(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6382619
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】ターンバックル用ラチェットスパナ
(51)【国際特許分類】
B25B 13/48 20060101AFI20180820BHJP
B25B 13/36 20060101ALI20180820BHJP
B25B 13/08 20060101ALI20180820BHJP
【FI】
B25B13/48 C
B25B13/36
B25B13/08
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-155558(P2014-155558)
(22)【出願日】2014年7月30日
(65)【公開番号】特開2016-32840(P2016-32840A)
(43)【公開日】2016年3月10日
【審査請求日】2017年5月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】591146893
【氏名又は名称】九州旅客鉄道株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】591083772
【氏名又は名称】株式会社永木精機
(74)【代理人】
【識別番号】100118924
【弁理士】
【氏名又は名称】廣幸 正樹
(72)【発明者】
【氏名】新藤 章吉
(72)【発明者】
【氏名】香月 章
(72)【発明者】
【氏名】永木 孝幸
(72)【発明者】
【氏名】水取 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】辻 博明
【審査官】
上田 真誠
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3094876(JP,U)
【文献】
実開昭48−057673(JP,U)
【文献】
実開昭56−126373(JP,U)
【文献】
米国特許第05611521(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B 13/46−13/48
B25B 13/08
B25B 13/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ターンバックルの角軸部を拡径方向から受け入れ、操作杆にて回転操作するターンバックル用ラチェットスパナであって、
外周にラチェット歯が突設され、断面略U字型に開口したソケットと、
前記拡径方向に且つ前記操作杆と対極の方向に開口し、前記ラチェット歯を厚さ方向から挟むようにして前記ソケットを保持するヘッド部と、
前記ヘッド部の開口側を開閉可能となるように一端が前記ヘッド部に軸支された開閉片と、
前記開閉片から締結軸方向へ延び、前記開閉片の閉状態において前記ターンバックルの前記角軸部に対して前記締結軸方向に延設される胴部を支える側方支持部と、
を備え、
前記側方支持部には、前記胴部が嵌合可能に形成され、締結軸方向へ深さが一定となるように凹状曲面が形成された嵌合部を有する
ことを特徴とするターンバックル用ラチェットスパナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、様々な形状のレンチのうち、ターンバックルの締結用に用いられるスパナに関し、特にラチェット機構を備えたターンバックル用ラチェットスパナに関する。
【背景技術】
【0002】
メガネレンチやソケットレンチなどについては、締結対象から工具を取り外すことなく連続動作が可能となるように、ラチェット機構を備えたラチェットレンチが広く用いられている。これにより、一回の締結動作ごとに工具を締結対象から取り外すことなく、組み付けたままで連続して作業を行うことができるので、作業効率の向上が図られる。
【0003】
これに対して、先端が開放したレンチである、いわゆるスパナでは、締結軸に対して垂直方向(拡径方向)へ工具を抜き取ることができる。すなわち、工具の抜き取り及び装着動作は、締結対象を中心とした工具の揺動操作が行われるのと同じ平面内の運動であり、メガネレンチなどのように、工具の抜き取り操作等において締結軸方向への運動を伴う作業に比べて容易である。しかし、回転、離脱及び再装着の繰り返し動作を連続してスムーズに行うには、ある程度の熟練を要する。
【0004】
そのため、スパナについても、工具を締結対象に組み付けた状態で連続動作が可能となるように、従来から、ラチェットスパナの構成が考えられている。この一例を
図6に示す。
【0005】
図6は、従来のスパナ型ラチェットレンチ101のヘッド部102を示している。ヘッド部102は紙面に垂直な方向に3層構造となっている。この3層構造を構成する中央の層にはラチェット機構が設けられている。このラチェット機構は、ヘッド部102と同様に拡径方向の一部が開放されており、拡径方向から締結対象を受け入れることが可能である。ラチェット機構は、ラチェット部106とロックピン110とから構成されている。ラチェット機構の拡径側の側方には、ラチェット部106の外周に形成されたラチェット歯108に係合し、規制する回転方向を切り換えるロックピン110が設けられている。このような、スパナ型ラチェットレンチ101は、特許文献1に開示されている。
【0006】
また、
図7に、
図6のスパナ型ラチェットレンチ101による締結対象の一例としてターンバックル50を示す。ターンバックル50の略中央には、正六角形の断面形状を有する角軸部51が形成されている。この角軸部51を、スパナ型ラチェットレンチ101のラチェット部106に拡径方向の側方から受け入れることにより締結作業が行われる。
図7のターンバックル50では、角軸部51以外の胴部52は円筒形状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実用新案登録第3161506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、
図6に示したようなスパナ型ラチェットレンチ101の構成では、拡径方向に開放されたラチェット機構がヘッド部102の開口を塞ぐ位置まで回転すると、開口した先端側ではヘッド部102による支えがなく、ラチェット部106のみで締結対象を支えることになる。したがって、締結軸を開口側へ傾けるような力が操作杆に働くと、ラチェット部106に運動方向とは異なる方向に歪が生じ、摩耗や損壊を生じかねない。
【0009】
また、ラチェット部106の開口位置とヘッド部102の開口位置とが一致した状態で締結対象を受入れて締結作業を行う際、締結対象の中心軸がラチェット部106の回転軸に対して傾斜していると、ラチェット部106内に締結対象が完全に収まらず、開口側で噛み込みが生じ、回転動作に支障を来す。この場合、工具側には開口位置の周辺に無理な応力が生じ、他方、締結対象には噛み込みにより傷が発生する恐れがある。
【0010】
そこで、本発明では、締結対象の噛み込みを防止し、締結軸に対して工具を安定して保持できるラチェットスパナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明のターンバックル用ラチェットスパナは、ターンバックルの角軸部を拡径方向から受け入れ
、操作杆にて回転操作するターンバックル用ラチェットスパナであって、外周にラチェット歯が突設され、断面略U字型に開口したソケットと、拡径方向に
且つ前記操作杆と対極の方向に開口し、ラチェット歯を厚さ方向から挟むようにしてソケットを保持するヘッド部と、ヘッド部の開口側を開閉可能となるように一端がヘッド部に軸支された開閉片と、開閉片から締結軸方向へ延び、開閉片の閉状態においてターンバックルの角軸部に対して締結軸方向に延設される胴部を支える側方支持部と、を備え
、前記側方支持部には、前記胴部が嵌合可能に形成され、締結軸方向へ深さが一定となるように凹状曲面が形成された嵌合部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明によれば、ヘッド部に軸支された開閉片が閉状態にあるとき、開閉片から締結軸方向に延びるように設けられている側方支持部が、ターンバックルの角軸部に延設される胴部を開口側から支えるので、角軸部がソケット内に安定して保持され、スムーズに作業を行うことができる。
【0014】
また、本発明によれば、上記効果に加えて、ターンバックルは、角軸部を挟んだ2箇所の胴部の一部が嵌合するようにして、側方支持部の締結軸方向へ延びる凹状曲面により支えられるので、ターンバックル用ラチェットスパナが締結動作状態にあっても、締結軸方向が傾くことなく安定して支持される。
【0015】
これにより、ソケットの開口から角軸部が飛び出すことなく作業できるので、角軸部がヘッド部とソケットとの間に噛み込まれるのを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施の形態に係るラチェットスパナの全体斜視図である。
【
図2】
図1のラチェットスパナのヘッド部の一部を破断した斜視図である。
【
図3】
図1のラチェットスパナのラチェット歯の位置で切断し、ヘッド部周辺を拡大した断面図である。
【
図4】
図3と異なる位置にソケットが回転した状態を示した断面図である。
【
図5】
図1のラチェットスパナの使用状態であって、(a)はラチェット爪がラチェット歯に係合した状態を示し、(b)はラチェット爪がソケットの開口に位置している状態を示したヘッド部周辺の断面図である。
【
図6】従来のスパナ型ラチェットレンチを示した図である。
【
図7】従来のターンバックルを示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態に係るターンバックル用ラチェットスパナ(以下、単にラチェットスパナと呼ぶ。)について、図を用いて説明する。なお、本実施の形態においては、締結対象の例として
図7のターンバックル50を挙げ、必要に応じて
図7を参照することにする。
【0018】
図1は、本実施の形態に係るラチェットスパナ1の全体斜視図を示している。ここでは、ラチェットスパナ1の後端側の操作杆22は長尺の部材であるため中間部分を省略して示されている。
【0019】
ヘッド部2は、平行に配置された2枚の板状部2aが一体に形成されると共に、先端側に開口2bが形成されている。このヘッド部2の開口2bの内側には、ヘッド部2に対して相対回転可能なソケット8を含むラチェット部6が設けられている。このラチェット部6を説明するため、ヘッド部2と操作杆22の一部を破断させた斜視図を
図2に示す。
図2では、説明の便宜のため、操作杆22の後端側は省略されている。
【0020】
ここから
図1と
図2とを併せて参照しながら説明する。ラチェット部6は、締結対象であるターンバックル50(
図7を参照。)を受け入れるソケット8と、ソケット8の回転方向を順逆の何れかの方向へ回転規制する切換部10と、切換部10を後端側から付勢し、切り換え姿勢を保持する付勢部12とから構成されている。
【0021】
図1、2中において、ソケット8の回転中心である締結軸Aは一点鎖線で示されている。ソケット8の外周には、締結軸A方向の略中央にラチェット歯8aが突設されている。ソケット8は、このラチェット歯8aを2枚の板状部2aの間に挟むようにしてヘッド部2の開口2bの内側に配置されている。
【0022】
また、ヘッド部2の操作杆22寄りの位置には、表裏に向かって締結軸Aと平行な方向へ延びる側方支持部14が設けられている。この側方支持部14は、締結対象であるターンバックル50の側方を支える目的で設けられている。この側方支持部14については後に
図3以下を用いて説明する。
【0023】
上述のように、ヘッド部2の先端側には開口2b(
図1を参照)が形成されており、この開口2bを開閉するために、開閉片4が設けられている。開閉片4は、揺動可能となるようにヘッド部2の先端側に一端を軸支されている。
【0024】
図1では、開閉片4が開かれた状態が実線で示され、閉じられた状態が点線で示されている。この開閉片4にも、上述の側方支持部14と同様に、締結軸A方向に延びる側方支持部18が設けられている。ここで、
図3を用いて、ターンバックル50の保持状態を示す。
【0025】
図3には、ラチェットスパナ1のヘッド部2の周辺について、ラチェット歯8aを締結軸Aに対して垂直に切断した断面図が示されている。なお、この
図3では、説明の便宜のため、切換部10は、ソケット8の回転を規制しない中立位置にある状態が示されており、操作方向の正逆を切り換えるための2つのラチェット爪10a、10bは、何れもラチェット歯8aから離間した状態となっている。
【0026】
ターンバックル50は角軸部51で切断した断面図によって示されている。また、ターンバックル50の胴部52の位置は角軸部51に重ねた一点鎖線で示されている。
【0027】
図3に示すように、ターンバックル50をソケット8内部に収容し、ヘッド部2の開口2b側を開閉片4で閉じると、角軸部51の後端側の4面がソケット8の内面に当接する
。また、断面円形の胴部52の側周のうち、先端側及び後端側に面する対極位置には、それぞれ、側方支持部18、14のそれぞれの嵌合部19、15の凹状曲面19a、15a(
図1を参照)が僅かな隙間を空けて当接可能な状態となる。
【0028】
このように配置されるので、開閉片4に設けられた側方支持部18とヘッド部2に設けられた側方支持部14とにより、ターンバックル50の角軸部51の締結軸方向に延設された胴部52が支持される。これにより、本実施の形態に係るラチェットスパナ1では、ヘッド部2が先端側に開口しているが、操作杆22を左右に振って締結作業を行う際においても、ターンバックル50の角軸部51が傾くことはない。ターンバックル50の角軸部51は、ソケット8の締結軸Aと略平行な状態を保つことができ、作業が安定する。
【0029】
続いて、
図4には、ソケット8が
図3の状態から締結軸Aに対して反時計回りに90度回転した状態が示されている。
図4も
図3と同様に、ラチェット歯8aを締結軸Aに対して垂直に切断した断面図を示しており、切換部10は説明の便宜のため中立位置にある状態で示されている。
【0030】
本実施の形態に係るラチェットスパナ1のソケット8は、締結軸Aを中心とする径方向の一部が開放されているので、回転位置によっては、
図4に示されるように、ヘッド部2の開口2bの内周との間の一部に隙間Gが生じる。
図4では、紙面下方側に隙間Gが生じた状態が表わされている。しかし、側方支持部14、18の嵌合部15、19には、いずれも締結軸A方向へそれぞれ略同じ深さとなるように凹状曲面15a、19aが形成されているので、ヘッド部2の開口2bの内周とターンバックル50との間に隙間Gが生じたとしても、ターンバックル50は嵌合部15、19によって安定して保持される。このように、いかなる回転位置においても、ターンバックル50の角軸部51とソケット8の締結軸Aとは略平行な状態を保持できるので、安定した状態で作業を行うことが可能である。次に、
図5を用いてラチェット機構について説明する。
【0031】
図5は、
図3、4と同様にヘッド部2の周辺について、ラチェット歯8aを締結軸Aに対して垂直に切断した断面図を示している。このうち、
図5(a)には、正回転動作用の正側のラチェット爪10aがラチェット歯8aに係合した状態が示されている。また、
図5(b)には、
図5(a)の状態から操作杆22を正側の操作方向へ約120度回転させた後、逆側へ約120度戻し、正側のラチェット爪10aがソケット8の開口に位置している状態が示されている。なお、ここで正方向、逆方向として図示したのは説明の便宜のためであり、実際の使用状態において操作方向が固定されるものではない。すなわち、本実施の形態で正側のラチェット爪10aとしているものが、逆側のラチェット爪10aとして用いられる場合もあり得る(ラチェット爪10bについても同様。)。
【0032】
切換部10の切り換え状態が
図5(a)のようになっている場合には、正側操作方向へ操作杆22を回動させると、正側のラチェット爪10aがラチェット歯8aに食い込むので、切換部10は係合したままソケット8と共に一体回転する。そして、逆側操作方向へ操作杆22を回動させると、切換部10は付勢部12の付勢片12aから受ける付勢に抗して中立位置側へ戻ることができる。すなわち、正側のラチェット爪10aは、ラチェット歯8aとの係合が外れ、ラチェット歯8aの上を滑りながら周方向へ相対移動することができる。
【0033】
ところが、本実施の形態に係るラチェットスパナ1では、正側ラチェット爪10aがソケット8の開口領域に位置する場合であっても、傾斜面10cにストッパー2cが当接することにより、ソケット8の中心側への落ち込みが阻止される。このように構成されているので、ソケット8の開口側もスムーズに通過することができ、再びラチェット歯8aが相対回転して近接した際に、ラチェット歯8aとラチェット爪10a(又は10b)とが再係合することができる。
【0034】
以上に述べたように、本発明の本実施の形態に係るラチェットスパナ1によれば、側方支持部14、18によりターンバックル50の胴部52が支持されるので、ターンバックル50の角軸部51とソケット8の締結軸Aの方向とが略平行な状態を安定して保持することができ、熟練を要さずに、容易かつ確実に締結作業を行うことが可能である。
【0035】
また、ターンバックル50が安定してソケット8内に保持されるので、ヘッド部2の開口2b側での噛み込みを防ぐことができ、ラチェットスパナ1のソケット8の摩耗又は損壊を防止することができる。
【0036】
なお、上記の実施の形態では、ヘッド部2の側方支持部14及び、開閉片4の側方支持部18は、締結軸A方向の両側へ略対称となるように設けられている構成を例として示した。しかし、締結軸A方向の何れか一方に設けられていれば、ソケット8内にターンバックル50の角軸部51を安定して保持することができる。また、締結軸A方向の両側に非対称に構成しても同様の効果を得ることが可能である。
【0037】
また、上記の実施の形態では、側方支持部14、18の嵌合部15、19に凹状曲面15a、19aが形成された構成を例として示した。しかし、締結軸A方向へ延びるガイドの機能を有していれば、嵌合面は曲面でなくても構わない。例えば、締結軸A方向へ延びる線材を複数組み合わせた構成でもよい。また、ターンバックル50の胴部52に沿って湾曲させた複数の線材を、締結軸A方向へ並設しても構わない。この場合、支柱16、20(
図1参照)に支えられる嵌合部15、19は板状部材でなくても構わない。
【0038】
また、上記の実施の形態では、ヘッド部2に側方支持部14を備えた構成を例として示した。しかし、少なくとも、開閉片4に側方支持部18が設けられていれば、ヘッド部2側に側方支持部14を有していなくても構わない。そして、ヘッド部2側の側方支持部14は、開閉片4上の側方支持部18に対してターンバックル50の対極位置に設ける必要はない。さらに、ヘッド部2側の側方支持部14は、複数設置されていても構わない。
【0039】
また、上記の実施の形態では、断面正六角形の角軸部51を有するターンバックル50を締結対象の一例として示した。しかし、正六角形以外の角軸部を有するターンバックルが係合可能なようにソケットの内壁が形成されていれば、例えば断面正方形の角軸部などを有するターンバックルなども対象となり得る。
【符号の説明】
【0040】
1 (ターンバックル用)ラチェットスパナ
2 ヘッド部
2a 板状部
2b 開口
2c ストッパー
4 開閉片
6 ラチェット部
8 ソケット
8a ラチェット歯
10 切換部
10a 正側ラチェット爪
10b 逆側ラチェット爪
10c 傾斜面
11 軸
12 付勢部
12a 付勢片
12b コイルばね
14 側方支持部(ヘッド部側)
15 嵌合部(ヘッド部側)
15a 凹状曲面(ヘッド部側)
16 支柱(ヘッド部側)
18 側方支持部(開閉片側)
19 嵌合部(開閉片側)
19a 凹状曲面(開閉片側)
20 支柱(開閉片側)
22 操作杆
50 ターンバックル
51 角軸部
52 胴部
A 締結軸
G 隙間