(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
開口(148)を通じた光の進行を可能にする開放位置と、開口(148)を通じた光の進行を阻止する閉鎖位置との間で配置可能であるシャッタ(146)を更に備え、シャッタ(146)は、カメラ(136)の露出時間を制御する、請求項1または2に記載の付加製造システム(100)。
カメラ(136)に接続されたトリガ(152)であって、シャッタ(146)の位置を制御するように構成されたトリガ(152)を更に備える、請求項3に記載の付加製造システム(100)。
集束エネルギー源(104)のビーム(132)を移動させることは、集束エネルギー源(104)のビーム(132)を粒子(114)の列に沿って移動させることを含み、粒子(114)の列が、複数のラスター(202)を形成する、請求項5に記載の方法。
開口(148)を通じた光の進行を可能にする開放位置と、開口(148)を通じた光の進行を阻止する閉鎖位置との間で配置可能であるシャッタ(146)であって、トリガ(152)が、シャッタ(146)を凡そ1分よりも長い期間にわたり開放位置に維持するように構成される、シャッタ(146)を更に備える、請求項8に記載の撮像装置(102)。
【発明を実施するための形態】
【0012】
特に示さない限り、本明細書で提供する図面は、本開示の実施形態の特徴を図示することを意味している。これらの特徴は、本開示の1以上の実施形態を含む広範なシステムに適用可能であると考えられる。よって、図面は、本明細書に開示する実施形態の実践のために必要とされる、当業者により知られている全ての従来の特徴を含むことを意味していない。
【0013】
以下の明細書及び請求項では、多くの用語が参照されており、それらは、以下の意味を有するように定義されるものである。
【0014】
単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「前記(the)」は、文脈上別様の記述が明らかにない限り複数の参照を含む。
【0015】
「随意な(optional)」又は「随意に(optionally)」は、続いて記述するイベントもしくは状況が生じる場合もあり生じない場合もあること、また、その記述は、イベントが生じる事例及び生じない事例を含むことを意味する。
【0016】
明細書及び請求項を通して本明細書で使用される近似語は、変化を許容できる任意の量的表現を、それに関連する基本的な機能を変化させずに修飾するように適用され得る。したがって、「約」、「凡そ」、及び「ほぼ」などの用語又は用語群により修飾される値は、指定される厳密な値に限定されない。少なくとも幾つかの事例では、近似語は、その値を測定するための計器の精度に対応し得る。ここで、並びに明細書及び請求項を通して、範囲の限定は、文脈上又は文言上別様の記述がない限り、そのような範囲が特定され、その範囲に含まれる全ての副次的な範囲を含むように、組み合わされ、及び/又は相互交換されてもよい。
【0017】
本明細書において、用語「プロセッサ」及び「コンピュータ」並びに関連する用語、例えば、「処理装置」、「演算装置」、及び「コントローラ」は、当該分野でコンピュータと称するそれらの集積回路のみに限定されず、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラムマブルロジックコントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路、及び他のプログラマブル回路を広く意味し、それらの用語は、本明細書で相互交換可能に使用される。本明細書に記述する実施形態では、メモリは、非限定的に、ランダムアクセスメモリ(RAM)などのコンピュータ読取可能な媒体、フラッシュメモリなどのコンピュータ読取可能な不揮発性媒体を含み得る。代わりに、フロッピーディスク、コンパクトディスク−リードオンリーメモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク(MOD)、及び/又はデジタル多目的ディスク(DVD)が使用されてもよい。また、本明細書に記述する実施形態では、追加の入力チャネルは、非限定的に、マウス及びキーボードなどのオペレータインターフェースに関連するコンピュータ周辺装置であり得る。代わりに、例えば、非限定的にスキャナを含み得る他のコンピュータ周辺装置が使用されてもよい。さらに、例示的な実施形態では、追加の出力チャネルは、非限定的にオペレータインターフェースモニタを含み得る。
【0018】
さらに、本明細書において、用語「ソフトウェア」及び「ファームウェア」は、相互交換可能であり、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、クライアント、及びサーバにより実行するための、メモリ内の任意のコンピュータプログラムストレージを含む。
【0019】
本明細書において、用語「非一時的なコンピュータ読取可能な媒体」は、コンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュール及びサブモジュール、又は任意の装置内の他のデータなど、短期的及び長期的な情報記憶のための任意の技術的方法で実施される任意の有形のコンピュータベース装置を表すことを意図している。したがって、本明細書に記述する方法は、非限定的に記憶装置及び/又はメモリ装置を含む、有形の非一時的なコンピュータ読取可能な媒体内に具現化された実行命令としてコード化され得る。このような命令は、プロセッサにより実行されると、本明細書に記述する方法の少なくとも一部分をプロセッサに実施させる。その上、本明細書において、用語「非一時的なコンピュータ読取可能な媒体」は、一時的な伝搬信号を唯一の例外として、非限定的に、揮発性及び不揮発性媒体、及びファームウェアなどのリムーバブル及び非リムーバブル媒体、物理的及び仮想的ストレージ、CD−ROM、DVD及び、ネットワークもしくはインターネットなどの任意の他のデジタルソースを非限定的に含む、非一時的なコンピュータ記憶装置、並びに、まだ開発されていないデジタル手段を含む、全ての有形のコンピュータ読取可能な媒体を含む。
【0020】
さらに、本明細書において、用語「リアルタイム」は、関連するイベントの発生時刻、所定のデータの計測及び収集の時刻、データを処理すべき時刻、並びに、イベント及び環境に対するシステムの応答時刻のうちの少なくとも1つを意味する。本明細書に記述する実施形態では、これらのアクティビティ及びイベントは、実質的に瞬時に起きる。
【0021】
本明細書において、用語「タイム露出画像」及び「長期露出画像」は、撮像装置のセンサを長期間にわたり光に対して露出させることにより生成される画像を意味する。
【0022】
本明細書に記述するシステム及び方法は、直接金属レーザ溶融(DMLM)システムなどの付加製造システムに関する。本明細書に記述する実施形態は、集束エネルギー源及び撮像装置を含む。集束エネルギー源の動作中に、撮像装置は、溶融プールを形成する溶融粒子のタイム露出画像を生成する。幾つかの実施形態では、溶融プールのほぼ全体がタイム露出画像中にキャプチャされる。タイム露出画像は、溶融プール全体に放出される光の強度を図示する。幾つかの実施形態では、タイム露出画像は、付加製造プロセスのばらつき及び欠陥を求めるために検査される。結果として、付加製造プロセスにおける誤りが補正され、プロセスが改善される。幾つかの実施形態では、タイム露出画像は、フィードフォワードプロセスで使用されて、後の部品の製造を改善させる。
【0023】
図1は、撮像装置102を含む例示的な付加製造システム100の概略図である。例示的な実施形態では、付加製造システムは直接金属レーザ溶融(DMLM)システムである。付加製造システム100は、光学部品106に光学的に接続される集束エネルギー源104と、集束エネルギー源104の走査を制御するための検流計108とを更に含む。例示的な実施形態では、集束エネルギー源104はレーザ装置である。代替的な実施形態では、付加製造システム100は、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる任意の集束エネルギー源104を含む。例えば、幾つかの実施形態では、付加製造システム100は、第1のパワーを有する第1の集束エネルギー源104と、第1のパワーとは異なる第2のパワーを有する第2の集束エネルギー源104とを有する。更なる実施形態では、付加製造システム100は、ほぼ同じパワー出力を有する2以上の集束エネルギー源104を有する。更なる実施形態では、付加製造システム100は、電子ビーム発生装置である1以上の集束エネルギー源104を含む。
【0024】
例示的な実施形態では、付加製造システム100は、粒子114を保持するように構成された表面112を画成するハウジング110を更に含む。ハウジング110は、表面112を画成する下壁116と、下壁116とは反対側の上壁118と、下壁116と上壁118の間に少なくとも部分的に延びる側壁120とを含む。代替的な実施形態では、ハウジング110は、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる任意の壁及び表面を含む。例示的な実施形態では、側壁120には、ビューポート122が画成される。代替的な実施形態では、ビューポート122は、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる、ハウジング110の任意の部分により画成される。例えば、幾つかの実施形態では、ビューポート122は、上壁118により少なくとも部分的に画成される。更なる実施形態では、ハウジング110は、複数のビューポート122を画成する。
【0025】
例示的な実施形態では、撮像装置102は、ハウジング110の外側でビューポート122の隣に配置される。撮像装置102と表面112上の粒子114との間には、画像軸126が延びる。よって、例示的な実施形態では、画像軸126は、ビューポート122を通って延びる。撮像装置102は、画像軸126に沿って測定される距離124で表面112から離間する。特に、画像軸126は、撮像装置102の開口148を通って延びる。幾つかの実施形態では、距離124は、約15センチメートル(cm)(6インチ(in.))〜約152cm(60in.)の範囲である。更なる実施形態では、距離124は、約30cm(12in.)〜約91cm(36in.)の範囲である。例示的な実施形態では、距離124は凡そ61cm(24in.)である。代替的な実施形態では、撮像装置102は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の距離124で表面112から離間する。例示的な実施形態では、画像軸126は、表面112と角度128を成す。幾つかの実施形態では、画像軸126と表面112は、約70°〜約40°の範囲の角度128を成す。更なる実施形態では、画像軸126と表面112は、約80°〜約20°の範囲の角度128を成す。例示的な実施形態では、画像軸126と表面112は、凡そ45°の角度128を成す。代替的な実施形態では、角度128は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の角度である。
【0026】
本明細書において、用語「視野」は、撮像装置102が画像中にキャプチャする対象の範囲を意味する。例示的な実施形態では、撮像装置102の視野は、表面112を基準とし、表面112に対する撮像装置102の位置及び向きに依存する。撮像装置102の視野は、撮像装置102の光学部品などの部品を調節し、表面112と撮像装置102の間の距離を調節することにより調節される。例示的な実施形態では、撮像装置102は、表面112の凡そ250ミリメートル(mm)×250mmの視野を有する。代替的な実施形態では、撮像装置102は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の視野を有する。例えば、幾つかの実施形態では、撮像装置102は、上壁118の隣に配され、表面112の凡そ250mm×280mmの視野を有する。更なる実施形態では、解像度を実質的に低下させずに、表面112を広くカバーするのに十分な視野を作り出すために、複数の撮像装置102が使用される。
【0027】
例示的な実施形態では、付加製造システム100は、コンピュータ制御システムすなわちコントローラ130も含む。検流計108は、コントローラ130により制御され、集束エネルギー源104のビーム132を表面112上の所定のパスに沿って偏向させる。幾つかの実施形態では、検流計108は、2次元(2D)スキャン検流計、3次元(3D)スキャン検流計、ダイナミックフォーカス検流計、及び/又は、集束エネルギー源104のビーム132を偏向させる任意の他の検流計システムを含む。代替的な実施形態では、検流計108は、複数のビーム132を1以上の所定のパスに沿って偏向させる。
【0028】
付加製造システム100は、レイヤバイレイヤ製造プロセスにより部品134を製作するように操作される。部品134は、部品134の3D幾何形状の電子的表現から製作される。幾つかの実施形態では、電子的表現は、コンピュータ支援設計(CAD)又は同様なファイルにおいて作り出される。代替的な実施形態では、電子的表現は、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる任意の電子的表現である。例示的な実施形態では、部品134のCADファイルは、各層用の複数の構築パラメータを含むレイヤバイレイヤ形式に変換される。例示的な実施形態では、部品134は、付加製造システム100で使用される座標系の原点に対して所望の向きで電子的に配置される。部品134の幾何形状は、各層の幾何形状が、その各層の位置で部品134を通る断面の輪郭となるように、所望の厚さの層の積重ねにスライスされる。それぞれの層の幾何形状にわたって、「ツールパス」又は「ツールパス群」が生成される。構築パラメータは、部品134を造るために使用される材料により部品134のその層を製作するように、ツールパス又はツールパス群に沿って適用される。ステップは、部品134の幾何形状のそれぞれの層毎に繰り返される。プロセスが完了すると、層の全てを含む電子コンピュータ構築ファイル(又はファイル群)が生成される。構築ファイルは、各層の製作中にシステムを制御するために付加製造システム100のコントローラ130にロードされる。
【0029】
構築ファイルがコントローラ130にロードされた後、付加製造システム100は、DMLM法などのレイヤバイレイヤ製造プロセスを実施することにより部品134を生成するように操作される。例示的なレイヤバイレイヤ付加製造プロセスは、既存の物品を最終部品の原型として使用せず、むしろ粒子114などの構成可能な形態の原料により部品134を作り出す。例えば、非限定的に、鋼粉を使用して鋼部品が付加製造される。付加製造システム100は、例えば、非限定的に、金属、セラミック、及びポリマーなど、広範な材料を使用して部品を製作することを可能にする。代替的な実施形態では、DMLMは、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる任意の材料から部品を製作する。
【0030】
本明細書において、用語「パラメータ」は、付加製造システム100内の集束エネルギー源104のパワー出力、集束エネルギー源104のベクトル走査速度、集束エネルギー源104のラスターパワー出力、集束エネルギー源104のラスター走査速度、集束エネルギー源104のラスターツールパス、及び集束エネルギー源104のコンターパワー出力など、付加製造システム100の動作条件を規定するために使用される特性を意味する。幾つかの実施形態では、パラメータは、最初にユーザによりコントローラ130に入力される。パラメータは、付加製造システム100の所与の動作状態を表す。概して、ラスター走査中、ビーム132は、互いに離間し平行を成す一連の実質的な直線に沿って順次走査される。ベクトル走査中、ビーム132は、概して、一連の実質的な直線又はベクトルに沿って順次走査され、ここで、ベクトル相互の向きは時々変化する。概して、あるベクトルの終点は、次のベクトルの始点と一致する。ベクトル走査は、概して、部品の外側コンターを画成するために使用される一方、ラスター走査は、概して、コンターにより囲まれた空間を「充填」するために使用され、ここで、部品は中実である。
【0031】
例示的な実施形態では、撮像装置102は、レンズ138、センサ140、ケーシング142、フィルタ144、及びシャッタ146を含む、カメラ136を含む。ケーシング142は、ケーシング142により画成される内部空間150に光が進入するための開口148を画成する。レンズ138、フィルタ144、及びシャッタ146は、開口148の隣に配される。レンズ138は、光をセンサ140に向け、同センサ上にフォーカスさせ、センサは、内部空間150に配される。フィルタ144は、光をフィルタリングし、センサ140の過度な露出を抑制する。例示的な実施形態では、フィルタ144は、集束エネルギー源104により放出される強い光を低減させるように構成される。代替的な実施形態では、カメラ136は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の構成要素を含む。
【0032】
例示的な実施形態では、シャッタ146は、開口148を通じた光の進行を可能にする開放位置と、開口148を通じた光の進行を阻止する閉鎖位置との間で配置可能である。例示的な実施形態では、シャッタ146は、所定の期間にわたり開放位置及び閉鎖位置に維持されるように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、シャッタ146は、約1分よりも長い期間にわたり開放位置にある。更なる実施形態では、シャッタ146は、約10分よりも長い期間にわたり開放位置にある。例示的な実施形態では、シャッタ146は、約1分〜約10分の範囲の期間にわたり開放位置にある。幾つかの実施形態では、期間は、付加製造システム100により形成される部品の構築時間に少なくとも部分的に基づいて決定される。代替的な実施形態では、シャッタ146は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の期間にわたり開放位置及び閉鎖位置にある。例えば、幾つかの実施形態では、シャッタ146は、タイム露出画像を生成するように構成される一連の露出において開放位置と閉鎖位置の間を移動する。幾つかの実施形態では、一連の露出中にシャッタ146が開放位置にある合計時間は、約1分よりも長い。一連の露出は、タイム露出画像中に含まれる構築の隣接部分からの迷光の量を減らす。結果として、幾つかの実施形態では、一連の露出により生成されるタイム露出画像は、開放位置にシャッタが維持された状態での露出により生成される画像よりも緻密である。
【0033】
例示的な実施形態では、撮像装置102は、光に対するセンサ140の露出を制御するためのトリガ構成要素152を含む。トリガ構成要素152は、タイム露出画像を生成するのに十分な光に対してセンサ140が露出されるように、シャッタ146が開放位置になることを促す。代替的な実施形態では、トリガ構成要素152は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意のメカニズムである。例示的な実施形態では、トリガ構成要素152は、集束エネルギー源104の動作特性に関する信号を受信する。例えば、幾つかの実施形態では、トリガ構成要素152は、層構築の開始時及び完了時に信号を受信する。幾つかの実施形態では、トリガ構成要素は、集束エネルギー源104の動作中に溶融プール内の光の量に基づく信号を受信する。更なる実施形態では、トリガ構成要素152は、入力データ、センサ情報、及び本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の他の情報に基づく信号を受信する。幾つかの実施形態では、受信信号に基づいて、トリガ構成要素152は、シャッタ146を開放位置又は閉鎖位置に移動させ、所定の期間にわたって、又はトリガ構成要素152が別の信号を受信するまで、選択された位置に留まらせる。
【0034】
撮像装置102の動作中、シャッタ146は、光が開口148を通って進みセンサ140に衝突するように、開放位置に配置される。光は、センサ140を作動させ、電子信号に変換される。例示的な実施形態では、センサ140は、光により作動する複数のピクセル(不図示)を含む。代替的な実施形態では、センサ140は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意のセンサである。例示的な実施形態では、シャッタ146は、開放位置から閉鎖位置に移動され、シャッタ146が開放位置にあった間のセンサ140の露出に基づいて画像が生成される。代替的な実施形態では、シャッタ146は、シャッタが光に対して露出されている間に、開放位置と閉鎖位置の間で移動される。タイム露出画像は、センサ140の累積的な露出に基づいて、及び/又は個別の露出のデジタル的な合計に基づいて生成される。例示的な実施形態では、画像は、カメラ136に接続されたプロセッサ154に送信される。幾つかの実施形態では、プロセッサ154は、画像中の光強度の差を認識するように構成される。
【0035】
例示的な実施形態では、シャッタ146は、集束エネルギー源104がビーム132を発生させる前に、開放位置に移動される。シャッタ146は、溶接プールに沿ってビーム132が移動するときに、溶接プールから放出する光によりセンサ140が作動するように、開放位置に維持される。シャッタ146が閉鎖位置に移動されるとき、溶接プールのタイム露出画像が生成される。代替的な実施形態では、シャッタ146は、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる任意の時に開放位置及び閉鎖位置に移動される。例えば、幾つかの実施形態では、シャッタ146は、集束エネルギー源104の作動の後に開放位置に移動され、集束エネルギー源104の停止の前に閉鎖位置に移動される。
【0036】
例示的な実施形態では、コントローラ130は、付加製造システム100の動作を制御するために一般的に付加製造システム100の製造者により準備される任意のコントローラである。幾つかの実施形態では、コントローラ130は、1以上のプロセッサ(不図示)及び1以上のメモリ装置(不図示)を含むコンピュータシステムである。幾つかの実施形態では、コントローラ130は、例えば、付加製造システム100により製作されるべき部品134の3Dモデルを含む。幾つかの実施形態では、コントローラ130は、ヒューマンオペレータによる命令に少なくとも部分的に基づいて付加製造システム100の動作を制御するための動作を実行する。コントローラ130により実行される動作は、集束エネルギー源104のパワー出力を制御することと、付加製造システム100内の集束エネルギー源104の走査速度を制御するように検流計108を調節することとを含む。
【0037】
例示的な実施形態では、演算装置156が撮像装置102及び集束エネルギー源104に接続される。演算装置156は、メモリ装置158と、メモリ装置158に接続されたプロセッサ154とを含む。幾つかの実施形態では、プロセッサ154は、非限定的にマルチコア構成などの1以上の処理ユニットを含む。例示的な実施形態では、プロセッサ154は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を含む。代わりに、プロセッサ154は、本明細書に記述するように動作することを演算装置156に許容する任意の種類のプロセッサである。幾つかの実施形態では、実行命令がメモリ装置158に記憶される。演算装置156は、本明細書に記述する1以上の動作を処理装置154をプログラミングすることにより実施するように構成される。例えば、プロセッサ154は、動作を1以上の実行命令としてコード化し、実行命令をメモリ装置158内に提供することによって、プログラミングされる。例示的な実施形態では、メモリ装置158は、実行命令又は他のデータなどの情報の記憶及び読出しを可能にする1以上の装置である。幾つかの実施形態では、メモリ装置158は、非限定的に、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM、スタティックRAM、ソリッドステートディスク、ハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルROM、電気的に消去可能なプログラマブルROM、又は不揮発性RAMメモリなどの1以上のコンピュータ読取可能な媒体を含む。上記のメモリの種類は、例示にすぎず、よって、コンピュータプログラムの記憶のために使用可能なメモリの種類を限定するものではない。
【0038】
幾つかの実施形態では、メモリ装置158は、非限定的に、構築パラメータのリアルタイム値及び履歴値、又は任意の他の種類のデータを含む、構築パラメータを記憶するように構成される。例示的な実施形態では、メモリ装置158は、撮像装置102により生成された画像を記憶する。代替的な実施形態では、メモリ装置158は、本明細書に記述するように動作することを付加製造システム100に可能にさせる任意のデータを記憶する。幾つかの実施形態では、プロセッサ154は、データの古さに基づいてデータをメモリ装置158から削除又は「パージ」する。例えば、プロセッサ154は、前に記録及び記憶された関連するデータを後の時間又はイベントで上書きする。加えて又は代わりに、プロセッサ154は、所定の時間間隔を超えたデータを削除する。加えて、メモリ装置158は、非限定的に、構築パラメータ及び付加製造システム100により製作される部品134の幾何形状条件の監視及び測定を促すのに十分なデータ、アルゴリズム、及びコマンドを含む。
【0039】
幾つかの実施形態では、演算装置156は、プロセッサ154に接続された提示インターフェース160を含む。提示インターフェース160は、撮像装置102により生成された画像などの情報をユーザに提示する。一実施形態では、提示インターフェース160は、ブラウン管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機LED(OLED)ディスプレイ、又は「電子インク」ディスプレイなどの表示装置(不図示)に接続された表示アダプタ(不図示)を含む。幾つかの実施形態では、提示インターフェース160は、1以上の表示装置を含む。加えて又は代わりに、提示インターフェース160は、例えば、非限定的に音声アダプタ又はスピーカ(不図示)などの音声出力装置(不図示)を含む。
【0040】
幾つかの実施形態では、演算装置156は、ユーザ入力インターフェース162を含む。例示的な実施形態では、ユーザ入力インターフェース162は、プロセッサ154に接続され、ユーザによる入力を受け取る。幾つかの実施形態では、ユーザ入力インターフェース162は、例えば、非限定的に、キーボード、ポインティングデバイス、マウス、スタイラス、非限定的にタッチパッドもしくはタッチスクリーンなどの接触感知パネル、及び/又は、非限定的にマイクなどの音声入力インターフェースを含む。更なる実施形態では、提示インターフェース160の表示装置及びユーザ入力インターフェース162の両方としてタッチスクリーンなどの単一の部品が機能する。
【0041】
例示的な実施形態では、通信インターフェース164が、プロセッサ154に接続されており、撮像装置102などの1以上の他の装置と通信状態で接続され、入力チャネルとして機能しながら、そのような装置に対する入出力操作を実施するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、通信インターフェース164は、非限定的に、有線ネットワークアダプタ、無線ネットワークアダプタ、モバイル電話通信アダプタ、シリアル通信アダプタ、又はパラレル通信アダプタを含む。通信インターフェース164は、1つもしくは複数の遠隔装置からデータ信号を受信し、又は同装置にデータ信号を送信する。例えば、ある代替的な実施形態では、演算装置156の通信インターフェース164は、コントローラ130と通信する。
【0042】
提示インターフェース160及び通信インターフェース164の両方は、例えばユーザ又はプロセッサ154に情報を提供するなど、本明細書に記述する方法とともに使用するのに適した情報を提供可能である。よって、提示インターフェース160及び通信インターフェース164は、出力装置と称される。同様に、ユーザ入力インターフェース162及び通信インターフェース164は、本明細書に記述する方法とともに使用するのに適した情報を受信可能であり、入力装置と称される。
【0043】
図2は、付加製造システム100の動作中に撮像装置102を使用して生成されたタイム露出画像200の写真である。タイム露出画像200は、複数のラスター202を含む溶融プールを示す。本明細書において、用語「ラスター」は、溶融パスに沿う一連の平行線を意味する。
図2に示すように、ラスター202では、光、すなわち濃い部分と、影、すなわち薄い部分とが交互する。ビーム132の進行方向によって、高強度及び低強度を有する交互するラスター202が生成される。特に、タイム露出画像200は、撮像装置102に向かう方向のビーム132のパスに沿う高強度と、撮像装置102から離れる方向のビーム132のパスに沿う低強度とを有するラスター202を図示する。幾つかの実施形態では、タイム露出画像200は、溶融プールにより放出される光の強度など、溶融プールの特性を示す。例えば、図示する実施形態では、タイム露出画像200は、高強度部分204を含み、それは溶融プール内の欠陥を示す。よって、タイム露出画像200は、後の部品の形成中にオペレータが欠陥を補正するための調節を行うことを促す。
【0044】
図3及び
図4は、突出特徴304を含む部品の形成中に撮像装置102を使用して生成されたタイム露出画像300、302の写真である。タイム露出画像300は、溶融プールが突出特徴304の隣で少なくとも部分的に崩れていることを図示する。タイム露出画像302は、突出特徴304が、後の層の形成中に少なくとも部分的に充填されていることを図示する。タイム露出画像300、302を検査及び比較するオペレータは、後の部品内の突出特徴304を形成するための製造プロセスに必要とされる任意の補正を求める。
【0045】
図1から
図4を参照すると、付加製造システム100を使用してパーツを製造する例示的な方法は、粒子114の第1の層を表面112に堆積させることを含む。撮像装置102のシャッタ146は、開放位置に移動され、開放位置に維持される。幾つかの実施形態では、シャッタ146は、1分よりも長く開放位置に維持される。例示的な実施形態では、シャッタ146は、約1分〜約10分の範囲の期間にわたり開放位置に維持される。代替的な実施形態では、シャッタ146は、本明細書に記述するように動作することを撮像装置102に可能にさせる任意の期間にわたり開放位置に維持される。
【0046】
例示的な実施形態では、ビーム132は、表面112上の粒子114の第1の層に向けられ、粒子114は、融点まで加熱される。粒子114は、少なくとも部分的に溶融して、溶融プールを形成し、溶融プールは、光を放出する。幾つかの実施形態では、コントローラ130は、ビーム132を集束エネルギー源104から粒子114に向けるように付加製造システム100を制御する。コントローラ130は、部品134用の構築ファイルにより規定された所定のパスに従って、表面112上の粒子114にわたってビーム132を走査して溶融パスを形成するように、検流計108の動きを制御する。カメラ136は、ラスター202を規定する溶融パスの一部分をカメラ136の視野が包含するように、表面112に対して配置される。例示的な実施形態では、溶融プールからの光は、シャッタ146が開放位置に維持されている間に、開口148を通って進みセンサ140に衝突する。シャッタ146は、閉鎖位置に移動され、カメラ136は、溶融プールのタイム露出画像200、300、及び304を生成する。幾つかの実施形態では、カメラは、ラスター202を規定する溶融パスの少なくとも一部分のタイム露出画像200、300、及び304を生成する。幾つかの実施形態では、粒子114の第2の層が表面112に堆積され、粒子114の第2の層は、ビーム132により加熱される。更なる実施形態では、カメラ136は、部品の複数のタイム露出画像200、300、及び304を生成する。例示的な実施形態では、タイム露出画像200、300、及び304は、溶融プールの特性を求めるために検査される。幾つかの実施形態では、タイム露出画像200、300、及び304は、タイム露出画像と電子画像の間の違いを求めるために部品の電子画像と比較される。
【0047】
上述したシステム及び方法は、直接金属レーザ溶融(DMLM)システムなどの付加製造システムに関する。上述した実施形態は、集束エネルギー源及び撮像装置を含む。集束エネルギー源の動作中に、撮像装置は、溶融プールを形成する溶融粒子のタイム露出画像を生成する。幾つかの実施形態では、溶融プールのほぼ全体がタイム露出画像中にキャプチャされる。タイム露出画像は、溶融プール全体の光の強度を図示する。幾つかの実施形態では、タイム露出画像は、付加製造プロセスのばらつき及び欠陥を求めるために検査される。結果として、付加製造プロセスにおける誤りが補正され、プロセスが改善される。幾つかの実施形態では、タイム露出画像は、フィードフォワードプロセスで使用されて、後の部品の製造を改善させる。
【0048】
本明細書に記述する方法及びシステムの例示的な技術的効果は、(a)部品の形成中に単一の層内の溶融プールのほぼ全てを撮像すること、(b)様々な箇所で溶融プールからの光の強度を求めること、(c)溶融プールの画像を位置に関連付けること、(d)溶融プールを撮像するのに必要とされる時間及びリソースを削減すること、(e)様々な付加製造システムとの撮像装置の適合性を高めること、(f)付加製造プロセス中の欠陥を検出すること、(g)製品開発のサイクルタイムを短縮すること、(h)精確な形状のためにマシン制御を高めること、及び(i)溶融プールに関する視覚的フィードバックを提供すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
幾つかの実施形態は、1以上の電子又は演算装置の使用を含む。このような装置は、一般的に、汎用中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、縮小命令セットコンピュータ(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジック回路(PLC)などの、プロセッサもしくはコントローラ、及び/又は本明細書に記述する機能を実行可能な任意の他の回路もしくはプロセッサを含む。幾つかの実施形態では、本明細書に記述する方法は、非限定的に記憶装置及び/又はメモリ装置を含む、コンピュータ読取可能な媒体上に具現化される実行命令としてコード化される。このような命令は、プロセッサにより実行されると、本明細書に記述する方法の少なくとも一部分をプロセッサに実施させる。上記の例は、例示にすぎず、よって、いかなる場合も用語、プロセッサの定義及び/又は意味を限定することを意図していない。
【0050】
付加製造部品を作るための構築パラメータを高度化するための例示的な実施形態について、詳細に上述した。本装置、システム及び方法は、本明細書に記述する特定の実施形態に限定されず、むしろ、方法の動作及びシステムの構成要素は、本明細書に記述する他の動作又は構成要素とは別途に個別に利用されてもよい。例えば、本明細書に記述するシステム、方法、及び装置は、他の産業用途又は消費用途を有してもよく、本明細書に記述するような構成要素による実践に限定されない。むしろ、1以上の実施形態は、他の産業に関連して実施及び利用され得る。
【0051】
本発明の各種の実施形態の具体的な特徴を幾つかの図面に示し、他の図面に示していない場合もあるが、これは便宜上の理由にすぎない。本発明の原理によれば、図面の任意の特徴は、任意の他の図面の任意の特徴と組合せて、参照され得又は特許請求され得る。
【0052】
この明細書は、ベストモードを含めて、本発明を開示するために、並びに、任意の装置もしくはシステムの製作及び使用、組み込まれた任意の方法の実施を含めて、当業者が本発明を実践することを可能にするために例示を使用する。本発明の特許可能な範囲は、請求項により規定されており、当業者が思い付く他の例を含み得る。このような他の例は、請求項の文言から相違しない構成要素を有する場合、又は、請求項の文言から実質的に相違しない均等な構成要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図している。
[実施態様1]
粒子(114)を保持する表面(112)と、
表面(112)に沿って移動して粒子(114)を融点まで加熱し溶融パスを作り出す1以上のビーム(132)を発生させるように構成された集束エネルギー源(104)と、
表面(112)に沿って1以上のビーム(132)が移動するときに、表面(112)の画像(200、300、302)を生成するように構成されたカメラ(136)であって、カメラ(136)が視野を有し、視野が複数のラスター(202)を規定する溶融パスの一部分を包含するように、カメラ(136)が表面(112)に対して配置され、カメラ(136)は、複数のラスター(202)を規定する溶融パスの少なくとも一部分のタイム露出画像(200、300、302)を生成する、カメラ(136)と
を備える、付加製造システム(100)。
[実施態様2]
タイム露出画像(200、300、302)を処理するためのプロセッサ(154)であって、タイム露出画像(200、300、302)中の光強度の差を認識するように構成されたプロセッサ(154)を更に備える、実施態様1に記載の付加製造システム(100)。
[実施態様3]
開口(148)を通じた光の進行を可能にする開放位置と、開口(148)を通じた光の進行を阻止する閉鎖位置との間で配置可能であるシャッタ(146)を更に備え、シャッタ(146)は、カメラ(136)の露出時間を制御する、実施態様1に記載の付加製造システム(100)。
[実施態様4]
カメラ(136)に接続されたトリガ(152)であって、シャッタ(146)の位置を制御するように構成されたトリガ(152)を更に備える、実施態様3に記載の付加製造システム(100)。
[実施態様5]
ハウジング(110)であって、ビューポート(122)が画成され、カメラ(136)がビューポート(122)の隣に配置される、ハウジング(110)を更に備える、実施態様1に記載の付加製造システム(100)。
[実施態様6]
ハウジング(110)は、下壁(116)、下壁(116)とは反対側の上壁(118)、及び下壁(116)と上壁(118)の間に少なくとも部分的に延びる側壁(120)を備え、下壁(116)が、表面(112)を少なくとも部分的に画成する、実施態様5に記載の付加製造システム(100)。
[実施態様7]
ビューポート(122)は、側壁(120)により画成される、実施態様6に記載の付加製造システム(100)。
[実施態様8]
付加製造システム(100)を使用してパーツ(134)を製造する方法であって、
粒子(114)の層を表面(112)に堆積させることと、
集束エネルギー源(104)を使用して粒子(114)を粒子(114)の融点まで加熱することと、
集束エネルギー源(104)のビーム(132)を粒子(114)に向けることと、
粒子(114)の溶融プールを形成することであって、溶融プールは溶融プール光を放出することと、
集束エネルギー源(104)のビーム(132)を移動させて、溶融プールパスを生じさせることと、
カメラ(136)を溶融プール光に対して露出することと、
カメラ(136)を用いて溶融プールパスの少なくとも一部分のタイム露出画像(200、300、302)を生成することと
を含む、方法。
[実施態様9]
粒子(114)の層を堆積させることは、粒子(114)の第1の層を堆積させることを含み、方法は、粒子(114)の第1の層の少なくとも一部分の上に粒子(114)の第2の層を堆積させることを更に含む、実施態様8に記載の方法。
[実施態様10]
集束エネルギー源(104)のビーム(132)を移動させることは、集束エネルギー源(104)のビーム(132)を粒子(114)の列に沿って移動させることを含み、粒子(114)の列が、複数のラスター(202)を形成する、実施態様8に記載の方法。
[実施態様11]
集束エネルギー源(104)のビーム(132)を粒子(114)に向ける前にカメラ(136)のシャッタ(146)を開放することと、複数のラスター(202)が形成された後にシャッタ(146)を閉鎖することとを更に含む、実施態様10に記載の方法。
[実施態様12]
タイム露出画像(200、300、302)を検査して、溶融プールの特性を求めることを更に含む、実施態様8に記載の方法。
[実施態様13]
タイム露出画像(200、300、302)を検査することは、タイム露出画像(200、300、302)中の光強度の差を求めることを含む、実施態様12に記載の方法。
[実施態様14]
タイム露出画像(200、300、302)を部品(134)の電子画像と比較することを更に含む、実施態様12に記載の方法。
[実施態様15]
凡そ1分よりも長い期間にわたりカメラ(136)のシャッタ(146)を開放位置に配置することを更に含む、実施態様8に記載の方法。
[実施態様16]
カメラ(136)のシャッタ(146)を開放位置に配置することは、シャッタ(146)が累積的に凡そ1分よりも長い期間にわたり開放位置にあるように、シャッタ(146)を開放位置及び閉鎖位置に交互に配置することを含む、実施態様15に記載の方法。
[実施態様17]
粒子(114)を保持する表面(112)と、表面(112)に沿って移動して粒子(114)を融点まで加熱する1以上のビーム(132)を発生させるように構成された集束エネルギー源(104)とを含む付加製造システム(100)内で使用するための撮像装置(102)であって、
カメラ(136)を備え、カメラ(136)は、
センサ(140)と、
開口(148)を画成するケーシング(142)であって、光が開口(148)を通って進みセンサ(140)に衝突する、ケーシング(142)と、
集束エネルギー源(104)の動作特性に関する信号を受信し、カメラ(136)が集束エネルギー源(104)の動作中に粒子(114)のタイム露出画像(200、300、302)を生成するように、信号に基づいて開口(148)を通る光の進行を制御するように構成されたトリガ(152)と
を備える撮像装置(102)。
[実施態様18]
開口(148)を通じた光の進行を可能にする開放位置と、開口(148)を通じた光の進行を阻止する閉鎖位置との間で配置可能であるシャッタ(146)であって、トリガ(152)が、シャッタ(146)を凡そ1分よりも長い期間にわたり開放位置に維持するように構成される、シャッタ(146)を更に備える、実施態様17に記載の撮像装置(102)。
[実施態様19]
タイム露出画像(200、300、302)を処理するためのプロセッサ(154)であって、タイム露出画像(200、300、302)中の光強度を検出するように構成されたプロセッサ(154)を更に備える、実施態様17に記載の撮像装置(102)。
[実施態様20]
開口(148)を通って進む光をフィルタリングするためのフィルタ(144)であって、集束エネルギー源(104)の動作中に光に対するセンサ(140)の過度な露出を抑制するように構成されたフィルタ(144)を更に備える、実施態様17に記載の撮像装置(102)。