(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ドロアーは、前記キャビネットの内部に備えられ、前記タブを収容する空間を提供するドロアーボディー、及び前記出入口を開閉するように備えられ、前記ドロアーボディーを前記キャビネットから引き出すドロアーパネルを含み、
前記出入口は、前記キャビネットの一面に貫設され、前記ドロアーボディーが挿入される開放面、及び前記開放面に備えられ、前記ドロアーパネルが前記キャビネットに挿入されることを防止するフランジを含む、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入されて既設定の基準位置に到逹したか又は前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入された状態で前記ドアが前記投入口を開放したかの少なくとも一つを判断する位置感知部をさらに含む、請求項1に記載の衣類処理装置。
前記ドロアーは、前記キャビネットの内部に備えられ、前記タブを収容する空間を提供するドロアーボディー、及び前記出入口を開閉するように備えられ、前記ドロアーボディーを前記キャビネットから引き出すドロアーパネルを含み、
前記位置感知部は、前記ドロアーパネルが前記出入口を閉鎖したかを判断する、請求項7に記載の衣類処理装置。
前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入されたが前記基準位置に到逹しなかったことを使用者に通知し、又は前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入された状態で前記ドアが前記投入口を開放したことを使用者に通知する表示部をさらに含む、請求項7に記載の衣類処理装置。
前記ドロアーボディーの上面から前記第1ホイールの最下端までの距離として設定された第1距離は、前記ドロアーボディーの上面から前記第2ホイールの最下端までの距離として設定された第2距離とは異なる、請求項6に記載の衣類処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ドロアーがキャビネットの内部に挿入された状態でドアが投入口を開放しても、前記ドロアーが前記キャビネットから引き出されることができる衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0006】
また、本発明は、ドロアーがキャビネットの内部に挿入されている場合にもドアが投入口を開放した場合、これを使用者に通知することができる衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0007】
また、本発明は、ドロアーがキャビネットに挿入されたかを判断し、これを使用者に通知することができる衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0008】
また、本発明は、投入口を密閉させる効果に優れたシーリング部を含む衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0009】
また、本発明は、ドアが開かれた状態でドロアーがキャビネットから引き出されるときにドアが破損されることを防止することができる衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0010】
また、本発明は、振動などの外部信号などによってドアが開放したと判断することを防止する衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0011】
また、本発明は、前記ドアが投入口を開放したかを磁力によって正確に感知することができる衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【0012】
また、本発明は、前記ドアが投入口を開放するかを判断する構成部品に異常が発生したかを把握することができる衣類処理装置を提供することを解決しようとする課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
その他の利点、目的、特徴は一部が以下の詳細な説明に開示され、一部が以下の説明から当業者に明らかになるか実施によって分かるであろう。前記目的及び他の利点は明細書及び請求項だけではなく図面に具体的に開示した構造から実現及び達成することができる。
【0014】
本発明は上述した課題を解決するために、出入口を備えたキャビネットと、前記出入口を通じて前記キャビネットから引出し可能なドロアーと、前記ドロアーの上面に貫設された貫通ホールと、前記ドロアーの内部に備えられ、水を収容する空間を提供するタブと、前記タブの上面に貫設され、前記貫通ホールの下側に位置する投入口と、前記タブの内部に回転可能に備えられ、前記投入口に供給される衣類を収容するドラムと、前記ドロアー又は前記タブのいずれか一つに備えられ、前記投入口を開閉するドアと、前記ドロアーが前記キャビネットから引き出されるときに前記ドアが前記出入口と干渉することを防止するガイドを含む衣類処理装置を提供する。
【0015】
前記ガイドは前記キャビネットの内部に回転可能に備えられるホイールを含み、前記ドロアーの上面から前記ホイールの最下端までの距離は前記ドロアーの上面から前記出入口までの距離より短く設定されることができる。
【0016】
前記ドロアーは、前記キャビネットの内部に備えられ、前記タブを収容する空間を提供するドロアーボディー、及び前記出入口を開閉するように備えられ、前記ドロアーボディーを前記キャビネットから引き出すドロアーパネルを含み、前記出入口は、前記キャビネットの一面に貫設され、前記ドロアーボディーが挿入される開放面、及び前記開放面に備えられ、前記ドロアーパネルが前記キャビネットに挿入されることを防止するフランジを含むことができる。
【0017】
前記ガイドは前記ドアと前記フランジの間の干渉を防止するように構成されることができる。
【0018】
前記ガイドは、前記キャビネットに固定されたケース、及び前記ケースに回転可能に備えられるホイールを含み、前記ドロアーボディーの上面から前記ホイールの最下端までの距離は前記ドロアーボディーの上面から前記フランジまでの距離より短く設定されることができる。
【0019】
前記ホイールは、前記ドロアーボディーの引き出し方向に互いに所定距離だけ離隔して備えられる第1ホイール及び第2ホイールを含むことができる。
【0020】
本発明は、前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入されて既設定の基準位置に到逹したか又は前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入された状態で前記ドアが前記投入口を開放したかの中で少なくとも一つを判断する位置感知部をさらに含むことができる。
【0021】
前記位置感知部は、前記キャビネットと前記ドアのいずれか一方に備えられ、磁力を発生させる第1磁力発生部と、前記キャビネットと前記ドアの他方に備えられ、前記第1磁力発生部が提供する磁力の大きさを感知する第1磁力感知部とを含むことができる。
【0022】
前記位置感知部は、前記キャビネットの内部に備えられ、磁力を感知する第1磁力感知部と、前記キャビネットの内部に回転可能に備えられ、前記ドアが前記投入口を開放すれば、前記第1磁力感知部に向かって回転するボディーと、前記ボディーに固定される第1磁力発生部とを含むことができる。
【0023】
前記位置感知部は、前記キャビネットの内部に備えられ、磁力を感知する第1磁力感知部と、前記キャビネットに回転可能に備えられ、前記ドアが前記投入口を開放すれば、前記第1磁力感知部から遠くなる方向に回転するボディーと、前記ボディーに固定される第1磁力発生部とを含むことができる。
【0024】
前記ドロアーは、前記キャビネットの内部に備えられ、前記タブを収容する空間を提供するドロアーボディーと、前記出入口を開閉するように備えられ、前記ドロアーボディーを前記キャビネットから引き出すドロアーパネルとを含み、前記位置感知部は前記ドロアーパネルが前記出入口を閉鎖したかを判断するように構成されることができる。
【0025】
前記位置感知部は、前記キャビネットと前記ドロアーのいずれか一方に備えられ、磁力を発生させる第2磁力発生部と、前記キャビネットと前記ドロアーの他方に備えられ、前記第2磁力発生部が提供する磁力の大きさを感知する第2磁力感知部とを含むことができる。
【0026】
本発明は、前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入されたが前記基準位置に到逹しなかったことを使用者に通知するかあるいは前記ドロアーが前記キャビネットの内部に挿入された状態で前記ドアが前記投入口を開放したかを使用者に通知する表示部をさらに含むことができる。
【0027】
すなわち、本発明は、前記第1磁力感知部が感知した磁力の大きさが既設定の第1基準磁力以上であれば、これを使用者に通知する表示部と、前記第2磁力感知部が感知した磁力の大きさが既設定の第2基準磁力より小さければ、これを使用者に通知する表示部との中で少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0028】
前記表示部は、文字又は記号を表示する装置、音を発生させる装置、及び光を発散する装置の中で少なくとも一つでなることができる。
【0029】
前記ドロアーが前記キャビネットに挿入されれば、前記ドアの末端は前記ホイールの回転軸より下側に位置することができる。
【0030】
前記のような一般的な説明及び以降の詳細な説明は例示及び説明のためのもので、請求範囲で主張するような本発明の更なる説明を提供しようとするものであることが理解可能である。
【発明の効果】
【0031】
前記説明から明らかなように、本発明は、ドロアーがキャビネットの内部に挿入された状態でドアが投入口を開放しても、前記ドロアーが前記キャビネットから引き出されることができる衣類処理装置を提供することができる。
【0032】
また、本発明は、ドロアーがキャビネットの内部に挿入されている場合にもドアが投入口を開放した場合、これを使用者に通知することができる衣類処理装置を提供することができる。
【0033】
また、本発明は、ドロアーがキャビネットに挿入されたかを判断し、これを使用者に通知することができる衣類処理装置を提供することができる。
【0034】
また、本発明は、投入口を密閉させる効果に優れたシーリング部を含む衣類処理装置を提供することができる。
【0035】
また、本発明は、ドアが開かれた状態でドロアーがキャビネットから引き出されるときにドアが破損されることを防止することができる衣類処理装置を提供することができる。
【0036】
また、本発明は、ドロアーがキャビネットに挿入されたときにドアが開放される場合、これを感知することができる衣類処理装置を提供することができる。
【0037】
また、本発明は、前記ドアが開放されることを感知する部品に異常が発生する場合、これを感知することができる衣類処理装置を提供することができる。
【0038】
また、本発明は、ドアが開放されなかったにもドアが開放したと感知する可能性を減らすか排除することができる衣類処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図1及び
図2を参照して説明すると、衣類処理装置100は、キャビネット2、前記キャビネットから引出し可能に備えられるドロアー3、前記ドロアーの内部に備えられ、水を収容するタブ4、及び前記タブの内部に回転可能に備えられ、衣類を収容するドラム5を含む。
【0041】
前記キャビネット2は衣類処理装置の外観をなす手段であってもよく、単に前記ドロアー3を収容するための空間であってもよい。いずれの場合にも、キャビネット2の前面にはドロアー3が挿入される出入口21が備えられることが好ましい。
【0042】
前記出入口21は、キャビネット2の一面に備えられる開放面211、前記開放面211の縁部に沿って備えられるフランジ213を含むことができる。
【0043】
前記ドロアー3は、前記出入口21を通じてキャビネット2の内部に挿入されるドロアーボディー31、前記ドロアーボディー31の前面に固定され、前記開放面211を開閉するドロアーパネル33、及び前記ドロアーボディー31の上面をなすドロアーカバー35を含む。
【0044】
前記ドロアーパネル33はドロアーボディー31の前面に固定されるから、前記ドロアーボディー31をキャビネット2から引き出すハンドルの役目もすることができる。
【0045】
前記ドロアーパネル33が前記開放面211を閉鎖する位置まで移動すれば、前記ドロアーパネル33は前記フランジ213に接触するであろう。よって、前記フランジ213は前記ドロアーボディー31を前記キャビネットの内部に設定された基準位置に位置させる手段であるだけでなく前記ドロアーパネル33が前記キャビネット2に挿入されることを防止する手段でもある。
【0046】
前記ドロアーパネル33には、衣類処理装置100の作動に関連した制御命令を入力するとともに衣類処理装置の作動に関連したメッセージを使用者に表示するコントロールパネル331が備えられることができる。前記コントロールパネル331には、制御命令が入力される入力部331a、及び制御命令を含めた衣類処理装置の作動に関連した信号を表示する表示部331bが備えられることができる。前記表示部331bは、文字又は記号を表示する装置(LCDなど)、音を発生させる装置(スピーカーなど)及び光を発散する装置(ランプなど)の中で少なくともどの一つを含むことができる。
【0047】
前記ドロアーボディー31は、前記開放面211を通じてキャビネット2に挿入されることができるとともに前記タブ4を収容する空間を提供することができる限り、どんな形状にも形成されることができるが、
図1は六面体状のドロアーボディー31を一例として示すものである。
【0048】
前記ドロアーカバー35には、ドロアーボディー31の内部を外部と連通させる第1貫通ホール351及び第2貫通ホール353が備えられる。前記第1貫通ホール351は衣類の出入のために備えられ、前記第2貫通ホール353は衣類の洗濯に必要な水を供給するために備えられるもので、その詳細な説明は後述する。
【0049】
図2に示したように、前記タブ4は、前記ドロアーボディー31の内部に位置し、水を収容するタブボディー41、及び前記タブボディー41の上面をなすタブカバー43を含む。前記タブボディー41は上面が開放した円筒状に形成されることができる。
【0050】
前記タブカバー43は、前記タブボディー41の内部を前記タブボディーの外部と連通させる投入口431、及び前記タブボディー41の内部に水を流入させる供給口433を含むことができる。
【0051】
前記投入口431はドロアーカバーに備えられた第1貫通ホール351の下側に備えられなければならなく、前記供給口433はドロアーカバーの第2貫通ホール353に連通するように構成されることが好ましい。
【0052】
前記投入口431はタブボディー41の内部に衣類を供給するかあるいはタブボディー41内部の衣類をタブボディーの外部に引き出すための手段である。前記投入口431はドロアーカバー53又はタブカバー43のいずれか一つに回転可能に備えられるドア45によって開閉される。
【0053】
図3はドア45がタブカバー43に結合された場合を示すものである。この場合、前記ドア45は、ヒンジ453を介して前記タブカバー43に回転可能に結合されるフレーム451、前記フレームに備えられるウィンドウ455、及び前記フレーム451を前記タブカバー43に着脱可能に結合させるハンドル457を含むことができる。前記ドロアー3がキャビネット2から引き出された場合、使用者がタブボディー41の内部を確認することができるように、前記ウィンドウ455は透明素材でなることが好ましい。
【0054】
図4(a)及び
図4(b)に示したように、前記ハンドル457はハンドル軸457bを介してフレーム451に回転可能に結合され、前記ハンドル457は固定部47を介して前記タブカバー43に着脱可能に固定される。
【0055】
前記固定部47は、ハンドル457とタブカバー43のいずれか一方に突設される第1締結部(例えば、フック)471、及びハンドル457とタブカバー43の他方に備えられ、前記第1締結部471が着脱可能に収容される第2締結部(例えば、フック収容溝)473を含むことができる。
【0056】
前記投入口431を介して前記タブボディー41内部の水がタブボディー41の外部に排出されることを防止するために、前記フレーム451と前記タブカバー43のいずれか一つには、前記ドア45が投入口431を閉鎖したときにフレーム451と投入口431の間の空間を密閉させるシーリング部49がさらに備えられることができる。
【0057】
前記シーリング部49は、前記フレーム451に固定され、前記フレーム451と前記投入口431の縁部の間の空間を密閉するシーリングボディー491、及び前記シーリングボディー491から延設されて前記投入口431に挿入される挿入部495を含むことができる。
【0058】
前記シーリングボディー491は内部が空いている中空バー(hollow bar)形状に形成されることもでき、C字形の断面を有するように形成されることもできる。いずれの場合にも、前記シーリングボディー491はゴムのような弾性体でなることが好ましい。
【0059】
ただ、前記投入口431が閉曲線形(円形、楕円形、多角形など)に形成され、前記シーリングボディー491が中空バー状に形成される場合、前記シーリングボディー491には接着面が形成されるしかない欠点がある。中空バー状のシーリングボディー(断面O字形のシーリングボディー)は直線形にのみ製作されるしかないので、中空バー状のシーリングボディー491を閉曲線形に形成するためには、断面O字形のシーリングボディーを一定の長さで切断した後、両端を接着剤のような手段で接着しなければならないからである。
【0060】
ところが、シーリングボディー491の一部領域が接着剤を介して接着されれば、接着剤に接着された領域の弾性力と他の領域の弾性力が互いに違ってシーリング部49の効果が低下する問題が発生し得る欠点がある。したがって、前記シーリング部49はO字形の断面よりはC字形の断面を有するように形成されることが好ましい。
【0061】
前記シーリングボディー491がC字形の断面を有するというのはシーリングボディーの断面が閉曲線を形成しないことを意味する。すなわち、前記シーリングボディー491は開口部499を介してシーリングボディーの内部と外部が連通するから、C字形の断面を有することになる。
【0062】
前記開口部499は前記シーリングボディー491がなす面のうち前記投入口431の反対方向に位置する面に備えられることが好ましい。前記開口部499が前記投入口431に向かう方向に位置すれば、ドア45の開放時、ドアに残留する洗濯水が前記タブ4に移動することができずに前記開口部499に残留することになる問題が発生し得るからである。
【0063】
その上、前記シーリングボディー491の断面がC字形に形成されれば、前記投入口431が閉曲線形に形成されても投入口431の形状と同一の閉曲線形のシーリングボディー491を接着なしで成形することができるので、接着面が備えられたシーリングボディーによって発生する問題を防止することができる。
【0064】
前記シーリングボディー491の断面がC字形に形成される場合、前記ハンドルの固定部47が備えられた方向に位置する前記シーリングボディーの自由端の間の距離L1は前記ヒンジ453が備えられた方向に位置する前記シーリングボディーの自由端の間の距離L3より長く設定されることが好ましい。使用者が固定部47を分離させることだけでドア45が投入口431から分離できるようにすることによって使用者の便宜を向上させるためである。
【0065】
シーリングボディー491の断面がO字形に形成される場合、上述した効果は前記ハンドルの固定部47が備えられた方向に位置する前記シーリングボディーの直径R1が前記ヒンジ453が備えられた方向に位置する前記シーリングボディーの直径R2より長く形成されることによって具現されるであろう。
【0066】
上述した構造を有するシーリングボディー491はボディー固定部493を介してドアのフレーム451に結合されることができる。
【0067】
前記挿入部495は、前記投入口431に挿入されて前記投入口431の密閉力を高めることができる限り、どんな形状にも形成されることができる。ただ、前記挿入部495のうち、前記ヒンジ453に平行な領域に備えられた挿入部の長さL4は残りの領域に備えられた挿入部の長さL3より長く形成されることが好ましい。前記ドア45が前記投入口431を開放したとき、前記ドア45に残留する水が前記投入口431を通じてタブボディー41に流入することができるようにするためである。
【0068】
また、前記シーリング部49には、前記シーリングボディー491が前記投入口431の方向に押圧されるとき、前記挿入部495を前記投入口431に密着させる突出部497をさらに含むことができる。このために、前記突出部497は前記シーリングボディー491に備えられるとともに前記挿入部495と前記シーリングボディー491の下部に位置する自由端の間に位置することが好ましい。
【0069】
上述した構造を有するタブ4はタブ支持部6を介してドロアーボディー31に結合される。
図2に示したように、前記タブ支持部6は、ドロアーボディー31に備えられる第1支持部61、タブボディー41に備えられる第2支持部63、及び第1支持部と第2支持部を連結する連結部65を含むことができる。
【0070】
前記連結部65は、第1支持部61に装着される第1連結部651、第2支持部63を支持する第2連結部653、及び前記第1連結部と第2連結部を連結するバー(bar)655を含むことができる。
【0071】
前記第1連結部651は前記第1支持部61の内部に装着されるとともに第1支持部61の内部で運動することができる形状に形成され、前記第2連結部653は前記第2支持部63を支持するとともに第2支持部63の内部で運動することができる形状に形成されることが好ましい。
【0072】
図2は第1連結部651及び第2連結部653が球形に形成された場合を一例として示すものであり、
図3は各支持部61、63に接触する面が半球形に形成された連結部651、653を一例として示すものである。
【0073】
図2に示したように、前記バー655は前記キャビネット2の底面に対して直角をなすように形成されることができる(つまり、キャビネットの高さ方向Zに平行に形成されるか、あるいはドロアーの底面に直角をなすように形成されることができる)。
【0074】
前記衣類処理装置は、少なくとも三つ以上のタブ支持部6がタブボディー41をドロアーボディー31に結合させるように構成され、前記バー655がキャビネットの底面に対して直角をなすように構成されるので、前記バー655がZ軸に対して所定角度で傾くように備えられる場合に比べ、前記タブカバー43と前記ドロアーカバー35の間の間隔を増やすことができる。
【0075】
したがって、前記タブ支持部6は、前記タブボディー41がドロアーボディー31の内部で振動しても前記タブカバー43がドロアーカバー35に衝突する可能性を最小化することができる。
【0076】
前記バー655がドロアーの底面に対して直角をなすように構成されれば、前記第1支持部61と第2支持部63の中で少なくとも一つはドロアーボディー31に着脱可能に構成されることが好ましい。
【0077】
前記タブ支持部6が少なくとも三つ以上備えられ、第1支持部61と第2支持部63が共にドロアーボディー31から分離できないように構成されれば、前記タブボディー41をドロアーボディー31に固定する作業者は、第2支持部63が第1支持部61と干渉しないようにドロアーボディー31にタブボディー41を挿入した後、第2支持部63が第1支持部61を通過する垂直線上に位置するようにタブボディー41を回転させることによってこそ第1連結部651を第1支持部61に結合することができる。
【0078】
ところが、タブ支持部のバー655がドロアーの底面に対して直角をなすように構成される特徴は、タブボディー41の外周面とドロアーボディー31の内周面の間の間隔Sを最小化して衣類処理装置100の体積を最小化することができるが、上述した過程によって進む第1連結部651と第1支持部61の組立性を悪化させ得る。このような欠点は、前記第1支持部61がドロアーボディー31に着脱可能に備えられることによって解決可能である。
【0079】
前記タブ4の内部に備えられるドラム5は上部に開放面(ドラム開放面)53が備えられた円筒状のドラムボディー51でなることができる。前記ドラム開放面53は前記投入口431の下側に位置するので、投入口431を通じて供給される衣類はドラム開放面53を通じてドラムボディー51に供給されるであろう。
【0080】
前記ドラムボディー51の底面57と円周面55には、ドラムボディー51の内部をタブボディー41と連通させる多数のドラム貫通ホール59が備えられることができる。
【0081】
前記ドラムボディー51は駆動部によってタブボディー41の内部で回転する。前記駆動部は、タブボディー41の外部に位置するとともにタブボディーの底面に固定されるステーターM1、前記ステーターが提供する回転磁界(rotating field)によって回転するローターM2、及び前記タブボディー41の底面を貫くように備えられ、前記ドラムの底面57とローターM3を連結する回転軸M3を含むことができる。この場合、前記回転軸M3はタブボディー41の底面に対して直角をなすように構成されることができる。
【0082】
上述した構造を有する衣類処理装置100は、給水部7を介してタブ4に水を供給し、排水部8を介してタブ4に収容された水をキャビネット2の外部へ排出する。
【0083】
図2に示したように、前記給水部7は、タブカバーに備えられた供給口433に連結された第1給水管71、キャビネットの外部に位置する給水源に連結された第2給水管73、及び前記タブカバー43に固定され、前記第1給水管と第2給水管を連結する連結管75を含むことができる。
【0084】
前記第1給水管71はドロアーカバー35に備えられた第2貫通ホール353を介して供給口433と連結管75を連結し、タブ4の振動時に第1給水管71が連結管75から分離されることを防止するために波形管でなることができる(
図3参照)。
【0085】
また、前記ドロアー3がキャビネット2から引き出されるとき、第2給水管73が連結管75から分離されることを防止するために、第2給水管73も波形管でなることができる。前記第2給水管73は制御部によって制御される給水バルブ77によって開閉される。
【0086】
前記給水部7はキャビネットの外部に位置する給水源と前記タブカバーに備えられた供給口433を連結する単一給水管でなることができる。この場合、前記給水管は波形管でなることが好ましい。
【0087】
前記排水部8は、ドロアーボディー31に固定される排水ポンプ81、前記タブボディー41の内部の水を排水ポンプ81に案内する第1配水管83、及び前記排水ポンプ81から排出される水をキャビネット2の外部に案内する第2配水管85を含むことができる。この場合、前記第2配水管85は波形管でなることができる。
【0088】
上述した本発明の衣類処理装置100は、前記ドロアー3がキャビネット2の内部に位置する状態でドア45が開かれれば、ドロアー3をキャビネット2から引き出しにくい問題が発生し得る。すなわち、キャビネット2の内部でドア45が開かれれば、ドロアー3がキャビネット2から引き出されるときにドア45がキャビネットの出入口21と干渉するため、ドロアー3が引き出されることができない問題が発生し得る。
【0089】
このような問題を解決するために、前記衣類処理装置100には、前記ドロアーが前記キャビネットから引き出されるときに前記ドアが前記出入口と干渉することを防止するガイド95をさらに含むことができる。
【0090】
図5に示したように、前記ガイド95はキャビネット2の内部に回転可能に備えられる少なくとも一つのホイール953、955を含むことができる。この場合、前記ドロアーの上面から前記ホイールの最下端までの距離H2は前記ドロアーの上面から前記出入口21までの距離H1より短く設定されることが好ましい。
【0091】
前記ホイール953、955はキャビネット2に直接回転可能に固定されることもでき、キャビネット2に固定されるケース951に回転可能に固定されることもできる。
【0092】
前記出入口21が開放面211とフランジ213を含む場合、前記ガイド95は、ドロアー3がキャビネット2から引き出されるときに前記ドア45が前記フランジ213と干渉することを防止するように構成されなければならない。この場合、前記ドロアーカバー35から前記ホイールの最下端までの距離H2は前記ドロアーカバー35から前記フランジ213までの距離より短く設定されることが好ましい。
【0093】
図5に示したように、前記ドロアー3が前記キャビネット2に挿入されれば、前記ドア49の末端4571は前記ホイール953、955の回転軸9531、9551より下側に備えられることができる。また、前記ハンドル457の末端4571は前記第1ホイール953の回転軸9531より下側に備えられることが好ましい。
【0094】
図6に示したように、前記ホイールは、前記ドロアー3の引き出し方向に互いに所定距離だけ離隔して備えられる第1ホイール953及び第2ホイール955を含むことができる。前記第1ホイール953は第1軸9531を介してケース951に回転可能に固定され、出入口21の方向に位置する第2ホイール955は第2軸9551を介して前記ケース951に回転可能に固定されることができる。
【0095】
前記ドロアーの上面から各ホイール953、955の最下端までの距離は同一に設定されることもでき、互いに違って設定されることもできる。後者の場合、前記ドロアー3の上面から第2ホイール955(出入口21に近い位置に備えられたホイール)の最下端までの距離は前記ドロアー3の上面から第1ホイール953の最下端までの距離より短く設定されることが好ましい。
【0096】
また、前記ドロアー3の上面から第2ホイール955の最下端までの距離は前記固定部に備えられた第1締結部471を第2締結部473に結合可能な長さに設定されることもできる。前記ドロアー3がキャビネット2から引き出されるかキャビネットに挿入される度に前記ガイド95によってドア45がタブカバー43に固定されるようにすることにより、ドア45によってドロアー3がキャビネット2から引き出されることができない問題が発生しないようにするためである。
【0097】
前記ドア45がキャビネット2の内部で投入口431を開放すれば、タブボディー41内部の水が投入口431を通じてタブボディーの外部に排出されることができる。このような問題が発生することを防止するために、前記衣類処理装置は前記ドア45が投入口431を開放したかを判断する第1位置感知部をさらに含むこともできる。
【0098】
前記第1位置感知部97は、前記キャビネット2と前記ドア45のいずれか一方に備えられ、磁力を発生させる第1磁力発生部973、及び前記キャビネットと前記ドアの他方に備えられ、前記第1磁力発生部973が提供する磁力の大きさを感知する第1磁力感知部971を含むことができる。
【0099】
図5は第1磁力発生部973がドア45に固定された永久磁石でなり、前記第1磁力感知部971がケース951に固定されて前記永久磁石の磁力の大きさを感知するセンサーでなる場合を一例として示すものである。
【0100】
第1位置感知部97が備えられた衣類処理装置100において、第1磁力感知部991が感知した磁力(magnetic force)の大きさが既設定の第1基準磁力未満であれば、制御部は前記ドロアー3がキャビネット2の内部に位置する状態であるだけでなくドア45が投入口431を閉鎖した状態であると判断する。
【0101】
しかし、前記第1磁力感知部971が感知した磁力の大きさが前記第1基準磁力以上になれば、制御部はキャビネット2の内部に位置するドア45が投入口431を開放したと判断する。
【0102】
キャビネット2の内部に位置するドア45が投入口431を開放したと判断されれば、制御部は表示部331bなどによってドアがキャビネット2の内部で開放したことを使用者に通知(文字信号、記号、音信号、ランプ発光など)することが好ましい。
【0103】
前記第1磁力発生部973がドア45に備えられれば、タブの振動時に第1磁力発生部973が一緒に振動することになるであろう。前記第1磁力発生部973が振動すれば、前記第1磁力発生部973と第1磁力感知部971の間の距離が変化するので、第1磁力感知部971で測定される磁力の大きさも変化するであろう。したがって、前記第1磁力発生部973がドア45に備えられる場合、制御部はドアが投入口を閉鎖した状態にあるにもかかわらず、ドアが投入口を開放したと誤認する問題が発生し得る。
【0104】
このような問題を解決するために、制御部は、前記第1磁力感知部971が測定した磁力が前記第1基準磁力以上であるかを判断し、測定された磁力が前記第1基準磁力以上である状態が既設定の基準時間以上に持続する場合にのみ投入口が開放したと判断することが好ましい。
【0105】
すなわち、前記表示部331bは、前記第1磁力感知部971が測定した磁力が前記第1基準磁力以上である状態が前記基準時間以上に持続した場合にのみ文字信号又は記号を表示するか、音信号を発生させるか、あるいは光を発散するように構成されることが好ましい。
【0106】
前記基準時間はドラムが1回転するのに必要な時間より長い時間に設定されることが好ましい。例えば、ドラムが30RPMで回転するように設定された場合を想定する。ドラムが30RPMで回転するように設定された場合、ドラムが1回転するのにかかる時間は2秒であり、ドラムの内部に衣類が均一に分散されなくてドラムが振動する場合、ドラムの振動はドラムが1回転する度にタブに伝達されるであろう。すなわち、ドラムの振動はドラムが1回転する時間(2秒)を周期でタブに伝達されるであろう。したがって、前記基準時間がドラムの振動がタブに伝達される周期(2秒)より長い時間に設定されれば、タブ又はドアの振動による磁力変化をドアの開放と誤認することを防止することが可能であろう。
【0107】
ドアが投入口を閉鎖した状態にあるにもドアが投入口を開放したと誤認する問題は
図7及び
図8に示した形態の第1位置感知部によっても減らすか除去することもできる。
【0108】
図7及び
図8に示した第1位置感知部97は、第1磁力感知部971と第1磁力発生部973の中でいずれも前記ドア45に備えられない。したがって、前記タブ3又はドア45が振動しても第1磁力感知部971で測定される第1磁力発生部973の磁力は比較的一定に維持されることができる。
【0109】
図7の第1位置感知部97は、前記ケース951に備えられて磁力を感知する第1磁力感知部971、前記ドア45が前記投入口431を開放すれば、前記第1磁力感知部971に向かって回転するボディー975、及び前記ボディー975に固定される第1磁力発生部973を含むことができる。
【0110】
前記ボディー975は前記ケース951から前記ドア45に向かって伸び、ボディー回転軸972を介して前記ケース951に回転可能に固定される。また、前記第1位置感知部は、前記ボディー975から前記ドア45に向かって突出し、前記ドア45が投入口431を開放するときに前記ドア45に接触する接触部977をさらに含むこともできる。
【0111】
前記ドロアー3がキャビネット2に挿入された状態でドア45が投入口431を開放すれば、前記ボディー975は前記ドア45によって第1磁力感知部971に向かって移動するので、前記第1磁力感知部971で感知される第1磁力発生部973の磁力は増加するであろう。
【0112】
したがって、第1磁力感知部971が感知した第1磁力発生部973の磁力の大きさが前記第1基準磁力以上であれば、制御部は前記ドア45が投入口431を開放した状態であると判断することができる。ドアが投入口を開放したと判断すれば、制御部は前記表示部331bを介してこれを使用者に通知することができる。
【0113】
図8の第1位置感知部97は、ドア45の上部に位置するケースに固定された第1磁力感知部971、前記ドア45が前記投入口431を開放すれば、前記第1磁力感知部971から遠くなる方向に回転するボディー975、及び前記ボディー975に固定される第1磁力発生部973を含むことができる。
【0114】
前記ボディー975は前記ケース951から前記第1磁力感知部971に向かって伸びる。前記ボディー975はボディー回転軸(図示せず)を介して前記ケース951に回転可能に固定されることができる。ただ、ボディー975がゴムのような弾性素材でなれば、前記ボディー975はボディー締結部976を介して前記ケース951に固定されるように構成されることもできる。
【0115】
前記ボディー975は、前記ドア45に向かって突出し、前記ドア45が前記投入口431を開放したときに前記ドア45に接触するボディー接触部977をさらに含むことができる。
【0116】
前記ボディー975がドロアー3又はドア45に向かって回転することを防止するために、前記ケース951は、前記ボディー975がドア45に向かって回転することを防止するボディー支持部957をさらに含むことができる。前記ボディー支持部957は前記ボディー975を直接支持するように構成されることもでき、前記ボディーに備えられたボディー突出部974を支持するように構成されることもできる。
【0117】
前記第1磁力感知部971が測定する第1磁力発生部973の磁力は前記ドア45が投入口を閉鎖した状態にあるときに最大になり、前記ドア45が投入口431を開放したときに最小になる。したがって、制御部は、前記第1磁力感知部971が感知した磁力の大きさが前記第1基準磁力未満であれば、前記ドア45が前記投入口431を開放したと判断する。
【0118】
ドアが投入口を開放したと判断すれば、制御部は前記表示部331bによってこれを使用者に通知することができるので、前記衣類処理装置はドアが投入口を開放した状態であるかを使用者に通知することができる。
【0119】
前記衣類処理装置は、前記ドロアー3がキャビネット2の内部に挿入されたかを判断する第2位置感知部99をさらに含むことができる。前記第2位置感知部は前記ドロアーが既設定の基準位置に位置する状態であるかを判断する手段であり、前記基準位置は前記ドロアーパネルが出入口を閉鎖する位置が一例となることができる。
【0120】
前記第2位置感知部99は、前記ドロアー3とキャビネット2の一方に備えられ、磁力を発生させる第2磁力発生部993、及び前記ドロアー3とキャビネット2の他方に備えられ、前記第2磁力発生部993が提供する磁力の大きさを感知する第2磁力感知部991を含むことができる。
【0121】
前記第2磁力感知部991及び前記第2磁力発生部993は前記ドロアーパネル33が出入口21を閉鎖したかを判断することができる位置にそれぞれ備えられることが好ましい。図面は第2磁力発生部993がドロアーカバー35の前方に固定された永久磁石でなり、前記第2磁力感知部991がケース951に固定され、前記永久磁石の磁力の大きさを感知するセンサーでなる場合を一例として示すものである。
【0122】
ドロアー3がキャビネット2に全く挿入されていない状態で作動すれば、ドラム5の回転時に発生する振動によって前記ドロアー3がキャビネット2から引き出される問題が発生し得る。
【0123】
このような問題を防止するために、制御部は、前記第2磁力感知部99が感知した磁力の大きさが既設定の第2基準磁力より小さければ、表示部によってこれを使用者に通知(文字信号、記号、音信号、ランプ発光など)することができる。
【0124】
また、制御部は、使用者が入力部331aを介して制御命令の実行を指示しても、前記第2磁力感知部99が感知した磁力の大きさが前記第2基準磁力以上になるまで使用者が選択した制御命令の実行を遅延させることもできる。