特許第6372720号(P6372720)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6372720
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20180806BHJP
【FI】
   A63F7/02 326B
   A63F7/02 324C
【請求項の数】1
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-232260(P2016-232260)
(22)【出願日】2016年11月30日
(65)【公開番号】特開2018-86215(P2018-86215A)
(43)【公開日】2018年6月7日
【審査請求日】2017年1月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
(74)【代理人】
【識別番号】100111970
【弁理士】
【氏名又は名称】三林 大介
(74)【代理人】
【識別番号】100163315
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健二
(72)【発明者】
【氏名】宮永 真
(72)【発明者】
【氏名】森 圭史
(72)【発明者】
【氏名】中園 武
【審査官】 大隈 俊哉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−197748(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技媒体を利用して遊技を行う遊技機であって、
外部から供給された前記遊技媒体を受け取り、前記遊技によって所定の払出条件が成立すると該遊技媒体を払い出す遊技媒体受け払出機構部と、
前記遊技媒体受け払出機構部が取り付けられる取付部と
を備え、
前記遊技媒体受け払出機構部は、
外部から供給された前記遊技媒体を受け取って、内部に形成された内部通路から下方に向けて排出する受け部と、
前記受け部の前記内部通路から排出された前記遊技媒体を受け取って、該遊技媒体を、内部に形成された遊技球通路から下方に向けて排出する遊技球通路部と、
前記遊技球通路部の前記遊技球通路から排出された前記遊技媒体を受け取って、該遊技媒体を、前記払出条件が成立すると払い出す払出部と
を有しており、
前記取付部は、
前記遊技球通路部の上下の端部に係合して、該遊技球通路部を水平方向にスライド移動させることが可能に保持する遊技球通路部用ガイドレールと、
前記払出部の上下の端部に係合して、該払出部を水平方向にスライド移動させることが可能に保持する払出部用ガイドレールと、
水平方向にスライド移動する前記遊技球通路部を、前記受け部の前記内部通路から排出された前記遊技媒体が前記遊技球通路部の前記遊技球通路に流入可能な位置に位置決めして固定する遊技球通路部用固定部と、
水平方向にスライド移動する前記払出部を、前記遊技球通路部の前記遊技球通路から排出された前記遊技媒体が前記払出部の入口に流入可能な位置に位置決めして固定する払出部用固定部と
を有しており、
前記遊技球通路部および前記払出部は、一方を前記取付部に取り付けたままで、他方を着脱可能な状態で取り付けられている
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技媒体を利用して遊技を行う遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機には、遊技の結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技機(例えば、パチンコ機)などがある。このような遊技機では、遊技媒体が無くなると遊技媒体を払い出すことができなくなるため、遊技機の外部から遊技媒体が供給されるようになっている。例えば、外部からの遊技媒体を受けるタンクが設けられ、このタンクに遊技媒体が供給されると、補供給された遊技媒体が遊技球通路を通過し、遊技媒体の払い出しを行う払出装置へ送り出される。
【0003】
また、上述したタンク、遊技球通路、および払出装置は、互いに一体的に取り付けられており、その状態で1枚のベース部に搭載されている。そして、このベース部を遊技機の本体部に取り付けることで、これらの部材がまとめて本体部に取り付けられ、さらに、これらの部材をまとめてベース部ごと、本体部から取り外せるようになっている(例えば、特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−264304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記遊技機では、タンク、遊技球通路、および払出装置が互いに一体的に取り付けられているため、故障などが生じて故障部分だけを交換しようとすると、まずこれらの部材全体をベース部から取り外し、さらに部材を分解して故障部分を取り外せるようにしなければならない。このため、故障部分を取り外すことなく部材全体を交換することとなってしまい、部材交換に要する作業負担が大きいという問題があった。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、部材交換に要する作業負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機では次の構成を採用した。すなわち、
遊技媒体を利用して遊技を行う遊技機であって、
外部から供給された前記遊技媒体を受け取り、前記遊技によって所定の払出条件が成立すると該遊技媒体を払い出す遊技媒体受け払出機構部と、
前記遊技媒体受け払出機構部が取り付けられる取付部と
を備え、
前記遊技媒体受け払出機構部は、
外部から供給された前記遊技媒体を受け取って、内部に形成された内部通路から下方に向けて排出する受け部と、
前記受け部の前記内部通路から排出された前記遊技媒体を受け取って、該遊技媒体を、内部に形成された遊技球通路から下方に向けて排出する遊技球通路部と、
前記遊技球通路部の前記遊技球通路から排出された前記遊技媒体を受け取って、該遊技媒体を、前記払出条件が成立すると払い出す払出部と
を有しており、
前記取付部は、
前記遊技球通路部の上下の端部に係合して、該遊技球通路部を水平方向にスライド移動させることが可能に保持する遊技球通路部用ガイドレールと、
前記払出部の上下の端部に係合して、該払出部を水平方向にスライド移動させることが可能に保持する払出部用ガイドレールと、
水平方向にスライド移動する前記遊技球通路部を、前記受け部の前記内部通路から排出された前記遊技媒体が前記遊技球通路部の前記遊技球通路に流入可能な位置に位置決めして固定する遊技球通路部用固定部と、
水平方向にスライド移動する前記払出部を、前記遊技球通路部の前記遊技球通路から排出された前記遊技媒体が前記払出部の入口に流入可能な位置に位置決めして固定する払出部用固定部と
を有しており、
前記遊技球通路部および前記払出部は、一方を前記取付部に取り付けたままで、他方を着脱可能な状態で取り付けられている
ことを特徴とする。
【0015】
尚、本明細書において、「前」および「表」は「遊技者に近接する側(遊技者から見て手前側)」を示し、「後」および「裏」は「遊技機の遊技者から離間する側(遊技者から見て奥側)」を示す。また、「上」とは遊技者から見て「上」であることを示し、「下」とは遊技者から見て「下」であることを示し、「左」とは遊技者から見て「左」であることを示し、「右」とは遊技者から見て「右」であることを示す。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、部材交換に要する作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施例のパチンコ機の正面図である。
図2】本実施例のパチンコ機の前面枠を開放した状態の分解斜視図である。
図3】本実施例の遊技盤の盤面構成を示す説明図である。
図4】本実施例のパチンコ機の中枠を開放した状態の分解斜視図である。
図5】本実施例のパチンコ機の裏パックを背面側から見た斜視図である。
図6】本実施例のパチンコ機の裏パックを背面側から見た分解斜視図である。
図7】本変形例のパチンコ機の払出部の背面図および側面図である。
図8】本変形例のパチンコ機の払出部をベース部に取り付ける様子を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
上述した本発明の実施例について説明する。以下の実施例は次のような順序に従って説明する。
A.パチンコ機の構成:
A−1.装置前面側の構成:
A−2.装置内側の構成:
A−3.電気的構成:
B.球受け払出機構部の取り付け構造:
C.変形例:
【0019】
A.パチンコ機の構成 :
A−1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、前面枠11の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aには合成樹脂製の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置される遊技盤20(図2参照)の遊技領域を視認可能である。また、前面枠11における窓部4aの右下方には、小窓部4cが形成されており、この小窓部4cには合成樹脂板等の透明板4dが嵌め込まれている。遊技者は、小窓部4c(透明板4d)を通して奥側に配置された遊技盤20のセグメント表示部50(図3参照)を視認可能である。詳しくは後述するが、セグメント表示部50とは、複数のLEDの組合せによって遊技に係る情報を表示する表示部である。
【0020】
前面枠11における窓部4aの上方には上部ランプ5aが設けられ、窓部4aの周縁部における右部には右サイドランプ5bが設けられ、窓部4aの周縁部における左部には左サイドランプ5cが設けられている。また、前面枠11の中央に大きく開口した窓部4aの左右上方にはスピーカー6が設けられている。これらの上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、スピーカー6は、遊技上の演出効果を高めるために駆動される。
【0021】
前面枠11における窓部4aの下方には、上皿部7が設けられている。上皿部7には、パチンコ機1に対応して設けられたカードユニットを介して貸し出される遊技球や、パチンコ機1から払い出される遊技球が貯留される。また、上皿部7の下方には下皿部8が設けられており、上皿部7の容量を超えて貸し出された遊技球や、上皿部7の容量を超えて払い出された遊技球が貯留される。
【0022】
前面枠11における下皿部8の右方には、発射ハンドル9が設けられている。発射ハンドル9の回転軸は、発射ハンドル9の奥側に搭載された発射装置ユニットに接続されている。この発射装置ユニットには、上皿部7に貯留された遊技球が供給される。遊技者が発射ハンドル9を回転させると、その回転が発射装置ユニットに伝達され、発射装置ユニットに内蔵された発射モーターが回転して、回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。
【0023】
A−2.装置内側の構成 :
図2は、パチンコ機1の前面枠11を開放した状態の分解斜視図である。図2に示すように、パチンコ機1には、上述した前面枠11に加え、その背面側に、中枠12と、裏パック13と、本体枠14とが設けられている。前面枠11は、本体枠14の一端(正面視左端)に回動可能に軸支されており、中枠12および本体枠14に対して前方側に回動可能となっている。また、中枠12も(前面枠11と同様に)、本体枠14の一端(正面視左端)に回動可能に軸支されており、本体枠14に対して前方側に回動可能となっている。さらに、裏パック13は、中枠12の裏側の一端(正面視左端)に回動可能に軸支されており、中枠12に対して後方側に回動可能となっている。
【0024】
図2に示すように、中枠12の前面側には、上述した遊技盤20が取り付けられており、前面枠11を前方に開放すると、遊技盤20が露出された状態となる。
【0025】
図3は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。図3に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21の周囲には、発射装置ユニットから発射された遊技球を遊技領域21へ案内する案内通路が、外レール22と内レール23とによって形成されている。発射装置ユニットから発射された遊技球は、この案内通路を通過して遊技領域21に放出される。
【0026】
遊技領域21に放出された遊技球は、遊技領域21の上部から下方に向かって流下する。遊技領域21は、前面枠11の窓部4aを通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者に視認されることとなる。
【0027】
遊技領域21の略中央には中央装置40が設けられており、中央装置40のほぼ中央には、演出表示装置41が設けられている。演出表示装置41は液晶表示器によって構成されており、その表示画面上には、演出用の種々の画像を表示することが可能である。
【0028】
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の下方には、開口部の大きさが不変(一定)であり遊技球が常時入球可能な始動口24が設けられている。始動口24に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。始動口24の内部の通路には始動口センサーが設けられており、始動口24に入球した遊技球を検知可能である。
【0029】
また、遊技領域21における始動口24の右方には、略長方形状に大きく開口された大入賞口28(可変入球口)が設けられている。大入賞口28は、パチンコ機1の前後方向に回動可能な開閉扉29を備えており、開閉扉29が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態と、開閉扉29がパチンコ機1の前方側に回動して遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能である。図3では、大入賞口28が開放状態となっている様子が示されている。大入賞口28に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。大入賞口28の内部の通路には大入賞口センサーが設けられており、大入賞口28に入球した遊技球を検知可能である。
【0030】
始動口センサーによって始動口24への入球が検知された場合には、3個の遊技球が払い出されるとともに、所定の判定値が取得され、特図保留として記憶される。記憶された特図保留は古いものから順に1つずつ読み出され、読み出した判定値に基づいて大当り判定が行われる。この大当り判定の結果は、セグメント表示部50の特図表示部にて表示される。例えば、大当り判定の結果が外れであった場合には、特図表示部で識別情報を変動表示させた後、外れに対応した図柄が停止表示される。これに対し、大当り判定の結果が大当りであった場合には、特図表示部で識別情報を変動表示させた後、大当りに対応した図柄が停止表示され、その後、遊技者にとって有利な大当り遊技が実行される。
【0031】
大当り遊技では、上述した大入賞口28が開放状態となり、大入賞口28に多くの遊技球を入球させることが可能となる。また、大入賞口28に遊技球が入球すると、13個の遊技球が払い出されるので、大当り遊技では、一度に多くの遊技球が払い出される。
【0032】
図4は、パチンコ機1の中枠12を前面側に開放させた状態で、裏パック13を逆方向(背面側)に回動させた様子を示す分解斜視図である。図4では簡略化して表示されているが、中枠12の裏側には、遊技に関する制御を統括する主制御基板や、演出に関する制御を司るサブ制御基板、遊技球を払い出す制御を司る払出制御基板などの各種制御基板が取り付けられており、その結果、中枠12の背面側は、中央部分が背面側に向けて膨出した形状となっている。そして、裏パック13は、この中枠12を後方から覆うようにして、中央部分が背面側に向けて膨出した形状となっている。
【0033】
図5は、裏パック13を背面側から見た斜視図である。図5に示すように、裏パック13はベース部60を有しており、上述したようにこのベース部60の中央部分が背面側に向けて膨出している。そして、ベース部60には、膨出部分の周囲に(膨出部分の上方から正面視左方にかけて)、遊技機の外部から供給された遊技球を受け取り、遊技によって所定の払出条件が成立するとその遊技球を払い出す球受け払出機構部200が搭載されている。尚、裏パック13のベース部60が本発明の「取付部」に相当し、球受け払出機構部200が本発明の「遊技媒体受け払出機構部」に相当する。
【0034】
この球受け払出機構部200は、遊技機の外部から供給された遊技球を受け取る受け部70と、受け部70から排出された遊技球が通過する遊技球通路部80と、遊技球通路から排出された遊技球を受けて上記払出条件が成立するとその遊技球を払い出す払出部90とを有している。
【0035】
受け部70は、上方から供給された遊技球を受け取ることができるように、上方に向けて開放した形状となっている。受け部70には、遊技球を手で供給することもできるが、一般的には、パチンコ機1が設置される島設備から自動的に供給される。受け部70には、上方から供給された遊技球を受ける受け面が形成されており、受け面は受け部内通路に向けて右下方に傾斜しており、受け部内通路は遊技球通路部80に向けて左下方に傾斜している。このため、受け部70に供給された遊技球は、受け面に落下したのち受け部内通路に排出され、受け部内通路に進入した遊技球は、受け部内通路に沿って遊技球通路部80に送出される。
【0036】
遊技球通路部80には、受け部70に形成された受け部内通路の延長線上に遊技球通路の入口が形成されており、この遊技球通路は、払出部90に向けて延設されている。このため、受け部70から送出された遊技球は、遊技球通路部80の遊技球通路を通過して払出部90に送出される。
【0037】
払出部90には、遊技球通路部80に形成された遊技球通路の延長線上に払出部内通路の入口が形成されており、遊技球通路部80の遊技球通路から送出された遊技球が払出部内通路を経て払出部90に供給される。また、払出部90には、遊技球を払い出すように駆動する払出モーターが設けられており、この払出モーターが駆動することで遊技球が1個ずつ払い出される。払出部90から裏パック13の前面側に払い出された遊技球は、中枠12に形成された通路を通じて上述した上皿部7、または下皿部8に排出される。また、払出部90には、払い出した遊技球を検知する払出検知センサーが設けられており、払出部90から払い出された遊技球が検知可能となっている。
【0038】
尚、受け部70、遊技球通路部80、払出部90がそれぞれ本発明の「第2所定部」に相当する。また、受け部70を「第2所定部」とした場合には、遊技球通路部80および払出部90が本発明の「第1所定部」に相当し、遊技球通路部80を「第2所定部」とした場合には、受け部70および払出部90が本発明の「第1所定部」に相当し、払出部90を「第2所定部」とした場合には、受け部70および遊技球通路部80が本発明の「第1所定部」に相当する。
【0039】
A−3.電気的構成 :
上述した払出部90の動作は、中枠12の背面側に取り付けられた払出制御基板によって制御されており、払出制御基板は主制御基板に接続されている。更に、主制御基板にはサブ制御基板も接続されている。そして、主制御基板と、サブ制御基板と、払出制御基板とは、以下のように役割分担することによって、パチンコ機1で行われる遊技の進行を制御している。
【0040】
先ず、上述した主制御基板には、始動口センサーや大入賞口センサーなど各種センサーが電気的に接続されており、各種センサーからの検知に基づいて様々な処理が行われる。例えば、主制御基板には、サブ制御基板や払出制御基板などが電気的に接続されており、これらの基板に向けて遊技に関する情報などが出力される。
【0041】
サブ制御基板には、上述した上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、スピーカー6、演出表示装置41などが電気的に接続されており、主制御基板から受信した信号に基づいてこれらの装置が制御される。例えば、遊技の進行に合わせて演出が実行されるように、これらの装置が制御される。
【0042】
払出制御基板には、上述した払出部90が電気的に接続されており、主制御基板から遊技球の払出コマンドを受信すると、払出部90を通じて遊技球の払い出しを行う。本実施例では、始動口センサーや大入賞口センサーなどで遊技球の入球が検知されると、払い出す遊技球の数を含む払出コマンドが主制御基板から払出制御基板に向けて出力される。払出制御基板は、この払出コマンドを受信すると、その払出コマンドに基づいて払い出す遊技球の数を特定し、特定した数をRAMの残払出数記憶領域に加算して記憶した後、払出部90の払出モーターを駆動させて遊技球の払い出しを開始する。そして、払出制御基板は、払出検知センサーからの検知信号を受信する毎に、残払出数記憶領域の値を1減算し、0になると払出モーターの駆動を停止させて、遊技球の払い出しを終了する。
【0043】
B.球受け払出機構部の取り付け構造 :
図6は、裏パック13を背面側から見た分解斜視図である。図6に示すように、本実施例では、球受け払出機構部200を構成する受け部70、遊技球通路部80、および払出部90がベース部60に対して個別に取り付け可能となっている。
【0044】
図6の例では、受け部70は、左右方向に長い略矩形状の本体部71を有しており、この本体部71の右面のベース部60側上部には、外側に向けて延設された延設部72が形成されている。更に、延設部72の下面には下方に延びる棒状の受け部側係合部73が形成されている。この受け部側係合部73に対応して、ベース部60には、筒状のベース部側係合部61が形成されており、受け部側係合部73がベース部側係合部61に挿入されることで、受け部70がベース部60に軸支される。
【0045】
受け部70は、ベース部60に軸支された状態でベース部60にネジ止めされることで固定される。図6の例では、受け部70の下面のベース部60側端部に、下方に延設された取付板部74が形成されており、この取付板部74には、ネジ77が挿通する挿通口75が所定数(本実施例では3つ)形成されている。また、ベース部60には、ネジ77が取り付けられるネジ穴62が所定数(本実施例では3つ)形成されており、ネジ77が挿通口75を貫通してネジ穴62に取り付けられることで、受け部70がベース部60に固定される。従って、ネジ77、挿通口75、およびネジ穴62が本発明の「固定部」に相当する。
【0046】
また、受け部70は、受け部側係合部73がベース部側係合部61に軸支されることで、受け部側係合部73の軸方向と直交する方向、および下方向への変位が規制される。この状態で、受け部70をベース部60に当接させると、受け部70の挿通口75とベース部60のネジ穴62とが前後方向に重なるように構成されており、このため、支持されていない状態でネジ止めする場合と比較してネジ止めが行いやすくなっている。従って、受け部70は、ベース部側係合部61によって、上下方向および左右方向の位置決めがされる構成となっており、ベース部側係合部61が本発明の「位置決め部」に相当する。
【0047】
受け部70をベース部60から取り外す場合には、ネジ77を取り外し、上方へ持ち上げて係合状態を解除することで個別に取り外すことができる。このため、球受け払出機構部200を構成する遊技球通路部80と払出部90とがベース部60に取り付けられたままの状態で、受け部70だけをベース部60から取り外すことができる。従って、受け部70に故障が生じた場合であっても、故障した受け部70だけを取り外して交換することができるので、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0048】
また、受け部70は、ネジ77だけでなく、ベース部側係合部61によっても支持されているため、固定するために必要なネジの数を減らすことができ、その結果、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0049】
遊技球通路部80は、上下方向に長い略矩形状の本体部81を有しており、本体部81のベース部60側の上下端部には、ベース部60に形成されたガイドレール63,64と係合する遊技球通路部側係合部82,83が形成されている。このため、遊技球通路部80は、ガイドレール63,64と遊技球通路部側係合部82,83とが係合することで、ガイドレール63,64に沿ってスライド移動が可能となっている。本実施例では、ガイドレール63,64は左右方向に延びているため、遊技球通路部80は、左右方向にスライド移動が可能となっている。
【0050】
遊技球通路部80は、ベース部60と係合した後、ベース部60に対してネジ止めされることで固定される。図6の例では、遊技球通路部80の右面のベース部60側端部に、右方に延設された取付板部84が形成されており、取付板部84には、ネジ87が挿通する挿通口85が所定数(本実施例では2つ)形成されている。また、ベース部60には、ネジ87が取り付けられるネジ穴65が所定数(本実施例では2つ)形成されており、ネジ87が挿通口85を貫通してネジ穴65に取り付けられることで、受け部70がベース部60に固定される。従って、ネジ87、挿通口85、およびネジ穴65が本発明の「固定部」に相当する。
【0051】
また、遊技球通路部80は、ガイドレール63,64に嵌め込むことで、スライド移動する方向と直交する方向、および遊技球通路部80の進入方向への変位が規制される。このように、スライド移動する方向と直交する方向、および遊技球通路部80の進入方向への変位が規制された状態では、遊技球通路部80の挿通口85とベース部60のネジ穴65とが前後方向に重なるように構成されており、このため、ネジ87を挿通口85およびネジ穴65に通しやすくなるので、ネジ止めが行いやすくなっている。すなわち、遊技球通路部80は、ガイドレール63,64によって上下方向および左右方向の位置決めがされる構成となっており、ガイドレール63,64が本発明の「位置決め部」に相当する。
【0052】
遊技球通路部80をベース部60から取り外す場合には、ネジ87を取り外し、左方へスライド移動させることで個別に取り外すことができる。このため、球受け払出機構部200を構成する受け部70と払出部90とがベース部60に取り付けられたままの状態で、遊技球通路部80だけをベース部60から取り外すことができる。従って、遊技球通路部80に故障が生じた場合であっても、故障した遊技球通路部80だけを取り外して交換することができるので、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0053】
また、遊技球通路部80は、ネジ87だけでなく、ガイドレール63,64によっても支持されているため、ベース部60に固定するために必要なネジの数を減らすことができ、その結果、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0054】
払出部90は、上下方向に長い略矩形状の本体部91を有しており、本体部91のベース部60側の上下端部には、ベース部60に形成されたガイドレール66,67と係合する払出部側係合部92,93が形成されている。このため、払出部90は、ガイドレール66,67と払出部側係合部92,93とが係合することで、ガイドレール66,67に沿ってスライド移動が可能となっている。本実施例では、ガイドレール66,67は左右方向に延びているため、払出部90は、左右方向にスライド移動が可能となっている。
【0055】
払出部90は、ベース部60と係合した後、ベース部60に対してネジ止めされることで固定される。図6の例では、払出部90の右面のベース部60側端部に、右方に延設された取付板部94が形成されており、取付板部94には、ネジ97が挿通する挿通口95が所定数(本実施例では2つ)形成されている。また、ベース部60には、ネジ97が取り付けられるネジ穴68が所定数(本実施例では2つ)形成されており、ネジ97が挿通口95を貫通してネジ穴68に取り付けられることで、受け部70がベース部60に固定される。すなわち、ネジ97、挿通口95、およびネジ穴68が本発明の「固定部」に相当する。
【0056】
また、払出部90は、ガイドレール66,67に嵌め込むことで、スライド移動する方向と直交する方向、および払出部90の進入方向への変位が規制される。このように、スライド移動する方向と直交する方向、および払出部90の進入方向への変位が規制された状態では、払出部90の挿通口95とベース部60のネジ穴68とが前後方向に重なるように構成されており、このため、ネジ97を挿通口95およびネジ穴68に通しやすくなるので、ネジ止めが行いやすくなっている。すなわち、払出部90は、ガイドレール66,67によって上下方向および左右方向の位置決めがされる構成となっており、ガイドレール66,67が本発明の「位置決め部」に相当する。
【0057】
払出部90をベース部60から取り外す場合には、ネジ97を取り外し、左方へスライド移動させることで個別に取り外すことができる。このため、球受け払出機構部200を構成する受け部70と払出部90とがベース部60に取り付けられたままの状態で、払出部90だけをベース部60から取り外すことができる。従って、払出部90に故障が生じた場合であっても、故障した払出部90だけを取り外して交換することができるので、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0058】
また、払出部90は、ネジ97だけでなく、ガイドレール66,67によっても支持されているため、ベース部60に固定するために必要なネジの数を減らすことができ、その結果、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0059】
以上説明したように、本実施例のパチンコ機1では、球受け払出機構部200を構成する受け部70、遊技球通路部80、および払出部90がベース部60から個別に着脱可能となっている。従来のパチンコ機では、球受け払出機構部を構成する各部材が互いに一体的に形成されており、球受け払出機構部全体としてベース部に固定された状態で中枠に取り付けられている。このため、球受け払出機構部の一部に故障が生じて故障部分を交換しようとした場合には、先ず球受け払出機構部をベース部から取り外して、さらに球受け払出機構部を分解して故障部分を取り出さなければならなかった。この点、本実施例のパチンコ機1では、球受け払出機構部200を構成する受け部70、遊技球通路部80、および払出部90がベース部60から個別に着脱可能となっているので、一部の部材が故障した場合であっても故障した部分だけを取り外して交換することができ、その結果、部材交換の作業負担を軽減することが可能となっている。
【0060】
尚、上記の実施例では、球受け払出機構部200が裏パック13のベース部60に取り付けられる構成としたが、別の部材に取り付けられる構成としてもよい。例えば、球受け払出機構部200が中枠12に取り付けられる構成としてもよい。この場合には、中枠12が本発明の「取付部」に相当する。
【0061】
上記の実施例では、球受け払出機構部200を3つの部材で構成したが、2の部材で構成してもよいし、4つ以上の部材で構成してもよい。2つの部材で構成する例としては、受け部と払出部とで構成するようにしてもよい。
【0062】
上記の実施例では、受け部70が軸支された後にネジ止めする構成としたが、遊技球通路部80や払出部90のように、レールに沿ってスライド移動された後にネジ止めする構成としてもよい。また、遊技球通路部80または払出部90は、レールに沿ってスライド移動された後にネジ止めする構成としたが、受け部70のように軸支された後にネジ止めする構成としてもよい。
【0063】
上記の実施例では、球受け払出機構部200を構成する受け部70、遊技球通路部80、および払出部90が、それぞれ係合された後に、ネジで固定される構成となっているが、球受け払出機構部200が一体的に構成されている従来の構成と比較して、球受け払出機構部200を構成する部材の交換の作業負担を軽減するという観点からすれば、少なくとも一の部材が単独で着脱可能であればよい。例えば、単独で着脱可能であれば、ネジだけで固定される構成であってもよい。
【0064】
C.変形例 :
上述した実施例では、球受け払出機構部200を構成する受け部70、遊技球通路部80、および払出部90が、それぞれ係合された後に、ネジで固定される構成となっているが、球受け払出機構部200が一体的に構成されている従来の構成と比較して、球受け払出機構部200を構成する部材の交換の作業負担を軽減するという観点からすれば、少なくとも一の部材が単独で着脱可能であればよく、別の取り付け構造を採用してもよい。例えば、ネジ止めさえすることなく固定できる構成とすれば、より一層部材交換の作業負担を軽減することが可能となる。本変形例では、ネジ止めをせずに固定することができる構成の一例について説明する。尚、上述した実施例と重複する部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
【0065】
本変形例では、払出部90に代えて、払出部100が例示されている。図7(a)は、払出部100の背面図であり、図7(b)は、払出部100の右側面図である。図7に示すように、払出部100の右面のベース部60側の端部には、係止部131,136を有する係止部材130が設けられている。そして、払出部100には、この係止部材130の前後方向への変位を規制する前側規制部110,115と、後側規制部120,125とが形成されており、係止部材130は、これら前側規制部110,115および後側規制部120,125によって前後方向の変位が規制されている。また、後側規制部120,125には、開口部121,126が形成されており、係止部材130には、この開口部121,126を貫通する突起状の解除操作部132,137が形成されている。このため、係止部材130は、解除操作部132,137が開口部121,126内で変位可能な範囲内で遊嵌された状態となっている。本実施例の開口部121,126は上下方向に長く、左右方向の幅は解除操作部132,137の幅とほぼ同じ長さの楕円形状となっているため、係止部材130は、左右方向への移動がほぼできず、実質的に上下方向の移動のみが許容されている。
【0066】
払出部100には、係止部材130の下方に延設部140が形成され、この延設部140の背面側には支柱141が形成されており、この支柱141と上述した解除操作部137との間には付勢手段としてのバネ142が取り付けられている。このバネ142の付勢力によって係止部材130は下方に付勢されている。
【0067】
図8では、払出部100がベース部60に取り付けられる様子が示されている。図8(a)に示すように、ベース部60には、ガイドレール151,152が形成されており、さらに、払出部100の係止部131,136に対応して係止受部153,154が形成されている。図8(b)に示すように、係止受部153,154は、払出部100をガイドレール151,152に沿ってスライド移動させると、係止部131,136と係止受部153,154とがちょうど接触する位置に配置されている。また、係止部131,136は左下方に傾斜しているため、払出部100をガイドレール151,152に沿ってスライド移動させると、係止部131,136が係止受部153,154に押し出されて、係止部材130は上方へ移動する。さらに払出部100をガイドレール151,152に沿ってスライド移動させて、係止受部153,154が係止部131,136の裏側に到達すると、係止部材130はバネ142の付勢力によって下方へ移動し、図8(c)に示すように、係止受部153,154が係止部131,136の裏側の溝部に嵌まり込む。これによって、払出部100は左右方向への移動が規制され、ベース部60に固定される。
【0068】
払出部100をベース部60から取り外す場合には、解除操作部132,137のうち何れか一方を付勢方向の反対方向(上方向)に動かすことで係止部131,136と係止受部153,154との係止状態を解除することができ、そのまま左方向へ移動させることで取り外すことができる。このように、本変形例の構成によれば、払出部100をガイドレール151,152に沿ってスライド移動させるだけでベース部60に固定させることができ、また、解除操作部132,137を操作して係止状態を解除し、左方向へ引き出すだけで取り外すことができるため、部材交換の作業負担をより一層軽減させることが可能となる。
【0069】
尚、本変形例では、払出部の取り付け構造について説明したが、球受け払出機構部200を構成する別の部材(受け部70や遊技球通路部80など)について上記変形例の構成を採用してもよい。
【0070】
以上、本発明の実施例および変形例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
【0071】
また、上述した実施例または変形例のパチンコ機は、次のような遊技機として捉えることもできる。
【0072】
<遊技機A1>
遊技媒体を利用して遊技を行う遊技機であって、
外部から供給された前記遊技媒体を受け取り、前記遊技によって所定の払出条件が成立すると該遊技媒体を払い出す遊技媒体受け払出機構部と、
前記遊技媒体受け払出機構部が取り付けられる取付部と、
を備え、
前記遊技媒体受け払出機構部は、第1所定部と第2所定部とを有しているとともに、該第1所定部が前記取付部に対して取り付けられたままの状態で、該第2所定部を着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする遊技機。
【0073】
このような遊技機では、外部から供給された遊技媒体を受け取り、所定の払出条件が成立するとその遊技媒体を払い出す遊技媒体受け払出機構部が設けられている。そして、この遊技媒体受け払出機構部は、第1所定部と第2所定部とを有しているとともに、第1所定部が前記取付部に対して取り付けられたままの状態で、第2所定部を着脱可能に取り付けられている。このため、上記第2所定部に故障が生じた場合には、故障部分にあたる第2所定部だけを着脱することができるので、部材交換に要する作業負担を軽減することが可能となる。
【0074】
<遊技機A2>
遊技機A1に記載の遊技機であって、
前記取付部は、前記遊技媒体受け払出機構部の前記第2所定部が所定方向に移動することを規制することによって、該所定方向の位置決めをする位置決め部を有し、
前記位置決めされた前記第2所定部を、前記取付部に対して着脱可能に固定する固定部を備える
ことを特徴とする遊技機。
【0075】
こうすれば、上記遊技媒体受け払出機構部の第2所定部は、上記所定方向の位置決めをした状態で取付部に対して着脱可能に固定される。このため、固定部のみで固定する場合と比較して、固定する箇所を減らすことができる。よって、固定部の固定状態を解除する作業負担を軽減することができるので、その結果、部材交換に要する作業負担を軽減することが可能となる。
【0076】
<遊技機A3>
遊技機A2に記載の遊技機であって、
前記固定部は、前記取付部に形成された係止部または係止受部と、該係止部または該係止受部に対応して前記遊技媒体受け払出機構部の前記第2所定部に形成された係止受部または係止部とで構成されており、
前記第2所定部は、前記係止部と前記係止受部とが係止することによって前記取付部に固定され、
前記取付部または前記第2所定部には、所定の解除操作が行われることで前記係止部または前記係止受部を変位させ、前記係止部と前記係止受部との係止状態を解除する解除操作部が形成されている
ことを特徴とする遊技機。
【0077】
こうすれば、従業員等は、解除操作部に対して所定の解除操作を行うだけで係止状態を解除することができるので、取り外しに工具も必要とせず、上記第2所定部の取り外しが極めて簡単になる。その結果、部材交換に要する作業負担を、より一層軽減することが可能となる。
【0078】
<遊技機A4>
遊技機A2または遊技機A3に記載の遊技機であって、
前記位置決め部は、前記第2所定部と係合するレールであり、
前記レールと係合した前記第2所定部は、該レールに沿ってスライド移動する
ことを特徴とする遊技機。
【0079】
こうすれば、上記第2所定部はレールと係合することによって安定し、その安定した状態で着脱することができるので、着脱作業が行いやすくなる。また、安定した状態で固定するので、少ない数の固定部でも安定して固定することができる。このため、固定部を固定または取り外す作業負担が軽減され、その結果、部材交換に要する作業負担を、より一層軽減することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、遊技媒体を利用して遊技を行う遊技機に利用することができる。
【符号の説明】
【0081】
1…パチンコ機(遊技機)、 12…中枠、 13…裏パック、 60…ベース部、 61…ベース部側係合部(位置決め部)、 62…ネジ穴(固定部)、 63,64…ガイドレール(位置決め部)、 65…ネジ穴(固定部)、 66,67…ガイドレール(位置決め部)、 68…ネジ穴(固定部)、 70…受け部(第1所定部または第2所定部)、 73…受け部側係合部、 74…取付板部(固定部)、 75…挿通口、 77…ネジ(固定部)、 80…遊技球通路部(第1所定部または第2所定部)、 82…遊技球通路部側係合部、 84…取付板部(固定部)、 85…挿通口、 87…ネジ(固定部)、 90…払出部(第1所定部または第2所定部)、 92…払出部側係合部、 94…取付板部(固定部)、 95…挿通口、 97…ネジ(固定部)、 131,136…係止部、 132,137…解除操作部、 151…ガイドレール(位置決め部)、 153,154…係止受部、 200…球受け払出機構部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8