【文献】
Santosh Abraham et al.,Short Beacon,doc.:IEEE 802.11-12/0129r3,2012年 5月14日
【文献】
Santosh Abraham et al.,Short Beacon,doc.:IEEE 802.11-12/0129r1,2012年 1月17日
【文献】
Jae Seung LEE et al.,Active Scanning for 11ah,IEEE 802.11-12/0869r0,2012年 7月13日,slides 1-15
【文献】
Short Beacon,doc.:IEEE 802.11-11/1503r0,2011年11月 7日,pp.1-10
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ショートビーコン適合性要素を備える前記メッセージは、フルビーコンおよびプローブ応答のうちの少なくとも1つであり、前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力フィールドと、ビーコン間隔フィールドと
を備える、請求項1に記載の方法。
ショートビーコン適合性要素を備える前記メッセージは、フルビーコンおよびプローブ応答のうちの少なくとも1つであり、前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力フィールドと、ビーコン間隔フィールドと
を備える、請求項5に記載の装置。
前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを受信することと、前記フルビーコン中の前記タイムスタンプフィールドよりも前記圧縮ビーコン中の前記タイムスタンプフィールドを優先させることと
をさらに備える、請求項9に記載の方法。
前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを受信するための手段と、前記フルビーコン中の前記タイムスタンプフィールドよりも前記圧縮ビーコン中の前記タイムスタンプフィールドを優先させるための手段とをさらに備える、
請求項12に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0036]添付の図面を参照しながら新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、教示開示は、多くの異なる形態で実施され得るものであり、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わされるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示する任意の態様が請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
【0018】
[0037]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのいくつかを例として、図および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
【0019】
[0038]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明する様々な態様は、WiFi(登録商標)、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリーの任意のメンバーなど、任意の通信規格に適用され得る。たとえば、本明細書で説明する様々な態様は、サブ1GHz帯域を使用するIEEE802.11ahプロトコルの一部として使用され得る。
【0020】
[0039]いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域中のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS:direct-sequence spread spectrum)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実装形態は、センサー、メータリング、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利には、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費し得、および/または比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
【0021】
[0040]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントが存在し得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働き、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWiFi(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
【0022】
[0041]アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、または何らかの他の用語を含むか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
【0023】
[0042]また、局「STA」は、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を含むか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを含み得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
【0024】
[0043]上記で説明したように、本明細書で説明するデバイスのいくつかは、たとえば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるにせよ、APとして使用されるにせよ、他のデバイスとして使用されるにせよ、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサーアプリケーションを与えるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、たとえばパーソナルヘルスケアのためにヘルスケアコンテキストにおいて使用され得る。それらのデバイスはまた、(たとえば、ホットスポットとともに使用する)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信を実装するために、監視のために使用され得る。
【0025】
[0044]
図1に、本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば802.11ah規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
【0026】
[0045]様々なプロセスおよび方法は、AP104とSTA106との間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
【0027】
[0046]AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への送信を可能にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への送信を可能にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。
【0028】
[0047]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。AP104は、AP104に関連し、また通信のためにAP104を使用するSTA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明するAP104の機能は、STA106のうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
【0029】
[0048]AP104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、システム100の他のノードにビーコン信号(または単に「ビーコン」)を送信し得、ビーコン信号は、他のノードSTA106がそれらのタイミングをAP104と同期させるのを助け得るか、あるいは他の情報または機能を与え得る。そのようなビーコンは周期的に送信され得る。一態様では、連続送信間の期間はスーパーフレームと呼ばれることがある。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたは間隔に分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はしないが、共通クロックを設定するためのタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、スーパーフレーム持続時間、送信方向情報、受信方向情報、ネイバーリスト、および/または拡張ネイバーリストなどの情報を含み得、それらのうちのいくつかについて以下でさらに詳細に説明する。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイスの間で両方共通の(たとえば、共有される)情報と、所与のデバイスに固有の情報とを含み得る。
【0030】
[0049]いくつかの態様では、STAは、APに通信を送るために、および/またはAPから通信を受信するために、APに関連することが必要であり得る。一態様では、関連するための情報が、APによってブロードキャストされるビーコン中に含まれる。そのようなビーコンを受信するために、STAは、たとえば、カバレージ領域にわたって広カバレージ探索を実行し得る。また、探索は、STAが、たとえば、灯台方式でカバレージ領域をスイープすることによって実行され得る。関連するための情報を受信した後に、STAは、関連付けプローブまたは要求などの基準信号をAPに送信し得る。いくつかの態様では、APは、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用し得る。
【0031】
[0050]
図2に、ワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104を含むか、またはSTA106のうちの1つを含み得る。
【0032】
[0051]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に与える。メモリ206の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ204は、一般に、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ206中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
【0033】
[0052]ワイヤレスデバイス202がAPとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、複数のビーコンタイプのうちの1つを選択し、そのビーコンタイプを有するビーコン信号を生成するように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、以下でさらに詳細に説明するように、ビーコン情報を含むビーコン信号を生成し、どんなタイプのビーコン情報を使用すべきかを判断するように構成され得る。
【0034】
[0053]ワイヤレスデバイス202がSTAとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、複数の異なるビーコンタイプのビーコン信号を処理するように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、以下でさらに説明するように、ビーコン信号中で使用されるビーコンのタイプを判断し、それに応じてビーコン信号のビーコンおよび/またはフィールドを処理するように構成され得る。
【0035】
[0054]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを含み得るか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
【0036】
[0055]処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに実行させる。
【0037】
[0056]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210および/または受信機212を含み得る、ハウジング208を含み得る。送信機210と受信機212とは組み合わされてトランシーバ214になり得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る(図示せず)。
【0038】
[0057]送信機210は、異なるビーコンタイプを有するビーコン信号をワイヤレス送信するように構成され得る。たとえば、送信機210は、上記で説明した、プロセッサ204によって生成された異なるタイプのビーコンとともにビーコン信号を送信するように構成され得る。
【0039】
[0058]受信機212は、異なるビーコンタイプを有するビーコン信号をワイヤレス受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機212は、以下でさらに詳細に説明するように、使用されたビーコンのタイプを検出し、それに応じてビーコン信号を処理するように構成される。
【0040】
[0059]ワイヤレスデバイス202は、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る、信号検出器218をも含み得る。信号検出器218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220をも含み得る。DSP220は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を含み得る。
【0041】
[0060]ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様ではユーザインターフェース222をさらに含み得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを含み得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
【0042】
[0061]ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様では電源230をさらに含み得る。電源230は、有線電源、バッテリー、キャパシタなどを含み得る。電源230は、様々なレベルの電力出力を与えるように構成され得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス202の他の構成要素は、1つまたは複数の異なる電力消費状態に入るように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、高電力モードまたは低電力モードで動作するように構成され得る。同様に、送信機219および受信機212は、動作不能状態、フル電力状態、およびその間の1つまたは複数の状態を含み得る、様々な電力状態で動作することが可能であり得る。詳細には、デバイス202は、全体で、送信の間に比較的低い電力状態に入り、1つまたは複数の判断された時間において比較的高い電力状態に入るように構成され得る。
【0043】
[0062]ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバスを含み得、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。ワイヤレスデバイス202の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるか、あるいは互いに入力を受け付けるかまたは与え得ることを当業者は諒解されよう。
【0044】
[0063]
図2には、いくつかの別個の構成要素が示されているが、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わされ得るかまたは共通に実装され得ることを当業者は認識されよう。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明した機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、
図2に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
【0045】
[0064]上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を含み得、ビーコン信号を含む通信を送信および/または受信するために使用され得る。参照しやすいように、ワイヤレスデバイス202がAPとして構成されるとき、以下でそれをワイヤレスデバイス202aと呼ぶ。同様に、ワイヤレスデバイス202がSTAとして構成されるとき、以下でそれをワイヤレスデバイス202sと呼ぶ。
【0046】
[0065]
図3に、通信のためにレガシーシステムにおいて使用されるビーコンフレーム300の一例を示す。図示のように、ビーコン300は、中央アクセス制御(MAC)ヘッダ302と、フレーム本体304と、フレーム制御シーケンス(FCS)306とを含む。図示のように、MACヘッダ302は24バイト長であり、フレーム本体304は可変長であり、FCS306は4バイト長である。
【0047】
[0066]MACヘッダ302は、ビーコンフレーム300のための基本的なルーティング情報を与えるように働く。図示の実施形態では、MACヘッダ302は、フレーム制御(FC)フィールド308と、持続時間フィールド310と、宛先アドレス(DA)フィールド312と、ソースアドレス(SA)フィールド314と、基本サービスセット識別情報(BSSID)フィールド316と、シーケンス制御フィールド318とを含む。図示のように、FCフィールド308は2バイト長であり、持続時間フィールド310は2バイト長であり、DAフィールド312は6バイト長であり、SAフィールド314は6バイト長であり、BSSIDフィールド316は6バイト長であり、シーケンス制御フィールド318は2バイト長である。
【0048】
[0067]フレーム本体304は、送信ノードに関する詳細な情報を与えるように働く。図示の実施形態では、フレーム本体304は、タイムスタンプフィールド320と、ビーコン間隔フィールド322と、能力情報フィールド324と、サービスセット識別子(SSID)フィールド326と、サポートレートフィールド328と、周波数ホッピング(FH)パラメータセット330と、直接シーケンスパラメータセット332と、競合なしパラメータセット334と、独立基本サービスセット(IBSS)パラメータセット336と、国情報フィールド338と、FHホッピングパラメータフィールド340と、FHパターンテーブル342と、電力制約フィールド344と、チャネル切替え告知フィールド346と、クワイエットフィールド348と、IBSS直接周波数選択(DFS:direct frequency selection)フィールド350と、送信電力制御(TPC:transmit power control)フィールド352と、実効放射電力(ERP:effective radiated power)情報フィールド354と、拡張サポートレートフィールド356と、ロバストセキュリティネットワーク(RSN)フィールド358とを含む。
【0049】
[0068]
図3に示すように、タイムスタンプフィールド320は8バイト長であり、ビーコン間隔フィールド322は2バイト長であり、能力情報フィールド324は2バイト長であり、サービスセット識別子(SSID)フィールド326は可変長であり、サポートレートフィールド328は可変長であり、周波数ホッピング(FH)パラメータセット330は7バイト長であり、直接シーケンスパラメータセット332は2バイト長であり、競合なしパラメータセット334は8バイト長であり、独立基本サービスセット(IBSS)パラメータセット336は4バイト長であり、国情報フィールド338は可変長であり、FHホッピングパラメータフィールド340は4バイト長であり、FHパターンテーブル342は可変長であり、電力制約フィールド344は3バイト長であり、チャネル切替え告知フィールド346は6バイト長であり、クワイエットフィールド348は8バイト長であり、IBSS直接周波数選択(DFS)フィールド350は可変長であり、送信電力制御(TPC)フィールド352は4バイト長であり、実効放射電力(ERP)情報フィールド354は3バイト長であり、拡張サポートレートフィールド356は可変長であり、ロバストセキュリティネットワーク(RSN)フィールド358は可変長である。
【0050】
[0069]
図3をさらに参照すると、ビーコンフレーム300は可変長であるが、常に少なくとも89バイト長である。様々な無線環境では、ビーコンメッセージ300中に含まれている情報の多くがまれに使用されるか、またはまったく使用されないことがある。したがって、低電力無線環境では、電力消費を低減するために、ビーコンフレーム300の長さを低減することが望ましいことがある。その上、いくつかの無線環境では、低いデータレートを使用する。たとえば、802.11ah規格を実装するアクセスポイントは、比較的遅いデータ送信レートにより、ビーコンフレーム300を送信するのに比較的長い時間を要することがある。したがって、ビーコンフレーム300を送信するのにかかる時間を短縮するために、ビーコンフレーム300の長さを低減することが望ましいことがある。
【0051】
[0070]ビーコンフレーム300が短縮または圧縮され得るいくつかの手法がある。一実施形態では、ビーコンフレーム300の1つまたは複数のフィールドが省略され得る。別の実施形態では、たとえば、異なる符号化方式を使用することによって、またはより低い情報コンテンツを受け入れることによって、ビーコンフレーム300の1つまたは複数のフィールドのサイズが低減され得る。一実施形態では、ワイヤレスシステムは、STAが、ビーコンから省略された情報についてAPに問い合わせることを可能にすることができる。たとえば、STAは、プローブ要求を介して、ビーコンから省略された情報を要求することができる。一実施形態では、フルビーコンが、周期的に、または動的に選択された時間に送られ得る。
【0052】
[0071]
図4に、例示的な低オーバーヘッドビーコンフレーム400を示す。図示の実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム400は、フレーム制御(FC)フィールド410と、ソースアドレス(SA)フィールド420と、タイムスタンプ430と、変化シーケンスフィールド440と、次のフルビーコン時間インジケーション(NFBTI:next full beacon time indication)450と、圧縮SSIDフィールド460と、アクセスネットワークオプションフィールド470と、オプションのIEフィールド480と、巡回冗長検査(CRC:cyclic redundancy check)フィールド490とを含む。図示のように、フレーム制御(FC)フィールド410は2バイト長であり、ソースアドレス(SA)フィールド420は6バイト長であり、タイムスタンプ430は4バイト長であり、変化シーケンスフィールド440は1バイト長であり、次のフルビーコンフィールド450までの持続時間は3バイト長であり、圧縮SSIDフィールド460は4バイト長であり、アクセスネットワークオプションフィールド470は1バイト長であり、巡回冗長検査(CRC)フィールド490は4バイト長である。
【0053】
[0072]様々な実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム400は、
図4に示された1つまたは複数のフィールドを省略し、および/または、本明細書で説明するフィールドのいずれをも含む、
図4に示されていない1つまたは複数のフィールドを含むことができる。詳細には、様々な実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450と、圧縮SSIDフィールド460と、アクセスネットワークオプションフィールド470とのうちの1つまたは複数が、フレーム制御フィールド410中の1つまたは複数のフラグに従って省略され得る。低オーバーヘッドビーコンフレーム400中のフィールドは、異なる適切な長さであり得、異なる順序であり得ることを、当業者は諒解されよう。
【0054】
[0073]ビーコンフレーム400がブロードキャストされ得るので、
図3に関して上記で説明した宛先アドレス(DA)フィールド312は、低オーバーヘッドビーコンフレーム400から省略され得る。したがって、特定の宛先アドレスを識別する必要はないことがある。同様に、BSSIDフィールド316は省略され得る。一実施形態では、SAフィールド420はBSSIDを含むことができる。持続時間フィールド310も省略され得る。一実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム400を送った後にネット割振りベクトル(NAV:net allocation vector)が望まれる場合、NAVは、ビーコンフレーム400が送られた後にショートフレーム間スペース(SIFS:short interframe space)を使用してシグナリングされ得る。さらに、シーケンス制御はビーコンにおいて不要であり得るので、シーケンス制御フィールド318は、低オーバーヘッドビーコンフレーム400から省略され得る。
【0055】
[0074]図示の実施形態では、フレーム制御(FC)フィールド410は、2ビットのバージョンフィールド411と、2ビットのタイプフィールド412と、4ビットのサブタイプフィールド413と、1ビットの次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414と、1ビットのSSID存在フラグ415と、1ビットのインターネットワーキング存在フラグ416と、3ビットの帯域幅(BW)フィールド417と、1ビットのセキュリティフラグ418と、1つの予約済み(RSVD)ビット419とを含む。様々な実施形態では、FCフィールド410は、
図4に示された1つまたは複数のフィールドを省略し、および/または、本明細書で説明するフィールドのいずれをも含む、
図4に示されていない1つまたは複数のフィールドを含むことができる。ビーコンFCフィールド410の中のフィールドは、異なる適切な長さであり得、異なる順序であり得ることを、当業者は諒解されよう。
【0056】
[0075]一実施形態では、フレーム制御(FC)フィールド410は、ビーコンフレーム400が、「ショートビーコン」とも呼ばれる低オーバーヘッドビーコン(LOB)であることを示すフラグを含んでいる。一実施形態では、FCフィールド410は、タイプフィールド412を(ビーコンフレームを示すことができる)「11」に設定し、サブタイプフィールド413を(ビーコンが圧縮、低オーバーヘッドであり、および/または「ショート」ことを示すことができる)「0001」に設定することによって、ビーコンフレーム400がショートビーコンであることを示すことができる。STAがビーコンフレーム400を受信すると、STAは、ビーコンフレーム400がショートビーコンであることを示すフラグを含んでいるFCフィールド410を復号することができる。したがって、STAは、本明細書で説明するフォーマットに従ってビーコンフレーム400を復号することができる。
【0057】
[0076]
図4に示された次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414は、1ビットを含む。いくつかの実装形態では、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414は、2ビット以上を含み得る。いくつかの実装形態では、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414は、構成可能な数のビットを含み得る。たとえば、次のフルビーコン時間存在インジケーションフィールド414の長さは、サービスセット、デバイスタイプ、またはメモリに記憶された値など、デバイス固有の特性に関連し得る。
【0058】
[0077]次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414中に含まれる値は、次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450が低オーバーヘッドビーコンフレーム400中に含まれることを識別するために使用され得る。したがって、AP104(
図1)などの送信デバイスが次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を送信するように構成され、送信されるフレーム中に次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含むとき、送信デバイスは次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414に値を設定し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含む次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414は、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414の値を「1」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含むことを示し得る。逆に、送信デバイスは、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414の値を「0」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含まないことを示すように構成され得る。
【0059】
[0078]いくつかの実装形態では、次のフルビーコン時間インジケーションフィールドの「プレゼンス」はまた、次のフルビーコン時間インジケーションフィールド中に含まれる値が動作値であるかどうかを含み得る。たとえば、いくつかの実装形態では、送信デバイスが、各信号に対して次のフルビーコン時間インジケーション値を生成するように構成されない場合、送信デバイスは、そのフィールドに対する値を任意の値(たとえば、ランダム、一定、ヌル)に設定し得る。したがって、「不在」のインジケーションが与えられるようにプレゼンス値を設定することは、いくつかの実装形態では、フィールドがフレーム中に含まれるが、フィールド中に含まれている値が非動作値(たとえば、任意)であることを意味し得る。
【0060】
[0079]STA106(
図1)などの受信デバイスは、フレーム制御フィールド410を処理して、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414中に含まれる値を識別することによって、受信されたフレームが次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含むかどうかを判断し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含む次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414は、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414の値を「1」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含むことを示し得る。逆に、次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414の値は、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含まないことを示すために、「0」に設定され得る。いくつかの実装形態では、受信デバイスは、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含むかどうかに基づいて、低オーバーヘッドビーコンフレーム400の処理を変更し得る。たとえば、受信デバイスが、フレーム制御フィールド410中に含まれる次のフルビーコン時間インジケーション存在フラグ414の処理を介して、フレームが次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450を含むかどうかを識別した場合、適切な信号プロセッサは、次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450をもつまたはもたないフレームを処理するように構成され得る。これは、受信デバイスが、必ずしも最初にフレーム全体を処理することなしにフレームの特性(たとえば、次のフルビーコン時間インジケーションのプレゼンス)を識別し得るので、フレームの処理を改善することができる。
【0061】
[0080]
図4に示されたSSID存在フラグ415は1ビットを含む。いくつかの実装形態では、SSID存在フラグ415は2ビット以上を含み得る。いくつかの実装形態では、SSID存在フラグ415は、構成可能な数のビットを含み得る。たとえば、SSID存在フラグ415の長さは、サービスセット、デバイスタイプ、またはメモリに記憶された値など、デバイス固有の特性に関連し得る。
【0062】
[0081]SSID存在フラグ415中に含まれる値は、圧縮SSIDフィールド460が低オーバーヘッドビーコンフレーム400中に含まれることを識別するために使用され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、SSIDは隠されるか、または覆われ得る。したがって、AP104(
図1)などの送信デバイスが圧縮SSIDフィールド460を送信するように構成され、送信されるフレーム中に圧縮SSIDフィールド460を含むとき、送信デバイスはSSID存在フラグ415に値を設定し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含むSSID存在フラグ415は、SSID存在フラグ415の値を「1」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が圧縮SSIDフィールド460を含むことを示し得る。逆に、送信デバイスは、SSID存在フラグ415の値を「0」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が圧縮SSIDフィールド460を含まないことを示すように構成され得る。
【0063】
[0082]いくつかの実装形態では、圧縮SSIDフィールドの「プレゼンス」はまた、圧縮SSIDフィールド中に含まれる値が動作値であるかどうかを含み得る。たとえば、いくつかの実装形態では、送信デバイスが、各信号に対して圧縮SSIDフィールドの値を生成するように構成されない場合、送信デバイスは、そのフィールドに対する値を任意の値(たとえば、ランダム、一定、ヌル)に設定し得る。したがって、「不在」のインジケーションが与えられるようにプレゼンス値を設定することは、いくつかの実装形態では、フィールドがフレーム中に含まれるが、フィールド中に含まれている値が非動作値(たとえば、任意)であることを意味し得る。
【0064】
[0083]STA106(
図1)などの受信デバイスは、フレーム制御フィールド410を処理して、SSID存在フラグ415中に含まれる値を識別することによって、受信されたフレームが圧縮SSIDフィールド460を含むかどうかを判断し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含むSSID存在フラグ415は、SSID存在フラグ415の値を「1」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が圧縮SSIDフィールド460を含むことを示し得る。逆に、SSID存在フラグ415の値は、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が圧縮SSIDフィールド460を含まないことを示すために、「0」に設定され得る。いくつかの実装形態では、受信デバイスは、低オーバーヘッドビーコンフレーム400が圧縮SSIDフィールド460を含むかどうかに基づいて、低オーバーヘッドビーコンフレーム400の処理を変更し得る。たとえば、受信デバイスが、フレーム制御フィールド410中に含まれるSSID存在フラグ415の処理を介して、フレームが圧縮SSIDフィールド460を含むかどうかを識別した場合、適切な信号プロセッサは、圧縮SSIDフィールド460をもつまたはもたないフレームを処理するように構成され得る。これは、受信デバイスが、必ずしも最初にフレーム全体を処理することなしにフレームの特性(たとえば、圧縮SSIDフィールドのプレゼンス)を識別し得るので、フレームの処理を改善することができる。
【0065】
[0084]一実施形態では、APは、圧縮SSIDフィールド460を、SSIDが隠されていることを示す予約された値に設定することができる。たとえば、SSIDが隠されている場合、圧縮SSIDフィールド460は、すべて0、すべて1などの値を有することができる。SSIDハッシュ関数を使用して計算されるときにSSIDが予約の値にハッシュされる場合、ハッシュされたSSIDは、別の値(たとえば、一定値)に再マッピングされるか、または代替ハッシング関数を使用して代替値に再マッピングされ得る。別の実施形態では、FCフィールド410は、SSIDが隠されているというインジケーションを含むことができる。
【0066】
[0085]
図4に示されたインターネットワーキング存在フラグ416は1ビットを含む。いくつかの実装形態では、インターネットワーキング存在フラグ416は2ビット以上を含み得る。いくつかの実装形態では、インターネットワーキング存在フラグ416は、構成可能な数のビットを含み得る。たとえば、次のフルビーコン時間存在インジケーションフィールド414の長さは、サービスセット、デバイスタイプ、またはメモリに記憶された値など、デバイス固有の特性に関連し得る。
【0067】
[0086]インターネットワーキング存在フラグ416中に含まれる値は、アクセスネットワークオプションフィールド470が低オーバーヘッドビーコンフレーム400中に含まれることを識別するために使用され得る。したがって、AP104(
図1)などの送信デバイスがアクセスネットワークオプションフィールド470を送信するように構成され、送信されるフレーム中にアクセスネットワークオプションフィールド470を含むとき、送信デバイスはインターネットワーキング存在フラグ416に値を設定し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含むインターネットワーキング存在フラグ416は、インターネットワーキング存在フラグ416の値を「1」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400がアクセスネットワークオプションフィールド470を含むことを示し得る。逆に、送信デバイスは、インターネットワーキング存在フラグ416の値を「0」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400がアクセスネットワークオプションフィールド470を含まないことを示すように構成され得る。
【0068】
[0087]いくつかの実装形態では、アクセスネットワークオプションフィールドの「プレゼンス」はまた、アクセスネットワークオプションフィールド中に含まれる値が動作値であるかどうかを含み得る。たとえば、いくつかの実装形態では、送信デバイスが、各信号に対してアクセスネットワークオプションの値を生成するように構成されない場合、送信デバイスは、そのフィールドに対する値を任意の値(たとえば、ランダム、一定、ヌル)に設定し得る。したがって、「不在」のインジケーションが与えられるようにプレゼンス値を設定することは、いくつかの実装形態では、フィールドがフレーム中に含まれるが、フィールド中に含まれている値が非動作値(たとえば、任意)であることを意味し得る。
【0069】
[0088]STA106(
図1)などの受信デバイスは、フレーム制御フィールド410を処理して、インターネットワーキング存在フラグ416中に含まれる値を識別することによって、受信されたフレームがアクセスネットワークオプションフィールド470を含むかどうかを判断し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含むインターネットワーキング存在フラグ416は、インターネットワーキング存在フラグ416の値を「1」に設定して、低オーバーヘッドビーコンフレーム400がアクセスネットワークオプションフィールド470を含むことを示し得る。逆に、インターネットワーキング存在フラグ416の値は、低オーバーヘッドビーコンフレーム400がアクセスネットワークオプションフィールド470を含まないことを示すために、「0」に設定され得る。いくつかの実装形態では、受信デバイスは、低オーバーヘッドビーコンフレーム400がアクセスネットワークオプションフィールド470を含むかどうかに基づいて、低オーバーヘッドビーコンフレーム400の処理を変更し得る。たとえば、受信デバイスが、フレーム制御フィールド410中に含まれるインターネットワーキング存在フラグ416の処理を介して、フレームがアクセスネットワークオプションフィールド470を含むかどうかを識別した場合、適切な信号プロセッサは、アクセスネットワークオプションフィールド470をもつまたはもたないフレームを処理するように構成され得る。これは、受信デバイスが、必ずしも最初にフレーム全体を処理することなしにフレームの特性(たとえば、アクセスネットワークオプションのプレゼンス)を識別し得るので、フレームの処理を改善することができる。
【0070】
[0089]一実施形態では、帯域幅フィールド417はAP104(
図1)の帯域幅を示すように働く。一実施形態では、帯域幅フィールド417は、2MHzに帯域幅フィールド417のバイナリ値を乗じた帯域幅を示すことができる。たとえば、「0001」の値は2MHz BSSを示すことができ、「0002」の値は4MHz BSSを示すことができる。一実施形態では、「0000」の値は1MHz BSSを示すことができる。様々な実施形態では、他の乗算器および/または符号化が使用され得る。
【0071】
[0090]
図4に示されたセキュリティフラグ418は1ビットを含む。いくつかの実装形態では、セキュリティフラグ418は2ビット以上を含み得る。いくつかの実装形態では、セキュリティフラグ418は、構成可能な数のビットを含み得る。たとえば、セキュリティフラグ418の長さは、サービスセット、デバイスタイプ、またはメモリに記憶された値など、デバイス固有の特性に関連し得る。
【0072】
[0091]一実施形態では、セキュリティフラグ418中に含まれる値は、データ暗号化がAP104(
図1)によって使用されるかどうかを示すように働くことができる。一実施形態では、ロバストセキュリティネットワーク(RSN)の詳細が、プローブ応答から取得され得る。したがって、AP104(
図1)などの送信デバイスは、送信デバイスがデータ暗号化を使用するように構成されるとき、セキュリティフラグ418に値を設定し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含むセキュリティフラグ418は、セキュリティフラグ418の値を「1」に設定して、送信デバイスがデータ暗号化を使用するように構成されることを示し得る。逆に、送信デバイスは、セキュリティフラグ418の値を「0」に設定して、送信デバイスがデータ暗号化を使用するように構成されないことを示すように構成され得る。
【0073】
[0092]STA106(
図1)などの受信デバイスは、フレーム制御フィールド410を処理して、セキュリティフラグ418中に含まれる値を識別することによって、送信デバイスがデータ暗号化を使用するように構成されるかどうかを判断し得る。たとえば、
図4に示された実装形態では、1ビットを含むセキュリティフラグ418は、セキュリティフラグ418の値を「1」に設定して、送信デバイスがデータ暗号化を使用するように構成されることを示し得る。逆に、セキュリティフラグ418の値は、送信デバイスがデータの暗号化を使用するように構成されないことを示すために、「0」に設定され得る。いくつかの実装形態では、受信デバイスは、送信デバイスがデータの暗号化を使用するように構成されるかどうかに基づいて、低オーバーヘッドビーコンフレーム400および/または他のフレームの処理を変更し得る。たとえば、受信デバイスが、フレーム制御フィールド410中に含まれるセキュリティフラグ418の処理を介して、送信デバイスがデータ暗号化を使用するように構成されるかどうかを識別した場合、適切な信号プロセッサは、暗号化をもつまたはもたないフレームを処理するように構成され得る。
【0074】
[0093]
図4の図示の実施形態では、タイムスタンプフィールド430は、
図3に関して上記で説明したタイムスタンプフィールド320よりも短い。詳細には、タイムスタンプフィールド430はわずか4バイト長であるが、タイムスタンプフィールド320は8バイト長である。タイムスタンプフィールド430は、タイムスタンプフィールド320など、「フル」タイムスタンプの1つまたは複数の最下位ビットを含むことができる。たとえば、タイムスタンプフィールド430はタイムスタンプフィールド320の4つの最下位バイトを含むことができる。
【0075】
[0094]一実施形態では、低オーバーヘッドビーコン400を受信するSTAは、プローブ要求を介して送信APから完全8バイトのタイムスタンプを取り出すことができる。一実施形態では、タイムスタンプフィールド430の長さは、タイムスタンプフィールド430が7分ごとに1回よりも多くオーバーフローしないように選択され得る。従来のシステムでは、タイムスタンプフィールド320の値はナノ秒の数として解釈される。一実施形態では、タイムスタンプフィールド430の値はOFDMシンボル期間の数として解釈され得る。したがって、OFDMシンボル期間が1ナノ秒よりも長い実施形態では、タイムスタンプフィールド430はすぐにはオーバーフローしないことがある。
【0076】
[0095]一実施形態では、タイムスタンプフィールド430は、ワイヤレス通信システム100におけるデバイス104とデバイス106との間のタイミング同期機能(TSF:timing synchronization function)を可能にすることができる。AP104が1MHzでタイムスタンプフィールド430を更新する実施形態では、4バイトのタイムスタンプフィールド430は約72分ごとにオーバーフローする。デバイスクロックが約±20ppmで進む実施形態では、30分だけ進むのに約1.4年かかることになる。したがって、デバイス106は、1日に1回だけビーコン400を確認すれば、AP104との時間同期を維持することができる。
【0077】
[0096]
図4の図示の実施形態では、変化シーケンスフィールド440は、ネットワーク情報の変化を示すシーケンス番号を与えるように働くことができる。図示の実施形態では、変化シーケンスフィールド440は、AP104に対する変化を追跡し続けるように働く。一実施形態では、AP104は、AP104の1つまたは複数のパラメータが変化したとき、変化シーケンスフィールド440を増分し得る。たとえば、APは、SSIDが変化したとき、フルビーコンを送信し得る。一実施形態では、AP104の構成が変化した場合、AP104は、変化シーケンスフィールド440を減分するか、変化シーケンスフィールド440を乱数または擬似乱数に変更するか、あるいは変化シーケンスフィールド440を調整し得る。様々な実施形態では、変化シーケンスフィールド440は、ビーコンインデックスまたはビーコン番号と呼ばれることがある。
【0078】
[0097]STA106は、変化シーケンスフィールド440の変化を検出するように構成され得る。STA106が変化シーケンスフィールド440の変化を検出したとき、STA106はフルビーコンの送信を待機し得る。STA106は、スリープモードまたは低電力モードへの移行を遅らせながら、AP104がフルビーコンを送信するのを待機し得る。別の実施形態では、STA106が変化シーケンスフィールド440の変化を検出したとき、STA106はプローブ要求フレームをAP104に送り得る。AP104は、プローブ要求フレームに応答して、STA106に更新された構成情報を送り得る。
【0079】
[0098]さらに
図4を参照すると、次のフルビーコン時間インジケーション450は、AP104がビーコン300などのフルビーコンを送信する次の時間を示すように働くことができる。したがって、一実施形態では、STA106は、プローブ要求送信を回避し得、フルビーコンを待機しながらスリープすることができる。様々な実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450は、フルビーコンが続くことを示すフラグと、AP104がフルビーコンを送信する絶対時間と、AP104がフルビーコンを送信するまでの持続時間とのうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0080】
[0099]図示の実施形態では、次のフルビーコンインジケーション450は次のフルビーコン時間インジケータを含むことができる。一実施形態では、STAは、持続時間である次のフルビーコン時間インジケータを使用して、起動し、フルビーコンを受信する時間を判断し、それによって電力を節約することができる。図示の実施形態では、次のフルビーコン時間インジケータは、次のターゲットビーコン送信時間(TBTT:target beacon transmit time)タイムスタンプの4つの最下位バイトのうちの3つの最上位バイトを含む。言い換えれば、次のフルビーコン時間インジケーション450は、(リトルエンディアンの表記法で)バイト0が省略された状態で、次のTBTTタイムスタンプのバイト1から4を含むことができる。一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450は、46μs単位の分解能を有することができる。一実施形態では、AP104は、次のTBTTをソフトウェアで計算し、その値をフレームに記憶することができる。様々な実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450は他の方式で符号化され得る。
【0081】
[00100]一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450はフルビーコンフォローズフラグを含むことができる。フルビーコンフォローズフラグは1ビットを含むことができる。いくつかの実装形態では、フルビーコンフォローズフラグは2ビット以上を含み得る。いくつかの実装形態では、フルビーコンフォローズフラグは、構成可能な数のビットを含み得る。たとえば、セキュリティフラグ418の長さは、サービスセット、デバイスタイプ、またはメモリに記憶された値など、デバイス固有の特性に関連し得る。フルビーコンフォローズフラグは、低オーバーヘッドビーコン400を送信した後に、
図3に関して上記で説明したビーコンフレーム300など、従来のビーコンをAP104が送信することを示すように働くことができる。一実施形態では、AP104の構成が変わると、AP104はフルビーコンを送信する。たとえば、AP104は、SSIDが変化したとき、フルビーコンを送信し得る。
【0082】
[00101]一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450は次のフルビーコンまでの持続時間を含むことができる。次のフルビーコンまでの持続時間は、次のフルビーコンまでの時間単位(TU)の数を示すように働くことができる。一実施形態では、時間単位は1024μsであり得る。一実施形態では、次のフルビーコンまでの持続時間は、次のフルビーコンまでの時間単位の数を1TUの精度の範囲内まで示すことができる。一実施形態では、STAは、次のフルビーコンまでの持続時間を使用して、起動し、フルビーコンを受信する時間を判断し、それによって電力を節約することができる。一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーション450中のプリセット値(ヌル値など)は、次のフルビーコン機能までの持続時間がサポートされないこと、またはその持続時間が判断されていないことを示すことができる。たとえば、すべて0の値、すべて1の値、および/または任意の他の所定の値は、APが次のフルビーコンまでの持続時間の提供をサポートしないこと、または持続時間が判断されていないことを示すことができる。様々な実施形態では、次のフルビーコンまでの持続時間は他の様式で符号化され得る。
【0083】
[00102]
図4の図示の実施形態では、圧縮SSIDフィールド460は、
図3に関して上記で説明したSSIDフィールド344と同様の目的を果たすことができる。詳細には、圧縮SSIDフィールド460はワイヤレスネットワークを識別することができる。SSIDフィールド344は可変長英数字列を含むが、圧縮SSIDフィールド460はより短くなり得る。たとえば、圧縮SSIDフィールド460は4バイトのみを含むことができる。一実施形態では、圧縮SSIDフィールド460は、たとえば、
図4に関して上記で説明したSSIDハッシュフィールド430など、アクセスポイントのSSIDハッシュである。一実施形態では、圧縮SSIDフィールド460は、AP104に関連するSSIDの一部またはすべてに対して計算されるCRCであり得る。たとえば、圧縮SSIDフィールド460は、CRCチェックサム490を計算するために使用されるのと同じ生成多項式を使用することができる。
【0084】
[00103]一実施形態では、STAは、プローブ要求を介して低オーバーヘッドビーコンフレーム400を送信するAPにフルSSIDを要求することができる。別の実施形態では、特定のSSIDを探索するSTAは、所望のSSIDをハッシュして、その結果を圧縮SSIDフィールド460と比較することによって、APが所望のSSIDと一致するかどうかを判断することができる。一実施形態では、圧縮SSIDフィールド460の長さは、2つの異なるネットワークSSIDが同じ値にハッシュされる可能性が0.5%未満であるように選択され得る。
【0085】
[00104]さらに
図4を参照すると、アクセスネットワークオプションフィールド470は、AP104によって提供されるアクセスサービスを含むことができる。たとえば、アクセスネットワークオプションフィールド470は、4ビットのアクセスネットワークタイプフィールと、1ビットのインターネットフラグと、1ビットのアクセスのために必要な追加のステップ(ASRA:additional step required for access)フラグと、1ビットの緊急サービス到達可能(ESR:emergency services reachable)フラグと、1ビットの非認証緊急サービスアクセス可能(UESA:unauthenticated emergency service accessible)フラグとを含むことができる。アクセスネットワークオプションフィールド470は、STAが、頻繁に送信される圧縮ビーコン400に基づいて、フルビーコン300を追跡するかまたはAPからの応答をプローブするための時間および/または電力を浪費することなく、すべての走査チャネル中の不要なAPを迅速に除外するのを助けることができる。
【0086】
[00105]さらに
図4を参照すると、オプションのIEフィールド480は、本明細書で説明するように、追加の情報要素を含むことができる。一実施形態では、オプションのIEフィールド480は、フルTIMまたはTIMフォローズインジケータを含む。別の実施形態では、オプションのIEフィールド480は追加のビーコン情報を含む。
【0087】
[00106]さらに
図4を参照すると、CRCフィールド490は、
図3に関して上記で説明したFCSフィールド306と同様の目的を果たすことができる。詳細には、CRCフィールド490は、受信STAが、受信されたビーコンの送信エラーを識別することを可能にすることができる。CRCフィールド490は4バイト長として示されるが、様々な実施形態では、CRCフィールド490は異なる長さであり得る。一実施形態では、たとえば、CRCフィールド490は2バイト長である。別の実施形態では、CRCフィールド490は1バイト長である。CRCフィールド490は別のタイプの検査符号であり得る。一実施形態では、CRCフィールド490はメッセージ完全性検査(MIC:message integrity check)である。
【0088】
[00107]一実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム400は「SSIDショートビーコン」と呼ばれることがある。SSIDショートビーコン400は、(たとえば、
図1に示されたAP104によって)少なくとも1つの非関連STA106にブロードキャストされ得る。SSIDショートビーコン400は、SSID(または圧縮SSID430)を、ネットワークを探索している可能性のある関連STA106に通知するように働くことができる。一実施形態では、AP104は、SSIDショートビーコン400をSSIDショートビーコン間隔で送信する。SSIDショートビーコン間隔は、フルビーコンのビーコン間隔フィールド(たとえば、
図3に関して上記で説明したビーコン間隔フィールド322などの「フルビーコン間隔」)の倍数であり得る。たとえば、SSIDショートビーコン間隔は、フルビーコン間隔の1倍、フルビーコン間隔の2倍、フルビーコン間隔の3倍などであり得る。
【0089】
[00108]一実施形態では、フレーム制御(FC)フィールド410は、ビーコンフレーム400が、「ショートビーコン」、より詳細には「SSIDショートビーコン」とも呼ばれる、低オーバーヘッドビーコン(LOB)であることを示すフラグを含んでいる。一実施形態では、FCフィールド410は、(FCフィールド410のビットB3:B2であり得る)「タイプ値」を(ビーコンフレームを示すことができる)「11」に設定することによって、および(FCフィールド410のビットB7:B4であり得る)「サブタイプ値」を(ビーコンが圧縮、低オーバーヘッド、「ショート」であり、および/または非関連STAにターゲットにされることを示すことができる)「0001」に設定することによって、ビーコンフレーム400がSSIDショートビーコンであることを示すことができる。STAがビーコンフレーム400を受信すると、STAは、ビーコンフレーム400がSSIDショートビーコンであることを示すフラグを含んでいるFCフィールド410を復号することができる。したがって、STAは、本明細書で説明するフォーマットに従ってビーコンフレーム400を復号することができる。上記で説明したように、SSIDショートビーコンを受信するSTAは、SSIDショートビーコンを送信するAPに関連しないことがある。
【0090】
[00109]一実施形態では、アクセスポイントは、ビーコン内でビットマップ(すなわち、TIM)を周期的に送って、電力節約モードを使用するどの局が、アクセスポイントのバッファ中で待機しているデータフレームを有するかを識別し得る。TIMは、アクセスポイントが関連付けプロセス中に割り当てる関連付けID(AID:association ID)によって局を識別する。しかしながら、様々な低トラフィックネットワーク環境および/または低電力ネットワーク環境では、TIMを周期的に送るのは望ましくないことがある。たとえば、電子値札用途では、電子価格表示は1時間に1回のみ更新し得る。したがって、(従来は1時間に1回よりもはるかに短い)TIM間隔ごとにTIMを送ることは無駄であり得る。しかしながら、TIMがTIM間隔ごとに送られない実施形態では、TIM間隔は、更新が発生したとき、TIMが迅速に通信され得るように優先的に小さい。
【0091】
[00110]
図5に、別の例示的な低オーバーヘッドビーコンフレーム500を示す。図示の実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム500は、フレーム制御(FC)フィールド510と、ソースアドレス(SA)フィールド520と、タイムスタンプ540と、変化シーケンスフィールド550と、トラフィックインジケーションマップ(TIM:traffic indication map)情報要素(IE)566と、巡回冗長検査(CRC)フィールド580とを含む。図示のように、フレーム制御(FC)フィールド510は2バイト長であり、ソースアドレス(SA)フィールド520は6バイト長であり、タイムスタンプ540は4バイト長であり、変化シーケンスフィールド550は1バイト長であり、TIM IEフィールド566は可変長であり、巡回冗長検査(CRC)フィールド580は4バイト長である。様々な実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム500は、
図5に示された1つまたは複数のフィールドを省略し、および/または、本明細書で説明するフィールドのいずれをも含む、
図5示されていない1つまたは複数のフィールドを含むことができる。低オーバーヘッドビーコンフレーム500の中のフィールドは、異なる適切な長さであり得、異なる順序であり得ることを、当業者は諒解されよう。
【0092】
[00111]一実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム500は「TIMショートビーコン」と呼ばれることがある。TIMショートビーコン500は、(たとえば、
図1に示されたAP104によって)少なくとも1つの関連STA106にブロードキャストされ得る。TIMショートビーコン500は、STAが同期を維持するためのタイムスタンプ、および/またはネットワーク情報が変化したことを示すための変化シーケンスを与えるように働くことができる。一実施形態では、AP104は、TIMショートビーコン500をTIMショートビーコン間隔で送信する。TIMショートビーコン間隔は、フルビーコンのビーコン間隔フィールド(たとえば、
図3に関して上記で説明したビーコン間隔フィールド322などの「フルビーコン間隔」)の倍数であり得る。たとえば、TIMショートビーコン間隔は、フルビーコン間隔の1倍、フルビーコン間隔の2倍、フルビーコン間隔の3倍などであり得る。
【0093】
[00112]一実施形態では、TIMショートビーコン間隔は、
図4に関して上記で説明したSSIDショートビーコン間隔と異なり得る。一実施形態では、AP104は、それぞれSIDショートビーコン間隔、TIMショートビーコン間隔、およびフルビーコン間隔に従って、SSIDショートビーコン400、TIMショートビーコン500、およびフルビーコンのうちの1つまたは複数をターゲットビーコン送信時間(TBTT)において送信するように構成され得る。一実施形態では、AP104がSSIDショートビーコン400とTIMショートビーコン500の両方を送信する場合、AP104は、TIMショートビーコン500をまず送信し、続いてSIFS時間内にSSIDショートビーコン400を送信する。
【0094】
[00113]ビーコンフレーム500がブロードキャストされ得るので、
図3に関して上記で説明した宛先アドレス(DA)フィールド312は、低オーバーヘッドビーコンフレーム500から省略され得る。したがって、特定の宛先アドレスを識別する必要はないことがある。同様に、BSSIDフィールド316は省略され得る。持続時間フィールド310も省略され得る。一実施形態では、低オーバーヘッドビーコンフレーム500を送った後にネット割振りベクトル(NAV)が望まれる場合、NAVは、ビーコンフレーム500が送られた後にショートフレーム間スペース(SIFS)を使用してシグナリングされ得る。さらに、シーケンス制御はビーコンにおいて不要であり得るので、シーケンス制御フィールド318は、低オーバーヘッドビーコンフレーム500から省略され得る。
【0095】
[00114]一実施形態では、フレーム制御(FC)フィールド510は、ビーコンフレーム500が、「ショートビーコン」、より詳細には「TIMショートビーコン」とも呼ばれる、低オーバーヘッドビーコン(LOB)であることを示すフラグを含んでいる。一実施形態では、FCフィールド510は、(FCフィールド510のビットB3:B2であり得る)「タイプ値」を(ビーコンフレームを示すことができる)「11」に設定することによって、および(FCフィールド510のビットB7:B4であり得る)「サブタイプ値」を(ビーコンが圧縮、低オーバーヘッド、「ショート」であり、および/または関連STAにターゲットにされることを示すことができる)「0010」に設定することによって、ビーコンフレーム500がTIMショートビーコンであることを示すことができる。STAがビーコンフレーム500を受信すると、STAは、ビーコンフレーム500がTIMショートビーコンであることを示すフラグを含んでいるFCフィールド510を復号することができる。したがって、STAは、本明細書で説明するフォーマットに従ってビーコンフレーム500を復号することができる。上記で説明したように、TIMショートビーコンを受信するSTAは、TIMショートビーコンを送信するAPに関連し得る。
【0096】
[00115]
図5の図示の実施形態では、タイムスタンプフィールド540は、
図3に関して上記で説明したタイムスタンプフィールド320よりも短い。詳細には、タイムスタンプフィールド540はわずか4バイト長であるが、タイムスタンプフィールド320は8バイト長である。一実施形態では、低オーバーヘッドビーコン500を受信するSTAは、プローブ要求を介して送信APから完全8バイトのタイムスタンプを取り出すことができる。一実施形態では、タイムスタンプフィールド540の長さは、タイムスタンプフィールド540が7分ごとに1回よりも多くオーバーフローしないように選択され得る。従来のシステムでは、タイムスタンプフィールド320の値はナノ秒の数として解釈される。一実施形態では、タイムスタンプフィールド540の値はOFDMシンボル期間の数として解釈され得る。したがって、OFDMシンボル期間が1ナノ秒よりも長い実施形態では、タイムスタンプフィールド540はすぐにはオーバーフローしないことがある。
【0097】
[00116]一実施形態では、タイムスタンプフィールド540は、ワイヤレス通信システム100におけるデバイス104とデバイス106との間のタイミング同期機能(TSF)を可能にすることができる。AP104が1MHzでタイムスタンプフィールド540を更新する実施形態では、4バイトのタイムスタンプフィールド540は約72分ごとにオーバーフローする。デバイスクロックが約±20ppmで進む実施形態では、30分だけ進むのに約1.4年かかることになる。したがって、デバイス106は、1日に1回だけビーコン500を確認すれば、AP104との時間同期を維持することができる。
【0098】
[00117]
図5の図示の実施形態では、変化シーケンスフィールド550は、ネットワーク情報の変化を示すシーケンス番号を与えるように働くことができる。図示の実施形態では、変化シーケンスフィールド550は、AP104に対する変化を追跡し続けるように働く。一実施形態では、AP104は、AP104の1つまたは複数のパラメータが変化したとき、変化シーケンスフィールド550を増分し得る。たとえば、APは、SSIDが変化したとき、フルビーコンを送信し得る。一実施形態では、AP104の構成が変化した場合、AP104は、変化シーケンスフィールド550を減分するか、変化シーケンスフィールド550を乱数または擬似乱数に変更するか、あるいは変化シーケンスフィールド550を調整し得る。様々な実施形態では、変化シーケンスフィールド550は、ビーコンインデックスまたはビーコン番号と呼ばれることがある。
【0099】
[00118]STA106は、変化シーケンスフィールド550の変化を検出するように構成され得る。STA106が変化シーケンスフィールド550の変化を検出したとき、STA106はフルビーコンの送信を待機し得る。STA106は、スリープモードまたは低電力モードへの移行を遅らせながら、AP104がフルビーコンを送信するのを待機し得る。別の実施形態では、STA106が変化シーケンスフィールド550の変化を検出したとき、STA106はプローブ要求フレームをAP104に送り得る。AP104は、プローブ要求フレームに応答して、STA106に更新された構成情報を送り得る。
【0100】
[00119]
図5をさらに参照すると、TIM IEフィールド566は、電力節約モードを使用するどの局がデータフレームを有し、アクセスポイントのバッファ中でデータフレームを待機しているかを識別するように働く。一実施形態では、TIM IEフィールド566はビットマップであり得る。TIM IEフィールド566は、アクセスポイントが関連付けプロセス中に割り当てる関連付けID(AID)によって局を識別することができる。
【0101】
[00120]さらに
図5を参照すると、CRCフィールド580は、
図3に関して上記で説明したFCSフィールド306と同様の目的を果たすことができる。詳細には、CRCフィールド580は、受信STAが、受信されたビーコンの送信エラーを識別することを可能にすることができる。CRCフィールド580は4バイト長として示されるが、様々な実施形態では、CRCフィールド580は異なる長さであり得る。一実施形態では、たとえば、CRCフィールド580は2バイト長である。別の実施形態では、CRCフィールド580は1バイト長である。CRCフィールド580は別のタイプの検査符号であり得る。一実施形態では、CRCフィールド580はメッセージ完全性検査(MIC)である。
【0102】
[00121]
図6は、例示的なビーコンのタイミングを示すタイミング
図600である。本明細書で説明するように、AP104は、「フルビーコン」および/または1つまたは複数の「ショートビーコン」を様々な間隔で送信するように構成され得る。一実施形態では、AP104はショートビーコン620および630を各ビーコン間隔610で送信することができる。様々な実施形態では、ショートビーコン620および630は、たとえば、低オーバーヘッドビーコンフレーム400(
図4)とTIMショートビーコン500(
図5)とのうちの1つまたは複数を含むことができる。ビーコン間隔610は、たとえば、ビーコン間隔フィールド322(
図3)において通信され得る。たとえば、一実施形態では、ビーコン間隔610は100TUまたは102400μsであり得る。
【0103】
[00122]さらに
図6を参照すると、図示の実施形態では、AP104は、AP104がフルビーコン640を送信しないビーコン間隔中にのみ、ショートビーコン620および630を送信する。AP104は、フルビーコン640をフルビーコン間隔650で送信することができる。一実施形態では、フルビーコン640は、たとえば、フルビーコン300(
図3)を含むことができる。フルビーコン間隔650はビーコン間隔610の第1の倍数であり得る。たとえば、図示の実施形態では、フルビーコン間隔650はビーコン間隔610の6倍である。様々な実施形態では、フルビーコン間隔650は、ビーコン間隔610、ビーコン間隔610の2倍、ビーコン間隔610の3倍などに等しくなり得る。
【0104】
[00123]AP104がショートビーコン620を送信するように構成された実施形態では、ショートビーコン620は、ターゲットショートビーコン送信時間(TSBTT:target short beacon transmit time)と一致するTBTTにおいて、フルビーコン640に加えてまたはそれの代わりに送られ得る。たとえば、
図6を参照すると、様々な実施形態では、ショートビーコン620は、フルビーコン640と同時に、またはフルビーコン640の代わりに送信され得る。ショートビーコン620を有するTBTT中の同期のためのすべての動作は、ショートビーコン620中のタイムスタンプ(たとえば、それぞれ、
図5および
図6に関して上記で説明したタイムスタンプ430および/または530)のみを使用するように構成され得る。
【0105】
[00124]さらに
図6を参照すると、図示の実施形態では、AP104は、トラフィックインジケーションマップ(TIM)期間660において送信される各ビーコン中にTIM要素を含むことができる。TIM期間660はビーコン間隔610の第2の倍数であり得る。たとえば、図示の実施形態では、TIM期間660はビーコン間隔610の2倍である。様々な実施形態では、TIM期間660は、ビーコン間隔610、ビーコン間隔610の3倍、ビーコン間隔610の4倍などに等しくなり得る。図示のように、AP104は、2つのビーコン間隔610のTIM期間660に従ってTIMをフルビーコン640およびショートビーコン630中に含める。同様に、様々な実施形態では、AP104は、配信トラフィックインジケーションマップ(DTIM:delivery traffic indication map)期間(図示せず)において送信される各ビーコン中にDTIM要素を含むことができる。
【0106】
[00125]一実施形態では、APはTIMショートビーコン630を送信しないことがある。代わりに、すべてのショートビーコン620および630はSSIDショートビーコン620であり得る。たとえば、ショートビーコン620および630はすべて低オーバーヘッドビーコン400(
図4)であり得る。
【0107】
[00126]
図7に、圧縮ビーコンまたは低オーバーヘッドビーコンを生成するための例示的な方法のフローチャート700を示す。フローチャート700の方法は、たとえば、
図4に関して上記で説明した低オーバーヘッドビーコン400など、低オーバーヘッドビーコンを作成するために使用され得る。圧縮ビーコンは、AP104(
図1)において生成され、ワイヤレス通信システム100における別のノードに送信され得る。本方法についてワイヤレスデバイス202a(
図2)の要素に関して以下で説明するが、フローチャート700の方法は任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを当業者は諒解されよう。一実施形態では、フローチャート700中のステップは、送信機210およびメモリ206とともに、プロセッサ204によって実行され得る。本明細書では、フローチャート700の方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
【0108】
[00127]まず、ブロック710において、ワイヤレスデバイス202aは短縮ネットワーク識別子を作成する。短縮ネットワーク識別子はフルネットワーク識別子よりも短くなり得る。たとえば、短縮ネットワーク識別子は圧縮SSID460(
図4)であり得、フルネットワーク識別子はSSID326(
図3)であり得る。一実施形態では、プロセッサ204は、AP104のSSIDから1バイトのSSIDハッシュを作成する。別の実施形態では、プロセッサ204は、フルネットワーク識別子に対する4バイト巡回冗長検査(CRC)を計算することができる。プロセッサ204は、CRC490を計算するために使用されるのと同じ生成多項式を使用することができる。様々な他の実施形態では、プロセッサ204は、たとえば、切り捨て、暗号学的ハッシングなど、別の方法でSSIDを短縮することができる。別の実施形態では、ワイヤレスデバイス202aは、SSID以外の識別子から短縮識別子を作成することができる。一実施形態では、たとえば、ワイヤレスデバイス202aはBSSIDを短縮することができる。SSIDハッシュの作成は、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって実行され得る。
【0109】
[00128]次に、ブロック720において、ワイヤレスデバイス202aは圧縮ビーコンを生成する。圧縮ビーコンは、ブロック710に関して上記で説明したように、SSIDハッシュまたは別の短縮識別子を含むことができる。一実施形態では、ワイヤレスデバイス202aは、
図4に関して上記で説明した圧縮ビーコンフレーム400に従って、圧縮ビーコンを生成することができる。この生成は、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって実行され得る。
【0110】
[00129]その後、ブロック730において、ワイヤレスデバイス202aは圧縮ビーコンをワイヤレス送信する。送信は、たとえば、送信機210によって実行され得る。
【0111】
[00130]
図8は、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的なワイヤレスデバイス800の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス800は、
図8に示す簡略化されたワイヤレスデバイス800よりも多くの構成要素を有し得ることを、当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレスデバイス800は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。デバイス800は、短縮ネットワーク識別子を作成するための手段810と、短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを生成するための手段820と、圧縮ビーコンを送信するための手段830とを含む。
【0112】
[00131]短縮ネットワーク識別子を作成するための手段810は、
図7に示されたブロック710に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。短縮ネットワーク識別子を作成するための手段810は、プロセッサ204とDSP220(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを生成するための手段820は、
図7に示されたブロック720に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを生成するための手段820は、プロセッサ204とDSP220とのうちの1つまたは複数に対応し得る。圧縮ビーコンを送信するための手段830は、
図7に示されたブロック730に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。圧縮ビーコンを送信するための手段830は送信機210に対応し得る。
【0113】
[00132]
図9に、圧縮ビーコンまたは低オーバーヘッドビーコンを処理するための例示的な方法のフローチャート900を示す。フローチャート900の方法は、たとえば、
図4に関して上記で説明した低オーバーヘッドビーコン400など、低オーバーヘッドビーコンを処理するために使用され得る。圧縮ビーコンは、STA106(
図1)において処理され、ワイヤレス通信システム100における別のノードから受信され得る。本方法についてワイヤレスデバイス202s(
図2)の要素に関して以下で説明するが、フローチャート900の方法は任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを当業者は諒解されよう。一実施形態では、フローチャート900中のステップは、受信機212およびメモリ206とともにプロセッサ204によって実行され得る。本明細書では、フローチャート900の方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
【0114】
[00133]まず、ブロック910において、ワイヤレスデバイス202sは、短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを受信する。短縮ネットワーク識別子はフルネットワーク識別子よりも短くなり得る。たとえば、短縮ネットワーク識別子は圧縮SSID460(
図4)であり得、フルネットワーク識別子はSSID326(
図3)であり得る。デバイス202sは、ネットワーク識別子を有するネットワークに関連し得る。たとえば、デバイス202sは、SSIDを有することができるAP104を介して通信システム100に関連し得る。圧縮ビーコンは、たとえば、受信機212を介して受信され得る。
【0115】
[00134]次に、ブロック920において、ワイヤレスデバイス202sは、デバイス202sに関連するネットワークのネットワーク識別子に基づいて予想短縮ネットワーク識別子を作成する。たとえば、プロセッサ204は、AP104のSSIDから1バイトSSIDハッシュを計算し、作成することができる。別の実施形態では、プロセッサ204は、フルネットワーク識別子に対する4バイト巡回冗長検査(CRC)を計算することができる。プロセッサ204は、CRC490を計算するために使用されるのと同じ生成多項式を使用することができる。様々な他の実施形態では、プロセッサ204は、たとえば、切り捨て、暗号学的ハッシングなど、別の方法でSSIDを短縮することができる。別の実施形態では、ワイヤレスデバイス202sは、SSID以外の識別子から予想短縮識別子を作成することができる。一実施形態では、たとえば、ワイヤレスデバイス202sはBSSIDを短縮することができる。予想短縮ネットワーク識別子の作成は、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって実行され得る。
【0116】
[00135]次いで、ブロック930において、ワイヤレスデバイス202sは、関連AP104のSSIDを使用して生成された、予想短縮ネットワーク識別子を受信短縮ネットワーク識別子と比較する。この比較は、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって実行され得る。
【0117】
[00136]その後、ブロック940において、ワイヤレスデバイス202sは、受信短縮ネットワーク識別子が予想短縮ネットワーク識別子と一致しないとき、受信圧縮ビーコンを廃棄する。不一致は、受信圧縮ビーコンが関連APからのものでないことを示すことができる。圧縮ビーコンは、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって廃棄され得る。
【0118】
[00137]その後、ブロック950において、ワイヤレスデバイス202sは、受信短縮ネットワーク識別子が予想短縮ネットワーク識別子と一致するとき、圧縮ビーコンを処理する。一致は、受信圧縮ビーコンが関連APからのものであることを示すことができる。圧縮ビーコンは、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって処理され得る。
【0119】
[00138]
図10は、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス1000の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス1000は、
図10に示す簡略化されたワイヤレスデバイス1000よりも多くの構成要素を有し得ることを、当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレスデバイス1000は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。デバイス1000は、ネットワーク識別子を有するネットワークに関連する装置において、短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを受信するための手段1010と、装置に関連するネットワークのネットワーク識別子に基づいて予想短縮ネットワーク識別子を作成するための手段1020と、予想短縮ネットワーク識別子を受信短縮ネットワーク識別子と比較するための手段1030と、予想短縮ネットワーク識別子が受信短縮ネットワーク識別子と一致しないときに圧縮ビーコンを廃棄するための手段1040と、予想短縮ネットワーク識別子が受信短縮ネットワーク識別子と一致しないときに圧縮ビーコンを処理するための手段1050とを含む。
【0120】
[00139]ネットワーク識別子を有するネットワークに関連する装置において、短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを受信するための手段1010は、
図9に示されたブロック910に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。ネットワーク識別子を有するネットワークに関連する装置において、短縮ネットワーク識別子を含む圧縮ビーコンを受信するための手段1010は、受信機212とメモリ206(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0121】
[00140]装置に関連するネットワークのネットワーク識別子に基づいて予想短縮ネットワーク識別子を作成するための手段1020は、
図9に示されたブロック920に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。装置に関連するネットワークのネットワーク識別子に基づいて予想短縮ネットワーク識別子を作成するための手段1020は、プロセッサ204とDSP220とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0122】
[00141]予想短縮ネットワーク識別子を受信短縮ネットワーク識別子と比較するための手段1030は、
図9に示されたブロック930に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。予想短縮ネットワーク識別子を受信短縮ネットワーク識別子と比較するための手段1030は、プロセッサ204とDSP220とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0123】
[00142]予想短縮ネットワーク識別子が受信短縮ネットワーク識別子と一致しないときに圧縮ビーコンを廃棄するための手段1040は、
図9に示されたブロック940に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。予想短縮ネットワーク識別子が受信短縮ネットワーク識別子と一致しないときに圧縮ビーコンを廃棄するための手段1040は、プロセッサ204とDSP220とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0124】
[00143]予想短縮ネットワーク識別子が受信短縮ネットワーク識別子と一致しないときに圧縮ビーコンを処理するための手段1050は、
図9に示されたブロック950に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。予想短縮ネットワーク識別子が受信短縮ネットワーク識別子と一致しないときに圧縮ビーコンを処理するための手段1050は、プロセッサ204とDSP220とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0125】
[00144]
図11に、圧縮ビーコンまたは低オーバーヘッドビーコンを生成するための別の例示的な方法のフローチャート1100を示す。フローチャート1100の方法は、たとえば、
図4に関して上記で説明した低オーバーヘッドビーコン400など、低オーバーヘッドビーコンを作成するために使用され得る。圧縮ビーコンは、AP104(
図1)において生成され、ワイヤレス通信システム100における別のノードに送信され得る。本方法についてワイヤレスデバイス202a(
図2)の要素に関して以下で説明するが、フローチャート1100の方法は任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを当業者は諒解されよう。一実施形態では、フローチャート1100中のステップは、送信機210およびメモリ206とともに、プロセッサ204によって実行され得る。本明細書では、フローチャート1100の方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
【0126】
[00145]まず、ブロック1110において、ワイヤレスデバイス202aは、次のフルビーコン時間インジケーションを含む圧縮ビーコンを生成する。一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、
図4に関して上記で説明した、次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450であり得る。ワイヤレスデバイス202aは、それがビーコン300(
図3)などのフルビーコンを送信する次の時間を判断することができる。この時間は、次のターゲットビーコン送信時間(TBTT)と呼ばれることがある。一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、アクセスポイントがフルビーコンを送信する時間を含むことができる。次のフルビーコン時間インジケーションは、次のターゲットビーコン送信時間(TBTT)の4つの最下位バイトのうちの3つの最上位バイトであり得る。
【0127】
[00146]別の実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、圧縮ビーコンに含まれない1つまたは複数のフィールドを含むフルビーコンをワイヤレスデバイス202aが送信することを示すフラグを含むことができる。このフラグは、送信される次のビーコンがフルビーコンであることを示し得る。別の実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、ワイヤレスデバイス202aが次のフルビーコンを送信するまでの持続時間を示す値を含むことができる。次のフルビーコン時間インジケーションは、アクセスポイントが次のフルビーコンを送信するまでの時間単位(TU)の数を示すことができる。圧縮ビーコンおよび次のフルビーコン時間インジケーションは、たとえば、プロセッサ204および/またはDSP220によって生成され得る。
【0128】
[00147]次に、ブロック1120において、ワイヤレスデバイス202aは圧縮ビーコンをワイヤレス送信する。送信は、たとえば、送信機210によって実行され得る。その後、次のTBTTにおいて、ワイヤレスデバイス202aは、フルビーコンを生成し送信し、送信することができる。
【0129】
[00148]
図12は、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス1200の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス1200は、
図12に示す簡略化されたワイヤレスデバイス1200よりも多くの構成要素を有し得ることを、当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレスデバイス1200は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。デバイス1200は、次のフルビーコン時間インジケーションを含む圧縮ビーコンを生成するための手段1210と、圧縮ビーコンを送信するための手段1220とを含む。
【0130】
[00149]次のフルビーコン時間インジケーションを含む圧縮ビーコンを生成するための手段1210は、
図11に示されたブロック1110に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。次のフルビーコン時間インジケーションを含む圧縮ビーコンを生成するための手段1210は、プロセッサ204とSP220(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。圧縮ビーコンを送信するための手段1220は、
図11に示されたブロック1120に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。圧縮ビーコンを送信するための手段1220は送信機210に対応し得る。
【0131】
[00150]
図13に、
図2のワイヤレスデバイス202を動作させるための例示的な方法のフローチャート1300を示す。本方法についてワイヤレスデバイス202s(
図2)の要素に関して以下で説明するが、フローチャート1300の方法は任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを当業者は諒解されよう。一実施形態では、フローチャート1300中のステップは、受信機212、電源230、およびメモリ206とともに、プロセッサ204によって実行され得る。本明細書では、フローチャート1300の方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
【0132】
[00151]まず、ブロック1310において、ワイヤレスデバイス202sは、次のフルビーコン時間インジケーション(NFBTI)を含む圧縮ビーコンを受信する。たとえば、圧縮ビーコンは、
図4に関して上記で説明した低オーバーヘッドビーコン400であり得る。圧縮ビーコンは、AP104(
図1)において生成され、ワイヤレス通信システム100を介してSTA106に送信され得る。ワイヤレスデバイス202sは、たとえば、受信機212を使用して圧縮ビーコンを受信することができる。
【0133】
[00152]一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、
図4に関して上記で説明した、次のフルビーコン時間インジケーションフィールド450であり得る。上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202aは、それがビーコン300(
図3)などのフルビーコンを送信する次の時間を判断することができる。この時間は、次のターゲットビーコン送信時間(TBTT)と呼ばれることがある。一実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、アクセスポイントがフルビーコンを送信する時間を含むことができる。次のフルビーコン時間インジケーションは、次のターゲットビーコン送信時間(TBTT)の4つの最下位バイトのうちの3つの最上位バイトであり得る。
【0134】
[00153]別の実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、圧縮ビーコンに含まれない1つまたは複数のフィールドを含むフルビーコンをワイヤレスデバイス202aが送信することを示すフラグを含むことができる。このフラグは、送信される次のビーコンがフルビーコンであることを示し得る。別の実施形態では、次のフルビーコン時間インジケーションは、ワイヤレスデバイス202aが次のフルビーコンを送信するまでの持続時間を示す値を含むことができる。次のフルビーコン時間インジケーションは、アクセスポイントが次のフルビーコンを送信するまでの時間単位(TU)の数を示すことができる。
【0135】
[00154]次に、ブロック1320において、ワイヤレスデバイス202sは、次のフルビーコン時間インジケーションに基づいてある持続時間の間第1の電力モードで動作する。たとえば、ワイヤレスデバイス202sは、電力を節約するために、次のフルビーコンが送信される直前まで低電力状態に入ることができる。たとえば、ワイヤレスデバイス202sは、プロセッサ204、送信機210、および/または受信機212などの1つまたは複数の構成要素を停止するか、または低電力モードにし得る。
【0136】
[00155]ワイヤレスデバイス202sは、圧縮ビーコンで受信された次のフルビーコン時間インジケーションに基づいて、AP104が次にフルビーコンを送信する時間を判断し得る。プロセッサ204は、次のフルビーコンが予想される少なくとも第1の時間前に起動するように、タイマーを設定し得る。ワイヤレスデバイス202sは、他の構成要素とともに、電源230を介して第1の電力モードで動作し得る。
【0137】
[00156]次いで、ブロック1330において、ワイヤレスデバイス202sは、持続時間の最後に第2の低電力モードに移行する。たとえば、タイマーの満了時に、ワイヤレスデバイス204は、プロセッサ204と、送信機210と、受信機212とのうちの1つまたは複数を、低電力モードおよびアクティブから起動するか、または高電力モードにし得る。ワイヤレスデバイス202sは、他の構成要素とともに、電源230を介して第2の電力モードに移行し得る。その後、ワイヤレスデバイス202sはAP104からフルビーコンを受信し得る。
【0138】
[00157]
図14は、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス1400の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス1400は、
図14に示す簡略化されたワイヤレスデバイス1400よりも多くの構成要素を有し得ることを、当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレスデバイス1400は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。デバイス1400は、次のフルビーコン時間インジケーション(NFBTI)を含む圧縮ビーコンを受信するための手段1410と、次のフルビーコン時間インジケーションに基づいてある持続時間の間第1の電力モードでワイヤレスデバイスを動作させるための手段1420と、持続時間の最後に第2の高電力モードにワイヤレスデバイスを移行させるための手段1430とを含む。
【0139】
[00158]次のフルビーコン時間インジケーションを含む圧縮ビーコンを受信するための手段1410は、
図13に示されたブロック1310に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。次のフルビーコン時間インジケーションを含む圧縮ビーコンを受信するための手段1410は、プロセッサ204と受信機212(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。次のフルビーコン時間インジケーションに基づいてある持続時間の間第1の電力モードでワイヤレスデバイスを動作させるための手段1420は、
図13に示されたブロック1320に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。次のフルビーコン時間インジケーションに基づいてある持続時間の間第1の電力モードでワイヤレスデバイスを動作させるための手段1420は、プロセッサ204と電源230とのうちの1つまたは複数に対応し得る。持続時間の最後に第2の高電力モードにワイヤレスデバイスを移行させるための手段1430は、
図13に示されたブロック1330に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。持続時間の最後に第2の高電力モードにワイヤレスデバイスを移行させるための手段1430は、プロセッサ204と電源230とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0140】
[00159]
図15に、
図1のワイヤレス通信システム100において通信するための例示的な方法のフローチャート1500を示す。フローチャート1500の方法は、たとえば、
図4に関して上記で説明した低オーバーヘッドビーコン400など、低オーバーヘッドビーコンを作成し送信するために使用され得る。圧縮ビーコンは、AP104(
図1)において生成され、ワイヤレス通信システム100における別のノードに送信され得る。本方法についてワイヤレスデバイス202a(
図2)の要素に関して以下で説明するが、フローチャート1500の方法は任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを当業者は諒解されよう。一実施形態では、フローチャート1500中のステップは、送信機210およびメモリ206とともに、プロセッサ204によって実行され得る。本明細書では、フローチャート1500の方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
【0141】
[00160]まず、ブロック1510において、ワイヤレスデバイス202aは、ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信する。一実施形態では、フルビーコンは、
図3に関して上記で説明したビーコン300であり得る。様々な実施形態では、第1の倍数は、2倍、3倍、4倍、5倍などであり得る。ワイヤレスデバイス202aは、プローブ要求に応答して、フルビーコンの中のフィールドを介してビーコン間隔および/または第1の倍数をSTA106に通信することができるか、またはビーコン間隔および/または第1の倍数はプリセットされ得る。ワイヤレスデバイス202aは、たとえば、プロセッサ204を使用してフルビーコンを生成することができ、送信機210を介してフルビーコンを送信することができる。
【0142】
[00161]次に、ブロック1520において、ブロック1510において、ワイヤレスデバイス202aは、ビーコン間隔の第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信する。たとえば、圧縮ビーコンはビーコン400(
図4)であり得る。一実施形態では、ワイヤレスデバイス202aは、第2の倍数が第1の倍数と一致する場合を除いて、ビーコン間隔の第2の倍数で圧縮ビーコンを送信することができる。ワイヤレスデバイス202aは、たとえば、プロセッサ204を使用して圧縮ビーコンを生成することができ、送信機210を介して圧縮ビーコンを送信することができる。
【0143】
[00162]
図16は、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス1600の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス1600は、
図16に示す簡略化されたワイヤレスデバイス1600よりも多くの構成要素を有し得ることを、当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレスデバイス1600は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。デバイス1600は、ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信するための手段1610と、ビーコン間隔の第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信するための手段1620とを含む。
【0144】
[00163]ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信するための手段1610は、
図15に示されたブロック1510に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信するための手段1610は、プロセッサ204と送信機210(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。ビーコン間隔の第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信するための手段1620は、
図15に示されたブロック1520に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。ビーコン間隔の第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信するための手段1620は、プロセッサ204と送信機210(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0145】
[00164]
図17に、
図1のワイヤレス通信システム100において通信するための別の例示的な方法のフローチャート1700を示す。フローチャート1700の方法は、たとえば、
図4に関して上記で説明した低オーバーヘッドビーコン400など、低オーバーヘッドビーコンを受信するために使用され得る。圧縮ビーコンは、AP104(
図1)において生成され、ワイヤレス通信システム100におけるSTA106に送信され得る。本方法についてワイヤレスデバイス202s(
図2)の要素に関して以下で説明するが、フローチャート1700の方法は任意の他の好適なデバイスによって実装され得ることを当業者は諒解されよう。一実施形態では、フローチャート1700中のステップは、送信機210およびメモリ206とともに、プロセッサ204によって実行され得る。本明細書では、フローチャート1700の方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態では、本明細書のブロックは、異なる順序で実行されるか、または省略され得、さらなるブロックが追加され得る。
【0146】
[00165]まず、ブロック1710において、ワイヤレスデバイス202sは、ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信する。一実施形態では、フルビーコンは、
図3に関して上記で説明したビーコン300であり得る。様々な実施形態では、第1の倍数は、2倍、3倍、4倍、5倍などであり得る。ワイヤレスデバイス202sは、プローブ要求に応答して、フルビーコンの中のフィールドを介してビーコン間隔および/または第1の倍数をAP104から受信することができるか、またはビーコン間隔および/または第1の倍数はプリセットされ得る。ワイヤレスデバイス202sは、たとえば、受信機212を介してフルビーコンを受信することができる。
【0147】
[00166]次に、ブロック1720において、ブロック1710において、ワイヤレスデバイス202sは、ビーコン間隔の第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信する。たとえば、圧縮ビーコンはビーコン400(
図4)であり得る。一実施形態では、ワイヤレスデバイス202sは、第2の倍数が第1の倍数と一致する場合を除いて、ビーコン間隔の第2の倍数で圧縮ビーコンを受信することができる。ワイヤレスデバイス202sは、たとえば、受信機212を介して受信することができる。
【0148】
[00167]
図18は、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス1800の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス1800は、
図18に示す簡略化されたワイヤレスデバイス1800よりも多くの構成要素を有し得ることを、当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレスデバイス1800は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。デバイス1800は、ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信するための手段1810と、ビーコン間隔の第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信するための手段1820とを含む。
【0149】
[00168]ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信するための手段1810は、
図17に示されたブロック1710に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信するための手段1810は、プロセッサ204と受信機212(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。ビーコン間隔の第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信するための手段1820は、
図17に示されたブロック1720に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。ビーコン間隔の第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信するための手段1820は、プロセッサ204と受信機212(
図2)とのうちの1つまたは複数に対応し得る。
【0150】
[00169]上記で説明したいくつかの実施形態は圧縮SSIDフィールド(たとえば、460)を含む。いくつかの実装形態では、圧縮SSIDフィールドは選択的に生成され得る。いくつかの実装形態では、この選択は信号のためのフルSSIDの長さに基づき得る。たとえば、フルSSIDの長さ(たとえば、4バイト)が圧縮SSIDフィールドの長さ(たとえば、4バイト)に等しい場合、フルSSIDは圧縮SSIDとして使用され得る。いくつかの実装形態では、フルSSIDの長さが圧縮SSIDフィールドの長さよりも長い場合、フルSSIDの一部または全部に対して計算されるCRCが圧縮SSIDとして使用され得る。計算されたCRCは、圧縮SSIDフィールドの長さに等しい長さを有し得る。いくつかの実装形態では、フルSSIDの長さが圧縮SSIDフィールドの長さよりも小さい場合、フルSSIDは、圧縮SSIDを形成するために、圧縮SSIDフィールドの長さに等しくなるように長さが増加され得る(たとえば、パディングされ得る)。たとえば、圧縮SSIDフィールドが8バイトであり、フルSSIDが4バイトである場合、8バイトの圧縮SSIDを生成するために、4バイトのパディングがフルSSIDに追加され得る。パディングは、フルSSIDの前に(たとえば、最初に)、またはフルSSIDの後に(たとえば、最後に)含まれ得る。パディングは、ヌル文字、パディング文字(たとえば、英数字、非英数字)、またはそれらの組合せを含み得る。
【0151】
[00170]
図19に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得るショートビーコン適合性情報要素1900を示す。様々な実施形態では、たとえば、
図1に関して上記で説明したAP104など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、情報要素1900を送信することができる。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン300、400、および/または500、ならびに/あるいはプローブ応答など、ショートビーコン適合性情報要素1900を含むことができる。図示の実施形態では、ショートビーコン適合性情報要素1900は、要素識別(ID)フィールド1910と、長さフィールド1920と、能力フィールド1930と、ビーコン間隔フィールド1940と、TSF完了フィールド1950とを含む。ショートビーコン適合性情報要素1900は追加のフィールドを含むことができ、フィールドは並べ替えられ、削除され、および/またリサイズされ得ることを、当業者は諒解されよう。
【0152】
[00171]図示された要素識別子フィールド1910は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド1910は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド1910は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。要素識別子フィールド1910は、要素をショートビーコン適合性情報要素1900として識別する値を含むことができる。
【0153】
[00172]長さフィールド1920は、ショートビーコン適合性情報要素1900の長さ、または能力フィールド1930と、ビーコン間隔フィールド1940と、TSF完了フィールド1950との合計を示すために使用され得る。
図19に示された長さフィールド1920は1オクテット長である。いくつかの実装形態において、長さフィールド1920は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1920は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0154】
[00173]能力フィールド1930は、APの技術的モードおよび他の能力など、能力情報を与えるために使用され得る。いくつかの実施形態では、能力フィールド1930は、
図3Aに関して上記で説明した能力情報フィールド324と同じであり得る。
図19に示された能力フィールド1930は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、能力フィールド1930は、1、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態で、能力フィールド1930は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0155】
[00174]ビーコン間隔フィールド1940は、たとえば、TU、ミリ秒などでフルビーコン間の時間を示すことができる。いくつかの実施形態では、ビーコン間隔フィールド1940は、
図3に関して上記で説明したビーコン間隔フィールド322と同じであり得る。
図19に示されたビーコン間隔フィールド1940は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、ビーコン間隔フィールド1940は、1、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、ビーコン間隔フィールド1940は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0156】
[00175]TSF完了フィールド1950は、圧縮ベーコン中のタイムスタンプフィールド(たとえば、それぞれ
図4および
図5に関して上記で説明した圧縮ビーコン400および500中のタイムスタンプフィールド430および/または530)から省略されるビットを示すことができる。いくつかの実施形態では、TSF完了フィールド1950は、
図3に関して上記で説明した、タイムスタンプ320の4つの最上位バイト(MSB)を含むことができる。たとえば、TSF完了フィールド1950は、送信時にAP104のTSFの4つの最上位バイトを含むことができる。
図19に示されたTSF完了フィールド1950は4オクテット長である。いくつかの実装形態では、TSF完了フィールド1950は、1、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、TSF完了フィールド1950は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0157】
[00176]
図20に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得るショートビーコン間隔情報要素2000を示す。様々な実施形態では、たとえば、
図1に関して上記で説明したAP104など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、情報要素2000を送信することができる。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン300、400、および/または500、ならびに/あるいはプローブ応答など、ショートビーコン間隔情報要素2000を含むことができる。図示の実施形態では、ショートビーコン間隔情報要素2000は、要素識別(ID)フィールド2010と、長さフィールド2020と、能力フィールド2030と、ショートビーコン間隔フィールド2030と、TSF完了フィールド2050とを含む。ショートビーコン間隔情報要素2000は追加のフィールドを含むことができ、フィールドは並べ替えられ、削除され、および/またはリサイズされ得ることを、当業者は諒解されよう。
【0158】
[00177]図示された要素識別子フィールド2010は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド2010は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド2010は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。要素識別子フィールド2010は、要素をショートビーコン間隔情報要素2000として識別する値を含むことができる。
【0159】
[00178]長さフィールド2020は、ショートビーコン間隔情報要素2000またはショートビーコン間隔フィールド2030の長さを示すために使用され得る。
図20に示された長さフィールド2020は1オクテット長である。いくつかの実装形態において、長さフィールド2020は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド2020は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0160】
[00179]ショートビーコン間隔フィールド2030は、たとえば、TU、ミリ秒などでショートビーコン間の時間を示すことができる。いくつかの実施形態では、ショートビーコン間隔フィールド2030は、
図3に関して上記で説明したビーコン間隔フィールド322と同様であり得る。
図20に示されたショートビーコン間隔フィールド2030は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、ショートビーコン間隔フィールド2030は、1、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、ショートビーコン間隔フィールド2030は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0161】
[00180]本明細書で使用する「判断」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「判断」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認などを含み得る。また、「判断」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「判断」は、解決、選択、選定、確立などを含み得る。さらに、本明細書で使用する「チャネル幅」は、いくつかの態様では帯域幅を包含することがあるか、または帯域幅と呼ばれることもある。
【0162】
[00181]本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含するものとする。
【0163】
[00182]上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。概して、図に示すどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
【0164】
[00183]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0165】
[00184]1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を含み得る。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含み得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0166】
[00185]本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
【0167】
[00186]説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。
【0168】
[00187]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を含み得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を含み得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
【0169】
[00188]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
【0170】
[00189]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって提供され得る。さらに、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
【0171】
[00190]特許請求の範囲は、上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
【0172】
[00191]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって判断される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法であって、
アクセスポイントにおいて、ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信することと、
前記ビーコン間隔の前記第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを送信することをさらに備える、
C1に記載の方法。
[C3]
ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを送信することをさらに備える、
C1に記載の方法。
[C4]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドと
を備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドは、1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C4に記載の方法。
[C6]
前記TSF完了フィールドは、フルTSFフィールドの4つの最上位バイトを備える、
C4に記載の方法。
[C7]
前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を送信することをさらに備える、
C1に記載の方法。
[C8]
ワイヤレスネットワークにおいて通信するように構成されたワイヤレスデバイスであって、
ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信することと、
前記ビーコン間隔の前記第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信することと
を行うように構成された送信機
を備える、ワイヤレスデバイス。
[C9]
前記送信機は、前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを送信するようにさらに構成された、
C8に記載のデバイス。
[C10]
前記送信機が、ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを送信するようにさらに構成された、C8に記載のデバイス。
[C11]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドと
を備える、C10に記載のデバイス。
[C12]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドは、1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C11に記載のデバイス。
[C13]
前記TSF完了フィールドは、フルTSFフィールドの4つの最上位バイトを備える、
C11に記載のデバイス。
[C14]
前記送信機は、前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を送信するようにさらに構成された、
C8に記載のデバイス。
[C15]
ワイヤレスネットワークにおいて通信するための装置であって、
ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信するための手段と、
前記ビーコン間隔の前記第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信するための手段と
を備える、装置。
[C16]
前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを送信するための手段をさらに備える、
C15に記載の装置。
[C17]
ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを送信するための手段をさらに備える、
C15に記載の装置。
[C18]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドと
を備える、C17に記載の装置。
[C19]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドが1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C18に記載の装置。
[C20]
前記TSF完了フィールドは、フルTSFフィールドの4つの最上位バイトを備える、
C18に記載の装置。
[C21]
前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を送信するための手段をさらに備える、
C15に記載の装置。
[C22]
実行されたとき、
ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを送信することと、
前記ビーコン間隔の前記第1の倍数でない各ビーコン間隔で圧縮ビーコンを送信することと
を装置に行わせるコードを備える非一時的コンピュータ可読媒体。
[C23]
実行されたとき、前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを送信することを前記装置に行わせるコードをさらに備える、
C22に記載の媒体。
[C24]
実行されたとき、ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを送信することを前記装置に行わせるコードをさらに備える、
C22に記載の媒体。
[C25]
前記ショートビーコン適合性要素が、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドとを備える、
C24に記載の媒体。
[C26]
前記要素識別が1バイトを備え、前記長さフィールドが1バイトを備え、前記能力ファイルドが2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドが2バイトを備え、前記TSF完了フィールドが4バイトを備える、C25に記載の媒体。
[C27]
前記TSF完了フィールドがフルTSFフィールドの4つの最上位バイトを備える、C25に記載の媒体。
[C28]
実行されたとき、前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を送信することを前記装置に行わせるコードをさらに備える、C22に記載の媒体。
[C29]
ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法であって、
ワイヤレスデバイスにおいて、ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信することと、
前記ビーコン間隔の前記第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信することと
を備える、方法。
[C30]
前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを受信することと、前記フルビーコン中のタイムスタンプフィールドよりも前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプフィールドを優先させることと
をさらに備える、C29に記載の方法。
[C31]
ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを受信することをさらに備える、
C29に記載の方法。
[C32]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドと
を備える、C31に記載の方法。
[C33]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドは、1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C32に記載の方法。
[C34]
完全TSFフィールドを形成するために前記TSF完了フィールドを前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプと組み合わせることをさらに備える、
C32に記載の方法。
[C35]
前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を受信することをさらに備える、
C29に記載の方法。
[C36]
ワイヤレスネットワークにおいて通信するように構成されたワイヤレスデバイスであって、
ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信することと、
前記ビーコン間隔の前記第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信することと
を行うように構成された受信機
を備える、ワイヤレスデバイス。
[C37]
前記受信機は、前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを受信するようにさらに構成され、前記デバイスは、前記フルビーコン中のタイムスタンプフィールドよりも前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプフィールドを優先させるように構成されたプロセッサをさらに備える、
C36に記載のデバイス。
[C38]
前記受信機は、ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを受信するようにさらに構成された、
C36に記載のデバイス。
[C39]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドと
を備える、C38に記載のデバイス。
[C40]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドが1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C39に記載のデバイス。
[C41]
完全TSFフィールドを形成するために前記TSF完了フィールドを前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプと組み合わせるように構成されたプロセッサをさらに備える、
C39に記載のデバイス。
[C42]
前記受信機は、前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を受信するようにさらに構成された、
C36に記載のデバイス。
[C43]
ワイヤレスネットワークにおいて通信するための装置であって、
ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信するための手段と、
前記ビーコン間隔の第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信するための手段と
を備える、装置。
[C44]
前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを受信するための手段と、前記フルビーコン中のタイムスタンプフィールドよりも前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプフィールドを優先させるための手段とをさらに備える、
C43に記載の装置。
[C45]
ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを受信するための手段をさらに備える、
C43に記載の装置。
[C46]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドとを備える、C45に記載の装置。
[C47]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドは、1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C46に記載の装置。
[C48]
完全TSFフィールドを形成するために前記TSF完了フィールドを前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプと組み合わせるための手段をさらに備える、
C46に記載の装置。
[C49]
前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を受信するための手段をさらに備える、
C43に記載の装置。
[C50]
実行されたとき、
ビーコン間隔の第1の倍数でフルビーコンを受信することと、
前記ビーコン間隔の第1の倍数でないビーコン間隔で圧縮ビーコンを受信することと
を装置に行わせるコードを備える非一時的コンピュータ可読媒体。
[C51]
実行されたとき、前記ビーコン間隔の1つまたは複数の倍数で前記フルビーコンに加えて前記圧縮ビーコンを受信することと、前記フルビーコン中のタイムスタンプフィールドよりも前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプフィールドを優先させることとを前記装置に行わせるコードをさらに備える、
C50に記載の媒体。
[C52]
実行されたとき、ショートビーコン適合性要素を備えるメッセージを受信することを前記装置に行わせるコードをさらに備える、
C50に記載の媒体。
[C53]
前記ショートビーコン適合性要素は、要素識別と、長さフィールドと、能力ファイルドと、ビーコン間隔フィールドと、タイミング同期機能(TSF)完了フィールドと
を備える、C52に記載の媒体。
[C54]
前記要素識別は、1バイトを備え、前記長さフィールドは、1バイトを備え、前記能力ファイルドは、2バイトを備え、前記ビーコン間隔フィールドは、2バイトを備え、前記TSF完了フィールドは、4バイトを備える、
C53に記載の媒体。
[C55]
実行されたとき、完全TSFフィールドを形成するために前記TSF完了フィールドを前記圧縮ビーコン中のタイムスタンプと組み合わせることを前記装置に行わせるコードをさらに備える、
C53に記載の媒体。
[C56]
実行されたとき、前記ビーコン間隔を示すショートビーコン間隔要素を受信することを前記装置に行わせるコードをさらに備える、
C50に記載の媒体。