に必要な予め登録された情報が入力される入力欄も設けられている。そして、外部のECサイトを管理する管理サーバーは、購入ページP12に各種の情報が入力され、購入確定操作が行われると、購入ページP12の前記入力欄に入力された情報が賞品について、予め設定された販売数量の範囲内で購入手続を受け付ける。例えば、購入ページP12では、販売数量の販売手続が既に受け付けられている場合には、賞品の販売終了を示すメッセージ等の情報が当該賞品に対応付けて表示される。なお、オンライン決済が完了したことを条件に前記購入手続が受け付けられてもよい。
【0078】
なお、制御部21は、前記購入開始操作が行われた場合であっても、当該購入開始操作の対象の賞品の販売期間が経過している場合には、その旨を示す予め設定されたメッセージを操作端末3に表示させることが考えられる。また、制御部21は、操作開始ページP1を予め設定された期間ごとに自動更新することにより、前記購入期間が経過した場合に購入キーK12の表示を消去することも考えられる。さらに、制御部21が、前記外部のECサイトの管理サーバーから現在までの購入数の情報を取得可能であって、前記購入開始操作が行われたときに前記賞品の前記購入数が前記販売数に達している場合には、その旨を示す予め設定されたメッセージを操作端末3に表示させることが考えられる。
【0079】
以上説明したように、応募受付装置2では、制御部21によって前記応募受付処理が実行されることにより、同一の賞品について応募手続及び購入手続の両方の開始操作を受け付けることが可能である。また、応募受付装置2では、操作開始ページP1に表示される応募キーK11又は購入キーK12の操作に応じて応募ページP11又は購入ページP12が操作端末3に表示される。従って、賞品の応募手続及び購入手続の操作性を向上させることが可能である。具体的には、操作開始ページP1における応募開始操作により応募ページP11が表示された後、更なる購入開始操作によって購入ページP12が表示される場合に比べてユーザー操作の回数が減少する。
【0080】
特に、応募受付システム1では、上述したように、応募ページP11が応募受付装置2で管理されており、購入ページP12が外部のECサイトの管理サーバーで管理されている場合であっても、賞品の賞品画像及び詳細説明のような情報が重複して表示されない。従って、操作端末3による通信量及び通信時間を省減することも可能である。
【0081】
また、応募受付システム1では、購入ページP12が外部のECサイトの管理サーバーで管理されているため、制御部21は、賞品ごとに予め設定される販売数量の購入手続を受け付けたか否かを判断していない。そのため、既に販売数量の購入手続きが受け付けられている場合であっても、賞品の販売終了を示す情報が操作開始ページP1に表示されず、購入キーK12が表示された状態が維持される。なお、第1表示処理部210は、前記販売期間の終了後に、購入キーK12を操作開始ページP1から消去し、又は賞品の販売終了を示す情報を操作開始ページP1に表示させる。
【0082】
従って、ユーザーは、既に販売数量の購入手続きが受け付けられている場合であっても、一度は購入キーK12を操作することになるため、ユーザーの購入意欲に対する喪失感を与えることができ、次回の賞品についての早期購入の意欲をより高めることが可能である。さらに、賞品の購入数が前記販売数量に達した場合でも、購入キーK12が操作され、前記購入アクセス数が加算されることになるため、前記購入アクセス数に基づいてユーザーの購入意欲を計ることが可能である。なお、他の実施形態として、制御部21が、購入ページP12によって購入手続を受け付ける場合は、賞品ごとに予め設定される販売数量の購入手続を受け付けた場合に、その賞品の販売終了を示すメッセージを購入ページP12に表示させることが考えられる。
【0083】
ところで、制御部21の予測処理部215は、前記購入アクセス数に基づいて、次に同じ前記賞品の応募を受け付ける際の前記販売数量を予測することが考えられる。また、制御部21の予測処理部215は、複数の前記賞品に対応する前記購入アクセス数に基づいて、今後の前記賞品各々の応募を受け付ける際の前記販売数量を予測することが考えられる。例えば、前記購入アクセス数の平均値を算出し、前記平均値を次回の賞品に対応する前記販売数量として予測することが考えられる。なお、予測処理部215は、賞品登録画面P0において前記販売数量の予測結果を表示させることが考えられる。また、予測処理部215は、前記販売数量の予測結果を次回の賞品に対応する前記販売数量として自動設定してもよい。
【0084】
さらに、抽選処理部216は、前記販売期間の終了時までに前記購入手続で受け付けられた購入数が前記販売数量に達していない場合、残りの数量を予め設定された抽選数量に加算した抽選数量の当選者を抽出することが考えられる。なお、購入用URLに対応する購入ページP12が応募受付装置2で管理される場合には、制御部21が現在までに購入された実際の購入数を把握可能である。一方、前述したように外部のECサイトで購入手続が受け付けられる場合には、制御部21が、実際の購入数の情報を前記ECサイトの管理サーバーから取得することが考えられる。このように、前記応募手続及び前記購入手続の二通りの方法で賞品が提供される場合、一方の前記購入手続で購入されなかった賞品が存在する場合には、前記応募手続によって当選する確率を高くして、前記購入手続で購入されなかった賞品を有効活用することができる。また、制御部21は、前記販売期間の終了時までに前記購入手続で受け付けられた購入数が前記販売数量に達していない場合、残りの数量の賞品の購入手続を受け付けることも考えられる。
【0085】
なお、本実施形態では、購入ページP12が外部のECサイトである場合について説明したが、他の実施形態として、応募ページP11が外部サイトであってもよい。応募ページP11が外部サイトである場合にも、その応募ページP11の開設には、例えば外部のコンテンツマネジメントシステム(CMS:content management system)が利用される。この場合、前記ステップS41では、応募キーK11にハイパーリンクの位置情報として埋め込まれた外部サイトの応募用URLが、操作端末3の制御部31に送信されることにより操作端末3に応募ページP11が表示され、当該応募受付処理が終了する。また、応募ページP11及び購入ページP12が共に応募受付装置2の記憶部22に記憶されているWebページであること、又は応募ページP11及び購入ページP12が共に外部サイトであることも考えられる。