(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記延長部材(117)は、伸縮型アームであって、該伸縮形アームを通るアーム軸(174)に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成された伸縮型アームである、請求項1に記載の装置。
前記アプリケータ(120)へと分配される前記流体(102)の量(142)と、前記流体(102)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御するよう構成された、流体制御システム(122)を更に備える、請求項1に記載の装置。
前記延長部材(117)は、前記アプリケータ(120)が、前記流体源(116)が入り込めない領域の中に位置付けられることを可能にする、請求項1に記載の装置。
前記アプリケータ(120)を備えた前記延長部材(117)は、開口部であって、前記流体源(116)が通り抜けられない開口部内に挿入されるように構成される、請求項1に記載の装置。
前記プラットフォーム(114)との関連付けのために構成された取付ユニット(125)を更に含み、前記取付ユニット(125)は、前記プラットフォーム(114)をロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成される、請求項1に記載の装置。
前記延長部材(117)との関連付けのために構成された取付ユニット(125)を更に含み、前記取付ユニット(125)は、前記延長部材(117)をロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成される、請求項1に記載の装置。
流体制御システム(122)を使用して、前記流体源(116)から前記アプリケータ(120)へと分配される、前記粘性流体(128)の量(142)と、前記粘性流体(128)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御することを更に含む、請求項18に記載の方法。
前記延長部材(117)を使用して、前記アプリケータ(120)をプラットフォーム(114)から離れる方向に延長することを更に含み、前記延長部材(117)は、伸縮型アームであって該伸縮形アームを通るアーム軸(174)に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成された伸縮型アームである、請求項18に記載の方法。
【発明の概要】
【0005】
例示的な一実施形態では、装置は、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられた流体源、プラットフォームに関連付けられた延長部材、及び、延長部材に関連付けられたアプリケータを備える。流体源は、流体を分配するよう構成されうる。延長部材は、プラットフォームから延在するよう構成されうる。アプリケータは、流体源によって分配された流体を受容するよう構成されうる。アプリケータは、表面上への流体の塗布の際に使用するように構成されうる。
【0006】
別の例示的な実施形態では、エンドエフェクタは、延長部材、延長部材に関連付けられたプラットフォーム、プラットフォームに関連付けられたカートリッジ、アプリケータとカートリッジとの間に選択された距離を保つように延長部材に関連付けられたアプリケータ、及び取付ユニットを備える。カートリッジは、密封剤を分配するよう構成されうる。アプリケータは、カートリッジによって分配された密封剤を受容するよう構成されうる。アプリケータは、表面上への密封剤の塗布の際に使用するために、更に構成されうる。取付ユニットは、エンドエフェクタをロボットオペレータに取り付けるよう構成されうる。ロボットオペレータは、アプリケータを表面の上に位置付けるために、プラットフォームと延長部材のうちの少なくとも1つを動かすよう構成されうる。
【0007】
更に別の例示的な実施形態では、流体塗布デバイスは、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられたカートリッジ、プラットフォームに関連付けられた延長部材、延長部材に関連付けられたブラシ、流体制御システム、アプリケータ移動システム、アプリケータ結合ユニット、及び取付ユニットを備える。カートリッジは、密封剤を分配するよう構成されうる。延長部材は、プラットフォームから延在するよう構成されうる。ブラシは、カートリッジによって分配された密封剤を受容するよう構成されうる。ブラシは、表面上への密封剤の塗布の際に使用するように構成されうる。流体制御システムは、ブラシへと分配される密封剤の量と、密封剤の速度のうちの少なくとも1つを制御するよう構成されうる。流体制御システムは、ホース、バルブシステム、及びノズルのうちの少なくとも1つを備えうる。アプリケータ移動システムは、ブラシを動かすよう構成されうる。アプリケータ移動システムは、第1移動システムと第2移動システムのうちの少なくとも1つを備えうる。第1移動システムは、延長部材から独立して、ブラシを通るブラシ軸の周囲でブラシを回転させるよう構成されうる。第1移動システムは、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備えうる。第2移動システムは、延長部材を通る軸の周囲で延長部材を回転させるよう構成されうる。延長部材の回転は、その軸の周囲でのブラシの回転を引き起こしうる。第2移動システムは、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備えうる。アプリケータ結合ユニットは、ブラシを延長部材に結合させるよう構成されうる。取付ユニットは、プラットフォームとの関連付けのために構成されうる。取付ユニットは、流体塗布デバイスをエンドエフェクタとしてロボットアームに取り付ける際に使用するように構成されうる。
【0008】
また更に別の例示的な実施形態では、粘性流体を表面上に塗布するための方法が提供されうる。延長部材に関連付けられたアプリケータは、ロボットオペレータを使用して、表面の上に位置付けられうる。延長部材は、アプリケータと粘性流体の流体源との間に選択された距離を維持するよう構成されうる。粘性流体は、流体源からアプリケータへと分配されうる。粘性流体は、アプリケータを使用して、表面上に塗布されうる。
【0009】
更に別の例示的な実施形態では、密封剤を表面上に塗布するための方法が提示されうる。プラットフォームに関連付けられた延長部材を表面の上に位置付けるために、プラットフォームは、ロボットアームを使用して位置付けられうる。プラットフォームは、取付ユニットによってロボットアームに取り付けられうる。密封剤は、プラットフォームに関連付けられたカートリッジから、延長部材に関連付けられたアプリケータへと分配されうる。カートリッジからアプリケータへと分配される、密封剤の量と、密封剤の速度のうちの少なくとも1つは、流体制御システムを使用して制御されうる。アプリケータは、アプリケータ移動システムを使用して、延長部材から独立して、アプリケータを通るアプリケータ軸の周囲で回転しうる。延長部材は、アプリケータ移動システムを使用して、延長部材を通る軸の周囲で回転しうる。延長部材の回転は、その軸の周囲でのアプリケータの回転を引き起こしうる。密封剤は、表面上のいくつかの接合部を密封するために、アプリケータを使用して表面上に塗布されうる。
【0010】
更に別の例示的な実施形態では、密封剤を、構造物内に装着された複数の固定具上に塗布するための方法が提供されうる。流体塗布デバイス内の延長部材に関連付けられたアプリケータは、ロボットアームを使用して、複数の固定具の中の一固定具の上の初期位置へと動かされうる。アプリケータは、アプリケータ移動システムを使用して回転しうる。制御された量の密封剤が、アプリケータが回転している間に、制御された速度で、延長部材に関連付けられたプラットフォームによって保持されるカートリッジからアプリケータへと分配されうる。密封剤は、既定の塗布手順に従って、アプリケータを使用して固定具上に塗布されうる。
【0011】
要するに、本発明の一態様により、装置であって、プラットフォーム(114)と、プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、流体(102)を分配するよう構成された流体源(116)と、プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、プラットフォーム(114)から延在するよう構成された延長部材(117)と、延長部材(117)に関連付けられ、かつ、流体源(116)によって分配された流体(102)を受容するよう構成されたアプリケータ(120)とを含み、アプリケータ(120)は、表面(104)上への流体(102)の塗布の際に使用するように構成される、装置が提供される。
【0012】
有利には、アプリケータ(120)を動かすよう構成されたアプリケータ移動システム(124)を更に含む、装置。
【0013】
有利には、アプリケータ移動システム(124)は、延長部材(117)から独立して、アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲でアプリケータ(120)を回転させるよう構成された、第1移動システム(154)、及び、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させるよう構成された、第2移動システム(156)、のうちの少なくとも1つを備え、延長部材(117)の回転は、その軸の周囲でのアプリケータ(120)の回転を引き起こす、装置。
【0014】
有利には、第2移動システム(156)は、アプリケータ(120)を表面(104)の上のある位置へと動かすために使用される、装置。
【0015】
有利には、第1移動システム(154)は、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、装置。
【0016】
有利には、第2移動システム(156)は、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、装置。
【0017】
有利には、アプリケータ(120)を延長部材(117)に結合させるよう構成されたアプリケータ結合ユニット(152)を更に含む、装置。
【0018】
有利には、アプリケータ(120)はブラシ(148)であり、かつ、流体(102)は密封剤(130)である、装置。
【0019】
有利には、流体源(116)は、プラットフォーム(114)によって保持され、支持されるよう構成されたカートリッジ(126)である、装置。
【0020】
有利には、延長部材(117は)、伸縮型アームであって該伸縮形アームを通るアーム軸(174)に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成された伸縮型アームである、装置。
【0021】
有利には、アプリケータ(120)へと分配される流体(102)の量(142)と、流体(102)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御するよう構成された、流体制御システム(122)を更に含む、装置。
【0022】
有利には、流体制御システム(122)は、ホース(132)、バルブシステム(134)、及びノズル(136)のうちの少なくとも1つを備える、装置。
【0023】
有利には、延長部材(117)は、アプリケータ(120)と流体源(116)との間に選択された距離を維持するよう構成される、装置。
【0024】
有利には、延長部材(117)は、アプリケータ(120)が、流体源(116)が入り込めない領域の中に位置付けられることを可能にする、装置。
【0025】
有利には、アプリケータ(120)を備えた延長部材(117)は、開口部であって、流体源(116)が通り抜けられない開口部内に挿入されるように構成される、装置。
【0026】
有利には、プラットフォーム(114)との関連付けのために構成された取付ユニット(125)を更に含み、取付ユニット(125)は、プラットフォーム(114)をロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成される、装置。
【0027】
有利には、延長部材(117)との関連付けのために構成された取付ユニット(125)を更に含み、取付ユニット(125)は、延長部材(117)をロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成される、装置。
【0028】
有利には、プラットフォーム(114)、流体源(116)、延長部材(117)、及びアプリケータ(120)が、流体塗布デバイス(100)を形成する、装置。
【0029】
有利には、流体塗布デバイス(100)は、ロボットアーム(110)のためのエンドエフェクタ(112)として使用するように構成される、装置。
【0030】
本発明の別の態様により、延長部材(117)を含むエンドエフェクタ(112)と、延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)と、プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、密封剤(130)を分配するよう構成されたカートリッジ(126)と、アプリケータ(120)とカートリッジ(126)との間に選択された距離が維持されるように延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)とが提供され、アプリケータ(120)は、カートリッジ(126)によって分配された密封剤(130)を受容するよう構成され、アプリケータ(120)は、表面(104)上への密封剤(130)の塗布の際に使用するように構成され、かつ、エンドエフェクタ(112)をロボットオペレータ(108)に取り付けるよう構成された取付ユニット(125)が提供され、ロボットオペレータ(108)は、アプリケータ(120)を表面(104)の上に位置付けるために、プラットフォーム(114)と延長部材(117)のうちの少なくとも1つを動かすよう構成される。
【0031】
有利には、アプリケータ(120)を動かすよう構成されたアプリケータ移動システム(124)を更に含む、エンドエフェクタ。
【0032】
有利には、アプリケータ移動システム(124)は、表面(104)上への密封剤(130)の塗布中に、延長部材(117)とは別個に、アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲でアプリケータ(120)を回転させるよう構成される、エンドエフェクタ。
【0033】
有利には、アプリケータ移動システム(124)は、延長部材(117)を通る軸の周囲でアプリケータ(120)を回転させるよう構成される、エンドエフェクタ。
【0034】
有利には、アプリケータ移動システム(124)は、延長部材(117)とは別個に、アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲でアプリケータ(120)を回転させるよう構成された、第1移動システム(154)、及び、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させるよう構成された、第2移動システム(156)、のうちの少なくとも1つを備え、延長部材(117)の回転は、その軸の周囲でのアプリケータ(120)の回転を引き起こす、エンドエフェクタ。
【0035】
本発明の別の態様により、流体塗布デバイス(100)であって、プラットフォーム(114)と、プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、密封剤(130)を分配するよう構成されたカートリッジ(126)と、プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、プラットフォーム(114)から延在するよう構成された延長部材(117)と延長部材(117)に関連付けられ、かつ、カートリッジ(126)によって分配された密封剤(130)を受容するよう構成されたブラシ(148)とを含み、ブラシ(148)は、表面(104)上への密封剤(130)の塗布の際に使用するように構成され、密封剤(130)の量(142)と、ブラシ(148)へと分配される密封剤(130)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御するよう構成された流体制御システム(122)を含み、流体制御システム(122)は、ホース(132)、バルブシステム(134)、及びノズル(136)のうちの少なくとも1つを備え、ブラシ(148)を動かすよう構成されたアプリケータ移動システム(124)を含み、アプリケータ移動システム(124)は、延長部材(117)とは別個に、ブラシ(148)を通るブラシ軸の周囲でブラシ(148)を回転させるよう構成された第1移動システム(154)であって、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、第1移動システム(154)と、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させるよう構成された第2移動システム(156)であって、延長部材(117)の回転がその軸の周囲でのブラシ(148)の回転を引き起こし、かつ、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、第2移動システム(156)とを備え、ブラシ(148)を延長部材(117)に結合させるよう構成されたアプリケータ結合ユニット(152)と、プラットフォーム(114)との関連付けのために構成され、かつ、流体塗布デバイス(100)をエンドエフェクタ(112)としてロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成された取付ユニット(125)とを含む、流体塗布デバイス(100)が提供される。
【0036】
本発明の更に別の態様により、粘性流体(128)を表面(104)上に塗布するための方法であって、ロボットオペレータ(108)を使用して、延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)を、表面(114)の上に位置付けることを含み、延長部材(117)は、アプリケータ(120)と粘性流体(128)の流体源(116)との間に選択された距離を維持するよう構成され、粘性流体(128)を、流体源(116)からアプリケータ(120)へと分配することと、アプリケータ(120)を使用して、粘性流体(128)を表面(104)上に塗布することとを含む、方法が提供される。
【0037】
有利には、ロボットオペレータ(108)を使用して、延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)を、表面(104)の上に位置付けることは、アプリケータ(120)を、表面(104)の上のある位置へと動かすために、ロボットオペレータ(108)使用して、延長部材(117)と延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)のうちの少なくとも1つを動かすことを含み、流体源(116)は、プラットフォーム(114)に関連付けられる。
【0038】
有利には、流体制御システム(122)を使用して、流体源(116)からアプリケータ(120)へと分配される、粘性流体(128)の量(142)と、粘性流体(128)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御することを更に含む、方法。
【0039】
有利には、アプリケータ移動システム(124)を使用して、延長部材(117)とは別個に、アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲でアプリケータ(120)を回転させることを更に含む、方法。
【0040】
有利には、アプリケータ移動システム(124)を使用して、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させることを更に含み、延長部材(117)の回転は、その軸の周囲でのアプリケータ(120)の回転を引き起こす、方法。
【0041】
有利には、アプリケータ(120)を使用して、粘性流体(128)を表面(104)上に塗布することは、表面(104)上のいくつかの接合部(131)を密封するために、アプリケータ(120)を使用して、粘性流体(128)を表面(104)上に塗布することを含み、粘性流体(128)は密封剤(130)であり、かつ、アプリケータ(120)はブラシ(148)である、方法。
【0042】
有利には、延長部材(117)を使用して、プラットフォーム(114)から離れる方向にアプリケータ(120)を延長することを更に含み、延長部材(117)は、伸縮型アームであって該伸縮形アームを通るアーム軸(174)に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成された伸縮型アームである、方法。
【0043】
有利には、延長部材(117)を表面(104)の上に位置付けることは、延長部材(117)を表面(104)の上に位置付けるために、ロボットアーム(110)を使用してプラットフォーム(114)を位置付けることを含み、プラットフォーム(114)は、取付ユニット(125)によってロボットアーム(110)に取り付けられる、方法。
【0044】
有利には、粘性流体(128)を流体源(116)からアプリケータ(120)へと分配することは、粘性流体(128)を、流体源(116)からアプリケータ(120)へと分配することを含み、粘性流体(128)は、約50ポアズから約12,500ポアズまでの粘性を有する、方法。
【0045】
本発明の更に別の態様により、密封剤(130)を表面(104)上に塗布するための方法であって、プラットフォーム(114)に関連付けられた延長部材(117)を、表面(104)の上に位置付けるために、ロボットアーム(110)を使用してプラットフォーム(114)を位置付けることを含み、プラットフォーム(114)は、取付ユニット(125)によってロボットアーム(110)に取り付けられ、密封剤(130)を、プラットフォーム(114)に関連付けられたカートリッジ(126)から、延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)へと分配することと、流体制御システム(122)を使用して、カートリッジ(126)からアプリケータ(120)へと分配される、密封剤(130)の量(142)と、密封剤(130)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御することと、アプリケータ移動システム(124)を使用して、延長部材(117)とは別個に、アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲でアプリケータ(120)を回転させることと、アプリケータ移動システム(124)を使用して、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させることとを含み、延長部材(117)の回転は、その軸の周囲でのアプリケータ(120)の回転を引き起こし、かつ、表面(104)上のいくつかの接合部(131)を密封するために、アプリケータ(120)を使用して、密封剤(130)を表面(104)上に塗布することを含む、方法が提供される。
【0046】
本発明の更なる態様により、密封剤(130)を、構造物内に装着された複数の固定具上に塗布するための方法であって、ロボットアーム(110)を使用して、流体塗布デバイス(100)内の延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)を、複数の固定具の中の一固定具の上の初期位置へと動かすことと、アプリケータ移動システム(124)を使用して、アプリケータ(120)を回転させることと、アプリケータ(120)が回転している間に、制御された速度(144)で、制御された量(142)の密封剤(130)を、延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)によって保持されるカートリッジ(126)からアプリケータ(120)へと分配することと、既定の塗布手順に従い、アプリケータ(120)を使用して、密封剤(130)を固定具上に塗布することとを含む、方法が提供される。
【0047】
有利には、アプリケータ(120)への密封剤(130)の流れを止めることと、アプリケータ(120)の回転を止めることと、ロボットアーム(110)を使用して、アプリケータ(120)を、複数の固定具の中の次の固定具へと動かすことと、アプリケータ移動システム(124)を使用してアプリケータ(120)を回転させるステップ、アプリケータ(120)が回転している間に、制御された速度(144)で、制御された量(142)の密封剤(130)を、延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)によって保持されるカートリッジ(126)からアプリケータ(120)へと分配するステップ、及び、次の固定具のための既定の塗布手順に従い、アプリケータ(120)を使用して、密封剤(130)を固定具上に塗布するステップを、反復することとを更に含む、方法。
【0048】
有利には、ロボットアーム(110)を使用して、流体塗布デバイス(100)内の延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)を、複数の固定具の中の一固定具の上の初期位置へと動かすことは、アプリケータ(120)を動かすために、ロボットアーム(110)を使用して、延長部材(117)と延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)のうちの少なくとも1つを動かすことと、アプリケータ(120)をその固定具の上のある位置へと動かすために、アプリケータ移動システム(124)を使用して、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させることとを含み、延長部材(117)の回転は、延長部材(117)を通る軸の周囲でのアプリケータ(120)の回転を引き起こす、方法。
【0049】
有利には、既定の塗布手順に従い、アプリケータ(120)を使用して、密封剤(130)を固定具上に塗布することは、密封剤(130)が固定具上に塗布されている間に、アプリケータ(120)が延長部材(117)を通る軸の周囲で回転するように、アプリケータ移動システム(124)を使用して、延長部材(117)を通る軸の周囲で延長部材(117)を回転させることを含む、方法。
【0050】
特性及び機能は、本開示の様々な実施形態で単独に実現することが可能であるか、又は、以下の説明及び図面を参照して更なる詳細が理解されうる、更に別の実施形態において組み合わされうる。
【0051】
例示的な実施形態の特徴と考えられる新規な特性は、付随する特許請求の範囲に明記される。しかし、例示的な実施形態並びに好ましい使用モードと、更にはその目的及び特性とは、添付図面を参照しつつ、本開示の例示的な実施形態の後述の詳細な説明を読むことにより、最もよく理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0053】
ここで図面、具体的には
図1を参照するに、例示的な一実施形態による流体塗布デバイスの図が、ブロック図の形態で示されている。この実施例では、流体塗布デバイス100は、流体102を表面104上に塗布するために使用されうる。
【0054】
流体塗布デバイス100は、作業人員106又はロボットオペレータ108によって操作されうる。例えば、ロボットオペレータ108は、流体塗布デバイス100を操作し、かつ、流体塗布デバイス100を動かすよう構成されうる。具体的には、ロボットオペレータ108は、表面104に対して流体塗布デバイス100を位置付け、かつ/又は、表面104の上で流体塗布デバイス100を動かすために、使用されうる。
【0055】
一実施例では、ロボットオペレータ108はロボットアーム110を備える。この例では、流体塗布デバイス100は、ロボットアーム110に取り付けるように構成されたエンドエフェクタ112の形態をとりうる。
【0056】
図示するように、流体塗布デバイス100は、プラットフォーム114、流体源116、延長部材117、アプリケータ120、流体制御システム122、アプリケータ移動システム124、及び取付ユニット125を含みうる。取付ユニット125は、エンドエフェクタ112をロボットアーム110に取り付けるよう構成されうる。
【0057】
プラットフォーム114は流体塗布デバイス100の様々な構成要素を保持し、支持するよう構成された一又は複数の構造物で構成されうる。実行形態に応じて、流体源116、延長部材117、流体制御システム122、アプリケータ移動システム124、及び取付ユニット125のうちの一又は複数が、プラットフォーム114に関連付けられうる。いくつかの実施例では、取付ユニット125は、延長部材117に関連付けられうる。
【0058】
本書において、一構成要素が別の構成要素に「関連付けられる」場合、この関連付けは、図示された例における物理的な関連付けである。例えば、流体源116などの第1構成要素は、第2構成要素に固定されること、第2構成要素に接合されること、第2構成要素に装着されること、第2構成要素に溶接されること、第2構成要素に締結されること、及び/又は他の何らかの好適な様態で第2構成要素に接続されることによって、プラットフォーム114などの第2構成要素に関連付けられると見なされうる。場合によっては、第1構成要素は、第3構成要素によって第2構成要素に接続されることにより、第2構成要素に関連付けられていると見なされうる。第1構成要素はまた、第2構成要素の一部として、及び/又は延長として形成されることによって、第2構成要素に関連付けられているとも見なされうる。
【0059】
流体源116は、流体102を保持し、保管するよう構成される。この実施例では、流体源116はカートリッジ126の形態をとりうる。しかし他の実施例においては、流体源116は、限定する訳ではないが例としては、容器、タンク、貯蔵器、筐体、又は他の何らかの種類の保管構造物のような、他の何らかの形態をとりうる。
【0060】
この実施例では、カートリッジ126によって保持される流体102は粘性流体128でありうる。本書で使用する場合、「粘性」流体とは、圧力が印加された時に、時間に対して線形に、せん断流及びひずみに抵抗する流体でありうる。粘性流体は、厚み一定性を有するものとして見なされうる。粘性流体128は、いくつかの実施例では、約50ポアズから約12,500ポアズまでの粘性を有しうる。言うまでもなく、他の実施例では、粘性流体128は、約50ポアズを下回る、又は約12,500ポアズを上回る粘性を有しうる。
【0061】
一実施例では、粘性流体128は密封剤130の形態をとる。言うまでもなく、他の実施例では、粘性流体128は接着剤の形態をとりうる。粘性流体128が密封剤130の形態をとる場合、流体塗布デバイス100は、「密封剤塗布デバイス」と称されうる。
【0062】
密封剤130は、限定する訳ではないが例としては、表面104上のいくつかの接合部131を密封するために、表面104上に塗布されうる。本書で使用する場合、「いくつかの」アイテムとは一又は複数のアイテムでありうる。例えば、いくつかの接合部131は一又は複数の接合部を含みうる。いくつかの接合部131のような「接合部」は、本書で使用する場合、任意の2つの物体間の接合部でありうる。例えば接合部は、1つに結合された2つの物体間の境界でありうる。接合部は、固定具要素と、固定具要素が装着された物体との間の境界でありうる。
【0063】
流体102は、流体制御システム122を使用して、流体源116からアプリケータ120へと分配されうる。流体制御システム122は、流体源116からアプリケータ120への流体102の流れを制御するよう構成されうる。流体制御システム122は、ホース132、バルブシステム134、ノズル136、及び他の何らかの種類の流体搬送要素又は流体制御要素のうちの、少なくとも1つを含みうる。
【0064】
本書で使用する場合、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数の種々の組み合わせが使用されうることを意味する。場合によっては、列挙されたアイテムのうちの1つだけがあればよい。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」とは、「アイテムA」、「アイテムAとアイテムB」、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、「アイテムBとアイテムC」、又は他の何らかの種類の組み合わせを含みうる。別の例としては、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、限定する訳ではないが例としては、「2つのアイテムA、1つのアイテムB、及び、10個のアイテムC」、「4つのアイテムBと7つのアイテムC」、又は、他の何らかの種類の組み合わせを含みうる。アイテムとは特定の物体、物品又はカテゴリでありうる。換言すると、「〜のうちの少なくとも1つ」とは、アイテムの任意の組み合わせ、及び任意の数のアイテムが、列挙された中から使用されうることを意味するが、列挙されたアイテムのすべてが必要な訳ではない。
【0065】
ホース132は、ホース132が流体源116によって分配された流体102を受容するよう構成されるように、流体源116に取り付けられうる。ホース132からアプリケータ120への流体102の流れは、バルブシステム134及び/又はノズル136を使用して制御されうる。バルブシステム134は、限定する訳ではないが例としては、いくつかのバルブ138、及びいくつかのアクチュエータ140のうちの少なくとも1つを含みうる。一実施例では、バルブシステム134が、アプリケータ120へと送られる流体102の量142を制御するために使用されうる一方で、ノズル136は、流体102がアプリケータ120へと送られる速度144を制御するために使用されうる。この様態では、制御された量142の流体102が、制御された速度144で、アプリケータ120へと分配又は供給されうる。
【0066】
図示するように、延長部材117は、プラットフォーム114の端部146に関連付けられうる。具体的には、延長部材117は、プラットフォーム114の端部146から延在しうる。この実施例では、延長部材117はアーム118の形態をとりうる。しかし他の実施例では、延長部材117は他の何らかの形態をとりうる。
【0067】
延長部材117は、流体源116とアプリケータ120とが一ヶ所に共配置されないように、アプリケータ120が、流体源116から離れる方向に延長されることを可能にする。より具体的には、延長部材117は、流体源116とアプリケータ120との間に選択された距離を維持するよう構成されうる。この様態では、延長部材117は、アプリケータ120が、流体源116が入り込めない領域の中に位置付けられることを可能にしうる。その領域とは、例えば、区画、チューブの中空部分、構造物の内側、密閉区域、又は、他の様態では到達困難な何らかの領域でありうる。限定する訳ではないが例としては、延長部材117は、延長部材117及びアプリケータ120が、構造物の開口部であって、流体源116が通り抜けられない開口部内に挿入されうるように構成された、サイズを有しうる。
【0068】
アプリケータ120はアーム118に関連付けられうる。アプリケータ120は、表面104上への流体102の塗布の際に使用するように構成された、任意の種類のデバイス又はツールの形態をとりうる。一実施例としては、アプリケータ120はブラシ148の形態をとりうる。ブラシ148は、表面104上への流体102の塗布の際に使用するように構成された、毛150を有しうる。
【0069】
一実施例では、アプリケータ結合ユニット152は、アプリケータ120をアーム118に結合させるために使用されうる。アプリケータ結合ユニット152は、アプリケータ120をアーム118に結合させるために必要な、任意の数の構造物、固定具、及び/又は他の構成要素を備えうる。この実施例では、アプリケータ結合ユニット152は、アプリケータ120が、アプリケータ結合ユニット152とアーム118のうちの少なくとも1つとは別個に動くことを可能にする様態で、アプリケータ120をアーム118に結合させうる。
【0070】
アプリケータ120はアプリケータ移動システム124を使用して動かされうる。アプリケータ移動システム124は、第1移動システム154及び第2移動システム156のうちの少なくとも1つを含みうる。第1移動システム154は、アプリケータ軸158の周囲でアプリケータ120を回転させるよう構成されうる。アプリケータ軸158は、一実施例では、アプリケータ120を通る中心軸でありうる。アプリケータ120は、アプリケータ結合ユニット152及び/又はアーム118とは別個に回転しうる。
【0071】
図示するように、第1移動システム154は、限定する訳ではないが例としては、いくつかのモータ160、いくつかのシャフト162、いくつかのベルトシステム164、及び、他の何らかの種類の移動デバイス又は要素のうちの、少なくとも1つを含みうる。ベルトシステム166は、いくつかのベルトシステム164のうちの1つの一例でありうる。一実施例では、ベルトシステム166は、アプリケータ軸158の周囲でアプリケータ120を回転させるために使用されうる。
【0072】
ベルトシステム166は、限定する訳ではないが例としては、第1プーリ168、第2プーリ170、及びベルト172を含みうる。ベルト172は、第1プーリ168と第2プーリ170の両方に巻き付けられうる。第1プーリ168は、いくつかのシャフト162のうちの1つによって、いくつかのモータ160のうちの1つに接続されうる。このモータの運転が、アプリケータ軸158の周囲方向の第1プーリ168の回転を引き起こし、それは次いで、ベルト172の動きを引き起こしうる。ベルト172の動きは次いで、アプリケータ軸158の同一の周囲方向の第2プーリ170の回転を引き起こしうる。例えば、第1プーリ168の時計回り回転は、結果として、第2プーリ170の時計回り回転をもたらしうる。
【0073】
第2プーリ170は、いくつかのシャフト162のうちの別の1つによって、又は他の何らかの様態で、アプリケータ120に接続されうる。アプリケータ軸158の周囲方向の第2プーリ170の回転は、アプリケータ軸158の周囲でのアプリケータ120の回転を引き起こしうる。例えば、第2プーリ170の時計回り回転により、アプリケータ軸158周囲でのアプリケータ120の時計回り回転が生じうる。この様態では、第1移動システム154は、アプリケータ軸158の周囲でアプリケータ120を回転させるよう構成されうる。言うまでもなく、いくつかのモータ160、いくつかのシャフト162、及び/又はいくつかのベルトシステム164の任意の構成が、アプリケータ120を回転させるために使用されうる。
【0074】
第2移動システム156も、アプリケータ120を動かすよう構成されうる。具体的には、第2移動システム156は、アーム軸174と称されうる、アーム118を通る軸の周囲でアーム118を回転させるよう構成されうる。アーム軸174は、アーム118を通る長手方向軸でありうる。一実施例では、アーム軸174は、アプリケータ軸158に実質的に垂直でありうる。しかし、他の実施例では、アプリケータ120は、アーム軸174がアプリケータ軸158に対して他の何らかの角度となる様態で、アーム118に結合されうる。
【0075】
アーム軸174の周囲でアーム118が回転する時、アプリケータ120は、アーム118と共に動かされうる。この様態では、アプリケータ120とアーム118との結合は、アーム118の移動がアプリケータ120の同一の移動を引き起こすが、アプリケータ120の移動は、アーム118の同一の移動を引き起こさないことがあるように、構成されうる。
【0076】
第2移動システム156は、限定する訳ではないが例としては、いくつかのモータ176、いくつかのシャフト178、いくつかの歯車180、いくつかのベルトシステム182、及び、他の何らかの種類の移動デバイス又は要素のうちの、少なくとも1つを含みうる。いくつかのベルトシステム182のうちの一又は複数は、ベルトシステム166の実行形態に類似した様態で実装されうる。場合によっては、第2移動システム156は、アーム軸174の周囲でのアーム118の回転の範囲を限定するよう構成されうる。他の実施例では、第2移動システム156は、アーム118が、アーム軸174の周囲で約360度、完全に回転することを可能にするよう構成されうる。
【0077】
言うまでもなく、実行形態に応じて、第1移動システム154及び/又は第2移動システム156は、説明されたもの以外の何らかの様態で実装されうる。例えば、第1移動システム154及び/又は第2移動システム156は、いくつかのアクチュエータ、いくつかのスリップリング、いくつかの輪、いくつかの歯車、及び/又は、任意の数の他の種類の構成要素を使用して、実装されうる。使用されるアクチュエータは、限定する訳ではないが例としては、リニアアクチュエータ、回転アクチュエータ、形状記憶合金アクチュエータ、電気機械式アクチュエータ、油圧アクチュエータ、空圧アクチュエータ、及び/又は他の種類のアクチュエータから、選択されうる。
【0078】
図1の流体塗布デバイス100の図は、例示的な実施形態が実装されうる様態に対する物理的な又は構造的な限定を示すことを、意図していない。図示した構成要素に加えて又はそれに代えて、他の構成要素が使用されうる。いくつかの構成要素は任意選択でありうる。また、ブロックは、いくつかの機能的な構成要素を示すために提示されている。例示的な実施形態において実装される場合、これらのブロック図のうちの一又は複数は、異なるブロックと結合され、異なるブロックに分割され、又は、異なるブロックと結合されて異なるブロックに分割されうる。
【0079】
ここで
図2を参照するに、例示的な実施形態による流体塗布デバイスの等角図が示されている。この実施例では、流体塗布デバイス200は、
図1の流体塗布デバイス100の一実行形態の一例でありうる。
【0080】
流体塗布デバイス200は、密封剤202を表面204上に塗布するために使用されうる。密封剤202は、
図1の密封剤130の一実行形態の一例でありうる。表面204は、
図1の表面104の一実行形態の一例でありうる。
【0081】
図示するように、表面204は、物体205の表面206の一部分、及び、物体207の表面208の一部分を含みうる。物体205と物体207とは、ブラケット210を使用して結合されている。流体塗布デバイス200は、ブラケットを使用して物体205と物体207との間に形成された接合部212を密封するために、密封剤202を表面204の上に塗布しうる。接合部212は、
図1のいくつかの接合部131のうちの1つの一実行形態の一例でありうる。
【0082】
この実施例では、流体塗布デバイス200は、プラットフォーム214、カートリッジ216、アーム218、ブラシ220、流体制御システム222、及びアプリケータ移動システム224を含みうる。プラットフォーム214、カートリッジ216、アーム218、ブラシ220、流体制御システム222、及びアプリケータ移動システム224は、それぞれ、
図1のプラットフォーム114、カートリッジ126、アーム118、ブラシ148、流体制御システム122、及びアプリケータ移動システム124の実行形態の例でありうる。
【0083】
カートリッジ216は、カートリッジ216の内部のチャンバ(この図に示さず)の中に密封剤202を保持するよう構成されうる。カートリッジ216は密封剤202をブラシ220へと分配しうる。この実施例では、ブラシ220はアーム218に関連付けられうる。更にこの例では、アーム218はプラットフォーム214に固定的に取り付けられうる。換言すると、この実施例では、アーム218は、プラットフォーム214に対して動くことが不可能でありうる。
【0084】
流体制御システム222は、ブラシ220へと分配される密封剤202の量、及び、ブラシ220へと分配される密封剤202の速度を制御するために、使用されうる。この実施例では、流体制御システム222は、バルブシステム226及びノズル228を含みうる。バルブシステム226とノズル228とは、それぞれ、
図1のバルブシステム134とノズル136との実行形態の例でありうる。
【0085】
アプリケータ移動システム224は、この実施例ではモータ230を含みうる。モータ230は、
図1のいくつかのモータ160のうちの一モータの一実行形態の一例でありうる。モータ230の運転は、ベルトシステム(この図に示さず)の起動を引き起こしうる。ベルトシステムの起動は、表面204上への密封剤202の塗布中の、ブラシ220を通るアプリケータ軸231の周囲でのブラシ220の回転を引き起こしうる。アプリケータ軸231は、
図1のアプリケータ軸158の一実行形態の一例でありうる。アプリケータ軸231のようなアプリケータ軸が、ブラシ220のようなブラシの形態のアプリケータを通っている場合、アプリケータ軸はブラシ軸と称されうる。
【0086】
この様態では、ブラシ220が表面204に沿って動かされるにつれて、アプリケータ移動システム224は、アプリケータ軸230の周囲でブラシ220を回転させるために使用されうる。密封剤202の塗布中のブラシ220の回転により、密封剤202が、実質的に円滑かつ均一に、表面204の上に分配されることが確実になりうる。
【0087】
図示するように、取付ユニット232はプラットフォーム214に関連付けられうる。取付ユニット232は、
図1の取付ユニット125の一実行形態の一例でありうる。取付ユニット232は、プラットフォーム214を、それにより流体塗布デバイス200を、ロボットアーム(図示せず)に取り付けるために使用されうる。換言すると、取付ユニット232は、流体塗布デバイス200がロボットアーム(図示せず)のためのエンドエフェクタとして使用されることを可能にしうる。
【0088】
ここで
図3を参照するに、例示的な実施形態による、
図2の流体塗布デバイスの断面図が示されている。この実施例では、
図2の流体塗布デバイス200の、
図2の線3−3に沿った断面図を示す。
【0089】
図示するように、密封剤202は、カートリッジ216のチャンバ300の中に保持されうる。密封剤202は、カートリッジ216から分配され、かつ、流体制御システム222を通って流されうる。この実施例では、密封剤202は、経路302に沿ってカートリッジ216からブラシ220へと流れうる。流体制御システム222のバルブシステム226内のバルブ304は、経路302に沿って分配される密封剤202の量を制御するために使用されうる。ノズル228は、密封剤202がブラシ220へと経路302に沿って流れる速度を制御するために使用されうる。
【0090】
この図では、アプリケータ移動システム224の追加の構成要素が存在しうる。モータ230に加えて、アプリケータ移動システム224は、ベルトシステム305とシャフト307とを含みうる。ベルトシステム305とシャフト307とは、実質的に、プラットフォーム214の内部に配置されうる。ベルトシステム305は、
図1のベルトシステム166の一実行形態の一例でありうる。シャフト307は、
図1のいくつかのシャフト162のうちの1つの一実行形態の一例でありうる。
【0091】
ベルトシステム305は、第1プーリ306、第2プーリ308、及びベルト310を含みうる。この実施例では、第1プーリ306と第2プーリ308は歯車でありうる。ベルト310は、第1プーリ306と第2プーリ308の両方に巻き付けられうる。第1プーリ306、第2プーリ308、及びベルト310は、それぞれ、
図1の第1プーリ168、第2プーリ170、及びベルト172の実行形態の例でありうる。
【0092】
図示するように、第1プーリ306は、シャフト307及び結合ユニット312によってモータ230に接続されうる。更に、第2プーリ308は、アプリケータ結合ユニット314によってブラシ220に接続されうる。この様態では、アプリケータ結合ユニット314が使用されうる。
【0093】
モータ230の運転は、第1プーリ306の回転を引き起こしうる。一実施例では、この回転は、矢印316の方向、時計回り方向の回転でありうる。しかし他の例では、この回転は、矢印316の逆方向、反時計回り方向の回転でありうる。
【0094】
第1プーリ306の回転は、第1プーリ306と第2プーリ308との周囲でベルト310を動かし、それは次いで、第2プーリ308の回転を引き起こしうる。第2プーリ308の回転は、アプリケータ軸231の周囲でのブラシ220の回転を引き起こしうる。
【0095】
実行形態に応じて、作業人員(図示せず)又はロボットオペレータ(図示せず)が、モータ230の運転、それによりブラシ220の回転を、制御しうる。ブラシ220は、作業人員又はロボットオペレータによって、表面204に沿った様々な位置へと、
図2の表面204に沿って動かされうる。この実施例では、密封剤202は、望ましくない中断なしで
図2の表面204上に密封剤202が塗布されうるような連続的な様態で、カートリッジ216からブラシ220へと分配されうる。
【0096】
ここで
図4を参照するに、例示的な実施形態による、流体塗布デバイスの異なる実行形態の等角図が示されている。この実施例では、流体塗布デバイス400は、
図1の流体塗布デバイス100の一実行形態の一例でありうる。
【0097】
流体塗布デバイス400は、取付ユニット402、プラットフォーム404、カートリッジ406、アーム408、ブラシ410、流体制御システム412、及びアプリケータ移動システム416を含みうる。取付ユニット402、プラットフォーム404、カートリッジ406、アーム408、ブラシ410、流体制御システム412、及びアプリケータ移動システム416は、それぞれ、
図1の取付ユニット125、プラットフォーム114、カートリッジ126、アーム118、ブラシ148、流体制御システム122、及びアプリケータ移動システム124の実行形態の例でありうる。
【0098】
この実施例では、アプリケータ移動システム416はプラットフォーム404に関連付けられうる。更に、構造物418はアプリケータ移動システム416に関連付けられうる。構造物418は、アーム408をプラットフォーム404に関連付けるために使用されうる。アーム408は、この実施例では、プラットフォーム404に固定的に関連付けられうる。換言すると、この例では、アーム408と構造物418のいずれも、プラットフォーム404に対して動かされえない。
【0099】
図示するように、ブラシ410はアーム408に関連付けられうる。この実施例では、アーム408は、
図2から
図3のアーム218よりも長いものになりうる。換言すると、アーム408は、アーム218よりも更に延長されうる。結果的に、アーム408は、他の様態では到達困難な場所の内部にブラシ410が位置付けられることを可能にするために、使用されうる。
【0100】
流体制御システム412は、バルブシステム420、ノズル422及びホース414を含みうる。バルブシステム420とノズル422とは、それぞれ、
図1のバルブシステム134とノズル136との実行形態の例でありうる。バルブシステム420とノズル422とは、それぞれ、カートリッジ406からブラシ410へとホース414を通って分配される、密封剤(図示せず)の量、及び密封剤(図示せず)の流れの速度を制御するために使用されうる。
【0101】
アプリケータ移動システム416はモータ424を含みうる。モータ424は、アプリケータ軸425の周囲でブラシ410を回転させるよう運転されうる。一実施例としては、モータ424の運転は、矢印427の方向の、アプリケータ軸425の周囲でのブラシ410の回転を引き起こしうる。
【0102】
ここで
図5から
図8を参照するに、例示的な実施形態による、アプリケータ移動システムに関する種々の構成を有する流体塗布デバイスの図が示されている。流体塗布デバイス500は、
図1の流体塗布デバイス100の一実行形態の一例でありうる。
【0103】
ここで
図5を見るに、例示的な実施形態による、流体塗布デバイスの等角図が示されている。図示するように、流体塗布デバイス500は、プラットフォーム502、カートリッジ504、ホース505、アーム506、ブラシ508、アプリケータ移動システム510、及び取付ユニット512を含みうる。プラットフォーム502、カートリッジ504、ホース505、アーム506、ブラシ508、アプリケータ移動システム510、及び取付ユニット512は、それぞれ、
図1のプラットフォーム114、カートリッジ126、ホース132、アーム118、ブラシ148、及びアプリケータ移動システム124の実行形態の例でありうる。取付ユニット512は、流体塗布デバイス500を、限定する訳ではないが例としてはロボットアーム514に、取り付けるために使用されうる。
【0104】
この実施例では、カートリッジ504は、密封剤(図示せず)をホース505を通じてブラシ508へと分配するよう構成されうる。ブラシ508は、密封剤を表面(図示せず)上に塗布するために使用されうる。
【0105】
アプリケータ移動システム510は、ブラシ508を動かすよう構成されうる。図示するように、アプリケータ移動システム510は、第1移動システム516と第2移動システム518とを含みうる。第1移動システム516と第2移動システム518とは、それぞれ、
図1の第1移動システム154と第2移動システム156の一実行形態の一例でありうる。この実施例では、第1移動システム516と第2移動システム518とは、プラットフォーム502の内部に全体的に収容されうる。
【0106】
第1移動システム516は、アプリケータ軸519の周囲でブラシ508を回転させるよう構成されうる。第1移動システム516は、モータ520、シャフト521、及びベルトシステム523を含みうる。ベルトシステム523は、
図1のベルトシステム166の一実行形態の一例でありうる。ベルトシステム523は、第1プーリ522、第2プーリ524、及びベルト526を含みうる。第2プーリ524は、アプリケータ結合ユニット527に関連付けられうる。アプリケータ結合ユニット527は、
図1のアプリケータ結合ユニット152の一実行形態の一例でありうる。アプリケータ結合ユニット527は、この例では、ブラシ508をアーム506に結合させうる。
【0107】
モータ520の運転が、第1プーリ522の回転を引き起こし、それは次いで、ベルト526の動きを引き起こしうる。ベルト526の動きは第2プーリ524を回転させ、それは次いで、アプリケータ軸519の周囲でのブラシ508の回転を引き起こしうる。一実施例としては、ブラシ508は矢印528の方向に回転しうる。
【0108】
第2移動システム518は、モータ530、シャフト532、内部歯車534、及び外部歯車536を含みうる。外部歯車536は、この例では、アーム506に固定的に取り付けられうる。モータ530の運転はシャフト532を回転させ、それが、内部歯車534の回転を引き起こしうる。内部歯車534の回転は外部歯車536の回転を引き起こし、それは次いで、アーム軸540の周囲でのアーム506の回転を引き起こしうる。アーム軸540は、
図1のアーム軸174の一実行形態の一例でありうる。限定する訳ではないが例としては、アーム506は、アーム軸540の周囲で矢印538の方向に回転しうる。
【0109】
ここで
図6を見るに、例示的な実施形態による、
図5の流体塗布デバイス500の断面図が示されている。この実施例では、
図5の流体塗布デバイス500の、
図5の線6−6に沿った断面図が見られる。
【0110】
図示するように、流体塗布デバイス500は、第2移動システム518に関する異なる構成を有しうる。具体的には、この例では、モータ530はプラットフォーム502の外側に配置されうる。加えて、この図では結合ユニット600が存在しうる。結合ユニット600は、モータ520をシャフト521に結合させるよう構成されうる。
【0111】
ここで
図7を参照するに、例示的な実施形態による、
図6の流体塗布デバイス500の別の断面図が示されている。この実施例では、流体塗布デバイス500は、
図5に示すものと同一の、第2移動システム518に関する構成を有しうる。しかし流体塗布デバイス500は、第1移動システム516に関する異なる構成を有しうる。
【0112】
この実施例では、第1移動システム516は、モータ520、シャフト521、マイターギア702、マイターギア704、シャフト706、マイターギア708、マイターギア710、シャフト712、及びベルトシステム713を含みうる。マイターギアは、場合によっては傘歯車とも称されうる。ベルトシステム713は、第1プーリ714、ベルト716、及び第2プーリ718を含みうる。
【0113】
モータ520の運転は、シャフト712の回転、それによりマイターギア702の回転を引き起こしうる。マイターギア702の回転は、次いで、マイターギア704、マイターギア704に接続されたシャフト706、及びシャフト706に接続されたマイターギア708の回転を引き起こしうる。マイターギア708の回転は、マイターギア710、及びマイターギア710に接続されたシャフト712の回転を引き起こしうる。シャフト712の回転が、第1プーリ714の回転を引き起こし、次いでそれによって、ベルト716による第2プーリ718の回転が生じうる。第2プーリ718の回転は、次いで、アプリケータ軸519の周囲でのブラシ508の回転を引き起こしうる。
【0114】
ここで
図8を参照するに、例示的な実施形態による、
図7の流体塗布デバイス500の更に別の断面図が示されている。この実施例では、流体塗布デバイス500は、
図6に示すものと同一の、第1移動システム516に関する構成を有しうる。しかし流体塗布デバイス500は、第2移動システム518に関する異なる構成を有しうる。
【0115】
この実施例では、シャフト521の長さは、
図5から
図7のシャフト521の長さと比較して、延長されている。
図8では、第2移動システム518は、モータ800、旋回機構802、シャフト804、ベルトシステム805、シャフト532、内部歯車534、及び外部歯車536を含みうる。ベルトシステム805は、第1プーリ806、ベルト808、及び第2プーリ810を含みうる。
【0116】
モータ800の運転は、旋回機構802の起動を引き起こしうる。旋回機構802は、ベルトシステム805を作動させるために使用されうる。ベルトシステム805が作動している時、第1プーリ806は回転し、それにより、ベルト808の動き、及び第2プーリ810の回転を引き起こしうる。第2プーリ810の回転は、シャフト532による内部歯車534の回転を引き起こし、それは次いで、外部歯車536の回転を引き起こしうる。外部歯車536の回転は、アーム軸540の周囲でのアーム506の回転を引き起こしうる。
【0117】
この実施例では、旋回機構802がベルトシステム805を作動させるだけで、アーム506が約90度のきざみ幅で、アーム軸540の周囲で回転しうる。旋回機構802は、
図9でより詳細に説明されうる。
【0118】
ここで
図9を参照するに、例示的な実施形態による、線9−9から見た
図8の旋回機構の図が示されている。この実施例では、旋回機構802は、ゼネバ駆動機構を使用して実装されうる。
【0119】
図示するように、旋回機構802は、駆動輪900、従動輪902、及び、駆動輪900に取り付けられたピン904を含みうる。従動輪902は複数の切れ込み905を有しうる。複数の切れ込み905は、この例では4つの切れ込みを含む。枢動点906の周囲での、約360度のピン904の全回転の各々が、枢動点908の周囲での、約90度ずつの従動輪902の回転を引き起こしうる。この様態では、従動輪902は、90度のきざみ幅でしか進みえない。
【0120】
従動輪902は、枢動点908において
図8のシャフト804に接続されうる。
図8のシャフト804は、
図8の第1プーリ806に接続されうる。従動輪902の進行の各々は、シャフト804の回転、それにより
図8の第1プーリ806の回転を、引き起こしうる。更に、
図8の第1プーリ806は、従動輪902が進む時にのみ回転しうる。この様態では、従動輪902が進んでいない時に、アーム506が安定した状態に保たれるように、
図8のアーム506の回転が制御されうる。
【0121】
ここで
図10を参照するに、例示的な実施形態による、流体塗布デバイスの図が示されている。この実施例では、流体塗布デバイス1000は、
図1の流体塗布デバイス100の一実行形態の一例でありうる。
【0122】
流体塗布デバイス1000は、プラットフォーム1002、カートリッジ1004、アーム1006、ブラシ1008、流体制御システム1010、アプリケータ移動システム1012、及び取付ユニット1014を含みうる。プラットフォーム1002、カートリッジ1004、アーム1006、ブラシ1008、流体制御システム1010、アプリケータ移動システム1012、及び取付ユニット1014は、それぞれ、
図1のプラットフォーム114、カートリッジ126、アーム118、ブラシ148、流体制御システム122、アプリケータ移動システム124、及び取付ユニット125の実行形態の例でありうる。
【0123】
図10では、流体制御システム1010は、バルブシステム1016、ホース1018及びノズル1020を含みうる。流体制御システム1010は、カートリッジ1004によって保持される密封剤のブラシ1008への分配を制御するために使用されうる。
【0124】
この実施例では、ブラシ1008は、アプリケータ結合ユニット1022を通じてアーム1006に関連付けられうる。この実施例では、アーム1006は、プラットフォーム1002の端部1024に取り付けられうる。
【0125】
図示するように、アプリケータ移動システム1012は、第1移動システム1025を含みうる。第1移動システム1025は、モータ1026、シャフト1028、マイターギア1029、伸縮型シャフト1030、及びマイターギア1032を含みうる。モータ1026の運転は、シャフト1028、マイターギア1029、伸縮型シャフト1030、及びマイターギア1032を通じて、アプリケータ1027の周囲でのブラシ1008の回転を引き起こしうる。伸縮型シャフト1030が存在する場合、アーム1006は伸縮型アームと称されうる。
【0126】
アプリケータ移動システム1012は、第2移動システム1034も含みうる。第2移動システム1034は、モータ1036、ベルトシステム1037、シャフト1038、ベルトシステム1040、及びウォーム駆動機構1042を含みうる。モータ1036の運転は、この実施例では、アーム軸1035の周囲でのアーム1006の回転を引き起こしうる。具体的には、モータ1036の運転は、ベルトシステム1037を作動させ、それは次いで、ベルトシステム1040、及びウォーム駆動機構1042の起動を引き起こしうる。ウォーム駆動機構1042は、アーム1006に固定的に取り付けられた歯車(図示せず)の回転を引き起こすよう構成されうる。
【0127】
この実施例では、アーム1006をアーム軸1035に対して相対的に延長し、短縮するために、配置シリンダ1044が使用されうる。アーム1006は、接合部1046によって配置シリンダに接続されうる。
【0128】
ここで
図11を参照するに、例示的な実施形態による、
図10の流体塗布デバイス1000の断面図が示されている。この実施例では、
図10の流体塗布デバイス1000の、
図10の線11−11に沿った断面図を示す。この図では、アプリケータ移動システム1012の様々な構成要素の一部分がより明確に見られる。
【0129】
ここで
図12を参照するに、例示的な実施形態による、線12−12から見た
図11の流体塗布デバイスの図が示されている。この実施例では、アーム1006は、アーム軸1035に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成されうる。限定する訳ではないが例としては、アーム1006は、アーム軸1035に沿って矢印1200の方向に、延長されるか、又は伸ばされうる。この伸長は、伸縮要素1201を使用して実行されうる。
【0130】
アーム1006は、アーム軸1035に沿って、伸縮要素1201に対して動くよう構成されうる。限定する訳ではないが例としては、アーム1006は、伸縮要素1201とは別個に、矢印1200の方向に動かされうる。伸縮要素1201は伸縮型シャフト1030に関連付けられうる。
【0131】
伸縮型シャフト1030は、
図10のマイターギア1029及びマイターギア1032に関連付けられうる。
図10のモータ1026によって引き起こされたマイターギア1029の回転は、伸縮型シャフト1030の回転を引き起こしうる。伸縮型シャフト1030が回転している時に、六角形の伸縮型シャフト1030は伸縮要素1201の回転を引き起こしうる。更に、伸縮要素1201とアーム1006との間の接合部1202により、伸縮要素1201の回転が伸縮要素1201を備えたアーム1006の回転を引き起こすことが、確実になる。
【0132】
図2から
図3の流体塗布デバイス200、
図4の流体塗布デバイス400、
図5から
図8の流体塗布デバイス500、
図8の旋回機構802、
図10から
図12の流体塗布デバイス1000の図は、例示的な実施形態が実装されうる様態に対する物理的又は構造的な限定を示すことを、意図していない。図示した構成要素に加えて又はそれらに代えて、他の構成要素も使用されうる。
【0133】
図2から
図12に示す種々の構成要素は、
図1にブロックの形態で示す構成要素が物理的構造物としていかにして実装されうるかを示す、実施例でありうる。加えて、
図2から
図12の構成要素の一部は、
図1の構成要素と組み合わされること、
図1の構成要素と共に使用されること、又は、それら2つの場合を組み合わせることが可能である。
【0134】
ここで
図13を参照するに、例示的な実施形態による、流体を表面上に塗布するためのプロセスの図が、フロー図の形態で示されている。
図13に示すプロセスは、限定する訳ではないが例としては、
図1において流体102を表面104上に塗布するために流体塗布デバイス100を使用して、実装されうる。
【0135】
プロセスは、ロボットオペレータ108を使用して、延長部材117に関連付けられたアプリケータ120を、表面104の上に位置付けること(工程1300)によって開始しうる。延長部材117は、アプリケータ120と流体102のための流体源116との間に選択された距離を維持するよう構成されうる。一実施例では、工程1300は、ロボットアーム110の形態のロボットオペレータ108によって実行されうる。
【0136】
次に流体102は、流体源116から、延長部材117に関連付けられたアプリケータ120へと分配されうる(工程1302)。延長部材117は、アプリケータ120を、選択されたいくらかの距離だけプラットフォーム114から離して保持しうる。この様態では、アプリケータ120は、他の様態では到達困難な領域の内部に位置付けられうる。
【0137】
その後、流体102は、アプリケータ120を使用して表面104上に塗布され(工程1304)、その後プロセスは終了しうる。一実施例では、アプリケータ120はブラシ148の形態をとりうる。ブラシ148は、流体102が実質的に円滑かつ均一に分配されるように、流体102を表面104上に塗布するよう構成されうる。
【0138】
ここで
図14を参照するに、例示的な実施形態による、密封剤を表面上に塗布するためのプロセスの図が、フロー図の形態で示されている。
図14に示すプロセスは、限定する訳ではないが例としては、
図1において密封剤130を表面104上に塗布するために流体塗布デバイス100を使用して、実装されうる。
【0139】
流体塗布デバイス100のプラットフォーム114は、プラットフォーム114が取り付けられているロボットアーム110を使用して、表面104の上に位置付けられうる(工程1400)。工程1400では、プラットフォーム114を位置付けることは、プラットフォーム114に関連付けられたアーム118を位置付けることを含む。工程1400はいくつかの異なる方法で実行されうる。ロボットアーム110は、位置付けシステムによって提供された情報を使用して、流体塗布デバイス100を動かすために、プラットフォーム114を動かすよう命令されうる。位置付けシステムは、限定する訳ではないが例としては、視覚ベースの位置付けシステム、事前にプログラムされた座標システム、又は他の何らかの種類の位置付けシステムを含みうる。
【0140】
視覚ベースの位置付けシステムは、流体塗布デバイス100を位置付けるために、カメラによって生成された画像を使用しうる。事前にプログラムされた座標システムは、ロボットアーム100に、プラットフォーム114を動かすための既定の座標を提供するよう構成されうる。
【0141】
プラットフォーム114に関連付けられたアーム118は、アーム118に関連付けられたアプリケータ120もアーム軸174の周囲で回転するように、アプリケータ移動システム124を使用して、アーム118を通るアーム軸174の周囲で回転しうる(工程1402)。
【0142】
密封剤130は、プラットフォーム114に関連付けられた流体源116からアプリケータ120へと分配されうる(工程1404)。流体源116からアプリケータ120へと分配される、密封剤130の量142と、密封剤130の流れの速度144のうちの少なくとも1つが、流体制御システム122を使用して制御されうる(工程1406)。
【0143】
アプリケータ120は、アプリケータ移動システム124を使用して、アーム118とは別個に、アプリケータ120を通るアプリケータ軸158の周囲で回転しうる(工程1408)。その後、表面104上のいくつかの接合部131を密封するために、アプリケータ120を使用して,密封剤130は表面104上に塗布され(工程1410)、その後プロセスは終了しうる。
【0144】
工程1408は、この実施例では、工程1410の最中に連続的に実行されうる。換言すると、アプリケータ120は、密封剤130が表面104上に塗布されている間、連続的に回転しうる。表面104上への密封剤130のこの種の塗布は、密封剤130が表面104上に塗布される一定性を向上させうる。
【0145】
ここで
図15を参照するに、例示的な実施形態による、密封剤を複数の固定具上に塗布するためのプロセスの図が、フロー図の形態で示されている。
図15に示すプロセスは、
図1の流体塗布デバイス100を使用して実装されうる。
【0146】
プロセスは、ロボットアーム110を使用して、ブラシ148が構造物内に装着された複数の固定具の中の第1固定具の上に位置付けられるように、流体塗布デバイス100の初期位置への移動を開始しうる(工程1500)。次いで、アプリケータ移動システム124の第1移動システム154を使用して、ブラシ148が回転する(実施1502)。次いで、制御された量142の密封剤130が、制御された速度144でカートリッジ126からブラシ148へと流れることを可能にするために、バルブシステム134が使用される(工程1504)。
【0147】
次いで、既定の塗布手順に従って密封剤130を固定具に塗布するために、ブラシ148が使用される(工程1506)。限定する訳ではないが例としては、ロボットアーム110が、アプリケータ移動システム124の第2移動システム156にコマンドを送信することによって固定具の上でのブラシ148の移動を制御するために、使用されうる。ブラシ148のための既定の塗布手順は、密封剤130を固定具の上に塗布するためにブラシ148が準じて動かされるべき、特定のパターンでありうる。
【0148】
密封剤130が固定具に塗布されると、ブラシ148の回転、及びブラシ148への密封剤130の流れは止まる(工程1508)。次いで、複数の固定具の中に密封剤130が必要な追加の固定具があるか否かに関して、決定がなされる。(工程1510)複数の固定具の中にまだ密封剤130が必要な固定具がなければ、プロセスは終了する。そうでなければ、流体塗布デバイス100は、ロボットアーム110を使用して、複数の固定具の中の次の固定具の上にブラシ148が位置付けられるように、次の位置へと動かされる(工程1512)。プロセスは次いで、上述の工程1502に戻る。
【0149】
図示した種々の実施形態におけるフロー図及びブロック図は、例示的な一実施形態での装置及び方法の、いくつかの可能な実行形態の構造、機能、及び動作を示している。これに関し、フロー図又はブロック図の各ブロックは、1つの操作又はステップの、一モジュール、一セグメント、一機能、及び/又は一部分を表わしうる。
【0150】
例示的な実施形態のいくつかの代替的実行形態では、ブロックに記載された一又は複数の機能が、図中に記載された順序を逸脱して現れうる。例えば場合によっては、連続して示される2つのブロックが、含まれる機能に応じて、実質的に同時に実施されること、また時にはブロックが逆順に実行されることもありうる。また、フローチャート又はブロック図に示すブロックに加えて、他のブロックが追加されうる。
【0151】
本開示の例示的な実施形態は、
図16に示す航空機の製造及び保守方法1600、及び、
図17に示す航空機1700に照らして説明されうる。まず
図16を見るに、例示的な実施形態による、航空機の製造及び保守方法がフロー図の形態で示されている。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法1600は、
図17の航空機1700の仕様及び設計1602、及び、材料調達1604を含みうる。
【0152】
製造段階では、
図17の航空機1700の構成要素及びサブアセンブリの製造1606、及びシステム統合1608が行われる。その後、
図17の航空機1700は認可及び納品1610を経て運航1612に供されうる。顧客による運航1612の期間中、
図17の航空機1700には、改良、再構成、改修、及び他の整備又は保守を含みうる、定期的な整備及び保守1614が予定される。
【0153】
航空機の製造及び保守方法1600のプロセスの各々は、システムインテグレータ、第三者、及び/又はオペレータによって実行又は実施され得る。これらの例では、オペレータは顧客でありうる。本明細書の目的のためには、システムインテグレータは、限定するものではないが、任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含み、第三者は、限定するものではないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み、かつ、オペレータは航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などでありうる。
【0154】
ここで
図17を参照するに、例示的な実施形態が実装されうる航空機の図が、ブロック図の形態で示されている。この例では、航空機1700は、
図16の航空機の製造及び保守方法1600によって製造され、かつ、複数のシステム1704及び内装1706を備えた機体1702を含みうる。システム1704の例には、推進システム1708、電気システム1710、油圧システム1712、及び環境システム1714のうちの一又は複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれることもある。航空宇宙産業の例を示したが、種々の例示的な実施形態は、自動車産業などの他の産業にも応用されうる。
【0155】
本書で具現化される装置及び方法は、
図16の航空機の製造及び保守方法1600の段階のうちの少なくとも1つで用いられうる。限定する訳ではないが例としては、
図1のいくつかの接合部131は航空機1700上に配置されうる。
図1の流体塗布デバイス100のような流体塗布デバイスは、
図16の、構成要素及びサブアセンブリの製造1606、システム統合1608、運航1612、定期的な整備及び保守1614、及び/又は、航空機の製造及び保守方法1600の他のどこかの段階において、密封剤130、又は他の何らかの種類の流体102をいくつかの接合部131に塗布するために、使用されうる。
【0156】
一実施例では、
図16の構成要素及びサブアセンブリの製造1606において製造される構成要素又はサブアセンブリは、航空機1700の
図16の運航1612の期間中に製造される構成要素又はサブアセンブリと同様の様態で、作製又は製造されうる。更に別の例としては、一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせは、
図16の構成要素及びサブアセンブリの製造1606、及びシステム統合1608といった製造段階において利用されうる。一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせを、航空機1700の、
図16の運航1612の期間中に、及び/又は整備及び保守1614において、利用しうる。いくつかの異なる例示的な実施形態の使用により、航空機1700の組立てを大幅に効率化すること、及び/又はコストを削減することが可能になる。
【0157】
ゆえに、例示的な実施形態は、流体を表面上に塗布するための方法及び装置を提供する。例示的な一実施形態では、装置は、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられた流体源、プラットフォームに関連付けられたアーム、及び、アームに関連付けられたアプリケータを備えうる。流体源は、流体を分配するよう構成されうる。アームは、プラットフォームから延在するよう構成されうる。アプリケータは、流体源によって分配された流体を受容するよう構成されうる。アプリケータは、表面上への流体の塗布の際に使用するように構成されうる。
【0158】
別の例示的な実施形態では、流体塗布デバイスは、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられたカートリッジ、プラットフォームに関連付けられたアーム、アームに関連付けられたブラシ、流体制御システム、アプリケータ移動システム、アプリケータ結合ユニット、及び取付ユニットを備えうる。カートリッジは、流体を分配するよう構成されうる。アームは、プラットフォームから延在するよう構成されうる。ブラシは、カートリッジによって分配された流体を受容するよう構成されうる。ブラシは、表面上への流体の塗布の際に使用するように構成されうる。流体制御システムは、ブラシへと分配される流体の量と、流体の速度のうちの少なくとも1つを制御するよう構成されうる。流体制御システムは、ホース、バルブシステム、及びノズルのうちの少なくとも1つを備えうる。
【0159】
アプリケータ移動システムは、ブラシを動かすよう構成されうる。アプリケータ移動システムは、第1移動システムと第2移動システムのうちの少なくとも1つを備えうる。第1移動システムは、アームとは別個に、ブラシを通るブラシ軸の周囲でブラシを回転させるよう構成されうる。第1移動システムは、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備えうる。第2移動システムは、アームを通るアーム軸の周囲でアームを回転させるよう構成されうる。アームの回転は、アーム軸の周囲でのブラシの回転を引き起こしうる。第2移動システムは、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備えうる。アプリケータ結合ユニットは、ブラシをアームに結合させるよう構成されうる。取付ユニットは、プラットフォームとの関連付けのために構成されうる。取付ユニットは、流体塗布デバイスをエンドエフェクタとしてロボットアームに取り付ける際に使用するように構成されうる。
【0160】
様々な例示的な実施形態によって説明された流体塗布デバイスは、密封剤のような流体を表面の上に塗布するプロセスを自動化するために使用されうる。更に、様々な例示的な実施形態によって説明された流体塗布デバイスは、これらの密封剤塗布工程を実行するのに必要な時間を短縮するために使用されうる。また更に、塗布される流体の量、及び流体が塗布される速度を制御する流体塗布デバイスの能力によって、密封剤塗布工程の費用が低減されうる。
【0161】
種々の例示的な実施形態の説明は、例示及び説明を目的として提示されており、完全な説明であること、又は実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかになろう。更に、種々の例示的な実施形態は、他の好ましい実施形態と比較して異なる特性を提供しうる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の適用を最もよく説明するため、及び、他の当業者が、想定される特定の使用に適する様々な修正を施された様々な実施形態の開示内容を理解できるようにするために、選ばれ、説明されている。
また、本願は以下に記載する態様を含む。
(態様1)
装置であって、
プラットフォーム(114)と、
前記プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、流体(102)を分配するよう構成された流体源(116)と、
前記プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、前記プラットフォーム(114)から延在するよう構成された延長部材(117)と、
前記延長部材(117)に関連付けられ、かつ、前記流体源(116)によって分配された前記流体(102)を受容するよう構成されたアプリケータ(120)とを備え、前記アプリケータ(120)は、表面(104)上への前記流体(102)の塗布の際に使用するように構成される、装置。
(態様2)
前記アプリケータ(120)を動かすよう構成されたアプリケータ移動システム(124)を更に含む、態様1に記載の装置。
(態様3)
前記アプリケータ移動システム(124)は、
前記延長部材(117)とは別個に、前記アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲で前記アプリケータ(120)を回転させるよう構成された、第1移動システム(154)、及び、
前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させるよう構成された、第2移動システム(156)、のうちの少なくとも1つを備え、前記延長部材(117)の回転は、前記軸の周囲での前記アプリケータ(120)の回転を引き起こす、態様2に記載の装置。
(態様4)
前記第2移動システム(156)は、前記アプリケータ(120)を前記表面(104)の上のある位置へと動かすために使用される、態様3に記載の装置。
(態様5)
前記第1移動システム(154)は、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、態様3に記載の装置。
(態様6)
前記第2移動システム(156)は、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、態様3に記載の装置。
(態様7)
前記アプリケータ(120)を前記延長部材(117)に結合させるよう構成されたアプリケータ結合ユニット(152)を更に備える、態様1に記載の装置。
(態様8)
前記アプリケータ(120)はブラシ(148)であり、前記流体(102)は密封剤(130)である、態様1に記載の装置。
(態様9)
前記流体源(116)は、前記プラットフォーム(114)によって保持され、支持されるよう構成されたカートリッジ(126)である、態様1に記載の装置。
(態様10)
前記延長部材(117)は、伸縮型アームであって、該伸縮形アームを通るアーム軸(174)に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成された伸縮型アームである、態様1に記載の装置。
(態様11)
前記アプリケータ(120)へと分配される前記流体(102)の量(142)と、前記流体(102)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御するよう構成された、流体制御システム(122)を更に備える、態様1に記載の装置。
(態様12)
前記流体制御システム(122)は、ホース(132)、バルブシステム(134)、及びノズル(136)のうちの少なくとも1つを備える、態様11に記載の装置。
(態様13)
前記延長部材(117)は、前記アプリケータ(120)と前記流体源(116)との間に選択された距離を維持するよう構成される、態様1に記載の装置。
(態様14)
前記延長部材(117)は、前記アプリケータ(120)が、前記流体源(116)が入り込めない領域の中に位置付けられることを可能にする、態様1に記載の装置。
(態様15)
前記アプリケータ(120)を備えた前記延長部材(117)は、開口部であって、前記流体源(116)が通り抜けられない開口部内に挿入されるように構成される、態様1に記載の装置。
(態様16)
前記プラットフォーム(114)との関連付けのために構成された取付ユニット(125)を更に含み、前記取付ユニット(125)は、前記プラットフォーム(114)をロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成される、態様1に記載の装置。
(態様17)
前記延長部材(117)との関連付けのために構成された取付ユニット(125)を更に含み、前記取付ユニット(125)は、前記延長部材(117)をロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成される、態様1に記載の装置。
(態様18)
前記プラットフォーム(114)、前記流体源(116)、前記延長部材(117)、及び前記アプリケータ(120)が流体塗布デバイス(100)を形成する、態様1に記載の装置。
(態様19)
前記流体塗布デバイス(100)は、ロボットアーム(110)のためのエンドエフェクタ(112)として使用するように構成される、態様18に記載の装置。
(態様20)
エンドエフェクタ(112)であって、
延長部材(117)と、
前記延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)と、
前記プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、密封剤(130)を分配するよう構成されたカートリッジ(126)と、
アプリケータ(120)と前記カートリッジ(126)との間に選択された距離が維持されるように、前記延長部材(117)に関連付けられた前記アプリケータ(120)とを備え、前記アプリケータ(120)は、前記カートリッジ(126)によって分配された前記密封剤(130)を受容するよう構成され、前記アプリケータ(120)は、表面(104)上への前記密封剤(130)の塗布の際に使用するように構成され、かつ、
前記エンドエフェクタ(112)をロボットオペレータ(108)に取り付けるよう構成された取付ユニット(125)を備え、前記ロボットオペレータ(108)は、前記アプリケータ(120)を前記表面(104)の上に位置付けるために、前記プラットフォーム(114)と前記延長部材(117)のうちの少なくとも1つを動かすよう構成される、エンドエフェクタ。
(態様21)
前記アプリケータ(120)を動かすよう構成されたアプリケータ移動システム(124)を更に含む、態様20に記載のエンドエフェクタ(112)。
(態様22)
前記アプリケータ移動システム(124)は、前記表面(104)上への前記密封剤(130)の塗布中に、前記延長部材(117)とは別個に、前記アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲で前記アプリケータ(120)を回転させるよう構成される、態様21に記載のエンドエフェクタ(112)。
(態様23)
前記アプリケータ移動システム(124)は、前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記アプリケータ(120)を回転させるよう構成される、態様22に記載のエンドエフェクタ(112)。
(態様24)
前記アプリケータ移動システム(124)は、
前記延長部材(117)とは別個に、前記アプリケータ(120)を通る前記アプリケータ軸(158)の周囲で前記アプリケータ(120)を回転させるよう構成された第1移動システム(154)、及び、
前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させるよう構成された第2移動システム(156)、のうちの少なくとも1つを備え、前記延長部材(117)の回転は、前記軸の周囲での前記アプリケータ(120)の回転を引き起こす、態様22に記載のエンドエフェクタ(112)。
(態様25)
流体塗布デバイス(100)であって、
プラットフォーム(114)と、
前記プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、密封剤(130)を分配するよう構成されたカートリッジ(126)と、
前記プラットフォーム(114)に関連付けられ、かつ、前記プラットフォーム(114)から延在するよう構成された延長部材(117)と
前記延長部材(117)に関連付けられ、かつ、前記カートリッジ(126)によって分配された前記密封剤(130)を受容するよう構成されたブラシ(148)とを備え、前記ブラシ(148)は、表面(104)上への前記密封剤(130)の塗布の際に使用するように構成され、
前記ブラシ(148)へと分配される前記密封剤(130)の量(142)と、前記密封剤(130)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御するよう構成された流体制御システム(122)を備え、前記流体制御システム(122)は、ホース(132)、バルブシステム(134)、及びノズル(136)のうちの少なくとも1つを備え、
前記ブラシ(148)を動かすよう構成されたアプリケータ移動システム(124)を備え、前記アプリケータ移動システム(124)は、
前記延長部材(117)とは別個に、前記ブラシ(148)を通るブラシ軸の周囲で前記ブラシ(148)を回転させるよう構成された第1移動システム(154)であって、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、第1移動システム(154)、及び、
前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させるよう構成された第2移動システム(156)であって、前記延長部材(117)の回転が前記軸の周囲での前記ブラシ(148)の回転を引き起こし、かつ、いくつかのモータ、いくつかのシャフト、いくつかのベルトシステム、及びいくつかの歯車のうちの少なくとも1つを備える、第2移動システム(156)、のうちの少なくとも1つを備え、
前記ブラシ(148)を前記延長部材(117)に結合させるよう構成されたアプリケータ結合ユニット(152)と、
前記プラットフォーム(114)との関連付けのために構成され、かつ、前記流体塗布デバイス(100)をエンドエフェクタ(112)としてロボットアーム(110)に取り付ける際に使用するように構成された取付ユニット(125)とを備える、流体塗布デバイス(100)。
(態様26)
粘性流体(128)を表面(104)上に塗布するための方法であって、
ロボットオペレータ(108)を使用して、延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)を、前記表面(104)の上に位置付けることを含み、前記延長部材(117)は、前記アプリケータ(120)と前記粘性流体(128)の流体源(116)との間に選択された距離を維持するよう構成され、
前記粘性流体(128)を前記流体源(116)から前記アプリケータ(120)へと分配することと、
前記アプリケータ(120)を使用して、前記粘性流体(128)を前記表面(104)上に塗布することとを含む、方法。
(態様27)
前記ロボットオペレータ(108)を使用して、前記延長部材(117)に関連付けられた前記アプリケータ(120)を、前記表面(104)の上に位置付けることは、
前記アプリケータ(120)を前記表面(104)の上のある位置へと動かすために、前記ロボットオペレータ(108)を使用して、前記延長部材(117)と、前記延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)のうちの少なくとも1つを動かすことを含み、前記流体源(116)は、前記プラットフォーム(114)に関連付けられる、態様26に記載の方法。
(態様28)
流体制御システム(122)を使用して、前記流体源(116)から前記アプリケータ(120)へと分配される、前記粘性流体(128)の量(142)と、前記粘性流体(128)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御することを更に含む、態様26に記載の方法。
(態様29)
アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記延長部材(117)とは別個に、前記アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲で前記アプリケータ(120)を回転させることを更に含む、態様26に記載の方法。
(態様30)
アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させることを更に含み、前記延長部材(117)の回転は、前記軸の周囲での前記アプリケータ(120)の回転を引き起こす、態様26に記載の方法。
(態様31)
前記アプリケータ(120)を使用して、前記粘性流体(128)を前記表面(104)上に塗布することは、
前記表面(104)上のいくつかの接合部(131)を密封するために、前記アプリケータ(120)を使用して、前記粘性流体(128)を前記表面(104)上に塗布することを含み、前記粘性流体(128)は密封剤(130)であり、かつ、前記アプリケータ(120)はブラシ(148)である、態様26に記載の方法。
(態様32)
前記延長部材(117)を使用して、前記アプリケータ(120)をプラットフォーム(114)から離れる方向に延長することを更に含み、前記延長部材(117)は、伸縮型アームであって該伸縮形アームを通るアーム軸(174)に対して相対的に延長され、短縮されるよう構成された伸縮型アームである、態様26に記載の方法。
(態様33)
前記延長部材(117)を前記表面(104)の上に位置付けることは、
前記延長部材(117)を前記表面(104)の上に位置付けるために、ロボットアーム(110)を使用してプラットフォーム(114)を位置付けることを含み、前記プラットフォーム(114)は、取付ユニット(125)によって前記ロボットアーム(110)に取り付けられる、態様26に記載の方法。
(態様34)
前記粘性流体(128)を前記流体源(116)から前記アプリケータ(120)へと分配することは、
前記粘性流体(128)を、前記流体源(116)から前記アプリケータ(120)へと分配することを含み、前記粘性流体(128)は、約50ポアズから約12,500ポアズまでの粘性を有する、態様26に記載の方法。
(態様35)
密封剤(130)を表面(104)上に塗布するための方法であって、
プラットフォーム(114)に関連付けられた延長部材(117)を前記表面(104)の上に位置付けるために、ロボットアーム(110)を使用して、前記プラットフォーム(114)を位置付けることを含み、前記プラットフォーム(114)は、取付ユニット(125)によって前記ロボットアーム(110)に取り付けられ、
前記密封剤(130)を、前記プラットフォーム(114)に関連付けられたカートリッジ(126)から、前記延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)へと分配することと、
流体制御システム(122)を使用して、前記カートリッジ(126)から前記アプリケータ(120)へと分配される、前記密封剤(130)の量(142)と、前記密封剤(130)の速度(144)のうちの少なくとも1つを制御することと、
アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記延長部材(117)とは別個に、前記アプリケータ(120)を通るアプリケータ軸(158)の周囲で前記アプリケータ(120)を回転させることと、
前記アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させることとを含み、前記延長部材(117)の回転は、前記軸の周囲での前記アプリケータ(120)の回転を引き起こし、かつ、
前記表面(104)上のいくつかの接合部(131)を密封するために、前記アプリケータ(120)を使用して、前記密封剤(130)を前記表面(104)上に塗布することを含む、方法。
(態様36)
密封剤(130)を、構造物内に装着された複数の固定具上に塗布するための方法であって、
ロボットアーム(110)を使用して、流体塗布デバイス(100)内の延長部材(117)に関連付けられたアプリケータ(120)を、前記複数の固定具の中の一固定具の上の初期位置へと動かすことと、
アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記アプリケータ(120)を回転させることと、
前記アプリケータ(120)が回転している間に、制御された速度(144)で、制御された量(142)の前記密封剤(130)を、前記延長部材(117)に関連付けられたプラットフォーム(114)によって保持されるカートリッジ(126)から、前記アプリケータ(120)へと分配することと、
既定の塗布手順に従い、前記アプリケータ(120)を使用して、前記密封剤(130)を前記固定具上に塗布することとを含む、方法。
(態様37)
前記密封剤(130)の前記アプリケータ(120)への流れを止めることと、
前記アプリケータ(120)の回転を止めることと、
前記ロボットアーム(110)を使用して、前記アプリケータ(120)を、前記複数の固定具の中の次の固定具へと動かすことと、
前記アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記アプリケータ(120)を回転させるステップ、前記アプリケータ(120)が回転している間に、前記制御された速度(144)で、前記制御された量(142)の前記密封剤(130)を、前記延長部材(117)に関連付けられた前記プラットフォーム(114)によって保持される前記カートリッジ(126)から、前記アプリケータ(120)へと分配するステップ、及び、前記次の固定具のための前記既定の塗布手順に従い、前記アプリケータ(120)を使用して、前記密封剤(130)を前記固定具上に塗布するステップを、反復することとを更に含む、態様36に記載の方法。
(態様38)
前記ロボットアーム(110)を使用して、前記流体塗布デバイス(100)内の前記延長部材(117)に関連付けられた前記アプリケータ(120)を、前記複数の固定具の中の前記固定具の上の前記初期位置へと動かすことは、
前記アプリケータ(120)を動かすために、前記ロボットアーム(110)を使用して、前記延長部材(117)と、前記延長部材(117)に関連付けられた前記プラットフォーム(114)のうちの少なくとも1つを動かすことと、
前記アプリケータ(120)を前記固定具の上のある位置へと動かすために、前記アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させることとを含み、前記延長部材(117)の回転は、前記延長部材(117)を通る前記軸の周囲での前記アプリケータ(120)の回転を引き起こす、態様36に記載の方法。
(態様39)
前記既定の塗布手順に従い、前記アプリケータ(120)を使用して、前記密封剤(130)を前記固定具上に塗布することは、
前記密封剤(130)が前記固定具上に塗布されている間に、前記延長部材(117)を通る軸の周囲で前記アプリケータ(120)が回転するように、前記アプリケータ移動システム(124)を使用して、前記延長部材(117)を通る前記軸の周囲で前記延長部材(117)を回転させることを含む、態様36に記載の方法。