特許第6375024号(P6375024)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6375024
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】電力変換装置
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20180806BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20180806BHJP
【FI】
   H01R13/52 B
   H01R13/52 D
   B60R16/02 610B
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-131633(P2017-131633)
(22)【出願日】2017年7月5日
【審査請求日】2018年4月27日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000141901
【氏名又は名称】株式会社ケーヒン
(74)【代理人】
【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100160004
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 憲雅
(74)【代理人】
【識別番号】100120558
【弁理士】
【氏名又は名称】住吉 勝彦
(74)【代理人】
【識別番号】100148909
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧澤 匡則
(72)【発明者】
【氏名】中村 一樹
(72)【発明者】
【氏名】重政 盛史
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 健一
【審査官】 山本 裕太
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−124992(JP,A)
【文献】 特開2015−171830(JP,A)
【文献】 特開2013−218870(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/40 − 13/533
H01R 13/74
B60R 16/02
H02G 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板と、この回路基板に実装されているコネクタと、このコネクタが露出するように開口部が開けられ前記回路基板及びコネクタに被せられた蓋体と、を有している電力変換装置において、
前記蓋体は、前記コネクタの露出した部位を囲うよう天板部から突出したビードを有していることを特徴とする電力変換装置。
【請求項2】
前記ビードは、前記コネクタよりも上方まで延びる延出部を含むことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記開口部の上方を覆っているカバー部材をさらに有し、
前記カバー部材は、前記延出部に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の電力変換装置の車両への取付構造であって、
前記蓋体の天板部は、水平面に対して傾斜して設けられ、
前記ビードは、前記傾斜した天板部を基準として、前記コネクタよりも高い位置から少なくとも前記コネクタと同じ高さまで、連続して前記コネクタを囲っていることを特徴とする電力変換装置の車両への取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタが外部に露出している電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の基板には、様々な電子部品が実装される。例えば、他の機器と接続するためのコネクタが実装された回路基板が知られている。このような回路基板を有する電子機器として、特許文献1に開示される従来技術がある。
【0003】
特許文献1に開示される電子機器は、回路基板と、この回路基板に実装されたコネクタと、回路基板が固定された底板と、この底板及び回路基板に被せられた蓋体と、からなる。蓋体は、回路基板を囲う側壁部と、回路基板の上方側の面を覆う天板部と、からなる。天板部には、コネクタが露出するように開口部が開けられている。蓋体が底板及び回路基板に被せられると、コネクタは、開口部に差し込まれて、外部に露出する。
【0004】
この電子機器は、車両のエンジンルームに搭載される。車両のエンジンルームに搭載される電子機器として、例えば、バッテリーの電力を制御する電力変換装置が存する。電力変換装置は、コネクタに接続されたケーブルを介して、他の機器に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−218870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、開口部の近傍の部位は、天板部のなかの他の部位よりも容易に撓む。そのため、車両の走行時において、振動により開口部の近傍が撓む場合、コネクタと開口部との間に隙間が生じる虞がある。車両が雨天時に走行している時に隙間が生じると、開口部を通じて雨水がケースのなかに浸入することも考えられる。開口部近傍の撓みを抑制する共に、開口部から水が浸入することを抑制できれば望ましい。
【0007】
本発明は、コネクタが露出する開口部の周辺の強度を高めると共に、開口部からケース内に水が浸入することを抑制する電力変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1による発明によれば、回路基板と、この回路基板に実装されているコネクタと、このコネクタが露出するように開口部が開けられ前記回路基板及びコネクタに被せられた蓋体と、を有している電力変換装置において、
前記蓋体は、前記コネクタの露出した部位を囲うよう天板部から突出したビードを有していることを特徴とする電力変換装置が提供される。
【0009】
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記ビードは、前記コネクタよりも上方まで延びる延出部を含む。
【0010】
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記開口部の上方を覆っているカバー部材をさらに有し、
前記カバー部材は、前記延出部に取り付けられている。
【0011】
請求項4に記載のごとく、好ましくは、電力変換装置の車両への取付構造であって、
前記蓋体の天板部は、水平面に対して傾斜して設けられ、
前記ビードは、前記傾斜した天板部を基準として、前記コネクタよりも高い位置から少なくとも前記コネクタと同じ高さまで、連続して前記コネクタを囲っている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る発明では、電力変換装置は、回路基板及びコネクタに被せられた蓋体を有している。この蓋体は、コネクタの露出した部位を囲うよう天板部から突出したビードを有している。即ち、ビードは、開口部の周りに形成されているため、開口部の周辺の部位の強度が高まる。このビードは、コネクタの露出した部位を囲っている。そのため、蓋体の開口部から内部に浸入しようとする水は、ビードにより遮られる。結果、ビードは、開口部の周辺の強度を高めると共に、開口部から内部に水が浸入することを抑制できる。
【0013】
請求項2に係る発明では、ビードは、コネクタよりも上方まで延びる延出部を含む。そのため、コネクタにケーブルを接続する時に、取付に必要な部品等がコネクタに接触することを抑制できる。
【0014】
請求項3に係る発明では、電力変換装置は、開口部の上方を覆っているカバー部材をさらに有し、カバー部材は、延出部に取り付けられている。即ち、延出部は、カバー部材を支持する部材としての役割を果たす。さらに、カバー部材は、コネクタを保護することができる。
【0015】
請求項4に係る発明では、車体への取付構造であって、蓋体の天板部は、水平面に対して傾斜している。ビードは、傾斜した天板部を基準として、コネクタよりも高い位置から少なくともコネクタと同じ高さまで、連続してコネクタを囲っている。天板部を伝ってビードに向かって水が流れ落ちてくる場合、水は、コネクタよりも高い位置に形成されたビードに当たる。このビードは、コネクタと同じ高さまで連続して形成されている。そのため、水は、コネクタと同じ高さまでビードに沿って流れる。即ち、水はコネクタが露出する開口部を避けるように流れるため、開口部から内部に水が浸入することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例による電力変換装置が搭載された車両の模式図と、電力変換装置の分解斜視図である。
図2図1に示された電力変換装置の蓋体の開口部周辺を説明する図である。
図3図1の3ー3線断面図である。
図4】本発明の作用を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
【0018】
図1(a)を参照する。図1(a)には、本発明による電力変換装置が搭載された車両10が示されている。この車両10は、エンジンとモータを搭載したハイブリッド車である。
【0019】
車両10の前部には、エンジンルーム11が設けられている。このエンジンルーム11には、エンジン12と、ドライブユニット13と、が配置されている。ドライブユニット13には、モータと、トランスミッションが内蔵されている。エンジン12及びドライブユニット13内のモータの動力は、トランスミッションを介して、左右の前輪14,14(左側の前輪14のみが示されている)に伝わる。
【0020】
ドライブユニット13の上部には、モータを駆動するためのバッテリーの電力を制御する電力変換装置20が取付けられている。
【0021】
図1(b)を参照する。電力変換装置20は、箱体21と、この箱体21に収納される回路基板22と、この回路基板22に実装されているコネクタ23と、回路基板22及びコネクタ23に被せられた蓋体24と、を有する。箱体21には、図示しないバッテリーの電圧を降圧させるDC-DCコンバータ、電圧を変換するインバータ、コンデンサも収納されている。電力変換装置20の詳細な構成及び機能の説明は省略する。
【0022】
蓋体24の上面部31(天板部31)には、コネクタ23が露出するように開口部32が開けられている。蓋体24の縁には、箱体21の側壁の上端と当接するフランジ部33が形成されている。フランジ部33には、複数のねじ穴25が空けられている。
【0023】
蓋体24が箱体21に被せられると、コネクタ23の一部は、開口部32から露出する(図4(b)参照)。蓋体24は、複数のねじ28で箱体21に固定される。コネクタ23は、カバー部材26により覆われる。カバー部材26は、下方及び右方が開口した箱状を呈し、3つの取付部27が形成されている。カバー部材26は、3つのねじ29で蓋体24に固定されている。
【0024】
図1図2を参照する。開口部32は、トラック状を呈し、左右方向(車幅方向)に延びる第1の直線部34,第2の直線部35と、これらの第1の直線部34,第2の直線部35の左側の端部を繋ぐ第1の半円部36と、第1の直線部34,第2の直線部35の右側の端部を繋ぐ第2の半円部37と、からなる。
【0025】
蓋体24の上面部31は、コネクタ23の露出した部位を囲うビード40を有している。ビード40は、略C字状を呈し、第1の直線部34側(前方)に向けて開口している。ビード40は、上面部31から上方に向けて突出している。
【0026】
詳細には、ビード40は、第1の半円部36を囲う第1のビード部51と、第2の半円部37を囲う第2のビード部61と、第2の直線部35を囲う第3のビード部71と、からなる。第3のビード部71は、後方に膨らむように湾曲している。第1のビード部51〜第3のビード部71は連続して形成されている。
【0027】
第1のビード部51は、C字状の内周側に面となる第1の内壁部52と、C字状の外周側に面となる第1の外壁部53と、第1の内壁部52と第1の外壁部53の上端を繋ぐ第1の上端部54と、を有する。
【0028】
同様に、第2のビード部61は、第2の内壁部62、第2の外壁部63、第2の上端部64を有し、第3のビード部71は、第3の内壁部72、第3の外壁部73、第3の上端部74を有する。
【0029】
図2図3を参照する。ビード40は、上面部31から上方に延びる第1の壁部81(第1の延出部81),第2の壁部82(第2の延出部82)を含む。
【0030】
第1の壁部81は、第1の内壁部52に沿って形成されている。第1の壁部81は、左方に膨らむように湾曲している。同様に、第2の壁部82は、第2の内壁部62に沿って形成されている。第2の延出部82は、右方に膨らむように湾曲している。
【0031】
さらに、ビード40は、第1のボス91(第3の延出部91),第2のボス92(第4の延出部92)を含む。
【0032】
第1のボス91は、第1の上端部54から上方に延びている。第2のボス92は、第3の上端部74から上方に延びている。第2のボス92は、第2のビード部61と第3のビード部71の境界付近に位置する。
【0033】
蓋体24の前端部41には、第3のボス39が形成されている。第3のボス39は、第2のボス92と共に第2の壁部82を挟むように位置している。第1のボス91〜第3のボス39は、互いに等間隔となるように位置している。
【0034】
図3を参照する。コネクタ23と開口部32の間には、シール材38が配置されている。第1の壁部81、第2の壁部82、第1のボス91、第2のボス92は、いずれもがコネクタ23よりも上方まで延びている。取付部27は、それぞれ、第1のボス91〜第3のボス39の上面に当接している(図1参照)。
【0035】
図4(a)を参照する。電力変換装置20がドライブユニット13(図1参照)に取付けられた状態において、蓋体24の上面部31は、水平面Hに対して前下がりに傾斜している(傾斜角θ)。コネクタ23は、傾斜した上面部31を基準として、最も低い部位に位置する。
【0036】
ビード40は、傾斜した上面部31を基準として、コネクタ23よりも高い位置からコネクタ23よりも低い位置まで、連続してコネクタ23を囲っている。
【0037】
図2を参照する。第3のビード部71は、第2の直線部35よりも高い位置に形成されている。第1のビード部51の第1の前端部55、及び、第2のビード部61の第2の前端部65は、第1の直線部34よりも低い位置に形成されている。
【0038】
次に、本発明の効果について説明する。
【0039】
図2図4(b)を参照する。電力変換装置20は、回路基板22及びコネクタ23に被せられた蓋体24を有している。この蓋体24は、コネクタ23の露出した部位を囲うよう上面部31から突出したビード40を有している。即ち、ビード40は、開口部32の周りに形成されているため、開口部32の周辺の部位の強度が高まる。このビード40は、コネクタ23の露出した部位を囲っている。そのため、蓋体24の開口部32から内部に浸入しようとする水は、ビード40により遮られる。結果、ビード40は、開口部32の周辺の強度を高め、撓みによりシール材38の周りに隙間が発生することを防止すると共に、開口部32から内部に水が浸入することを抑制できる。
【0040】
なお、ビード40と上面部31の肉厚は等しい。そのため、ダイカスト等により蓋体24を成形する場合、蓋体24の品質にばらつきが少ない。
【0041】
図2図3を参照する。第1の壁部81(第1の延出部81)、第2の壁部82(第2の延出部82)、第1のボス91(第3の延出部91)、第2のボス92(第4の延出部92)は、コネクタ23よりも上方まで延びている。そのため、コネクタ23にケーブルを接続する時に、取付に必要な部品等がコネクタ23に接触することを抑制できる。
【0042】
特に、第1のボス91は、第1のビード部51の上端部54から上方に延びており、第2のボス92は、第3のビード部71の上端部74から上方に延びている。即ち、第1のボス91、第2のボス92は、ビード40により嵩上げされている。そのため、第1のボス91、第2のボス92そのものの高さ方向の寸法を抑えることができる。ダイカスト等により蓋体24を成形する場合、原料の湯回りが向上する。
【0043】
加えて、電力変換装置20は、開口部32の上方を覆っているカバー部材26をさらに有する。カバー部材26は、第1のボス91、第2のボス92、第3のボス39に取り付けられている。第1のボス91、第2のボス92は、取付に必要な部品等がコネクタ23に接触することを抑制すると共に、カバー部材26を支持する部材としての役割を果たす。カバー部材26は、コネクタ23を保護することができる。
【0044】
図4(a)を参照する。電力変換装置20がドライブユニット13に取付けられた状態において、蓋体24の上面部31は、水平面Hに対して前下がりに傾斜している(傾斜角θ)。コネクタ23は、傾斜した上面部31を基準として、最も低い部位に位置する。
【0045】
ビード40は、傾斜した上面部31を基準として、コネクタ23よりも高い位置からコネクタ23よりも低い位置まで、連続してコネクタ23を囲っている。
【0046】
図4(b)を参照する。矢印(1)に示されるように、水は、上面部31を伝ってビード40に向かって流れ落ちてくると、コネクタ23よりも高い位置に形成された第3のビード部71に当たる。第3のビード部71は、第1のビード部51、第2のビード部61と連続して形成されている。そのため、矢印(2)に示されるように、水は、第1のビード部51、第2のビード部61に沿って流れる。即ち、水は開口部32を避けるように流れるため、開口部32から内部に水が浸入することを抑制できる。
【0047】
加えて、ビード40は、傾斜した上面部31を基準として、最も低い部位に位置する。
第1の前端部55、第2の前端部65が、蓋体24の前端部41の近傍に位置するまで、ビード40は延びている。そのため、矢印(3)に示されるように、ビード40に沿って流れてきた水は、その後すぐに蓋体24の上面部31から下方へ落下する。結果、水は蓋体24の上面部31に留まりにくい。
【0048】
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。電力変換装置は、ハイブリッド車両以外の車両の他、他の乗り物にも搭載することができる。さらに、ビード40の形状は、U字状やV字状でもよく、O字状でもよく、複数のビードをコネクタの回り周囲に形成しても良い。また、第1の壁部81、第2の壁部82、第1のボス91、第2のボス92は、上面部31に形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の電力変換装置は、四輪車に好適である。
【符号の説明】
【0050】
10…車両
11…エンジンルーム
12…エンジン
13…ドライブユニット
14…前輪
20…電力変換装置
21…箱体
22…回路基板
23…コネクタ
24…蓋体
26…カバー部材
27…取付部
28…ねじ
29…ねじ
31…上面部(天板部)
32…開口部
34…第1の直線部
35…第2の直線部
36…第1の半円部
37…第2の半円部
38…シール材
39…第3のボス
40…ビード
41…前端部
51…第1のビード部
52…第1の内壁部
53…第1の外壁部
54…第1の上端部
55…第1の前端部
61…第2のビード部
62…第2の内壁部
63…第2の外壁部
64…第2の上端部
65…第2の前端部
71…第3のビード部
72…第3の内壁部
73…第3の外壁部
74…第3の上端部
81…第1の壁部(第1の延出部)
82…第2の壁部(第2の延出部)
91…第1のボス(第3の延出部)
92…第2のボス(第4の延出部)
H…水平面
【要約】
【課題】コネクタが露出する開口部の周辺の強度を高めると共に、開口部からケース内に水が浸入することを抑制する電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置(20)は、回路基板(22)と、この回路基板(22)に実装されているコネクタ(23)と、このコネクタ(23)が露出するように開口部(32)が開けられ回路基板(22)及びコネクタ(23)に被せられた蓋体(24)と、を有している。蓋体(24)は、コネクタ(23)の露出した部位を囲うよう天板部(31)から突出したビード(40)を有している。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4