(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、サービス売買システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0027】
(実施の形態1)
本実施の形態において、サービス提供者端末と管理サーバとユーザ端末との間で、1または2以上のサービス電子チケットの販売、購入、およびカード決済を行うサービス売買システムについて説明する。なお、本システムにおいて、ユーザのクレジットカード番号はサービス提供者端末に通知されない。
【0028】
また、本実施の形態において、1または2以上のチケットを指定して、サービス提供者とユーザとのコミュニケーションが可能となるシステムについて説明する。かかる点から、本システムは、チケット・オリエンテッド・コミュニケーションを実現できるシステムである、と言える。なお、チケット・オリエンテッド・コミュニケーションとは、チケットを介在させたコミュニケーションである。また、ここでのコミュニケーションは、例えば、サービス予約、変更、キャンセル等の通知、了解などのコミュニケーションである。
【0029】
また、本実施の形態において、一のチケットは、2以上のサービス提供者のチケットとして使用可能であるシステムについても説明する。
【0030】
また、本実施の形態において、電子チケットは、その属性として使用期限または使用可能日等を有しており、使用期限等までに使用しない場合、電子チケットは使用不可となるシステムについても説明する。また、使用期限等までに使用しない場合、ユーザに代金の一部または全部が返金されるシステムについても説明する。
【0031】
また、本実施の形態において、電子チケットに対して、サービス享受の日時を変更可能なシステムについても説明する。
【0032】
また、本実施の形態において、電子チケットを第三者に転売可能なシステムについても説明する。
【0033】
また、本実施の形態において、電子チケットに対してキャンセル待ち可能であり、キャンセルした場合、キャンセル待ちのユーザに優先的に所有者が変更されるシステムについても説明する。
【0034】
また、本実施の形態において、サービスに対するユーザの評価を公開し、かつユーザごとに、ユーザの評価に対する参考度合いを取得し、参考度合いを用いて、サービスの享受料金を割り引いて決済等するシステムについても説明する。
【0035】
また、本実施の形態において、SNSと連携し、ユーザとサービス提供者との関係を明示する決済等するシステムについても説明する。
【0036】
図1は、本実施の形態におけるサービス売買システムの概念図である。サービス売買システムは、管理サーバ1、1または2以上のサービス提供者端末2、1または2以上のユーザ端末3を備える。管理サーバ1は、通常、クレジットカード会社のサーバ装置である。ただし、サーバ装置の運用会社は問わない。また、サービス提供者端末2は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等である。さらに、ユーザ端末3は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等である。
【0037】
図2は、本実施の形態におけるサービス売買システムのブロック図である。
【0038】
サービス売買システムを構成する管理サーバ1は、ユーザ情報格納部101、電子チケット格納部102、評価関連情報格納部103、サーバ受信部104、サーバ蓄積部105、サーバ送信部106、決済処理部107、購入部108、チケット消滅部109、提供日時変更部110、スコア算出部111、関係取得部112、サーバ処理部113を備える。
【0039】
サービス提供者端末2は、提供者識別子格納部21、サービス受付部22、サービス送信部23、サービス受信部24、サービス出力部25を備える。
【0040】
ユーザ端末3は、ユーザ識別子格納部31、ユーザ受付部32、ユーザ送信部33、ユーザ受信部34、ユーザ出力部35を備える。
【0041】
管理サーバ1のユーザ情報格納部101は、1または2以上のユーザ情報を格納し得る。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、ユーザ識別子とクレジットカード番号とを有する。ユーザ情報は、スコアをも有することは好適である。ユーザ識別子は、ユーザ端末3のユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、ID、氏名、ユーザ端末3のIPアドレス、電話番号等である。スコアは、ユーザの評価を示す情報である。また、ユーザ情報は、例えば、ユーザの氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス等を有することは好適である。なお、図示しない処理手段は、例えば、スコアを用いて、サービスの価格を割引く処理をしたり、スコアによりユーザの情報(例えば、ユーザ識別子)をソートし、ユーザをランキングしたりする。
【0042】
電子チケット格納部102は、1または2以上の電子チケットを格納し得る。電子チケットは、サービスを享受するための電子的なチケットに関する情報である。電子チケットは、チケット識別子、サービス情報、およびユーザ識別子を有する。チケット識別子は、電子チケットを識別する情報であり、通常、IDであるが、他の情報でも良い。サービス情報は、提供されるサービスに関する情報である。サービス情報は、提供者識別子、サービス内容情報、および価格情報を有する。提供者識別子は、サービス提供者を識別する情報であり、例えば、ID、氏名、会社名等である。サービス内容情報は、サービスの内容を示す情報であり、例えば、サービスの種類、サービスを提供する時間、サービスの提供場所等を有する。価格情報は、サービス提供のための価格を示す情報であり、例えば、金額を示す情報、ポイントを示す情報などである。価格情報は、単位時間あたりの金額を示す情報でも良いし、所定期間(例えば、1か月)の金額を示す情報等でも良い。
【0043】
また、電子チケットは、使用可能な期間(サービスが享受可能な期間)に関する情報である使用可能期間情報を有しても良い。また、電子チケットは、サービス提供の日時に関する情報である提供日時情報を有しても良い。また、電子チケットは、他者に転売することを示す転売フラグを有しても良い。また、電子チケットは、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子を有しても良い。
【0044】
さらに、電子チケットは、サービス提供の候補者である2以上のサービス提供候補者を識別する2以上の提供候補者識別子を有しても良い。
【0045】
また、電子チケット格納部102は、チケット識別子に対応付けて、第一情報、および第二情報を格納していても良い。第一情報は、ユーザがサービス提供者に向けて送信するメッセージや情報等である。第一情報は、例えば、サービス享受の希望日時、サービス享受の予約日時の変更等の情報である。第二情報は、サービス提供者がユーザに向けて送信するメッセージや情報等である。第二情報は、例えば、サービス享受の日時、サービス享受の予約日時の変更を了承する情報等の情報である。
【0046】
評価関連情報格納部103は、サービスに対する評価、および評価に対する参考度合いを、サービス識別子または提供者識別子に対応付けて格納し得る。サービス識別子とは、サービスを識別する情報である。評価は、例えば、1から5の5段階のうちのいずれかの数値、「良い・普通・悪い」のうちのいずれかの情報等である。
【0047】
サーバ受信部104は、サービス提供者端末2、またはユーザ端末3、または他の装置から、情報や指示等を受信する。
【0048】
例えば、サーバ受信部104は、サービス提供者端末2から、提供者識別子とサービス内容情報と価格情報とを有するサービス情報を受信する。
【0049】
また、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、チケットアクセス指示を受信する。チケットアクセス指示とは、1または2以上の電子チケットを取得する指示である。チケットアクセス指示は、ユーザが購入前に、購入候補の電子チケットを閲覧するための指示である。チケットアクセス指示は、例えば、ユーザ識別子を有する。
【0050】
また、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、電子チケットの購入を指示する命令であり、チケット識別子とユーザ識別子とを有する命令である購入指示を受信する。
【0051】
また、サーバ受信部104は、使用済情報を受信する。使用済情報とは、電子チケットが使用された旨の情報であり、チケット識別子を有する情報である。なお、使用された旨の情報とは、これから使用される旨の情報でも良い。サーバ受信部104は、使用済情報を、サービス提供者端末2から受信しても良いし、ユーザ端末3から受信しても良いし、他の装置から受信しても良い。
【0052】
また、サーバ受信部104は、修正指示を受信する。修正指示とは、提供日時情報の修正する指示であり、チケット識別子と修正後の提供日時情報を有する。サーバ受信部104は、修正指示を、サービス提供者端末2から受信しても良いし、ユーザ端末3から受信しても良いし、他の装置から受信しても良い。
【0053】
また、サーバ受信部104は、転売希望指示を受信する。ここで、転売希望指示とは、購入したチケットを他者に売ることを希望する指示である。転売希望指示は、例えば、転売対象のチケットを識別するチケット識別子、転売希望のユーザを識別するユーザ識別子を有する。
【0054】
また、サーバ受信部104は、第二購入指示を受信する。第二購入指示とは、一度は他のユーザに購入されたる電子チケットの購入指示である。さらに具体的には、第二購入指示は、転売フラグを有する電子チケットに対する購入指示である。また、第二購入指示は、通常、チケット識別子を有する。
【0055】
サーバ受信部104は、キャンセル待ち指示を受信する。キャンセル待ち指示とは、電子チケットに対して、キャンセル待ちすることを示す指示である。キャンセル待ち指示は、通常、チケット識別子とユーザ識別子とを有する。
【0056】
サーバ受信部104は、キャンセル指示を受信する。キャンセル指示とは、電子チケットをキャンセルすることを示す指示である。キャンセル指示は、通常、チケット識別子を有する。
【0057】
また、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から評価情報を受信する。評価情報は、ユーザ識別子と評価を有する。評価情報は、サービス識別子または提供者識別子を有することは好適である。
【0058】
また、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から参考度合情報を受信する。参考度合情報は、ユーザ識別子と参考度合いを含む。なお、このユーザ識別子は、参考度合情報を送信したユーザのユーザ識別子である。参考度合情報は、通常、参考度合いの対象の評価を識別する評価識別子を含む。評価識別子は、評価を記載したユーザのユーザ識別子を含んでも良い。
【0059】
また、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から第一連絡情報を受信しても良い。第一連絡情報は、例えば、第一情報、チケット識別子、ユーザ識別子を有する。第一情報とは、ユーザが入力した情報であり、ユーザがサービス提供者に向けて送信するメッセージや情報等である。
【0060】
さらに、サーバ受信部104は、サービス提供者端末2から第二連絡情報を受信しても良い。第二連絡情報は、例えば、第二情報、チケット識別子、提供者識別子を有する。
【0061】
サーバ蓄積部105は、サービス情報を電子チケット格納部102に蓄積する。サービス情報は、提供者識別子とサービス内容情報と価格情報とを有する。第二情報とは、サービス提供者が入力した情報であり、サービス提供者がユーザに向けて送信するメッセージや情報等である。
【0062】
また、サーバ蓄積部105は、キャンセル指示に含まれるチケット識別子と対になるユーザ識別子を、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子に更新する。かかるサーバ蓄積部105の処理は、キャンセル待ちしていたユーザに対して、チケットを販売する処理の一部である。
【0063】
また、サーバ蓄積部105は、サーバ受信部104が受信した評価情報が有する評価を、評価情報が有するユーザ識別子またはサービス識別子または提供者識別子に対応付けて、評価関連情報格納部103に蓄積する。
【0064】
また、サーバ蓄積部105は、サーバ受信部104が受信した参考度合情報が有する参考度合いをユーザ識別子またはサービス識別子または提供者識別子に対応付けて、評価関連情報格納部103に蓄積する。
【0065】
また、サーバ蓄積部105は、スコア算出部111が算出したスコアをユーザ情報格納部101に蓄積する。サーバ蓄積部105は、スコアをユーザ識別子に対応付けて蓄積する。
【0066】
また、サーバ蓄積部105は、キャンセル待ち指示に応じて、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子を蓄積する。サーバ蓄積部105は、通常、キャンセル待ち指示に含まれるチケット識別子に対応付けて、ユーザ識別子を蓄積する。
【0067】
サーバ送信部106は、ユーザ端末3から送信されたチケットアクセス指示に応じて、1以上の電子チケットの全部または一部を、ユーザ端末3に送信する。なお、送信する1以上の電子チケットの全部または一部は、電子チケット格納部102に格納されている電子チケットの全部または一部である。
【0068】
また、サーバ送信部106は、購入部108がユーザ識別子を書き込んだ電子チケットの全部または一部を、購入指示を送信したユーザ端末3に送信する。
【0069】
また、サーバ送信部106は、関係取得部112が取得した関係情報をユーザ端末3に送信することは好適である。ここで、関係情報を送信するタイミングは問わない。サーバ送信部106は、例えば、チケットアクセス指示を受信した後、1以上の電子チケットの全部または一部をユーザ端末3に送信する際に、1以上の各電子チケットに関係情報を付加して送信する。
【0070】
また、サーバ送信部106は、購入された旨の情報である購入済情報をサービス提供者端末2に送信しても良い。
【0071】
なお、サーバ送信部106は、サービス提供者端末2またはユーザ端末3に、上記以外の種々の情報を送信しても良い。
【0072】
決済処理部107は、決済処理を行う。決済処理とは、決済のための処理であり、例えば、図示しない決済サーバへの、決済のための情報の送信である。また、決済処理とは、実際の決済処理などである。決済は、ここでは、通常、カード決済である。
【0073】
決済処理部107は、購入指示が有するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を用いて、購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う。なお、ユーザ識別子と対になるクレジットカード番号は、通常、ユーザ情報格納部101から取得される。
【0074】
また、決済処理部107は、使用可能期間情報が示す使用可能な期間を超えて、電子チケットが使用されない場合、電子チケットと対になる価格情報が示す金額の一部または全部を返金するための処理を行っても良い。ここで、返金するための処理とは、返金の通知処理、クレジットカードを用いた返金処理等である。クレジットカードを用いた返金処理は、電子チケットと対になるユーザ識別子に対応するクレジットカード番号で識別されるクレジットカードを用いた返金処理である。
【0075】
また、決済処理部107は、第二購入指示が有するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を用いて、第二購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う。
【0076】
また、決済処理部107は、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を用いて、購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う。かかる場合は、チケットキャンセルために、キャンセル待ちしていたユーザに電子チケットを販売する場合である。
【0077】
購入部108は、サーバ受信部104が受信した購入指示が有するユーザ識別子を、購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットのユーザ識別子として書き込む。
【0078】
また、購入部108は、サーバ受信部104が受信した購入指示が有する一の提供候補者識別子を、購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの提供者識別子として書き込む。
【0079】
チケット消滅部109は、使用済情報が有するチケット識別子で識別される電子チケットを使用不可とするための処理を行う。使用不可とするための処理とは、電子チケットの削除処理、使用不可を示すフラグの付与等である。
【0080】
また、チケット消滅部109は、使用可能期間情報が示す使用可能な期間を満たさなくなった電子チケットを使用不可とするための処理を行う。
【0081】
提供日時変更部110は、サーバ受信部104が受信した修正指示が有する修正後の提供日時情報に、修正指示が有するチケット識別子と対になる提供日時情報を修正する。
【0082】
スコア算出部111は、ユーザの評価に対する参考度合いを用いて、参考度合いが高いほどスコアが大きくなるように、参考度合情報に対応する評価に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに対するスコアを算出する。
【0083】
関係取得部112は、ユーザ識別子と提供者識別子との人間的な関係を示す関係情報を図示しないSNSサーバから取得する。なお、SNSサーバとは、例えば、facebook(登録商標)のサーバ装置、LINE(登録商標)のサーバ装置等である。また、関係情報とは、ユーザ識別子で識別されるユーザと提供者識別子で識別される提供者とが友達であるか否かの情報、友達の友達であるか否かの情報、共通の友達等の情報、どれぐらいの人を辿れば繋がるかの情報等である。
【0084】
サーバ処理部113は、チケットアクセス指示に応じて、電子チケット格納部102から1または2以上の電子チケットの全部または一部等を取得する。ここで、サーバ処理部113は、販売中の電子チケットのみを取得することは好適である。なお、販売中の電子チケットとは、例えば、購入者のユーザ識別子が記録されていない電子チケット、または販売済みフラグを有さない電子チケット等である。
【0085】
また、サーバ処理部113は、キャンセル指示が有するユーザ識別子を、キャンセル指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットから削除する。
【0086】
さらに、サーバ処理部113は、上述した処理以外の処理を行っても良い。
【0087】
サービス提供者端末2を構成する提供者識別子格納部21は、提供者識別子を格納し得る。
【0088】
サービス受付部22は、サービス内容情報と価格情報とを受け付ける。また、サービス受付部22は、通常、第一情報の出力に応じて、それに対する返答である第二情報を受け付ける。また、サービス受付部22は、他の情報や指示を受け付けても良い。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0089】
サービス内容情報等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。サービス受付部22は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0090】
サービス送信部23は、サービス情報を管理サーバ1に送信する。サービス情報は、提供者識別子格納部21の提供者識別子と、サービス受付部22が受け付けたサービス内容情報と価格情報とを有する。サービス情報は、使用可能期間情報、提供日時情報を有しても良い。
【0091】
また、サービス送信部23は、第二情報と1または2以上のチケット識別子とを有する第二連絡情報を管理サーバ1に送信する。なお、サービス送信部23は、サービス受付部22が受け付けた情報や指示等を管理サーバ1、またはユーザ端末3に送信する。
【0092】
サービス受信部24は、第一連絡情報を受信する。サービス受信部24は、管理サーバ1またはユーザ端末3から第一連絡情報を受信する。また、サービス受信部24は、管理サーバ1またはユーザ端末3から、他の情報等を受信しても良い。
【0093】
サービス出力部25は、第一連絡情報が有する第一情報を出力する。サービス出力部25は、サービス受信部24が受信した情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0094】
ユーザ端末3を構成するユーザ識別子格納部31は、ユーザ識別子を格納し得る。
【0095】
ユーザ受付部32は、電子チケットの購入を指示する命令を受け付ける。この命令は、通常、チケット識別子を有する。
【0096】
また、ユーザ受付部32は、1または2以上のチケット識別子と、サービス提供者端末2に送信される第一情報とを受け付ける。第一情報は、サービス提供者とコミュニケーションするための情報である。第一情報は、例えば、サービスを享受する日時の予約、予約の変更などを示す情報である。
【0097】
また、ユーザ受付部32は、2以上の提供候補者識別子のうちの、一の提供候補者識別子の選択をも受け付ける。
【0098】
また、ユーザ受付部32は、転売フラグを有する電子チケットに対して、購入する旨の指示である第二購入命令をも受け付ける。
【0099】
また、ユーザ受付部32は、チケット識別子を有する、電子チケットのキャンセルを受け付ける。
【0100】
また、ユーザ受付部32は、サービスに対する評価、および評価に対する参考度合いを受け付ける。
【0101】
また、ユーザ受付部32は、チケットを特定する情報を有するキャンセル待ち指示を受け付ける。
【0102】
また、ユーザ受付部32は、転売希望指示を受け付ける。なお、ユーザ受付部32は、他の情報または指示等を受け付けても良い。
【0103】
命令等の入力手段は、キーボードやマウスやタッチパネルやメニュー画面によるもの等、何でも良い。ユーザ受付部32は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0104】
ユーザ送信部33は、電子チケットの購入を指示する命令が受け付けられた場合、ユーザ識別子を用いて、命令に対応する電子チケットの購入指示を構成し、当該購入指示を管理サーバ1に送信する。購入指示は、通常、チケット識別子、ユーザ識別子を含む。なお、このユーザ識別子は、電子チケットを購入するユーザの識別子である。
【0105】
また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子と1または2以上のチケット識別子と第一情報とを有する第一連絡情報を送信する。ユーザ送信部33は、第一連絡情報を管理サーバ1またはサービス提供者端末2に送信する。
【0106】
また、ユーザ送信部33は、選択された一の提供候補者識別子を含む購入指示を管理サーバ1に送信する。
【0107】
また、ユーザ送信部33は、第二購入命令が受け付けた場合、ユーザ識別子を用いて、第二購入命令に対応する電子チケットの第二購入指示を構成し、管理サーバ1に送信する。
【0108】
また、ユーザ送信部33は、キャンセルが受け付けられた場合、チケット識別子を含む、電子チケットのキャンセル指示を構成し、当該キャンセル指示を管理サーバ1に送信する。
【0109】
また、ユーザ送信部33は、評価情報を管理サーバ1に送信する。また、ユーザ送信部33は、参考度合情報を管理サーバ1に送信する。なお、ユーザ送信部33は、ユーザ受付部32が受け付けた情報または指示等を、管理サーバ1またはサービス提供者端末2に送信する。
【0110】
ユーザ受信部34は、関係情報を管理サーバ1から受信する。また、ユーザ受信部34は、通常、管理サーバ1から購入する候補の電子チケットを受信する。また、ユーザ受信部34は、送信された購入指示に対応する購入結果を管理サーバ1から受信する。また、ユーザ受信部34は、第二連絡情報等も管理サーバ1またはサービス提供者端末2から受信する。
【0111】
また、また、ユーザ受信部34は、購入した電子チケットの全部または一部を受信する。
【0112】
ユーザ出力部35は、ユーザ受信部34が受信した関係情報を出力する。ユーザ出力部35は、ユーザ受信部34が受信した購入する候補の電子チケット、購入結果、第二連絡情報等も出力する。ユーザ出力部35は、購入した電子チケットの全部または一部を出力する。なお、出力した電子チケットの全部または一部は、ユーザ受信部34が受信した電子チケットの全部または一部である。なお、ユーザ出力部35は、ユーザ受信部34が受信した他の情報等も出力する。
【0113】
ユーザ情報格納部101、電子チケット格納部102、評価関連情報格納部103、提供者識別子格納部21、ユーザ識別子格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0114】
ユーザ情報格納部101等にユーザ情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してユーザ情報等がユーザ情報格納部101等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたユーザ情報等がユーザ情報格納部101等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたユーザ情報等がユーザ情報格納部101等で記憶されるようになってもよい。
【0115】
サーバ受信部104、サービス受信部24、ユーザ受信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0116】
サーバ蓄積部105、決済処理部107、購入部108、チケット消滅部109、提供日時変更部110、スコア算出部111、は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。サーバ蓄積部105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0117】
サーバ送信部106、サービス送信部23、ユーザ送信部33は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0118】
サービス出力部25、ユーザ出力部35は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。サービス出力部25は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0119】
次に、サービス売買システムの動作について説明する。まず、管理サーバ1の動作について、
図3から
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0120】
(ステップS301)サーバ受信部104は、サービス提供者端末2から、サービス情報を受信したか否かを判断する。サービス情報を受信すればステップS302に行き、サービス情報を受信しなければステップS305に行く。
【0121】
(ステップS302)サーバ蓄積部105は、新しいチケット識別子を生成する。このチケット識別子は、ステップS301で受信されたサービス情報に対応するチケット識別子である。なお、チケット識別子の生成アルゴリズムは問わない。チケット識別子は、ユニークであれば良い。チケット識別子は、例えば、サービス提供者識別子、サービス情報の受信日、サービス情報が有する情報(例えば、サービスの種類、サービスを提供する時間、サービスの提供場所等)を有することは好適である。また、チケット識別子は、例えば、サービス提供者識別子、サービス情報の受信日、サービス情報が有する情報(例えば、サービスの種類、サービスを提供する時間、サービスの提供場所等)を用いて、生成されても良い。なお、サーバ蓄積部105は、一度に2以上の新しいチケット識別子を生成しても良い。かかる場合、例えば、受信されたサービス情報中に、生成するチケット識別子の数に関する情報が含まれる。
【0122】
(ステップS303)サーバ蓄積部105は、ステップS302で生成したチケット識別子、およびステップS301で受信されたサービス情報を有する電子チケットの一部の情報を、電子チケット格納部102に蓄積する。
【0123】
(ステップS304)サーバ送信部106は、サービス情報を送信したサービス提供者端末2に、サービス情報等が登録された旨の情報を送信する。ステップS301に戻る。
【0124】
(ステップS305)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、チケットアクセス指示を受信したか否かを判断する。チケットアクセス指示を受信すればステップS306に行き、チケットアクセス指示を受信しなければステップS308に行く。
【0125】
(ステップS306)サーバ処理部113は、チケットアクセス指示に応じて、電子チケット格納部102から1または2以上の電子チケットの全部または一部等を取得する。なお、ここで、サーバ処理部113は、販売中の電子チケットのみを取得することは好適である。
【0126】
(ステップS307)関係取得部112は、ステップS306で取得された1または2以上の各電子チケットが有する提供者識別子で識別されるサービス提供者と、チケットアクセス指示に含まれるユーザ識別子で識別されるユーザとの関係を示す関係情報を取得する。2つのユーザを識別する情報(ここでは、提供者識別子とユーザ識別子)を用いて、SNSサーバから、ユーザ間の関係を示す関係情報(例えば、友達か否か、友達の友達か等)を取得する技術は公知技術である。
【0127】
(ステップS308)サーバ送信部106は、ステップS306で取得された1または2以上の電子チケットの全部または一部、ステップS307で取得された関係情報等を、チケットアクセス指示を送信したユーザ端末3に送信する。ステップS301に戻る。
【0128】
(ステップS309)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、購入指示を受信したか否かを判断する。購入指示を受信すればステップS310に行き、購入指示を受信しなければステップS313に行く。
【0129】
(ステップS310)決済処理部107は、購入指示が有するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う。つまり、決済処理部107は、クレジットカード番号で識別されるクレジットカードに対して、価格情報が示す金額を課金する処理(引き落とすための処理)を行う。
【0130】
(ステップS311)購入部108は、サーバ受信部104が受信した購入指示が有するユーザ識別子を、購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットのユーザ識別子として書き込む。また、購入指示が有する一の提供候補者識別子を有する場合、購入部108は、当該一の提供候補者識別子を、購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの提供者識別子として書き込む。
【0131】
(ステップS312)サーバ送信部106は、購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの全部または一部を、購入指示を送信したユーザ端末3に送信する。ステップS301に戻る。
【0132】
(ステップS313)サーバ受信部104は、サービス提供者端末2またはユーザ端末3から、使用済情報を受信したか否かを判断する。使用済情報を受信すればステップS314に行き、使用済情報を受信しなければステップS316に行く。
【0133】
(ステップS314)チケット消滅部109は、使用済情報が有するチケット識別子で識別される電子チケットの消滅処理を行う。かかる消滅処理は、電子チケットを使用不可とするための処理である。
【0134】
(ステップS315)サーバ送信部106は、電子チケットが消滅した旨の通知を、電子チケットに含まれる提供者識別子に対応するサービス提供者端末2または/および電子チケットに含まれるユーザ識別子に対応するユーザ端末3に行う。ステップS301に戻る。
【0135】
(ステップS316)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、第二購入指示を受信したか否かを判断する。第二購入指示を受信すればステップS317に行き、第二購入指示を受信しなければステップS321に行く。
【0136】
(ステップS317)決済処理部107は、第二購入指示が有するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、第二購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う。なお、第二購入指示に対応する電子チケットの価格は、価格情報が示す価格と同じでなくても良い。
【0137】
(ステップS318)決済処理部107は、第二購入指示が有するチケット識別子と対になるユーザ識別子であり、当該電子チケットの前の購入者を識別するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、第二購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格の金額を返金するための決済のための処理を行う。なお、決済処理部107は、当該価格情報が示す金額から、予め決められた手数料または予め決められた割合の手数料を引いた金額を返金するための決済のための処理を行うことは好適である。
【0138】
(ステップS319)購入部108は、サーバ受信部104が受信した第二購入指示が有するユーザ識別子(新しい購入者のユーザ識別子)を、第二購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットのユーザ識別子として書き込む。なお、書き込まれたユーザ識別子で識別されるユーザが、当該電子チケットの購入者である。
【0139】
(ステップS320)サーバ送信部106は、第二購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの全部または一部を、第二購入指示を送信したユーザ端末3に送信する。ステップS301に戻る。
【0140】
(ステップS321)サーバ受信部104は、サービス提供者端末2またはユーザ端末3から、修正指示を受信したか否かを判断する。修正指示を受信すればステップS322に行き、修正指示を受信しなければステップS324に行く。
【0141】
(ステップS322)提供日時変更部110は、ステップS321で受信された修正指示が有する修正後の提供日時情報に、修正指示が有するチケット識別子と対になる提供日時情報を修正する。
【0142】
(ステップS323)サーバ送信部106は、修正指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットに対するサービスの提供日時情報が変更された旨の情報を、修正指示が有するチケット識別子と対になる提供者識別子に対応するサービス提供者端末2、または/およびユーザ識別子に対応するユーザ端末3に通知する。ステップS301に戻る。
【0143】
(ステップS324)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、キャンセル指示を受信したか否かを判断する。キャンセル指示を受信すればステップS325に行き、キャンセル指示を受信しなければステップS331に行く。
【0144】
(ステップS325)サーバ蓄積部105は、キャンセル指示に含まれるチケット識別子で識別される電子チケットについて、キャンセル待ちがあるか否かを判断する。サーバ蓄積部105は、例えば、キャンセル指示に含まれるチケット識別子と対になる、キャンセル待ちのユーザを識別するユーザ識別子が、電子チケット格納部102に存在するか居否かを判断する。キャンセル待ちがある場合はステップS326に行き、キャンセル待ちがない場合はステップS330に行く。
【0145】
(ステップS326)サーバ蓄積部105は、キャンセル指示に含まれるチケット識別子と対になるユーザ識別子(電子チケット購入者のユーザ識別子)を、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子に更新する。
【0146】
(ステップS327)決済処理部107は、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、キャンセル指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う。なお、キャンセル指示に対応する電子チケットの価格は、価格情報が示す価格と同じでなくても良い。
【0147】
(ステップS328)決済処理部107は、キャンセル指示が有するチケット識別子と対になるユーザ識別子であり、当該電子チケットの前の購入者を識別するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、キャンセル指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格の金額を返金するための決済のための処理を行う。なお、決済処理部107は、当該価格情報が示す金額から、予め決められた手数料または予め決められた割合の手数料を引いた金額を返金するための決済のための処理を行うことは好適である。
【0148】
(ステップS329)サーバ送信部106は、キャンセル指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの全部または一部を、キャンセル待ちのユーザを識別するユーザ識別子に対応するユーザ端末3に送信する。ステップS301に戻る。なお、ここで、キャンセル待ちのユーザを識別するユーザ識別子を削除することは好適である。 (ステップS330)サーバ処理部113は、キャンセル指示が有するユーザ識別子を、キャンセル指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットから削除する。ステップS301に戻る。
【0149】
(ステップS331)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、キャンセル待ち指示を受信したか否かを判断する。キャンセル待ち指示を受信すればステップS332に行き、キャンセル待ち指示を受信しなければステップS334に行く。
【0150】
(ステップS332)サーバ蓄積部105は、ステップS331で受信されたキャンセル指示に含まれるユーザ識別子を取得する。そして、サーバ蓄積部105は、当該取得したユーザ識別子を、キャンセル指示に含まれるチケット識別子と対になるキャンセル待ちするユーザのユーザ識別子として、蓄積する。
【0151】
(ステップS333)サーバ送信部106は、キャンセル待ちを受け付けた旨の通知を、キャンセル待ち指示を送信したユーザ端末3に送信する。ステップS301に戻る。
【0152】
(ステップS334)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、評価情報を受信したか否かを判断する。評価情報を受信すればステップS335に行き、評価情報を受信しなければステップS336に行く。
【0153】
(ステップS335)サーバ蓄積部105は、ステップS334で受信された評価情報に含まれる評価を、ステップS334で受信された評価情報に含まれるユーザ識別子、評価情報に含まれるサービス識別子、および評価情報に含まれるサービス識別子と対になる提供者識別子のうちの、1以上の識別子に対応付けて、評価関連情報格納部103に蓄積する。ステップS301に戻る。なお、ここで、サーバ送信部106は、評価情報を受け付けた旨の情報等を、評価情報を送信したユーザ端末3、または/および評価情報に含まれるサービス識別子と対になる提供者識別子で識別されるサービス提供者端末2に送信しても良いことは言うまでもない。
【0154】
(ステップS336)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、参考度合情報を受信したか否かを判断する。評価参考度合情報を受信すればステップS337に行き、参考度合情報を受信しなければステップS339に行く。
【0155】
(ステップS337)サーバ蓄積部105は、ステップS336で受信された参考度合情報に含まれる参考度合いを、ステップS334で受信された参考度合情報に含まれる評価識別子、参考度合情報に含まれるユーザ識別子、参考度合情報に含まれるサービス識別子、および参考度合情報に含まれるサービス識別子と対になる提供者識別子のうちの、1以上の識別子に対応付けて、評価関連情報格納部103に蓄積する。なお、ここで、サーバ送信部106は、参考度合情報を受け付けた旨の情報等を、参考度合情報を送信したユーザ端末3、または/および参考度合情報に含まれる評価識別子と対になるユーザ識別子で識別されるユーザ端末3に送信しても良いことは言うまでもない。
【0156】
(ステップS338)スコア算出部111は、ステップS336で受信された参考度合情報に含まれる参考度合いを用いて、参考度合情報に含まれる評価識別子で識別される評価のスコア、または参考度合情報に含まれる評価識別子で識別される評価を記載したユーザ(参考度合情報に含まれるユーザ識別子で識別されるユーザでも良い)のスコアを算出する。そして、サーバ蓄積部105は、評価識別子またはユーザ識別子に対応付けて、ユーザ情報格納部101にスコアを蓄積する。ステップS301に戻る。なお、参考度合情報に含まれる参考度合いが大きいほど、スコアが大きくなるように、スコア算出部111はスコアを算出する。
【0157】
(ステップS339)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、転売希望指示を受信したか否かを判断する。転売希望指示を受信すればステップS340に行き、転売希望指示を受信しなければステップS341に行く。
【0158】
(ステップS340)サーバ蓄積部105は、ステップS339で受信された転売希望指示が有するチケット識別子に対応付けて、転売フラグを書き込む。転売フラグを書き込む先は、電子チケット格納部102である。ステップS301に戻る。
【0159】
(ステップS341)サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、第一連絡情報を受信したか否かを判断する。第一連絡情報を受信すればステップS342に行き、第一連絡情報を受信しなければステップS344に行く。
【0160】
(ステップS342)サーバ蓄積部105は、ステップS341で受信された第一連絡情報が有する第一情報を、第一連絡情報が有するチケット識別子に対応付けて、電子チケット格納部102に蓄積する。
【0161】
(ステップS343)サーバ送信部106は、ステップS341で受信された第一連絡情報または第一連絡情報が有する第一情報を、第一連絡情報が有するチケット識別子に対応付いている提供者識別子で識別されるサービス提供者端末2に送信する。ステップS301に戻る。
【0162】
(ステップS344)サーバ受信部104は、サービス提供者端末2から、第二連絡情報を受信したか否かを判断する。第二連絡情報を受信すればステップS345に行き、第二連絡情報を受信しなければステップS347に行く。
【0163】
(ステップS345)サーバ蓄積部105は、ステップS344で受信された第二連絡情報が有する第二情報を、第二連絡情報が有するチケット識別子に対応付けて、電子チケット格納部102に蓄積する。
【0164】
(ステップS346)サーバ送信部106は、ステップS341で受信された第二連絡情報または第二連絡情報が有する第二情報を、第二連絡情報が有するチケット識別子に対応付いているユーザ識別子で識別されるユーザ端末3に送信する。ステップS301に戻る。ステップS301に戻る。
【0165】
(ステップS347)チケット消滅部109は、未使用の電子チケットの使用期限のチェックを行うタイミングか否かを判断する。当該タイミングであればステップS348に行く、当該タイミングでなければステップS301に戻る。
【0166】
(ステップS348)チケット消滅部109は、期限チェック処理を行う。ステップS301に戻る。期限チェック処理について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0167】
なお、
図3から
図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0168】
次に、ステップS348の期限チェック処理について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0169】
(ステップS601)チケット消滅部109は、図示しない時計または外部装置(例えば、NTPサーバ)から、現在時刻を取得する。
【0170】
(ステップS602)チケット消滅部109は、カウンタiに1を代入する。
【0171】
(ステップS603)チケット消滅部109は、電子チケット格納部102にi番目の電子チケットが存在するか否かを判断する。i番目の電子チケットが存在すればステップS604に行き、存在しなければ上位処理にリターンする。
【0172】
(ステップS604)チケット消滅部109は、i番目の電子チケットが未使用であるか否かを判断する。未使用であればステップS605に行き、未使用でなければステップS607に行く。
【0173】
(ステップS605)チケット消滅部109は、i番目の電子チケットが有する使用可能期間情報を取得する。なお、使用可能期間情報を取得できない場合もある。かかる場合、i番目の電子チケットは、使用期間が決められていないチケットである。
【0174】
(ステップS606)チケット消滅部109は、ステップS605で取得した使用可能期間情報と、ステップS601で取得された現在時刻とから、現在は使用可能期間であるか否かを判断する。使用可能期間である場合はステップS607に行き、使用可能期間でない場合はステップS608に行く
【0175】
(ステップS607)チケット消滅部109は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS603に戻る。
【0176】
(ステップS608)チケット消滅部109は、i番目の電子チケットを消滅させる処理を行う。消滅させる処理は、使用不可とする処理と言っても良い。消滅させる処理は、例えば、使用不可を示すフラグを、i番目の電子チケットに書き込む処理である。また、消滅させる処理は、例えば、i番目の電子チケットを電子チケット格納部102から削除する処理である。
【0177】
(ステップS609)決済処理部107は、i番目の電子チケットに対して返金処理を行うか否かを判断する。返金処理を行うと判断した場合はステップS610に行き、返金処理を行わないと判断した場合はステップS611に行く。なお、決済処理部107は、例えば、i番目の電子チケットが有する返金フラグがONであるか否かにより、返金処理を行うか否かを判断する。また、返金フラグとは、使用しなかった場合に、全額または一部の金額が返金されることを示すフラグである、とする。
【0178】
(ステップS610)決済処理部107は、返金処理を行う。決済処理部107は、例えば、i番目の電子チケットと対になるユーザ識別子と対になるクレジットカード番号をユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、当該クレジットカード番号を用いて、i番目の電子チケットが有する価格情報の全部または一部の金額を返金するための処理を行う。
【0179】
(ステップS611)サーバ送信部106は、i番目の電子チケットが有するユーザ識別子で識別されるユーザ端末3に、電子チケットが消滅した旨を通知する。また、ここで、サーバ送信部106は、返金された旨をも通知しても良い。また、サーバ送信部106は、i番目の電子チケットが有する提供者識別子で識別されるサービス提供者端末2に、電子チケットが消滅した旨を通知しても良い。ステップS607に行く。
【0180】
次に、サービス提供者端末2の動作について説明する。サービス提供者端末2のサービス受付部22は、サービス提供者から情報や指示等を受け付ける。そして、サービス送信部23は、サービス受付部22が受け付けた情報や指示等に対して、提供者識別子格納部21の提供者識別子を付加し、管理サーバ1またはユーザ端末3に送信する。また、サービス受信部24は、管理サーバ1またはユーザ端末3から情報を受信する。そして、サービス出力部25は、サービス受信部24が受信した情報の一部または全部を出力する。
【0181】
次に、ユーザ端末3の動作について説明する。ユーザ端末3のユーザ受付部32は、ユーザから情報や指示等を受け付ける。そして、ユーザ送信部33は、ユーザ受付部32が受け付けた情報や指示等に対して、ユーザ識別子格納部31のユーザ識別子を付加し、管理サーバ1またはサービス提供者端末2に送信する。また、ユーザ受信部34は、管理サーバ1またはサービス提供者端末2から情報を受信する。そして、ユーザ出力部35は、ユーザ受信部34が受信した情報の一部または全部を出力する。
【0182】
以下、本実施の形態におけるサービス売買システムの具体的な動作について説明する。サービス売買システムの概念図は
図7である。71の矢印は、サービス提供者端末2またはユーザ端末3で使用するアプリケーションを配布することを示す。なお、サービス提供者端末2に配布するアプリケーションは、サービス提供者端末2の機能を発揮するためのアプリケーションであり、ユーザ端末3に配布するアプリケーションは、ユーザ端末3の機能を発揮するためのアプリケーションである。
【0183】
図7において、72は、サービス提供者が販売対象のサービスを登録することを示す。73は、ユーザ(会員)がサービスを選択し、購入することを示す。なお、購入により、電子チケットがユーザ端末3に送信される。74は、ユーザが、電子チケットが表示されているユーザ端末3をサービス提供者に提示することを示す。75は、サービス提供者がユーザにサービスを提供することを示す。
【0184】
今、管理サーバ1のユーザ情報格納部101は、
図8に示すユーザ情報管理表を保持している。ユーザ情報管理表は、「ID」「ユーザ情報」を有する1または2以上のレコードを格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「ユーザ情報」は「ユーザ識別子」「クレジットカード番号」「氏名」「スコア」「メールアドレス」等を有する。
【0185】
また、ユーザ情報格納部101は、
図9に示す提供者情報管理表を保持している。提供者情報管理表は、「ID」「提供者情報」を有する1または2以上のレコードを格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「提供者情報」は「提供者識別子」「提供者属性」等を有する。「提供者属性」は、「種類」「氏名」「性別」「年齢」「住所」「電話」「メールアドレス」等を有する。
【0186】
また、電子チケット格納部102は、
図10に示す電子チケット管理表を保持している。電子チケット管理表は、「ID」「チケット情報」を有する1または2以上のレコードを格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「チケット情報」は、電子チケットであり、「チケット識別子」「サービス情報」「購入ユーザ識別子」「提供日時情報」「転売フラグ」「キャンセル待ちユーザ識別子」「消滅フラグ」等を有する。「サービス情報」は、「サービス識別子」「提供者識別子」「サービス内容情報」「価格情報」「使用可能期限情報」等を有する。「サービス内容情報」は、「種類」「提供時間」「提供場所」等を有する。「種類」は、提供するサービスの種類であり、例えば、「ピアノ」「英会話」「習字」「マッサージ」等である。種類「ピアノ」は、ピアノのレッスンを行うサービスである。「提供時間」は、サービスの提供の時間であり、通常、1回のサービスの提供時間である。「提供場所」は、例えば、住所、(緯度,経度)、市町村名等である。また、「消滅フラグ」は、電子チケットが使用されたことを示すフラグである。なお、電子チケットは、電子チケットの図柄を有することは好適である。
【0187】
また、電子チケット格納部102は、
図11に示すメッセージ情報管理表を保持している。メッセージ情報管理表は、チケット・オリエンテッド・コミュニケーションを実現するための表であり、「ID」「チケット識別子」「第一連絡情報」「第二連絡情報」等を有する1または2以上のレコードを格納している。「第一連絡情報」は、「時刻」「ユーザ識別子」「提供者識別子」「第一情報」を有する。「第一連絡情報」において、ユーザ識別子で識別されるユーザから、提供者識別子で識別される提供者に、第一情報が送信されたことを示す。また、「第二連絡情報」は、「時刻」「提供者識別子」「ユーザ識別子」「第二情報」を有する。「第二連絡情報」において、提供者識別子で識別される提供者から、ユーザ識別子で識別されるユーザに、第二情報が送信されたことを示す。
【0188】
また、評価関連情報格納部103は、
図12に示す評価関連情報管理表を保持している。評価関連情報管理表は、「ID」「サービス識別子」「評価情報」「参考度合情報」等を有する1または2以上のレコードを格納している。「評価情報」は、「評価識別子」「ユーザ識別子」「評価」「コメント」を有する。ここで、「ユーザ識別子」は、評価を記載したユーザの識別子である。また、「参考度合情報」は、「ユーザ識別子」「参考度合い」「コメント」を有する。ここで、「ユーザ識別子」は、参考度合いを記載したユーザの識別子である。なお、「参考度合情報」は、評価を記載したユーザのユーザ識別子(参考度合情報に対応するユーザ識別子)を有すると考えても良い。また、「参考度合情報」は、評価識別子(参考度合情報に対応する評価識別子)を有すると考えても良い。
【0189】
かかる状況において、サービス提供者TAは、本サービス売買システムを利用して、バイオリンの講習サービスを提供するために、
図13に示すように、サービス提供のサービス提供者端末2に対して、必要な情報を入力した、とする。そして、サービス提供者TAは、「送信」ボタンを押下した、とする。
【0190】
すると、サービス提供者端末2のサービス受付部22は、
図13の画面の情報を含む、サービス情報の登録指示を受け付ける。サービス情報の登録指示は、サービス情報等を有する。そして、サービス送信部23は、サービス受付部22が受け付けたサービス情報を管理サーバ1に送信する。
【0191】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、サービス提供者端末2から、サービス情報等を受信する。次に、サーバ蓄積部105は、新しいチケット識別子を生成する。ここで、サーバ蓄積部105は、新しいチケット識別子「Dd001001」を生成する。なお、ここでのチケット識別子は、例えば、種類識別子「D」、提供者識別子「d001」、およびシーケンシャルな番号「001」を結合して生成される、とする。次に、サーバ蓄積部105は、生成したチケット識別子「Dd001001」、および受信されたサービス情報(例えば、サービスの種類(ここではバイオリン)を示す情報「D」と提供者識別子「d001」とを結合したサービス識別子「Dd001」(バイオリンに対応)、提供者識別子「d001」、サービスの種類「バイオリン」、提供時間「45分」、提供場所「京都市」を有する電子チケットの一部の情報を、電子チケット管理表に蓄積する(
図10の「ID=108」のレコード)。
【0192】
次に、ユーザUBは、サービスの電子チケットを購入しようと、ユーザ端末3にチケットアクセス指示を入力した、とする。チケットアクセス指示は、例えば、管理サーバ1で管理されている電子チケットのウェブページへのアクセス指示である。そして、ユーザ端末3のユーザ受付部32はチケットアクセス指示を受け付ける。次に、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子格納部31のユーザ識別子を含むチケットアクセス指示を、管理サーバ1に送信する。
【0193】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、ユーザ端末3から、チケットアクセス指示を受信する。そして、サーバ処理部113は、チケットアクセス指示に応じて、電子チケット管理表(
図10参照)のうち、販売中の1または2以上の電子チケットの全部または一部を取得する。
【0194】
次に、関係取得部112は、取得された1または2以上の各電子チケットが有するサービス提供者識別子で識別されるサービス提供者と、チケットアクセス指示に含まれるユーザ識別子で識別されるユーザUAとの関係を示す関係情報を、図示しないSNSサーバから取得する。
【0195】
次に、サーバ送信部106は、取得された1または2以上の電子チケットの全部または一部、取得された関係情報を、チケットアクセス指示を送信したユーザ端末3に送信する。なお、関係情報は、電子チケットごとに取得される。
【0196】
次に、ユーザUBのユーザ端末3のユーザ受信部34は、電子チケットの全部または一部および関係情報を、電子チケットごとに受信する。そして、ユーザ出力部35は、電子チケットの全部または一部および関係情報を出力する。
図14は、電子チケット等の出力画面例である。
図14において、「購入」ボタンを押下することにより、電子チケットが購入できる。なお、
図14の140は、関係情報を有することを示す情報である。140は、例えば、講師TAが、ユーザUBの友人の友人であることを示す図柄である、とする。
【0197】
次に、ユーザUBは、
図14の141の「購入」ボタンを押下した、とする。すると、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、当該「購入」ボタンに対応するサービスの電子チケットの購入指示を受け付ける。なお、かかる電子チケットのチケット識別子は「Dd001001」である。次に、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子格納部31のユーザ識別子「1004」を読み出し、当該ユーザ識別子とチケット識別子「Dd001001」とを有する購入指示を管理サーバ1に送信する。
【0198】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、ユーザUBのユーザ端末3から、購入指示を受信する。
【0199】
次に、決済処理部107は、購入指示が有するユーザ識別子「1004」と対になるクレジットカード番号「1122543211117151」を、ユーザ情報管理表(
図8)から取得する。そして、決済処理部107は、購入指示が有するチケット識別子「Dd001001」と対になる価格情報「2500円」を、電子チケット管理表(
図10)取得する。そして、決済処理部107は、クレジットカード番号「1122543211117151」で識別されるクレジットカードに対して、価格情報が示す価格「2500円」の決済のための処理を行う。
【0200】
次に、購入部108は、購入指示が有するユーザ識別子「1004」を、チケット識別子「Dd001001」で識別される電子チケットの購入ユーザ識別子として書き込む(
図10参照)。
【0201】
次に、サーバ送信部106は、チケット識別子「Dd001001」で識別される電子チケットの全部または一部を、購入指示を送信したユーザ端末3に送信する。
【0202】
次に、ユーザ端末3のユーザ受信部34は、電子チケットを受信し、ユーザ出力部35は当該電子チケットを出力する。なお、電子チケットの出力例は、
図15である。
【0203】
次に、ユーザUBは、電子チケットを指示し、バイオリン教室のサービスを享受する希望日時を、サービス提供者TAに連絡するために、第一情報「2013年12月7日(土)10:00−」を希望します。」を、ユーザ端末3に入力した、とする。すると、ユーザ受付部32は、第一情報「「2013年12月7日(土)10:00−」を希望します。」を受け付ける。
【0204】
次に、ユーザ送信部33は、第一情報に対応するチケット識別子「Dd001001」を取得する。また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子「1004」を取得する。そして、ユーザ送信部33は、当該第一情報と当該チケット識別子と当該ユーザ識別子とを含む第一連絡情報を構成し、当該第一連絡情報を管理サーバ1に送信する。
【0205】
次に、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、第一連絡情報を受信する。そして、サーバ蓄積部105は、受信された第一連絡情報が有するチケット識別子「Dd001001」に対応付いている提供者識別子「d001」を、電子チケット管理表から取得する。そして、サーバ蓄積部105は、受信された第一連絡情報が有する第一情報「「2013年12月7日(土)10:00−」を希望します。」を、第一連絡情報が有するチケット識別子「Dd001001」に対応付けて、電子チケット格納部102のメッセージ情報管理表(
図11)に蓄積する(
図11の「ID=327」のレコード参照)。
【0206】
次に、サーバ送信部106は、受信された第一連絡情報が有する第一情報を、第一連絡情報が有するチケット識別子「Dd001001」に対応付いている提供者識別子「d001」で識別されるサービス提供者端末2に送信する。ここでは、サーバ送信部106は、提供者識別子「d001」と対になるメールアドレス「ok@xx.com」を提供者情報管理表(
図9参照)から取得し、当該メールアドレス宛に、チケット識別子「Dd001001」、第一情報「「2013年12月7日(土)10:00−」を希望します。」等を送信する。
【0207】
次に、サービス提供者端末2のサービス受信部24は、チケット識別子「Dd001001」、第一情報「「2013年12月7日(土)10:00−」を希望します。」等を受信する。そして、サービス出力部25は、第一情報等を出力する。
【0208】
次に、サービス提供者TAは、第一情報等を見て、第二情報「大丈夫です。お待ちしています。」をサービス提供者端末2に入力する。そして、サービス受付部22は、当該第二情報を受け付ける。
【0209】
次に、サービス送信部23は、チケット識別子「Dd001001」を取得する。また、サービス送信部23は、提供者識別子格納部21から提供者識別子「d001」を取得する。そして、サービス送信部23は、当該第二情報と当該チケット識別子と当該提供者識別子とを有する第二連絡情報を構成し、当該第二連絡情報を管理サーバ1に送信する。
【0210】
次に、サーバ受信部104は、サービス提供者端末2から、第二連絡情報を受信する。
【0211】
次に、サーバ蓄積部105は、受信された第二連絡情報が有する第二情報を、第二連絡情報が有するチケット識別子に対応付けて、電子チケット格納部102に蓄積する(
図11の「ID=327」のレコード参照)。
【0212】
次に、サーバ送信部106は、チケット識別子「Dd001001」に対応付いているユーザ識別子「1004」と対になるメールアドレス「ub@htt.com」をユーザ情報管理表から取得する。そして、サーバ送信部106は、受信された第二連絡情報が有する第二情報「大丈夫です。お待ちしています。」を、メールアドレス「ub@htt.com」宛に送信する。
【0213】
そして、ユーザ端末3のユーザ受信部34は、第二情報「大丈夫です。お待ちしています。」を受信する。そして、ユーザ出力部35は、当該第二情報を出力する(
図15参照)。なお、
図15のようにユーザ端末3に表示されている電子チケットを、第三者のユーザ端末3に送信してもよい。つまり、電子チケットが表示されているユーザ端末3のユーザ送信部33は、当該電子チケットを送信する。そして、第三者のユーザ端末3のユーザ受信部34は当該電子チケットを受信する。そして、第三者のユーザ端末3のユーザ出力部35は、受信された電子チケットを出力する。なお、第三者とは、例えば、ユーザ端末3の保持者である親の子供である。かかることにより、未成年者など決済権限のない者でも、電子チケットを利用することができる。この場合の通信は、赤外線通信など近距離通信であることが望ましい。
【0214】
そして、ユーザUBは、2013年12月7日(土)10:00に、サービス提供者TAの元を訪問し、ユーザ端末3に表示されている電子チケット(
図15参照)をサービス提供者TAに見せた、とする。
【0215】
なお、電子チケットが表示されたユーザ端末3をかざされたサービス提供者端末2は、電子チケットを受信し、当該電子チケットの内容(サービスを享受する者、サービスを享受する日時)を表示してもよい。かかることにより、サービス提供者はその内容が適切であるかどうかを確認することができ、安心してユーザにサービスを提供することができる。
【0216】
次に、ユーザUBは、ユーザ端末3に、電子チケットが使用済であることを示す使用済情報を入力した、とする。なお、使用済情報の入力は、例えば、画面に表示されている電子チケットに対して表示されたメニューのメニュー項目「使用済」を選択することである。
【0217】
次に、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、使用済情報を受け付ける。次に、ユーザ送信部33は、電子チケットのチケット識別子「Dd001001」を取得する。また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子「1004」を取得する。そして、ユーザ送信部33は、当該チケット識別子と当該ユーザ識別子とを有する使用済情報を、管理サーバ1に送信する。なお、ここで、サービス提供者端末2から使用済情報を管理サーバ1に送信しても良いことは言うまでもない。
【0218】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、サービス提供者端末2またはユーザ端末3から使用済情報を受信する。
【0219】
次に、チケット消滅部109は、使用済情報が有するチケット識別子「Dd001001」で識別される電子チケットの消滅処理を行う。ここで、電子チケットの消滅処理は、消滅フラグをONにする処理である。
【0220】
次に、サーバ送信部106は、チケット識別子「Dd001001」で識別される電子チケットが消滅した旨の通知を、電子チケットに含まれる提供者識別子に対応するサービス提供者端末2および電子チケットに含まれるユーザ識別子に対応するユーザ端末3に行う。
【0221】
そして、ユーザUBは、講師TAからピアノのレッスンを受ける。
【0222】
次に、ユーザUBは、既に完売されている電子チケットに対するキャンセル待ち指示を入力した、とする。ここで、ユーザUBは、
図14の画面の142の電子チケットの「キャンセル待ち」ボタン(143)を押下した、とする。なお、この電子チケットのチケット識別子は「Bb001017」である、とする。すると、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、キャンセル指示を受け付ける。また、
図14において、他のユーザに購入されている電子チケットに対応付けて、「キャンセル待ち」ボタンが表示されている。つまり、電子チケットと対になる購入ユーザ識別子が存在する(NULLでない)場合、ユーザ出力部35は、当該電子チケットに対応付けて、「キャンセル待ち」ボタンを表示する。
【0223】
次に、ユーザ送信部33は、チケット識別子は「Bb001017」を取得する。また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子格納部31のユーザ識別子「1004」を取得する。そして、ユーザ送信部33は、当該チケット識別子と当該ユーザ識別子とを有するキャンセル待ち指示を、管理サーバ1に送信する。 次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、ユーザ端末3から、キャンセル待ち指示を受信する。
【0224】
次に、サーバ蓄積部105は、受信されたキャンセル待ち指示に含まれるユーザ識別子「1004」を取得する。
そして、サーバ蓄積部105は、当該取得したユーザ識別子「1004」を、キャンセル待ち指示に含まれるチケット識別子「Bb001017」と対になるキャンセル待ちするユーザのユーザ識別子として、蓄積する(
図10の「ID=353」のレコードを参照)。
【0225】
次に、サーバ送信部106は、キャンセル待ちを受け付けた旨の通知を、キャンセル待ち指示を送信した、ユーザUBのユーザ端末3に送信する。
【0226】
そして、ユーザUBのユーザ端末3のユーザ受信部34はキャンセル待ちを受け付けた旨の通知を受信し、ユーザ出力部35は当該通知を出力する。
【0227】
次に、ユーザUXは、自分が既に購入している電子チケット(チケット識別子「Bb001017」で識別される電子チケット)に対するキャンセル指示を入力した、とする。なお、自分が購入している電子チケットは、例えば、
図14の144に示すように、自分が購入していることが分かるように表示される。また、自分が購入している電子チケットについて、「キャンセル」ボタンが表示される。つまり、電子チケットと対になる購入ユーザ識別子が自分のユーザ識別子と一致する場合、ユーザ出力部35は、当該電子チケットに対応付けて、「キャンセル」ボタンを表示する。
【0228】
そして、ユーザUXは、チケット識別子「Bb001017」で識別される電子チケットに対して、「キャンセル」ボタンを押下した、とする。なお、この電子チケットのチケット識別子は「Bb001017」である、とする。すると、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、キャンセル指示を受け付ける。
【0229】
次に、ユーザ送信部33は、チケット識別子「Bb001017」を取得する。また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子「1154」をユーザ識別子格納部31から取得する。そして、ユーザ送信部33は、当該チケット識別子と当該ユーザ識別子とを有するキャンセル指示を管理サーバ1に送信する。
【0230】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、ユーザ端末3から、キャンセル指示を受信する。
【0231】
次に、サーバ蓄積部105は、キャンセル指示に含まれるチケット識別子「Bb001017」を取得する。そして、当該チケット識別子で識別される電子チケットについて、キャンセル待ちがある、と判断する。ここで、チケット識別子「Bb001017」と対になる属性「キャンセル待ちユーザ識別子」の属性値が、1以上のユーザ識別子を含むので、サーバ蓄積部105は、キャンセル待ちがある、と判断する。
【0232】
次に、サーバ蓄積部105は、キャンセル指示に含まれるチケット識別子と対になる購入ユーザ識別子「1154」を、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子「1004」に上書き(更新)する。
【0233】
次に、決済処理部107は、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子「1004」と対になるクレジットカード番号「1122543211117151」を、ユーザ情報管理表から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、キャンセル指示が有するチケット識別子「Bb001017」と対になる価格情報が示す価格「6000円」に対する決済のための処理を行う。
【0234】
次に、決済処理部107は、キャンセル指示が有するチケット識別子「Bb001017」と対になるユーザ識別子「1154」と対になるクレジットカード番号「5400112233117891」を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、キャンセル指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格「6000円」の金額を返金するための決済のための処理を行う。なお、ここで、決済処理部107は、当該価格情報が示す金額から、予め決められた手数料(例えば、100円)または予め決められた割合の手数料(例えば、1割)を引いた金額を返金するための決済のための処理を行うことは好適である。
【0235】
次に、ユーザUBは、
図14の144の電子チケットに対応する「転売」ボタン(146)を押下した、とする。すると、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、転売希望指示を受け付ける。また、ユーザUBは、転売希望指示を入力した後、転売価格(例えば、「4000円」)を入力した、とする。
【0236】
そして、ユーザ送信部33は、転売希望指示に対応するチケット識別子「Dd002008」を取得する。また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子格納部31のユーザ識別子「1004」を取得する。ユーザ送信部33は、当該チケット識別子と当該ユーザ識別子と転売価格(例えば、「4000円」)とを有する転売希望指示を管理サーバ1に送信する。
【0237】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、ユーザ端末3から、転売希望指示を受信する。
【0238】
次に、サーバ蓄積部105は、受信された転売希望指示が有するチケット識別子「Dd002008」に対応付けて、転売フラグ「1」を書き込む。また、サーバ蓄積部105は、チケット識別子「Dd002008」に対応付けて、転売価格(例えば、「4000円」)を、価格情報の属性値として書き込む。なお、転売価格については、
図10において、図示していない。
【0239】
次に、ユーザUXのユーザ端末3には、チケット識別子「Dd002008」で識別される電子チケットを含む、1以上の電子チケットを表示されている、とする。
【0240】
そして、ユーザUXは、チケット識別子「Dd002008」で識別される電子チケットに対して、「購入」ボタンを押下した、とする。
【0241】
すると、ユーザUXのユーザ端末3のユーザ受付部32は、第二購入指示を受け付ける。そして、ユーザ送信部33は、チケット識別子「Dd002008」およびユーザ識別子「1154」を取得する。そして、ユーザ送信部33は、当該チケット識別子と当該ユーザ識別子とを有する第二購入指示を管理サーバ1に送信する。
【0242】
次に、サーバ受信部104は、ユーザ端末3から、第二購入指示を受信する。
【0243】
次に、決済処理部107は、第二購入指示が有するユーザ識別子「1154」と対になるクレジットカード番号「5400112233117891」を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、第二購入指示が有するチケット識別子「Dd002008」と対になる価格情報が示す価格「4000円」に対する決済のための処理を行う。
【0244】
次に、決済処理部107は、第二購入指示が有するチケット識別子「Dd002008」と対になるユーザ識別子であり、当該電子チケットの前の購入者を識別するユーザ識別子「1004」と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報格納部101から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、第二購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格「4000円」から、予め決められた手数料または予め決められた割合の手数料を引いた金額を返金するための決済のための処理を行う。
【0245】
次に、購入部108は、サーバ受信部104が受信した第二購入指示が有するユーザ識別子「1154」を、第二購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの購入ユーザ識別子として書き込む。つまり、当該電子チケットの購入ユーザ識別子が「1004」から「1154」に変更される。
【0246】
次に、サーバ送信部106は、第二購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの全部または一部を、第二購入指示を送信したユーザ端末3に送信する。なお、サーバ送信部106は、ユーザ識別子「1004」で識別されるユーザのユーザ端末3に、チケット識別子「Dd002008」で識別されるチケットを無効化する命令を送信することは好適である。かかる場合、ユーザ識別子「1004」で識別されるユーザのユーザ端末3は、電子チケットを無効化する命令を受信し、電子チケットが無効化される。なお、電子チケットの無効化とは、電子チケットの削除、電子チケットに無効である旨を記録する処理等である。
【0247】
次に、ユーザUBは、サービスを受けた講師TAによるバイオリン教室の評価を入力するために、
図14の147の「評価」ボタンを押下した、とする。すると、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、評価関連情報送信指示を受け付ける。そして、ユーザ送信部33は、「評価」ボタンに対応するチケット識別子「Dd001001」を取得する。また、ユーザ識別子「1004」をユーザ識別子格納部31から取得する。そして、ユーザ送信部33は、当該チケット識別子および当該ユーザ識別子を有する評価関連情報送信指示を、管理サーバ1に送信する。
【0248】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、評価関連情報送信指示を受信する。そして、サーバ処理部113は、評価関連情報送信指示が有するチケット識別子「Dd001001」と対になるサービス識別子「Dd001」を、電子チケット管理表から取得する。
【0249】
次に、サーバ処理部113は、サービス識別子「Dd001」と対になる評価情報および参考度合情報を、評価関連情報管理表(
図12)から取得する。
【0250】
次に、サーバ送信部106は、サーバ処理部113が取得した評価情報および参考度合情報を、ユーザ識別子「1004」で識別されるユーザのユーザ端末3に送信する。
【0251】
次に、ユーザ端末3のユーザ受信部34は、評価情報および参考度合情報を受信する。そして、ユーザ出力部35は、受信された評価情報および参考度合情報を出力する。かかる評価情報および参考度合情報の出力例は、
図16である。
図16において、評価情報と参考度合情報との対応が分かるように出力されている。また、
図16において、参考度合情報の入力フィールド(161)、および評価情報の入力フィールド(162)が出力されている。なお、参考度合情報の入力フィールド(161)は、参考度合い、およびコメントを入力する領域(フィールドまたはボックス)が存在する。また、評価情報の入力フィールド(162)は、評価、およびコメントを入力する領域(フィールドまたはボックス)が存在する。
【0252】
次に、ユーザUBは、163の評価に対して、参考度合い「5」、コメント「大変参考になった。購入し、バイオリン教室に行きました。私も、先生の指導は、すばらしい指導であると思います。」を入力した、とする。そして、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、参考度合いとコメントを含む参考情報を受け付ける。
【0253】
次に、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子「1004」を取得する。また、ユーザ送信部33は、当該参考度合いに対応する評価の評価識別子「Dd001001」を取得する。なお、評価識別子は、受信された評価情報に含まれる。そして、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子「1004」、評価識別子「Dd001001」、参考度合い「5」、およびコメント「大変参考になった。購入し、バイオリン教室に行きました。私も、先生の指導は、すばらしい指導であると思います。」を含む参考度合情報を、管理サーバ1に送信する。
【0254】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、当該参考度合情報を受信する。そして、サーバ蓄積部105は、受信された参考度合情報に含まれるユーザ識別子「1004」、参考度合い「5」およびコメントを、受信された参考度合情報に含まれる評価識別子「Dd001001」に対応付けて、評価関連情報管理表に蓄積する。つまり、
図12の評価関連情報管理表の「ID=1」のレコードの参考度合情報が追記される。
【0255】
次に、スコア算出部111は、受信された参考度合情報に含まれる参考度合い「5」を用いて、参考度合情報に含まれる評価識別子「Dd001001」に対応するユーザ識別子「1054」を取得する。次に、スコア算出部111は、例えば、ユーザ識別子「1054」と対になるすべての参考度合いを取得し、それらの合計を算出する。なお、
図12において、スコア算出部111は、「4+5+5=14」を算出する。そして、スコア算出部111は、ユーザ識別子「1054」に対応するスコアとして、「14」を取得し、当該スコアを、ユーザ識別子「1054」に対応付けて、
図8のユーザ管理表に書き込む。
【0256】
次に、ユーザUBは、
図16の162の評価の入力フィールドに、評価「5」、コメント「大変良かったです。また、先生のバイオリン教室に行きたい、と思います。」を入力した、とする。そして、ユーザ端末3のユーザ受付部32は、当該評価と当該コメントを含む参考情報を受け付ける。
【0257】
次に、ユーザ送信部33は、評価に対応するチケット識別子「Dd001001」を取得する。また、ユーザ送信部33は、ユーザ識別子格納部31からユーザ識別子「1004」を取得する。そして、ユーザ送信部33は、チケット識別子「Dd001001」、ユーザ識別子「1004」、評価「5」、コメント「大変良かったです。また、先生のバイオリン教室に行きたい、と思います。」を含む評価情報を構成し、管理サーバ1に送信する。
【0258】
次に、管理サーバ1のサーバ受信部104は、評価情報を受信する。そして、サーバ蓄積部105は、受信された評価情報に含まれるチケット識別子「Dd001001」と対になるサービス識別子「Dd001」を電子チケット管理表から取得する。そして、サーバ蓄積部105は、ユニークな評価識別子を生成する。ここでは、サーバ蓄積部105は、サービス識別子「Dd001」を用いて、サービス識別子「Dd001」を含むユニークな評価識別子「Dd001002」を生成する。
【0259】
次に、サーバ蓄積部105は、受信された評価情報に含まれるユーザ識別子「1004」,評価「5」、およびコメント「大変良かったです。また、先生のバイオリン教室に行きたい、と思います。」を、サービス識別子「Dd001」に対応付けて、評価関連情報格納部103に蓄積する(
図12の「ID=2」のレコードを参照)。
【0260】
さらに、チケット消滅部109は、未使用の電子チケットの使用期限のチェックを行うタイミングになった、と判断した、とする。なお、例えば、チケット消滅部109は、毎日、AM2:00に、未使用の電子チケットの使用期限のチェックを行うタイミングである、と判断する、とする。
【0261】
そして、チケット消滅部109は、現在時刻を取得する。次に、チケット消滅部109は、
図10の電子チケット管理表の中で、電子チケットが未使用であり(例えば、消滅フラグがONではない)、使用可能期限がNULLではなく、かつ使用可能期限が現在時刻より過去である電子チケットを検索する。そして、チケット消滅部109は、検索した電子チケットを消滅される処理を行う。電子チケットを消滅される処理は、ここでは、例えば、消滅フラグをONにする処理である。
【0262】
次に、決済処理部107は、消滅させた電子チケットに対して返金処理を行う。ここでの返金処理は、例えば、電子チケットの価格情報が示す価格のN%(Nは0〜100%)を返金する処理である。なお、決済処理部107は、消滅させた電子チケットが有する購入ユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を、ユーザ情報管理表から取得する。そして、決済処理部107は、かかるクレジットカード番号を用いて、返金処理を行う。
【0263】
以上、本実施の形態によれば、電子チケットを用いて、クレジットカード番号をサービス提供者に知られずに、カード決済による支払いにより、ユーザはサービスを享受することができる。
【0264】
また、本実施の形態によれば、電子チケットを介して、サービス提供者とユーザとがコミュニケーションできる。
【0265】
また、本実施の形態によれば、同一のサービスに対する複数のサービス提供者からユーザがサービスを享受できる。
【0266】
また、本実施の形態によれば、使用可能な時期的条件を有する電子チケットを提供できる。
【0267】
また、本実施の形態によれば、使用可能な時期的条件を有する電子チケットを用いて、時期的条件が示す時期までにサービスを享受していない場合、代金の一部または全部がユーザに返金される。
【0268】
また、本実施の形態によれば、サービス提供または享受の日時が変更可能な電子チケットを提供できる。
【0269】
また、本実施の形態によれば、第三者に転売可能な電子チケットを提供できる。
【0270】
また、本実施の形態によれば、キャンセル待ち可能な電子チケットを提供できる。
【0271】
また、本実施の形態によれば、ユーザ評価の入力を促す仕組みを提供できる。
【0272】
また、本実施の形態によれば、電子チケットを安心して購入できる情報が提供できる。
【0273】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における管理サーバを実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザ端末のユーザを識別するユーザ識別子とクレジットカード番号とを有する1以上のユーザ情報を格納し得るユーザ情報格納部と、サービスを享受するための電子的なチケットに関する情報である電子チケットを識別するチケット識別子、サービス提供者を識別する提供者識別子とサービスの内容を示すサービス内容情報とサービス提供のための価格を示す価格情報とを有するサービス情報、および購入者を識別するユーザ識別子を有する1以上の電子チケットを格納し得る電子チケット格納部とを含み、コンピュータを、前記サービス提供者端末から、提供者識別子とサービス内容情報と価格情報とを有するサービス情報を受信し、かつ、前記ユーザ端末から、電子チケットの購入を指示する命令であり、チケット識別子とユーザ識別子とを有する命令である購入指示を受信するサーバ受信部と、前記サービス情報を、前記電子チケット格納部に蓄積するサーバ蓄積部と、前記購入指示が有するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を用いて、前記購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行う決済処理部と、前記購入指示が有するユーザ識別子を、前記購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットのユーザ識別子として書き込む購入部と、前記購入部がユーザ識別子を書き込んだ電子チケットの全部または一部を、前記購入指示を送信したユーザ端末に送信するサーバ送信部として機能させるためのプログラムである。
【0274】
また、上記プログラムにおいて、前記電子チケットは、サービス提供の候補者である2以上のサービス提供候補者を識別する2以上の提供候補者識別子をさらに具備し、前記購入部は、前記購入指示が有するユーザ識別子を前記購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットのユーザ識別子として書き込み、かつ、前記購入指示が有する一の提供候補者識別子を前記購入指示が有するチケット識別子で識別される電子チケットの提供者識別子として書き込むものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0275】
また、上記プログラムにおいて、前記サーバ受信部は、電子チケットが使用された旨の情報であり、チケット識別子を有する情報である使用済情報を受信し、前記使用済情報が有するチケット識別子で識別される電子チケットを使用不可とするための処理を行うチケット消滅部として、コンピュータをさらに機能させ、前記電子チケットは、使用可能な期間に関する情報である使用可能期間情報を有し、前記チケット消滅部は、前記使用可能期間情報が示す使用可能な期間を満たさなくなった電子チケットを使用不可とするための処理を行うものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0276】
また、上記プログラムにおいて、前記電子チケットは、使用可能な期間に関する情報である使用可能期間情報を有し、前記決済処理部は、前記使用可能期間情報が示す使用可能な期間を超えて、電子チケットが使用されない場合、当該電子チケットと対になる価格情報が示す金額の一部または全部を返金するための処理をも行うものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0277】
また、上記プログラムにおいて、前記電子チケットは、サービス提供の日時に関する情報である提供日時情報を有し、前記サーバ受信部は、提供日時情報の修正する指示であり、チケット識別子と修正後の提供日時情報を有する修正指示を受信し、コンピュータを、前記修正指示が有する修正後の提供日時情報に、前記修正指示が有するチケット識別子と対になる提供日時情報を修正する提供日時変更部としてさらに機能させることは好適である。
【0278】
また、上記プログラムにおいて、前記電子チケットは、他者に転売することを示す転売フラグをも有し、前記サーバ受信部は、前記第二購入指示を受信し、前記決済処理部は、前記第二購入指示が有するユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を用いて、前記第二購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行うものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0279】
また、上記プログラムにおいて、前記電子チケットは、キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子を有し、前記サーバ受信部は、キャンセル指示を受信し、前記サーバ蓄積部は、前記キャンセル指示に含まれるチケット識別子と対になるユーザ識別子を、前記キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子に更新し、
前記決済処理部は、前記キャンセル待ちするユーザのユーザ識別子と対になるクレジットカード番号を用いて、前記購入指示が有するチケット識別子と対になる価格情報が示す価格に対する決済のための処理を行うものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0280】
また、上記プログラムにおいて、前記ユーザ情報は、ユーザに対するスコアをも有し、前記サーバ受信部は、
ユーザ識別子を含む情報であり、サービスに対する評価を含む評価情報を受信し、かつユーザ識別子を含む情報であり、評価に対する参考度合いを含む参考度合情報を受信し、記憶媒体は、サービスに対する評価、および評価に対する参考度合いを、サービスを識別するサービス識別子または提供者識別子に対応付けて格納し得る評価関連情報格納部をさらに具備し、前記サーバ蓄積部は、前記サーバ受信部が受信した評価および参考度合いを、サービス識別子または提供者識別子に対応付けて、前記評価関連情報格納部に蓄積し、前記参考度合いを用いて、参考度合いが高いほどスコアが大きくなるように、参考度合情報に対応する評価に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに対するスコアを算出するスコア算出部として、コンピュータをさらに機能させ、前記サーバ蓄積部は、前記スコアをユーザ情報格納部に蓄積し、前記ユーザ受付部は、サービスに対する評価、および評価に対する参考度合いをも受け付け、前記ユーザ送信部は、前記ユーザ識別子を含む情報であり、サービスに対する評価を含む評価情報、および前記ユーザ識別子を含む情報であり、評価に対する参考度合いを含む参考度合情報をも送信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0281】
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、ユーザ識別子と提供者識別子との人間的な関係を示す関係情報をSNSサーバから取得する関係取得部としてさらに機能させ、前記サーバ送信部は、前記関係情報をユーザ端末に送信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0282】
また、本実施の形態におけるサービス提供者端末を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、提供者識別子を格納し得る提供者識別子格納部を具備し、コンピュータを、サービス内容情報と価格情報とを受け付けるサービス受付部と、前記提供者識別子と前記サービス内容情報と前記価格情報とを有するサービス情報を、前記管理サーバに送信するサービス送信部として機能させるためのプログラムである。
【0283】
また、本実施の形態におけるユーザ端末を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザ識別子を格納し得るユーザ識別子格納部を具備し、コンピュータを、電子チケットの購入を指示する命令を受け付けるユーザ受付部と、前記命令が受け付けられた場合、前記ユーザ識別子を用いて、当該命令に対応する電子チケットの購入指示を構成し、前記管理サーバに送信するユーザ送信部として機能させるためのプログラムである。
【0284】
また、
図17は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態のサービス売買システムを構成する各装置を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図17は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図18は、システム300のブロック図である。
【0285】
図17において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0286】
図18において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。なお、バス3014は、MPU3013やCD−ROMドライブ3012に接続されている。また、ROM3015には、ブートアッププログラム等のプログラムが記憶されている。また、RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのものである。また、ハードディスク3017は、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのものである。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0287】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態のサービス売買システムの機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0288】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態のサービス売買システムの機能を実行させるオペレーティングシステム、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0289】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0290】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0291】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0292】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0293】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。