(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような平面視長方形状のペット用シーツでは、平面視直角三角形の底面を有する容器に敷く場合に、上手く容器の形状に適合せず、容器の壁などに飛散した排泄物が壁を伝ってペット用シーツと容器底面の間に入り込むなどする問題があった。
【0006】
また、ペット用シーツの吸収力が不足するなどの場合には、吸収しきれなかった排泄物によって容器が汚れてしまい悪臭が発生するという問題があった。
【0007】
特許文献2のようなトイレ用砂を容器底部に敷けば、ペット用シーツよりも排泄物の吸収は良くなるが、毎回排泄物の掛かった箇所、或いは容器内の全ての砂を取り除いて処理する必要があるため、ペット用シーツと比較すると処理に手間が掛かるという問題があった。
【0008】
特に、うさぎの尿にはカルシウムが多量に含まれており、尿石となって容器に付着しやすく、付着した尿石を取り除くには非常に手間が掛かるものであるため、より手軽に排泄物の処理を行うことができるものが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、手軽にうさぎの尿などの排泄物の処理を行うことができ、うさぎ用トイレの容器の衛生を維持できるうさぎ用シーツの提供を目的とする。
【0010】
即ち、本発明は下記[1]〜[6]に記載の構成を有する。
【0011】
[1] 排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、
正方形のシート状に形成された吸収体と、
前記吸収体よりも寸法大に形成され、前記吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、
を備え、
いずれか一方の対角線上で折畳まれて使用されることを特徴とするうさぎ用シーツ。
【0012】
[2] 前記被覆材料は、両面ともに液透過性を有する不織布からなることを特徴とする前項1に記載のうさぎ用シーツ。
【0013】
[3] 前記被覆材料は、一方の面が液透過性を有する不織布、他方の面が液不透過性シートからなり、
前記液不透過性シート同士が重なり合うように折畳まれることを特徴とする前項1に記載のうさぎ用シーツ。
【0014】
[4] 前記被覆材料からなり、前記吸収体の少なくとも1つの直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部を備えることを特徴とする前項1〜3のいずれかに記載のうさぎ用シーツ。
【0015】
[5] 排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、
正方形のシート状に形成された吸収体と、
前記吸収体よりも寸法大に形成され、前記吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、
を備え、
いずれか一方の対角線上で折畳まれ、直角三角形に形成されてなることを特徴とするうさぎ用シーツ。
【0016】
[6] 排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、
正方形のシート状に形成された吸収体と、
前記吸収体よりも寸法大に形成され、前記吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、
を備え、
いずれか一方の対角線上で折畳まれ、重なった被覆材料同士が接合されてなることを特徴とするうさぎ用シーツ。
【発明の効果】
【0017】
上記[1]に記載の発明によれば、排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、正方形のシート状に形成された吸収体と、吸収体よりも寸法大に形成され、吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、を備え、いずれか一方の対角線上で折畳まれて使用されるので、吸収体が正方形に製造されることにより、材料に無駄が生じることなく、既存の設備を流用して或いは既存の設備に多少の変更を加えるだけで製造することができる。
【0018】
うさぎ用シーツがうさぎ用トイレの形状に適合していれば、うさぎ用シーツをうさぎが噛むなどして破壊する虞が低減するので、破壊されたシーツで容器が汚れるなどすることもなく衛生的であり、汚れたシーツの処分も容易にできる。
【0019】
上記[2]に記載の発明によれば、被覆材料は、両面ともに液透過性を有する不織布からなるので、うさぎ用トイレ内に折畳んで敷かれたうさぎ用シーツに排泄された排泄物は、上側面に配された吸収体で吸収され、うさぎ用シーツの折畳まれた内側の不織布(裏面シート)を経由して下側面に配された吸収体でも吸収できるようになり、より確実に排泄物を吸収することができる。
【0020】
うさぎ用シーツとうさぎ用トイレの底面との間に排泄物が流れ込んでしまった場合には、下側面に配された吸収体からも排泄物を吸収することができるため、うさぎ用トイレの底面側からも確実に排泄物を吸収することができる。
【0021】
上記[3]に記載の発明によれば、被覆材料は、一方の面が液透過性を有する不織布、他方の面が液不透過性シートからなり、液不透過性シート同士が重なり合うように折畳まれるので、うさぎ用トイレ内に折畳んで敷かれたうさぎ用シーツの上面側から吸収された排泄物は、折畳まれた内側に配される液不透過性シートによってうさぎ用シーツの下面側の吸収体に到達することがないため、無駄なく排泄物を吸収することができてうさぎ用シーツを効率的に使用することができる。
【0022】
吸収体の裏面からも排泄物を吸収することができるため、うさぎ用シーツとうさぎ用トイレの底面との間に排泄物が流れ込んでしまった場合であっても、うさぎ用シーツの裏面から確実に排泄物を吸収することができる。
【0023】
上記[4]に記載の発明によれば、被覆材料からなり、吸収体の少なくとも1つの直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部を備えるので、折畳まれた吸収体の寸法がうさぎ用トイレの底面寸法に適合していれば、吸収体の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられた周縁部を立ち上げて、うさぎ用トイレの壁面に密着或いは接触するように配置させることができ、壁面を伝って流れ落ちる排泄物を吸収体へ誘導して吸収することができるため衛生的であり、排泄物の処理がより手軽にできるようになる。
【0024】
上記[5]に記載の発明によれば、排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、正方形のシート状に形成された吸収体と、吸収体よりも寸法大に形成され、吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、を備え、いずれか一方の対角線上で折畳まれ、直角三角形に形成されてなるので、吸収体が正方形に製造されることにより、材料に無駄が生じることなく、既存の設備を流用して或いは既存の設備に多少の変更を加えるだけで製造することができる。
【0025】
うさぎ用シーツがうさぎ用トイレの形状に適合していれば、うさぎ用シーツをうさぎが噛むなどして破壊する虞が低減するので、破壊されたシーツで容器が汚れるなどすることもなく衛生的であり、汚れたシーツの処分も容易にできる。
【0026】
上記[6]に記載の発明によれば、排泄物を吸収するためのうさぎ用シーツであって、正方形のシート状に形成された吸収体と、吸収体よりも寸法大に形成され、吸収体の両面を被覆するシート状の被覆材料と、を備え、いずれか一方の対角線上で折畳まれ、重なった被覆材料同士が接合されてなるので、折畳まれて重なった被覆材料同士が接合されて、予め直角三角形に形成されているため、折畳むなどする手間が省けて、底面形状が直角三角形のうさぎ用トイレにも敷き易い。
【0027】
吸収体が正方形に製造されることにより、材料に無駄が生じることなく、既存の設備を流用して或いは既存の設備に多少の変更を加えるだけで製造することができる。
【0028】
うさぎ用シーツがうさぎ用トイレの形状に適合していれば、うさぎ用シーツをうさぎが噛むなどして破壊する虞が低減するので、破壊されたシーツで容器が汚れるなどすることもなく衛生的であり、汚れたシーツの処分も容易にできる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0031】
図1は、第1実施形態に係るうさぎ用シーツ10の正面図及び断面図、
図2,3は、うさぎ用トイレ50及びうさぎ用シーツ10の使用方法について説明するための説明図、
図4は、うさぎ用シーツ10の断面図、
図5は、第2実施形態に係るうさぎ用シーツ20の正面図及び断面図、
図6は、第3実施形態に係るうさぎ用シーツ30の正面図及び断面図である。
【0032】
図1〜6に示す本発明のうさぎ用シーツ10,20,30は、うさぎの尿などの液状の排泄物を吸収するためのものであり、主にディスポーザブル品として使用されるものである。
【0033】
うさぎ用シーツ10,20,30は、吸水性を有する吸収体1(クロスハッチングで示した部位)と、吸収体1の両面を被覆するシート状の被覆材料2と、被覆材料2の一部であり、吸収体1の周縁端外側に設けられる周縁部23と、を備えて構成され、うさぎ用トイレ50の底面に敷いて用いられるものである。
【0034】
図2に示すように、うさぎ用トイレ50は、底面形状が三角形で上部が開口した容器と、開口部を塞ぐように安定的に載置される網状の網体51と、を備えるものである。
【0035】
うさぎ用トイレ50は、主に平面視長方形状のケージの角部に配置される。
【0036】
ケージの角部にスペースの無駄なく載置することができるため、うさぎ用トイレ50は、直角三角形状に形成されている。
【0037】
うさぎ用トイレ50は、開口部に載置された網体51上でうさぎが排泄することにより、容器の底面に敷いたうさぎ用シーツ10上に排泄物がかかるように構成されている。
【0038】
以下では、
図1〜4に基づいて第1実施形態に係るうさぎ用シーツ10について説明する。
【0039】
うさぎ用シーツ10に備えられた吸収体1は、吸水性を有し、正方形或いは略正方形のシート状に形成されている。
【0040】
例えば、本実施形態では、吸収体1が、正方形に形成されている。
【0041】
これにより、吸収体1が正方形に製造されることにより、材料に無駄が生じることなく、既存の設備を流用して或いは既存の設備に多少の変更を加えるだけで製造することができる。
【0042】
吸収体1は、対角線上で折畳んだ状態で、うさぎ用トイレ50の底面寸法と略同等程度の寸法となるように形成されている。
【0043】
図4に示すように、吸収体1は、吸水性紙よりなる吸水性紙層11(以降、「下部吸水性紙層11」と記す。)上にパルプ層12及び吸水層13が順に積層され、更に吸水性紙層14(以降、「上部吸水性紙層14」と記す。)が積層されて形成されている。
【0044】
下部吸水性紙層11及び上部吸水性紙層14には、例えば、脱脂綿、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの高吸水性繊維などが用いられる。
【0045】
下部吸水性紙層11及び上部吸水性紙層14には、異なる材料が用いられるのであってもよいが、以下では同一材料が用いられるものとして説明する。
【0046】
パルプ層12には、パルプ繊維或いはパルプ粉砕物などのパルプ材料が用いられる。
【0047】
吸水層13は、排泄物を吸水、保持する層であり、吸水性ポリマー、即ち高吸水性樹脂などが用いられ、例えば、ポリアクリル酸の架橋物、澱粉またはセルロースとアクリル酸のグラフト重合体、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコールの架橋物などが挙げられ、このような吸水性樹脂のうち少なくとも1種以上が好適に用いられる。
【0048】
このようにうさぎ用シーツ10がうさぎ用トイレ50の底面に敷いた際、うさぎが噛んだりしないように、うさぎ用シーツ10上に載置した網体51の高さ以下に収まるようにうさぎ用シーツ10の寸法が設定されることが好ましい。
【0049】
吸収体1は、その両面がシート状に形成された被覆材料2により被覆されている。
【0050】
被覆材料2は、うさぎ用シーツ10の表面に配される表面シート21と、裏面に配される裏面シート22で構成される。
【0051】
表面シート21及び裏面シート22は、例えば、それぞれ液透過性を有する不織布からなり、不織布としては、スパンボンド不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布などの各種不織布を親水化処理したものなどが好適に用いられる。
【0052】
表面シート21及び裏面シート22は、吸収体1よりも寸法大に形成され、吸収体1の両面に1枚ずつ張り合わされている。
【0053】
表面シート21及び裏面シート22は、接着剤などにより吸収体1の表裏面に接着され、吸収体1の周縁端の外側に延びる端部同士が貼り合わされて、吸収体1の周縁端外側に設けられる周縁部23を形成している。
【0054】
周縁部23は、吸収体1の周縁端の全周に渡って一定の幅寸法で設けられている。
【0055】
周縁部23の幅寸法は、吸水して膨張した吸水性ポリマーによる周縁部23の接着剥離などを防止して、吸水性ポリマーなどの外部への飛び出しが生じないように、目標飽和吸水量や吸水性ポリマーの種類などに応じて適宜設定される。
【0056】
上述したように被覆材料2は、吸収体1の両面ともに液透過性を有する不織布からなるので、うさぎ用トイレ50内に折畳んで敷かれたうさぎ用シーツ10に排泄された排泄物は、上側面に配された吸収体1で吸収され、うさぎ用シーツ10の折畳まれた内側の不織布(裏面シート22)を経由して下側面に配された吸収体1でも吸収できるようになり、より確実に排泄物を吸収することができる。
【0057】
うさぎ用シーツ10とうさぎ用トイレ50の底面との間に排泄物が流れ込んでしまった場合には、下側面に配された吸収体1からも排泄物を吸収することができるため、うさぎ用トイレ50の底面側からも確実に排泄物を吸収することができる。
【0058】
うさぎ用シーツ10は、
図1(a)の一点鎖線で示す対角線上で折畳まれて直角三角形状になされ、うさぎ用トイレ50の底面に敷かれて使用される。
【0059】
以下では、うさぎ用シーツ10の製造方法の一例について簡単に説明する。
【0060】
まず、下部吸水性紙が正方形状に成形され、下部吸水性紙上にパルプ材料が供給されて、下部吸水性紙層11上にパルプ層12が積層される。
【0061】
続いて、パルプ層12は、パルプ層12上に第1吸水性ポリマーが供給され、吸水層13が形成される。
【0062】
続いて、上部吸水性紙が下部吸水性紙層11と同寸法で形成され、吸水層13及び吸水強化部5上に上部吸水性紙層14が積層される。
【0063】
この時、吸収体1は、下部吸水性紙層11、パルプ層12、吸水層13及び上部吸水性紙層14が積層された状態となる。
【0064】
その後、吸収体1は、プレスされるなどして押し固められ、吸収体1の寸法より若干大きい寸法に成形された不織布からなる被覆材料2によって両面が挟み込まれるようにして重ね合わせられ、吸収体1の外面に被覆材料2が接着される。
【0065】
例えば、被覆材料2は、吸収体1と重ね合わせられる側の面に、ホットメルト接着剤が塗布され、吸収体1を挟み込んだ上下の被覆材料2がそれぞれ吸収体1の表面に貼り合わされて、吸収体1及び被覆材料2が一体化した状態に形成される。
【0066】
一体化した吸収体1及び被覆材料2は、プレスされるなどしてより強固に接着されて、吸収体1と周縁部23を備えたうさぎ用シーツ10となる。
【0067】
尚、うさぎ用シーツ10は、手作業によって製造されるのであってもよいし、工場などの製造ラインで製造されるのであってもよい。
【0068】
このようにして得られたうさぎ用シーツ10は、使用しやすいように対角線上で折り目が付けられ、小さく折畳まれるなどして梱包された後出荷される。
【0069】
上述では、被覆材料2の表面シート21及び裏面シート22が、同一材料を用いるものとしたが、表面シート21と裏面シート22で異なる材料が用いられるのであってもよい。
【0070】
例えば
図5(a)〜(c)に示すように、第2実施形態におけるうさぎ用シーツ20は、吸収体1(クロスハッチングで示した部位)と、被覆材料3と、周縁部33と、を備える点においては先の実施形態と同様であるが、被覆材料3が液透過性を有する不織布からなる表面シート31、及び液不透過性シートからなる裏面シート32で構成されている。
【0071】
裏面シート32の液不透過性シートとしては、例えば、有機合成樹脂フィルム、有機合成樹脂シートを用いることができ、具体的には、ポリエチレン(PE)フィルム、ポリプロピレン(PP)フィルム、不飽和ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等を用いることができる。
【0072】
尚、液不透過性シートに用いられる材料は、これらの有機合成樹脂フィルムや有機合成樹脂シートに限定されるものではなく、撥水処理を施した不織布、撥水処理を施した紙等が用いられるのであってもよい。
【0073】
吸収体1は、液透過性の不織布及び液不透過性シートで被覆されることにより、表面シート31を透過した排泄物を吸収するが、排泄物は裏面シート32を透過しないので裏面シート32側から吸収体1へ吸収されることはない。
【0074】
うさぎ用シーツ20は、裏面シート32が内側となるように、
図5(a)の一点鎖線で示した対角線上で折畳まれて使用され、網体51上で排泄された排泄物、或いはうさぎ用トイレ50の壁面50a,50bなどに飛散し、壁を伝うなどしてうさぎ用トイレ50の底面とうさぎ用シーツ20との間に入り込んだ排泄物が、表面シート31を通過して吸収体1で吸収される。
【0075】
しかしながら、液不透過性の裏面シート32は、折畳まれたうさぎ用シーツ20の中間層で向き合うように位置され、何れか一方の表面シート31から吸収体1に吸収された排泄物は、折畳んで重ねられた裏面シート32を透過しないので他方の表面シート31側の吸収体1へと吸収されることがない。
【0076】
このように、被覆材料3が、一方の面(表面シート31)が液透過性を有する不織布、他方の面(裏面シート32)が液不透過性シートからなり、液不透過性シート同士が重なり合うように折畳まれるので、うさぎ用トイレ50内に折畳んで敷かれたうさぎ用シーツ20の上面側から吸収された排泄物は、折畳まれた内側に配される液不透過性シートによってうさぎ用シーツ20の下面側の吸収体1に到達することがないため、無駄なく排泄物を吸収することができてうさぎ用シーツ20を効率的に使用することができる。
【0077】
吸収体1の裏面からも排泄物を吸収することができるため、うさぎ用シーツ20とうさぎ用トイレ50の底面との間に排泄物が流れ込んでしまった場合であっても、うさぎ用シーツ20の裏面から確実に排泄物を吸収することができる。
【0078】
上述した構成に加えて、吸収体1は、少なくとも一部に他の部位よりもより吸水性が高められた部位を有するように構成されるのであってもよい。
【0079】
第3実施形態では、例えば、吸収体1(クロスハッチングで示した部位)と、被覆材料4と、周縁部43と、を備え、うさぎが所定の位置で排泄するという特性を利用して、うさぎが排泄する頻度の最も高い位置に吸水強化部5が設けられる。
【0080】
より吸水性の高められた吸水強化部5が、うさぎが排泄する頻度の高いうさぎ用トイレ50の角部に位置するように設けられることで、排泄物をより確実に吸収させることができる。
【0081】
図6(a)〜(c)に示すように、吸水強化部5は、うさぎ用シーツ30の対角線上に帯状に形成されて設けられており、吸収体1上に積層されて被覆材料4により被覆されている。
【0082】
うさぎ用シーツ30は、使用時に
図6(a)の一点鎖線で示した対角線上で折畳まれて直角三角形状になされ、うさぎ用トイレ50の底面に敷かれた際に、うさぎ用トイレ50の直角部にうさぎ用シーツ30の吸水強化部5が配置されるようになっている。
【0083】
吸水強化部5は、吸収体1のその他の吸水層13よりも高い吸水性を有するために、その他の吸水層13よりも吸水性ポリマーの量が多い、或いはその他の吸水層13よりも高吸水性の材料を用いるなどされて構成される。
【0084】
吸水強化部5で用いられる吸水性ポリマーは、吸水層13と同様、例えば、ポリアクリル酸の架橋物、澱粉またはセルロースとアクリル酸のグラフト重合体、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコールの架橋物などが挙げられ、このような吸水性樹脂のうち少なくとも1種以上が好適に用いられる。
【0085】
当該吸水性ポリマーには、吸水層13と同一の吸水性ポリマーが用いられるのであってもよいし、より吸水性能の高い吸水性ポリマーが用いられるのであってもよい。
【0086】
吸水強化部5は、吸水性ポリマーが下部吸水性紙層11に積層された吸水層13上の一部のみに供給されて形成される。
【0087】
吸水層13及び吸水強化部5上に、下部吸水性紙層11と同寸法に形成された上部吸水性紙層14が積層されることによって吸収体1が形成され、吸収体1が被覆材料4で両面を被覆されることによってうさぎ用シーツ30が形成される。
【0088】
被覆材料4は、第1実施形態と同様に液透過性の不織布が両面に用いられるのであってもよいし、第2実施形態と同様、表面シート41に不織布、裏面シート42に液不透過性シートが用いられるのであってもよく、その素材について特に限定されるものではない。
【0089】
上述したうさぎ用シーツ10,20,30は、折畳まれて使用されるものとして説明したが、正方形に成形されたうさぎ用シーツ10,20,30が、折畳まれて直角三角形に形成されたものとして流通されるのであってもよい。
【0090】
この際、直角部を含まない対角線上で折畳まれて重ねられた周縁部23,33,43が接合されているのであってもよく、このように構成されることによって、うさぎ用シーツ10,20,30を折畳むなどする手間が省けて、底面形状が直角三角形のうさぎ用トイレ50にも敷き易い。
【0091】
尚、重ねられた周縁部23,33,43同士の接合には、エポキシ樹脂接着剤などの樹脂接合剤やホットメルト接着剤などの加熱硬化接着剤が用いられて接着されるのであってもよいし、天然接着剤或いは合成接着剤の何れが用いられるのであってもよい。
【0092】
また、接着される以外にも、溶着、縫着或いは粘着などされることによって周縁部23,33,43同士が接合されるのであってもよい。
【0093】
更に、周縁部23,33,43同士の接合は、全周が接合されるのであってもよいし、周縁部23,33,43の一部のみが接合されるのであってもよく、加えて、重なった被覆材料2,3,4同士の全面或いは一部のみが接合されるのであってもよく、接合部位について特に限定されるものではない。
【0094】
上述した周縁部23,33,43は、吸収体1の全周縁端部に設けられるよう図示しているが、この構成に限定されるものではない。
【0095】
例えば、周縁部23,33,43は、少なくともうさぎ用トイレ50の直角部を形成する2つの壁面50a,50bに接触して立ち上がるように、吸収体1の少なくとも1つの直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられるのであってもよい。
【0096】
うさぎ用シーツ10,20,30は、被覆材料2からなり、吸収体1の少なくとも1つの直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられる周縁部23を備えるので、折畳まれた吸収体1の寸法がうさぎ用トイレ50の底面寸法に適合していれば、吸収体1の直角部を形成する2辺の周縁端外側に設けられた周縁部を立ち上げて、うさぎ用トイレ50の壁面に密着或いは接触するように配置させることができ、壁面を伝って流れ落ちる排泄物を吸収体1へ誘導して吸収することができるため衛生的であり、排泄物の処理がより手軽にできるようになる。
【0097】
このように周縁部23,33,43が設けられた場合には、うさぎ用シーツ10,20,30は、直角部を含まない対角線上で折畳まれて用いられることが最も好適であるが、直角部を含む対角線上で折畳まれて用いられるのであってもよい。
【0098】
また、周縁部23,33,43を一切備えずに、吸収体1の両面を被覆材料2,3,4で被覆しただけの構成であってもよい。
【0099】
上述では、吸収体1は、いずれか一方の対角線上で折畳んだ状態で、うさぎ用トイレ50の底面寸法と略同等程度の寸法となるように形成されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、うさぎ用トイレ50の底面寸法よりも大きい寸法に形成されるのであってもよいし、周縁部23,33,43を含むうさぎ用シーツ10,20,30が、対角線上で折畳んだ状態でうさぎ用トイレ50の底面寸法と略同等程度の寸法となるように形成されるのであってもよい。
【0100】
上述したうさぎ用シーツ10,20,30の被覆材料2,3,4は、少なくとも一方の面が液透過性の不織布で形成されたものとして説明したが、不織布が用いられることは必須の構成ではない。
【0101】
吸収体1の被覆材料2,3,4の少なくとも一方の面は、安価であることなどから不織布が用いられることが好ましいが、例えば、織布や紙などが用いられるのであってもよいし、少なくとも液透過性の材料が用いられるのであればよく、不織布以外の材料を用いたその他の構成を排除するものではない。
【0102】
上述した吸水層13は、吸水性ポリマーに限定されるものではなく、吸水性シートや複数層に積層された吸水性紙が用いられるのであってもよく、吸水性ポリマー以外の材料が用いられることによって排泄物が吸水、保持されるのであってもよい。
【0103】
また、吸水強化部5に関しても同様に、吸水性ポリマー以外の材料が用いられるのであってもよく、吸収体1のその他の吸水層13よりも高い吸水性を有する構成であればよい。
【0104】
また、うさぎ用シーツ10,20,30の表面に、或いは吸収体1の表面にエンボス加工が施されるのであってもよい。
【0105】
うさぎの場合には、所定の位置で排泄するという特性があるため、吸収した液体が排泄した個所からなるべく吸収体1の全体に広がるように、細かい目のエンボス加工がなされることが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0106】
上述した吸収体1は、除菌抗菌剤や消臭剤などの添加物が添加されて構成されるのであってもよい。
【0107】
以上説明したように、上述したうさぎ用シーツ10,20,30は、正方形のシート状に形成された吸収体1と、吸収体1よりも寸法大に形成され、吸収体1の両面を被覆するシート状の被覆材料2,3,4と、を備え、いずれか一方の対角線上で折畳まれて使用されるので、吸収体1が正方形に製造されることにより、材料に無駄が生じることなく、既存の設備を流用して或いは既存の設備に多少の変更を加えるだけで製造することができる。
【0108】
うさぎ用シーツ10,20,30がうさぎ用トイレ50の形状に適合していれば、うさぎ用シーツ10,20,30をうさぎが噛むなどして破壊する虞が低減するので、破壊されたシーツで容器が汚れるなどすることもなく衛生的であり、汚れたシーツの処分も容易にできる。
【0109】
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において具体的構成などを適宜変更設計できることは言うまでもない。