特許第6372955号(P6372955)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6372955
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】製氷ユニット
(51)【国際特許分類】
   F25C 1/147 20180101AFI20180806BHJP
   F25C 5/04 20060101ALI20180806BHJP
   F25C 5/187 20180101ALI20180806BHJP
【FI】
   F25C1/147 H
   F25C5/04 304
   F25C1/147 G
   F25C5/187 A
【請求項の数】11
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-128884(P2014-128884)
(22)【出願日】2014年6月24日
(65)【公開番号】特開2016-8757(P2016-8757A)
(43)【公開日】2016年1月18日
【審査請求日】2017年5月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】399087684
【氏名又は名称】株式会社テスコ
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147500
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 雅啓
(74)【代理人】
【識別番号】100166235
【弁理士】
【氏名又は名称】大井 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100179914
【弁理士】
【氏名又は名称】光永 和宏
(74)【代理人】
【識別番号】100179936
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 明日香
(72)【発明者】
【氏名】大谷 輝彦
(72)【発明者】
【氏名】平野 裕司
(72)【発明者】
【氏名】越 洋
【審査官】 石黒 雄一
(56)【参考文献】
【文献】 実開平01−160282(JP,U)
【文献】 実開昭59−182064(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25C 1/16− 5/20
F25C 1/00− 1/12
F25C 1/14− 1/147
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
氷を製造する製氷機本体と、
前記製氷機本体で製造された前記氷が通過するための放出口を有するとともに、前記放出口を介して内部に供給された前記氷を貯蔵する貯氷庫と、
前記貯氷庫の内部に設けられ、前記製氷機本体で製造された前記氷を前記貯氷庫の内部に案内する案内部とを備え、
前記案内部は、前記放出口から前記貯氷庫の内部側に向かって上方向に傾斜する傾斜面を有する製氷ユニット。
【請求項2】
前記案内部の前記傾斜面は、前記放出口から前記貯氷庫の内部側に向かって上方向に傾斜する第一傾斜面と、前記第一傾斜面が傾斜する方向とは異なる方向に傾斜する第二傾斜面とを有する請求項1に記載の製氷ユニット。
【請求項3】
前記第二傾斜面は前記第一傾斜面よりも前記貯氷庫の内部側に位置するとともに、前記放出口と対向する前記貯氷庫の内壁に接する位置まで延長する請求項1又は2に記載の製氷ユニット。
【請求項4】
前記第二傾斜面の上部には、前記貯氷庫に貯蔵される前記氷の量を検知する貯氷検知手段が設けられる請求項2又は3に記載の製氷ユニット。
【請求項5】
前記案内部には、前記貯庫の内部に対する氷の移動を抑制する第一ガイド手段が取り付けられる請求項1〜4のいずれか一項に記載の製氷ユニット。
【請求項6】
前記案内部の前記傾斜面には凸状部が設けられる請求項1〜5のいずれか一項に記載の製氷ユニット。
【請求項7】
前記貯氷庫は、前記氷を取り出すための開口である取出口と、
前記氷を取り出すための空間であって、前記取出口に連通する氷取出空間と、
前記貯氷庫に貯蔵される前記氷の量を検知する貯氷検知手段と、
前記氷取出空間と前記貯氷検知手段との間を仕切るとともに、前記取出口と前記放出口との間を仕切るバリヤ部とを有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の製氷ユニット。
【請求項8】
前記放出口から前記貯氷庫の内部側に向かって上方向に傾斜する前記傾斜面と前記バリヤ部との水平方向における距離は、前記傾斜面が上方向に延びるに伴って大きくなる請求項7に記載の製氷ユニット。
【請求項9】
前記案内部は、前記貯氷庫の内壁に対して水平方向に一定の角度を有する方向に延びる請求項1に記載の製氷ユニット。
【請求項10】
前記案内部には、前記氷の移動方向を変えるように前記氷を案内する第二ガイド手段が設けられる請求項1〜9のいずれか一項に記載の製氷ユニット。
【請求項11】
前記案内部は透明な部材である請求項1〜10のいずれか一項に記載の製氷ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、製氷機で製氷された氷を貯蔵する貯氷庫を有する製氷ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レストランのドリンクバーのカウンタ等の下に製氷機を設置することがあった。このような製氷機には、製氷された氷を貯蔵しておくための貯氷庫としてのアイスビンが接続される。製氷機の内部で製氷された氷はアイスビンに搬送されて貯蔵される。そして、ドリンクバーの利用客はスコップ等を使い、アイスビンから必要な量の氷を適宜取り出すことができる。
【0003】
ここで、製氷機本体で製氷された氷をアイスビンに放出する際、従来は特許文献1の図1に示されるように、放出口から氷を自然落下させて氷を貯めていた。従って、氷は放出口の下付近が氷の山の頂点になることが多く、放出口から離れた場所には氷が貯まらないため、その分貯氷量が少なくなっていた。
【0004】
一方、貯氷量を多くするために、特許文献2や特許文献3に記載されるように、放出口に氷案内部材を設け、氷案内部材に形成された複数の開口から氷を落下させ、貯氷庫に均等に積層させる方法がある。しかしながら、氷は放出口の高さより低い位置に溜まるため、放出口より上部は氷が溜まらない空間になることが多かった。
【0005】
また、特許文献4に記載されるように、搬送装置を用いて製氷機からアイスビンへ氷を移動させる方法もとられる。また、ドリンク供給装置などを設置するカウンタよりも背の高いカウンタからシュータなどを用いて氷をアイスビンに自然に滑り落とす方法も用いられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−162141号公報
【特許文献2】特開平1−160280号公報
【特許文献3】特開昭52−51149号公報
【特許文献4】特開2003−4349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、貯氷量は放出口の高さに依存し、氷を放出口の高さより高い位置に送ることができない。また、搬送装置やシュータを用いると構造が複雑になる。また、カウンタよりも高さの高い製氷機はドリンクバー周辺に設置することができず、厨房に置かなければならない場合もあった。
【0008】
この発明は、このような問題を解決するためになされ、貯氷庫のスペースを有効に活用して貯氷量を増やすことができる製氷ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、この発明に係る製氷ユニットは、氷を製造する製氷機本体と、製氷機本体で製造された氷が通過するための放出口を有するとともに、放出口を介して内部に供給された氷を貯蔵する貯氷庫と、貯氷庫の内部に設けられ、製氷機本体で製造された氷を貯氷庫の内部に案内する案内部とを備え、案内部は、放出口から貯氷庫の内部側に向かって上方向に傾斜する傾斜面を有する。
【0010】
また、この発明に係る製氷ユニットの案内部の傾斜面は放出口から貯氷庫の内部側に向かって上方向に傾斜する第一傾斜面と、第一傾斜面が傾斜する方向とは異なる方向に傾斜する第二傾斜面とを有してもよい。
また、第二傾斜面は第一傾斜面よりも貯氷庫の内部側に位置するとともに、放出口と対向する貯氷庫の内壁に接する位置まで延長してもよい。
【0011】
また、案内部の第二傾斜面の上部には、貯氷庫に貯蔵される氷の量を検知する貯氷検知手段が設けられてもよい。
【0012】
また、案内部には、貯庫の内部に対する氷の移動を抑制する第一ガイド手段が取り付けられてもよい。
さらに、案内部の傾斜面には凸状部が設けられてもよい。
【0013】
さらに、貯氷庫は、氷を取り出すための開口である取出口と、氷を取り出すための空間であって、取出口に連通する氷取出空間と、貯氷庫に貯蔵される氷の量を検知する貯氷検知手段と、氷取出空間と貯氷検知手段との間を仕切るとともに、取出口と放出口との間を仕切るバリヤ部とを有してもよい。
また、放出口から貯氷庫の内部側に向かって上方向に傾斜する傾斜面とバリヤ部との水平方向における距離は、傾斜面が上方向に延びるに伴って大きくなってもよい。
【0014】
さらに、案内部は、貯氷庫の内壁に対して水平方向に一定の角度を有する方向に延びてもよい。
【0015】
また、案内部には、氷の移動方向を変えるように氷を案内する第二ガイド手段が設けられてもよい。
【0016】
さらにまた、案内部は透明な部材であってもよい。
【発明の効果】
【0018】
この発明に係る製氷ユニットによれば、貯氷庫のスペースを有効に活用して貯氷量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】この発明の実施の形態1に係る製氷ユニットが設置されたカウンタを示す斜視図である。
図2図1に示す製氷ユニットの全体構造の概略を示す断面側面図である。
図3図2に示す製氷ユニットのアイスビンのIII−III線における断面側面図である。
図4図3に示すアイスビンの筐体内部を上部から見た様子を示す平面図である。
図5図3に示すアイスビンの筐体内部の様子を示す斜視図である。
図6】この発明の実施の形態2に係る製氷ユニットの貯氷庫の断面側面図である。
図7図6に示すアイスビンのVII−VII線における断面側面図である。
図8図6に示すアイスビンの筐体内部を上部から見た様子を示す平面図である。
図9図6に示すアイスビンの筐体内部の様子を示す斜視図である。
図10】この発明の実施の形態3に係る製氷ユニットのアイスビンの筐体内部を上部から見た様子を示す平面図である。
図11図10に示すアイスビンの断面側面図である。
図12】この発明の実施の形態4に係る製氷ユニットのアイスビンの筐体内部を上部から見た様子を示す平面図である。
図13図12に示すアイスビンの断面側面図であり、図13(a)は、貯氷庫に溜まった氷の高さがスロープの水平面の高さよりも低い時の氷の移動経路を示し、図13(b)は、貯氷庫に溜まった氷の高さがスロープの水平面の高さを超える時の氷の移動経路を示す。
図14】この発明の実施の形態5に係る製氷ユニットの全体構造の概略を示す断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る製氷ユニット100の構成を図1〜5に示す。
図1に示すように、カウンタテーブル1の下には製氷機2が設置されている。また、カウンタテーブル1には方形の開口1aが形成され、アイスビン10が取り外し可能に嵌合されている。アイスビン10は上部が開口した筐体12と、筐体12の上部の開口を覆うカバー11とを有する。また、カバー11はカウンタテーブル1の上面に突出する箱状部11aと、箱状部11aに回動可能に接続される平板状の扉部11bとを有する。カウンタテーブル1の上面には、アイスビン10のカバー11の箱状部11aが突出する。利用者はカバー11の扉部11bを開けて、アイスビン10内部の氷をスコップ等で取り出すことができる。また、製氷機2とアイスビン10とは互いに連通し、製氷ユニット100を構成する。
ここで、アイスビン10は貯氷庫を構成する。
また、図1において、アイスビン10のカバー11に扉部11bが設けられている側を手前側Fとし、箱状部11aが設けられている側を奥側Bとする。さらに、手前側Fから見て、アイスビン10の左側を左方向Lとし、右側を右方向Rとする。なお、ドリンクバーの利用者は、カウンタテーブル1の手前側Fに立ってアイスビン10から氷を取り出す。
【0021】
図2に示すように、製氷機2の内部には、氷を製造する製氷機本体3が内蔵されている。製氷機本体3には、製氷した氷を適当な大きさに切断するカッタ3bが設けられている。また、製氷機本体3には、カッタ3bで切断された氷を搬送するための氷搬送通路3aが取り付けられている。氷搬送通路3aは、アイスビン10の筐体12に形成される放出口17を介して、アイスビン10の筐体12の内部と連通している。すなわち、製氷機本体3で製造された氷は放出口17を通過して、アイスビン10の内部に供給される。
【0022】
図2〜5に示すように、アイスビン10の筐体12の内部にはスロープ15が設けられる。スロープ15は放出口17を起点として、筐体12の奥側Bの内壁12aに沿って延びる。スロープ15は、製氷機本体3で製造された氷をアイスビン10の内部側、すなわち放出口17から見て左方向Lに案内する。また、スロープ15は、PET樹脂、ポリカーボネート、ナイロン等のプラスチックの透明な部材から形成されている。さらに、スロープ15の表面は、氷が上方向に移動しやすいように滑らかになっている。ここで、スロープ15は放出口17から左方向Lに向かって上方向に傾斜して延びる第一傾斜面15aと、手前側Fから奥側Bに向かって上方向に傾斜して延びる第二傾斜面15bとを有する。すなわち、第二傾斜面15bは、第一傾斜面15aが傾斜する方向とは異なる方向に傾斜する。なお、第一傾斜面15aの傾き角度Θ1は30度である。また、図4に示すように、第一傾斜面15aの幅は左方向Lに向かって延びるに伴い徐々に小さくなる。また、第二傾斜面15bは境界線15cを挟んで、第一傾斜面15aの左方向Lに隣接して接続している。すなわち、第二傾斜面15bは第一傾斜面15aよりもアイスビン10の内部側に位置する。また、第二傾斜面15bは、放出口17と対向する内壁12bに接する位置まで延長している。
ここで、スロープ15は案内部を構成する。
【0023】
第一傾斜面15aの上端付近には、境界線15cと平行に凸状部14が形成されている。また、第一傾斜面15aの手前側Fの縁部15dには鉛直方向に起立するガイド板13が取り付けられている。ガイド板13は、放出口17に対応する位置から第一傾斜面15aの縁部15dの途中まで延びている。
ここで、ガイド板13は第一ガイド手段を構成する。
【0024】
カバー11の箱状部11aの内側には、アイスビン10に貯蔵される氷の量を検知する貯氷検知スイッチ16が設けられている。貯氷検知スイッチ16は第二傾斜面15bの上部に配置される。
ここで、貯氷検知スイッチ16は、貯氷検知手段を構成する。
【0025】
次に、製氷ユニット100における氷の移動経路について、図2〜5を用いて説明する。
まず、製氷機本体3で製造された氷は、回転するカッタ3bによって適当な大きさの氷塊に切断される。切断された氷は、製氷機本体3で連続的に新しく製造される氷に押し出されて、氷搬送通路3aを通過し、放出口17を介してアイスビン10の内部に送り出される。そして、放出口17を通過した氷は、氷搬送通路3aを通過してくる新たな氷に押し出されつつ、スロープ15の第一傾斜面15aを上方向に移動していく。ここでまず、氷は、図3〜5の矢印R1が示すように、第一傾斜面15aの途中までガイド板13によって落下しないようにガイドされながら移動する。そして、第一傾斜面15aの上を、ガイド板13が設けられていない位置まで移動した際に、氷は第一傾斜面15aの手前側Fの縁部15dからA1の範囲に落下する(図4参照)。そして、氷は範囲A1を中心として徐々に貯蔵され、範囲A1には氷の山が出来る。次に範囲A1に貯蔵された氷の山が第一傾斜面15aと同じ程度の高さになると、氷は、図3〜5の矢印R2が示すように、第一傾斜面15aを上方向に移動し、凸状部14及び境界線15cを通過した後、第二傾斜面15bを滑り落ち、A2の範囲に貯まる。
【0026】
スロープ15の第一傾斜面15a及び第二傾斜面15bから落下した氷は、範囲A1及びA2を中心として、図3の点線Mに示されるような山のような形状に積み上がっていく。そして、点線Mの位置まで氷が貯まると、山Mの頂点の氷が貯氷検知スイッチ16の検知板16aを回動させ押し上げて、貯氷検知スイッチをONの状態にする。貯氷検知スイッチ16がONになると、製氷機2に信号が伝達され製氷機本体3は製氷を停止する。また、利用者がアイスビン10から氷を取り出して貯氷量が減り氷の山Mの高さが低くなると、貯氷検知スイッチ16の検知板16aの位置が元に戻り、貯氷検知スイッチ16はOFFの状態になる。貯氷検知スイッチ16がOFFになると、製氷機本体3も再び製氷を開始する。
【0027】
以上より、この実施の形態1に係る製氷ユニット100では、スロープ15が、放出口17から上方向に傾斜して延びる第一傾斜面15aを有することにより、氷は放出口17より高い位置からアイスビン10の内部に落下する。従って、放出口17の高さよりも高い位置に氷の山を作ることができ、アイスビン10の貯氷量を増やすことができる。また、アイスビン10の内部の高い位置に氷の山ができる分、利用者が氷を取り出しやすくなる。また、スロープ15によって氷を高い位置に送ることができるので、製氷機2をアイスビン10よりも高い位置に設ける必要がなく、カウンタテーブル1の下等に置くことができ、製氷機2の設置スペースを小さくすることができる。
さらに、氷はスロープ15の上を滑って移動していくので、搬送装置等の設備を設けずに簡単な構造で氷をアイスビン10の内部に案内することができる。
また、従来のようにアイスビン10の内部にスロープ15がない場合、氷は放出口17からそのままアイスビン10の内部に落下するので、放出口17付近に氷の山ができてしまう。そのため、製氷機本体3で新しく製造された氷をアイスビン10の内部に送る際に、放出口17付近に出来た氷の山が抵抗となり、氷を押し出そうとする製氷機本体3に過度の負荷がかかるおそれがある。しかしながら、この実施の形態1に係る製氷ユニット100では、スロープ15を使って氷をアイスビン10の内部に案内するので、放出口17付近に氷の山ができることがなく、製氷機本体3に負荷がかかるのを防止することができる。
【0028】
スロープ15が第一傾斜面15aと第二傾斜面15bとを有することにより、アイスビン10の内部には、A1の範囲を中心とする氷の山と、A2の範囲を中心とする氷の山ができる。従って、アイスビン10の内部の広い範囲で氷の山を高く積み上げることができ、貯氷量がより増加する。また、スロープ15の手前側Fに氷の山ができるので、利用者が氷を取り出しやすい。
【0029】
第二傾斜面15bがアイスビン10の筐体12の内壁12bに接する位置まで延長していることにより、第二傾斜面15b上にある氷は全て、矢印R2の経路に従って手前側Fの範囲A2付近に落下し、積み上げられる。従って、利用者はアイスビン10の奥側Bまで手を伸ばすことなく氷を取り出しやすい。
【0030】
第二傾斜面15bの上部に貯氷検知スイッチ16が配置されていることにより、貯氷検知スイッチ16のON/OFFが正常に切り替わることができる。
すなわち、図3に示す氷の山Mによって貯氷検知スイッチ16がONとなり製氷機本体3での製氷が停止した後、利用者によって氷が取り出されて再び貯氷量が減ると、通常であれば貯氷検知スイッチ16はOFFとなり、製氷機本体3は再度製氷を開始する。ところが、アイスビン10の内部で氷が氷結してしまい、貯氷検知スイッチ16の周辺に氷柱状態となって残ることがある。このような場合、貯氷検知スイッチ16の検知板16aが回動することができないため、貯氷検知スイッチ16はOFFに切り替わらず、製氷機本体3による製氷が始まらない。従って、アイスビン10の内部に氷が不足するおそれがある。また、図2に示す貯氷検知スイッチ16の左方向L側に氷の山が出来た場合、貯氷検知スイッチ16の検知板16aが氷に引っ掛かって回動することができなくなってしまうことがある。従って、氷が充分に貯まっても貯氷検知スイッチ16はONにならずに製氷機本体3が過剰に製氷を続けてしまうおそれがある。そして、過剰に製氷が行われると氷搬送通路3aに設けられた異常検知手段(図示せず)が異常を検知し、製氷機本体3の運転が停止してしまう。しかしながら、この実施の形態の製氷ユニット100のように、第二傾斜面15bの上部に貯氷検知スイッチ16が配置されていれば、貯氷検知スイッチ16の周辺に溜まった氷は、第二傾斜面15bの手前側Fの氷を取り除くことによって第二傾斜面15bを滑り落ちる。従って、貯氷検知スイッチ16の周辺に溜まった氷をすぐに取り除くことができ、貯氷検知スイッチ16を正常に作動させることができる。
【0031】
スロープ15の第一傾斜面15aの縁部15dに取り付けられたガイド板13によって、放出口17とアイスビン10の内部に貯蔵された氷の山Mとの間は仕切られている。従って、氷の山Mから第一傾斜面15a上に氷が溢れ、放出口17から供給される氷の移動の障害となることが防止される。また、放出口17から供給された氷は、ガイド板13に案内されて第一傾斜面15aから落下せずに上昇するので、よりスムーズにスロープ15上を移動することができる。以上より、ガイド板13により、スロープ15からアイスビン10の内部への氷の落下と、アイスビン10の内部に出来た氷の山Mからのスロープ15への氷の移動とが抑制されている。すなわち、ガイド板13は、アイスビン10の内部に対して、スロープ15上の氷の移動を抑制する。
また、ガイド板13によって、利用者が手前側Fからアイスビン10の内部に手を入れた時、誤って放出口17に手を入れてしまい怪我をするという事態が防止される。
【0032】
スロープ15の第一傾斜面15aに凸状部14が設けられていることにより、複数の氷同士が氷結してブロック状となった状態のままスロープ15の上を移動する事態が防止される。すなわち、凸状部14が設けられていない場合、大きなブロックとなった氷は境界線15cを越えても第二傾斜面15bに接触せずに上方に持ち上げられ、貯氷検知スイッチ16の検知板16aに触れ、検知板16aを回動させてしまうおそれがある。そのため、アイスビン10の貯氷量が充分でないにも関わらず製氷機本体3による製氷が停止するという問題が生じてしまう。しかしながら、この実施の形態の製氷ユニット100のように第一傾斜面15aに凸状部14が設けられていれば、氷のブロックが凸状部14にぶつかることにより個々の氷がスロープ15上において再度バラバラに崩れて分離される。従って、貯氷検知スイッチ16の誤作動を防止することができる。
【0033】
また、スロープ15が透明な部材で形成されていることにより、利用者はスロープ15の下の氷の有無をアイスビン10の上からすぐに判断することができる。
【0034】
なお、この実施の形態において、第一傾斜面15aの傾き角度Θ1は30度に限定されない。すなわち、第一傾斜面15aの傾き角度Θ1が大きいと、第一傾斜面15a上の氷の移動に対する抵抗が大きくなり、小さいとアイスビン10の貯氷量を増やす効果が少なくなってしまう。そのため、傾き角度Θ1はアイスビン10の大きさや貯氷検知スイッチ16の位置に応じて適宜調整される。
また、スロープ15の材料は透明なプラスチックに限定されず、例えば板金であってもよい。スロープ15が板金によって形成されている場合、凸状部14は、金属製の平板をスロープ15にスポット溶接することにより形成されてもよい。
【0035】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る製氷ユニット200の構成を図6〜9に示す。製氷ユニット200は、実施の形態1の製氷ユニット100のアイスビン10を図6〜9に示すアイスビン20に置き換えたものである。なお、図1〜5の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
貯氷庫としてのアイスビン20の上部の開口である取出口22aには、平坦な板状のカバー21が嵌合されている。利用者はカバー21を外して、取出口22aからアイスビン20の内部の氷を取り出す。また、アイスビン20の筐体22には、製氷機本体3と連通する放出口27が形成される。放出口27からは、アイスビン20の内部にスロープ25が延びている。スロープ25は放出口27から左方向L側に向かって上方向に傾斜して延びる第一傾斜面25aと、手前側Fから奥側Bに向かって上方向に傾斜して延びる第二傾斜面25bとを有する。図8に示すように、第一傾斜面25aの幅は左方向Lに向かって延びるに伴い徐々に小さくなる。また、第一傾斜面25aの手前側Fの縁部25dには略直角三角形形状のガイド板23が取り付けられる。これにより、ガイド板23は第一傾斜面25aの手前側Fを全体的に覆っている。また、第二傾斜面25bは境界線25cを挟んで第一傾斜面25aの左方向Lに隣接して接続している。第二傾斜面25bの左方向L側の縁部25eは、アイスビン20の筐体22の内壁に対して一定の距離を有する。
ここで、スロープ25は案内部を構成する。また、ガイド板23は第一ガイド手段を構成する。
また、スロープ25よりも手前側Fの空間は、氷取出空間29を構成している。氷取出空間29は、利用者がスコップ等でアイスビン20の内部の氷を取り出すための空間であって、取出口22aに連通している。
【0036】
スロープ25の上部の取出口22a付近には、右方向Rから左方向Lにわたって、略L字形状の断面を有するバリヤ部28が延長して設けられている。バリヤ部28は、スロープ25の横に鉛直方向に延びて設けられる横板28aと、カバー21の下側の面に隣接して設けられるとともに手前側Fにおいて横板28aと接続する上板28bとを有する。バリヤ部28は、アイスビン20の内部の放出口27と上部の取出口22aとの間を仕切っている。また、図8に示すように、バリヤ部28の横板28aとスロープ25の第一傾斜面25aとの水平方向における距離は、第一傾斜面25aが上方向に延びるのに伴い大きくなっている。具体的には、横板28aと第一傾斜面25aとの水平方向における距離は、第一傾斜面25aの手前側Fの縁部25dの中央部分においてD1であるが、境界線25cの付近ではD1よりも大きいD2となる。従って、横板28aの下端と第一傾斜面25aの縁部25dとの間の距離Dsは常に一定の長さ以上となる(図7参照)。
【0037】
またさらに、バリヤ部28の上板28bの下側の面には貯氷検知スイッチ16が設けられている。図8に示すように、貯氷検知スイッチ16は、第二傾斜面25bとアイスビン10の筐体12の内壁との間に対応する位置に配置されている。また、バリヤ部28の横板28aは、氷取出空間29と貯氷検知スイッチ16との間を仕切るように設けられている。さらに、バリヤ部28の横板28aは貯氷検知スイッチ16の検知板16aよりも低い位置まで延びている。
【0038】
次に、製氷ユニット200における氷の移動経路について、図9を用いて説明する。
まず、放出口27から供給された氷は、矢印R3に示すようにガイド板23に案内されて第一傾斜面25aを上昇して移動し、境界線25cを越えた後第二傾斜面25bの上を手前側Fに滑り落ちる。次に、このように矢印R3の経路に沿って落下した氷が手前側Fに積み上がり第二傾斜面25bの手前側Fの縁部と同じ高さの氷の山が出来ると、氷はそれ以上手前側Fに落下することができず、矢印R4の経路に従って第二傾斜面25bの左方向Lの縁部25eから左方向Lに落下する。
【0039】
以上より、この実施の形態2に係る製氷ユニット200では、製氷ユニット100と同様に、スロープ25が、上方向に傾斜して延びる第一傾斜面25aを有することにより、氷を放出口27より高い位置から落下させることができる。従って、アイスビン20の貯氷量を増やすことができる。また、スロープ25が第一傾斜面25aに隣接する第二傾斜面25bを有することにより、アイスビン20の内部のより広い範囲で氷を貯めることができる。さらにまた、製氷ユニット100のガイド板13と同様に、ガイド板23は、アイスビン20の内部に対して、スロープ25上の氷の移動を抑制する。
【0040】
さらに、製氷ユニット200におけるアイスビン20は、氷取出空間29と貯氷検知スイッチ16とを仕切るバリヤ部28を有している。これにより、利用者がアイスビン20から氷を取り出す時に、誤ってスコップ等を貯氷検知スイッチ16にぶつけて破損させたり落下させたりするおそれがなくなる。さらに、バリヤ部28は取出口22aと放出口27との間を仕切るように設けられているので、取出口22aからアイスビン20の内部に手を入れた利用者が誤って放出口27に手を入れてしまうことを防止することができる。
【0041】
また、スロープ25の第一傾斜面25aとバリヤ部28の横板28aとの水平方向における距離は、第一傾斜面25aが上方向に延びるに従って大きくなる。そのため、スロープ25の第一傾斜面25aの縁部25dとバリヤ部28の横板28aの下端との距離Dsは一定の長さ以上に保たれる。従って、バリヤ部28の横板28aとスロープ25との間に氷が挟まってしまうおそれがない。
なお、第一傾斜面25aの縁部25dと横板28aの下端との距離Dsは、氷が挟まったり詰まったりせずに落下することができるとともに、利用者の手が入らない程度の長さであるものとする。
【0042】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る製氷ユニット300の構成を図10及び11に示す。製氷ユニット300は、実施の形態1の製氷ユニット100のアイスビン10を図10及び11に示すアイスビン30に置き換えたものである。なお、図1〜9の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
貯氷庫としてのアイスビン30の筐体32には、製氷機本体3と連通する放出口37が形成されている。また、アイスビン30の内部にはスロープ35が設けられている。スロープ35は、放出口37を起点として、アイスビン30の内部の中央部分Cに向かって上方向に傾斜しつつ延びる傾斜面35aを有する。すなわち、スロープ35はアイスビン30の筐体32の内壁32aに対して水平方向に一定の角度Θ2を有している。また、スロープ35はアイスビン30の中央部分Cの上部に対応する位置まで延びている。
なお、スロープ35は案内部を構成する。
【0043】
以上より、この実施の形態3に係る製氷ユニット300では、製氷ユニット100及び200と同様に、スロープ35の傾斜面35aが上方向に傾斜して延びていることにより、氷を放出口37より高い位置から落下させることができる。
また、スロープ35はアイスビン30の筐体32の内壁32aに対して水平方向に一定の角度Θ2を有して延びているため、角度Θ2を調整することによってアイスビン30の内部の任意の場所に氷を貯めることができる。さらに、スロープ35はアイスビン30の中央部分Cの上部に対応する位置まで延びているので、スロープ35から落下した氷が貯まるにつれ中央部分Cを中心に氷の山が出来る。従って、氷がアイスビン30の内壁のうちのいずれかに偏って貯まることがなく、アイスビン30の内部の全ての空間をバランスよく有効に利用することができる。
【0044】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る製氷ユニット400の構成を図12及び13に示す。製氷ユニット400は、実施の形態1の製氷ユニット100のアイスビン10を図12及び13に示すアイスビン40に置き換えたものである。なお、図1〜11の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
貯氷庫としてのアイスビン40の筐体42には、筐体42の奥側Bの内壁42aに隣接して、製氷機本体3と連通する放出口47が形成される。放出口47からは、アイスビン40の内部に内壁42aに沿ってスロープ45が延びている。スロープ45は放出口47から左方向Lに向かって上方向に傾斜して延びる傾斜面45aと、傾斜面45aの左方向Lに接続する水平面45bとを有する。図12に示すように、傾斜面45aの幅は左方向Lに向かって延びるに伴い徐々に小さくなる。傾斜面45aの手前側Fの縁部45dには略直角三角形形状のガイド板43が取り付けられる。ガイド板43は放出口47に対応する位置から傾斜面45aの途中まで、傾斜面45aの縁部45dに沿って延びている。また、水平面45bの左方向L側の縁部45eは、アイスビン40の筐体42の左方向Lの内壁42bに対して一定の距離を有している。この水平面45bの上には、奥側Bの右方向R寄りの位置から手前側Fの左方向L寄りの位置まで延びる帯状の凸部であるガイド部49が形成されている。
ここで、スロープ45は案内部を構成する。また、ガイド板43は第一ガイド手段を構成する。さらに、ガイド部49は第二ガイド手段を構成する。
【0045】
次に、製氷ユニット400における氷の移動経路について、図12及び13を用いて説明する。
まず、放出口47から供給された氷は、矢印R5に示すようにガイド板43に案内されて傾斜面45aを上昇して移動し、水平面45bの上でガイド部49にぶつかり移動方向を変えられて手前側Fに落下する。このように矢印R5の経路に沿って落下した氷が手前側Fに積み上がり、図13(a)に示すような氷の山Mが形成される。そして、落下する氷の量が増え、図13(b)に示すように、氷の山Mが水平面45bと同じ高さまで積み上がると、氷は矢印R6の経路に従ってガイド部49を乗り越え、水平面45bの左方向Lの縁部45eから左方向Lに落下する。
【0046】
以上より、この実施の形態4に係る製氷ユニット400では、製氷ユニット100、200及び300と同様に、スロープ45が、上方向に傾斜して延びる傾斜面45aを有することにより、氷を放出口47より高い位置から落下させることができる。従って、アイスビン40の貯氷量を増やすことができる。また、製氷ユニット100のガイド板13と同様に、ガイド板43はアイスビン40の内部に対してスロープ45上の氷の移動を抑制する。
【0047】
さらに、製氷ユニット400におけるスロープ45には、氷の移動方向を変えるように氷を案内するガイド部49が設けられているため、利用者が取りやすい手前側Fに氷を落下させることができる。また、ガイド部49の角度を調整して氷をアイスビン40の中央部分に落下させることにより、実施の形態3の製氷ユニット300と同様に、アイスビン40の内部の空間を有効に利用して貯氷量を増やすことができる。また、ガイド部49の高さや角度を調整することにより、スロープ45の手前側Fに充分な高さの氷の山Mが出来た後、氷はガイド部49を乗り越えて移動することができ、スロープ45の左方向Lに落下する(図13(b)参照)。これにより、アイスビン40の内部の奥側Bの空間も利用して氷を貯めることができ、貯氷量がさらに増加する。
【0048】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る製氷ユニット500の構成を図14に示す。製氷ユニット500は、貯氷庫としてのアイスビン50と製氷機72とを有するものである。なお、図1〜13の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
カウンタテーブル1の下には製氷機72が設置されている。製氷機72の内部には、氷を製造する製氷機本体73が内蔵されている。製氷機本体73には、氷搬送通路73aが取り付けられている。また、カウンタテーブル1の開口1aにはアイスビン50が取り外し可能に嵌合されている。また、アイスビン50の筐体52には、氷搬送通路73aと連通する放出口57が形成されている。従って、製氷機本体73とアイスビン50の内部とは、氷搬送通路73a及び放出口57を介して連通している。氷搬送通路73aは、製氷機本体73から放出口57に向かって上方向に傾斜して延びており、製氷機本体73で製造された氷を放出口57に案内する。そして、氷は放出口57を通過してアイスビン50の内部に供給される。
【0049】
以上より、この実施の形態5に係る製氷ユニット500では、氷搬送通路73aが製氷機本体73から放出口57に向かって上方向に傾斜して延びているため、放出口57をアイスビン50の内部の高い位置に設けることができる。従って、放出口57の位置が高い分、氷を高く積み上げて貯めることができ、アイスビン50の貯氷量が増加する。
【0050】
なお、実施の形態1〜5において、製氷機2又は72とアイスビン10,20,30,40又は50とは、各々独立した構造の機器であるが、製氷機とアイスビンとが一体的に形成されていてもよい。
【符号の説明】
【0051】
10,20,30,40,50 アイスビン(貯氷庫)、3,73 製氷機本体、13,23,43 ガイド板(第一ガイド手段)、14 凸状部、15,25,35,45 案内部(スロープ)、15a,25a 第一傾斜面、15b,45b 第二傾斜面、35a,45a 傾斜面、16 貯氷検知スイッチ(貯氷検知手段)、22a 取出口、28 バリヤ部、29 氷取出空間、49 ガイド部(第二ガイド手段)、73a 氷搬出通路、100,200,300,400,500 製氷ユニット。
図1
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