(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、更に、前記配信ユーザのユーザ端末にインストールされている複数のアプリケーションの中から前記配信ユーザによって選択されたアプリケーションを前記特定のアプリケーションとして設定する処理を実行する、
請求項1又は2のシステム。
前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、更に、複数の視聴ユーザの中から前記配信ユーザによって選択された視聴ユーザを特定の視聴ユーザとして設定する処理を実行し、
前記第2の要求は、前記特定の視聴ユーザによって行われる、
請求項1ないし4何れかのシステム。
前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、更に、前記配信ユーザの配信待機状態の設定に応じて、前記配信ユーザが配信待機状態であることを前記特定の視聴ユーザに通知する処理を実行する、
請求項5のシステム。
前記1又は複数のコンピュータプロセッサは、更に、前記配信ユーザのユーザ端末によって送信される配信中のライブ動画を視聴する視聴ユーザが存在しなくなったときに、前記配信ユーザのユーザ端末によるライブ動画の送信を停止する処理を実行する、
請求項1ないし6何れかのシステム。
前記ライブ動画の送信を開始する処理は、2以上の所定数の視聴ユーザによる前記第2の要求に応じて、前記配信ユーザのユーザ端末による動画の送信を開始することを含む、
請求項1ないし7何れかのシステム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係る動画配信システム1のネットワークの構成を概略的に示す構成図である。動画配信システム1は、図示するように、動画配信サーバ10と、当該動画配信サーバ10とインターネット等のネットワーク20を介して通信可能に接続されたユーザ端末30とを備える。
図1においては、1つのユーザ端末30のみが図示されているが、動画配信システム1は、複数のユーザ端末30を備える。サーバ10は、配信ユーザのユーザ端末30(以下、「配信ユーザ端末30」と言うことがある。)によって送信されるライブ動画を視聴ユーザのユーザ端末30(以下、「視聴ユーザ端末30」と言うことがある。)に配信する動画配信サービスを提供する。本実施形態において、ユーザ端末30のユーザは、配信ユーザとしてライブ動画を配信することができ、また、視聴ユーザとして他のユーザによって配信されるライブ動画を視聴することもできる。
【0013】
動画配信サーバ10は、一般的なコンピュータとして構成されており、
図1に示すように、CPU(コンピュータプロセッサ)11と、メインメモリ12と、ユーザI/F13と、通信I/F14と、ストレージ(記憶装置)15とを備え、これらの各構成要素が図示しないバス等を介して電気的に接続されている。
【0014】
CPU11は、ストレージ15等に記憶されている様々なプログラムをメインメモリ12に読み込んで、当該プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メインメモリ12は、例えば、DRAM等によって構成される。
【0015】
ユーザI/F13は、ユーザとの間で情報をやり取りするための各種の入出力装置を含む。ユーザI/F13は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、タッチパネル等)等の情報入力装置、マイクロフォン等の音声入力装置、カメラ等の画像入力装置を含む。また、ユーザI/F13は、ディスプレイ等の画像出力装置、スピーカー等の音声出力装置を含む。
【0016】
通信I/F14は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワーク20等を介した有線又は無線の通信を実現できるように構成されている。
【0017】
ストレージ15は、例えば磁気ディスク、フラッシュメモリ等によって構成される。ストレージ15は、オペレーティングシステムを含む様々なプログラム、及び各種データ等を記憶する。
【0018】
本実施形態において、動画配信サーバ10は、それぞれが上述したハードウェア構成を有する複数のコンピュータを用いて構成され得る。例えば、動画配信サーバ10は、1又は複数のサーバ装置によって構成され得る。
【0019】
このように構成された動画配信サーバ10は、ウェブサーバ及びアプリケーションサーバとしての機能を有し、ユーザ端末30にインストールされているウェブブラウザ及びその他のアプリケーション(例えば、動画配信サービス用のアプリケーション)からの要求に応答して各種の処理を実行し、当該処理の結果に応じた画面データ(例えば、HTMLデータ)及び制御データ等をユーザ端末30に送信する。ユーザ端末30では、受信したデータに基づくウェブページ又はその他の画面が表示される。
【0020】
ユーザ端末30は、一般的なコンピュータとして構成されており、
図1に示すように、CPU(コンピュータプロセッサ)31と、メインメモリ32と、ユーザI/F33と、通信I/F34と、ストレージ(記憶装置)35とを備え、これらの各構成要素が図示しないバス等を介して電気的に接続されている。
【0021】
CPU31は、ストレージ35等に記憶されている様々なプログラムをメインメモリ32に読み込んで、当該プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メインメモリ32は、例えば、DRAM等によって構成される。
【0022】
ユーザI/F33は、ユーザとの間で情報をやり取りするための各種の入出力装置である。ユーザI/F33は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、タッチパネル等)等の情報入力装置、マイクロフォン等の音声入力装置、カメラ等の画像入力装置を含む。また、ユーザI/F33は、ディスプレイ等の画像出力装置、スピーカー等の音声出力装置を含む。
【0023】
通信I/F34は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワーク20等を介した有線又は無線の通信を実現できるように構成されている。
【0024】
ストレージ35は、例えば磁気ディスク又はフラッシュメモリ等によって構成される。ストレージ35は、オペレーティングシステムを含む様々なプログラム及び各種データ等を記憶する。ストレージ35が記憶するプログラムは、アプリケーションマーケット等からダウンロードされてインストールされ得る。
【0025】
本実施形態において、ユーザ端末30は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス、パーソナルコンピュータ、及びゲーム専用端末等として構成され得る。
【0026】
このように構成されたユーザ端末30のユーザは、ストレージ35等にインストールされているウェブブラウザ又はその他のアプリケーションを介した動画配信サーバ10との通信を実行することによって、動画配信サーバ10が提供する動画配信サービスを利用することができる。
【0027】
次に、本実施形態の動画配信システム1が有する機能について説明する。
図2は、動画配信サーバ10及びユーザ端末30がそれぞれ有する機能を概略的に示すブロック図である。サーバ10は、図示するように、様々な情報を記憶及び管理する情報記憶管理部41と、動画配信サービスの基本機能を制御する基本機能制御部43と、ライブ動画の配信を制御する動画配信制御部45とを有する。これらの機能は、CPU11及びメインメモリ12等のハードウェア、並びに、ストレージ15等に記憶されている各種プログラムやデータ等が協働して動作することによって実現され、例えば、メインメモリ12に読み込まれたプログラムに含まれる命令をCPU11が実行することによって実現される。また、
図2に示すサーバ10の機能の一部又は全部は、サーバ10とユーザ端末30とが協働することによって実現され、又は、ユーザ端末30によって実現され得る。
【0028】
ユーザ端末30は、
図2に示すように、様々な情報を記憶及び管理する情報記憶管理部51と、動画配信サービスにおける配信機能を制御する配信機能制御部53と、動画配信サービスにおける視聴機能を制御する視聴機能制御部55とを有する。これらの機能は、CPU31及びメインメモリ32等のハードウェア、並びに、ストレージ35等に記憶されている各種プログラムやデータ等が協働して動作することによって実現され、例えば、メインメモリ32に読み込まれたプログラムに含まれる命令をCPU31が実行することによって実現される。また、
図2に示すユーザ端末30の機能の一部又は全部は、サーバ10とユーザ端末30とが協働することによって実現され、又は、サーバ10によって実現され得る。
【0029】
動画配信サーバ10の情報記憶管理部41は、ストレージ15等において様々な情報を記憶及び管理する。情報記憶管理部41は、例えば、
図2に示すように、動画配信サービスのユーザに関する情報を管理するユーザ情報テーブル411と、個別の動画配信に関する情報を管理する配信情報テーブル412とを有するように構成され得る。
【0030】
動画配信サーバ10の基本機能制御部43は、動画配信サービスの基本機能の制御に関する様々な処理を実行する。例えば、基本機能制御部43は、基本機能に関する様々な画面のHTMLデータ又は制御データをユーザ端末30に送信し、ユーザ端末30で表示される当該画面を介したユーザによる操作入力に応答して様々な処理を実行し、当該処理の結果に応じたHTMLデータ又は制御データをユーザ端末30に送信する。基本機能制御部43によって制御される基本機能は、例えば、ログイン認証(ユーザ認証)、課金制御、ユーザ管理(例えば、ユーザ情報テーブル411の更新等)、及び、個別の動画配信の管理(例えば、配信情報テーブル412の更新等)を含む。
【0031】
動画配信サーバ10の動画配信制御部45は、動画の配信の制御に関する様々な処理を実行する。例えば、動画配信制御部45は、配信ユーザ端末30から送信されるライブ動画を複数の視聴ユーザ端末30に配信する処理を実行する。こうしたライブ動画の配信は、例えば、RTMP(Real Time Messaging Protocol)等のプロトコルを用いたストリーミング方式にて行われる。
【0032】
本実施形態の動画配信サービスにおいて配信されるライブ動画は、例えば、ユーザ端末30のディスプレイ等を介して表示される表示画面に対応する画像を含む。以下、当該表示画面に対応する画像を含む動画を「画面動画」と言うことがある。画面動画は、ユーザ端末30のマイクを介して入力される音声を含み得る。配信ユーザは、例えば、ユーザ端末30においてゲーム等のアプリケーションをプレイする様子を画面動画として配信し、又は、カメラアプリケーションを介して撮影される映像を画面動画として配信することができる。
【0033】
ユーザ端末30の情報記憶管理部51は、ストレージ35等において様々な情報を記憶及び管理する。ユーザ端末30の配信機能制御部53は、動画配信サービスの配信機能の制御に関する様々な処理を実行する。当該配信機能は、ユーザ端末30のユーザが配信ユーザとしてライブ動画を配信するための機能である。例えば、配信機能制御部53は、ライブ動画をサーバ10に送信する。例えば、ライブ動画が上記画面動画である場合において、配信機能制御部53は、ユーザ端末30のディスプレイ等を介して表示される表示画面に対応する画像、及び、マイクを介して入力される音声によって構成される画面動画の動画データをリアルタイムに生成し、当該生成した動画データをサーバ10に送信する。
【0034】
ユーザ端末30の視聴機能制御部55は、動画配信サービスの視聴機能の制御に関する様々な処理を実行する。当該視聴機能は、ユーザ端末30のユーザが視聴ユーザとして他のユーザによって配信される動画を視聴するための機能である。例えば、視聴機能制御部55は、サーバ10から送信されるライブ動画の動画データを受信し、当該受信した動画データに基づいてライブ動画を再生(表示)する。
【0035】
本実施形態において、動画配信サーバ10の基本機能制御部43は、配信ユーザによる第1の要求に応じて、当該配信ユーザを配信待機状態に設定するように構成されている。例えば、基本機能制御部43は、配信ユーザ端末30から第1の要求を受け付けると、対応する配信ユーザを配信待機状態に設定する。配信ユーザの配信待機状態は、例えば、ユーザ情報テーブル411において管理される。第1の要求は、配信ユーザ自身を配信待機状態に設定するための要求と言うことできる。
【0036】
また、本実施形態において、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、配信待機状態である配信ユーザに対する視聴ユーザによる第2の要求に応じて、ライブ動画の送信を開始するように構成されている。例えば、サーバ10の基本機能制御部43は、配信待機状態である特定の配信ユーザに対する第2の要求を視聴ユーザ端末30から受け付けると、当該特定の配信ユーザのユーザ端末30に対してライブ動画の送信開始を指示するように構成され、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、基本機能制御部43からの当該指示に応じて、ライブ動画の送信を開始するように構成される。第2の要求は、配信待機状態である配信ユーザに対するライブ動画の送信開始の要求と言うことができる。
【0037】
このように、本実施形態における動画配信システム1は、配信ユーザによる要求に応じて当該配信ユーザを配信待機状態に設定し、配信待機状態である配信ユーザに対する視聴ユーザによる要求に応じて、当該配信ユーザのユーザ端末30によるライブ動画の送信を開始する。従って、配信ユーザは、自身を配信待機状態に設定しておくことにより、視聴ユーザが存在する場合にのみライブ動画の配信を開始することができ、この結果、動画配信を開始することに対する心理的な障壁が低くなる。
【0038】
本実施形態において、配信ユーザ自身を配信待機状態に設定するための第1の要求は、配信ユーザ端末30における特定のアプリケーションの起動を伴って行われるように構成され得る。こうした構成は、特定のアプリケーションに関係するライブ動画の配信(例えば、特定のゲームアプリケーションの実況中継)を促進し得る。
【0039】
また、第1の要求は、上記特定のアプリケーションの起動後、配信ユーザによる操作入力なしに行われ得る。例えば、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、ユーザ端末30において特定のアプリケーションが起動したときに、第1の要求をサーバ10に送信するように構成される。こうした構成は、特定のアプリケーションを起動するだけで配信ユーザが配信待機状態に設定されるから、特定のアプリケーションに関係するライブ動画の配信がより一層促進され得る。
【0040】
また、第1の要求は、特定のアプリケーションの起動後、配信ユーザによる操作入力を介して行われ得る。例えば、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、特定のアプリケーションの起動に応じて所定のオブジェクトをユーザ端末30に表示し、当該所定のオブジェクトに対する配信ユーザによる操作入力に応じて第1の要求をサーバ10に送信するように構成される。この場合、当該所定のオブジェクトは、所定の時間の経過後に消去されるように構成され得る。こうした構成は、配信ユーザによる操作入力を介して配信ユーザが配信待機状態に設定されるから、不要な配信待機状態の設定が抑制され得る。
【0041】
本実施形態において、特定のアプリケーションは、配信ユーザ端末30にインストールされている複数のアプリケーションの中から配信ユーザによって予め選択された1又は複数のアプリケーションとして構成され得る。例えば、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、ユーザ端末30にインストールされている複数のアプリケーションの中から配信ユーザによって選択されたアプリケーションを特定のアプリケーションとして設定するように構成される。こうした特定のアプリケーションの設定内容は、動画配信サーバ10においても管理され得る。こうした構成は、配信ユーザが、ライブ動画の配信に関係し得るアプリケーションを特定のアプリケーションとして予め設定しておくことを可能とする。
【0042】
また、本実施形態において、特定のアプリケーションの起動を伴って設定された配信待機状態は、当該特定のアプリケーションの終了に応じて解除され得る。例えば、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、特定のアプリケーションの終了に応じて、配信待機状態を解除するための第3の要求をサーバ10に送信するように構成され、サーバ10の基本機能制御部43は、ユーザ端末30から第3の要求を受け付けると、対応する配信ユーザの配信待機状態を解除するように構成される。こうした構成は、配信待機状態の不要な継続を抑制し得る。なお、「特定のアプリケーションの終了」は、特定のアプリケーションが、他のアプリケーションの起動によって、バックグラウンドでの実行に切り替わることを含み得る。
【0043】
本実施形態において、配信待機状態である配信ユーザに対するライブ動画の送信開始を要求するための第2の要求を実行可能な視聴ユーザを制限するようにしても良い。例えば、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、複数の視聴ユーザの中から配信ユーザによって選択された視聴ユーザ(例えば、配信ユーザと所定の関係を有する視聴ユーザの一部又は全部)を特定の視聴ユーザとして設定するように構成され、サーバ10の基本機能制御部43は、第2の要求を、当該特定の視聴ユーザからのみ受け付けるように構成される。この場合、サーバ10の基本機能制御部43は、配信ユーザの配信待機状態の設定に応じて、当該配信ユーザが配信待機状態となったことを特定の視聴ユーザに通知するように構成され得る。こうした構成は、ライブ動画の送信開始を要求する視聴ユーザの制限を可能とする。
【0044】
本実施形態において、配信中のライブ動画を視聴する視聴ユーザが存在しなくなったときに、配信ユーザ端末30によるライブ動画の送信が停止されるようにしても良い。例えば、サーバ10の基本機能制御部43は、配信中のライブ動画を視聴する視聴ユーザが存在しなくなったときに、対応する配信ユーザ端末30に対してライブ動画の送信停止を指示するように構成され、ユーザ端末30の配信機能制御部53は、基本機能制御部43からの当該指示に応じて、ライブ動画の送信を停止するように構成される。こうした構成は、不要なライブ動画の送信を抑制し得る。
【0045】
本実施形態において、ライブ動画の送信開始を要求する第2の要求が2以上の所定数の視聴ユーザによって行われるのを待って、ライブ動画の送信が開始されるようにしても良い。例えば、サーバ10の基本機能制御部43は、2以上の所定数の視聴ユーザから第2の要求を受け付けた場合に、対応する配信ユーザ端末30に対してライブ動画の送信開始を指示するように構成され得る。こうした構成は、複数の視聴ユーザが存在する場合にのみライブ動画の配信を開始することを可能とする。
【0046】
次に、このような機能を有する本実施形態の動画配信システム1の具体例について説明する。この具体例における動画配信サービスでは、配信ユーザ端末30の表示画面に対応する画像を含む画面動画が、ライブ動画として複数の視聴ユーザ端末30に配信される。
【0047】
図3は、この例において、ユーザ情報テーブル411が管理する情報の一例を示す。ユーザ情報テーブル411は、動画配信サービスのユーザに関する情報を管理し、図示するように、個別のユーザを識別する「ユーザID」に対応付けて、アカウント名、年齢、性別等のユーザの基本的な情報である「基本情報」、動画配信の履歴に関する情報である「配信履歴情報」、他のユーザが配信する動画の視聴履歴に関する情報である「視聴履歴情報」、このユーザがフォローしている他のユーザに関する情報である「フォローユーザ情報」、このユーザをフォローしている他のユーザ(フォロワー)に関する情報である「フォロワー情報」、このユーザが配信待機状態であるか否かを示す「配信待機状態フラグ」、配信待機対象のアプリケーションに関する情報である「配信待機対象アプリ情報」、配信待機対象のユーザに関する情報である「配信待機対象ユーザ情報」等の情報を管理する。
【0048】
ユーザ情報テーブル411において管理される情報のうち、基本情報は、動画配信サービスに新規登録(アカウント作成)するとき等のタイミングでユーザによって入力された情報が設定され、その後、ユーザによる指示に応じて適宜に更新される。また、配信履歴情報及び視聴履歴情報は、ユーザによる動画の配信及び視聴に応じて適宜に更新される。また、フォローユーザ情報及びフォロワー情報は、ユーザ間のフォローの設定及び解除に応じて適宜に更新される。
【0049】
配信待機状態フラグは、詳しくは後述するが、配信待機状態の設定及び解除に応じて適宜に更新される。また、配信待機対象アプリ情報は、ユーザ端末30にインストールされている複数のアプリケーションの中から、配信待機対象のアプリケーションとして、ユーザによって選択された1又は複数のアプリケーションに関する情報(個別のアプリケーションを識別するアプリケーションIDを含む。)が設定される。配信待機対象のアプリケーションは、詳しくは後述するが、その起動に応じて、配信待機を入力するための配信待機入力オブジェクトを表示する対象となるアプリケーションである。また、配信待機対象ユーザ情報は、このユーザのフォロワーの中から、配信待機対象のユーザとして、ユーザによって選択された1又は複数のユーザに関する情報(ユーザIDを含む。)が設定される。配信待機対象のユーザは、詳しくは後述するが、このユーザが配信待機状態となったことを通知する対象となるユーザであって、このユーザに対して動画の送信開始の要求が可能なユーザである。
【0050】
図4は、この例において、配信情報テーブル412が管理する情報の一例を示す。配信情報テーブル412は、個別の動画配信に関する情報を管理し、図示するように、個別の動画配信を識別する「配信ID」に対応付けて、動画を配信する配信ユーザを識別する「配信ユーザID」、「配信タイトル」、「配信状況」等の情報を管理する。配信状況は、例えば、配信する動画を視聴する視聴ユーザの数(現在値及び最大値等)、及び配信継続時間等の情報を含む。
【0051】
配信情報テーブル412において管理される情報のうち、配信ID、配信ユーザID及び配信タイトルは、動画の配信が開始されるときに設定される。また、配信状況は、動画の配信中に適宜に更新される。
【0052】
図5は、動画配信サービスのユーザが当該サービスを利用するときの起点となるメイン画面60の一例を示す。このメイン画面60は、動画配信サービス用のアプリケーションがユーザ端末30上で起動されたとき等に表示され、当該動画配信サービス用のアプリケーションの画面である。
【0053】
メイン画面60は、
図5に示すように、配信待機状態のユーザを表示する待機中ユーザ表示領域61と、配信中の動画を一覧表示する動画一覧領域62とを有し、下端に基本メニュ領域100が配置されている。待機中ユーザ表示領域61には、ユーザがフォローしているユーザのうち、配信待機状態であるユーザのアイコン画像が表示される。動画一覧領域62には、配信中の動画に関する情報(動画のタイトル及び配信ユーザ情報等)が表示される。ユーザは、動画一覧領域62に表示されている動画の何れかを選択することにより、視聴ユーザとして、当該動画の視聴を開始することができる。待機中ユーザ表示領域61に関係する動作については後述する。
【0054】
基本メニュ領域100は、動画配信サービスを利用するときの基本となるメニュによって構成されており、メイン画面60以外の主要な画面においても同様に配置されている。基本メニュ領域100は、具体的には、メイン画面60を表示するためのメインメニュ102と、ユーザや動画を検索するための検索メニュ104と、動画の配信を開始するための配信メニュ106と、ユーザに対するお知らせを表示するためのお知らせメニュ108と、自身のユーザページ(マイページ)を表示するためのマイページメニュ109とによって構成されている。
【0055】
ユーザが検索メニュ104を選択すると、例えば、キーワード等を用いて他のユーザ又は動画を検索するための検索用画面が表示される。また、ユーザがマイページメニュ109を選択すると、ユーザ自身のユーザページ(マイページ)を表示するマイページ画面が表示され、ユーザは当該画面を介して、例えば、自身の基本情報等を閲覧及び編集することができ、配信履歴や視聴履歴を閲覧することができ、又、配信待機対象アプリケーションや配信待機対象ユーザの設定を行うことができる。
【0056】
ユーザが配信メニュ106を選択すると、
図6に例示する配信準備画面70がユーザ端末30に表示される。配信準備画面70は、図示するように、配信タイトルを入力するためのタイトル入力領域72と、「配信開始!」と表示された配信開始ボタン74とを有し、下端に基本メニュ領域100が配置されている。この配信準備画面70は、ユーザが動画の配信の開始を指示するための画面である。
【0057】
ユーザが、タイトル入力領域72に所望の配信タイトル(例えば、「ゲームXの実況!」等)を入力した上で、配信開始ボタン74を選択すると、配信準備画面70が閉じられて、画面動画の配信が開始される。具体的には、ユーザ端末30における表示画面に対応する画面動画の動画データの生成及びサーバ10への送信が開始される。画面動画の送信が開始されると、視聴ユーザからの要求に応答して、サーバ10から当該視聴ユーザのユーザ端末30に当該画面動画の動画データが送信されるようになる。なお、画面動画の送信の開始に応じて、配信管理テーブル412に新たなレコードが作成される。
【0058】
図7は、動画の配信中において配信ユーザ端末30に表示される配信画面80の一例を示す。当該配信画面80は、配信開始ボタン74が選択されて配信準備画面70が閉じられたときに表示される。この具体例では、動画の配信中において、動画配信サービス用のアプリケーションはバックグラウンドで動作し、配信画面80の画面全体に対応する表示領域210には、例えば、OSのホーム画面、又は、起動中の他のアプリケーションの画面が表示される。
【0059】
配信画面80には、
図7に示すように、画面上端のコメント入力領域82、その左下側のカメラ画像表示領域84、並びに、画面右下隅の設定ボタン86及び終了ボタン88が、それぞれ表示領域210に重畳して配置されている。コメント入力領域82は、ユーザが文字列等のコメントを入力できるように構成されている。また、カメラ画像表示領域84は、配信ユーザ端末30のフロントカメラ等を介して入力される画像(具体的には、例えば、配信ユーザの映像)が表示される。
【0060】
ユーザが設定ボタン86を選択すると、図示しない設定用画面を介して各種の配信設定を行うことができ、例えば、マイクの無効化(ミュート)、カメラの無効化(カメラ画像表示領域84の非表示を含む)、コメントの閲覧、コメント欄の非表示(コメント入力領域82の非表示)等の設定を行うことができる。「コメントの閲覧」は、配信ユーザ自身が入力したコメント、及び、視聴ユーザが入力したコメントを表示するための設定である。
【0061】
ここで、コメント入力領域82、カメラ画像表示領域84、設定ボタン86、及び終了ボタン88は、バックグラウンドで動作する動画配信サービス用のアプリケーションによって制御されるウィジェット形式のオブジェクトである。ユーザは、配信画面80の表示領域210全体のうち、オブジェクト82、84、86及び88以外の領域をタップ操作等することによって、表示領域210に表示されている画面を介した操作(OS、又は、起動中の他のアプリケーションに対する操作)を実行することができる。また、ユーザはコメント入力領域82及びカメラ画像表示領域84をスライド操作等することによって、これらの表示位置を変更する(オブジェクトを移動させる)こともできる。
【0062】
図8は、画面動画を視聴する視聴ユーザのユーザ端末30に表示される視聴画面90の一例を示す。視聴ユーザは、例えば、メイン画面60の動画一覧領域62に表示されている動画の何れかを選択すること、又は、検索メニュ104を介して検索した動画の何れかを選択すること等によって、視聴する動画を選択することができ、こうした動画の選択に応じて、対応する画面動画を表示する視聴画面90が視聴ユーザ端末30において表示される。
【0063】
視聴画面90は、
図8に示すように、画面動画を表示する動画表示領域92と、画面左下隅に位置するコメント入力領域93と、画面右下隅に位置する設定ボタン94及び終了ボタン95とを有する。図示するように、動画表示領域92は、配信ユーザ端末30における表示画面(配信画面80)に対応する画面動画が表示される。
【0064】
コメント入力領域93は、ユーザが文字列等のコメントを入力できるように構成されている。ユーザが設定ボタン94を選択すると、図示しない設定用画面を介して各種の視聴設定を行うことができ、例えば、コメントの閲覧等の設定を行うことができる。
【0065】
この例において、上述したように、配信ユーザは、配信準備画面70を介して動画の配信を開始することができる一方、配信待機状態の設定を介して、視聴ユーザによる要求に応じて動画の配信を自動的に開始することもできる。以下、こうした配信待機状態の設定を介して動画の配信を自動的に開始する動作について説明する。
【0066】
図9は、配信ユーザ端末30における配信待機対象アプリケーションの起動に応じて、配信ユーザ端末30、動画配信サーバ10、及び、視聴ユーザ端末30との間で実行される処理を例示するシーケンス図である。配信ユーザ端末30において配信待機対象アプリケーションが起動されると、まず、配信ユーザ端末30が、配信待機を入力するための配信待機入力オブジェクトを表示する(ステップS100)。具体的には、バックグラウンドで動作する動画配信サービス用のアプリケーションが、配信待機対象アプリケーションの起動を検出したときに配信待機入力オブジェクトを表示する。
【0067】
図10は、配信待機対象アプリケーションが起動されたときの配信ユーザ端末30の表示画面110の一例を示す。図示するように、表示画面110の下端中央において「配信待機」と表示された配信待機入力オブジェクト112が表示されている。当該オブジェクト112は、バックグラウンドで動作する動画配信サービス用のアプリケーションによって制御されるウィジェット形式のオブジェクトである。ユーザは、表示画面110の画面全体に対応する表示領域のうち、オブジェクト112以外の領域をタップ操作等することによって、表示領域に表示されている画面を介した操作(起動中の配信待機対象アプリケーションに対する操作)を実行することができる。
【0068】
配信待機入力オブジェクト112は、その表示後、所定の時間(例えば、3秒)を経過すると消去される。配信待機入力オブジェクト112が表示されている間において、当該オブジェクト112が配信ユーザによって選択されると、配信待機が入力され、配信ユーザ端末30からサーバ10に対して、配信待機状態の設定要求が送信される(ステップS110)。ここで、配信待機入力オブジェクト112が消去された後であっても、バックグラウンドで動作する動画配信サービス用のアプリケーションを介して配信待機の入力を行えるようにしても良い。例えば、表示画面110の上端において表示されるOSの通知領域(通知パネル)等を用いて、動画配信サービス用のアプリケーションを介した配信待機の入力を可能とすることができる。
【0069】
そして、配信待機状態の設定要求を受信した動画配信サーバ10は、対応する配信ユーザの配信待機状態の設定及び通知を行う(ステップS120)。具体的には、サーバ10は、ユーザ情報テーブル411において、対応する配信ユーザの配信待機状態フラグの値を、配信待機状態であることを示す値に更新すると共に、当該配信ユーザの配信待機対象ユーザに対して、当該配信ユーザが配信待機状態となったことを示すプッシュ通知を送信する。また、配信待機状態の設定に応じて、配信待機対象ユーザのメイン画面60の待機中ユーザ表示領域61において、対応する配信ユーザのアイコン画像が表示されるようになる。
【0070】
そして、待機中ユーザ表示領域61に表示されているアイコン画像が、何れかの視聴ユーザによって選択されると、視聴ユーザ端末30から対応する配信ユーザ端末30に対して、配信開始要求がサーバ10を介して送信される(ステップS130)。なお、視聴ユーザは、サーバ10から受信したプッシュ通知に対する操作入力を介して、対応する配信ユーザ端末30に対する配信開始要求を行うこともできる。
【0071】
続いて、配信開始要求を受信した配信ユーザ端末30は、画面動画の送信を自動的に開始する(ステップS140)。具体的には、配信準備画面70の配信開始ボタン74が選択された場合と同様に、配信ユーザ端末30における表示画面に対応する画面動画の動画データの生成及び配信サーバ10への送信が開始され、配信管理テーブル412に新たなレコードが作成される。なお、配信管理テーブル412の配信タイトルは、自動的に生成された文字列が設定される。また、画面動画の配信の開始に応じて、対応するユーザの配信待機状態が解除され、具体的には、ユーザ情報テーブル411において、対応するユーザの配信待機状態フラグの値が、配信待機状態でないことを示す値に更新される。配信開始要求を送信した視聴ユーザ端末30においては、待機中ユーザ表示領域61に表示されているアイコン画像の選択に応じて
図8に例示した視聴画面90が表示され、対応する配信ユーザ端末30から送信される画面動画が再生される。
【0072】
ここで、配信待機状態は、視聴ユーザによる配信開始要求が行われる前であっても、所定の終了条件が成立したときに解除される。この例において、配信待機状態は、(1)配信ユーザ端末30において配信待機対象アプリが終了したとき(他のアプリの起動に応じてバックグラウンドでの実行に切り替えられたときを含む)、(2)配信ユーザ端末30がスリープ状態となったとき、及び、(3)配信ユーザが配信待機状態の解除を要求したときに解除される。配信待機状態の解除の要求は、例えば、OSの通知領域等を用いて、動画配信サービス用のアプリケーションを介して行われる。動画配信サーバ10は、(1)〜(3)の状態を検出すると、ユーザ情報テーブル411において、対応するユーザの配信待機状態フラグの値を、配信待機状態でないことを示す値に更新する。
【0073】
このように、配信ユーザは、予め設定した配信待機対象アプリケーションの起動に応じて表示される配信待機入力オブジェクト112を選択するという簡易な操作入力によって、配信ユーザ自身を配信待機状態に設定することができる。そして、配信待機状態である間において、視聴ユーザによる配信開始要求が行われることにより、配信ユーザ端末30による画面動画の送信が自動的に開始されるから、配信ユーザは、視聴ユーザが存在する場合にのみ画面動画の配信を開始することができる。
【0074】
上述した例において、配信中の画面動画を視聴する視聴ユーザが存在しなくなったときに、配信ユーザ端末30による画面動画の送信が停止されるようにしても良い。この場合、例えば、動画配信サーバ10は、視聴ユーザの数(配信情報テーブル412において配信状況として管理されている。)が0となったときに、対応する配信ユーザ端末30に対して動画の送信停止を指示するように構成される。
【0075】
上述した例において、配信待機状態である配信ユーザに対して配信開始要求を行った視聴ユーザの数をユーザ情報テーブル411等において管理し、サーバ10が、当該視聴ユーザの数が2以上の所定数となったときに、配信ユーザ端末30に対して画面動画の送信開始を指示するようにしても良い。
【0076】
上述した例では、視聴ユーザによる配信開始要求に応じて、配信ユーザ端末30による画面動画の送信が自動的に開始されるようにしたが、視聴ユーザによる配信開始要求の後、所定時間待機した後に、配信ユーザ端末30による画面動画の送信が開始されるようにしても良い。この場合、所定時間の待機中に、配信ユーザ端末30において所定の表示(例えば、カウントダウン表示)を行うようにしても良い。また、配信ユーザの操作入力(配信ユーザによる確認)を介して、画面動画の送信が開始されるようにしても良い。例えば、視聴ユーザによる配信開始要求に応じて、送信開始を指示するためのオブジェクトを配信ユーザ端末30において表示し、当該オブジェクトの選択に応じて、画面動画の送信が開始されるようにしても良い。
【0077】
上述した例において、1の動画を同時に視聴可能な視聴ユーザの数に上限を設けるようにしても良い。例えば、特定の動画を視聴する視聴ユーザの数(配信情報テーブル412において配信状況として管理されている。)が所定数となった場合に、新たな別の視聴ユーザによる当該特定の動画の視聴が制限されるようにしても良い。
【0078】
上述した例では、配信待機対象アプリケーションの起動に応じて表示される配信待機入力オブジェクト112に対する操作入力を介して配信待機が入力されるようにしたが、配信待機を入力する態様はこれに限定されない。例えば、配信待機対象アプリケーションの起動に応じて、配信ユーザによる操作入力なしに、直ちに配信待機が入力される(配信ユーザ端末30からサーバ10に対して配信待機状態の設定要求が送信される)ようにしても良い。また、配信待機対象アプリケーションの起動の有無にかかわらず任意のタイミングで、動画配信サービス用のアプリケーションを介して、配信待機を入力できるようにしても良い。
【0079】
以上説明した本実施形態の動画配信システム1は、配信ユーザによる要求に応じて当該配信ユーザを配信待機状態に設定し、配信待機状態である配信ユーザに対する視聴ユーザによる要求に応じて、当該配信ユーザのユーザ端末30によるライブ動画(例えば、画面動画)の送信を開始する。従って、配信ユーザは、自身を配信待機状態に設定しておくことにより、視聴ユーザが存在する場合にのみライブ動画の配信を開始することができ、この結果、動画配信を開始することに対する心理的な障壁が低くなる。このように、本発明の実施形態は、ユーザによるライブ動画の配信を促進する。
【0080】
本明細書で説明された処理及び手順は、明示的に説明されたもの以外にも、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの任意の組み合わせによって実現される。例えば、本明細書で説明される処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク等の媒体に、当該処理及び手順に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明された処理及び手順は、当該処理・手順に相当するコンピュータプログラムとして実装し、各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0081】
本明細書中で説明された処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理または手順は複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は複数のモジュールによって実行され得る。また、本明細書において説明されたソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、またはより多い構成要素に分解することによって実現することも可能である。
【0082】
本明細書において、発明の構成要素が単数もしくは複数のいずれか一方として説明された場合、又は、単数もしくは複数のいずれとも限定せずに説明された場合であっても、文脈上別に解すべき場合を除き、当該構成要素は単数又は複数のいずれであってもよい。
本発明の一実施形態に係る動画配信システム1は、動画配信サーバ10と、当該動画配信サーバ10とネットワーク20を介して通信可能に接続されたユーザ端末30とを備える。動画配信サーバ10は、配信ユーザのユーザ端末30によって送信されるライブ動画を視聴ユーザのユーザ端末30に配信する動画配信サービスを提供する。動画配信システム1は、配信ユーザによる要求に応じて当該配信ユーザを配信待機状態に設定し、配信待機状態である配信ユーザに対する視聴ユーザによる要求に応じて、当該配信ユーザのユーザ端末30によるライブ動画の送信を開始する。