特許第6378425号(P6378425)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6378425チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6378425
(24)【登録日】2018年8月3日
(45)【発行日】2018年8月22日
(54)【発明の名称】チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/0456 20170101AFI20180813BHJP
   H04B 7/0413 20170101ALI20180813BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20180813BHJP
   H04B 17/24 20150101ALI20180813BHJP
【FI】
   H04B7/0456 300
   H04B7/0413 310
   H04L27/26 114
   H04L27/26 200
   H04B17/24
【請求項の数】16
【全頁数】218
(21)【出願番号】特願2017-512082(P2017-512082)
(86)(22)【出願日】2014年5月15日
(65)【公表番号】特表2017-522832(P2017-522832A)
(43)【公表日】2017年8月10日
(86)【国際出願番号】CN2014077598
(87)【国際公開番号】WO2015172365
(87)【国際公開日】20151119
【審査請求日】2016年12月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲クン▼▲鵬▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 雷▲鳴▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 江▲華▼
【審査官】 原田 聖子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0098689(US,A1)
【文献】 特表2010−526476(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/0456
H04B 7/0413
H04B 17/24
H04L 27/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法であって、
第1のネットワークデバイスによって、参照信号を受信し、前記参照信号を測定して測定結果を取得し、前記測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択するステップであって、
前記第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、前記ゼロベクトルおよび非ゼロベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応するWxを形成し、各第1のコードブックにおいて、1つのサブベクトルWx(1)ともう1つのサブベクトルWx(2)は、相互に同じ構造または異なる構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に同じ構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に異なる構造に従って形成される、ステップと、
コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記コードブックインデックスは、前記第1のコードブック集合から選択された前記第1のコードブックに対応する、ステップとを含み、
各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
を含み、
【数3】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【数5】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの前記第2のグループに対応し、
【数6】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの前記第1のグループに対応し、
少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、前記第1の条件は、
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第1の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数7】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第1の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMP(Cubic Metric Preserving、キュービックメトリック保存コードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックが前記第2の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、前記CMPコードブック行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数8】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第2の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数9】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第3の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である方法。
【請求項2】
少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、前記第2の条件は、
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第4の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数10】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第4の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、または
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第5の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数11】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第5の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数12】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第6の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数13】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数14】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、前記第4の条件は、
前記{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、前記{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、前記{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、前記{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数15】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数16】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、前記第5の条件は、
前記{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、前記{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、前記{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、前記{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法であって、
参照信号を第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、前記参照信号は、測定を実行して測定結果を取得することを前記第1のネットワークデバイスに通知するために使用される、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信するステップであって、前記コードブックインデックスは、前記第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応し、前記コードブックインデックスは、前記測定結果に従って前記第1のネットワークデバイスによって決定され、
前記第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、前記ゼロベクトルおよび非ゼロベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応するWxを形成し、各第1のコードブックにおいて、1つのサブベクトルWx(1)ともう1つのサブベクトルWx(2)は、相互に同じ構造または異なる構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に同じ構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に異なる構造に従って形成される、ステップと、
前記コードブックインデックスに従って、前記第1のネットワークデバイスにより前記第1のコードブック集合において決定された前記第1のコードブックを決定するステップとを含み、
各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【数17】
[この文献は図面を表示できません]
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【数18】
[この文献は図面を表示できません]
を含み、
【数19】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【数20】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【数21】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの前記第2のグループに対応し、
【数22】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの前記第1のグループに対応し、
少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、前記第1の条件は、
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第1の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数23】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第1の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第2の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、前記CMPコードブック行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数24】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第2の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数25】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第3の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である方法。
【請求項6】
少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、前記第2の条件は、
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第4の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数26】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第4の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、または
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第5の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数27】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第5の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数28】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第6の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である請求項5に記載の方法。
【請求項7】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数29】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数30】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、前記第4の条件は、
前記{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、前記{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、前記{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、前記{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数31】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数32】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、前記第5の条件は、
前記{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、前記{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、前記{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、前記{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである請求項5または6に記載の方法。
【請求項9】
端末装置であって、
参照信号を受信するように構成されている第1の受信ユニットと、
前記参照信号を測定して測定結果を取得するように構成されている測定ユニットと、
前記測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択するように構成されている選択ユニットであって、
前記第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、前記ゼロベクトルおよび非ゼロベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応するWxを形成し、各第1のコードブックにおいて、1つのサブベクトルWx(1)ともう1つのサブベクトルWx(2)は、相互に同じ構造または異なる構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に同じ構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に異なる構造に従って形成される、選択ユニットと、
コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信するように構成されている送信ユニットであって、前記コードブックインデックスは、前記第1のコードブック集合から選択された前記第1のコードブックに対応する、送信ユニットとを備え
各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【数33】
[この文献は図面を表示できません]
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【数34】
[この文献は図面を表示できません]
を含み、
【数35】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【数36】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【数37】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの前記第2のグループに対応し、
【数38】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの前記第1のグループに対応し、
少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、前記第1の条件は、
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第1の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数39】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第1の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第2の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、前記CMPコードブック行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数40】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第2の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数41】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第3の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である端末装置。
【請求項10】
少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、前記第2の条件は、
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第4の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数42】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第4の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、または
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第5の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数43】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第5の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数44】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第6の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である請求項9に記載の端末装置。
【請求項11】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数45】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数46】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、前記第4の条件は、
前記{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、前記{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、前記{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、前記{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである請求項9または10に記載の端末装置。
【請求項12】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数47】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数48】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、前記第5の条件は、
前記{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、前記{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、前記{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、前記{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである請求項9または10に記載の端末装置。
【請求項13】
通信装置であって、
参照信号を第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第1の送信ユニットであって、前記参照信号は、測定を実行して測定結果を取得することを前記第1のネットワークデバイスに通知するために使用される、第1の送信ユニットと、
前記第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信するように構成されている受信ユニットであって、前記コードブックインデックスは、前記第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応し、前記コードブックインデックスは、前記測定結果に従って前記第1のネットワークデバイスによって決定される、受信ユニットと、
前記コードブックインデックスに従って、前記第1のコードブック集合内の前記第1のコードブックを決定するように構成されている決定ユニットであって、
前記第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、前記ゼロベクトルおよび非ゼロベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応するWxを形成し、各第1のコードブックにおいて、1つのサブベクトルWx(1)ともう1つのサブベクトルWx(2)は、相互に同じ構造または異なる構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に同じ構造に従って形成され、前記Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、前記Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる時、前記Wx(1)とWx(2)は、相互に異なる構造に従って形成される、決定ユニットとを備え
各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【数49】
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および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
を含み、
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの前記第2のグループに対応し、
【数54】
[この文献は図面を表示できません]
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの前記第1のグループに対応し、
少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、前記第1の条件は、
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第1の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第1の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第2の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、前記CMPコードブック行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数56】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第2の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数57】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分は集合{Vm}を形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第3の位相ベクトルを形成し、前記{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である通信装置。
【請求項14】
少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、前記第2の条件は、
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびDFT行列(離散フーリエ変換行列)が前記第4の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合が前記DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、前記DFT行列の前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数58】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第4の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、または
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、前記第5の位相ベクトルによって形成される前記ベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの前記位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、前記CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数59】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第5の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、または
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、前記第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数60】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分は集合{Vn}を形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、前記第6の位相ベクトルを形成し、前記{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である請求項13に記載の通信装置。
【請求項15】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数61】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数62】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、前記第4の条件は、
前記{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、前記{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、前記{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、前記{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである請求項13または14に記載の通信装置。
【請求項16】
RI(ランク指標)の値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【数64】
[この文献は図面を表示できません]
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の前記対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、前記第5の条件は、
前記{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、前記{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、前記{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、前記{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである請求項13または14に記載の通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、通信分野に関し、詳細には、LTEシステムにおけるMIMO符号化および復号技術に関する。
【背景技術】
【0002】
多入力多出力(Multiple Input Multiple Output、MIMO)技術は、システム容量を増加させ、セルサービスエリアを確実なものとするためにワイヤレス通信システムにおいて広範に適用されている。たとえば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムでは、複数のアンテナに基づく送信ダイバシティ、開ループまたは閉ループ空間多重化、および復調参照信号(Demodulation Reference Signal、DM-RS)に基づくマルチストリーム伝送は、ダウンリンクにおいて使用される。それらのうちでもとりわけ、DM-RSベースのマルチストリーム伝送は、LTE-Advanced(LTE-A)システムおよびそれ以降のシステムにおいて主要な伝送モードである。
【0003】
従来型のセルラーシステムでは、基地局の送信側のビームは、水平次元でのみ調整され得る。しかしながら、垂直次元では、すべてのユーザに対して固定ダウンチルト(fixed downtilt)が使用される。したがって、様々なビームフォーミングまたはプリコーディング技術または同様のものは、すべて、水平次元におけるチャネル情報に基づく。しかしながら、実際には、チャネルは3次元(3D)なので、固定ダウンチルト方法は、必ずしも、システムスループットを最適化できるとは限らない。したがって、垂直次元におけるビーム調整は、システムパフォーマンス向上に非常に重要である。
【0004】
3Dビームフォーミング技術の考え方は、主に次のとおりである。能動アンテナ側の3Dビームフォーミング加重ベクトル(3D beamforming weighted vector)は、ユーザ側で推定された3Dチャネル情報に従って調整され、それにより、3D空間内のビームの主ローブはターゲットユーザに「狙いを定める」。この方法で、受信信号電力が大幅に増大され、信号対干渉雑音比が高められ、さらに、システム全体のスループットが向上する。3Dビームフォーミングの動的ダウンチルトと従来型アンテナの固定ダウンチルトとの間の比較の概略図が、図1および図2に示されている。固定ダウンチルトを有するアンテナポートモデルが、図1に示されており、従来型の2D MIMOに対応して、すべてのユーザに対して固定ダウンチルトが使用される。動的ダウンチルトを有するアンテナポートモデルが図2に示されており、各物理リソースブロック(physical resource block、PRB)について、基地局がサービスを受けるユーザのロケーションに従ってダウンチルトを動的に調整し得る。3Dビームフォーミング技術は、能動アンテナシステムに基づく必要がある。従来型のアンテナと比較すると、能動アンテナAASは、垂直方向に自由度をさらに備える。図3は、AASアンテナの概略図を示している。AASアンテナの垂直方向には複数のアンテナがあることがわかる。したがって、ビームは、垂直方向に動的に形成されるものとしてよく、垂直方向のビームフォーミングの自由度が加わる。図4は、データがベースバンドおよび無線周波ネットワーク内で処理され、AASアンテナを通して送信されるフローチャートを示している。ベースバンド処理の部分では、各層のデータストリームがプリコーディング処理を受け、次いで、NPポートにマップされる。逆高速フーリエ変換(IFFT)および並列/直列変換を受けた後、各ポート上のデータストリームは、無線周波部分でドライブネットワークに入り、次いで、アンテナを通して送信される。各ドライブネットワークは、1対Mドライブネットワーク、すなわち、1つのポートがM個のアンテナ素子に対応する。図5は、ダウンチルトグルーピングの概略図を示している。例では、8個のアンテナポートがあり、各ポートは、4個のアンテナ素子を駆動してダウンチルトを形成する。それに加えて、水平方向の4個のアンテナポート(ポート0から3)は、ドライブネットワーク内の同じ加重ベクトルを有し、すべてダウンチルト0を指し、他の4個のアンテナポート(ポート4から7)は、同じ加重ベクトルを有し、すべてダウンチルト1を指す。
【0005】
従来技術では、空間多重化マルチストリームデータは、水平ビームを使用することによって固定ダウンチルトを有する平面内でのみ送信されるものとしてよく、垂直空間の特性は、複数のデータストリームを多重化するのには使用され得ない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
この点を鑑みて、本発明の実施形態は、チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法および装置を実現する
【0007】
第1の態様によれば、チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法が提供され、この方法は
第1のネットワークデバイスによって、参照信号を受信し、参照信号を測定して測定結果を取得し、測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択するステップであって、第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである、ステップと、コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信するステップであって、コードブックインデックスは、第1のコードブック集合から選択された第1のコードブックに対応する、ステップとを含む。
【0008】
第1の態様に関して、第1の可能な実装方式において、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0009】
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
【0010】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0011】
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
【0012】
を含み、
【0013】
【数3】
[この文献は図面を表示できません]
【0014】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0015】
【数4】
[この文献は図面を表示できません]
【0016】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0017】
【数5】
[この文献は図面を表示できません]
【0018】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0019】
【数6】
[この文献は図面を表示できません]
【0020】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。
【0021】
第1の態様に関して、第2の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、第1の条件は、すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0022】
【数7】
[この文献は図面を表示できません]
【0023】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCubic Metric Preserving(CMP)キュービックメトリック保存コードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックが第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0024】
【数8】
[この文献は図面を表示できません]
【0025】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0026】
【数9】
[この文献は図面を表示できません]
【0027】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0028】
第1の態様に関して、第3の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、第2の条件は、すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0029】
【数10】
[この文献は図面を表示できません]
【0030】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、またはすべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0031】
【数11】
[この文献は図面を表示できません]
【0032】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0033】
【数12】
[この文献は図面を表示できません]
【0034】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0035】
第1の態様に関して、第4の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たし、第3の条件は、{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルが{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルが{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なるというものであり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0036】
【数13】
[この文献は図面を表示できません]
【0037】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0038】
【数14】
[この文献は図面を表示できません]
【0039】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。
【0040】
第1の態様に関して、第5の可能な実装方式において、この方法は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを受信するステップであって、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、ステップ、および/または少なくとも1つの第2の構成メッセージを受信するステップであって、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、ステップを含む。
【0041】
第1の態様に関して、第6の可能な実装方式において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。
【0042】
第1の態様に関して、第7の可能な実装方式において、第1の構成メッセージは、参照信号を測定することにより第1のネットワークデバイスによって取得され、および/または第2の構成メッセージは、参照信号を測定することにより第1のネットワークデバイスによって取得される。
【0043】
第1の態様に関して、第8の可能な実装方式において、本発明は、異なるランクの第1のコードブック行列における異なる組合せをもたらす。
【0044】
第1の態様に関して、第9の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0045】
【数15】
[この文献は図面を表示できません]
【0046】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0047】
【数16】
[この文献は図面を表示できません]
【0048】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。
【0049】
第1の態様に関して、第10の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0050】
【数17】
[この文献は図面を表示できません]
【0051】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0052】
【数18】
[この文献は図面を表示できません]
【0053】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。
【0054】
第1の態様に関して、第11の可能な実装方式において、第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0055】
【数19】
[この文献は図面を表示できません]
【0056】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0057】
【数20】
[この文献は図面を表示できません]
【0058】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0059】
【数21】
[この文献は図面を表示できません]
【0060】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0061】
【数22】
[この文献は図面を表示できません]
【0062】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しい、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0063】
【数23】
[この文献は図面を表示できません]
【0064】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0065】
【数24】
[この文献は図面を表示できません]
【0066】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である。
【0067】
第1の態様に関して、第12の可能な実装方式において、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0068】
【数25】
[この文献は図面を表示できません]
【0069】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる、または第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0070】
【数26】
[この文献は図面を表示できません]
【0071】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【0072】
第1の態様に関して、第13の可能な実装方式において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスUEである。
【0073】
第1の態様に関して、第14の可能な実装方式において、第2のネットワークデバイスは、基地局eNBである。
【0074】
第2の態様によれば、チャネル情報を測定し、フィードバックするための方法が提供され、この方法は
参照信号を第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、参照信号は、測定を実行して測定結果を取得することを第1のネットワークデバイスに通知するために使用される、ステップと、第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信するステップであって、コードブックインデックスは、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応し、コードブックインデックスは、測定結果に従って第1のネットワークデバイスによって決定され、第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである、ステップと、コードブックインデックスに従って、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックを決定するステップとを含む。
【0075】
第2の態様に関して、第1の可能な実装方式において、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0076】
【数27】
[この文献は図面を表示できません]
【0077】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0078】
【数28】
[この文献は図面を表示できません]
【0079】
を含み、
【0080】
【数29】
[この文献は図面を表示できません]
【0081】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0082】
【数30】
[この文献は図面を表示できません]
【0083】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0084】
【数31】
[この文献は図面を表示できません]
【0085】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0086】
【数32】
[この文献は図面を表示できません]
【0087】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。
【0088】
第2の態様に関して、第2の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、第1の条件は、すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0089】
【数33】
[この文献は図面を表示できません]
【0090】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0091】
【数34】
[この文献は図面を表示できません]
【0092】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0093】
【数35】
[この文献は図面を表示できません]
【0094】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0095】
第2の態様に関して、第3の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、第2の条件は、すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0096】
【数36】
[この文献は図面を表示できません]
【0097】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、またはすべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0098】
【数37】
[この文献は図面を表示できません]
【0099】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0100】
【数38】
[この文献は図面を表示できません]
【0101】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0102】
第2の態様に関して、第4の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たし、第3の条件は、{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルが{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルが{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なるというものであり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0103】
【数39】
[この文献は図面を表示できません]
【0104】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0105】
【数40】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。
【0107】
第2の態様に関して、第5の可能な実装方式において、この方法は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、ステップと、少なくとも1つの第2の構成メッセージを第1のネットワークデバイスに送信するステップであって、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、ステップとを含む。
【0108】
第2の態様に関して、第6の可能な実装方式において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。
【0109】
第2の態様に関して、第7の可能な実装方式において、参照信号は、第1の構成メッセージを示すためにさらに使用され、および/または参照信号は、第2の構成メッセージを示すためにさらに使用される。
【0110】
第2の態様に関して、第8の可能な実装方式において、本発明は、異なるランクの第1のコードブック行列における異なる組合せをもたらす。
【0111】
第2の態様に関して、第9の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0112】
【数41】
[この文献は図面を表示できません]
【0113】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0114】
【数42】
[この文献は図面を表示できません]
【0115】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。
【0116】
第2の態様に関して、第10の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0117】
【数43】
[この文献は図面を表示できません]
【0118】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0119】
【数44】
[この文献は図面を表示できません]
【0120】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。
【0121】
第2の態様に関して、第11の可能な実装方式において、第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0122】
【数45】
[この文献は図面を表示できません]
【0123】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0124】
【数46】
[この文献は図面を表示できません]
【0125】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0126】
【数47】
[この文献は図面を表示できません]
【0127】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0128】
【数48】
[この文献は図面を表示できません]
【0129】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しい、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0130】
【数49】
[この文献は図面を表示できません]
【0131】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0132】
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
【0133】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である。
【0134】
第2の態様に関して、第12の可能な実装方式において、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0135】
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
【0136】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる、または第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0137】
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
【0138】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【0139】
第2の態様に関して、第13の可能な実装方式において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスUEである。
【0140】
第2の態様に関して、第14の可能な実装方式において、第2のネットワークデバイスは、基地局eNBである。
【0141】
第3の態様によれば、チャネル情報を測定し、フィードバックするための装置が実現され、この装置は参照信号を受信するように構成されている第1の受信ユニットと、参照信号を測定して測定結果を取得するように構成されている測定ユニットと、測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択するように構成されている選択ユニットであって、第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである、選択ユニットと、コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信するように構成されている送信ユニットであって、コードブックインデックスは、第1のコードブック集合から選択された第1のコードブックに対応する、送信ユニットとを備える。
【0142】
第3の態様に関して、第1の可能な実装方式において、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0143】
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
【0144】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0145】
【数54】
[この文献は図面を表示できません]
【0146】
を含み、
【0147】
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
【0148】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0149】
【数56】
[この文献は図面を表示できません]
【0150】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0151】
【数57】
[この文献は図面を表示できません]
【0152】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0153】
【数58】
[この文献は図面を表示できません]
【0154】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。
【0155】
第3の態様に関して、第2の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、第1の条件は、すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0156】
【数59】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0158】
【数60】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0160】
【数61】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0162】
第3の態様に関して、第3の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、第2の条件は、すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0163】
【数62】
[この文献は図面を表示できません]
【0164】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、またはすべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0165】
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0167】
【数64】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0169】
第3の態様に関して、第4の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たし、第3の条件は、{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルが{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルが{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なるというものであり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0170】
【数65】
[この文献は図面を表示できません]
【0171】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0172】
【数66】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。
【0174】
第3の態様に関して、第5の可能な実装方式において、この装置は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニットであって、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第2の受信ユニット、および/または少なくとも1つの第2の構成メッセージを受信するように構成されている第3の受信ユニットであって、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第3の受信ユニットを備える。
【0175】
第3の態様に関して、第6の可能な実装方式において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。
【0176】
第3の態様に関して、第7の可能な実装方式において、この装置は、参照信号を測定することによって測定ユニットによって取得された結果に従って第1の構成メッセージを取得するように構成されている第1の取得ユニット、および/または参照信号を測定することによって測定ユニットによって取得された結果に従って第2の構成メッセージを取得するように構成されている第2の取得ユニットを備える。
【0177】
第3の態様に関して、第8の可能な実装方式において、本発明は、異なるランクの第1のコードブック行列における異なる組合せをもたらす。
【0178】
第3の態様に関して、第9の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0179】
【数67】
[この文献は図面を表示できません]
【0180】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0181】
【数68】
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。
【0183】
第3の態様に関して、第10の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0184】
【数69】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0186】
【数70】
[この文献は図面を表示できません]
【0187】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。
【0188】
第3の態様に関して、第11の可能な実装方式において、第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0189】
【数71】
[この文献は図面を表示できません]
【0190】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0191】
【数72】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0193】
【数73】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0195】
【数74】
[この文献は図面を表示できません]
【0196】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しい、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0197】
【数75】
[この文献は図面を表示できません]
【0198】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0199】
【数76】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である。
【0201】
第3の態様に関して、第12の可能な実装方式において、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0202】
【数77】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる、または第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0204】
【数78】
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【0206】
第3の態様に関して、第13の可能な実装方式において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスUEである。
【0207】
第3の態様に関して、第14の可能な実装方式において、第2のネットワークデバイスは、基地局eNBである。
【0208】
第4の態様によれば、通信装置が実現され、この装置は参照信号を第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第1の送信ユニットであって、参照信号は、測定を実行して測定結果を取得することを第1のネットワークデバイスに通知するために使用される、第1の送信ユニットと、第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信するように構成されている受信ユニットであって、コードブックインデックスは、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応し、コードブックインデックスは、測定結果に従って第1のネットワークデバイスによって決定される、受信ユニットと、コードブックインデックスに従って、第1のコードブック集合内の第1のコードブックを決定するように構成されている決定ユニットであって、第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである、決定ユニットとを備える。
【0209】
第4の態様に関して、第1の可能な実装方式において、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0210】
【数79】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0212】
【数80】
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【0213】
を含み、
【0214】
【数81】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0216】
【数82】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0218】
【数83】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0220】
【数84】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。
【0222】
第4の態様に関して、第2の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たし、第1の条件は、すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0223】
【数85】
[この文献は図面を表示できません]
【0224】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0225】
【数86】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0227】
【数87】
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0229】
第4の態様に関して、第3の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たし、第2の条件は、すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列が第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たすというものであり、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0230】
【数88】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である、またはすべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0232】
【数89】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である、またはすべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0234】
【数90】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0236】
第4の態様に関して、第4の可能な実装方式において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たし、第3の条件は、{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルが{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルが{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なるというものであり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0237】
【数91】
[この文献は図面を表示できません]
【0238】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0239】
【数92】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。
【0241】
第4の態様に関して、第5の可能な実装方式において、この装置は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第2の送信ユニットであって、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第2の送信ユニット、および/または少なくとも1つの第2の構成メッセージを第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第3の送信ユニットであって、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第3の送信ユニットを備える。
【0242】
第4の態様に関して、第6の可能な実装方式において、第2の送信ユニットは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することによって第1の構成メッセージを送信し、および/または第3の送信ユニットは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することによって第2の構成メッセージを送信する。
【0243】
第4の態様に関して、第7の可能な実装方式において、参照信号は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを示すためにさらに使用され、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、および/または参照信号は、少なくとも1つの第2の構成メッセージを示すためにさらに使用され、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい。
【0244】
第4の態様に関して、第8の可能な実装方式において、本発明は、異なるランクの第1のコードブック行列における異なる組合せをもたらす。
【0245】
第4の態様に関して、第9の可能な実装方法において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0246】
【数93】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0248】
【数94】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。
【0250】
第4の態様に関して、第10の可能な実装方式において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0251】
【数95】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0253】
【数96】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。
【0255】
第4の態様に関して、第11の可能な実装方式において、第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0256】
【数97】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0258】
【数98】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0260】
【数99】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0262】
【数100】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しい、または第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0264】
【数101】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0266】
【数102】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等である。
【0268】
第4の態様に関して、第12の可能な実装方式において、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0269】
【数103】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる、または第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0271】
【数104】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【0273】
第4の態様に関して、第13の可能な実装方式において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスUEである。
【0274】
第4の態様に関して、第14の可能な実装方式において、第2のネットワークデバイスは、基地局eNBである。
【0275】
前述のソリューションにおいて、本発明によって実現されるコードブック構造は、アンテナポートの異なるグループの送信電力に従って独立して構成されるものとしてよく、したがって柔軟性およびMIMOのパフォーマンスが改善される。
【図面の簡単な説明】
【0276】
図1】固定ダウンチルトを有するアンテナポートモデルのアーキテクチャ図である。
図2】動的ダウンチルトを有するアンテナポートモデルのアーキテクチャ図である。
図3】能動アンテナシステムAASの概略図である。
図4】データがベースバンドおよび無線周波ネットワーク内で処理され、AASアンテナを通して送信されるフローチャートである。
図5】ダウンチルトグルーピングの概略図である。
図6】本発明に従って第1のネットワークデバイスによってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装することに対するフローチャートである。
図7】本発明に従って第2のネットワークデバイスによってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装することに対するフローチャートである。
図8】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第1の概略構造図である。
図9】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第2の概略構造図である。
図10】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第3の概略構造図である。
図11】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第4の概略構造図である。
図12】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第5の概略構造図である。
図13】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第6の概略構造図である。
図14】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第7の概略構造図である。
図15】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイスの第8の概略構造図である。
図16】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークシステム内のフローチャートである。
図17】本発明に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するためのネットワークデバイス構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0277】
便宜上、本発明では、Table 1(表1)からTable 6(表6)は、明細書に繰り返し提示されており、同じ番号を持つ表は、同じ表の内容に対応する。
【0278】
図6は、本発明による方法実施形態のフローチャートを示しており、これは特に次のとおりである。
【0279】
ステップ101:第1のネットワークデバイスが、参照信号を受信し、参照信号を測定して測定結果を取得し、測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択する。
【0280】
第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含む。各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである。
【0281】
ステップ102:第1のネットワークデバイスは、コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信し、コードブックインデックスは、第1のコードブック集合から選択された第1のコードブックに対応する。
【0282】
本発明では、ゼロベクトルは、長さ1のゼロ要素であってよく、非ゼロベクトルは、長さ1の非ゼロ要素であってよいことが理解されるであろう。一般的に、受動アンテナについては、垂直方向のダウンチルトは固定される。したがって、複数の空間的に多重化されたデータストリームについて、垂直方向に固定ダウンチルトを有する平面でのみ複数の水平ビームに調整が加えられるものとしてよく、複数のデータストリームは、複数のダウンチルトを有する平面内でより自由に多重化されることはあり得ない。それに加えて、アンテナポートが異なるダウンチルトに従ってグループ化される場合、本発明によって実現されるコードブック構造は、アンテナポートの異なるグループの送信電力に従って独立して構成されるものとしてよく、したがって柔軟性およびMIMOのパフォーマンスが改善される。
【0283】
本発明の一実施形態において、アンテナポートが垂直方向の傾きに従ってグループ化されたときに、コードブック内のコードブックベクトルのパラメータは、異なる傾きに従って独立して構成されるものとしてよく、したがって、データ伝送効率に柔軟に適応するという目的が達成される。この実施形態において、垂直方向の2つの傾きは、一例として使用されている(この方法は、2つよりも多い傾きにも適用可能である)。第1のコードブック内の各列において、アンテナポートの1つのグループは、非ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、ゼロベクトルに対応するか、またはアンテナポートの1つのグループは、ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、非ゼロベクトルに対応し、非ゼロベクトルとは、少なくとも1つの要素が非ゼロ要素であるベクトルのことであり、ゼロベクトルとは、すべての要素がゼロ要素であるベクトルのことである。本発明では、コードブックに含まれるベクトル内の第1のn1個の要素がアンテナポートの1つのグループに対応し、最後のn2個の要素がアンテナポートの別のグループに対応するときに、このベクトルの構造は
【0284】
【数105】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
であり、V1はn1次元であり、V2はn2次元である。この場合、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0286】
【数106】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0288】
【数107】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
を含み、
【0290】
【数108】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0292】
【数109】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0294】
【数110】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0296】
【数111】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。本発明は、2つのグループにグループ化することのみに制限されていないことが理解されるであろう。実際の応用では、アンテナポートは、異なるダウンチルトまたは信号品質または同様のものなどの他の要因に従ってより多くのグループにグループ化される。特定の測定プロセスにおいて、第1のコードブック集合の中のコードブックは横断され、伝送特性と最もよくマッチする第1のコードブックがチャネル伝送のために決定され、使用される。
【0298】
第1のコードブックの中のサブベクトルの構造は、限定はしないが、前述の第1の構造または第2の構造であり得ることが理解されるであろう。適宜、第1のコードブック内のゼロベクトルおよび非ゼロベクトルのサブベクトルのロケーションは、異なっていてもよい。本発明の一実施形態において、4つのアンテナポートがある場合、第1の構造を有する第1のサブベクトル
【0299】
【数112】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
中のベクトル内の要素は、
【0301】
【数113】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
として表され、第2の構造を有する第2のサブベクトル
【0303】
【数114】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
中のベクトル内の要素は、
【0305】
【数115】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
として表され、
【0307】
【数116】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【0309】
【数117】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
は、ベクトルVb内の要素である。本発明の別の実施形態において、アンテナポートが、2つのグループにグループ化されるときに、第1の構造は、
【0311】
【数118】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
であってよく、第2の構造は、
【0313】
【数119】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
であってよい。同様に、アンテナグループが、2つのグループにグループ化されるときに、本発明の別の実施形態において、第1の構造は、
【0315】
【数120】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
であってよく、第2の構造は、
【0317】
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
であってよい。
【0319】
代替的に、第1のコードブック集合は、第1の構造
【0320】
【数122】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
第2の構造
【0322】
【数123】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
第3の構造
【0324】
【数124】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
または第4の構造
【0326】
【数125】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
のうちの少なくとも1つの構造を含む。
【0328】
【数126】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
は、ベクトルVa内の要素であり、Vaは、アンテナポートの1つのグループに対応する。対応関係は次のとおりである。第1の構造において、
【0330】
【数127】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
は第1のアンテナポートに対応し、
【0332】
【数128】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
は第3のアンテナポートに対応し、第2の構造において、
【0334】
【数129】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
は第2のアンテナポートに対応し、
【0336】
【数130】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
は第4のアンテナポートに対応し、第3の構造において、
【0338】
【数131】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
は第1のアンテナポートに対応し、
【0340】
【数132】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
は第4のアンテナポートに対応し、第4の構造において、
【0342】
【数133】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
は第2のアンテナポートに対応し、
【0344】
【数134】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
は第3のアンテナポートに対応し、
【0346】
【数135】
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【0347】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【0348】
【数136】
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【0349】
は、ベクトルVb内の要素である。
【0350】
アンテナポートが、3つのグループにグループ化されるときに、第1のコードブック集合は、第1の構造
【0351】
【数137】
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【0352】
第2の構造
【0353】
【数138】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
第3の構造
【0355】
【数139】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
第4の構造
【0357】
【数140】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
第5の構造
【0359】
【数141】
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【0360】
または第6の構造
【0361】
【数142】
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【0362】
のうちの少なくとも1つを含む。ベクトルVa、Vb、およびVcは各々、アンテナポートの1つのグループに対応する。
【0363】
本発明の一実施形態において、本発明は、第1の構造およびランク指標の値に対応する第2の構造の組合せを形成する。
【0364】
一般的に、第1のコードブックに含まれる非ゼロベクトル内の要素は、複素数の形態をとる。複素数α・eβに対して、αは振幅部分と称され、実数であり、eβは位相部分と称される。本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たす。本発明は、実装され得る第1の条件のいくつかの定義を与える。本発明では、断りのない限り、P、Q、およびKは、正整数である。
【0365】
第1の条件の第1の定義
【0366】
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0367】
【数143】
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【0368】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【0369】
離散フーリエ変換行列DFT行列の一般的な表現は、
【0370】
【数144】
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【0371】
である。
【0372】
DFT行列の位相行列は、
【0373】
【数145】
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【0374】
である。
【0375】
Nの値は、DFT行列が正方行列である場合の次数である。たとえば、
【0376】
【数146】
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【0377】
において、Vaが4次元である場合、DFT行列の位相行列の次数である。一実施形態において、ωの値は、
【0378】
【数147】
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【0379】
であり、
【0380】
【数148】
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【0381】
となる。
【0382】
たとえば、ωの値が、
【0383】
【数149】
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【0384】
であるときに、4次DFT行列
【0385】
【数150】
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【0386】
の形態は、
【0387】
【数151】
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【0388】
である。
【0389】
それに対応して、DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【0390】
【数152】
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【0391】
である。
【0392】
本発明では、DFT行列の位相行列は、必ずしも正方行列ではないことが理解される
であろう。次数に従ってより多くの列または行が選択され得る。たとえば、行列は、
【0393】
【数153】
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【0394】
であってよい。
【0395】
DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【0396】
【数154】
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【0397】
である。
【0398】
DFT行列から選択された行の数または列の数は、本明細書において制限されないことが理解されるであろう。行の数は、Vaの値と少なくとも同じであるべきであり、列の数は、コードブック内の第1のベクトルの数と少なくとも同じであるべきであることが理解されるであろう。
【0399】
第1の条件の第2の定義
【0400】
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0401】
【数155】
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【0402】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数であり、CMPコードブックは、各ポートに対応する層内のただ1つの層が非ゼロ要素であるコードブックを指す。
【0403】
すべてのCMPコードブックにおいて、列ベクトルが2次元であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0404】
【表1】
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【0405】
列ベクトルが4次元であり、層の数が1であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0406】
【表2】
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【0407】
列ベクトルが4次元であり、層の数が2であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0408】
【表3】
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【0409】
たとえば、Table 3(表3)の中のインデックスが0であるときに、対応するCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合は次のとおりである。
【0410】
【数156】
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【0411】
列ベクトルが4次元であり、層の数が3であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0412】
【表4】
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【0413】
列ベクトルが4次元であり、層の数が4であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0414】
【表5】
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【0415】
第1の条件の第3の定義
【0416】
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、ハウスホルダーHouseholder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合の部分集合であり、householder変換式は
【0417】
【数157】
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【0418】
である。
【0419】
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0420】
【数158】
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【0421】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0422】
たとえば、第3の位相ベクトルは、Table 6(表6)の層の異なる数および異なるコードブックインデックスに対応する行列内
【0423】
【数159】
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【0424】
の位相部分によって形成される集合の部分集合である。インデックスは、異なるコードブックインデックスに対応する。{αi}は、整数集合に対応し、
【0425】
【数160】
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【0426】
内の異なる列が第3の位相ベクトルとして選択されることを示すために使用される。Table 6(表6)において、Unはhouseholder変換における対応するUnであり、Iは単位行列である。
【0427】
本発明において、Vaの位相ベクトルは、第1の条件の第1の定義、第1の条件の第2の定義、および第1の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。コードブックは、さらには、LTEにおいて2本のアンテナ、4本のアンテナ、または8本のアンテナについて定義されているコードブックであってよい。
【0428】
【表6】
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【0429】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たす。本発明は、実装され得る第2の条件のいくつかの定義を与える。
【0430】
第2の条件の第1の定義
【0431】
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は、第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0432】
【数161】
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【0433】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0434】
第2の条件の第2の定義
【0435】
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0436】
【数162】
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【0437】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【0438】
第2の条件の第3の定義
【0439】
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0440】
【数163】
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【0441】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0442】
本発明において、Vbの値は、第2の条件の第1の定義、第2の条件の第2の定義、および第2の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。本発明では、第2の条件により対応関係を保護するために、第4の位相ベクトルと異なるパラメータによって形成される異なるDFT行列との間の関係、第5の位相ベクトルとCMPコードブック集合との間の関係、および第6の位相ベクトルとhouseholder変換を通じて異なる元のベクトルによって形成されるhouseholderコードブックとの間の関係を要求する。
【0443】
非依存性により、一コードブックにおいて、第1のコードブックが第1の条件の定義を満たしているときに、第2のコードブックは第2の条件の定義を満たし得ることが理解されるであろう。たとえば、第1のコードブックにおいて、第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件が満たされ、第2のコードブックにおいて、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件、またはそれらの任意の組合せが満たされる。
【0444】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たす。
【0445】
{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルは{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルは{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なる。第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0446】
【数164】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0448】
【数165】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、各要素の振幅部分は、アンテナポートの電力に対応する。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、アンテナポートの各グループの振幅ベクトルは、アンテナポートのこのグループの傾き特性に従って独立して決定される(傾きは、電気的傾きと機械的傾きとに分類されるものとしてよく、電気的傾きは、1つのアンテナポートに対応する複数のアンテナ素子の加重ベクトルが複数のアンテナ素子にある傾きを指すビームを形成させることを意味する)。たとえば、アンテナポートの第1のグループのすべての傾きは12度であり、アンテナポートの第2のグループのすべての傾きは3度であり、また水平面は0度であることおよび下方の向きは正の傾きであることが仮定される。この場合、あるロケーションにおいて第1のネットワークデバイスによってアンテナポートの2つのグループから受信されるエネルギーは異なる。したがって、アンテナポートの2つのグループのコードブックの振幅に関して独立した制御が実行されるものとしてよく、受信性能は最適化される。
【0450】
適宜、ステップ101において、第1のコードブック集合は、第1のコードブックが選択される前に取得される。本発明の一実施形態において、第1のコードブック集合は、第1のネットワークデバイスに事前に記憶され得るか、または第2のネットワークデバイスまたは別の装置によって第1のネットワークデバイスに配信され得る。
【0451】
適宜、少なくとも1つの第1の構成メッセージが受信され、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、および/または少なくとも1つの第2の構成メッセージが受信され、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい。一実施形態において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。別の実施形態において、第1の構成メッセージは、参照信号を測定することにより第1のネットワークデバイスによって取得され、および/または第2の構成メッセージは、参照信号を測定することにより第1のネットワークデバイスによって取得される。
【0452】
一実施形態において、本発明は、第1の構造および第2の構造を有するコードブック集合の可能な場合を与える。本発明が保護することを要求する第1のコードブックは、限定はしないが、次の構造であってよい。
1.第1のコードブックは、行列
【0453】
【数166】
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【0454】
のうちの1つであり、ランク指標の値は1であり、Va(x)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vm}内のサブベクトルであり、順序番号xを有し、Vb(y)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vn}内のサブベクトルであり、順序番号yを有し、0<i≦N1、および0<i'≦N1であり、N1は{Vm}内のサブベクトルの数を表し、N1'は{Vn}内のサブベクトルの数を表す、または
2.第1のコードブックは、行列
【0455】
【数167】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
のうちの1つであり、ランク指標の値は2であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、および0<j'≦N1である、または
3.第1のコードブックは、行列
【0457】
【数168】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
のうちの1つであり、ランク指標の値は3であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、および0<k'≦N1である、または
3.第1のコードブックは、行列
【0459】
【数169】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
のうちの1つであり、ランク指標の値は4であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、および0<l'≦N1である、または
5.第1のコードブックは、行列
【0461】
【数170】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
のうちの1つであり、ランク指標の値は5であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、および0<m'≦N1である、または
6.第1のコードブックは、行列
【0463】
【数171A】
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【数171B】
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【数171C】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
のうちの1つであり、ランク指標の値は6であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、および0<n'≦N1である、または
7.第1のコードブックは、行列
【0465】
【数172A】
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【数172B】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
のうちの1つであり、ランク指標の値は7であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、および0<p'=N1である、または
8.第1のコードブックは、行列
【0467】
【数173A】
[この文献は図面を表示できません]
【数173B】
[この文献は図面を表示できません]
【数173C】
[この文献は図面を表示できません]
【数173D】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
のうちの1つであり、ランク指標の値は8であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、0<p'=N1、0<q≦N1、および0<q'≦N1であり、
i、j、k、l、m、n、p、q、および同様のもののパラメータについて、Va部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等であり、i'、j'、k'、l'、m'、n'、p'、q'、および同様のもののパラメータについて、Vb部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等である。
【0469】
第1のコードブック集合に含まれる第1のコードブックの例示されている可能な形態において、i、j、k、l、m、n、p、およびqは、異なるコードブックベクトルを区別するためだけのものであることが理解されるであろう。
【0470】
さらに、本発明の一実施形態において、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0471】
【数174】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0473】
【数175】
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【0474】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、
{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立つか、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立つか、または{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しく、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルは{VL'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ。
【0475】
本発明の別の実施形態において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0476】
【数176】
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【0477】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0478】
【数177】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、
{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。
【0480】
集合の概念によれば、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立ち、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立つか、または{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しく、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルは{VN'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{VM'}≠{VN'}が成り立つ。
【0481】
前述の実施形態において、{Vk'}≠{VL'}および/または{VM'}≠{VN'}関係を成り立たせる第1のコードブックでは、第1の構造および第2の構造の柔軟な構成が実装され、コードブックは、チャネルとよりよくマッチする。
【0482】
次に、
【0483】
【数178】
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【0484】
にそれぞれ対応する振幅ベクトルの関係を提示する。振幅ベクトルの第1の関係、振幅ベクトルの第2の関係、および振幅ベクトルの第3の関係は各々、各サブベクトルに含まれる要素間の関係の構成モードを与える。振幅ベクトルの第3の関係および振幅ベクトルの第4の関係は、コードブック内の異なるコードブックベクトル間の関係を与える。第2のネットワークデバイスは、チャネル条件に従って異なる振幅ベクトルを構成することができ、したがって、伝送効率が高まる。振幅ベクトルの定義は、すでに説明されており、ここでさらに説明することはしない。
【0485】
たとえば、コードブック集合内のコードブックM2は、
【0486】
【数179】
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【0487】
である。
【0488】
M2が、振幅ベクトルの第1の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0489】
【数180】
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【0490】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0491】
【数181】
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【0492】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【0493】
M2が、振幅ベクトルの第2の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0494】
【数182】
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【0495】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0496】
【数183】
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【0497】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1=g4である。
【0498】
M2が、振幅ベクトルの第3の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0499】
【数184】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0501】
【数185】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1=a2=a3=a4、b1=b2=b3=b4、c1=c2=c3=c4、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【0503】
M2が、振幅ベクトルの第4の関係を満たす場合、
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0504】
【数186】
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なり、
M2におけるすべての対応する第1のサブベクトル
【0506】
【数187】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
のVaにおける振幅ベクトルは、
【0508】
【数188】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
であり、
【0510】
【数189】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
のうちの少なくとも2つのベクトルは異なる。
【0512】
振幅ベクトルの第5の関係は、
第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0513】
【数190】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルが異なるというものである。
【0515】
この場合、M2におけるすべての対応する第2のサブベクトル
【0516】
【数191】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
のVbにおける振幅ベクトルは、
【0518】
【数192】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
であり、
【0520】
【数193】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
は不等である。
【0522】
本発明では、Vaにおける振幅ベクトルは、Vaの振幅部分によって形成されるベクトルを指し、Vbにおける振幅ベクトルは、Vbの振幅部分によって形成されるベクトルを指す。たとえば、以下のようになる。
Va部分が
【0523】
【数194】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
である場合、Vaにおける振幅ベクトルは、
【0525】
【数195】
[この文献は図面を表示できません]
【0526】
であり、
Vb部分が
【0527】
【数196】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
である場合、Vbにおける振幅ベクトルは、
【0529】
【数197】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
である。
【0531】
図7は、本発明による方法実施形態のフローチャートを示しており、これは特に次のとおりである。
【0532】
ステップ201:参照信号を第1のネットワークデバイスに送信し、参照信号は、測定を実行して測定結果を取得するために第1のネットワークデバイスによって使用される。
【0533】
ステップ202:第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信し、コードブックインデックスは、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応し、コードブックインデックスは、測定結果に従って第1のネットワークデバイスによって決定される。
【0534】
ステップ203:コードブックインデックスに従って、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックを決定する。
【0535】
第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含む。各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである。
【0536】
本発明では、ゼロベクトルは、長さ1のゼロ要素であってよく、非ゼロベクトルは、長さ1の非ゼロ要素であってよいことが理解されるであろう。一般的に、受動アンテナについては、垂直方向のダウンチルトは固定される。したがって、複数の空間的に多重化されたデータストリームについて、垂直方向の固定ダウンチルトを有する平面でのみ複数の水平ビームに調整が加えられるものとしてよく、複数のデータストリームは、複数のダウンチルトを有する平面内でより自由に多重化されることはあり得ない。それに加えて、アンテナポートが異なるダウンチルトに従ってグループ化される場合、本発明によって実現されるコードブック構造は、アンテナポートの異なるグループの送信電力に従って独立して構成されるものとしてよく、したがって柔軟性およびMIMOのパフォーマンスが改善される。
【0537】
本発明の一実施形態において、アンテナポートが垂直方向の傾きに従ってグループ化されたときに、コードブック内のコードブックベクトルのパラメータは、異なる傾きに従って独立して構成されるものとしてよく、したがって、データ伝送効率に柔軟に適応するという目的が達成される。この実施形態において、垂直方向の2つの傾きは、一例として使用されている(この方法は、2つよりも多い傾きにも適用可能である)。第1のコードブック内の各列において、アンテナポートの1つのグループは、非ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、ゼロベクトルに対応するか、またはアンテナポートの1つのグループは、ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、非ゼロベクトルに対応し、非ゼロベクトルとは、少なくとも1つの要素が非ゼロ要素であるベクトルのことであり、ゼロベクトルとは、すべての要素がゼロ要素であるベクトルのことである。本発明では、コードブックに含まれるベクトル内の第1のn1個の要素がアンテナポートの1つのグループに対応し、最後のn2個の要素がアンテナポートの別のグループに対応するときに、このベクトルの構造は
【0538】
【数198】
[この文献は図面を表示できません]
【0539】
であり、V1はn1次元であり、V2はn2次元である。この場合、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0540】
【数199】
[この文献は図面を表示できません]
【0541】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0542】
【数200】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
を含み、
【0544】
【数201】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0546】
【数202】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0548】
【数203】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0550】
【数204】
[この文献は図面を表示できません]
【0551】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。本発明は、2つのグループにグループ化することのみに制限されていないことが理解されるであろう。実際の応用では、アンテナポートは、異なるダウンチルトまたは信号品質または同様のものなどの他の要因に従ってより多くのグループにグループ化される。特定の測定プロセスにおいて、第1のコードブック集合の中のコードブックは横断され、伝送特性と最もよくマッチする第1のコードブックがチャネル伝送のために決定され、使用される。
【0552】
第1のコードブックの中のサブベクトルの構造は、限定はしないが、前述の第1の構造または第2の構造であり得ることが理解されるであろう。適宜、第1のコードブック内のゼロベクトルおよび非ゼロベクトルのサブベクトルのロケーションは、異なっていてもよい。本発明の一実施形態において、4つのアンテナポートがある場合、第1の構造を有する第1のサブベクトル
【0553】
【数205】
[この文献は図面を表示できません]
【0554】
中のベクトル内の要素は、
【0555】
【数206】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
として表され、第2の構造を有する第2のサブベクトル
【0557】
【数207】
[この文献は図面を表示できません]
【0558】
中のベクトル内の要素は、
【0559】
【数208】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
として表され、
【0561】
【数209】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【0563】
【数210】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
は、ベクトルVb内の要素である。本発明の別の実施形態において、アンテナポートが、2つのグループにグループ化されるときに、第1の構造は、
【0565】
【数211】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
であってよく、第2の構造は、
【0567】
【数212】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
であってよい。同様に、アンテナグループが、2つのグループにグループ化されるときに、本発明の別の実施形態において、第1の構造は、
【0569】
【数213】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
であってよく、第2の構造は、
【0571】
【数214】
[この文献は図面を表示できません]
【0572】
であってよい。
【0573】
代替的に、第1のコードブック集合は、第1の構造
【0574】
【数215】
[この文献は図面を表示できません]
【0575】
第2の構造
【0576】
【数216】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
第3の構造
【0578】
【数217】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
または第4の構造
【0580】
【数218】
[この文献は図面を表示できません]
【0581】
のうちの少なくとも1つの構造を含む。
【0582】
【数219】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
は、ベクトルVa内の要素であり、Vaは、アンテナポートの1つのグループに対応する。対応関係は次のとおりである。第1の構造において、
【0584】
【数220】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
は第1のアンテナポートに対応し、
【0586】
【数221】
[この文献は図面を表示できません]
【0587】
は第3のアンテナポートに対応し、第2の構造において、
【0588】
【数222】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
は第2のアンテナポートに対応し、
【0590】
【数223】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
は第4のアンテナポートに対応し、第3の構造において、
【0592】
【数224】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
は第1のアンテナポートに対応し、
【0594】
【数225】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
は第4のアンテナポートに対応し、第4の構造において、
【0596】
【数226】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
は第2のアンテナポートに対応し、
【0598】
【数227】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
は第3のアンテナポートに対応し、
【0600】
【数228】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【0602】
【数229】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
は、ベクトルVb内の要素である。
【0604】
アンテナポートが、3つのグループにグループ化されるときに、第1のコードブック集合は、第1の構造
【0605】
【数230】
[この文献は図面を表示できません]
【0606】
第2の構造
【0607】
【数231】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
第3の構造
【0609】
【数232】
[この文献は図面を表示できません]
【0610】
第4の構造
【0611】
【数233】
[この文献は図面を表示できません]
【0612】
第5の構造
【0613】
【数234】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
または第6の構造
【0615】
【数235】
[この文献は図面を表示できません]
【0616】
のうちの少なくとも1つを含む。ベクトルVa、Vb、およびVcは各々、アンテナポートの1つのグループに対応する。
【0617】
本発明の一実施形態において、本発明は、第1構造およびランク指標の値に対応する第2の構造の組合せを形成する。
【0618】
一般的に、第1のコードブックに含まれる非ゼロベクトル内の要素は、複素数の形態をとる。複素数α・eβに対して、αは振幅部分と称され、実数であり、eβは位相部分と称される。本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たす。本発明は、実装され得る第1の条件のいくつかの定義を与える。本発明では、断りのない限り、P、Q、およびKは、正整数である。
【0619】
第1の条件の第1の定義
【0620】
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0621】
【数236】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【0623】
離散フーリエ変換行列DFT行列の一般的な表現は、
【0624】
【数237】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
である。
【0626】
DFT行列の位相行列は、
【0627】
【数238】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
である。
【0629】
Nの値は、DFT行列が正方行列である場合の次数である。たとえば、
【0630】
【数239】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
において、Vaが4次元である場合、DFT行列の位相行列の次数は4である。一実施形態において、ωの値は、
【0632】
【数240】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
であり、
【0634】
【数241】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
となる。
【0636】
たとえば、ωの値が、
【0637】
【数242】
[この文献は図面を表示できません]
【0638】
であるときに、4次DFT行列
【0639】
【数243】
[この文献は図面を表示できません]
【0640】
の形態は、
【0641】
【数244】
[この文献は図面を表示できません]
【0642】
である。
【0643】
それに対応して、DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【0644】
【数245】
[この文献は図面を表示できません]
【0645】
である。
【0646】
本発明では、DFT行列の位相行列は、必ずしも正方行列ではないことが理解される
であろう。次数に従ってより多くの列または行が選択され得る。たとえば、行列は、
【0647】
【数246】
[この文献は図面を表示できません]
【0648】
であってよい。
【0649】
DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【0650】
【数247】
[この文献は図面を表示できません]
【0651】
である。
【0652】
DFT行列から選択された行の数または列の数は、本発明において制限されないことが理解されるであろう。行の数は、Vaの値と少なくとも同じであるべきであり、列の数は、コードブック内の第1のベクトルの数と少なくとも同じであるべきであることが理解されるであろう。
【0653】
第1の条件の第2の定義
【0654】
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0655】
【数248】
[この文献は図面を表示できません]
【0656】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数であり、CMPコードブックは、各ポートに対応する層内のただ1つの層が非ゼロ要素であるコードブックを指す。
【0657】
すべてのCMPコードブックにおいて、列ベクトルが2次元であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0658】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0659】
列ベクトルが4次元であり、層の数が1であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0660】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
列ベクトルが4次元であり、層の数が2であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0662】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0663】
たとえば、Table 3(表9)の中のインデックスが0であるときに、対応するCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合は次のとおりである。
【0664】
【数249】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
列ベクトルが4次元であり、層の数が3であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0666】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
列ベクトルが4次元であり、層の数が4であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0668】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0669】
第1の条件の第3の定義
【0670】
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、ハウスホルダーHouseholder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合の部分集合であり、householder変換式は
【0671】
【数250】
[この文献は図面を表示できません]
【0672】
である。
【0673】
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0674】
【数251】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0676】
たとえば、第3の位相ベクトルは、Table 6(表12)の層の異なる数および異なるコードブックインデックスに対応する行列内
【0677】
【数252】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
の位相部分によって形成される集合の部分集合である。インデックスは、異なるコードブックインデックスに対応する。{αi}は、整数集合に対応し、
【0679】
【数253】
[この文献は図面を表示できません]
【0680】
内の異なる列が第3の位相ベクトルとして選択されることを示すために使用される。Table 6(表12)において、Unはhouseholder変換における対応するUnであり、Iは単位行列である。
【0681】
本発明において、Vaの値は、第1の条件の第1の定義、第1の条件の第2の定義、および第1の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。コードブックは、さらには、LTEにおいて2本のアンテナ、4本のアンテナ、または8本のアンテナについて定義されているコードブックであってよい。
【0682】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0683】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たす。本発明は、実装され得る第2の条件のいくつかの定義を与える。
【0684】
第2の条件の第1の定義
【0685】
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は、第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0686】
【数254】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0688】
第2の条件の第2の定義
【0689】
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0690】
【数255】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【0692】
第2の条件の第3の定義
【0693】
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0694】
【数256】
[この文献は図面を表示できません]
【0695】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0696】
本発明において、Vbの値は、第2の条件の第1の定義、第2の条件の第2の定義、および第2の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。本発明では、第2の条件により対応関係を保護するために、第4の位相ベクトルと異なるパラメータによって形成される異なるDFT行列との間の関係、第5の位相ベクトルとCMPコードブック集合との間の関係、および第6の位相ベクトルとhouseholder変換を通じて異なる元のベクトルによって形成されるhouseholderコードブックとの間の関係を要求する。
【0697】
非依存性により、一コードブックにおいて、第1のコードブックが第1の条件の定義を満たしているときに、第2のコードブックは第2の条件の定義を満たし得ることが理解されるであろう。たとえば、第1のコードブックにおいて、第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件が満たされ、第2のコードブックにおいて、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件、またはそれらの任意の組合せが満たされる。
【0698】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たす。
【0699】
{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルは{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルは{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なる。第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0700】
【数257】
[この文献は図面を表示できません]
【0701】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0702】
【数258】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、各要素の振幅部分は、アンテナポートの電力に対応する。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、アンテナポートの各グループの振幅ベクトルは、アンテナポートのこのグループの傾き特性に従って独立して決定される(傾きは、電気的傾きと機械的傾きとに分類されるものとしてよく、電気的傾きは、1つのアンテナポートに対応する複数のアンテナ素子の加重ベクトルが複数のアンテナ素子にある傾きを指すビームを形成させることを意味する)。たとえば、アンテナポートの第1のグループのすべての傾きは12度であり、アンテナポートの第2のグループのすべての傾きは3度であり、また水平面は0度であることおよび下方の向きは正の傾きであることが仮定される。この場合、あるロケーションにおいて第1のネットワークデバイスによってアンテナポートの2つのグループから受信されるエネルギーは異なる。したがって、アンテナポートの2つのグループのコードブックの振幅に関して独立した制御が実行されるものとしてよく、受信性能は最適化される。
【0704】
適宜、ステップ202において、第1のコードブック集合は、第1のコードブックが選択される前に取得される。本発明の一実施形態において、第1のコードブック集合は、第1のネットワークデバイスに事前に記憶され得るか、または第2のネットワークデバイスまたは別の装置によって第1のネットワークデバイスに配信され得る。
【0705】
適宜、少なくとも1つの第1の構成メッセージが、第1のネットワークデバイスに送信され、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、および/または少なくとも1つの第2の構成メッセージが第1のネットワークデバイスに送信され、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい。
参照信号は、第1の構成メッセージを示すためにさらに使用され、および/または参照信号は、第2の構成メッセージを示すためにさらに使用され、それにより、第1のネットワークデバイスは、参照信号に従って第1の構成メッセージおよびまたは第2の構成メッセージを取得する。
【0706】
一実施形態において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。
【0707】
一実施形態において、本発明は、第1の構造および第2の構造を有するコードブック集合の可能な場合を与える。本発明が保護することを要求する第1のコードブックは、限定はしないが、次の構造であってよい。
1.第1のコードブックは、行列
【0708】
【数259】
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【0709】
のうちの1つであり、ランク指標の値は1であり、Va(x)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vm}内のサブベクトルであり、順序番号xを有し、Vb(y)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vn}内のサブベクトルであり、順序番号yを有し、0<i≦N1、および0<i'≦N1であり、N1は{Vm}内のサブベクトルの数を表し、N1'は{Vn}内のサブベクトルの数を表す、または
2.第1のコードブックは、行列
【0710】
【数260】
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【0711】
のうちの1つであり、ランク指標の値は2であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、および0<j'≦N1である、または
3.第1のコードブックは、行列
【0712】
【数261】
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【0713】
のうちの1つであり、ランク指標の値は3であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、および0<k'≦N1である、または
4.第1のコードブックは、行列
【0714】
【数262】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
のうちの1つであり、ランク指標の値は4であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、および0<l'≦N1である、または
5.第1のコードブックは、行列
【0716】
【数263】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
のうちの1つであり、ランク指標の値は5であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、および0<m'≦N1である、または
6.第1のコードブックは、行列
【0718】
【数264A】
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【数264B】
[この文献は図面を表示できません]
【数264C】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
のうちの1つであり、ランク指標の値は6であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、および0<n'≦N1である、または
7.第1のコードブックは、行列
【0720】
【数265A】
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【数265B】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
のうちの1つであり、ランク指標の値は7であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、および0<p'=N1である、または
8.第1のコードブックは、行列
【0722】
【数266A】
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【数266B】
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【数266C】
[この文献は図面を表示できません]
【数266D】
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【0723】
のうちの1つであり、ランク指標の値は8であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、0<p'=N1、0<q≦N1、および0<q'≦N1であり、
i、j、k、l、m、n、p、q、および同様のもののパラメータについて、Va部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等であり、i'、j'、k'、l'、m'、n'、p'、q'、および同様のもののパラメータについて、Vb部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等である。
【0724】
第1のコードブック集合に含まれる第1のコードブックの例示されている可能な形態において、i、j、k、l、m、n、p、およびqは、異なるコードブックベクトルを区別するためだけのものであることが理解されるであろう。
【0725】
さらに、本発明の一実施形態において、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0726】
【数267】
[この文献は図面を表示できません]
【0727】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0728】
【数268】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、
{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立ち、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立つか、または{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しく、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルは{VL'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ。
【0730】
本発明の別の実施形態において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0731】
【数269】
[この文献は図面を表示できません]
【0732】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0733】
【数270】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、
{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立ち、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立つか、または{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しく、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルは{VN'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{VM'}≠{VN'}が成り立つ。
【0735】
前述の実施形態において、{Vk'}≠{VL'}および/または{VM'}≠{VN'}関係を成り立たせる第1のコードブックでは、第1の構造および第2の構造の柔軟な構成が実装され、コードブックは、チャネルとよりよくマッチする。
【0736】
次に、
【0737】
【数271】
[この文献は図面を表示できません]
【0738】
にそれぞれ対応する振幅ベクトルの関係を提示する。振幅ベクトルの第1の関係、振幅ベクトルの第2の関係、および振幅ベクトルの第3の関係は各々、各サブベクトルに含まれる要素間の関係の構成モードを与える。振幅ベクトルの第3の関係および振幅ベクトルの第4の関係は、コードブック内の異なるコードブックベクトル間の関係を与える。第2のネットワークデバイスは、チャネル条件に従って異なる振幅ベクトルを構成することができ、したがって、伝送効率が高まる。振幅ベクトルの定義は、すでに説明されており、ここでさらに説明することはしない。
【0739】
たとえば、コードブック集合内のコードブックM2は、
【0740】
【数272】
[この文献は図面を表示できません]
【0741】
である。
【0742】
M2が、振幅ベクトルの第1の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0743】
【数273】
[この文献は図面を表示できません]
【0744】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0745】
【数274】
[この文献は図面を表示できません]
【0746】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【0747】
M2が、振幅ベクトルの第2の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0748】
【数275】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0750】
【数276】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1=g4である。
【0752】
M2が、振幅ベクトルの第3の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0753】
【数277】
[この文献は図面を表示できません]
【0754】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0755】
【数278】
[この文献は図面を表示できません]
【0756】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1=a2=a3=a4、b1=b2=b3=b4、c1=c2=c3=c4、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【0757】
M2が、振幅ベクトルの第4の関係を満たす場合、
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0758】
【数279】
[この文献は図面を表示できません]
【0759】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なり、
M2におけるすべての対応する第1のサブベクトル
【0760】
【数280】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
のVaにおける振幅ベクトルは、
【0762】
【数281】
[この文献は図面を表示できません]
【0763】
であり、
【0764】
【数282】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
のうちの少なくとも2つのベクトルは異なる。
【0766】
振幅ベクトルの第5の関係は、
第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0767】
【数283】
[この文献は図面を表示できません]
【0768】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【0769】
この場合、M2におけるすべての対応する第2のサブベクトル
【0770】
【数284】
[この文献は図面を表示できません]
【0771】
のVbにおける振幅ベクトルは、
【0772】
【数285】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
であり、
【0774】
【数286】
[この文献は図面を表示できません]
【0775】
は不等である。
【0776】
図8は、本発明による第1のネットワーク側装置の一実施形態を示しており、第1のネットワーク側装置は、
参照信号を受信するように構成されている第1の受信ユニット301と、
参照信号を測定して測定結果を取得するように構成されている測定ユニット302と、
測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択するように構成されている選択ユニット303であって、
第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである、選択ユニット303と、
コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信するように構成されている送信ユニット304であって、コードブックインデックスは、第1のコードブック集合から選択された第1のコードブックに対応する、送信ユニット304とを備える。
【0777】
さらに、コードブックインデックスは、符号化および/または復号プロセスにおいて第2のネットワークデバイスによって使用される第1のコードブックを示すために使用される。
【0778】
本発明では、ゼロベクトルは、長さ1のゼロ要素であってよく、非ゼロベクトルは、長さ1の非ゼロ要素であってよいことが理解されるであろう。一般的に、受動アンテナについては、垂直方向のダウンチルトは固定される。したがって、複数の空間的に多重化されたデータストリームについて、垂直方向の固定ダウンチルトを有する平面でのみ複数の水平ビームに調整が加えられるものとしてよく、複数のデータストリームは、複数のダウンチルトを有する平面内でより自由に多重化されることはあり得ない。それに加えて、アンテナポートが異なるダウンチルトに従ってグループ化される場合、本発明によって実現されるコードブック構造は、アンテナポートの異なるグループの送信電力に従って独立して構成されるものとしてよく、したがって柔軟性およびMIMOのパフォーマンスが改善される。
【0779】
本発明の一実施形態において、アンテナポートが垂直方向の傾きに従ってグループ化されたときに、コードブック内のコードブックベクトルのパラメータは、異なる傾きに従って独立して構成されるものとしてよく、したがって、データ伝送効率に柔軟に適応するという目的が達成される。この実施形態において、垂直方向の2つの傾きは、一例として使用されている(この方法は、2つよりも多い傾きにも適用可能である)。第1のコードブック内の各列において、アンテナポートの1つのグループは、非ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、ゼロベクトルに対応するか、またはアンテナポートの1つのグループは、ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、非ゼロベクトルに対応し、非ゼロベクトルとは、少なくとも1つの要素が非ゼロ要素であるベクトルのことであり、ゼロベクトルとは、すべての要素がゼロ要素であるベクトルのことである。本発明では、コードブックに含まれるベクトル内の第1のn1個の要素がアンテナポートの1つのグループに対応し、最後のn2個の要素がアンテナポートの別のグループに対応するときに、このベクトルの構造は
【0780】
【数287】
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【0781】
であり、V1はn1次元であり、V2はn2次元である。この場合、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【0782】
【数288】
[この文献は図面を表示できません]
【0783】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【0784】
【数289】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
を含み、
【0786】
【数290】
[この文献は図面を表示できません]
【0787】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【0788】
【数291】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0790】
【数292】
[この文献は図面を表示できません]
【0791】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【0792】
【数293】
[この文献は図面を表示できません]
【0793】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。本発明は、2つのグループにグループ化することのみに制限されていないことが理解されるであろう。実際の応用では、アンテナポートは、異なるダウンチルトまたは信号品質または同様のものなどの他の要因に従ってより多くのグループにグループ化される。特定の測定プロセスにおいて、第1のコードブック集合の中のコードブックは横断され、伝送特性と最もよくマッチする第1のコードブックがチャネル伝送のために決定され、使用される。
【0794】
第1のコードブックの中のサブベクトルの構造は、限定はしないが、前述の第1の構造または第2の構造であり得ることが理解されるであろう。適宜、第1のコードブック内のゼロベクトルおよび非ゼロベクトルのサブベクトルのロケーションは、異なっていてもよい。本発明の一実施形態において、4つのアンテナポートがある場合、第1の構造を有する第1のサブベクトル
【0795】
【数294】
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【0796】
中のベクトル内の要素は、
【0797】
【数295】
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【0798】
として表され、第2の構造を有する第2のサブベクトル
【0799】
【数296】
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【0800】
中のベクトル内の要素は、
【0801】
【数297】
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【0802】
として表され、
【0803】
【数298】
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【0804】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【0805】
【数299】
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【0806】
は、ベクトルVb内の要素である。本発明の別の実施形態において、アンテナポートが、2つのグループにグループ化されるときに、第1の構造は、
【0807】
【数300】
[この文献は図面を表示できません]
【0808】
であってよく、第2の構造は、
【0809】
【数301】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
であってよい。同様に、アンテナグループが、2つのグループにグループ化されるときに、本発明の別の実施形態において、第1の構造は、
【0811】
【数302】
[この文献は図面を表示できません]
【0812】
であってよく、第2の構造は、
【0813】
【数303】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
であってよい。
【0815】
代替的に、第1のコードブック集合は、第1の構造
【0816】
【数304】
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【0817】
第2の構造
【0818】
【数305】
[この文献は図面を表示できません]
【0819】
第3の構造
【0820】
【数306】
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【0821】
または第4の構造
【0822】
【数307】
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【0823】
のうちの少なくとも1つの構造を含む。
【0824】
【数308】
[この文献は図面を表示できません]
【0825】
は、ベクトルVa内の要素であり、Vaは、アンテナポートの1つのグループに対応する。対応関係は次のとおりである。第1の構造において、
【0826】
【数309】
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【0827】
は第1のアンテナポートに対応し、
【0828】
【数310】
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【0829】
は第3のアンテナポートに対応し、第2の構造において、
【0830】
【数311】
[この文献は図面を表示できません]
【0831】
は第2のアンテナポートに対応し、
【0832】
【数312】
[この文献は図面を表示できません]
【0833】
は第4のアンテナポートに対応し、第3の構造において、
【0834】
【数313】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
は第1のアンテナポートに対応し、
【0836】
【数314】
[この文献は図面を表示できません]
【0837】
は第4のアンテナポートに対応し、第4の構造において、
【0838】
【数315】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
は第2のアンテナポートに対応し、
【0840】
【数316】
[この文献は図面を表示できません]
【0841】
は第3のアンテナポートに対応し、
【0842】
【数317】
[この文献は図面を表示できません]
【0843】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【0844】
【数318】
[この文献は図面を表示できません]
【0845】
は、ベクトルVb内の要素である。
【0846】
アンテナポートが、3つのグループにグループ化されるときに、第1のコードブック集合は、第1の構造
【0847】
【数319】
[この文献は図面を表示できません]
【0848】
第2の構造
【0849】
【数320】
[この文献は図面を表示できません]
【0850】
第3の構造
【0851】
【数321】
[この文献は図面を表示できません]
【0852】
第4の構造
【0853】
【数322】
[この文献は図面を表示できません]
【0854】
第5の構造
【0855】
【数323】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
または第6の構造
【0857】
【数324】
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【0858】
のうちの少なくとも1つを含む。ベクトルVa、Vb、およびVcは各々、アンテナポートの1つのグループに対応する。
【0859】
本発明の一実施形態において、本発明は、第1の構造およびランク指標の値に対応する第2の構造の組合せを形成する。
【0860】
一般的に、第1のコードブックに含まれる非ゼロベクトル内の要素は、複素数の形態をとる。複素数α・eβに対して、αは振幅部分と称され、実数であり、eβは位相部分と称される。本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たす。本発明は、実装され得る第1の条件のいくつかの定義を与える。本発明では、断りのない限り、P、Q、およびKは、正整数である。
【0861】
第1の条件の第1の定義
【0862】
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0863】
【数325】
[この文献は図面を表示できません]
【0864】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【0865】
離散フーリエ変換行列DFT行列の一般的な表現は、
【0866】
【数326】
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【0867】
である。
【0868】
DFT行列の位相行列は、
【0869】
【数327】
[この文献は図面を表示できません]
【0870】
である。
【0871】
Nの値は、DFT行列が正方行列である場合の次数である。たとえば、
【0872】
【数328】
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【0873】
において、Vaが4次元である場合、DFT行列の位相行列の次数は4である。一実施形態において、ωの値は、
【0874】
【数329】
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【0875】
であり、
【0876】
【数330】
[この文献は図面を表示できません]
【0877】
となる。
【0878】
たとえば、ωの値が、
【0879】
【数331】
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【0880】
であるときに、4次DFT行列
【0881】
【数332】
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【0882】
の形態は、
【0883】
【数333】
[この文献は図面を表示できません]
【0884】
である。
【0885】
それに対応して、DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【0886】
【数334】
[この文献は図面を表示できません]
【0887】
である。
【0888】
本発明では、DFT行列の位相行列は、必ずしも正方行列ではないことが理解されるであろう。次数に従ってより多くの列または行が選択され得る。たとえば、行列は、
【0889】
【数335】
[この文献は図面を表示できません]
【0890】
であってよい。
【0891】
DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【0892】
【数336】
[この文献は図面を表示できません]
【0893】
である。
【0894】
DFT行列から選択された行の数または列の数は、本明細書において制限されないことが理解されるであろう。行の数は、Vaの値と少なくとも同じであるべきであり、列の数は、コードブック内の第1のベクトルの数と少なくとも同じであるべきであることが理解されるであろう。
【0895】
第1の条件の第2の定義
【0896】
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0897】
【数337】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数であり、CMPコードブックは、各ポートに対応する層内のただ1つの層が非ゼロ要素であるコードブックを指す。
【0899】
すべてのCMPコードブックにおいて、列ベクトルが2次元であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0900】
【表13】
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【0901】
列ベクトルが4次元であり、層の数が1であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0902】
【表14】
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【0903】
列ベクトルが4次元であり、層の数が2であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0904】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
たとえば、Table 3(表15)の中のインデックスが0であるときに、対応するCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合は次のとおりである。
【0906】
【数338】
[この文献は図面を表示できません]
【0907】
列ベクトルが4次元であり、層の数が3であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0908】
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0909】
列ベクトルが4次元であり、層の数が4であるCMPコードブックは次のとおりである。
【0910】
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
第1の条件の第3の定義
【0912】
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、ハウスホルダーHouseholder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合の部分集合であり、householder変換式は
【0913】
【数339】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
である。
【0915】
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0916】
【数340】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0918】
たとえば、第3の位相ベクトルは、Table 6(表18)の層の異なる数および異なるコードブックインデックスに対応する行列内
【0919】
【数341】
[この文献は図面を表示できません]
【0920】
の位相部分によって形成される集合の部分集合である。インデックスは、異なるコードブックインデックスに対応する。{αi}は、整数集合に対応し、
【0921】
【数342】
[この文献は図面を表示できません]
【0922】
内の異なる列が第3の位相ベクトルとして選択されることを示すために使用される。Table 6(表18)において、Unはhouseholder変換における対応するUnであり、Iは単位行列である。
【0923】
本発明において、Vaの値は、第1の条件の第1の定義、第1の条件の第2の定義、および第1の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。コードブックは、さらには、LTEにおいて2本のアンテナ、4本のアンテナ、または8本のアンテナについて定義されているコードブックであってよい。
【0924】
【表18】
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【0925】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たす。本発明は、実装され得る第2の条件のいくつかの定義を与える。
【0926】
第2の条件の第1の定義
【0927】
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は、第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0928】
【数343】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0930】
第2の条件の第2の定義
【0931】
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0932】
【数344】
[この文献は図面を表示できません]
【0933】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【0934】
第2の条件の第3の定義
【0935】
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0936】
【数345】
[この文献は図面を表示できません]
【0937】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【0938】
本発明において、Vbの値は、第2の条件の第1の定義、第2の条件の第2の定義、および第2の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。本発明では、第2の条件により対応関係を保護するために、第4の位相ベクトルと異なるパラメータによって形成される異なるDFT行列との間の関係、第5の位相ベクトルとCMPコードブック集合との間の関係、および第6の位相ベクトルとhouseholder変換を通じて異なる元のベクトルによって形成されるhouseholderコードブックとの間の関係を要求する。
【0939】
非依存性により、一コードブックにおいて、第1のコードブックが第1の条件の定義を満たしているときに、第2のコードブックは第2の条件の定義を満たし得ることが理解されるであろう。たとえば、第1のコードブックにおいて、第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件が満たされ、第2のコードブックにおいて、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件、またはそれらの任意の組合せが満たされる。
【0940】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たす。
【0941】
{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルは{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルは{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なる。第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0942】
【数346】
[この文献は図面を表示できません]
【0943】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0944】
【数347】
[この文献は図面を表示できません]
【0945】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、各要素の振幅部分は、アンテナポートの電力に対応する。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、アンテナポートの各グループの振幅ベクトルは、アンテナポートのこのグループの傾き特性に従って独立して決定される(傾きは、電気的傾きと機械的傾きとに分類されるものとしてよく、電気的傾きは、1つのアンテナポートに対応する複数のアンテナ素子の加重ベクトルが複数のアンテナ素子にある傾きを指すビームを形成させることを意味する)。たとえば、アンテナポートの第1のグループのすべての傾きは12度であり、アンテナポートの第2のグループのすべての傾きは3度であり、また水平面は0度であることおよび下方の向きは正の傾きであることが仮定される。この場合、あるロケーションにおいて第1のネットワークデバイスによってアンテナポートの2つのグループから受信されるエネルギーは異なる。したがって、アンテナポートの2つのグループのコードブックの振幅に関して独立した制御が実行されるものとしてよく、受信性能は最適化される。
【0946】
本発明の一実施形態において、図9は、第1のコードブックが選択される前に第1のコードブック集合を取得するように構成されている第3の取得ユニット305をさらに示している。本発明の別の実施形態において、図10は、第1のネットワークデバイスに第1のコードブック集合を事前記憶するように構成されているメモリ306を示している。
【0947】
適宜、図11は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを受信するように構成されている第2の受信ユニット307であって、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第2の受信ユニット307、および/または少なくとも1つの第2の構成メッセージを受信するように構成されている第3の受信ユニット308であって、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第3の受信ユニット308をさらに示している。一実施形態において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。別の実施形態において、第1の構成メッセージは、参照信号を測定することにより第1のネットワークデバイスによって取得され、および/または第2の構成メッセージは、参照信号を測定することにより第1のネットワークデバイスによって取得される。
【0948】
一実施形態において、本発明は、第1の構造および第2の構造を有するコードブック集合の可能な場合を与える。本発明が保護することを要求する第1のコードブックは、限定はしないが、次の構造であってよい。
1.第1のコードブックは、行列
【0949】
【数348】
[この文献は図面を表示できません]
【0950】
のうちの1つであり、ランク指標の値は1であり、Va(x)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vm}内のサブベクトルであり、順序番号xを有し、Vb(y)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vn}内のサブベクトルであり、順序番号yを有し、0<i≦N1、および0<i'≦N1であり、N1は{Vm}内のサブベクトルの数を表し、N1'は{Vn}内のサブベクトルの数を表す、または
2.第1のコードブックは、行列
【0951】
【数349】
[この文献は図面を表示できません]
【0952】
のうちの1つであり、ランク指標の値は2であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、および0<j'≦N1である、または
3.第1のコードブックは、行列
【0953】
【数350】
[この文献は図面を表示できません]
【0954】
のうちの1つであり、ランク指標の値は3であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、および0<k'≦N1である、または
4.第1のコードブックは、行列
【0955】
【数351】
[この文献は図面を表示できません]
【0956】
のうちの1つであり、ランク指標の値は4であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、および0<l'≦N1である、または
5.第1のコードブックは、行列
【0957】
【数352A】
[この文献は図面を表示できません]
【数352B】
[この文献は図面を表示できません]
【0958】
のうちの1つであり、ランク指標の値は5であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、および0<m'≦N1である、または
6.第1のコードブックは、行列
【0959】
【数353A】
[この文献は図面を表示できません]
【数353B】
[この文献は図面を表示できません]
【数353C】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
のうちの1つであり、ランク指標の値は6であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、および0<n'≦N1である、または
7.第1のコードブックは、行列
【0961】
【数354A】
[この文献は図面を表示できません]
【数354B】
[この文献は図面を表示できません]
【0962】
のうちの1つであり、ランク指標の値は7であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、および0<p'=N1である、または
8.第1のコードブックは、行列
【0963】
【数355A】
[この文献は図面を表示できません]
【数355B】
[この文献は図面を表示できません]
【数355C】
[この文献は図面を表示できません]
【数355D】
[この文献は図面を表示できません]
【0964】
のうちの1つであり、ランク指標の値は8であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、0<p'=N1、0<q≦N1、および0<q'≦N1であり、
i、j、k、l、m、n、p、q、および同様のもののパラメータについて、Va部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等であり、i'、j'、k'、l'、m'、n'、p'、q'、および同様のもののパラメータについて、Vb部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等である。
【0965】
第1のコードブック集合に含まれる第1のコードブックの例示されている可能な形態において、i、j、k、l、m、n、p、およびqは、異なるコードブックベクトルのロケーションを区別するためだけのものであることが理解されるであろう。
【0966】
さらに、本発明の一実施形態において、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0967】
【数356】
[この文献は図面を表示できません]
【0968】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0969】
【数357】
[この文献は図面を表示できません]
【0970】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、
{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立ち、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立つか、または{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しく、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルは{VL'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ。
【0971】
本発明の別の実施形態において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0972】
【数358】
[この文献は図面を表示できません]
【0973】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【0974】
【数359】
[この文献は図面を表示できません]
【0975】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、
{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立ち、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立つか、または{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しく、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルは{VN'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{VM'}≠{VN'}が成り立つ。
【0976】
前述の実施形態において、{Vk'}≠{VL'}および/または{VM'}≠{VN'}関係を成り立たせる第1のコードブックでは、第1の構造および第2の構造の柔軟な構成が実装され、コードブックは、チャネルとよりよくマッチする。
【0977】
次に、
【0978】
【数360】
[この文献は図面を表示できません]
【0979】
にそれぞれ対応する振幅ベクトルの関係を提示する。振幅ベクトルの第1の関係、振幅ベクトルの第2の関係、および振幅ベクトルの第3の関係は各々、各サブベクトルに含まれる要素間の関係の構成モードを与える。振幅ベクトルの第3の関係および振幅ベクトルの第4の関係は、コードブック内の異なるコードブックベクトル間の関係を与える。第2のネットワークデバイスは、チャネル条件に従って異なる振幅ベクトルを構成することができ、したがって、伝送効率が高まる。振幅ベクトルの定義は、すでに説明されており、ここでさらに説明することはしない。
【0980】
たとえば、コードブック集合内のコードブックM2は、
【0981】
【数361】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
である。
【0983】
M2が、振幅ベクトルの第1の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0984】
【数362】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0986】
【数363】
[この文献は図面を表示できません]
【0987】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【0988】
M2が、振幅ベクトルの第2の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0989】
【数364】
[この文献は図面を表示できません]
【0990】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0991】
【数365】
[この文献は図面を表示できません]
【0992】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1=g4である。
【0993】
M2が、振幅ベクトルの第3の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【0994】
【数366】
[この文献は図面を表示できません]
【0995】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【0996】
【数367】
[この文献は図面を表示できません]
【0997】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1=a2=a3=a4、b1=b2=b3=b4、c1=c2=c3=c4、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【0998】
M2が、振幅ベクトルの第4の関係を満たす場合、
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【0999】
【数368】
[この文献は図面を表示できません]
【1000】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なり、
M2におけるすべての対応する第1のサブベクトル
【1001】
【数369】
[この文献は図面を表示できません]
【1002】
のVaにおける振幅ベクトルは、
【1003】
【数370】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
であり、
【1005】
【数371】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
のうちの少なくとも2つのベクトルは異なる。
【1007】
振幅ベクトルの第5の関係は、
第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1008】
【数372】
[この文献は図面を表示できません]
【1009】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【1010】
この場合、M2におけるすべての対応する第2のサブベクトル
【1011】
【数373】
[この文献は図面を表示できません]
【1012】
のVbにおける振幅ベクトルは、
【1013】
【数374】
[この文献は図面を表示できません]
【1014】
であり、
【1015】
【数375】
[この文献は図面を表示できません]
【1016】
は不等である。
【1017】
図12は、本発明による第2のネットワーク側デバイスの一実施形態を示しており、第2のネットワーク側デバイスは、
参照信号を第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第1の送信ユニット401であって、参照信号は、測定を実行して測定結果を取得することを第1のネットワークデバイスに通知するために使用される、第1の送信ユニット401と、
第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信するように構成されている受信ユニット402であって、コードブックインデックスは、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応し、コードブックインデックスは、測定結果に従って第1のネットワークデバイスによって決定される、受信ユニット402と、
コードブックインデックスに従って、第1のコードブック集合内の第1のコードブックを決定するように構成されている決定ユニット403であって、
第1のコードブック集合は、少なくとも2つの第1のコードブックを含み、各第1のコードブックのサブベクトルWxは、ゼロベクトルと非ゼロベクトルとによって形成され、Wxを形成するベクトルは、アンテナポートの異なるグループに対応し、各第1のコードブックにおいて、異なるサブベクトルWxは、同じ構造または異なる構造に従って形成され、同じ構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと同じである、というものであり、異なる構造による形成は、異なるサブベクトルWx(1)およびWx(2)について、Wx(1)における非ゼロベクトルのロケーションが、Wx(2)における非ゼロベクトルのロケーションと異なる、というものである、決定ユニット403とを備える。
【1018】
本発明では、ゼロベクトルは、長さ1のゼロ要素であってよく、非ゼロベクトルは、長さ1の非ゼロ要素であってよいことが理解されるであろう。一般的に、受動アンテナについては、垂直方向のダウンチルトは固定される。したがって、複数の空間的に多重化されたデータストリームについて、垂直方向の固定ダウンチルトを有する平面でのみ複数の水平ビームに調整が加えられるものとしてよく、複数のデータストリームは、複数のダウンチルトを有する平面内でより自由に多重化されることはあり得ない。それに加えて、アンテナポートが異なるダウンチルトに従ってグループ化される場合、本発明によって実現されるコードブック構造は、アンテナポートの異なるグループの送信電力に従って独立して構成されるものとしてよく、したがって柔軟性およびMIMOのパフォーマンスが改善される。
【1019】
本発明の一実施形態において、アンテナポートが垂直方向の傾きに従ってグループ化されたときに、コードブック内のコードブックベクトルのパラメータは、異なる傾きに従って独立して構成されるものとしてよく、したがって、データ伝送効率に柔軟に適応するという目的が達成される。この実施形態において、垂直方向の2つの傾きは、一例として使用されている(この方法は、2つよりも多い傾きにも適用可能である)。第1のコードブック内の各列において、アンテナポートの1つのグループは、非ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、ゼロベクトルに対応するか、またはアンテナポートの1つのグループは、ゼロベクトルに対応し、アンテナポートの別のグループは、非ゼロベクトルに対応し、非ゼロベクトルとは、少なくとも1つの要素が非ゼロ要素であるベクトルのことであり、ゼロベクトルとは、すべての要素がゼロ要素であるベクトルのことである。本発明では、コードブックに含まれるベクトル内の第1のn1個の要素がアンテナポートの1つのグループに対応し、最後のn2個の要素がアンテナポートの別のグループに対応するときに、このベクトルの構造は
【1020】
【数376】
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【1021】
であり、V1はn1次元であり、V2はn2次元である。この場合、各第1のコードブックは、第1の構造を有する少なくとも1つの第1のサブベクトル
【1022】
【数377】
[この文献は図面を表示できません]
【1023】
および/または第2の構造を有する少なくとも1つの第2のサブベクトル
【1024】
【数378】
[この文献は図面を表示できません]
【1025】
を含み、
【1026】
【数379】
[この文献は図面を表示できません]
【1027】
の中のVaは、n1次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第1のグループに対応し、
【1028】
【数380】
[この文献は図面を表示できません]
【1029】
の中の0は、n2次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【1030】
【数381】
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【1031】
の中のVbは、n2次元の非ゼロベクトルであり、アンテナポートの第2のグループに対応し、
【1032】
【数382】
[この文献は図面を表示できません]
【1033】
の中の0は、n1次元のゼロベクトルを表し、アンテナポートの第1のグループに対応する。本発明は、2つのグループにグループ化することのみに制限されていないことが理解されるであろう。実際の応用では、アンテナポートは、異なるダウンチルトまたは信号品質または同様のものなどの他の要因に従ってより多くのグループにグループ化される。特定の測定プロセスにおいて、第1のコードブック集合の中のコードブックは横断され、伝送特性と最もよくマッチする第1のコードブックがチャネル伝送のために決定され、使用される。
【1034】
第1のコードブックの中のサブベクトルの構造は、限定はしないが、前述の第1の構造または第2の構造であり得ることが理解されるであろう。適宜、第1のコードブック内のゼロベクトルおよび非ゼロベクトルのサブベクトルのロケーションは、異なっていてもよい。本発明の一実施形態において、4つのアンテナポートがある場合、第1の構造を有する第1のサブベクトル
【1035】
【数383】
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【1036】
中のベクトル内の要素は、
【1037】
【数384】
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【1038】
として表され、第2の構造を有する第2のサブベクトル
【1039】
【数385】
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【1040】
中のベクトル内の要素は、
【1041】
【数386】
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【1042】
として表され、
【1043】
【数387】
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【1044】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【1045】
【数388】
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【1046】
は、ベクトルVb内の要素である。本発明の別の実施形態において、アンテナポートが、2つのグループにグループ化されるときに、第1の構造は、
【1047】
【数389】
[この文献は図面を表示できません]
【1048】
であってよく、第2の構造は、
【1049】
【数390】
[この文献は図面を表示できません]
【1050】
であってよい。同様に、アンテナグループが、2つのグループにグループ化されるときに、本発明の別の実施形態において、第1の構造は、
【1051】
【数391】
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【1052】
であってよく、第2の構造は、
【1053】
【数392】
[この文献は図面を表示できません]
【1054】
であってよい。
【1055】
代替的に、第1のコードブック集合は、第1の構造
【1056】
【数393】
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【1057】
第2の構造
【1058】
【数394】
[この文献は図面を表示できません]
【1059】
第3の構造
【1060】
【数395】
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【1061】
または第4の構造
【1062】
【数396】
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【1063】
のうちの少なくとも1つの構造を含む。
【1064】
【数397】
[この文献は図面を表示できません]
【1065】
は、ベクトルVa内の要素であり、Vaは、アンテナポートの1つのグループに対応する。対応関係は次のとおりである。第1の構造において、
【1066】
【数398】
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【1067】
は第1のアンテナポートに対応し、
【1068】
【数399】
[この文献は図面を表示できません]
【1069】
は第3のアンテナポートに対応し、第2の構造において、
【1070】
【数400】
[この文献は図面を表示できません]
【1071】
は第2のアンテナポートに対応し、
【1072】
【数401】
[この文献は図面を表示できません]
【1073】
は第4のアンテナポートに対応し、第3の構造において、
【1074】
【数402】
[この文献は図面を表示できません]
【1075】
は第1のアンテナポートに対応し、
【1076】
【数403】
[この文献は図面を表示できません]
【1077】
は第4のアンテナポートに対応し、第4の構造において、
【1078】
【数404】
[この文献は図面を表示できません]
【1079】
は第2のアンテナポートに対応し、
【1080】
【数405】
[この文献は図面を表示できません]
【1081】
は第3のアンテナポートに対応し、
【1082】
【数406】
[この文献は図面を表示できません]
【1083】
は、ベクトルVa内の要素であり、
【1084】
【数407】
[この文献は図面を表示できません]
【1085】
は、ベクトルVb内の要素である。
【1086】
アンテナポートが、3つのグループにグループ化されるときに、第1のコードブック集合は、第1の構造
【1087】
【数408】
[この文献は図面を表示できません]
【1088】
第2の構造
【1089】
【数409】
[この文献は図面を表示できません]
【1090】
第3の構造
【1091】
【数410】
[この文献は図面を表示できません]
【1092】
第4の構造
【1093】
【数411】
[この文献は図面を表示できません]
【1094】
第5の構造
【1095】
【数412】
[この文献は図面を表示できません]
【1096】
または第6の構造
【1097】
【数413】
[この文献は図面を表示できません]
【1098】
のうちの少なくとも1つを含む。ベクトルVa、Vb、およびVcは各々、アンテナポートの1つのグループに対応する。
【1099】
本発明の一実施形態において、本発明は、第1構造およびランク指標の値に対応する第2の構造の組合せを形成する。
【1100】
一般的に、第1のコードブックに含まれる非ゼロベクトル内の要素は、複素数の形態をとる。複素数α・eβに対して、αは振幅部分と称され、実数であり、eβは位相部分と称される。本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第1の条件を満たす。本発明は、実装され得る第1の条件のいくつかの定義を与える。本発明では、断りのない限り、P、Q、およびKは、正整数である。
【1101】
第1の条件の第1の定義
【1102】
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1103】
【数414】
[この文献は図面を表示できません]
【1104】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【1105】
離散フーリエ変換行列DFT行列の一般的な表現は、
【1106】
【数415】
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【1107】
である。
【1108】
DFT行列の位相行列は、
【1109】
【数416】
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【1110】
である。
【1111】
Nの値は、DFT行列が正方行列である場合の次数である。たとえば、
【1112】
【数417】
[この文献は図面を表示できません]
【1113】
において、Vaが4次元である場合、DFT行列の位相行列の次数は4である。一実施形態において、ωの値は、
【1114】
【数418】
[この文献は図面を表示できません]
【1115】
であり、
【1116】
【数419】
[この文献は図面を表示できません]
【1117】
となる。
【1118】
たとえば、ωの値が、
【1119】
【数420】
[この文献は図面を表示できません]
【1120】
であるときに、4次DFT行列
【1121】
【数421】
[この文献は図面を表示できません]
【1122】
の形態は、
【1123】
【数422】
[この文献は図面を表示できません]
【1124】
である。
【1125】
それに対応して、DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【1126】
【数423】
[この文献は図面を表示できません]
【1127】
である。
【1128】
本発明では、DFT行列の位相行列は、必ずしも正方行列ではないことが理解されるであろう。次数に従ってより多くの列または行が選択され得る。たとえば、行列は、
【1129】
【数424】
[この文献は図面を表示できません]
【1130】
であってよい。
【1131】
DFT行列の位相行列内の対応する列の集合は、
【1132】
【数425】
[この文献は図面を表示できません]
【1133】
である。
【1134】
DFT行列から選択された行の数または列の数は、本明細書において制限されないことが理解されるであろう。行の数は、Vaの値と少なくとも同じであるべきであり、列の数は、コードブック内の第1のベクトルの数と少なくとも同じであるべきであることが理解されるであろう。
【1135】
第1の条件の第2の定義
【1136】
すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1137】
【数426】
[この文献は図面を表示できません]
【1138】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数であり、CMPコードブックは、各ポートに対応する層内のただ1つの層が非ゼロ要素であるコードブックを指す。
【1139】
すべてのCMPコードブックにおいて、列ベクトルが2次元であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1140】
【表19】
[この文献は図面を表示できません]
【1141】
列ベクトルが4次元であり、層の数が1であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1142】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【1143】
列ベクトルが4次元であり、層の数が2であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1144】
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【1145】
たとえば、Table 3(表21)の中のインデックスが0であるときに、対応するCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合は次のとおりである。
【1146】
【数427】
[この文献は図面を表示できません]
【1147】
列ベクトルが4次元であり、層の数が3であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1148】
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【1149】
列ベクトルが4次元であり、層の数が4であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1150】
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【1151】
第1の条件の第3の定義
【1152】
すべての第3の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、ハウスホルダーHouseholder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合の部分集合であり、householder変換式は
【1153】
【数428】
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【1154】
である。
【1155】
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1156】
【数429】
[この文献は図面を表示できません]
【1157】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第3の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第3の位相ベクトルの第Kの要素である。
【1158】
たとえば、第3の位相ベクトルは、Table 6(表24)の層の異なる数および異なるコードブックインデックスに対応する行列内
【1159】
【数430】
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【1160】
の位相部分によって形成される集合の部分集合である。インデックスは、異なるコードブックインデックスに対応する。{αi}は、整数集合に対応し、
【1161】
【数431】
[この文献は図面を表示できません]
【1162】
内の異なる列が第3の位相ベクトルとして選択されることを示すために使用される。Table 6(表24)において、Unはhouseholder変換における対応するUnであり、Iは単位行列である。
【1163】
本発明において、Vaの値は、第1の条件の第1の定義、第1の条件の第2の定義、および第1の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。コードブックは、さらには、LTEにおいて2本のアンテナ、4本のアンテナ、または8本のアンテナについて定義されているコードブックであってよい。
【1164】
【表24】
[この文献は図面を表示できません]
【1165】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第2の条件を満たす。本発明は、実装され得る第2の条件のいくつかの定義を与える。
【1166】
第2の条件の第1の定義
【1167】
すべての第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は、第4の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第3の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1168】
【数432】
[この文献は図面を表示できません]
【1169】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第4の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第4の位相ベクトルの第Kの要素である。
【1170】
第2の条件の第2の定義
【1171】
すべての第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックは、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第4の対応関係の条件を満たし、CMPの位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1172】
【数433】
[この文献は図面を表示できません]
【1173】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第5の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第5の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【1174】
第2の条件の第3の定義
【1175】
すべての第6の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は、householder変換コードブック内の対応するサブベクトルによって形成される集合であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1176】
【数434】
[この文献は図面を表示できません]
【1177】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第6の位相ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第6の位相ベクトルの第Kの要素である。
【1178】
本発明において、Vbの値は、第2の条件の第1の定義、第2の条件の第2の定義、および第2の条件の第3の定義に示されている場合または関係にのみ限定されないことが理解されるであろう。本発明では、第2の条件により対応関係を保護するために、第4の位相ベクトルと異なるパラメータによって形成される異なるDFT行列との間の関係、第5の位相ベクトルとCMPコードブック集合との間の関係、および第6の位相ベクトルとhouseholder変換を通じて異なる元のベクトルによって形成されるhouseholderコードブックとの間の関係を要求する。
【1179】
非依存性により、一コードブックにおいて、第1のコードブックが第1の条件の定義を満たしているときに、第2のコードブックは第2の条件の定義を満たし得ることが理解されるであろう。たとえば、第1のコードブックにおいて、第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件が満たされ、第2のコードブックにおいて、第5の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件、またはそれらの任意の組合せが満たされる。
【1180】
本発明のさらに別の実施形態において、少なくとも1つの第1のコードブックは、第3の条件を満たす。
【1181】
{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第1の振幅ベクトルは{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルと異なり、および/または{Vn}に対応するすべての第2の振幅ベクトルにおいて、少なくとも1つの第2の振幅ベクトルは{Vm}に対応するすべての第1の振幅ベクトルと異なる。第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1182】
【数435】
[この文献は図面を表示できません]
【1183】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第1の振幅ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の振幅ベクトルの第Kの要素であり、第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1184】
【数436】
[この文献は図面を表示できません]
【1185】
のVb部分は集合{Vn}を形成し、{Vn}の各サブベクトル内のすべての要素の振幅部分は、第2の振幅ベクトルを形成し、{Vn}の各サブベクトル内の第Kの要素の振幅部分は、各対応する第2の振幅ベクトルの第Kの要素である。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、各要素の振幅部分は、アンテナポートの電力に対応する。この実施形態では、各第1のコードブックに含まれるサブベクトルにおいて、アンテナポートの各グループの振幅ベクトルは、アンテナポートのこのグループの傾き特性に従って独立して決定される(傾きは、電気的傾きと機械的傾きとに分類されるものとしてよく、電気的傾きは、1つのアンテナポートに対応する複数のアンテナ素子の加重ベクトルが複数のアンテナ素子にある傾きを指すビームを形成させることを意味する)。たとえば、アンテナポートの第1のグループのすべての傾きは12度であり、アンテナポートの第2のグループのすべての傾きは3度であり、また水平面は0度であることおよび下方の向きは正の傾きであることが仮定される。この場合、あるロケーションにおいて第1のネットワークデバイスによってアンテナポートの2つのグループから受信されるエネルギーは異なる。したがって、アンテナポートの2つのグループのコードブックの振幅に関して独立した制御が実行されるものとしてよく、受信性能は最適化される。
【1186】
適宜、図13は、第1のコードブックが選択される前に第1のコードブック集合を取得するように構成されている取得ユニット404をさらに示している。本発明の一実施形態において、図14は、第1のコードブック集合が、メモリ405に事前に記憶され得るか、または第2のネットワークデバイスまたは別の装置によって第1のネットワークデバイスに配信され得ることをさらに示している。
【1187】
適宜、図15は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第2の送信ユニット406であって、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第2の送信ユニット406、および/または
少なくとも1つの第2の構成メッセージを第1のネットワークデバイスに送信するように構成されている第3の送信ユニット407であって、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、第3の送信ユニット407をさらに示している。
【1188】
参照信号は、少なくとも1つの第1の構成メッセージを示すためにさらに使用され、各第1の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する位相部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第1の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい、および/または
参照信号は、少なくとも1つの第2の構成メッセージを示すためにさらに使用され、各第2の構成メッセージは、アンテナポートの1つのグループに対応する振幅部分のサブベクトル集合を決定するために使用され、少なくとも1つの第2の構成メッセージの数は、アンテナポートのグループの数に等しい。
【1189】
一実施形態において、第1の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成され、および/または第2の構成メッセージは、上位層のシグナリングまたは動的シグナリングを使用することにより第2のネットワークデバイスによって構成される。
【1190】
一実施形態において、本発明は、第1の構造および第2の構造を有するコードブック集合の可能な場合を与える。本発明が保護することを要求する第1のコードブックは、限定はしないが、次の構造であってよい。
1.第1のコードブックは、行列
【1191】
【数437】
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【1192】
のうちの1つであり、ランク指標の値は1であり、Va(x)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vm}内のサブベクトルであり、順序番号xを有し、Vb(y)によって表される非ゼロサブベクトルは、第1のベクトル集合{Vn}内のサブベクトルであり、順序番号yを有し、0<i≦N1、および0<i'≦N1であり、N1は{Vm}内のサブベクトルの数を表し、N1'は{Vn}内のサブベクトルの数を表す、または
2.第1のコードブックは、行列
【1193】
【数438】
[この文献は図面を表示できません]
【1194】
のうちの1つであり、ランク指標の値は2であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、および0<j'≦N1である、または
3.第1のコードブックは、行列
【1195】
【数439】
[この文献は図面を表示できません]
【1196】
のうちの1つであり、ランク指標の値は3であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、および0<k'≦N1である、または
4.第1のコードブックは、行列
【1197】
【数440】
[この文献は図面を表示できません]
【1198】
のうちの1つであり、ランク指標の値は4であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、および0<l'≦N1である、または
5.第1のコードブックは、行列
【1199】
【数441A】
[この文献は図面を表示できません]
【数441B】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
のうちの1つであり、ランク指標の値は5であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、および0<m'≦N1である、または
6.第1のコードブックは、行列
【1201】
【数442A】
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【数442B】
[この文献は図面を表示できません]
【数442C】
[この文献は図面を表示できません]
【1202】
のうちの1つであり、ランク指標の値は6であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、および0<n'≦N1である、または
7.第1のコードブックは、行列
【1203】
【数443A】
[この文献は図面を表示できません]
【数443B】
[この文献は図面を表示できません]
【1204】
のうちの1つであり、ランク指標の値は7であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、および0<p'=N1である、または
8.第1のコードブックは、行列
【1205】
【数444A】
[この文献は図面を表示できません]
【数444B】
[この文献は図面を表示できません]
【数444C】
[この文献は図面を表示できません]
【数444D】
[この文献は図面を表示できません]
【1206】
のうちの1つであり、ランク指標の値は8であり、0<i≦N1、0<i'≦N1、0<j≦N1、0<j'≦N1、0<k≦N1、0<k'≦N1、0<l≦N1、0<l'≦N1、0<m≦N1、0<m'≦N1、0<n≦N1、0<n'≦N1、0<p≦N1、0<p'=N1、0<q≦N1、および0<q'≦N1であり、
i、j、k、l、m、n、p、q、および同様のもののパラメータについて、Va部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等であり、i'、j'、k'、l'、m'、n'、p'、q'、および同様のもののパラメータについて、Vb部分に対応するサブベクトルが2つおきに不等である。
【1207】
第1のコードブック集合に含まれる第1のコードブックの例示されている可能な形態において、i、j、k、l、m、n、p、およびqは、異なるコードブックベクトルのロケーションを区別するためだけのものであることが理解されるであろう。
【1208】
さらに、本発明の一実施形態において、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1209】
【数445】
[この文献は図面を表示できません]
【1210】
のVa部分はサブベクトル集合{VK}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1211】
【数446】
[この文献は図面を表示できません]
【1212】
のVb部分はサブベクトル集合{VL}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VK}および{VL}は第4の条件を満たし、第4の条件は、
{Vk}内のサブベクトルVkの位相部分がベクトルVk'を形成し、{Vk}内のすべてのサブベクトルVkに対応するベクトルVk'が集合{Vk'}を形成し、{VL}内のサブベクトルVLの位相部分がベクトルVL'を形成し、{VL}内のすべてのサブベクトルVLに対応するベクトルVL'が集合{VL'}を形成し、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立ち、{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{Vk'}≠{VL'}が成り立つか、または{Vk'}の次元の数および{VL'}の次元の数が等しく、{Vk'}に含まれるサブベクトルの数および{VL'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{Vk'}に含まれるサブベクトルは{VL'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{Vk'}≠{VL'}が成り立つ。
【1213】
本発明の別の実施形態において、RIの値が1よりも大きいときに、各第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1214】
【数447】
[この文献は図面を表示できません]
【1215】
のVa部分はサブベクトル集合{VM}を形成し、各第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1216】
【数448】
[この文献は図面を表示できません]
【1217】
のVb部分はサブベクトル集合{VN}を形成し、同じ第1のコードブック内の対応する{VM}および{VN}は第5の条件を満たし、第5の条件は、
{VM}内のサブベクトルVMの振幅部分がベクトルVM'を形成し、{VM}内のすべてのサブベクトルVMに対応するベクトルVM'が集合{VM'}を形成し、{VN}内のサブベクトルVNの振幅部分がベクトルVN'を形成し、{VN}内のすべてのサブベクトルVNに対応するベクトルVN'が集合{VN'}を形成し、{VM'}≠{VN'}が成り立つ、というものである。集合の概念によれば、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立ち、{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が不等であるときに、{VM'}≠{VN'}が成り立つか、または{VM'}の次元の数および{VN'}の次元の数が等しく、{VM'}に含まれるサブベクトルの数および{VN'}に含まれるサブベクトルの数が等しいが、{VM'}に含まれるサブベクトルは{VN'}に含まれるサブベクトルと異なるときにも、{VM'}≠{VN'}が成り立つ。
【1218】
前述の実施形態において、{Vk'}≠{VL'}および/または{VM'}≠{VN'}関係を成り立たせる第1のコードブックでは、第1の構造および第2の構造の柔軟な構成が実装され、コードブックは、チャネルとよりよくマッチする。
【1219】
次に、
【1220】
【数449】
[この文献は図面を表示できません]
【1221】
にそれぞれ対応する振幅ベクトルの関係を提示する。振幅ベクトルの第1の関係、振幅ベクトルの第2の関係、および振幅ベクトルの第3の関係は各々、各サブベクトルに含まれる要素間の関係の構成モードを与える。振幅ベクトルの第3の関係および振幅ベクトルの第4の関係は、コードブック内の異なるコードブックベクトル間の関係を与える。第2のネットワークデバイスは、チャネル条件に従って異なる振幅ベクトルを構成することができ、したがって、伝送効率が高まる。振幅ベクトルの定義は、すでに説明されており、ここでさらに説明することはしない。
【1222】
たとえば、コードブック集合内のコードブックM2は、
【1223】
【数450】
[この文献は図面を表示できません]
【1224】
である。
【1225】
M2が、振幅ベクトルの第1の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【1226】
【数451】
[この文献は図面を表示できません]
【1227】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【1228】
【数452】
[この文献は図面を表示できません]
【1229】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【1230】
M2が、振幅ベクトルの第2の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【1231】
【数453】
[この文献は図面を表示できません]
【1232】
のVaにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【1233】
【数454】
[この文献は図面を表示できません]
【1234】
のVbにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、
a1、a2、a3、およびa4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、b1、b2、b3、およびb4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、c1、c2、c3、およびc4のうちの少なくとも2つの値は不等であり、d1≠d2、およびg1=g4である。
【1235】
M2が、振幅ベクトルの第3の関係を満たす場合、
第1のコードブック内の各第1のサブベクトル
【1236】
【数455】
[この文献は図面を表示できません]
【1237】
のVaにおける振幅ベクトル内のすべての要素は等しく、第1のコードブック内の各第2のサブベクトル
【1238】
【数456】
[この文献は図面を表示できません]
【1239】
のVbにおける振幅ベクトル内の少なくとも2つの要素は不等であり、
a1=a2=a3=a4、b1=b2=b3=b4、c1=c2=c3=c4、d1≠d2、およびg1≠g2である。
【1240】
M2が、振幅ベクトルの第4の関係を満たす場合、
第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1241】
【数457】
[この文献は図面を表示できません]
【1242】
のVaにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なり、
M2におけるすべての対応する第1のサブベクトル
【1243】
【数458】
[この文献は図面を表示できません]
【1244】
のVaにおける振幅ベクトルは、
【1245】
【数459】
[この文献は図面を表示できません]
【1246】
であり、
【1247】
【数460】
[この文献は図面を表示できません]
【1248】
のうちの少なくとも2つのベクトルは異なる。
【1249】
振幅ベクトルの第5の関係は、
第1のコードブック内のすべての第2のサブベクトル
【1250】
【数461】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
のVbにおける振幅ベクトルによって形成されるベクトル集合内の少なくとも2つの振幅ベクトルは異なる。
【1252】
この場合、M2におけるすべての対応する第2のサブベクトル
【1253】
【数462】
[この文献は図面を表示できません]
【1254】
のVbにおける振幅ベクトルは、
【1255】
【数463】
[この文献は図面を表示できません]
【1256】
であり、
【1257】
【数464】
[この文献は図面を表示できません]
【1258】
は不等である。
【1259】
適宜、上に示されているすべての実施形態において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスUEであり、第2のネットワークデバイスは、基地局eNBである。
【1260】
図16は、本発明によるシステムにおけるフローチャートである
【1261】
501。第2のネットワーク側デバイスが、参照信号を第1のネットワークデバイスに送信し、参照信号は、測定を実行して測定結果を取得することを第1のネットワークデバイスに通知するために使用される。
【1262】
502。第1のネットワークデバイスが、参照信号を受信し、参照信号を測定して測定結果を取得し、測定結果に従って第1のコードブック集合から第1のコードブックを選択する。
【1263】
一実施形態において、ランクがrである場合、第1のコードブック集合Cは、n個の第1のコードブックC(1)、C(2)、...、C(n)を含む。チャネル行列HRx×Txは、参照信号を測定することによって得られ、ランクrは、チャネル行列HRx×Txに従って得られる。第1のコードブック集合内でランクがrであるすべての第1のコードブックC(1)からC(n)が横断される。第1のコードブックの行数値はTxであり、第1のコードブックの列数値はrである。第1のコードブックに含まれるC(1)からC(n)の各々に対応するチャネル品質が計算される。適宜、C(1)からC(n)に対応するチャネル品質は、各第1のコードブックにおけるチャネルスループットであるか、または各第1のコードブックにおけるチャネルの信号対雑音比であり得る。C(i)が決定され、それにより、伝送効率は最高または最適となる。たとえば、最大チャネルスループットに対応する第1のコードブックが、すべての第1のコードブックから選択されるか、または最大信号対雑音比に対応する第1のコードブックが、すべての第1のコードブックから選択される。
【1264】
503。第1のネットワーク側デバイスは、コードブックインデックスを第2のネットワークデバイスに送信し、コードブックインデックスは、第1のコードブック集合から選択された第1のコードブックに対応する。
【1265】
504。第2のネットワーク側デバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信されたコードブックインデックスを受信し、コードブックインデックスは、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックに対応する。
【1266】
505。第2のネットワーク側デバイスは、コードブックインデックスに従って、第1のネットワークデバイスにより第1のコードブック集合において決定された第1のコードブックを決定する。
【1267】
コードブックの特性は、前述の実施形態においてすでに説明されており、ここでさらに説明することはしない。
【1268】
以下では、本発明は、第1のコードブックにおけるサブベクトル特性の一実施形態を提示する。この実施形態における条件は、前述の実施形態に対応する。
【1269】
第1のコードブックの例示的なV1
【1270】
【数465】
[この文献は図面を表示できません]
【1271】
において、
条件に合致する構造は、
【1272】
【数466】
[この文献は図面を表示できません]
【1273】
である。
【1274】
Va部分は4次元であり、Vb部分も4次元である、すなわち、第1のグループ内のアンテナポートの数が4であるとき、それに対応してランク8では、第1の構造の条件を満たすWxの対応する列ベクトルは5個ある。この場合、第1のコードブックにおいて、第1の構造の条件を満たすVaを有するすべてのサブベクトルWxは、第1の構造のベクトル集合を形成し、第1の構造のベクトル集合に含まれる要素は、それぞれ、
【1275】
【数467】
[この文献は図面を表示できません]
【1276】
である。
【1277】
第1の構造のベクトル集合内のすべてのサブベクトルWxのVa部分は第1のベクトル集合{Vm}を形成する。この実施形態では、対応する{Vm}は
【1278】
【数468】
[この文献は図面を表示できません]
【1279】
である。
【1280】
{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、対応する第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素である。第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合は
【1281】
【数469】
[この文献は図面を表示できません]
【1282】
であり、
これは、DFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合である。{Vm}の中の第M列内の第Kの要素の位相は、{Vm'}の中の第M列内の第Kの要素に等しい。たとえば、{Vm}の中の第3列内の第4の要素
【1283】
【数470】
[この文献は図面を表示できません]
【1284】
の位相は、{Vm'}の中の第3列内の第4の要素
【1285】
【数471】
[この文献は図面を表示できません]
【1286】
に等しい、すなわち、行列V1は、次の条件を満たす。
すべての第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合および離散フーリエ変換行列DFT行列は第1の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がDFT行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第1の対応関係の条件を満たし、DFT行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、DFT行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1287】
【数472】
[この文献は図面を表示できません]
【1288】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数である。
【1289】
第1のコードブックの第2の実施形態のV2
【1290】
【数473】
[この文献は図面を表示できません]
【1291】
において、
条件に合致する構造は、
【1292】
【数474】
[この文献は図面を表示できません]
【1293】
である。
【1294】
Va部分は4次元であり、Vb部分も4次元である、すなわち、第1のグループ内のアンテナポートの数が4であるとき、それに対応してランク5では、第1のコードブック構造の条件を満たすWxの対応する列ベクトルは2個ある。この場合、第1のコードブックにおいて、第1の構造の条件を満たすVaを有するすべてのサブベクトルWxは、第1の構造のベクトル集合を形成し、第1の構造のベクトル集合に含まれる要素は、それぞれ、
【1295】
【数475】
[この文献は図面を表示できません]
【1296】
である。
【1297】
第1の構造のベクトル集合内のすべてのサブベクトルWxのVa部分は第1のベクトル集合{Vm}を形成する。この実施形態では、対応する{Vm}は
【1298】
【数476】
[この文献は図面を表示できません]
【1299】
である。
【1300】
{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、対応する第1の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第1の位相ベクトルの第Kの要素である。すべての第1の位相によって形成されるベクトル集合は
【1301】
【数477】
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【1302】
であるか、または
【1303】
【数478】
[この文献は図面を表示できません]
【1304】
と表される。
【1305】
すべてのCMPコードブックにおいて、列ベクトルが2次元であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1306】
【表25】
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【1307】
列ベクトルが4次元であり、層の数が1であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1308】
【表26】
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【1309】
列ベクトルが4次元であり、層の数が2であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1310】
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【1311】
列ベクトルが4次元であり、層の数が3であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1312】
【表28】
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【1313】
列ベクトルが4次元であり、層の数が4であるCMPコードブックは次のとおりである。
【1314】
【表29】
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【1315】
この実施形態では、{Vm'}において、列ベクトルは4次元であり、要素は合計2個ある。列ベクトルが4次元であり、層の数が2であるTable 3(表27)において、コードブックインデックスが5であるCMPコードブックCm
【1316】
【数479】
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【1317】
であり、Cmの対応する位相行列は、
【1318】
【数480】
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【1319】
である。
【1320】
{Vm'}およびCmは、{Vm'}の列ベクトルの数2がCMPコードブック内の列の数2に等しいという第1の対応関係の条件を満たし、{Vm'}およびCmは、第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合
【1321】
【数481】
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【1322】
が、CMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという条件を満たす。明らかに、
【1323】
【数482】
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【1324】
は、Cmの位相行列内の第1の列に対応し、
【1325】
【数483】
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【1326】
は、Cmの位相行列内の第2の列に対応する。
【1327】
すなわち、すべての第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合およびCMPコードブック集合内の少なくとも1つのCMPコードブックが第2の位相ベクトルによって形成されるベクトル集合がCMPコードブック行列の位相行列内の対応する列ベクトルの集合の部分集合であるという第2の対応関係の条件を満たし、CMPコードブック行列の位相行列の中の第P行および第Q列内の要素は、CMPコードブック行列内の第P行および第Q列内の要素の位相部分であり、第1のコードブック内のすべての第1のサブベクトル
【1328】
【数484】
[この文献は図面を表示できません]
【1329】
のVa部分は集合{Vm}を形成し、{Vm}の各サブベクトル内のすべての要素の位相部分は、第2の位相ベクトルを形成し、{Vm}の各サブベクトル内の第Kの要素の位相部分は、各対応する第2の位相ベクトルの第Kの要素であり、P、Q、およびKは、正整数であり、CMPコードブックは、各ポートに対応する層内のただ1つの層が非ゼロ要素であるコードブックを指す。
【1330】
図17は、前述の装置の汎用コンピュータシステムの構造を示している。
【1331】
コンピュータシステムは、特に、プロセッサベースのコンピュータ、たとえば、汎用パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットなどの携帯デバイス、またはスマートフォンであってよい。
【1332】
より具体的には、コンピュータシステムは、バス、プロセッサ601、入力デバイス602、出力デバイス603、通信インターフェース604、およびメモリ605を備え得る。プロセッサ601、入力デバイス602、出力デバイス603、通信インターフェース604、およびメモリ605は、バスを使用することによって相互に接続される。
【1333】
バスは、チャネルを備え、コンピュータシステムのコンポーネントの間で情報を転送する。
【1334】
プロセッサ601は、汎用プロセッサ、たとえば、汎用中央演算処理装置(CPU)、ネットワークプロセッサ(Network Processor、略してNP)、またはマイクロプロセッサであり得るか、または特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、または本発明のソリューションにおいてプログラムの実行を制御するために使用される1つもしくは複数の集積回路であり得るか、またはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、もしくは他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート、もしくはトランジスタ論理デバイス、もしくはディスクリートハードウェアコンポーネントであり得る。
【1335】
メモリ605は、本発明の技術的ソリューションを実行するためにプログラムを記憶するものであり、オペレーティングシステムおよび他のアプリケーションプログラムをさらに記憶することができる。特に、プログラマは、プログラムコードを含むものとしてよく、プログラムコードはコンピュータ操作命令を含む。より具体的には、メモリ605は、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイス、磁気ディスク記憶装置、および同様のものであってよい。
【1336】
入力デバイス602は、ユーザによって入力されるデータおよび情報を受け取るための装置、たとえば、キーボード、マウス、カメラ、スキャナ、ライトペン、音声入力装置、またはタッチスクリーンを含み得る。
【1337】
出力デバイス603は、ユーザへの情報の出力を可能にし得る装置、たとえば、ディスプレイ、プリンタ、またはスピーカを含み得る。
【1338】
通信インターフェース604は、別のデバイスまたは通信ネットワーク、たとえば、Ethernet、無線アクセスネットワーク(RAN)、またはワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)と通信するために、トランシーバを使用する装置を含み得る。
【1339】
プロセッサ601は、メモリ605に記憶されているプログラムを実行し、本発明の実施形態および実施形態における装置に従ってチャネル情報を測定し、フィードバックするための方法を実装するように構成される。前述の実施形態の説明により、当業者は、本発明がハードウェア、ファームウェア、またはこれらの組合せによって実装され得ることを明確に理解することができる。本発明が、ソフトウェアによって実装される場合、前述の機能は、コンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体内の1つまたは複数の命令もしくはコードとして伝送され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムを一方の場所から別の場所に伝送することを可能にする媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータからアクセス可能な利用可能媒体であってよい。次に、一例を示すが、制限を課すものではない。コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または他の光ディスク(disc)記憶もしくはディスク(disk)記憶媒体、もしくは別の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造体の形態で予想されるプログラムコードを搬送もしくは記憶することができ、コンピュータによってアクセスされ得る他の媒体を含み得る。それに加えて、接続は、コンピュータ可読媒体と適切に定義され得る。たとえば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用することによってウェブサイト、サーバ、または別のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア線、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、これらが属す媒体の据え付けに含まれる。たとえば、本発明で使用されているディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、一般的に磁気的手段によってデータをコピーし、ディスク(disc)は、レーザ手段によってデータを光学的にコピーする。前述の組合せも、コンピュータ可読媒体の保護範囲内に含まれるべきである。
【1340】
要約すると、上で説明されている内容は、本発明の技術的解決策の例示的な実施形態にすぎないが、本発明の保護範囲を制限することを意図されていない。本発明の原理から逸脱することなく行われる変更、同等物の置換、または改善は、本発明の保護範囲内に収まるであろう。
【符号の説明】
【1341】
301 第1の受信ユニット
302 測定ユニット
303 選択ユニット
304 送信ユニット
305 第3の取得ユニット
306 メモリ
307 第2の受信ユニット
308 第3の受信ユニット
401 第1の送信ユニット
402 受信ユニット
403 決定ユニット
404 取得ユニット
405 メモリ
406 第2の送信ユニット
407 第3の送信ユニット
601 プロセッサ
602 入力デバイス
603 出力デバイス
604 通信インターフェース
605 メモリ
図1
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図2
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図3
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図4
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図5
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図6
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図7
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図8
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図9
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図10
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図11
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図12
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図13
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図14
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図15
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図16
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図17
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