(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6382097
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】半導体パワーモジュールおよびそれを用いた電力変換装置
(51)【国際特許分類】
H01L 25/07 20060101AFI20180820BHJP
H01L 25/18 20060101ALI20180820BHJP
H02M 7/48 20070101ALI20180820BHJP
【FI】
H01L25/04 C
H02M7/48 Z
【請求項の数】13
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-259670(P2014-259670)
(22)【出願日】2014年12月24日
(65)【公開番号】特開2016-119430(P2016-119430A)
(43)【公開日】2016年6月30日
【審査請求日】2017年8月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233273
【氏名又は名称】株式会社 日立パワーデバイス
(74)【代理人】
【識別番号】100098660
【弁理士】
【氏名又は名称】戸田 裕二
(72)【発明者】
【氏名】堀内 敬介
(72)【発明者】
【氏名】川瀬 大助
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 政光
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 克明
【審査官】
井上 和俊
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−021107(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 25/07
H01L 25/18
H02M 7/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極端子と、負極端子と、交流端子と、エミッタ信号端子と、ゲート信号端子とを備えた半導体パワーモジュールであって、
前記正極端子、前記負極端子、および前記交流端子の少なくともいずれか1つは、共通の方向に延伸する2つの部分を含んで構成され、
前記エミッタ信号端子および前記ゲート信号端子は、その各々の一部が互いに積層されて成る積層部分を有し、
前記積層部分は、前記正極端子、前記負極端子、および前記交流端子の少なくともいずれか1つの前記2つの部分の一方と他方とに挟まれるように配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記2つの部分は、互いに別々の2つの部品によって構成される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記正極端子および前記負極端子が配置される面とは反対側の面に前記交流端子が配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記正極端子および前記負極端子が配置される部位と前記交流端子が配置される部位との間に制御端子が配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項5】
請求項3に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記正極端子と、前記負極端子と、前記交流端子と、前記エミッタ信号端子と、前記ゲート信号端子とが共通に搭載されるベースを更に備え、
互いに積層された前記ゲート信号端子と前記エミッタ信号端子とが向かい合う面が前記ベースの面と直交するように、前記ベース、前記ゲート信号端子、および前記エミッタ信号端子が配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項6】
請求項3に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
互いに積層された前記正極端子と前記負極端子との間、および前記エミッタ信号端子と前記ゲート信号端子との間の少なくともいずれか一方に絶縁物が介在する
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項7】
請求項1に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記2つの部分は、前記半導体パワーモジュールの外部から内部に向かって二又に分かれた形状を有する単一の部品の、前記二又の一方と他方とによって構成される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記正極端子および前記負極端子が配置される面とは反対側の面に前記交流端子が配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記正極端子および前記負極端子が配置される部位と前記交流端子が配置される部位との間に制御端子が配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項10】
請求項8に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
前記半導体パワーモジュールは、ベースを搭載可能に構成され、
前記ベースを搭載した場合に、互いに積層された前記ゲート信号端子と前記エミッタ信号端子とが向かい合う面が前記ベースの面と直交するように、前記ゲート信号端子および前記エミッタ信号端子が配置される
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項11】
請求項8に記載の半導体パワーモジュールにおいて、
互いに積層された前記正極端子と前記負極端子との間、および前記エミッタ信号端子と前記ゲート信号端子との間の少なくともいずれか一方に絶縁物が介在する
ことを特徴とする半導体パワーモジュール。
【請求項12】
略長方形の形状を有する半導体パワーモジュールを前記長方形の短辺方向に並列に配置して構成される電力変換装置であって、
前記半導体パワーモジュールは、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体パワーモジュールである
ことを特徴とする電力変換装置。
【請求項13】
請求項12に記載の電力変換装置において、
前記半導体パワーモジュールの前記正極端子側または前記負極端子側にコンデンサモジュールが配置され、
前記半導体パワーモジュールの直上にゲート配線回路基板が設けられる
ことを特徴とする電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:以下、IGBTという)などの電力用半導体素子が搭載された半導体パワーモジュール及びそれが搭載される電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、環境配慮の観点から電鉄車両および電気自動車などが注目を浴びている。これらの電気駆動による移動体には電力変換装置(インバータ、コンバータ、チョッパー)やモータが搭載されており、電力変換装置には半導体パワーモジュールが一般的に用いられる。このパワーモジュールはIGBT等のパワー半導体素子をスイッチングすることにより、直流電力を交流電力に変換あるいは交流を直流に変換するものである。
【0003】
パワーモジュールでは、スイッチング素子とダイオードを並列接続して(この一組をアームと称する)使用することが一般的である。上記の一組の半導体を正極端子と交流端子の間に接続したものを上アーム、交流端子と負極端子の間に接続したものを下アームと称する。上アームと下アームを組み合わせることによって一相の交流電力を出力することができる。したがって三相交流を発生させるためには3組の上下アーム(合計6アーム)が必要となる。
【0004】
特許文献1〜5には、一つのケースの内部に2アームのパワー半導体を搭載したパワーモジュール(以下これを2in1モジュールと呼ぶ)や、一つのケースの内部に6アームのパワー半導体を搭載したパワーモジュール(以下これを6in1モジュールと呼ぶ)が開示されている。
【0005】
特許文献1記載のパワーモジュールは、2in1モジュールの一例であり、IGBTとフリーホイールダイオードとを2個ずつ搭載し、さらに外部導出端子と補助端子(ゲート補助端子およびエミッタ補助端子)とを備えた半導体モジュールである。同文献の半導体モジュールにおいては、補助端子周辺の構造に特徴を持たせることにより、組立て容易性の確保と組立ての際の応力伝達防止とを図っている。
【0006】
特許文献2記載のパワーモジュールは、2in1モジュールの典型的な例であり、正極端子と負極端子とを隣接させることにより、低インダクタンス化を図っている。
【0007】
特許文献3記載のパワーモジュールは、パワーモジュールのケースに突起を設けることで絶縁距離を確保しており、以て小型化を図っている。
【0008】
特許文献4記載のパワーモジュールは、補助端子にピンヘッダーを採用することにより耐振性のあるモジュールの実現を図っている。
【0009】
特許文献5記載のパワーモジュールは、モジュール内部のシリコーンゲルから応力緩和することを目的として、プリント基板を変形容易にする特徴を持っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2014−120734号公報
【特許文献2】国際公開第2010/131679号
【特許文献3】特開2003−303939号公報
【特許文献4】特開2004−221366号公報
【特許文献5】特許第4365388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述のように、特許文献1記載のパワーモジュールは、2in1モジュールの一例であり、IGBTとフリーホイールダイオードとを2個ずつ搭載し、さらに外部導出端子と補助端子(ゲート補助端子およびエミッタ補助端子)とを備え、その補助端子周辺の構造に特徴を有することにより、組立て容易性の確保と組立ての際の応力伝達防止とが図られている。しかしながら、同文献のパワーモジュールは、モジュールの小型化については何ら考慮されていない。そのため、小型化されることによって主端子と補助端子とがより接近した構造となり、以て主端子の大電流の変化によって発生する磁束が補助端子へノイズ的な影響をより顕著に与えやすくなることについては何ら考慮されていない。実際、同文献の
図3〜5には、補助端子25が外部導出端子24から最も離れたモジュール周縁部の位置に設けられた構成しか示されていない。このことからも、同文献のパワーモジュールがモジュール小型化を意図して構成されたものではなく、よって、同文献には外部導出端子24と補助端子25とが接近することによるノイズの影響を抑制しようとする動機が無いことが理解されよう。
【0012】
また、上述のように、特許文献2記載のパワーモジュールは、2in1モジュールの典型的な例であり、正極端子と負極端子とを隣接させることにより、低インダクタンス化を図っている。しかしながら、小型化を追求した結果、主端子(正極端子、負極端子、交流端子)と制御端子が直交するレイアウトであるため、主端子の大電流の変化によって発生する磁束による制御端子へのノイズの影響までは考慮されていない。
【0013】
また、上述のように、特許文献3記載のパワーモジュールは、パワーモジュールのケースに突起を設けることで絶縁距離を確保しており、以て小型化を図っている。しかしながら、この突起はモジュール外部の配線経路を阻害しているため、インダクタンス低減が困難となる。また、小型化を追求した結果、主端子の大電流の変化によって誘起する磁束による制御端子へのノイズの影響までは考慮されておらず、制御端子の配置によっては誤動作する問題を持っていた。
【0014】
また、上述のように、特許文献4記載のパワーモジュールは、補助端子にピンヘッダーを採用することにより耐振性のあるモジュールの実現を図っている。しかしながら、同文献においては、モジュールの小型化までは考慮されていなかった。
【0015】
また、上述のように、特許文献5記載のパワーモジュールは、モジュール内部のシリコーンゲルから応力緩和することを目的として、プリント基板を変形容易にする特徴を持っている。この発明もモジュール小型化については考慮されていなかった。
【0016】
電鉄車両では旅客床下の限られた空間に、電気自動車ではボンネット内の限られた空間に、他の機器と一緒に電力変換装置を搭載しなければならないため、モジュール小型化は重要な課題である。一方で、小型化を追求した結果として無視できなくなることが想定される、主端子の大電流の変化によって発生する磁束による制御端子へのノイズの影響も、十分に考慮される必要がある。すなわち、制御端子の配置如何によっては誤動作する可能性があることも想定しなければならない。例えば、主端子のターンオフ時の電流の変化により、ゲート信号端子からIGBTを介してエミッタ信号端子へ流れる電流のループを横切っていた磁束が消失する際、レンツの法則に従い磁束を維持する方向に対して信号線ループ内に渦電流が発生する。これが、意図しないゲート信号オンやエミッタ信号誤検知などの問題を引き起こすことも想定する必要がある。しかるに、これまでは、上述の通り、モジュールの小型化については特に考慮されてこなかったため、主端子から制御端子へのノイズの影響を抑制しつつモジュール小型化を実現することが可能なモジュール構造は提供されていない。
【0017】
したがって、半導体パワーモジュールにおいては、主端子から制御端子へ与えられるノイズの影響を抑制しつつモジュール小型化を実現できるモジュール構造を提供することが課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記の課題を解決するために、本発明の半導体パワーモジュールは、例えば、正極端子と、負極端子と、交流端子と、エミッタ信号端子と、ゲート信号端子とを備えた半導体パワーモジュールであって、前記正極端子、前記負極端子、および前記交流端子の少なくともいずれか1つは、共通の方向に延伸する2つの部分を含んで構成され、前記エミッタ信号端子および前記ゲート信号端子は、その各々の一部が互いに積層されて成る積層部分を有し、前記積層部分は、前記正極端子、前記負極端子、および前記交流端子の少なくともいずれか1つの前記2つの部分の一方と他方とに挟まれるように配置されることを特徴とする。
【0019】
また、本発明の電力変換装置は、例えば、略長方形の形状を有する半導体パワーモジュールを前記長方形の短辺方向に並列に配置して構成される電力変換装置であって、前記半導体パワーモジュールが、本発明の半導体パワーモジュールであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、半導体パワーモジュールにおいて、主端子から制御端子へ与えられるノイズの影響を抑制しつつモジュール小型化を実現できるモジュール構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の第1の実施形態である実施例1に係る半導体パワーモジュールを示す外観斜視図である。
【
図2】
図1の半導体パワーモジュールのケース内部構造を示す斜視図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態である実施例1に係る半導体パワーモジュールの等価回路図である。
【
図4】
図2のA−A’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図である。
【
図5】
図2のB−B’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図である。
【
図6】
図2のケース内部構造を上方正面から見た上面図である。
【
図7】本発明の半導体パワーモジュールにコンデンサバスバとゲート駆動回路基板と出力バスバとを搭載して構成される電力変換装置を示す斜視図である。
【
図8】本発明の第2の実施形態である実施例2に係る半導体パワーモジュールのケース内部構造を示す斜視図である。
【
図9】
図8のC−C’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図である。
【
図10】
図8のケース内部構造を上方正面から見た上面図である。
【
図11】本発明の第3の実施形態である実施例3に係る半導体パワーモジュールのケース内部構造を示す斜視図(主端子が複数に分かれた場合のレイアウト)である。
【
図12】
図11のD−D’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図である。
【
図13】
図11のE−E’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図である。
【
図14】
図11のケース内部構造を上方正面から見た上面図である。
【
図15】
図11の端子およびベースの様子を示す上面図である。
【
図16】本発明の実施例4に係り、本発明の半導体パワーモジュールを搭載して成る電力変換装置の回路ブロック構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の半導体パワーモジュールは、例えば、主端子(正極端子、負極端子、交流端子)の少なくともいずれか1つが、共通の方向に延伸する2つの部分を含むように構成され、その2つの部分の一方と他方とに制御端子(ゲート信号端子およびエミッタ信号端子)の積層部分が挟まれるように制御端子が配置されることを特徴とする。
【0023】
上記「2つの部分」は、例えば、半導体パワーモジュールの外部から内部に向かって二又に分かれた形状を有する単一部品によって、あるいは、互いに別々の2つの部品によって、構成されるのが好適であるが、いずれの場合も、当該「2つの部分」の一方と他方とが共通の方向に延伸する構造とする。
【0024】
例えば前者の場合、本発明の半導体パワーモジュールは、主端子(正極端子、負極端子、交流端子)を、それぞれ半導体パワーモジュールの外部から内部に向かって二又に分け、二又に分かれた一方と他方とが共通の方向に延伸する構造を有し、制御端子(エミッタ信号端子およびゲート信号端子)が二又に分かれた主端子に挟まれるように配置されることになる。
【0025】
ここで、上記の構成において、正極端子および負極端子が配置される面とは反対側の面に交流端子が配置されるように半導体パワーモジュールを構成してもよい。
【0026】
また、上記の構成において、正極端子および負極端子が配置される部位と交流端子が配置される部位との間に制御端子が配置されるように半導体パワーモジュールを構成してもよい。
【0027】
また、上記の構成において、正極端子と、負極端子と、交流端子と、エミッタ信号端子と、ゲート信号端子とが共通に搭載されるベース(モジュールベース)を更に備え、そのベースの平面方向と、互いに積層されたゲート信号配線およびエミッタ信号配線のループとが互いに直交するように、ベース、ゲート信号配線、およびエミッタ信号配線が配置されるように半導体パワーモジュールを構成してもよい。
【0028】
また、上記の構成において、互いに積層された正極端子と負極端子との間、およびエミッタ信号配線とゲート信号配線との間の少なくともいずれか一方に絶縁物が介在するように半導体パワーモジュールを構成してもよい。
【0029】
また、制御端子は、エミッタ信号端子とゲート信号端子とが積層されて成る積層構造を有し、主端子と制御端子とが隣接する領域(制御端子が主端子に挟まれる部位)は、ベース(モジュールベース)に対して垂直な方向に、エミッタ信号端子とゲート信号端子が積層されるよう構成するのが好適である。
【0030】
本発明の半導体パワーモジュールは、制御端子(エミッタ信号端子およびゲート信号端子)が、例えば二又に分かれた主端子の一方と他方とに挟まれるように配置されることで、高密度実装が容易となり、モジュール小型化を実現できる。その場合、二又に分かれた主端子の各々が発生する磁束は、二又の一方と他方とのほぼ中間点で相殺され最小となるため、主端子から制御端子へのノイズを抑制しつつ高密度実装を実現することができる。さらに、モジュールベースに対して垂直な方向にエミッタ信号端子とゲート信号端子を積層することで、垂直に二又に分かれた主端子により発生する磁束の向きと、信号線ループ内を貫通する磁束の向きを直交にさせることができ、ノイズの影響が最小限となる。その結果、ターンオンやターンオフ時に誤動作する不具合が抑制される。
【0031】
本発明の電力変換装置は、例えば、略長方形の形状を有する半導体パワーモジュールを長方形の短辺方向に並列に配置して構成される電力変換装置であって、その半導体パワーモジュールが上記の本発明の半導体パワーモジュールのいずれかであることを特徴とする。
【0032】
ここで、上記の構成において、半導体パワーモジュールの正極端子側または負極端子側にコンデンサモジュールが配置され、半導体パワーモジュールの直上にゲート配線回路基板が設けられるように電力変換装置を構成してもよい。
【0033】
以下、本発明の実施形態について、各実施例として、図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0034】
図1は、本発明の第1の実施形態である実施例1に係る半導体パワーモジュール10の外観斜視図の例を示した図である。本実施例の半導体パワーモジュール10は、例えば、主端子(正極端子11a、負極端子11b、交流端子11c)の少なくともいずれか1つが、共通の方向に延伸する2つの部分を含むように構成され、その2つの部分の一方と他方とに制御端子(ゲート信号端子3a(3c)およびエミッタ信号端子3b(3d))の積層部分が挟まれるように制御端子が配置され、特に、上記「2つの部分」が、半導体パワーモジュール10の外部から内部に向かって二又に分かれた形状を有する単一部品によって構成され、当該「2つの部分」の一方と他方とが共通の方向に延伸する構造とされていることを特徴とする。
【0035】
図1に示すように、大電流が流れる主端子(正極端子11a、負極端子11b、および交流端子11c)と弱電系の信号端子(上アームゲート信号線3a、下アームゲート信号線3c、温度検知信号線4,上アームエミッタ信号線3b、下アームエミッタ信号線3d、上アームコレクタ信号線3e、下アームコレクタ信号線3f、および負極信号端子3g)とはモジュールケース12に設けられた溝13によって互いの間に所定の絶縁距離(空間距離と沿面距離)が確保されている。モジュールケース12はベース14に接着されており、モジュール内部には半導体素子2a、2b、2c、および2dが搭載されている。
【0036】
本実施例では、正極端子11aおよび負極端子11bが配置される面15aとは反対側の面15bに交流端子11cが配置されている。これにより、制御端子3a、3b、3c、3d、3e、3f、および3gを全て纏めてモジュール中央に配置することが可能となり、ドライバ回路130が搭載されたドライバ回路基板131をモジュールに直付けすることが可能となる。この際、制御端子3a〜3gは図示するようなネジ止め方式でも良いが、ファストン端子やプレスフィット端子など差し込む方式でも良い。
【0037】
ドライバ回路基板131は、例えば
図7のように半導体パワーモジュール10が並列に複数配置される場合であっても、その複数の半導体パワーモジュールの上面を跨るように配置することが可能である。これにより、ドライバ回路基板131と半導体パワーモジュール10との間の配線長を短くすることができ、かつドライバ回路基板を1枚に集約することが可能となり、ゲート−エミッタ間のループインダクタンスを低減することが可能となる。
図1に示すように、半導体パワーモジュール10は略長方形であり、正極端子11aと負極端子11bと交流端子11cとが短辺側に設けられている。また、隣り合うモジュール間の隙間が小さくても絶縁距離が確保されるよう溝13を設けている。結果、複数の半導体パワーモジュール10を互いに隣接して配置することが可能となり、複数のパワーモジュール10を組み合わせた状態でも小型化が可能となる。
【0038】
図1では直流端子(正極端子11aおよび負極端子11b)が配置されている面15aの側にコンデンサモジュール120が配置されているため、コンデンサモジュール120と半導体パワーモジュール10との間の配線長を短くすることができる。そのため、正極端子11aと負極端子11bとの間のインダクタンスを低減することが可能となる。
【0039】
図2は
図1の半導体パワーモジュールのケース内部構造を示す図、
図3は
図1の半導体パワーモジュールの等価回路図、
図4は
図2のA−A’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図、
図5は
図2のB−B’断面の主端子および制御端子の様子を示す斜視図、
図6は
図2のケース内部構造を上方正面から見た上面図である。
【0040】
まず、
図2のケース内部構造の構成について、
図2および
図6を用いて説明する。
【0041】
ここで、上述した
図2のケース内部構造の構成に対応する等価回路について説明する。
図3は
図1の半導体モジュールの等価回路図である。前述のように
図1の半導体パワーモジュール10は2in1パワーモジュールと呼ばれる形式に属し、その等価回路である
図3の回路は、後述する
図16の電力変換装置の上下アーム直列回路1a、1b、1cの各々に相当する。
【0042】
次に、
図2のケース内部構造がもたらす回路動作的な作用について、
図4を用いて説明する。まず、上アームIGBT2aのターンオン時における正極端子11aに流れる正極左側端子および正極右側端子それぞれの電流の向き21aおよび21bを考える。すると、アンペールの法則により、電流の向き21aおよび21bを中心軸とした右ねじの方向に磁束が誘起される。磁束の向きとしては、二又に分かれた正極左側端子周辺の磁束の向き22aと正極右側端子周辺の磁束の向き22bとが存在し、二又の中央付近で互いに相殺される。同様に、負極端子11bに流れる負極左側端子および負極右側端子それぞれの電流の向き21cおよび21dを考えると、負極端子11bについても電流の向き21cおよび21dを中心軸とした右ねじの方向に磁束が誘起される。磁束の向きとしては、二又に分かれた負極左側端子周辺の磁束の向き22cと負極右側端子周辺の磁束の向き22dとが存在し、これもまた二又の中央付近で互いに相殺される。さらに、正極端子11aの左側端子の電流の向き21aと負極端子11bの左側端子の電流の向き21cとが互いに逆向きであるため、正極左側端子が誘起する磁束の向き22aと負極左側端子が誘起する磁束の向き22cとは互いに逆向きとなり、また、正極端子11aの右側端子の電流の向き21bと負極端子11bの右側端子の電流の向き21dとが互いに逆向きであるため、正極右側端子が誘起する磁束の向き22bと負極右側端子が誘起する磁束の向き22dとは互いに逆向きとなる。そのため、正極端子と負極端子とが互いに隣接することで互いの磁束を相殺する。ターンオフ時はレンツの法則により、元々存在していた磁束を維持しようと流れる渦電流の向きに電流が流れやすくなるが、二又に分かれた主端子の一方(左側端子)と他方(右側端子)との間(二又の中央付近)に制御端子を設けることで、ノイズ源である磁束が制御端子に与える影響を低減することができる。さらに、モジュールベース14に対して垂直な方向にゲート信号端子3a(層a)とエミッタ信号端子3b(層b)を、つまり層aの横に層bを積層することで、垂直に二又に分かれた主端子により発生する磁束の向きと、信号線ループ(22h)内を貫通する磁束の向き(22g)を直交にさせることができ、ノイズの影響が最小限となる。上アームゲート信号端子(3a)と上アームエミッタ信号端子(3b)がつくる信号線ループを貫通する磁束(22g)がノイズを引き起こす磁束となる。隣接されたゲート信号端子とエミッタ信号端子が向かい合う面(23)がベース面(24)と直交するように配置することで、垂直成分の磁束が少ない主端子の磁束の影響を更に小さくすることが可能となる。その結果、上アームターンオン時に誤動作する不具合が抑制される。上アームターンオフ時についても、上述した電流や磁束の向きを逆向きにして考えればよいことから、上アームターンオン時と同様の効果を持つことが理解されよう。
【0043】
この説明は下アームについても同様に当てはまる。そのことを、
図5を用いて説明する。まず、下アームIGBT2cのターンオン時における交流端子11cの左側端子に流れる電流の向き21eおよび交流端子11cの右側端子に流れる電流の向き21fとを考える。すると、アンペールの法則により、電流の向き21eを中心軸とした右ねじの方向に磁束22eが、また、電流21fを中心軸とした右ねじの方向に磁束22fが、それぞれ誘起される。中央に位置する下アームのゲート−エミッタ間のループ内を貫通する磁束の向きはベース面に対して垂直方向であるが、二又に別れた交流端子11cの磁束22eと磁束22fとが互いに相殺し合い、結果的に、磁束が制御端子に与える影響を低減することとなる。
【0044】
なお、互いに積層された正極端子11aと負極端子11bとの間や、エミッタ信号端子3b(3d)とゲート信号端子3a(3c)との間に、図示しない絶縁物(樹脂や紙等)を挟み込んで端子間相互の配置を構成するとより好適である。そうすることにより、積層された電流ループを小さくすることができ、以て磁束の貫通の発生がより効果的に抑えられる。
【0045】
図7は、
図3の等価回路で示した半導体パワーモジュール10に対して、
図16に示すように正極端子11aと負極端子11bとの間にコンデンサモジュール120を接続するための直流バスバ111aおよび111b、交流端子11cに誘導電動機500を接続するための交流バスバ112、およびモジュール上部にドライバ回路基板131を取り付けたときの様子を示す実装図である。半導体パワーモジュール10は放熱を目的としてヒートシンク150に実装されている。本発明の特徴である負極信号端子3gが直流バスバ111から離れた配置となっており、これによりバスバに流れる大電流による磁束の影響を信号線ループ(22h)が受けにくくすることである。この図では半導体モジュール10を2個並列に配置している。これにより出力電流を倍にすることが可能となる。また、2つのモジュールを跨るように1つのドライバ回路基板を搭載することで、ドライバ基板131は、単に制御基板141に、制御端子3を介して信号情報をやりとりするだけでなく、過電圧保護を目的としたアバランシェダイオードなど別の付加機能を搭載するスペースが生まれる。ドライバ回路基板131は、
図8のようにパワーモジュール10が並列に複数配置されても、複数モジュール上面を跨るように配置することが可能である。これによりドライバ回路基板131とパワーモジュール10の間の配線長を短くすることができ、かつドライバ回路基板を1枚に集約することが可能となり、ゲートとエミッタ間のループインダクタンスを低減することが可能となる。
【実施例2】
【0046】
図8は本発明の第2の実施形態である実施例2に係る半導体パワーモジュールのケース内部構造を示す斜視図である。本実施例は実施例1の変形例であり、本実施例においては主端子および制御端子のレイアウトが実施例1のレイアウトと異なるが、それ以外の点においては実施例1と同様である。つまり、
図8は
図1〜6で示した実施例1における交流端子側から配線されている制御端子(下アームエミッタ信号端子3d、上アームコレクタ信号端子3e、温度検知信号端子4)がモジュール中央でなく4つ股に別れた他の交流端子の間から配線された場合の実施形態を示す図である。
【0047】
図9は
図8のC−C’断面の主端子と制御端子、
図10は
図8の端子とベースの上面図を示す。このように配置しても
図5で示した電流や磁束の向きの関係は変わらず、主端子上の大電流によって発生するノイズの影響を最小限にするという同じ効果を得る。制御端子3の板取やワイヤ配線が容易な場合は、この実施例に示すレイアウトを用いても良い。
【実施例3】
【0048】
図11は本発明の第3の実施形態である実施例3に係る半導体パワーモジュールのケース内部構造を示す斜視図である。本実施例は実施例1の変形例であり、本実施例においては主端子が複数に分かれており、それに伴って主端子および制御端子のレイアウトが実施例1のレイアウトと異なるが、それ以外の点においては実施例1と同様である。つまり、
図11は
図1〜6で示した実施例1における主端子が二又でなく分離して複数に分かれた場合の実施形態を示す図である。
【0049】
すなわち、本実施例の半導体パワーモジュール10は、主端子(正極端子11a、負極端子11b、交流端子11c)の少なくともいずれか1つが、共通の方向に延伸する2つの部分を含むように構成され、その2つの部分の一方と他方とに制御端子(ゲート信号端子3a(3c)およびエミッタ信号端子3b(3d))の積層部分が挟まれるように制御端子が配置され、特に、上記「2つの部分」が互いに別々の2つの部品によって構成され、当該「2つの部分」の一方と他方とが共通の方向に延伸する構造とされていることを特徴とする。
【0050】
図12は
図11のD−D’断面の主端子と制御端子、
図13は
図11のE−E’断面の主端子と制御端子、
図14は
図11の端子とベースの上面図を示す。このように配置しても
図5で示した電流や磁束の向きの関係は変わらず、主端子上の大電流によって発生するノイズの影響を最小限にするという同じ効果を得る。主端子を複数に分離した本実施例は板取が容易となる効果を持っており、他形状のパワーモジュールを設計する場合でも、主端子を共通化できる効果がある。
【実施例4】
【0051】
図16は、本発明の実施例4に係る電力変換装置の回路ブロック構成の一例を示した図であって、電鉄車両への適用例を示した図である。本実施例の電力変換装置には、例えば本発明の実施例1〜3のいずれかに係る半導体パワーモジュールが搭載される。
図16に示すように、電力変換装置100はインバータ回路を構成しており、架線300とレールや車体などの接地部400との間に変圧器200を介して接続される。この電力変換装置100から誘導電動機500に交流電力が供給される。電動機500は、例えば車両毎に4つずつ配設された車軸(左右2つの車輪とそれらを互いに固定する1つの車軸とから成る組の4組分)の各々に1つずつ接続される。ここで架線300の電力が交流の場合は、変圧器200と共に交流電流を直流に変換するコンバータモジュールが、電力変換装置100に接続される。一方で、架線300の電力が直流の場合は、変圧器200はチョッパー回路として振舞い、必要に応じて電圧レベルを調整する。
【0052】
電力変換装置100内には、直流電流から所定の周波数の交流電流を生成するためのインバータモジュール110と、供給される直流電流を安定化し平滑化するためのコンデンサモジュール120と、前記インバータモジュール110を駆動制御するドライバ回路130と、前記ドライバ回路130へ制御信号を供給する制御回路140と、を含んで構成される。
【0053】
インバータモジュール110において、上下アーム直列回路1a、1b、および1cのそれぞれは、IGBT2aとダイオード2bとの並列接続回路からなる2つの電流スイッチ回路が直列に配置されて構成される。上下アーム直列回路1の上下端は、それぞれ、コンデンサモジュール120の正極および負極に接続される。そして、その上側(正極端子11a)に配置されたIGBT2aとダイオード2bとからなる電流スイッチ回路は、いわゆる上アームとして動作し、下側(負極端子11b)に配置されたIGBT2cとダイオード2dとからなる電流スイッチ回路は、いわゆる下アームとして動作する。インバータモジュール110は、このような上下アーム直列回路1が3組設けられた、いわゆる、3相ブリッジ回路によって構成される。そして、それぞれの上下アーム直列回路1の中点位置、すなわち、上下の電流スイッチ回路の接続部分(交流端子11c)からは、3相の交流電流(U,V,W)が出力され、その出力された3相の交流電流(U,V,W)は、電動機500へ供給される。
【0054】
ここで、ドライバ回路130から出力される上アームゲート信号3aは、各相の上アームIGBT2aに供給され、下アームゲート信号3cは、各相の上アームIGBT2cに供給され、交流電流(U,V,W)の振幅や位相などを制御する。またドライバ回路130へ供給される上アームエミッタ信号3bは、各相の上アームIGBT2aエミッタ側から、下アームエミッタ信号3dは、各相の下アームIGBT2cエミッタ側から送られてくる。
【0055】
制御回路140は、各IGBT2aのスイッチングタイミングを演算処理するためのマイクロコンピュータを備えている。前述のとおり、各アームIGBT(2a、2c)のエミッタ電極は、ドライバ回路130に接続され、ドライバ回路130は、それぞれのIGBT毎にエミッタ電極における過電流検知を行い、過電流が検知されたIGBT(2a、2c)については、そのスイッチング動作を停止させ、過電流から保護する。さらに、制御回路140には、上下アーム直列回路1に設けられた図示しない温度センサや、上下アーム直列回路1の両端に印加される直流電圧を検出する検出回路などからの信号が入力され、それらの信号に基づき、過温度、過電圧などの異常を検知する。そして、過温度,過電圧などの異常を検知した場合には、全てのIGBTスイッチング動作を停止させ、上下アーム直列回路1を過電流,過電圧,過温度などの異常から保護する。
【0056】
なお、以上に示した電力変換装置100において、IGBT(2a、2c)およびダイオード(2b、2d)からなる電流スイッチ回路は、MOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)を用いて構成してもよい。
図1に示したインバータモジュール110は、上下アーム直列回路1を構成うる2in1モジュールを3個並列に組み合わせたものであるが、6in1モジュール1個で代用しても良い。さらに、要求出力電流が♪モジュールあたりの許容出力電流よりも大きい場合は、モジュールの個数を増やして並列接続しても良い。さらに、電力変換装置100は、
図1の回路構成に加え、電池に充電する機能が入った装置であってもよい。
【0057】
以上、本発明の上記各実施例によれば、制御端子(エミッタ信号端子およびゲート信号端子)が二又に分かれた主端子に挟まれるように配置されることで、高密度実装が容易となり、モジュール小型化を実現できる。二又に分かれた主端子が発生する磁束は、二又の中央で相殺され最小となるため、主端子から制御端子へのノイズ除去も高密度実装と同時に実現できる。さらに、モジュールベースに対して垂直な方向にエミッタ信号端子とゲート信号端子を積層することで、垂直に二又に分かれた主端子により発生する磁束の向きと、信号線ループ内を貫通する磁束の向きを直交にさせることができ、ノイズの影響が最小限となる。その結果、ターンオンやターンオフ時に誤動作する不具合が抑制される。
【符号の説明】
【0058】
1a 上下アーム直列回路(U相)
1b 上下アーム直列回路(V相)
1c 上下アーム直列回路(W相)
2a 半導体素子(上アームIGBT)
2b 半導体素子(上アームダイオード)
2c 半導体素子(下アームIGBT)
2d 半導体素子(下アームダイオード)
3a 制御端子(上アームゲート信号端子)
3b 制御端子(上アームエミッタ信号端子)
3c 制御端子(下アームゲート信号端子)
3d 制御端子(下アームエミッタ信号端子)
3e 制御端子(上アームコレクタ信号端子)
3f 制御端子(下アームコレクタ信号端子)
3g 制御端子(負極信号端子)
4 温度検知信号端子
10 半導体パワーモジュール
11a 主端子(正極端子)
11b 主端子(負極端子)
11c 主端子(交流端子)
12 モジュールケース
13 溝
14 ベース
15a 正極端子11aおよび負極端子11bが配置される面
15b 交流端子11cが配置される面
21a 正極左側端子に流れる電流の向き(上アームターンオン時)
21b 正極右側端子に流れる電流の向き(上アームターンオン時)
21c 負極左側端子に流れる電流の向き(下アームターンオン時)
21d 負極右側端子に流れる電流の向き(下アームターンオン時)
21e 交流左側端子に流れる電流の向き(下アームターンオン時)
21f 交流右側端子に流れる電流の向き(下アームターンオン時)
21g 上アームゲート信号線に流れる電流の向き(上アームターンオン時)
21h 上アームエミッタ信号線に流れる電流の向き(上アームターンオン時)
21i 下アームゲート信号線に流れる電流の向き(下アームターンオン時)
21j 下アームエミッタ信号線に流れる電流の向き(下アームターンオン時)
22a 正極左側端子周辺の磁束の向き(上アームターンオン時)
22b 正極右側端子周辺の磁束の向き(上アームターンオン時)
22c 負極左側端子周辺の磁束の向き(下アームターンオン時)
22d 負極右側端子周辺の磁束の向き(下アームターンオン時)
22e 交流左側端子周辺の磁束の向き(下アームターンオン時)
22f 交流右側端子周辺の磁束の向き(下アームターンオン時)
22g 信号線がつくるループを貫通する磁束
22h 信号線ループ
31a 上アーム側の絶縁基板
31b 下アーム側の絶縁基板
100 電力変換装置
110 インバータモジュール
111a 直流バスバ(正極バスバ)
111b 直流バスバ(負極バスバ)
112 交流バスバ
120 コンデンサモジュール
130 ドライバ回路
131 ドライバ回路基板
140 制御回路
141 制御回路基板
150 ヒートシンク
200 変圧器(+コンバータモジュール)もしくはチョッパー回路
300 架線
400 接地部
500 誘導電動機