【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 株式会社クロス・マーケティング(平成26年2月6日)、株式会社マクロミル(平成26年2月7日)および株式会社ミクシー・リサーチ(平成26年3月3日)に対して電子メールを介して公開
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係るサーバ10を含むシステム1の構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、一実施形態におけるサーバ10は、一般的なコンピュータとして構成される複数の端末装置30とインターネット等の通信網20を介して通信可能に接続されており、アプリケーション、映画、音楽、及び電子書籍等のデジタルコンテンツに対応するアイコン画像に関するユーザ調査を行う。
【0013】
サーバ10は、図示のとおり、CPU(物理的なプロセッサ)11と、メインメモリ12と、ユーザI/F13と、通信I/F14と、ストレージ(記憶装置)15と、ディスクドライブ16とを含み、これらの各構成要素がバス17を介して互いに電気的に接続されている。CPU11は、ストレージ15から様々なプログラムをメインメモリ12にロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行する。メインメモリ12は、CPU11が実行するプログラムを格納するために用いられ、例えば、DRAMによって構成される。
【0014】
ユーザI/F13は、例えば、オペレータの入力を受け付けるキーボードやマウス等の情報入力装置と、CPU11の演算結果を出力する液晶ディスプレイ等の情報出力装置とを含む。通信I/F14は、ハードウェア、ファームウェア、又はTCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装され、通信網20を介して端末装置30と通信可能に構成される。
【0015】
ストレージ15は、例えば磁気ディスクドライブ等で構成され、様々なプログラムや各種データが記憶され得る。ストレージ15に記憶され得る各種データは、サーバ10と通信可能に接続されるサーバ10とは物理的に別体のデータベースサーバ等に格納されてもよい。ディスクドライブ16は、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−R等の各種の記憶メディアに格納されたデータを読み込み、又は、これらの記憶メディアにデータを書き込む。
【0016】
一実施形態において、サーバ10は、階層構造の複数のウェブページから成るウェブサイトを管理するウェブサーバとしても機能する。端末装置30は、ウェブページを表示するためのHTMLデータをサーバ10から取得し、取得したHTMLデータを解析して、当該ウェブページを端末装置30のユーザに提示することができる。HTMLデータは、HTML等のマークアップ言語で記述されたHTML文書から成り、このHTML文書には、様々な画像が関連付けられている。また、HTML文書には、各種スクリプト言語等で記述されたプログラムが埋め込まれ得る。
【0017】
端末装置30は、一実施形態において、サーバ10から取得したウェブサイトのウェブページをウェブブラウザ上で表示すると共にアプリケーションプログラムを実行するためのアプリケーションプログラム実行環境を実装した任意の情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、及びゲーム専用端末等が含まれ得る。
【0018】
端末装置30は、図示のとおり、CPU(物理的なプロセッサ)31と、メインメモリ32と、ユーザI/F33と、通信I/F34と、ストレージ35と、を含み、これらの各構成要素がバス36を介して互いに電気的に接続されている。
【0019】
CPU31は、ストレージ35から様々なプログラムをメインメモリ32にロードし、ロードしたプログラムに含まれる命令を実行する。メインメモリ32は、CPU31が実行するプログラムを格納するために用いられ、例えば、DRAMによって構成される。
【0020】
ユーザI/F33は、ユーザの入力を受け付ける情報入力装置と、CPU31の演算結果を出力する情報出力装置であり、タッチパネルを備える液晶ディスプレイなどの表示装置を含む。
【0021】
通信I/F34は、ハードウェア、ファームウェア、又は、TCP/IPドライバやPPPドライバ等の通信用ソフトウェア又はこれらの組み合わせとして実装され、通信網20を介してサーバ10と通信可能に構成される。
【0022】
ストレージ35は、例えば磁気ディスクドライブやフラッシュメモリ等により構成され、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等の様々なプログラム、並びにこれらのプログラムによって扱われる様々なデータを記憶し得る。
【0023】
このようなアーキテクチャを有する端末装置30は、例えば、HTMLデータを解釈して画面表示するためのブラウザソフトウェアを備えており、このブラウザソフトウェアの機能によりサーバ10から取得したHTMLデータを解釈して、受信したHTMLデータに対応するウェブページを表示することができる。また、端末装置30は、ブラウザソフトウェアに組み込まれるプラグインソフトを備えており、HTMLデータに埋め込まれたSWF形式等のファイルをサーバ10又は他のサーバ等から取得し、当該SWF形式のファイルをブラウザソフトウェア及びプラグインソフトを用いて実行することもできる。
【0024】
端末装置30においてブラウザソフトウェア又はアプリケーションプログラムが実行されると、例えば、プログラムにより指示されたアニメーションや操作用アイコンが端末装置30に表示される。ユーザは、端末装置30のユーザI/F33を用いて各種指示を入力することができる。ユーザから入力された指示は、端末装置30のブラウザやNgCore(商標)等の実行環境の機能を通じてサーバ10に伝達される。
【0025】
端末装置30において実行される複数のアプリケーションプログラムの少なくとも一部は、端末装置30に表示する画面領域の少なくとも一部に、HTMLデータを解釈してウェブページに相当する表示画面を表示可能な領域(WebView領域)が設定されている。こうしたWebView領域が設定されているアプリケーションプログラムでは、端末装置30に表示する画面のうち、WebView領域の表示をサーバ10に対して要求し、WebView領域以外の領域の表示を端末装置30(アプリケーションプログラム)によって行う。
【0026】
次に、一実施形態におけるサーバ10が有する機能について説明する。
図2は、一実施形態におけるサーバ10が有する機能を概略的に示すブロック図である。一実施形態におけるサーバ10は、図示するように、情報を記憶する記憶部51と、端末装置30に画面を表示させる表示制御部52と、端末装置30から画面を介して受け付けた情報を記憶部51に記憶させる記憶制御部53と、を備える。これらの機能は、CPU11やメインメモリ12、ストレージ15に記憶されている各種プログラムやテーブルなどが協働して動作することによって実現され、例えば、CPU11がロードしたプログラムに含まれる命令を実行することによって実現される。記憶部51は、ストレージ15等によって実現される。
【0027】
次に、こうして構成された一実施形態におけるサーバ10の動作について説明する。
図3は、一実施形態におけるサーバ10によって実行されるユーザ調査処理の一例を示すフロー図である。このユーザ調査処理は、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像に関するユーザ調査を行う処理であり、サーバ10のCPU11がメインメモリ12にロードしたプログラムに含まれる命令を実行することによって実行される。また、このユーザ調査処理は、例えば、予め選定された複数の端末装置30(複数のユーザ)に対して調査用のウェブページのURLが電子メール等を用いて通知され、端末装置30からこのURLが示す調査用のウェブページにアクセスしたときに実行される。
【0028】
ユーザ調査処理では、まず、図示するように、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像を含むと共にユーザによって選択可能な複数の選択領域を有する選択用画面60を端末装置30に表示させる(ステップS100)。このステップは、表示制御部52の機能によって実現される。
図4は、ステップS100において表示される一実施形態における選択用画面60(第1の選択用画面)の一例を示す。一実施形態における選択用画面60は、図示するように、5つの選択領域61−65(5つのデジタルコンテンツにそれぞれ対応する選択領域)が縦方向に並べて配置されており、「つぎのうち、詳細を見たいと思うゲームを1つタップして下さい。」と表示されているように、ユーザが詳細を見たいと思う1つのデジタルコンテンツの選択を受け付けるようになっている。各選択領域61−65は、左側にデジタルコンテンツに対応するアイコン画像が表示され、右側に、デジタルコンテンツの名称(タイトル名)、デジタルコンテンツの提供者名(会社名)、ユーザによるレビュー結果を星印で示すレビュー情報、及びデジタルコンテンツの価格(無料を含む)が表示されている。この例では、縦方向に並べて配置されている5つの選択領域61−65のうち、中央の選択領域63に対応するデジタルコンテンツ(タイトルC)が、アイコン画像に関するユーザ調査の対象である調査対象デジタルコンテンツであり、その他の選択領域61、62、64、65に対応するデジタルコンテンツが、調査の対象でない非調査対象デジタルコンテンツである。
【0029】
そして、ユーザによって何れか1つの選択領域が選択されると、2回目の選択用画面60を端末装置30に表示させる(ステップS110)。このステップは、表示制御部52の機能によって実現される。
図5は、ステップS110において表示される一実施形態における2回目の選択用画面60(第2の選択用画面)の一例を示す。2回目の選択用画面60は、上述したステップS100において表示される選択用画面60(1回目の選択用画面60)と同様の画面構成を有するが、調査対象デジタルコンテンツ(この例では「タイトルC」)のアイコン画像が1回目の選択用画面60と異なる。即ち、2回目の選択用画面60では、調査対象デジタルコンテンツに対応する選択領域63のアイコン画像は1回目の選択用画面60におけるアイコン画像(画像C1)と異なるアイコン画像(画像C2)が用いられ、非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像は1回目の選択用画面60におけるアイコン画像と同一のアイコン画像が用いられている。また、図示するように、5つのデジタルコンテンツにそれぞれ対応する5つの選択領域は、1回目の選択用画面60及び2回目の選択用画面60において、縦方向に同一の順序で並べて配置されている。従って、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像の候補(この例における「画像C1」及び「画像C2」)は、同一の条件(同一の非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像の配置)にて、端末装置30のユーザに対して提示されることになる。
【0030】
そして、2回目の選択用画面60において、ユーザによって何れか1つの選択領域が選択されると、3回目の選択用画面60を端末装置30に表示させる(ステップS120)。このステップは、表示制御部52の機能によって実現される。図示は省略するが、3回目の選択用画面60は、上述した1回目及び2回目の選択用画面60と同様の画面構成を有するが、調査対象デジタルコンテンツのアイコン画像が異なる。即ち、3回目の選択用画面60では、調査対象デジタルコンテンツに対応する選択領域63のアイコン画像は1回目及び2回目の選択用画面60におけるアイコン画像と異なるアイコン画像(画像C3)が用いられ、非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像は1回目及び2回目の選択用画面60におけるアイコン画像と同一のアイコン画像が用いられている。なお、3回目の選択用画面60においても、5つのデジタルコンテンツにそれぞれ対応する5つの選択領域は、1回目の選択用画面60及び2回目の選択用画面60と同一の順序で縦方向に並べて配置されている。
【0031】
そして、3回目の選択用画面60において、ユーザによって何れか1つの選択領域が選択されると、上述した1回目−3回目の各選択用画面60においてユーザによってそれぞれ選択されたアイコン画像毎のアンケートの回答を入力可能な回答用画面70を端末装置30に表示させる(ステップS130)。このステップは、表示制御部52の機能によって実現される。
図6は、一実施形態における回答用画面70の一例を示す。図示するように、一実施形態における回答用画面70は、アイコン画像にそれぞれ対応する複数のタブ71−73と、この複数のタブ71−73のうち選択されているタブに対応するアイコン画像のアンケートの回答が入力可能となるようにアンケートの設問が表示されるタブページ75と、完了ボタン77とを有する。この例では、アンケートの設問としてユーザがアイコン画像を選択した理由を示す複数の選択肢を表示し、ユーザは、チェックボックスを用いて該当する理由を選択することができるようになっている。図示するように、タブ71−73には対応するアイコン画像が配置されており、ユーザは、タブ71−73にそれぞれ対応するアイコン画像を容易に視認することができる。さらに、タブ形式にしたことで、1つのページ内にアイコン画像ごとの設問を並べる場合と比較して、ユーザが設問に回答する際に画面をスクルロールさせる手間を省くことができる。また、一実施形態における回答用画面70は、タブ71−73毎に異なる色・模様が付されており、タブページ75の外縁部分は、選択されているタブと同じ色・模様が付されて表示される。例えば、
図6の例では、タブ72が選択されているため、タブページ75の外縁部分は、タブ72と同じ色・模様が付されて表示されている。
図7は、タブ72に代えてタブ73が選択されている一実施形態における回答用画面70を示す。図示するように、一実施形態における回答用画面70のタブページ75は、選択されているタブにかかわらず同一のアンケートの設問が表示されるが、タブページ75の外縁部分は、選択されているタブ73と同じ色・模様が付されて表示されている。このように、選択されているタブ毎に異なる表示態様でタブページ75を表示するから、同一のアンケートの設問が表示されていても、ユーザに、現在回答しているタブ(アイコン画像)を容易に認識させることができる。一実施形態において、さらに、選択されていないタブを暗く表示するようにしてもよい。これにより、ユーザに、現在回答しているタブ(アイコン画像)を認識させることがさらに容易となる。
【0032】
そして、ユーザによって回答用画面70の完了ボタン77が選択されると、調査結果をストレージ15等に記憶して(ステップS140)、このユーザ調査処理を終了する。このステップは、記憶制御部53の機能によって実現される。ストレージ15等に記憶される調査結果としては、1回目−3回目の選択用画面60を介してそれぞれ選択されたデジタルコンテンツ(アイコン画像)及び回答用画面70を介して入力されたアンケートの回答内容が少なくとも含まれ得る。このユーザ調査処理が複数の端末装置30に対して実行されることによって、調査結果がストレージ15等に蓄積され、この蓄積された複数の端末装置30のユーザからの調査結果に基づいて、デジタルコンテンツの提供者は、例えば、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像の複数の候補の中から、最も多くのユーザによって選択された(選択用画面60においてタップされた)アイコン画像を実際に採用することができる。また、回答用画面70では、調査対象デジタルコンテンツのみならず、非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像を含めてユーザがアイコン画像を選択した理由をユーザに入力させ、これらの情報を調査結果としてストレージ15等に記憶するから、デジタルコンテンツの提供者は、アイコン画像に関する一般的なユーザの嗜好をも知ることができる。
【0033】
上述したユーザ調査処理では、ステップS140においてまとめて調査結果を記憶するようにしたが、ステップS100−ステップS130においてユーザによる選択及び回答がなされる都度、その選択及び回答結果をストレージ15等に記憶するようにしても良い。また、上述したユーザ調査処理では、調査対象デジタルコンテンツの数が1つである場合を例示したが、調査対象デジタルコンテンツの数は複数であっても構わない。また、非調査対象デジタルコンテンツの数も特に制限されず、1又は複数の任意の数とすることができる。
【0034】
以上説明した一実施形態におけるサーバ10では、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像を含むと共にユーザによって選択可能な複数の選択領域を有する選択用画面であって、1又は複数の調査対象デジタルコンテンツと1又は複数の非調査対象デジタルコンテンツとを含む複数のデジタルコンテンツにそれぞれ対応する複数の選択領域を有する1回目の選択用画面60を表示し、この1回目の選択用画面が有する複数の選択領域のうち少なくとも1つの選択領域のユーザによる選択結果を記憶し、この複数のデジタルコンテンツにそれぞれ対応する複数の選択領域を有する2回目の選択用画面60であって、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像は1回目の選択用画面60におけるアイコン画像と異なるアイコン画像が用いられ、非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像は1回目の選択用画面60におけるアイコン画像と同一のアイコン画像が用いられる2回目の選択用画面60を表示し、この2回目の選択用画面60が有する複数の選択領域のうち少なくとも1つの選択領域のユーザによる選択結果を記憶する。従って、調査対象デジタルコンテンツに対応する複数のアイコン画像の候補に関し、非調査対象デジタルコンテンツに対応する同一のアイコン画像との比較に基づくユーザの選択を調査することができる。この結果、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像に関するユーザ調査をより適切に行うことができる。
【0035】
また、一実施形態のサーバ10では、選択用画面60においてユーザによって何れか1つの選択領域が選択されると次の選択用画面60が表示され、例えば、ユーザが選択用画面60上で1回のタップ操作をするだけで、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像が異なる次の選択用画面60に遷移する。従って、端末装置30のユーザに対して良好な操作性を実現することができるから、ユーザに対して過剰なストレスを与え難くなり、この結果、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像に関するユーザ調査をより適切に行うことができる。また、一実施形態のサーバ10では、ユーザは、選択用画面60において、縦方向に並べて配置された複数のデジタルコンテンツに対応する選択領域の中から1つの選択領域を選択するのみであるから、例えば、コンテンツ配信サイト等において一覧表示されているデジタルコンテンツの中から所望のデジタルコンテンツを選択する際と同様の操作性を実現することができる。更に、デジタルコンテンツに対応する選択領域は、各選択用画面60において、縦方向に同一の順序で並べて配置されているから、各選択用画面60において選択領域の並び順が同一でない場合と比較して、選択領域の並び順に起因するユーザに与える印象の相違を低減することができる。
【0036】
また、一実施形態のサーバ10では、1回目−3回目の各選択用画面60においてユーザによってそれぞれ選択されたアイコン画像毎のアンケートの回答を入力可能な回答用画面70を端末装置30に表示させる。従って、選択用画面60においてユーザによって(例えば、タップ操作によって)何れか1つの選択領域が選択されると次々に選択用画面60が表示され、その後、各選択用画面60において選択されたアイコン画像毎のアンケートの回答を単一の画面(回答用画面70)において受け付けることができる。従って、端末装置30のユーザに対して良好な操作性を実現しつつ、アイコン画像毎のより詳細なアンケートの回答を得ることができる。この結果、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像に関するユーザ調査をより適切に行うことができる。
【0037】
上述した一実施形態では、デジタルコンテンツに対応するアイコン画像を含むと共にユーザによって選択可能な複数の選択領域を有する選択用画面として選択用画面60を例示したが、選択用画面の画面構成はこれに限られない。
図8は、上述した選択用画面60の変形例である選択用画面160の一例を示す。変形例の選択用画面160は、図示するように、複数のアイコン画像(この例では3×4=12つのアイコン画像)が縦方向及び横方向に並べて格子状に選択領域として配置されており、この例では、複数のアイコン画像のうち、ユーザに対して3つのアイコン画像を選択させるようになっている。変形例の選択用画面160においても、上述の選択用画面60と同様に、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像と非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像とが含まれ、
図8の例では、右上隅に配置されているアイコン画像161が、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像である。また、
図8に示すように、表示されている複数のアイコン画像の中からユーザがアイコン画像を選択すると、選択された順序を示す画像がアイコン画像に重畳して表示される。
図8の例では、画像D(上から2行目の左端のアイコン画像)、画像H(上から3行目の中央のアイコン画像)、画像B(上から1行目の中央のアイコン画像)の順にユーザが選択したことになる。この結果、ユーザは、現在選択されているアイコン画像の数を容易に認識することができる。また、ユーザは、選択したアイコン画像を再度選択することで、アイコン画像の選択をキャンセルすることができる。そして、ユーザが次へボタン163を選択すると、2回目の選択用画面160が表示され、上述した一実施形態における選択用画面60と同様に、2回目の選択用画面160では、調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像は1回目の選択用画面160におけるアイコン画像と異なるアイコン画像が用いられ、非調査対象デジタルコンテンツに対応するアイコン画像は1回目の選択用画面160におけるアイコン画像と同一のアイコン画像が用いられる。
【0038】
図8に例示した選択用画面160において、ユーザが詳細を見たいと思うアイコン画像の順番を回答させる設問とすることもできる。この場合、ユーザがアイコン画像を選択する順番が、詳細を見たいと思うアイコン画像の順番に対応する。
図8の例では、画像D、画像H、画像Bの順に、詳細を見たいと思うアイコン画像ということになる。ここで、ユーザが選択したアイコン画像をキャンセルする場合、ユーザがキャンセルしたアイコン画像以外のアイコン画像に付与されている番号(アイコン画像の順番)は変化しないようにすることもできる。即ち、
図8において、例えば「(1)」の画像が重畳して表示されているアイコン画像をユーザがキャンセルした場合には、「(2)」及び「(3)」の画像が重畳して表示されているアイコン画像の順番については変化しない。これによって、ユーザは、アイコン画像を選択し直す際に、選択されている他のアイコン画像については選択した順番を保ったまま、キャンセルしたアイコン画像の順番に対応するアイコン画像のみを選択し直すことができる。
【0039】
なお、変形例の選択用画面160と同様の画面構成を有する画面を用いて、ユーザのデジタルコンテンツに対する趣味嗜好を把握することもできる。例えば、画面上に表示する複数のアイコン画像を、対応するデジタルコンテンツをユーザがイメージし易いようなアイコン画像とすることで、アイコン画像の選択結果からユーザのデジタルコンテンツに対する趣味嗜好を把握することができる。
【0040】
本明細書で説明された処理及び手順は、実施形態中で明示的に説明されたもの以外にも、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの任意の組み合わせによって実現される。より具体的には、本明細書で説明される処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0041】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理または手順は複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は複数のモジュールによって実行され得る。また、本明細書中で説明されるデータ、テーブル、又はデータベースが単一のメモリに格納される旨説明されたとしても、そのようなデータ、テーブル、又はデータベースは、単一の装置に備えられた複数のメモリまたは複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納され得る。さらに、本明細書において説明されるソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、またはより多い構成要素に分解することによって実現することも可能である。
【0042】
本明細書において、発明の構成要素が単数もしくは複数のいずれか一方として説明された場合、又は、単数もしくは複数のいずれとも限定せずに説明された場合であっても、文脈上別に解すべき場合を除き、当該構成要素は単数又は複数のいずれであってもよい。