(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したワーク整列装置は、動作中のコンベヤ上において、ガイドを揺動させることでワークを整列させる。このため、ワークとコンベヤの搬送面との間で相対位置の変化が大きくなり、ワークがコンベヤに対して摺動し、ワークがコンベヤとの摩擦により傷等のダメージを受ける可能性がある。また、コンベヤ上においてガイドを揺動させることで、ワークがガイドとコンベヤとの間に挟み込まれて圧壊等のダメージを受けてしまう可能性がある。
【0005】
そこで本発明は、ワークに与えるダメージを抑制することが可能なワーク整列装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のワーク整列装置は、第1方向にワークを搬送しつつ前記ワークを整列させるワーク整列装置であって、前記ワークを搬送するとともに、前記第1方向に交差する第2方向に移動可能な振分搬送部と、前記振分搬送部の下流側に配置され、前記第1方向に交差する方向に沿って前記ワークを整列した状態で、前記第1方向に沿って前記ワークを搬送する整列搬送部と、前記振分搬送部と前記整列搬送部との間に配置され、前記ワークを収容する収容部が前記第2方向に並んで複数形成された収容ユニットと、を備え、前記振分搬送部は、前記ワークを搬送しつつ前記第2方向に移動しながら複数の前記収容部に対して順に前記ワークを供給し、前記収容ユニットは、複数の前記収容部に収容された前記ワークを順に前記整列搬送部に承継する、ことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、第2方向に移動可能な振分搬送部によりワークを収容部に収容して振り分けた後、整列搬送部にワークを承継するため、整列搬送部で搬送中のワークを振り分ける必要がない。そのため、ワークと整列搬送部の搬送面との間における相対位置の変化が大きくならない。また、振分搬送部がワークを搬送しつつ第2方向に移動するため、ワークを第2方向に移動させるガイドと搬送手段との間にワークを挟み込むことを防止できる。したがって、ワークに与えるダメージを抑制できる。
【0008】
上記のワーク整列装置において、前記収容ユニットは、前記整列搬送部の鉛直上方に配置されるとともに、前記収容ユニットは、隣り合う前記収容部の間に形成された仕切り壁と、前記収容部の底部に配置され、前記振分搬送部の前記第2方向への移動に伴って前記第2方向に移動する移動板と、を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、収容部の底部が振分搬送部の第2方向への移動に伴って移動する移動板により構成されているため、収容ユニットはワークを順に収容するとともに、鉛直下方に配置された整列搬送部に対してワークを順に落下させて承継することができる。したがって、ワークを搬送手段に対して摺動させることなく複数列に整列させる構成を簡易に得ることができる。
【0009】
上記のワーク整列装置において、前記収容部は、前記第2方向の両側に配置された一対の前記仕切り壁と、前記一対の仕切り壁の間に配置され、前記ワークの先端が当接するストッパーと、により画成され、前記収容部は、前記ワークの先端が前記ストッパーに当接した状態で、前記ワークの後端が前記仕切り壁から突出するように形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、収容部に収容されたワークの後端は、収容部の仕切り壁から突出しているため、上流から搬送された後続のワークの先端が、既にワークが収容された収容部に収容されることを防止できる。これにより、既に収容されたワークの後続のワークを、第2方向に移動する振分搬送部と仕切り壁とにより挟み込んで破損させることを防止できる。したがって、ワークに与えるダメージを抑制できる。
【0010】
上記のワーク整列装置において、前記整列搬送部の下流側に配置され、前記第1方向に沿って前記ワークを搬送する低速搬送部を備え、前記低速搬送部は、前記ワークを整列した状態で滞留させる滞留手段を備え、前記低速搬送部の搬送速度は、前記整列搬送部の搬送速度より小さい、ことが望ましい。
本発明によれば、整列搬送部の下流側に、整列搬送部より搬送速度の小さい低速搬送部を配置することで、滞留手段によりワークを滞留させる際には、ワークを低速搬送部上で滞留させることができる。このため、ワーク整列装置は、ワークと搬送手段との摺動機会を少なくすることができる。したがって、ワークに与えるダメージを抑制できる。
【0011】
上記のワーク整列装置において、前記ワークが前記収容部に収容されたことを検知する第1センサと、前記ワークが前記収容部に収容される前の前記ワークの通過を検知する第2センサと、を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、第1センサによりワークの収容を検知することで、各収容部に対してワークを確実に収容できる。また、第2センサによりワークの通過を検知することで振分搬送部の第2方向への移動速度を制御することができる。これにより、ワーク整列装置は、ワークを収容部に対して短時間で効率的に収容することができる。
【0012】
上記のワーク整列装置において、前記第1方向は、水平方向であり、前記第2方向は、鉛直軸周りの揺動方向であり、前記振分搬送部は、上流側の端部が鉛直軸周りに揺動可能に支持されて、前記第2方向に移動可能とされ、前記振分搬送部は、下流側の端部が複数の前記収容部のワーク収容口と対向可能に配置されて、複数の前記収容部に対して順に前記ワークを供給する、ことが望ましい。
本発明によれば、振分搬送部の上流側の端部を軸にして、下流側の端部を鉛直軸周りの第2方向に揺動させることで、振分搬送部は上流側において同じ位置でワークを受け取るとともに、下流側において第2方向にワークを整列させることができる。したがって、上述した作用効果を有するワーク整列装置をより簡易に得ることができる。
【0013】
上記のワーク整列装置において、前記整列搬送部の下流側に配置され、前記第1方向に沿って前記ワークを搬送する低速搬送部を備え、前記整列搬送部および前記低速搬送部の少なくとも一方には、搬送中の前記ワークを所定の姿勢に矯正するガイドが固定されている、ことが望ましい。
本発明によれば、所定の姿勢に対して傾いた姿勢で整列搬送部に承継されたワークは、ガイドにより所定の姿勢に矯正される。その際、ワークを第1方向に搬送する搬送手段の力のみを利用するので、ワークと整列搬送部の搬送面との間における相対位置の変化を抑制できる。したがって、ワークに与えるダメージを抑制できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、第2方向に移動可能な振分搬送部によりワークを収容部に収容して振り分けた後、整列搬送部にワークを承継するため、整列搬送部で搬送中のワークを振り分ける必要がない。そのため、ワークと整列搬送部の搬送面との間における相対位置の変化が大きくならない。また、振分搬送部がワークを搬送しつつ第2方向に移動するため、ワークを第2方向に移動させるガイドと搬送手段との間にワークを挟み込むことを防止できる。したがって、ワークに与えるダメージを抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態のワーク整列装置の側面図である。
図2は、
図1のII−II線における断面図である。なお、ワーク整列装置1の構成を説明する際には、XYZ座標系を用いる。このXYZ座標系では、ワークSを搬送しつつワークSを整列させるワーク整列装置1におけるワークSの搬送方向(水平方向)をX方向とし、鉛直方向をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向として定義する。また、鉛直軸Pの周方向をRP方向として定義する。なお、図中矢印方向を+方向とし、矢印方向とは反対の方向を−方向として説明する。ここで、X方向における+方向は、搬送方向の下流側を示し、Z方向における+方向は、鉛直上方を示している。
【0017】
図1および
図2に示すように、本実施形態のワーク整列装置1は、上流から一列に搬送されてきた、例えばソーセージ等の棒状のワークSを、水平方向に沿う第1方向(+X方向)に搬送しつつ、複数列に整列させる装置である。ワーク整列装置1は、振分搬送部10と、整列搬送部41と低速搬送部51とを有する整列搬送ユニット40と、振分搬送部10と整列搬送部41との間に配置された収容ユニット30と、を備える。上述の各部は、不図示の床面等の水平面上に載置された基台2に設置されている。なお、本実施形態では、長さがL、幅がW、断面が円形状の棒状のワークSを例にして説明する。
【0018】
(振分搬送部)
図3は、振分搬送部の平面図である。
図4は、振分搬送部の側面図である。
図5は、搬送方向の下流側(+X側)から見た振分搬送部の正面図である。以下、主に振分搬送部10および収容ユニット30の説明では、CXCY座標系を用いる場合がある。このCXCY座標系では、振分搬送部10におけるワークSの搬送方向(水平方向)をCX方向とし、CX方向に直交する水平方向をCY方向として定義する。なお、CX方向は、鉛直軸Pを中心とする放射方向である。また、図中矢印方向を+方向とし、矢印方向とは反対の方向を−方向として説明する。ここで、CX方向における+方向は、振分搬送部10における搬送方向の下流側を示している。
図3および
図4に示すように、振分搬送部10は、ワークSを搬送するとともに、RP方向(請求項における「第2方向」に相当。)に移動可能に構成されている。振分搬送部10は、ワークSを+CX方向に搬送するコンベヤ部11と、コンベヤ部11の+Z側に配置されたガイド部18と、コンベヤ部11およびガイド部18をRP方向に揺動する揺動機構22と、+CX側の端部に取り付けられたセンサユニット25と、を有する。
【0019】
図4に示すように、コンベヤ部11は、フレーム12と、フレーム12に取り付けられた複数のローラ13と、複数のローラ13に巻き掛けられた無端の搬送ベルト14と、フレーム12の−Z側に取り付けられた駆動部15と、を有する。
【0020】
フレーム12は、CY方向から見て矩形状であって、CX方向に長尺に形成されている。フレーム12の−CY側には、複数(本実施形態では4個)のローラ13が取り付けられている。複数のローラ13は、フレーム12のCX方向両端に配置された一対の第1ローラ13aと、フレーム12のCX方向中央付近に配置された一対の第2ローラ13bと、を有する。一対の第1ローラ13aは、床面(不図示)から同じ高さになるように配置され、CY方向に沿う軸周りに回転可能に取り付けられている。一対の第2ローラ13bは、床面(不図示)から同じ高さになるように、かつ第1ローラ13aよりも低い位置に配置され、CY方向に沿う軸周りに回転可能に取り付けられている。駆動部15は、例えばサーボモータ等であり、フレーム12のCX方向中央付近であってフレーム12の−Z側に取り付けられている。搬送ベルト14は、例えばゴム等により所定幅に形成されている。搬送ベルト14は、その内周面が一対の第1ローラ13aと駆動部15の出力軸15aとに巻き掛けられるとともに、外周面が一対の第2ローラ13bに巻き掛けられている。これによりコンベヤ部11は、駆動部15の出力軸15aを回転させることで、搬送ベルト14を駆動させることができる。
【0021】
コンベヤ部11は、基台2(
図2参照)に固定された基部20において、上流側(−CX側)の端部が鉛直軸P周りに揺動可能に取り付けられている。また、コンベヤ部11は、下流側(+CX側)において、揺動機構22に支持されている。揺動機構22は、例えばモータを備えたリニアアクチュエータ等であり、基台2に固定されている。揺動機構22は、+Z側に取り付けられたテーブル部22aが、Y方向に移動可能に構成されている。そして、コンベヤ部11とテーブル部22aとの間には、フレーム支持部23が配置されている。フレーム支持部23は、テーブル部22aに固定されるとともに、コンベヤ部11に対して変位自在に取り付けられている。これにより揺動機構22は、テーブル部22aをY方向に往復駆動させることで、コンベヤ部11の下流側(+CX側)の端部をRP方向に揺動することができる。
【0022】
ガイド部18は、CY方向から見て、コンベヤ部11と同等のCX方向長さに形成されている。
図5に示すように、ガイド部18は、下側に開口した溝部18aを有するU字状に形成されている。溝部18aは、ガイド部18のCX方向に沿って一様に延在し、幅がワークSの幅Wよりもやや広く、深さが幅と同等となるように形成されている。ガイド部18は、コンベヤ部11の搬送ベルト14の搬送面14aと接触しない程度の間隔をあけて、コンベヤ部11の+Z側に配置されている。
【0023】
図6は、
図2のVI−VI線におけるA部の拡大断面図である。
図6に示すように、センサユニット25は、収容センサ27(請求項における「第1センサ」に相当。)と、通過センサ28(請求項における「第2センサ」に相当。)と、収容センサ27および通過センサ28を支持するセンサ支持部26と、を有する。
センサ支持部26は、フレーム12の下流側(+CX側)の端部から+Z方向に向かって延び、さらに+CX方向へ向かって延びている。
【0024】
センサ支持部26の+CX側の端部には、検出方向を−Z方向に向けて収容センサ27が取り付けられている。収容センサ27は、例えば光電センサ等であり、後述する収容部36へのワークSの収容を検知する。
また、センサ支持部26における収容センサ27の−CX側には、検出方向を−Z方向に向けて通過センサ28が取り付けられている。通過センサ28は、下流センサ28aと、上流センサ28bと、により構成されている。下流センサ28aおよび上流センサ28bは、収容センサ27と同様に、例えば光電センサ等であり、収容部36に収容される前のワークSの通過を検知する。
収容センサ27、下流センサ28a、および上流センサ28bは、この順に下流側(+CX側)から上流側(−CX側)に向かってセンサ支持部26に取り付けられている。このとき、下流センサ28aは、収容センサ27からワークSの長さLより短い距離をあけて取り付けられている。また、上流センサ28bは、収容センサ27からワークSの長さLより長い距離をあけるとともに、下流センサ28aからワークSの長さLより短い距離をあけて取り付けられている。
【0025】
(収容ユニット)
図7は、
図6のVII−VII線に相当する部分おける断面図である。
図7に示すように、収容ユニット30には、ワークSを収容する収容部36が、RP方向(
図3参照)に並んで複数形成されている。収容部36は、第1上板部31と、RP方向の両側に配置された一対の第1仕切り壁32(請求項における「仕切り壁」に相当。)と、これら一対の第1仕切り壁32の間に配置されたストッパー33と、により画成されている。さらにワークSの収容時には、収容部36の底部に移動板35が配置される。
【0026】
第1上板部31は、平面視形状がY方向を長手方向とする矩形板状であって、Y方向の長さが後述する一対のフレーム42の離間距離と同等となっている。第1上板部31は、平面視において−X側の辺が鉛直軸P(
図2参照)を中心とする円弧状に形成されている。また、第1上板部31には、平面視において複数の収容部36に対応するそれぞれの位置に、貫通孔34が形成されている。貫通孔34の平面視形状は、CX方向に沿う長軸を有する長円形状である。
【0027】
図6に示すように、複数の第1仕切り壁32は、第1上板部31の−Z側の面に取り付けられている。第1仕切り壁32は、CY方向から見て矩形状に形成された板状部材である。
図7に示すように、複数の第1仕切り壁32は、CX・Z平面と平行に、RP方向において略等角度間隔に配置されている。このとき、隣り合う一対の第1仕切り壁32は、ワークSの幅Wよりもやや広い間隔をあけて配置されている。第1仕切り壁32は、CX方向の長さが第1上板部31のX方向の長さよりも長くなっている。第1仕切り壁32は、−CX側の端部が鉛直軸P(
図2参照)から略等距離となるように配置されている。
【0028】
図6に示すように、第1仕切り壁32には、切欠き部32aが形成されている。切欠き部32aは、−CX方向に開口し、第1仕切り壁32の厚さ方向に一様に形成されている。振分搬送部10の揺動時には、後述する移動板35が切欠き部32aを通過する。切欠き部32aは、Z方向に沿う幅が移動板35の平板部35aの厚さより大きくなっている。また、切欠き部32aの+CX側の底部は、移動板35の先端よりも+CX側に形成されている。切欠き部32aは、Z方向に沿う幅の中央から、第1上板部31の−Z側の面までの距離が、ワークSの幅Wよりも大きくなる位置に形成されている。
【0029】
図7に示すように、移動板35は、振分搬送部10の下流側(+CX側)の端部に取り付けられている。移動板35は、平板部35aと、平板部35aと一体的に形成された一対の取付部35b(
図5参照)と、を有する。平板部35aは、Z方向から見て−CX側から+CX側に向かうにしたがい段差によりCY方向の幅が狭くなっている。より具体的には、平板部35aは、振分搬送部10の+CX側の端部から+CX方向に所定の幅で延出し、CY方向両側に対称に形成された段差35cによりCY方向の幅が狭くなっている。さらに、平板部35aは、+CX方向に延出して、CY方向両側に対称に形成された段差35dにより、ワークSの幅Wと同等の幅に狭まり、+CX方向に延出している。平板部35aは、CX方向の長さがワークSの長さLと同等で、−CX側の辺の長さが搬送ベルト14の幅よりやや狭くなっている(
図5参照)。
図6に示すように、平板部35aは、水平かつ、上面が搬送ベルト14の搬送面14aと略面一になるように配置されている。
図5に示すように、一対の取付部35bは、それぞれ矩形板状に形成され、平板部35aの−CX側の辺から+Z方向に向かって延びている。このとき、一対の取付部35bは、ガイド部18の溝部18aの幅よりもやや広い間隔をあけて、平板部35aに接続している。この一対の取付部35bが、ガイド部18の+CX側の端面にボルト等により固定されることで、移動板35は振分搬送部10に取り付けられている。
【0030】
図6に示すように、ストッパー33は、第1上板部31の−Z側の面に取り付けられている。ストッパー33は、CY方向から見て台形状に形成された板状部材である。ストッパー33は、CY方向から見て、−Z側の辺33aおよび+Z側の辺33bが、Z方向に平行な+CX側の辺33cに直交している。また、ストッパー33の−CX側の辺33dは、−Z側の端部よりも+Z側の端部が−CX側に位置するように傾斜している。ストッパー33は、CX・Z平面と平行に配置されている。ストッパー33は、Z方向の長さが、第1仕切り壁32のZ方向の長さより短くなっている。このストッパー33は、−CX側の端部が鉛直軸Pから略等距離となるように、かつ−CX側の端部から第1仕切り壁32の−CX側の端部までの距離がワークSの長さLよりも短くなるように配置されている。
【0031】
収容部36は、RP方向の両端に第1仕切り壁32が配置され、+Z方向に第1上板部31が配置され、+CX方向にストッパー33が配置されている。さらに、収容部36の−CX側のワーク収容口に対向して振分搬送部10の+CX側の端部が配置される場合には、その端部から延設された移動板35が切欠き部32aに入り込み、収容部36の−Z方向に移動板35が配置される。これにより収容部36は、ワーク収容口を除く各方向が囲まれて、振分搬送部10から供給されたワークSを収容可能になる。また、振分搬送部10がRP方向に移動すると、収容部36の−Z方向に配置された移動板35も移動する。これにより収容部36は、−Z方向にワークSを落下させ、ワークSを整列搬送部41に承継する。
収容部36は、振分搬送部10の下流側(+CX側)の端部との間に隙間ができるように配置されている。この隙間は、ワークSを収容部36に収容する際に、ワークSの先端が一対の第1仕切り壁32の間に配置され、ワークSの後端が溝部18aに配置されている状態で、振分搬送部10が揺動してワークSに過剰なせん断力がかからない程度に設定されている。また、移動板35の+CX側の先端とストッパー33との間には隙間が形成され、収容部36に収容されたワークSが先端から落下するようになっている。
【0032】
図6および
図7に示すように、上述の収容ユニット30は、後述する整列搬送部41の+Z側に配置されている。このとき、第1上板部31は、第1仕切り壁32の−Z側の端面が整列搬送部41の搬送面44aに接触しないように、一対のフレーム42に取り付けられている。さらに、第1上板部31は、ストッパー33の−Z側の端面と整列搬送部41の搬送面44aとの離間距離がワークSの幅Wよりも大きくなるように、一対のフレーム42に取り付けられている。
【0033】
(整列搬送ユニット)
図8は、整列搬送ユニットの側面図である。
図9は、整列搬送ユニットの平面図である。
図8に示すように、整列搬送ユニット40は、振分搬送部10(
図1参照)の下流側(+X側)に配置された整列搬送部41と、整列搬送部41の下流側(+X側)に配置された低速搬送部51と、整列搬送部41および低速搬送部51の+Z側に配置されたガイドユニット60と、を有する。
【0034】
図9に示すように、整列搬送部41は、振分搬送部10から搬送されたワークSを、X方向に交差する方向に沿って複数列に整列した状態で、X方向に沿って搬送する。
図8に示すように、整列搬送部41は、一対のフレーム42と、フレーム42に取り付けられた複数のローラ43(一対の第1ローラ43aおよび一対の第2ローラ43b)と、複数のローラ43に巻き掛けられた無端の搬送ベルト44と、フレーム42の−Z側に取り付けられた駆動部45と、を有する。フレーム42は、整列搬送部41のY方向両側に配置されている(
図9参照)。一対のフレーム42の間には、複数のローラ43と、搬送ベルト44とが配置されている。整列搬送部41の搬送ベルト44の幅は、振分搬送部10の搬送ベルト14の幅より広くなっている。その他の構成については、振分搬送部10のコンベヤ部11と同様であるため、詳細な説明を省略する。整列搬送部41は、搬送面44aが振分搬送部10の搬送面14aよりも−Z側に位置するように配置されている(
図1参照)。
【0035】
低速搬送部51は、X方向に沿ってワークSを搬送する。低速搬送部51は、整列搬送部41と同様に、一対のフレーム52と、フレーム52に取り付けられた複数のローラ53(一対の第1ローラ53aおよび一対の第2ローラ53b)と、複数のローラ53に巻き掛けられた無端の搬送ベルト54と、フレーム52の−Z側に取り付けられた駆動部55と、を有する。低速搬送部51の搬送ベルト54の幅は、整列搬送部41の搬送ベルト44の幅と同等となっている。その他の構成については、整列搬送部41と同様であるため、詳細な説明を省略する。低速搬送部51は、搬送面54aが整列搬送部41の搬送面44aと同じ高さ、もしくは僅かに低い高さになるように配置されている。
【0036】
ガイドユニット60は、整列搬送部41の搬送面44aおよび低速搬送部51の搬送面54aに沿うように配置されている。ガイドユニット60は、整列ガイド部61と、矯正ガイド部66と、搬送ガイド部71と、を有する。これら整列ガイド部61、矯正ガイド部66、および搬送ガイド部71は、この順に上流側(−X側)から下流側(+X側)に向かって配置されている。
【0037】
整列ガイド部61は、整列搬送部41の+Z側に配置されている。
図9に示すように、整列ガイド部61は、上述の複数の第1仕切り壁32の−Z側の端部と、上述の複数のストッパー33の−Z側の端面と、により構成されている。
【0038】
図8に示すように、矯正ガイド部66は、整列搬送部41の+Z側から低速搬送部51の+Z側に亘って配置されている。矯正ガイド部66は、一対の支持アーム67と、第2上板部68と、複数の第2仕切り壁69(請求項における「ガイド」に相当。)と、を有する。
図9に示すように、一対の支持アーム67は、+Z方向に開口したU字状の断面を有する棒状部材で、その長さは、一対のフレーム42の離間距離と同等に設定されている。支持アーム67は、それぞれ一端部が+Y側のフレーム42に取り付けられるとともに、他端部が−Y側のフレーム42に取り付けられている。
【0039】
第2上板部68は、矩形板状の部材である。第2上板部68は、Y方向の長さが一対のフレーム42の離間距離よりやや短く、X方向の長さがY方向の長さと同等となっている。第2上板部68は、整列搬送部41の搬送面44aとの離間距離がワークSの幅Wよりも広くなるように、+Z側の面が一対の支持アーム67に取り付けられている。
【0040】
図8に示すように、複数(本実施形態では16個)の第2仕切り壁69は、Y方向から見て矩形板状に形成されている。
図9に示すように、複数の第2仕切り壁69は、XZ平面と平行に、かつY方向において略等間隔に、第2上板部68の−Z側の面に取り付けられている。このとき、Y方向に隣り合う一対の第2仕切り壁69は、ワークSの幅Wよりもやや広い間隔をあけて配置されている。
【0041】
図8に示すように、第2仕切り壁69は、X方向の長さが、第2上板部68のX方向の長さと同等で、Z方向の長さが整列搬送部41の搬送面44aと第2上板部68との離間距離よりもわずかに短く設定されている。
図9に示すように、第2仕切り壁69は、平面視において、上流側(−X側)の端部が先細りに形成され、その上流側(−X側)の端部の位置が第1仕切り壁32の下流側(+X側)の端部の位置とX方向およびY方向において略一致するように配置されている。
【0042】
図8に示すように、搬送ガイド部71は、低速搬送部51の+Z側に配置されている。搬送ガイド部71は、一対の支持アーム72と、第3上板部73と、複数の第3仕切り壁74と、を有する。一対の支持アーム72は、矯正ガイド部66の一対の支持アーム67と同様に構成されている。第3上板部73は、矯正ガイド部66の第2上板部68と同様に構成され、低速搬送部51の搬送面54aとの離間距離がワークSの幅Wよりも広くなるように、+Z側の面が一対の支持アーム72に取り付けられている。
図9に示すように、複数の第3仕切り壁74は、第2仕切り壁69と同様に構成され、上流側(−X側)の端部の位置が第2仕切り壁69の下流側(+X側)の端部の位置とX方向およびY方向において略一致するように配置されている。このとき、Y方向に隣り合う一対の第3仕切り壁74は、ワークSの幅Wよりもやや広い間隔をあけて配置されている。
【0043】
また、搬送ガイド部71の下流側(+X側)の端部には、低速搬送部51が備える滞留手段(不図示)が配置されている。滞留手段は、例えば、隣り合う一対の第3仕切り壁74により画成された空間における下流側(+X側)の開口部を開閉する扉部材である。
【0044】
(ワーク整列装置の動作)
次に、本実施形態のワーク整列装置1の動作について説明する。
ワーク整列装置1は、振分搬送部10、整列搬送部41、および低速搬送部51を同時に動作させることでワークSを整列させる。振分搬送部10は、搬送ベルト14によりワークSを下流側(+CX側)に向かって搬送しながら、下流側(+CX側)の端部を揺動機構22によりRP方向に揺動する。整列搬送部41は、振分搬送部10と同等の搬送速度で、搬送ベルト44によりワークSを下流側(+X側)に向かって搬送する。低速搬送部51は、整列搬送部41より小さい速度で、搬送ベルト54によりワークSを下流側(+X側)に向かって搬送する。
【0045】
図3および
図4に示すように、ワーク整列装置1は、振分搬送部10の−CX側の端部において、上流の装置(不図示)からワークSを受け取る。振分搬送部10は、搬送ベルト14によりワークSを下流側(+CX側)に向かって搬送する。ワークSは、コンベヤ部11の搬送面14aとガイド部18の溝部18aとにより画成された空間内を搬送される(
図5参照)。
【0046】
図7に示すように、振分搬送部10の+CX側の端部まで搬送されたワークSは、慣性力によりまたは後続のワークSに押されることにより、移動板35上を滑って移動する。そして、ワークSは、振分搬送部10の+CX側の端部に対向する収容部36に収容され、先端がストッパー33に当接して静止する。このとき、振分搬送部10の+CX側の端部から+CX方向に向かって移動板35が延設されているので、振分搬送部10の+CX側の端部に対向する収容部36の底部は移動板35によって塞がれている。そのため、ワークSは収容部36内に一旦保持される。また、ストッパー33は、−CX側の端部から第1仕切り壁32の−CX側の端部までの距離がワークSの長さLよりも短くなるように配置されている。このため、ワークSの先端がストッパー33に当接した状態では、収容部36に収容されたワークSの後端が第1仕切り壁32から突出している。
このように、収容部36に収容されたワークSの後端が、収容部36の第1仕切り壁32から突出しているため、上流から搬送された後続のワークSの先端が、既にワークSが収容された収容部36に収容されることを防止できる。これにより、既に収容されたワークSの後続のワークSを、RP方向に移動する振分搬送部10のガイド部18と第1仕切り壁32とにより挟み込んで破損させることを防止できる。したがって、ワークSに与えるダメージを抑制できる。
【0047】
図10は、振分搬送部における移動制御処理を示したフローチャートである。振分搬送部10は、以下の移動制御処理を繰り返し実施する。
収容ユニット30の+RP方向の端部に配置された収容部36と対向するように振分搬送部10が配置され、先頭のワークSの収容を開始する状態から説明する。
図10に示すように、収容センサ27によりワークSが検知されたか判定する(S10)。S10の判定がNOの場合、ワークSが収容部36に完全に収容されていないため、ワークSが収容部36に完全に収容されて、収容センサ27がワークSを検知するまで、揺動機構22は動作を停止する(S12)。
【0048】
ワークSが収容部36に完全に収容されると、収容センサ27が貫通孔34を介してワークSを検知してS10の判定はYESとなり、S20に進む。次に、上流センサ28bによりワークSが検知されたか判定する(S20)。
【0049】
(ワークSが断続的に搬送されている場合)
収容されたワークSの後続のワークSが断続的に搬送されている場合には、上流センサ28bは、ワークSを検知しないため、S20の判定はNOとなる。この場合、振分搬送部10は揺動機構22により隣の収容部36に向かって低速移動を開始する(S22)。このように振分搬送部10を低速移動させることで、後続のワークSが断続的に搬送され、隣の収容部36に収容されるまで時間を要する場合であっても、振分搬送部10が隣の収容部36に対向する位置で停止するのを回避しやすくなる。
【0050】
S22において、振分搬送部10が移動を開始すると、これに伴って移動板35が−RP方向に移動する。これにより、収容部36に収容されていたワークSは、−Z側に配置された整列搬送部41の搬送ベルト44上に落下する。このとき、振分搬送部10に連結され振分搬送部10とともに揺動する収容センサ27は、収容ユニット30の第1上板部31をワークSとして疑似的に検知しているため、S10の判定はYESとなる。
【0051】
その後、振分搬送部10が隣の収容部36に対向する位置まで移動する。このとき、何らかの理由により後続のワークSが収容部36に収容されず、収容センサ27が貫通孔34を介してワークSを検知しない場合、S10の判定はNOとなる。この場合には、後続のワークSが収容部36に完全に収容されて、収容センサ27がワークSを検知するまで、揺動機構22は動作を停止する(S12)。
【0052】
一方で、振分搬送部10が隣の収容部36に向かって低速移動中に、後続のワークSが搬送されてきた場合には、上流センサ28bはワークSを検知してS20の判定はYESとなり、S30に進む。次に、下流センサ28aによりワークSが検知されたか判定する(S30)。S20において上流センサ28bがワークSを検知した直後には、ワークSの搬送は進んでいないため、下流センサ28aはワークSを検知せず、S30の判定はNOとなる。この場合、振分搬送部10は低速移動を継続する(S32)。その後、ワークSの搬送が進み、上流センサ28bとともに下流センサ28aがワークSを検知すると、S30の判定はYESとなる。この場合、ワークSが隣の収容部36に収容されるまで時間を要さないため、振分搬送部10は高速移動を開始する(S34)。
【0053】
(ワークSが連続的に搬送されている場合)
S20において、後続のワークSが連続的に搬送されている場合には、上流センサ28bは、ワークSを検知するため、S20の判定はYESとなり、S30に進む。次に下流センサ28aによりワークSが検知されたか判定する(S30)。このとき、収容部36には、ワークSが収容されているため、下流センサ28aは、必然的にワークSを検知し、S30の判定はYESとなって、振分搬送部10は揺動機構22により高速移動を開始する(S34)。このように振分搬送部10を高速移動させることで、後続のワークSが連続して搬送され、隣の収容部36に収容されるまで時間を要しない場合に、ワークSを振分搬送部10上に滞留させることなく、収容部36に対して効率的に収容することができる。
【0054】
以上のように、収容センサ27によりワークSの収容を検知することで、各収容部36に対してワークSを確実に収容できる。また、通過センサ28(下流センサ28aおよび上流センサ28b)によりワークSの通過を検知することで振分搬送部10のRP方向への移動速度を制御することができる。これにより、ワーク整列装置1は、ワークSを収容部36に対して短時間で効率的に収容することができる。特に、本実施形態では、通過センサ28が2つのセンサ(下流センサ28aおよび上流センサ28b)により構成されている。このため、ワーク整列装置1は、ワークSが連続で搬送されているか、または断続で搬送されているか、に応じて、振分搬送部10のRP方向への移動速度の制御を行うことが可能になり、ワークSを収容部36に対してさらに効率的に収容することができる。
【0055】
このように振分搬送部10は、上記一連の動作を連続して行うことで、ワークSを搬送しつつ、−RP方向に移動しながら複数の収容部36に対して順にワークSを供給する。また、収容ユニット30は、複数の収容部36に収容されたワークSを順に整列搬送部41に承継する。
図7に示すように、さらに振分搬送部10は、複数の収容部36のうち−RP方向(
図2参照)の端部の収容部36にワークSを供給した場合には、一旦さらに−RP方向に移動する。これにより、収容ユニット30が端部の収容部36に収容されたワークSを整列搬送部41に承継した後、振分搬送部10が再度その収容部36にワークSを供給することができる。そして、移動方向を+RP方向に反転させて−RP方向の端部の収容部36から収容動作を継続する。これにより、振分搬送部10の無駄な復帰動作を省いて、多くのワークSを効率的に整列できる。
【0056】
次に、
図8および
図9に示すように、整列搬送部41に落下したワークSは、整列ガイド部61の隣り合う一対の第1仕切り壁32の間を通って、搬送ベルト44により下流側(+X側)に搬送される。このとき、第1仕切り壁32が、CX方向に沿って配置されているため、長尺のワークSは、X方向に対して傾いて(CX方向に沿って)搬送されている。
【0057】
次に、整列ガイド部61の+CX側の端部に到達したワークSは、矯正ガイド部66の隣り合う一対の第2仕切り壁69の間に入り込む。このとき、第2仕切り壁69の−X側の端部は先細りに形成されているため、X方向に対して傾いて搬送されたワークSは第2仕切り壁69に引っ掛かることなく、整列ガイド部61から矯正ガイド部66に受け渡される。また、隣り合う一対の第2仕切り壁69により画成された空間は、Y方向の幅がワークSの幅Wよりもやや広くなっている。これにより、X方向に対して傾いた姿勢で整列搬送部41に承継されたワークSは、第2仕切り壁69によりX方向に沿う姿勢に矯正される。その際、第2仕切り壁69を移動させることなく、ワークSをX方向に搬送する整列搬送部41の搬送ベルト44の力のみを利用してワークSの姿勢を矯正するので、ワークSと整列搬送部41の搬送面44aとの間における相対位置の変化を抑制できる。したがって、ワークSに与えるダメージを抑制しつつ、ワークSを所定の姿勢に矯正できる。
そして、ワークSは、そのまま低速搬送部51に承継され、搬送ベルト54によりX方向に搬送される。
【0058】
次に、矯正ガイド部66の+X側の端部に到達したワークSは、そのまま搬送ガイド部71の隣り合う一対の第3仕切り壁74の間に入り込み、搬送ガイド部71の+X側の端部まで搬送される。ところで、ワークSは、収容ユニット30において振分搬送部10から収容部36に受け渡された順に、整列搬送部41に承継されている。このため、ワークSは、整列搬送部41において千鳥状に配列された状態で搬送される。低速搬送部51に承継された後は、X方向のピッチが小さくなるものの、やはり千鳥状に配置された状態で搬送される。そこで、ワークSは、低速搬送部51の搬送面54a上において滞留手段(不図示)により滞留される。これにより、ワークSはY方向に整列した状態になる。そして、複数のワークSは、Y方向に整列した状態で、不図示の下流側の装置に承継され、例えばロボットアームにより所定の個数ずつ拾い上げられる。
【0059】
このように、整列搬送部41の下流側(+X側)に、整列搬送部41より搬送速度の小さい低速搬送部51を配置することで、滞留手段によりワークSを滞留させる際には、ワークSを低速搬送部51上で滞留させることができる。このため、ワーク整列装置1は、ワークSと搬送ベルト54との摺動機会(摺動時間および摺動距離)を少なくすることができる。したがって、ワークSに与えるダメージを抑制できる。
【0060】
以上に詳述したように、本実施形態のワーク整列装置1は、ワークSを搬送するとともに、RP方向に移動可能な振分搬送部10と、振分搬送部10の下流側(+CX側)に配置され、X方向に交差する方向に沿ってワークSを整列した状態で、X方向に沿ってワークSを搬送する整列搬送部41と、振分搬送部10と整列搬送部41との間に配置され、ワークSを収容する収容部36がRP方向に並んで複数形成された収容ユニット30と、を備える。そして、振分搬送部10は、ワークSを搬送しつつRP方向に移動しながら複数の収容部36に対して順にワークSを供給する。収容ユニット30は、複数の収容部36に収容されたワークSを順に整列搬送部41に承継する。
【0061】
この構成によれば、RP方向に移動可能な振分搬送部10によりワークSを収容部36に収容して振り分けた後、整列搬送部41にワークSを承継するため、整列搬送部41で搬送中のワークSを振り分ける必要がない。そのため、ワークSと整列搬送部41の搬送面44aとの間における相対位置の変化が大きくならない。また、振分搬送部10がワークSを搬送しつつRP方向に移動するため、ワークSをRP方向に移動させるガイド部18と搬送ベルト14との間にワークSを挟み込むことを防止できる。したがって、ワークSに与えるダメージを抑制できる。
【0062】
また、本実施形態のワーク整列装置1は、収容ユニット30が、整列搬送部41の上方に配置されるとともに、収容ユニット30が隣り合う収容部36の間に形成された第1仕切り壁32と、収容部36の底部に配置され、振分搬送部10のRP方向への移動に伴ってRP方向に移動する移動板35と、を備える。
この構成によれば、収容部36の底部が振分搬送部10のRP方向への移動に伴って移動する移動板35により構成されている。このため、収容ユニット30はワークSを順に収容させるとともに、−Z側に配置された整列搬送部41に対してワークSを順に落下させて承継することができる。したがって、ワークSを搬送ベルトに対して摺動させることなく複数列に整列させる構成を簡易に得ることができる。
【0063】
また、本実施形態のワーク整列装置1は、ワークSの搬送方向が水平方向(X方向)であり、振分搬送部10の移動方向がRP方向である。振分搬送部10は、上流側(−CX側)の端部が鉛直軸P周りに揺動可能に支持されて、RP方向に移動可能とされている。そして、振分搬送部10は、下流側(+CX側)の端部が複数の収容部36のワーク収容口と対向可能に配置されて、複数の収容部36に対して順にワークSを供給する。
この構成によれば、振分搬送部10の−CX側の端部を軸にして、+CX側の端部をRP方向に揺動させることで、振分搬送部10は−CX側において同じ位置でワークSを受け取るとともに、+CX側においてRP方向にワークSを整列させることができる。したがって、上述した作用効果を有するワーク整列装置1をより簡易に得ることができる。
【0064】
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、ワークSは断面が円形状の棒状であったが、これに限定されず、様々な形状のワークを用いることができる。
また、上記実施形態においては、各搬送部はベルトコンベヤにより構成されていたが、これに限定されず、例えばローラーコンベヤにより構成してもよい。
【0065】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。