(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形状について説明する。以下では、同じものに対しては同じ符号を付与して説明を省略する。
【0011】
図1は流量センサ50の模式図の例である。流量センサ50は、回転体1、羽根車2、回転数検出部3、センサケース4、接合部5等を含む。1つの回転体1の一方の端又は端近傍に羽根車2が設けられる。流体Fの流れが羽根車2に流れ方向D
Fへの力を与える。これにより発生した羽根車2の回転運動が、回転体1を、回転体1の軸方向と平行又はほぼ平行な直線を軸として回転させる。回転体1の回転は、回転体1の他方の端近傍に設けられた回転数検出部3により検出される。回転数検出部3は、回転数を電圧信号に変換して、図示しない通信線から出力する。回転数検出部3は、これに限定しないが、例えば磁気や光などにより、非接触で回転を検出する。非接触により回転を検出可能とすることで、摩耗や破損による接触不良や電気的導通不良を防ぐことができる。
【0012】
回転数検出部3及び回転体1の一部は、センサケース4により覆われる。また、センサケース4の端と接触し、且つ、回転体1の一部を覆うように接合部5が設けられる。接合部5の一部にはネジ部5Aが形成される。
【0013】
開口孔23の開口縁にはネジ部23Aが形成される。ネジ部23Aとネジ部5Aとは嵌合するように形成される。従って、流量センサ50と吐出し管22とは、ネジ部23Aとネジ部5Aとの嵌合により係合される。
【0014】
羽根車2の直径d1は、開口孔23の開口直径d2より小さい。即ち、d1<d2である。このように構成することで、流量センサ50は、吐出し管22に設けられた開口孔23から、吐出し管22の外側から内側に向かって、例えば
図1の方向D
Iに挿入して取り付けることが可能であり、低コストで後付けが可能な流量センサを実現可能である。方向D
Iは、吐出し管22内を流れる流体Fの流れ方向D
Fと交差し、より詳細な例では、方向D
Iと流れ方向D
Fとは直角又はほぼ直角である。なお、ここでいう交差とは、平行でないことを意味する。
【0015】
ネジ部23Aを含む開口孔23は、吐出し管22に、タップなど公知の工具でネジ山を切ることにより形成してもよい。また、継手や管同士の接続などのために管に予め形成されているネジ穴を流用してもよい。管に形成されるネジ規格として、例えば、JIS B0202(ISO228−1)、JIS B0203(ISO7−1)などがある。管に形成されるネジ穴は、このような規格に従うものであってもよい。
【0016】
図1の例では、流量センサ50は、回転体1の軸方向が、流れ方向D
Fに対し直角又はほぼ直角となるように吐出し管22と係止される。従って、羽根車2の直径d1によっては、流体Fの圧力損失を拡大させる可能性がある。これを防ぐために、流体Fの粘性特性や吐出し管22の内径などにもよるが、羽根車2の直径d1は、ネジ部23Aの呼び径が1/4インチから1/2インチである開口孔23から、吐出し管22内に挿入可能な寸法であることが好ましい。なお、この呼び径は、上記JIS B0202(ISO228−1)及びJIS B0203(ISO7−1)に従うものをいう。
【0017】
上記のように、回転数検出部3は、回転数を電圧信号に変換して、図示しない通信線から出力する。この電圧信号と、吐出し管22の内径とから流体Fの流量を算出することができる。
【0018】
図2は、回転数検出部3が羽根車2の回転数を変換した電圧信号と、そのときの流量との関係の一例である。グラフ200において、横軸は流量、縦軸は回転数検出部3により変換された電圧信号である。線201は管の内径が40mmの場合、線202は管の内径が50mmの場合、線203は管の内径が65mmの場合の例を示す。
【0019】
図示するように、いずれの内径でも、流量の増加に従い、電圧信号が一次関数で比例して増加する。流量が同じであっても、管の内径が小さいほど流体Fの流速が速くなり、それに従って羽根車2の回転数が高くなる。そのため管の内径が小さいほど流量の増加に対する電圧の増加量が大きい。
【0020】
本実施形態では、羽根車の回転数から流量を測定するので、
図2に示すように、流量が少ないときや、大きいときであっても、正確な流量を測定することが可能となる。
【0021】
なお、流量センサの出力する信号は電圧信号であっても電流信号であっても良いが、通信/制御線の長さが長くなる場合には電流信号であることが望ましい。
【0022】
図3は、羽根車の羽根の形状の例である。なお、
図3では、流体Fが水である場合に好適な例を示している。
【0023】
図3(A)は羽根車310の正面図、(B)は羽根車310の側面図である。羽根車310は、回転部310Aと、羽根310Bとを含み、回転軸311を軸として回転可能である。回転部310Aは円筒形状をなし、回転部310Aの外周縁から、偶数の羽根310Bが突出するように設けられている。羽根310Bは、回転部310Aの回転軸311に対し点対称に設けられる。羽根310Bの流体Fの力を受ける面のうち一方は、面取り部310B−1が設けられる。これにより、流体Fを受け流すとともに、面取り部310B−1が設けられた面の対面(例えば面310B−2)で受けた流体Fの流れで回転体1を回転させることが可能となる。
【0024】
羽根車310は、点対称な形状である上に簡易な形状であるため、製造しやすいという利点がある。
【0025】
図3(C)は羽根車320の正面図、(D)は羽根車320の側面図である。羽根車320は、回転部320Aと、羽根320Bとを含み、回転軸321を軸として回転可能である。回転部320Aは円筒形状をなし、回転部320Aの外周縁から、奇数の羽根320Bが突出するように設けられる。
【0026】
羽根320Bは、回転部320Aから長さl1だけ突出し、羽根320Bの流体Fの力を受ける面のうち一方である面320B−1は、回転部320Aの外周において、回転部320Aと面320B−1とが接合する点での接線322に対し角度α1(ただし90°>α1>0)を成すように設けられる。また、羽根320Bは、回転部320Aから長さl2(ただしl1>l2)の位置で、面320B−1が、接線322に対し角度α2(ただし90°>α2>α1>0)を成すように設けられる。このように形成することで、流体Fの流れによる力で回転体1を効率的に回転させることが可能となる。
【0027】
羽根車320は、は羽根枚数が奇数であるため、羽根車に力が均等にかからず、流体Fによって羽根車にかかる力のバランスが崩れ、羽根車が回りやすいという利点がある。
【0028】
図3(E)は羽根車330の正面図、(F)は羽根車330の側面図である。羽根車330は、回転部330Aと、羽根330Bとを含み、回転軸331を軸として回転可能である。回転部330Aは円筒形状をなし、回転部330Aに、スクリュー状の羽根330Bが設けられる。羽根330Bの数は、限定はしないが、奇数であると良い。羽根車330は、羽根車に力が加わりやすい形状の為、羽根車が回りやすい。特に、羽根330Bの数が奇数の場合は、羽根車320と同様に、羽根車に力が均等にかからず、羽根車が回りやすいという利点がある。
【0029】
羽根車310、羽根車320、羽根車330の各々は一例であるが、流体Fが水の場合、羽根車320及び羽根車330が好ましい。羽根車320は、製造コストと製作の容易さの点で特に好適である。
【0030】
なお、回転部310A、回転部320A、回転部330Aの各々は、円筒形状であるものとしたが、形状は任意であり、これに限るわけではない。また、回転部310A、回転部320A、回転部330Aの各々は、回転体1と一体で形成されてもよく、別体で形成されてもよい。
【0031】
図4は、流量センサ50を吐出し管22に取り付ける際の封止構造の例である。なお、
図4では、説明のために、T字継手などの開口孔23に取り付ける場合の例を含めて示しているが、以下のすべての封止構造は如何なる開口孔23にも適用可能である。
【0032】
図4(A)は、シールテープにより封止する例である。図示するように、ネジ部5Aとネジ部23Aとの間に、シールテープ401が設けられている。この構造の場合、スペースが無い場合でも効率的に封止することが可能である。
【0033】
図4(B)は、Oリングにより封止する例である。図示するように、接合部5の一部に凹部5Bが形成され、凹部5BにOリング402が設けられている。この構造の場合、Oリングを設けるスペースが必要な一方、メンテナンスが容易である。
【0034】
図4(C)は、ガスケットにより封止する例である。図示するように、吐出し管22と接合部5との間にガスケット403を設け、ネジ部5Aとネジ部23Aとをネジ締めしてガスケット403を方向D
Iに押圧することにより封止している。なお、
図4のガスケット403は接合部5と別体であるが、ガスケット403は、接合部5と一体に形成されてもよい。この構造の場合、スペースが無い場合でも効率的に封止することが可能である。
【0035】
流量センサ50を吐出し管22に取り付ける際の封止構造は、シールテープ401、Oリング402、ガスケット403のうち1つを用いてもよく、複数を組み合わせてもよい。
【0036】
また、吐出し管22にネジ部23Aが無く、吐出し管22に追加でネジ穴をあけた場合は、専用のソケットを用いて流量センサ50を組み付けてもよい。また、吐出し管22にネジ部23Aが有っても、ネジ部23Aの呼び径が所望の呼び径より大きい場合などには、ブラケットを用いて流量センサ50を組み付けてもよい。
【0037】
図5は、本実施形態の流量センサ50を用いた給水装置のシステム構成例である。給水システム500は、仕切り弁12、逆止め弁13、圧力センサ17、圧力タンク18、電動機20、ポンプ10、インバータ30、制御装置40、流量センサ50、電源60等を含む。これらにより、吸込み管11、吐出し合流管16、分岐管21、吐出し管22を介して、需要側の給水末端51へ水が供給される。
【0038】
給水システム500は、吸込み管11を介して、水道本管または受水槽から水を供給する。仕切り弁12−1は吸込み管11に接続され、分岐した吸込み分岐管21−1、21−2の各々への流路の開閉を行う。複数のポンプ10−1、10−2の各々の吐出し側には吐出し管22−1、22−2の各々が連結され、吐出し管22−1、22−2の各々には流量センサ50−1、50−2が設けられる。なお、流量センサ50−1、50−2の設置位置は、それぞれのポンプの吐出し口から吐出し口径の倍以上の距離をとることが望ましい。
【0039】
吐出し管22−1、22−2の各々は、逆止め弁13−1、13−2、仕切り弁14−1、14−2を介して吐出し合流管16に接続される。吐出し合流管16には圧力センサ17と、圧力タンク18とが給水末端51の方向に向かって設置されている。
【0040】
各ポンプ10−1、10−2の各々には、ポンプ駆動用の電動機20−1、20−2が設けられ、各電動機20−1、20−2はインバータ30を介して制御装置40により制御される。
【0041】
制御装置40は、圧力センサ17と、流量センサ50−1、50−2と、インバータ30とに接続される。制御装置40には、吐出し合流管16内の水圧、吐出し管22−1、22−2各々内の流量、電動機20−1、20−2各々の回転数が電気信号として入力される。
【0042】
インバータ30は、制御装置40と、電動機20−1、20−2との各々に接続される。
【0043】
制御装置40は、演算処理部41、記憶部43、入出力I/F(インターフェース)44、表示部45を含む。また、インバータ30は、演算処理部31、電力変換部32、記憶部33、入出力I/F34を含む。
【0044】
ポンプ10の圧力の数値や、流量センサ50の流量の数値は、制御装置40の入出力I/F44から演算処理部41へ入力される。演算処理部41は、これらの数値に対し演算処理を行い、結果を記憶部43に記憶させる。演算処理部41は、演算処理した結果に応じて、電動機20−1及び電動機20−2のうち少なくとも一方の制御信号を生成して、インバータ30へ送信するように制御する。
【0045】
制御装置40からの制御信号は、インバータ30の入出力I/F34を介して入力される。演算処理部31は、制御装置40からの制御信号を用いて演算処理を行い、電力変換部32を駆動制御する。これにより、インバータ30は、電気的に接続された電動機20−1及び電動機20−2のうち少なくとも一方に速度制御信号を印加し、ポンプ10−1、及び10−2のうち少なくとも一方を回転駆動させる。
【0046】
給水システム500は、限定はしないが、例えば、住宅用給水(アパート、マンション)や工場給水に適用可能である。給水システム500は、主に、ポンプ2次側(吐出し側)の圧力を所定の値に保つよう、自動で可変速運転/自動停止するよう構成可能である。
【0047】
図6は、複数のポンプ10のうち1つの駆動を制御する場合の、制御装置40の動作フローの例である。以下では、
図5に示す給水システム500におけるポンプ10−1及びポンプ10−2のうち、ポンプ10−1を駆動させるものとして説明する。
【0048】
給水システム500において、給水栓等の給水末端51が開かれると、吐出し合流管16内の圧力が低下する。吐出し合流管16に接続された圧力センサ17は、吐出し合流管16内の圧力を、例えば所定時間毎に制御装置40に出力している。あるいは、圧力センサ17は、吐出し合流管16内の圧力が所定条件を満たす場合に、自身の検出する圧力を制御装置40に出力してもよい。また、流量センサ50−1、50−2の各々は、所定時間毎に、検出した流量を制御装置40に出力している。
【0049】
制御装置40は、圧力センサ17から入力された圧力を確認し(S601)、圧力が所定の運転開始圧力以上であるか否か判定する(S602)。
【0050】
S602の判定の結果、運転開始圧力以上である場合(S602:Yes)、所定時間経過後に、再度S601の処理を行う。
【0051】
S602の判定の結果、運転開始圧力以上でない場合(S602:No)、インバータ30に電動機駆動の指示を出力する(S603)。インバータ30は、電動機20−1に駆動指示を出力する。この指示により駆動を開始した電動機20−1が回転し、ポンプ10−1が運転を開始し給水を始める。
【0052】
制御装置40は、流量センサ50−1、50−2の各々から入力された流量を確認し(S604)、流量が所定の運転停止流量以上であるか否か判定する(S605)。
【0053】
S605の判定の結果、運転停止流量以上である場合(S605:Yes)、制御装置40は、所定時間経過後に、再度S604の処理を行う。
【0054】
S605の判定の結果、運転停止流量以上でない場合(S605:No)、制御装置40は、運転停止流量が継続している継続時間が所定の運転停止確認時間以上であるか否か判定する(S606)。なお、継続時間をカウントしていなければここでカウントを開始し、S601の処理に移行してもよい。
【0055】
S606の判定の結果、運転停止確認時間以上でない場合(S606:No)、制御装置40は、所定時間経過後に、再度S601の処理を行う。
【0056】
S606の判定の結果、運転停止確認時間以上である場合(S606:Yes)、制御装置40は、インバータ30に電動機駆動停止の指示を出力する(S607)。インバータ30は、電動機20−1に駆動停止指示を出力する。この指示により電動機20−1の回転が停止し、ポンプ10−1が運転停止して給水が終了する。
【0057】
なお、運転開始圧力や運転停止流量、運転停止確認時間などは、予め記憶部43に記憶されているとよい。ただし、これらの値は、任意の値に設定可能である。
【0058】
図7は、1台のポンプでは給水が不足し2台目のポンプの運転を開始させる場合の、制御装置40の動作フローの例である。以下では、
図5に示す給水システム500におけるポンプ10−1及びポンプ10−2のうち、ポンプ10−1が現在駆動しているものとして説明する。
【0059】
流量センサ50−1、50−2の各々は、所定時間毎に、吐出し管22−1、吐出し管22−2の各々内の流量を制御装置40に出力している。ポンプ10−1が駆動している場合において、給水栓等の給水末端51がさらに開かれると、吐出し管22−1内の流量が増加する。
【0060】
制御装置40は、流量センサ50から入力された流量を確認し(S701)、流量が所定の並列運転開始流量未満であるか否か判定する(S702)。
【0061】
S702の判定の結果、並列運転開始流量未満である場合(S702;Yes)、所定時間経過後に、再度S701の処理を行う。
【0062】
S702の判定の結果、並列運転開始流量未満でない場合(S702:No)、インバータ30に電動機駆動の指示を出力する(S703)。インバータ30は、電動機20−2に駆動指示を出力する。この指示により駆動を開始した電動機20−2が回転し、ポンプ10−2が運転を開始し給水を始める。
【0063】
制御装置40は、流量センサ50−1、50−2の各々から入力された流量を確認し(S704)、流量が所定の並列運転終了流量以上であるか否か判定する(S705)。
【0064】
S705の判定の結果、並列運転終了流量以上である場合(S705:Yes)、制御装置40は、所定時間経過後に、再度S705の処理を行う。
【0065】
S705の判定の結果、並列運転終了流量以上でない場合(S705:No)、制御装置40は、インバータ30に電動機駆動停止の指示を出力する(S706)。インバータ30は、電動機20−2に駆動停止指示を出力する。この指示により電動機20−2の回転が停止し、ポンプ10−2が運転停止して給水が終了する。
【0066】
なお、並列運転開始流量や並列運転終了流量などは予め記憶部43に記憶されているとよい。ただし、これらの値は、任意の値に設定可能である。
【0067】
上記のように構成することで、給水システム500は、流量によりポンプの運転の自動開始及び停止を制御することができる。
【0068】
公知の可変抵抗などによるフロースイッチによる検出では、すべての流量域で流量を正確に検出することが困難であり、特に、流量が少ない場合や多い場合では、流量を正確に計測することが困難である。また、公知の圧力センサによりポンプ制御を行う場合、圧力が必ずしも流量を正確に反映しているとは限らないので、正確な流量に基づいたポンプ制御ではない場合もある。本実施形態のセンサ50は、上記のように、羽根車2の回転数により流量を検出することができるので、流量が少ない場合や多い場合であっても、流量を正確に計測することができる。また、このようなセンサ50による計測値をポンプの運転の自動開始及び停止の制御に用いることで、より効率的かつ即時性が高いポンプ制御を実現できる。
【0070】
上記流量センサ50を用いるシステムは
図5に示すものに限らない。
図8は、流量センサ50を用いた他のシステム構成例である。
【0071】
ポンプシステム800は、電源60、インバータ70、ポンプ10、電動機20、流量センサ50などを含む。インバータ70は、演算処理部71、電力変換部72、記憶部73、入出力I/F74を含む。
【0072】
ポンプ10は、吸込み管11に接続される。また、吐出し管22には流量センサ50が設けられる。流量センサ50の設置位置は、ポンプ10の吐出し口から吐出し口径の倍以上の距離をとることが望ましい。
【0073】
ポンプ10は電動機20により回転駆動され、電動機20はインバータ70により制御される。
【0074】
インバータ70と、流量センサ50は通信/制御線53によって接続される、流量センサ50より出力された電圧信号は吐出し管22内の流量信号として入出力I/F74に入力される。
【0075】
ここで、流量センサの出力する信号は電圧信号であっても電流信号であっても良いが、通信/制御線の長さが長くなる場合には電流信号であることが望ましい。
【0076】
演算処理部71は、入出力I/F74を介して入力された電圧信号をもとに、電力変換部72より出力する電圧・周波数を決定し、その決定に応じた電気波形を電力変換部72より電動機10に対して出力する。
【0077】
演算処理部71は、記憶部73に所定の値を予め記憶しておき、入出力I/F74に印加される信号が、記憶部73に記憶されている値と一致するようにフィードバック制御することで流量一定自動運転制御を行なうことができる。また、演算処理部71は、入出力I/F74に印加される信号が所定の値以下になった場合にはポンプを停止させることで、水が使用されない場合にはポンプを自動停止させることができる。稼働台数は異なるが、この動作そのものは上記
図7の動作フローと同様にして実現することが可能である。
【0078】
なお、記憶部73には、図示しない電動機の各々の負荷率と、指令されうる周波数と、これらに対する電動機のすべりに関する情報が記憶されていてもよい。演算処理部71は、電動機20の周波数が指定された場合に、記憶部73に記憶されている情報に基づき、指定された周波数となるように、すべりを考慮した周波数を算出し、この周波数で電動機20を制御するようにしてもよい。
【0079】
上記では、流量センサが水の流量を検出するものとして説明したが、計測する流体は水に限らない。他の任意の液体でもよく、気体でもよい。ただし、上記のように、圧力損失の観点から、高い粘性の流体には好ましくない。粘性特性が水に近いものであれば、
図4に一例を示す羽根車をそのまま又は一部変更して適用可能である。また、流体が気体の場合も、
図4に一例を示す羽根車の形状を少なくとも一部変更することで適用可能である。
【0080】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0081】
また、上記の各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。