(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
<写真シール作成装置の外観>
図1および
図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
【0017】
写真シール作成装置1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。写真シール作成装置1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にしたりすることで、利用者に画像を提供する。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
【0018】
写真シール作成装置1の利用者は、主に女子高生や若い女性が中心とされる。写真シール作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置1において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
【0019】
写真シール作成装置1において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、編集作業により、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
【0020】
写真シール作成装置1は、写真作成ゲームを提供する写真作成ゲーム機ということができる。
【0021】
図1に示すように、写真シール作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。撮影ユニット11と編集ユニット12は電気的に接続される。
【0022】
撮影ユニット11は、人が中に入ることができる程度の大きさを有する箱形状の筐体を有し、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離して設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
【0023】
事前選択部20は、事前選択処理として、写真シール作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影処理における各種の設定を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部20は、撮影空間の空き状況に応じて、適宜、事前選択空間にいる利用者を撮影空間へと案内する。
【0024】
撮影部21は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。
【0025】
撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置される。なお、事前選択部20が、側面パネル41Bに設置されるようにしてもよい。
【0026】
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル41Aより横幅の狭い板状の部材である。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル41Bより横幅の狭い板状の部材である。
【0027】
側面パネル41Aと側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Aと側面パネル52Aの上部は、板状の部材である連結部23Aによって連結される。側面パネル41Aと側面パネル52Aの下部は、床面に設けた例えば金属製の部材である連結部23A’によって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bも同様に、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Bと側面パネル52Bの上部は、連結部23Bによって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bの下部は、連結部23B’によって連結される。
【0028】
撮影空間の床には、板状の部材である床材27が敷かれる。
【0029】
なお、背面パネル51の撮影空間側の面には、例えば緑色のクロマキー用のシートが貼り付けられる。写真シール作成装置1は、クロマキー用のシートを背景として撮影することで、撮影処理や編集処理においてクロマキー合成を行う。これにより、所望の背景画像が、シートが写っている利用者の背景の部分に合成される。
【0030】
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口となる。
【0031】
撮影空間の上方には、撮影部21の正面、連結部23A、および連結部23Bに囲まれた天井が形成される。その天井の一部に、天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。
【0032】
天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて光を照射するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24の内部には、ストロボの他に蛍光灯が設けられている。これにより、天井ストロボユニット24は、撮影空間の照明としても機能する。
【0033】
編集ユニット12は、撮影画像に編集を施すための装置である。編集ユニット12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル42に接するようにして、撮影ユニット11に連結している。
【0034】
図1に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集作業で用いられる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
【0035】
編集ユニット12の正面側は、面61と、面61の上方に形成された斜面62から構成される。面61は、床面に対して垂直で、撮影部21の側面パネル41Aとほぼ平行な面である。斜面62には、編集作業に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面62の左側には、照明装置64の一端を支持する柱状の支持部63Aが設けられる。斜面62の右側には、照明装置64の他端を支持する柱状の支持部63Bが設けられる。支持部63Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部65が設けられる。
【0036】
編集ユニット12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、3本のレール26A乃至26Cを、組み合わせて構成される。3本のレール26A乃至26Cは、上から見たときの形状がコの字状となるように組み合わせられる。平行に設けられるレール26Aとレール26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、レール26Aとレール26Bの他端は、レール26Cの両端にそれぞれ接合される。
【0037】
カーテンレール26には、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。そのカーテンにより囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集作業を行う編集空間となる。
【0038】
後述するが、編集ユニット12の左側面には、印刷済みのシール紙が排出される排出口が設けられる。編集ユニット12の左側面前方の空間が、利用者が印刷済みのシール紙が排出されるのを待つ印刷待ち空間となる。
【0039】
<利用者の移動について>
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。
【0040】
図3は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
【0041】
利用者は、事前選択部20の前方の空間である事前選択空間A0において硬貨投入口に代金を投入する。次に、利用者は、タッチパネルモニタに表示される画面に従って各種の設定を行う。利用者は、例えば、撮影空間で行われる撮影に関するコースの選択などを事前選択作業として行う。
【0042】
事前選択作業を終えた利用者は、白抜き矢印#1で示すように、側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の出入り口G1から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入る。利用者は、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影作業を行う。
【0043】
撮影作業を終えた利用者は、白抜き矢印#2で示すように出入り口G1から撮影空間A1を出て編集空間A2−1に移動するか、または、白抜き矢印#3で示すように出入り口G2から撮影空間A1を出て編集空間A2−2に移動する。
【0044】
編集空間A2−1は、編集ユニット12の正面側の編集空間である。一方、編集空間A2−2は、編集ユニット12の背面側の編集空間である。利用者が編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかは、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は、編集作業を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集作業を行うことができる。
【0045】
編集作業が終了した後、編集画像の印刷が開始される。印刷が開始されると、編集空間A2−1での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#4で示すように編集空間A2−1から印刷待ち空間A3に移動する。また、編集空間A2−2での編集作業を終えた利用者は、白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−2から印刷待ち空間A3に移動する。
【0046】
印刷待ち空間A3に移動した利用者は、印刷が終わるのを待つ。印刷が終了すると、利用者は、編集ユニット12の右側面に設けられた排出口から排出されたシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
【0047】
次に、各装置の構成について説明する。
【0048】
<事前選択部の構成>
図4は、事前選択部20の構成例を示す図である。
【0049】
事前選択部20の上側にはタッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、利用者の人数の選択などに用いられる画面が表示される。
【0050】
タッチパネルモニタ71の下方には、スピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音などを出力する。スピーカ72に隣接するようにして、利用者が硬貨を入れる硬貨投入返却口73が設けられる。
【0051】
<撮影部の構成>
図5は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして構成される。
【0052】
正面パネル42の中央よりやや上側には、カメラユニット81が設けられる。カメラユニット81の正面には、カメラ91、タッチパネルモニタ92、および正面ストロボ93が設けられる。
【0053】
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット81の内部に取り付けられる。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91は、利用者を被写体として撮影を行う撮影部として機能する。
【0054】
カメラ91により取り込まれた動画像(以下、ライブビュー画像ともいう)は、タッチパネルモニタ92にリアルタイムで表示される。撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた静止画像は、撮影画像として保存される。
【0055】
タッチパネルモニタ92は、カメラ91の下方に設けられる。タッチパネルモニタ92は、LCDなどのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ92は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUIを表示し利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。
【0056】
正面ストロボ93は、カメラ91の上方に設けられる。正面ストロボ93は、乳白アクリル板よりなる、三日月状の発光面を有する。正面ストロボ93は、カメラ91による撮影に合わせて発光することで、被写体としての利用者の顔付近を正面から照射する。
【0057】
カメラユニット81の上方には、曲面の発光面を利用者に向けた上ストロボユニット82が設置される。上ストロボユニット82は、利用者の正面上方から、利用者の顔および上半身に光を照射する。
【0058】
カメラユニット81の下方には、利用者の下半身および足元に光を照射する足元ストロボユニット83が設けられる。
【0059】
上ストロボユニット82および足元ストロボユニット83は、蛍光灯とストロボ発光可能な照明機器とにより構成される。上ストロボユニット82および足元ストロボユニット83は、撮影空間を明るくして、利用者の操作性や安全性を確保するために、撮影空間内を常時照らすとともに、撮影画像の画質を向上させるために、撮影タイミングでストロボ発光し、被写体となる利用者に光を照射する。
【0060】
足元ストロボユニット83と側面パネル41Aとの間には、箱状部84が設けられる。また、足元ストロボユニット83と側面パネル41Bとの間には、箱状部85が設けられる。箱状部84,85の上面は、写真シール作成装置1の設置面と略水平な面をなし、撮影作業を行う利用者が手荷物などを置くための荷物置き場として用いられる。
【0061】
なお、図示はしないが、正面パネル42の例えば天井付近には、スピーカが設けられる。そのスピーカは、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。
【0062】
<背景部の構成>
図6は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
【0063】
背面パネル51の上方には、背面上ストロボ101が設置される。背面上ストロボ101は、背面上方から利用者に光を照射する。
【0064】
図中、背面パネル51の左方には、背面左ストロボ102が設置される。背面左ストロボ102は、背面右方から利用者を照射する。図中、背面パネル51の右方には、背面右ストロボ103が設置される。背面右ストロボ103は、背面左方から利用者を照射する。
【0065】
また、背面パネル51の撮影空間A1側(図中、手前側)の面には、クロマキーシート121が貼り付けられる。クロマキーシート121の色は、例えば緑色とされる。
【0066】
なお、図示はしないが、側面パネル52A,52Bの撮影空間A1側の面の下側(床面側)にも、クロマキーシート121と同様に、クロマキーシートが貼り付けられる。
【0067】
図7は、床材27を示す斜視図である。説明の便宜上、撮影部21、側面パネル41Aなどの図示を省略している。
【0068】
床材27の後方寄りの位置には、横長長方形の床シート27Aが、その長辺が背面パネル51と略平行になるように貼り付けられる。
図7において、背面パネル51のある方向が撮影空間A1の後方となり、白抜き矢印で示す、撮影部21のある方向が撮影空間A1の前方となる。
【0069】
床シート27Aの前方寄りには、目印図形28−1乃至28−4が並べて印刷され、その後方に、目印図形28−5乃至28−8が並べて印刷される。2行×4列に配置された目印図形28−1乃至28−8は、それぞれ視覚的に異なる図形であり、全体が例えば黒色で塗りつぶされている。
【0070】
1行目の目印図形28−1は菱形の目印であり、目印図形28−2はハート型の目印である。目印図形28−3は四つ葉のクローバー型の目印であり、目印図形28−4は正方形の目印である。
【0071】
また、2行目の目印図形28−5は四枚の花びらからなる花状の目印であり、目印図形28−6は星型の目印である。目印図形28−7は円形の目印であり、目印図形28−8はチューリップの花びら状の目印である。
【0072】
それぞれの目印図形は、1人の利用者がその両足を載せることが出来るような、略30cm×30cmの範囲内に収まる程度の大きさを有している。それぞれの大きさが異なるようにしてもよい。
【0073】
目印図形28−1乃至28−8は、撮影時の立ち位置を利用者毎に誘導するための目印として用いられる。
【0074】
例えば、利用者の人数が2人であり、上半身が大きく写る画像を撮影する場合、カメラ91に向かって右側に立っている利用者の立ち位置として、四つ葉のクローバー型の目印図形28−3が指定され、左側に立っている利用者の立ち位置として、ハート型の目印図形28−2が指定される。
【0075】
目印図形28−1乃至28−8は、それぞれ、利用者の人数、撮影する画像の画角(範囲)などに応じて、最適な立ち位置を指定することができるような位置に印刷されている。なお、最適な立ち位置は、ストロボからの光が被写体に対して十分に照射される位置、カメラ91の撮影範囲から外れない位置、背景と顔の大きさのバランスがよくなる位置等を意味する。
【0076】
目印図形として、黒色以外の色を付した図形、所定の模様を付した図形、または、色と模様を付した図形を用いるようにしてもよい。目印図形毎に、形状、大きさ、模様、および色のうちの少なくともいずれかを変えるようにすることも可能である。
図7に示す目印図形28−1乃至28−8は、色は黒色として同じ色であるが、それぞれ形状を変えた図形である。
【0077】
<編集ユニットの構成>
図8は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
【0078】
斜面62のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131の左側にはタッチペン132Aが設けられる。タブレット内蔵モニタ131の右側にはタッチペン132Bが設けられる。
【0079】
タブレット内蔵モニタ131は、タブレットとディスプレイを積層して構成される。タブレットは、タッチペン132Aまたはタッチペン132Bを用いた操作入力を可能とする。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集作業に用いられる編集画面が表示される。2人の利用者が同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aはタブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン132Bはタブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる。
【0080】
なお、タッチペン132Aを用いた操作とタッチペン132Bを用いた操作は識別される。適宜、タブレット内蔵モニタ131の左側の表示に対してはタッチペン132Aを用いた操作のみが可能とされ、右側の表示に対してはタッチペン132Bを用いた操作のみが可能とされる。以下、適宜、タッチペン132Aとタッチペン132Bを区別する必要がない場合、まとめてタッチペン132という。
【0081】
図9は、編集ユニット12の左側面の構成例を示す図である。
【0082】
編集ユニット12の左側面の下側にはシール紙排出口161が設けられる。編集ユニット12の内部にはプリンタが設けられている。そのプリンタにより、編集空間A2−1の利用者が写る画像、または、編集空間A2−2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール紙排出口161から排出される。
【0083】
<シール紙の例>
図10は、写真シール作成装置1により作成されるシール紙の例を示す図である。
【0084】
利用者が例えば2人である場合、
図10に示すようなレイアウトで写真(編集画像)が印刷されたシール紙が2枚分作成され、利用者に提供される。
図10に示すレイアウトは複数種類用意されているレイアウトのうちの1つであり、利用者は好みのレイアウトを選択することができる。
【0085】
1枚のシール紙には、略名刺サイズの編集画像印刷領域181Aと、横長帯状のおまけ画像印刷領域181Bが形成される。編集画像印刷領域181Aの略左半分には編集画像191−1が大きく印刷され、その右側に、4枚の編集画像191−2乃至191−5が、編集画像191−1より小さいサイズで2行×2列に並べて印刷される。
【0086】
編集画像191−1乃至191−5は、被写体の顔と上半身が大きく写る画像であるアップ画像に対して編集が施されることによって生成された画像である。実際には、適宜、利用者の背景には、所定の色や柄の画像である背景画像が合成され、利用者の前景には、手書きの文字やスタンプ画像などの前景画像が合成される。
【0087】
撮影処理においては、アップ画像の他に、頭の上から膝下付近(またはつま先付近)までの広い範囲が写る画像の撮影も行われる。この画像は、例えば、洋服のコーディネートを残しておくために用いられる。以下、適宜、洋服のコーディネートを残しておくためなどに用いられる、アップ画像よりも撮影範囲の広い画像を全身画像という。
【0088】
アップ画像と全身画像は縦横比が異なる。例えば、アップ画像の横方向の長さと縦方向の長さの比は1:1.2であり、全身画像の横方向の長さと縦方向の長さの比は1:1.5である。なお、全身画像のみ、シール紙に印刷されないようにしてもよい。
【0089】
おまけ画像印刷領域181Bには、床シート27Aに印刷された目印図形28−1乃至28−8と同じようなシンプルな形状にトリミングされた撮影画像192−1乃至192−5が横に並べて印刷される。おまけ画像印刷領域181Bに印刷されている画像は、例えばはさみで切り取って用いられる。
【0090】
編集前の画像ではなく、編集済みの画像(編集画像191−1乃至191−5と同じ画像)がトリミングされて撮影画像192−1乃至192−5として印刷されるようにしてもよい。
【0091】
おまけ画像印刷領域181Bの余白にはシールIDなどが印刷される。シールIDは、写真シール作成装置1からサーバに送信された画像をスマートフォンなどの携帯端末で閲覧するときに利用される。
【0092】
携帯端末に対する画像の送信は、写真シール作成装置1から送信された画像を携帯端末に取り込む(保存する)ためのWebサイトである画像取得サイトを管理するサーバを介して行われることになる。利用者は、携帯端末に取り込んだ画像をSNS(Social Networking Service)に投稿したり、壁紙に設定したりして利用することができる。以下、適宜、画像取得サイトを管理するサーバを画像取得サイト管理サーバという。
【0093】
図11は、編集画像のレイヤ構造の例を示す図である。
【0094】
左端の編集画像P1が編集によって生成される画像である。編集画像P1は、背景画像P11、人物画像P12、前景画像P13の各レイヤの画像から構成される。
【0095】
図11の例において、背景画像P11は、レンガを重ねた壁面の柄の画像である。前景画像P13は、「Love my friend」の手書き文字の画像とハート型の画像を含む画像である。「Love my friend」の手書き文字の画像は、ペンツールを用いて利用者によって入力されたペン画像である。また、ハート型の画像は、スタンプツールを用いて利用者によって入力されたスタンプ画像である。
【0096】
このように、編集画像P1は、撮影画像からクロマキー処理によって抽出した人物の領域の画像である人物画像P12を背景画像P11に重ね、その上に前景画像P13を重ねることによって生成される。ペン画像やスタンプ画像を背景画像P11上に入力し、被写体の背景に表示させるようにすることも可能とされる。撮影画像に対しては、前景画像や背景画像が合成されることもあるし、編集処理を経たとしても利用者の操作によっては合成されないこともある。
【0097】
<写真シール作成装置の内部構成>
図12は、写真シール作成装置1の構成例を示すブロック図である。
図12において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
【0098】
図12に示すように、写真シール作成装置1は、PC(Personal Computer)部301に対して、事前選択部302、撮影部304、編集部305A,305B、および印刷部306が外部入出力インタフェース303を介して接続されることによって構成される。情報処理部であるPC部301は、例えば編集ユニット12の筐体内部に収納される。
【0099】
PC部301を構成するCPU(Central Processing Unit)311、ROM(Read Only Memory)312、RAM(Random Access Memory)313は、バス314により相互に接続される。
【0100】
CPU311は、所定のプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311が実行するプログラムやデータを記憶する。RAM312は、CPU311が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
【0101】
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、記憶部316、通信部317、およびドライブ318が接続される。
【0102】
記憶部316は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部316は、CPU311から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部316に記憶されている情報はCPU311により適宜読み出される。
【0103】
通信部317は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部317は、CPU311による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部317は、利用者により選択された画像を、例えば写真シール作成装置1の製造メーカが管理する画像取得サイト管理サーバに送信する。通信部317から送信された画像は、所定の記憶領域が割り当てられて保存され、画像取得サイト管理サーバにアクセスしてきた携帯端末上で表示されたり、その携帯端末にダウンロードされたりする。
【0104】
ドライブ318には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319が適宜装着される。ドライブ318によりリムーバブルメディア319から読み出されたプログラムやデータは、CPU311に供給され、記憶部316に記憶されたり、インストールされたりする。
【0105】
入出力インタフェース315には外部入出力インタフェース303が接続される。PC部301による各部の制御が、外部入出力インタフェース303を介して行われる。
【0106】
事前選択部302は、事前選択空間A0にいる利用者を対象とした事前選択処理を実現する。事前選択部302は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部321から構成される。
【0107】
タッチパネルモニタ71は、PC部301による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、各種の設定が行われる。
【0108】
硬貨処理部321は、硬貨投入返却口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部321は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号をPC部301に出力する。
【0109】
撮影部304は、撮影空間A1にいる利用者を対象とした撮影処理を実現する。撮影部304は、照明装置331、カメラ91、タッチパネルモニタ92、およびスピーカ332から構成される。
【0110】
照明装置331は、撮影空間A1内の各ストロボユニットであり、PC部301から供給される照明制御信号に従って発光する。
【0111】
カメラ91は、PC部301によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像(画像データ)をPC部301に出力する。
【0112】
編集部305Aは、編集空間A2−1にいる利用者を対象とした編集処理を実現する。編集部305Aは、タブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ341から構成される。編集部305Bは、編集空間A2−2にいる利用者を対象とした編集処理を実現し、編集部305Aと同一の構成を有する。なお、以下、編集部305A,305Bを特に区別しない場合には、単に、編集部305という。
【0113】
タブレット内蔵モニタ131は、PC部301による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
【0114】
印刷部306は、プリンタ351を含むように構成される。プリンタ351にはシール紙ユニット352が装着される。
【0115】
プリンタ351は、内蔵するヘッド361を駆動し、PC部301から供給された印刷データに基づいて、シール紙ユニット352に収納されているロール状のシール紙363に画像を印刷する。また、プリンタ351は、画像を印刷したシール紙363をカッター362によって所定のカット位置でカットして、シール紙排出口161に排出する。
【0116】
<写真シール作成装置の機能構成例>
図13は、写真シール作成装置1の機能構成例を示すブロック図である。
図13に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
【0117】
写真シール作成装置1においては、事前選択処理部401、撮影処理部402、編集処理部403、および印刷処理部404が実現される。
【0118】
事前選択処理部401は、事前選択部302の各部を制御することで、事前選択処理を実行する。事前選択処理により、利用者の人数の選択、背景画像の選択などが行われる。利用者による選択内容を表す情報は撮影処理部402に供給される。
【0119】
撮影処理部402は、撮影部304の各部を制御することで撮影処理を行う。撮影処理部402は、撮影処理を行うことによって得られた撮影画像のデータを編集処理部403に出力する。撮影処理部402から編集処理部403に対しては、撮影を複数回行うことによって得られた複数枚の撮影画像のデータが供給される。
【0120】
編集処理部403は、編集部305の各部を制御することで編集処理を行う。編集処理には、撮影画像に写る利用者の目の形状や大きさを調整する処理、撮影画像に対して編集を施す処理などが含まれる。
【0121】
編集処理部403は、撮影画像の編集を終えた後、編集画像を所定のレイアウトで配置することによって印刷データを生成し、印刷処理部404に出力する。
【0122】
印刷処理部404は、プリンタ351に印刷データを出力し、編集画像の印刷を行う。
【0123】
<編集処理部の構成例>
図14は、編集処理部403の機能構成例を示すブロック図である。
【0124】
編集処理部403は、表示制御部431、認識部432、画像処理部433、編集制御部434、および通信制御部435から構成される。
【0125】
表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131の表示を制御する。例えば、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131に、撮影画像において、後述する顔パーツに施される画像処理の種類を選択するための選択画面や、撮影画像を対象とした編集作業のための編集画面を表示させる。
【0126】
認識部432は、撮影画像に対して顔認識処理を行うことで、顔や顔の一部を認識する。顔認識処理においては、撮影画像において認識対象とする部分の輪郭点を抽出し、それらを結んだ領域が顔や顔の一部であるか否かを判定することで、顔や顔の一部の認識が行われる。顔の一部には、顔パーツである目、鼻、口(唇)、耳の他、眉毛、まつ毛、頬、顎、額、髪などが含まれる。なお、抽出される輪郭点の数は任意であり、認識される部位によって変えるようにしてもよい。
【0127】
また、認識部432は、顔認識処理によって顔を認識する以外にも、距離画像センサによって取得される距離画像から人物マスク画像を生成することで、利用者の顔を認識するようにしてもよい。この場合、例えば、距離画像において髪領域を特定することで、目、眉毛、まつ毛などの顔パーツの位置が特定されるようにしてもよい。
【0128】
さらに、認識部432は、目の部分の色(白色と黒色)を抽出することで目の領域を特定し、その位置や大きさ(面積)から、顔の大きさや顔の中心点、他の顔パーツの位置を推定するようにしてもよい。
【0129】
画像処理部433は、撮影画像において認識部432により認識された顔パーツに対して、選択画面において利用者により選択された種類の画像処理を、撮影画像に施す。特に、本実施の形態では、画像処理の対象となる顔パーツは、目、眉毛、まつ毛、唇や口角、頬の部分の輪郭、耳や鼻など、顔の左右(または上下)両方に配置されることで対をなす顔パーツとされる。
【0130】
編集制御部434は、編集画面に対する操作に応じて、撮影画像に編集を施す。具体的には、編集制御部434は、編集画面において利用者により選択された合成用画像を、撮影画像の所定の位置に合成する。
【0131】
通信制御部435は、通信部317を制御し、インターネットなどのネットワークを介した通信に関する処理を行う。例えば、通信制御部435は、通信部317を制御することで、撮影処理において得られた撮影画像や、編集処理において得られた編集画像を、上述したサーバへ送信する。
【0132】
<写真シール作成装置の動作>
ここで、
図15のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。
【0133】
ステップS1において、事前選択処理部401は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部321から供給される起動信号に基づいて判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。
【0134】
ステップS1において、硬貨が投入されたと判定された場合、処理はステップS2に進む。ステップS2において、事前選択処理部401は、事前選択部302を制御することで、事前選択処理を行う。具体的には、事前選択処理部401は、撮影空間で行われる撮影に関するコースとして、利用者の人数に応じて行われるゲームの種類を決定する人数コースや、撮影空間で行われる撮影により得られる撮影画像の背景となる背景画像の選択などを利用者に行わせることで、各種の設定を行う。
【0135】
ステップS3において、撮影処理部402は、撮影部304を制御することで、撮影処理を行う。具体的には、撮影処理部402は、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ92にライブビュー表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影し、撮影画像を生成する。
【0136】
本実施の形態の撮影処理においては、合計6回の撮影が行われる。6回の撮影により得られる6枚の撮影画像は、編集処理の対象とされてシール紙に印刷されることはもちろん、携帯端末に送信される対象にもなり得る。
【0137】
6回の撮影としては、5回のアップ撮影と1回の全身撮影が行われるものとするが、6回の撮影として、アップ撮影のみが行われるようにしてもよい。
【0138】
アップ撮影とは、被写体の顔および上半身を撮影範囲とした撮影である。アップ撮影により、撮影画像として、被写体の顔および上半身が写るアップ画像が得られる。一方、全身撮影とは、被写体の全身を撮影範囲とした撮影である。全身撮影により、撮影画像として、被写体の全身が写る全身画像が得られる。全身撮影においては、斜め上から見た被写体の全身が写る全身画像が得られるようにしてもよいし、正面から見た被写体の全身が写る全身画像が得られるようにしてもよい。
【0139】
このようにして、撮影処理において、6枚の撮影画像が取得される。
【0140】
ステップS4において、編集処理部403は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部305を制御することで、編集処理を行う。具体的には、編集処理部403は、撮影処理により得られた撮影画像に対して利用者に編集作業を行わせることで、編集が施された編集画像を生成する。
【0141】
ステップS5において、印刷処理部404は、プリンタ351を制御することで、印刷処理を行う(開始する)。具体的には、印刷処理部404は、編集処理により得られた編集画像をプリンタ351に出力してシール紙に印刷する。なお、撮影処理により得られた撮影画像が、シール紙に印刷されるようにしてもよい。
【0142】
印刷が終了すると、ステップS6において、プリンタ351は、画像が印刷されたシール紙をシール紙排出口161に排出し、処理を終了させる。
【0143】
<編集処理の詳細>
次に、
図16のフローチャートを参照して、上述した写真シール作成ゲームの一連の処理におけるステップS4の編集処理の詳細について説明する。
【0144】
編集処理が開始されると、ステップS31において、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131にレタッチ画面を表示させる。
【0145】
レタッチ画面は、撮影画像に写る人物の顔パーツに施される画像処理の種類の選択に用いられる画面である。
【0146】
図17は、レタッチ画面の例を示す図である。
【0147】
レタッチ画面の中央上側には、撮影画像表示領域511が設けられる。撮影画像表示領域511には、1枚の撮影画像(例えば1回目の撮影により得られた撮影画像)が表示される。
【0148】
レタッチ画面の下側には、3つのボタン512a,512b,512cが設けられている。ボタン512aは、目の形状を、目尻を上げた形状(ネコ目)とするためのボタンであり、ボタン512bは、目の形状を、目尻を下げた形状(タレ目)とするためのボタンである。また、ボタン512cは、目の形状を、全体的に丸い形状(まる目)とするためのボタンである。
【0149】
具体的には、ボタン512aが選択されると、目の領域に対して、左目の目尻の端点と、右目の目尻の端点とを、上方向に所定距離だけ移動させるように、端点それぞれの近傍の領域を局所的に拡大、縮小、または移動させる処理が施される。
【0150】
ボタン512bが選択されると、目の領域に対して、左目の目尻の端点と、右目の目尻の端点とを、下方向に所定距離だけ移動させるように、端点それぞれの近傍の領域を局所的に拡大、縮小、または移動させる処理が施される。
【0151】
ボタン512cが選択されると、目の領域に対して、左右の目の上側の端点を、上方向に所定距離だけ移動させるとともに、左右の目の下側の端点を、下方向に所定距離だけ移動させるように、端点それぞれの近傍の領域を局所的に拡大、縮小、または移動させる処理が施される。
【0152】
レタッチ画面において、目の形状を選択するためのボタン512a,512b,512cのいずれかが選択されると、画像処理部433は、認識部432により認識された目の形状を、選択されたボタンに対応する目の形状に変える画像処理を施す。画像処理が施された撮影画像は、撮影画像表示領域511に表示される。
【0153】
すなわち、利用者によってボタン512a,512b,512cのいずれかが操作される度に、そのボタンに対応する画像処理が、撮影画像に施されて表示される。これに限らず、目の形状を各ボタンに対応する目の形状に変える画像処理が施された撮影画像をあらかじめ生成して記憶しておくようにしてもよい。この場合、利用者によってボタン512a,512b,512cのいずれかが操作される度に、そのボタンに対応する画像処理が施された撮影画像が読み出されて表示されるようになる。
【0154】
なお、目の形状を変える画像処理に代えて、目の形状を、ネコ目、タレ目、まる目の各形状に見せるようなメイク画像をあらかじめ用意し、選択されたボタンに対応したメイク画像を、撮影画像における目の領域に合成する処理が施されるようにしてもよい。
【0155】
ここで、選択されたボタンに対応する画像処理は、撮影画像に写る利用者の数によらず、利用者全員の両目に施されるものとする。また、選択されたボタンに対応する画像処理は、レタッチ画面に表示されていない他の5枚の撮影画像にも施される。
【0156】
利用者は、ボタン512a,512b,512cのいずれかを選択し、OKボタン513を押下する。これにより、撮影画像に写る利用者の目の形状が決定され、処理はステップS32に進む。
【0157】
ステップS32において、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131に見たままモード選択画面を表示させる。
【0158】
見たままモード選択画面は、撮影画像の左右反転の有無の選択に用いられる画面である。見たままモード選択画面には、撮影画像を左右反転させない(何もしない)「反転なし」を選択するためのボタンと、撮影画像を左右反転させ、利用者自身が鏡に写ったような状態を再現する「反転あり」を選択するためのボタンとが表示される。
【0159】
見たままモード選択画面において、「反転あり」のボタンが選択されると、画像処理部433は、全ての撮影画像に左右反転させる画像処理を施し、処理はステップS33に進む。「反転なし」のボタンが選択された場合、いずれの撮影画像にも左右反転させる画像処理は施されない。
【0160】
ステップS33において、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131にアドレス入力画面を表示させる。
【0161】
アドレス入力画面は、利用者の所有する携帯端末のメールアドレスの入力に用いられる画面である。アドレス入力画面は、メールアドレスに用いることが可能なアルファベットや記号、携帯端末のキャリアを選択するためのボタンと、選択されたボタンに対応する文字列が表示されるテキストボックスが表示される。
【0162】
アドレス入力画面において、メールアドレスの入力が終了すると、処理はステップS34に進む。
【0163】
ステップS34において、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131に編集画面を表示させる。
【0164】
編集画面は、編集対象となる撮影画像の編集に用いられる画面である。編集画面には、編集対象となる撮影画像と、編集に用いられるスタンプ画像やペン画像などの各種の編集ツール(合成用画像)が表示される。
【0165】
利用者は、タッチペン132を用いて、スタンプ画像やペン画像などを編集対象となる撮影画像上の所定の位置へ重畳することで、編集対象となる撮影画像に対する合成用画像の合成が行われる。
【0166】
すなわち、ステップS35において、編集制御部434は、利用者の操作に応じて、編集対象となる撮影画像に編集を施す。
【0167】
編集作業が終了すると、ステップS36において、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131に分割数選択画面を表示させる。
【0168】
分割数選択画面は、最終的に出力されるシール紙の分割数やシールレイアウトの選択に用いられる画面である。シールレイアウトは、1枚のシール紙に配置される編集画像(撮影画像)の枚数や位置、大きさを決定するレイアウト(配置パターン)である。ここで、利用者により選択されたシールレイアウトに従って編集画像が配置されてなる画像、すなわち、最終的にシール紙に印刷されて出力される画像をレイアウト画像という。このレイアウト画像のイメージを表すシール紙イメージは、記憶部316に記憶される。
【0169】
したがって、分割数選択画面には、例えば6枚の撮影画像それぞれに編集が施された編集画像が、異なるシールレイアウトで配置されたレイアウト画像が複数表示される。
【0170】
分割数選択画面において、レイアウト画像のいずれかが選択されると、処理はステップS37に進む。
【0171】
ステップS37において、表示制御部431は、タブレット内蔵モニタ131に携帯送信用画像選択画面を表示させる。
【0172】
携帯送信用画像選択画面は、携帯送信用画像の選択に用いられる画面である。携帯送信用画像は、上述した画像取得サイト管理サーバを介して、利用者の所有する携帯端末上で表示されたり、その携帯端末にダウンロードされたりする撮影画像である。携帯送信用画像選択画面には、例えば編集が施された後の6枚の編集画像や、編集画面において作成された携帯送信専用の画像が表示される。なお、携帯送信用画像選択画面には、編集画像に代えて、編集が施される前の撮影画像が表示されるようにしてもよい。
【0173】
携帯送信用画像選択画面において、携帯送信用画像として、画像のいずれかが選択されると、処理はステップS38に進む。
【0174】
ステップS38において、通信制御部435は、通信部317を制御することで、インターネットなどのネットワークを介して、利用者により選択された携帯送信用画像を、利用者によりアドレス入力画面に入力されたメールアドレスとともに、画像取得サイト管理サーバに送信する。
【0175】
画像取得サイト管理サーバは、利用者により入力されたメールアドレス宛てに、携帯端末がサーバにアクセスするのに必要なURLが記載されたメールを送信する。そして、そのURLに基づいて、利用者が所有する携帯端末が、ネットワークを介して画像取得サイト管理サーバにアクセスすることで、画像取得サイト管理サーバに送信された画像が携帯端末に提供される。
【0176】
その後、ステップS39において、編集処理部403は、編集作業を終えた利用者に対して、印刷待ち空間A3への移動を案内する。印刷待ち空間A3への移動の案内は、編集部305のタブレット内蔵モニタ131に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ341から出力させることによって行われる。
【0177】
以上のようにして、編集処理が行われる。
【0178】
<レタッチOFF処理>
上述したように、編集処理においては、撮影により得られた全ての撮影画像に写る人物の目の形状を、レタッチ画面において選択された目の形状にする画像処理が施される。さらに、編集処理においては、編集画面に対する操作により、撮影画像に施された目の形状を変える画像処理を解除することができる。
【0179】
そこで、以下においては、撮影画像に施された目の形状を変える画像処理を解除するレタッチOFF処理について説明する。
【0180】
図18は、レタッチOFF処理について説明するフローチャートである。
【0181】
ステップS51において、表示制御部431は、編集画面上に設けられる、撮影画像に施された目の形状を変える画像処理を解除するためのレタッチOFFボタンが操作されたか否かを判定する。
【0182】
レタッチOFFボタンが操作されるまで、ステップS51の処理は繰り返される。レタッチOFFボタンが操作されたと判定されると、処理はステップS52に進む。
【0183】
ステップS52において、画像処理部433は、顔パーツに施された画像処理(ここでは、目に施された画像処理)を解除する。
【0184】
そして、ステップS53において、表示制御部431は、編集画面上に、画像処理が解除された撮影画像を表示する。
【0185】
<編集画面の例>
ここで、編集画面の構成について説明する。
【0186】
編集画面は、基本的に、主な構成が左右対称に設けられることによって構成される。左半分の領域は、タブレット内蔵モニタ131に向かって左側にいる利用者により用いられる領域である。右半分の領域は、タブレット内蔵モニタ131に向かって右側にいる利用者により用いられる領域である。このような編集画面の構成により、主に2人の利用者が同時に編集作業を行うことができる。
【0187】
図19は、編集画面の左半分の領域(左半分領域)を示している。
【0188】
左半分領域の中央上部には、サムネイル表示領域531が設けられる。サムネイル表示領域531は、撮影画像を表すサムネイル画像の表示領域である。利用者は、サムネイル表示領域531に表示されているサムネイル画像を選択することによって、編集対象とする撮影画像を選択する。
【0189】
図19の例では、6枚の撮影画像を表すサムネイル画像がサムネイル表示領域531に並んで表示されている。
【0190】
左半分領域の略中央には、編集領域532が設けられる。編集領域532は、編集対象として選択された撮影画像の表示領域である。利用者は、タッチペン132Aを用いて編集ツールを選択し、編集領域532に表示された撮影画像の編集を行う。
【0191】
左半分領域の下部には、編集パレット533が表示される。編集パレット533は、ペン画像、スタンプ画像などの各種の編集ツール(合成用画像)の選択に用いられる。
【0192】
編集パレット533においては、編集パレット533の編集画面中央側に設けられたタブ毎に各編集ツールが用意されている。利用者は、それぞれのタブを選択することによって、編集パレット533に表示される編集ツールを切り替える。例えば、「ペン」の名前が付されたタブは、ペン画像を選択するときに操作されるタブであり、「スタンプ」の名前が付されたタブは、スタンプ画像を選択するときに操作されるタブである。
【0193】
編集領域532の左方には、人物選択領域534およびレタッチOFF領域535が設けられる。
【0194】
人物選択領域534は、撮影画像に写る利用者のうち、レタッチOFF処理の対象となる利用者を選択するためのボタンの表示領域である。
【0195】
人物選択領域534には、ボタン541乃至543が表示される。ボタン541は、撮影画像に写る2人の利用者のうちの一方(例えば左側に写る利用者)を、レタッチOFF処理の対象とするためのボタンである。ボタン542は、撮影画像に写る2人の利用者のうちの他方(例えば右側に写る利用者)を、レタッチOFF処理の対象とするためのボタンである。ボタン543は、撮影画像に写る2人の利用者を、レタッチOFF処理の対象とするためのボタンである。ボタン541,542にはそれぞれ、レタッチOFF処理の対象となる利用者の顔の部分が撮影画像から切り出された顔画像が表示されている。
【0196】
ボタン541または542が操作されると、編集領域532に表示される撮影画像において、操作されたボタンに対応する利用者の顔の部分に、レタッチOFF処理の対象であることを示す枠が表示される。
図19の例では、ボタン541が操作されることで、編集領域532に表示される撮影画像に写る利用者のうち、左側に写る利用者の顔の部分に、レタッチOFF処理の対象であることを示す枠F534が表示されている。
【0197】
このようにして、利用者は、編集画面において、レタッチOFF処理の対象とする人物を指定することができる。
【0198】
ここで、人物選択領域534に対する操作は、事前選択処理において、利用者の人数に応じたゲームを提供するために選択される人数コースとして、2人の利用者に向けたゲームが提供される2人用コースが選択された場合に有効とされるものとする。男女2人組の利用者に向けたゲームが提供されるカップルコースが選択された場合に、人物選択領域534に対する操作が有効とされるようにしてもよい。
【0199】
また、レタッチOFF処理の対象であることを示す枠F534は、撮影画像に対する顔認識処理により2つの顔が検出された場合にのみ表示されるものとする。
【0200】
すなわち、枠F534は、人数コースとして、2人用コース(またはカップルコース)が選択され、かつ、撮影画像に対する顔認識処理により2つの顔が検出された場合に表示されることになる。
【0201】
なお、撮影画像に対する顔認識処理により2つの顔が検出された場合であっても、人数コースとして、3人以上の利用者に向けたゲームが提供される大人用コースが選択された場合には、枠F534は表示されず、撮影画像に写る全ての利用者が、レタッチOFF処理の対象となる。
【0202】
レタッチOFF領域535は、撮影画像においてレタッチOFF処理の対象に指定された人物(利用者)の目のうち、画像処理の解除の対象となる目を選択するためのボタンの表示領域である。
【0203】
レタッチOFF領域535には、ボタン551乃至553が表示される。ボタン551は、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の両目を、画像処理の解除の対象とするためのボタンである。ボタン552は、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の目のうちの左目を、画像処理の解除の対象とするためのボタンである。ボタン553は、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の目のうちの右目を、画像処理の解除の対象とするためのボタンである。
【0204】
ボタン551が操作されると、画像処理部433は、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の両目に施された画像処理(目の形状を変える画像処理)を解除する。ボタン552が操作されると、画像処理部433は、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の左目に施された画像処理を解除する。ボタン553が操作されると、画像処理部433は、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の右目に施された画像処理を解除する。
【0205】
このようにして、レタッチOFF処理により、利用者は、目の形状を変える画像処理が施された撮影画像において、左右両方の目に施された画像処理はもちろん、その両目の一方に施された画像処理だけを解除することもできる。
【0206】
なお、ボタン552,553に対する操作は、事前選択処理において、人数コースとして2人用コース(またはカップルコース)が選択された場合に有効とされる。したがって、人数コースとして、大人用コースが選択された場合には、撮影画像に写る全ての利用者の両目が、画像処理の解除の対象となる。
【0207】
以上の処理によれば、顔の向きによる目の写り方や、撮影タイミングの目の開き具合などによって、画像処理が施されることで、片目だけ違和感のある仕上がりになったとしても、違和感のある片目に施された画像処理を解除することができる。結果として、利用者の所望する画像を提供することが可能となる。
【0208】
なお、レタッチOFF処理の対象となる撮影画像は、編集領域532に表示されている撮影画像のみであってもよいし、編集領域532に表示されている撮影画像を含む全ての撮影画像であってもよい。特に、レタッチOFF処理の対象となる撮影画像を、編集領域532に表示されている撮影画像のみとした場合には、利用者は、撮影画像それぞれについて、その仕上がりの調整を高い自由度で行うことができる。
【0209】
<枠の表示について>
編集領域532の撮影画像において、レタッチOFF処理の対象であることを示す枠は、編集画面が最初に表示された状態(デフォルトの状態)では、編集画面の左右で、異なる人物の顔の部分に表示される。
【0210】
図20および
図21は、簡略化された編集画面の例を示している。
【0211】
編集画面の左側に設けられる編集領域532Lと、編集画面の右側に設けられる編集領域532Rとにおいては、それぞれ異なる撮影画像が表示される。例えば、編集画面のデフォルトの状態では、編集領域532Lには、1回目の撮影により得られた撮影画像が表示され、編集領域532Rには、2回目の撮影により得られた撮影画像が表示される。
【0212】
そして、例えば、
図20に示されるように、編集画面の左側に設けられる編集領域532Lにおいては、撮影画像に写る利用者A,Bのうち、左側に写る利用者Aの顔の部分に、枠F534Lが表示される。一方、編集画面の右側に設けられる編集領域532Rにおいては、撮影画像に写る利用者A,Bのうち、右側に写る利用者Bの顔の部分に、枠F534Rが表示される。
【0213】
ここで、編集領域532Rにおいては、単純に、撮影画像に写る2人のうちの右側の利用者の顔の部分に、枠F534Rが表示されているのではない。具体的には、顔認識処理により、編集領域532Lの撮影画像において枠F534Lが合成されている利用者Aの顔とは異なる利用者Bの顔の部分に、枠F534Rが表示される。
【0214】
したがって、
図21に示されるように、編集領域532Rの撮影画像においては、編集領域532Lの撮影画像と比べて、利用者A,Bの位置が左右入れ替わって写っている場合であっても、利用者Aの顔でない利用者Bの顔の部分に、枠F534Rが表示される。
【0215】
なお、枠F534L,F534Rの表示は、編集対象として選択された撮影画像1枚毎に行われる。
【0216】
また、これらの枠F534L,F534Rは、編集画面のデフォルトの状態から編集作業が終了するまでの間、常時表示されるようにしてもよいし、指定された利用者の顔の部分に表示されてから所定時間が経過するまでの間だけ、表示されるようにしてもよい。
【0217】
<変形例>
以下においては、本実施の形態の変形例について説明する。
【0218】
(レタッチOFFからレタッチON)
以上においては、編集画面のレタッチOFF領域535において、いずれかのボタンが操作されることで、そのボタンに対応する目の両方または一方に施された画像処理が解除されるものとした。
【0219】
さらに、操作されたボタンに対する利用者のさらなる操作に応じて、画像処理が解除された目の両方または一方に、再度、画像処理が施されるようにしてもよい。
【0220】
例えば、
図22の左側に示されるように、レタッチOFF領域535において、ボタン552が操作された場合、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の左目に施された画像処理が解除される。このとき、レタッチOFF領域535は、
図22の右側に示される表示状態に遷移する。
【0221】
図22の右側に示されるレタッチOFF領域535においては、「左目だけ」の表記が「左目ON」に変わっている。
図22の右側の状態で、ボタン552が再度操作されることで、画像処理が解除された左目に、再度、目の形状を変える画像処理が施されるようになる。
【0222】
また、
図23の左側に示されるように、レタッチOFF領域535において、ボタン551が操作された場合、レタッチOFF処理の対象に指定された人物の両目に施された画像処理が解除される。このとき、レタッチOFF領域535は、
図23の右側に示される表示状態に遷移する。
【0223】
図23の右側に示されるレタッチOFF領域535においては、「両目OFF」の表記が「両目ON」に変わっている。
図23の右側の状態で、ボタン551が再度操作されることで、画像処理が解除された両目に、再度、目の形状を変える画像処理が施されるようになる。
【0224】
これにより、利用者の画像処理に対する選択の幅を広くすることができる。
【0225】
(画像処理の選択タイミング)
以上においては、目の形状を変える画像処理(目の形状)を、レタッチ画面において利用者に選択させるようにしたが、編集画面において利用者に選択させるようにしてもよい。
【0226】
図24は、編集画面の他の例を示す図である。
【0227】
図24の編集画面においては、人物選択領域534とレタッチOFF領域535との間に、レタッチパレット561が設けられる。
【0228】
レタッチパレット561は、
図17のレタッチ画面と同様、撮影画像に写る人物の顔パーツに施される画像処理の種類の選択に用いられる領域である。
【0229】
レタッチパレット561には、3つのボタン571a,571b,571cが設けられている。ボタン571aは、目の形状をネコ目とするためのボタンであり、ボタン571bは、目の形状をタレ目とするためのボタンである。また、ボタン571cは、目の形状をまる目とするためのボタンである。
【0230】
レタッチパレット561において、目の形状を選択するためのボタン571a,571b,571cのいずれかが選択されると、画像処理部433は、認識部432により認識された目の形状を、選択されたボタンに対応する目の形状に変える画像処理を施す。画像処理が施された撮影画像は、編集領域532に表示される。
【0231】
なお、
図24の例においては、目の形状を変える画像処理の対象は、撮影画像に写る2人の利用者の両方とするが、人物選択領域534において操作されたボタンに対応する利用者としてもよい。
【0232】
このような構成により、利用者は、撮影画像に写る人物の目の形状を選択しながら、編集作業を行うことができるので、撮影画像全体を所望の仕上がりに近づけることが可能となる。
【0233】
さらに、目の形状を変える画像処理(目の形状)を、撮影より前に表示される画面において利用者に選択させるようにしてもよい。
【0234】
例えば、事前選択処理において表示される人数コース選択画面や背景画像選択画面において、目の形状を利用者に選択させるようにしてもよい。この場合、人数コース選択画面や背景画像選択画面には、撮影画像ではなくモデル画像が表示されるようにし、選択された目の形状が、そのモデル画像に反映されるようにする。これにより、利用者は、モデル画像を確認しながら、目の形状を選択することができるようになる。
【0235】
(レタッチOFFの操作について)
以上においては、人物選択領域534およびレタッチOFF領域535のボタン操作により、レタッチOFF処理の対象となる人物、および、画像処理の解除の対象となる目が選択されるようにした。
【0236】
これに限らず、編集領域532に対するタッチペン132での直接的な操作により、レタッチOFF処理の対象となる人物と、画像処理の解除の対象となる目が選択されるようにしてもよい。
【0237】
例えば、編集領域532に表示される撮影画像に写る利用者のうち、左側の利用者の左目またはその近傍の領域が、タッチペン132により押下されることで、左側の利用者の左目に施された画像処理が解除されるようにする。
【0238】
なお、
図25の左側に示されるように、編集領域532に表示される撮影画像が全身画像である場合、アップ画像と比べて、画像全体に対する利用者の目の領域は小さくなる。そこで、編集画面上の任意の位置に拡大ボタンを設け、その拡大ボタンが押下されることで、
図25の右側に示されるように、全身画像に写る顔(目)の部分が編集領域532に拡大表示されるようにする。このとき、全身画像に対する顔認識処理により認識された利用者それぞれの顔の部分が、拡大表示される対象となってもよい。
【0239】
これにより、全身画像に写る人物の目に施された画像処理を解除する場合であっても、利用者は、その様子を容易に確認しながら操作することができる。
【0240】
(レタッチOFF処理の対象となる人物の表示)
以上においては、レタッチOFF処理の対象となる人物は、編集領域532の撮影画像に表示される枠で示されるものとしたが、編集画面において、編集領域532とは異なる位置に、その人物を示す画像がさらに表示されるようにしてもよい。
【0241】
例えば、
図26に示されるように、レタッチOFF領域535に、ボタン551乃至553に加えて、トリミング画像581が表示されるようにする。トリミング画像581は、例えば、1回目の撮影により得られた撮影画像から切り出された、レタッチOFF処理の対象となる人物(利用者)の顔画像である。
図26の例では、編集領域532に表示されている撮影画像に写る利用者のうちの左側の利用者の顔画像が、トリミング画像581として表示されている。なお、トリミング画像581の下方には、「選択中」の文字列が表示されている。
【0242】
図26の例では、トリミング画像581の領域がタッチペン132により押下される毎に、トリミング画像581として表示される顔画像が入れ替わり、レタッチOFF処理の対象となる人物が切り替わる。
【0243】
例えば、
図26の状態で、トリミング画像581の領域がタッチペン132により押下されると、編集領域532に表示されている撮影画像に写る利用者のうちの右側の利用者の顔画像が、トリミング画像581として表示される。このとき、レタッチOFF処理の対象となる人物は、編集領域532に表示されている撮影画像に写る利用者のうちの右側の利用者となる。なお、
図26の例では、人物選択領域534は設けられていない。
【0244】
その状態で、トリミング画像581の領域がタッチペン132により押下されると、「2人同時」の文字がトリミング画像581として表示される。このとき、レタッチOFF処理の対象となる人物は、編集領域532に表示されている撮影画像に写る2人の利用者となる。
【0245】
さらにその状態で、トリミング画像581の領域がタッチペン132により押下されると、編集領域532に表示されている撮影画像に写る利用者のうちの左側の利用者の顔画像が、トリミング画像581として表示される。すなわち、
図26の状態に戻り、トリミング画像581の領域がタッチペン132により押下される毎に、上述した状態が繰り返される。
【0246】
また、
図26の例では、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチOFF処理の対象であることを示す枠F534が表示されているが、トリミング画像581が表示される場合には、枠F534が表示されないようにしてもよい。
【0247】
利用者は、編集領域532の撮影画像上に表示されている枠F534、および、レタッチOFF領域535に表示されているトリミング画像581のいずれかを確認することで、レタッチOFF処理の対象となる人物(利用者)を認識することができる。
【0248】
なお、編集領域532に表示される撮影画像に写る全ての利用者が、レタッチOFF処理の対象となる場合には、それぞれの顔の部分に枠F534は表示されないようにする。
【0249】
具体的には、撮影画像に写る2人の利用者のいずれかが、レタッチOFF処理の対象となる場合には、その利用者の顔の部分に枠F534が表示されるようにする。そして、撮影画像に写る2人の利用者がいずれも、レタッチOFF処理の対象となる場合には、枠F534は表示されないようにする。
【0250】
また、例えば、利用者の人数が3人であっても枠F534を表示するようにした場合、3人の利用者のうち1人または2人の利用者が、レタッチOFF処理の対象となるときには、その利用者の顔の部分に枠F534が表示されるようにする。そして、撮影画像に写る3人の利用者がいずれも、レタッチOFF処理の対象となるときには、枠F534は表示されないようにする。
【0251】
<レタッチON処理>
以上においては、撮影画像に施された目の形状を変える画像処理を解除するレタッチOFF処理について説明してきたが、編集処理において、編集画面に対する操作により、撮影画像に目の形状を変える画像処理が施されるようにしてもよい。
【0252】
そこで、以下においては、撮影画像に目の形状を変える画像処理を施すレタッチON処理について説明する。
【0253】
図27は、レタッチON処理について説明するフローチャートである。
図27の処理は、例えば、編集画面が表示されたタイミングで開始される。
【0254】
ステップS71において、認識部432は、撮影画像において顔パーツを認識する。
【0255】
ステップS72において、表示制御部431は、編集画面上に設けられる、撮影画像に施される画像処理の種類(ここでは、目の形状)を選択するためのボタンが選択されたか否かを判定する。
【0256】
ボタン(画像処理の種類)が操作されるまで、ステップS72の処理は繰り返される。ボタンが操作されたと判定されると、処理はステップS73に進む。
【0257】
ステップS73において、表示制御部431は、編集画面上に設けられる、撮影画像の顔パーツに画像処理を施すためのレタッチONボタンが操作されたか否かを判定する。
【0258】
レタッチONボタンが操作されるまで、ステップS73の処理は繰り返される。レタッチONボタンが操作されたと判定されると、処理はステップS74に進む。
【0259】
ステップS74において、画像処理部433は、顔パーツに画像処理(ここでは、目の形状を変える画像処理)を施す。
【0260】
そして、ステップS75において、表示制御部431は、編集画面上に、画像処理が施された撮影画像を表示する。
【0261】
図28は、レタッチON処理を実行可能とする編集画面の例を示す図である。
【0262】
図28の編集画面においては、人物選択領域534の下方に、レタッチパレット611およびレタッチON領域621が設けられる。
【0263】
レタッチパレット611は、撮影画像に写る人物の顔パーツに施される画像処理の種類の選択に用いられる領域である。
【0264】
レタッチパレット611には、3つのボタン621a,621b,621cが設けられている。ボタン621aは、目の形状をネコ目とするためのボタンであり、ボタン621bは、目の形状をタレ目とするためのボタンである。また、ボタン621cは、目の形状をまる目とするためのボタンである。
【0265】
レタッチON領域612は、撮影画像においてレタッチON処理の対象に指定された人物(利用者)の目のうち、画像処理の対象となる目を選択するためのボタンの表示領域である。レタッチON処理の対象とする人物は、人物選択領域534に対する操作により指定される。
【0266】
レタッチON領域612には、ボタン631乃至633が表示される。ボタン631は、レタッチON処理の対象に指定された人物の両目を、画像処理の対象とするためのボタンである。ボタン632は、レタッチON処理の対象に指定された人物の目のうちの左目を、画像処理の対象とするためのボタンである。ボタン633は、レタッチON処理の対象に指定された人物の目のうちの右目を、画像処理の対象とするためのボタンである。
【0267】
ボタン631が操作されると、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチON処理の対象に指定された人物の両目に画像処理(目の形状を変える画像処理)が施される。ボタン632が操作されると、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチON処理の対象に指定された人物の左目に画像処理が施される。ボタン633が操作されると、編集領域532に表示される撮影画像において、レタッチON処理の対象に指定された人物の右目に画像処理が施される。
【0268】
このようにして、レタッチON処理により、利用者は、撮影画像において、左右両方の目に画像処理を施すことはもちろん、その両目の一方にのみ画像処理を施すことができる。
【0269】
以上の処理によれば、顔の向きによる目の写り方や、撮影タイミングの目の開き具合などによって、片目だけ違和感のある仕上がりになったとしても、違和感のある片目にだけ画像処理を施すことができる。結果として、利用者の所望する画像を提供することが可能となる。
【0270】
<画像処理の他の例>
以上においては、左右両方の目に同じ種類の画像処理が施されるものとしたが、例えば、左目の形状をネコ目にし、右目の形状をタレ目にするなど、左右の目それぞれに異なる種類の画像処理が施されるようにしてもよい。
【0271】
また、以上においては、撮影画像において認識された目に、その目の形状を変える画像処理が施される例について説明したが、他の画像処理が施されるようにしてもよい。
【0272】
(目の大きさを変える画像処理)
撮影画像において認識された目に、その目の大きさを変える画像処理が施されるようにしてもよい。
【0273】
この場合、顔の向きによる目の写り方や、撮影タイミングの目の開き具合などによって、左右の目の大きさが異なってしまったとしても、左右の目の大きさを揃えるように調整することができる。特に、「顔の横幅は、目の横幅を基準に、目が横に5つ並ぶ幅が良い」といわれていることから、これを実現するように目の大きさを調整することで、撮影画像に写る顔を美しくみせることができる。
【0274】
例えば、左目の目尻と目頭と間の距離L1と、右目の目尻と目頭と間の距離L2とが、L1>L2の関係にある場合、すなわち、右目が左目より小さい場合、L2がL1となるように、右目を拡大する処理が施される。このとき、拡大率をL1/L2として、右目が拡大されるようにする。
【0275】
しかしながら、右目全体をこのような拡大率で拡大した場合、目尻と目頭とを結んだ左右方向だけでなく、その上下方向にも拡大されるため、場合によっては、拡大後の左右の目の大きさのバランスが悪くなるおそれがある。そこで、拡大率に上限を設けたり、目の上下方向の拡大率を低くするようにしてもよい。
【0276】
なお、上述した例において、複数の拡大/縮小ボタンやスライダーに対する操作により、拡大率を段階的に調整できるようにしてもよいし、編集画面の所定の領域をタッチペン132によりタッチしている間だけ目が拡大されるようにしてもよい。
【0277】
(目の位置を変える画像処理)
撮影画像において認識された目に、その目の位置を変える画像処理が施されるようにしてもよい。
【0278】
この場合、顔の向きによる目の写り方や、撮影タイミングの目の開き具合などによって、左右の目の位置のバランスが悪くなってしまったとしても、左右の目の位置を適切に調整することができる。また、目の位置を顔の下側に向かって移動することで、顔全体が小さく見え、かわいい印象を持たせることができる。さらに、目の位置を顔の上側に向かって移動することで、顔全体が面長に見え、ハーフのような顔立ちの印象を持たせることができる。
【0279】
例えば、タッチペン132により、編集領域532に表示されている撮影画像における目の領域を指定し、ドラッグアンドドロップすることで、目の位置を変える処理が施される。また、編集領域532とは別の領域に、顔全体における相対的な目の位置(例えば、上位置、中間位置、下位置など)を示す複数のボタンを設けることで、操作されたボタンに応じた位置に移動するように、目の位置が変わるようにしてもよい。
【0280】
<顔パーツの他の例>
以上においては、対をなす顔パーツとして、左右の目を画像処理の対象とした例について説明したが、他の顔パーツを画像処理の対象としてもよい。
【0281】
(眉毛)
対をなす顔パーツとして、
図29のAに示されるように、左右の眉毛641L,641Rを画像処理の対象としてもよい。
【0282】
この場合、例えば、認識部432は、撮影画像において目を認識し、その目尻と目頭とを結ぶ線分を顔の上側に所定距離だけ平行移動した領域に含まれる黒色領域を抽出することで、眉毛の領域を特定する。
【0283】
撮影画像において認識された眉毛の領域には、眉毛の色を、例えば茶色や黒色などに変える画像処理が施されるようにする。
【0284】
また、撮影画像において認識された眉毛に、眉毛の形状を変える画像処理や、眉毛の太さを変える画像処理が施されるようにしてもよい。眉毛の形状を変える画像処理によれば、眉毛の中央付近で最も上の部分となる眉山の位置や、眉頭から眉尻までの眉毛全体の長さを変えることができる。また、眉毛の太さを変える画像処理によれば、眉毛全体の太さを変えたり、眉毛の一部分の太さを変えることができる。
【0285】
(まつ毛)
対をなす顔パーツとして、
図29のBに示されるように、左右のまつ毛642L,642Rを画像処理の対象としてもよい。
【0286】
この場合、例えば、認識部432は、撮影画像において目を認識し、その上まぶたの輪郭点近傍の黒色領域を抽出することで、まつ毛の領域を特定する。
【0287】
撮影画像において認識されたまつ毛の領域には、まつ毛の色を変える画像処理が施されるようにする。まつ毛の色(黒色)を濃くすることで、目を大きく、顔全体を小さくみせたり、目元に立体感や奥行き感を出すことができる。
【0288】
なお、対をなす顔パーツとして、左右の目それぞれの上まつ毛および下まつ毛を処理対象としてもよい。この場合、上まつ毛と下まつ毛とで、異なる色(濃さ)にする画像処理を施すことができる。
【0289】
(唇)
対をなす顔パーツとして、
図29のCに示されるように、上唇643Uおよび下唇643Dを画像処理の対象としてもよい。
【0290】
撮影画像において認識された唇の領域には、唇の色を、例えばピンク色や赤色などに変える画像処理が施されるようにする。
【0291】
また、撮影画像において認識された唇の領域に、唇に施されるリップおよびグロスを模したメイク画像を合成する処理や、唇の形状を変える画像処理が施されるようにしてもよい。例えば、下唇663Dのみにグロスを模したメイク画像を合成する処理によれば、唇がぷっくりとしたかわいい印象を持たせることができる。また、唇の形状を変える画像処理によれば、唇を厚くしたり薄くしたりすることができる。
【0292】
さらに、対をなす顔パーツとして、図示はしないが、左右の口角を画像処理の対象としてもよい。
【0293】
この場合、撮影画像において認識された左右の口角の領域には、その位置を上下方向に移動する画像処理が施されるようにする。これにより、撮影画像に写る顔を、自然に微笑んだ顔に仕上げることができる。
【0294】
(輪郭)
対をなす顔パーツとして、顔の左右の輪郭(顎から頬にかけた輪郭)を画像処理の対象としてもよい。
【0295】
撮影画像において認識された顔の左右の輪郭には、その位置を上下方向に移動する画像処理が施されるようにする。顔の左右いずれかの輪郭および耳に髪がかかっている場合、髪がかかっていない方の輪郭(特に頬の部分)がぷくっと見えてしまうおそれがある。そこで、髪がかかっていない方の輪郭を上方向に移動させることで、その部分がぷくっと見えないようにすることができる。
【0296】
(耳)
対をなす顔パーツとして、左右の耳を画像処理の対象としてもよい。
【0297】
撮影画像において認識された耳の領域には、例えば、耳の位置や大きさを変える画像処理が施されるようにする。
【0298】
(鼻)
対をなす顔パーツとして、鼻の左右の穴を画像処理の対象としてもよい。
【0299】
撮影画像において認識された鼻の領域には、例えば、鼻の左右の穴を小さくする画像処理や、鼻の左右の穴の形状を整える画像処理が施されるようにする。
【0300】
<左右の目の大きさを揃える画像処理>
以上においては、撮影画像において認識された目に施される画像処理の例として、目の大きさを変える画像処理について説明したが、左右の目の大きさが異なってしまった場合に、編集画面に対する操作により、左右の目の大きさを揃える画像処理が施されるようにしてもよい。
【0301】
図30は、編集画面のさらに他の例を示す図である。
【0302】
図30の編集画面においては、編集領域532の左方に、「直す」ボタン661が設けられる。
【0303】
「直す」ボタン661は、撮影画像に写る利用者の左右の目の大きさを同一にするために操作されるボタンである。
【0304】
「直す」ボタン661が操作されると、画像処理部433は、撮影画像に、左右の目の大きさを同一にする画像処理を施す。具体的には、画像処理部433は、認識された目の輪郭点のうちの、左右の目それぞれの目尻と目頭とを結ぶ線分の長さを算出する。そして、画像処理部433は、短い方の線分が長い方の線分と同一の長さになるように、短い方の線分に対応する目の大きさを拡大する。
【0305】
このようにして、左右の目の大きさが異なってしまった場合であっても、利用者が、「直す」ボタン661を操作するだけで、左右の目の大きさを同一にする画像処理が施されるようになる。また、目の大きさを同一にする処理は、「直す」ボタン661が操作された後、撮影画像において、左右の目の一方の領域がタッチペン132によりタッチされたときに施されるようにしてもよい。
【0306】
なお、撮影画像において画像処理の対象となる人物は、撮影画像に写る利用者全員であってもよいし、利用者の操作により指定された人物であってもよい。
【0307】
<レタッチOFFのタイミングについて>
以上においては、レタッチOFF処理を実行するための操作部(レタッチOFF領域)は、編集画面に表示されるものとしたが、これ以外のタイミングで表示される画面に表示されるようにしてもよい。
【0308】
(分割数選択画面)
図31は、編集処理(
図16)のステップS36において表示される分割数選択画面の例を示す図である。
【0309】
分割数選択画面は、シール紙に印刷されて出力されるレイアウト画像のシールレイアウトを選択するためのレイアウト選択画面として構成される。分割数選択画面においては、シールレイアウト(レイアウト画像)をその種類毎に分類するためのタブ表示が行われる。シールレイアウトの種類は、分割数によって決まる。すなわち、分割数選択画面においては、レイアウト画像が、分割数毎のタブによって表示される。
【0310】
図31の分割数選択画面においては、4つのタブのうちの「切れてる分割」タブが選択され、対応するレイアウト画像が表示されている。
図31の分割数選択画面においては、主な構成が左右対称に設けられている。このような画面構成により、2人の利用者が同時にレイアウト画像を選択することができる。
【0311】
図31の分割数選択画面において、左半分の領域の下側には、シールレイアウト選択領域681Lが設けられる。シールレイアウト選択領域681Lは、選択肢としての複数のレイアウト画像が表示される領域である。
図31の例では、6枚のレイアウト画像が表示されている。
【0312】
シールレイアウト選択領域681Lの上方には、印刷イメージとしての選択レイアウト画像682Lが表示される。選択レイアウト画像682Lは、シールレイアウト選択領域681Lにおいて選択されたレイアウト画像である。
図31の例では、選択レイアウト画像682Lは、シールレイアウト選択領域681Lにおいて、太枠で囲われている左上のレイアウト画像とされる。
【0313】
シールレイアウト選択領域681Lの下方には、OKボタン683Lが設けられる。
【0314】
OKボタン683Lが選択されると、印刷イメージとして表示されている選択レイアウト画像682Lが、シール紙に印刷されて出力されるレイアウト画像に確定される。
【0315】
また、選択レイアウト画像682Lの左方には、選択レイアウト画像682Lに配置される撮影画像において指定された人物(利用者)の目のうち、画像処理の解除の対象となる目を選択するためのボタンの表示領域であるレタッチOFF領域684Lが設けられている。レタッチOFF領域684Lは、
図19の編集画面におけるレタッチOFF領域535と同様の機能を有する。
【0316】
なお、
図31の分割数選択画面において、右半分の領域には、左半分の領域における各構成と対称となる位置に、シールレイアウト選択領域681R、選択レイアウト画像682R、OKボタン683R、およびレタッチOFF領域684Rが設けられている。
【0317】
このように、分割数選択画面にレタッチOFF領域684L(684R)を設けることで、利用者は、シールレイアウトを選択しながら、画像処理を解除する目を選択することができるので、より確実に、利用者の所望する画像を提供することが可能となる。
【0318】
(撮影処理において表示される画面)
レタッチOFF領域は、編集処理において表示される画面に限らず、撮影処理において表示される画面に表示されるようにしてもよい。
【0319】
図32は、撮影処理において表示されるライブビュー表示画面の例を示す図である。
【0320】
ライブビュー表示画面の略中央には、画像表示領域711が設けられる。画像表示領域711には、2人の利用者が映るライブビュー画像がリアルタイムで表示される。ライブビュー画像に映る利用者の目の領域には、上述したような画像処理が施されている。
【0321】
画像表示領域711の下方には、画像表示領域711に表示されているライブビュー画像において指定された人物(利用者)の目のうち、画像処理の解除の対象となる目を選択するためのボタンの表示領域であるレタッチOFF領域712が設けられている。レタッチOFF領域712は、
図19の編集画面におけるレタッチOFF領域535と同様の機能を有する。
【0322】
このように、ライブビュー表示画面にレタッチOFF領域712を設けることで、利用者は、ライブビュー画像を確認しながら、画像処理を解除する目を選択することができるので、結果として、利用者の所望する撮影画像を提供することが可能となる。
【0323】
図33は、撮影処理において表示される撮影結果確認画面の例を示す図である。
【0324】
撮影結果確認画面の略中央には、画像表示領域721が設けられる。画像表示領域721には、撮影によって得られた撮影画像が表示される。撮影画像に写る利用者の目の領域には、上述したような画像処理が施されている。
【0325】
画像表示領域721の下方には、画像表示領域721に表示されている撮影画像において指定された人物(利用者)の目のうち、画像処理の解除の対象となる目を選択するためのボタンの表示領域であるレタッチOFF領域722が設けられている。レタッチOFF領域722は、
図19の編集画面におけるレタッチOFF領域535と同様の機能を有する。
【0326】
このように、撮影結果確認画面にレタッチOFF領域722を設けることで、利用者は、撮影結果としての撮影画像を確認しながら、画像処理を解除する目を選択することができるので、より確実に、利用者の所望する撮影画像を提供することが可能となる。
【0327】
なお、例えば6回の撮影のうちの1回目の撮影の撮影結果確認画面にのみ、レタッチOFF領域722が表示されるようにしてもよい。この場合、各回の撮影におけるライブビュー表示画面にはレタッチOFF領域712を表示させないようにすることで、ライブビュー表示画面における画像表示領域711のサイズを大きくすることができ、ライブビュー画像の視認性を向上させることができる。また、画像処理を解除する目を選択する回数が1回のみとなるので、撮影の度にポーズをとったり、立ち位置を移動するなど、意識することの多い撮影作業に利用者を集中させることができる。
【0328】
<携帯端末における処理>
以上においては、レタッチOFF処理は、写真シール作成装置1において実行されるものとしたが、利用者の携帯端末において実行されるようにしてもよい。
【0329】
この場合、処理の対象となる画像は、写真シール作成装置1からその携帯端末に送信された画像であってもよいし、携帯端末に内蔵されているカメラにより撮影された画像であってもよい。
【0330】
図34は、携帯端末の表示画面の例を示す図である。
【0331】
図34に示される携帯端末751の略中央には、画像表示部761が設けられる。画像表示部761には、写真シール作成装置1から携帯端末751に送信された画像や、携帯端末751に内蔵されているカメラにより撮影された画像が表示される。画像に写る人物の目の領域には、上述したような画像処理が施されている。
【0332】
画像表示部761の下方には、画像表示部761に表示されている画像において指定された人物の目のうち、画像処理の解除の対象となる目を選択するためのボタンの表示領域であるレタッチOFF領域762が設けられている。レタッチOFF領域762は、
図19の編集画面におけるレタッチOFF領域535と同様の機能を有する。
【0333】
このように、利用者は、携帯端末においても、画像処理を解除する目を選択することができるので、より確実に、利用者の所望する撮影画像を提供することが可能となる。
【0334】
なお、
図31乃至
図34においては、レタッチOFF領域が設けられる例について説明したが、レタッチOFF領域に代えてレタッチON領域を設け、レタッチON処理が実行されるようにしてもよい。
【0335】
また、
図31乃至
図34において、処理の対象となる利用者は、タッチペン132や指により直接指定(選択)されるようにしてもよいし、人物選択領域534と同様の構成により指定されるようにしてもよい。
【0336】
上述した実施の形態では、写真シール作成装置1は、得られた撮影画像や編集画像をシール紙に印刷するとともに、サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供する構成を採るものとした。これに限らず、撮影画像や編集画像をシール紙に印刷せずに、サーバに送信することで利用者の携帯端末に提供するのみの構成を採ることも可能である。また逆に、撮影画像や編集画像をサーバに送信せずに、シール紙に印刷するのみの構成を採ることも可能である。
【0337】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0338】
この記録媒体は、例えば、
図12に示されるように、装置本体とは別に、写真シール作成装置1の管理者にプログラムを配信するために配布される、そのプログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROMおよびDVDを含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319により構成される。また、これらだけでなく、記録媒体は、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態で管理者に配信されるプログラムが記録されているROM312や、記憶部316に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0339】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0340】
以上において、印刷媒体は、シール紙や写真紙に限られるものではない。例えば、所定のサイズの紙やフィルム、プリペイドカードやIC(Integrated Circuit)カードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに、画像を印刷するようにしてもよい。この場合、1または複数の撮影画像が配置されたシールレイアウト画像が、これらの印刷媒体に印刷されるようにしてもよい。
【0341】
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【解決手段】撮影処理部は、利用者を撮影することで撮影画像を取得し、表示制御部は、撮影画像を画面に表示し、認識部は、撮影画像において少なくとも顔の一部を認識し、画像処理部は、撮影画像において認識された顔の一部に対して画像処理を施す。顔の一部は、対をなす顔パーツであり、表示制御部は、画面に対する利用者の操作に応じて、顔パーツの一方にのみ画像処理が施された撮影画像を表示する。本技術は、写真シール作成装置に適用することができる。