【文献】
ETRI,Cell state transition and small cell discovery,3GPP TSG-RAN WG1#74b R1-134332,2013年10月 7日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記サービスセルの隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を測定する前に、前記方法は、
前記UEは前記サービスセルが送信したダウンリンクチャネル/信号の設定情報を受信するステップを更に含む請求項5に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0018】
説明する必要があるのは、以下の説明では、サービスセルと隣接セルとの間のインタラクションとは、サービスセルに対応する基地局と隣接セルに対応する基地局の間のインタラクションを指し、サービスセルとUEとの間のインタラクションとは、サービスセルに対応する基地局とUEの間のインタラクションを指し、隣接セルとUEとの間のインタラクションとは、隣接セルに対応する基地局とUEとの間のインタラクションを指し、マクロセルとUEとの間のインタラクションとは、マクロセルに対応するマクロ基地局とUEとの間のインタラクションを指し、クラスタヘッド(cluster-head)とUEとの間のインタラクションとは、クラスタヘッド(cluster-head)に対応する基地局とUEとの間のインタラクションを指す。
【0019】
更に説明する必要があるのは、本発明の実施例の方案は異種ネットワークにおけるスモールセルオン/オフ(on/off)アプリケーションシナリオに適用し、即ち、マクロ基地局のカバレッジ範囲内で複数の低電力の小型基地局が配置され、マクロ基地局と小型基地局とともに異種ネットワークを組成して、且つスモールセルオン/オフ(on/off)技術方案を採用するアプリケーションシナリオに適用する。
【0020】
本発明の種々の実施例において、サービスセルは隣接セルが測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を受信し、サービスセルは自分で測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、前記UEから自分までと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報と同じであり、或いは、
UEはサービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記サービスセルの隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を測定し、前記UEは測定した前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び測定した前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、自分から前記サービスセルまでと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報と同じである。
【0021】
以下、図面及び具体的な実施例を結合して本発明を更に詳細的に説明する。
【0022】
実施例1
本実施例の遅延差確定方法は、
図1に示すように、以下のステップを含み、
ステップ101、サービスセルは隣接セルが測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を受信し、
ここで、前記サービスセルとは前記UEの常駐セルを指し、前記隣接セルとは前記サービスセルの隣接セルを指す。
【0023】
前記サービスセルはマクロセル又はスモールセルであってもよく、対応的に、前記サービスセルはマクロセルである際に、前記隣接セルはスモールセルであり、前記サービスセルはスモールセルである際に、前記隣接セルはマクロセル又はスモールセルである。マクロセルはマクロ基地局に対応し、スモールセルは小型基地局に対応する。
【0024】
前記同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH、Physical Uplink Shared CHannel)、物理上り制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control CHannel)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH、Pysical Random Access CHannel)、復調参照信号(DMRS、DeModulation Reference Signal)及びサウンディング参照信号(SRS、Sounding Reference Signal)の中の任意の1種であり、実際に応用する際に、必要に応じて上記のチャネル/信号の中の1種を選択することができる。
【0025】
本ステップの前に、該方法は、
前記隣接セルは正確な時間で前記UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記サービスセルは前記隣接セルに前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を通知するステップを更に含んでもよい。
【0026】
本ステップの前に、該方法は、
前記UEがアップリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて前記サービスセルに情報を送信することができるように、前記サービスセルは前記UEに設定情報を送信することによって、前記サービスセルは正確に前記UEが送信した情報を受信することができるステップを更に含んでもよい。
【0027】
前記隣接セルがスモールセルであり、且つ前記隣接セルの状態はオフ(off)状態である際に、本ステップの前に、該方法は、
前記隣接セルは正確な時間で前記UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記サービスセルは前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON(Discontinuous Transmission ON、不連続送信オン)状態とDRX_ON(Discontinuous Reception ON、不連続受信オン)状態のパターンと測定指示を前記UEに通知するステップを更に含んでもよい。
【0028】
図2に示すように、前記オフ(off)状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局をオフにすることによって、干渉と電力消耗を低下させ、一般的に、小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、小型基地局のアップリンク受信機の状態は具体的な状況に応じて決められる状態を指し、
DTX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DTX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局のダウンリンク送信機をオフにし、発見信号情報と必要なダウンリンク信号情報を送信するように、周期的にダウンリンク送信機をオンにすることを指し、対応的に、周期的にオンにする時間以外の他の時間内で、ダウンリンク送信機をオフにし、このため、周期的にオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でダウンリンク送信機をオフにする状態をDTX_OFF状態と呼ぶことができ、
DRX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DRX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、同時に小型基地局は周期的にアップリンク受信機をオンにし、必要なアップリンク信号を受信することを指し、対応的に、周期的にアップリンク受信機をオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でアップリンク受信機をオフにし、いずれの信号を受信しない状態をDRX_OFF状態と呼ぶ。
【0029】
前記オフ(off)状態に対応する状態はオン(on)状態であり、
図2に示すように、前記オン(on)状態とは、トリガー条件を満たす場合に(例えばサービス状况変化、又はUEがセルに関連し、又はデータパケットが到達した等)、オフ(off)状態にあるスモールセルが活性化され、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオンにし、ダウンリンク送信機をずっとオン状態にさせ、次に、参照信号情報、共通チャネル情報及びデータを送信し始める状態を指す。
【0030】
ここで、DTX_ON状態でスモールセルは発見信号情報を送信する可能性があり、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)及び/又はCRS情報を送信する可能性もある。前記発見信号情報はセルの発見に用いられ、前記PSS/SSS及び/又はCRS情報は同期するために用いられる。このいくつかの信号の送信周期は一致しない可能性がある。スモールセルがDTX_ON状態にある際に、スモールセルはこのいくつかの信号の中の1種、又は多種を送信する可能性がある。
【0031】
前記パターンは周期、バイアス及び持続時間等の情報を含んでもよい。
【0032】
ステップ102、サービスセルは自分で測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、前記UEから自分までと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報と同じである。
【0033】
該方法は、
前記UEは確定した同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するように、前記サービスセルは前記確定された同期遅延差を前記UEに送信するステップ、或いは、
前記サービスセルは確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、遅らせたりして前記UEに情報を送信するステップを更に含んでもよい。
【0034】
前記確定された同期遅延差を前記UEに送信することは、具体的に、
前記サービスセルは前記UEに前記同期遅延差の絶対値又は量子化レベルを送信し、或いは、
前記サービスセルは前記UEにシグナリング及び前記同期遅延差の量子化レベルを送信し、或いは、
前記サービスセルは前記UEにシグナリング及び前記同期遅延差の絶対値を送信する。
【0035】
ここで、前記量子化レベルは必要に応じて設定されることができ、例えば、仮に前記サービスセルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT1とし、前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT2とすると、確定した同期遅延差がΔT=T2-T1であり、12個の量子化レベルを設定することができ、具体的に、同期遅延差が-500μsより小さい際に、量子化レベルを-6とし、同期遅延差は-500us以上で且つ-400μsより小さい際に、量子化レベルを-5とし、同期遅延差は-400μs以上で且つ-300μsより小さい際に、量子化レベルを-4とし、同期遅延差は-300μs以上で-200μsより小さい際に、量子化レベルを-3とし、同期遅延差は-200μs以上で且つ-100μs小さい際に、量子化レベルを-2とし、同期遅延差は-100μs以上で且つ0μsより小さい際に、量子化レベルを-1とし、同期遅延差は0μs以上で且つ100μsより小さい際に、量子化レベルを1とし、同期遅延差は100μs以上で且つ200μsより小さい際に、量子化レベルを2とし、同期遅延差は200μs以上で且つ300μsより小さい際に、量子化レベルを3とし、同期遅延差は300μs以上で且つ400μsより小さい際に、量子化レベルを4とし、同期遅延差は400μs以上で且つ500μsより小さい際に、量子化レベルを5とし、同期遅延差は500μs以上である際に、量子化レベルを6とする。
【0036】
本発明の実施例による遅延差確定方法は、効果的にUEからサービスセルまでと隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定することができ、更にUEが受信したサービスセルとスモールセルからの情報の同期を実現する。
【0037】
実施例2
本実施例の遅延差確定方法、
図3に示すように、以下のステップを含み、
ステップ301、サービスセルの隣接セルは前記サービスセルに自分で測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を送信し、
ここで、前記サービスセルとは前記UEの常駐セルを指し、前記隣接セルとは前記サービスセルの隣接セルを指す。
【0038】
前記サービスセルはマクロセル又はスモールセルであってもよく、対応的に、前記サービスセルはマクロセルである際に、前記隣接セルはスモールセルであり、前記サービスセルはスモールセルである際に、前記隣接セルはマクロセル又はスモールセルである。マクロセルはマクロ基地局に対応し、スモールセルは小型基地局に対応する。
【0039】
前記同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号はPUSCH、PUCCH、PRACH、DMRS及びSRSの中の任意の1種であり、実際に応用する際に、必要に応じて上記のチャネル/信号の中の1種を選択することができる。
【0040】
本ステップを実行する前に、該方法は、
前記隣接セルは正確な時間で前記UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記サービスセルは前記隣接セルに前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を通知するステップを更に含んでもよい。
【0041】
本ステップを実行する前に、該方法は、
前記UEはアップリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて前記サービスセルに情報を送信することができるように、前記サービスセルは前記UEに設定情報を送信することによって、前記サービスセルは正確に前記UEが送信した情報を受信できるステップを更に含んでもよい。
【0042】
前記隣接セルがスモールセルであり、且つ前記隣接セルの状態はオフ(off)状態である際に、本ステップの前に、該方法は、
前記隣接セルは正確な時間で前記UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルは前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知するステップ、及び
対応的に、前記UEは前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンに基づいて、前記同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信するステップを更に含んでもよい。
【0043】
前記サービスセルの性質によって、誰により隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を送信することを決めることができ、具体的に、前記サービスセルはマクロセル又はクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルにより、前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知することができ、前記サービスセルはマクロセルであって且つクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、前記サービスセル又は前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)により、前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知することができ、これによって類推する。
【0044】
前記クラスタヘッド(cluster-head)とはいくつかのスモールセルからなるクラスタの管理者を指し、その機能はクラスタにおけるスモールセルを管理し、前記クラスタヘッド(cluster-head)は1つのスモールセルであってもよいし、マクロセル又は1つの独立な管理エンティティであってもよく、前記クラスタヘッド(cluster-head)の具体的な機能はマクロセルの機能に類似し、必要に応じて前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルによりUEに前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を通知することを設定することができる。
【0045】
図2に示すように、前記オフ(off)状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局をオフにすることによって、干渉と電力消耗を低下させ、一般的に、小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、小型基地局のアップリンク受信機の状態は具体的な状況に応じて決められる状態を指し、
DTX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DTX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局のダウンリンク送信機をオフにし、発見信号情報と必要なダウンリンク信号情報を送信するように、周期的にダウンリンク送信機をオンにすることを指し、対応的に、周期的にオンにする時間以外の他の時間内、ダウンリンク送信機をオフにし、このため、周期的にオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でダウンリンク送信機をオフにする状態をDTX_OFF状態と呼ぶことができ、
DRX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DRX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、同時に小型基地局は周期的にアップリンク受信機をオンにし、必要なアップリンク信号を受信することを指し、対応的に、周期的にアップリンク受信機をオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でアップリンク受信機をオフにし、いずれの信号を受信しない状態をDRX_OFF状態と呼ぶ。
【0046】
前記オフ(off)状態に対応する状態はオン(on)状態であり、
図2に示すように、前記オン(on)状態とは、トリガー条件を満たす場合に(例えばサービス状况変化、又はUEがセルに関連し、又はデータパケットが到達した等)、オフ(off)状態にあるスモールセルが活性化され、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオンにし、ダウンリンク送信機をずっとオン状態にさせ、次に、参照信号情報、共通チャネル情報及びデータを送信し始める状態を指す。
【0047】
ここで、DTX_ON状態でスモールセルは発見信号情報を送信する可能性があり、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)及び/又はCRS情報を送信する可能性もある。前記発見信号情報はセルの発見に用いられ、前記PSS/SSS及び/又はCRS情報は同期するために用いられる。このいくつかの信号の送信周期は一致しない可能性がある。スモールセルがDTX_ON状態にある際に、スモールセルはこのいくつかの信号の中の1種、又は多種を送信する可能性がある。
【0048】
前記パターンは周期、バイアス及び持続時間等の情報を含んでもよい。
【0049】
ステップ302、サービスセルは自分で測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、前記UEから自分までと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報と同じである。
【0050】
該方法は、
前記サービスセルは確定された同期遅延差を前記UEに送信するステップ、
前記UEは前記同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するステップ、或いは、
前記サービスセルは確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、遅らせたりしてUEに情報を送信するステップを更に含んでもよい。
【0051】
前記確定された同期遅延差を前記UEに送信することは、具体的に、
前記サービスセルは前記UEに前記同期遅延差の絶対値又は量子化レベルを送信し、或いは、
前記サービスセルは前記UEにシグナリング及び前記同期遅延差の量子化レベルを送信し、或いは、
前記サービスセルは前記UEにシグナリング及び前記同期遅延差の絶対値を送信する。
【0052】
ここで、前記量子化レベルは必要に応じて設定されることができ、例えば、仮に前記サービスセルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT1とし、前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT2とし、確定した同期遅延差がΔT=T2-T1であり、12個の量子化レベルを設定することができ、具体的に、同期遅延差が-500μsより小さい際に、量子化レベルを-6とし、同期遅延差は-500us以上で且つ-400μsより小さい際に、量子化レベルを-5とし、同期遅延差は-400μs以上で且つ-300μsより小さい際に、量子化レベルを-4とし、同期遅延差は-300μs以上で-200μsより小さい際に、量子化レベルを-3とし、同期遅延差は-200μs以上で且つ-100μs小さい際に、量子化レベルを-2とし、同期遅延差は-100μs以上で且つ0μsより小さい際に、量子化レベルを-1とし、同期遅延差は0μs以上で且つ100μsより小さい際に、量子化レベルを1とし、同期遅延差は100μs以上で且つ200μsより小さい際に、量子化レベルを2とし、同期遅延差は200μs以上で且つ300μsより小さい際に、量子化レベルを3とし、同期遅延差は300μs以上で且つ400μsより小さい際に、量子化レベルを4とし、同期遅延差は400μs以上で且つ500μsより小さい際に、量子化レベルを5とし、同期遅延差は500μs以上である際に、量子化レベルを6とする。
【0053】
本発明の実施例による遅延差確定方法は、効果的にUEからサービスセルまでと隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定することができ、更にUEが受信したサービスセルとスモールセルからの情報の同期を実現する。
【0054】
実施例3
本実施例において、仮にUEのサービスセルをスモールセル1又はマクロセルとし、サービスセルの隣接セルをスモールセル2とする。本実施例の遅延差確定方法は、
図4に示すように、以下のステップを含み、
ステップ400、サービスセルはUEにアップリンクチャネル/信号の設定情報を通知し、且つ同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を隣接セルに通知し、その後に、ステップ401を実行し、
ここで、UEに通知されたアップリンクチャネル/信号の設定情報は、アップリンクチャネル/信号情報送信が占用した時間周波数リソース、順序リソース、及び電力等を含んでもよく、
対応的に、隣接セルであるスモールセル2に通知されたアップリンクチャネル/信号の設定情報はアップリンクチャネル/信号情報送信が占用した時間周波数リソース、順序リソース、及び電力等を含んでもよい。
【0055】
前記同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号はSRS等であってもよい。
実際に応用する際に、サービスセルの隣接セルは複数である際に、サービスセルは同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を特定のセットにおける隣接セルだけに通知でき、必要に応じて特定のセルセットにおける隣接セルを確定できる。例えば
、
図5に示すように、同時にスモールセル1とスモールセル2のカバレッジ範囲内にあるUEはUE 4とUE 5を含み、仮にスモールセル1がサービスセルであると、スモールセル1とスモールセル2は1つのUE 4とUE 5に関連するセルセットを構成でき、スモールセル1はUE 4とUE 5の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報だけをスモールセル2に通知すればよい。
【0056】
実際に応用する際に、サービスセルは同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を隣接セルに通知する際に、2つ以上のUEがあり、且つ2つ以上のUEのサービスセルが同じである場合に、該サービスセルは各UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を制限することができ、セル間のシグナリングインタラクションの複雑さを低下させるようにする。例えば、同一のセットセルに帰属するUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号は同様な時間-周波数リソースを使用するが、異なる回転位相を有するように設定することができ、この時、該サービスセルは隣接セルに各UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の位相回転情報だけを通知し、隣接セルに各UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の全ての設定情報を通知する必要がない。更に、位置が近いUEに対して、隣接セルに位置が近い複数のUEの中の1つのUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報だけを通知すればよく、該UEが確定した同期遅延差を位置が近い複数のUEの中のその他のUEの同期遅延差として使用する。例えば、
図5に示すように、同時にスモールセル1とスモールセル2のカバレッジ範囲内にあるUEはUE 4とUE 5を含むと、スモールセル1とスモールセル2は1つのUE 4とUE 5に関連するセルセットを構成でき、UE 4とUE 5はいずれもスモールセル1に帰属し、即ち、UE 4とUE 5のサービスセルはいずれもスモールセル1であり、UE 4とUE 5はまた同時にスモールセル1とスモールセル2のセルエッジにあり、地理位置が近く、遅延差も近いため、スモールセルはUE 4の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報のみをスモールセル2に通知すればよく、スモールセル1は更にUE 4が確定した同期遅延差をUE 5の同期遅延差として使用する。
【0057】
ここで、サービスセルの隣接セルであるスモールセル2はオフ(off)状態にある際に、サービスセル、クラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルは隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示をUEに通知する必要があり、隣接セルは正確な時間でUEが送信した情報を受信できるようにする。
【0058】
図2に示すように、前記オフ(off)状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局をオフにすることによって、干渉と電力消耗を低下させ、一般的に、小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、小型基地局のアップリンク受信機の状態は具体的な状況に応じて決められる状態を指し、
DTX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DTX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局のダウンリンク送信機をオフにし、発見信号情報と必要なダウンリンク信号情報を送信するように、周期的にダウンリンク送信機をオンにすることを指し、対応的に、周期的にオンにする時間以外の他の時間内、ダウンリンク送信機をオフにし、このため、周期的にオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でダウンリンク送信機をオフにする状態をDTX_OFF状態と呼ぶことができ、
DRX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DRX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、同時に小型基地局は周期的にアップリンク受信機をオンにし、必要なアップリンク信号を受信することを指し、対応的に、周期的にアップリンク受信機をオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でアップリンク受信機をオフにし、いずれの信号を受信しない状態をDRX_OFF状態と呼ぶ。
【0059】
前記オフ(off)状態に対応する状態はオン(on)状態であり、
図2に示すように、前記オン(on)状態とは、トリガー条件を満たす場合に(例えばサービス状况変化、又はUEがセルに関連し、又はデータパケットが到達した等)、オフ(off)状態にあるスモールセルが活性化され、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオンにし、ダウンリンク送信機をずっとオン状態にさせ、次に、参照信号情報、共通チャネル情報及びデータを送信し始める状態を指す。
【0060】
ここで、DTX_ON状態でスモールセルは発見信号情報を送信する可能性があり、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)及び/又はCRS情報を送信する可能性もある。前記発見信号情報はセルの発見に用いられ、前記PSS/SSS及び/又はCRS情報は同期するために用いられる。このいくつかの信号の送信周期は一致しない可能性がある。スモールセルがDTX_ON状態にある際に、スモールセルはこのいくつかの信号の中の1種、又は多種を送信する可能性がある。
【0061】
前記パターンは周期、バイアス及び持続時間等の情報を含んでもよい。
【0062】
ステップ401、UEは第1時刻T
0でサービスセルに同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信し、
ここで、前記UEは第1時刻T
0でサービスセルに同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信することは、前記UEは第1時刻T
0でサービスセルに対応する基地局に同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信することを指し、具体的に、前記UEは第1時刻T
0でスモールセル1に対応する小型基地局に又はマクロセルに対応するマクロ基地局に同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信する。
ステップ402、サービスセルは第2時刻T
2でUEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信したことを測定し、
ステップ403、隣接セルは第3時刻T
3でUEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信したことを測定し、且つサービスセルに測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を送信し、
ここで、隣接セルはサービスセルに近接するため、UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できることになる。
【0063】
隣接セルの状態はオン(on)状態であると、隣接セルは正常にUEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信でき、
隣接セルの状態はオフ(off)状態であると、具体的に、ダウンリンク送信機だけをオフにし、アップリンク受信機がずっとオン状態にあると、隣接セルは正常にUEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信でき、
隣接セルの状態はオフ(off)状態であると、具体的に、ダウンリンク送信機とアップリンク受信機はいずれもオフ状態にあると、隣接セルが一定の周期でそのアップリンク受信機をオンにすることを規定でき、更にUEは隣接セルのDRX_ON状態のアップリンク受信機のオン時刻で同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信して、且つ第3時刻T
3で隣接セルがまたDRX_ON状態にあることを約束し、つまり、UEが同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を送信する第1時刻T1から隣接セルが同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した第3時刻T3までの時間帯内で隣接セルはDRX_ON状態にあって、言い換えると、同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報が伝送遅延された後に、隣接セルがDRX_ON状態でUEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できることを確保するように、隣接セルが DRX_ON状態にある時間を約束する必要がある。
【0064】
隣接セルが DRX_ON状態にある時間長さを確保する条件で、隣接セルが受信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報は設定された閾値より小さいと、UEが隣接セルから十分に遠いことを説明し、同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報が道路損傷及び減衰された強度は非常に弱く、隣接セルによってチャネル/信号情報及びデータを伝送することができなく、この時、隣接セルはサービスセルに隣接セルが測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を送信しなく、言い換えると、UEは遠い隣接セルに送信する必要がない。
【0065】
前記サービスセルに測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を送信することは、サービスセルに第3時刻T3を送信することを指す。隣接セルはbackhaulシグナリングによってサービスセルに第3時刻T3を送信することができる。
【0066】
実際に応用する際に、ステップ402、403は実行には順序がない。
【0067】
ステップ404、サービスセルは自分で測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記隣接セルが測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、UEから自分までと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、
具体的に、サービスセルはUEから自分までと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差△t
1=T
3−T
2を計算する。
【0068】
ステップ405、サービスセルは確定された同期遅延差をUEに通知し、
ここで、サービスセルが確定された同期遅延差をUEの通知する方式は同期遅延差の絶対値又は同期遅延差の量子化レベルであってもよいし、情報(1シグナリング)及び同期遅延差の絶対値であってもよいし、或いは情報(1シグナリング)及び同期遅延差の量子化レベルであってもよい。
【0069】
確定された同期遅延差が小さくてひいては無視できる際に、サービスセルは確定された同期遅延差をUEに通知しないことができ、具体的に、サービスセルはUEに無情報(0シグナリング)を送信することができ、或いは、サービスセルはUEにいかなる情報を送信しないことができる。
【0070】
ステップ406、UEは通知された同期遅延差を受信した後に、同期遅延差を利用してサービスセルと隣接セルが送信した情報を受信する。
【0071】
ここで、UEは遅延差を利用して2つのセルの受信信号を揃えることができ、或いは、通知された同期遅延差の条件で、検索窓を拡張することができる。
【0072】
本ステップの具体的な実現は、本出願の関心の内容ではなく、本ステップの具体的な実現には従来の技術を採用することができる。
【0073】
実際に応用する際に、サービスセルはUEに確定された同期遅延差を通知しなくてもよく、このような場合に、サービスセルは確定された同期遅延差に基づいて、遅らせたり、あるいは早めたりしてUEに情報を送信し、UEはサービスセルと隣接セルが送信した情報を同期受信できるようにして、つまり、ステップ405〜406を実行しなく、サービスセルにより同期遅延差を補償し、UEはサービスセルと隣接セルが送信した情報を同期受信できるようにする。
【0074】
本発明の実施例による遅延差確定方法は、効果的にUEからサービスセルまでと隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定することができ、更にUEが受信したサービスセルとスモールセルからの情報の同期を実現する。
【0075】
実施例4
本実施例の遅延差確定方法は、
図6に示すように、以下のステップを含み、
ステップ601、UEはサービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記サービスセルの隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を測定し、
ここで、前記サービスセルとは前記UEの常駐セルを指し、前記隣接セルとは前記サービスセルの隣接セルを指す。
【0076】
前記サービスセルはマクロセル又はスモールセルであってもよく、対応的に、前記サービスセルはマクロセルである際に、前記隣接セルはスモールセルであり、前記サービスセルはスモールセルである際に、前記隣接セルはマクロセル又はスモールセルである。マクロセルはマクロ基地局に対応し、スモールセルは小型基地局に対応する。
【0077】
前記同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH、Physical Downlink Shared CHannel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control CHannel)、セル特定参照信号(CRS、Cell-specific Reference Signals)、UE特定参照信号(DM-RS、UE-specific Reference Signals)、位置参照信号(PRS、Positioning Reference Signals)及びチャネル状態情報参照信号(CSI-RS、CSI Reference Signal)の中の任意の1種であり、実際に応用する際に、必要に応じて上記のチャネル/信号の中の1種を選択することができる。
UEはどれのダウンリンクチャネル/信号情報が同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報であるかを予め知り、対応的に、前記サービスセル及び前記隣接セルも何時に同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信するかも知る。
【0078】
本ステップの前に、該方法は、
前記UEは前記サービスセルが送信したダウンリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて情報を正確に受信できるように、前記UEは設定情報を受信するステップを更に含んでもよい。
【0079】
前記隣接セルがスモールセルであり、且つ前記隣接セルの状態はオフ(off)状態である際に、本ステップの前に、該方法は、
前記UEは正確な時間で前記隣接セルが送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記UEは前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルにより通知した前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を受信するステップを更に含んでもよい。
【0080】
前記サービスセルの性質によって、誰により隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を送信することを決めることができ、具体的に、前記サービスセルはマクロセル又はクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルにより前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知することができ、前記サービスセルはマクロセルであって且つクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、前記サービスセル又は前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)により前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知することができ、これによって類推する。
【0081】
前記クラスタヘッド(cluster-head)とはいくつかのスモールセルからなるクラスタの管理者を指し、その機能はクラスタにおけるスモールセルを管理し、前記クラスタヘッド(cluster-head)は1つのスモールセルであってもよいし、マクロセル又は1つの独立な管理エンティティであってもよく、前記クラスタヘッド(cluster-head)の具体的な機能はマクロセルの機能に類似し、必要に応じて前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルによりUEに前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を通知することを設定することができる。
【0082】
図2に示すように、前記オフ(off)状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局をオフにすることによって、干渉と電力消耗を低下させ、一般的に、小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、小型基地局のアップリンク受信機の状態は具体的な状況に応じて決められる状態を指し、
DTX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DTX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局のダウンリンク送信機をオフにし、発見信号情報と必要なダウンリンク信号情報を送信するように、周期的にダウンリンク送信機をオンにすることを指し、対応的に、周期的にオンにする時間以外の他の時間内、ダウンリンク送信機をオフにし、このため、周期的にオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でダウンリンク送信機をオフにする状態をDTX_OFF状態と呼ぶことができ、
DRX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DRX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、同時に小型基地局は周期的にアップリンク受信機をオンにし、必要なアップリンク信号を受信することを指し、対応的に、周期的にアップリンク受信機をオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でアップリンク受信機をオフにし、いずれの信号を受信しない状態をDRX_OFF状態と呼ぶ。
【0083】
前記オフ(off)状態に対応する状態はオン(on)状態であり、
図2に示すように、前記オン(on)状態とは、トリガー条件を満たす場合に(例えばサービス状况変化、又はUEがセルに関連し、又はデータパケットが到達した等)、オフ(off)状態にあるスモールセルが活性化され、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオンにし、ダウンリンク送信機をずっとオン状態にさせ、次に、参照信号情報、共通チャネル情報及びデータを送信し始める状態を指す。
【0084】
ここで、DTX_ON状態でスモールセルは発見信号情報を送信する可能性があり、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)及び/又はCRS情報を送信する可能性もある。前記発見信号情報はセルの発見に用いられ、前記PSS/SSS及び/又はCRS情報は同期するために用いられる。このいくつかの信号の送信周期は一致しない可能性がある。スモールセルがDTX_ON状態にある際に、スモールセルはこのいくつかの信号の中の1種、又は多種を送信する可能性がある。
【0085】
前記パターンは周期、バイアス及び持続時間等の情報を含んでもよい。
【0086】
ステップ602、前記UEは測定した前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び測定した前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、自分から前記サービスセルまでと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報と同じである。
【0087】
ここで、該方法は、
前記サービスセルは確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、あるいは遅らせたりしてUEに情報を送信するように、前記UEは確定した同期遅延差を前記サービスセルに送信するステップを更に含んでもよい。
【0088】
前記確定した同期遅延差を前記サービスセルに送信することは、具体的に、
前記UEは前記サービスセルに前記同期遅延差の絶対値又は量子化レベルを送信し、或いは、
前記UEは前記サービスセルにシグナリング及び前記同期遅延差の量子化レベルを送信し、或いは、
前記UEは前記サービスセルにシグナリング及び前記同期遅延差の絶対値を送信する。
【0089】
ここで、前記量子化レベルは必要に応じて設定されることができ、例えば、仮にUEが測定した前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT3とし、UEが測定した前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT4とすると、確定した同期遅延差がΔT=T4-T3であり、12個の量子化レベルを設定することができ、具体的に、同期遅延差が-500μsより小さい際に、量子化レベルを-6とし、同期遅延差は-500us以上で且つ-400μsより小さい際に、量子化レベルを-5とし、同期遅延差は-400μs以上で且つ-300μsより小さい際に、量子化レベルを-4とし、同期遅延差は-300μs以上で-200μsより小さい際に、量子化レベルを-3とし、同期遅延差は-200μs以上で且つ-100μs小さい際に、量子化レベルを-2とし、同期遅延差は-100μs以上で且つ0μsより小さい際に、量子化レベルを-1とし、同期遅延差は0μs以上で且つ100μsより小さい際に、量子化レベルを1とし、同期遅延差は100μs以上で且つ200μsより小さい際に、量子化レベルを2とし、同期遅延差は200μs以上で且つ300μsより小さい際に、量子化レベルを3とし、同期遅延差は300μs以上で且つ400μsより小さい際に、量子化レベルを4とし、同期遅延差は400μs以上で且つ500μsより小さい際に、量子化レベルを5とし、同期遅延差は500μs以上である際に、量子化レベルを6とする。
【0090】
該方法は、
前記UEは前記同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するステップを更に含んでもよい。
【0091】
本発明の実施例による遅延差確定方法は、効果的にUEからサービスセルまでと隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定することができ、更にUEが受信したサービスセルとスモールセルからの情報の同期を実現する。
【0092】
実施例5
本実施例の遅延差確定方法は、
図7に示すように、以下のステップを含み、
ステップ701、サービスセルと隣接セルとは同一の時刻でUEに同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信し、
ここで、前記サービスセルとは前記UEの常駐セルを指し、前記隣接セルとは前記サービスセルの隣接セルを指す。
【0093】
前記サービスセルはマクロセル又はスモールセルであってもよく、対応的に、前記サービスセルはマクロセルである際に、前記隣接セルはスモールセルであり、前記サービスセルはスモールセルである際に、前記隣接セルはマクロセル又はスモールセルである。マクロセルはマクロ基地局に対応し、スモールセルは小型基地局に対応する。
前記同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号はPDSCH、PDCCH、CRS、DM-RS、PRS及びCSI-RSの中の任意の1種であり、実際に応用する際に、必要に応じて上記のチャネル/信号の中の1種を選択することができる。
【0094】
本ステップの前に、該方法は、
前記サービスセルと前記隣接セルは同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の送信時刻を協議で確定し、或いは、マクロセル又は前記サービスセルと前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)は前記サービスセルと前記隣接セルに同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の送信時刻を通知し、
対応的に、前記サービスセル及び前記隣接セルは知った送信時刻に基づいて、同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信するステップを更に含んでもよい。
【0095】
前記サービスセルの性質によって、誰により隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を送信することを決めることができ、具体的に、前記サービスセルはマクロセル又はクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルにより前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知することができ、前記サービスセルはマクロセルであって且つクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、前記サービスセル又は前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)により前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知することができ、これによって類推する。
【0096】
前記クラスタヘッド(cluster-head)とはいくつかのスモールセルからなるクラスタの管理者を指し、その機能はクラスタにおけるスモールセルを管理し、前記クラスタヘッド(cluster-head)は1つのスモールセルであってもよいし、マクロセル又は1つの独立な管理エンティティであってもよく、前記クラスタヘッド(cluster-head)の具体的な機能はマクロセルの機能に類似し、実際に応用する際に、必要に応じて前記サービスセル及び前記隣接セルは同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の送信時刻を知る具体的な実現方式を確定することができる。
【0097】
本ステップの前に、該方法は、
前記UEはダウンリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて情報を正確に受信できるように、前記サービスセルは前記UEに設定情報を送信するステップを更に含んでもよい。
【0098】
前記隣接セルがスモールセルであり、且つ前記隣接セルの状態はオフ(off)状態である際に、本ステップの前に、該方法は、
前記UEは正確な時間で前記隣接セルが送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を正確に受信できるように、前記サービスセル、前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルは前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知するステップと、
対応的に、前記UEは前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンに基づいて、前記同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信するステップとを更に含んでもよい。
【0099】
図2に示すように、前記オフ(off)状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局をオフにすることによって、干渉と電力消耗を低下させ、一般的に、小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、小型基地局のアップリンク受信機の状態は具体的な状況に応じて決められる状態を指し、
DTX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DTX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局のダウンリンク送信機をオフにし、発見信号情報と必要なダウンリンク信号情報を送信するように、周期的にダウンリンク送信機をオンにすることを指し、対応的に、周期的にオンにする時間以外の他の時間内、ダウンリンク送信機をオフにし、このため、周期的にオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でダウンリンク送信機をオフにする状態をDTX_OFF状態と呼ぶことができ、
DRX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DRX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、同時に小型基地局は周期的にアップリンク受信機をオンにし、必要なアップリンク信号を受信することを指し、対応的に、周期的にアップリンク受信機をオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でアップリンク受信機をオフにし、いずれの信号を受信しない状態をDRX_OFF状態と呼ぶ。
【0100】
前記オフ(off)状態に対応する状態はオン(on)状態であり、
図2に示すように、前記オン(on)状態とは、トリガー条件を満たす場合に(例えばサービス状况変化、又はUEがセルに関連し、又はデータパケットが到達した等)、オフ(off)状態にあるスモールセルが活性化され、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオンにし、ダウンリンク送信機をずっとオン状態にさせ、次に、参照信号情報、共通チャネル情報及びデータを送信し始める状態を指す。
【0101】
ここで、DTX_ON状態でスモールセルは発見信号情報を送信する可能性があり、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)及び/又はCRS情報を送信する可能性もある。前記発見信号情報はセルの発見に用いられ、前記PSS/SSS及び/又はCRS情報は同期するために用いられる。このいくつかの信号の送信周期は一致しない可能性がある。スモールセルがDTX_ON状態にある際に、スモールセルはこのいくつかの信号の中の1種、又は多種を送信する可能性がある。
【0102】
前記パターンは周期、バイアス及び持続時間等の情報を含んでもよい。
【0103】
ステップ702、前記UEはサービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記サービスセルの隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を測定し、
ここで、UEはどれのダウンリンクチャネル/信号情報が同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報であるかを予め知る。
【0104】
ステップ703、前記UEは測定した前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の時刻情報、及び測定した前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、自分から前記サービスセルまでと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報と同じである。
【0105】
ここで、該方法は、
前記UEは確定した同期遅延差を前記サービスセルに送信するステップと、
前記サービスセルは確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、あるいは遅らせたりしてUEに情報を送信するステップと、を更に含んでもよい。
【0106】
前記確定した同期遅延差を前記サービスセルに送信することは、具体的に、
前記UEは前記サービスセルに前記同期遅延差の絶対値又は量子化レベルを送信し、或いは、
前記UEは前記サービスセルにシグナリング及び前記同期遅延差の量子化レベルを送信し、或いは、前記UEは前記サービスセルにシグナリング及び前記同期遅延差の絶対値を送信する。
【0107】
ここで、前記量子化レベルは必要に応じて設定されることができ、例えば、仮にUEが測定した前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT3とし、UEが測定した前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報をT4とすると、確定した同期遅延差がΔT=T4-T3であり、12個の量子化レベルを設定することができ、具体的に、同期遅延差が-500μsより小さい際に、量子化レベルを-6とし、同期遅延差は-500us以上で且つ-400μsより小さい際に、量子化レベルを-5とし、同期遅延差は-400μs以上で且つ-300μsより小さい際に、量子化レベルを-4とし、同期遅延差は-300μs以上で-200μsより小さい際に、量子化レベルを-3とし、同期遅延差は-200μs以上で且つ-100μs小さい際に、量子化レベルを-2とし、同期遅延差は-100μs以上で且つ0μsより小さい際に、量子化レベルを-1とし、同期遅延差は0μs以上で且つ100μsより小さい際に、量子化レベルを1とし、同期遅延差は100μs以上で且つ200μsより小さい際に、量子化レベルを2とし、同期遅延差は200μs以上で且つ300μsより小さい際に、量子化レベルを3とし、同期遅延差は300μs以上で且つ400μsより小さい際に、量子化レベルを4とし、同期遅延差は400μs以上で且つ500μsより小さい際に、量子化レベルを5とし、同期遅延差は500μs以上である際に、量子化レベルを6とする。
【0108】
該方法は、
前記UEは前記同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するステップを更に含んでもよい。
【0109】
本発明の実施例による遅延差確定方法は、効果的にUEからサービスセルまでと隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定することができ、更にUEが受信したサービスセルとスモールセルからの情報の同期を実現する。
【0110】
実施例6
本実施例において、仮にUEのサービスセルをスモールセル1又はマクロセルとし、サービスセルの隣接セルをスモールセル2とする。本実施例の遅延差確定方法は、
図8に示すように、以下のステップを含み、
ステップ800、前記UEはダウンリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて情報を正確に受信できるように、サービスセルは前記UEに設定情報を送信し、その後に、ステップ801を実行し、
ここで、前記設定情報は、ダウンリンクチャネル/信号情報の送信が占用した時間周波数リソース、順序リソース、及び電力等を含んでもよい。
【0111】
サービスセルの隣接セルであるスモールセル2はオフ(off)状態にある際に、UEは正確な時間で隣接セルが送信した情報を受信できるように、サービスセル、クラスタヘッド(cluster-head)又はマクロセルは隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示をUEに通知する必要がある。
【0112】
図2に示すように、前記オフ(off)状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局をオフにすることによって、干渉と電力消耗を低下させ、一般的に、小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、小型基地局のアップリンク受信機の状態は具体的な状況に応じて決められる状態を指し、
DTX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DTX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局のダウンリンク送信機をオフにし、発見信号情報と必要なダウンリンク信号情報を送信するように、周期的にダウンリンク送信機をオンにすることを指し、対応的に、周期的にオンにする時間以外の他の時間内、ダウンリンク送信機をオフにし、このため、周期的にオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でダウンリンク送信機をオフにする状態をDTX_OFF状態と呼ぶことができ、
DRX_ON状態はオフ(off)状態の1つのサブ状態であり、
図2に示すように、DRX_ON状態とは、スモールセルにサービス又はUE接続がない場合に、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオフにし、同時に小型基地局は周期的にアップリンク受信機をオンにすることを指し、必要なアップリンク信号を受信し、対応的に、周期的にアップリンク受信機をオンにする時間帯を除いた他の時間帯内でアップリンク受信機をオフにし、いずれの信号を受信しない状態をDRX_OFF状態と呼ぶ。
【0113】
前記オフ(off)状態に対応する状態はオン(on)状態であり、
図2に示すように、前記オン(on)状態とは、トリガー条件を満たす場合に(例えばサービス状况変化、又はUEがセルに関連し、又はデータパケットが到達した等)、オフ(off)状態にあるスモールセルが活性化され、スモールセルに対応する小型基地局はダウンリンク送信機をオンにし、ダウンリンク送信機をずっとオン状態にさせ、次に、参照信号情報、共通チャネル情報及びデータを送信し始める状態を指す。
【0114】
ここで、DTX_ON状態でスモールセルは発見信号情報を送信する可能性があり、1次同期信号/2次同期信号(PSS/SSS)及び/又はCRS情報を送信する可能性もある。前記発見信号情報はセルの発見に用いられ、前記PSS/SSS及び/又はCRS情報は同期するために用いられる。このいくつかの信号の送信周期は一致しない可能性がある。スモールセルがDTX_ON状態にある際に、スモールセルはこのいくつかの信号の中の1種、又は多種を送信する可能性がある。
【0115】
前記パターンは周期、バイアス及び持続時間等の情報を含んでもよい。
【0116】
ステップ801、サービスセルと隣接セルは第4時刻T
4で同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信し、
ここで、本ステップを実行する前に、サービスセルと隣接セルは同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の送信時刻、即ち第4時刻T
4を知る必要があって、
具体的に、サービスセルと隣接セルは同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の送信時刻を協議で確定し、或いは、マクロセル又は前記サービスセルと前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)は前記サービスセルと前記隣接セルに同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報の送信時刻を通知する。
【0117】
対応的に、前記サービスセル及び前記隣接セルは知った送信時刻に基づいて、同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信する。
【0118】
実際に応用する際に、隣接セルがスモールセルであり、隣接セルがオン(on)状態又はDTX_ON状態にある必要があるこそ、同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信することができる。
【0119】
ステップ802、UEは第5時刻T
5でサービスセルが送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信したことを測定し、第6時刻T
6で隣接セルが送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信したことを測定した。
ステップ803、UEは測定した前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び測定した前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、自分から前記サービスセルまでと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定する。
具体的に、UEは自分からサービスセルまでと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差△t
2=T
6−T
5を計算する。
【0120】
ステップ804、UEは確定した同期遅延差をサービスセルに通知し、
ここで、UEが確定した同期遅延差をサービスセルに通知する方式は同期遅延差の絶対値又は同期遅延差の量子化レベルであってもよいし、情報(1シグナリング)及び同期遅延差の絶対値であってもよいし、或いは無情報(1シグナリング)及び同期遅延差の量子化レベルであってもよい。
【0121】
確定された同期遅延差が小さくてひいては無視できる際に、UEは確定した同期遅延差をサービスセルに通知しないことができ、具体的に、UEはサービスセルに無情報(0シグナリング)を送信することができ、或いは、UEはサービスセルにいかなる情報を送信しないことができる。
【0122】
ステップ805、サービスセルは通知された同期遅延差を受信した後に、確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、あるいは遅らせたりしてUEに情報を送信する。
【0123】
ここで、本ステップの具体的な実現は、本出願の関心の内容ではなく、本ステップの具体的な実現には従来の技術を採用することができる。
【0124】
実際に応用する際に、UEはサービスセルに確定した同期遅延差を通知しなくてもよく、このような場合に、UEは通知された同期遅延差を受信した後に、同期遅延差を利用してサービスセルと隣接セルが送信した情報を受信し、つまり、ステップ804〜805を実行しなくて、UEにより同期遅延差を補償し、UEはサービスセルと隣接セルが送信した情報を同期受信できるようにする。
【0125】
UEは遅延差を利用して2つのセルの受信信号を揃え、或いは、通知された同期遅延差の条件で、検索窓を拡大することができる。ここで、本ステップの具体的な実現は、本出願の関心の内容ではなく、本ステップの具体的な実現には従来の技術を採用することができる。
【0126】
本発明の実施例による遅延差確定方法は、効果的にUEからサービスセルまでと隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定することができ、更にUEが受信したサービスセルとスモールセルからの情報の同期を実現する。
【0127】
図1に示すような方法に基づいて、本発明の実施例は基地局を提供し、
図9に示すように、該基地局は、第1受信モジュール91及び第1確定モジュール92を含み、
第1受信モジュール91は、隣接セルが測定したUEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を受信するように設定され、
第1確定モジュール92は、自分で測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、前記UEから自分までと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルが測定した前記UEの同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報と同じであるように設定される。
【0128】
前記基地局とはサービスセルに対応する基地局、即ち、UEの常駐セルに対応する基地局を指し、前記隣接セルとは前記サービスセルの隣接セルを指す。
【0129】
サービスセルはマクロセル又はスモールセルである際に、前記基地局はマクロ基地局又は小型基地局である。
【0130】
該基地局は、前記隣接セルが正確な時間で前記UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記隣接セルが前記UEに同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を通知するように設定される第1通知モジュールを更に含んでもよい。
【0131】
該基地局は、前記UEはアップリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて前記サービスセルに情報を送信できるように、前記UEに設定情報を送信することによって、前記サービスセルは正確に前記UEが送信した情報を受信できるように設定される第2通知モジュールを更に含んでもよい。
【0132】
前記隣接セルがスモールセルであり、且つ前記隣接セルの状態はオフ(off)状態である際に、該基地局は、前記隣接セルが正確な時間で前記UEが送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記UEに通知するように設定される第3通知モジュールを更に含んでもよい。
【0133】
該基地局は、前記UEは前記同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するように、確定された同期遅延差を前記UEに送信するように設定され、或いは、確定された同期遅延差に基づいて早めたり、あるいは遅らせたりして前記UEに情報を送信するように設定される第1送信モジュールを更に含んでもよい。
【0134】
ここで、本発明の実施例の基地局における第1送信モジュールの具体的な処理過程を以上に詳細的に説明したため、省略する。
【0135】
実際に応用する際に、受信モジュールは基地局の受信機により実現でき、第1確定モジュールは基地局の中央プロセッサ(CPU、Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)又はプログラマブルロジックアレイ(FPGA、Field−Programmable Gate Array)により実現でき、第1通知モジュール、第2通知モジュール、第3通知モジュール及び第1送信モジュールは基地局の送信機により実現できる。
【0136】
本発明の実施例は遅延差確定システムを更に提供し、
図10に示すように、該システムは、サービスセルに対応する第1基地局101、隣接セルに対応する第2基地局102及び第1のUE 103を含む。
前記第1基地局101は、前記第2基地局102が測定した第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を受信し、且つ自分で測定した前記第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記第2基地局102が測定した前記第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、前記第1のUE 103から自分までと前記第2基地局102までの間の同期遅延の差を確定するように設定される。
前記第2基地局102は、前記第1基地局101に自分で測定した前記第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を送信するように設定される。
前記第1基地局101が測定した前記第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報は前記第2基地局102が測定した前記第1のUE 103的の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報と同じである。
【0137】
前記第1基地局101はサービスセルに対応する基地局であり、前記第1基地局101はマクロ基地局又は小型基地局であってもよく、前記第2基地局102は隣接セルに対応する基地局であり、前記第1基地局101はマクロ基地局である際に、前記第2基地局102は小型基地局であってもよく、前記第1基地局101は小型基地局である際に、前記第2基地局102はマクロ基地局又は小型基地局であってもよい。
【0138】
前記第1基地局101は更に、前記第2基地局102が正確な時間で前記第1のUE 103が送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記第2基地局102に前記第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を通知するように設定され、
前記第2基地局102は、前記第1基地局101が通知した前記第1のUE 103の同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号の設定情報を受信するように設定される。
【0139】
前記第1基地局101は更に、前記UE 103がアップリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて前記サービスセルに情報を送信できるように前記第1のUE 103に設定情報を送信することによって、前記サービスセルは前記UE 103が送信した情報を正確に受信できるように設定され、
前記第1のUE 103は、前記第1基地局101が送信したアップリンクチャネル/信号の設定情報を受信するように設定される。
【0140】
前記第2基地局102が小型基地局であり、且つ前記第2基地局102の状態がオフ(off)状態である際に、前記第1基地局101は更に、前記第2基地局102が正確な時間で前記第1のUE 103が送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記第2基地局102の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記第1のUE 103に通知するように設定され、
前記第1のUE 103は更に、前記第1基地局101が通知した前記第2基地局102の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を受信するように設定され、或いは、
前記第2基地局102が小型基地局であり、且つ前記第2基地局102の状態がオフ(off)状態であり、且つ前記第1基地局101がマクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、該システムは、マクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)を更に含んでもよく、
前記マクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)は、前記第2基地局102が正確な時間で前記第1のUE 103が送信した同期遅延を確定するためのアップリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記第2基地局102の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記第1のUE 103に通知することに用いられ、
前記第1のUE 103は更に、前記マクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)が通知した前記第2基地局102の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を受信するように設定される。
【0141】
前記第1基地局101は更に、前記第1のUE 103が前記同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するように、確定した同期遅延差を前記第1のUE 103に送信するように設定され、
前記第1のUE 103は更に、前記第1基地局101が送信した確定された同期遅延差を受信した後に、前記同期遅延差を利用して前記第1基地局101と前記第2基地局102が送信した情報を受信するように設定され、或いは、
前記第1基地局101は更に、確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、あるいは遅らせたりして前記第1のUE 103に情報を送信するように設定され、
前記第1のUE 103は更に、前記第1基地局101が送信した情報を受信するように設定される。
【0142】
ここで、本発明の実施例の遅延差確定システムにおける第1基地局の具体的な処理過程を以上で詳細的に説明したため、省略する。
【0143】
本発明の実施例はUEを更に提供し、
図11に示すように、該UEは、測定モジュール111及び第2確定モジュール112を含む。
測定モジュール111は、サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記サービスセルの隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を測定するように設定され、
第2確定モジュール112は、測定された前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び測定された前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、自分から前記サービスセルまでと前記隣接セルまでの間の同期遅延の差を確定し、前記サービスセルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報は前記隣接セルの同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報と同じであるように設定される。
該UEは、前記UEがダウンリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて情報を正確に受信できるように、前記サービスセルが送信した設定情報を受信するように設定される第2受信モジュールを更に含んでもよい。
【0144】
前記隣接セルがスモールセルであり、且つ前記隣接セルの状態はオフ(off)状態である際に、前記第2受信モジュールは更に、前記UEが正確な時間で前記隣接セルが送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記サービスセル又は前記隣接セルが属するクラスタヘッド(cluster-head)により通知した前記隣接セルの休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を受信するように設定される。
【0145】
該UEは、前記サービスセルが確定された同期遅延差に基づいて早めたり、あるいは遅らせたりしてUEに情報を送信するように、確定された同期遅延差を前記サービスセルに送信するように設定される第2送信モジュール、或いは、前記同期遅延差を利用して前記サービスセルと前記隣接セルが送信した情報を受信するように設定される前記第2受信モジュールを更に含んでもよい。
【0146】
実際に応用する際に、測定モジュール及び第2確定モジュールはUEの中央プロセッサ(CPU、Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)又はプログラマブルロジックアレイ(FPGA、Field−Programmable Gate Array)により実現でき、第2受信モジュールはUEの受信機により実現でき、第2送信モジュールはUEの送信機により実現できる。
【0147】
ここで、本発明の実施例のUEにおける第2送信モジュールの具体的な処理過程を以上で詳細的に説明したため、省略する。
【0148】
図7に示す方法に基づいて、本発明の実施例は遅延差確定システムを更に提供し、
図12に示すように、該システムは、第2のUE 121、サービスセルに対応する第3基地局122及び隣接セルに対応する第4基地局123を含む。
前記第2のUE 121は、前記第3基地局122の同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び前記第4基地局123の同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報を測定して、且つ測定した前記第3基地局122の同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報、及び測定した前記第4基地局123の同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信した時刻情報に基づいて、自分から前記第3基地局122までと前記第4基地局123までの間の同期遅延の差を確定し、前記第3基地局122の同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報は前記第4基地局123の同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報と同じであるように設定され、
前記第3基地局122は、前記第2のUE 121に同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信するように設定され、
前記第4基地局123は、前記第2のUE 121に同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信するように設定され、前記第3基地局122と前記第4基地局123とは同一の時刻で前記第2のUE 121に同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を送信する。
【0149】
前記第3基地局122はサービスセルに対応する基地局であり、前記第3基地局122はマクロ基地局又は小型基地局であってもよく、前記第4基地局123は隣接セルに対応する基地局であり、前記第3基地局122はマクロ基地局である際に、前記第4基地局123は小型基地局であってもよく、前記第3基地局122は小型基地局である際に、前記第4基地局123はマクロ基地局又は小型基地局であってもよい。
【0150】
前記第3基地局122は更に、前記第2のUE 121がダウンリンクチャネル/信号の設定情報に基づいて情報を正確に受信できるように、前記第2のUE 121に設定情報を送信するように設定され、
前記第2のUE 121は、前記第3基地局122が送信したダウンリンクチャネル/信号の設定情報を受信するように設定される。
【0151】
前記第4基地局123は小型基地局であり、且つ前記第4基地局123の状態はオフ(off)状態である際に、前記第3基地局122は更に、前記第2のUE 121が正確な時間で前記第4基地局123が送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記第4基地局123の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記第2のUE 121に通知するように設定され、
前記第2のUE 121は更に、前記第3基地局122が通知した前記第4基地局123の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を受信できるように設定され、或いは、
前記第4基地局123は小型基地局であり、前記第4基地局123の状態はオフ状態であり、且つ前記第3基地局122はマクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)ではない際に、該システムは、マクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)を更に含んでもよく、
前記マクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)は、前記第2のUE 121が正確な時間で前記第4基地局123が送信した同期遅延を確定するためのダウンリンクチャネル/信号情報を受信できるように、前記第4基地局123の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を前記第2のUE 121に通知することに用いられ、
前記第2のUE 121は更に、前記マクロ基地局又はクラスタヘッド(cluster-head)が通知した前記第4基地局123の休眠期間のDTX_ON状態とDRX_ON状態のパターンと測定指示を受信するように設定される。
【0152】
前記第2のUE 121は更に、確定した同期遅延差を前記第3基地局122に送信して、且つ前記第3基地局122が送信した情報を受信するように設定され、
前記第3基地局122は更に、前記第2のUE 121が送信した同期遅延差を受信した後に、確定された同期遅延差に基づいて、早めたり、あるいは遅らせたりして前記第2のUE 121に情報を送信するように設定され、或いは、
前記第2のUE 121は更に、前記同期遅延差を利用して前記第3基地局122と前記第4基地局123が送信した情報を受信するように設定される。
【0153】
ここで、本発明の実施例の遅延差確定システムにおけるUEの具体的な処理過程を以上で詳細的に説明したため、省略する。
【0154】
当業者は、本発明の実施例は方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されることができることが理解できるべきである。このため、本発明はハードウェア実施例、ソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせる実施例の形式を採用することができる。且つ、本発明がコンピュータ使用可能なプログラム・コードを含む1つ又は複数のコンピュータ使用可能な記憶媒体(磁気ディスク記憶装置と光学式記憶装置等を含むが、これらに制限されない)に実施するコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。
【0155】
本発明は本発明の実施例による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明する。コンピュータプログラム命令によりフローチャート及び/又はブロック図における各プロセス及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実現することができることが理解すべきである。1つの機器を発生させるように、これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供でき、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行した指令はフローチャートの1つのプロセス又は複数のプロセス及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定した機能を実現するための装置を生成する。
【0156】
これらのコンピュータプログラム命令もコンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置が特定の方式で運転するようにガイドできるコンピュータ可読メモリに記憶されることもでき、該コンピュータ可読メモリに記憶される指令は指令装置を含む製造品を発生させ、該指令装置はフローチャートの1つのプロセス又は複数のプロセス及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定した機能を実現させる。
【0157】
これらのコンピュータプログラム命令をコンピュータ又はそのプログラム可能なデータ処理装置にロードすることもでき、コンピュータにより実現する処理を発生するようにコンピュータ又はその他のプログラム可能なデバイスに一連の操作ステップを実行することによって、コンピュータ又はその他のプログラム可能なデバイスに実行した指令はフローチャートの1つのプロセス又は複数のプロセス及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定した機能を実現するためのステップを提供する。
【0158】
以上説明したのは、本発明の好ましい実施例だけであり、本発明の保護範囲を制限するためのものではない。