【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)展示会名/ホン インターナショナル コーポレーション製品発表会にて発表 展示日/平成27年8月8日〜平成27年8月9日 公開者/ホン インターナショナル コーポレーション (2)展示会名/サマフェス2015にて発表 展示日/平成27年8月8日〜平成27年8月9日 公開者/株式会社エイチ・アイ・シー
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、多様な実施形態及び/または様相を図面を参照して説明する。下記の説明においては、例示を目的として、一つ以上の様相に対する全般的な理解を助けるために多数の具体的な詳細事項が示される。しかし、これら様相または複数の様相は、その具体的な詳細事項がなくても実現できるものであることは、当業者であれば認識することができる。以下に記載される内容及び添付された図面は、一つ以上の様相の特定の例としての様相について詳しく述べる。しかし、その様相は、例として示したものであり、多様な様相の原理に基づいた多様な方法の中の一部を利用することができ、また以下に述べられる説明は、その様相とその様相の均等物を全て含むものである。
【0016】
また、多様な様相及び特徴が多数のデバイス、コンポーネント及び/または、モジュール等を含むことのできるシステムにより示される。多様なシステムが、さらに他の装置、コンポーネント及び/または、モジュール等を含むことができること及び/また、図面と関連付けて議論された装置、コンポーネント及び/またはモジュール等の全部を含まない場合もあるということが理解され、認識されるべきである。
【0017】
本明細書で使われる「実施形態」、「例」、「様相」、「一例を示したもの」等は、本書に記載する任意の様相や設計が他の様相や設計より良好だったり、有利な点があったりすると解釈されない場合もある。以下に使われる用語の「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」、「インターフェース」等は、一般的にコンピュータ関係のエンティティ(computer−related entity)を意味し、例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェアを意味することができる。
【0018】
そして、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、内包的な「または」を意味するものである。つまり、特に特定されていないかあるいは文脈上明らかではない場合は、「Xは、AまたはBを利用する」は、自然な内包的置き換えの中から一つを意味するものである。つまり、XがAを利用したり; XがBを利用したり; またはXがA及びBの両方を利用する場合、「Xは、AまたはBを利用する」が、上記の場合のどれにでも適用されることができる。また、本明細書で使用している「及び/または」という用語は、挙げられた関連アイテムのうちの一つ以上のアイテムの可能な全ての組み合わせを指し、含むものとして理解されるべきである。
【0019】
また、終止形の「含む」及び/または、名詞を修飾する「含む」という用語は、該当する特徴及び/または、構成要素が存在することを意味するが、一つ以上の他の特徴、構成要素及び/または、これらのグループの存在または追加を排除しないものと理解されるべきである。また、特に特定されていなかあるいは文脈上明らかではない場合、本明細書と請求範囲において、単数は、一般的に「一つまたはそれ以上」を意味するものであると解釈されるべきである。
【0020】
本明細書にて使われる用語「情報」及び「データ」は、時々相互に置き換えができるように使われることができる。また、本明細書にて使われる用語「クライアント」と「プレーヤ」は、相互に置き換えができるように使われることができる。
【0021】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるダーツゲーム装置のブロック構成図である。
【0022】
本発明の一様相による、ダーツゲーム装置(100)は、ダーツの的(target)(110)、センシングモジュール(120)、プレーヤ入力モジュール(130)、出力モジュール(140)(例えば、音響出力モジュール(141)、ディスプレーモジュール(142)、照明モジュール(143))、カメラモジュール(150)(例えば、第1カメラユニット(151)、第2カメラユニット(152)、第3カメラユニット(153)及び第4カメラモジュール(154))、ネットワーク接続モジュール(160)、プレーヤ認識モジュール(170)、メモリ(180)及び制御モジュール(190)等を含むことができる。
図1に示す構成要素が必須ではなく、より多くの構成要素を持つあるいはより少ない構成要素を持つダーツゲーム装置を作ることもできる。
【0023】
ダーツの的(110)は、中心にブルズアイがあり、ブルズアイを中心とする同心円と、ブルズアイから放射状に伸びる直線により区切られ、その区切られた部分に対し、それぞれスコアが与えられたエリアが存在するスコアボードを含むことができる。上記のスコアボード上にはダーツの先端が刺さる複数の穴が設けられることができる。
【0024】
ダーツの的(110)は、以下に説明するディスプレーモジュール(142)を含み、上記のダーツの的(110)の点数配分及び、スコアが与えられたエリアの形状を可変的に変更できる。この場合、前述のダーツの的(110)は、光透過性のタッチパッドをディスプレーモジュール(142)に積層する形で含み、タッチスクリーンの形状を持つことができる。また、ダーツの的(110)の外枠は以下に説明するようなディスプレーモジュール(142)を含むことができる。
【0025】
センシングモジュール(120)ダーツの的(110)に対して行われたダーツゲームのプレーヤのプレーを感知できる。センシングモジュール(120)は、実際のゲームプレーヤのプレーを評価できるようにすることができる。センシングモジュール(120)は、上記のゲームプレーヤがダーツを投げるプレーに対し、投げられたダーツが上記のダーツの的(110)のどのエリアにヒットしたかを感知できる。センシングモジュール(120)は、ダーツピンが刺さったエリアに相応する点数を電気的に変換して制御モジュール(190)に転送できる。または、センシングモジュール(120)は、ダーツピンが刺さったエリアに相応する電気的信号を制御モジュール(190)へ転送することができ、ここで、上記の電気的信号に相応する点数を制御モジュール(190)で算出することもできる。
【0026】
本発明の第1の実施形態において、前述のダーツゲーム装置は、入力モジュール(130)を含むことができる。上記の入力モジュール(130)は、ダーツゲーム装置(100)の制御を制御するためのプレーヤの入力を受信する。上記の入力モジュール(130)は、キーパッド、ドームスイッチ、タッチパッド(定圧/静電容量)、ジョグホイール、ジョグスイッチ等を含むことができる。入力モジュール(130)は、 また、カメラモジュール(150)、またはマイクロフォン等を含むことができる。さらに、入力モジュール(130)は、カメラモジュール(150)を制御するようにするプレーヤ入力を受信することができる。例えば、入力モジュール(130)は、プレーヤから第2カメラユニット(152)により撮影される動画の焦点を調整したり、またはプレーヤの身体の一部を指定して撮影したりするようにする入力を受信することができる。また、入力モジュール(130)は、第4カメラユニット(154)の撮影角度及びアングルを調整するようにする入力を受信することができる。
【0027】
さらに、前述の入力モジュール(130)は、また、以下に説明する近距離通信モジュール(未図示)を含むことができる。本発明の第1の実施形態において、前述の入力モジュール(130)は、ネットワーク接続モジュール(160)の近距離通信モジュール(未図示)を含めて構成されることもできる。上記の入力モジュール(130)が、ネットワーク接続モジュール(160)の近距離通信モジュールを含む場合、上記の入力モジュール(130)は、外部コンソールデバイスにより入力されたプレーヤ入力を受信するように構成されることができる。近距離通信(short range communication)技術としては、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee等が利用されることができる。例えば、上記の入力モジュール(130)が赤外線通信を利用して近距離通信を行う場合、外部コンソールデバイスは、赤外線リモートコントローラであることが可能である。または、上記の入力モジュール(130)ブルートゥース(Bluetooth)機能を利用し近距離通信を行う場合、外部コンソールデバイスは、ブルートゥース・モジュールを含むモバイル・デバイスであることが可能である。ブルートゥース・モジュールを含むモバイル・デバイスは、例えば、ブルートゥース・モジュールを含むスマートフォンであることが可能である。
【0028】
また、プレーヤは、上記のプレーヤモジュール(130)を通じ、ダーツゲームの方式、マッチメイキングのリクエスト、マッチングの承諾、ダーツゲームのプレーヤの数、ダーツゲームのプレー方式等を選択することができる。例えば、プレーヤは、プレーヤ入力部(130)を通じ、ダーツゲームのプレーヤの数、ダーツゲームのプレー方式(ゼロワン・ゲーム、クリケット・ゲーム等)、ダーツゲームの方式(シングルプレー、ネットワークプレー等)、オフラインマッチメイキングのリクエスト及びマッチングの承諾を選択することができる。
【0029】
上記の入力モジュール(130)は、プレーヤのキー操作または、タッチ入力を感知し、信号を受信したり、プレーヤのカメラ(151・・・153)または、マイクロフォンを通じ、音声や動作を受信してこれらを入力信号に変換することができる。このために公知の音声認識(Speech Recognition)技術または、動作認識(Motion Recognition)技術等が使用されることができる。
【0030】
本発明の一様相において、ダーツゲーム装置は出力モジュール(140)を含むことができる。上記の出力モジュール(140)は視覚、聴覚、または触覚等と関連する出力を発生させるためのものであり、 これには音響出力モジュール(141)、ディスプレーモジュール(142)、照明モジュール(143)等を含むことができる。
【0031】
音響出力モジュール(141)は、ゲームの効果音、ゲーム動作の案内、ゲーム方法の説明等において、ネットワーク接続モジュール(160)から受信されたり、メモリ(180)に保存されたりしているオーディオ・データを出力することができる。音響出力モジュール(141)は、ダーツゲーム装置(100)において実行される機能(例えば、ゲーム効果音)に係る音響信号を出力することもある。音響出力モジュール(141)は、またネットワーク接続モジュール(160)を通じて受信された、他のダーツゲーム装置を使用するゲームプレーヤ、または第3者からの音声を出力できる。前述の音響出力モジュール(141)には、レシーバー(Receiver)、スピーカー(Speaker)、ブザー(Buzzer)等が含まれることができる。さらに、ダーツゲーム装置(100)が、投げられたダーツピンの得点エリアを測定した場合、ヒットした得点エリアに係る情報及び/または利ワードは、音響出力モジュール(141)により、オーディオ情報として出力することもできる。その一例として、上記の音響出力モジュール(141)は、ダーツの的(110)の得点エリア(例えば、20点)が測定されると、測定された点数に関する情報(例えば、「二十」、「トゥエンティー(twenty)等」のサウンドを出力できる。前述のサウンドは、本発明の一例を示したものに過ぎず、任意のサウンドが出力されることも可能である。
【0032】
本発明の第1の実施形態において、ダーツゲーム装置(100)には、複数のカメラユニットにより撮影された複数の動画を出力するように構成される一つ以上のディスプレーモジュール(142)が含まれることが可能である。 具体的には、ディスプレーモジュール(142)は、第1カメラユニット(151)により、スローライン(115)及びプレーヤの全身が撮影された第1動画(401)、第2カメラユニット(152)により、プレーヤの身体の少なくとも一部が撮影されている第2動画(403)、第3カメラユニット(153)により、ダーツの的の全体が撮影された第3動画(405)及び第4カメラユニット(154)により、スローライン(115)と、ダーツゲーム装置(100)の間に形成されたエリアのうちの少なくとも一部のエリアが撮影されている第4動画(407)を出力できる。また、ディスプレーモジュール(142)は、前述の動画だけを出力しないことも可能であり、多様な動画を出力できる。例えば、ディスプレーモジュール(142)は、ダーツゲーム装置(100)の前面を撮影した動画(つまり、プレーヤの後方からダーツゲーム装置の方向へ向かって撮影された動画)を出力することもできる。上記の場合、カメラモジュール(150)に含まれた複数のカメラユニットのうちの一部のカメラユニットは、ダーツゲーム装置(100)の外部に設置されることも可能である。
【0033】
ディスプレーモジュール(142)は、ダーツゲーム装置(100)で処理される 情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレーモジュール(142)は、ダーツの的(110)にダーツピン(111)が得点エリアにヒットしたら、該当する点数を出力できる。
【0034】
ディスプレーモジュール(142)は、液晶ディスプレー(liquid crystal display、 LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレー(thin film transistor−liquid crystal display、TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light−emitting diode、OLED)、フレキシブル・ディスプレー(flexible display)、3次元ディスプレー(3D display)のうち、少なくとも一つを含むことができる。これらのうちの一部ディスプレーモジュール(142)は、これを通じて外部が見通せるように、透明型または光透過型にすることができる。これは、透明ディスプレーモジュール(142)と称されることもあるが、上記の透明ディスプレーモジュール(142)の代表例として、TOLED(Transparant OLED)等がある。
【0035】
本発明の第1の実施形態において、ダーツゲーム装置(100)を具現化する形態によってディスプレーモジュール(142)が2つ以上存在することが可能である。例えば、ダーツゲーム装置(100)には、複数のディスプレーが一面上に、間隔を空けて別々に配置されたり、一体化して配置されたりすることができ、また、それぞれ別の面に配置されることも可能である。例えば、前述のディスプレーモジュール(142)は、前述の的(110)の上段に配置されるディスプレー(142)、前述の的(110)の下段に配置されるディプレーを全て含んだり、これらのうちいずれか一つのディスプレー(142)を含んだりすることができる。しかし、前述した、ディスプレーが配置される位置は、あくまでも一例に過ぎず、設計上の必要に応じて、または、視覚的な効果のために多様な位置にディスプレーが配置されることができる。
【0036】
タッチセンサーは、ディスプレーモジュール(142)の特定の部位に加えられた圧力または、ディスプレーモジュール(142)の特定の部位に発生する静電容量等の変化を電気的な入力信号に変換するように構成されることができる。タッチセンサーは、タッチされる位置及び面積だけでなく、タッチ時の圧力までも検出できるように構成されることができる。タッチセンサーに対するタッチ入力がある場合、それに対応する一つ以上の信号は、タッチ・コントローラーへ送り込まれる。タッチ・コントローラーは、前述の一つ以上の信号を処理した後、対応するデータを制御モジュール(190)へ転送する。これにより、制御モジュール(190)は、ディスプレーモジュール(142)のどのエリアにタッチされたか等が認識できるようになる。本発明のさらなる様相において、前述の入力モジュール(130)は、ディスプレーモジュール(142)のタッチセンサーへ統合されることもできる。
【0037】
照明モジュール(143)は、前述のダーツゲーム装置(100)におけるイベント発生を知らせるための信号を出力する。ダーツゲーム装置(100)から発生するイベントの例としては、ダーツゲームプレーヤの識別、ダーツの命中、ダーツゲームプレーヤの変更、ゲーム終了等がある。さらに、上記の照明モジュール(143)は、全般拡散照明のフラット照明(flatlight)及び/または、光を集光する照明のスポット照明(spotlight)で構成されることができる。また、フラット照明(flatlight)及び/またはスポット照明(spotlight)以外の照明で構成されることもできる。本発明のさらなる様相において、上記の照明モジュール(143)は、上記のプレーヤが投げたダーツピン(111)のヒットした得点エリアの位置に基づいて照明効果を出力できる。その一例として上記の照明モジュール(143)は、プレーヤが投げるダーツピン(111)がダブルスコア、トリプルスコア、ブルズアイをヒットした場合、照明効果を出力できる。そして、上記の照明モジュール(143)は、プレーヤが投げるダーツピン(111)がダブルスコア、トリプルスコア、ブルズアイを連続してヒットした場合にも、照明効果を出力できる。
【0038】
出力モジュール(140)は、ビデオ信号やオーディオ信号以外に他の形態、例えば、振動でイベントの発生を知らせるための信号を出力することもできる。本発明の一様相において、
図1に示すように、出力モジュール(140)は、音響出力モジュール(141)、ディスプレーモジュール(142)及び照明モジュール(143)を包括することもできる。
【0039】
本発明の一様相においてダーツゲーム装置(100)は、カメラモジュール(150)を含むことができる。カメラモジュール(150)は、複数のカメラユニットを含み、カメラユニットにおいて処理された画像フレームは、メモリ(180)に保存されたり、ネットワーク接続モジュール(160)を通じて外部に転送されたりすることができる。
【0040】
本発明の一様相において、カメラモジュール(150)は、第1カメラユニット(151)、第2カメラユニット(152)、第3カメラユニット(153)及び第4カメラユニット(154)を含むことができる。ここで、第1カメラユニット(151)は、プレーヤがダーツを投げる位置であるスローライン(115)及びプレーヤの全身を撮影するように構成されることができる。また、第2カメラユニット(152)は、プレーヤを識別するために、プレーヤの身体の少なくとも一部を撮影するように構成されることができる。第3カメラユニット(153)は、ダーツの的の全体を撮影するように構成されることができる。さらに第4カメラユニット(154)は、第1カメラユニット、第2カメラユニット、第3カメラユニットでは撮影できない死角を撮影するために、スローライン(115)とダーツゲーム装置の間に形成されたエリアのうちの少なくとも一部のエリアを撮影するように構成されることができる。これは、プレーヤの不正行為を判定することが目的であることが可能である。
【0041】
本発明のさらなる様相において、カメラモジュール(150)は、さらなるカメラユニットを含むことができる。例えば、カメラモジュール(150)は、ダーツピンを撮影してダーツピンの情報をダーツゲーム装置に入力することができる。例えば、ダーツピンにQRコード(登録商標)を含み、カメラモジュール(150)でこれを認識するようにし、ダーツピンの質量・形態・長さ・素材・メーカ・大きさ等の情報が入力されるようにすることができる。カメラモジュール(150)は、QRコードリーダー機能等、ダーツピン(111)の情報の入力を受け入れるための機能を含むことができる。以下に説明するカメラモジュール(150)に係る説明は、
図2にて後述する。
【0042】
ネットワーク接続モジュール(160)は、ダーツゲーム装置(100)と有・無線システムの間、または、ダーツゲーム装置(100)と任意のダーツゲーム装置が位置するネットワークの間での無線通信を可能にする一つ以上のモジュールを含むことができる。本発明の第1の実施形態において、ネットワーク接続モジュール(160)は、送信部及び受信部を含むことができる。ネットワーク接続モジュール(160)は、ネットワーク接続のための有・無線インターネット・モジュールを含むことができる。無線インターネット技術としては、WLAN(Wireless LAN)(Wi−Fi)、Wibro(Wireless broaDBand)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)等が利用されることができる。有線インターネット技術としては、XDSL(Digital Subscriber Line)、 FTTH(Fibers to the home)、PLC(Power Line Communication)等が利用されることができる。
【0043】
また、ネットワーク接続モジュール(160)は、近距離通信モジュールを含み前述のダーツゲーム装置(100)から比較的に近距離に位置し、近距離通信モジュールを含む電子装置とデータを送受信することができる。近距離通信(short range communication)技術として、ブルートゥース(Bluetooth)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA、 infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee等が利用されることができる本発明の第1の実施形態において、ネットワーク接続モジュール(160)は、ネットワークのアクセス状態及び、ネットワークの送受信速度を感知することができる。ネットワーク接続モジュール(160)を通じて受信されたデータは、出力モジュール(140)により出力されたり、メモリ(180)により保存されたり、または、近距離通信モジュールを通じて、近距離にある他の電子装置へ転送されることも可能である。
【0044】
プレーヤ認識モジュール(170)は、前述の近距離通信技術の一種である RFID(Radio Frequency Identification)技術を利用して、電波を利用して遠距離にいるプレーヤの固有情報を認識する。例えば、ユーザは、RFIDモジュールが含まれたカード、モバイル端末(mobile terminal)、または、固有のダーツゲーム道具、例えば、ユーザ自身が所有する個人用ダーツ道具を所持することができる。前述のユーザが所持するRFIDモジュールには、前述のユーザを識別する情報(例えば、データベース・サーバ(DB、
図2を参照)に登録されたユーザの個人ID、識別コード等)が記録されることができる。前述のダーツゲーム装置(100)は、前述のユーザが所持するRFIDモジュールを識別することによって、前述のダーツゲーム装置(100)を利用しプレーするダーツゲームプレーヤを識別し、前述の識別されたダーツゲームプレーヤに関するデータベースを更新したり、新しいデータを蓄積したりすることができる。本発明の第1の実施形態において、プレーヤ認識モジュール(170)は、プレーヤ入力モジュール(130)に統合されることも可能である。
【0045】
プレーヤ認識モジュール(170)は、RFID技術以外にも、接触式・非接触式にユーザの固有情報を送受信できる多様な技術(例えば、ブルートゥース等のような近距離通信技術)を含むことができる。また、プレーヤ認識モジュール(170)は、入力モジュール(130)のマイクロフォン、タッチパッド、カメラ部(150)等と関連し、ユーザの生体データ(音声、指紋、顔)を識別する生体データ識別モジュールを含むことができる。
【0046】
本発明の一様相においてダーツゲーム装置(100)は、メモリ(180)を含むことができる。メモリ(180)は、制御モジュール(190)の動作のためのプログラムを保存することができ、入・出力されるデータ(例えば、フォンブック、メッセージ、静止画、動画等)を一時的にまたは永久に保存することもできる。
【0047】
メモリ(180)は、タッチスクリーン上でタッチを入力する際に出力される多様なパターンの振動や音響に係るデータを保存できる。メモリ(180)は、フラッシュメモリ・タイプ(flash memory type)、ハードディスク・タイプ(hard disk type)、マルチメディアカード・マイクロ・タイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SDやXDメモリ等)、ラム(Random Access Memory、RAM)、SRAM(Static Random Access Memory)、ロム(Read−Only Memory、 ROM)、EEPROM(Electrically EraSable Programmable Read−Only Memory)、PROM(Programmable Read−Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち、少なくとも一種の保存媒体を含むことができる。ダーツゲーム装置(100)は、インターネット(internet)上で前述のメモリ(180)の保存機能を行うウェブストレージ(web storage)と連携して動作することもできる。本発明の一様相において、メモリ(180)は、上記の保存された撮影データのうち、制御モジュール(190)等のような、他のコンポーネント、または他のデバイスによりロードされなかった撮影データを、事前に決めた時間が経過してから削除することもできる。
【0048】
本発明の第1の実施形態において、前述のダーツゲーム装置は、制御モジュール(controller、190)を含むことができる。上記の制御モジュール(190)は、通常ダーツゲーム装置(100)の全般的な動作を制御する。例えば、ダーツゲームの場合、前述のセンシングモジュール(120)を通じて感知された点数を各ゲーム参加者別に集計し、ネットワークを通じて繋がっている他のダーツゲーム装置(200)と、前述の集計された点数を送受信し、前述の集計結果によるゲームの勝敗の戦績、点数等を記録する。前述の制御モジュール(190)は、前述のタッチスクリーンまたは、カメラ上で行われる動作の入力や筆記入力等を、文字化またはイメージ化して認識することが可能なパターン認識処理を行うことができる。また、前述の制御モジュール(190)は前述のマイクを通じて入力される音声を文字化して認識できるSTT(Speech−to−Text)機能を利用して音声認識(Speech Recognition)を行うことができる。
【0049】
本発明の第1の実施形態において、制御モジュール(190)は、カメラモジュール(150)に設けられた動作感知サブユニットにより、プレーヤの動きが感知されれば、複数のカメラユニットのうちの少なくとも一つのカメラユニットがプレーヤを追跡して撮影するように、カメラモジュール(150)を制御できる。さらに、制御モジュール(190)は、複数のカメラユニットのうちの少なくとも一つのカメラユニットがダーツピン(111)を追跡して撮影するように前述のカメラ移動サブユニット及び前述のカメラ焦点調整サブユニットを制御するように構成されることができる。
【0050】
また、制御モジュール(190)は、ダーツピン(111)がダーツの的にヒットされる前に、予め決められた時間の間に第4カメラユニットで撮影された動画にプレーヤが存在する場合、ダーツの的にヒットしたダーツピン(111)を投げる行為を不正行為であると決定することができる。このような場合、制御モジュール(190)は、カメラモジュール(150)により撮影された動画を分析することで不正行為を判断できる。具体的には、制御モジュール(190)は、カメラモジュール(150)(例えば、第2カメラユニット(152))により撮影された動画の中でプレーヤの輪郭線を探し、色、明暗及び彩度等を分析することで、プレーヤを認識できる。また、制御モジュール(190)は、このような分析方法を通じプレーヤを識別し、プレーヤの識別を認証できる。
【0051】
さらに制御モジュール(190)は、一つ以上のカメラユニットにより撮影された一つ以上の動画に基づいて不正行為を決めることができる。例えば、制御モジュール(190)は、第1カメラユニット(151)により撮影された第1動画(401)に基づいて、プレーヤがスローライン(115)を超えたことを感知した場合に、不正行為であると決定することができる。また、制御モジュール(190)は、第2カメラユニット(152)により撮影された第2動画(403)に基づいて識別が認証されたプレーヤ以外の他のプレーヤが、ダーツピンを投げたことを感知した場合に、不正行為であると決定することができる。そして制御モジュール(190)は、第3カメラユニット(153)により撮影された第3動画(405)に基づいて、ダーツピン(111)ではない、他のオブジェクト(例えば、プレーヤの身体の一部)を利用し、ダーツの的(110)をタッチした場合に、不正行為であると決定することができる。さらに、制御モジュール(190)は、第4カメラユニット(154)により撮影された第4動画(407)を通じて、プレーヤが投げたダーツピン(111)以外のダーツピンを感知したり第4動画(407)に他のプレーヤが映っていたりする等のような場合に、不正行為であると決定することができる。なお、制御モジュール(190)は、前述の不正行為の決定方法に限定されず、複数のカメラユニットにより撮影された複数の動画に基づいて判断できる多様な方法を利用して不正行為を決めることができる。
【0052】
そして、制御モジュール(190)は、複数のカメラユニットにより撮影された複数の動画をディスプレーモジュール(142)を通じて一つの画面に分割して出力したり、一つの画面に順次に出力するように制御できる。ここで、制御モジュール(190)が、カメラモジュール(150)を制御し、 動画を撮影する方法に関する具体的な説明は、以下に示す
図2、
図3、
図4、
図5にて後述することにする。
【0053】
図1に示すように、制御モジュール(190)は、前述の他のコンポーネントの全てと通信することができ、これらの動作を有機的に制御できる。
【0054】
ここに説明する多様な実施形態は、例えば、ソフトウェア、ハードウェアまたは、これらの組み合わせを利用し、コンピュータまたは、これに類似した装置で読む取ることのできる記録媒体で実現できる。ハードウェア的な実現においては、ここに説明する実施形態は、ASICs(application specific integrated circuitS)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing deviceS)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAS(field programmable gate arrays)、プロセッサ(processors)、制御機(controllers)、マイクロコントローラ(micro−controllers)、マイクロプロセッサ(microprocessors)、その他、機能の実行のための電気的なユニットのうちの少なくとも一つを利用して実現できる。一部の場合、本明細書で説明している実施形態を、制御モジュール(190)独自で実現することができる。ソフトウェア的な実現においては、本明細書で説明しているプロセスや機能のような実施形態は別途のソフトウェアモジュールを用いて実現できる。前述のソフトウェアモジュールは、それぞれ本明細書で説明している一つ以上の機能や作動を実行できる。適切なプログラム言語で書かれたソフトウェア・アプリケーションで、ソフトウェア・コードが作成されることができる。前述のソフトウェア・コードは、メモリ(180)に保存され、制御モジュール(190)によって実行されることができる。
【0055】
図2は、本発明の第1の実施形態に基づき、ダーツゲーム装置に設けられた複数のカメラモジュールを示す拡大図である。
【0056】
図2に示すダーツゲーム装置(100)の構造以外の追加的な構造もまた本発明の一様相に含まれることができる。そして、
図2にて説明するダーツゲーム装置(100)の構造は、少なくとも一部分が省略されているが、ないこともあり、他のモジュールもまた、本発明の権利の範囲内に含まれることができるということは、当業者には明らかなものである。そして、
図2に示されていないが、追加的な変数及び情報とこれらに関する説明も、本発明の権利範囲内に属すことが可能である。
【0057】
図2に示すように、ダーツゲーム装置(100)の前面の上段部の第1の位置及び第2の位置にカメラモジュール(150)に含まれた複数のカメラユニットが位置できる。上記の第1の位置には、プレーヤがダーツを投げる位置であるスローライン(115)及びプレーヤの全身を撮影するための方向に向けて設けられた第1カメラユニット(151)が位置することが可能である。そして、第1の位置にはプレーヤを識別するために、身体の少なくとも一部を撮影するように構成される第2カメラユニット(152)が、第1カメラユニット(151)と水平に並ぶことが可能である。ここで、上記の第2カメラユニット(152)は、プレーヤの上半身や顔を拡大し撮影するための方向に向けて設けられることができる。
【0058】
さらに、第1の位置の下段(つまり、第1の位置の底面部)に第2の位置が形成されることができる。そして、第2の位置にはダーツの的の全体を撮影するように構成される第3カメラユニット(153)が、位置することが可能である。具体的には、第3カメラユニット(153)は、上記のダーツゲーム装置の前面の上段部の、前述の第1の位置及び前述の第2の位置に対する下段の位置に配置され、ダーツの的を撮影するための方向に向けて設けられることができる。
【0059】
そして、第2の位置の、第3カメラユニット(153)に対して下段の位置に、第1カメラユニット(151)、第2カメラユニット(152)、第3カメラユニット(153)では撮影できない死角を撮影するためにスローライン(115)とダーツゲーム装置(100)の間に形成されたエリアのうちの少なくとも一部のエリアを撮影するための方向に向けて設けられた第4カメラユニット(154)が位置することが可能である。ここで、カメラモジュール(150)(つまり、第1カメラユニット(151)、第2カメラユニット(152)、第3カメラユニット(153)、第4カメラユニット(154))は、前述の位置に限定されず、第1の位置及び第2の位置の中で可変的に存在できる。また、カメラモジュール(150)は、第1の位置及び第2の位置に限定されて構成されることはなく、ダーツゲーム装置(100)の前面の多様な位置に構成されることができる。
【0060】
本発明の第1の実施形態に基づき、複数のカメラユニットのうちの各カメラユニットには、固有のアングルを持つレンズが設けられることが可能である。ここで、レンズとは、硝子のように透明な物質の面を球面(球面)に細かく研磨し、物体から来る光を集めたり発散し工学的像を結ばせる物体のことを指す。まが、複数のカメラユニットの各カメラユニットに設けられたレンズは、マクロレンズ、魚眼レンズ、ズームレンズや特殊レンズを含むことができる。具体的には、複数のカメラユニットの各カメラユニットに固有のアングルを持つレンズが設けられる理由は、カメラユニットが撮影する場面の特徴が相違するためである。例えば、第1カメラユニット(151)は、ダーツゲーム装置(100)から遠くに位置したスローライン(115)とプレーヤの身体全体を撮影するために狭いアングルが必要であり、第3カメラユニット(153)は、ダーツの的を撮影するため、第1カメラユニット(151)より広いアングルが必要である。ここに説明するアングルは、画面に実際撮られる範囲、物体を見る角度、画面を見られる広さのことである。
【0061】
前述の内容に基づき具体的には、第1カメラユニットは、第1カメラユニットの前面に設けられ70〜80°のアングルで撮影する場面の視野を確保する第1レンズを含むことができる。また、第2カメラユニットは、第2カメラユニットの前面に設けられ30〜40°のアングルで撮影する場面の視野を確保する第2レンズを含むことができる。そして、第3カメラユニットは、第3カメラユニットの前面に設けられ110〜120°のアングルで撮影する場面の視野を確保する第3レンズを含むことができる。そして第4カメラユニットは、第4カメラユニットの前面設けられ70〜80°のアングルで撮影する場面の視野を確保する第4レンズを含むことができる。ここで、第4レンズは第1レンズと同じレンズであることも可能である。
【0062】
図3は、本発明の第1の実施形態により複数のカメラユニットのうちの少なくとも一つのカメラユニットでダーツピンを感知して追跡する場面を示したものである。
【0063】
図3に示す画面、ダーツピンを追跡する画面は、本発明の一様相に基づいた一例を示したものに過ぎず、他の形状の画面や、他の値の変数もまた本発明の権利の範囲に含まれるということは、当業者にとっては明らかなものである。そして、
図3には示していないが、追加的な変数及び情報やこれらの組み合わせも、本発明の権利の範囲内の属すことが可能である。
【0064】
また、
図3に示す画面は、ダーツゲーム装置(100)のディスプレーモジュール(142)、または、ユーザの端末(つまり、審判の端末)の出力部(未図示)を通じて出力されることが可能であり、前述の装置及び端末以外に多様な装置から出力されることも可能である。
【0065】
本発明の第1の実施形態に基づいて、複数のカメラユニットの各カメラユニットは、カメラユニットの撮影方向を調整するために設けられたカメラ移動サブユニットを含むことができる。ここで、説明するカメラ移動サブユニットは、カメラモジュール(150)が撮影されるターゲット(つまり、ダーツピン(111)または、プレーヤ)の方向に上下左右に回転するように動作させるユニットを意味する。さらにカメラ移動サブユニットは、制御モジュール(190)の命令に従い、ユーザが指定した位置を撮影するようにカメラモジュール(150)を動作させることができる。
【0066】
また、複数のカメラユニットの各カメラユニットは、カメラユニットの焦点を調整するために設けられたカメラ焦点調整サブユニットを含むことができる。ここで、説明するカメラ焦点調整サブユニットは、正焦点にいたターゲット(つまり、ダーツピン(111)またはプレーヤ)が、カメラモジュール(150)から遠ざかったり、接近したり、またはカメラの動き等により焦点がぶれないように、状況の変化に対応して正焦点の状態が保たれるように焦点を再調整するためのユニットを意味する。さらにカメラ焦点調整サブユニットは、制御モジュール(190)の命令によりユーザが指定した位置を予め決められた倍率に合わせてイメージを拡大及び縮小させる光学ズーム動作が交互に繰り返し行われることが可能である。ここで、焦点調整サブユニットは、音波探知または赤外線ビームを通じ焦点を調整できる。具体的には、焦点調整サブユニットは、音や光のパルス(Pulse)(つまり、超音波)を発射することにより作動できる。焦点調整サブユニットは、超音波の反響がターゲット(つまり、ダーツピン(111)、またはプレーヤ)から帰ってくるまでかかった時間を測定できる。ここで、制御モジュール(190)は、超音波の反響に係る遅延時間を測定し、音速の参考点からターゲットまでの距離を計算できる。このような場合、制御モジュール(190)は、計算された距離に基づき、カメラモジュール(150)の焦点をターゲットに合わせるように調整できる。さらに、焦点調整サブユニットは、赤外線ビームを使用し、ターゲットまでの距離を測定できる。具体的には、焦点調整サブユニットは、物体から反射して帰ってくる赤外線の強度や時間を測定する方法でターゲットまでの距離を測定できる。
【0067】
さらに、複数のカメラユニットのうちの少なくとも一つのカメラユニットは、プレーヤの動きを感知するように構成された動作感知サブユニットを含むことができる。ここで、動作感知サブユニットは、占有・近接センサであることが可能である。上記の占有・近接センサは、予め設定された特定の位置に人や物体が存在するか否かを検出するセンサであり、その物体が静止状態であるか、移動中であるかとは関係なく、信号を発生させることができる。また、占有・近接センサは、ターゲットの存在有無、または基準点からのターゲットの位置、移動、遮断等を確認することができ、ターゲットの適切な位置を確認できる。具体的には、占有・近接センサは、接触式と非接触式に分けられ、光電センサ、誘導型近接センサ、静電容量型近接センサ及び超音波近接センサのうちの少なくとも一つのセンサを含むことができる。
【0068】
前述のように、制御モジュール(190)は、複数のカメラユニットのうちの少なくとも一つのカメラユニットの動作感知サブユニットによりダーツピン(111)を感知する場合、感知されたダーツピン(111)を追跡し、撮影するためのカメラ移動サブユニット及びカメラ焦点調整サブユニットを制御するように、追加で構成されることができる。
【0069】
さらに、動作感知サブユニットは、赤外線センサの一種の人体感知センサであることが可能である。以下に、人体感知センサについて具体的に、説明する。絶対温度零度(−273)より高い温度を持つ全ての物体は、その温度に相応する輻射線を放出することができ、その中にも、体温のように低い温度では遠赤外線が放射されることができる。温度が高い物体は、低い物体より多くの赤外線を放射し、輻射されるエネルギーのピーク値は、温度が高いほど、短波長側、可視光のエリアに接近していくことができる。人間の表面温度は、着衣は、周囲の気温によって変わるが、一般的に20〜35℃程度であり、放射される赤外線の波長の分布は、大体、約10μmの付近でピークに達することができる。人体感知センサは、赤外線の変化量を感知して、プレーヤの存在有無を感知できる。
【0070】
さらに、複数のカメラモジュール(150)のうちの少なくとも一部のカメラユニットには、人体感知センサが設けられることもできる。このような場合、カメラモジュール(150)のうちの少なくとも一部のカメラユニットに設けられているレンズは、人体感知センサが人の動きを感知するためのレンズや反射ミラー等の集光系で構成されていることができる。人体感知センサ自体は、 一つの非常に広範囲で無感覚な感知エリアを持っているため、近くにいる人体だけ感知できる。少なくとも一部のカメラユニットに設けられたレンズは、広い角度から人体を効率よく感知するために、多くのミラー片や、レンズ片を組み合わせたマルチミラー、または、マルチフレネルレンズ(つまり、同心円状に表面を削り、加工した平面レンズ、ドーム型レンズを使用し、多くの感知エリアを放射状に配置できる。
【0071】
前述の制御モジュール(190)は、前述のような動作をする人体感知センサによりプレーヤの動きが感知されれば、複数のカメラユニットのうちの少なくとも一つのカメラユニットがプレーヤを追跡して撮影するようにカメラ移動サブユニット及びカメラ焦点調整サブユニットを制御するように構成されることができる。そして、ディスプレーモジュール(142)は、カメラモジュール(150)によりプレーヤ、または、ダーツピン(111)が 感知されたら、制御モジュール(190)により生成された感知エリア(113)をディスプレーできる。ここで、感知エリア(113)は、カメラモジュール(150)により感知されたターゲット(つまり、ダーツピン(111)、またはプレーヤの顔)を表示するフォーカスフレームであることができる。また、ディスプレーモジュール(142)は、カメラモジュール(150)により感知されたターゲットが移動する場合、ターゲットを追跡して感知エリア(113)を表示することができる。そして、ディスプレーモジュール(142)は、多様な色、形、太さを通じ感知エリア(113)を表示することができる。
【0072】
さらに制御モジュール(190)は、第2カメラユニット(152)により撮影された動画に基づいて、プレーヤを識別するように追加で構成されることができる。具体的には、第2カメラユニット(152)は、プレーヤの顔や上半身を拡大し撮影するように構成されることができる。そして制御モジュール(190)は、現在撮影されたプレーヤの顔、または、上半身動画を分析できる。そして、制御モジュール(190)は、第2カメラユニット(152)により、直前に撮影されたプレーヤの顔、または、上半身の動画と比べることで、プレーヤの識別を認証するように構成されることができる。
【0073】
具体的には、プレーヤの識別を認証する技術は、顔面認識技術であることが可能である。ここで、顔面認識技術とは、カメラモジュール(150)を通じて、撮影した動画において、プレーヤの顔面を認識し、認識された顔の周りを抽出過程を経て、プレーヤを鑑別する生態認識技術をいう。さらに、制御モジュール(190)は、カメラモジュール(150)を通じ、撮影されたプレーヤの顔と背景を区分するために明るさ、動き、色、目の位置の推測等の情報を利用できる。例えば、制御モジュール(190)は、カメラモジュール(150)を通じ、撮影されたプレーヤの顔と背景の明暗の差を利用したり、顔面の主要部分である目、鼻、口の距離と形でプレーヤの顔面を認識したりできる。このようなプレーヤの顔面情報は、制御モジュール(190)を通じ、メモリ(180)に保存されることができる。制御モジュール(190)は、保存されたプレーヤの顔面情報と、撮影されたプレーヤの顔面動画のピクセルの数値を比較し、最終的にプレーヤの識別を確認できる。
【0074】
本発明の第1の実施形態により制御モジュール(190)は、さらに、第1カメラユニット(151)により撮影された第1動画を分析することで第1動画に映ったスローライン(115)を感知できる。そして、制御モジュール(190)は、ディスプレーモジュール(142)が、第1動画をディスプレーする上でスローライン(115)にハイライト処理をしてディスプレーするため、第1動画にハイライト処理されたスローライン(115)を追加するように構成されることができる。また、制御モジュール(190)は、ディスプレーモジュール(142)に表示されているスローライン(115)をプレーヤが一目で識別できるようにするために、多様な色で表現できるようにすることもできる。さらに、制御モジュール(190)は、プレーヤがスローライン(115)を超えて投げることが感知された場合、音響出力モジュール(141)を通じて、警告音を発生させ、ディスプレーモジュール(142)を通じ、スローライン(115)をハイライト処理することでプレーヤが不正行為を認知するようにできる。
【0075】
本発明の第1の実施形態に基づいて、制御モジュール(190)は、第1カメラユニット(151)乃至第4カメラユニット(154)により撮影された動画を合成し、一つの連続した動画データを生成できる。このような場合、連続した動画データは、パノラマ動画であることが可能である。また、制御モジュール(190)は、第1カメラユニット(151)乃至第4カメラユニット(154)により撮影された動画を複数のイメージ、または動画として抽出し、抽出された複数のイメージや動画を通じ、パノラマイメージを生成することもできる。ここで、制御モジュール(190)は、パノラマ動画にダーツピン(111)の軌跡を生成することもできる。このような場合。制御モジュール(190)は、線、色等の多様な表示をする方法でダーツピン(111)の軌跡を表示できる。
【0076】
本発明の一様相においてカメラモジュール(150)は、プレーヤが投げたダーツピン(111)が、ダーツの的(110)に到達する過程を撮影した動画データを生成できる。このような場合、カメラモジュール(150)は、撮影されたイメージデータを制御モジュール(190)に転送し、上記の制御モジュール(190)は、メモリ(180)に保存できる。そして、制御モジュール(190)は、ネットワーク接続モジュール(160)を通じ、ダーツゲームサーバ(つまり、不正行為判別サーバ)へ転送できる。さらに、制御モジュール(190)は、撮影されたイメージデータをDBサーバ(未図示)へ転送できる。ダーツゲームサーバ(未図示)及び/または、DBサーバ(未図示)は、物理的に分離された2台のサーバであることも可能である。または、ダーツゲームサーバ(未図示)及び/またはDBサーバ(未図示)は、物理的に統合された一つのサーバであり、サーバの中での役割により区別されていることであることが可能である。また、前述のように、一つのサーバがダーツゲームサーバ(未図示)及び/またはDBサーバ(未図示)の役割を両方実行える。
【0077】
図4は、本発明の第1の実施形態に基づいて、ダーツゲーム装置に設けられたディスプレーモジュールから出力される動画分割画面を示すものである。
【0078】
図4に示す画面、動画分割画面は、本発明の一様相に基づく一例を示したものに過ぎず、他の形状の画面、または、他の値の変数も、本発明の権利の範囲内に含まれることができるということは、当業者にとっては明らかなものである。さらに、
図4に示されていないが、追加的な変数及び情報やこれらの組み合わせも、本発明の権利範囲内に属することができる。
【0079】
本発明の第1の実施形態によりディスプレーモジュール(142)は、複数のカメラユニットにより撮影された複数の動画のうちの少なくとも一部の動画を分割して一つの画面に出力できる。例えば、ディスプレーモジュール(142)は、第1動画(401)、第2動画(403)、第3動画(405)及び第4動画(407)を一つの画面に分割して出力できる。そして、複数の動画のうちの少なくとも一部の動画は、少なくとも一つ以上のディスプレーモジュール(142)を通じて出力することができる。その一例として、ディスプレーモジュール(142)は、第1ディスプレーモジュール及び第2ディスプレーモジュールを含むことができ、第1ディスプレーモジュールには、第1動画(401)及び第2動画(403)が出力されることができる。結果として複数のカメラユニットにより撮影された複数の動画は、ディスプレーモジュール(142)の数に関連付けられて出力されることができる。
【0080】
そして、
図4に図示される画面の順番は、決まった形ではなく、多様な順番に組み合わせられた画面が、ディスプレーモジュール(142)から出力されることが可能である。
【0081】
本発明の第1の実施形態により制御モジュール(190)は、ダーツピン(111)がダーツの的(110)にヒットする前に、事前に決められた時間の間に第4カメラユニット(154)により撮影された動画にプレーヤが存在する場合、ダーツの的(110)にヒットしたダーツピン(111)を投げた行為を不正行為であると決定するように、追加的で構成されることができる。具体的には、制御モジュール(190)は、識別されたプレーヤがスローライン(115)に入場することを第1カメラユニット(151)を通じて認識できる。このような場合、
図4には図示されていないが、スローライン(115)には、ボタン及び/または、センサが設置されることができる。その一例として、カメラモジュール(150)は、プレーヤがボタンを足で踏むかまたはセンサに感知されると、撮影が始められる。ここで、制御モジュール(190)は、プレーヤが入場した瞬間(つまり、ボタンを足で踏むかまたはセンサに感知された瞬間)からダーツピン(111)がダーツの的(110)にヒットした瞬間までの時間を事前に決められた時間に指定できる。
【0082】
このような場合、前述の方法により、ダーツゲーム装置(100)は、スローライン(115)に設置されたボタン及び/またはセンサにより、ユーザの入力が感知されたら、第1乃至第4カメラユニットが動作でき、常に活性化しているカメラユニットにより発生する電力及び/またはデータの無駄遣いを削減できる可能性がある。
【0083】
そして 制御モジュール(190)は、事前に決められた時間に第4カメラユニット(154)で撮影された動画にプレーヤ(つまり、識別されたプレーヤ以外の他の人物)が存在すると判断される場合、不正行為であると決定することができる。さらに、制御モジュール(190)は、事前に決められた時間に第4カメラユニット(154)で撮影された動画でプレーヤ(つまり、 識別されたプレーヤ以外の他の人物)の身体の少なくとも一部が存在すると判断される場合、不正行為であると決定することができる。そして、制御モジュール(190)は、事前に決められた時間に第3カメラユニット(153)で撮影された動画(つまり、ダーツの的全体が撮影された動画)でプレーヤ身体の少なくとも一部が存在すると判断される場合にも不正行為であると決定することができる。
【0084】
本発明のさらなる様相に基づいて、制御モジュール(190)は、カメラモジュール(150)から受信された動画の画質を事前に決められた比率にダウンサンプリング(down sampling)できる。ここで、説明するダウンサンプリング(down sampling)とは、動画の解像度を縮小して生成する機能のことである。制御モジュール(190)は、平均ダウンサンプリング、バイキュービックダウンサンプリング及びサブサンプリングのうちの一つの方法を選択、ダウンサンプリング(down sampling)できる。また、前述のダウンサンプリング(down sampling)方法は、ダーツゲーム装置(100)以外のサーバ(つまり、不正行為を判別するサーバ)及びDBサーバで実行されることもできる。上記のダウンサンプリング(down sampling)を行う理由は、メモリ(180)に大量の動画を保存するようにするためである。
【0085】
図5は、本発明の第1の実施形態に基づいて、ダーツゲーム装置のディスプレーモジュールから動画が順次に出力される画面を示すものである。
【0086】
図5に示す画面、動画が順次に出力される画面は、本発明の一様相に係る一例を示したものに過ぎず、他の形状の画面または他の数値の変数も本発明の権利の範囲内に含まれることができることは、当業者にとっては明らかなものである。そして、
図5には示されていないが、追加的な変数及び情報やこれらの組み合わせも本発明の権利範囲内に属すことができる。
【0087】
本発明の第1の実施形態に基づいて、ディスプレーモジュール(142)は、複数のカメラユニットにより撮影された複数の動画を一つの画面に事前に決められた順番により順次に出力できる。
【0088】
ここで、制御モジュール(190)は、ディスプレーモジュール(142)を通じ、第2カメラユニット(152)により、プレーヤの身体の少なくとも一部が撮影された第2動画(403)を出力できる。これは、プレーヤがダーツピン(111)を投げる前にダーツゲームをプレーするプレーヤであるかを確認するためである。その一例として制御モジュール(190)は、プレーヤの顔面を認識し、プレーヤの識別を確認することができる(
図3を参照)。
【0089】
そして制御モジュール(190)は、ディスプレーモジュール(142)を通じ第1カメラユニット(151)により上記のスローライン(115)及び上記のプレーヤの全身が撮影された第1動画(401)を出力できる。そして、第1動画(401)は、プレーヤのダーツピン(111)を投げる位置及び姿勢を撮影するための動画であることが可能である。そして第1動画(401)を撮影する理由は、ダーツピン(111)を投げるプレーヤの不正行為を確認するためである。その一例として第1動画(401)は、プレーヤがスローライン(115)を超えてダーツピン(111)を投げていないかを確認するために撮影された動画であることが可能である。また、第1動画(401)は、プレーヤがダーツピン(111)を投げる瞬間は、スローライン(115)を超えていないが、投げた後スローライン(115)を超えないかを確認するために撮影された動画であることが可能である。このとき、ダーツを投げた後スローライン(115)を超えるかどうかを確認するために撮影された動画は、第4動画(407)であることが可能である。さらに、第1動画(401)を撮影する理由は、前述の不正行為以外の状況(例えば、ダーツピンを投げる装置を使用していないか等)を確認するようにするためである。
【0090】
その後、制御モジュール(190)は、第3カメラユニット(153)によりダーツの的全体が撮影された第3動画(405)、第4カメラユニット(154)によりスローライン(115)とダーツゲーム装置(100)の間に形成されたエリアのうちの少なくとも一部のエリアが撮影された第4動画(407)を順次にディスプレーモジュール(142)を通じ出力できる。ここで、第3動画(405)と第4動画(407)の順番は可変的に変更することができる。また、ここで、第3動画(405)と第4動画(407)は、一つの画面に分割され出力されることも可能である。
【0091】
一つ以上の一例としての具現化において、ここに示された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、これらの組み合わせで具現化されることができる。ソフトウェアにより具現化される場合、上記の機能は、コンピュータ可読媒体上に一つ以上の命令やコードとして保存したり、これらを通じて転送したりすることが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ保存媒体や、ある場所から他の場所へコンピュータプログラムを移動させることを容易にするための任意の媒体を含む通信媒体を含む。保存媒体は、汎用のコンピュータや特殊目的のコンピュータによりアクセスできる任意の可用媒体であることが可能である。例えば、上記のコンピュータ可読媒体は、RAM、 ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光学ディスク保存媒体、磁気ディスク保存媒体、または、他の磁気保存装置、または、命令やデータ構造の形で求められるプログラムコードの手段を保存するのに使用されることができ、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、汎用のプロセッサ、または特別なプロセッサによりアクセスできる任意の別の媒体を含むが、これらに制限されるものではない。また、任意のアクセス手段がコンピュータ可読媒体であるとみなされることができる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線ラジオ及びマイクロウェイブのような無線技術を通じて転送される場合、上記の同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線、DSL、または赤外線ラジオ及びマイクロウェイブのような無線技術が、前述の媒体の定義の中に含まれることができる。ここで、使われるdisk及びdiscは、コンパクトdisc(CD)、レーザーdisc、光disc、DVD、フロッピーdisk、及びプルーレイdiscを含み、ここで、diskはデータを磁気的に再生するが、discは、レーザーを通じて光学的にデータを再生する。前述の組み合わせも、また、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれていることができる。
【0092】
当業者は、前述の多様な例としての、エレメント、コンポーネント、論理ブロック、モジュール及びアルゴリズムの段階が電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現化できることをよく理解できる。ハードウェア及びソフトウェアの相互互換性を明確にするために、多様な一例としての素子、ブロック、モジュールと段階がそれらの機能的観点から記載されている。上記の機能がハードウェアにより具現化されるか、或はソフトウェアにより具現化されるかは、特定のアプリケーションや全体のシステムに与えられた設計上の制限によって決まる。当業者は、上記の機能をそれぞれの特定のアプリケーションに対して多様な方式により具現化されることができるが、こうした実現に関する決定が、本発明の領域から外れるものではない。
【0093】
本書の内容に係り記載される多様な一例としての論理ブロック及びモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号処理機(DSP)、特定用途向け半導体(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または、他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲート、またはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、またはここに記載される機能を具現化するために設計される任意の組み合わせを通じて実現、または実行されることが可能である。汎用のプロセッサは、マイクロプロセッサであることが可能であるが; 代案としての実施形態において、前述のプロセッサは、既存のプロセッサ、制御機、マイクロ制御機、または、ステートマシンであることが可能である。プロセッサは、例えば、DSP及びマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサ、または、このような構成の組み合わせのように計算装置の組み合わせとして実現できる。
【0094】
ハードウェアによる実現について、ここに示す様相に係り説明されるプロセッシングユニットの多様な一例を示したものとしてのロジック、ロジックブロック及びモジュールは、一つ以上の特定用途向け半導体(ASIC)、デジタル信号処理機(DSP)、デジタル信号プロセッシングデバイス(DSPD)等、プログラミングが可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラミングが可能なゲートアレイ(FPGA)等、離散ゲート、または、トランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント等、汎用・目的プロセッサ、制御機、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、ここに説明する機能を実行ために設計される他の電子ユニット、または、これらの組み合わせにより具現化されることができる。汎用・目的プロセッサは、マイクロプロセッサであることも可能であるが、代案として、任意の既存のプロセッサ、制御機、マイクロコントローラ、またはステートマシンであることが可能である。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSP及びマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに係る一つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、または任意の他の適切な構成)により具現化されることが可能である。さらに、少なくとも一つのプロセッサは、ここで説明される段階及び/または動作のうちの一つ以上を実現できる一つ以上のモジュールを含むことができる。
【0095】
さらに、ここに説明される多様な様相、または特徴は、標準プログラミング及び/または、エンジニアリング手法を使用する方法、装置、または、製造物として具現化されることができる。また、ここに説明する様相に関連付けて説明される方法、または、アルゴリズムの段階及び/または動作は、ハードウェアにより、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールにより、または、これらの組み合わせにより直接具現化されることができる。さらに、いくつかの様相において、方法、または、アルゴリズムの段階、または動作は、機械可読媒体やコンピュータ可読媒体上のコード、または、命令セットの少なくとも一つの、または任意の組み合わせとして存在することができ、これは、コンピュータプログラムのモノとして統合されることができる。ここで、使われる用語の製造物は、任意の適切なコンピュータ可読デバイス、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを含むように意図される。
【0096】
ここに示した実施形態に係る説明は、任意の当業者が本発明を利用したり、実施したりできるようにするために提供される。このような実施形態に対する様々な変更は、当業者にとって明らかなものであり、ここに定義する一般的な原理は、本発明の範囲から外れず、他の実施形態に適用されることができる。従って、本発明は、ここに示した実施形態により特定されるものではなく、ここに示されている原理及び新規性を有する特徴に対し、一貫して最広義の範囲で解釈されるべきである。
以上、発明の実施のための最善の形に関する内容を述べた。