(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記広告情報登録部は、前記広告情報の登録を要求する前記管理者の入力に基づいて、当該広告情報の提供先条件を更に登録するように構成されている、請求項2記載の保守システム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
〔保守システム〕
図1に示す保守システム1は、複数の印刷装置11の保守サービスを提供するためのシステムである。印刷装置11は、少なくとも印刷機能を有する限りいかなる装置であってもよい。例えば印刷装置11は、ネットワークプリンタ、スキャナ、コピー機及びFAX送受信機として利用可能な複合機である。複数の印刷装置11は、複数のローカルエリアネットワークNW2内にそれぞれ配置されている。
【0014】
ローカルエリアネットワークNW2は、事業者又は大学等の限られた組織内に構築されたコンピュータネットワークであり、インターネット等のワイドエリアネットワークNW1を介さずに複数のネットワークノードを接続する。ローカルエリアネットワークNW2内に配置されるとは、上記複数のネットワークノードの一つとなっていることを意味する。
【0015】
印刷装置11を含むローカルエリアネットワークNW2内には、ゲートウェイサーバ12と、複数の端末13とが更に配置されている。ゲートウェイサーバ12は、ワイドエリアネットワークNW1とローカルエリアネットワークNW2との間に介在し、ワイドエリアネットワークNW1及びローカルエリアネットワークNW2の間における情報の入出力を管理する。
【0016】
端末13は、例えばローカルエリアネットワークNW2を保有する組織の従業者用の端末である。端末13は、ネットワーク通信可能なコンピュータである限りいかなるものであってもよい。端末13の具体例としては、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又はスマートフォン等が挙げられる。
【0017】
保守システム1は、複数の印刷サーバ10と、保守サーバ20と、金融機関サーバ30とを備える。複数の印刷サーバ10は、複数の印刷装置11にそれぞれ設けられている。例えば印刷サーバ10は、印刷装置11を含むローカルエリアネットワークNW2内に配置されており、ローカルエリアネットワークNW2を介して当該印刷装置11に接続されている。印刷サーバ10は、必ずしも印刷装置11と別体として設けられていなくてもよく、印刷装置11に組み込まれていてもよい。印刷サーバ10は、少なくとも、端末13から印刷ジョブを含む印刷指令を取得することと、保守サーバ20から広告情報を取得することと、取得した広告情報を取得した印刷指令の印刷ジョブに合成することと、を実行するように構成されている。
【0018】
保守サーバ20は、ワイドエリアネットワークNW1を介して複数の印刷サーバ10に接続されている。保守サーバ20は、印刷装置11の保守サービス料金を印刷装置11の管理者に課金するための処理を実行する。印刷装置11の管理者は、例えば、印刷サーバ10及び印刷装置11を含むローカルエリアネットワークNW2を保有する上記組織である。保守サーバ20は、少なくとも、複数の印刷装置11のいずれかの管理者からの要求に基づいて広告情報を登録することと、印刷装置11の印刷量に応じた保守サービス料金を印刷装置11の管理者ごとに算出することと、広告情報の登録を要求した管理者の保守サービス料金に対し、当該広告情報が印刷装置11により印刷された量に応じた第一調整額を加算することと、印刷装置11の管理者の保守サービス料金に対し、当該印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じた第二調整額を減算することと、を実行するように構成されている。
【0019】
金融機関サーバ30は、例えば銀行又はクレジットカード会社等により運営されているサーバであり、二者間での決済処理を実行する。
【0020】
図2は、印刷サーバ及び保守サーバの機能的な構成を示すブロック図である。
図2に示すように、印刷サーバ10は、機能上の構成要素(以下、「機能モジュール」という。)として、印刷指令取得部111と、広告情報取得部112と、ジョブ合成部113と、ジョブ出力部114と、印刷実績取得部115と、印刷実績登録部116と、印刷モード判定部117と、広告ポイント登録部118とを有する。
【0021】
印刷指令取得部111は、自サーバ(印刷サーバ10)を含むローカルエリアネットワークNW2内に配置された端末13から印刷ジョブを含む印刷指令を取得する。印刷ジョブとは、印刷対象のドキュメントを、ビットマップ等の印刷用の画像フォーマットに変換したデータである。
【0022】
広告情報取得部112は、保守サーバ20から広告情報を取得する。広告情報は、商品又はサービス等の広告用の情報である限りいかなる形式の情報であってもよい。広告情報の形式としては、テキストデータ又は画像データ等が挙げられる。
【0023】
ジョブ合成部113は、広告情報取得部112が取得した広告情報を印刷指令取得部111が取得した印刷指令の印刷ジョブに合成する。例えばジョブ合成部113は、広告情報取得部112が取得した広告情報を印刷用の広告画像データに変換し、印刷ジョブにおける差し込み可能エリアに広告画像データを差し込む。差し込み可能エリアとは、例えば用紙の全印刷可能エリアのうち印刷ジョブに用いられないエリアである。差し込み可能エリアの具体例としては、ドキュメントの余白又は裏面等が挙げられる。ジョブ合成部113は、用紙の追加により差し込み可能エリアを増設し、増設した差し込み可能エリアに広告画像データを差し込んでもよい。ジョブ合成部113は、印刷指令が含む設定入力に従って、印刷ジョブへの広告情報の合成の可否を設定するように構成されていてもよい。ジョブ出力部114は、広告情報が合成された印刷ジョブ又は広告情報が合成されていない印刷ジョブをジョブ合成部113から取得し、印刷装置11に出力する。
【0024】
印刷実績取得部115は、印刷装置11による印刷量を示す印刷実績情報を印刷装置11から取得する。例えば印刷実績取得部115は、印刷装置11による印刷枚数を示す印刷カウント値を印刷装置11から取得する。印刷実績登録部116は、印刷実績取得部115が取得した印刷実績情報を保守サーバ20に登録する。
【0025】
印刷モード判定部117は、印刷装置11による印刷モードが、所定部数を超える部数を印刷する第一モードであるか、所定部数以下の部数を印刷する第二モードであるかを、印刷指令取得部111が取得した印刷指令に基づいて判定する。所定部数は1部であってもよく、2部以上であってもよい。
【0026】
広告ポイント登録部118は、印刷装置11による広告情報の印刷に応じて広告ポイントを保守サーバ20に登録する。より具体的に、広告ポイント登録部118は、広告ポイントの広告情報ごとの集計値に基づいて上記第一調整額を加算し、広告ポイントの印刷装置11ごとの集計値に基づいて上記第二調整額を算出することを可能にするように広告ポイントを登録する。例えば広告ポイント登録部118は、印刷装置11による広告情報の印刷部数を予め設定された単位ポイントに乗算して広告ポイントを算出し、当該広告ポイントを当該印刷装置11の識別情報及び当該広告情報の識別情報に対応付けて保守サーバ20に登録する。広告ポイント登録部118は、当該印刷装置11の識別情報に代えて、当該印刷装置11の管理者の識別情報を当該広告ポイントに対応付けてもよい。広告ポイント登録部118は、当該広告情報の識別情報に代えて、当該広告情報の提供者の識別情報を当該広告ポイントに対応付けてもよい。広告ポイント登録部118は、上記第一モードにて広告情報が印刷される場合の広告ポイントが、上記第二モードにて広告情報が印刷される場合の広告ポイントに比較して高くなるように広告ポイントを登録してもよい。例えば広告ポイント登録部118は、上記第一モードにて広告情報が印刷される場合には上記単位ポイントを設定どおりの値にし、上記第二モードにて広告情報が印刷される場合には上記単位ポイントを設定よりも低い値(例えばゼロ)にしてもよい。
【0027】
保守サーバ20は、機能モジュールとして、管理者情報登録部211と、管理者情報データベース212と、広告情報登録部213と、広告情報データベース214と、広告抽出部215と、印刷実績データベース216と、広告ポイントデータベース217と、従量料金算出部218と、加算処理部219と、減算処理部221と、課金処理部222とを有する。
【0028】
管理者情報登録部211は、端末13を介した印刷装置11の管理者の入力に基づいて、広告情報の取得条件を含む当該管理者の情報を管理者情報データベース212に登録する。例えば、管理者の情報は、印刷装置11の識別情報(例えば個体番号)と、管理者の名称、業種、識別情報、パスワード、所在地と、管理者への保守サービス料金の請求先情報と、広告情報の取得条件とを含む(
図4参照)。請求先情報の具体例としては、銀行口座番号、クレジットカード番号又は請求書の送付先等が挙げられる。広告情報の取得条件の具体例としては、広告対象の商品又はサービスの種別、金額、対象年齢等を指定する条件が挙げられる。
【0029】
広告情報登録部213は、複数の印刷装置11のいずれかの管理者からの要求に基づいて広告情報を登録する。広告情報登録部213は、広告情報の登録を要求する管理者の入力に基づいて、当該広告情報の提供先条件を更に登録するように構成されていてもよい。例えば広告情報登録部213は、端末13を介した印刷装置11の管理者からの入力に基づいて広告情報を広告情報データベース214に登録する。例えば、広告情報は、広告情報の識別情報と、テキストデータ又は画像データ等の広告データと、広告情報の提供者(広告情報を入力した管理者)の識別情報と、上記単位ポイントと、上記提供先条件とを含む(
図5参照)。提供先条件の具体例としては、広告情報の提供先の業種、年齢、及び性別等を指定する条件が挙げられる。
【0030】
広告情報登録部213は、印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じて、当該印刷装置11の管理者により入力可能な広告情報の量を設定するように構成されていてもよい。例えば広告情報登録部213は、印刷装置11が広告情報を印刷した量が大きくなるのに従って、当該印刷装置11の管理者により入力可能な広告情報の量を大きくするように構成されていてもよい。
【0031】
広告抽出部215は、上記提供先条件と、上記取得条件とに基づいて、印刷装置11に提供可能な広告情報を絞り込む。例えば広告抽出部215は、印刷装置11に提供可能な広告情報を、次の条件を満たすものに絞り込む。
条件1)印刷装置11の管理者が提供先条件を満たしていること。
条件2)広告情報が取得条件を満たしていること。
【0032】
印刷実績データベース216は、上記印刷実績登録部116により登録された印刷実績情報を記憶する。例えば印刷実績データベース216は、印刷装置の管理者のIDと、印刷実績情報とを対応付けて記憶する(
図6参照)。
【0033】
広告ポイントデータベース217は、上記広告ポイント登録部118により登録された広告ポイントを記憶する。例えば広告ポイントデータベース217は、広告ポイントを印刷装置11の識別情報及び広告情報の識別情報に対応付けて記憶する(
図7参照)。
【0034】
従量料金算出部218は、印刷実績データベース216に記憶された印刷実績情報に基づいて、印刷装置11の印刷量に応じた保守サービス料金を印刷装置11の管理者ごとに算出する。
【0035】
加算処理部219は、広告情報の登録を要求した管理者の保守サービス料金に対し、当該広告情報が印刷装置11により印刷された量に応じた第一調整額を加算する。例えば加算処理部219は、広告ポイントデータベース217に記憶された広告ポイントの広告情報ごとの集計値に基づいて第一調整額を算出し、従量料金算出部218により算出された保守サービス料金に当該第一調整額を加算する。なお、加算処理部219は、第一調整額に代えて、広告情報が印刷装置11により印刷された量に応じた第一調整値を算出し、従量料金算出部218による保守サービス料金の算出に先立って印刷装置11の印刷量に当該第一調整値を加算してもよい。すなわち、第一調整額を保守サービス料金に加算することは、従量料金算出部218による保守サービス料金の算出に先立って印刷装置11の印刷量に上記第一調整値を加算することも含む。
【0036】
減算処理部221は、印刷装置11の管理者の保守サービス料金に対し、当該印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じた第二調整額を減算する。例えば減算処理部221は、広告ポイントデータベース217に記憶された広告ポイントの印刷装置11ごとの集計値に基づいて第二調整額を算出し、従量料金算出部218により算出された保守サービス料金から当該第二調整額を加算する。なお、減算処理部221は、第二調整額に代えて、印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じた第二調整値を算出し、従量料金算出部218による保守サービス料金の算出に先立って印刷装置11の印刷量から当該第二調整値を減算してもよい。すなわち、第二調整額を保守サービス料金から減算することは、従量料金算出部218による保守サービス料金の算出に先立って印刷装置11の印刷量から上記第二調整値を減算することも含む。
【0037】
課金処理部222は、第一調整額が加算され、第二調整額が減算された保守サービス料金を管理者情報に基づいて印刷装置11の管理者に課金する処理を行う。例えば課金処理部222は、当該管理者の請求先情報を管理者情報データベース212から取得し、当該請求先情報に基づいて、保守サービス料金を印刷装置11の管理者に課金する処理を行う。例えば、請求先情報が銀行口座である場合、課金処理部222は、保守サービス料金を印刷装置11の管理者の口座から、保守サービスの提供者の口座に振り込む指令を金融機関サーバ30(銀行のサーバ)に送信する。請求先情報がクレジットカード番号である場合、課金処理部222は、保守サービス料金を保守サービスの提供者の口座に振り込む指令を金融機関サーバ30(クレジットカード会社のサーバ)に送信する。請求先情報が請求書の送付先である場合、課金処理部222は、保守サービス料金の請求書を出力する処理を行う。請求書を出力する処理は、当該請求書を郵送用に印刷すること、又は当該請求書の電子データを電子メール等で送信することを含む。
【0038】
図3は、印刷サーバ及び保守サーバのハードウェア構成を例示するブロック図である。
図3に示すように、印刷サーバ10は回路120を有する。回路120は、プロセッサ121と、メモリ122と、ストレージ123と、ネットワークアダプタ124とを含む。ストレージ123は、例えばハードディスク等、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を有する。ストレージ123は、上述した各機能モジュールを構成するためのプログラムの記憶領域を含む。メモリ122は、ストレージ123からロードしたプログラム及びプロセッサ121による演算結果を一時的に記憶する。プロセッサ121は、メモリ122と協働して上記プログラムを実行することで、上述した各機能モジュールを構成する。プロセッサ121は、1つの電子部品としてパッケージ化されていてもよいし、個別にパッケージ化された複数の電子部品を含んでいてもよい。ネットワークアダプタ124は、プロセッサ121からの指令に応じて、ローカルエリアネットワークNW2との間での情報の入出力を行う。
【0039】
保守サーバ20は回路230を有する。回路230は、プロセッサ231と、メモリ232と、ストレージ233と、ネットワークアダプタ234とを含む。ストレージ233は、例えばハードディスク等、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を有する。ストレージ233は、上述した各機能モジュールを構成するためのプログラムの記憶領域と、上記管理者情報データベース212、広告情報データベース214、印刷実績データベース216及び広告ポイントデータベース217に割り当てられる記憶領域とを含む。メモリ232は、ストレージ233からロードしたプログラム及びプロセッサ231による演算結果を一時的に記憶する。プロセッサ231は、メモリ232と協働して上記プログラムを実行することで、上述した各機能モジュールを構成する。プロセッサ231は、1つの電子部品としてパッケージ化されていてもよいし、個別にパッケージ化された複数の電子部品を含んでいてもよい。ネットワークアダプタ234は、プロセッサ231からの指令に応じて、ワイドエリアネットワークNW1との間での情報の入出力を行う。
【0040】
〔保守サービスの管理方法〕
続いて、印刷装置11の保守サービスの管理方法を説明する。この管理方法は、保守サーバ20により実行される課金方法を含む。例えば、この管理方法は、保守サーバ20が実行する管理者情報の登録手順と、保守サーバ20が実行する広告情報の登録手順と、印刷サーバ10が実行する印刷処理手順と、保守サーバ20が実行する課金処理手順とを含む。以下、各手順を詳細に説明する。
【0041】
(管理者情報の登録手順)
管理者情報の登録手順は、端末13を介した印刷装置11の管理者の入力に基づいて、広告情報の取得条件を含む当該管理者の情報を管理者情報データベース212に登録する手順である。
【0042】
図8に示すように、保守サーバ20は、まずステップS01,S02を順に実行する。ステップS01では、管理者情報登録部211が、端末13からの管理者情報の登録要求を待機する。ステップS02では、管理者情報登録部211が、管理者情報の入力画面の表示用データを端末13に送信する。これにより、管理者情報の入力画面が端末13のモニタに表示される。
【0043】
図9は、管理者情報の入力画面を例示する模式図である。
図9に示すように、管理者情報入力画面400は、基本情報入力エリア410と、取得条件入力エリア420と、登録ボタン430とを有する。
【0044】
基本情報入力エリア410は、印刷装置11の管理者についての基本情報を入力するためのエリアである。基本情報入力エリア410は、複数の入力ボックス411,412,413,414,415,416,417を含む。入力ボックス411は、印刷装置11の識別情報を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス412は、管理者の名称を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス413は、管理者の業種を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス414は、管理者の識別情報を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス415は、管理者のパスワードを入力するためのテキストボックスである。入力ボックス416は、管理者の所在地を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス417は、保守サービス料金の請求先情報を入力するためのテキストボックスである。
【0045】
取得条件入力エリア420は、広告情報の取得条件を入力するためのエリアである。例えば取得条件入力エリア420は、チェックボックスのチェックによって広告情報の取得条件を指定するように構成されている。登録ボタン430は、基本情報入力エリア410及び取得条件入力エリア420に入力された管理者情報の登録を求めるためのボタンである。
【0046】
図8に戻り、保守サーバ20は、次にステップS03,S04を順に実行する。ステップS03では、管理者情報登録部211が登録ボタン430への操作入力(例えばクリック)を待機する。ステップS04では、基本情報入力エリア410及び取得条件入力エリア420に必須の情報が入力されているか否かを管理者情報登録部211が確認する。ステップS04において未入力の必須情報があると判定した場合、保守サーバ20は処理をステップS03に戻し、再度登録ボタン430への操作入力を待機する。
【0047】
ステップS04において、基本情報入力エリア410及び取得条件入力エリア420に必須の情報が入力されていると判定した場合、保守サーバ20はステップS05を実行する。ステップS05では、管理者情報登録部211が、基本情報入力エリア410及び取得条件入力エリア420への入力内容を取得して管理者情報データベース212に登録する。以上で管理者情報の登録手順が完了する。
【0048】
(広告情報の登録手順)
広告情報の登録手順は、端末13を介した印刷装置11の管理者からの入力に基づいて広告情報を広告情報データベース214に登録する手順である。
【0049】
図10に示すように、保守サーバ20は、まずステップS11,S12を順に実行する。ステップS11では、広告情報登録部213が、端末13からの広告情報の登録要求を待機する。ステップS12では、管理者情報登録部211が、ログイン画面の表示用データを端末13に送信する。
【0050】
図11に示すように、ログイン画面500は、入力ボックス511,512と、ログインボタン513とを含む。入力ボックス511は、広告情報の登録を求める者の識別情報を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス512は、広告情報の登録を求める者のパスワードを入力するためのテキストボックスである。ログインボタン513は、入力ボックス511,512に入力した内容でのログインを求めるためのボタンである。
【0051】
図10に戻り、保守サーバ20は、次にステップS13,S14を順に実行する。ステップS13では、広告情報登録部213が、ログインボタン513のクリックを待機する。ステップS14では、広告情報登録部213が、入力ボックス511,512にそれぞれ入力された識別情報及びパスワードを取得し、当該識別情報及びパスワードの組み合わせが管理者情報データベース212に記憶されているか否かを確認する。上記識別情報及びパスワードの組み合わせが管理者情報データベース212に記憶されていないと判定した場合、広告情報登録部213は処理をステップS13に戻す。これにより、管理者情報データベース212に記憶されている識別情報及びパスワードが入力されるまでは、ログイン画面の表示が継続され、ステップS15以降の実行が不可となる。
【0052】
上記識別情報及びパスワードの組み合わせが管理者情報データベース212に記憶されていると判定した場合、広告情報登録部213はステップS15を実行する。ステップS15では、広告情報登録部213が、ログイン管理者(入力ボックス511に入力された識別情報に対応する管理者)により入力可能な広告情報の量(以下、これを「制限容量」という。)を算出する。例えば広告情報登録部213は、広告ポイントデータベース217においてログイン管理者の印刷装置11に対応付けられた広告ポイントを集計し、当該集計結果に応じて(例えば所定の係数を乗算して)制限容量を算出する。
【0053】
次に、保守サーバ20はステップS16を実行する。ステップS16では、広告情報登録部213が、広告情報の入力画面の表示用データを端末13に送信する。これにより、広告情報の入力画面が端末13のモニタに表示される。
【0054】
図12は、広告情報の入力画面を例示する模式図である。
図12に示すように、広告情報入力画面600は、基本情報入力エリア610と、提供先条件入力エリア620と、登録ボタン630とを有する。
【0055】
基本情報入力エリア610は、広告内容についての基本情報を入力するためのエリアである。基本情報入力エリア610は、複数の入力ボックス611,612を含む。入力ボックス611は、広告情報のデータファイルのパスを入力するためのテキストボックスである。パスは、端末13内における上記データファイルの記憶領域を示すディレクトリ情報である。入力ボックス612は、登録対象の広告情報が1回印刷されると発生する広告ポイント(上記単位ポイント)の設定値を入力するためのテキストボックスである。入力ボックス612への入力値を大きくすると、広告情報の提供者としての費用負担(上記第一調整額)が高くなる一方で、当該広告情報の印刷可能性も高められる。
【0056】
提供先条件入力エリア620は、広告情報の提供先条件を入力するためのエリアである。例えば提供先条件入力エリア620は、チェックボックスのチェックによって広告情報の提供先条件を指定するように構成されている。登録ボタン630は、基本情報入力エリア610及び提供先条件入力エリア620に入力された広告情報の登録を求めるためのボタンである。
【0057】
図10に戻り、保守サーバ20は、次にステップS17,S18を順に実行する。ステップS17では、広告情報登録部213が登録ボタン630への操作入力(例えばクリック)を待機する。ステップS18では、入力ボックス611に上記データファイルのパスが入力されているか否かを広告情報登録部213が確認する。広告情報登録部213において、データファイルのパスが未入力であると判定した場合、保守サーバ20は処理をステップS17に戻し、再度登録ボタン630への操作入力を待機する。
【0058】
ステップS18において、入力ボックス611にデータファイルのパスが入力されていると判定した場合、保守サーバ20はステップS19を実行する。ステップS19では、入力ボックス611にて指定されたパスに記憶されたデータファイルが、ステップS15にて算出した制限容量以内であるか否かを広告情報登録部213が確認する。ステップS19において、データファイルが制限容量を超えていると判定した場合、保守サーバ20はステップS20を実行する。ステップS20では、データファイルが制限容量を超えているため広告情報の登録を行うことができないことを、広告情報登録部213が印刷装置11の管理者に通知する。その後、保守サーバ20は処理をステップS17に戻し、再度登録ボタン630の操作入力を待機する。
【0059】
ステップS19において、データファイルが制限容量以内であると判定した場合、保守サーバ20はステップS21を実行する。ステップS21では、広告情報登録部213が、入力ボックス611にて指定されたパスに記憶されたデータファイルと、入力ボックス612に入力された単位ポイントの値と、提供先条件入力エリア620に入力された提供先条件とを提供者(ログイン管理者)の識別情報に対応付けて広告情報データベース214に登録する。この際に、広告情報登録部213は、登録するデータに広告情報の識別情報を付与する。以上で広告情報の登録手順が完了する。
【0060】
(印刷処理手順)
印刷処理手順は、印刷サーバ10から印刷装置11に印刷ジョブを出力して印刷を実行する手順である。当該手順の説明に先立って、端末13における印刷指令の生成手順を説明する。
【0061】
図13に示すように、端末13は、まず印刷要求の入力を待機し(ステップS31)、印刷要求の入力に応じて印刷設定画面を表示する(ステップS32)。
【0062】
図14は、印刷設定画面を例示する模式図である。
図14に示すように、印刷設定画面700は、入力ボックス711,712と、合成可否指定部713と、実行ボタン714とを有する。入力ボックス711は、印刷の用紙サイズを入力するためのテキストボックスである。入力ボックス712は、印刷部数を入力するためのテキストボックスである。合成可否指定部713は、印刷ジョブへの広告情報の合成の可否を指定するラジオボタンである。実行ボタン714は、印刷の実行を求めるためのボタンである。
【0063】
図13に戻り、端末13は、次に入力ボックス711,712又は合成可否指定部713への入力の有無を確認する(ステップS33)。ステップS33において、入力ボックス711,712又は合成可否指定部713への入力があると判定した場合、端末13は当該入力に応じて印刷設定画面700の表示内容を更新する(ステップS34)。ステップS33において、入力ボックス711,712又は合成可否指定部713への入力はないと判定した場合、端末13はステップS34を実行することなく処理を次に進める。
【0064】
次に、端末13は、実行ボタン714への操作入力(例えばクリック)の有無を確認する(ステップS35)。ステップS35において、実行ボタン714への操作入力はないと判定した場合、端末13は処理をステップS33に戻す。以後、実行ボタン714への操作入力があるまでは、入力ボックス711,712又は合成可否指定部713への入力に応じた印刷設定画面700の更新が繰り返される。
【0065】
ステップS35において、実行ボタン714への操作入力があると判定した場合、端末13は、印刷対象のドキュメントデータと、入力ボックス711,712及び合成可否指定部713への入力内容に基づいて印刷指令を生成する(ステップS36)。具体的に、端末13は、印刷対象のドキュメントデータと、入力ボックス711,712への入力に基づいて印刷ジョブを生成し、合成可否指定部713への入力に基づいて広告情報の合成可否情報を生成する。次に、端末13は、上記印刷ジョブ及び上記合成可否情報を含む印刷指令を印刷サーバ10に送信する(ステップS37)。以上で印刷指令の生成手順が完了する。
【0066】
端末13からの印刷指令の送信に応じ、印刷サーバ10は、以下の印刷処理手順を実行する。
図15に示すように、印刷サーバ10は、まずステップS41,S42を実行する。ステップS41では、印刷指令取得部111が印刷指令の取得を待機する。ステップS42では、印刷指令が含む上記合成可否情報に基づいて、ジョブ合成部113が印刷ジョブへの広告情報の合成可否を確認する。
【0067】
ステップS42において、広告情報の合成は可能であると判定した場合、印刷サーバ10はステップS43を実行する。ステップS43は、印刷ジョブに広告情報を合成するステップであり、その具体的内容については後述する。ステップS42において、広告情報の合成は不可であると判定した場合、印刷サーバ10はステップS43を実行することなく処理を次に進める。
【0068】
次に、印刷サーバ10はステップS44,S45,S46を順に実行する。ステップS44では、ジョブ出力部114が印刷装置11に印刷ジョブを出力する。ステップS45では、印刷実績取得部115が上記印刷実績情報を印刷装置11から取得し、当該印刷実績情報を印刷実績登録部116が保守サーバ20の印刷実績データベース216に登録する。ステップS46は、保守サーバ20の広告ポイントデータベース217に広告ポイントを登録するステップであり、その具体的内容については後述する。以上で印刷処理手順が完了する。
【0069】
続いて、上記ステップS43における広告情報の合成手順を説明する。
図16に示すように、印刷サーバ10は、まずステップS51を実行する。ステップS51では、広告情報取得部112が、印刷ジョブへの合成用の広告情報を絞り込む処理を実行する。具体的に、広告情報取得部112は、保守サーバ20の広告抽出部215に広告情報の抽出を要求する。例えば広告情報取得部112は、印刷ジョブの上記差し込み可能エリアの情報を印刷指令取得部111から取得し、印刷装置11の識別情報と共に広告抽出部215に送信して、当該印刷装置11及び差し込み可能エリアに適した広告情報の抽出を広告抽出部215に要求する。
【0070】
広告抽出部215は、広告情報取得部112から取得した印刷装置11の識別情報に対応する取得条件を管理者情報データベース212から取得する。その後、広告抽出部215は、当該印刷装置11の管理者が提供先条件を満たす広告情報を広告情報データベース214から抽出する(以下、この段階で抽出される広告情報を「第一候補」という。)。その後、広告抽出部215は、当該取得条件を満たす広告情報を第一候補から抽出する(以下、この段階で抽出される広告情報を「第二候補」という。)。その後、広告抽出部215は、広告情報取得部112から取得した差し込み可能エリアの情報に基づいて、差し込み可能なサイズの広告情報を第二候補から抽出する(以下、この段階で抽出される広告情報を「第三候補」という。)。
【0071】
次に、印刷サーバ10はステップS52を実行する。ステップS52は、印刷ジョブに合成可能な広告情報の有無を広告情報取得部112が確認する。例えば広告情報取得部112は、上記第三候補として広告抽出部215により抽出された広告情報の有無を確認する。
【0072】
ステップS52において、印刷ジョブに合成可能な広告情報があると判定した場合、印刷サーバ10はステップS53,S54を順に実行する。ステップS53では、広告情報取得部112が、第三候補からいずれかの広告情報を選択して広告抽出部215から取得する。この際に、広告情報取得部112は、上記単位ポイントの高い広告情報を優先的に選択するように設定された基準に基づいて広告情報を選択してもよい。ステップS54では、ジョブ合成部113が、広告情報取得部112が取得した広告情報を印刷指令取得部111が取得した印刷指令の印刷ジョブに合成する。以上で広告情報の合成手順が完了する。ステップS52において、印刷ジョブに合成可能な広告情報はないと判定した場合、印刷サーバ10はステップS53,S54を実行することなく処理を完了する。
【0073】
続いて、上記ステップS46における広告ポイントの登録手順を説明する。
図17に示すように、印刷サーバ10は、まずステップS61,S62を順に実行する。ステップS61では、印刷モード判定部117が、印刷指令取得部111が取得した印刷指令に基づいて印刷装置11による印刷モードを設定する。例えば印刷モード判定部117は、印刷指令の部数が上記所定部数を超えている場合には印刷モードを上記第一モードに設定し、印刷指令の部数が上記所定部数以下である場合には印刷モードを上記第二モードに設定する。ステップS62では、印刷モードが第一モードであるか否かを広告ポイント登録部118が確認する。
【0074】
ステップS62において、印刷モードが第一モードであると判定した場合、印刷サーバ10はステップS63を実行する。ステップS63では、印刷モードが第二モードである場合に算出される広告ポイントに比較して高い広告ポイントを広告ポイント登録部118が算出する。例えば広告ポイント登録部118は、上記単位ポイントに基づいて第一モード用のポイント(以下、「高ポイント」という。)を設定し、印刷実績取得部115から印刷量の情報(例えば印刷部数)を取得し、高ポイントに印刷部数を乗算して広告ポイントを算出する。高ポイントは、例えば上記単位ポイントに等しい。
【0075】
ステップS62において、印刷モードが第二モードであると判定した場合、印刷サーバ10はステップS64を実行する。ステップS64では、印刷モードが第一モードである場合に算出される広告ポイントに比較して低い広告ポイントを広告ポイント登録部118が算出する。例えば広告ポイント登録部118は、上記単位ポイントに基づいて第二モード用のポイント(以下、「低ポイント」という。)を設定し、印刷実績取得部115から印刷量の情報(例えば印刷部数)を取得し、低ポイントに印刷部数を乗算して広告ポイントを算出する。低ポイントは、例えばゼロである。
【0076】
次に、印刷サーバ10はステップS65を実行する。ステップS65では、広告ポイント登録部118が、ステップS63又はステップS64で算出された広告ポイントを保守サーバ20の広告ポイントデータベース217に登録する。以上で広告ポイントの登録手順が完了する。
【0077】
(課金処理手順)
課金処理手順は、印刷装置11の保守サービス料金を印刷装置11の管理者ごとに課金する手順である。
図18に示すように、保守サーバ20は、まずステップS71を実行する。ステップS71では、課金処理部222が課金対象の管理者(以下、「課金対象管理者」という。)を選択する。
【0078】
次に、保守サーバ20はステップS72,S73,S74,S75,S76,S77を順に実行する。ステップS72では、従量料金算出部218が印刷実績データベース216から印刷量の情報(例えば印刷枚数)を取得する。ステップS73では、従量料金算出部218が、ステップS72において取得した印刷量の情報に基づいて、印刷装置11の印刷量に応じた保守サービス料金を算出する。ステップS74では、加算処理部219が広告ポイントデータベース217を参照し、課金対象管理者が入力した広告情報の広告ポイントを集計する。ステップS75では、加算処理部219が、ステップS74において算出された広告ポイントの集計値に基づいて第一調整額を算出し、ステップS73において算出された保守サービス料金に加算する。ステップS76では、減算処理部221が広告ポイントデータベース217を参照し、課金対象管理者の印刷装置11が印刷した広告情報の広告ポイントを集計する。ステップS77では、減算処理部221が、ステップS76において算出された広告ポイントの集計値に基づいて第二調整額を算出し、ステップS75において算出された保守サービス料金から減算する。なお、ステップS72,S73,S74,S75,S76,S77の実行順序は適宜変更可能である。
【0079】
次に、保守サーバ20はステップS78,S79を順に実行する。ステップS78では、第一調整額が加算され、第二調整額が減算された保守サービス料金を管理者情報に基づいて印刷装置11の管理者に課金する処理を課金処理部222が実行する。ステップS79では、管理者情報データベース212に記憶された全管理者に対する課金処理が完了したか否かを課金処理部222が確認する。
【0080】
ステップS79において、課金処理が未完了の管理者が残っていると判定した場合、保守サーバ20はステップS81を実行する。ステップS81では、課金処理部222が課金対象管理者を変更する。その後、保守サーバ20は処理をステップS72に戻す。以下、全管理者に対する課金処理が完了するまで、課金対象管理者の変更と課金処理とが繰り返される。ステップS79において、全管理者に対する課金処理が完了したと判定した場合、保守サーバ20は処理を完了する。以上で課金処理手順が完了する。
【0081】
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、印刷装置11の保守システム1は、複数の印刷装置11にそれぞれ設けられる複数の印刷サーバ10と、ワイドエリアネットワークNW1を介して複数の印刷サーバ10に接続された保守サーバ20と、を備え、それぞれの印刷サーバ10は、自サーバを含むローカルエリアネットワークNW2内に配置された端末13から印刷ジョブを含む印刷指令を取得する印刷指令取得部111と、保守サーバ20から広告情報を取得する広告情報取得部112と、広告情報取得部112が取得した広告情報を印刷指令取得部111が取得した印刷指令の印刷ジョブに合成するジョブ合成部113と、を有し、保守サーバ20は、複数の印刷装置11のいずれかの管理者からの要求に基づいて広告情報を登録する広告情報登録部213と、印刷装置11の印刷量に応じた保守サービス料金を印刷装置11の管理者ごとに算出する従量料金算出部218と、広告情報の登録を要求した管理者の保守サービス料金に対し、当該広告情報が印刷装置11により印刷された量に応じた第一調整額を加算する加算処理部219と、管理者の保守サービス料金に対し、当該管理者の印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じた第二調整額を減算する減算処理部221と、を有する。
【0082】
この保守システム1によれば、保守サービスを利用する印刷装置11の管理者間において、広告情報の有効な配信サービスを実現することができる。具体的に、広告情報を取得する側に対しては、広告情報を印刷した量に応じて印刷装置11の保守サービス料金を減額することにより、印刷ジョブへの広告情報の合成を促すことができる。広告情報を提供する側に対しては、広告情報が印刷された量に応じた合理的な加算額にて広告情報の配信サービスを提供することができる。したがって、印刷装置11の保守サービスの利用拡大に有効である。
【0083】
保守サーバ20は、広告情報ごとに設定された提供先条件と、管理者ごとに設定された広告情報の取得条件とに基づいて、印刷装置11に提供可能な広告情報を絞り込む広告抽出部215を更に有していてもよい。この場合、広告情報を提供する側のニーズと、広告情報を取得する側のニーズとのマッチングにより、広告情報の配信サービスの有効性を向上させることができる。
【0084】
広告情報登録部213は、広告情報の登録を要求する管理者の入力に基づいて、当該広告情報の提供先条件を更に登録するように構成されていてもよい。この場合、広告情報を提供する側における提供先条件のカスタマイズを可能にすることにより、広告情報の配信サービスの有効性を向上させることができる。
【0085】
保守サーバ20は、印刷装置11の管理者の入力に基づいて、取得条件を含む当該管理者の情報を登録する管理者情報登録部211を更に有していてもよい。この場合、広告情報を取得する側における取得条件のカスタマイズを可能にすることにより、広告情報の配信サービスの有効性を向上させることができる。
【0086】
印刷サーバ10は、印刷装置11による広告情報の印刷に応じて広告ポイントを登録する広告ポイント登録部118を更に有し、加算処理部219は、広告情報ごとの広告ポイントの集計値に基づいて第一調整額を加算し、減算処理部221は、印刷装置11ごとの広告ポイントの集計値に基づいて第二調整額を減算してもよい。この場合、印刷装置11による広告情報の印刷に応じて登録される広告ポイントに基づいて、第一調整額及び第二調整額の両方を容易に算出することができる。
【0087】
印刷サーバ10は、印刷装置11による印刷モードが、所定部数を超える部数を印刷する第一モードであるか、所定部数以下の部数を印刷する第二モードであるかを判定する印刷モード判定部117を更に有し、広告ポイント登録部118は、第一モードにて広告情報が印刷される場合の広告ポイントが、第二モードにて広告情報が印刷される場合の広告ポイントに比較して高くなるように広告ポイントを登録してもよい。この場合、配布用の印刷物への広告情報の印刷を促すことで、広告情報の配信サービスの有効性を向上させることができる。
【0088】
ジョブ合成部113は、印刷指令が含む設定入力に従って、印刷ジョブへの広告情報の合成の可否を設定するように構成されていてもよい。この場合、広告情報の不都合な合成を抑制することができる。
【0089】
広告情報登録部213は、印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じて、当該印刷装置11の管理者により入力可能な広告情報の量を設定するように構成されていてもよい。この場合、印刷ジョブへの広告情報の合成を更に促すことで、広告情報の配信サービスの有効性を向上させることができる。
【0090】
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
【解決手段】保守システム1は、複数の印刷装置11にそれぞれ設けられる複数の印刷サーバ10と、保守サーバ20を備え、それぞれの印刷サーバ10は、端末13から印刷ジョブを含む印刷指令を取得する印刷指令取得部111と、保守サーバ20から広告情報を取得する広告情報取得部112と、広告情報を印刷ジョブに合成するジョブ合成部113を有し、保守サーバ20は、広告情報を登録する広告情報登録部213と、印刷量に応じた保守サービス料金を算出する従量料金算出部218と、広告情報の登録を要求した管理者の保守サービス料金に対し、当該広告情報が印刷された量に応じた第一調整額を加算する加算処理部219と、印刷装置11の管理者の保守サービス料金に対し、当該印刷装置11が広告情報を印刷した量に応じた第二調整額を減算する減算処理部221を有する。