【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題は、各独立請求項に記載されている対象によって解決される。本発明の有利な構成は、各従属請求項に記載されている。
【0010】
1つの態様によれば、駐車場を稼働させるためのサーバが提供され、このサーバは以下の構成要素、即ち、
−駐車場のディジタルマップが記憶されているデータベースと、
−駐車場における車両のための少なくとも1つの目標位置と、その目標位置までの走行時に車両が自律的に通過すべき駐車場の部分領域に対応する、ディジタルマップに由来する少なくとも1つの区間と、を特定するように構成されている、プロセッサと、
−ディジタルマップの区間及び目標位置を、通信ネットワークを介して、車両に送信するように構成されている通信インタフェースと、
を含んでいる。
【0011】
更に1つの態様によれば、駐車場を稼働させるための方法が提供され、この方法においては、
−駐車場のディジタルマップに基づいて、駐車場における車両のための少なくとも1つの目標位置と、その目標位置までの走行時に車両が自律的に通過すべき駐車場の部分領域に対応する、ディジタルマップに由来する少なくとも1つの区間と、が特定され、
−ディジタルマップの前述の区間及び目標位置が、通信ネットワークを介して車両に送信される。
【0012】
1つの別の態様によれば、駐車場と、駐車場を稼働させるためのサーバと、を含んでいる、車両のための駐車システムが提供される。
【0013】
1つの別の態様によれば、車両を動作させるための装置が提供され、この装置は以下の構成要素、即ち、
−駐車場における車両のための少なくとも1つの目標位置と、その目標位置までの走行時に車両が自律的に通過すべき駐車場の部分領域に対応する、駐車場のディジタルマップに由来する少なくとも1つの区間とを、通信ネットワークを介して受信するように構成されている、通信インタフェースと、
−車両を自律的に、駐車場において部分領域を通って目標位置まで誘導するように構成されている誘導装置と、
を含んでいる。
【0014】
更に1つの態様によれば、車両を動作させるための装置を含んでいる車両が提供される。
【0015】
更に1つの態様によれば、コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行されるときに、本発明による方法を実施するためのプログラムコードを含んでいるコンピュータプログラムが提供される。
【0016】
即ち、本発明は特に、目標位置までの経路上で又は走行時に車両が自律的に通過すべき駐車場の部分領域に対応する、駐車場のディジタルマップの少なくとも1つの区間を、通信ネットワークを介して車両に伝送するという着想を含んでいる。このことは、ディジタルマップ全体が車両に送信されないことを意味している。車両は、通常の場合、目標位置まで走行又は移動するために、ディジタルマップ全体を必要としない。例えば、目標位置がパーキングビルの2階にある場合、その2階にある目標位置まで車両が走行するためには、4階の地図区間は重要ではないので、車両はその地図区間を必要としない。従って、特に、車両に伝送すべきデータ量を低減することができるという技術的な利点が得られる。特に、車両は、車両のディジタルマップ全体のためにより多くのメモリスペースを確保又は提供する必要がなくなる。従って、地図データのための車両内のメモリを縮小することができる。
【0017】
本発明の範囲における駐車場は、駐車フロアと称することもでき、車両を駐車する場所として使用される。従って、駐車場は、特に(私有地の駐車場における)複数の駐車マス又は(公有地の駐車場における)複数の駐車区間を有している、1つの繋がったスペースを形成している。1つの実施の形態によれば、駐車場にパーキングビルを含ませることができる。特に、駐車場にはガレージが含まれる。
【0018】
本発明の範囲において「自律的」とは、特に、車両が自動的に、即ち、運転者が介入することなく移動することを意味している。即ち、車両は自動的に駐車場を走行し、その際に、運転者はその走行に関して車両を制御する必要はないか、又は、車内に留まる必要はない。つまりこのことは、特に、誘導装置が移動及び/又は誘導のために車両を自律的に誘導することを意味している。誘導には特に車両の横方向及び/又は縦方向の誘導が含まれる。即ち、自律的な走行又は移動の際には、運転者自身が車内にいる必要はない。自動的に入庫及び出庫することができるその種の自律的に走行する車両は、例えばAVP車両とも称される。AVPとは「automatic valet parking」の略記であり、「自動駐車プロセス」と翻訳することができる。このAVP機能を備えていない車両は、例えば、通常の車両と称される。
【0019】
本発明の範囲における引き渡し位置とは、車両の運転者が自身の車両を自律的な駐車プロセスのために停止することができ、且つ、そこにおいて、自身の車両を後の時点に再び引き取ることができる位置であると解される。
【0020】
本発明の範囲における駐車位置とは、車両が自律的に駐車すべき位置である。
【0021】
本発明の範囲における引き取り位置とは、自律的な駐車プロセスの終了後に車両を引き取ることができる位置である。
【0022】
1つの実施の形態によれば、引き渡し位置と引き取り位置は同一の位置である。
【0023】
1つの実施の形態においては、車両が自律的に、引き渡し位置から駐車位置まで移動又は走行する。
【0024】
1つの別の実施の形態においては、車両が自律的に駐車位置に入庫する。
【0025】
1つの別の実施の形態においては、車両が自律的に駐車位置から出庫する。
【0026】
1つの別の実施の形態によれば、車両が自律的に、駐車位置から引き取り位置まで移動又は走行する。
【0027】
1つの実施の形態によれば、部分領域が起点位置から目標位置まで繋がって延在している1つの領域として形成されている。これによって、特に、車両が自律的に目標位置まで走行できるようにするための基礎をなす情報をより多く提供することができるという技術的な利点が得られる。これによって、特に、目標位置までの車両の効率的な移動又は自律的な走行が行われる。
【0028】
1つの実施の形態によれば、部分領域は目標位置を含んでいる。
【0029】
1つの別の実施の形態によれば、プロセッサが、前述の区間を、それぞれが部分領域の1つの小部分領域に対応する小区間に分割するように構成されており、また、通信インタフェースが、それらの小区間のうちの少なくとも幾つかの小区間を、目標位置までの車両の自律的な走行中に初めて、通信ネットワークを介して送信するように構成されている。この場合、少なくとも幾つかの小区間は、目標位置までの車両の自律的な走行中に車両が更に通過する必要がある小部分領域に対応する。
【0030】
これによって、特に、車両が部分領域全体のために、相応のメモリスペースを一度に提供又は確保する必要はないという技術的な利点が得られる。何故ならば、車両が自律的な走行中に更に通過する部分領域のうちの少なくとも幾つかの部分領域だけが、車両にその走行中に初めて伝送されるからである。つまりこのことは、車両は部分領域のうちの幾つかを既に通過したことを意味している。つまり車両は、それらの部分領域に対応する小区間を、電子メモリから消去することができる。このことは、1つの実施の形態によれば、やはり予定されている。
【0031】
1つの別の実施の形態によれば、プロセッサが、車両の自律的な走行中の車両から各小部分領域までの距離に依存して、精度の異なる複数の小区間を特定するように構成されている。
【0032】
これによって、特に、伝送される小区間を記憶するためのメモリスペースを縮小することができるという技術的な利点が得られる。何故ならば、他の小区間に比較して低減された精度を有している小区間は、それらの他の小区間に対して相対的に少ないメモリしか必要としないからである。車両が所定の部分領域に近付くほど、対応する小区間の精度が高くなり、それによって、車両はより確実に、対応する部分領域を通って自律的に走行又は移動することができる。車両が、対応する部分領域から遠ざかるほど、対応する小区間の精度は低くなると考えられる。何故ならば、車両は、その部分領域に到達する前に、先ず別の部分領域を走行する必要があるからである。通常の場合、自律的な走行を計画して実行するためには、その種の距離の離れた部分領域については大まかな情報であれば十分である。
【0033】
例えば、小区間は、その小区間の隣の領域には、即ち、例えば別の部分領域には、車両が走行できる別のレーンが存在するという情報を含んでいる。従って、車両は、非常時には操作のために小区間の隣に更なるスペースがあることを知ることができる。
【0034】
車両は、そのレーンが2.87mの幅であるか否か、即ち一般的なレーンの幅であるか否かを必ずしも知っている必要はない。移動及び計画のためには、レーンが既知であり、且つ、そのレーンにおいて場合によっては他の車両と対向する可能性があることが分かれば十分である。
【0035】
1つの実施の形態によれば、車両が通過した部分領域に直接的に続く部分領域に対応する小区間は高い精度を有して、車両に伝送される。
【0036】
精度の差異は、例えば、以下の通りである。
低い精度では、例えば、物体だけが表される(例えば、レーンが存在することだけが表される)。
低い精度では、例えば、基準幅(例えば車線に関する基準幅)だけが表される及び/又は使用される。そのような基準幅は、例えば、車両に既に永続的に記憶されている、及び/又は、車両に既知である。
高い精度では、例えば、付加的に許容差も一緒に表される。
低い精度では、例えば、車両の前方に見える物体において、幅及び/又は高さだけが一緒に表される(即ち2Dビュー)。
高い精度では、例えば、幅及び/又は高さに加えて、奥行き情報も一緒に伝送される(即ち3Dビュー)。
【0037】
1つの別の実施の形態においては、プロセッサが、目標位置までの車両の自律的な走行時に車両がその側方を通り過ぎるべき駐車場の別の部分領域に対応する、ディジタルマップに由来する少なくとも1つの別の区間を特定するように構成されており、また、通信インタフェースが、その別の区間を、通信ネットワークを介して車両に送信するように構成されている。
【0038】
これによって、特に、車両に、目標位置までの車両の自律的な走行又は移動のための付加的な情報が提供されるという技術的な利点が得られる。それらの付加的な情報は、前述の別の区間に対応する。この別の区間の側方を車両が通り過ぎる。車両はこの別の区間を通過しない。それにもかかわらず、目標位置までの車両の改善された効率的な移動又は自律的な走行のために、その別の部分領域に関する知識を得ることが必要になる状況が存在する可能性もある。
【0039】
例えば、計画に際し、車両が(例えば右側において)駐車スペース/駐車位置の側方を通り過ぎるか又は壁の側方を通り過ぎるかを知ることは有用である。駐車位置からは、車両が急に出てくる可能性がある。壁の場合には、それが起こる可能性はない。このことは、壁の側方では車両が過度に「注意を払う」必要はないことを意味している。このことは、周囲センサ系がその領域をそれ程正確に検出する必要はないことを意味している。このことは、その領域における周囲センサ系の周囲データをそれ程正確に解析する必要はないことを意味している。
【0040】
例えば、壁にドアが設けられており、そのドアから歩行者が出てくる可能性がある状況も存在すると考えられる。この場合、前述の知識が、壁にドアが設けられているという情報を含んでいることは有効であり、また、そのような情報を含むことが予定されており、それによって、車両の運転者アシスタンスシステムは、相応に、その運転者アシスタンス機能を実施する際に、ドアが設けられている壁を考慮することができる。
【0041】
1つの別の実施の形態においては、プロセッサが、前述の別の区間を前述の区間に比較して低減された精度で特定するように構成されている。
【0042】
これによって、異なる精度を有している小区間との関係における説明と同様に、メモリスペースを縮小することができる。特に、伝送すべきデータ量が低減される。精度の差異に関する例は、前述の例と同様である。
【0043】
1つの別の実施の形態においては、通信インタフェースが、前述の別の区間を、車両の自律的な走行中の車両からその別の区間までの距離に依存して、車両に通信ネットワークを介して送信するように構成されている。
【0044】
車両から小区間までの距離に依存して異なる精度を有している小区間との関係における説明は、この実施の形態についても当てはまる。
【0045】
1つの別の実施の形態によれば、プロセッサが、駐車場内に位置し且つ部分領域を通るように延在している、目標位置までのルートを、ディジタルマップに基づいて特定するように構成されており、また、通信インタフェースが、特定されたルートを、通信ネットワークを介して車両に送信するように構成されている。
【0046】
これによって、特に、車両自体がルートをもはや特定する必要はないという技術的な利点が得られる。いわば、車両はこのタスクから解放される。相応に、車両は計算能力を節約することができる。
【0047】
1つの別の実施の形態においては、少なくとも1つの目標位置には、車両の運転者が自身の車両を自律的な駐車プロセスのために停止することができる引き渡し位置、及び/又は、車両が自律的に駐車すべき駐車位置、及び/又は、車両の運転者が自身の車両を駐車終了後に引き取るべき引き取り位置が含まれる。
【0048】
つまりこのことは、全てが自動的なバレーパーキングプロセス、即ち自律的な駐車プロセスを実施することができることを意味している。車両は、自律的に引き渡し位置から目標位置まで走行し、その目標位置に自律的に入庫し、駐車期間の終了後にその駐車位置から自律的に出庫し、また、1つの実施の形態によれば引き渡し位置に対応する引き取り位置まで自律的に走行する。個々の位置までのこの自律的な走行のために、1つの実施の形態によれば、駐車場のディジタルマップに由来する複数の区間が車両に通信ネットワークを介して送信又は伝送される。それらの区間は、車両が個々の位置までのその自律的な走行中に通過すべき、駐車場の部分領域に対応する。
【0049】
車両を動作させるための装置の1つの別の実施の形態によれば、通信インタフェースが、それぞれが部分領域の1つの小部分領域に対応する、前述の区間を分割した小区間を、通信ネットワークを介して受信するように構成されており、更に通信インタフェースは、それらの小区間のうちの少なくとも幾つかの小区間を、目標位置までの車両の自律的な走行中に初めて、通信ネットワークを介して受信するように構成されている。この場合、少なくとも幾つかの小区間は、目標位置までの車両の自律的な走行中に車両が更に通過する必要がある小部分領域に対応する。
【0050】
車両を動作させるための装置の1つの別の実施の形態によれば、通信インタフェースが、ディジタルマップに由来し、且つ、車両が目標位置までの自律的な走行時にその側方を通り過ぎるべき、駐車場の別の部分領域に対応する少なくとも1つの別の区間を、通信ネットワークを介して受信するように構成されており、また、誘導装置が、その別の区間の側方を通り過ぎるように車両を誘導するよう構成されている。
【0051】
車両を動作させるための装置の更に1つの実施の形態によれば、少なくとも1つの目標位置には、車両の運転者が自身の車両を自律的な駐車プロセスのために停止することができる引き渡し位置、及び/又は、車両が自律的に駐車すべき駐車位置、及び/又は、駐車終了後に車両の運転者が自身の車両を引き取るべき引き取り位置が含まれており、また、誘導装置が、車両を対応する位置において停止する、又は、駐車させる、又は、出庫させるように構成されている。
【0052】
1つの実施の形態によれば、車両が、車両を動作させるための方法を実行又は実施するように設計又は構成されている。
【0053】
1つの実施の形態によれば、車両を動作させるための装置が、車両を動作させるための方法を実行又は実施するように構成又は設計されている。
【0054】
1つの別の実施の形態においては、駐車場を稼働させるためのサーバが、駐車場を稼働させるための方法を実行又は実施するように構成又は設計されている。
【0055】
1つの実施の形態によれば、少なくとも1つの目標位置には、車両の運転者が自身の車両を自律的な駐車プロセスのために停止することができる引き渡し位置、及び/又は、車両が自律的に駐車すべき駐車位置、及び/又は、駐車終了後に車両の運転者が自身の車両を引き取るべき引き取り位置が含まれる。
【0056】
これによって、特に、駐車場において自律的な駐車プロセス(バレーパーキング)を実施できるという技術的な利点が得られる。つまりこのことは、特に、車両が有利には自動的に、即ち自律的に、引き渡し位置から駐車位置まで走行し、その駐車位置に入庫し、駐車期間の終了後に再び出庫し、また、例えば引き渡し位置であってよい引き取り位置まで走行することを意味している。
【0057】
1つの実施の形態によれば、車両が複数の目標位置を、通信ネットワークを介して受信する。車両は、受信したそれらの目標位置から、移動により向かう目標位置を選択する。
【0058】
1つの実施の形態によれば、車両が通信ネットワークを介して少なくとも1つの目標位置、特に複数の目標位置を受信し、車両は1つ又は複数の目標位置へと、その1つ又は複数の目標位置に対応付けられている各優先順位に依存して走行する。このことは、各目標位置が優先順位を有しており、特に異なる優先順位を有しており、それらの優先順位には、車両がそれに応じて目標位置へと走行すべき順番が設定されており、特に、車両がその順番に応じて目標位置へと走行する。
【0059】
1つの別の実施の形態においては、駐車場内に位置する目標位置までのルートが、ディジタルマップに基づいて特定され、移動又は誘導にはルートの走行が含まれる。
【0060】
これによって、特に、走行すべきルートが既に確定している限りにおいて、移動を非常に効率的に実施することができる。即ち、車両は、目標位置まで到達するために、そのルートを走行するだけでよい。これによって、有利には、駐車場における車両の移動が加速される。特に有利には、車両をより早くその目標位置に到達させることができる。
【0061】
1つの別の実施の形態においては、ルートが車両外部で特定されて、車両に通信ネットワークを介して伝送されるか、又は、ルートが車両内部で特定される。
【0062】
例えば1つの実施の形態によれば、車両外部で特定することは、サーバを用いて、より正確にはサーバのプロセッサを用いて実施することができる。ルートを車両外部で特定することを実施するために、1つの実施の形態によれば、誘導装置が、ルートを特定するように相応に構成されているプロセッサを含んでいる。車両外部で特定される場合、特に、車両がそのために車両自体でリソースを確保する必要がないという技術的な利点が得られる。また通常の場合、外部のシステムは、ここでは例えばサーバは、車両自体が得ている駐車場における交通に関する情報に比較して、より良い情報を得ている。つまり、サーバは有利には、可能な限り円滑且つ効率的に、既存の交通を通って延在しるルートを算出することができ、その結果、停滞している交通又は渋滞を回避することができる。ルートを車両外部で特定することは、特に、そのためにサーバとの通信ネットワークを介するコネクションが存在している必要がないという技術的な利点を有している。つまり、サーバとの通信ネットワークを介するコネクションが存在していない場合であっても、ルートを特定することができる。即ち、車両は、ルートを特定することに関して、外部のシステムに、ここでは例えばサーバに依存していない。
【0063】
1つの実施の形態においては、車両外部においても車両内部においても、目標位置までのルートが特定される。車両外部で特定されたルートは、車両に通信ネットワークを介して伝送される。車両は、2つのルートを比較して、どちらのルートを走行するかを判断する。
【0064】
本発明の範囲におけるルートには、起点位置及び目標位置が含まれる。有利には、車両は起点位置まで移動し、そこから目標位置までのルートを走行する。特に、起点位置は、運転者が自身の車両を停止して離れることができ、それに続いて車両が自律的に駐車位置まで走行すべき、引き渡し位置に対応する。
【0065】
別の実施の形態においては、車両が移動中に、即ち自律的な走行中に、駐車場に含まれる少なくとも1つのランドマークをセンサにより検出する。その際、車両の現在地がディジタルマップにおいて、検出されたランドマークに基づいて特定され、移動が付加的に、特定された現在地に基づいて実施される。
【0066】
つまりこのことは、特に、駐車場がランドマークを含んでおり、そのランドマークによって車両は移動の際に又は走行の際に自身の位置を確認することを意味している。これによって、特に、移動を更に効率的に実施することができるという技術的な利点が得られる。特に、有利には、特定されたルートを正確性について検査することができる。有利には、複数のランドマークが設けられている。ランドマークは、例えば仮想ランドマークであり、例えばバーコードである。ランドマークは例えばRFIDセンサである。
【0067】
1つの別の実施の形態においては、車両が移動中に、その車両の周囲をセンサにより検出し、移動が付加的に、検出された周囲に基づいて実施される。
【0068】
これによって、特に、駐車場における車両の移動を非常に効率的に実施することができるという技術的な利点が得られる。
【0069】
特に、車両は有利には障害物を識別することができるので、車両はその障害物を回避するように走行することができる。
【0070】
センサによる検出のために、周囲センサ系が設けられている。周囲センサ系は、例えば、1つ又は複数の周囲センサを含んでおり、周囲センサの例として、例えば超音波センサ、ライダセンサ、レーザセンサ、ビデオセンサ又はレーダセンサが挙げられる。
【0071】
その種の周囲センサ系を用いて、車両がその車両の周囲を検出し、移動が特に、検出された周囲に基づいて実施される。つまり、車両は例えば障害物を識別することができ、また、その障害物を回避することができる。つまり例えば、車両は周囲センサ系を用いて、ディジタルマップの前述の区間又は前述の別の区間に関して、障害物が駐車場のどこに存在するかを識別することができる。この識別のために、有利には、検出された1つ又は複数のランドマークが使用される。
【0072】
1つの実施の形態においては、駐車場がWLANを含んでおり、このWLANに基づいて、車両は移動を実施し、特に、ディジタルマップに対して相対的に車両がどこに存在しているかを位置特定する。
【0073】
1つの実施の形態によれば、通信ネットワークには、移動無線網及び/又はWLANネットワークが含まれる。
【0074】
1つの実施の形態においては、通信ネットワークを介する通信が暗号化されるか、又は、暗号化されている。
【0075】
1つの別の実施の形態によれば、サーバのプロセッサが、駐車場内に位置する目標位置までのルートを、ディジタルマップに基づいて特定するように構成されており、また、通信インタフェースが、特定されたルートを、通信ネットワークを介して車両に送信するように構成されている。
【0076】
通信ネットワークを介する、特に車両とサーバとの間の通信は、有利には暗号化されている。
【0077】
1つの実施の形態においては、駐車場における車両の走行中にその車両を監視するように構成されている車両外部の監視システムが設けられている。サーバは、例えば監視システムを含んでいる。監視に依存して、例えば、前述の小区間及び/又は別の区間が車両に送信される。何故ならば、1つの実施の形態によれば、監視システムを用いて、車両の走行中に、その車両から1つ又は複数の小区間までの距離、及び/又は、1つ又は複数の別の区間までの距離を特定することができるか又は特定することができるからである。つまり有利には、小区間及び/又は別の区間が車両に送信される1つ又は複数の時点を特定することができるか又は特定することができる。
【0078】
1つの実施の形態によれば、監視システムは、1つ又は複数のビデオカメラ、及び/又は、1つ又は複数のレーダセンサ、及び/又は、1つ又は複数の超音波センサ、及び/又は、1つ又は複数のライダセンサ、及び/又は、1つ又は複数のレーザセンサ、及び/又は、1つ又は複数のライトバリヤ、及び/又は、1つ又は複数のドア開放センサを含んでいる。
【0079】
方法の機能は、装置又はサーバの対応する機能からも明らかになり、またそれとは反対に、装置又はサーバの機能は、方法の対応する機能からも明らかになる。つまりこのことは、方法の特徴は、対応する装置の特徴又はサーバの特徴からも明らかになり、またそれとは反対に、装置の特徴又はサーバの特徴は、対応する方法の特徴からも明らかになることを意味している。つまりこのことは、特に、1つの特徴が、方法又は装置又はサーバに関連して説明される場合、この特徴を、同様に、方法の実施の形態においても設けることができ、またそれとは反対に、1つの特徴が方法に関連して説明される場合、この特徴を、同様に、方法又は装置又はサーバの実施の形態においても設けることができることを意味している。
【0080】
以下では、複数の有利な実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。