特許第6381661号(P6381661)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6381661
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】アプリケーション更新方法および装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/65 20180101AFI20180820BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20180820BHJP
   H04L 12/771 20130101ALI20180820BHJP
【FI】
   G06F8/65
   G06F13/00 530B
   H04L12/771
【請求項の数】16
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2016-552531(P2016-552531)
(86)(22)【出願日】2015年12月30日
(65)【公表番号】特表2017-538979(P2017-538979A)
(43)【公表日】2017年12月28日
(86)【国際出願番号】CN2015100014
(87)【国際公開番号】WO2017071096
(87)【国際公開日】20170504
【審査請求日】2016年8月16日
(31)【優先権主張番号】201510719836.1
(32)【優先日】2015年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳 帥
(72)【発明者】
【氏名】劉 鉄俊
(72)【発明者】
【氏名】張 向陽
【審査官】 多賀 実
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/124063(WO,A1)
【文献】 特開2001−222500(JP,A)
【文献】 特開2014−048688(JP,A)
【文献】 特開平11−112541(JP,A)
【文献】 特開2013−206075(JP,A)
【文献】 特開2003−046536(JP,A)
【文献】 特開2012−018575(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/60−8/658
G06F 9/445
G06F 13/00
H04L 12/771
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルーターに応用されるアプリケーション更新方法であって、
更新すべきアプリケーションリストを取得することと、
前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることと、
前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することと
前記端末が前記アプリケーションをアンインストールした、またはより高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが存在したと確定したことに応えて、現在の記憶された前記アプリケーションのインストールファイルを削除することと、
を含む、前記アプリケーション更新方法。
【請求項2】
前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
更新すべきアプリケーションを検出することと、
更新すべきアプリケーションが検出されたことに応えて更新すべきアプリケーションリストを生成することとを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
前記ターゲット端末から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得することを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
ネットワーク側から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得することを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
前記ターゲット端末から送信された所定時間を受信することと、
前記所定時間が到来したと確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることとを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
ネットワークデータ流量を検出することと、
前記ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることとを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記の前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することは、
前記ターゲット端末とルーターの接続が確立されたと検出したことに応えて、前記ターゲット端末が前記インストールファイルをインストールすることで更新すべきアプリケーションを更新するように、前記接続を通じて前記インストールファイルを前記ターゲット端末へ送信することを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることは、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較することと、
ローカルに前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることとを含むことを特徴とする
請求項5に記載の方法。
【請求項9】
ルーターに応用されるアプリケーション更新装置であって、
更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される取得モジュールと、 前記取得モジュールにより取得された更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成されるダウンロードモジュールと、
前記ダウンロードモジュールによりダウンロードされたインストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御するように構成される制御モジュールと
前記端末が前記アプリケーションをアンインストールした、またはより高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが存在したと確定したことに応えて、現在の記憶された前記アプリケーションのインストールファイルを削除するように構成される削除モジュールと、
を含む、前記アプリケーション更新装置。
【請求項10】
前記取得モジュールは、
更新すべきアプリケーションを検出するように構成される検出サブモジュールと
検出サブモジュールが更新すべきアプリケーションを検出したことに応えて、更新すべきアプリケーションを生成するように構成される生成サブモジュールとを含むことを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項11】
前記取得モジュールは、
前記ターゲット端末から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される第一取得サブモジュールを含むことを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項12】
前記取得モジュールは、
ネットワーク側から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される第二取得サブモジュールを含むことを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項13】
前記ダウンロードモジュールは、
前記ターゲット端末から送信された所定時間を受信するように構成される受信サブモジュールと、
前記受信サブモジュールにより受信された所定時間が到来したと確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするように構成される第一ダウンロードサブモジュールとを含むことを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項14】
前記ダウンロードモジュールは、
ネットワークデータ流量を検出するように構成される検出サブモジュールと、
前記ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするように構成される第二ダウンロードサブモジュールとを含むことを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項15】
前記制御モジュールは、前記ターゲット端末とルーターの接続が確立されたと検出したことに応えて、前記ターゲット端末が前記インストールファイルをインストールすることで前記更新すべきアプリケーションを更新するように、前記接続を通じて前記ダウンロードモジュールによりダウンロードされたインストールファイルを前記ターゲット端末へ送信するように構成されることを特徴とする
請求項に記載の装置。
【請求項16】
前記ダウンロードモジュールは、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較するように構成される比較サブモジュールと、
前記比較サブモジュールがローカルに前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成される第三ダウンロードサブモジュールとを含むことを特徴とする
請求項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号201510719836.1、出願日2015年10月29日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張し、且つ当該中国特許出願のすべての内容が本願に援用される。
【0002】
本開示の実施例は、無線通信技術分野に関し、特にアプリケーション更新方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、端末操作システムは、アプリケーションアップグレード方法を提供し、即ち、WIFIでインストールファイルのサイレントアップグレードを提供する。APPのアップグレード過程が簡素化されるが、ユーザーがWIFIに接続するたびに、多数のアプリケーションがサイレントアップグレードされ、インストールパッケージがまとめてダウンロードされる過程がネットワーク輻輳を引き起こし、ユーザー体験に悪い影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、アプリケーション更新方法、装置およびシステムを提供する。前記技術的解決手段は、以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第一様態によるアプリケーション更新方法は、
更新すべきアプリケーションリストを取得することと、
前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることと、
前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することとを含む。
【0006】
選択的に、前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
更新すべきアプリケーションを検出することと、
更新すべきアプリケーションが検出されたことに応えて、更新すべきアプリケーションリストを生成することとを含む。
【0007】
選択的に、前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
前記ターゲット端末から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得することを含む。
【0008】
選択的に、前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
ネットワーク側から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得することを含む。
【0009】
選択的に、前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
前記ターゲット端末から送信された所定時間を受信することと、
前記所定時間が到来したと確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることとを含む。
【0010】
選択的に、前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
ネットワークデータ流量を検出することと、
前記ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることとを含む。
【0011】
選択的に、前記の前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することは、
前記ターゲット端末と前記ルーターの接続が確立されたと検出したことに応えて、前記ターゲット端末が前記インストールファイルをインストールして前記更新すべきアプリケーションを更新するように、前記接続を通じて前記インストールファイルを前記ターゲット端末へ送信することを含む。
【0012】
選択的に、前記アプリケーション更新方法は、さらに
前記端末が前記アプリケーションを更新した、前記アプリケーションをアンインストールした、またはより高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが存在したと確定したことに応えて、現在の記憶された前記アプリケーションのインストールファイルを削除することを含む。
【0013】
選択的に、前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることは、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較することと、
ローカルに前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることを含む。
【0014】
本開示の実施例の第二様態によるアプリケーション更新方法は、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得することと、
前記インストールファイルに基づいて前記更新すべきアプリケーションを更新することとを含む。
【0015】
選択的に、前記アプリケーション更新方法は、さらに、
前記ルーターが前記アプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングして更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報を前記ルータへ周期的に送信することを含む。
【0016】
選択的に、前記アプリケーション更新方法は、さらに、
ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出することと、
前記更新すべきアプリケーションに基づいて前記更新すべきアプリケーションリストを生成することと、
前記更新すべきアプリケーションリストを前記ルーターへ送信することとを含む。
【0017】
選択的に、前記アプリケーション更新方法は、さらに、
前記ネットワーク側が前記アプリケーション情報に基づいて端末の更新すべきアプリケーションを確定して前記更新すべきアプリケーションリストを生成して前記ルーターへ送信するように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信することを含む。
【0018】
選択的に、前記アプリケーション更新方法は、さらに、
前記更新すべきアプリケーションが更新された、または、前記更新すべきアプリケーションがアンインストールされたと確定したことに応えて、前記インストールファイルを削除するように前記ルーターを制御することを含む。
【0019】
本開示の実施例の第三様態によるアプリケーション更新システムは、
更新すべきアプリケーションリストを取得し、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成されるルーターと、
前記更新すべきアプリケーションのインストールファイルを前記ルーターへ送信するように構成されるネットワーク側と、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得し、前記インストールファイルに基づいて前記更新すべきアプリケーションを更新するように構成される端末とを含む。
【0020】
選択的に、前記端末は、さらに、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報を前記ネットワーク側へ周期的に送信するように構成され、
前記ネットワーク側は、さらに、前記アプリケーション情報に基づいて前記端末の更新すべきアプリケーションリストを確定して前記更新すべきアプリケーションリストを生成して前記ルーターへ送信するように構成される。
【0021】
選択的に、前記端末は、さらに、ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出し、前記更新すべきアプリケーションに基づいて前記更新すべきアプリケーションリストを生成し、前記更新すべきアプリケーションリストを前記ルーターへ送信するように構成される。
【0022】
選択的に、前記端末は、さらに、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報を前記ルーターへ周期的に送信するように構成され、
前記ルーターは、さらに、前記アプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングして前記更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成される。
【0023】
選択的に、前記端末は、さらに、前記更新すべきアプリケーションが更新された、または、前記更新すべきアプリケーションがアンインストールされたと確定したことに応えて、前記インストールファイルを削除するように前記ルーターを制御するように構成され、
前記ルーターは、さらに、前記インストールファイルを削除するように構成される。
【0024】
本開示の実施例の第四様態によるアプリケーション更新装置は、ルーターに応用され、
更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得された更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成されるダウンロードモジュールと、
前記ダウンロードモジュールによりダウンロードされたインストールファイルをインストールするように前記ターゲット端末を制御するように構成される制御モジュールとを含む。
【0025】
選択的に、前記取得モジュールは、
更新すべきアプリケーションを検出するように構成される検出サブモジュールと
前記検出サブモジュールが更新すべきアプリケーションを検出したことに応えて、更新すべきアプリケーションを生成するように構成される生成サブモジュールとを含む。
【0026】
選択的に、前記取得モジュールは、
前記ターゲット端末から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される第一取得サブモジュールを含む。
【0027】
選択的に、前記取得モジュールは、
ネットワーク側から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される第二取得サブモジュールを含む。
【0028】
選択的に、前記ダウンロードモジュールは、
前記ターゲット端末から送信された所定時間を受信するように構成される受信サブモジュールと、
前記受信サブモジュールにより受信された所定時間が到来したと確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするように構成される第一ダウンロードサブモジュールとを含む。
【0029】
選択的に、前記ダウンロードモジュールは、
ネットワークデータ流量を検出するように構成される検出サブモジュールと、
前記ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするように構成される第二ダウンロードサブモジュールとを含む。
【0030】
選択的に、前記制御モジュールは、
前記ターゲット端末とルーターの接続が確立されたと検出したことに応えて、前記ターゲット端末が前記インストールファイルをインストールすることで前記更新すべきアプリケーションを更新するように、前記接続を通じて前記ダウンロードモジュールによりダウンロードされたインストールファイルを前記ターゲット端末へ送信することに構成される。
【0031】
選択的に、前記アプリケーション更新装置は、さらに
前記端末が前記アプリケーションを更新した、前記アプリケーションをアンインストールした、またはより高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが存在したと確定したことに応えて、現在の記憶された前記アプリケーションのインストールファイルを削除するように構成される削除モジュールを含む。
【0032】
選択的に、前記ダウンロードモジュールは、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較するように構成される比較サブモジュールと、
前記比較サブモジュールがローカルに前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成される第三ダウンロードサブモジュールとを含む。
【0033】
本開示の実施例の第五様態によるアプリケーション更新装置は、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得するように構成される取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得されたインストールファイルに基づいて前記更新すべきアプリケーションを更新するように構成される更新モジュールとを含む。
【0034】
選択的に、前記アプリケーション更新装置は、さらに、
前記ルーターが前記アプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングして更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報を前記ルーターへ周期的に送信するように構成される第一送信モジュールを含む。
【0035】
選択的に、前記アプリケーション更新装置は、さらに、
ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出するように構成される検出モジュールと
前記検出モジュールにより検出された更新すべきアプリケーションに基づいて前記更新すべきアプリケーションリストを生成するように構成される生成モジュールと
前記生成モジュールにより生成された更新すべきアプリケーションリストを前記ルーターへ送信するように構成される第二送信モジュールとを含む。
【0036】
選択的に、前記アプリケーション更新装置は、さらに、
前記ネットワーク側が前記アプリケーション情報に基づいて端末の更新すべきアプリケーションを確定して前記更新すべきアプリケーションリストを生成して前記ルーターへ送信するように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信するように構成される第三送信モジュールを含む。
【0037】
選択的に、前記アプリケーション更新装置は、さらに、
前記更新すべきアプリケーションが更新された、または、前記更新すべきアプリケーションがアンインストールされたと確定したことに応えて、前記インストールファイルを削除するように前記ルーターを制御するように構成される制御モジュールを含む。
【0038】
本開示の実施例の第六様態によるアプリケーション更新装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを含み、
前記プロセッサは、
更新すべきアプリケーションリストを取得し、
前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードし、
前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御するように構成される。
【0039】
本開示の実施例の第七様態によるアプリケーション更新装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを含み、
前記プロセッサは、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得し、
前記インストールファイルに基づいて前記更新すべきアプリケーションを更新するように構成される。
【発明の効果】
【0040】
本開示の実施例による技術的解決手段は、以下の有益な効果を含むことができる。
【0041】
本実施例において、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末は、アプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程は、まだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0042】
別の実施例において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をネットワーク側へ周期的に送信し、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションショップにおけるアプリケーションに対応するバージョンをクエリする。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することも実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0043】
別の実施例において、端末自身により更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0044】
別の実施例において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をルーターへ周期的に送信し、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0045】
別の実施例において、ルーターは、端末により更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを保存していなく、ルーターの記憶空間を効率的に節約する。
【0046】
別の実施例において、ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較し、比較結果に基づいてネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードする。このように、ルーターのダウンロード効率を向上させ、無駄なアプリケーションインストールファイルをダウンロードすることを避け、ネットワークデータ流量の浪費を減らさせる。
【0047】
以上の一般的な説明と以下の詳細な説明は、例示的および解釈的なものだけであるが、本開示を限定できないと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】例示的な実施例によるアプリケーション更新システムのブロック図である。
図2】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新システムのブロック図である。
図3】例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図4】例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。
図5】別の例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。
図6】別の例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。
図7】例示的な実施例によるダウンロードモジュールのブロック図である。
図8】別の例示的な実施例によるダウンロードモジュールのブロック図である。
図9】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図10】例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。
図11】例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図12】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図13】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図14】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図15】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図16】例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図17】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図18】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図19】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図20】別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図21】例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図22】例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。
図23】例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。
図24】例示的な実施例によるアプリケーション更新のための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
ここの図面は、明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本開示に合う実施例を示し、かつ、明細書とともに本発明の原理を解釈することに用いられる。
【0050】
ここで、例示的な実施例を詳しく説明し、その例が図面に示される。以下の説明が図面に関する場合、他に示されない限り、異なる図面の同一の数字は、同一または類似の要素を表す。以下の例示的な実施例において説明された実施形態は、本開示の実施例と一致するすべての実施形態を代表しない。逆に、それらは、添付の特許要求の範囲に詳しく説明された本開示のいくつかの方面と一致する装置および方法の例だけである。
【0051】
本開示の実施例による技術的解決手段は、ネットワーク側サーバー、端末およびルーターという三者に関する。その中、端末は、携帯電話、コンピューター、ディジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、ボディビルデバイス、携帯情報端末などのいずれかのネットワーク接続機能を備えるデバイスであってもよい。
【0052】
図1は例示的な実施例によるアプリケーション更新システムのブロック図である。図1に示すように、アプリケーション更新システム10は、
更新すべきアプリケーションリストを取得し、アプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成されるルーター11と、
更新すべきアプリケーションのインストールファイルをルーターへ送信するように構成されるネットワーク側12と、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得し、インストールファイルに基づいて更新すべきアプリケーションを更新するように構成される端末13とを含む。
【0053】
例えば、ルーター11により取得された更新すべきアプリケーションリストにはAPP1、APP2、APP3、APP4およびAPP5といった五つの更新すべきアプリケーションが含まれる。ルーター11は、ネットワーク側12からこの五つの更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードする。端末13は、ルーター11から更新すべきアプリケーションのインストールファイルを直接に取得して更新する。
【0054】
本実施例において、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末は、アプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末は、アプリケーションを自動的に更新する。
【0055】
別の実施例において、ルーター11が更新すべきアプリケーションリストを取得する方式は、複数であってよく、以下に具体的に説明される。
【0056】
方式A1において、ネットワーク側12は、端末13により周期的に送信されたアプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションリストを生成してルーター11へ送信する。
【0057】
図2は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新システムのブロック図である。図2に示すように、当該システムにおいて、端末13は、さらに、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をネットワーク側12へ周期的に送信するように構成される。ネットワーク側12は、さらに、アプリケーション情報に基づいて端末の更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーター11へ送信するように構成される。
【0058】
方式A1において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をネットワーク側へ周期的に送信し、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションショップにおけるアプリケーションに対応するバージョンをクエリする。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することも実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末は、アプリケーションを自動的に更新する。
【0059】
なお、ネットワーク側がアプリケーションのバージョン状態をリアルタイムにクエリすることができるため、ネットワーク側により更新すべきアプリケーションを確定すれば、もっと正確かつ全面的であるだ。
【0060】
方式A2において、端末13は、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーター11へ送信する。
【0061】
図1に示すように、端末13は、さらに、ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出し、更新すべきアプリケーションに基づいて更新すべきアプリケーションリストを生成し、更新すべきアプリケーションリストをルーター11へ送信するように構成される。
【0062】
方式A2において、端末自身により更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末は、アプリケーションを自動的に更新する。
【0063】
方式A3において、ルーター11は、端末13から周期的に送信されたアプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションを検出して更新すべきアプリケーションリストを生成する。
【0064】
図1に示すように、端末13は、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョンが含まれるローカルのアプリケーション情報をルーター11へ周期的に送信するように構成される。ルーター11は、さらに、アプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングし、更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成される。
【0065】
方式A3において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をルーターへ周期的に送信し、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末は、アプリケーションを自動的に更新する。
【0066】
上記の三つの方式のいずれかの方式は、いずれもルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得したことを実現できる。ルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得するように、この三つの方式のいずれかの二つまたは三つを結び付けてもよい。ルーターが複数の更新すべきアプリケーションリストを取得する場合、各リストにおける更新すべきアプリケーションを比較して最終的にインストールファイルをダウンロードする必要があるアプリケーションを確定することができる。
【0067】
別の実施例において、ルーターは、記憶容量が限られるため、ダウンロードされたインストールファイルを常に保存できない。そのため、端末13は、さらに、更新すべきアプリケーションが更新されたまたはアンインストールされたと確定したことに応えて、インストールファイルを削除するようにルーターを制御するように構成される。ルーター11は、さらに、インストールファイルを削除するように構成される。
【0068】
本実施例において、ルーターは、端末により更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを保存しなく、ルーターの記憶空間を効率的に節約する。
【0069】
また、本開示の実施例においてルーターとして構成されるべきアプリケーション更新装置が提供される。図3は、例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。当該装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の結合を通じて電子デバイスの一部または全部として実現されてもよい。図3に示すように、当該装置は、
更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される取得モジュール31と、
取得モジュール31により取得された更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成されるダウンロードモジュール32と、
ダウンロードモジュール32によりダウンロードされたインストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御するように構成される制御モジュール33を含む。
【0070】
本実施例において、ルーターの取得モジュール31は、更新すべきアプリケーションリストを取得し、ダウンロードモジュール32は、更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードし、制御モジュール33は、インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御する。それによって、端末は、アプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0071】
別の実施例において、取得モジュール31が更新すべきアプリケーションリストを取得する方式は、複数であってよく、以下に具体的に説明される。
【0072】
方式B1において、自身が更新すべきアプリケーションリストを生成する。
【0073】
図4は例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。図4に示すように、取得モジュール31は、
更新すべきアプリケーションを検出するように構成される検出サブモジュール41と、
検出サブモジュール41により更新すべきアプリケーションが検出されたことに応えて、更新すべきアプリケーションリストを生成するように構成される生成サブモジュール42とを含む。
【0074】
方式B1において、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定し、検出サブモジュール41は、更新すべきアプリケーションを検出し、生成サブモジュール42は、更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0075】
方式B2において、端末から更新すべきアプリケーションリストを取得する。
【0076】
図5は、別の例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。図5に示すように、取得モジュール31は、
ターゲット端末から送信された更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される第一取得サブモジュール51を含む。
【0077】
方式B2において、端末自身により更新すべきアプリケーションを確定し、第一取得サブモジュール51は、端末から更新すべきアプリケーションリストを取得する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0078】
方式B3において、ネットワーク側から更新すべきアプリケーションリストを取得する。
【0079】
図6は、別の例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。図6に示すように、取得モジュール31は、
ネットワーク側から送信された更新すべきアプリケーションリストを取得するように構成される第二取得サブモジュール61を含む。
【0080】
方式B3において、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成し、第二取得サブモジュール61は、ネットワーク側から更新すべきアプリケーションリストを取得する。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することも実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0081】
なお、ネットワーク側がアプリケーションのバージョン状態をリアルタイムにクエリすることができるため、ネットワーク側により更新すべきアプリケーションを確定すれば、もっと正確かつ全面的である。
【0082】
以上の三つの方式のいずれかの方式は、いずれもルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得することを実現できる。ルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得するように、この三つの方式のいずれかの二つまたは三つの形態を結び付けてもよい
例えば、取得モジュール31は、検出サブモジュール41、生成サブモジュール42および第一取得サブモジュール51を含んでいる。または、取得モジュール31は、検出サブモジュール41、生成サブモジュール42および第二取得サブモジュール61を含む。または、取得モジュール31は、第一取得サブモジュール51および第二取得サブモジュール61を含む。または、取得モジュール31は、検出サブモジュール41、生成サブモジュール42、第一取得サブモジュール51および第二取得サブモジュール61を含む。
【0083】
ルーターが複数の更新すべきアプリケーションリストを取得する場合、取得モジュールに比較サブモジュールを追加し、各リストにおける更新すべきアプリケーションを比較した後に、最終的にインストールファイルをダウンロードする必要があるアプリケーションを確定することができる。
【0084】
別の実施例において、ルーターは、更新すべきアプリケーションインストールファイルをダウンロードするタイミングを選択でき、以下のいくつかの方式があってもよい。
【0085】
方式C1において、所定時間にダウンロードする。
【0086】
図7は、例示的な実施例によるダウンロードモジュールのブロック図である。図7に示すように、ダウンロードモジュール32は、
ターゲット端末から送信された所定時間を受信するように構成される受信サブモジュール71と、
受信サブモジュール71により受信された所定時間が到来したと確定したことに応えて、更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするように構成される第一ダウンロードサブモジュール72とを含む。
【0087】
例えば、ユーザーは、端末を通じてルーターが夜12:00−朝5:00の間にインストールファイルに対するダウンロードを実行することを設定することができる。この場合、ユーザーが一般的に睡眠状態にあり、ネットワークを使用しなく、ルーターがアイドル状態にあり、このときにダウンロードしても、ネットワーク輻輳を引き起こしなく、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0088】
方式C1において、第一ダウンロードサブモジュール72は、受信サブモジュール71から受信された所定時間に基づいてインストールファイルをダウンロードし、ネットワーク輻輳を引き起こすことを避け、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0089】
方式C2において、ルーターのアイドルタイムにダウンロードする。
【0090】
図8は、別の例示的な実施例によるダウンロードモジュールのブロック図である。図8に示すように、ダウンロードモジュール32は、
ネットワークデータ流量を検出するように構成される検出サブモジュール81と、
ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするように構成される第二ダウンロードサブモジュール82とを含む。
【0091】
例えば、検出サブモジュール81は、ネットワークデータ流量が10kb/sより小さいと検出した場合、ルーターがアイドル状態にあり、第二ダウンロードサブモジュール82は、更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードしても、ネットワーク輻輳を引き起こしなく、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0092】
方式C2において、第二ダウンロードサブモジュール82は、検出サブモジュール81により検出されたネットワークデータ流量に基づいてインストールファイルをダウンロードするかどうかを確定し、ネットワーク輻輳を引き起こすことを避け、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0093】
前記方式C1と前記方式C2が結び付けて使用されることができ、即ち、更新すべきアプリケーションのインストールファイルが所定時間だけでなく、ネットワークデータ流量が小さいときにダウンロードされることができる。
【0094】
別の実施例において、ルーターは、更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードした場合、端末に接続された後に、ダウンロードされたインストールファイルをインストールするように端末を制御する。
【0095】
制御モジュール33は、ターゲット端末がインストールファイルをインストールして更新すべきアプリケーションを更新するように、ターゲット端末とルーターとの接続が確立されたと検出したことに応えて、前記接続を通じてダウンロードモジュール32によりダウンロードされたインストールファイルをターゲット端末へ送信するように構成される。
【0096】
別の実施例において、ルーターは、記憶容量が限られるため、ダウンロードされたインストールファイルを常に保存できない。図9は、別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。図9に示すように、当該装置は、さらに、
端末がアプリケーションを更新した、アプリケーションをアンインストールした、または、より高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが既に存在したと確定したことに応えて、現在の記憶されたアプリケーションのインストールファイルを削除するように構成される削除モジュール34を含む。
【0097】
本実施例において、削除モジュール34は、端末により更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを削除し、ルーターの記憶空間を効率的に節約し、ネットワークデータ流量の浪費を減らさせる。
【0098】
別の実施例において、ルーターのダウンロード効率を向上させて無駄なアプリケーションインストールファイルをダウンロードすることを避けるために、ルーターは、更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションを選別する。図10は例示的な実施例による取得モジュールのブロック図である。図10に示すように、ダウンロードモジュール32は、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較するように構成される比較サブモジュール101と、
比較サブモジュールがローカルに更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側からアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように構成される第三ダウンロードサブモジュール102とを含む。
【0099】
例えば、ローカルにダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションはAPP3、APP6とAPP9である。更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションにはAPP1、APP2、APP3、APP4とAPP5が含まれる。比較サブモジュール101が比較した後、アプリケーションAPP3の更新として構成されたインストールファイルがダウンロードされた場合、第三ダウンロードサブモジュール102は、アプリケーションAPP3のインストールファイルをダウンロードしなく、APP1、APP2、APP4およびAPP5が含まれるアプリケーションのインストールファイルのみをダウンロードする。
【0100】
本実施例において、比較サブモジュール101は、ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較し、第三ダウンロードサブモジュール102は、比較結果に基づいてネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードする。このように、ルーターのダウンロード効率を向上させ、無駄なアプリケーションインストールファイルをダウンロードすることを避け、ネットワークデータ流量の浪費を減らさせる。
【0101】
本開示の実施例は、さらに端末として構成されるべきアプリケーション更新装置を提供する。図11は例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。当該装置は、ソフトウェア、ハードウェアまたは両者の結合を通じて電子デバイスの一部または全部として実現されることができる。図11に示すように、当該装置110は、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得するように構成される取得モジュール111と、
取得モジュールにより取得されたインストールファイルに基づいて更新すべきアプリケーションを更新するように構成される更新モジュール112とを含む。
【0102】
本実施例において、端末は、アプリケーションを更新する場合、取得モジュール111を通じてルーターからインストールファイルを取得し、更新モジュール112は、インストールファイルに基づいてアプリケーションを更新する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0103】
別の実施例において、端末は、以下の方式を通じて、更新すべきアプリケーションリストを取得するようにルーターを制御することができる。
【0104】
方式D1において、端末は、アプリケーション情報をルーターへ周期的に送信し、ルーターにより更新すべきアプリケーションを検出し、更新すべきアプリケーションリストを生成する。
【0105】
図12は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。図12に示すように、当該装置110は、さらに、
ルーターがアプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングして更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をルーターへ周期的に送信するように構成される第一送信モジュール113を含む。
【0106】
方式D1において、端末は、第一送信モジュール113を通じてローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をルーターへ周期的に送信し、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0107】
携帯D2において、端末は更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。
【0108】
図13は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。図13に示すように、当該装置110は、さらに、
ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出するように構成される検出モジュール114と、
検出モジュールにより検出された更新すべきアプリケーションに基づいて更新すべきアプリケーションリストを生成するように構成される生成モジュール115と、
生成モジュールにより生成された更新すべきアプリケーションリストをルーターへ送信するように構成される第二送信モジュール116とを含む。
【0109】
方式D2において、端末は、検出モジュール114を通じて更新すべきアプリケーションを確定し、生成モジュール115は、更新すべきアプリケーションリストを生成し、第二送信モジュール116によりルーターへ送信する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0110】
方式D3において、端末は、アプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信し、ネットワーク側により更新すべきアプリケーションリストを生成しルーターへ送信する。
【0111】
図14は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。図14に示すように、当該装置は、さらに、
ネットワーク側がアプリケーション情報に基づいて端末の更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信するように構成される第三送信モジュール117を含む。
【0112】
方式D3において、端末は、第三送信モジュール117を通じてローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をネットワーク側へ周期的に送信するが、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、プリケーションショップにおけるアプリケーションに対応するバージョンをクエリする。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することも実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0113】
なお、ネットワーク側がアプリケーションのバージョン状態をリアルタイムにクエリすることができるため、ネットワーク側により更新すべきアプリケーション確定すれば、もっと正確かつ全面的である。
【0114】
別の実施例において、ルーターは、記憶容量が限られるため、ダウンロードされたインストールファイルを常に保存できない。図15は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。図15に示すように、当該装置は、さらに、
更新すべきアプリケーションが更新されたまたはアンインストールされたと確定したことに応えて、インストールファイルを削除するようにルーターを制御するように構成される制御モジュール118を含む。
【0115】
本実施例において、端末は、制御モジュール118が更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを削除するようにルーターを制御することで、ルーターの記憶空間を効率的に節約する。
【0116】
本開示の実施例によるアプリケーション更新方法において、ルーターにより更新すべきアプリケーションリストに基づいてインストールファイルをダウンロードし、端末がルーターからインストールファイルを直接に取得して更新する。
【0117】
以下、ルーター側と端末側がそれぞれ実行するアプリケーション更新方法について説明する。
【0118】
ルーター側
図16は例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図16に示すように、アプリケーション更新方法は、ルーターに適用され、
更新すべきアプリケーションリストを取得するステップS161と、
更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするステップS162と、
インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御するステップS163とを含む。
【0119】
例えば、ルーターにより取得された更新すべきアプリケーションリストには、APP1、APP2、APP3、APP4とAPP5といった五つの更新すべきアプリケーションが含まれる。ルーターは、ネットワーク側からこの五つの更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードする。端末は、ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを直接に取得して更新することができる。
【0120】
本実施例において、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末は、アプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0121】
別の実施例において、ルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得する方式は、複数であってよく、以下に具体的に説明される。
【0122】
方式E1において、ルーターは、更新すべきアプリケーションを検出して更新すべきアプリケーションリストを生成する。
【0123】
図17は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図17に示すように、更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
更新すべきアプリケーションを検出するステップS171と、
更新すべきアプリケーションが検出されたことに応えて、更新すべきアプリケーションリストを生成するステップS172とを含む。
【0124】
方式E1において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をルーターへ周期的に送信し、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新するときにルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0125】
方式E2において、端末は、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。
【0126】
ここで、更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
ターゲット端末から送信された更新すべきアプリケーションリストを取得することを含む。
【0127】
方式E2において、端末自身により更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新するときにルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0128】
方式E3において、ネットワーク側は、新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。
【0129】
ここで、更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
ネットワーク側から送信された更新すべきアプリケーションリストを取得することを含む。
【0130】
方式E3において、端末はローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をネットワーク側へ周期的に送信するが、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションショップにおいてアプリケーションに対応するバージョンをクエリする。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新するときにルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0131】
以上の三つの形態のいずれか一つの方式は、いずれもルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得することを実現できる。ルーターが更新すべきアプリケーションリストを取得するように、三つの形態におけるいずれかの二つまたは三つを結び付けてもよい。ルーターが複数の更新すべきアプリケーションリストを取得すると、各リストにおける更新すべきアプリケーションを比較して、最終的にインストールファイルをダウンロードする必要があるアプリケーションを確定することができる。
【0132】
別の実施例において、ルーターは、更新すべきアプリケーションインストールファイルをダウンロードするタイミングを選択でき、以下のいくつかの方式があってもよい。
【0133】
方式F1において、所定時間にダウンロードする。
【0134】
図18は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図18に示すように、更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
ターゲット端末から送信された所定時間を受信するステップS181と、
所定時間が到来したと確定したことに応えて、更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするステップS182とを含む。
【0135】
例えば、ユーザーは、端末を通じてルーターが夜12:00−朝5:00の間にインストールファイルに対するダウンロードを実行することを設定する。この場合、ユーザーが一般的に睡眠状態にあり、ネットワークを使用しなく、ルーターがアイドル状態にあり、このときにダウンロードしてもネットワーク輻輳を引き起しなく、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0136】
携帯F1において、受信された所定時間に基づいてインストールファイルをダウンロードし、ネットワーク輻輳を引き起こすことを避け、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0137】
方式F2において、ルーターのアイドルタイムにダウンロードする。
【0138】
図19は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図19に示すように、更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
ネットワークデータ流量を検出するステップS191と、
ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードするステップS192とを含む。
【0139】
例えば、ネットワークデータ流量が10kB/sより小さいと検出した場合、ルーターがアイドル状態にあり、更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードしても、ネットワーク輻輳を引き起こしなく、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0140】
方式F2において、検出されたネットワークデータ流量に基づいてインストールファイルをダウンロードするかどうかを確定し、ネットワーク輻輳を引き起こすことを避け、ユーザーがネットワークを使用するのに影響を与えなく、ユーザーの体験度がもっとよい。
【0141】
前記方式F1と方式F2が結び付けて使用されることができ、即ち、更新すべきアプリケーションのインストールファイルが所定時間だけでなく、ネットワークデータ流量が低い時にダウンロードされることができる。
【0142】
別の実施例において、ルーターは、更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードした場合、端末に接続された後に、ダウンロードされたインストールファイルをインストールするように端末を制御する。インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することは、
ターゲット端末とルーターの接続が確立されたと検出したことに応えて、ターゲット端末がインストールファイルをインストールすることで更新すべきアプリケーションを更新するように、接続を通じてインストールファイルをターゲット端末へ送信することを含む。
【0143】
別の実施例において、ルーターは、記憶容量が限られるため、ダウンロードされたインストールファイルを常に保存できない。
【0144】
選択的に、当該アプリケーション更新方法は、さらに、
端末がアプリケーションを更新した、アプリケーションをアンインストールしたまたはより高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが存在したと確定したことに応えて、当前の記憶されたアプリケーションのインストールファイルを削除することを含む。
【0145】
本実施例において、端末により更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを削除して、ルーターの記憶空間を効率的に節約してネットワークデータ流量の浪費を減らさせる。
【0146】
別の実施例において、ルーターのダウンロード効率を向上させ、無駄なアプリケーションインストールファイルをダウンロードすることを避けるために、ルーターは、更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションを選別する。図20は別の例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図20に示すように、更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることは、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較するステップS201と、
ローカルに更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側からアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするステップS202とを含む。
【0147】
例えば、ローカルにダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションはAPP3、APP6とAPP9である。更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションにはAPP1、APP2、APP3、APP4とAPP5が含まれる。比較した後に、アプリケーションAPP3の更新として構成されたインストールファイルがダウンロードされたため、アプリケーションAPP3のインストールファイルをダウンロードしなく、APP1、APP2、APP4およびAPP5が含まれるアプリケーションのインストールファイルのみをダウンロードする。
【0148】
本実施例において、ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションを比較し、比較結果に基づいてネットワーク側からアプリケーションのインストールファイルをダウンロードする。このように、ルーターのダウンロード効率を向上させ、無駄なアプリケーションインストールファイルをダウンロードすることを避け、ネットワークデータ流量の浪費を減らさせる。
【0149】
端末側
図21は例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図21に示すように、アプリケーション更新方法は、端末に用いられ、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得するステップS211と、
インストールファイルに基づいて更新すべきアプリケーションを更新するステップS212とを含む。
【0150】
本実施例において、端末は、アプリケーションを更新する場合に、ルーターからインストールファイルを取得するすることで、インストールファイルに基づいてアプリケーションを更新する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0151】
別の実施例において、端末は、以下の方式により、更新すべきアプリケーションリストを取得するようにルーターを制御することができる。
【0152】
方式G1において、端末は、アプリケーション情報をルーターへ周期的に送信し、ルーターにより更新すべきアプリケーションを検出して更新すべきアプリケーションリストを生成する。
【0153】
選択的に、当該アプリケーション更新方法は、さらに、
ルーターがアプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングして更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれたローカルのアプリケーション情報をルーターへ周期的に送信することを含む。
【0154】
方式G1において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をルーターへ周期的に送信し、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0155】
方式G2において、端末は、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。
【0156】
図22は例示的な実施例によるアプリケーション更新方法のフローチャートである。図22に示すように、当該アプリケーション更新方法は、さらに、
ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出するステップS221と、
更新すべきアプリケーションに基づいて更新すべきアプリケーションリストを生成するステップS222と、
更新すべきアプリケーションリストをルーターへ送信するステップS223とを含む。
【0157】
方式G2において、端末は、更新すべきアプリケーションを確定することで、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0158】
方式G3において、端末は、アプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信し、ネットワーク側により更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。
【0159】
選択的に、当該アプリケーション更新方法は、さらに、
ネットワーク側がアプリケーション情報に基づいて端末の更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信することを含む。
【0160】
方式G3において、端末は、第三送信モジュール117を通じてローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をネットワーク側へ周期的に送信するが、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションショップにおけるアプリケーションに対応するバージョンをクエリする。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することも実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0161】
なお、ネットワーク側がアプリケーションのバージョン状態をリアルタイムにクエリすることができるため、ネットワーク側により更新すべきアプリケーションを確定すれば、もっと正確かつ全面的である。
【0162】
別の実施例において、ルーターは、記憶容量が限られるため、ダウンロードされたインストールファイルを常に保存できない。従って、当該アプリケーション更新方法は、さらに、
更新すべきアプリケーションが更新されたまたはアンインストールされたと確定したことに応えて、インストールファイルを削除するようにルーターを制御することを含む。
【0163】
本実施例において、端末は、更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを削除するようにルーターを制御することで、ルーターの記憶空間を効率的に節約する。
【0164】
また、本開示の実施例によるアプリケーション更新装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを含み、
ここで、プロセッサは、
更新すべきアプリケーションリストを取得し、
更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードし、
インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御するように構成される。
【0165】
また、本開示の実施例によるアプリケーション更新装置は、
プロセッサと、
プロセッサ実行可能命令を記憶するように構成されるメモリとを含み、
ここで、プロセッサは、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得し、
インストールファイルに基づいて更新すべきアプリケーションを更新するように構成される。
【0166】
図23は、例示的な実施例によるアプリケーション更新装置のブロック図である。当該装置は端末デバイスに適用する。例えば、装置2300は、カメラ、録音デバイス、携帯電話、コンピューター、ディジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、ボディビルデバイス、パーソナルディジタルアシスタントなどであってもよい。
【0167】
装置2300は、処理コンポーネント2302、メモリ2304、電源コンポーネント2306、マルチメディアコンポーネント2308、オーディオコンポーネント2310、入力/出力(I/O)インタフェース2312、センサーコンポーネント2314および通信コンポーネント2316の1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0168】
処理コンポーネント2302は、一般的に、表示、電話コール、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のような装置2300の操作全体を制御する。処理コンポーネント2302は、前記方法の全部または一部のステップを完了するように、1つまたは複数のプロセッサ2318を含んで命令を実行することができる。また、処理コンポーネント2302は、ほかのコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント2302は、マルチメディア2308とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0169】
メモリ2304は、装置2300での操作をサポートするように、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置2300で操作されるいかなるアプリケーションケーションまたは方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャー、ビデオなどを含んでいる。メモリ2304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクのようないかなるタイプの揮発性または不揮発性記憶装置、またはそれらの組み合わせで実現されることができる。
【0170】
電源コンポーネント2306は装置2300の各コンポーネントに電力を供給する。電力コンポーネント2306は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および装置2300に電力を生成、管理および割り当てることに関連するほかのコンポーネントを含むことができる。
【0171】
マルチメディアコンポーネント2308は、前記装置2300とユーザーの間の1つの出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレー(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザーからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルーの手振りをセンシングするように、1つまたは複数のタッチセンサーを含んでいる。タッチセンサーは、タッチまたはスライド動作の限界をセンシングするだけでなく、前記タッチまたはスライド操作に関する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント2308は、フロントカメラおよび/またはリアカメラを含んでいる。装置2300が撮影モードまたはビデオモードのような操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはリアカメラは、外部からのマルチメディアデータを受信できる。各フロントカメラおよびリアカメラは、固定された光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム機能を備える。
【0172】
オーディオコンポーネント2310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント2310はマイク(MIC)を含み、装置2300が呼出モード、記録モードおよび音声識別モードのような操作モードにある場合、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ2304に記憶され、または、通信コンポーネント2316介して送信されることができる。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント2310は、さらに、オーディオ信号を出力するように構成されるスピーカーを含んでいる。
【0173】
I/Oインタフェース2312は、処理コンポーネント2302と周辺インタフェースモジュールの間にインタフェースを提供する。前記周辺インタフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームページボタン、音量ボタン、スタートボタンとロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0174】
センサーコンポーネント2314は、装置2300に各方面の状態評価を提供するように構成される1つまたは複数のセンサーを含む。例えば、センサーコンポーネント2314は、装置2300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決め、例えば前記コンポーネントが装置2300のディスプレイとキーパッドであることを検出でき、また、センサーコンポーネント2314は、装置2300または装置2300の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザーと装置2300の接触が存在するか存在しないか、装置2300の方位または加速/減速および装置2300の温度変化を検出できる。センサーコンポーネント2314は、如何なる物理的な接触がない場合に付近物体の存在を検出するように構成されるアプローチセンサーを含むことができる。センサーコンポーネント2314は、さらに、イメージングアプリケーションに用いられるCMOSまたはCCD画像センサーのような光センサーを含むことができる。いくつかの実施例において、当該センサーコンポーネント2314は、さらに、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、圧力センサーまたは温度センサーを含むことができる。
【0175】
通信コンポーネント2316は、装置2300とほかのデバイスとの有線または無線通信を容易にするように構成される。装置2300は、WiFi、2Gまたは3Gまたはそれらの組み合わせのような通信基準に基づく無線ネットワークにアクセスできる。例示的な実施例において、通信コンポーネント2316は、放送チャネルを介して外部放送管理システムからの放送信号または放送に関する情報を受信する。1つの例示的な実施例において、前記通信コンポーネント2316は、さらに、近距離通信を促進するように、近距離通信(NFC)モジュールを含んでいる。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、ウルトラワイドバンド(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術と他の技術に基づいて実現されることができる。
【0176】
例示的な実施例において、装置2300は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号処理機(DSP)、ディジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはほかの電子部品によって実現されることができ、前記方法を実行するように構成される。
【0177】
例示的な実施例において、さらに、メモリ2304のような命令を含んでいる非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記命令は、前記方法を完了するように、装置2300のプロセッサ2318により実行されることができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0178】
図24は、例示的な実施例によるアプリケーション更新のための装置のブロック図である。例えば、装置2900は、ルーターとして提供されることができる。装置2900は、1つまたは複数のプロセッサが含まれる処理コンポーネント2922、および処理コンポーネント2922で実行可能な命令、例えばアプリケーションを記憶するように構成される、メモリ2932によって代表されるメモリリソースを含む。メモリ2932に記憶されたアプリケーションは、それぞれが1組の命令に対応する1つ以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント2922は、前記方法を実行するために、命令を実行するように構成される。
【0179】
装置2900は、さらに装置2900の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント2926、装置2900をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインタフェース2950、および入出力(I/O)インタフェース2958を含むことができる。装置2900は、メモリ2932に記憶された操作システム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、Linux(登録商標)TM、FreeBSDTMまたは類似のものに基づいて操作されることができるできる。
【0180】
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、前記記憶媒体における命令が装置2300のプロセッサにより実行される場合、装置2300は、前記アプリケーション更新方法を実行することができる。前記方法は、
ルーターから更新すべきアプリケーションのインストールファイルを取得することと、
前記インストールファイルに基づいて前記更新すべきアプリケーションを更新することとを含む。
【0181】
選択的に、前記方法は、さらに、
前記ルーターが前記アプリケーション情報に基づいて更新すべきアプリケーションをモニタリングして更新すべきアプリケーションリストを生成して更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードするように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報を前記ルータへ周期的に送信することを含む。
【0182】
選択的に、前記方法は、さらに、
ローカルの更新すべきアプリケーションを周期的に検出することと、
前記更新すべきアプリケーションに基づいて前記更新すべきアプリケーションリストを生成することと、
前記更新すべきアプリケーションリストを前記ルーターへ送信することとを含む。
【0183】
選択的に、前記方法は、さらに、
前記ネットワーク側が前記アプリケーション情報に基づいて端末の更新すべきアプリケーションを確定して前記更新すべきアプリケーションリストを生成して前記ルーターへ送信するように、アプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号が含まれるローカルのアプリケーション情報をネットワーク側へ周期的に送信することを含む。
【0184】
選択的に、前記方法は、さらに、
前記更新すべきアプリケーションが更新された、または、前記更新すべきアプリケーションがアンインストールされたと確定したことに応えて、前記インストールファイルを削除するように前記ルーターを制御することを含む。
【0185】
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、前記記憶媒体における命令が装置2900のプロセッサにより実行される場合、装置2900は、前記アプリケーション更新方法を実行することができる。前記方法は、
更新すべきアプリケーションリストを取得することと、
前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることと、
前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することとを含む。
【0186】
選択的に、前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
更新すべきアプリケーションを検出することと、
前記更新すべきアプリケーションが検出されたことに応えて更新すべきアプリケーションリストを生成することとを含む。
【0187】
選択的に、前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
前記ターゲット端末から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得することを含む。
【0188】
選択的に、前記の更新すべきアプリケーションリストを取得することは、
ネットワーク側から送信された前記更新すべきアプリケーションリストを取得することを含む。
【0189】
選択的に、前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
前記ターゲット端末から送信された所定時間を受信することと、
前記所定時間が到来したと確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることとを含む。
【0190】
選択的に、前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいて更新すべきアプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることは、
ネットワークデータ流量を検出することと、
前記ネットワークデータ流量が予め設定されたネットワークデータ流量以下であると確定したことに応えて、前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることとを含む。
【0191】
選択的に、前記の前記インストールファイルをインストールするようにターゲット端末を制御することは、
前記ターゲット端末とルーターの接続が確立されたと検出したことに応えて、前記ターゲット端末が前記インストールファイルをインストールして更新すべきアプリケーションを更新するように、前記接続を通じて前記インストールファイルを前記ターゲット端末へ送信することを含む。
【0192】
選択的に、前記方法は、さらに、
前記端末が前記アプリケーションを更新した、前記アプリケーションをアンインストールした、またはより高いバージョンのアプリケーションのインストールファイルが存在したと確定したことに応えて、現在の記憶された前記アプリケーションのインストールファイルを削除することを含む。
【0193】
選択的に、前記の前記更新すべきアプリケーションリストに基づいてネットワーク側からインストールファイルをダウンロードすることは、
ダウンロードされたインストールファイルに対応するアプリケーションを前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションと比較することと、
ローカルに前記更新すべきアプリケーションリストにおけるアプリケーションのインストールファイルが存在しないと確定したことに応えて、ネットワーク側から前記アプリケーションのインストールファイルをダウンロードすることを含む。
【0194】
当業者は、明細書を考慮してここで開示された実施例を実施した後、本開示の他の実施形態を容易に想到する。本願は、本開示の実施例の如何なる変形、用途または適応性変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途または適応性変化が本開示の実施例の一般的な原理に従い且つ本開示の実施例に開示されない本技術分野の公知常識と慣用技術手段を含んでいる。明細書と実施例は、例示的もののみと見られ、本開示の実施例の本当の範囲と精神は、下記の特許請求の範囲によって示される。
【0195】
本開示の実施例は、以上に説明された且つ図面に示された精確な構造に限定されるものではなく、かつその範囲を逸脱しない限り、様々な修正と変更を行うことができる。本開示の実施例の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定されると理解すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0196】
本開示の実施例において、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末は、アプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得する。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程は、まだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0197】
別の実施例において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をネットワーク側へ周期的に送信し、ネットワーク側は、更新すべきアプリケーションを確定して更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信するように、アプリケーションショップにおけるアプリケーションに対応するバージョンをクエリする。このように、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することも実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0198】
別の実施例において、端末自身により更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成してルーターへ送信する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0199】
別の実施例において、端末は、ローカルのアプリケーションアイデンティティーおよびバージョン番号をルーターへ周期的に送信し、ルーター自身により更新すべきアプリケーションを確定し、更新すべきアプリケーションリストを生成する。それによって、ルーターを通じて更新すべきアプリケーションのインストールファイルを予めダウンロードし、端末がアプリケーションを更新する時にルーターからインストールファイルを取得することが実現される。このように、データをルーターから直接にダウンロードする速度がもっと速いため、アプリケーションの更新速度を向上させ、且つ、ユーザーにとって、インストールファイルをまとめてダウンロードすることに起因するネットワーク輻輳を引き起こしない。同時に、アプリケーション更新過程はまだサイレント形態であり、即ち、ユーザーがアップグレードインストール操作を実行する必要がなく、端末はアプリケーションを自動的に更新する。
【0200】
別の実施例において、ルーターは、端末により更新されたまたはアンインストールされたアプリケーションのインストールファイルを保存していなく、ルーターの記憶空間を効率的に節約する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
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図19
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図24