特許第6373485号(P6373485)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6373485挿入・ロック式ピン・グロメット、並びに関連した方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6373485
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】挿入・ロック式ピン・グロメット、並びに関連した方法
(51)【国際特許分類】
   F16B 19/10 20060101AFI20180806BHJP
【FI】
   F16B19/10 B
【請求項の数】31
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-507777(P2017-507777)
(86)(22)【出願日】2015年7月29日
(65)【公表番号】特表2017-527755(P2017-527755A)
(43)【公表日】2017年9月21日
(86)【国際出願番号】US2015042642
(87)【国際公開番号】WO2016025172
(87)【国際公開日】20160218
【審査請求日】2017年2月10日
(31)【優先権主張番号】14/457,195
(32)【優先日】2014年8月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504075577
【氏名又は名称】ニューフレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】ジャミル オーデイ アマー
(72)【発明者】
【氏名】ワーナート テリー リン
(72)【発明者】
【氏名】ディエプ ティエン テ
【審査官】 鵜飼 博人
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第06652206(US,B2)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0152764(US,A1)
【文献】 特開2013−238286(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 17/00−19/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナであって、
少なくとも2つの隣接する長手方向に延びる脚部部材を備えた、中央孔を定めるグロメットと、
凹部及び突起部の一方の形態の第1のロック部材を有し、凹部及び突起部の他方の形態の前記グロメットの第1の協働するロック部材に係合することにより、前記グロメットの前記長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっていない状態になる第1の位置において前記グロメットに対して保持されるようになるピンと、
を備え、
前記ピンは、第2の突起部の形態の第2のロック部材を有し、該第2のロック部材が、前記少なくとも2つの隣接する長手方向に延びる脚部部材に係合して、前記グロメットの前記長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がった状態になる、前記グロメットに対する第2の位置に前記ピンが保持されるようにし、
前記ピンは、横方向に延びる駆動突起部を有し、前記ピン及びグロメットを接合部品の接合孔内に挿入する際に、前記駆動突起部が、前記接合孔の周に自動的に係合して、前記ピンを前記グロメットに対する前記第1の位置から前記グロメットに対する前記第2の位置へ駆動し、前記ピン及びグロメットを前記接合部品にロックする
ことを特徴とする、挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項2】
前記ピンは、ヘッドを含み、該ヘッドにより、前記ピンを挿入方向に、前記グロメットに対する前記第1の位置へと移動させることができるようにされたことを特徴とする、請求項1に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項3】
前記グロメットに対する前記第2の位置は、前記挿入方向とは反対の前記第1の位置からの駆動方向であることを特徴とする、請求項1〜請求項2のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項4】
前記ピンは、前記ピンが前記グロメットに対する前記第2の位置にあるとき、前記グロメットの前記中央孔をシールする横方向に延びるシール部材を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項5】
前記横方向に延びるシール部材は、前記グロメットの前記中央孔の管状部分に対してシールする複数の横方向に延びるシール部材を含む、請求項4に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項6】
前記横方向に延びるシール部材は、前記ピンの材料より弾力性のある材料を含むことを特徴とする、請求項4〜請求項5のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項7】
前記横方向に延びるシール部材は、前記グロメットの前記中央孔の前記管状部分に対してシールする、複数の横方向に延びる平坦な傘状シール部材を含む、請求項4〜請求項6のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項8】
前記ピンは、前記ピンを把持し、前記グロメットから除去するための、後端における保守用タブを含むことを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項9】
前記少なくとも2つの脚部部材の各々は、前記ピン・グロメット・ファスナを前記接合孔内に挿入する際、前記少なくとも2つの脚部部材が互いに向けて移動するように形成された外面を定めるナックルを含むことを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項10】
前記少なくとも2つの脚部部材の各々は、前記ピンが前記グロメットに対する前記第2の位置にあるとき、前記接合部品の面に押し付け、前記接合部品を前記グロメットの接触面に対して付勢するように形成された外面を定めるナックルを含むことを特徴とする、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項11】
前記横方向に延びる駆動突起部は、前記中央孔の縁部に係合し、前記ピンが前記グロメットの前記中央孔の長手方向軸と位置合わせされる向きに向けて前記ピンを移動させるように形成された位置合わせ面を有することを特徴とする、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項12】
前記位置合わせ面は、外方に凸状の形状を有することを特徴とする、請求項11に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項13】
前記駆動突起部は、前記長手方向に延びる脚部部材の対応する横方向寸法より大きい横方向寸法を有することを特徴とする、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項14】
前記駆動突起部は、前記中央孔の対応する横方向寸法と実質的に同じ横方向寸法を有することを特徴とする、請求項1〜請求項13のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項15】
前記ピンの前記第1のロック部材は、凹部の形態であり、前記グロメットの前記第1の協働するロック部材は、突起部の形態であることを特徴とする、請求項1〜請求項14のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項16】
前記ピンの前記凹部は、カム面により部分的に定められ、前記グロメットの前記突起部は、協働するカム面により部分的に定められ、前記ピンが前記第2の位置に向けて移動すると、前記カム面及び前記対応するカム面は互いに係合して、前記長手方向に延びる脚部部材を前記横方向に拡がった状態へと移動させることを特徴とする、請求項15に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項17】
前記ピンは、前記カム面に隣接するロック面を含み、前記長手方向に延びる脚部部材は、前記ピンが前記第2の位置にあるとき、互いに係合し、前記脚部部材をその横方向に拡がった形状に保持するための、前記協働するカム面に隣接した協働するロック面を含むことを特徴とする、請求項16に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ。
【請求項18】
挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法であって、
ピン及びグロメットを、前記グロメットの長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっていない状態になる、前記グロメットに対する第1の位置において前記ピンが前記グロメットの中央孔内に保持される出荷構成に組み付けるステップと、
前記グロメットの前記長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がった状態になる、前記グロメットに対する第2の位置において前記ピンが前記中央孔内に保持されるロック構成で互いに係合するように、前記ピン及び前記グロメット上に協働する部材を提供するステップと、
前記組み付けられたピン及びグロメットを接合部品の孔内に挿入するのと同時に、接合部品の前記孔の周に係合して、前記接合部品が前記ピンを前記第1の位置から前記第2の位置に自動的に駆動させるように、前記ピン上に駆動部材を提供するステップと、
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項19】
前記ピン及び前記グロメットを前記出荷構成に組み付けるステップは、前記ピンを、前記長手方向に延びる脚部部材とは反対の前記グロメットの側から前記グロメットの中央孔内に挿入方向に挿入するステップを含むことを特徴とする、請求項18に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項20】
前記ピンが前記グロメットに対する前記第2の位置にあるとき、前記グロメットの前記中央孔をシールする横方向に延びるシール部材を提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項18〜請求項19のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項21】
前記横方向に延びるシール部材を提供するステップは、前記ピンの別の部分の材料よりも可撓性の材料で前記横方向に延びるシール部材を成形するステップを含むことを特徴とする、請求項20に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項22】
前記横方向に延びるシール部材を提供するステップは、2ショット成形プロセスで前記ピンを成形するステップを含むことを特徴とする、請求項20〜請求項21のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項23】
前記横方向に延びるシール部材を提供するステップは、前記グロメットの前記中央孔の管状部分に対してシールするために複数の横方向に延びる平坦な傘状シール部材を成形するステップを含むことを特徴とする、請求項20〜請求項22のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項24】
前記中央孔の縁部に係合して、前記ピンが前記グロメットの前記中央孔の長手方向軸と位置合わせされる向きに向けて前記ピンを移動させるように形成された位置合わせ面を、前記駆動部材に提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項18〜請求項23のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項25】
前記位置合わせ面を提供するステップは、外方に凸状の面を提供するステップを含むことを特徴とする、請求項18〜請求項24のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項26】
前記ピン・グロメット型ファスナを前記接合孔内に挿入する際、前記少なくとも2つの脚部部分が互いに向けて移動するように形成された外面を、前記長手方向に延びる脚部部材に設けるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項18〜請求項25のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項27】
前記ピンが前記グロメットに対する前記第2の位置にあるとき、前記接合部品の面に押し付け、前記接合部品を前記グロメットの接触面に対して付勢するように形成された外面を、前記長手方向に延びる脚部部材に提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項18〜請求項26のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項28】
前記長手方向に延びる脚部部材の対応する横方向寸法より大きい横方向寸法を有する前記駆動部材を提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項18〜請求項27のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット・ファスナを製造する方法。
【請求項29】
前記中央孔の対応する横方向寸法と実質的に同じ横方向寸法を有する前記駆動部材を提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項18〜請求項28のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項30】
前記ピンに対向するカム面を提供するステップをさらに含み、前記ピンが前記第1の位置から前記第2の位置に移動すると、協働するカム面を有する前記長手方向に延びる脚部部材の各々は互いに係合し、それにより前記長手方向に延びる脚部部材が前記横方向に拡がった状態に向けて移動することを特徴とする、請求項18〜請求項29のいずれかに記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【請求項31】
前記対向するカム面及び前記協働するカム面にはさらに、前記長手方向に延びる脚部部材が互いに向かって横方向に移動されるとき、互いに係合し、前記ピンを前記第2の位置から遠ざかる方向に移動させるために提供されることを特徴とする、請求項30に記載の挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ピン・グロメット型ファスナ、及び、これに関連した方法に関し、自動車業界において、構成部品を基部構成部品に取り付け、或いは、構成部品又はパネルを接合する特定の適用可能分野を有する、この種ファスナに関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年8月12日に出願された米国特許出願第14/457,195号のPCT国際出願である。上記の出願の開示全体は、引用により本明細書に組み入れられる。
【背景技術】
【0002】
本項は、本開示に関する背景情報を提供するが、これは必ずしも従来技術ではない。
【0003】
ピン・グロメット型ファスナは、自動車業界において一般的に用いられている。ピン・グロメット型ファスナの使用に際しては、一般的に、グロメットを接合部品の孔内に挿入する必要がある。さらに、一般的に、ピンをグロメットの孔内に挿入し、かつ、グロメットの孔内に着座させる必要がある。ピンがグロメット内に着座することにより、グロメットの脚部が横方向に拡がり、ピン及びグロメットを接合部品にロックする。従って、周知のグロメット・ピン型ファスナでは、一般的には、別個のステップ又は動作として、ピンをグロメット内に着座させる必要があり、このステップ又は動作は、グロメットを接合部品の孔内に挿入した後に行わなければならない。
【0004】
場合によっては、ピンを、グロメット内の一部において、一時的又は出荷位置に保持した状態で、該ピンをグロメットに組み付けることがある。その後、このピン・グロメット型ファスナ組立体を製造工場に出荷することができる。従って、エンドユーザは、単一の組立体だけを処理すればよく、別個のピン及びグロメット構成部品を管理しなくてもよい。こうした組立体は、エンドユーザが最初にピンをグロメットの孔に挿入する必要性を排除する。しかしながら、一般的には、依然として、ピン・グロメット組立体を接合部品の孔内に挿入する必要があり、依然として、別個のステップ又は動作として、ピンをグロメット内に着座させる必要があり、このステップ又は動作は、ピン・グロメット組立体を接合部品の孔内に挿入した後に行わなければならない。
【発明の概要】
【0005】
本項は、本開示の全体的な概要を提供するものであり、その全範囲又はその特徴の全てを包括的に開示するものではない。
【0006】
本開示の一態様において、挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナが提供され、該ファスナは、中央孔を定めるグロメットを含んでおり、該グロメットは、少なくとも2つの隣接する長手方向に延びる脚部部材を備える。ピンは、凹部又は突起部の形態の第1のロック部材を有し、この第1のロック部材が、凹部又は突起部の他方の形態のグロメットの第1の協働するロック部材に係合して、該ピンをグロメットに対し第1の位置、すなわち、グロメットの長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっていない状態になる位置に保持する。ピンは、第2の突起部の形態の第2のロック部材を有し、該第2のロック部材が、少なくとも2つの隣接する長手方向に延びる脚部部材に係合して、該ピンをグロメッとに対して第2の位置、すなわち、グロメットの長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっている状態になる位置に保持する。ピンは、横方向に延びる駆動突起部を有し、ピン及びグロメットを接合部品の接合孔内に挿入する際に、該駆動突起部が、接合孔の周に自動的に係合して、ピンをグロメットに対する第1の位置からグロメットに対する第2の位置に駆動し、ピン及びグロメットを接合部品にロックする。
【0007】
本開示の別の態様によると、挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナを製造する方法が提供され、該方法は、ピンがグロメットに対し、該グロメットの長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっていない状態になる、第1の位置に保持される出荷構成に、ピン及びグロメットを組み付けるステップを含む。ピン及びグロメット上には協働する部材が設けられ、該協働する部材は、ロック構成において互いに係合して、該ピンをグロメットに対して第2の位置、すなわち、グロメットの長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっている状態になる位置においてピンが中央孔内に保持されるようにする。ピンには駆動部材が設けられ、組み付けられたピン及びグロメットを接合部品の孔内に挿入すると同時に、該駆動部が接合部品の孔の周に係合し、接合部品がピンを第1の位置から第2の位置に自動的に駆動する。
【0008】
本開示のさらに別の態様によると、ピン・グロメット型ファスナを少なくとも1つの接合部品に挿入しロックする方法が提供され、該方法は、グロメットの長手方向に延びる脚部部材が横方向に拡がっていない状態になるようにする、グロメットに対する第1の位置にピンが保持される第1の構成に組み付けられたピン・グロメット型ファスナを、接合部品の孔内に挿入するステップを含む。組み付けられたピン・グロメット型ファスナを接合部品の孔内に挿入すると同時に、接合部品の孔の周がピンの駆動突起部に係合し、グロメットの長手方向に延びる脚部部材を横方向に拡がった状態にする、グロメットに対する第2の位置においてピンが保持される最終ロック構成にピンが駆動される。ピン・グロメット型ファスナが少なくとも1つの接合部品の孔内に自動的に挿入されることにより、該ピン・グロメット型ファスナが少なくとも1つの接合部品に自動的かつ完全にロックされる。
【0009】
さらなる適用可能な分野は、本明細書において与えられる説明から明らかになるであろう。本概要における説明及び特定の例は、例示目的であることのみを意図し、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【0010】
本明細書において記載される図面は、全ての可能な実施例を示すものではなく、選択された実施形態の例証目的のためのものにすぎず、本開示の範囲を限定することを意図するものでもない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示による、ピン・グロメット型ファスナの一例の分解斜視図である。
図2図1のピン・グロメット型ファスナの斜視図である。
図3図1のピン・グロメット型ファスナの別の斜視図である。
図4図1のピン・グロメット型ファスナの平面図である。
図5】接合部品の平面図と併せた、図1のピン・グロメット型ファスナの側面図である。
図6図1のピン・グロメット型ファスナの分解断面図である。
図7】第1の出荷構成にある、図1のピン・グロメット型ファスナの断面図である。
図8】挿入時に接合部品が駆動突起部に最初に係合する、図1のピン・グロメット型ファスナの断面図である。
図9】挿入時に接合部品がグロメットに対する第2の位置に向けてピンを駆動する、図1のピン・グロメット型ファスナの断面図である。
図9A図9の分解図である。
図10】ピンが、ピン・グロメット型ファスナが接合部品に最終的に完全にロックされる、グロメットに対する第2の位置にある、図1のピン・グロメット・ファスナの断面図である。
図10A図10の分解図である
図11】ピンが、接合部品に最初に係合する中央孔の長手方向軸に対して傾斜している又は角度が付けられている出荷構成にある、図1のピン・グロメット型ファスナの側面図である。
図12】接合部品の別の例示的な平面図と併せた、本開示によるピン・グロメット型ファスナの別の例示的なの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面の幾つかの図を通して、対応する参照符号は対応する部品を示す。
ここで、添付図面を参照して、例示的な実施形態をさらに十分に説明する。
【0013】
図1図11を参照すると、接合部材又はパネル22への挿入と同時にロックするピン・グロメット型ファスナ20の1つの例示的な実施形態が示される。グロメット24は、別個のファスナ構成部品としてもよく、又は接合部材22に締結されるより大きい構成部品の一部として一体成形してもよい。グロメット24は、フランジ部分26と、そこを通る中央孔28とを含むことができる。弾性又は可撓性の脚部部材30が、フランジ26の下方に(図における向きのような)中央孔28に隣接して長手方向に延びる。
【0014】
ピン31は、取り外し用把持タブ32、ヘッド34、1つ又はそれ以上のシール部材36、ロック部材又はバー38、及びロック面56を含むことができる。該シール部材36は、傘形状を有するように成形することができ、又は、孔28を定めフランジ26の上方に(図における向きのように)延びる管状部分29の内側をシールするような平坦なフランジ形状を有するものとすることができる。こうしたシール部材36は、ピン31の残りの部分と同じ材料で成形することができる。1つの可能な代案として、シール部材(単数又は複数)36は、例えば、2ショット成形プロセス又はオーバー・モールディング・プロセスを用いてピン31の残りの部分に接合される、より可撓性の材料で成形することができる。
【0015】
ピン31をグロメット24内に挿入し、図7に示されるような第1の一時的又は出荷構成にすることができる。この実施形態において、図に示されるように、グロメットの孔28のピン挿入端は、フランジ26の上方にある。ヘッド34は、孔28を定める管状部分29の遠位端との係合により、ピンが、出荷位置又は構成を超えて移動するのを防止する。図6に示されるように、ピン31は、グロメット24の孔28内に第1の挿入方向「I」に挿入することができる。この挿入方向は、グロメット24の中央孔28の軸方向又は長手方向に延びる。
【0016】
長手方向に延びる脚部30の各々は、ピン31の協働する凹部又は狭窄部分44に嵌合する横方向内向きに延びる突起部42を含む。このように、ピン31は、グロメット24の脚部30が横方向に拡がっていない状態で、出荷位置又は出荷構成において、グロメット24に対して長手方向に位置決め及び保持することができる。代替的に、言うまでもなく、協働する凹部44を脚部30によって提供し、横方向外向きに延びる突起部42をピン31上に設けることもできる。
【0017】
ピン31のロック・バー38は、脚部30の間の空間又はスロット33を通り、脚部30の側部35を超えて延びることができる。従って、ロック部材38は、脚部30の対応する寸法より大きい横方向すなわち左右寸法を有し、ロック・バー38は脚部30を超えて延びることができる。この例示的な実施形態において、ピン31をグロメット24内に最初に挿入する際、ロック・バー38は中央孔28を通過するので、孔28も同様に、脚部30の対応する寸法より大きい横方向すなわち左右寸法を有する。代替的に、ヘッドを有さないピンをフランジの下方から(図における向きのような)挿入することができ、ロック部材はグロメットの中央孔を通過する必要はない。
【0018】
接合パネル、接合部品又は接合部材22は、組み付けられたピン・グロメット型ファスナ20が挿入される接合孔46を含む。ファスナ20が挿入される接合孔46は、ロック・バー又は部材38の対応する横方向寸法LDより小さい横方向又は左右寸法LJを有する。ピン・グロメット・ファスナ20が接合孔46内に挿入されると、接合部品22の接合孔46の外周部分がロック部材38に係合し、該ロック部材38を矢印Lで示されるロック方向に移動させる。従って、ロック部材は、駆動突起部38として動作し、接合部品22への挿入と同時に、接合孔46の外周部に係合してピン31をグロメット24に対する第1の一時的又は出荷位置から第2のロック位置へ移動させる。
【0019】
図12を、即ちピン・グロメット型ファスナ120の他の例を参照すると、接合孔146は、グロメット124の脚部130に隣接する又はそれらの間の空間内に延びて、ピン131の対応する駆動突起部138に係合することができる突起部147を有するように成形することができる。こうした代替的な実施形態において、駆動突起部138の横方向寸法LDは、脚部130の対応する横方向寸法LLより大きくする必要はないが、依然として孔146の対応する横方向寸法LJより大きい。
【0020】
図1図11に戻ると、ピン・グロメット型ファスナ20は、図7に示され、本明細書で説明されるような出荷構成に組み付けることができる。ピン・グロメット型ファスナ20は、最初に接合部品22内に挿入されたとき、この出荷構成になることができる。各々の脚部30の外面48は、ナックルとも呼ばれる外方に凸状の又は角度の付けられた形状を有することができる。ナックル48は、挿入時に接合孔46の縁部に接触することができ、各々の脚部30を、図8に矢印L1で示される横方向内方方向に僅かに移動させる。このことは、挿入のためにピン31が適切に位置決めされることを保証するのを助ける。そうでない場合、ファスナ20は、簡単に接合孔内に挿入することはできない。
【0021】
脚部30が互いに向かって横方向内方に移動すると、協働する又はカム面50及び52が互いに係合することができ、ピン31を、図8に示されるような挿入方向に移動させることができる。しかしながら、ピン31が、出荷位置になく、代わりに、駆動方向にあまりにも遠く離れて配置される場合(図10に示されるように)、ファスナ20を接合孔46内に挿入することができない。このことは、何かおかしいという表示をユーザに与えるだけではなく、ファスナ20が、接合孔46内に不適切に挿入され、接合部品22に適切にロックされないことも防止することできる。さらに、ピン31のヘッド34は、グロメット24に係合して、ピン31が挿入方向にあまり遠くに挿入されないことを保証し、ピン31が出荷位置にあることをさらに確実にすることができる。
【0022】
接合孔46の外周部が駆動突起部38に係合し、ピン31をグロメット24に対するロック方向(矢印Lで示される)に移動させると、協働する又はカム面50及び52は、グロメット24の脚部30を、図9に矢印LOで示されるような横方向外方又は伸張方向に移動させるように動作する。ファスナ20を引き続き接合孔内に挿入すると、ロック部材又は駆動突起部38は、ピン31が図10に示されるようなグロメット24に対する第2の又は完全にロックした位置に達するまで、移動する。この最終的な又は完全ロック位置において、脚部30は、完全に横方向に拡がった形状にあり、ファスナ20が、接合孔46から引き抜かれるのを防止する。
【0023】
図10に示されるような第2の完全ロック構成においては、接合部材22をグロメット24の接触面54に押し当てて保持することができる。接合孔46は、例えば、ナックル48の端部により、接触面54に対して保持すること、又はさらに付勢することが可能であり、ナックル48は、接合孔46の外周部を定める接合部品22の表面に押し付ける突起部として、ナックル48の端部を提供するアンダーカット部49を含むことができる。
【0024】
ピン31の協働するロック面56及び脚部30の協働するロック面58はさらに、脚部30をその横方向に拡がった位置又はロック位置に保持するようにも動作することができる。示される例において、ピン31の協働するロック面56は、ピン31のそれぞれの協働するロック面56に隣接して配置された各脚部30の協働するロック面58を保持するのを助ける突起部60及び62によって境界付けられる。第2の完全ロック位置において、グロメット24の中央孔28をシールするために、シール部材36は、管状部分29内に配置することができる。
【0025】
ピン・グロメット型ファスナ20は、最終的なロックされた第2の構成に自動的に移動することができる。この文脈において、「自動的に」とは、本明細書では、単にファスナ20が接合孔46内に挿入された結果として、ファスナ20が最終的なロックされた第2の構成に移動されることを意味するように使用される。言い換えれば、組み付けられたピン・グロメット・ファスナ20を接合孔46内に挿入した後、ファスナ20を接合部品に完全に又は最終的にロックするために、付加的な又は別個のステップ若しくは動作を必要としない。これは、グロメット及びピン又はスクリューを、接合孔内にある間に組み付ける又は結合する必要がある、及び/又は、接合孔内に挿入した後、ピン又はスクリューをグロメットに対して操作する必要がある、スクリュー・グロメット型ファスナを含むピン・グロメット・ファスナとは対照的である。
【0026】
ピン31は、取り外し用把持タブすなわち保守用タブ32を含むことができる。さらに部品の保守の必要性がある場合でも、ユーザは、保守用タブを把持し、ピン31をグロメット24から(図において上向きに)引き抜くことができる。こうしたピン31の除去により、脚部30をその元の横方向に拡がっていない形状に戻すことが可能になり、それにより、グロメットを接合部品22の接合孔46から引き抜くことが可能になる。従って、突起部62は、通常の使用の際、グロメット24からのピン31の引き抜きに抵抗するようなサイズ及び形状を有することができるが、取り外し用把持タブ32に十分な力を印加すると、こうした引き抜きが可能になる。例えば、ユーザは、先の細くとがったペンチ又は同様の工具により保守用タブを把持し、十分な力を印加してグロメット24のロック面58がピン31の突起部62を超えて移動するようにする必要がある。
【0027】
製造、出荷、又は処理の際、ピンが、図11に示されるようにグロメット24の中央孔28の長手方向軸に対して傾斜した又は角度の付けられた位置をとることも可能である。ファスナ20が接合部品22の接合孔46内に挿入されると、駆動部材38の下向きに延びる(図に示されるように)遠位端との接触により、ピン31上に位置合わせ力が加えられ得る。ファスナ20が接合孔46内に挿入されると、駆動部材38の上向きに延びる遠位端もまた、グロメット24の中央開口部28の対応する又は隣接する縁部に係合することができる。駆動部材38の接触面64は、中央開口部28の対応する縁部との係合によって、ピン31を調心し、長手方向に位置合わせするように動作する外方に凸状の、さもなければ角度が付けられた形状を有することができる。
【0028】
挿入・ロック式ピン・グロメット型ファスナ20を製造する関連した方法は、上記の説明から明らかであるはずである。例えば、こうした方法は、本明細書で説明される特徴の任意の組み合わせを有するピン・グロメット・ファスナ20を提供することを含むことができる。ピン31及びグロメット24を出荷構成に組み付けることは、ピン31を、フランジ26とは反対側のグロメット24の側から、長手方向に延びる脚部部材30へ、グロメット24の中央孔28内に挿入方向に(矢印Iで示される)挿入することを含むことができる。横方向に延びるシール部材36を提供することは、2ショット成形プロセスでピン31を成形することを含むことができ、このプロセスにおいて、横方向に延びるシール部材36は、第1のショットにおいて成形されるピンの別の部分の材料よりも可撓性のある材料で、第2のショットにおいて成形される。同様に、オーバー・モールディング・プロセスを用いることもでき、このプロセスにおいて、横方向に延びるシール部材36の少なくとも外側部分が、ピン31の別の部分より可撓性ではない材料の上に成形される。
【0029】
同様に、ピン・グロメット型ファスナ20を接合部品22内に挿入ロックするための関連した方法は、上記の説明から明らかであるはずである。例えば、ピン31を第2の最終ロック構成に駆動することにより、横方向に延びるシール部材36を、グロメット24の中央孔28の管状部分29に対してシールするように位置決めすることができる。ピン31が、グロメット24の中央孔46の長手方向軸に対して傾斜している場合、ピン・グロメット型ファスナ20を接合孔46内に挿入することにより、ピン31の位置合わせ面64がグロメット24の中央孔28の縁部66に対して係合し、ピン31を中央孔28の長手方向軸Aと位置合わせするように移動させることができる。ピン・グロメット型ファスナ20を接合孔46内に挿入することにより、グロメット24の脚部部材30の成形された外面48に係合し、脚部部材30が、横方向内方に移動して、ピン31の隣接するカム面50及び脚部部材30の協働するカム面52に係合し、ピン31を第2の位置から遠ざかる方向に(矢印Iで示される)移動させることができる。
【0030】
ピン31を最終ロック構成に駆動することにより、ピン31の対向するカム面50が、各々の長手方向に延びる脚部部材30の協働するカム面52に対して係合され、各々の長手方向に延びる脚部部材30を横方向に拡がっていない状態から横方向に拡がった状態に移動させることができる。最終ロック構成において、ピン31の協働するロック面56及び58、並びに、各々の長手方向に延びる脚部部材30は、それぞれ、互いに係合し、該協働するロック面56及び58の少なくとも1つを境界付ける突起部60及び62によって、長手方向に延びる脚部部材30を横方向に拡がった状態に保持することができる。ピン31を最終ロック構成に駆動することにより、接合部品22の外面に対して長手方向に延びる脚部部材30の成形された外面に係合され、接合部品22をグロメット24の接触面54に対して付勢することができる。例えば、アンダーカット部49は、接合孔46の外周部を定める接合部品22の表面に押し付ける面を提供することができる。
【0031】
本明細書に用いられる用語は、特定の例示的な実施形態だけを説明するためのものであり、限定することを意図したものではない。本明細書に用いられる場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈により明らかに特段の定めがない限り、複数形も含むことが意図され得る。例えば、接合部品22は、本明細書では単一の小さいプレート部材として示される。接合部品22は、実際には、各々がピン・グロメット型ファスナ20が挿入される接合孔46を協働して形成する孔を有する複数の部品又はプレートを含むことができる。さらに、接合部品22は、図示される平坦な平面形状又は小さいサイズに限定されるものではなく、事実上、あらゆる所望の形状又はサイズを含むことができる。
【0032】
「備える(comprise)」、「備えている(comprising)」、「含んでいる(including)」及び「有している(having)」という用語は、包括的なものであり、従って、記載される特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成部品の存在を特定するが、1つ又はそれ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成部品、及び/又はそれらの群の存在又は追加を排除するものではない。本明細書に説明される方法のステップ、プロセス、及び動作は、実行の順序が具体的に特定されていない限り、必ずしも、説明され又は示される特定の順序での実行を必要とすると解釈すべきではない。付加的な又は代替的なステップを用い得ることも理解すべきである。
【0033】
種々の要素、構成部品、領域、及び/又は区域を説明するために、第1、第2、第3等の用語を本明細書で用いることがあるが、これらの要素、構成部品、領域、及び/又は区域は、これらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素、構成部品、領域、層、又は区域と、別の領域、層、又は区域を区別するためだけに用いることができる。「第1」、「第2」及び他の数値用語などの用語は、文脈によって明白に示されない限り、順番又は順序を意味するものではない。従って、以下に説明される第1の要素、構成部品、範囲、層又は区域は、例示的な実施形態の教示を逸脱せずに、第2の要素、構成部品、範囲、層又は区域と呼ぶことができる。
【0034】
説明を容易にするために、例えば、図に示される別の要素又は特徴に対する或る要素又は特徴の関係を説明するために、「内側」、「外側」、「下」、「下方」、「下部」、「上方」、「上部」等といった空間的に相対的な用語を用いることがある。空間的に相対的な用語は、図に示される向きに加えて、使用中又は動作中の装置の異なる向きも含むように意図される場合がある。例えば、図の装置が逆にされた場合、他の要素又は特徴部の「下方」又は「下」にあるものとして説明された要素は、他の要素又は特徴部の「上方」に配向されることになる。従って、「下方」という例示的な用語は、上方及び下方の両方の向きを含むことがある。装置を別な方法で配向することもでき(90度回転させ、又は他の向きにする)、本明細書で用いられる空間的に相対的な記述は、その場に応じて解釈される。
【0035】
実施形態の上記の説明は、図示及び説明のために与えられている。これは、網羅的であること又は本開示を限定することを意図するものではない。具体的に示され又は説明されていない場合でも、特定の実施形態の個々の要素又は特徴は、一般に、その特定の実施形態に限定されるものではなく、適用可能な場合には、交換可能であり、選択される実施形態において用いることができる。特定の実施形態の個々の要素又は特徴はまた、様々な方法で変化し得る。こうした変形は、本開示からの逸脱とみなすべきではなく、全てのこうした変更は、本開示の範囲内に含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0036】
20、120:ピン・グロメット型ファスナ
22:接合部材(部品)又はパネル
24、124:グロメット
26:フランジ部分
28:中央孔(中央開口部)
29:管状部分
30、130:脚部部材
31:ピン
32:タブ
33:空間又はスロット
34:ヘッド
35:脚部の側部
36:シール部材
38、138:ロック部材又はバー、突起部、駆動突起部
42、147:突起部
44:凹部
46、146:接合孔
48:外面(ナックル)
49:アンダーカット部
50、52:カム面
54、64:接触面
56:ロック面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図9A
図10
図10A
図11
図12