特許第6373400号(P6373400)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6373400プロセス配管のフランジ間に挿入されるアセンブリ、シール・アダプタ及びウェハ・アセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6373400
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】プロセス配管のフランジ間に挿入されるアセンブリ、シール・アダプタ及びウェハ・アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   G01F 1/00 20060101AFI20180806BHJP
   G01F 15/18 20060101ALI20180806BHJP
   G01F 1/42 20060101ALI20180806BHJP
   G01F 1/46 20060101ALI20180806BHJP
【FI】
   G01F1/00 G
   G01F15/18
   G01F1/42 A
   G01F1/46
【請求項の数】27
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-558668(P2016-558668)
(86)(22)【出願日】2015年3月12日
(65)【公表番号】特表2017-512995(P2017-512995A)
(43)【公表日】2017年5月25日
(86)【国際出願番号】US2015020118
(87)【国際公開番号】WO2015148143
(87)【国際公開日】20151001
【審査請求日】2016年10月26日
(31)【優先権主張番号】14/227,535
(32)【優先日】2014年3月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500360688
【氏名又は名称】ディーテリヒ・スタンダード・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092772
【弁理士】
【氏名又は名称】阪本 清孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119688
【弁理士】
【氏名又は名称】田邉 壽二
(72)【発明者】
【氏名】パルミスクノ,カイル,ジョセフ
【審査官】 細見 斉子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2008−514957(JP,A)
【文献】 特表2005−522686(JP,A)
【文献】 特開2012−082891(JP,A)
【文献】 米国特許第07004036(US,B1)
【文献】 特開昭55−069019(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0005333(US,A1)
【文献】 米国特許第04911018(US,A)
【文献】 特開2007−304040(JP,A)
【文献】 特開2008−286356(JP,A)
【文献】 特開2005−207526(JP,A)
【文献】 特表2003−509675(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01F 1/00
G01F 1/40
G01F 1/42
G01F 1/46
G01F 15/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセス配管を通って搬送されるプロセス流体を運ぶための工業プロセスアセンブリにおいて、
平坦なシール面およびプロセス流体を運ぶための孔を有するウェハと、
プロセス配管に取り付けられ、一体的な突起およびチャネルの少なくとも1つを含むシール面を有する取り付け部品と、
前記ウェハの平坦なシール面に合う第1のシール面および取り付け部品のシール面に合う第2のシール面を有するアダプタと、を備え、
前記アダプタが、前記ウェハと取り付け部品との間に位置せられるとともに、
前記取り付け部品と前記アダプタとの間に位置せられたガスケットを備える
工業プロセスアセンブリ。
【請求項2】
前記取り付け部品のシール面は、環状チャネルの形態のチャネルを備える請求項1のアセンブリ。
【請求項3】
前記アダプタの第1のシール面が平坦な面からなり、前記アダプタの第2のシール面が第2の環状チャネルからなり、
前記ガスケットは、前記アダプタの第2の環状チャネルと前記取り付け部品の環状チャネルとの間に位置せられたリング型接合ガスケットである請求項2のアセンブリ。
【請求項4】
前記アダプタの第1のシール面が平坦な面からなり、前記アダプタの第2のシール面が環状凸部からなる請求項2のアセンブリ。
【請求項5】
前記ガスケットは、前記取り付け部品と前記アダプタの環状凸部との間で、前記アダプタの環状チャネル内に位置せられた請求項4のアセンブリ。
【請求項6】
前記環状凸部が、前記取り付け部品の環状チャネル内に位置せられて直接接触する請求項4のアセンブリ。
【請求項7】
前記環状凸部が、前記取り付け部品の環状チャネルによって変形される請求項6のアセンブリ。
【請求項8】
前記ガスケットは、前記アダプタと前記ウェハとの間に位置せられる請求項7のアセンブリ。
【請求項9】
前記ガスケットがシール部分と座部分とを備え、前記座部分は、前記アダプタの内側孔が前記ウェハの孔と整列するように前記ウェハ上に前記アダプタを位置させる請求項8のアセンブリ。
【請求項10】
前記取り付け部品のシール面が環状凸部の形態の一体的な突起を備え、前記アダプタの前記第2のシール面が環状チャネルを備え、前記ガスケットが前記アダプタと前記取り付け部品のシール面の環状凸部との間で前記環状チャネル内に位置せられる請求項1のアセンブリ。
【請求項11】
前記取り付け部品のシール面が平坦なシール面の周りに環状リングの形態の一体的な突起を備え、かつ前記アダプタの第2のシール面が環状リングを備え、前記アダプタの環状リングが前記取り付け部品の環状リング内に位置せられる請求項1のアセンブリ。
【請求項12】
前記取り付け部品のシール面が環状雄シール面の形態の一体的な突起を備え、かつ前記アダプタの第2のシール面が平坦な面の周りに環状リングを備えていて、前記環状雄シール面が前記アダプタの環状リング内に位置せられている請求項1のアセンブリ。
【請求項13】
前記ウェハが、該ウェハの孔内に位置せられた流れ障害のためのオリフィス板をさらに備えている請求項1のアセンブリ。
【請求項14】
前記ウェハが、該ウェハの孔内に位置せられた平均ピトー管をさらに備えている請求項1のアセンブリ。
【請求項15】
プロセス流体を搬送するためのウェハと取り付け部品とのシール・アダプタにおいて、
プロセス流体を搬送するために使用されるウェハの内側孔と同じ直径を有する内側孔と、
第1のシール面と、
前記第1のシール面とは反対側の第2のシール面であって、平坦な領域および該平坦な領域から離れて広がり、かつ取り付け部品上の環状チャネルと同じ直径を有する一体的環状凸部と、を備え、
前記第2のシール面は、ガスケットが第2のシール面と前記取り付け部品との間に配置されるように適合されているシール・アダプタ。
【請求項16】
単一材料片から製作された請求項15のシール・アダプタ。
【請求項17】
前記一体的環状凸部が丸くなった頂部を有している請求項16のシール・アダプタ。
【請求項18】
前記一体的環状凸部が、前記第2のシール面の平坦な領域と平行な頂部平坦面の両側で角度を有する二つの頂部を有している請求項16のシール・アダプタ。
【請求項19】
前記第1のシール面が平坦である請求項16のシール・アダプタ。
【請求項20】
前記第1のシール面が、内側孔から該シール・アダプタの外周に広がっている請求項16のシール・アダプタ。
【請求項21】
プロセス流体を搬送するプロセス配管中に挿入するためのウェハ・アセンブリにおいて、
第1の側の第1の環状平坦シール面、前記第1の側と反対側の第2の側の第2の環状平坦シール面、およびプロセス流体を搬送するための孔を有するウェハ・リングと、
前記ウェハ・リングの前記第1の側に対向している第1の側の平坦なシール面、および第2の側の非平坦シール面を有するシール・アダプタと、
着座部と、前記着座部の第1の側が前記ウェハ・リングの外周に沿って延び、前記着座部の第2の側が前記シール・アダプタの外周に沿って延びるシール部とを有するガスケットと、
を備えるウェハ・アセンブリ。
【請求項22】
前記ウェハ・リングが、さらに放射状に広がる放射状孔を備える請求項21のウェハ・アセンブリ。
【請求項23】
前記放射状孔内に少なくとも一つの流体通路をさらに備える請求項22のウェハ・アセンブリ。
【請求項24】
前記ウェハ・リングに取り付けられた装着板をさらに備える請求項22のウェハ・アセンブリ。
【請求項25】
前記装着板上に取り付けられた送信機をさらに備える請求項24のウェハ・アセンブリ。
【請求項26】
前記シール・アダプタの非平坦シール面が、環状凸部を備える請求項21のウェハ・アセンブリ。
【請求項27】
前記平坦なシール面および前記環状凸部を含む前記シール・アダプタが、単一材料片から製作されている請求項26のウェハ・アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プロセス制御システムに関する。特に、本開示は、工業プロセス中のウェハ・リングとフランジに関する。
【0002】
処理プラントにおいては、種々の処理要素に対し、配管を通じて流体が搬送される。配管は、取り付け部品によって互いに接続される個々の管部を含んでいる。センサや弁のような要素は、該要素を二つの管部の取り付け部品間に配置することによって配管中に導入される。
【背景技術】
【0003】
一般的な形態では、ウェハ・リングが二つの管部の間に配置される。ウェハ・リングは、少なくとも一つの流体流路に対して環状に配置される外側リングを含んでいる。一つ以上の孔が、外側リングを放射方向に貫通している。センサは、流体と相互作用するように、放射孔を通って導入され、かつ、または配管の外側に取り付けられたセンサに流体を指向させるために放射孔に配管が導入されることがある。さらに、また、オリフィス板、平均ピトー管、その他の流れ遮断部品もしくはプロセス流体と相互作用するその他の構成部分がウェハ・リングの流体流路内に配置されることがある。
【0004】
ある種のウェハ・リングは、その後にナットおよび鋲によって互いに接続される二つのフランジ取り付け部品の間に該ウェハ・リングをサンドイッチすることによってプロセスパイプの間に設置される。フランジ取り付け部品は、一般に管の端部に溶接されるカラーと、管の内径に整列される孔と、前記孔の周りに広がる環状シール部と、該環状シール部の周りに広がるフランジ部とを含む。フランジ部は、前記取り付け部品と別の取り付け部品とを接続するための鋲を受け入れる複数の貫通孔を有する平坦な面を含む。環状シール部は、取り付け接合部において一つ以上のその他の要素に適合して封止するように設計されたシール面を有している。
【0005】
平坦なもの、段付きのもの、リング型接合部(RTJ)、舌および溝(さねつぎ)、およびはめ込み型を含む様々な型のシール面がある。
【0006】
平坦なシール面は、フランジ取り付け部品が別のフランジ取り付け部品に対して封止されたときに、より大きな嵌め合い領域をもたらすフランジ部の面と共面である。段付きシール面は、より小さなシール面であるけれども、より大きなシール圧をもたらすフランジ部の面に対して持ち上げられている。RTJシール面は、金属製シール・リングを受け入れるように設計された環状チャネルを含んでいる持ち上げ面である。金属製シール・リングは、フランジ取り付け部品が互いにボルト締めされて環状チャネルの面に対して密着するようになり、それによってチャネルとの金属封止を形成するように圧縮される。さねつぎシール面は、舌もしくは溝のいずれか一方を含み、舌もしくは溝の他方を含んでいる対向シール面と対になるように設計される。はめ込み型シール面は、内側環状リングもしくは外側環状リングのいずれか一方を含み、内側環状リングもしくは外側環状リングの他方を含んでいる対向シールと対になるように設計される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1050752号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
プロセス配管を通じて搬送されるプロセス流体を担持するための工業プロセスアセンブリは、第1の型のシール面および第1の型とは違う第2の型のシール面を有する取り付け部品を有するウェハを含む。ウェハは、プロセス流体を運ぶための孔を含み、取り付け部品がプロセス配管に取り付けられる。アダプタは、ウェハのシール面と結合させるための第1のシール面と、取り付け部品のシール面と結合させるための第2のシール面を有する。アダプタは、ウェハと取り付け部品との間に位置される。
【0009】
プロセス流体を搬送するため、取り付け部品に対してウェハを封止するアダプタは、プロセス流体を運ぶために使用されるウェハの内孔と同じ径を有する内孔と、第1のシール面と、第1のシール面とは反対側の第2のシール面とを含む。第2のシール面は、平坦な領域と、該平坦な領域から離れて広がっており、取り付け部品上の環状チャネルと同じ径を有する一体型の環状突起とを有する。
【0010】
プロセス流体を搬送するプロセス配管内に挿入するためのウェハ・アセンブリは、ウェハ・リングと、第1のシール・アダプタと、第2のシール・アダプタとを含む。ウェハ・リングは、第1の側の上の第1の環状平坦シール面と、第1の側とは反対側の第2の側の上の第2の環状平坦シール面と、プロセス流体を搬送するための孔とを有する。第1のシール・アダプタは、ウェハ・リングの第1の側に対面する第1の側の上の平坦シール面と、第2の側の上の非平坦シール面とを有する。第2のシール・アダプタは、ウェハ・リングの第2の側に対面する第1の側の上の平坦なシール面を有する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】工業プロセス制御システムの簡素化した図である。
図2図1のシステムの一部分の断面側面図である。
図3図1のシステムの分解斜視図である。
図4図1のシステムの一部分の分解断面側面図である。
図5】第2の実施形態の工業プロセスアセンブリの分解断面側面図である。
図6】第3の実施形態の工業プロセスアセンブリの分解断面側面図である。
図7】第4の実施形態の工業プロセスアセンブリの分解断面側面図である。
図8】第5の実施形態の工業プロセスアセンブリの分解断面側面図である。
図9】第6の実施形態の工業プロセスアセンブリの分解断面側面図である。
図10】第7の実施形態の工業プロセスアセンブリの分解断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ウェハは、現在、それらのシール面が持ち上げ面ANSIフランジと結合させるように設計される。ウェハは、現在、リング型接合部(RTJ)フランジまたはその他の型のフランジの間に設置するためには、設計されない。以下に説明するいくつかの実施形態は、リング型接合部フランジまたはその他の型のフランジの間に設置されるであろう持ち上げ面ANSIフランジと結合させるように設計されたシール面を有するウェハを可能にするアダプタを提供する。アダプタは、このような追加的な設置を、機械加工されたガスケット溝に適合するためにウェハの幅を増大する必要がなく、かつ各々のラインの寸法に合わせて複数の異なるウェハを設計する必要もなく提供する。したがって、アダプタは、ウェハ自体の在庫の必要性を増やす必要がない。また、アダプタは、ウェハがその他の型のフランジの間に設置されるときにウェハの改変を必要としない。
【0013】
図1は、プロセス制御システムの一部分の斜視図であり、図2図3および図4は、それぞれ、本発明の実施形態を含む図1の工業プロセスアセンブリの断面側面図、分解斜視図、および分解断面側面図である。図1〜4において、プロセス変数送信機100が、二つの管部分104および106の間に設置されたウェハ102に装着される。プロセス変数送信機100は、一つ以上のプロセス変数を供給するために制御室105と通信する。プロセス変数の例は、圧力、温度、流量レベル、pH伝導性、濁度、密度、濃度、化学成分等を含む。プロセス変数送信機100は、有線および無線通信の双方を含んでいる種々の技術を使用して、抵抗105Aおよび電源105Bで例示されている制御室105と通信することができる。一つの一般的な有線通信技術は、情報の搬送ならびに送信機100に電力を供給するために単一の線の対が使用される2線プロセス制御ループ103として知られる技術を使用する。情報を送信するための一つの技術は、4ミリアンペアと20ミリアンペアとの間でプロセス制御ループ103を通る電流レベルを制御することによる。4〜20アンペアレンジ内の電流の値は、プロセス変数の値に対応するようにマップ化されることができる。デジタル通信プロトコルの例は、ハート(HART「登録商標」)(標準の4〜20mAアナログ信号に重畳されたデジタル通信信号からなるハイブリッド物理層)、ファンデーションフィールドバス(FOUNDATION「商標」Fieldbus)(1992年にアメリカ器具協会「ISA」によって公表されている全デジタル通信プロトコル)、プロファイバス(Profibus)通信プロトコルまたはその他を含む。IEC62591に従った無線ハート(HART「登録商標」)を含む無線周波数通信技術のような無線プロトコルもまた実施されることができる。
【0014】
送信機100は、ウェハ102の装着板108上に装着される。ウェハ102は、また、中空の柱110とウェハ・リング112を含む。ウェハ・リング112は、内部孔114と外径116を有する。径方向延伸孔118は、内部孔114から柱110内の導孔120まで伸びている。径方向延伸孔118および導孔120は、さらに細分されることができ、内部孔114から装着板108までの複数の分離通路を形成する。これらの通路の一つ以上は、内部孔114から装着板108まで、そして送信機100まで流体を搬送するための流体導孔として作用する。ある実施形態では、差圧感知を可能とするために二つの流体チャネルが備えられる。追加的な径方向延伸孔が、温度センサなどの追加的な測定機器を挿入するためにウェハ・リング112内に設けられることができる。
【0015】
ウェハ・リング112は、それぞれが内側孔114から外径116へ広がる環状の平坦面115、117を有する二つの反対側部を有する。したがって、ウェハ・リング112の両側部は、図1〜4の実施形態において、第1の型のシール面を備える。
【0016】
内側孔114は、多くの実施に従った管104および106のそれぞれの内径122および内径124と同じ径121(図4)を有する。図3に示したように、流れ障害部126が、内側孔114内に含められることができる。この障害部は、調整オリフィス板、小型オリフィス板、または、例えばアニュバ―(Annubar「登録商標」)のような平均ピトー管を含むことができる。図2および図4には、障害要素は示されていない。
【0017】
整列リング130が、ウェハ・リング112の外周116の周りに位置せられ、接続取り付け部品138および140をともに接続するナット134および136のようなナットと一緒のスタッド132など一つ以上のスタッドと係止する。取り付け部品138および140は、管104および106にそれぞれ溶接される。整列リング130は、それが外周116に対して挿入されたときに該整列リング130の内周に沿って外周116が係止し、そして整列リング130が外周116に関して径方向に動くのを防止するように180度以上の角度で広がる部分環状リングである。
【0018】
取り付け部品138および140は、管104および106の内径122および124にそれぞれ適合する内径146および148を有するそれぞれの内側孔142および144を有する(図2)。各々のフランジ取り付け部品138および140は、環状チャネル152を含むシール面150を有する(図4)。環状チャネル152は、直径154を有し、シール面150の閉端部156に対して凹んでいる。図4において、取り付け部品138および取り付け部品140は同一であって、取り付け部品の一つに適用された参照番号は、取り付け部品の他方に適用できる。
【0019】
シール面150は、ウェハ・リング112の環状平坦シール面115および117とは異なる型のものである。特に、シール面150がリング接合型シール面である一方、平坦シール面115および117は持ち上げられた面を有するシール面と結合されるように設計される。したがって、ウェハ・リング112がシール面150と直接結合されたならば、取り付け部品とウェハ・リングとの間で流体は漏れるだろう。かつては、ウェハ・リング112を、持ち上げられた面を有する取り付け部品以外のどの型の取り付け部品とともに使用することは可能ではなかった。
【0020】
いくつかの実施形態のもとでは、第1の型のシール面を有するウェハ・リングが、第2の型のシール面を有する取り付け部品の間を封止することを可能にするアダプタが提供される。特に、図4に示すように、一つの実施形態は、平坦シール面115および117を有するウェハ・リング112が、リング接合型シール面150を有する取り付け部品138および140の間を封止することを可能にするアダプタ160および162を提供する。アダプタ160および162は、図4において互いに同一である。したがって、アダプタの一方に適用された参照番号はアダプタの他方にもまた適用できる。
【0021】
アダプタ160および162は、第1の側164および反対側の第2の側166を含み、第1の側164はウェハ・リング112に面しており、そして、第2の側166は取り付け部品のシール面150に面している。第1の側164は、第1の型のシール面と対にするためのシール面つまりシール面168であって、特に平坦シール面115および117などの平坦面を有する。シール面168は、内側孔174から外周176に広がっている。一実施形態によれば、シール面168は、鋸歯状のシール面のためのASME B16.5の標準に適合するように機械加工される。
【0022】
この実施形態によれば、第2の側166は、平坦領域172および該平坦領域172から広がり、アダプタ160、162の一体部分である環状凸部170を含む非平坦領域を有する。環状凸部170は、シール面150の環状チャネル152の直径154と適合する直径178を有する。図4の実施形態では、環状凸部170は丸くなった頂面を有する。図2に示すように、環状凸部170は、環状チャネル152内に位置せられて環状チャネル152に直接接している。言い換えれば、アダプタ160、162の第2の側166は、リング型接合フランジに直接結合する。また、取り付け部品138および140が、取り付け部品138および140を接続するスタッド132ならびにナット134および136などのナットおよびスタッドを使用して互いの方へ寄せられたときに、環状凸部170は、環状チャネル152によって変形される。環状凸部170の、この変形は、この凸部とチャネルとの間のより密な接触を引き起こし、それによって金属封止を創り出す。いくつかの実施形態によれば、第2の側166は、ASME B16.5に展開されている幾何学的要件に合致するように機械加工される。
【0023】
いくつかの実施形態によれば、アダプタ160および162は、単一材料片で形成され、例えば、機械加工棒材によって加工されることができる。
【0024】
内側孔174は、一実施形態によれば、ウェハ・リング112の内側孔114の直径121と同じ直径180を有する。したがって、アダプタ160、162はこれらアダプタの内径が、各個別のラインサイズに適するウェハの内径に適合するように機械加工される。このことは、アダプタおよびウェハ間の円滑な移行を創り出し、流量測定においてインラインステップが創り出すことがある不整合性を解消する。それは、また、アダプタおよびウェハ間での一定した上流および下流への移行を創り出す。いくつかの実施形態によれば、直径180もまた、管径124および管径122と同じである。取り付け部品138および140の間にウェハ・リング112ならびにアダプタ160および162を設置する際、環状凸部170は、チャネル152内に位置せられ、内側孔174が、孔142と取り付け部品138および140とに整列される。
【0025】
一実施形態によれば、ガスケット190および192は、それから、それぞれアダプタ160および162上に位置せられる。ガスケット190および192は、図中では同じであり、これらガスケットの一方に適用された参照番号は、ガスケットの他方にもまた適用されることができる。ガスケット190および192は、環状シール部分196に関して環状に位置せられる環状座部194を含む。環状座部194は環状シール部196の幅よりも大きい幅200を有する。幅の違いは、環状シール部196と環状座部194との間の環状交差部において、環状座部194を、ガスケット190および192の両側の環状シール部196から離れて広がらせる。この環状交差部は、アダプタ160および162の外周の直径、並びにウェハ・リング112の外周の直径と同じ直径を有する。結果的に、ガスケット190は、アダプタ160の外周の周りに広がる環状座部194によってアダプタ160上に着座され、かつ、ウェハ・リング112の周りに広がる環状座部194によってウェハ・リング112上に着座される。同様に、ガスケット192は、環状座部194が外周176に関して位置されるようにアダプタ162上に着座され、かつ環状座部194が外周116に関して位置されるようにウェハ・リング112の上に着座される。
【0026】
環状座部194のために、内側孔114がアダプタ16および162の内側孔174と整列するように、ガスケット190および192が、アダプタ160および162に関してウェハ・リング112上に位置される。さらに、ガスケット190および192は、ウェハ・リング112の孔121、ならびにアダプタ160および162の内側孔174と同じ内径を有する内側孔210を含む。結果的に、組み立てられたとき(図2)、ウェハ・リング112、ガスケット190および192、ならびにアダプタ160および162は、取り付け部品138と140との間で、一様な内径の孔を提供する。一様な直径の孔が図2に示されているが、当業者は、ウェハ・リング112の内側孔114が取り付け部品138および140の内側孔よりも小さいかもしくは大きく作られることがあり、または内側孔142および144よりも小さく作られることがあることは認識するだろう。また、アダプタ160および162は、直径の段階的な変化を提供することがあり、または取り付け部品138および140の孔142および144からウェハ・リング112の内側孔114への直径の滑らかな変化を提供することもある。
【0027】
アダプタ160、162、ガスケット190、192、ウェハ102および整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリ220を形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリは整列リング13を含まないことに注意すべきである。
【0028】
図5は、第2の実施形態の展開断面側面図を提供する。図5において、取り付け部品138、140、ガスケット190、192、整列リング130およびウェハ・リング112は、図1〜4で説明したのと同じである。図5では、二つの新たなアダプタ500および502が提供される。アダプタ500および502は、互いに同一であり、これらの一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。アダプタ500および502は、アダプタ160および162の、環状凸部170の、まっすぐな側部と丸くなっている頂部とは異なり、アダプタ500および502上の環状凸部522は、角度を有する側部と平坦な頂部とを有しているので、アダプタ160および162とは違っている。
【0029】
アダプタ500および502は、第1の側512と第2の側514を含んでいて、第1の側512は内側孔508から外周518に広がる平坦なシール面516を有している。第2の側514は、平坦領域520と環状凸部522とを含む非平坦なシール面を有する。環状凸部522は、平坦領域520から離れて持ち上がっており、環状チャネル152の直径と同じ直径を有する。環状凸部522は、環状チャネル152内に適合し、環状チャネル152によって変形せられ、そうしてチャネル152と密に接触して金属封止を形成する。環状凸部522は、第2の側514のシール面上の平坦領域と平行な頂部平坦面524を含む。環状凸部522は、また、頂部平坦面524の外側の第1の角度付き平坦面526と、平坦面524の内側の第2の角度付き面528とを含む。
【0030】
アダプタ500、502、ガスケット190、192、ウェハ102および整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリ580を形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリは整列リングを含まないことに注意すべきである。
【0031】
図6は、第3の実施形態を提供し、ここで、取り付け部品138、140、ガスケット190、192、整列リング130、およびウェハ・リング112は、図1〜4によって上述したものと同じである。図6では、二つのリング型接合ガスケット604および606を有する二つの新たなアダプタ600および602が提供される。アダプタ600および602は、互いに同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。同様に、リング型接合ガスケット604および606は同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。
【0032】
アダプタ600および602は、第1の側610と第2の側612とを含む。第1の側は、内側孔616から外周618に広がる平坦なシール面614を含む。内側孔616は、ウェハ・リング112の孔114の直径121と同じ直径620を有する。第2の側612は、平坦面622と環状チャネル624とによって形成された非平坦シール面を含む。環状チャネル624は、取り付け部品138および140上のチャネル152の直径と同じ直径を有する。リング型接合ガスケット604および606は、リング型接合ガスケット604および606がチャネル152および624内に嵌るように、直径626および154に適合する直径628を有する。リング型接合ガスケット604および606が環状チャネル152および624内に位置せられたとき、これらはチャネル152および624によって変形されてチャネル152および624と密に接触し、それによって、ガスケット604、606と取り付け部品138および140との間、ならびにガスケット604、606とアダプタ600および602との間に金属封止を形成する。
【0033】
アダプタ600、602、リング型接合ガスケット190、192、ウェハ102および整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリ680を形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリは、整列リング130を含まないことに注意すべきである。
【0034】
上記のように、図1〜6の実施形態では、二つの平坦な面を有するウェハ・リングが、リング型接合シール面を有する二つの取り付け部品の間に位置されることができるためのアダプタが提供される。以下に説明する実施形態では、二つの平坦な面を有するウェハ・リングが、異なるシール面を有する二つの取り付け部品間に位置されることができるアダプタが提供される。
【0035】
図7は、平坦シール面を有するウェハ・リング112が、溝706を含む溝型シール面704を有する取り付け部品700と702との間に設置される第4の実施形態を提供する。図7において、ウェハ・リング112、整列リング130、ならびにガスケット190および192は上述したものと同じである。取り付け部品700と702は、互いに同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。
【0036】
溝シール面704の溝706は、直径708を有する環状溝である。第1の側714および第2の側716を有する二つのアダプタ710および712が設けられる。アダプタ710と712は同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。第1の側714上で、アダプタ710、712は、内側孔720から外周に広がる平坦シール面718を有する。第2の側716上で、アダプタ710および712は、溝706の直径708に合う直径726を有する舌部(トング)として参照されている環状凸部を含む非平坦シール面を有する。環状凸部724は溝706内に適合するように寸法が決定され、かつ形状が決定される。二つのガスケット728および730が、凸部724の頂面と溝706の下面との間で環状溝706内に位置せられるべく提供される。ガスケット728は、アダプタ710と取り付け部品700との間に封止部を形成し、ガスケット730は、アダプタ712と取り付け部品702との間に封止部を形成する。アダプタ710および712の内側孔720はウェハ・リング112の直径と同じ直径を有する。
【0037】
アダプタ710、712、ガスケット728、730、ウェハ102および整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリを形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリは整列リング130を含まないことに注意すべきである。
【0038】
図8は、取り付け部品800および802が、直径806を有する舌部として参照された環状凸部804を含み、各々が直径826を有する環状溝824を有する二つのアダプタ810および812が提供される第5の実施形態の一例を提供する。図8において、取り付け部品800と802は同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。同様に、アダプタ810と812は同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。
【0039】
アダプタ810および812は、各々第1の側814および第2の側816を有する。側814は、内側孔820から外周部821に広がる環状平坦シール面818を含む。環状凸部804は、環状溝内に適合するように寸法が決定され、かつ形状が決定される。環状ガスケット828および直径830は、環状凸部804の頂面と溝824の下面との間で環状溝824内に位置せられるべく提供される。ガスケット828は、アダプタ810と取り付け部品804との間で封止部を形成し、ガスケット828は、アダプタ812と取り付け部品802との間で封止部を形成する。環状ガスケット828は、直径830を有し、直径830、826および806は全て同じである。
【0040】
内側孔820は、ウェハ・リング12の直径と同じ直径819を有する。図8において、ガスケット190および192、整列リング130、およびウェハ・リング112は図1〜7のものと同じである。図8において、アダプタ810および812は、平坦面を有するウェハ・リングが、舌部シール面を有する二つの取り付け部品間に装着されることを可能にする。
【0041】
アダプタ810、812、ガスケット828,直径830、ガスケット190、192、ウェハ102、ならびに整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリ880を形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリは整列リング130を含まないことに注意すべきである。
【0042】
図9は、雌の面付き取り付け部品900および902ならびにアダプタ910および912を有する第6の実施形態の展開側断面図を提供する。図9において、取り付け部品900と902は同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。同様に、アダプタ910と912は同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。ウェハ・リング112、整列リング130ならびにガスケット190および192は、上述の図に記載されたものと同じである。
【0043】
雌の面付き取り付け部品900および902は内側孔905と環状リング906との間に限定された平坦シール面904を含む。環状リング906は内径908を有し、平坦シール面904から離れて広がる。各々が第1の側914と第2の側916とを有する二つのシール・アダプタ910および912が提供される。第1の側914は、内側孔920から外周部922に広がる環状平坦シール面を含む。第2の側916は、孔920から外周環状面925へ広がり、環状リング924の周りに広がる形状の非平坦シール面923を含む。環状リング924は環状面925に関して持ち上げられている。環状リング924は、雄環状リング924が、取り付け部品900および902上で環状リング906内に適合するように、リング906の内径908と同じである外径926を有する。好ましくは、二つの環状ガスケット950および952が、環状リング924の頂面と平坦面904との間に適合する。環状ガスケット950は、アダプタ910と取り付け部品900との間に位置せられ、環状ガスケット952は、アダプタ912と取り付け部品902との間に位置せられる。
【0044】
アダプタ910および912の内側孔920は、ウェハ・リング112の内側孔の直径と同じ直径928を有する。図9において、アダプタ910および912は、平坦シール面を有するウェハ・リング112が、雌のシール面を有する二つの取り付け部品の間で封止されるのを可能にする。
【0045】
アダプタ910、912、ガスケット950、952、ガスケット190、192、ウェハ102ならびに整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリ980を形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリは整列リング130を含まないことに注意すべきである。
【0046】
図10は、第7の実施形態の展開側部断面図を提供する。図10では、二つの雄の面付き取り付け部品1000、1002ならびに二つのアダプタ1010および1012が提供される。取り付け部品1000と1002とは同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。同様に、アダプタ1010と1012とは同一であり、一方に適用された参照番号は、他方に適用されることができる。ウェハ・リング112、整列リング130ならびにガスケット190および192は、上述の図に記載されたものと同じである。
【0047】
取り付け部品1000および1002は、内側孔1005から外径1006を有する外周部に広がる雄シール面1004を含む。雄シール面1004は、環状平坦シール面である。アダプタ1010および1012は、第1の側1014と第2の側を含む。第1の側1014は、内側孔1020から外周部1022に広がる平坦環状シール面1018を含む。第2の側1016は、内側孔1020から環状リング1026に広がる平坦面1024によって限定された非平坦シール面を含み、環状リング1026は、平坦面1024より上に持ち上げられている。環状リング1026は、雄シール面1004が環状リング1026内に適合するように、雄シール面1004の外径と等しい内径1028を有する。環状ガスケット1030は、アダプタ1010の閉端面1024と取り付け部品1000の雄シール面1004との間に位置せられる。同様に、環状ガスケット1032は、アダプタ1012の雄シール面1024と取り付け部品1002の雄シール面1004との間に位置せられる。
【0048】
孔1020は、ウェハ・リング112の内径121と同じ内径1034を有する。アダプタ1010、1012は、ウェハ・リング112が、ウェハ・リング112の平坦シール面に適合するように設計された平坦シール面と取り付け部品1000および1002の雄シール面に適合するように設計された雌シール面を備えることによって雄の面付き取り付け部品の間に封止されることを可能にする。
【0049】
アダプタ1010、1012、ガスケット1030、1032、ガスケット190、192、ウェハ102および整列リング130は、一緒にウェハ・アセンブリを形成する。いくつかの実施形態では、ウェハ・アセンブリが整列リング130を含まないことに注意すべきである。
【0050】
上述した各アダプタは、ウェハのシール面に合わないシール面を有する取り付け部品間にウェハが設置されることを可能にするので、各アダプタは、ウェハと取り付け部品とのシール・アダプタと考えられることができる。また、上述の各実施形態では、ウェハは第1の型のシール面を有し、取り付け部品は第2の型のシール面を有する。さらに、上述の実施形態では、第1の型のシール面に合う第1の側と、第2の型のシール面に合う第2の側を有するアダプタが提供される。図1〜6において、第2の型のシール面は、溝状シール面である。図8においては、第2の型のシール面は舌状シール面である。図9においては、第2の型のシール面は雌シール面である。図10においては、第2の型のシール面は雄シール面である。
【0051】
上記アダプタはウェハとともに使用されているが、これらの使用はウェハに限らない。代わりに、アダプタは、持ち上げられた面を有するフランジに合うように構成されたあらゆる器具とともに使用されることができ、それによって、前記器具は、リング型接合フランジのような他の型のフランジ間に設置されることができる。
【0052】
実施形態は、すべて、一つの実施形態の取り付け部品上の同一のシール面によって上述したが、当業者は、互いに異なるシール面を有する取り付け部品間にウェハが位置せられる、さらなる実施形態が実施されるであろうことを認識するだろう。例えば、一方の取り付け部品が雌シール面を有することができ、他方の取り付け部品はリング型接合シール面を有する。このような、実施形態では、異なるシール面を有するアダプタが、ウェハ円板の反対側に使用され、かつ取り付け部品に面しているアダプタの面が取り付け部品のシール面に合うように選択される。
【符号の説明】
【0053】
100 送信機
102 ウェハ
104 プロセス配管
108 装着板
112 ウェハ・リング
114 内側孔
115 シール面
116 外周(外径)
150 シール面
160 アダプタ
162 アダプタ
168 シール面
174 内側孔
220 ウェハ・アセンブリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10