【文献】
スマホ白書 2013−2014,株式会社インプレスR&D,2014年 1月15日,第1版,pp.104-105
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザ識別子が、ユーザアカウントの一意のユーザIDであり、前記ユーザアカウントが、電子メールサービス、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、またはソーシャルネットワークのうちの少なくとも1つのユーザアカウントである、請求項1または2に記載の方法。
前記第1のアプリケーションの前記インストールが前記ユーザ対話に起因するという判定に応答して、前記ユーザ対話の前記記憶された指示および前記関連付けて記憶されたユーザ識別子を削除するステップをさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のアプリケーションの前記インストールが前記ユーザ対話に起因するという判定に応答して、前記デバイス識別子の記録を削除するステップをさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
前記ユーザ識別子が、ユーザアカウントの一意のユーザIDであり、前記ユーザアカウントが、電子メールサービス、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、またはソーシャルネットワークのうちの少なくとも1つのユーザアカウントである、請求項7または8に記載のコンピュータ記憶媒体。
前記動作がさらに、前記第1のアプリケーションの前記インストールが前記ユーザ対話に起因するという判定に応答して、前記ユーザ対話の前記記憶された指示および前記関連付けて記憶されたユーザ識別子を削除するステップをさらに備える、請求項7から10のいずれか一項に記載のコンピュータ記憶媒体。
前記動作がさらに、前記第1のアプリケーションの前記インストールが前記ユーザ対話に起因するという判定に応答して、前記デバイス識別子の記録を削除するステップを備える、請求項7から11のいずれか一項に記載のコンピュータ記憶媒体。
前記ユーザ識別子が、ユーザアカウントの一意のユーザIDであり、前記ユーザアカウントが、電子メールサービス、写真共有サービス、ビデオ共有サービス、またはソーシャルネットワークのうちの少なくとも1つのユーザアカウントである、請求項13または14に記載のシステム。
前記広告とのユーザ対話の前記指示および前記ユーザ識別子が受信されるときに、前記ユーザの前記ユーザアカウントへのログインがされる、請求項15に記載のシステム。
前記動作がさらに、前記第1のアプリケーションの前記インストールが前記ユーザ対話に起因するという判定に応答して、前記ユーザ対話の前記記憶された指示および前記関連付けて記憶されたユーザ識別子を削除するステップを備える、請求項13から16のいずれか一項に記載のシステム。
前記動作がさらに、前記第1のアプリケーションの前記インストールが前記ユーザ対話に起因するという判定に応答して、前記デバイス識別子の記録を削除するステップを備える、請求項13から17のいずれか一項に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
様々な図面の中の同様の参照番号および記号表示は、同様の要素を指す。
【0011】
オンライン環境においてコンテンツアイテム(たとえば、広告)を配布するコンテンツ配布システム(たとえば、広告の交換)は、発行元リソースと提示するためにユーザデバイスにスポンサ付きのコンテンツアイテムを提供する。たとえば、コンテンツ配布システムは、ウェブページなど、発行元リソースと提示されることになる、広告の要求など、コンテンツアイテムの要求を受信することができる。コンテンツアイテムは、ユーザデバイス上のブラウザアプリケーション内の発行元リソース(ウェブページなど)とともに表示することができ、または、ユーザデバイスにインストールされたネイティブアプリケーション内の他のコンテンツと並んで表示することができる。
【0012】
ユーザデバイスのユーザは、提供されたコンテンツアイテムと対話して商取引を開始することができる。たとえば、コンテンツ配布システムは、モバイルアプリケーションの広告をユーザデバイスに送信することができる。広告は、次いで、発行元コンテンツと並んでモバイルデバイスにインストールされたブラウザ内に表示され得る。ユーザデバイスのユーザは、広告を選択(たとえば、それと対話)することができ、これにより、その広告によって広告されるアプリケーションをユーザが購入することを可能にするアプリケーションストアにユーザを向かわせることができる。ユーザは、次いで、アプリケーションを購入し、ユーザデバイスにそのアプリケーションをインストールすることができる。
【0013】
いくつかの実装形態では、ユーザは、コンテンツ配布システムに関連付けられたアカウントにログインすることができる。たとえば、コンテンツ配布システムは、電子メールサービス、ウェブ検索サービス、ソーシャルネットワーキングサービス、ビデオ共有サービス、ファイル共有サービス、または他のサービスの提供など、コンテンツアイテムの提供に加えてサービスを提供することができる。もう1つの例として、コンテンツ配布システムは、ユーザのログインを必要とするまたはユーザがログインして拡張機能にアクセスすることを可能にするサービスを提供する他のサービスプロバイダに関連付けられ得る。たとえば、ビデオ投稿および共有サービスは、コンテンツ配布システムに関連付けられ得る。ビデオ投稿および共有サービスは、ユーザがビデオ「チャネル」を作成し、そのチャネルにビデオを投稿することを可能にする、ユーザプロファイルをユーザが作成することを可能にし得る。ビデオ投稿および共有サービスは、ユーザが、彼らのプロファイルにアクセスするために、ユーザ名およびパスワードを使用してログインすることを必要とし得る。もう1つの例として、コンテンツ配布システムはまた、特定の電子メールアドレスの電子メールにアクセスし、送信するために、ユーザ名およびパスワードを使用してユーザがログインすることを必要とする電子メールサービスを提供することができる。状況によっては、単一のログインが、コンテンツ配布システムを運営するエンティティによってまたはコンテンツ配布システムに関連する1つまたは複数のエンティティによって提供されるサービスのいずれかにユーザがアクセスすることを可能にし得る。
【0014】
コンテンツアイテムが、コンテンツ配布システムによるユーザデバイスでの提示のために提供されるとき、ユーザは、コンテンツアイテムを選択(たとえば、それと対話)して商取引を開始することができる。ユーザによるコンテンツアイテムの選択により、そのコンテンツアイテムによって広告されるアプリケーションをユーザが購入することを可能にするアプリケーションストアにユーザを向かわせることができる。ユーザによるコンテンツアイテムの選択はまた、ユーザがそのコンテンツアイテムと対話した(たとえば、コンテンツアイテムを選択することによって)ことを示すコンテンツ配布システムへの通知をユーザデバイスに送信させ得る。ユーザが、コンテンツ配布システムと関連付けられたアカウントにログインする場合、ユーザデバイスからコンテンツ配布システムに送信される通知はまた、関連アカウントの第1のユーザ識別子を含み得る。たとえば、ユーザは、コンテンツ配布システムに関連付けられたビデオ共有サービスのアカウントを有することができ、ユーザがコンテンツアイテムと対話するときにそのアカウントにログインすることができる。ビデオ共有サービスは、一意の識別子(たとえば、数字、文字および/または他のキャラクタのランダムな列)をユーザのアカウントに割り当てて、ビデオ共有サービスがビデオ共有サービスの他のユーザアカウントからそのユーザのアカウントを一意に識別することを可能にし得る。ユーザデバイスは、ユーザのアカウントの一意の識別子とユーザがそのコンテンツアイテムと対話したこととを示すコンテンツ配布システムへの通知を送信することができる。コンテンツ配布システムは、次いで、データベース内などのメモリ内で受信された第1のユーザ識別子と対話を関連付けることができる。
【0015】
ユーザは、次いで、広告されるアプリケーションを購入または他の方法でダウンロードし(たとえば、アプリケーションストアから)、ユーザデバイスにそのアプリケーションをインストールすることができる。アプリケーションをインストールしたとき、アプリケーションの部分として含まれるまたはアプリケーションと関連付けられたコードが、アプリケーションがユーザデバイスにインストールされたことを指示し、さらにユーザデバイスのデバイス識別子を指示するコンテンツ配布システムへの通知をユーザデバイスに送信させ得る。いくつかの実装形態では、通知は、アプリケーションインストール情報がコンテンツ配布システムと共有されることを可能にすることをユーザが選んだことをユーザ選択が示す場合にのみ送信される。デバイス識別子は、たとえば、ユーザデバイスに特有の一意の列の英数字でもよい。コンテンツ配布システムは、ユーザデバイスのデバイス識別子に関連付けてインストール通知を記憶することができる。
【0016】
その後、ユーザは、ユーザデバイスのネイティブアプリケーションにアクセスし、ネイティブアプリケーションを使用してコンテンツ配布システムに関連するアカウントにログインすることができる。たとえば、ユーザは、ユーザデバイス上のビデオ共有サービスのネイティブアプリケーションを起動し、ユーザ名「例_ユーザ名」を使用してログインすることができる。ネイティブアプリケーションは、コンテンツ配布システムに要求および他の通信(たとえば、ビデオの要求、または、ネイティブアプリケーションにおいて広告を表示する要求)を送信することができる。コンテンツ配布システムに送信される情報は、ユーザの第1のユーザ識別子の指示(たとえば、他のユーザアカウントの中からそのユーザのアカウントを一意に識別するために使用されるランダムキャラクタの列)およびデバイスのデバイス識別子の指示を含み得る。コンテンツ配布システムは、受信されたユーザ識別子を使用して、ユーザが、最近インストールされたアプリケーションを広告するコンテンツアイテムと以前に対話したと判定し、次いで、受信されたデバイス識別子を使用して、そのアプリケーションが実際にユーザデバイスにインストールされたと判定することができる。コンテンツ配布システムは、次いで、コンテンツアイテムとの対話が、広告されたアプリケーションの成功したインストールにつながったことを識別することによって、コンテンツアイテムのコンバージョンの記録を取ることができる。第1のユーザ識別子およびデバイス識別子に関する情報は、次いで、第1のユーザ識別子およびデバイス識別子がコンテンツ配布システムにともに恒久的に記憶されることが決してないように削除される。
【0017】
本明細書で論じられるシステムが、ユーザに関する個人情報を収集するまたは個人情報を利用し得る状況では、ユーザは、プログラムまたは機能がユーザ情報(たとえば、ユーザのソーシャルネットワーク、社会的行為または活動、職業、ユーザの好み、またはユーザの現在の場所に関する情報)を収集するかどうかを制御するための、あるいは、ユーザにより関係のあり得るコンテンツサーバからのコンテンツを受信するかどうかおよび/またはどのように受信するかを制御するための機会を提供され得る。ユーザはまた、ユーザデバイスでのアプリケーションのインストールに関する情報がコンテンツ配布ネットワークまたは他のエンティティに提供されるかどうかを制御することができる。加えて、個人を特定できる情報は取り除かれるように、ある種のデータは、それが記憶または使用される前に、1つまたは複数の方法で処理され得る。たとえば、ユーザの識別が、個人を特定できる情報がユーザについて判定され得ないように処理され得る、または、ユーザの特定の位置が判定され得ないように、位置情報が取得される場合、ユーザの地理的位置は、(市、郵便番号、または州レベルなどに)一般化され得る。したがって、ユーザは、どのように情報がユーザに関して収集され、コンテンツサーバによって使用されるかを制御することができる。
【0018】
図1は、コンテンツがユーザデバイス106に配布される例示的環境100のブロック図である。例示的環境100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、またはそれらの組合せなどのネットワーク102を含む。ネットワーク102は、ウェブサイト104、ユーザデバイス106、コンテンツアイテムプロバイダ108、およびコンテンツ配布システム110を接続する。例示的環境100は、多数の異なるウェブサイト104、ユーザデバイス106、およびコンテンツアイテムプロバイダ108を含み得る。
【0019】
ウェブサイト104は、ドメイン名に関連するおよび1つまたは複数のサーバによってホストされる1つまたは複数のリソース105である。例示的ウェブサイトは、テキスト、画像、マルチメディアコンテンツ、および、スクリプトなどのプログラミング要素を含み得るハイパーテキストマークアップ言語(HTML)でフォーマットされたウェブページのコレクションである。各ウェブサイト104は、ウェブサイト104を制御、管理および/または所有するエンティティである発行元によって、維持される。
【0020】
リソース105は、ネットワーク102を介して提供され得る任意のデータである。リソース105は、リソース105に関連付けられたリソースアドレスによって識別される。リソースは、ほんの数例を挙げると、HTMLページ、ワードプロセッシング文書、およびポータブルドキュメントフォーマット(PDF)文書、画像、ビデオ、およびフィードソースを含む。リソースは、埋め込まれた情報(ハイパーリンク内のメタ情報など)および/または埋め込まれた命令(スクリプトなど)を含み得る、単語、語句、画像および音声など、コンテンツを含み得る。リソース内に(または、それを使って)提示されるコンテンツの単位は、コンテンツアイテムと称され、個々のコンテンツアイテムは、リソースから独立した単一のファイルまたはファイルのセットに記憶され得る。いくつかの実装形態では、複数のコンテンツアイテムが、単一のファイルに記憶され得る。
【0021】
ユーザデバイス106は、ネットワーク102を介してリソースを要求および受信する能力を有する電子デバイスである。例示的ユーザデバイス106は、ネットワーク102を介してデータを送信および受信することができる、パーソナルコンピュータ、タブレットデバイス、モバイル通信デバイス、および他のデバイスを含む。ユーザデバイス106は、通常は、ネットワーク102を介するデータの送信および受信を円滑化するために、ウェブブラウザなどのユーザアプリケーションを含む。
【0022】
ユーザデバイス106は、ウェブサイト104にリソース105を要求するリソース要求112を送出し得る。順に、要求されるリソース114を表すデータが、ユーザデバイス106によって提示するためにユーザデバイス106に提供され得る。要求されるリソース114は、たとえば、ウェブサイト104のホームページ、ソーシャルネットワークからのウェブページ、または別のリソース105でもよい。要求されるリソース114を表すデータは、ユーザデバイス106でのリソースコンテンツ116の提示をもたらすデータを含み得る。要求されるリソース114を表すデータはまた、コンテンツアイテムスロット118を指定するデータを含み得る。コンテンツアイテムスロットは、リソースの一部(たとえば、ウェブページの一部)、または、広告などのコンテンツアイテムがその中に提示され得るユーザ表示の一部(たとえば、別のウインドウのもしくはウェブページのスロット内の提示位置)である。コンテンツアイテムスロット118はまた、広告スロットとも呼ばれることがあるが、任意のタイプのコンテンツ(たとえば、広告以外のコンテンツアイテム)が、これらのコンテンツアイテムスロット118において提示され得る。
【0023】
これらのリソースの検索を円滑化するために、環境100は、ウェブサイト104上で発行元によって提供されるリソースをクロールするおよびインデックスを付けることによってリソースを識別する検索システム112を含み得る。リソースに関するデータは、そのデータが関連付けられたリソースに基づいてインデックスを付けられ得る。リソースのインデックスを付けられた、そして、任意でキャッシュされたコピーが、検索インデックス122に記憶される。リソースに関連付けられたデータは、そのリソースに含まれるコンテンツおよび/またはそのリソースのメタデータを表すデータである。
【0024】
ユーザデバイス106は、検索クエリをネットワーク102を介して検索システム112に送出することができる。それに応答して、検索システム112は、検索インデックス122にアクセスして、その検索クエリに関係するリソースを識別する。検索システム112は、検索結果の形でリソースを識別し、検索結果ページにおいてユーザデバイスに検索結果を返す。検索結果は、特定の検索クエリに応答するリソースを識別する検索システム112によって生成されるデータであり、リソースへのリンクを含む。例示的検索結果は、ウェブページタイトル、ウェブページから抽出されたテキストの抜粋または画像の一部、および、ウェブページのURLを含み得る。他のリソースのように、検索結果ページは、広告などのコンテンツアイテムがその中に提示され得る1つまたは複数のコンテンツアイテムスロットを含み得る。
【0025】
検索システム112は、任意で、ユーザが拡張検索機能を提供するためのアカウントを作成することを可能にし得る。たとえば、ユーザは、検索システム112のためのユーザアカウントを作成し、ユーザ名およびパスワードを使用してユーザアカウントにログインすることができる。検索システム112は、次いで、たとえば、ユーザの頻繁に使用される検索語を記録することによって、ユーザアカウントと関連するユーザのための拡張機能を提供することができる。もう1つの例として、検索システム112は、ユーザが彼のアカウントにログインして「お気に入り」ウェブサイト、ユーザによって提供されるユーザ選択情報に基づいて識別されるカスタムコンテンツ、または任意のデバイスからのユーザアカウントに関連付けられた他のコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。
【0026】
リソース105が、ユーザデバイス106によって要求されるとき、そのリソース内のスロットに関連付けられたコードの実行は、そのスロットを追加するためのコンテンツアイテムの要求を起動させる。要求は、要求されるリソース114のために定義されたスロットの特徴ならびに要求されるリソース114に関連するコンテンツアイテム選択基準を含み得る。たとえば、スロットがそれについて定義された要求されるリソース114の参照(たとえば、URL)、スロットのサイズ、および/または、スロット内に提示するのにふさわしい媒体タイプが、コンテンツ配布システム110に提供され得る。同様に、要求されたリソース(「リソースキーワード」)に関連するキーワード(1つもしくは複数の単語の語句)またはリソースによって参照されるエンティティもまた、要求されるリソース114に関係するコンテンツアイテムの識別を円滑化するために、コンテンツ配布システム110に提供され得る。いくつかの実装形態では、コンテンツ配布システム110は、要求されるリソース114を解析して、リソース114のコンテンツに基づいてキーワードを識別することができる。要求はまた、ユーザが提供した情報、要求が送出された州または地域を示す地理的情報、あるいは、コンテンツアイテムが表示されることになる環境のコンテキストを提供する他の情報(たとえば、モバイルデバイスまたはタブレットデバイスなど、コンテンツアイテムが表示されることになるデバイスのタイプ)など、他の選択基準を含み得る。
【0027】
要求(または別のコンテンツアイテム要求)に応答して提供されるコンテンツアイテムは、コンテンツアイテムに関連する配布パラメータに少なくとも部分的に基づいて選択される。配布パラメータは、コンテンツアイテムの配布がそれに基づいて調整される基準のセットである。いくつかの実装形態では、特定のコンテンツアイテムの配布基準は、コンテンツアイテムを提示にふさわしくするために照合される(たとえば、リソースキーワードまたは検索クエリによって)必要がある配布キーワードを含み得る。いくつかの実装形態では、コンテンツ配布システム110は、配布パラメータ情報120にアクセスして所与のコンテンツアイテムに関連する配布パラメータを識別することができる。配布基準はまた、特定のコンテンツアイテムを配布するための付け値および/または予算を指定することができる。いくつかの実装形態では、付け値は、どのコンテンツアイテムが提示されることになるかおよび/またはどのスロットでコンテンツアイテムが提示されることになるかを選択するために、オークションにおいて使用され得る。コンテンツアイテムプロバイダは、コンテンツアイテムプロバイダが指定された期間にわたって投じることになる最高額を制限することになる予算を指定することができる。コンテンツアイテムプロバイダはまた、特定のインプレッションに支払う最高額を指定することができる。
【0028】
コンテンツ配布システム110は、指定された配布パラメータを使用して、コンテンツアイテムプロバイダ108によって提供されるコンテンツアイテム124をコンテンツアイテムプロバイダ108の代わりに配布する。たとえば、コンテンツ配布システム110は、指定された配布パラメータについて最も合うものとしてコンテンツアイテム124からコンテンツアイテムを選択し、選択されたコンテンツアイテムを単一のコンテンツアイテムスロット118においてリソース114とともに提示するためにコンテンツアイテム126としてユーザデバイス106に提供することができる。いくつかの実装形態では、ユーザデバイス106へのコンテンツアイテム126の提供は、コンテンツアイテム126への参照(たとえば、URLまたは他のネットワークアドレス)をユーザデバイス106に提供して、ユーザデバイス106が単一のコンテンツアイテムスロット118においてリソース114とともに提示するためにコンテンツアイテム126を取得することを可能にするステップを含む。
【0029】
コンテンツ配布システム110はまた、たとえば、各インプレッションについても、ユーザがコンテンツアイテムと対話した(たとえば、クリックした)かどうかを明記する対話データを記憶する。たとえば、ユーザがコンテンツアイテムをクリックしたとき、そのコンテンツアイテムに含まれるコードが、そのコンテンツアイテムによって参照されるランディングページの要求を起動し得る。コンテンツアイテムに含まれるコードはまた、対話を表すデータをコンテンツ配布システム110に送信させることができる。ある場合には、コンテンツ配布システム110は、コンテンツアイテムと対話したユーザのユーザ識別子と対話を表すデータを関連付けることができる。たとえば、対話は、コンテンツ配布システム110によって提供されるまたはこれに関連するサービスのユーザのユーザアカウントを一意に識別するために使用されるユーザの一意の識別子と関連付けられ得る。たとえば、コンテンツ配布システム110は、検索システム112と関連付けられ得る。ユーザは、検索システム112に関連するユーザアカウントにログインすることができ(前述のように)、そのユーザによるコンテンツアイテムとのその後のユーザ対話は、検索システム112のそのユーザのアカウントを検索システム112の他のユーザアカウントから識別するために使用される一意の識別子とともに記録を取られ得る。
【0030】
いくつかの実装形態では、コンテンツアイテム126は、モバイルデバイスにインストールするためのモバイルアプリケーションなどのアプリケーションの広告でもよい。コンテンツアイテム126は、コンテンツアイテムスロット118のうちの1つにリソース114とともに表示するためにユーザデバイス106に提供される。ユーザデバイス106のユーザは、表示されたコンテンツアイテム126を選択する、または、表示されたコンテンツアイテム126と他の方法で対話することができる。表示されたコンテンツアイテム126とのユーザ対話は、広告されるアプリケーションをユーザが購入またはダウンロードすることを可能にするアプリケーションストアにユーザを向かわせることができる。たとえば、ユーザは、1つまたは複数のアプリケーションプロバイダ128によって維持されるアプリケーションストアに向かわされ得る。ユーザがコンテンツアイテム126を選択するまたは他の方法でそれと対話するとき、ユーザがコンテンツアイテム126と対話したことを指示し、そしてまたユーザのユーザ識別子を指示する通知が、ユーザデバイス106からコンテンツ配布システム110に送信され得る。
【0031】
ユーザは、次いで、広告されるアプリケーションにアクセスし(たとえば、アプリケーションストアを介して)、アプリケーションプロバイダ128からアプリケーション130のダウンロードを受信することができる。ユーザは、次いで、ユーザデバイス106にアプリケーション130をインストールする。アプリケーション130をインストールしたとき、アプリケーション130の部分として含まれるまたはアプリケーション130に関連付けられたコードが、アプリケーション130がユーザデバイス106にインストールされたことを指示し、ユーザデバイス106のデバイス識別子(ユーザ識別子と相異なるデバイス識別子)をさらに指示するコンテンツ配布システム110への通知をユーザデバイス106に送信させることができる。デバイス識別子は、たとえば、ユーザデバイス106に特有の一意の列の英数字でもよく、一方、ユーザ識別子は、他のユーザからそのユーザを一意に識別する異なる一意の列の英数字でもよい。コンテンツ配布システム110は、ユーザデバイス106のデバイス識別子に関連付けてインストール通知を記憶することができる。
【0032】
ユーザは、ユーザデバイス106上のネイティブアプリケーションに後でアクセスし、ネイティブアプリケーションを使用してサービスにログインすることができる。たとえば、検索システム112は、ユーザデバイス106にインストールされ、検索システム112によって提供される検索サービスにユーザがアクセスすることを可能にする、ネイティブアプリケーションを提供することができる。ユーザは、任意で、ネイティブアプリケーションを使用して、検索サービスにログインすることができる。ネイティブアプリケーションは、次いで、ユーザデバイス106に、ネイティブアプリケーションにログインするために使用されるユーザ識別子およびユーザデバイス106のデバイス識別子を示すコンテンツ配布システム110への情報を送信させることができる。コンテンツ配布システム110は、次いで、アプリケーションがコンテンツアイテム126と以前に対話したユーザによってダウンロードされたことを示すコンテンツアイテム126のコンバージョンの記録を取るために、受信されたユーザ識別子およびデバイス識別子を使用することができる。
【0033】
図2は、アプリケーションインストールコンバージョンを識別するための例示的データフロー200のブロック図である。例示を目的として、
図2は、広告によって広告されたアプリケーションのユーザインストールにつながる広告とのユーザ対話を参照して説明される。データフロー200はまた、他のタイプのコンテンツアイテム(たとえば、音声/ビデオファイルまたはソーシャルネットワーク環境において提示されるコンテンツアイテム)とのユーザ対話に適用可能である。
【0034】
データフロー200は、ユーザがユーザデバイス202にインストールされたブラウザアプリケーション204にアクセスすることで開始する。図示された例では、ユーザデバイス202は、携帯電話として示される。しかし、別法として、ユーザデバイス202は、タブレットデバイス、PDA、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、GPSユニット、スマートウォッチ、または任意の他のモバイルまたは非モバイルユーザデバイスでもよい。ユーザは、ブラウザアプリケーション204を使用してウェブページなどのリソースにアクセスすることができる。リソースがブラウザアプリケーション204内でロードするとき、ブラウザアプリケーション204は、
図1を参照して前述されたように、リソースとともにコンテンツアイテムスロット内に表示するための1つまたは複数のコンテンツアイテムの要求を生成することができる。ユーザデバイス202は、その要求をコンテンツ配布システム206に送信する。
【0035】
その要求に応答して、コンテンツ配布システム206は、リソースとともに提示するためにコンテンツアイテム208を提供する。いくつかの実装形態では、ユーザデバイス202のユーザは、ブラウザアプリケーション204を使用して、1つまたは複数のサービスのユーザアカウントにログインすることができる。このログインは、コンテンツアイテムの要求およびユーザデバイス202でのコンテンツアイテム208の提示の前、またはコンテンツアイテム208がブラウザアプリケーション204によってユーザデバイス202に提示された後のいずれかに生じ得る。たとえば、ユーザは、ユーザ名または他のユーザIDおよびパスワードを使用するブラウザアプリケーション204を使用して、電子メールアカウントにログインすることができる。ユーザは、電子メールアカウントを使用して、電子メールにアクセスすることおよび電子メールを送ることができる。もう1つの例として、ユーザは、ブラウザアプリケーション204を使用して、ソーシャルネットワークアカウントにログインすることができる。さらにもう1つの例として、ユーザは、検索サービス、ビデオ共有サービス、画像共有サービス、または、ユーザがアカウントを作成することおよび/またはログインすることを可能にする任意の他のサービスのアカウントにログインすることができる。さらにもう1つの例として、ユーザは、保存された「お気に入り」ウェブサイト、検索履歴、ブラウザまたは検索選択、または他の情報にアクセスするために、ブラウザアプリケーション204のアカウントにログインすることができる。ブラウザアプリケーション204は、そのようなユーザ特有の情報が、複数のデバイスで共有され得るように、ユーザがアカウントを作成し、ログインすることを可能にし得る。たとえば、ユーザは、デスクトップコンピュータ上のブラウザから彼のお気に入りのリストにウェブサイトを追加し(ユーザがブラウザにログインしている間に)、次いで、ブラウザアプリケーション204に後でログインして最近追加されたウェブサイトを含むお気に入りのリストにアクセスすることができる。
【0036】
ユーザが、ユーザアカウントにログインしている(たとえば、ユーザが、ユーザアカウントに前にログインし、そのユーザアカウントからログアウトしていない)間、そのユーザは、コンテンツアイテム208と対話することができる。たとえば、ユーザは、タッチスクリーン、マウス、トラックボール、タッチパッド、または他の入力デバイスを使用して、ブラウザアプリケーション204内のコンテンツアイテム208を選択する(たとえば、それと対話する)ことができる。もう1つの例として、ユーザは、ユーザデバイス202のマイクロフォンおよび音声処理ソフトウェアによって認識される音声コマンドを使用して、コンテンツアイテム208と対話することができる。
【0037】
コンテンツアイテム208とのユーザ対話の時、ブラウザアプリケーション204は、ユーザがユーザデバイスと対話したことを示すおよびユーザの第1の識別子210を示すコンテンツ配布システム206への情報をユーザデバイス202に送信させることができる。第1の識別子210は、たとえば、ユーザアカウントのユーザ識別子でもよい。たとえば、第1の識別子210は、ユーザのユーザアカウントを他のユーザアカウントから一意に識別するために使用され得るそのユーザのユーザアカウントと関連付けられた英数字の列でもよい。いくつかの実装形態では、第1の識別子210は、ユーザデバイス202のデバイスIDとは異なる。たとえば、ブラウザアプリケーション204は、ユーザデバイス202のデバイスIDにアクセスすることができないことがあるが、ユーザが現在ログインしているユーザアカウントの一意の識別子の形で第1の識別子210にアクセスすることができる。
【0038】
第1の識別子210は、ユーザを一意に識別する(他のユーザの中から)ために使用され得るが、そのユーザの追加情報と必ずしも関連付けられなくてもよい。たとえば、ユーザは、個人情報を提供せず、単にユーザ名およびパスワードを使用して登録することができる。
【0039】
コンテンツ配布システム206は、コンテンツアイテム208とのユーザ対話に関連付けてユーザの第1の識別子210を記憶することができる。たとえば、コンテンツアイテム208の識別子は、コンテンツアイテム対話のデータベースにおいて第1の識別子210と関連付けられ得る。いくつかの実装形態では、ユーザがコンテンツアイテム208と対話した日付および時間を示すタイムスタンプが、第1の識別子210およびコンテンツアイテム208の識別子とともに記憶され得る。
【0040】
いくつかの代替実装形態では、ブラウザアプリケーション204を使用してコンテンツにアクセスする代わりに、またはそれに加えて、ユーザは、ユーザデバイス202にインストールされたネイティブアプリケーション212を使用してコンテンツにアクセスすることができる。たとえば、ネイティブアプリケーション212は、ユーザデバイス202にインストールされたソーシャルネットワークアプリケーションでもよく、ユーザは、他のユーザからの更新のニュースフィードなど、ネイティブアプリケーション212を使用してコンテンツにアクセスすることができる。もう1つの例として、ネイティブアプリケーション212は、ユーザがビデオを検索、視聴、アップロードおよび他のユーザと共有することを可能にするビデオ共有アプリケーションでもよい。さらにもう1つの例として、ネイティブアプリケーション212は、1つまたは複数の報道機関によって発行されたニュース記事にユーザがアクセスすることを可能にするニュースアプリケーションでもよい。
【0041】
いくつかの実装形態では、ネイティブアプリケーション212は、ユーザが、ユーザアカウントにアクセスするために、ユーザ名およびパスワードを使用してログインすることを可能にする。たとえば、ネイティブアプリケーション212が、ソーシャルネットワークアプリケーションである場合、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを使用してログインしてそのユーザのソーシャルネットワークアカウントにアクセスし、ソーシャルネットワーク内のそのユーザのアカウントにリンクされたアカウントを有する他のユーザについての更新を受信することができる。もう1つの例として、ネイティブアプリケーション212は、ユーザが、ビデオを投稿する、ビデオ「チャネル」を作成する、他のビデオにコメントする、または他の選択されたユーザとビデオを共有するために、ログインすることを可能にするビデオ共有アプリケーションである。
【0042】
ネイティブアプリケーション212によって提示されるリソース(たとえば、ニュースフィード、ビデオ、写真、ニュース記事などにおいて表示されたユーザ更新)に加えて、ユーザはまた、コンテンツ配布システム206によって提供され、リソースと並んでネイティブアプリケーション212内に表示されるコンテンツアイテム(たとえば、広告)を提示され得る。たとえば、ユーザは、ネイティブアプリケーション212を使用して、ビデオを検索し、選択することができる。ネイティブアプリケーション212は、次いで、ユーザデバイス202にビデオコンテンツアイテムの要求をコンテンツ配布システム206へ送信させることができる。コンテンツ配布システム206は、次いで、その要求に応答してコンテンツアイテム214をユーザデバイス202に提供することができる。コンテンツアイテム214は、次いで、選択されたビデオの提示の前にネイティブアプリケーション212によってユーザに提示され得る。もう1つの例として、コンテンツアイテム214は、選択されたビデオが提示されるとき、選択されたビデオと並んでユーザデバイス202の画面の一部に提示され得る。
【0043】
コンテンツアイテム214が、ユーザに提示された後、ユーザは、コンテンツアイテム214を選択して、または他の方法でそれと対話して、商取引を開始することができる。たとえば、コンテンツアイテム214は、アプリケーションの広告でもよい。ユーザは、コンテンツアイテム214を選択して、ユーザがユーザデバイス202にインストールするためにアプリケーションを購入および/またはダウンロードすることを可能にするアプリケーションストアにアクセスすることができる。
【0044】
ユーザが、コンテンツアイテム214を選択するまたはそれと対話するとき、ネイティブアプリケーション212は、ユーザデバイス202にユーザ対話に関する情報をコンテンツ配布システム206へ送信させることができる。その情報は、ユーザがコンテンツアイテム214と対話したという指示ならびにそのユーザの第1の識別子210を含み得る。いくつかの実装形態では、その情報はまた、コンテンツアイテム214の識別子を含み得る。前述のように、第1の識別子210は、他のユーザの中からユーザを一意に識別するユーザIDでもよい。第1の識別子210は、ネイティブアプリケーション212に関連するサービスのユーザのアカウントに関連する一意のユーザID(たとえば、ランダムに割り当てられたキャラクタの列)でもよいが、必ずしもこれでなくてもよい。たとえば、第1の識別子210は、ネイティブアプリケーション212のアカウントにログインするためにユーザによって使用されるユーザ名でもよい。もう1つの例として、第1の識別子210は、ネイティブアプリケーション212のユーザのアカウントに関連するユーザIDでもよい。
【0045】
コンテンツ配布システム206は、コンテンツアイテム208とのユーザ対話に関連付けてユーザの第1の識別子210を記憶することができる。たとえば、コンテンツアイテム208の識別子は、コンテンツアイテム対話のデータベースにおいて第1の識別子210と関連付けられ得る。コンテンツ配布システム206は、データベースに後でアクセスして、ユーザがコンテンツアイテム208と以前に対話したことを識別することができる。いくつかの実装形態では、ユーザがコンテンツアイテム208と対話した日付および時間を示すタイムスタンプが、第1の識別子210およびコンテンツアイテム208の識別子とともに記憶され得る。
【0046】
前述のように、ユーザは、コンテンツアイテム208および/またはコンテンツアイテム214と対話して、コンテンツアイテム208および/またはコンテンツアイテム214によって広告される新しいアプリケーション220をユーザが購入および/またはダウンロードすることを可能にするアプリケーションストアまたは他のシステムにアクセスすることができる。たとえば、ユーザは、ブラウザアプリケーション204内に表示されたコンテンツアイテム208を選択し、アプリケーションプロバイダ218のアプリケーションストアに向かわされる。ユーザは、新しいアプリケーション220を購入する(または、無料アプリケーションの場合には、アプリケーションをダウンロードすることを選択する)ことができる。アプリケーションプロバイダ218は、次いで、ユーザデバイス202でインストールするためにユーザデバイス202に新しいアプリケーション220を送信する。ユーザは、ダウンロードしたときにユーザデバイス202で新しいアプリケーション220のインストールを開始することができ、または、後でインストールするためにユーザデバイス202にダウンロードされた新しいアプリケーション220を保存することができる。
【0047】
新しいアプリケーション220をインストールしたとき、新しいアプリケーション220の部分として含まれるまたは新しいアプリケーション220のインストールスクリプトに含まれるコードが、ユーザデバイス202にそのインストールに関する情報をコンテンツ配布システム206へ送信させることができる。たとえば、アプリケーションプロバイダ218は、それによってコンテンツ配布システム206がアプリケーションプロバイダ218によって販売されるアプリケーションを広告するユーザデバイスへの広告(コンテンツアイテム208および214)を提供するコンテンツ配布システム206との取引関係を有し得る。アプリケーションプロバイダ218は、その後、アプリケーションプロバイダ218によって提供されるアプリケーションがいつユーザデバイスにインストールされたかをコンテンツ配布システム206が判定することを可能にするために、コンテンツ配布システム206へのインストール情報の送信をもたらすアプリケーションプロバイダ218によって提供されるアプリケーションとのインストール検出コードを含み得る。たとえば、新しいアプリケーション220に統合されたソフトウェア開発キットは、ユーザデバイス202に新しいアプリケーション220のインストールについてのインストール情報を有するコンテンツ配布システム206への「ping」を送らせることができる。
【0048】
ユーザデバイス202からコンテンツ配布システム206に送信させる新しいアプリケーション220のインストールに関する情報は、新しいアプリケーション220がユーザデバイス202にインストールされたという指示を含むことができ、ユーザデバイス202を識別する第2の識別子222をさらに含み得る。第2の識別子222は、ユーザデバイス202に一意のデバイスIDでもよい。いくつかの実装形態では、第2の識別子222は、他のユーザデバイスの中からユーザデバイス202を一意に識別する英数字の列でもよい。いくつかの実装形態では、コンテンツ配布システム206に送信される新しいアプリケーション220のインストールに関する情報は、新しいアプリケーション220の識別子を含み得る。
【0049】
コンテンツ配布システム206は、新しいアプリケーション220のインストールに関連付けてユーザデバイス202の第2の識別子222を記憶することができる。たとえば、新しいアプリケーション220の識別子は、アプリケーションインストールのデータベースにおいて第2の識別子222と関連付けられ得る。コンテンツ配布システム206は、後からデータベースにアクセスして、新しいアプリケーション220がユーザデバイス202に以前にインストールされたことを識別することができる(第2の識別子222によって識別されるように)。いくつかの実装形態では、新しいアプリケーション220がインストールされた日付および時間を示すタイムスタンプが、第2の識別子222および新しいアプリケーション220の識別子とともに記憶され得る。
【0050】
いくつかの実装形態では、新しいアプリケーション220の広告キャンペーンが、コンテンツ配布システム206によって現在行われる場合、第2の識別子222は、アプリケーションインストールのデータベース内で新しいアプリケーション220のインストールとのみ関連付けられる。たとえば、コンテンツ配布システム206が、新しいアプリケーション220を広告するコンテンツアイテム(たとえば、広告)を現在提供していない場合、新しいアプリケーション220のインストールは、アプリケーションインストールのデータベース内で第2の識別子222と関連付けられないことになる。いくつかの実装形態では、新しいアプリケーション220のインストールと第2の識別子222との関連付けは、指定されたセットのアプリケーションについてのアプリケーションインストールのデータベースにおいてのみ記憶される。新しいアプリケーション220が、指定されたセットのアプリケーション内に含まれない場合、新しいアプリケーション220のインストールと第2の識別子222との関連付けは、アプリケーションインストールのデータベースに記憶されない。
【0051】
コンテンツ配布システム206が、新しいアプリケーション220がユーザデバイス202にインストールされたことを記録した(たとえば、アプリケーションインストールデータベースにおいて第2の識別子222を新しいアプリケーション220の識別子と関連付けることによって)後、ユーザは、ログインを必要とするアプリケーション224にアクセスすることができる。いくつかの実装形態では、ログインを必要とするアプリケーション224は、ネイティブアプリケーション212と同じアプリケーションでもよい。いくつかの実装形態では、ログインを必要とするアプリケーション224およびネイティブアプリケーション212は、ユーザデバイス202にインストールされた相異なるアプリケーションである。ログインを必要とするアプリケーション224は、新しいアプリケーション220のインストールより前にユーザデバイス202にインストールされている必要はない。
【0052】
いくつかの実装形態では、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを使用し、ログインを必要とするアプリケーション224にログインして、そのユーザのユーザアカウントにアクセスする。ユーザアカウントは、ブラウザアプリケーション204および/またはネイティブアプリケーション212を使用してユーザによってアクセスされる1つまたは複数のサービスと関連付けられ得る。たとえば、いくつかの関連サービスは、ユーザが様々なアカウントにわたり同じユーザ名およびパスワードを使用してアカウントにログインすることを可能にし得る。もう1つの例として、単一のユーザアカウントが、ユーザが複数のサービスにアクセスすることを可能にし得る。たとえば、ユーザは、ブラウザアプリケーション204を使用して、電子メールアカウントにログインすることができる。このログインはまた、ユーザが、ソーシャルネットワーク、検索サービスのアカウント、ビデオ共有サービスのアカウント、および写真共有サービスのアカウントにアクセスすることを可能にし得る。もう1つの例として、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを使用し、ブラウザアプリケーション204を介して電子メールサービスにログインすることができる。ユーザは、次いで、同じユーザ名およびパスワードを使用して、たとえば、ソーシャルネットワークアプリケーションでもよい、ネイティブアプリケーション212にログインすることができる。ユーザはさらに、同じユーザ名およびパスワードを使用して、たとえば、ビデオ共有アプリケーションでもよい、ログインを必要とするアプリケーション224にログインすることができる。
【0053】
いくつかの実装形態では、ユーザは、様々なサービスに関連する各々のアカウントに異なるユーザ名および/またはパスワードを有し得るが、ユーザの共通ユーザIDが、様々なサービスにわたり共用され得る。たとえば、ユーザは、電子メールサービスのための「電子メール_ユーザ名」のユーザ名、ビデオ共有サービスのための「ビデオ_アカウント_ユーザ名」のユーザ名、およびソーシャルネットワークのための「ソーシャル_アカウント_ユーザ名」のユーザ名を有し得るが、各アカウントは、そのユーザに関連する共通ユーザIDによってリンクされる。共通ユーザIDは、たとえば、様々なサービスに関連する他のアカウントからそのユーザのアカウントを一意に識別するために使用される乱数、文字、および/または他のキャラクタの列でもよい。
【0054】
ユーザは、前述のように、ユーザ名およびパスワードを使用して、ログインを必要とするアプリケーション224にログインする。ログインを必要とするアプリケーション224は、次いで、コンテンツ配布システム206に伝送226を送ることができる。たとえば、ログインを必要とするアプリケーション224が、ビデオ共有アプリケーションである場合、伝送226は、ビデオコンテンツの要求でもよい。もう1つの例として、ログインを必要とするアプリケーション224が、ソーシャルネットワークアプリケーションである場合、要求は、ユーザのソーシャルネットワーク連絡先の更新を示すニュースフィード情報の要求でもよい。さらにもう1つの例として、伝送226は、発行元リソースなど、他のコンテンツとともに提示することを意図されたコンテンツアイテム(たとえば、広告)の要求でもよい。
【0055】
ログインを必要とするアプリケーション224は、ユーザがログインを必要とするアプリケーション224にログインしたことによりユーザの第1の識別子210にアクセスすることができる。ログインを必要とするアプリケーション224は、ユーザデバイス202にインストールされ、ユーザデバイス202からアクセスされるので、そのアプリケーションはまた、ユーザデバイス202の第2の識別子222にアクセスすることができる。ログインを必要とするアプリケーション224は、ユーザデバイス202に、コンテンツ配布システム206への伝送226とともに第1のおよび第2の識別子210および222を送信させることができる。いくつかの実装形態では、伝送226は、ログインを必要とするアプリケーション224によってコンテンツ配布システム206に送信される他の伝送から独立し得る。たとえば、伝送226は、第1のおよび第2の識別子210および222の指示のみを含み得る。
【0056】
第1のおよび第2の識別子210および222の指示を含む伝送226を受信したとき、コンテンツ配布システム206は、コンテンツ配布システム206を使用して、ユーザがコンテンツアイテム208と(または別法として、コンテンツアイテム214と)以前に対話したことおよび新しいアプリケーション220がユーザデバイス202に以前にインストールされたことを判定することができる。たとえば、コンテンツ配布システム206は、コンテンツアイテム対話のデータベースにアクセスし、ログインを必要とするアプリケーション224によって提供された第1の識別子210を使用して、ユーザがコンテンツアイテム208と以前に対話したと判定することができる。コンテンツ配布システム206はまた、アプリケーションインストールのデータベースにアクセスし、ログインを必要とするアプリケーション224によって提供された第2の識別子222を使用して、新しいアプリケーション220がユーザデバイス202に以前にインストールされたと判定することができる。
【0057】
コンテンツ配布システム206は、第1のおよび第2の識別子210および222が両方とも伝送226に含まれたという事実により、非永続的な形で第1の識別子210を第2の識別子222と関連付けることができる。いくつかの実装形態では、第1の識別子210と第2の識別子222との関連付けは、コンテンツ配布システム206によって記憶されない。これは、コンテンツ配布システム206が第1の識別子210と第2の識別子222との間の直接的関連付けの作成を避けることを可能にする。
【0058】
コンテンツ配布システム206は、この非永続的関連付けを使用して、コンテンツアイテム208(または別法として、コンテンツアイテム214)とのユーザ対話が、ユーザがユーザデバイス202に新しいアプリケーション220をインストールすることにつながったと、判定することができる。コンテンツ配布システム206は、次いで、コンテンツアイテム208のコンバージョンの記録を取ることができる。そのコンバージョンは、提示およびコンテンツアイテム208とのその後のユーザ対話が、新しいアプリケーション220の成功したインストールにつながったという指示でもよい。
【0059】
いくつかの実装形態では、コンバージョンは、アプリケーションインストールと第2の識別子222との関連付けがアプリケーションインストールのデータベースに記憶され、アプリケーションの広告とのユーザ対話と第1の識別子210との関連付けが、コンテンツアイテム対話のデータベースに記憶された場合にのみ記録を取られる。そのような実装形態では、これらの関連付けのうちの1つが、それぞれのデータベース内で発見されない場合、コンバージョンは記録を取られない。
【0060】
コンバージョンの記録が取られた後、コンテンツアイテム208(またはコンテンツアイテム214)と第1の識別子210との関連付けを示す情報は、コンテンツアイテム対話のデータベースから取り除くことができ、そして、ユーザデバイス202での新しいアプリケーション220のインストールと第2の識別子222との関連付けを示す情報は、アプリケーションインストールのデータベースから取り除くことができる。いくつかの実装形態では、このプロセスは、コンテンツ配布システム206からの第2の識別子222に関連するすべての情報(アプリケーションインストールと第2の識別子222を関連付けるすべての情報を含む)の削除を含む。いくつかの実装形態では、第2の識別子222は、アプリケーションインストールのデータベース内でいくつかの異なるアプリケーションインストールと関連付けられ得る。伝送226が、ユーザデバイス202から受信されるとき、第2の識別子222のすべてのアプリケーションインストールは、識別することができ、識別されたアプリケーションインストールのためのコンバージョンは、記録を取られ得る。これらのコンバージョンの記録を取った後、第2の識別子222に関連する情報は、アプリケーションインストールのデータベースから削除され得る。
【0061】
コンテンツ配布システム206は、コンバージョン検出情報を使用して、コンテンツ配布システム206によって提供される様々なコンテンツアイテムのおよびアプリケーションプロバイダ218によって提供される複数のアプリケーションのおよび他のアプリケーションプロバイダのコンバージョンを識別することができる。このコンバージョン検出情報は、たとえば、どの広告がより高い比率のアプリケーション購入およびインストールにつながったかを、関係者が識別することを可能にすることによって、様々な広告キャンペーンの成功をコンテンツ配布システム206およびアプリケーションプロバイダ218が判定することを可能にし得る。請求は、特定の広告の提示に応答して生じるアプリケーションインストールの数に部分的にまたは完全に基づき得るので、コンバージョン検出情報はまた、アプリケーションプロバイダ218に正確に請求を行うために、コンテンツ配布システム206によって使用され得る。たとえば、コンテンツ配布システム206は、発生した各コンバージョンの(たとえば、コンテンツ配布システム206によって提供された新しいアプリケーション220の広告とのユーザ対話に続くユーザデバイスでの新しいアプリケーション220の各インストールの)セット料金をアプリケーションプロバイダ218に請求することができる。
【0062】
いくつかの実装形態では、ユーザは、第2の識別子222(ユーザデバイス202のデバイスID)をリセットすることを可能にされる。ユーザデバイス202は、そのリセットの後に進行する新しいデバイスIDと関連付けられることになるので、そのようなリセット機能は、ユーザデバイス202の古いデバイスIDに関連する情報がユーザデバイス202との関連付けを外されることを可能にする。いくつかの実装形態では、ユーザは、コンテンツアイテム208(またはコンテンツアイテム214)との対話の後、但し、新しいアプリケーション220のインストールより前に、デバイスIDをリセットすることができる。そのような状況では、新しいアプリケーション220のインストールのためのコンバージョンは、新しいアプリケーション220のインストール時以後、まだ記録を取ることができ、新しいデバイスIDが、第2の識別子222としてコンテンツ配布システム206に提供されることになる。その後、伝送226が、ログインを必要とするアプリケーション224から送られるとき、伝送226はまた、第2の識別子222として新しいデバイスIDを(第1の識別子210とともに)含むことになる。新しいアプリケーション220のインストールからの伝送および伝送226の両方が、新しいデバイスIDを第2の識別子222として使用するので、コンバージョンは、コンテンツ配布システム206によって検出され、記録を取られ得る。
【0063】
いくつかの実装形態では、第1の識別子(ユーザ識別子)と、コンテンツアイテム対話のデータベースに記憶されたアプリケーションとのユーザ対話との関連付け、および/または、第2の識別子(デバイス識別子)と、アプリケーションインストールのデータベースに記憶されたアプリケーションインストールとの関連付けは、指定された期間の後に削除され得る。たとえば、コンテンツアイテム対話のデータベースに記憶された関連付けは、30日の有効期限(TTL: time to live)を与えられ得る。コンテンツアイテム対話のデータベースに記憶された特定の関連付けのコンバージョンが、TTL内に記録を取られなかった場合、その関連付けは、コンテンツアイテム対話のデータベースから削除され得る。もう1つの例として、アプリケーションインストールのデータベースに記憶された関連付けは、45日のTTLを与えられ得る。コンバージョンが、そのTTL内に特定の関連付けについて記録を取られない場合、その関連付けは、コンバージョンが記録を取られることなしにアプリケーションインストールのデータベースから削除され得る。
【0064】
いくつかの実装形態では、ユーザデバイス202のユーザに特有のユーザIDではなくて、第1の識別子210は、アプリケーションに特有のアプリケーション識別子、または、アプリケーションの特定のインスタンス(またはインストール)でもよい。たとえば、ネイティブアプリケーション212は、検索アプリケーションでもよく、コンテンツアイテム214は、ネイティブアプリケーション212によって表示される検索結果とともに提示される新しいアプリケーション220の広告でもよい。コンテンツアイテム214とのユーザ対話時に、アプリケーション識別子は、第1の識別子210としてコンテンツ配布システム206に提供される。そのアプリケーション識別子は、次いで、コンテンツ配布システム206によってコンテンツアイテム対話のデータベースにおいてコンテンツアイテム214とのユーザ対話と関連付けられる。
【0065】
後に、新しいアプリケーション220のインストール、および、アプリケーションインストールのデータベース内の第2の識別子222(デバイス識別子)とのそのインストールの関連付けの後、ユーザは、再び、ネイティブアプリケーション212にアクセスすることができる。新しいアプリケーション220のインストールの後に生じるネイティブアプリケーション212のこのアクセスの時、ネイティブアプリケーション212は、第1のおよび第2の識別子210および222をコンテンツ配布システム206に提供することができ、第1の識別子210は、この状況におけるユーザに特有のユーザ識別子ではなくてネイティブアプリケーション212に特有のアプリケーション識別子である。コンテンツ配布システム206は、次いで、提供された第1の識別子210(アプリケーション特有の識別子)および第2の識別子222(デバイス識別子)を使用して、前述のようにアプリケーションインストールのコンバージョンの記録を取ることができる。
【0066】
いくつかの実装形態では、いくつかのアプリケーションインストールは、検出することができないが、コンテンツ配布システム206は、検出されないコンバージョンから成るコンバージョンの総数を計算するために、検出されたコンバージョンの情報を使用することができる。たとえば、所与のコンテンツアイテムのコンバージョンの総数を計算するために、コンテンツ配布システム206は、第1の識別子がそれについて受信されたコンテンツアイテムとのユーザ対話の総数を識別することができ、第1の識別子がそれについてコンテンツ配布システム206によって受信されなかったコンテンツアイテムとのユーザ対話の総数を判定することもできる。コンテンツ配布システム206は、次いで、第1の識別子がそれについて受信されたコンテンツアイテムとのユーザ対話の比率、または割合(たとえば、そのコンテンツアイテムとのユーザ対話の総数で割った、第1の識別子がそれについて受信されたコンテンツアイテムとのユーザ対話の数)を識別することができる。検出されたコンバージョンの数は、次いで、その比率によって割られて、そのコンテンツアイテムのコンバージョンの総数を計算することができる。
【0067】
いくつかの実装形態では、いくつかのユーザデバイスは、ログインを必要とするアプリケーション(たとえば、ログインを必要とするアプリケーション224)がインストールされていないことがある。コンテンツ配布システム206は、ログインを必要とするアプリケーションがインストールされていないユーザデバイスから成るコンバージョンの総数を計算するために、ログインを必要とするアプリケーションを有するユーザデバイスについて検出されたコンバージョンの情報を使用することができる。たとえば、コンテンツ配布システム206は、ログインを必要とするアプリケーションを有するユーザデバイスで生じたそのコンテンツアイテムとのユーザ対話の総数、および、ログインを必要とするアプリケーションがインストールされていないユーザデバイスで生じたそのコンテンツアイテムとのユーザ対話の総数を識別することができる。コンテンツ配布システム206は、次いで、この情報を使用して、ログインを必要とするアプリケーションを有するユーザデバイスの、そのコンテンツアイテムとの対話が生じたすべてのユーザデバイスに対する比率を判定することができる。検出されたコンバージョンの数は、次いで、この比率によって割られて、そのコンテンツアイテムのコンバージョンの総数を計算することができる。たとえば、コンテンツアイテム対話が検出されたユーザデバイスの20%のみが、ログインを必要とするアプリケーションをインストールされていた場合、次いで、コンバージョンの総数を計算するために、検出されたコンバージョンの数は、コンバージョンの総数を判定するために、0.2によって割られる。
【0068】
図3は、アプリケーションインストールコンバージョンを識別するための例示的プロセス300の流れ図である。プロセス300は、コンテンツ配布システム110、コンテンツ配布システム206、または別のデータ処理装置など、1つまたは複数のデータ処理装置によって実行され得る。プロセス300の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令の実行によって、実装され得る。命令の実行は、1つまたは複数のデータ処理装置にプロセス300の動作を実行させる。
【0069】
第1のアプリケーションの広告は、ユーザデバイスに提供される(302)。いくつかの実装形態では、広告は、コンテンツ配布システムによって受信されるコンテンツアイテムの要求に応答して、提供される。コンテンツ配布システムは、発行元リソースとともにコンテンツアイテムスロットにおいて提示するために広告を提供することができる。たとえば、広告は、ニュース記事の右に表示されるバナー広告でもよい。もう1つの例として、広告は、ビデオコンテンツが発行元によって提供される前に、間に、または後に提示されるビデオ広告(たとえば、コマーシャル)でもよい。コンテンツ配布システムは、アプリケーションプロバイダと取引関係を有することができ、アプリケーションプロバイダに代わって第1のアプリケーションの広告を提供することができる。
【0070】
広告とのユーザ対話およびユーザデバイスのユーザに対応する第1の識別子の指示が、受信される(304)。たとえば、コンテンツ配布システムは、ユーザデバイスのユーザが広告と対話した(たとえば、広告を選択すること、広告の上にマウスポインタを動かすこと、音声入力を使用して広告と対話することなどによって)ことおよびユーザデバイスのユーザに一意の第1の識別子を指示するユーザデバイスからの通信を受信することができる。
【0071】
いくつかの実装形態では、その通信はまた、広告の識別子を含み得る。たとえば、一意のIDは、広告と関連付けることができ、ユーザデバイスから受信される通信は、一意のIDを含み、その一意のIDによって識別される広告とユーザが対話したことを示すことができる。
【0072】
第1の識別子は、1つまたは複数のサービス(たとえば、電子メールサービス、ビデオ共有サービス、ソーシャルネットワークなど)のユーザアカウントと関連付けられたユーザIDでもよい。いくつかの実装形態では、ユーザアカウントは、ユーザがユーザ名およびパスワードを使用してログインすることを必要とし得る、または可能にし得る。第1の識別子は、ユーザに一意のIDでもよく、他のユーザの中からユーザを識別するために使用され得る(他のユーザアカウントの中からユーザのアカウントを一意に識別するためにユーザのアカウントに割り当てられた一意のキャラクタ列など)。いくつかの実装形態では、そのユーザに対応する第1の識別子を受信するのではなくて、コンテンツ配信システムは、ユーザデバイスにインストールされたアプリケーションを一意に識別する識別子を受信することができる。コンテンツ配信システムは、一意のアプリケーション識別子を使用して、ユーザが、識別されたアプリケーション内の広告と対話したと判定することができる。
【0073】
ユーザ対話の指示が、第1の識別子に関連付けて記憶される(306)。たとえば、コンテンツ配信システムは、広告とのユーザ対話を広告対話のデータベースにおいて第1の識別子と関連付けることができる。いくつかの実装形態では、広告の識別子もまた、記憶され得る。いくつかの実装形態では、広告対話のデータベース内に記憶される関連付けは、広告とのユーザ対話がいつ生じたかを示すタイムスタンプを含む。
【0074】
第1のアプリケーションがユーザデバイスにインストールされたという判定が、行われる(308)。判定は、ユーザデバイスの第2の識別子がインストールに対応するインストールデータとともに受信されることに少なくとも部分的に基づく。たとえば、ユーザ対話を示す情報および第1の識別子がコンテンツ配布システムに送信されることに加えたユーザデバイスでの広告とのユーザ対話(たとえば、ユーザによる広告の選択)時に、ユーザ対話はまた、広告される第1のアプリケーションをユーザが購入することを可能にし得るアプリケーションストアにユーザを向かわせることができる。ユーザは、次いで、第1のアプリケーションを購入またはダウンロードし、ユーザデバイスに第1のアプリケーションをインストールすることができる。
【0075】
インストールしたとき、第1のアプリケーションの部分としてまたはそれに関連して含まれるコードは、ユーザデバイスに、そのアプリケーションのインストールの指示をコンテンツ配信システムへ送信させることができる。第1のアプリケーションのインストールに応答してユーザデバイスによって送信されるインストールデータは、アプリケーションがユーザデバイスにインストールされたという指示、および、ユーザデバイスを一意に識別する第2の識別子を含み得る。インストールデータはまた、いつ第1のアプリケーションがユーザデバイスにインストールされたかを示すタイムスタンプを含み得る。
【0076】
いくつかの実装形態では、アプリケーションプロバイダは、アプリケーションにインストールデータをコンテンツ配布システムへ送信させる第1のアプリケーションに統合されたソフトウェア開発キットを含み得る。アプリケーションプロバイダは、コンテンツ配布プロバイダがアプリケーションインストールを識別することを可能にするために、第1のアプリケーションとソフトウェア開発キットを含み得る。いくつかの実装形態では、ユーザデバイスでのアプリケーションのインストールと第2の識別子との関連付けが、コンテンツ配布システムによって記憶される。
【0077】
第1の識別子および第2の識別子が、ユーザデバイスにインストールされた第2のアプリケーションから受信される(310)。たとえば、ユーザデバイスにインストールされた第2のアプリケーションは、ブロック304を参照して論じられたサービスのユーザアカウントへの以前のログインと同じ資格情報を使用してユーザがログインすることを可能にし得る。ユーザによるこのログインは、ユーザに関連する第1の識別子に第2のアプリケーションがアクセスすることを可能にする。第2のアプリケーションはまた、ユーザデバイスを一意に識別する第2の識別子にアクセスすることができる。第2のアプリケーションは、別の通信とともにコンテンツ配布システムに第1のおよび第2の識別子を送信することができる。たとえば、第2のアプリケーションは、コンテンツの要求とともにコンテンツ配布システムに第1のおよび第2の識別子を送信することができる。いくつかの実装形態では、第2のアプリケーションは、第1のアプリケーションとは異なる。いくつかの実装形態では、第1のおよび第2のアプリケーションは、同じアプリケーションである。
【0078】
第1のアプリケーションのインストールがユーザ対話に起因するという判定が、第1のおよび第2の識別子を使用して行われる(312)。たとえば、ユーザデバイスにインストールされた第2のアプリケーションから第1のおよび第2の識別子を受信したとき、コンテンツ配布システムは、第1の識別子を使用して、第1の広告とのユーザ対話が以前に生じたことを識別することができる。コンテンツ配布システムは、第2の識別子を使用して、第1のアプリケーションがユーザデバイスにインストールされたことを識別することができる。コンテンツ配布は、次いで、第1の識別子および第2の識別子が、ユーザデバイスにインストールされた第2のアプリケーションからの同じ通信の部分として受信されたことに基づいて、ユーザデバイスでの第1のアプリケーションのインストールをユーザによる広告とのユーザ対話と関連付けることができる。第1の識別子が、広告に関連して識別されない場合、次いで、第2の識別子に関連する、第1のアプリケーションのインストールは、広告または広告とのユーザ対話に起因しないという判定が、行われ得る。
【0079】
広告のコンバージョンは、コンバージョンデータベースにおいて記録を取られる(314)。たとえば、コンテンツ配布システムは、ユーザデバイスでの第1のアプリケーションのインストールと広告とのユーザ対話との識別された関連付けを使用して、コンバージョンが生じた(たとえば、ユーザへの広告の提示に応答した第1のアプリケーションの購入もしくはダウンロードおよび成功したインストール)と判定することができる。コンテンツ配布システムは、次いで、コンバージョンデータベースにおいてコンバージョンの記録を取る。コンバージョンの記録を取った後、第1の識別子と、広告とのユーザ対話との関連付け、ならびに、第2の識別子と、第1のアプリケーションのインストールとの関連付けに関する情報は、コンテンツ配布プロバイダによって削除され得る。コンバージョンは、第1の識別子と第2の識別子との間の永続的マップが作成されることなしに、検出され、記録を取られ得る。
【0080】
図4は、前述の動作を実行するために使用され得る例示的コンピュータシステム400のブロック図である。システム400は、プロセッサ410、メモリ420、ストレージデバイス430、および入力/出力デバイス440を含む。構成要素410、420、430、および440の各々は、たとえば、システムバス450を使用して、相互接続され得る。プロセッサ410は、システム400内での実行のために命令を処理する能力を有する。一実装形態では、プロセッサ410は、シングルスレッドのプロセッサである。もう1つの実装形態では、プロセッサ410は、マルチスレッドのプロセッサである。プロセッサ410は、メモリ420にまたはストレージデバイス430に記憶された命令を処理する能力を有する。
【0081】
メモリ420は、システム400内で情報を記憶する。一実装形態では、メモリ420は、コンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ420は、揮発性メモリユニットである。もう1つの実装形態では、メモリ420は、不揮発性メモリユニットである。
【0082】
ストレージデバイス430は、システム400のための大容量記憶装置を提供する能力を有する。一実装形態では、ストレージデバイス430は、コンピュータ可読媒体である。様々な異なる実装形態で、ストレージデバイス430は、たとえば、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、複数のコンピューティングデバイス(たとえば、クラウドストレージデバイス)によってネットワークを介して共用されるストレージデバイス、または何らかの他の大容量ストレージデバイスを含み得る。
【0083】
入力/出力デバイス440は、システム400の入力/出力動作を行う。一実装形態では、入力/出力デバイス440は、ネットワークインターフェースデバイス、たとえば、イーサネット(登録商標)カード、シリアル通信デバイス、たとえば、およびRS-232ポート、および/またはワイヤレスインターフェースデバイス、たとえば、および802.11カード、のうちの1つまたは複数を含み得る。もう1つの実装形態では、入力/出力デバイスは、入力データを受信し、出力データを他の入力/出力デバイス、たとえば、キーボード、プリンタおよび表示デバイス460、に送信するように構成されたドライバデバイスを含み得る。しかし、モバイルコンピューティングデバイス、モバイル通信デバイス、セットトップボックステレビジョンクライアントデバイスなど、他の実装形態もまた使用され得る。
【0084】
例示的処理システムが、
図4では説明されるが、本明細書で説明される主題および機能的動作の実装形態は、他のタイプのデジタル電子回路において、または、本明細書で開示される構造体およびそれらの構造的同等物を含む、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアにおいて、あるいは、それらのうちの1つまたは複数の組合せにおいて、実装され得る。
【0085】
本主題および本明細書で説明される動作の実施形態は、デジタル電子回路において、または、本明細書で開示される構造体およびそれらの構造的同等物を含む、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアにおいて、あるいは、それらのうちの1つまたは複数の組合せにおいて、実装され得る。本明細書で説明される主題の実施形態は、データ処理装置によって実行するためにまたはデータ処理装置の動作を制御するためにコンピュータ記憶媒体にコード化された1つまたは複数のコンピュータプログラム、すなわち、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュール、として実装され得る。別法としてまたは加えて、プログラム命令は、データ処理装置によって実行するために適切な受信器装置に伝送するために情報をコード化するために生成された人工的に生成された伝搬される信号、たとえば、機械生成された電気、光、または電磁信号、でコード化され得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読ストレージデバイス、コンピュータ可読ストレージ基板、ランダムまたはシリアルアクセスメモリアレイまたはデバイス、あるいはそれらのうちの1つまたは複数の組合せでもよく、あるいは、それに含まれ得る。さらに、コンピュータ記憶媒体は、伝搬される信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人工的に生成された伝搬される信号においてコード化されたコンピュータプログラム命令のソースまたは宛先でもよい。コンピュータ記憶媒体はまた、1つまたは複数の別個の物理的構成要素または媒体(たとえば、複数のCD、ディスク、または他のストレージデバイス)でもよく、または、それに含まれ得る。
【0086】
本明細書で説明される動作は、1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージデバイスに記憶されたまたは他のソースから受信されたデータ上でデータ処理装置によって実行される動作として実装され得る。
【0087】
「データ処理装置」という用語は、1つのプログラマブルプロセッサ、1つのコンピュータ、1つのシステムオンチップ、または複数の前述のもの、あるいは前述の組合せを例として含む、データ処理のためのすべての種類の装置、デバイス、および機械を包含する。その装置は、専用論理回路、たとえば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)、を含み得る。その装置はまた、ハードウェアに加えて、問題のコンピュータプログラムのための実行環境を作り出すコード、たとえば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォームのランタイム環境、仮想機械、またはそれらのうちの1つまたは複数の組合せの構成要素となるコード、も含み得る。その装置および実行環境は、ウェブサービス、分散コンピューティングおよびグリッドコンピューティングインフラストラクチャなど、様々な異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0088】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)は、コンパイラ型またはインタープリタ型言語、宣言型または手続き型言語を含む、任意の形のプログラミング言語で書くことができ、それは、スタンドアロンプログラムとして、あるいは、モジュール、構成要素、サブルーチン、オブジェクト、またはコンピューティング環境において使用するのに適した他のユニットとしてを含む、任意の形で配備され得る。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応してもよいが、対応しなくてもよい。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(たとえば、マークアップ言語文書で記憶された1つまたは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部において、問題のプログラム専用の単一のファイルにおいて、あるいは複数の調整されたファイル(たとえば、1つまたは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの部分を記憶するファイル)において、記憶され得る。コンピュータプログラムは、1つの場所に置かれた、または複数の場所に分散され、通信ネットワークによって相互接続された、1つのコンピュータでまたは複数のコンピュータで実行されるために配備され得る。
【0089】
本明細書で説明されるプロセスおよび論理の流れは、入力データに作用することおよび出力を生成することによってアクションを実行するために、1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって実行され得る。プロセスおよび論理の流れはまた、専用論理回路、たとえば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)、によって実行することができ、装置はまた、それとして実装され得る。
【0090】
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方と、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサとを含む。一般に、プロセッサは、読取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリあるいはその両方から命令およびデータを受信することになる。コンピュータの必須要素は、命令に従ってアクションを実行するためのプロセッサと、命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスとである。一般に、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたは複数の大容量ストレージデバイス、たとえば、磁気、光磁気ディスク、または光ディスク、を含むことになる、あるいは、そこからデータを受信するまたはそこにデータを転送するまたはその両方のために動作可能なようにつながれることになる。しかし、コンピュータは、そのようなデバイスを有さなくてもよい。さらに、コンピュータは、別のデバイス、たとえば、ほんの数例を挙げると、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、モバイル音声もしくはビデオプレーヤ、ゲーム機、全地球測位システム(GPS)受信器、または携帯用ストレージデバイス(たとえば、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュドライブ)、に埋め込まれ得る。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに適したデバイスは、例として半導体メモリデバイス、たとえば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、と、磁気ディスク、たとえば、内部ハードディスクまたは取外し可能ディスク、と、光磁気ディスクと、CDROMおよびDVD-ROMディスクとを含む、すべての形の不揮発性メモリ、媒体およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完することができ、または専用論理回路に組み込まれ得る。
【0091】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書で説明される主題の実施形態は、ユーザに情報を表示するための表示デバイス、たとえば、CRT(ブラウン管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、と、ユーザがそれによってコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス、たとえば、マウスまたはトラックボール、とを有するコンピュータ上で実装され得る。他の種類のデバイスが、ユーザとの対話を提供するために同様に使用することが可能であり、たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形の感覚フィードバック、たとえば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック、でもよく、そして、ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む、任意の形で受信することができる。加えて、コンピュータは、ユーザによって使用されるデバイスに文書を送信することおよびユーザによって使用されるデバイスからの文書を受信することによって、たとえば、ウェブブラウザから受信された要求に応答してユーザのクライアントデバイス上のウェブブラウザにウェブページを送信することによって、ユーザと対話することができる。
【0092】
本明細書で説明される主題の実施形態は、たとえばデータサーバとして、バックエンド構成要素を含む、あるいはミドルウェア構成要素、たとえば、アプリケーションサーバ、を含む、あるいはフロントエンド構成要素、たとえば、本明細書で説明される主題の実装形態とユーザがそれを介して対話することができるグラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ、または1つもしくは複数のそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンド構成要素の任意の組合せを含む、コンピューティングシステムにおいて実装され得る。本システムの構成要素は、デジタルデータ通信の任意の形または媒体、たとえば、通信ネットワーク、によって相互接続され得る。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)およびワイドエリアネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(たとえば、インターネット)、および、ピアトゥピアネットワーク(たとえば、アドホックピアトゥピアネットワーク)を含む。
【0093】
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含み得る。クライアントおよびサーバは、一般に互いに遠隔であり、通常は通信ネットワークを介して対話する。クライアントおよびサーバの関係は、それぞれのコンピュータで実行するおよび互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムに基づいて生じる。いくつかの実施形態では、サーバは、データ(たとえば、HTMLページ)をクライアントデバイスに送信する(たとえば、データの表示およびクライアントデバイスと対話するユーザからのユーザ入力の受信を目的として)。クライアントデバイスで生成されたデータ(たとえば、ユーザ対話の結果)は、サーバでクライアントデバイスから受信され得る。
【0094】
本明細書は、多くの具体的実装の詳細を含むが、これらは、任意の発明のまたは特許請求され得るものの範囲の制限として解釈されるべきではなく、特定の発明の特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態との関連で本明細書において説明されるある種の特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実装され得る。逆に、単一の実施形態との関連で説明される様々な特徴はまた、別個に複数の実施形態でまたは任意の適切な部分的組合せで実装され得る。さらに、特徴は、ある種の組合せで動作するものとして前述されることがあり、そのようなものとして最初に請求されることもあるが、請求される組合せのうちの1つまたは複数の特徴は、ある場合には、その組合せから削除することができ、そして、請求される組合せは、部分的組合せまたは部分的組合せの変更形態を対象とし得る。
【0095】
同様に、動作が、特定の順序で図中に示されるが、これは、所望の結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序でもしくは順番に実行されること、またはすべての図示された動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。ある種の状況では、マルチタスクおよび並列処理が、有利であることがある。さらに、前述の実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態におけるそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、記載されたプログラム構成要素およびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品においてともに統合することができ、複数のソフトウェア製品にパッケージ化することができるものとして理解されるべきである。
【0096】
そのようにして、本主題の特定の実施形態は、説明される。他の実施形態が、以下の特許請求の範囲内にある。ある場合には、本特許請求の範囲において列挙されるアクションは、異なる順序で実行され、所望の結果をやはり達成することができる。加えて、添付の図面に示されるプロセスは、所望の結果を達成するために、示された特定の順序、または順番を必ずしも必要としない。ある種の実装形態では、マルチタスクおよび並列処理が、有利であることがある。