(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コンテンツ表示制御部は、前記最小画面に対してユーザーがピンチアウト又はタップ操作を行なったことに応答して、上下方向にa個の小画面を配置した画面レイアウトに遷移させる、
請求項1に記載の表示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本明細書で開示する技術の目的は、情報の欠如や表示可能領域の効率を低下させることなく、複数の映像を並列して表示することができる、優れた表示装置及び表示方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することにある。
【0013】
本明細書で開示する技術のさらなる目的は、複数の画面に並列に表示している各映像を、効率的なユーザー操作により切り替えることができる、優れた表示装置及び表示方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の技術は、
所定のアスペクト比からなる画面を持つ表示部と、
前記画面に表示可能なコンテンツを管理するコンテンツ管理部と、
前記画面の状態に応じてコンテンツの表示を制御するコンテンツ表示制御部と、
前記コンテンツ表示制御部の指示に基づいて、前記画面に表示するコンテンツを前記コンテンツ管理部で管理するコンテンツから選択する表示コンテンツ選択部と、
を具備する表示装置である。
【0015】
本願の請求項2に記載の技術によれば、請求項1に記載の表示装置の前記コンテンツ表示制御部は、前記画面の回転位置に応じて、前記画面に並列して表示するコンテンツの数を制御するように構成されている。
【0016】
本願の請求項3に記載の技術によれば、請求項1に記載の表示装置の前記画面はx:1=a:x(但し、aは2以上の整数)がほぼ成立するアスペクト比x:1を有している。そして、前記コンテンツ表示制御部は、前記画面が縦画レイアウトになったことに応答して、前記画面を上下方向にa個の小画面に分割して、各小画面にコンテンツを並列して表示するように構成されている。
【0017】
本願の請求項4に記載の技術によれば、請求項1に記載の表示装置の前記画面は16:9のアスペクト比を有している。そして、前記コンテンツ表示部は、前記画面が縦画レイアウトになったことに応答して、前記画面を上下方向に3個の小画面に分割して、各小画面にコンテンツを並列して表示するように構成されている。
【0018】
本願の請求項5に記載の技術によれば、請求項3に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、前記画面に対するユーザーの操作に応答して、前記小画面に表示するコンテンツを切り替えるように構成されている。
【0019】
本願の請求項6に記載の技術によれば、請求項3に記載の表示装置の前記コンテンツ表示制御部は、前記小画面に対してユーザーがピンチイン操作を行なったことに応答して、前記小画面を縮退させて、a
2行×a列の最小画面を配置した画面レイアウトに遷移させるように構成されている。
【0020】
本願の請求項7に記載の技術によれば、請求項6に記載の表示装置の前記コンテンツ表示制御部は、前記最小画面に対してユーザーがピンチアウト又はタップ操作を行なったことに応答して、上下方向にa個の小画面を配置した画面レイアウトに遷移させるように構成されている。
【0021】
本願の請求項8に記載の技術によれば、請求項3に記載の表示装置の前記コンテンツ表示制御部は、前記小画面に対してユーザーがピンチアウト又はタップ操作を行なったことに応答して、前記小画面を拡大して、左右方向にa分の1の領域を縦画レイアウトの前記画面に全画面表示に遷移させるように構成されている。
【0022】
本願の請求項9に記載の技術によれば、請求項8に記載の表示装置の前記コンテンツ表示制御部は、前記小画面を拡大表示した前記画面に対してユーザーがピンチイン操作を行なったことに応答して、上下方向にa個の小画面を配置した画面レイアウトに遷移させるように構成されている。
【0023】
本願の請求項10に記載の技術によれば、請求項8に記載の表示装置の前記コンテンツ表示制御部は、前記全画面表示した前記画面に対してユーザーがドラッグ又はフリック操作を行なったことに応答して、前記画面に表示するa分の1の領域をドラッグ又はフリック下方向に移動させるように構成されている。
【0024】
本願の請求項11に記載の技術によれば、請求項3に記載の表示装置は、テレビ放送されるコンテンツを受信するコンテンツ受信部をさらに備えている。そして、前記コンテンツ管理部は、チャンネル番号に基づいて受信した各コンテンツを管理し、前記表示コンテンツ選択部は、チャンネル番号の昇り順又は降り順に従って、上下方向に配置したa個の小画面の各々に表示するコンテンツを選択するように構成されている。
【0025】
本願の請求項12に記載の技術によれば、請求項11に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して上下方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのチャンネル番号を順次繰り上げ又は繰り下げるように構成されている。
【0026】
本願の請求項13に記載の技術によれば、請求項11に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して左右方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのチャンネル番号をそれぞれa個ずつ繰り上げ又は繰り下げるように構成されている。
【0027】
本願の請求項14に記載の技術によれば、請求項11に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが特定の小画面を選択した後に左右方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記特定の小画面に表示するコンテンツのチャンネル番号をフリック操作した回数に応じて繰り上げ又は繰り下げるように構成されている。
【0028】
本願の請求項15に記載の技術によれば、請求項14に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、2以上の小画面で表示するコンテンツのチャンネル番号が重複しないように、コンテンツの選択を行なうように構成されている。
【0029】
本願の請求項16に記載の技術によれば、請求項3に記載の表示装置は、VOD配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信部をさらに備えている。そして、前記コンテンツ管理部は、コンテンツをカテゴリー毎のチャンネル番号に基づいて管理し、前記表示コンテンツ選択部は、上下方向に配置したa個の小画面の各々に表示するコンテンツのカテゴリー及びチャンネル番号を選択するように構成されている。
【0030】
本願の請求項17に記載の技術によれば、請求項16に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して上下方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのカテゴリーを順次切り替えるように構成されている。
【0031】
本願の請求項18に記載の技術によれば、請求項16に記載の表示装置の前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して上下方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのカテゴリーを順次切り替えるように構成されている。
【0032】
また、本願の請求項19に記載の技術は、
所定のアスペクト比からなる画面を持つ画面に表示可能なコンテンツを管理するコンテンツ管理ステップと、
前記画面の状態に応じてコンテンツの表示を制御するコンテンツ表示制御ステップと、
前記コンテンツ表示制御ステップの指示に基づいて、前記画面に表示するコンテンツを前記コンテンツ管理ステップで管理するコンテンツから選択する表示コンテンツ選択ステップと、
を有する表示方法である。
【0033】
また、本願の請求項20に記載の技術は、
所定のアスペクト比からなる画面を持つ画面に表示可能なコンテンツを管理するコンテンツ管理部、
前記画面の状態に応じてコンテンツの表示を制御するコンテンツ表示制御部、
前記コンテンツ表示制御部の指示に基づいて、前記画面に表示するコンテンツを前記コンテンツ管理部で管理するコンテンツから選択する表示コンテンツ選択部、
としてコンピューターを機能させるようにコンピューター可読形式手記述されたコンピューター・プログラムである。
【0034】
本願の請求項20に係るコンピューター・プログラムは、コンピューター上で所定の処理を実現するようにコンピューター可読形式で記述されたコンピューター・プログラムを定義したものである。換言すれば、本願の請求項20に係るコンピューター・プログラムをコンピューターにインストールすることによって、コンピューター上では協働的作用が発揮され、本願の請求項1に係る表示装置と同様の作用効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0035】
本明細書で開示する技術によれば、アスペクト比が16:9の大画面を縦画レイアウトにしたときに、大画面を上下方向に3つの小画面に分割してそれぞれに別の映像を割り当てることで、情報の欠如や表示可能領域の効率を低下させることなく、複数の映像を並列して表示することができる、優れた表示装置及び表示方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することができる。
【0036】
また、本明細書で開示する技術によれば、複数の画面に並列に表示している各映像を、効率的なユーザー操作により切り替えることができる、優れた表示装置及び表示方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することができる。
【0037】
本明細書で開示する技術のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、図面を参照しながら本明細書で開示する技術の実施形態について詳細に説明する。
【0040】
A.システム構成
本実施形態に係る情報処理装置100は、大画面を有するが、主な使用形態として、
図1に示すように壁に掛ける「Wall」、並びに、
図2に示すように卓上に設置する「Tabletop」が想定される。
【0041】
図1に示す「Wall」状態では、情報処理装置100は、例えば回転・取り付け機構部200によって壁面上で回転可能且つ着脱可能な状態で取り付けられている。図示の例では、大画面が横画レイアウトとなる姿勢に回転位置が設定されている。
【0042】
回転・取り付け機構部200は情報処理装置100と外部との電気的接点を兼ねており、この回転・取り付け機構部200を介して情報処理装置100に電源ケーブルやネットワーク・ケーブル(いずれも図示しない)が接続されているものとし、情報処理装置100は、商用AC電源から駆動電力を受電できるとともに、インターネット上の各種サーバーにもアクセスすることができる。
【0043】
情報処理装置100は、カメラや距離センサー、近接センサー、並びにタッチ・センサーを備えており、画面に正対しているユーザーの位置(距離、方位)を把握することができる。また、情報処理装置100は、ユーザーの位置に応じた最適なインタラクションを自動選択するようになっている。例えば、情報処理装置100は、ユーザーの位置に応じて、大画面に表示する情報の密度など、GUI(Graphical User Interface)表示を自動で選択し又は調整する。また、情報処理装置100は、画面へのタッチ、近接、手などを用いたジェスチャー、リモコンなどによる直接操作や、ユーザー状態による間接操作など、複数の入力手段の中から、ユーザーの位置若しくはユーザーまでの距離に応じて最適な入力手段を自動で選択することができる。
【0044】
また、情報処理装置100は、1台以上のカメラも備えている。図示の例では、横画レイアウトにした状態で、下端縁のほぼ中央にカメラが設置されている。この状態では、カメラは、光軸が左右方向を向いており、大画面に正対しているユーザーの姿を撮影することができる。カメラの撮像画像を処理することで、ユーザーの位置を測定できる他、人物、物体、機器などさまざまな物体の認識を行なうことができる。また、カメラの撮影画像からユーザーの顔や手などを認識した結果に基づいて、ジェスチャー入力を行なうこともできる。また、情報処理装置100は、超近距離通信部も備えており、超近距離まで接近したユーザーが所持するタブレット端末やモバイル端末などの機器との間でデータ送受信を行なうこともできる。
【0045】
大画面のアスペクト比は、テレビ製品の市場で標準となっている16:9を想定している。したがって、
図1に示すように大画面が横画レイアウトとなるように、壁に掛けた情報処理装置100の回転位置を設定した状態では、全画面を用いて、ほぼムービーで描写する世界観そのままに16:9の横長映像を表示することができる。
【0046】
情報処理装置100を回転・取り付け機構部200に取り付け、壁に掛けた状態のままで回転させると、
図2に示すように大画面が縦画レイアウトとなる姿勢にすることができる。情報処理装置100本体と一体となって、カメラの位置が、画面の右端縁のほぼ中央に移動する。
【0047】
一方、
図3に示す「Tabletop」状態では、情報処理装置100は卓上に平置きにされている。
図1並びに
図2に示した使用形態では回転・取り付け機構部200が電気的接点を兼ねているのに対し(前述)、
図3に示すように卓上に設置された状態では、情報処理装置100への電気的接点が見当たらない。そこで、図示のTabletop状態では、情報処理装置100は、図示しない内蔵バッテリーにより無電源で動作可能に構成してもよい。また、情報処理装置100が例えば無線LAN(Local Area Network)の移動局機能に相当する無線通信部を備えるとともに、回転・取り付け機構部200が無線LANのアクセスポイント機能に相当する無線通信部を備えるようにすれば、情報処理装置100は、Tabletop状態においても、アクセスポイントとしての回転・取り付け機構部200との無線通信を通じてインターネット上の各種サーバーにアクセスすることができる。
【0048】
情報処理装置100は、大画面の4つの側縁部の各々に、ユーザーの存在又は状態を検出する近接センサーを備えている。上述と同様に、大画面に接近したユーザーをカメラで撮影して人物認識してもよい。また、超近距離通信部は、存在を検出したユーザーがモバイル端末などの機器を所持しているか否かを検出したり、ユーザーが所持するモバイル端末からのデータ送受信要求を検出したりする。
【0049】
情報処理装置100は、近接センサーなどでユーザーの存在を検出すると、その検出結果をUI制御に利用する。ユーザーの存在の有無だけでなく、ユーザーの胴体や両手足、頭の位置などを検出するようにすれば、より詳細なUI制御に利用することもできる。また、情報処理装置100は、超近距離通信部も備えており、超近距離まで接近したユーザーが所持する機器との間でデータ送受信を行なうこともできる。
【0050】
情報処理装置100の画面を大型化すれば、Tabletop状態では、複数のユーザーが同時にタッチ入力するだけのスペースの余裕が生じる。また、複数のユーザーが大画面越しに向き合い、画面の表示を見ながら会話やディスカッションを行なうことができる(
図4を参照のこと)。
【0051】
図5には、情報処理装置100の機能的構成を模式的に示している。情報処理装置100は、外部からの情報信号を入力する入力インターフェース部110と、入力された情報信号に基づいて表示画面の制御などのための演算処理を行なう演算部120と、演算結果に基づいて外部への情報出力を行なう出力インターフェース部130と、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)などからなる大容量の記憶部140と、外部ネットワークと接続する通信部150と、駆動電力を扱う電源部160と、テレビ・チューナー部170と、映像入力インターフェース部(IF)180を備え、バス190を介して相互接続されている。記憶部140には、演算部120で実行する各種処理アルゴリズムや、演算部120で演算処理に使用する各種データベースが格納されている。
【0052】
演算部120の主な機能は、入力インターフェース部110によるユーザー検出結果、画面のタッチ検出結果、及びユーザーが所持するモバイル端末などの機器からの受信データに基づくUI画面の生成処理などの演算処理と、演算結果の出力インターフェース部130への出力である。演算部120は、例えば記憶部140にインストールされているアプリケーション・プログラムをロードし、実行することで、アプリケーション毎の演算処理を実現することができる。
【0053】
通信部150は、情報処理装置100を、LANやインターネットなどの外部ネットワークに接続する。外部ネットワークとの接続形態は、有線、無線を問わない。例えば外部ネットワーク上の配信サーバー(図示しない)から配信される映像ストリームを、通信部150を介して受信し、演算部120でデコードして、出力インターフェース部130を通じて再生出力することができる。
【0054】
また、情報処理装置100は、通信部150を通じて、ユーザーが所持するスマートフォンなどのモバイル端末や、タブレット端末などの他の機器と通信することができる。情報処理装置100、モバイル端末、タブレット端末の3種類の装置の組み合わせにより、いわゆる「3スクリーン」を構成することができる。情報処理装置100は、他の2スクリーンよりも大画面上で、3スクリーンを連携させるUIを提供することができる。
【0055】
例えば、ユーザーが画面上でタッチ操作する、あるいは所持端末を情報処理装置100に接近させるなどのアクションを行なっているバックグランドで、情報処理装置100と対応する所持端末との間で、動画、静止画、テキスト・コンテンツなどのデータ送受信が行なわれる。さらに外部ネットワーク上にはクラウド・サーバーなどが設置されており、3スクリーンは、クラウド・サーバーの演算能力を利用するなど、情報処理装置100を通じてクラウド・コンピューティングの恩恵を受けることができる。
【0056】
テレビ・チューナー部170は、各放送局から地上波又は衛星波として送信されるディジタル放送信号を選局受信する。演算部120は、受信した放送波をデコードして、出力インターフェース部130を通じて再生出力する。
【0057】
映像入力インターフェース部180は、外部のブルーレイ・ディスク(BD)再生装置などを、例えばHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)で接続して、ブルーレイ・ディスクから再生された映像信号を入力する。演算部120は、入力した映像信号をデコードして、出力インターフェース部130を通じて再生出力する。
【0058】
入力インターフェース部110の主な機能は、ユーザーの存在の検出、検出したユーザーによる画面すなわちタッチパネルへのタッチ操作の検出、ユーザーが所持するモバイル端末などの機器の検出並びに機器からの送信データの受信処理である。
図6には、入力インターフェース部110の内部構成を示している。
【0059】
リモコン受信部501は、リモコンやモバイル端末からのリモコン信号を受信する。信号解析部502は、受信したリモコン信号を復調、復号処理して、リモコン・コマンドを得る。
【0060】
カメラ部503はCMOS(Complememtary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を備え、単眼式、又は、2眼式若しくはアクティブ型のうち一方又は両方を採用する。また、カメラ部503は、パンやチルト、ズームなどのカメラ制御部を備えている。カメラ部503は、パンやチルト、ズームなどのカメラ情報を演算部120に通知するとともに、演算部120からのカメラ制御情報に従ってカメラ部503のパン、チルト、ズームを制御できるものとする。
【0061】
画像認識部504は、カメラ部503による撮影画像を認識処理する。具体的には、背景差分によりユーザーの顔や手の動きを検出してジェスチャー認識したり、撮影画像に含まれるユーザーの顔や手などの物体を認識したり、ユーザーまでの距離を認識したりする。
【0062】
画像認識部504は、画像認識処理に際して、カメラ部503によるカメラによる撮影画像上でテンプレート画像をスキャンさせて、パターン・マッチングを行なうことにより、顔などの認識対象となる物体を検出する。
【0063】
マイク部505は、音やユーザーが発する会話を音声入力する。音声認識部506は、マイク部505から入力された音声信号を音声認識する。
【0064】
距離センサー507は、例えばPSD(Position Sensitive Detector)などからなり、ユーザーやその他の物体から返ってくる信号を検出する。信号解析部508は、その検出信号を解析して、ユーザーや物体までの距離を測定する。PDSセンサー以外に、焦電センサーや簡易カメラなどを距離センサー507に用いることができる。距離センサー507は、情報処理装置100から例えば5〜10メートルの半径内にユーザーが存在するかどうかを常時監視している。このため、距離センサー507には、消費電力の小さなセンサー素子を用いることが好ましい。
【0065】
タッチ検出部509は、画面に重畳されたタッチ・センサーなどからなり、画面にユーザーの指先が触れた場所から検出信号を出力する。信号解析部510は、タッチ検出部509の検出信号を解析して、位置情報を得る。
【0066】
近接センサー511は、大画面の4つの側縁部の各々に設置され、例えば静電容量式によりユーザーの身体が画面に近接したことを検出する。信号解析部512は、近接センサー511の検出信号を解析する。
【0067】
超近距離通信部513は、例えばNFC(Near Field Communication)により、ユーザーが所持するモバイル端末などの機器からの非接触通信信号を受信する。信号解析部514は、超近距離通信部513の受信信号を復調、復号処理して、受信データを得る。
【0068】
3軸センサー部515は、ジャイロなどで構成され、情報処理装置100のxyz各軸回りの姿勢を検出する。GPS(Global Positioning System)受信部516は、GPS衛星からの信号を受信する。信号解析部517は、3軸センサー部515並びにGPS受信部516からの信号を解析して、情報処理装置100の位置情報や姿勢情報を得る。
【0069】
入力インターフェース統合部520は、上記の情報信号の入力を統合して演算部120に渡す。また、入力インターフェース統合部520は、各信号解析部508、510、512、514、517の解析結果を統合して、情報処理装置100の周囲にいるユーザーの位置情報を取得して演算部120に渡す。
【0070】
出力インターフェース部130の主な機能は、演算部120の演算結果に基づく画面上へのコンテンツやUIの表示と、ユーザーが所持する機器へのデータ送信である。
図7には、出力インターフェース部130の内部構成を示している。
【0071】
出力インターフェース統合部610は、演算部120による演算結果に基づく情報出力を統合して扱う。
【0072】
出力インターフェース統合部610は、コンテンツ表示部601に対して、通信部150で受信した配信コンテンツや、テレビ・チューナー部170で受信したTV放送コンテンツ、ブルーレイ・ディスクなどの記録メディアから再生したコンテンツの、動画又は静止画コンテンツの表示部603、スピーカー部604への画像及び音声出力を指示する。
【0073】
また、出力インターフェース統合部610は、GUI表示部602に対してGUIの表示部603への表示を指示する。
【0074】
表示部603は、例えば液晶表示ディスプレイなどからなる画面を持つ。画面サイズが例えば50インチ程度の大画面であり、テレビ製品の市場で標準となっている16:9のアスペクト比を想定している。
【0075】
また、出力インターフェース統合部610は、超近距離通信部513に対して、ユーザーが所持するモバイル端末などの機器への、非接触通信によるデータ送信を指示する。
【0076】
B.映像コンテンツの並列表示
本実施形態に係る情報処理装置100は、配信サーバーと接続可能な通信部150や、テレビ・チューナー部170、映像インターフェース部180を備えており、ネット動画やテレビ放送など複数の映像コンテンツをデコードして再生する能力を備えている。
【0077】
また、表示部603は、例えば50インチ程度の大画面であり、複数の映像コンテンツを並列して同時表示するのに十分な表示面積を持つ。
【0078】
ところが、従来のPIP機能やPAP機能を用いて並列表示を行なうと、情報の一部が欠如する、あるいは表示可能領域の利用効率がよくない、という問題がある(前述)。また、
図2に示したように大画面を縦置きに設置したときには、横長映像の一部しか表示できない(
図29を参照のこと)、あるいは縦長画面の横幅サイズに合うように映像を縮小表示しなければならない(
図30を参照のこと)。
【0079】
本実施形態では、情報処理装置100が備える大画面のアスペクト比は、ハイビジョン映像相当の16:9を想定している。大画面を縦置きにして縦画レイアウトで使用する場合には、大画面を上下方向に3つの小画面に分割すると、分割した後の小画面のアスペクト比は、9:16/3=16:9.48となる。したがって、元の16:9の映像コンテンツに対して、インチ比率9/16=56.25%(面積比率で(9/16)
2=31.64%)となる。すなわち、
図8に示すように約3分の1のサイズの16:9映像を上下方向に3つ表示すれば、利用可能な表示領域を効率的に使用することになる。大画面の縦画レイアウトを利用して、3段の映像コンテンツ表示枠を構成しようとすると、横画レイアウトにおける16:9は黄金比ということができる。
【0080】
図9に示すように、画面並びに扱う映像コンテンツのアスペクト比が1:Xの場合、縦画レイアウトで上下方向にa段に画面を分割する際の黄金比である、と一般化することができる。この場合、下式(1)が成り立つ。
【0082】
上式(1)において、aは整数でなければならない。a=2すなわち縦画レイアウトを2段に分割するのであれば、x=1.414…すなわち黄金比は概ね7:5である。また、a=3すなわち縦画レイアウトを3段に分割するのであれば、x=1.732…すなわち黄金比は
図8に示したように16:9(ハイビジョン)である。また、a=4すなわち縦画レイアウトを4段に分割するのであれば、x=2.000…すなわち黄金比は2:1である。また、a=5すなわち縦画レイアウトを5段に分割するのであれば、x=2.236…すなわち黄金比は12:5(シネスコ)である。
【0084】
図8には、大画面を縦置きにして縦画レイアウトで使用する場合に、アスペクト比が16:9の映像コンテンツ#1〜#3を垂直方向に並んだ各小画面に並列して表示する様子を示している。例えば、異なる放送局から同時受信する放送コンテンツ、記録メディアからの再生コンテンツ、ネットワーク上のストリーミング動画など、3種類のコンテンツ#1〜#3を上下方向に並べて同時に表示することができる。
【0085】
複数(
図8に示す例では3つ)の映像コンテンツを並列して表示した縦画レイアウトの大画面上での、コンテンツの切り替えなどの指示は、基本的にはタッチパネル操作により行なうが、リモコンの十字キーや、ジェスチャー入力により行なうようにしてもよい。
【0086】
図10並びに
図11には、複数の映像コンテンツを並列に表示した縦画レイアウトの画面上での基本的なユーザー操作を例示している。
【0087】
図10に示すように、画面に指先を付けたまま上下方向にドラッグ又はフリック操作すると、並列に表示する映像コンテンツが上下方向に移動する。コンピューターのGUI画面上で画面が上下方向にスクロールする操作に類似する。上下方向のドラッグ又はフリック操作は、リモコン上での上下ボタンの操作に置き換えることもできる(以下、同様)。
【0088】
また、
図11に示すように、ユーザーが3段のうちいずれかの場所で指先により左右方向にドラッグ又はフリック操作すると、その段で画面が左右方向にスクロールする。左右方向へのドラッグ又はフリック操作により、特定の1段だけでなく、3段すべてをスクロールさせるという操作方法も考えられる。左右方向のドラッグ又はフリック操作は、リモコン上での左右ボタンの操作に置き換えることもできる(以下、同様)。
【0089】
ユーザーが、ドラッグではなく、画面をはじく(若しくは、指先素早く動かす)フリック操作を行なうと、縦画レイアウトの大画面に表示されている映像コンテンツは、上下方向又は左右方向に、高速でスクロールする。
【0090】
また、ユーザーによるタッチパネル上での上下方向又は左右方向のドラッグやフリック操作を、リモコンの十字キーの入力や、ユーザーのジェスチャー操作に置き換えることができる。
【0091】
大画面の縦画レイアウトを利用した3段の映像コンテンツ表示枠を用いることで、3つの画面を一括してザッピングしたり、特定の1段のみを変更したりすることができる。また、中央の画面に表示する映像コンテンツに応じて、上下の画面にその関連情報を表示したりすることもできる。
【0092】
情報処理装置100内では、通信部150や、テレビ・チューナー部170、映像インターフェース部180などを介して取り込んだ多数のコンテンツを、例えば
図12に示すようにマトリックス状に配置して管理している。例えば、テレビ放送やネット動画など、映像ソースが同じ又は類似する映像コンテンツをマトリックスの上下方向に配置したり、共通のキーワードを持つなどカテゴリーが同じ又は類似する映像コンテンツを左右方向に配置したりすることができる。
【0093】
図8に示した画面表示例は、
図12に示すように、マトリックス上で太線により囲った、上下方向に連続して配置された3つのコンテンツを縦画レイアウトに展開したことに相当する。また、
図10に示した3画面の一括ザッピングは、
図13に示すように、太線で囲う3つのコンテンツを1画面分だけ上方に移動させたことに相当する。また、
図11に示した、3段の映像コンテンツのうちの特定の一段のみの変更は、
図14に示すように、マトリックス上で該当する行全体の移動に相当する。
【0094】
図15〜
図18には、情報処理装置100における、大画面の回転操作や、ユーザーによる画面操作に応じた画面遷移例を示している。
【0095】
図15上段に示すように、情報処理装置100本体を横置きして、大画面の横画レイアウトに1つの映像コンテンツのみを表示する状態を初期状態とする。
【0096】
ここで、情報処理装置100本体が回転・取り付け部200を介して回転し、縦置きに変化ことが検出されると、
図15下段に示すように、大画面の縦画レイアウトを利用して、約3分の1のサイズの16:9映像を上下方向に3つ表示する状態に遷移する。また、情報処理装置100本体が回転して、横置きになったことが検出されると、大画面の横画レイアウトに1つの映像コンテンツのみを表示する初期状態に戻る。
【0097】
また、大画面の縦画レイアウトを利用して、約3分の1のサイズの16:9映像が上下方向に3つ表示された状態で、3段の小画面のうちいずれかに対してユーザーがピンチイン操作を行なうと、小画面が縮退して、9行×3列で最小画面を配置した画面レイアウトに遷移する。
図16では、図中で左側に示すように、3段の小画面の真ん中の小画面に対してピンチイン操作が行なわれると、図中右側に示すように、この小画面に表示中の映像コンテンツ#2をほぼ中央に配置した9行×3列で最小画面を配置した画面レイアウトに遷移している。
【0098】
大画面内に9行×3列で配置した合計27個の最小画面の各々は、オリジナルの映像に比べて解像度が劣化し、情報量は低下する。しかしながら、ユーザーは、現在自分が利用することができる映像コンテンツ(例えば、他局でどのようなテレビ番組が放映中か)を9行×3列の画面から確認することができる。また、ユーザーは、どのようにドラッグ若しくはフリック操作すれば、見たい映像コンテンツに辿り着けるかを、9行×3列の画面から理解することができる。
【0099】
また、
図16中で右側に示すように、9行×3列で最小画面を配置した状態で、ユーザーがいずれか1つの小画面に対してピンチアウト操作又はタップ操作を行なうと、操作された小画面を中央に配置した3段の小画面の状態に遷移する。
図16に示す例では、映像コンテンツ#2を表示中の小画面に対してピンチアウト操作又はタップ操作が行なわれ、映像コンテンツ#1、#2、#3を上下方向に3段表示する状態に遷移している。
【0100】
また、大画面の縦画レイアウトを利用して、約3分の1のサイズの16:9映像が上下方向に3つ表示された状態で、3段の小画面のうちいずれかに対してユーザーがピンチアウト操作又はタップ操作を行なうと、操作された小画面が拡大して、全画面表示される。
図17では、図中右側に示すように、3段表示された映像コンテンツ#1、#2、#3のうち映像コンテンツ#2を表示する中央の小画面に対してピンチアウト操作又はタップ操作が行なわれると、図中右側に示すように、映像コンテンツ#2が拡大して全画面表示される。オリジナルの映像コンテンツ#2の解像度が十分繊細でない場合には、全画面表示する際に超解像技術を導入するようにしてもよい。
【0101】
図17左に示すように、大画面を縦画レイアウトのまま、16:9の映像コンテンツ#2を全画面表示すると、左右方向にほぼ3分の1の領域しか表示されず、情報の欠如が生じてしまう。そこで、
図18に示すように、ユーザーは、大画面上で、右方向にドラッグ又はフリック操作して、表示領域をオリジナルの映像コンテンツ#2の右側に移動させたり、左方向にドラッグ又はフリック操作して、表示する3分の1の領域をオリジナルの映像コンテンツ#2の左側に移動させたりして、所望する人物などの映像を表示させるようにすればよい。また、
図17左に示すように全画面表示されている映像コンテンツ#2に対してピンチイン操作を行なうと、
図17右に示す元の小画面に遷移する。
【0102】
図8に示したような縦画レイアウトに横長の映像コンテンツを複数段表示するという画面構成は、各映像コンテンツの情報量は低下するが、効率よくザッピングすることができるという特徴がある。また、画面の16:9という黄金比を利用して、縦画レイアウトに3段の映像コンテンツを配置すると、表示可能領域を高い効率で利用することができる。
【0103】
図19〜
図22には、縦画レイアウトの3段表示をテレビ放送の選局に利用した画面遷移例を示している。但し、以下では、テレビ放送として1ch〜12chがあり、情報処理装置100のテレビ・チューナー部170が概ね10チャンネル程度の受信環境にあることを想定している。縦画レイアウトに3段の映像コンテンツを配置すると、受信可能なすべてのチャンネルを効率的に閲覧することができる。
【0104】
図19には、上下方向のフリック操作(若しくは、リモコンの上下ボタンの操作)により3段の小画面の表示を切り替え操作する画面遷移例を示している。図示の例では、段毎に1chから12chまでの各テレビ放送が、左から右に向かってチャンネル番号の昇り順(又は、降り順:以下同様)に、仮想的に配置されていることを想定している。また、任意の選局の組み合わせは不可とする。
【0105】
まず、上から順に各段に1ch、2ch、3chのテレビ放送が上下方向に並んで表示されている。ここで、ユーザーが上方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで上ボタンを1回押す)と、各段の小画面がそれぞれ1つずつ右側に移動して、チャンネル番号が1ずつ繰り上がり、2ch、3ch、4chのテレビ放送を3段で並列表示する画面に遷移する。
【0106】
さらに、ユーザーが上方向のフリック操作を1回行なうと、各段の小画面がそれぞれ1つずつ右側に移動して、チャンネル番号が1ずつ繰り上がり、3ch、4ch、5chのテレビ放送を3段で並列表示する画面に遷移する。また、下方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで下ボタンを1回押す)と、各段の小画面がそれぞれ1つずつ左側に移動して、チャンネル番号が1ずつ繰り下がり、2ch、3ch、4chのテレビ放送を3段で並列表示する画面に遷移する。
【0107】
図19に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、チャンネル番号が連続する3局のテレビ放送を常に閲覧することができる。また、1回の上下フリック操作又は上下ボタンの操作により各小画面では1局分しか映像の表示切り替えが行なわれず、画面遷移の速度が緩やかなので、ユーザーは見落とすことなく、各局の映像を閲覧することができる。
【0108】
図20には、左右方向のフリック操作(若しくは、リモコンの左右ボタンの操作)により3段の小画面の表示を切り替え操作する画面遷移例を示している。図示の例では、最上段の小画面で(3N+1)ch、中段の小画面で(3N+2)ch、最下段の小画面で3(N+1)chの各テレビ放送が、左から右に向かってチャンネル番号の昇り順に、仮想的に配置されていることを想定している(但し、Nは0〜3の整数とする)。また、図示の例でも、任意の選局の組み合わせは不可とする。
【0109】
まず、1ch、2ch、3chの順で、各局のテレビ放送が上下方向に並んで表示されている。ここで、ユーザーが右方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで上ボタンを1回押す)と、各段の小画面がそれぞれ1つずつ右側に移動して、チャンネル番号が3ずつ繰り上がり、4ch、5ch、6chのテレビ放送を3段で並列表示する画面に遷移する。
【0110】
さらに、ユーザーが右方向のフリック操作を1回行なうと、各段の小画面がそれぞれ1つずつ右側に移動して、チャンネル番号が3ずつ繰り上がり、7ch、8ch、9chのテレビ放送を3段で並列表示する画面に遷移する。また、左方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで左ボタンを1回押す)と、各段の小画面がそれぞれ1つずつ左側に移動して、チャンネル番号が3ずつ繰り下がり、4ch、5ch、6chのテレビ放送を3段で並列表示する画面に遷移する。
【0111】
図20に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、チャンネル番号が連続する3局のテレビ放送を常に閲覧することができる。また、1回の左右フリック操作又は左右ボタンの操作により3チャンネル分のテレビ放送の表示を切り替えるので、ユーザーは効率よくザッピングしてテレビ放送の映像を閲覧することができる。
【0112】
図21には、上下方向のフリック操作(若しくは、リモコンの上下ボタンの操作)により3段の小画面の表示を切り替え操作する画面遷移例を示している。図示の例では、1chから12chまでの各テレビ放送が、上から下に向かってチャンネル番号の昇り順に仮想的に配置されていることを想定している。また、
図19に示した例とは相違し、任意の選局の組み合わせを許容する。
【0113】
まず、ユーザーのチャンネル切り替え操作などに応じて、各小画面には上から順に2ch、4ch、6chのテレビ放送が表示されている。ここで、ユーザーが上方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで上ボタンを1回押す)と、小画面の映像が1段ずつ上に移動する画面遷移を起こす。すなわち、最上段の小画面の2chのテレビ放送の表示が消滅するとともに、中段及び最下段の小画面に表示していた4ch、6chの表示がそれぞれ1段ずつ繰り上がる。また、空きとなった最下段には、直前に表示していたテレビ放送のチャンネル番号を1だけ繰り上げた7chのテレビ放送の表示で埋める。
【0114】
さらに、上方向のフリック操作を1回行なうと、同様に、小画面の映像が1段ずつ上に移動する画面遷移を起こす。すなわち、最上段の小画面の4chのテレビ放送の表示が消滅するとともに、中段及び最下段の小画面に表示していた6ch、7chの表示がそれぞれ1段ずつ繰り上がる。空きとなった最下段には、直前に表示していたテレビ放送のチャンネル番号を1だけ繰り上げた8chのテレビ放送の表示で埋める。
【0115】
また、下方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで下ボタンを1回押す)と、今度は、小画面が1段ずつ下に移動する画面遷移を起こす。すなわち、最下段の小画面の8chのテレビ放送の表示が消滅するとともに、最上段及び中段の小画面に表示していた6ch、7chの表示がそれぞれ1段ずつ繰り下がる。空きとなった最上段には、直前に表示していたテレビ放送のチャンネル番号を1だけ繰り下げた5chのテレビ放送の表示で埋める。
【0116】
図21に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、チャンネル番号が連続する3局のテレビ放送を常に閲覧することができる。また、1回の上下フリック操作又は上下ボタンの操作によりチャンネル番号を1つずつシーケンシャルに切り替わる。画面遷移の速度が緩やかなので、ユーザーは見落とすことなく、各局の映像を閲覧することができる。また、
図19に示した例とは相違し、任意の選局の組み合わせが許容される。
【0117】
図22には、段毎に左右方向のフリック操作(若しくは、リモコンの左右ボタンの操作)により、各段の小画面を遷移させる例を示している。段毎に1chから12chまでの各テレビ放送が、左から右に向かってチャンネル番号の昇り順に、仮想的に配置されていることを想定している。また、図示の例でも、任意の選局の組み合わせを許容する。
【0118】
まず、ユーザーのチャンネル切り替え操作などに応じて、各小画面には上から順に1ch、2ch、3chのテレビ放送が表示されている。ここで、ユーザーが最下段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し右方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで右ボタンを1回押す)。すると、最下段の小画面のみ、チャンネル番号が1だけ繰り上がり、4chのテレビ放送を表示する画面に遷移する。ユーザーにとっては、最下段の小画面のみが右方に1チャンネルだけ移動したように観察される。
【0119】
続いて、中段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し左方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで左ボタンを1回押す)。すると、中段の小画面のみ、画面が遷移する。ここで、チャンネル番号を、フリック操作数に相当する1だけしか繰り下げないと、中段の小画面で1chのテレビ放送の表示に切り替わることになり、最上段の小画面で現在表示中の映像と重複してしまう(すなわち、段毎に独立してチャンネル切り替え操作を行なう場合の弊害が生じる)。そこで、他の段と表示チャンネルが重複する場合には、さらにチャンネル番号を1だけ繰り下げて、12chのテレビ放送の表示に切り替える。ユーザーにとっては、中段の小画面のみが左方に移動したように観察される。
【0120】
続いて、最上段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し左方向のフリック操作を1回行なう。すると、最上段の小画面のみ、画面が遷移する。ここで、チャンネル番号を、フリック操作数に相当する1だけしか繰り下げないと、最上段の小画面で12chのテレビ放送の表示に切り替わることになり、中段の小画面で現在表示中の映像と重複するという弊害が生じる。そこで、他の段と表示チャンネルが重複する場合には、さらにチャンネル番号を1だけ繰り下げて、11chのテレビ放送の表示に切り替える。ユーザーにとっては、最上段の小画面のみが左方に移動したように観察される。
【0121】
図22に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、3段に並んだ小画面毎に独立してチャンネル切り替え操作を行ない、好きな任意の組み合わせで3局のテレビ放送を常に閲覧することができる。また、小画面毎に独立してチャンネル切り替え操作を行なっても、同じ局のテレビ放送が2画面以上で重複して表示することがないように、遷移先のチャンネル番号を自動制御するので、ユーザーは効率よくザッピングすることができる。
【0122】
また、
図23〜
図25には、縦画レイアウトの3段表示をVOD(Video On Demand)配信サービスに利用した画面遷移例を示している。但し、以下では、VOD配信されるコンテンツはA〜Zのカテゴリーに分類され、且つ、カテゴリー毎に20〜30chあるというVOD受信環境を想定している。例えば、カテゴリーAはニュース、カテゴリーBは天気、カテゴリーCはドラマ、などである。
【0123】
縦画レイアウトの3段表示をVOD配信サービスに利用する場合、基本的に、上下のフリック操作(又は、リモコンの上下ボタンの操作)により小画面に表示するカテゴリーを切り替えるとともに、左右のフリック操作(又は、リモコンの左右ボタンの操作)により小画面に表示するチャンネルを切り替える。縦画レイアウトに3段の映像コンテンツを配置すると、受信可能なすべてのチャンネルを効率的に閲覧することができる。
【0124】
図23には、上下方向のフリック操作(若しくは、リモコンの上下ボタンの操作)により3段の小画面の表示を切り替え操作する画面遷移例を示している。図示の例では、A〜Zのカテゴリーが上から下に向かって配置されるとともに、各カテゴリーのコンテンツが左から右に向かってチャンネル番号の昇り順に仮想的に配置されていることを想定している。
【0125】
まず、ユーザーのチャンネル切り替え操作などに応じて、各小画面には上から順にA−1ch、B−1ch、C−1chのテレビ放送が表示されている。ここで、ユーザーが上方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで上ボタンを1回押す)と、小画面の映像が1段ずつ上に移動する画面遷移を起こす。すなわち、最上段の小画面のA−1chのテレビ放送の表示が消滅するとともに、中段及び最下段の小画面に表示していたB−1ch、C−1chの表示がそれぞれ1段ずつ繰り上がる。空きとなった最下段には、直前に表示していた映像コンテンツのカテゴリーを1だけ繰り上げるとともに同じチャンネル番号のD−1chの配信コンテンツの表示で埋める。
【0126】
さらに、ユーザーが上方向のフリック操作を1回行なうと、同様に、最上段の小画面のA−1chのテレビ放送の表示が消滅するとともに、中段及び最下段の小画面に表示していたC−1ch、D−1chの表示がそれぞれ1段ずつ繰り上がる。空きとなった最下段には、直前に表示していた映像コンテンツのカテゴリーを1だけ繰り上げるとともに同じチャンネル番号のE−1chの配信コンテンツの表示で埋める。
【0127】
また、下方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで下ボタンを1回押す)と、今度は、小画面が1段ずつ下に移動する画面遷移を起こす。すなわち、最下段の小画面のE−1chのテレビ放送の表示が消滅するとともに、最上段及び中段の小画面に表示していたC−1ch、D−1chの表示がそれぞれ1段ずつ繰り下がる。また、空きとなった最上段には、直前に表示していた映像コンテンツのカテゴリーを1だけ繰り上げるとともに同じチャンネル番号のB−1chの配信コンテンツの表示で埋める。
【0128】
図23に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、1回の上下フリック操作又は上下ボタンの操作により、3段の小画面に表示するコンテンツのカテゴリーが1つずつシーケンシャルに切り替わる。また、1回の上下フリック操作又は上下ボタンの操作により1つずつしかカテゴリーの切り替えが行なわれず、画面遷移の速度が緩やかなので、ユーザーは見落とすことなく、各カテゴリーの映像を閲覧することができる。また、任意のカテゴリーの組み合わせは不可である。
【0129】
図24には、段毎の左右方向のフリック操作(若しくは、リモコンの左右ボタンの操作)により、各段の小画面を遷移させる例を示している。図示の例では、A〜Zのカテゴリーが上から下に向かって配置されるとともに、各カテゴリーのコンテンツが左から右に向かってチャンネル番号の昇り順に仮想的に配置されていることを想定している。また、図示の例でも、任意のカテゴリーの組み合わせを不可とする。
【0130】
まず、ユーザーのチャンネル切り替え操作などに応じて、各小画面には上から順にA−1ch、B−1ch、C−1chのVODコンテンツが表示されている。ここで、ユーザーが最下段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し右方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで右ボタンを1回押す)。すると、最下段の小画面のみ、チャンネル番号が1だけ繰り上がり、C−2chのVODコンテンツを表示する画面に遷移する。ユーザーにとっては、最下段の小画面のみが右方に1チャンネルだけ移動したように観察される。
【0131】
続いて、中段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し左方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで左ボタンを1回押す)。すると、中段の小画面のみ、チャンネル番号が1だけ繰り下がる。ここで、チャンネル番号1は先頭なので、1つ繰り下がると最後尾のB−20chのVODコンテンツを表示する画面に遷移する。ユーザーにとっては、中段の小画面のみが右方に1チャンネルだけ移動したように観察される。なお、各段で表示するカテゴリーが相違するので、段毎に独立してチャンネル切り替え操作を行なう場合の弊害は生じない。
【0132】
続いて、最上段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し左方向のフリック操作を1回行なう。すると、最上段の小画面のみ、画面が遷移する。ここで、チャンネル番号1は先頭なので、1つ繰り下がると最後尾のA−30chのVODコンテンツを表示する画面に遷移する。ユーザーにとっては、最上段の小画面のみが左方に移動したように観察される。
【0133】
図24に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、小画面の選択と1回の左右フリック操作又は左右ボタンの操作により、いずれか1つの段の小画面に表示中のカテゴリー内でチャンネル番号を切り替えることができる。また、1回の左右フリック操作又は左右ボタンの操作によりチャンネル番号が1つずつシーケンシャルに切り替わり、画面遷移の速度が緩やかなので、ユーザーは見落とすことなく、カテゴリー内の映像を閲覧することができる。また、
図23に示した例と同様に、任意のカテゴリーの組み合わせは不可である。
【0134】
図25には、段毎の上下方向のフリック操作(若しくは、リモコンの上下ボタンの操作)により、各段の小画面を遷移させる例を示している。図示の例では、A〜Zのカテゴリーが上から下に向かって配置されるとともに、各カテゴリーのコンテンツが左から右に向かってチャンネル番号の昇り順に仮想的に配置されていることを想定している。また、図示の例は、任意のカテゴリーの組み合わせを許容する。
【0135】
まず、ユーザーのチャンネル切り替え操作などに応じて、各小画面には上から順にA−1ch、B−1ch、C−1chのVODコンテンツが表示されている。ここで、ユーザーが最下段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し上方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで上ボタンを1回押す)。すると、最下段の小画面のみ、チャンネル番号を維持したままカテゴリーが切り替わり、D−1chのVODコンテンツを表示する画面に遷移する。ユーザーにとっては、最下段の小画面のみが右方に1チャンネルだけ移動したように観察される。
【0136】
続いて、中段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し下方向のフリック操作を1回行なう(又は、リモコンで下ボタンを1回押す)。すると、中段の小画面のみ、表示するコンテンツのカテゴリーが切り替わる。ここで、カテゴリーを、フリック操作数に相当する1だけしか繰り下げないと、最上段の小画面で現在表示中のカテゴリーAと重複してしまう(すなわち、段毎に独立してカテゴリー切り替え操作を行なう場合の弊害が生じる)。そこで、他の段とカテゴリーが重複する場合には、チャンネル番号を維持しながら、さらにカテゴリーを1だけ繰り下げる。最上段の表示中のカテゴリーAは先頭なので、もう1つ繰り下がると最後尾のカテゴリーZの同一チャンネルZ−1chのVODコンテンツに切り替える。ユーザーにとっては、中段の小画面のみが右方に1チャンネルだけ移動したように観察される。
【0137】
続いて、最上段の小画面をタップ操作などにより選択した後、さらにこの小画面に対し下方向のフリック操作を1回行なう。すると、最上段の小画面のみ、画面が遷移する。ここで、カテゴリーを、フリック操作数に相当する1だけしか繰り下げないと、中段の小画面で現在表示中のカテゴリーZと重複するという弊害が生じる。そこで、他の段とカテゴリーが重複する場合には、チャンネル番号を維持しながら、さらにカテゴリーを1だけ繰り下げる。すなわち、最後尾のカテゴリーZからもう1つ繰り下げたカテゴリーYの同一チャンネルY−1chのVODコンテンツに切り替える。ユーザーにとっては、最上段の小画面のみが左方に移動したように観察される。
【0138】
図25に示す画面遷移例によれば、ユーザーは、小画面の選択と1回の上下フリック操作又は上下ボタンの操作により、いずれか1つの段の小画面に表示中のカテゴリーを切り替えることができる。また、1回の上下フリック操作又は上下ボタンの操作によりカテゴリーがシーケンシャルに切り替わり、画面遷移の速度が緩やかなので、ユーザーは見落とすことなく、各カテゴリーの映像を閲覧することができる。また、小画面毎に独立してカテゴリーの切り替え操作を行なっても、同じカテゴリーが2画面以上で重複して表示することがないように、遷移先のカテゴリーを自動制御するので、ユーザーは効率よくザッピングすることができる。また、
図23に示した例とは相違し、任意のカテゴリーの組み合わせが許容される。
【0139】
図26には、情報処理装置100において、大画面の回転位置に応じてコンテンツの表示を制御するための機能的構成を模式的に示している。図示の機能的構成は、例えば演算部120において所定のプログラムを実行するという形態で実現することができる。
【0140】
コンテンツ管理部2601は、通信部150を介して取得されるVODなどの配信コンテンツ、テレビ・チューナー部170で受信する各放送局のテレビ放送コンテンツ、映像インターフェース部180を介して取得されるブルーレイ・ディスクの再生コンテンツなど、情報処理装置100に入力される映像コンテンツを管理する。コンテンツ管理部2601は、取得した複数の映像コンテンツを、カテゴリーや、入力ソースのチャンネル番号などに従って、
図12に示したようにマトリックス状に配置して管理する。
【0141】
表示コンテンツ選択部2602は、大画面へのユーザーのタッチ操作や、リモコン操作、ジェスチャー入力などに応じて、マトリックス状に配置した複数の映像コンテンツの中から、表示するコンテンツを選択する。表示コンテンツ選択部2602は、基本的に、ユーザーから上下方向の移動が指示されると、マトリックス上でコンテンツを上下方向に探索し、左右方向の移動が指示されると、マトリックス上でコンテンツを左右方向に探索する。また、表示コンテンツ選択部2602は、上下方向3段の小画面で表示するコンテンツが重複しないように、コンテンツの選択を行なうことが好ましい。
【0142】
コンテンツ表示制御部2603は、情報処理装置100の使用状態に応じて、コンテンツの表示部603への表示を制御する。ここで言う情報処理装置100の使用状態は、具体的には、大画面の回転位置である。大画面の回転位置は、例えば3軸センサー515や回転・取り付け機構部200から取得することができる。コンテンツ表示制御部2603は、大画面の回転位置に応じて、横画レイアウト又は縦画レイアウトのいずれかで、映像コンテンツの表示を行なう。
【0143】
情報処理装置100が備える大画面のアスペクト比は、ハイビジョン映像相当の16:9を想定している。既に述べたように、大画面を上下方向に3つの小画面に分割すると、約3分の1のサイズの16:9映像を上下方向に3つ表示すれば、利用可能な表示領域を効率的に使用することになる。
【0144】
そこで、本実施形態では、コンテンツ表示制御部2603は、大画面が縦画レイアウトに設定されていることを検出すると、大画面を上下方向に3つの小画面に分割するとともに、各小画面に表示する3つのコンテンツを表示コンテンツ選択部2602に要求する。
【0145】
表示コンテンツ選択部2602は、コンテンツ表示制御部2603から縦画レイアウトの大画面に3段表示するコンテンツを要求されると、
図12に示したようなマトリックス上を探索して、3段に表示する3つのコンテンツを選択すると、コンテンツ表示制御部2603に供給する。その際、表示コンテンツ選択部2602は、カテゴリーやチャンネル番号が重複しないように、3つのコンテンツを選択する。また、縦画レイアウトで映像コンテンツを3段に表示した画面上で、ピンチアウト操作が行なわれたときには、コンテンツ表示制御部2603は、9行×3列で表示する27個の映像コンテンツを表示コンテンツ選択部2602に要求する。
【0146】
このように、本実施形態によれば、アスペクト比が16:9の大画面を縦画レイアウトにしたときに、
図15に示したように大画面を上下方向に3つの小画面に分割してそれぞれに別の映像を割り当てることで、情報の欠如や表示可能領域の効率を低下させることなく、複数の映像を並列して表示することができる。
【0147】
また、本実施形態によれば、例えば
図19〜
図25に示したように、複数の画面に並列に表示している各映像を、効率的なユーザー操作により切り替えることができる。
【0148】
なお、本明細書の開示の技術は、以下のような構成をとることも可能である。
(1)所定のアスペクト比からなる画面を持つ表示部と、
前記画面に表示可能なコンテンツを管理するコンテンツ管理部と、
前記画面の状態に応じてコンテンツの表示を制御するコンテンツ表示制御部と、
前記コンテンツ表示制御部の指示に基づいて、前記画面に表示するコンテンツを前記コンテンツ管理部で管理するコンテンツから選択する表示コンテンツ選択部と、
を具備する表示装置。
(2)前記コンテンツ表示制御部は、前記画面の回転位置に応じて、前記画面に並列して表示するコンテンツの数を制御する、
上記(1)に記載の表示装置。
(3)前記画面はx:1=a:x(但し、aは2以上の整数)がほぼ成立するアスペクト比x:1を持ち、
前記コンテンツ表示制御部は、前記画面が縦画レイアウトになったことに応答して、前記画面を上下方向にa個の小画面に分割して、各小画面にコンテンツを並列して表示する、
上記(1)に記載の表示装置。
(4)前記画面は16:9のアスペクト比を持ち、
前記コンテンツ表示部は、前記画面が縦画レイアウトになったことに応答して、前記画面を上下方向に3個の小画面に分割して、各小画面にコンテンツを並列して表示する、
上記(1)に記載の表示装置。
(5)前記表示コンテンツ選択部は、前記画面に対するユーザーの操作に応答して、前記小画面に表示するコンテンツを切り替える、
上記(3)に記載の表示装置。
(6)前記コンテンツ表示制御部は、前記小画面に対してユーザーがピンチイン操作を行なったことに応答して、前記小画面を縮退させて、a
2行×a列の最小画面を配置した画面レイアウトに遷移させる、
上記(3)に記載の表示装置。
(7)前記コンテンツ表示制御部は、前記最小画面に対してユーザーがピンチアウト又はタップ操作を行なったことに応答して、上下方向にa個の小画面を配置した画面レイアウトに遷移させる、
上記(6)に記載の表示装置。
(8)前記コンテンツ表示制御部は、前記小画面に対してユーザーがピンチアウト又はタップ操作を行なったことに応答して、前記小画面を拡大して、左右方向にa分の1の領域を縦画レイアウトの前記画面に全画面表示に遷移させる、
上記(3)に記載の表示装置。
(9)前記コンテンツ表示制御部は、前記小画面を拡大表示した前記画面に対してユーザーがピンチイン操作を行なったことに応答して、上下方向にa個の小画面を配置した画面レイアウトに遷移させる、
上記(8)に記載の表示装置。
(10)前記コンテンツ表示制御部は、前記全画面表示した前記画面に対してユーザーがドラッグ又はフリック操作を行なったことに応答して、前記画面に表示するa分の1の領域をドラッグ又はフリック下方向に移動させる、
上記(8)に記載の表示装置。
(11)テレビ放送されるコンテンツを受信するコンテンツ受信部をさらに備え、
前記コンテンツ管理部は、チャンネル番号に基づいて受信した各コンテンツを管理し、
前記表示コンテンツ選択部は、チャンネル番号の昇り順又は降り順に従って、上下方向に配置したa個の小画面の各々に表示するコンテンツを選択する、
上記(3)に記載の表示装置。
(12)前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して上下方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのチャンネル番号を順次繰り上げ又は繰り下げる、
上記(11)に記載の表示装置。
(13)前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して左右方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのチャンネル番号をそれぞれa個ずつ繰り上げ又は繰り下げる、
上記(11)に記載の表示装置。
(14)前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが特定の小画面を選択した後に左右方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記特定の小画面に表示するコンテンツのチャンネル番号をフリック操作した回数に応じて繰り上げ又は繰り下げる、
上記(11)に記載の表示装置。
(15)前記表示コンテンツ選択部は、2以上の小画面で表示するコンテンツのチャンネル番号が重複しないように、コンテンツの選択を行なう、
上記(14)に記載の表示装置。
(16)VOD配信されるコンテンツを受信するコンテンツ受信部をさらに備え、
前記コンテンツ管理部は、コンテンツをカテゴリー毎のチャンネル番号に基づいて管理し、
前記表示コンテンツ選択部は、上下方向に配置したa個の小画面の各々に表示するコンテンツのカテゴリー及びチャンネル番号を選択する、
上記(3)に記載の表示装置。
(17)前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが前記画面に対して上下方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記a個の小画面の各々に表示するコンテンツのカテゴリーを順次切り替える、
上記(16)に記載の表示装置。
(18)前記表示コンテンツ選択部は、ユーザーが特定の小画面を選択した後に左右方向にフリック操作を行なったことに応答して、前記特定の小画面に表示するコンテンツのカテゴリーを同一にしたまま、チャンネル番号をフリック操作した回数に応じて繰り上げ又は繰り下げる、
上記(16)に記載の表示装置。
(19)所定のアスペクト比からなる画面を持つ画面に表示可能なコンテンツを管理するコンテンツ管理ステップと、
前記画面の状態に応じてコンテンツの表示を制御するコンテンツ表示制御ステップと、
前記コンテンツ表示制御ステップの指示に基づいて、前記画面に表示するコンテンツを前記コンテンツ管理ステップで管理するコンテンツから選択する表示コンテンツ選択ステップと、
を有する表示方法。
(20)所定のアスペクト比からなる画面を持つ画面に表示可能なコンテンツを管理するコンテンツ管理部、
前記画面の状態に応じてコンテンツの表示を制御するコンテンツ表示制御部、
前記コンテンツ表示制御部の指示に基づいて、前記画面に表示するコンテンツを前記コンテンツ管理部で管理するコンテンツから選択する表示コンテンツ選択部、
としてコンピューターを機能させるようにコンピューター可読形式手記述されたコンピューター・プログラム。