(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記テキストから前記キーワード情報の見出のキーワードと一致する文字列をキーワード候補として抽出し、当該抽出されたキーワードのうちから基本辞書の見出し語と一致するキーワードを除外したキーワードを候補キーワードとして決定する候補キーワード決定手段を有し、
前記テキスト表示制御手段は、前記決定された候補キーワードを識別表示させる候補キーワード識別表示制御手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
前記テキスト表示手段により表示させたテキスト中の前記基幹キーワード又は前記識別表示された候補キーワードがユーザ操作に応じて指定された場合に、当該指定されたキーワードを見出のキーワードとする説明情報を前記キーワード情報から読み出して表示させる説明情報表示制御手段と、
この説明情報表示制御手段により表示された説明情報に含まれる説明キーワードを識別して表示させる説明キーワード識別表示制御手段と、
この説明キーワード識別表示制御手段により識別表示させた説明キーワードをユーザ操作に応じて登録する説明キーワード登録手段と、
前記テキスト表示手段により表示されたテキストと共に前記説明キーワード登録手段により登録された説明キーワードを追加識別して表示させる追加キーワード識別表示手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の情報表示制御装置。
前記基幹キーワード登録手段により登録された基幹キーワードと前記枝キーワード識別表示制御手段により識別して表示された枝キーワードとの相関を示す相関図を生成して表示させる相関図表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の情報表示制御装置。
前記相関図表示制御手段は、前記基幹キーワード登録手段により登録された基幹キーワードと前記枝キーワード識別表示制御手段により識別して表示された枝キーワードと前記追加キーワード識別表示手段により追加識別して表示させたキーワードとの相関を示す相関図を生成して表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示制御装置。
前記相関図表示制御手段により表示された相関図に含まれるキーワードがユーザ操作に応じて指定された場合に、当該指定されたキーワードを見出のキーワードとする説明情報を前記キーワード情報から読み出して表示させる相関図対応説明情報表示制御手段と、
この相関図対応説明情報表示制御手段により前記相関図から指定されたキーワードを見出し語とする説明情報を表示させる毎に、前記テキスト中のキーワードのうち、当該説明情報に含まれる説明キーワードと同じ新たなキーワードを追加登録するキーワード追加登録手段とを備え、
前記相関図表示制御手段は、前記基幹キーワード登録手段により登録された基幹キーワードと前記キーワード識別表示制御手段により識別して表示されたキーワードと前記キーワード追加登録手段により追加登録されたキーワードとの相関を示す相関図を生成して表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報表示制御装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係る情報表示制御装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0013】
この情報表示制御装置10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU11が備えられる。
【0014】
このCPU11は、メモリ12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)20から通信部15によりダウンロードされて前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御する。
【0015】
前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キー入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、タッチパネル式カラー表示部であるメイン画面17やサブ画面18からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは外部接続されるインターネットN上のWebサーバ20との通信信号、あるいは記録媒体読取部14を介して外部接続されるEEPROM,RAM,ROMなどのメモリ・カード(記録媒体)13との接続通信信号に応じて起動される。
【0016】
前記CPU11には、前記メモリ12、記録媒体読取部14、キー入力部16、メイン画面17、サブ画面18などが接続される。
【0017】
前記メモリ12に記憶される装置制御プログラムとしては、当該装置10の全体の動作を司るシステムプログラム、外部接続されるインターネットN上の各Webサーバ20…、ユーザPC(Personal Computer)などとデータ通信するための通信プログラムが記憶される。
【0018】
また、前記メモリ12に記憶される各種テキストデータや辞書データの表示だけでなく、検索語(検索文字列)の入力に応じて見出し語を検索する見出検索処理、検索された見出し語に対応した説明情報を読み出して表示する説明情報表示処理、表示中のテキストデータにてユーザが指定した文字列(文字)を基幹キーワードとし、キーワード検知辞典(見出のキーワードと他のキーワードを含む当該見出の説明情報とを対応付けた辞書データ)から前記基幹キーワードと一致する見出のキーワードの説明情報に含まれるキーワード(説明中キーワード)を抽出し、前記表示中のテキストデータにおいて前記抽出したキーワードと同じ文字列をリンクキーワードとして識別表示させるリンクキーワード表示処理など、同メモリ12内に記憶された辞書データベース(12b,12c,12d)に基づく処理全般を制御するための表示制御処理プログラム12aが記憶される。
【0019】
前記辞書データベースには、前記キーワード検知辞典として[百科事典]12b、[歴史小辞典]12c等の辞書データが予めあるいはダウンロードされて記憶される他に、[初級国語辞典]12dが記憶される。
【0020】
前記キーワード検知辞典としての各辞書データ[百科事典]12b,[歴史小辞典]12cには、前述したように、キーワードである見出し語とキーワードを含む当該見出し語の説明情報とが対応付けられて記憶される。
【0021】
前記[初級国語辞典]12dは、例えば小学校で学習する範囲の日本語の見出し語とその説明情報とを対応付けて集録した基本の国語辞書データ(基本辞書)である。
【0022】
また、前記メモリ12のワークエリアには、教材テキストデータエリア12e、リンクデータエリア12f等が確保される。
【0023】
前記教材テキストデータエリア12eには、中学生で学習する日本史をまとめた[日本史まとめ]のテキストデータ等、学生の教材となる各種のテキストデータが予めあるいはダウンロードされて記憶される。
【0024】
前記リンクデータエリア12fには、前記リンクキーワード表示処理に従い、前記テキストデータの中でユーザ操作により指定された基幹キーワードに対応付けて、当該基幹キーワードを見出のキーワードとする前記キーワード検知辞典の説明情報に含まれるキーワード(説明中キーワード)と同じ前記テキストデータの中の文字列がリンク先キーワードとして登録される。また、前記キーワード検知辞典の各見出のキーワードに対応する説明情報において、前記基幹キーワードをキーワード(説明中キーワード)として含む説明情報の見出のキーワードがリンク元キーワードとして登録される。
【0025】
図2は、前記情報表示制御装置10を電子辞書装置10Dにより実施した場合の外観構成を示す正面図である。
【0026】
この
図2における電子辞書装置10Dの場合、開閉される装置本体の下段側に前記CPU11、メモリ12、記録媒体読取部14が内蔵されると共に、前記キー入力部16、サブ画面18が設けられ、上段側に前記メイン画面17が設けられる。前記キー入力部16には、文字入力キー16a、各種の辞書指定キー16b、[訳/決定]キー16c、[戻る]キー16d、[ジャンプ]キー16e等が備えられる。
【0027】
この
図2における電子辞書装置10Dのメイン画面17は、前記リンクキーワード表示処理に伴うリンクキーワードテキスト画面GTLの表示状態を示している。このリンクキーワードテキスト画面GTLでは、ユーザにより指定された学習テキスト[中学 日本史まとめ]に対して、先ず、前記キーワード検知辞典([百科事典]12b又は[歴史小辞典]12c)の見出のキーワードと一致する文字列が黄色マーカ付きのキーワードMyn…として識別表示される。
【0028】
そして、ユーザが注目する事柄の文字列(ここでは「満州事変」)を指定すると、指定された文字列が赤色マーカ付きの基幹キーワードMrとして識別表示される。すると、前記キーワード検知辞典の前記基幹キーワードMrを見出のキーワードとする説明情報から当該説明情報に含まれるキーワード(説明中キーワード)が抽出され、前記キーワードMyn…のうち、前記説明中キーワードと一致する文字列が緑色マーカ・右矢印[→]付きのリンク先キーワード(枝キーワード)Mgn…として識別表示される。
【0029】
さらに、前記キーワード検知辞典の各見出のキーワードの説明情報において前記基幹キーワード「満州事変」Mrをキーワードとして含む説明情報の見出のキーワードが抽出され、前記キーワードMyn…のうち、前記抽出された見出のキーワードと一致する文字列が青色マーカ・左矢印[←]付きのリンク元キーワードMbn…として識別表示される。
【0030】
なお、同
図2におけるリンクキーワードテキスト画面GTLにおいて、緑色マーカ・右矢印[→]付きの赤文字で識別表示されている追加リンク先キーワードMgn+は、前記各キーワードMyn…,Mr,Mgn…,Mbn…のうち、何れかのキーワードを見出のキーワードとする説明情報に含まれるキーワードの中からユーザ操作に応じて指定されたキーワードである。
【0031】
図3は、前記情報表示制御装置10をタブレット端末10Tにより実施した場合の外観構成を示す正面図である。
【0032】
この
図3におけるタブレット端末10Tの場合、前記CPU11、メモリ12、記録媒体読取部14は端末本体に内蔵され、また、メイン画面17に必要に応じて表示される各種のアイコンやソフトキーボードが前記キー入力部16として機能する。
【0033】
この
図3におけるタブレット端末10Tのメイン画面17は、前記リンクキーワード表示処理に従ったリンクキーワードテキスト画面GTLにおいて、アイコン表示エリア17aの[相関図表示]アイコンBDを指定することにより生成されたリンクキーワード相関画面GLの表示状態を示している。
【0034】
このリンクキーワード相関画面GLは、前記リンクキーワードテキスト画面GTLに識別表示され前記メモリ12内のリンクデータエリア12fに登録された基幹キーワードMrとリンク先キーワード(枝キーワード)Mgn…とリンク元キーワードMbn…とに基づいて、当該各リンクキーワード間をそのリンク方向に応じたリンク線L…で接続して生成される。
【0035】
このように構成された情報表示制御装置10は、前記CPU11が前記表示制御処理プログラム12a(見出し語検索処理、説明情報表示処理、リンクキーワード表示処理等を実行するためのプログラムを含む)に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる機能を実現する。
【0036】
次に、前記構成による情報表示制御装置10の動作について説明する。
【0037】
図4は、前記情報表示制御装置10の表示制御処理プログラム12aによるリンクキーワード表示処理(その1)を示すフローチャートである。
【0038】
図5は、前記情報表示制御装置10の表示制御処理プログラム12aによるリンクキーワード表示処理(その2)を示すフローチャートである。
【0039】
図6Aは、前記情報表示制御装置10のリンクキーワード表示処理に伴う第1のキーワード抽出処理Aを示すフローチャートである。
【0040】
図6Bは、前記情報表示制御装置10のリンクキーワード表示処理に伴う第2のキーワード抽出処理Bを示すフローチャートである。
【0041】
図7は、前記情報表示制御装置10のリンクキーワード表示処理に従った表示動作(その1)を示す図である。
【0042】
図8は、前記情報表示制御装置10のリンクキーワード表示処理に従った表示動作(その2)を示す図である。
【0043】
図9は、前記情報表示制御装置10のリンクキーワード表示処理に従った表示動作(その3)を示す図である。
【0044】
ここでは、中学生が日本史を学習するケースを具体例として説明する。
【0045】
ユーザ操作に応じてメイン画面17に表示された学習テキストの選択メニュー(図示せず)から、前記教材テキストデータエリア12eに記憶されている学習テキスト[中学 日本史まとめ]が指定されると、
図7(A)に示すように、当該指定された学習テキスト[中学 日本史まとめ]が読み出されテキスト画面GTとして表示される(ステップS1)。なお、このテキスト画面GTは、前回も同じ学習テキストを表示させて終了した場合は、当該表示を終了した範囲から表示される。
【0046】
このテキスト画面GTの左端には、アイコン表示エリア17aが確保され、リンクキーワード相関画面GLを表示させるための[相関図表示]アイコンBDやリンクキーワードを登録するための[相関帳登録]アイコンBR等が表示される。
【0047】
前記[中学 日本史まとめ]のテキスト画面GTにおいて、
図7(B)に示すように、前記[相関帳登録]アイコンBRがペンタッチPされて反転表示されると(ステップS2(Yes))、
図6Aまたは
図6Bに示すキーワード抽出処理へ移行される(ステップS5)。
【0048】
なお、前記[相関帳登録]アイコンBRがペンタッチPされた後(ステップS2(Yes))、ユーザ操作に応じてキーワード検知辞典の変更が指示された場合は(ステップS3(Yes))、現在設定されているキーワード検知辞典が表示されると共に、前記メモリ12に記憶されているキーワード検知辞典([百科事典]12b,[歴史小辞典]12c)の一覧が表示され、当該辞典一覧にてユーザにより指定された種類の辞典が新たに設定される(ステップS4)。ここでは[百科事典]12bがキーワード検知辞典に設定されたとして説明する。
【0049】
前記
図6Aで示す第1のキーワード抽出処理Aが実行された場合、先ず、前記テキスト画面GTに表示された先頭の文字列から順に、前記キーワード検知辞典の見出のキーワードと最長一致する文字列がキーワード候補として抽出される(ステップS51a)。
【0050】
そして、前記抽出されたキーワード候補のうち、前記[初級国語辞典](基本辞書)12dの見出し語と一致するキーワード候補は除外され、その残りのキーワード候補が抽出キーワードとして決定される(ステップS52a)。
【0051】
これにより、前記テキスト画面GTに表示された学習テキストのうち、小学生の学習範囲に含まれる基本的な事柄までもが抽出キーワードとして含まれるのを防止する。
【0052】
前記
図6Bで示す第2のキーワード抽出処理Bが実行された場合、先ず、前記抽出処理Aと同様に、前記テキスト画面GTに表示された先頭の文字列から順に、前記キーワード検知辞典の見出のキーワードと最長一致する文字列がキーワード候補として抽出される(ステップS51b)。
【0053】
そして、前記抽出されたキーワード候補のうち、前記キーワード検知辞典([百科事典]12b)の各説明情報において右矢印[→]付きのリンクキーワードとして設定されている見出のキーワードのキーワード候補が抽出キーワードとして決定される(ステップS52b)。
【0054】
これにより、前記テキスト画面GTに表示された学習テキストのうち、前記キーワード検知辞典にてリンクキーワードとして設定されている重要なキーワード候補だけが抽出キーワードとして決定される。
【0055】
前記第1のキーワード抽出処理Aまたは前記第2のキーワード抽出処理Bにより前記テキスト画面GTに表示されたテキスト中のキーワードが抽出されると、当該抽出されたキーワードが黄色マーカ付きキーワード「満州事変」My1〜「太平洋戦争」My11としてリンクキーワードテキスト画面GTLで識別表示される(ステップS6)。
【0056】
前記リンクキーワードテキスト画面GTLにおいて、ユーザが注目する事柄の何れかの黄色マーカ付きキーワードMyn(ここでは「満州事変」My1)が基幹としてペンタッチPされたと判断されると(ステップS7(Yes))、
図7(C)に示すように、前記ペンタッチされた黄色マーカ付きキーワード「満州事変」My1が赤マーカ付き基幹キーワード「満州事変」Mrとして識別表示されると共に、同基幹キーワードと同じ他のキーワードも赤マーカ付き基幹キーワード「満州事変」Mrとして識別表示される(ステップS8)。
【0057】
すると、
図7(D)に示すように、前記キーワード検知辞典([百科事典]12b)において、前記基幹キーワード「満州事変」Mrを見出のキーワードとする説明情報(GS)に含まれるキーワード(説明中キーワード)「柳条湖事件」「満州」…「満州国」が抽出される(ステップS9)。
【0058】
そして、前記基幹キーワード「満州事変」Mrを見出のキーワードとする説明情報画面GSにおいて、その説明中キーワード「柳条湖事件」「満州」…「満州国」の中から、リンク先キーワードとして追加したい黄色マーカ付きキーワード「関東軍」My15が、
図8(A)に示すように左から右になぞられて指定されると、リンク先を示す右矢印[→]が付加されて表示される(ステップS10)。
【0059】
ここで、
図8(B)に示すように、[戻る]キー16dの操作に応じて前記リンクキーワードテキスト画面GTLが表示されると、当該テキスト中の各キーワードのうち、前記ステップS9において、前記基幹キーワード「満州事変」Mrを見出のキーワードとする説明情報から抽出されたキーワード(説明中キーワード)「柳条湖事件」「満州」…「満州国」と一致する文字列が、緑色マーカ・右矢印[→]付きのリンク先キーワード(枝キーワード)「柳条湖事件」Mg1,「満州国」Mg2,…,「太平洋戦争」Mg4として識別表示される。そして、前記メモリ12内のリンクデータエリア12fに対し、前記基幹キーワード「満州事変」Mrに前記リンク先キーワード「柳条湖事件」Mg1,「満州国」Mg2,…,「太平洋戦争」Mg4が対応付けられて登録される(ステップS11)。
【0060】
また、前記リンクキーワードテキスト画面GTLの各キーワードのうち、前記キーワード検知辞典([百科事典]12b)の各見出のキーワードの説明情報において、前記基幹キーワード「満州事変」Mrをリンクキーワードとして含む説明情報の見出のキーワードと一致するキーワードが、青色マーカ・左矢印[←]付きのリンク元キーワード「国際連盟脱退」Mb1として識別表示される。そして、前記メモリ12内のリンクデータエリア12fに対し、前記基幹キーワード「満州事変」Mrに前記リンク元キーワード「国際連盟脱退」Mb1が対応付けられて登録される(ステップS12)。
【0061】
なお、前記
図8(B)で示すリンクキーワードテキスト画面GTLでは、前記
図8(A)で示したように前記基幹キーワード「満州事変」Mrを見出のキーワードとする説明情報画面GSにおいてリンク先キーワードとして追加したキーワード「関東軍」が、緑色マーカ・右矢印[→]付き・赤文字の追加リンク先キーワードMg5+として表示される。
【0062】
これにより、ユーザ任意の学習テキスト[中学 日本史まとめ]を表示させたリンクキーワードテキスト画面GTLにおいて、前記キーワード検知辞典([百科事典]12b)の見出のキーワードと一致する文字列を黄色マーカ付きキーワードMyn…として識別表示させ、当該黄色マーカ付きキーワードMyn…のうち、注目すべき事柄を赤色マーカ付き基幹キーワード「満州事変」Mr、当該基幹キーワード「満州事変」Mrを見出のキーワードとする説明情報中のキーワードと一致する文字列を緑色マーカ・右矢印[→]付きリンク先キーワード(枝キーワード)「柳条湖事件」Mg1〜「太平洋戦争」Mg4、追加の文字列を緑色マーカ・右矢印[→]付き・赤文字の追加リンク先キーワード「関東軍」Mg5+、前記基幹キーワード「満州事変」Mrを説明情報に含む見出のキーワードと一致する文字列を青色マーカ・左矢印[←]付きリンク元キーワード「国際連盟脱退」Mb1として、それぞれ識別表示させることができる。
【0063】
そして、前記アイコン表示エリア17aの[相関図表示]アイコンBDがペンタッチPされて指定されると(ステップS20(Yes))、前記リンクデータエリア12fに登録されたリンクデータに従って、
図8(C)に示すように、前記赤色マーカ付き基幹キーワード「満州事変」Mrと、前記緑色マーカ付きリンク先キーワード(枝キーワード)「柳条湖事件」Mg1〜「太平洋戦争」Mg4と、前記緑色マーカ付き・赤文字の追加リンク先キーワード「関東軍」Mg5+と、青色マーカ付きリンク元キーワード「国際連盟脱退」Mb1とを、それぞれそのリンク方向に応じたリンク線L…で接続したリンクキーワード相関画面GLが生成されて表示される(ステップS21)。
【0064】
これによりユーザは、当該ユーザが指定した注目すべき基幹キーワード「満州事変」Mrに対して、前記リンク先キーワード(枝キーワード)「柳条湖事件」Mg1〜「太平洋戦争」Mg4、前記追加リンク先キーワード「関東軍」Mg5+、前記リンク元キーワード「国際連盟脱退」Mb1があることを一目で確認することができる。
【0065】
このリンクキーワード相関画面GLにおいて、[ジャンプ]キー16eによりジャンプ検索機能が選択され、何れかのキーワード(ここでは、リンク先キーワード「満州国」Mg2)がペンタッチPされたと判断されると(ステップS22(Yes))、
図8(D)に示すように、当該ペンタッチPにより指定されたリンク先キーワード「満州国」Mg2を見出のキーワードとする説明情報が前記キーワード検知辞典から検索されて読み出され説明情報画面GSとして表示される(ステップS14)。
【0066】
この説明情報画面GSでは、当該説明情報中のキーワードが黄色マーカ付きキーワードMyn…として識別表示されると共に、この説明中キーワードのうち、前記リンクデータエリア12fに対し前記基幹キーワード「満州事変」Mrに対応付けて登録されたリンク先キーワード「満州国」Mg2,「関東軍」Mg5が緑色マーカ・右矢印[→]付きで識別表示される(ステップS15)。
【0067】
また、前記説明情報画面GSの説明中キーワードのうち、前記リンクデータエリア12fに対し前記基幹キーワードMrに対応付けて登録されたリンク元キーワードが青色マーカ・左矢印[←]付きで識別表示される(ステップS16)。
【0068】
そして、前記学習テキスト[中学 日本史まとめ]中の各キーワードのうち、前記リンク先キーワード「満州国」Mg2の説明中キーワードと新たに一致するキーワードがあった場合、当該一致キーワードが新たなリンク先キーワードとして前記基幹キーワード「満州事変」Mrに対応付けられて登録される。そして、前記リンク先キーワード「満州国」Mg2の説明情報中で前記学習テキスト中のキーワードと新たに一致したリンク先キーワードが、前記同様に緑色マーカ・右矢印[→]付きで識別表示される(ステップS17)。
【0069】
ここで、前記リンク先キーワード「満州国」Mg2の説明情報画面GSにおいて、リンク先キーワードとして追加したい黄色マーカ付きのキーワード「薄儀」が、
図8(C)に示すように左から右になぞられて指定されると(ステップS18(Yes))、
図9(A)に示すように、緑色マーカ・右矢印[→]付き・赤文字の追加リンク先キーワード「薄儀」Mg6+として識別表示され、前記リンクデータエリア12fの前記基幹キーワード「満州事変」Mrに対応付けられて登録される(ステップS19)。
【0070】
そして再び、前記アイコン表示エリア17aの[相関図表示]アイコンBDがペンタッチPされて指定されると(ステップS20(Yes))、前回同様に、前記リンクデータエリア12fに登録された現在のリンクデータに従って、
図9(B)に示すように生成されたリンクキーワード相関画面GLが表示される(ステップS21)。
【0071】
この
図9(B)で示したリンクキーワード相関画面GLにおいて、ユーザが削除したいキーワード(ここでは、リンク先キーワード「柳条湖事件」Mg1)がペンタッチP1され、破線矢印Eに示すように、前記アイコン表示エリア17aにおける[削除]アイコンBEの位置までドラッグされると(ステップS24(Yes))、
図9(C)に示すように、当該ドラッグされたリンク先キーワード「柳条湖事件」Mg1とそのリンク線Lが削除されると共に、前記リンクデータエリア12fの登録データが更新される(ステップS25)。
【0072】
なお、前記リンクキーワード相関画面GLにおいて、ユーザが削除したい複数のキーワードがペンタッチPにより囲まれて前記[削除]アイコンBEが指定された場合には(ステップS24(Yes))、当該複数のキーワードが一括して削除され、前記リンクデータエリア12fの登録データが更新される(ステップS25)。
【0073】
また、前記
図9(B)で示したリンクキーワード相関画面GLにおいて、リンク先キーワード「太平洋戦争」Mg4がペンタッチP2されて指定されると(ステップS13(Yes))、前記同様に、当該指定されたリンク先キーワード「太平洋戦争」Mg4を見出のキーワードとする説明情報(図示せず)が検索され説明情報画面GSとして表示される(ステップS14)。
【0074】
すると、前記同様に、前記説明情報画面GSの説明中キーワードのうち、前記リンクデータエリア12fに対し前記基幹キーワード「満州事変」Mrに対応付けて登録されたリンク先キーワードMgn…が緑色マーカ・右矢印[→]付きで識別表示され(ステップS15)、また、リンク元キーワードMbnが青色マーカ・左矢印[←]付きで識別表示される(ステップS16)。
【0075】
ここで、前記リンク先キーワード「太平洋戦争」Mg4を見出のキーワードとする説明情報は、図示はしないが、説明中キーワード「真珠湾攻撃」を含んでいる。
【0076】
すると、前記学習テキスト[中学 日本史まとめ]中の各キーワードのうち、前記リンク先キーワード「太平洋戦争」Mg4の説明中キーワードと新たに一致するキーワード「真珠湾攻撃」があると判断されるので、当該一致キーワードが新たなリンク先キーワード「真珠湾攻撃」Mg7として前記基幹キーワード「満州事変」Mrに対応付けられて登録される。そして、前記リンク先キーワード「太平洋戦争」Mg4の説明情報中で前記学習テキスト中のキーワードと新たに一致したリンク先キーワード「真珠湾攻撃」Mg7が、前記同様に緑色マーカ・右矢印[→]付きで識別表示される(ステップS17)。
【0077】
これにより、前記
図9(C)で示したように、リンクキーワード相関画面GLを表示させると、前記リンク先キーワード「太平洋戦争」Mg4に対して前記新たなリンク先キーワードMg7がリンク線Lで接続されて追加表示される(ステップS20,S21)。
【0078】
そして、前記
図9(C)で示したリンクキーワード相関画面GLにおいて、[戻る]キー16dが操作され、
図9(D)に示すように、前記学習テキスト[中学 日本史まとめ]のリンクキーワードテキスト画面GTLが再表示されると、前記基幹キーワード「満州事変」Mrに対応付けられて新たに登録されたリンク先キーワード「真珠湾攻撃」Mg7も緑色マーカ・右矢印[→]付きで表示される。
【0079】
したがって、前記構成の情報表示制御装置10によるリンクキーワード表示機能によれば、ユーザ任意の学習テキスト[中学 日本史まとめ]をテキスト画面GTとして表示させ[相関帳登録]アイコンBRを指定すると、リンクキーワードテキスト画面GTLとなり、キーワード検知辞典[百科事典]12bの見出のキーワードと一致する文字列が黄色マーカ付きキーワードMy1,My2,…として識別表示される。そして、前記キーワードMyn…のうち注目すべき事柄を指定すると、指定されたキーワードが赤色マーカ付き基幹キーワードMrとして識別表示されると共に、この基幹キーワードMrを前記キーワード検知辞典12bの見出のキーワードとする説明情報に含まれる説明中キーワードが抽出され、当該説明中キーワードと同じ前記テキスト中のキーワードMyn…が緑色マーカ・右矢印[→;リンク先表記]付きリンク先キーワード(枝キーワード)Mgnとして識別表示される。また、前記テキスト中のキーワードMyn…のうち、前記キーワード検知辞典12bにおいて前記基幹キーワードMrを含む説明情報の見出のキーワードと同じキーワードMynがある場合は、青色マーカ・左矢印[←;リンク元表記]付きリンク元キーワードMbnとして識別表示される。前記基幹キーワードMrに対し、前記リンク先キーワードMgn…と前記リンク元キーワードMbn…とが対応付けられてリンクデータエリア12fに登録される。
【0080】
そして、前記リンクキーワードテキスト画面GTLにて[相関図表示]アイコンBDを指定すると、前記リンクデータエリア12fに登録されたリンクデータに従って、前記基幹キーワードMrとリンク先キーワードMgnとリンク元キーワードMbnとをそのリンク方向に応じた矢印のリンク線Lで接続して生成したリンクキーワード相関画面GLが表示される。
【0081】
これにより、キーワードである見出のキーワードに対応付けてキーワードを含む説明情報を集録した前記キーワード検知辞典に基づいて、前記表示中の学習テキストに含まれるキーワードMyn…のうち、ユーザが注目する基幹キーワードMrと当該基幹キーワードMrに関連するリンク先キーワード(枝キーワード)Mgnやリンク元キーワードMbnを効果的に関係付けて学習することができる。
【0082】
また、前記構成の情報表示制御装置10によるリンクキーワード表示機能によれば、前記リンクキーワードテキスト画面GTLにおいて識別表示された基幹キーワードMr又はリンク先キーワードMgnを指定すると、前記キーワード検知辞典から前記指定されたキーワードMr又はMgnを見出のキーワードとする説明情報が読み出されて説明情報画面GSに表示され、当該説明情報に含まれるキーワードが黄色マーカ付きキーワードMyn…として識別表示される。そして、前記キーワードMyn…の何れかをなぞって指定すると、当該指定されたキーワードMynが緑色マーカ・右矢印[→]付きリンク先キーワードMgnとして前記基幹キーワードMrに対応付けられて追加登録される。そして、この追加登録されたリンク先キーワードMgnは、前記リンクキーワードテキスト画面GTLにおいて追加リンク先キーワードMgn+として識別表示され、また、前記リンクキーワード相関画面GLでも追加リンク先キーワードMgn+としてそのリンク方向に応じたリンク線Lで接続されて表示される。
【0083】
これにより、前記学習テキストには直接含まれないキーワードであっても、当該テキスト内の基幹キーワードMrに関連するリンク先キーワードとして追加登録し、前記リンクキーワードテキスト画面GTLや前記リンクキーワード相関画面GLにて表示させることができる。
【0084】
また、前記構成の情報表示制御装置10によるリンクキーワード表示機能によれば、前記リンクキーワード相関画面GLにおいて表示された基幹キーワードMr又はリンク先キーワードMgnを指定すると、前記キーワード検知辞典から前記指定されたキーワードMr又はMgnを見出のキーワードとする説明情報が読み出されて説明情報画面GSに表示される。そして、前記リンクキーワードテキスト画面GTL内のキーワードMyn…のうち前記前記説明情報(GS)に含まれるキーワードと新たに一致するキーワードMynがある場合は、当該説明中キーワードと一致したキーワードMynが新たなリンク先キーワードMgnとして前記基幹キーワードMrに対応付けられて追加登録され、前記リンクキーワード相関画面GLに追加して表示させることができる。
【0085】
なお、前記実施形態において記載した情報表示制御装置10による各処理の手法およびデータベース、すなわち、
図4,
図5のフローチャートに示すリンクキーワード表示処理、
図6A又は
図6Bのフローチャートに示す前記リンクキーワード表示処理に伴う第1又は第2のキーワード抽出処理等の各手法、および各種のデータベース12b〜12eは、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリ・カード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布することができる。そして、タッチパネル式表示部(17)を備えた電子機器のコンピュータは、この外部記録媒体13に記憶されたプログラムをメモリ12に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したリンクキーワード表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0086】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、ネットワークNに接続されたタッチパネル式表示部(17)を備える電子機器のコンピュータに通信部15によって取り込むことで、前述したリンクキーワード表示機能を実現することもできる。
【0087】
また、前記実施形態では、本発明の情報表示制御装置10を、電子辞書専用の携帯機器(電子辞書装置10D)、タブレット端末10T、PC、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機等の電子機器単体にて実現する場合として説明した。
【0088】
これに対し、ネットワークN上のWebサーバ20に、前述したデータベース(12b〜12e)と表示制御処理プログラム12aに基づくリンクキーワード表示機能を持たせ、当該Webサーバ20にタッチパネル式表示部(17)を備えた端末装置からアクセスし、この端末装置のユーザ操作によって、前記実施形態同様にユーザ指定のテキスト画面GTやリンクキーワードテキスト画面GTLを表示させたり、ユーザ指定の基幹キーワードMrに対応付けてキーワード検知辞典(12b,12c)から抽出されるリンク先キーワードMgn…やリンク元キーワードMbn…をリンクデータとして登録したり、このリンクデータに基づきリンクキーワード相関画面GLを表示させたりする構成としてもよい。
【0089】
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0090】
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0091】
[1]
見出のキーワードと、当該見出のキーワードとは異なる他のキーワードを含む説明情報とを複数組対応づけてキーワード情報として記憶しているキーワード記憶手段と、
いずれかの見出のキーワードを含むテキストを表示させるテキスト表示制御手段と、
このテキスト表示制御手段により表示させたテキスト中の何れかの見出のキーワードを基幹キーワードとして登録する基幹キーワード登録手段と、
前記基幹キーワードを見出のキーワードとして前記キーワード情報から、当該見出のキーワードに対応づけられた説明情報に含まれるキーワードを説明キーワードとして抽出する説明キーワード抽出手段と、
前記テキスト表示制御手段により表示させたテキスト中で、前記説明キーワードと同じキーワードを枝キーワードとして識別して表示させる枝キーワード識別表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示制御装置。
【0092】
[2]
前記テキストから前記キーワード情報の見出のキーワードと一致する文字列をキーワード候補として抽出し、当該抽出されたキーワードのうちから基本辞書の見出し語と一致するキーワードを除外したキーワードを候補キーワードとして決定する候補キーワード決定手段を有し、
前記テキスト表示制御手段は、前記決定された候補キーワードを識別表示させる候補キーワード識別表示制御手段を備える、
ことを特徴とする[1]に記載の情報表示制御装置。
【0093】
[3]
前記キーワード記憶手段は、前記見出のキーワードに対応づけられた説明情報中に他の見出のキーワードへのリンク情報を記憶しており、
前記テキストから前記キーワード情報の見出のキーワードと一致する文字列をキーワードとして抽出し、当該抽出されたキーワードのうち、前記リンク情報の見出のキーワードと一致するキーワードを候補キーワードとして決定する候補キーワード決定手段を有し、
前記テキスト表示制御手段は、前記候補キーワード決定手段により決定された候補キーワードを識別表示させる候補キーワード識別表示制御手段を備える、
ことを特徴とする[1]に記載の情報表示制御装置。
【0094】
[4]
前記テキスト表示手段により表示させたテキスト中の前記基幹キーワード又は前記識別表示された候補キーワードがユーザ操作に応じて指定された場合に、当該指定されたキーワードを見出のキーワードとする説明情報を前記キーワード情報から読み出して表示させる説明情報表示制御手段と、
この説明情報表示制御手段により表示された説明情報に含まれる説明キーワードを識別して表示させる説明キーワード識別表示制御手段と、
この説明キーワード識別表示制御手段により識別表示させた説明キーワードをユーザ操作に応じて登録する説明キーワード登録手段と、
前記テキスト表示手段により表示されたテキストと共に前記説明キーワード登録手段により登録された説明キーワードを追加識別して表示させる追加キーワード識別表示手段と、
を備えたことを特徴とする[1]ないし[3]の何れかに記載の情報表示制御装置。
【0095】
[5]
前記基幹キーワード登録手段により登録された基幹キーワードと前記枝キーワード識別表示制御手段により識別して表示された枝キーワードとの相関を示す相関図を生成して表示させる相関図表示制御手段を備えたことを特徴とする[1]ないし[4]の何れかに記載の情報表示制御装置。
【0096】
[6]
前記相関図表示制御手段は、前記基幹キーワード登録手段により登録された基幹キーワードと前記枝キーワード識別表示制御手段により識別して表示された枝キーワードと前記追加キーワード識別表示手段により追加識別して表示させたキーワードとの相関を示す相関図を生成して表示させる、
ことを特徴とする[5]に記載の情報表示制御装置。
【0097】
[7]
前記相関図表示制御手段により表示された相関図に含まれるキーワードがユーザ操作に応じて指定された場合に、当該指定されたキーワードを見出のキーワードとする説明情報を前記キーワード情報から読み出して表示させる相関図対応説明情報表示制御手段と、
この相関図対応説明情報表示制御手段により前記相関図から指定されたキーワードを見出し語とする説明情報を表示させる毎に、前記テキスト中のキーワードのうち、当該説明情報に含まれる説明キーワードと同じ新たなキーワードを追加登録するキーワード追加登録手段とを備え、
前記相関図表示制御手段は、前記基幹キーワード登録手段により登録された基幹キーワードと前記キーワード識別表示制御手段により識別して表示されたキーワードと前記キーワード追加登録手段により追加登録されたキーワードとの相関を示す相関図を生成して表示させる、
ことを特徴とする[5]に記載の情報表示制御装置。
【0098】
[8]
前記相関図表示制御手段により表示させた相関図に含まれるキーワードをユーザ操作に応じて削除する相関図キーワード削除手段を備えた、
ことを特徴とする[5]ないし[7]の何れかに記載の情報表示制御装置。
【0099】
[9]
電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
見出のキーワードと、当該見出のキーワードとは異なる他のキーワードを含む説明情報とを複数組対応づけてキーワード情報として記憶するキーワード記憶手段、
いずれかの見出のキーワードを含むテキストを表示させるテキスト表示制御手段、
このテキスト表示制御手段により表示させたテキスト中の何れかの見出のキーワードを基幹キーワードとして登録する基幹キーワード登録手段、
前記基幹キーワードを見出のキーワードとして前記キーワード情報から、当該見出のキーワードに対応づけられた説明情報に含まれるキーワードを説明キーワードとして抽出する説明キーワード抽出手段、
前記テキスト表示制御手段により表示させたテキスト中で、前記説明キーワードと同じキーワードを枝キーワードとして識別して表示させる枝キーワード識別表示制御手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
【0100】
[10]
通信ネットワークを介して接続され、表示部と入力部を備えた情報表示制御装置であって、
見出のキーワードと、当該見出のキーワードとは異なる他のキーワードを含む説明情報とを複数組対応づけたキーワード情報を前記通信ネットワークを介して取得するキーワード情報取得手段と、
いずれかの見出のキーワードを含むテキストを前記表示部に出力して表示させるように制御するテキスト表示制御手段と、
このテキスト表示制御手段により前記表示部に表示されたテキスト中の何れかの見出のキーワードを前記入力部を操作して基幹キーワードとして登録する基幹キーワード登録手段と、
前記基幹キーワードを見出のキーワードとして前記キーワード情報から、当該見出のキーワードに対応づけられた説明情報に含まれるキーワードを説明キーワードとして抽出する説明キーワード抽出手段と、
前記テキスト表示制御手段により前記表示部に表示させたテキスト中で、前記説明キーワードと同じキーワードを枝キーワードとして識別して表示させるように制御する枝キーワード識別表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示制御装置。
【0101】
[11]
表示部を備えた電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
見出のキーワードと、当該見出のキーワードとは異なる他のキーワードを含む説明情報とを複数組対応づけたキーワード情報を取得するキーワード情報取得手段、
いずれかの見出のキーワードを含むテキストを前記表示部に表示させるように制御するテキスト表示制御手段、
このテキスト表示制御手段により表示させたテキスト中の何れかの見出のキーワードを基幹キーワードとして登録する基幹キーワード登録手段、
前記基幹キーワードを見出のキーワードとして前記キーワード情報から、当該見出のキーワードに対応づけられた説明情報に含まれるキーワードを説明キーワードとして抽出する説明キーワード抽出手段、
前記テキスト表示制御手段により前記表示部に表示させたテキスト中で、前記説明キーワードと同じキーワードを枝キーワードとして識別して表示させるように制御する枝キーワード識別表示制御手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。