(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記栽培棚における前記上下方向に対して直交する第1の方向の長さは、前記上下方向に対して直交し、且つ前記第1の方向に対しても直交する第2の方向の長さよりも長くなっており、
前記栽培棚の各段には、前記栽培容器が前記第1の方向に複数並設されており、
前記栽培棚における前記第2の方向に位置する両側方は開放されており、
前記ノズル本体は、前記第2の方向の一端部に配置されており、
前記噴出口は、前記第2の方向の他端に向いていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の個別環境システム。
【背景技術】
【0002】
野菜や果実、花木等の植物を室外で栽培すると、天候の変化によっては、植物の成長に悪影響を及ぼすことがあるため、最近では、天候の変化の影響を受けない室内空間で植物を栽培する植物工場が実用化されている。植物工場の室内空間には、多段式の栽培棚が設置されている。栽培棚には、植物を収容する栽培容器が各段にそれぞれ配置されている。よって、複数の栽培容器は、上下方向に所定の間隔をおいて配置されている。
【0003】
このような植物栽培装置は、植物に対して光を照射する照明装置を備えている。そして、照明装置を点灯させて植物に光を照射させたり、照明装置を消灯したりすることにより、植物が光合成を行う昼の時間と、光合成を行わない夜の時間とを人工的に作り出している。しかしながら、照明装置を点灯させている場合においては、照明装置から発せられる熱によって、室内空間の温度が上昇する。暖気は室内空間の上方へ移動し易く、冷気は室内空間の下方へ移動し易いため、室内空間においては、上方ほど温度が高くなり易い。このため、栽培棚の上段の棚ほど温度が高くなり易く、栽培棚の上段と下段とで温度差が生じてしまう。栽培棚の上段と下段とで温度差が生じてしまうと、栽培棚の上段に配置されている栽培容器内の植物の成長と、栽培棚の下段に配置されている栽培容器内の植物の成長とにばらつきが生じてしまう。
【0004】
そこで、栽培棚の各段に配置された栽培容器内の植物に向けてそれぞれ個別に空気を送る複数のダクト分枝部(配管)を有する送風ダクト(送風機)を備えたものが、例えば特許文献1に開示されている。これによれば、送風ダクトから各ダクト分枝部を介して栽培棚の各段に配置された栽培容器の植物に向けてそれぞれ個別に空気が送られることにより、栽培棚の上段と下段とで温度差が生じてしまうことが抑制される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の植物栽培装置においては、送風ダクトからダクト分枝部を介して栽培容器の植物に向けて送られる空気内に塵等の異物が含まれていることがある。異物が含まれた空気が植物に向けて送られると、植物に異物が付着してしまう。また、植物の光合成に適正な飽差を維持することも植物の成長に必要である。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、植物に異物が付着してしまうことを抑制しつつも、光合成に適正な飽差を維持しながら、栽培棚の上段と下段とで温度差が生じてしまうことを抑制することができる個別環境システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する個別環境システムは、室内空間に設置される多段式の栽培棚と、植物を収容するとともに前記栽培棚の各段にそれぞれ配置されることにより上下方向に所定の間隔をおいて配置される複数の栽培容器と、前記植物に対して光を照射する照明装置と、を備える個別環境システムであって、前記室内空間の温度を調整する空調装置と、前記室内空間の湿度を調整する加湿器と、前記室内空間の空気を送り出す送風機と、前記栽培棚の各段にそれぞれ設けられるとともに前記空気
を噴き出す噴出口を有するノズル本体と、前記送風機から送り出された空気を各ノズル本体に分配する配管と、を備え、
前記配管は、上下方向に延びる一対の供給配管を備え、一対の供給配管の一方は、上下方向に所定の間隔をおいて配置されている複数の前記ノズル本体の長手方向の一方の端部に接続されるとともに、一対の供給配管の他方は、上下方向に所定の間隔をおいて配置されている複数のノズル本体の長手方向の他方の端部に接続され、前記送風機から送り出された空気が前記配管の一対の供給配管を介して、長手方向の両端部から供給され、前記ノズル本体は、前記噴出口から噴き出される前記空気に含まれる異物を捕捉する濾材を有し、
前記ノズル本体は、前記ノズル本体の周方向に所定の間隔をおいて前記噴出口を複数有し、噴出口のうち、前記照明装置に向けて噴き出すものと、前記植物に向けて噴き出すものとを有している。
【0009】
上記個別環境システムにおいて、前記送風機は、前記室内空間の下方に設置されていることが好ましい。
上記個別環境システムにおいて、前記栽培棚における前記上下方向に対して直交する第1の方向の長さは、前記上下方向に対して直交し、且つ前記第1の方向に対しても直交する第2の方向の長さよりも長くなっており、前記栽培棚の各段には、前記栽培容器が前記第1の方向に複数並設されており、前記栽培棚における前記第2の方向に位置する両側方は開放されており、前記ノズル本体は、前記第2の方向の一端部に配置されており、前記噴出口は、前記第2の方向の他端に向いていることが好ましい。
【0010】
上記個別環境システムにおいて、前記照明装置は、前記植物の上方であって、且つ前記植物に対して前記上下方向に重なる位置に配置されており、前記ノズル本体は、前記植物に対して斜め上方であり、且つ前記照明装置よりも側方に配置されていることが好ましい。
【0011】
上記個別環境システムにおいて、前記送風機は、二酸化炭素が混合された空気を前記ノズル本体に送り出すことが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、植物に異物が付着してしまうことを抑制しつつも、光合成に適正な飽差を維持しながら、栽培棚の上段と下段とで温度差が生じてしまうことを抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、個別環境システムを具体化した一実施形態を
図1〜
図4にしたがって説明する。
図1に示すように、個別環境システム1は、植物栽培装置10を備えている。植物栽培装置10は、植物工場11の室内空間12に設置される多段式の栽培棚13を複数備えている。なお、
図1では、説明の都合上、紙面手前の栽培棚13に関して詳細に説明し、その他の栽培棚13については二点鎖線で示してそれらの栽培棚13に関する詳細な説明を省略する。なお、本実施形態において、各栽培棚13に関する構成は全て同じ構成である。
【0015】
栽培棚13における上下方向に対して直交する第1の方向を栽培棚13の左右方向とし、栽培棚13における上下方向に対して直交し、且つ左右方向に対しても直交する第2の方向を栽培棚13の奥行方向とすると、栽培棚13の左右方向の長さは、栽培棚13の奥行方向の長さよりも長くなっている。栽培棚13における左右方向の両側方、及び栽培棚13における奥行方向の両側方は開放している。
【0016】
植物工場11は、二酸化炭素ガスボンベ11aを備えている。二酸化炭素ガスボンベ11aは、図示しない圧力調整器、制御弁が配置された導入配管11bを介して室内空間12内に連通している。そして、二酸化炭素ガスボンベ11aから導入配管11bを介して室内空間12内へ二酸化炭素ガスの導入が行われている。よって、室内空間12内の空気には、二酸化炭素が混合されている。また、室内空間12内には、室内空間12の温度を調整する空調装置12aと、室内空間12の湿度を調整する加湿器12bとが設けられている。室内空間12内は、空調装置12aによって温度が調整され、加湿器12bによって湿度が調整されている。
【0017】
栽培棚13の最も下段には、二酸化炭素が混合された室内空間12の空気を送り出す送風機14が複数配置されている。よって、送風機14は、室内空間12の下方に設置されている。複数の送風機14は、栽培棚13の最も下段において、栽培棚13の左右方向に複数並設されている。
【0018】
植物栽培装置10は、植物15(例えば野菜や果実、花木等)を収容する栽培容器16(栽培パレット)を複数備えている。複数の栽培容器16は、栽培棚13の各段にそれぞれ配置されることにより上下方向に所定の間隔をおいて配置されている。また、栽培棚13の各段には、栽培容器16が栽培棚13の左右方向に複数並設されており、栽培棚13の奥行方向には、栽培容器16は複数並設されていない。よって、栽培棚13の左右方向の長さは、栽培容器16が複数配置可能な長さになっており、栽培棚13の奥行方向の長さは、栽培容器16が一つだけ配置可能な長さになっている。
【0019】
図1及び
図2に示すように、植物栽培装置10は、植物15に対して光を照射する照明装置17を備えている。照明装置17は、栽培棚13の各段において、植物15の上方であって、且つ植物15に対して上下方向に重なる位置に配置されている。なお、
図1では、説明の都合上、栽培棚13の最も上段の照明装置17のみ図示しており、栽培棚13における最も上段以外の各段に配置されている照明装置17の図示を省略している。
【0020】
照明装置17は、例えば発光ダイオード(LED)や蛍光灯等からなる。本実施形態では、照明装置17は、柱状の蛍光灯をその長手方向が栽培棚13の奥行方向に沿った方向に配置され、複数の蛍光灯を栽培棚13の左右方向に並設した構成になっている。照明装置17からは、植物15の光合成に必要な所定波長の光が植物15に向けて照射される。照明装置17は、図示しない制御装置と電気的に接続されており、照明装置17は、制御装置によって点灯と消灯とに切り換えられる。そして、照明装置17を点灯させて植物15に光を照射させたり、照明装置17を消灯したりすることにより、植物15が光合成を行う昼の時間と、光合成を行わない夜の時間とを人工的に作り出している。
【0021】
植物栽培装置10は、栽培棚13の各段にそれぞれ設けられるノズル本体18を備えている。ノズル本体18は、栽培棚13の各段において、その長手方向が栽培棚13の左右方向に沿った方向に配置され、且つ栽培棚13の左右方向において、各栽培容器16に対応して複数並設されている。よって、複数のノズル本体18は、栽培棚13の各段にそれぞれ配置されることにより上下方向に所定の間隔をおいて配置されている。本実施形態では、一つの栽培容器16に対してノズル本体18が一つ配置されている。
【0022】
さらに、植物栽培装置10は、送風機14から送り出された室内空間12の空気を各ノズル本体18に分配する配管19を備えている。配管19は、各送風機14に対してそれぞれ一つずつ設けられている。各配管19は、上下方向に延びる一対の供給配管19aを備えている。各配管19の一対の供給配管19aの一方は、上下方向に所定の間隔をおいて配置されている複数のノズル本体18の長手方向の一方の端部に接続されるとともに、一対の供給配管19aの他方は、上下方向に所定の間隔をおいて配置されている複数のノズル本体18の長手方向の他方の端部に接続されている。そして、各ノズル本体18内には、送風機14から送り出された空気が配管19の一対の供給配管19aを介して、長手方向の両端部から供給される。
【0023】
図3に示すように、ノズル本体18は、円筒状である樹脂製の開口形成部材18aを備えている。開口形成部材18aは、空気を植物15に向けて噴き出す噴出口18hを有している。本実施形態では、開口形成部材18aには、開口形成部材18aの周方向に45度の間隔をおいた位置に噴出口18hがそれぞれ形成されている。よって、ノズル本体18は、ノズル本体18の周方向に所定の間隔をおいて、噴出口18hを複数有している。各噴出口18hは、円孔状であるとともに、開口形成部材18aの長手方向において、所定の間隔をおいて複数並設されている。
【0024】
ノズル本体18は、噴出口18hから噴き出される室内空間12の空気に含まれる異物を捕捉する円筒状の濾材20を有している。濾材20は、材料として、例えば、熱可塑性樹脂であるポリプロピレンからなる帯状の不織布を用いて形成されている。濾材20の目の大きさは、空気に含まれる埃、塵、カビの胞子等の異物が通過できない大きさであるとともに、空気が通過できる大きさになっている。
【0025】
開口形成部材18aは濾材20の内側に設けられている。開口形成部材18aは、材料として、例えば、樹脂からなる帯状のシートを用いて形成されている。ノズル本体18は、濾材20となる不織布及び開口形成部材18aとなるシートを重ね合わせた状態で円筒状に巻いて加熱し、硬化させることで形成されている。よって、開口形成部材18aと濾材20とは互いに密着している。
【0026】
図4に示すように、ノズル本体18は、栽培棚13の奥行方向の一端部に配置されている。ノズル本体18は、植物15に対して斜め上方であり、且つ照明装置17よりも側方に配置されている。各噴出口18hは、栽培棚13の奥行方向の他端に向いている。具体的には、開口形成部材18aの周方向に45度の間隔をおいた位置にそれぞれ形成された二つの噴出口18hのうちの一方は、栽培棚13の奥行方向に沿う方向に向いている。また、開口形成部材18aの周方向に45度の間隔をおいた位置にそれぞれ形成された二つの噴出口18hのうちの他方は、栽培棚13の奥行方向に対して斜め下方に向いている。
【0027】
次に、本実施形態の作用について説明する。
送風機14から配管19を介して栽培棚13の各段にそれぞれ設けられた各ノズル本体18の噴出口18hから栽培棚13の各段に配置された栽培容器16の植物15に向けて、空調装置12a及び加湿器12bにより温度及び湿度が調整された室内空間12の空気が噴き出す。このとき、空気が濾材20を通過する際に、空気に含まれる埃、塵、カビの胞子等の異物が濾材20により捕捉され、除去される。また、植物15に供給する空気の温度が空調装置12aで調整され、空気の湿度が加湿器12bで調整されているため、植物15の光合成に適した飽差を維持されている。よって、植物15に異物が付着してしまうことが抑制されつつ、光合成に適正な飽差を維持しながら、栽培棚13の上段と下段とで温度差が生じてしまうことが抑制される。その結果、栽培棚13の上段に配置されている栽培容器16内の植物15の成長と、栽培棚13の下段に配置されている栽培容器16内の植物15の成長とにばらつきが生じてしまうことが抑制される。
【0028】
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)植物栽培装置10は、室内空間12の空気を送り出す送風機14と、栽培棚13の各段にそれぞれ設けられるとともに空気を植物15に向けて噴き出す噴出口18hを有するノズル本体18と、送風機14から送り出された空気を各ノズル本体18に分配する配管19と、を備えている。ノズル本体18は、噴出口18hから噴き出される室内空間12の空気に含まれる異物を捕捉する濾材20を有している。これによれば、送風機14から配管19を介して栽培棚13の各段にそれぞれ設けられた各ノズル本体18の噴出口18hから栽培棚13の各段に配置された栽培容器16の植物15に向けて室内空間12の空気が噴き出す。このとき、空気が濾材20を通過する際に、空気に含まれる埃、塵、カビの胞子等の異物が濾材20により捕捉され、除去される。また、植物15に供給する空気の温度が空調装置12aで調整され、空気の湿度が加湿器12bで調整されているため、植物15の光合成に適した飽差を維持されている。したがって、植物15に異物が付着してしまうことを抑制しつつも、光合成に適正な飽差を維持しながら、栽培棚13の上段と下段とで温度差が生じてしまうことを抑制することができる。
【0029】
(2)送風機14は、室内空間12の下方に設置されている。室内空間12では、上方ほど温度が高くなり易く、下方ほど温度が低い。よって、温度の低い空気を送風機14から配管19を介して各ノズル本体18に送り出すことができ、温度の低い空気を噴出口18hから植物15に向けて噴き出すことができる。その結果、照明装置17から発せられる熱によって植物15の周辺の空気の温度が高くなってしまうことを抑制し易くすることができる。
【0030】
(3)例えば、各ノズル本体18が、栽培棚13の左右方向の一端部に配置されており、各噴出口18hが、栽培棚13の左右方向の他端に向いている場合、噴出口18hから空気が噴き出されても、栽培棚13の左右方向の他端側に配置されている栽培容器16の植物15まで空気が行き届き難い。よって、栽培棚13の左右方向の他端側に配置されている栽培容器16の植物15の周辺の空気が、噴出口18hから噴き出された新鮮な空気と入れ替わり難い。そこで、本実施形態では、各ノズル本体18が、栽培棚13の奥行方向の一端部に配置されており、各噴出口18hは、栽培棚13の奥行方向の他端に向いている。これによれば、噴出口18hから空気が噴き出すと、栽培棚13内の植物15の周辺の空気が、噴出口18hから噴き出された空気によって、栽培棚13における奥行方向の他端側に位置する側方へ押し出され、栽培棚13内の植物15の周辺の空気が、噴出口18hから噴き出された新鮮な空気に入れ替わり易くなる。よって、植物15の成長が効率良く行われる。
【0031】
(4)ノズル本体18は、植物15に対して斜め上方であり、且つ照明装置17よりも側方に配置されている。よって、例えば、ノズル本体18が、照明装置17を介して植物15に対して上下方向に重なる位置に配置されている場合に比べて、ノズル本体18の噴出口18hから噴き出された空気の全てが、照明装置17から発せられる熱によって温められ難くなる。したがって、温度の低い空気を噴出口18hから植物15に向けて噴き出すことができる。
【0032】
(5)ノズル本体18は、ノズル本体18の周方向に所定の間隔をおいて、噴出口18hを複数有している。これによれば、植物15全体に向けて空気を噴き出し易くすることができ、植物15に向けて効率良く空気を供給することができる。また、複数の噴出口18hのうち、室内空間12の空気を照明装置17に向けて噴き出すものと、植物15に向けて噴き出すものとに分けることで、温度の低い空気を植物15に供給することができる。
【0033】
(6)送風機14は、二酸化炭素が混合された空気をノズル本体18に送り出す。これによれば、植物15に二酸化炭素を効率良く供給することができるため、植物15の成長が効率良く行われる。
【0034】
(7)ノズル本体18は、栽培棚13の各段において、その長手方向が栽培棚13の左右方向に沿った方向に配置され、且つ栽培棚13の左右方向において、各栽培容器16に対応して複数並設されている。具体的には、一つの栽培容器16に対してノズル本体18が一つ配置されている。これによれば、栽培棚13の各段において、各ノズル本体18の噴出口18hから各栽培容器16の植物15に対応して空気が噴き出すため、栽培棚13の各段において、栽培棚13の左右方向で温度差が生じてしまうことを抑制することができる。
【0035】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態において、送風機14の配置位置は特に限定されるものではなく、例えば、室内空間12の上方に配置されていてもよい。
【0036】
・ 実施形態において、各ノズル本体18が、栽培棚13の左右方向の一端部に配置されており、各噴出口18hが、栽培棚13の左右方向の他端に向いていてもよい。
・ 実施形態において、ノズル本体18の配置位置は特に限定されるものではなく、例えば、ノズル本体18が、植物15に対して下方に配置されていてもよい。これによれば、植物15の葉の裏側に空気を供給し易くなり、葉の蒸散作用により葉の裏側の気孔から放出される水蒸気を適度に除去することができる。その結果、葉の蒸散作用を活性化させることができる。
【0037】
・ 実施形態において、噴出口18hは、ノズル本体18の長手方向に延びるスリットであってもよい。
・ 実施形態において、開口形成部材18aに、開口形成部材18aの周方向に、例えば30度の間隔をおいた位置に噴出口18hがそれぞれ形成されていてもよい。要は、ノズル本体18は、ノズル本体18の周方向に所定の間隔をおいて、噴出口18hを複数有していればよい。
【0039】
・ 実施形態において、栽培棚13の各段において、複数の栽培容器16に対向配置されるように、栽培棚13の左右方向に延びるノズル本体18が一つ配置されていてもよい。
【0040】
・ 実施形態において、送風機14は、二酸化炭素が混合されていない空気をノズル本体18に送り出すものであってもよい。つまり、二酸化炭素が、ノズル本体18とは別の供給経路を介して植物15に供給されてもよい。
【0041】
・ 実施形態において、送風機14の回転数を可変制御してもよい。これによれば、ノズル本体18の噴出口18hから噴き出される空気の流れを可変制御することができ、植物15の種類や成長過程に応じた適切な空気の流れに調節することができる。
【0042】
・ 実施形態において、濾材20の材料として、ポリプロピレン以外の樹脂を用いてもよい。
・ 実施形態において、濾材20に抗菌機能を付加してもよい。
【0043】
・ 実施形態において、濾材20は円筒状でなくてもよい。例えば、噴出口18hを塞ぐように噴出口18hのみに濾材20が配設されていてもよい。
・ 実施形態において、栽培棚13の奥行方向に、栽培容器16が複数並設されていてもよい。
【0044】
・ 実施形態において、栽培棚13における左右方向の両側方が、例えば、照明装置17からの光を植物15に向けて反射させる反射板等によって閉塞されていてもよい。
・ 実施形態において、栽培棚13における奥行方向の両側方が、例えば、照明装置17からの光を植物15に向けて反射させる反射板等によって閉塞されていてもよい。