特許第6376822号(P6376822)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6376822-すべり軸受用銅合金およびすべり軸受 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6376822
(24)【登録日】2018年8月3日
(45)【発行日】2018年8月22日
(54)【発明の名称】すべり軸受用銅合金およびすべり軸受
(51)【国際特許分類】
   C22C 9/04 20060101AFI20180813BHJP
   C22C 30/02 20060101ALI20180813BHJP
   C22C 30/06 20060101ALI20180813BHJP
   F16C 17/02 20060101ALI20180813BHJP
   F16C 33/12 20060101ALI20180813BHJP
   C22C 1/02 20060101ALN20180813BHJP
【FI】
   C22C9/04
   C22C30/02
   C22C30/06
   F16C17/02 Z
   F16C33/12 A
   !C22C1/02 503B
【請求項の数】3
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2014-88958(P2014-88958)
(22)【出願日】2014年4月23日
(65)【公開番号】特開2015-206099(P2015-206099A)
(43)【公開日】2015年11月19日
【審査請求日】2016年10月20日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000207791
【氏名又は名称】大豊工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners 特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】松本 慎司
(72)【発明者】
【氏名】江端 祐平
【審査官】 河野 一夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−179600(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C22C 1/00 − 49/14
F16C 17/02
F16C 33/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
25質量%以上かつ48質量%以下のZnと、
質量%以上かつ7質量%以下のMnと、
0.5質量%以上かつ3質量%以下のSiと、
0質量%よりも大きくかつ3.4質量%以下のBiと、を含有し、
残部が不可避不純物とCuとからなるすべり軸受用銅合金であって、
Mn−Si初晶と、Mn−SiとCu−Znとの共晶と、Cu−Znマトリクスとを含むことを特徴とするすべり軸受用銅合金。
【請求項2】
Mn−SiとCu−Znとの共晶におけるMn−Si粒子間の最短距離は0.3μm以上かつ2μm以下である、
請求項1に記載のすべり軸受用銅合金。
【請求項3】
25質量%以上かつ48質量%以下のZnと、
質量%以上かつ7質量%以下のMnと、
0.5質量%以上かつ3質量%以下のSiと、
0質量%よりも大きくかつ3.4質量%以下のBiと、を含有し、
残部が不可避不純物とCuとからなるすべり軸受であって、
Mn−Si初晶と、Mn−SiとCu−Znとの共晶と、Cu−Znマトリクスとを含む銅合金層を備えるすべり軸受。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、黄銅系のすべり軸受用銅合金およびすべり軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
CuとZnとで構成されるマトリクスにMn−Si化合物の粒子を分散させた銅合金が知られている(特許文献1、参照)。特許文献1において、硬質のMn−Si化合物を含有することにより、耐摩耗性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3718147号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、Mn−Si化合物よりも軟らかいマトリクスが摩耗しやすく、Mn−Si化合物が摺動面から突き出た状態となり、Mn−Si化合物がマトリクスから脱落しやすくなるという問題があった。さらに、Mn−Si化合物が脱落すると、Mn−Si化合物が脱落した周辺のマトリクスがより摩耗しやすくなるという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、耐摩耗性が良好なすべり軸受用銅合金およびすべり軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するため、本発明のすべり軸受用銅合金は、25質量%以上かつ48質量%以下のZnと、1質量%以上かつ7質量%以下のMnと、0.5質量%以上かつ3質量%以下のSiと、0質量%よりも大きくかつ3.4質量%以下のBiと、を含有し、残部が不可避不純物とCuとからなる。さらに、本発明のすべり軸受用銅合金は、すべり軸受用銅合金は、Mn−Si初晶と、Mn−SiとCu−Znとの共晶と、Cu−Znマトリクスとを含む。
【0006】
前記のように構成したすべり軸受用銅合金において、Cu−Znマトリクスよりも硬質のMn−Si初晶によって、Cu−Znマトリクスの摩耗を抑制でき、耐摩耗性を向上させることができる。さらに、すべり軸受用銅合金は、Cu−Znマトリクスよりも硬く、かつ、Mn−Si初晶よりも軟らかいMn−SiとCu−Znとの共晶を含むため、Mn−Si初晶が突出して硬い状態を緩和できる。すなわち、Cu−Znマトリクスよりも摩耗しにくいMn−SiとCu−Znとの共晶が存在するため、Cu−Znマトリクスが摩耗したとしても、Mn−Si初晶が摺動面から突き出た状態となることを防止できる。従って、摺動面から突き出た状態のMn−Si化合物が脱落することを防止できる。さらに、仮にMn−Si化合物が脱落したとしても、Cu−Znマトリクスよりも硬いMn−SiとCu−Znとの共晶が存在するため、Mn−Si初晶が脱落した周辺が摩耗しやすくなることを防止できる。また、Mn−Si初晶だけでなくMn−SiとCu−Znとの共晶によってすべり軸受用銅合金を硬くすることができるため、Mn−Si初晶の含有量を抑制できる。従って、Mn−Si初晶による相手軸への攻撃性を緩和でき、相手軸の破損や軸振れを防止できる。Mn−SiとCu−Znとの共晶においては、相手軸に対する凝着性が小さいMn−Siが分散しているため、耐焼付性を向上させることができる。
【0007】
さらに、Mn−SiとCu−Znとの共晶におけるMn−Si粒子間の最短距離は0.3μm以上かつ2μm以下であってもよい。すなわち、Mn−SiとCu−Znとの共晶において、Mn−Si粒子とCu−Znとが0.3μm以上かつ2μm以下の周期で交互に存在するようにすべり軸受用銅合金が形成されてもよい。このように、Mn−SiとCu−Znとの共晶組織を緻密にすることにより、Mn−SiとCu−Znとの共晶内においてCu−Znが局部的に摩耗することを防止できる。
【0008】
さらに、本発明のすべり軸受用銅合金を銅合金層として備えるすべり軸受においても、耐摩耗性が良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】ラジアル軸受の斜視図である。
図2】(2A)はラジアル軸受の断面模式図、(2B)はラジアル軸受の断面写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ラジアル軸受の構成:
(2)ラジアル軸受の製造方法:
(3)他の実施形態:
【0011】
(1)ラジアル軸受の構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかるすべり軸受用銅合金によって形成されたすべり軸受としてのラジアル軸受1(フローティングブシュ)の斜視図である。ラジアル軸受1は、例えば内燃機関用のターボ式過給機において、タービン翼とコンプレッサ翼とが軸方向の両端に備えられた相手軸2(一点鎖線)に作用する荷重をラジアル方向に支持する。ラジアル軸受1は円筒状に形成されており、軸方向に直交する断面が円環形状となっている。これにより、ラジアル軸受1の内側にて相手軸2を軸受け可能となる。本実施形態のラジアル軸受1の内径は7.5mmであり、外径は13.6mmである。ラジアル軸受1と相手軸2との間に潤滑油としてのエンジンオイルの油膜が形成される。相手軸2が回転することにより、ラジアル軸受1の内側の表面である摺動面1a上において相手軸2が摺動する。なお、図示しないが相手軸2に作用する荷重をスラスト方向に支持するスラストベアリングもラジアル軸受1と同一の銅合金によって形成してもよい。また、ラジアル軸受1は、半割形状の軸受部品を円筒状に2個組み合わせることによって形成されてもよい。
【0012】
以下、ラジアル軸受1を構成するすべり軸受用銅合金について説明する。すべり軸受用銅合金は、40.0質量%のZnを含有し、4.0質量%のMnを含有し、1.3質量%のSiを含有し、3.4質量%のBiを含有し、残部がCuと不可避不純物とからなる。不可避不純物はMg,Ni,Ti,B,Pb,Cr等であり、精錬もしくはスクラップにおいて混入する不純物である。不可避不純物の含有量は、全体で1.0質量%以下である。すべり軸受用銅合金における各元素の質量は、ICP発光分光分析装置(島津製作所製ICPS−8100)によって計測した。
【0013】
図2Aはラジアル軸受1の断面模式図であり、図2Bはラジアル軸受1の断面写真である。ラジアル軸受1の断面写真は、電子顕微鏡(日本電子製 JSM6610A)で200倍の倍率で撮影した組成像である。図2A,2Bに示すように、ラジアル軸受1の断面に、Mn−Si初晶3(図2B:黒色)とMn−SiとCu−Znとの共晶4(図2B:黒斑を含む灰色)とCu−Znマトリクス5(図2B:灰色)とが含まれていた。Mn−SiとCu−Znとの共晶4は、Mn−Si粒子4aとCu−Zn部4bとで構成されていた。Mn−SiとCu−Znとの共晶4とは、Mn−Si粒子4a間の最短距離が0.3μm以上かつ2μm以下となる状態で、Mn−Si粒子4aが分布している領域である。また、Mn−SiとCu−Znとの共晶4は、多数のMn−Si粒子4aと、当該Mn−Si粒子4a間を埋めるCu−Zn部4bとで構成されている。ここで、Mn−Si粒子4aとは、Mn−Si化合物で構成された領域のうち、断面における円相当径が0.1〜3μmであり、最も近い他のMn−Si粒子4aとの間の粒子間距離が0.3〜2μmとなる部分を意味する。ラジアル軸受1の断面において共晶中のMn−Si粒子4aが占める面積割合は40%であった。
【0014】
以下、ラジアル軸受1の断面の解析手法について説明する。まず、ラジアル軸受1の断面を金属顕微鏡(オリンパス社製 GX51)によって1000倍の光学倍率で撮影することにより、観察画像の画像データを得た。そして、観察画像を画像解析装置(ニレコ社製 LUZEX_AP)に入力し、観察画像に存在する各粒子の像を抽出した。各粒子の外縁にはエッジ(明度や彩度や色相角が所定値以上異なる境界)が存在する。そこで、画像解析装置によって、エッジによって閉じられた領域を各粒子の像として観察画像から抽出した。
【0015】
さらに、観察画像における各粒子の像に対応するラジアル軸受1の断面上の部位に存在する物質を、波長分散型のX線分析装置(日本電子製 JXA−8100)およびX線回折分析装置(リガク製 SmartLab)によって特定した。その結果、ラジアル軸受1の断面上において、Mn−Si化合物の粒子が存在することが確認された。さらに、上述した分析装置によってMn−Si化合物が存在すると特定された粒子と同一または類似する色(明度や彩度や色相角等)の粒子の像を、Mn−Si化合物の粒子の像として観察画像から抽出した。
【0016】
次に、画像解析装置によって、Mn−Si化合物の各粒子の各像について円相当径(計測パラメータ:HEYWOOD)によって計測し、円相当径が0.1〜3μmであるMn−Si化合物の粒子の像を抽出した。円相当径とは、投影面積円相当径である。さらに、画像解析装置によって、抽出したMn−Si化合物の粒子の各像について、最も近い他のMn−Si化合物の粒子の像との間の粒子間距離を計測し、当該粒子間距離が0.3〜2μmとなるMn−Si化合物の粒子の像を、Mn−SiとCu−Znとの共晶4を構成するMn−Si粒子4aの像として抽出した。
【0017】
Mn−SiとCu−Znとの共晶4においては、微小なMn−Si粒子4aが小さい距離を隔てて存在するため、Mn−Si粒子4aの像が抽出されたことをもってラジアル軸受1においてMn−SiとCu−Znとの共晶4が存在していると判断できる。一方、Mn−Si初晶3は、円相当径が3μmよりも大きいMn−Si化合物の粒子、および、円相当径が3μm以下であるが最短の粒子間距離が2μmよりも大きいMn−Si化合物の粒子である。図2に示すように、Mn−SiとCu−Znとの共晶4とMn−Si初晶3との間には、Cu−Znマトリクス5が存在していた。
【0018】
なお、ラジアル軸受1の断面を撮影した観察画像において、Mn−Si粒子4aが占める面積(各粒子の断面積の合計)を画像解析装置によって計測し、当該面積を観察画像の全面積で除算することによりMn−Si粒子4aの面積割合を計測した。Mn−Si粒子4aの面積割合を計測するために使用した観察画像は、金属顕微鏡によって200倍の光学倍率で撮影することにより得た。
【0019】
本実施形態のすべり軸受用銅合金において、Cu−Znマトリクス5よりも硬質のMn−Si初晶3によって、Cu−Znマトリクス5の摩耗を抑制でき、耐摩耗性を向上させることができる。さらに、すべり軸受用銅合金は、Cu−Znマトリクス5よりも硬く、かつ、Mn−Si初晶3よりも軟らかいMn−SiとCu−Znとの共晶4を含むため、Mn−Si初晶3が突出して硬くなっている状態を緩和できる。すなわち、Cu−Znマトリクス5よりも摩耗しにくいMn−SiとCu−Znとの共晶4が存在するため、Mn−Si初晶3が摺動面から突き出た状態となることを防止できる。従って、摺動面から突き出た状態のMn−Si化合物が脱落することを防止できる。さらに、仮にMn−Si化合物が脱落したとしても、Cu−Znマトリクス5よりも硬いMn−SiとCu−Znとの共晶4が存在するため、Mn−Si初晶3が脱落した周辺が摩耗しやすくなることを防止できる。また、Mn−Si初晶3だけでなくMn−SiとCu−Znとの共晶4によってすべり軸受用銅合金を硬くすることができるため、Mn−Si初晶3の含有量を抑制できる。従って、Mn−Si初晶3による相手軸への攻撃性を緩和でき、相手軸の破損や軸振れを防止できる。Mn−SiとCu−Znとの共晶4においては、相手軸に対する凝着性が小さいMn−Siが分散しているため、耐焼付性を向上させることができる。
【0020】
さらに、Mn−SiとCu−Znとの共晶4におけるMn−Si粒子間の最短距離は0.3μm以上かつ2μm以下であり、Mn−SiとCu−Znとの共晶組織を緻密であるため、Mn−SiとCu−Znとの共晶4内においてCu−Znが局部的に摩耗することを防止できる。
【0021】
(2)ラジアル軸受の製造方法:
本実施形態においてラジアル軸受1は、a.溶融、b.連続鋳造、c.切断、d.機械加工の各工程を順に行うことにより製造される。以下、各工程について説明する。
【0022】
a.溶融
まず、40.0質量%のZnを含有し、4.0質量%のMnを含有し、1.3質量%のSiを含有し、3.4質量%のBiを含有し、残部がCuと不可避不純物とからなるすべり軸受用銅合金が形成できるように各原料を計量して用意する。本実施形態では、Cuのインゴットと、Znのインゴットと、Cu−Mnのインゴットと、Cu−Siのインゴットとをそれぞれを計量して用意した。ここでは、目標とするラジアル軸受1の機械特性に応じた質量の原料を用意すればよい。目標とするラジアル軸受1の機械特性は、例えば相手軸2の機械特性に応じて定められる。次に、用意した各原料を高周波誘導炉によって1200℃まで加熱する。これにより、各インゴットが融解する。その後、Arガスの気泡を分散噴出させて、水素ガスや介在物の除去を行う。
【0023】
b.連続鋳造
次に、すべり軸受用銅合金の溶融材料を鋳型に注入し、当該鋳型の開口からすべり軸受用銅合金を鋳造方向に連続的に引き抜き、そのまま室温まで冷却することにより、すべり軸受用銅合金の連続鋳造棒を形成する。例えば、炭素で形成された鋳型によって1060℃にて鋳造を行い、90mm/minの引抜速度で引き抜いて連続鋳造棒を形成する。溶融状態から連続鋳造における凝固過程において、まずMn−Si初晶3が晶出し、その後Cu−Znマトリクス5が晶出し、最後にMn−SiとCu−Znとの共晶4が凝固すると考えられる。
【0024】
本発明では、凝固過程においてできたMn−SiとCu−Znとの共晶4とMn−Si初晶3によってすべり軸受用銅合金の耐摩耗性を確保できるため、鋳造後に加工や熱処理をしなくてもすべり軸受用銅合金の耐摩耗性を確保できる。なお、すべり軸受用銅合金の連続鋳造棒の直径は、ラジアル軸受1の外径よりも機械加工における切削量だけ大きくされる。
【0025】
c.切断
次に、すべり軸受用銅合金の連続鋳造棒をラジアル軸受1の厚み(相手軸2の長さ方向の厚み)ごとに切断する。
【0026】
d.機械加工
最後に、切断後のすべり軸受用銅合金の連続鋳造棒に対して切削加工やプレス加工をすることにより、ラジアル軸受1を完成させる。ここでは、相手軸2の外径よりも所定量だけ大きい内径を有する貫通穴を形成するとともに、ラジアル軸受1の外径の大きさが設計値と一致するように切削加工を行う。
【0027】
(3)他の実施形態:
前記実施形態においては、本発明の銅合金によってラジアル軸受1を形成した例を示したが、本発明の銅合金によって他の摺動部材を形成してもよい。例えば、本発明の銅合金によってトランスミッション用のギヤブシュやピストンピンブシュ・ボスブシュ等を形成してもよい。また、本発明のすべり軸受用銅合金は、凝固課程においてMn−Si初晶3とMn−SiとCu−Znとの共晶4とCu−Znマトリクス5とが析出すればよく、連続鋳造以外の製造方法で製造されてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1…ラジアル軸受、2…相手軸、3…Mn−Si初晶、4…Mn−SiとCu−Znとの共晶、5…Cu−Znマトリクス。
図1
図2