特許第6378123号(P6378123)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6378123
(24)【登録日】2018年8月3日
(45)【発行日】2018年8月22日
(54)【発明の名称】半導体記憶装置
(51)【国際特許分類】
   G11C 11/418 20060101AFI20180813BHJP
   G11C 8/16 20060101ALI20180813BHJP
   G11C 5/02 20060101ALI20180813BHJP
【FI】
   G11C11/418 100
   G11C8/16
   G11C5/02 100
【請求項の数】5
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2015-76067(P2015-76067)
(22)【出願日】2015年4月2日
(65)【公開番号】特開2016-197476(P2016-197476A)
(43)【公開日】2016年11月24日
【審査請求日】2017年8月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】317011920
【氏名又は名称】東芝デバイス&ストレージ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【弁理士】
【氏名又は名称】赤岡 明
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】堂坂 利彰
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−57775(JP,A)
【文献】 特開2012−256630(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C 11/418
G11C 5/02
G11C 8/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを書き込み、読み出し可能な第1及び第2記憶装置を備え、
前記第1記憶装置は、
第1デコード線と、第1ワード線と、第1ビット線と、第2デコード線と、第2ワード線と、第2ビット線と、
前記第1デコード線に信号を出力するための出力部を有する第1デコーダと、
前記第1デコード線に供給された第1デコード信号に基づいて、前記第1ワード線に信号を出力するための出力部を有する第1制御回路と、
前記第1ビット線に信号を出力するための出力部を有する第1アンプと、
前記第2デコード線に信号を出力する第2デコーダと、
前記第2デコード線に供給された信号に基づいて、前記第2ワード線に第2制御信号を出力する第2制御回路と、
前記第1ワード線に供給される第1制御信号に応じて、前記第1ビット線に供給される第1データ信号に基づいたデータを記憶し、一方、前記第2制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2データ信号を前記第2ビット線に出力する第1メモリセルと、
前記第2ビット線の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第1出力データ信号を出力する第2アンプと、を備え、
前記第2記憶装置は、
第3デコード線と、第3ワード線と、第3ビット線と、第4デコード線と、第4ワード線と、第4ビット線と、
前記第3デコード線に供給された第3デコード信号に基づいて、前記第3ワード線に信号を出力するための出力部を有する第3制御回路と、
前記第4デコード線に信号を出力する第3デコーダと、
前記第4デコード線に供給された信号に基づいて、前記第4ワード線に第4制御信号を出力する第4制御回路と、
前記第3ワード線に供給される第3制御信号に応じて、前記第3ビット線に供給される第3データ信号に基づいたデータを記憶し、一方、前記第4制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第4データ信号を前記第4ビット線に出力する第2メモリセルと、
前記第4ビット線の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第2出力データ信号を出力する第3アンプと、を備え、
前記第1デコード線と前記第3デコード線とが電気的に接続され、
前記第1ビット線と前記第3ビット線とが電気的に接続されている
半導体記憶装置。
【請求項2】
前記第1ワード線は、第1ライトワード線であり、
前記第2ワード線は、第1リードワード線であり、
前記第3ワード線は、第2ライトワード線であり、
前記第4ワード線は、第2リードワード線であり、
前記第1ビット線は、第1ライトビット線であり、
前記第2ビット線は、第1リードビット線であり、
前記第3ビット線は、第2ライトビット線であり、
前記第4ビット線は、第2リードビット線であり、
前記第1アンプは、第1ライトアンプであり、
前記第2アンプは、第1リードセンスアンプであり、
前記第3アンプは、第2リードセンスアンプである
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1記憶装置は、
第1反転ビット線をさらに備え、
前記第1メモリセルは、前記第1制御信号に応じて、前記第1データ信号と、前記第1反転ビット線に供給され且つ前記第1データ信号の論理を反転した第1反転データ信号と、に基づいたデータを記憶することを特徴とする
請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
データを書き込み、読み出し可能な第1及び第2記憶装置を備え、
前記第1記憶装置は、
第1デコード線と、第1ワード線と、第1ビット線と、第2デコード線と、第2ワード線と、第2ビット線と、
前記第1デコード線に信号を出力するための出力部を有する第1デコーダと、
前記第1デコード線に供給された第1デコード信号に基づいて、前記第1ワード線に信号を出力するための出力部を有する第1制御回路と、
前記第1ビット線に信号を出力するための出力部を有する第1アンプと、
前記第2デコード線に信号を出力する第2デコーダと、
前記第2デコード線に供給された信号に基づいて、前記第2ワード線に第2制御信号を出力する第2制御回路と、
前記第1ワード線に供給される第1制御信号に応じて、前記第1ビット線に供給される第1データ信号に基づいたデータを記憶し、一方、前記第2制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2データ信号を前記第2ビット線に出力する第1メモリセルと、
前記第2ビット線の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第1出力データ信号を出力する第2アンプと、を備え、
前記第2記憶装置は、
第3デコード線と、第3ワード線と、第3ビット線と、第4デコード線と、第4ワード線と、第4ビット線と、
前記第3デコード線に供給された第3デコード信号に基づいて、前記第3ワード線に信号を出力するための出力部を有する第3制御回路と、
前記第4デコード線に信号を出力する第3デコーダと、
前記第4デコード線に供給された信号に基づいて、前記第4ワード線に第4制御信号を出力する第4制御回路と、
前記第3ワード線に供給される第3制御信号に応じて、前記第3ビット線に供給される第3データ信号に基づいたデータを記憶し、一方、前記第4制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第4データ信号を前記第4ビット線に出力する第2メモリセルと、
前記第4ビット線の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第2出力データ信号を出力する第3アンプと、を備え、
前記第1ワード線と前記第3ワード線とが電気的に接続され、
前記第1制御回路の出力部と前記第3ワード線とが電気的に接続される
半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1ワード線は、第1ライトワード線であり、
前記第2ワード線は、第1リードワード線であり、
前記第3ワード線は、第2ライトワード線であり、
前記第4ワード線は、第2リードワード線であり、
前記第1ビット線は、第1ライトビット線であり、
前記第2ビット線は、第1リードビット線であり、
前記第3ビット線は、第2ライトビット線であり、
前記第4ビット線は、第2リードビット線であり、
前記第1アンプは、第1ライトアンプであり、
前記第2アンプは、第1リードセンスアンプであり、
前記第3アンプは、第2リードセンスアンプである
請求項4に記載の半導体記憶装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術には、トランジスタの構成を固定化した複数の基本セルを備えた半導体記憶装置がある。そして、この複数の基本セルに接続されるメタル層またはビア層等を修正することにより、基本セル部分を修正することなく半導体記憶装置の異なる動作要求又は回路要求に対して対応している。
【0003】
入出力ポートを複数持つ半導体記憶装置において、上記従来技術を適用した場合、対応したい最大の入出力ポートを持つ半導体記憶装置を基本セルとして使用する。
【0004】
しかしながら、一般的な半導体記憶装置において、入出力ポート数が増えることは、面積は増大するため、多数のポートを使用しない場合は不必要な回路を備えることになり、回路面積の縮小を図ることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−256630
【特許文献2】特開2006−108397
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
回路面積の縮小を図ることが可能な半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に従った半導体記憶装置は、データを書き込み、読み出し可能な第1及び第2記憶装置を備える。
【0008】
データを書き込み、読み出し可能な第1及び第2記憶装置を備え、
前記第1記憶装置は、第1デコード線と、第1ワード線と、第1ビット線と、第2デコード線と、第2ワード線と、第2ビット線と、前記第1デコード線に信号を出力するための出力部を有する第1デコーダと、前記第1デコード線に供給された第1デコード信号に基づいて、前記第1ワード線に信号を出力するための出力部を有する第1制御回路と、前記第1ビット線に信号を出力するための出力部を有する第1アンプと、前記第2デコード線に信号を出力する第2デコーダと、前記第2デコード線に供給された信号に基づいて、前記第2ワード線に第2制御信号を出力する第2制御回路と、前記第1ワード線に供給される第1制御信号に応じて、前記第1ビット線に供給される第1データ信号に基づいたデータを記憶し、一方、前記第2制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2データ信号を前記第2ビット線に出力する第1メモリセルと、前記第2ビット線の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第1出力データ信号を出力する第2アンプと、を備える。
【0009】
前記第2記憶装置は、第3デコード線と、第3ワード線と、第3ビット線と、第4デコード線と、第4ワード線と、第4ビット線と、前記第3デコード線に供給された第3デコード信号に基づいて、前記第3ワード線に信号を出力するための出力部を有する第3制御回路と、前記第4デコード線に信号を出力する第3デコーダと、前記第4デコード線に供給された信号に基づいて、前記第4ワード線に第4制御信号を出力する第4制御回路と、前記第3ワード線に供給される第3制御信号に応じて、前記第3ビット線に供給される第3データ信号に基づいたデータを記憶し、一方、前記第4制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第4データ信号を前記第4ビット線に出力する第2メモリセルと、前記第4ビット線の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第2出力データ信号を出力する第3アンプと、を備える。
【0010】
前記第1デコード線と前記第3デコード線とが電気的に接続され、前記第1ビット線と前記第3ビット線とが電気的に接続され、前記第1アンプの出力部と前記第1ビット線とが電気的に接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置100の構成の一例を示す図である。
図2図2は、図1に示す第1メモリセルC1の構成の一例を示す回路図である。
図3図3は、図1に示す半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例(半導体記憶装置100A)を示す図である。
図4図4は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置200の構成の一例を示す図である。
図5図5は、図4に示す第1メモリセルC1の構成の一例を示す回路図である。
図6図6は、図4に示す半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例(半導体記憶装置200A)を示す図である。
図7図7は、図1に示す第1メモリセルC1の構成の例えば、他の例を示す回路図である。
図8図8A図8Bは、図1に示す半導体記憶装置を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例を示す図である。
図9図9は、第5の実施形態に係る半導体記憶装置500の構成の一例を示す回路図である。
図10図10は、図9に示す半導体記憶装置500のレイアウトの一例を示す図である。
図11図11は、図10のY1−Y1線に沿った断面の一例を示す断面図である。
図12図12は、図10のY2−Y2線に沿った断面の一例を示す断面図である。
図13図13は、第6の実施形態に係る半導体記憶装置600の構成の一例を示す回路図である。
図14図14は、図13に示す半導体記憶装置600のレイアウトの一例を示す図である。
図15図15は、第7の実施形態に係る半導体記憶装置700の構成の一例を示す回路図である。
図16図16は、図15に示す半導体記憶装置700のレイアウトの一例を示す図である。
図17図17は、第8の実施形態に係る半導体記憶装置800の構成の一例を示す回路図である。
図18図18は、図17に示す半導体記憶装置800のレイアウトの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、各実施形態について図面に基づいて説明する。
【第1の実施形態】
【0013】
図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置100の構成の一例を示す図である。
【0014】
図1に示すように、半導体記憶装置100は、データを書き込み、読み出し可能な第1の記憶装置XA及び第2記憶装置XBを備える。なお、図1に示す半導体記憶装置100の回路接続では、2ポートメモリを2つ備えるメモリとして機能する。
【0015】
第1記憶装置XAは、例えば、図1に示すように、第1ライトデコード線LW0、LW1と、第1ライトワード線WLW0、WLW1と、第1ライトビット線BLW0、BLW1と、第1ライト反転ビット線/BLW0、/BLW1と、第1リードデコード線LR0、LR1と、第1リードワード線WLR0、WLR1と、第1リードビット線BLR0、BLR1と、第1リード反転ビット線/BLR0、/BLR1と、第1ライトクロック線CLWと第1リードクロック線CLRを備える。
【0016】
さらに、この第1記憶装置XAは、例えば、図1に示すように、第1ライトデコーダWDと、第1ライト制御回路WC0、WC1と、第1ライトアンプWP0、WP1と、第1リードデコーダRDと、第1リード制御回路RC0、RC1と、第1メモリセルC1、C2、C3、C4と、第1リードセンスアンプRP0、RP1と、を備える。
【0017】
第1ライトデコーダWDは、入力端子WA0を介して入力された信号に基づいて、第1ライトデコード線LW0、LW1に信号を出力するための出力部を有する。
【0018】
第1ライトデコード線LW0に供給された第1ライトデコード信号と、第1ライトクロック線CLWに供給される信号とに基づいて、第1ライトワード線WLW0に信号を出力するための出力部を有する。
【0019】
また、第1ライト制御回路WC1は、第1ライトデコード線LW1に供給された第1ライトデコード信号と、第1ライトクロック線CLWに供給される信号とに基づいて、第1ライトワード線WLW1に信号を出力するための出力部を有する。
【0020】
第1ライトアンプWP0は、入力端子AI0を介して入力された信号に基づいて、第1ライトビット線BLW0および第1ライト反転ビット線/BLW0に信号を出力するための出力部を有する。
【0021】
また、第1ライトアンプWP1は、入力端子AI1を介して入力された信号に基づいて、第1ライトビット線BLW1および第1ライト反転ビット線/BLW1に信号を出力するための出力部を有する。
【0022】
また、第1リードデコーダRDは、入力端子RA0を介して入力された信号に基づいて、第1リードデコード線LR0、LR1に信号を出力するための出力部を有する。
【0023】
第1リード制御回路RC0は、第1リードデコード線LR0に供給された信号に基づいて、第1リードワード線WLR0に第1リード制御信号を出力する。また、第1リード制御回路RC1は、第1リードデコード線LR1に供給された信号に基づいて、第1リードワード線WLR1に第1リード制御信号を出力する。
【0024】
第1メモリセルC1は、第1ライトワード線WLW0、第1リードワード線WLR0、第1リードビット線BLR0、第1リード反転ビット線/BLR0、第1ライトビット線BLW0、及び、第1ライト反転ビット線/BLW0が接続されている。
【0025】
この第1メモリセルC1は、第1ライトワード線WLW0に供給される第1ライト制御信号に応じて、第1ライトビット線BLW0に供給される第1ライトデータ信号と、第1ライト反転ビット線/BLW0に供給され且つこの第1ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
一方、第1メモリセルC1は、第1リードワード線WLR0に供給される第1リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第1リードデータ信号を第1リードビット線BLR0に出力するとともに、この第1リードデータ信号の論理を反転した第1リード反転データ信号を第1リード反転ビット線/BLR0に出力する。
【0026】
また、第1メモリセルC2は、第1ライトワード線WLW1、第1リードワード線WLR1、第1リードビット線BLR0、第1リード反転ビット線/BLR0、第1ライトビット線BLW0、及び、第1ライト反転ビット線/BLW0が接続されている。
【0027】
この第1メモリセルC2は、第1ライトワード線WLW1に供給される第1ライト制御信号に応じて、第1ライトビット線BLW0に供給される第1ライトデータ信号と、第1ライト反転ビット線/BLW0に供給され且つこの第1ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
一方、第1メモリセルC2は、第1リードワード線WLR1に供給される第1リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第1リードデータ信号を第1リードビット線BLR0に出力するとともに、この第1リードデータ信号の論理を反転した第1リード反転データ信号を第1リード反転ビット線/BLR0に出力する。
【0028】
また、第1メモリセルC3は、第1ライトワード線WLW0、第1リードワード線WLR0、第1リードビット線BLR1、第1リード反転ビット線/BLR1、第1ライトビット線BLW1、及び、第1ライト反転ビット線/BLW1が接続されている。
【0029】
この第1メモリセルC3は、第1ライトワード線WLW0に供給される第1ライト制御信号に応じて、第1ライトビット線BLW1に供給される第1ライトデータ信号と、第1ライト反転ビット線/BLW1に供給され且つこの第1ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
一方、第1メモリセルC3は、第1リードワード線WLR0に供給される第1リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第1リードデータ信号を第1リードビット線BLR1に出力するとともに、この第1リードデータ信号の論理を反転した第1リード反転データ信号を第1リード反転ビット線/BLR1に出力する。
【0030】
また、第1メモリセルC4は、第1ライトワード線WLW1、第1リードワード線WLR1、第1リードビット線BLR1、第1リード反転ビット線/BLR1、第1ライトビット線BLW1、及び、第1ライト反転ビット線/BLW1が接続されている。
【0031】
この第1メモリセルC4は、第1ライトワード線WLW1に供給される第1ライト制御信号に応じて、第1ライトビット線BLW1に供給される第1ライトデータ信号と、第1ライト反転ビット線/BLW1に供給され且つ第1ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
一方、第1メモリセルC4は、第1リードワード線WLR1に供給される第1リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第1リードデータ信号を第1リードビット線BLR1に出力するとともに、この第1リードデータ信号の論理を反転した第1リード反転データ信号を第1リード反転ビット線/BLR1に出力する。
【0032】
第1リードセンスアンプRP0は、第1リードビット線BLR0及び第1リード反転ビット線/BLR0の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第1出力データ信号を出力端子AO0に出力する。
【0033】
また、第1リードセンスアンプRP1は、第1リードビット線BLR1及び第1リード反転ビット線/BLR1の信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第1出力データ信号を出力端子AO1に出力する。
【0034】
第2記憶装置XBは、例えば、図1に示すように、第2ライトデコード線LW0b、LW1bと、第2ライトワード線WLW0b、WLW1bと、第2ライトビット線BLW0b、BLW1bと、第2ライト反転ビット線/BLW0b、/BLW1bと、第2リードデコード線LR0b、LR1bと、第2リードワード線WLR0b、WLR1bと、第2リードビット線BLR0b、BLR1bと、第2リード反転ビット線/BLR0b、/BLR1bと、第2ライトクロック線CLWbと、第2リードクロック線CLRbを備える。
【0035】
さらに、第2記憶装置XBは、例えば、図1に示すように、第2ライトデコーダWDbと、第2ライト制御回路WC0b、WC1bと、第2ライトアンプWP0b、WP1bと、第2リードデコーダRDbと、第2リード制御回路RC0b、RC1bと、第2メモリセルC1b、C2b、C3b、C4bと、第2リードセンスアンプRP0b、RP1bと、を備える。
【0036】
第2ライトデコーダWDbは、入力端子WB0を介して入力された信号に基づいて、第2ライトデコード線LW0b、LW1bに信号を出力するための出力部を有する。
【0037】
第2ライト制御回路WC0bは、第2ライトデコード線LW0bに供給された第2ライトデコード信号に基づいて、第2ライトワード線WLW0bに信号を出力するための出力部を有する。
【0038】
また、第2ライト制御回路WC1bは、第2ライトデコード線LW1bに供給された第2ライトデコード信号に基づいて、第2ライトワード線WLW1bに信号を出力するための出力部を有する。
【0039】
第2ライトアンプWP0bは、入力端子BI0を介して入力された信号に基づいて、第2ライトビット線BLW0bおよび第2ライト反転ビット線/BLW0bに信号を出力するための出力部を有する。また、第2ライトアンプWP1bは、入力端子BI1を介して入力された信号に基づいて、第2ライトビット線BLW1bおよび第2ライト反転ビット線/BLW1bに信号を出力するための出力部を有する。
【0040】
第2リードデコーダRDbは、入力端子RB0を介して入力された信号に基づいて、第2リードデコード線LR0b、LR1bに信号を出力するための出力部を有する。
【0041】
第2リード制御回路RC0bは、第2リードデコード線LR0bおよびクロック線CLWbに供給される信号に基づいて、第2リードワード線WLR0bに第2リード制御信号を出力する。
【0042】
また、第2リード制御回路RC1bは、第2リードデコード線LR1bおよびクロック線CLWbに供給される信号に基づいて、第2リードワード線WLR1bに第2リード制御信号を出力する。
【0043】
また、第2メモリセルC1bは、第2ライトワード線WLW0b、第2リードワード線WLR0b、第2リードビット線BLR0b、第2リード反転ビット線/BLR0b、第2ライトビット線BLW0b、及び、第2ライト反転ビット線/BLW0bが接続されている。
【0044】
この第2メモリセルC1bは、第2ライトワード線WLW0bに供給される第2ライト制御信号に応じて、第2ライトビット線BLW0bに供給される第2ライトデータ信号と、第2ライト反転ビット線/BLW0bに供給され且つこの第2ライトデータ信号の論理を反転した第2ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
【0045】
一方、第2メモリセルC1bは、第2リードワード線WLR0bに供給される第2リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2リードデータ信号を第2リードビット線BLR0bに出力するとともに、この第2リードデータ信号の論理を反転した第2リード反転データ信号を第2リード反転ビット線/BLR0bに出力する。
【0046】
また、第2メモリセルC2bは、第2ライトワード線WLW1b、第2リードワード線WLR1b、第2リードビット線BLR0b、第2リード反転ビット線/BLR0b、第2ライトビット線BLW0b、及び、第2ライト反転ビット線/BLW0b、が接続されている。
【0047】
この第2メモリセルC2bは、第2ライトワード線WLW1bに供給される第2ライト制御信号に応じて、第2ライトビット線BLW0bに供給される第2ライトデータ信号と、第2ライト反転ビット線/BLW0bに供給され且つこの第2ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
【0048】
一方、第2メモリセルC2bは、第2リードワード線WLR1bに供給される第2リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2リードデータ信号を第2リードビット線BLR0bに出力するとともに、この第2リードデータ信号の論理を反転した第2リード反転データ信号を第2リード反転ビット線/BLR1bに出力する。
【0049】
また、第2メモリセルC3bは、第2ライトワード線WLW0b、第2リードワード線WLR0b、第2リードビット線BLR1b、第2リード反転ビット線/BLR1b、第2ライトビット線BLW1b、及び、第2ライト反転ビット線/BLW1bが接続されている。
【0050】
この第2メモリセルC3bは、第2ライトワード線WLW0bに供給される第2ライト制御信号に応じて、第2ライトビット線BLW1bに供給される第2ライトデータ信号と、第2ライト反転ビット線/BLW1bに供給され且つ第2ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
【0051】
一方、第2メモリセルC3bは、第2リードワード線WLR0bに供給される第2リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2リードデータ信号を第2リードビット線BLR1bに出力するとともに、この第2リードデータ信号の論理を反転した第2リード反転データ信号を第2リード反転ビット線/BLR0bに出力する。
【0052】
また、第2メモリセルC4bは、第2ライトワード線WLW1b、第2リードワード線WLR1b、第2リードビット線BLR1b、第2リード反転ビット線/BLR1b、第2ライトビット線BLW1b、及び、第2ライト反転ビット線/BLW1bが接続されている。
【0053】
この第2メモリセルC4bは、第2ライトワード線WLW1bに供給される第2ライト制御信号に応じて、第2ライトビット線BLW1bに供給される第2ライトデータ信号と、第2ライト反転ビット線/BLW1bに供給され且つ第2ライトデータ信号の論理を反転した第1ライト反転データ信号と、に基づいたデータを記憶する。
【0054】
一方、第2メモリセルC4bは、第2リードワード線WLR1bに供給される第2リード制御信号に応じて、記憶しているデータに基づいた第2リードデータ信号を第2リードビット線BLR1bに出力するとともに、この第2リードデータ信号の論理を反転した第2リード反転データ信号を第2リード反転ビット線/BLR1bに出力する。
【0055】
第2リードセンスアンプRP0bは、第2リードビット線BLR0b及び第2リード反転ビット線/BLR0bの信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第2出力データ信号を出力端子BO0に出力する。
【0056】
また、第2リードセンスアンプRP1bは、第2リードビット線BLR1b及び第2リード反転ビット線/BLR1bの信号をセンスし、このセンスした信号に基づいて第2出力データ信号を出力端子BO1に出力する。
【0057】
ここで、図2は、図1に示す第1メモリセルC1の構成の一例を示す回路図である。なお、図2の例では、第1導電形のMOSトランジスタをpMOSトランジスタとし、第2導電形のMOSトランジスタをnMOSトランジスタとして記載している。しかし、第1導電形のMOSトランジスタをnMOSトランジスタとし、第2導電形のMOSトランジスタをpMOSトランジスタとしてもよい。
【0058】
例えば、図2に示すように、第1メモリセルC1は、第1導電形の第1駆動MOSトランジスタT1と、第1導電形の第2駆動MOSトランジスタT2と、第2導電形の第3駆動MOSトランジスタT3と、第2導電形の第4駆動MOSトランジスタT4と、第2導電形の第1選択MOSトランジスタM1と、第2導電形の第2選択MOSトランジスタM2と、第2導電形の第3選択MOSトランジスタM3と、第2導電形の第4選択MOSトランジスタM4と、を備える。
【0059】
第1駆動MOSトランジスタT1は、一端(ソース)が第1電位線(電源線)VDDに接続され、他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0060】
第2駆動MOSトランジスタT2は、一端(ソース)が第1電位線VDDに接続され、他端(ドレイン)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0061】
第3駆動MOSトランジスタT3は、一端(ソース)が第2電位線(接地線)VSSに接続され、他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0062】
第4駆動MOSトランジスタT4は、一端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、他端(ドレイン)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0063】
また、第1選択MOSトランジスタM1は、一端(ドレイン)が第1ライトビット線BLW0に接続され、他端(ソース)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第1ライトワード線WLW0に接続されている。
【0064】
第2選択MOSトランジスタM2は、一端(ドレイン)が第1ライト反転ビット線/BLW0に接続され、他端(ソース)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ライトワード線WLW0に接続されている。
【0065】
第3選択MOSトランジスタM3は、一端(ドレイン)が第1リードビット線BLR0に接続され、他端(ソース)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第1リードワード線WLR0に接続されている。
【0066】
第4選択MOSトランジスタM4は、一端(ドレイン)が第1リード反転ビット線/BLR0に接続され、他端(ソース)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1リードワード線WLR0に接続されている。
【0067】
この第1メモリセルC1は、2入力、2出力のSRAM(Static Random Access Memory)として動作する。
【0068】
なお、他の第1メモリセルC2、C3、C4、及び第2メモリセルC1b、C2b、C3b、C4bも、図2に示す第1メモリセルC1と同様の回路構成を有する。
【0069】
次に、以上のような構成を有する半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例について説明する。なお、既述のように、図1に示す半導体記憶装置100の回路接続では、2ポートメモリを2つ備えるメモリとして機能する。
【0070】
図3は、図1に示す半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例(半導体記憶装置100A)を示す図である。なお、この図3において、図1と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0071】
図3のX1で示すように、第1ライトデコード線LW0と第2ライトデコード線LW0bとが電気的に接続されている。さらに、第1ライトデコード線LW1と第2ライトデコード線LW1bとが電気的に接続されている。さらに、第1ライトクロック線CLWと第2ライトクロック線CLWbとが電気的に接続されている。
【0072】
これにより、第1ライトデコーダWDは、入力端子WA0を介して入力された第1入力ライト信号に応じて、第1ライトデコード線LW0、LW1に、第1ライトデコード信号を出力する。この場合、第2ライトデコード信号は、第1ライトデコード信号となる。
【0073】
一方、図3のX2で示すように、第2ライトデコーダWDbの出力部と第2ライトデコード線LW0b、LW1bとが電気的に遮断されている。さらに、第2ライトクロック線CLWbと入力端子WBCLKとが電気的に遮断されている。
【0074】
そして、入力端子WB0、WBCLKは使用しない(ポートとして機能しない)。
【0075】
また、図3のX4で示すように、第1ライトビット線BLW0、BLW1と第2ライトビット線BLW0b、BLW1b、第1ライト反転ビット線/BLW0,/BLW1と第2ライト反転ビット線BLW0b、BLW1bとが電気的に接続されている。
【0076】
これにより、第1ライトアンプWP0、WP1は、入力端子AI0、AI1を介して入力された第1入力データ信号に応じて、第1ライトデータ信号を出力する。この場合、第2ライトデータ信号は、第1ライトデータ信号となる。
【0077】
一方、図3のX3で示すように、第2ライトアンプWP0bの出力部と第2ライトビット線BLW0b及び第2ライト反転ビット線/BLW0bとが電気的に遮断されている。第2ライトアンプWP1bの出力部と第2ライトビット線BLW1b及び第2ライト反転ビット線/BLW1bとが電気的に遮断されている。
【0078】
そして、入力端子BI0、BI1は使用しない。
【0079】
このように、図3に示す回路接続により、半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させることができる。すなわち、半導体記憶装置100Aは、第1ライトワード線と第2ライトワード線が同時に開きデータをライトし(1つのポートに接続された第1ライトビット線と第2ライトビット線とが電気的に接続された第1の記憶装置XAと第2の記憶装置XBのメモリセルCellに同じデータを書込み)、読出しはそれぞれのメモリセルCellから、第1の記憶装置XAと第2の記憶装置XBのそれぞれのポート(2ポート)で読み出す。このため、半導体記憶装置100Aは、3ポートメモリとして動作する。
【0080】
これにより、半導体記憶装置100はメタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【0081】
以上のように、本第1の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、回路面積の縮小を図ることができる。
【0082】
本例では、2つの2ポートメモリの接続を変更することで3ポートメモリとして機能させる構成を説明した。しかし、書込み読出しのポートを2つずつ備える、2つのデュアルポートメモリの接続を変更することでも、3ポートメモリとして機能させることも可能である。すなわち、2つのデュアルポートメモリ間で、一方のポートに対応する書込み読出しのビット線を共通に接続して、2つのワード線が同時に開きデータをライトし、読出しはそれぞれのメモリセルから、2つのデュアルポートメモリのそれぞれの残りのポート(2ポート)で書き込み読出することで、3ポートメモリとして機能させることも可能である。
【第2の実施形態】
【0083】
図4は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置200の構成の一例を示す図である。なお、この図4において、図1と同じ符号は、第1の実施形態と同様の構成を示し、説明を省略する。
【0084】
図4に示すように、半導体記憶装置200は、データを書き込み、読み出し可能な第1の記憶装置XA及び第2記憶装置XBを備える。なお、図4に示す半導体記憶装置200の回路接続では、2ポートメモリを2つ備えるメモリとして機能する。
【0085】
第1記憶装置XAは、図4に示すように、図1の構成と比較して、第1リード反転ビット線/BLR0、/BLR1が省略されている。
【0086】
さらに、第2記憶装置XBは、図4に示すように、図1の構成と比較して、第2リード反転ビット線/BLR0b、/BLR1bが省略されている。
【0087】
この半導体記憶装置200のその他の構成は、図1に示す半導体記憶装置100と同様である。
【0088】
ここで、図5は、図4に示す第1メモリセルC1の構成の一例を示す回路図である。
【0089】
図5に示すように、第1メモリセルC1は、例えば、第1導電形の第1駆動MOSトランジスタT1と、第1導電形の第2駆動MOSトランジスタT2と、第2導電形の第3駆動MOSトランジスタT3と、第2導電形の第4駆動MOSトランジスタT4と、第2導電形の第1選択MOSトランジスタM1と、第2導電形の第2選択MOSトランジスタM2と、第2導電形の第3選択MOSトランジスタM3と、第2導電形の第4選択MOSトランジスタM4と、を備える。
【0090】
第1駆動MOSトランジスタT1は、一端(ソース)が第1電位線(電源線)VDDに接続され、他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0091】
第2駆動MOSトランジスタT2は、一端(ソース)が第1電位線VDDに接続され、他端(ドレイン)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0092】
第3駆動MOSトランジスタT3は、一端(ソース)が第2電位線(接地線)VSSに接続され、他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0093】
第4駆動MOSトランジスタT4は、一端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、他端(ドレイン)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0094】
第1選択MOSトランジスタM1は、一端(ドレイン)が第1ライトビット線BLW0に接続され、他端(ソース)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第1ライトワード線WLW0に接続されている。
【0095】
第2選択MOSトランジスタM2は、一端(ドレイン)が第1ライト反転ビット線/BLW0に接続され、他端(ソース)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ライトワード線WLW0に接続されている。
【0096】
第3選択MOSトランジスタM3は、一端(ドレイン)が第1リードビット線BLR0に接続され、ゲートが第1リードワード線WLR0に接続されている。
【0097】
第4選択MOSトランジスタM4は、一端(ドレイン)が第3選択MOSトランジスタM3の他端(ソース)に接続され、他端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0098】
この第1メモリセルC1は、2入力、1出力のSRAMとして動作する。
【0099】
なお、他の第1メモリセルC2、C3、C4、第2メモリセルC1b、C2b、C3b、C4bも、図5に示す第1メモリセルC1と同様の回路構成を有する。
【0100】
次に、以上のような構成を有する半導体記憶装置200を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例について説明する。
【0101】
図6は、図4に示す半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例(半導体記憶装置200A)を示す図である。なお、この図6において、図3と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0102】
図6に示す回路構成は、図3の回路構成と比較して、第1リード反転ビット線/BLR0、/BLR1、及び第2リード反転ビット線/BLR0b、/BLR1bが省略されている。その他の回路構成は、図3の回路構成と同様である。
【0103】
このように、図3に示す回路接続により、半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させることができる。すなわち、半導体記憶装置200Aは、第1ライトワード線と第2ライトワード線が同時に開きデータをライトし(2つのメモリセルCellに同じデータを書込み)、読出しはそれぞれのメモリセルCellから、それぞれのポートで読み出すため、3ポートメモリとして動作する。
【0104】
そして、以上のような構成を有する半導体記憶装置200のその他の機能は、第1の実施形態の機能と同様である。
【0105】
すなわち、本第2の実施形態に係る半導体記憶装置200によれば、第1の実施形態と同様に、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【第3の実施形態】
【0106】
図7は、図1に示す第1メモリセルC1の他の構成例を示す回路図である。なお、この図7において、図5と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0107】
図7に示すように、第1メモリセルC1は、図5の回路構成と比較して、第2導電形の第5選択MOSトランジスタM5と、第2導電形の第6選択MOSトランジスタM6と、をさらに備える。
【0108】
第5選択MOSトランジスタM5は、一端(ドレイン)が第1リード反転ビット線/BLR0に接続され、ゲートが第1リードワード線WLR0に接続されている。
【0109】
第6選択MOSトランジスタM6は、一端(ドレイン)が第5選択MOSトランジスタM5の他端(ソース)に接続され、他端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0110】
この第1メモリセルC1は、2入力、2出力のSRAMとして動作する。
【0111】
なお、他の第1メモリセルC2、C3、及びC4、第2メモリセルC1b、C2b、C3b、C4bも、図7に示す第1メモリセルC1と同様の回路構成を有する。
【0112】
なお、このような構成を有する第1メモリセルC1、C2、C3、C4、及び第2メモリセルC1b、C2b、C3b、C4bは、図1に示す半導体記憶装置100に適用される。この図7に示す第1メモリセルC1、C2、C3、C4を備えた半導体記憶装置100を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例は、図3に示す回路接続(半導体記憶装置100A)になる。
【0113】
このように、図3に示す回路接続により、半導体記憶装置を3ポートメモリとして機能させることができる。すなわち、本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1ライトワード線と第2ライトワード線が同時に開きデータをライトし(2つのメモリセルに同じデータを書込み)、読出しはそれぞれのメモリセルから、それぞれのポートで読み出すため、3ポートメモリとして動作する。
【0114】
そして、以上のような構成を有する半導体記憶装置の機能は、第1の実施形態の機能と同様である。
【0115】
すなわち、本第3の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、第1の実施形態と同様に、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【第4の実施形態】
【0116】
本第4の実施形態では、半導体記憶装置を3ポートメモリとして機能させる回路接続のさらに他の例について説明する。
【0117】
図8A,Bは、図1に示す半導体記憶装置を3ポートメモリとして機能させる回路接続の一例を示す図である。なお、既述の図1においては、第1記憶装置XAと第2記憶装置XBとが縦に並んで配置されているが、この図8においては、第1記憶装置XAと第2記憶装置XBとが横に並んで配置されている。また、この図8において、図1と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0118】
図8A,Bに示すように、半導体記憶装置400は、データを書き込み、読み出し可能な第1の記憶装置XA及び第2記憶装置XBを備える。
【0119】
図8AのX5で示すように、第2ライト制御回路WC0b、WC1bの出力部と第2ライトワード線WLW0b、WLW1bとが電気的に遮断されている。
【0120】
さらに、図8A,BのX6で示すように、第1ライトワード線WLW0、WLW1と第2ライトワード線WLW0b、WLW1bとが電気的に接続されている。さらに、第1ライト制御回路WC0、WC1の出力部と第1ライトワード線WLW0、WLW1とが電気的に接続される。
【0121】
これにより、第1ライトデコーダWDは、第1入力ライト信号WA0に応じて、第1ライトワード線WLW0、WLW1に、第1ライトデコード信号を出力する。そして、第2ライトワード線WLW0b、WLW1bの第2ライトデコード信号は、第1ライトデコード信号となる。
【0122】
また、図8A,BのX7で示すように、第2ライトアンプWP0b、WP1bは、入力部が第1ライトアンプWP0、WP1の入力部に接続されている。
【0123】
これにより、第1ライトアンプWP0、WP1は、入力端子AI0、AI1を介して入力された第1入力データ信号に応じて、第1ライトデータ信号を出力する。さらに、第2ライトアンプWP0b、WP1bは、入力端子AI0、AI1を介して入力された第1入力データ信号に応じて、第2ライトデータ信号を出力する。
【0124】
このように、図8A,Bに示す回路接続により、半導体記憶装置400を3ポートメモリとして機能させることができる。すなわち、半導体記憶装置400は、第1ライトワード線と第2ライトワード線が同時に開きデータをライトし(2つのメモリセルに同じデータを書込み)、読出しはそれぞれのメモリセルから、それぞれのポートで読み出すため、3ポートメモリとして動作する。
【0125】
そして、以上のような構成を有する半導体記憶装置400のその他の機能は、第1の実施形態の機能と同様である。
【0126】
すなわち、本第4の実施形態に係る半導体記憶装置400によれば、第1の実施形態と同様に、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【第5の実施形態】
【0127】
本第5の実施形態では、半導体記憶装置を2ポートメモリとして機能させる回路接続のさらに他の例について説明する。
【0128】
図9は、第5の実施形態に係る半導体記憶装置500の構成の一例を示す回路図である。また、図10は、図9に示す半導体記憶装置500のレイアウトの一例を示す図である。また、図11は、図10のY1−Y1線に沿った断面の一例を示す断面図である。また、図12は、図10のY2−Y2線に沿った断面の一例を示す断面図である。なお、図9の例では、第1導電形のMOSトランジスタをpMOSトランジスタとし、第2導電形のMOSトランジスタをnMOSトランジスタとして記載している。しかし、第1導電形のMOSトランジスタをnMOSトランジスタとし、第2導電形のMOSトランジスタをpMOSトランジスタとしてもよい。
【0129】
図9ないし図12に示すように、半導体記憶装置500は、第1ワード線WLAおよび第2ワード線WLBと、第1ビット線BL、第2ビット線/BL、第2導電形の第1選択MOSトランジスタPG1と、第2導電形の第2選択MOSトランジスタPG2と、第1導電形の第1駆動MOSトランジスタPU1と、第1導電形の第2駆動MOSトランジスタPU2と、第2導電形の第1駆動MOSトランジスタPD1と、第2導電形の第4駆動MOSトランジスタPD2と、第2導電形の第3選択MOSトランジスタPG1bと、第2導電形の第4選択MOSトランジスタPG2bと、第1導電形の第5駆動MOSトランジスタPU1bと、第1導電形の第6駆動MOSトランジスタPU2bと、第2導電形の第7駆動MOSトランジスタPD1bと、第2導電形の第8駆動MOSトランジスタPD2bと、接続線CNと、を備える。
【0130】
第1選択MOSトランジスタPG1は、一端(ドレイン)が第1ビット線BLに接続され、他端(ソース)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第1ワード線WLAに接続されている。
【0131】
第2選択MOSトランジスタPG2は、一端(ドレイン)が第2ビット線/BLに接続され、他端(ソース)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ワード線WLAに接続されている。
【0132】
第1駆動MOSトランジスタPU1は、一端(ソース)が第1電位線(電源線)VDDに接続され、他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0133】
第2駆動MOSトランジスタPU2は、一端(ソース)が第1電位線VDDに接続され、他端(ドレイン)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0134】
第3駆動MOSトランジスタPD1は、一端(ソース)が第2電位線(接地線)VSSに接続され、他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されている。
【0135】
第4駆動MOSトランジスタPD2は、一端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、他端(ドレイン)が第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1に接続されている。
【0136】
これらの第1、第2選択MOSトランジスタPG1、PG2、第1、第2、第3、第4駆動MOSトランジスタPU1、PU2、PD1、PD2は、SRAMを構成する。
【0137】
また、第3選択MOSトランジスタPG1bは、一端(ドレイン)が第1ビット線BLに接続され、他端(ソース)が第3ノードN1bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0138】
第4選択MOSトランジスタPG2bは、一端(ドレイン)が第2ビット線/BLに接続され、他端(ソース)が第4ノードN2bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0139】
第5駆動MOSトランジスタPU1bは、一端(ソース)が第1電位線VDDに接続され、他端(ドレイン)が第3ノードN1bに接続され、ゲートが第4ノードN2bに接続されている。
【0140】
第6駆動MOSトランジスタPU2bは、一端(ソース)が第1電位線VDDに接続され、他端(ドレイン)が第4ノードN2bに接続され、ゲートが第3ノードN1bに接続されている。
【0141】
第7駆動MOSトランジスタPD1bは、一端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、他端(ドレイン)が第3ノードN1bに接続され、ゲートが第4ノードN2bに接続されている。
【0142】
第8駆動MOSトランジスタPD2bは、一端(ソース)が第2電位線VSSに接続され、他端(ドレイン)が第4ノードN2Bに接続され、ゲートが第3ノードN1bに接続されている。
【0143】
これらの第3、第4選択MOSトランジスタPG1b、PG2b、第5、第6、第7、第8駆動MOSトランジスタPU1b、PU2b、PD1b、PD2bは、SRAMを構成する。
【0144】
このように、半導体記憶装置500は、2つのメモリセル(SRAM)を含む。
【0145】
ここで、図10ないし図12に示すように、半導体記憶装置500は、MOSトランジスタが形成される活性化領域AAと、ゲート電極GCが設けられる配線層CSと、配線層CS上に設けられたメタル層M1と、メタル層M1上に設けられたビア層V2と、ビア層V2上に設けられたメタル層M2と、メタル層M2上に設けられたビア層V3と、ビア層V3上に設けられたメタル層M3と、を含む。
【0146】
そして、第2ノードN2と第4ノードN2bとが、メタル層M1に設けられた接続線CNで電気的に接続されている。なお、この接続線CNは、配線層CS、または、ゲート電極層GC等の他の層に設けられていてもよい。さらに、既述のように、第1、第3選択MOSトランジスタPG1、PG1bは、一端(ドレイン)が第1ビット線BLにされている。さらに、第2、第4選択MOSトランジスタPG2、PG2bは、一端(ドレイン)が第2ビット線/BLにされている。これにより、半導体記憶装置500を選択線(第1、第2ワード線WLA、WLB)が2つである2ポートメモリとして機能させることができる。
【0147】
以上のように、本第5の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【第6の実施形態】
【0148】
本第6の実施形態では、半導体記憶装置を2ポートメモリとして機能させる回路接続のさらに他の例について説明する。
【0149】
図13は、第6の実施形態に係る半導体記憶装置600の構成の一例を示す回路図である。また、図14は、図13に示す半導体記憶装置600のレイアウトの一例を示す図である。また、この図13図14において、図9、10と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0150】
図13ないし図14に示すように、半導体記憶装置600は、第5の実施形態と比較して、第3ビット線BLb、および第4ビット線/BLbをさらに備える。
【0151】
ここで、第3選択MOSトランジスタPG1bは、一端(ドレイン)が第3ビット線BLbに接続され、他端(ソース)が第3ノードN1bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0152】
また、第4選択MOSトランジスタPG2bは、一端(ドレイン)が第4ビット線/BLbに接続され、他端(ソース)が第4ノードN2bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0153】
さらに、第2ノードN2と第4ノードN2bとが、メタル層M1に設けられた接続線CNで電気的に接続されている。
【0154】
これにより、半導体記憶装置600を選択線(第1、第2ワード線WLA、WLB)が2つである2ポートメモリとして機能させることができる。
【0155】
この半導体記憶装置600のその他の構成は、第5の実施形態に係る半導体記憶装置500と同様である。
【0156】
以上のように、本第6の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【第7の実施形態】
【0157】
本第7の実施形態では、半導体記憶装置を2ポートメモリとして機能させる回路接続のさらに他の例について説明する。
【0158】
図15は、第7の実施形態に係る半導体記憶装置700の構成の一例を示す回路図である。また、図16は、図15に示す半導体記憶装置700のレイアウトの一例を示す図である。また、この図15図16において、図9、10と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0159】
図15ないし図16に示すように、半導体記憶装置700は、第5の実施形態と比較して、第3ビット線BLb、および第4ビット線/BLbをさらに備える。
【0160】
ここで、第3選択MOSトランジスタPG1bは、一端(ドレイン)が第3ビット線BLbに接続され、他端(ソース)が第3ノードN1bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0161】
また、第4選択MOSトランジスタPG2bは、一端(ドレイン)が第4ビット線/BLbに接続され、他端(ソース)が第4ノードN2bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0162】
さらに、第1ノードN1と第3ノードN1bとが、メタル層M1に設けられた接続線CNで電気的に接続されている。なお、この接続線CNは、配線層CS、または、ゲート電極層GC等の他の層に設けられていてもよい。
【0163】
これにより、半導体記憶装置700を選択線(第1、第2ワード線WLA、WLB)が2つである2ポートメモリとして機能させることができる。
【0164】
この半導体記憶装置700のその他の構成は、第5の実施形態に係る半導体記憶装置500と同様である。
【0165】
これにより、半導体記憶装置700において、調整可能な入出力ポートのための回路が不要となるので、ポートを使用しない場合は不必要な回路を削減ことになり、回路面積の縮小を図ることができる。
【0166】
以上のように、本第7の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【第8の実施形態】
【0167】
本第8の実施形態では、半導体記憶装置を2ポートメモリとして機能させる回路接続のさらに他の例について説明する。
【0168】
図17は、第8の実施形態に係る半導体記憶装置800の構成の一例を示す回路図である。また、図18は、図17に示す半導体記憶装置800のレイアウトの一例を示す図である。また、この図17図18において、図9、10と同じ符号は、同様の構成を示し、説明を省略する。
【0169】
図17ないし図18に示すように、半導体記憶装置800は、第5の実施形態と比較して、第3ビット線BLb、および第4ビット線/BLbをさらに備える。
【0170】
ここで、第3選択MOSトランジスタPG1bは、一端(ドレイン)が第3ビット線BLbに接続され、他端(ソース)が第3ノードN1bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0171】
また、第4選択MOSトランジスタPG2bは、一端(ドレイン)が第4ビット線/BLbに接続され、他端(ソース)が第4ノードN2bに接続され、ゲートが第2ワード線WLBに接続されている。
【0172】
さらに、第1ノードN1と第3ノードN1bとが、メタル層M1に設けられた接続線CN1で電気的に接続されている。
【0173】
さらに、第2ノードN2と第4ノードN2bとが、メタル層M1に設けられた接続線CN2で電気的に接続されている。
【0174】
なお、これら接続線CNは、配線層CS、または、ゲート電極層GC等の他の層に設けられていてもよい。
【0175】
これにより、半導体記憶装置800を選択線(第1、第2ワード線WLA、WLB)が2つである2ポートメモリとして機能させることができる。
【0176】
この半導体記憶装置700のその他の構成は、第5の実施形態に係る半導体記憶装置500と同様である。
【0177】
以上のように、本第8の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、メタル層またはビア層のみを修正することにより記憶装置のポート数を可変することができる。さらに、少ないポート数で使用する場合は、多数ポート数で使用する場合に比べ、記憶容量を増やすことができるため、回路面積あたりの記憶容量の増加を図ることができる。
【0178】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0179】
100、200、300、400、500、600、700、800 半導体記憶装置
XA 第1記憶装置
LW0、LW1 第1ライトデコード線
WLW0、WLW1 第1ライトワード線
BLW0、BLW1 第1ライトビット線
LR0、LR1 第1リードデコード線
WLR0、WLR1 第1リードワード線
BLR0、BLR1 第1リードビット線
WD 第1ライトデコーダ
WC0、WC1 第1ライト制御回路
WP0、WP1 第1ライトアンプ
RD 第1リードデコーダ
RC0、RC1 第1リード制御回路
C1、C2、C3、C4 第1メモリセル
XB 第2記憶装置
LW0b、LW1b 第2ライトデコード線
WLW0b、WLW1b 第2ライトワード線
BLW0b、BLW1b 第2ライトビット線
LR0b、LR1b 第2リードデコード線
WLR0b、WLR1b 第2リードワード線
BLR0b、BLR1b 第2リードビット線
WDb 第2ライトデコーダ
WC0b、WC1b 第2ライト制御回路
WP0b、WP1b 第2ライトアンプ
RDb 第2リードデコーダ
RC0b、RC1b 第2リード制御回路
C1b、C2b、C3b、C4b 第2メモリセル
RP0b、RP1b 第2リードセンスアンプ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18