特許第6379733号(P6379733)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6379733不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6379733
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   G11C 16/26 20060101AFI20180820BHJP
   G11C 16/08 20060101ALI20180820BHJP
【FI】
   G11C16/26
   G11C16/08 120
【請求項の数】5
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2014-132249(P2014-132249)
(22)【出願日】2014年6月27日
(65)【公開番号】特開2016-12380(P2016-12380A)
(43)【公開日】2016年1月21日
【審査請求日】2017年2月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】308014341
【氏名又は名称】富士通セミコンダクター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平
(72)【発明者】
【氏名】渡部 真一
【審査官】 堀田 和義
(56)【参考文献】
【文献】 特表2003−530656(JP,A)
【文献】 特開2002−184192(JP,A)
【文献】 特開2007−164865(JP,A)
【文献】 特開2012−113810(JP,A)
【文献】 特開2002−367382(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11C 16/26
G11C 16/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データが書き込まれる複数のメモリセルと、
リファレンスメモリセルと、
前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を測定する電流測定部と、
前記リファレンスメモリセルの複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応づけた情報を記録する記録部と、
前記電流測定部で測定したリファレンス電流値と前記記録部に記録された前記情報とに基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御するゲート電圧制御部と、を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
【請求項2】
前記記録部に記録された前記情報のうち、前記複数の動作温度それぞれの前記リファレンス電流値は、前記複数の動作温度に含まれる基準温度における前記ゲート電圧値のゲート電圧を印加した場合に発生するリファレンス電流値であり、前記複数の動作温度それぞれの前記ゲート電圧値は、前記基準温度における前記リファレンス電流値と同等のリファレンス電流が発生する場合のゲート電圧値であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項3】
前記ゲート電圧制御部は、前記記録部に記録された前記情報に含まれる複数の前記リファレンス電流値のうち前記電流測定部で測定したリファレンス電流値に最も近いリファレンス電流値に対応するゲート電圧値に制御することを特徴とする請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項4】
前記記録部は、前記複数のメモリセルが設けられたメモリセルアレイ内の書き換え不可の領域にあることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の不揮発性半導体記憶装置。
【請求項5】
データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、を備える不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、
前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を取得し、
取得したリファレンス電流値と、記録部に記録され、前記リファレンスメモリセルの複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応づけた情報と、に基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御する、ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法に関し、例えば複数のメモリセルとリファレンスメモリセルと、を備える不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データが書き込まれる複数のメモリセルの他に、データの読み出し等において電流比較として用いられるリファレンスメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置が知られている。
【0003】
また、強誘電体メモリにおいて、高速駆動と消費電力低減のために、強誘電体キャパシタに印加する電圧をスイープさせて求めた飽和分極点となる最小電圧を駆動電圧に用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
動作速度を確保するために、温度検出回路と、温度検出回路の出力信号又は外部からの入力信号によって動作電圧を絶対的に小さな電圧に切り換える降圧電源回路と、を備えた半導体記憶装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。温度依存性を持つ半導体集積回路で、温度を異ならせて電源レギュレータの出力値を測定し、この測定値を用いてトリミングを行うことで、製品の精度向上化と製品化までの効率化を図ることが知られている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−297079号公報
【特許文献2】特開平6−85159号公報
【特許文献3】特開2004−200327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メモリセル及びリファレンスメモリセルでは、動作温度が上昇するに従い、それぞれで発生する電流が上昇する。また、メモリセルで発生する電流が上昇するに連れて、複数のメモリセルの間で電流値のばらつきが大きくなる。
【0007】
メモリセルに対するデータの書き込み及び消去の完了を判断するベリファイにおいて、メモリセルで発生するセル電流とリファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流との比較を行う。この際、メモリセルで発生するセル電流値のばらつきが大きいと、ばらつきの端のセル電流がリファレンス電流との比較で規格を満足するまで、データの書き込み又は消去が繰り返されることになる。このため、データの書き込み又は消去の遅延等、品質の低下が生じてしまう。
【0008】
本不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法は、品質の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書に記載の不揮発性半導体記憶装置は、データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を測定する電流測定部と、前記リファレンスメモリセルの複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応付けた情報を記録する記録部と、前記電流測定部で測定した前記リファレンス電流値と前記記録部に記録された前記情報とに基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御するゲート電圧制御部と、を備えている。
【0011】
本明細書に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法は、データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、を備える不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を取得し、取得したリファレンス電流値と、記録部に記録され、前記リファレンスメモリセルの複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応づけた情報と、に基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御する。
【発明の効果】
【0013】
本明細書に記載の不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法によれば、品質の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、比較例1に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図2図2は、メモリセルアレイを説明する図である。
図3図3は、メモリセルで発生するセル電流とリファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流との比較について説明する図である。
図4図4は、比較例1の不揮発性半導体記憶装置において、リファレンスメモリセルに対して行う試験を説明するフローチャートである。
図5図5は、データの書き込み及び消去のベリファイを説明するフローチャートである。
図6図6は、ゲート電圧とセル電流及びリファレンス電流との関係を示す図である。
図7図7は、実施例1に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図8図8は、1次試験を説明するフローチャートである。
図9図9は、2次試験を説明するフローチャートである。
図10図10は、データの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御を示すフローチャートである。
図11図11は、実施例2に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図12図12(a)は、リファレンスメモリセルの動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報を示す図であり、図12(b)は、リファレンスメモリセルの動作温度とリファレンス電流値とを対応付けた情報を示す図である。
図13図13は、データの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御を示すフローチャートである。
図14図14は、実施例3に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図15図15は、データの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施例1に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する前に、比較例1に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。図1は、比較例1に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図1のように、比較例1の不揮発性半導体記憶装置400は、メモリ部10とロジック部40とを有する。メモリ部10は、例えば不揮発性半導体メモリであり、フラッシュメモリ等のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。
【0016】
メモリ部10は、メモリセルアレイ12、リファレンスメモリセル14、ステートマシン16、昇圧回路18、デコーダ20、Yセレクタ22、センスアンプ24、及びデータバッファ26を有する。
【0017】
ロジック部40は、降圧回路42、設定レジスタ44、及びCPU(Central Processing Unit)46を有する。また、不揮発性半導体記憶装置400には、定電圧電源50が接続されている。
【0018】
図2は、メモリセルアレイを説明する図である。図2のように、メモリセルアレイ12は、アレイ状に並んだ複数のメモリセル60を有する。メモリセル60は、ワード線WLに接続された制御ゲートと、フローティングゲートと、を有するトランジスタを含む不揮発性のメモリセルである。図2の横方向(行方向)に並ぶメモリセル60は、制御ゲートを共通のワード線WLに接続し、ソースを共通のソース線SLに接続している。図2の縦方向(列方向)に並ぶメモリセル60は、ドレインを共通のビット線BLに接続している。
【0019】
図1におけるリファレンスメモリセル14は、リファレンスワード線に接続された制御ゲートと、フローティングゲートと、を有するトランジスタを含む不揮発性のメモリセルである。リファレンスメモリセル14は、所定の閾値電圧に設定されている。リファレンスメモリセル14は、メモリセル60に対するデータの読み出しにおいてリファレンス電流を発生する。また、リファレンスメモリセル14は、メモリセル60に対するデータの書き込み及び消去の完了を判断するベリファイにおいてリファレンス電流を発生する。リファレンスメモリセル14は、メモリセル60で発生するセル電流に基づいて、メモリセル60に保持されているデータの論理を判定するために設けられている。リファレンスメモリセル14は、メモリ部10内に1つ設けられていて、複数のメモリセル60の全てとの比較に用いられる。
【0020】
図3は、メモリセルで発生するセル電流とリファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流との比較について説明する図である。図3のように、メモリセル60とリファレンスメモリセル14とは共に、半導体基板70内にソース領域72とドレイン領域74とを有する。ソース領域72とドレイン領域74との間の半導体基板70上に、フローティングゲート76と制御ゲート78とが設けられている。メモリセル60の制御ゲート78はワード線WLに接続され、リファレンスメモリセル14の制御ゲート78はリファレンスワード線RWLに接続されている。
【0021】
フローティングゲートを有するメモリセルは、フローティングゲートに電子を注入して閾値電圧を変えることで、データを記憶する。メモリセルの閾値電圧は、電子がフローティングゲート中に存在すると高くなり、電子がフローティングゲート中に存在しないと低くなる。閾値電圧が高いメモリセルを流れる電流は、閾値電圧が低いメモリセルを流れる電流と比べて少ない。
【0022】
フローティングゲートに電子を注入する書き込みにより、メモリセル60は、閾値電圧が高く且つセル電流が少ない状態となって、論理0に設定される。フローティングゲートから電子が放出される消去により、メモリセル60は、閾値電圧が低く且つセル電流が多い状態となって、論理1に設定される。したがって、リファレンスメモリセル14は、論理0のメモリセルを流れるセル電流と論理1のメモリセルを流れるセル電流との間の値(例えば、両セル電流の中間値)のリファレンス電流を発生するように設定されている。
【0023】
センスアンプ24は、メモリセル60で発生するセル電流とリファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流とを比較し、その比較結果に基づいて、メモリセル60に保持されているデータの論理を判定する。センスアンプ24は、セル電流がリファレンス電流よりも多い場合に論理1と判定し、セル電流がリファレンス電流よりも少ない場合に論理0と判定する。
【0024】
図1におけるステートマシン16は、CPU46の指示の下、メモリ部10の各部を制御する。例えば、ステートマシン16は、CPU46の指示の下、メモリセル60に対する読み出し、書き込み、消去、並びに書き込み及び消去のベリファイのための制御をする。
【0025】
降圧回路42は、設定レジスタ44で設定された条件に従って、定電圧電源50で生成された一定電圧値の電圧を降圧する。降圧回路42は、例えばロジック部40内に異なる駆動電圧域の素子がある場合に、低電圧域の素子に対して降圧回路42を介して電圧が供給されるように設けられている。また、メモリ部10には、降圧回路42を介して電圧が供給される。
【0026】
昇圧回路18は、必要に応じて、降圧回路42から供給される電圧を昇圧する。例えば、昇圧回路18は、降圧回路42から供給される電圧では、メモリセル60に対するデータの書き込み等の動作上で不足する場合に昇圧する。昇圧回路18を経由した電圧は、メモリセルアレイ12及びリファレンスメモリセル14に供給される。
【0027】
デコーダ20は、XデコーダとYデコーダとを含む。Xデコーダは、ステートマシン16の指示の下、ワード線WLを選択する。Yデコーダは、ステートマシン16の指示の下、ビット線BLを選択する信号を生成し、生成した信号をYセレクタ22に出力する。Yセレクタ22は、Yデコーダからの信号に基づいて、ビット線BLを選択する。これにより、アクセスされるメモリセル60が選択されて、電圧が供給される。
【0028】
センスアンプ24は、メモリセル60に対するデータの読み出しにおいて、メモリセル60で発生するセル電流とリファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流とを比較する。センスアンプ24は、比較結果に基づいて、メモリセル60に保持されているデータの論理を判定し、判定により得られた論理をデータバッファ26に出力する。
【0029】
また、センスアンプ24は、メモリセル60に対するデータの書き込み及び消去のベリファイにおいて、メモリセル60で発生するセル電流とリファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流とを比較する。センスアンプ24は、比較結果に基づいて、メモリセル60に対するデータの書き込み又は消去が完了したか否かを判定し、判定結果をデータバッファ26に出力する。
【0030】
データバッファ26に出力された論理及び判定結果は、ステートマシン16に送られ、その後にCPU46に出力される。
【0031】
CPU46は、不揮発性半導体記憶装置400全体を制御する。
【0032】
次に、比較例1の不揮発性半導体記憶装置400の動作を開始させる前に、リファレンスメモリセル14に対して予め行う試験について説明する。図4は、比較例1の不揮発性半導体記憶装置において、リファレンスメモリセルに対して行う試験を説明するフローチャートである。試験は、常温(例えば25℃)の環境下で行われる。
【0033】
図4のように、リファレンスメモリセル14に対して書き込みを実施する(ステップS10)。これにより、リファレンスメモリセル14のフローティングゲートに電子が注入される。次いで、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1所定値のゲート電圧を印加し、ドレインに第2所定値のドレイン電圧を印加し、ソースをグランドに接続して、発生するリファレンス電流値を測定する(ステップS12)。リファレンス電流値の測定は、例えばテスターを用いて行う。次いで、測定したリファレンス電流値が規格範囲内に入っているか否かを確認する(ステップS14)。なお、規格範囲とは、例えば論理0のメモリセル60を流れるセル電流と論理1のメモリセル60を流れるセル電流との間の値の範囲において定められた範囲であり、例えば両セル電流の中間値近傍の範囲である。
【0034】
リファレンス電流値が規格範囲外である場合(Noの場合)、リファレンスメモリセル14に対して書き込み又は消去を実施する(ステップS16)。これにより、フローティングゲートに注入される電子の電荷量を変化させる。次いで、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1所定値のゲート電圧を印加し、ドレインに第2所定値のドレイン電圧を印加し、ソースをグランドに接続して、発生するリファレンス電流値を測定する(ステップS12)。次いで、測定したリファレンス電流値が規格範囲内に入っているか否かを確認する(ステップS14)。
【0035】
リファレンス電流値が規格範囲内に入っている場合(Yesの場合)、リファレンスメモリセル14に対する試験を終了する。
【0036】
次に、メモリセル60に対するデータの書き込み及び消去のベリファイについて説明する。図5は、データの書き込み及び消去のベリファイを説明するフローチャートである。図5のように、CPU46は、メモリセル60に対するデータの書き込み又は消去のベリファイをステートマシン16に指示する(ステップS20)。
【0037】
ステートマシン16は、アクセスするメモリセル60のアドレスをデコーダ20に指定する(ステップS22)。デコーダ20は、ステートマシン16から指定されたメモリセル60を選択する(ステップS24)。選択されたメモリセル60とリファレンスメモリセル14との制御ゲート及びドレインには、図4の常温試験で用いられた第1所定値のゲート電圧と第2所定値のドレイン電圧が印加され、ソースはグランドに接続される。
【0038】
センスアンプ24は、メモリセル60で発生するセル電流とリファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流とを比較する(ステップS26)。センスアンプ24は、比較結果に基づいて、メモリセル60に保持されているデータの論理を判定し、データの書き込み又は消去が完了したか否かを判定する(ステップS28)。
【0039】
次いで、センスアンプ24は、データバッファ26を介して、ステートマシン16に判定結果を出力する。ステートマシン16は、センスアンプ24から未完了との判定が出力された場合(ステップS28でNoの場合)、メモリセル60に対して書き込み又は消去を実施する(ステップS30)。
【0040】
次いで、センスアンプ24は、メモリセル60で発生するセル電流とリファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流とを比較する(ステップS26)。そして、センスアンプ24は、比較結果に基づいて、データの書き込み又は消去が完了したか否かを判定する(ステップS28)。
【0041】
ステートマシン16は、センスアンプ24から完了との判定が出力された場合(ステップS28でYesの場合)、CPU46にデータの書き込み又は消去が完了したことを出力する(ステップS32)。
【0042】
なお、メモリセル60に対するデータの読み出しは、ステップS28を行わない点を除いて、図5に示すフローチャートと同様の制御によって行われる。即ち、CPU46は、メモリセル60に対するデータの読み出しをステートマシン16に指示する。ステートマシン16は、アクセスするメモリセル60のアドレスをデコーダ20に指定し、デコーダ20は、メモリセル60を選択する。センスアンプ24は、メモリセル60で発生するセル電流とリファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流とを比較する。センスアンプ24は、比較結果に基づいて、メモリセル60に保持されているデータの論理を判定し、データバッファ26を介して、ステートマシン16に出力する。ステートマシン16は、その結果をCPU46に出力する。
【0043】
比較例1では、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度に関わらず、データの書き込み及び消去のベリファイにおいて、所定値(定電圧値)のゲート電圧が印加される。定電圧値のゲート電圧が印加されたメモリセル60及びリファレンスメモリセル14で発生するセル電流及びリファレンス電流は、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度の上昇に伴い上昇する。これは、半導体メモリセルは、動作温度の上昇に伴い、電子の活性化、トランジスタリーク、抵抗値の低下等により、ソース−ドレイン間の電流が増加するためである。例えば、半導体メモリセルの電流Iは、I=V/R−aTに基づいて変化する(Vは電圧、Rは抵抗、aは係数、Tは動作温度)。また、半導体メモリセルで発生する電流は、その単位がμA、nAという微小電流であるため、増加傾向は大きくなる。セル電流が多く流れるほど、複数のメモリセル60の間でセル電流値のばらつきが大きくなる。
【0044】
セル電流値のばらつきが大きくなると、データの書き込み及び消去のベリファイにおいて、ばらつきの端のセル電流がリファレンス電流との比較で規格を満足し難くなる。このため、規格を満足するまでデータの書き込み又は消去を繰り返し行うことになり、書き込み又は消去の遅延が生じてしまう。また、データの書き込み又は消去を繰り返し行うため、メモリセルに過度のストレス負荷がかかってしまう。このようなことから、品質の低下が生じてしまう。
【0045】
ここで、ゲート電圧とセル電流及びリファレンス電流との関係について説明する。図6は、ゲート電圧とセル電流及びリファレンス電流との関係を示す図である。図6の横軸がゲート電圧であり、縦軸がセル電流及びリファレンス電流である。また、リファレンス電流を太線で示し、セル電流を細線で示している。なお、図6では、メモリセルに対する消去が完了した後の状態を図示している。図6のように、ゲート電圧をAからBに下げることで、セル電流が減少し、セル電流値のばらつきも小さくなる。したがって、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度が高温になった場合に、ゲート電圧を下げることで、セル電流及びリファレンス電流の上昇を抑制できる。言い換えると、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度が高温になった場合に、ゲート電圧を下げることで、セル電流値及びリファレンス電流値を常温での状態に保つことができる。これにより、セル電流値のばらつきが大きくなることを抑制できる。このようなことを踏まえて、品質の低下を抑制することが可能な実施例を以下に説明する。
【実施例1】
【0046】
図7は、実施例1に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図7のように、実施例1の不揮発性半導体記憶装置100のメモリ部10aは、比較例1の不揮発性半導体記憶装置400と比べて、電流測定部28、デコーダ30、演算バッファ32、及びスイッチ34を更に有する。メモリセルアレイ12内には、書き換え不可のデータ外記録領域に記録部36を有する。ロジック部40aのCPU46aは、ゲート電圧制御部80を有する。また、不揮発性半導体記憶装置100には、定電圧電源50に加えて、可変電圧電源52も接続される。
【0047】
メモリセルアレイ12内の記録部36には、リファレンスメモリセル14の複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応付けた情報が記録されている。例えば、リファレンス電流値とゲート電圧値とはデジタル情報にコード化されて記録されている。
【0048】
電流測定部28は、リファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流値を測定する。電流測定部28は、例えばセンスアンプであるが、リファレンス電流値の測定が可能であれば、その他の測定手段を用いてもよい。
【0049】
デコーダ30は、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値をデジタル情報にコード化する。なお、電流測定部28とデコーダ30とは、配線接続と動作時のアルゴリズムとを分けることで、センスアンプ24とデコーダ20に組み込むことができる。
【0050】
演算バッファ32は、CPU46aの指示の下、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値と、メモリセルアレイ12内の記録部36に記録された情報と、を比較する。そして、演算バッファ32は、比較に基づいて、ゲート電圧値を算出し、CPU46aに出力する。また、演算バッファ32は、ゲート電圧値の算出が完了したことをステートマシン16に出力する。
【0051】
スイッチ34は、リファレンスメモリセル14に定電圧電源50からの電圧が供給されるか、可変電圧電源52からの電圧が供給されるかを切り換える。後述する2次試験の際に、リファレンスメモリセル14に可変電圧電源52からの電圧が供給されるようにスイッチ34を切り換えるが、それ以外の場合は、定電圧電源50からの電圧が供給されるようになっている。
【0052】
ゲート電圧制御部80は、演算バッファ32を用い、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値と記録部36に記録された情報と基づいて、ゲート電圧値を算出する。そして、ゲート電圧制御部80は、算出したゲート電圧値を設定レジスタ44に設定し、メモリセル60に対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおけるゲート電圧値を、算出したゲート電圧値とする。このように、ゲート電圧制御部80は、メモリセル60に対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおいてメモリセル60及びリファレンスメモリセル14に印加するゲート電圧値を制御する。
【0053】
実施例1の不揮発性半導体記憶装置100のその他の構成は、比較例1の不揮発性半導体記憶装置400の図1と同じであるため説明を省略する。
【0054】
次に、実施例1の不揮発性半導体記憶装置100の動作を開始させる前に、リファレンスメモリセル14に対して予め行う試験について説明する。試験は、常温(例えば25℃)で行う1次試験と、高温(例えば80℃)で行う2次試験とがある。図8は、1次試験を説明するフローチャートである。図8のように、リファレンスメモリセル14に対して書き込みを実施する(ステップS40)。これにより、リファレンスメモリセル14のフローティングゲートに電子が注入される。次いで、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1所定値のゲート電圧を印加し、ドレインに第2所定値のドレイン電圧を印加し、ソースをグランドに接続して、発生するリファレンス電流値を測定する(ステップS42)。リファレンス電流値の測定は、例えばテスターを用いて行う。次いで、測定したリファレンス電流値が規格範囲内に入っているか否かを確認する(ステップS44)。なお、規格範囲とは、比較例1で述べたものと同じである。
【0055】
リファレンス電流値が規格範囲外である場合(ステップS44でNoの場合)、リファレンスメモリセル14に対して書き込み又は消去を実施する(ステップS46)。これにより、フローティングゲートに注入される電子の電荷量を変化させる。次いで、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1所定値のゲート電圧を印加し、ドレインに第2所定値のドレイン電圧を印加し、ソースをグランドに接続して、発生するリファレンス電流値を測定する(ステップS42)。次いで、測定したリファレンス電流値が規格範囲内に入っているか否かを確認する(ステップS44)。
【0056】
リファレンス電流値が規格範囲内に入っている場合(ステップS44でYesの場合)、その時のゲート電圧値とリファレンス電流値とをメモリセルアレイ12内の記録部36に記録する(ステップS48)。例えば、ゲート電圧値とリファレンス電流値とをデジタル情報にコード化して記録する。なお、以下において、常温での1次試験で記録したゲート電圧値及びリファレンス電流値を、第1ゲート電圧値Vg1及び第1リファレンス電流値Iref1とする。
【0057】
図9は、2次試験を説明するフローチャートである。図9のように、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1ゲート電圧値Vg1のゲート電圧を印加し、ドレインに第2所定値のドレイン電圧を印加し、ソースをグランドに接続する(ステップS50)。次いで、リファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流値を測定する(ステップS52)。リファレンス電流値の測定は、例えばテスターを用いて行う。次いで、測定したリファレンス電流値が、第1リファレンス電流値Iref1と同等であるか否かを確認する(ステップS54)。なお、同等とは、完全に同じである場合のみならず、若干異なるがほとんど同じとみなせる場合も含む。第1ゲート電圧値Vg1のゲート電圧を印加した際のリファレンス電流値は、第1リファレンス電流値Iref1に比べて大きいことが想定される。これは、上述したように、半導体メモリセルにおいては、動作温度の上昇に伴い、ソース−ドレイン間の電流が増加するためである。
【0058】
リファレンス電流値が、第1リファレンス電流値Iref1と同等でない場合(ステップS54でNoの場合)、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1ゲート電圧値Vg1より低い値のゲート電圧を印加する(ステップS56)。このようなゲート電圧は、図7のスイッチ34を可変電圧電源52側に切り換えることで、リファレンスメモリセル14に印加できる。次いで、リファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流値を測定し(ステップS52)、測定したリファレンス電流値が第1リファレンス電流値Iref1と同等であるか否かを判断する(ステップS54)。
【0059】
リファレンス電流値が第1リファレンス電流値Iref1と同等である場合(ステップS54でYesの場合)、この時のゲート電圧値と、第1ゲート電圧値Vg1のゲート電圧を印加した際に発生したリファレンス電流値と、をメモリセルアレイ12内の記録部36に記録する(ステップS58)。例えば、ゲート電圧値とリファレンス電流値とをデジタル情報にコード化して記録する。なお、以下において、高温での2次試験で記録したゲート電圧値及びリファレンス電流値を、第2ゲート電圧値Vg2及び第2リファレンス電流値Iref2とする。第1ゲート電圧値と第2ゲート電圧値との大小関係はVg1>Vg2となり、第1リファレンス電流値と第2リファレンス電流値との大小関係はIref1<Iref2となる。
【0060】
表1に、記録部36に記録された情報の例を示す。表1のように、1次試験での第1ゲート電圧値Vg1と第1リファレンス電流値Iref1とが対応付けられ、2次試験での第2ゲート電圧値Vg2と第2リファレンス電流値Iref2とが対応付けられて記録される。即ち、複数の動作温度(1次試験及び2次試験)毎にゲート電圧値とリファレンス電流値とが対応付けて記録される。複数の動作温度それぞれのリファレンス電流値は、基準温度(例えば1次試験の常温)におけるゲート電圧値のゲート電圧を印加した場合に発生するリファレンス電流値である。複数の動作温度それぞれのゲート電圧値は、基準温度におけるリファレンス電流値と同等のリファレンス電流が発生する場合のゲート電圧値である。なお、ここでは、2つの動作温度についてゲート電圧値とリファレンス電流値とを対応付けて記録しているが、3つ以上の複数の動作温度についてゲート電圧値とリファレンス電流値とを対応付けて記録してもよい。また、複数の動作温度それぞれのリファレンス電流値は、基準温度におけるゲート電圧値と同等のゲート電圧を印加した場合に発生するリファレンス電流値の場合でもよい。
【表1】
【0061】
次に、メモリセル60に対するデータの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御について説明する。図10は、データの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御を示すフローチャートである。図10のように、CPU46aは、リファレンスメモリセル14の制御ゲートに第1ゲート電圧値Vg1のゲート電圧を印加し、ドレインに第2所定値のドレイン電圧を印加し、ソースをグランドに接続して、リファレンス電流を発生させる。そして、CPU46aは、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値を取得する(ステップS60)。
【0062】
次いで、CPU46aは、演算バッファ32を用いて、取得したリファレンス電流値と記録部36に記録された情報とを比較する(ステップS62)。CPU46aは、取得したリファレンス電流値と記録部36に記録された情報におけるリファレンス電流値とを比較する。
【0063】
次いで、CPU46aは、記録部36に記録された情報に含まれる複数のリファレンス電流値のうち、取得したリファレンス電流値に最も近いリファレンス電流値を特定する(ステップS64)。
【0064】
次いで、CPU46aは、特定したリファレンス電流値に対応するゲート電圧値を算出する(ステップS66)。
【0065】
次いで、CPU46aは、算出したゲート電圧値を設定レジスタ44に設定して、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおいて、算出したゲート電圧値のゲート電圧が印加されるように制御する(ステップS68)。例えば、CPU46aは、算出したゲート電圧値のコードデータを設定レジスタ44に設定する。この後、比較例1の図5で説明した方法と同様の方法により、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイを行う。
【0066】
ここで、記録部36に記録された情報が表1である場合を例として、図10の制御について説明する。CPU46aは、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値Irefを取得する。CPU46aは、取得したリファレンス電流値Irefと、記録部36に記録された情報における第1リファレンス電流値Iref1及び第2リファレンス電流値Iref2と、を比較する。
【0067】
CPU46aは、第1リファレンス電流値Iref1及び第2リファレンス電流値Iref2のうち、取得したリファレンス電流値Irefに最も近い方のリファレンス電流値を特定する。ここでは、第1リファレンス電流値Iref1を特定したとして説明する。CPU46aは、特定した第1リファレンス電流値Iref1に対応する第1ゲート電圧値Vg1を算出する。なお、ここまでの制御は、例えば以下の演算式により行うことができる。
IF 測定Iref≧(Iref1+Iref2)/2 THEN 選択Vg=Vg2
ELSE 選択Vg=Vg1
CPU46aは、算出した第1ゲート電圧値Vg1を設定レジスタ44に設定して、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおいて、算出した第1ゲート電圧値Vg1のゲート電圧が印加されるように制御する。
【0068】
実施例1によれば、記録部36に、リファレンスメモリセル14の複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応付けた情報が記録されている。ゲート電圧制御部80は、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値と記録部36に記録された情報とに基づいて、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際のゲート電圧値を制御する。これにより、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度に合わせた適切なゲート電圧値で、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイを行うことができる。よって、複数のメモリセル60の間のセル電流値のばらつきが抑えられ、データの読み出し精度の向上及びデータの書き込み又は消去の遅延等の抑制が図れ、品質の低下を抑えることができる。また、動作温度に合わせた適切なゲート電圧値が印加されるため、必要以上のセル電流及びリファレンス電流が流れることが抑えられ、消費電流を抑制することができる。
【0069】
記録部36に記録された情報のうち、複数の動作温度それぞれのリファレンス電流値は、基準温度(例えば常温)におけるゲート電圧値のゲート電圧を印加した場合に発生するリファレンス電流値であってもよい。複数の動作温度それぞれのゲート電圧値は、基準温度におけるリファレンス電流値と同等のリファレンス電流が発生する場合のゲート電圧値であってもよい。これにより、動作温度が高温になった場合に、ゲート電圧を下げてセル電流値及びリファレンス電流値があまり大きくならないようにすることができる。よって、複数のメモリセル60の間のセル電流値のばらつきが抑えられて、品質の低下を抑制することができる。
【0070】
ゲート電圧制御部80は、記録部36に記録された情報に含まれる複数のリファレンス電流値のうち電流測定部28で測定したリファレンス電流値に最も近いリファレンス電流値に対応するゲート電圧値に制御してもよい。これにより、ゲート電圧値の制御を簡易にでき、また、記録部36に記録される情報量を抑えることもできる。
【0071】
記録部36は、メモリセルアレイ12の書換え不可のデータ外記録領域にあってもよい。これにより、記録部を別に設けなくて済むため、装置の大型化やコストの増加を抑えることができる。
【実施例2】
【0072】
図11は、実施例2に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図11のように、実施例2の不揮発性半導体記憶装置200のロジック部40bのCPU46bは、実施例1の不揮発性半導体記憶装置100と比べて、温度算出部82を更に有する。また、可変電圧電源52は接続されてなく、メモリ部10bにスイッチ34は設けられていない。
【0073】
メモリセルアレイ12内の記録部36aは、リファレンスメモリセル14の動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報を記録している。また、記録部36aは、リファレンスメモリセル14の動作温度とリファレンス電流値とを対応付けた情報も記録している。
【0074】
演算バッファ32aは、CPU46bの指示の下、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値と、記録部36aに記録された情報と、を比較する。そして、演算バッファ32aは、比較に基づいて、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を判定し、CPU46bに出力する。また、演算バッファ32aは、CPU46bの指示の下、判定されたメモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度と、記録部36aに記録された情報と、を比較する。そして、演算バッファ32aは、比較に基づいて、ゲート電圧値を算出し、CPU46bに出力する。演算バッファ32aは、ゲート電圧値の算出及び動作温度の判定が完了したことをステートマシン16に出力する。
【0075】
温度算出部82は、演算バッファ32aを用い、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値に基づいて、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を算出する。即ち、電流測定部28と温度算出部82とは、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を判定する温度判定部として機能する。
【0076】
ゲート電圧制御部80aは、演算バッファ32aを用い、温度判定部で判定された動作温度と記録部36aに記録された情報とに基づいて、ゲート電圧値を算出する。そして、ゲート電圧制御部80aは、算出したゲート電圧値を設定レジスタ44に設定し、メモリセル60に対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおけるゲート電圧値を、算出したゲート電圧値とする。このように、ゲート電圧制御部80aは、メモリセル60に対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおいてメモリセル60及びリファレンスメモリセル14に印加するゲート電圧値を制御する。
【0077】
実施例2の不揮発性半導体記憶装置200のその他の構成は、実施例1の不揮発性半導体記憶装置100の図7と同じであるため説明を省略する。また、実施例2の不揮発性半導体記憶装置200においても、リファレンスメモリセル14に対してリファレンス電流値を調整する試験が予め行われるが、図4と同様であるため説明を省略する。
【0078】
ここで、記録部36aに記録された情報について説明する。図12(a)は、リファレンスメモリセルの動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報を示す図であり、図12(b)は、リファレンスメモリセルの動作温度とリファレンス電流値とを対応付けた情報を示す図である。図12(a)のように、動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報は、例えば動作温度とゲート電圧値との関係を示す関数である。各動作温度におけるゲート電圧値は、リファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流値が同等(全く同じ場合に限らず、僅かに異なるが同じとみなしてもよい場合も含む)となるような値に設定されている。例えば、各動作温度におけるゲート電圧値は、リファレンスメモリセル14が常温において発生するリファレンス電流値と同等のリファレンス電流が発生するような値に設定されている。
【0079】
図12(b)のように、動作温度とリファレンス電流値とを対応付けた情報は、例えば動作温度とリファレンス電流値との関係を示す関数である。各動作温度におけるリファレンス電流値は、リファレンスメモリセル14に所定値(一定値)のゲート電圧を印加した場合に発生する値となっている。
【0080】
図12(a)及び図12(b)の情報は、リファレンスメモリセル14に対して予め行うリファレンス電流値の調整でのゲート電圧値及びリファレンス電流値と、過去の評価実績から求められた温度傾きと、から得ることができる。また、実施例1の図9における2次試験を複数の動作温度で行うことで求めてもよい。
【0081】
次に、メモリセル60に対するデータの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御について説明する。図13は、データの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御を示すフローチャートである。図13のように、CPU46bは、リファレンスメモリセル14に所定値(図12(b)でのゲート電圧値)のゲート電圧を印加してリファレンス電流をさせ、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値を取得する(ステップS70)
【0082】
次いで、CPU46bは、取得したリファレンス電流値が規格範囲内であるか否かを判定する(ステップS72)。規格範囲内である場合(Yesの場合)は、制御を終了する。規格範囲外である場合(Noの場合)は、ステップS74に進む。
【0083】
ステップS74において、CPU46bは、演算バッファ32aを用いて、電流測定部28で測定されたリファレンス電流と、記録部36aに記録された情報とを比較し、動作温度を判定する。例えば、CPU46bは、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値と、図12(b)の動作温度とリファレンス電流値とを対応付けた情報と、を比較し、動作温度を判定する。
【0084】
次いで、CPU46bは、演算バッファ32aを用いて、判定した動作温度と、記録部36aに記録された情報と、を比較する(ステップS76)。例えば、CPU46bは、判定した動作温度と、図12(a)の動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報と、を比較する。
【0085】
次いで、CPU46bは、比較に基づいて、ゲート電圧値を算出する(ステップS78)。次いで、CPU46bは、算出したゲート電圧値を設定レジスタ44に設定して、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおいて、算出したゲート電圧値のゲート電圧が印加されるように制御する(ステップS80)。この後、比較例1の図5で説明した方法と同様の方法により、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイを行う。
【0086】
実施例2によれば、記録部36aに、リファレンスメモリセル14の動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報が記録されている。ゲート電圧制御部80aは、温度判定部(電流測定部28と温度算出部82)で判定された動作温度と記録部36aに記録された情報とに基づいて、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際のゲート電圧値を制御する。これにより、実施例1と同様に、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度に合わせた適切なゲート電圧値で、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイを行うことができる。よって、複数のメモリセル60の間のセル電流値のばらつきが抑えられ、データの読み出し精度の向上及びデータの書き込み又は消去の遅延等の抑制が図れ、品質の低下を抑えることができる。
【0087】
記録部36aに記録された情報は、図12(a)のように、リファレンスメモリセル14で発生するリファレンス電流値が同等になるようなリファレンスメモリセル14の動作温度とゲート電圧値との関係を示す情報であってもよい。例えば、リファレンスメモリセル14が常温で発生するリファレンス電流値と同等のリファレンス電流値が発生するようなリファレンスメモリセル14の動作温度とゲート電圧値との関係を示す情報であってもよい。これにより、動作温度が高温になった場合に、ゲート電圧を下げてセル電流値及びリファレンス電流値があまり大きくならないようにすることができる。よって、複数のメモリセル60の間のセル電流値のばらつきが抑えられて、品質の低下を抑制することができる。
【0088】
図12(a)のように、リファレンスメモリセル14の動作温度とゲート電圧値との関係を示す情報は、動作温度とゲート電圧値との関係を示す関数であることが好ましい。これにより、動作温度に対するゲート電圧値の制御をより精度よく行うことができる。
【0089】
温度判定部は、電流測定部28と温度算出部82とを含み、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値に基づいて判定してもよい。例えば、記録部36aに、図12(b)のような、リファレンスメモリセル14の動作温度とリファレンス電流値との関係を示す情報が記録されている。そして、温度算出部82は、電流測定部28で測定されたリファレンス電流値と記録部36aに記録された該情報とに基づいて、動作温度を算出してもよい。これにより、温度センサを設けなくて済むため、装置の大型化やコストの増大を抑制できる。動作温度をより精度よく算出する点から、記録部36aに記録されたリファレンスメモリセル14の動作温度とリファレンス電流値との関係を示す情報は、動作温度とリファレンス電流値との関係を示す関数であることが好ましい。
【実施例3】
【0090】
図14は、実施例3に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。図14のように、実施例3の不揮発性半導体記憶装置300のメモリ部10cは、電流測定部28及びデコーダ30がなく、代わりに、抵抗90、サーミスタ92、及び温度算出部94を有する。また、CPU46cには温度算出部82が設けられていない。サーミスタ92及び温度算出部94は、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を判定する温度判定部として機能する。
【0091】
メモリセルアレイ12内の記録部36bは、リファレンスメモリセル14の動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報を記録している。
【0092】
演算バッファ32bは、CPU46cの指示の下、温度判定部で判定した動作温度と、記録部36bに記録された情報と、を比較する。そして、演算バッファ32bは、比較に基づいて、ゲート電圧値を算出し、CPU46cに出力する。また、演算バッファ32cは、ゲート電圧値の算出が完了したことをステートマシン16に出力する。
【0093】
ゲート電圧制御部80bは、演算バッファ32bを用い、温度判定部で判定された動作温度と記録部36bに記録された情報とに基づいて、ゲート電圧値を算出する。そして、ゲート電圧制御部80bは、算出したゲート電圧値を設定レジスタ44に設定し、メモリセル60に対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおけるゲート電圧値を、算出したゲート電圧値とする。
【0094】
実施例3の不揮発性半導体記憶装置300のその他の構成は、実施例2の不揮発性半導体記憶装置200の図11と同じであるため説明を省略する。また、実施例3の不揮発性半導体記憶装置300においても、リファレンスメモリセル14に対してリファレンス電流値を調整する試験が予め行われるが、図4と同様であるため説明を省略する。また、記録部36bに記録された情報は、実施例2の図12(a)と同じであるため説明を省略する。
【0095】
次に、メモリセル60に対するデータの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御について説明する。図15は、データの読み出し、書き込み、及び消去の前に行われる制御を示すフローチャートである。図15のように、CPU46cは、サーミスタ92及び温度算出部94を含む温度判定部によって、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を判定する(ステップS90)。
【0096】
次いで、CPU46cは、演算バッファ32bを用いて、判定した動作温度と、記録部36bに記録された情報(図12(a)の情報)と、を比較する(ステップS92)。
【0097】
次いで、CPU46cは、比較に基づいて、ゲート電圧値を算出する(ステップS94)。次いで、CPU46cは、算出したゲート電圧値を設定レジスタ44に設定して、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイにおいて、算出したゲート電圧値のゲート電圧が印加されるように制御する(ステップS96)。この後、比較例1の図5で説明した方法と同様の方法により、データの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイが行われる。
【0098】
実施例3のように、温度判定部は、サーミスタ92を含み、メモリセル60及びリファレンスメモリセル14の動作温度を、サーミスタ92に基づいて判定してもよい。これにより、動作温度を簡便な方法により判定することができる。
【0099】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0100】
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を測定する電流測定部と、前記リファレンスメモリセルの複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応付けた情報を記録する記録部と、前記電流測定部で測定したリファレンス電流値と前記記録部に記録された前記情報とに基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御するゲート電圧制御部と、を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
(付記2)前記記録部に記録された前記情報のうち、前記複数の動作温度それぞれの前記リファレンス電流値は、前記複数の動作温度に含まれる基準温度における前記ゲート電圧値のゲート電圧を印加した場合に発生するリファレンス電流値であり、前記複数の動作温度それぞれの前記ゲート電圧値は、前記基準温度における前記リファレンス電流値と同等のリファレンス電流が発生する場合のゲート電圧値であることを特徴とする付記1記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記3)前記ゲート電圧制御部は、前記記録部に記録された前記情報に含まれる複数の前記リファレンス電流値のうち前記電流測定部で測定したリファレンス電流値に最も近いリファレンス電流値に対応するゲート電圧値に制御することを特徴とする付記1または2記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記4)データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルの動作温度を判定する温度判定部と、前記リファレンスメモリセルの動作温度とゲート電圧値との関係を示す第1情報を記録する記録部と、前記温度判定部で判定した動作温度と前記記録部に記録された前記第1情報とに基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御するゲート電圧制御部と、を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
(付記5)前記記録部に記録された前記第1情報は、前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値が同等になるような前記リファレンスメモリセルの動作温度とゲート電圧値との関係を示す情報であることを特徴とする付記4記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記6)前記記録部に記録された前記第1情報は、前記リファレンスメモリセルの動作温度とゲート電圧値との関係を示す関数であることを特徴とする付記4または5記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記7)前記温度判定部は、前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を測定する電流測定部と、前記電流測定部で測定したリファレンス電流値に基づいて前記動作温度を算出する温度算出部と、を含むことを特徴とする付記4から6のいずれか一項記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記8)前記記録部は、前記リファレンスメモリセルの動作温度とリファレンス電流値との関係を示す第2情報を記録し、前記温度算出部は、前記電流測定部で測定したリファレンス電流値と前記記録部に記録された前記第2情報とに基づいて、前記動作温度を算出することを特徴とする付記7記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記9)前記記録部に記録された前記第2情報は、ゲート電圧値が一定の場合における前記リファレンスメモリセルの動作温度とリファレンス電流値との関係を示す情報であることを特徴とする付記8記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記10)前記記録部に記録された前記第2情報は、前記リファレンスメモリセルの動作温度とリファレンス電流値との関係を示す関数であることを特徴とする付記8または9記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記11)前記温度判定部は、サーミスタを含むことを特徴とする付記4から6のいずれか一項記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記12)前記記録部は、前記複数のメモリセルが設けられたメモリセルアレイ内の書き換え不可の領域にあることを特徴とする付記1から11のいずれか一項記載の不揮発性半導体記憶装置。
(付記13)データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、を備える不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値を取得し、取得したリファレンス電流値と、記録部に記録され、前記リファレンスメモリセルの複数の動作温度毎にリファレンス電流値とゲート電圧値とを対応づけた情報と、に基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御する、ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
(付記14)データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、を備える不揮発性半導体記憶装置の制御方法であって、前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルの動作温度を判定し、判定した動作温度と、記録部に記録された前記リファレンスメモリセルの動作温度とゲート電圧値とを対応付けた情報と、に基づいて、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を制御する、ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
(付記15)データが書き込まれる複数のメモリセルと、リファレンスメモリセルと、前記メモリセルに対するデータの読み出し、並びに書き込み及び消去のベリファイの際に前記メモリセル及び前記リファレンスメモリセルに印加するゲート電圧値を前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値と記録部に記録された情報とに基づいて制御するゲート電圧制御部と、を備える不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、第1動作温度で動作する前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値が所定の規格範囲内の第1リファレンス電流値である場合、前記リファレンスメモリセルに印加した第1ゲート電圧値と前記第1リファレンス電流値とを前記情報として前記記録部に記録する工程と、前記第1動作温度と異なる第2動作温度で動作する前記リファレンスメモリセルで発生するリファレンス電流値が前記第1リファレンス電流値と同等になる第2ゲート電圧値と、前記第2動作温度で動作する前記リファレンスメモリセルに前記第1ゲート電圧値を印加した場合に発生する第2リファレンス電流値と、を前記情報として前記記録部に記録する工程と、を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
【符号の説明】
【0101】
10〜10c メモリ部
12 メモリセルアレイ
14 リファレンスメモリセル
28 電流測定部
32〜32b 演算バッファ
36〜36b 記録部
40〜40c ロジック部
46〜46c CPU
60 メモリセル
80〜80b ゲート電圧制御部
82 温度算出部
92 サーミスタ
94 温度算出部
図1
図2
図3
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