特許第6382867号(P6382867)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6382867TRKAキナーゼ阻害剤としてのピロリジニル尿素およびピロリジニルチオ尿素化合物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6382867
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】TRKAキナーゼ阻害剤としてのピロリジニル尿素およびピロリジニルチオ尿素化合物
(51)【国際特許分類】
   C07D 207/14 20060101AFI20180820BHJP
【FI】
   C07D207/14CSP
【請求項の数】8
【外国語出願】
【全頁数】470
(21)【出願番号】特願2016-26184(P2016-26184)
(22)【出願日】2016年2月15日
(62)【分割の表示】特願2014-510416(P2014-510416)の分割
【原出願日】2012年5月9日
(65)【公開番号】特開2016-128500(P2016-128500A)
(43)【公開日】2016年7月14日
【審査請求日】2016年2月15日
(31)【優先権主張番号】61/485,858
(32)【優先日】2011年5月13日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504344509
【氏名又は名称】アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】シェリー アレン
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン ダブリュー. アンドリューズ
(72)【発明者】
【氏名】ジェイムズ エフ. ブレイク
(72)【発明者】
【氏名】ケビン アール. コンドロスキー
(72)【発明者】
【氏名】ジュリア ハース
(72)【発明者】
【氏名】リリー ホアン
(72)【発明者】
【氏名】ユートン チアン
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー カーチャー
(72)【発明者】
【氏名】ガブリエル アール. コラカウスキー
(72)【発明者】
【氏名】ソ ジョンボブ
【審査官】 新留 素子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2008−509179(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/114881(WO,A1)
【文献】 特表2010−524880(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/153179(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/060703(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/103334(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/053694(WO,A1)
【文献】 特開平04−360866(JP,A)
【文献】 特開平02−069474(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/016001(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/073160(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/085886(WO,A1)
【文献】 ACS Comb. Sci.,2011年,Vol.13,pp.405-413
【文献】 Bioorg. Med. Chem. Lett.,2007年,Vol.17,pp.2005-2012
【文献】 Heterocycles,2011年,Vol.82, No.2,pp.1297-1316
【文献】 Organic Letters,2005年,Vol.7, No.26,pp.5861-5864
【文献】 Bioorg. Med. Chem. Lett.,2003年,Vol.13,pp.3293-3296
【文献】 Tetrahedron: Asymmetry,2001年,Vol.12,pp.2989-2997
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IIを有する化合物であって、
【化63】
[この文献は図面を表示できません]


式中、
Y−B部分およびNH部分はトランス立体配置にあり;
、R、RおよびRは、Hおよび(1−3C)アルキルから独立して選択され;
は、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルあり;
はH、F、またはOHであり;
Yは結合あり;
BはArまたはhetArあり;
Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−6C)アルキルおよびCNから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換されているフェニルであり;そして
hetArはN、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1−2C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換されている、5〜6員のヘテロアリールであ
化合物。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、Bが、Arである、化合物。
【請求項3】
請求項に記載の化合物であって、ここで、Arが、1つまたは複数のハロゲンで所望により置換されているフェニルである、化合物。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、Bが、hetArである、化合物。
【請求項5】
請求項に記載の化合物であって、ここで、hetArが、(1−6C)アルキルまたはハロゲンから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換されているピリジルである、化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、Rが、Hである、化合物。
【請求項7】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、R、R、RおよびRが、Hである、化合物。
【請求項8】
以下:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

【化2】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、請求項1に記載の化合物
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な化合物、該化合物を含む医薬組成物、該化合物の作成方法、および治
療における該化合物の使用に関する。より詳細には、本発明は、TrkAキナーゼ阻害を
示し、疼痛、がん、炎症、神経変性疾患およびある特定の感染症の治療において有用な、
ピロリジニル尿素およびピロリジニルチオ尿素化合物に関する。
【背景技術】
【0002】
疼痛状態に対する現在の治療計画は、いくつかのクラスの化合物を利用する。オピオイ
ド類(例えばモルヒネ)は、嘔吐作用、便秘作用、および負の呼吸作用、ならびに中毒の
可能性を含む、いくつかの欠点を有する。非ステロイド系抗炎症薬鎮痛薬(NSAID、
例えばCOX−1またはCOX−2型)もまた、重症疼痛の治療における不十分な有効性
を含む、欠点を有する。さらに、COX−1阻害剤は、粘膜の潰瘍の原因と成り得る。従
って、疼痛、特に慢性疼痛の軽減のための、新たな、かつより有効な治療が、継続して必
要とされている。
【0003】
Trkは、ニューロトロフィン(NT)と呼ばれる可溶性成長因子のグループにより活
性化される、高親和性受容体チロシンキナーゼである。Trk受容体ファミリーは、Tr
kA、TrkBおよびTrkCの3つのメンバーを有する。ニューロトロフィンには、(
i)TrkAを活性化する神経成長因子(NGF)、(ii)TrkBを活性化する脳由
来神経栄養因子(BDNF)およびNT−4/5、ならびに(iii)TrkCを活性化
するNT3が存在する。Trkは神経組織において広範に発現し、神経細胞の維持、シグ
ナル伝達および生存への関与が示されている(非特許文献1)。
【0004】
Trk/ニューロトロフィン経路の阻害剤は、疼痛の多くの前臨床動物モデルにおいて
、有効であることが実証されている。例えば、拮抗性のNGFおよびTrkA抗体、例え
ばRN−624は、炎症性および神経因性疼痛の動物モデル(Woolf, C.J. et al. (
1994) Neuroscience 62, 327-331; Zahn, P.K. et al. (2004) J. Pain 5,
157-163; McMahon, S.B. et al., (1995) Nat. Med. 1, 774-780; Ma, Q.
P. and Woolf, C. J. (1997) NeuroReport 8, 807-810; Shelton, D. L.
et al. (2005) Pain 116, 8-16; Delafoy, L. et al. (2003) Pain 105
, 489-497; Lamb, K. et al. (2003) Neurogastroenterol. Motil. 15, 355-3
61; Jaggar, S. I. et al. (1999) Br. J. Anaesth. 83, 442-448)ならびに
神経因性疼痛動物モデル (Ramer, M. S. and Bisby, M. A. (1999) Eur. J.
Neurosci. 11, 837-846; Ro, L. S. et al. (1999); Herzberg, U. et al.,
Pain 79, 265-274 (1997) Neuroreport 8, 1613-1618; Theodosiou, M. et
al. (1999) Pain 81, 245-255; Li, L. et al. (2003) Mol. Cell. Neurosc
i. 23, 232-250; Gwak, Y. S. et al. (2003) Neurosci. Lett. 336, 117-1
20)において有効なであることが示されている。
【0005】
腫瘍細胞および腫瘍浸潤性マクロファージにより分泌されるNGFが、末梢疼痛線維上
に位置するTrkAを、直接刺激することも示されている。マウスおよびラット双方にお
ける種々の腫瘍モデルを使用することにより、モノクローナル抗体によるNGFの中和が
、モルヒネの最高耐性用量と同様かまたはより優れた程度まで、がんに伴う疼痛を阻害す
ることが実証された。TrkAキナーゼはNGF駆動型の生物学的応答の媒介物質として
機能し得るため、TrkAおよび/または他のTrkキナーゼの阻害剤は、慢性疼痛状態
に対する有効な治療を提供し得る。
【0006】
最近の文献はまた、Trkキナーゼの過剰発現、活性化、増幅および/または変異が、
神経芽細胞腫(Brodeur, G. M., Nat. Rev. Cancer 2003, 3, 203-216)、卵巣
がん(Davidson. B., et al., Clin. Cancer Res. 2003, 9, 2248-2259)、結
腸直腸がん(Bardelli, A., Science 2003, 300, 949)、黒色腫(Truzzi, F., e
t al., Dermato-Endocrinology 2008, 3 (1), pp. 32-36)、頭頸部がん(Yilmaz
, T., et al., Cancer Biology and Therapy 2010, 10 (6), pp. 644-653)
、胃癌(Du, J. et al., World Journal of Gastroenterology 2003, 9 (7),
pp. 1431-1434)、肺癌(Ricci A., et al., American Journal of Respirato
ry Cell and Molecular Biology 25 (4), pp. 439-446)、乳がん(Jin, W.,
et al., Carcinogenesis 2010, 31 (11), pp. 1939-1947)、神経膠芽腫(Wadhwa
, S., et al., Journal of Biosciences 2003, 28 (2), pp. 181-188)、髄
芽細胞腫(Gruber-Olipitz, M., et al., Journal of Proteome Research 2008,
7 (5), pp. 1932-1944)、分泌性乳がん(Euthus, D.M., et al., Cancer Cel
l 2002, 2 (5), pp. 347-348)、唾液腺がん(Li, Y.-G., et al., Chinese J
ournal of Cancer Prevention and Treatment 2009, 16 (6), pp. 428-430)
、甲状腺乳頭癌(Greco, A., et al., Molecular and Cellular Endocrinology
2010, 321 (1), pp. 44-49)および成人骨髄性白血病(Eguchi, M., et al., Bl
ood 1999, 93 (4), pp. 1355-1363)を含む、多くのがんに関連していることも示し
ている。がんの前臨床モデルにおいて、TrkA、BおよびCの非選択的小分子阻害剤は
、腫瘍増殖の阻害および腫瘍転移の阻止の双方において有効であった(Nakagawara, A.
(2001) Cancer Letters 169:107-114; Meyer, J. et al. (2007) Leukemia,
1-10; Pierottia, M.A. and Greco A., (2006) Cancer Letters 232:90-98;
Eric Adriaenssens, E., et al. Cancer Res (2008) 68:(2) 346-351)。
【0007】
さらに、ニューロトロフィン/Trk経路の阻害は、NGF抗体またはTrkAの非選
択的小分子阻害剤による、炎症性疾患の前臨床モデルの治療において有効であることが示
されている。例えば、ニューロトロフィン/Trk経路の阻害は、喘息を含む炎症性肺疾
患(Freund-Michel, V; Frossard, N., Pharmacology & Therapeutics (2008)
117(1), 52-76)、間質性膀胱炎(Hu Vivian Y; et. al. The Journal of
Urology (2005), 173(3), 1016-21)、潰瘍性大腸炎およびクローン病を含む
炎症性腸疾患(Di Mola, F. F, et. al., Gut (2000) 46(5), 670-678)
ならびに炎症性皮膚疾患、例えばアトピー性皮膚炎(Dou, Y.-C., et. al. Archives
of Dermatological Research (2006) 298(1), 31-37)、湿疹および乾癬(
Raychadhuri, S. P., et al., J. Investigative Dermatology (2004) 122
(3), 812-819)の前臨床モデルに関与することが示されている。
【0008】
TrkA受容体はまた、ヒト宿主におけるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cru
zi)の寄生虫感染症(シャーガス病)の感染における疾患プロセスにおいて、重大な意味
を持つと考えられている(de Melo-Jorge, M. et al., Cell Host & Microbe (
2007) 1(4), 251-261)。
【0009】
Trk阻害剤はまた、骨リモデリング制御の不均衡に関連する疾患、例えば骨粗鬆症、
関節リウマチ、および骨転移の治療においても、使用を見出し得る。骨転移は、進行性の
乳がんまたは前立腺がんを有する患者の最大70パーセント、および肺癌、結腸癌、胃癌
、膀胱癌、子宮癌、直腸癌、甲状腺癌、または腎臓癌を有する患者の約15〜30パーセ
ントにおいて生じる、がんに頻発する合併症である。溶骨性転移は、重症疼痛、病理的骨
折、生命に関わる高カルシウム血症、脊髄圧迫、および他の神経圧迫症候群の原因と成り
得る。これらの理由から、骨転移は深刻かつ経済的負担の高いがんの合併症である。従っ
て、増殖性骨芽細胞のアポトーシスを誘導し得る薬剤は、非常に有益なものとなるであろ
う。TrkA受容体の発現が、骨折マウスモデルにおける骨形成領域において観察されて
いる(K. Asaumi, et al., Bone (2000) 26(6) 625-633)。さらに、NGFの局
在化が、ほとんどすべての骨形成細胞において観察されている(K. Asaumi, et al.)
。近年、ヒトhFOB骨芽細胞中のTrk受容体3種すべてに結合しているニューロトロ
フィンにより活性化されるチロシンシグナル伝達を、Trk阻害剤が阻害することが実証
された(J. Pinski, et al., (2002) 62, 986-989)。これらのデータは、例えば
、がん患者における骨転移などの、骨リモデリング疾患の治療のためのTrk阻害剤の使
用に対する理論的根拠を裏付ける。
【0010】
疼痛またはがんの治療において有用であるとされる、いくつかのクラスの、Trkキナ
ーゼの小分子阻害剤が公知である(Expert Opin. Ther. Patents (2009) 19(3), 3
05-319)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】Patapoutian, A. et al., Current Opinion in Neurobiology, 2001, 11, 272-280
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0012】
ピロリジニル尿素、ピロリジニルチオ尿素およびピロリジニルグアニジン化合物がTr
kAの阻害剤であり、かつ慢性および急性疼痛を含む疼痛などの障害および疾患の治療に
おいて有用であり得ることが判明した。本発明の化合物は、炎症性疼痛、神経因性疼痛、
ならびにがん、手術、および骨折に伴う疼痛を含む、多くの種類の疼痛の治療において有
用であり得る。さらに、本発明の化合物は、がん、炎症、神経変性疾患、およびある特定
の感染症の治療において有用であり得る。
【0013】
より詳細には、本発明は、式I:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

で表される化合物、
または、その立体異性体、互変異性体、もしくは薬剤的に許容される塩、溶媒和物もし
くはプロドラッグを提供し、式中、Y−B部分およびNH−C(=X)−NH部分は、ト
ランス立体配置にあり、ならびにR、R、R、R、R、R、X、Y、B、お
よび環Cは本明細書に定義の通りである。
【0014】
一実施形態において、本発明は、式I’:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

で表される化合物、
または、その立体異性体、互変異性体、もしくは薬剤的に許容される塩、溶媒和物もし
くはプロドラッグを提供し、式中、環BおよびNH−C(=X)−NH部分はトランス立
体配置にあり、ならびにR、R、R、R、R、R、X、環B、および環Cは
本明細書に定義の通りである。
【0015】
本発明の別の態様は、TrkAにより調節される疾患または障害の予防または治療方法
であって、そのような治療を必要とする哺乳動物に、有効量の、本発明の化合物またはそ
の立体異性体、溶媒和物または薬剤的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供
する。一実施形態において、疾患および障害は、限定されないが、炎症性疼痛、神経因性
疼痛、ならびにがん、手術、および骨折に伴う疼痛を含む、慢性および急性疼痛が含まれ
る。別の実施形態において、疾患および障害には、限定されないが、がん、炎症、神経変
性疾患およびある特定の感染症が含まれる。
【0016】
本発明の別の態様は、本発明の化合物またはその薬剤的に許容される塩を含む医薬組成
物を提供する。
【0017】
本発明の別の態様は、治療における使用のための本発明の化合物を提供する。
【0018】
本発明の別の態様は、限定されないが、炎症性疼痛、神経因性疼痛、ならびにがん、手
術、および骨折に伴う疼痛を含む、慢性および急性疼痛の疾患および障害の治療における
使用のための、本発明の化合物を提供する。本発明の別の態様は、がん、炎症、神経変性
疾患およびある特定の感染症から選択される疾患および障害の治療における使用のための
、本発明の化合物を提供する。
【0019】
本発明の別の態様は、限定されないが、炎症性疼痛、神経因性疼痛、ならびにがん、手
術、および骨折に伴う疼痛を含む、慢性および急性疼痛などの疾患および障害の治療のた
めの薬物の製造における、本発明の化合物の使用を提供する。
【0020】
本発明の別の態様は、がん、炎症、神経変性疾患およびある特定の感染症から選択され
る、疾患および障害の治療のための薬物の製造における、本発明の化合物の使用を提供す
る。
【0021】
本発明の別の態様は、式Iの化合物を調製するための中間体を提供する。
【0022】
本発明の別の態様には、本発明の化合物の調製方法、分離方法、および精製方法が含ま
れる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は、TrkAにより調節される疾患、状態および/または障害の治療において有
用である可能性がある化合物、およびその医薬製剤を提供する。
【0024】
一実施形態は、式I:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物、
またはその立体異性体、互変異性体、もしくは薬剤的に許容される塩、溶媒和物もし
くはプロドラッグを提供し、式中:
Y−B部分およびNH−C(=X)−NH部分はトランス立体配置にあり;
、R、RおよびRは、Hおよび(1−3C)アルキルから独立して選択され

XはO、SまたはNHであり;
は、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(
1−6C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、モノフルオロ(
1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アル
キル、テトラフルオロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シア
ノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6
C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−6C)アルキル、(1−3C
アルキルアミノ)(1−3C)アルキル、(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C
)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6
C)アルキル、ジ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ
)トリフルオロ(1−6C)アルキル、ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルキル、
(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ヒド
ロキシカルボニル(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、hetAr(CH
0−1、またはAr(CH0−1であり;
はH、F、またはOHであり;
Yは結合、−O−または−OCH−であり;
BはAr、hetAr、1−6Cアルキルまたは(1−6C)アルコキシであり;
Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1
−4C)アルキル、(1−6C)アルキルおよびCNから独立して選択される1つまたは
複数の置換基で、所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1
−2C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6
員のヘテロアリールであり;
環Cは、式C−1、C−2、またはC−3であり;
【化4】
[この文献は図面を表示できません]


は、H、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、Ar、he
tCyc、(3−7C)シクロアルキル、またはhetArであり;
Arは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチルから独立して選択
される1つまたは複数の基で、所望により置換されるフェニルであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有す
る、5〜6員の飽和または部分的に不飽和の複素環であり;
hetArは、N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ、(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数
の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環であり;
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルロ(2−
6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、ヒ
ドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cアルコ
キシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1−6
C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スルファミ
ド(1−6C)アルキル、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルキル、hetAr
1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノフル
オロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ トリフルオロ(1−
6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタフルオロ(2−6C
)アルコキシ シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ、ジ
ヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミノカルボニル
(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシル−カルボニル(1−6C)アルコキシ、hetC
yc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cアルキル
スルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル[F、OH、(1−
6Cアルキル)、(1−6C)アルコキシ、または(1−3Cアルコキシ)(1−6C)
アルキルで所望により置換される]、hetAr、Ar、hetCyc(O)CH
−、(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニ
ル(1−6C)アルコキシ、アミノカルボニル(1−6C)アルコキシ、hetCyc
C(=O)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)ア
ルコキシ、ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルスル
ホンアミド(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルアミド(1−6C)アルコキ
シ、ジ(1−3Cアルキル)アミノ−カルボキシ、hetCycC(=O)O−、ヒド
ロキシジフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)
アルキル、(1−6C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシル/カルボニル、アミノカル
ボニル、(1−3Cアルコキシ)アミノカルボニル、hetCyc、ハロゲン、CN、
トリフルオロメチルスルホニル、N−(1−3Cアルキル)ピリジノニル、N−(1−3
Cトリフルオロアルキル)ピリジノニル、(1−4Cアルキルシロキシ)(1−6C)ア
ルコキシ、イソインドリン−1,3−ジオニル(1−6C)アルコキシまたはN−(1−
3Cアルキル)オキサジアゾロニルであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し
、かつ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)アルキル、
および(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される
、4〜6員の複素環であり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し
、F、CN、CF、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−
3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アシル−、(1−6C)アルキル
スルホニル,トリフルオロメチルスルホニルおよび(1−4Cアルコキシ)カルボニルか
ら独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される、4〜7員の複素
環であり;
hetArはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環原子を有し、かつ
(1−6C)アルキルで所望により置換される、5員のヘテロアリール環であり;
Arは、(1−4C)アルコキシで所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ト
リフルオロ(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6Cシクロアル
キル)CH− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−、(1−3Cアルコキシ)(
1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルスルホニル、NH
、(1−6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミノ、(1−3Cトリフル
オロアルコキシ)、(1−3C)トリフルオロアルキル、およびメトキシベンジルから独
立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール
環であるか;
または1〜3個の環窒素原子を有する9〜10員の二環式ヘテロアリールであり;
Arは、(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C
)アルコキシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)
アルキルチオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HO
C(=O)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独
立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換されるフェニルであり;
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、(1−6C)アルキルチオ、フェニル[ハロ
ゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つ
または複数の基で所望により置換される]、(3−4C)シクロアルキル、アミノ、アミ
ノカルボニル、もしくはトリフルオロ(1−3Cアルキル)アミドであるか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽
和、部分的に不飽和もしくは不飽和の炭素環を形成するか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから
選択される環ヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の複
素環を形成し、ここで前記複素環は(1−6Cアルキル)C(=O)O−、(1−6)ア
シル、(1−6C)アルキルおよびオキソから独立して選択される1つもしくは2つの置
換基で所望により置換され、前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSO
酸化され;
hetArは、N、OもしくはSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を
有する、5〜6員のヘテロアリール環であり、ここで環は、ハロゲン、(1−6C)アル
キル、(1−6C)アルコキシおよびCFから独立して選択される1つまたは複数の置
換基で所望により置換され;
Arは、ハロゲン、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、CFO−、
(1−4C)アルコキシカルボニルおよびアミノカルボニルから独立して選択される1つ
または複数の基で所望により置換されるフェニルであり;
3aは、水素、ハロゲン、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキ
ル、(3−6C)シクロアルキル、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒ
ドロキシメチルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換され
る]、またはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、か
つ(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは複数の基で
所望により置換される5〜6員のヘテロアリール環であり;
3bは水素、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(3−6
C)シクロアルキル、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチ
ルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される]、または
N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)ア
ルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは複数の基で所望により置換さ
れる5〜6員のヘテロアリール環であり;
4aは、水素、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、フェニ
ル[(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C)アルコ
キシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)アルキル
チオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HOC(=O
)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独立して選
択される1つもしくは複数の基で所望により置換される]、またはN、SおよびOから独
立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(
1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル
、(3−6Cシクロアルキル)CH− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−、(
1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)ア
ルキルスルホニル、NH、(1−6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミ
ノ、(1−3Cトリフルオロアルコキシ)(1−3C)トリフルオロアルキル、およびメ
トキシベンジルから独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換される5〜6
員のヘテロアリール環であり;ならびに
5aは、水素、ハロゲン、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキ
ル、(3−6C)シクロアルキル、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒ
ドロキシメチルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換され
る]、またはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、か
つ(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは複数の基で
所望により置換される5〜6員のヘテロアリール環である。
【0025】
一実施形態において、式I’:
【化5】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する式Iの化合物、
または、その立体異性体、互変異性体、もしくは薬剤的に許容される塩、溶媒和物もし
くはプロドラッグを提供し、式中:
環BおよびNH−C(=X)−NH部分は、トランス立体配置にあり;
、R、RおよびRは、Hおよび(1−3C)アルキルから独立して選択され

XはOまたはSであり;
は、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(
1−6C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、モノフルオロ(
1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アル
キル、テトラフルオロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シア
ノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6
C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−6C)アルキル、または(1
−3Cアルキルアミノ)(1−3C)アルキルであり;
はH、F、またはOHであり;
環Bは、ArまたはhetArであり;
Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1
−4C)アルキルおよび(1−6C)アルキルから独立して選択される1つまたは複数の
置換基で所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1−2
C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6員の
ヘテロアリールであり;
環Cは:
【化6】
[この文献は図面を表示できません]


であり;
は、H、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、Ar、he
tCyc、(3−7C)シクロアルキル、またはhetArであり;
Arは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチルから独立して選択
される1つまたは複数の基で、所望により置換されるフェニルであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有す
る、5〜6員の飽和または部分的に不飽和の複素環であり;
hetArは、N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキルで所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環で
あり;
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルロ(2−
6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、ヒ
ドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cアルコ
キシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1−6
C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スルファミ
ド(1−6C)アルキル、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルキル、hetAr
1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノフル
オロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ、トリフルオロ(1−
6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタフルオロ(2−6C
)アルコキシ シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ、ジ
ヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミノカルボニル
(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシ、hetCyc
(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar(1−6C)
アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cアルキルスル
ホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetAr、または
Arであり;
hetCycは、NおよびOから選択された1〜2個の環ヘテロ原子を有し、(1−
6C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、4〜6員
の複素環であり;
hetArはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環原子を有し、(1
−6C)アルキルで所望により置換される、5員のヘテロアリール環であり;
Arは、(1−4C)アルコキシで所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換さ
れる、5〜6員のヘテロアリール環であるか、または1〜3個の環窒素原子を有する9〜
10員の二環式ヘテロアリールであり;
Arは、(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C
)アルコキシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)
アルキルチオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HO
C(=O)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独
立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換されるフェニルであり;ならびに
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、(1−6C)アルキルチオ、もしくはフェニ
ル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択さ
れる1つもしくは複数の基で所望により置換される]であるか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽
和炭素環を形成するか、または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから
選択される環ヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環を形成し、ここで前記環窒素原子
は、(1−6Cアルキル)C(=O)O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換さ
れ、および前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化される。
【0026】
構造に結合している置換基を定義するために、2つ以上のラジカルが連続して使用され
る場合、最初に命名されたラジカルは末端であるとみなされ、最後に命名されたラジカル
は、問題の構造に結合しているとみなされるということが、理解される。従って、例えば
、ラジカル「アルコキシアルキル」は、ここで論じられる構造に、アルキル基により結合
している。
【0027】
本明細書で使用される「(1−6C)アルキル」、「(1−4C)アルキル」および「
(1−3C)アルキル」という用語は、それぞれ、1〜6個、1〜4個の炭素原子、およ
び1〜3炭素原子の炭素原子を有する、飽和直鎖一価炭化水素ラジカル、またはそれぞれ
、3〜6個の炭素原子、3〜4個の炭素原子、または3個の炭素原子を有する、分岐飽和
一価の炭化水素ラジカルを指す。例としては、限定されないが、メチル、エチル、1−プ
ロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−メチル−1−プロピル、2−ブチル、2−メチ
ル−2−プロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−ペンチル、2−ペンチル、3−ペン
チル、2−メチル−2−ブチル、3−メチル−2−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2
−メチル−1−ブチル、1−ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、2−メチル−2−
ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、3−メチル−3−ペ
ンチル、2−メチル−3−ペンチル、2,3−ジメチル−2−ブチル、および3,3−ジ
メチル−2−ブチルが挙げられる。
【0028】
「(1−4C)アルコキシ」、「(1−3C)アルコキシ」、「(1−6C)アルコキ
シ」および「(2−6C)アルコキシ」は、Rがそれぞれ、上で定義される(1−4C)
アルキル、(1−3C)アルキル、(1−6C)アルキル、または(2−6C)アルキル
である、−ORラジカルを指す。例としては、メトキシ、エトキシ等が挙げられる。
【0029】
「(1−6)アシル」は、Rが1〜5個の炭素原子を有する直鎖飽和一価炭化水素ラジ
カル、または3〜5個の炭素原子を有する分岐飽和一価炭化水素ラジカルである、RC(
=O)−ラジカル、例えば、メチルカルボニル等を意味する。
【0030】
「(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル」および「(1−3Cアルコキシ)(
1−4C)アルキル」は、それぞれ、1〜6個の炭素原子もしくは1〜4個の炭素原子を
有する直鎖飽和一価炭化水素ラジカル、または3〜6個の炭素原子もしくは3〜4個の炭
素原子を有する分岐飽和一価炭化水素ラジカルを意味し、ここで炭素原子のうちの1つは
、本明細書に定義される1つの(1−3C)アルコキシ基で置換される。
【0031】
「(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つが、本
明細書に定義の(1−3C)アルコキシ基で置換される、本明細書に定義の(1−6C)
アルコキシ基を意味する。例としては、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ等が挙げら
れる。
【0032】
「(1−3Cアルコキシ)アミノカルボニル」は、(1−3Cアルキル)−O−NH−
C(=O)−基を意味する。
【0033】
「(1−6C)アルコキシカルボニル」および「(1−4C)アルコキシカルボニル」
は、それぞれ、(1−6C)−O−C(=O)−および(1−4C)−O−C(=O)−
基を意味する。
【0034】
(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C)アルキルは、炭素のうちの1つが、本
明細書に定義の(1−4Cアルコキシ)カルボニル基で置換される、本明細書に定義の(
1−6C)アルキル基を意味する。
【0035】
「(1−3Cアルコキシ)トリフルオロ(1−6C)アルキル」は、炭素のうちの1つ
が、3つのフルオロで置換され、および別の炭素が、本明細書に定義の(1−3C)アル
コキシ基で置換される、本明細書に定義の(1−6C)アルキル基を意味する。
【0036】
「(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6Cアルコキシ)」は、炭素原子のうちの
1つが、1つの(1−4C)アルコキシカルボニル基、すなわち、アルキル−O−C(=
O)−基で置換される、本明細書に定義の(1−6C)アルコキシ基を意味する。
【0037】
「(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル」
は、炭素原子のうちの1つが、1つの(1−4C)アルコキシカルボニル基、すなわちア
ルキル−O−C(=O)−基で置換される、本明細書に定義の(1−3Cアルコキシ)(
1−6C)アルキル基を意味する。
【0038】
「(1−3Cアルコキシ)ヒドロキシカルボニルアルキル」は、炭素原子のうちの1つ
が、1つの(1−3Cアルコキシ)基で置換される、本明細書に定義のヒドロキシカルボ
ニルアルキル基を意味する。
【0039】
「アミノ」は、RおよびR’が、水素または本明細書に定義の(1−3C)アルキルか
ら独立して選択される、−NRR’基を意味する。例としては、HN−、CHNH−
、(CHN等が挙げられる。
【0040】
「アミノ(1−6C)アルキル」は、炭素原子のうちの1つが1つの−NRR’基で置
換され、ここでRおよびR’は水素または本明細書に定義の(1−3C)アルキルから独
立して選択される、1〜6個の炭素原子を有する直鎖飽和一価炭化水素ラジカルまたは3
〜6個の炭素原子を有する分岐飽和一価炭化水素ラジカルを意味する。例としては、アミ
ノメチル、メチルアミノエチル、2−エチルアミノ−2−メチルエチル等が挙げられる。
【0041】
「アミノ(2−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つが1つの−NRR’基で
置換され、ここでRおよびR’は、水素または本明細書に定義の(1−3C)アルキルか
ら独立して選択される、本明細書に定義の(2−6C)アルコキシ基を意味する。
【0042】
「アミノカルボニル」は、RおよびR’が独立して、水素または本明細書に定義の(1
−6C)アルキルである、RR’NCO−ラジカルを意味する。例としては、HNCO
−、ジメチルアミノカルボニル等が挙げられる。
【0043】
「アミノカルボニル(1−6C)アルキル」は、炭素原子のうちの1つが、本明細書に
定義される1つのアミノカルボニル基で置換される、1〜6個の炭素原子を有する直鎖飽
和炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素を有する分岐飽和一価炭化水素ラジカル、例え
ば、2−アミノカルボニルエチル、1−、2−、または3−ジメチルアミノカルボニルプ
ロピル等を意味する。
【0044】
「アミノカルボニル(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つが、本明細書
に定義される1つのアミノカルボニル基で置換される、本明細書に定義の(1−6C)ア
ルコキシを意味する。
【0045】
「(1−3C)アルキルアミド(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つが
、1つのアルキルアミノ基、すなわち、(1−3C)C(=O)NH−基で置換される、
本明細書に定義の(1−6C)アルコキシを意味する。
【0046】
「(1−4Cアルキル)カルボキシ」は、R’が(1−4C)アルキルである、R’−
C(=O)O−基を意味する。
【0047】
「(1−4Cアルキルシロキシ)(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つ
が、1つの(1−4Cアルキル)シロキシ基、例えば、tert−ブチルシロキシ基など
の(1−4Cアルキル)Si−O−基で置換される、本明細書に定義の(1−6C)アル
コキシ基を意味する。
【0048】
「(1−3C)アルキルスルホンアミド」は、(1−3C)アルキルが本明細書に定義
の通りである、(1−3C)アルキルSONH−ラジカルを意味する。
【0049】
「(1−3Cアルキルスルホンアミド)(1−6C)アルキル」は、本明細書に定義さ
れる1つの(1−3C)アルキルスルホンアミド基で置換される、1〜6個の炭素原子を
有する直鎖飽和炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素を有する分岐飽和一価炭化水素ラ
ジカルを意味する。
【0050】
「(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうち
の1つが、本明細書に定義される1つの(1−3C)アルキルスルホンアミド基で置換さ
れる、本明細書に定義の(1−6C)アルコキシ基を意味する。
【0051】
「(1−3C)アルキルスルホニル」は、Rが、上で定義される(1−3C)アルキル
である−SORラジカル、例えば、メチルスルホニル等を意味する。
【0052】
「(1−3Cアルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1
つが、(1−3C)アルキルスルホニル基で置換される、本明細書に定義の(1−6C)
アルコキシ基を意味する。
【0053】
「ヒドロキシカルボニル」は、HOC(=O)−を意味する。
【0054】
「(1−4Cアルキル)カルボキシ(1−6C)アルキル」は、炭素原子のうちの1つ
が、本明細書に定義の(1−4Cアルキル)カルボキシ基で置換される、本明細書に定義
の(1−6C)アルキル基を意味する。
【0055】
「シアノ(1−6C)アルキル」は、シアノ(CN)基で置換される、1〜6個の炭素
原子を有する直鎖飽和炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素を有する分岐飽和一価炭化
水素ラジカルを意味する。
【0056】
「(3−6C)シクロアルキル」は、3〜6個の炭素原子を有する、環状飽和一価炭化
水素ラジカル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロ
ヘキシルを意味する。
【0057】
「ジ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル」は、2個の炭素が、本明細書に定
義される1つの(1−3C)アルコキシ基でそれぞれ置換される、本明細書に定義の(1
−6C)アルキル基を意味する。
【0058】
「ジヒドロキシ(2−6C)アルキル」は、2つのヒドロキシ(OH)基で置換され、
2つのヒドロキシ基がともに同一の炭素原子上にないことを条件とする、2〜6個の炭素
原子を有する直鎖飽和炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素を有する分岐飽和一価炭化
水素ラジカルを意味する。
【0059】
「ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの2つが、ヒドロキシ基
で置換される、本明細書に定義の(2−6C)アルコキシ基を意味する。
【0060】
本明細書で使用される「ハロゲン」は、F、Cl、BrまたはIを意味する。
【0061】
「複素環」は、特定の複素環基に関して記載される1つまたは複数の環ヘテロ原子を有
する、飽和または部分的に不飽和環系を指し、ここで複素環は、その特定の複素環基につ
いて定義される置換基で、所望により置換される。
【0062】
「ヘテロアリール」は、特定のヘテロアリール基に関して記載される1つまたは複数の
環ヘテロ原子を有する、5〜6員の不飽和環系を指し、ここでヘテロアリールは、その特
定のヘテロアリール基について定義される置換基で、所望により置換される。
【0063】
「hetCycC(=O)(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つがh
etCycC(=O)基で置換され、ここでhetCycは本明細書に定義の通りで
ある、本明細書に定義の(1−6C)アルコキシを意味する。
【0064】
「ヒドロキシ(1−6C)アルキル」および「ヒドロキシ(1−4C)アルキル」は、
それぞれ1〜6個の炭素原子もしくは1〜4個の炭素原子を有する直鎖飽和炭化水素ラジ
カル、または、それぞれ3〜6個の炭素原子もしくは3〜4個の炭素原子を有する分岐飽
和一価炭化水素ラジカルを意味し、ここで、炭素原子のうちの1つが、ヒドロキシ(OH
)基で置換される。
【0065】
「ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つがヒドロキシ基で置
換される、本明細書に定義の(1−6C)アルコキシ基を意味する。
【0066】
「ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル」は、炭素のうちの1つが
ヒドロキシ基で置換される、本明細書に定義の(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アル
キル基を意味する。
【0067】
「ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの
1つがヒドロキシ基で置換される、本明細書に定義の(1−3Cアルコキシ)(1−6C
)アルコキシを意味する。
【0068】
「ヒドロキシジフルオロ(1−6C)アルキル」は、炭素原子のうちの1つがヒドロキ
シ基で置換される、本明細書に定義のジフルオロ(1−6C)アルキル基を意味する。
【0069】
「ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つがヒド
ロキシ基で置換される、本明細書に定義のトリフルオロ(1−6C)アルコキシ基を意味
する。
【0070】
「ヒドロキシカルボニルアルキル」は、1つの−COOH基で置換される、1〜6個の
炭素原子を有する直鎖飽和炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素を有する分岐飽和一価
炭化水素ラジカルを意味する。例としては、2−ヒドロキシカルボニルエチル、1−、2
−、または3−ヒドロキシカルボニルプロピル等が挙げられる。
【0071】
「イソインドリン−1,3−ジオニル(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの
1つがイソインドリン−1,3−ジオニル基で置換される、本明細書に定義の(1−6C
)アルコキシ基を意味する。
【0072】
「モノフルオロ(1−6C)アルキル」、「ジフルオロ(1−6C)アルキル」および
「トリフルオロ(1−6C)アルキル」は、1〜3個の水素原子がそれぞれフルオロ基で
置換される、本明細書に定義の(1−6C)アルキル基を意味する。
【0073】
「テトラフルオロ(2−6C)アルキル」および「ペンタフルオロ(2−6C)アルキ
ル」は、4〜5個の水素原子がそれぞれフルオロ基で置換される、2〜6個の炭素原子を
有する直鎖飽和一価の炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素原子を有する分岐飽和一価
炭化水素ラジカルを意味する。
【0074】
「(トリフルオロメトキシ)(1−6C)アルキル」は、1つのCFO−基で置換さ
れる、1〜6個の炭素原子を有する直鎖飽和炭化水素ラジカルまたは3〜6個の炭素を有
する分岐飽和一価炭化水素ラジカルを意味する。
【0075】
「トリフルオロ(1−3Cアルキル)アミド」は、炭素のうちの1つが3つのフルオロ
で置換される、(1−3Cアルキル)C(=O)NH−基を意味する。
【0076】
「トリフルオロ(1−6C)アルコキシ」は、炭素原子のうちの1つが3つのフルオロ
で置換される、本明細書に定義の(1−6C)アルコキシ基を意味する。
【0077】
「スルファミド(1−6C)アルキル」は、1つのスルファミド(HNSONH−
)基で置換される、1〜6個の炭素原子を有する直鎖飽和炭化水素ラジカルまたは3〜6
個の炭素を有する分岐飽和一価炭化水素ラジカルを意味する。
【0078】
本発明の化合物が、互変異性型で存在し得る基、例えばヘテロ原子で置換されたヘテロ
アリールまたは複素環基等を含み得るということに留意するべきであり、それらを以下の
一般的および特定の例において説明する:
【化7】
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ここで式中、Y’=O、S、またはNRであり、および本明細書において、1つの形態
が命名され、説明され、表示されおよび/または請求されるが、その互変異性型のすべて
が、そのような名称、説明、表示および/または請求の範囲に、本来的に含まれることが
意図される。
【0079】
式Iの一実施形態において、R、R、RおよびRは、Hおよびメチルから独立
して選択される。一実施形態において、R、R、RおよびRは水素である。一実
施形態において、Rはメチルであり、R、RおよびRは水素である。一実施形態
において、RおよびRはメチルであり、RおよびRは水素である。一実施形態に
おいて、R、RおよびRは水素であり、Rはメチルである。一実施形態において
、RおよびRは水素であり、RおよびRはメチルである。
【0080】
一実施形態において、XはOである。
【0081】
一実施形態において、XはSである。
【0082】
一実施形態において、XはNHである。
【0083】
一実施形態において、Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、例えば、
メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシエチルおよび2−メトキシプロピルである
。特定の例としては、以下の構造を有する、メトキシエチルおよび2−メトキシプロピル
が挙げられる:
【化8】
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【0084】
一実施形態において、Rは(トリフルオロメトキシ)(1−6C)アルキル、例えば
、トリフルオロメトキシエチル、トリフルオロメトキシプロピル等である。特定の例は、
トリフルオロメトキシエチルである。
【0085】
一実施形態において、Rは(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、例えば
メチルスルファニルエチル、エチルスルファニルエチル等である。特定の例は、メチルス
ルファニルエチルである。
【0086】
一実施形態において、Rはモノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキルまたはトリフルオロ(1−6C)アルキルである。特定の例としては、以下
の構造を有する、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2−ジフルオロエチル、2
,2,2−トリフルオロエチルおよび2,2,2−トリフルオロプロピルが挙げられる:
【化9】
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【0087】
一実施形態において、Rは、テトラフルオロ(2−6C)アルキルまたはペンタフル
オロ(2−6C)アルキルである。特定の例は、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブ
チルである。
【0088】
一実施形態において、Rはシアノ(1−6C)アルキルである。特定の例は、2−シ
アノエチルである。
【0089】
一実施形態において、Rはアミノカルボニル(1−6C)アルキルである。特定の例
は、アミノカルボニルメチルである。別の例は、式:MeNHC(=O)CH−の構造
を有する、メチルアミノカルボニルメチルである。
【0090】
一実施形態において、Rはヒドロキシ(1−6C)アルキルである。特定の例は、2
−ヒドロキシエチルである。別の例は2−ヒドロキシプロピルである。
【0091】
一実施形態において、Rはジヒドロキシ(2−6C)アルキルである。特定の例は、
以下の構造である:
【化10】
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【0092】
一実施形態において、Rは(1−6C)アルキルである。例としては、メチル、エチ
ル、およびプロピルが挙げられる。
【0093】
一実施形態において、Rは(1−3Cアルキルアミノ)(1−3C)アルキル、すなわ
ち、(1−3Cアルキル)アミノ基、例えば、メチルアミノなどの(1−3Cアルキル)
NH−基でで置換された、(1−3Cアルキル)基である。特定の例は、(2−メチルア
ミノ)エチルである。
【0094】
一実施形態において、Rは(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C)アルキル
である。特定の例は、以下の構造を有する、メトキシカルボニルメチルである:
【化11】
[この文献は図面を表示できません]


【0095】
一実施形態において、Rは、アミノ(1−6C)アルキル、例えばメチルアミノ(1
−6C)アルキルである。特定の例は、2−メチルアミノエチルである。
【0096】
一実施形態において、Rはヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル
である。例としては、ヒドロキシメトキシ(1−6C)アルキルが挙げられる。特定の例
としては、以下の構造が挙げられる:
【化12】
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【0097】
一実施形態において、Rはジ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルである。
例としては、ジメトキシ(1−6C)アルキルが挙げられる。特定の例としては、以下の
構造を有する、1,3−ジメトキシプロパ−2−イルが挙げられる:
【化13】
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【0098】
一実施形態において、Rは(1−3Cアルコキシ)トリフルオロ(1−6C)アルキ
ルである。例としては、メトキシトリフルオロ(1−6C)アルキルが挙げられる。特定
の例としては、3,3,3−トリフルオロ−2−メトキシプロピルが挙げられる。
【0099】
一実施形態において、Rはヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルキルである。特
定の例としては、3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピルが挙げられる。
【0100】
一実施形態において、Rは(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−3Cアルコキシ
)(1−6C)アルキルである。例としては、(メトキシカルボニル)メトキシ(1−6
C)アルキルが挙げられる。特定の例としては、以下の構造が挙げられる:
【化14】
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【0101】
一実施形態において、Rはヒドロキシカルボニル(1−3Cアルコキシ)(1−6C
)アルキルである。例としては、(メトキシカルボニル)ヒドロキシ(1−6C)アルキ
ルが挙げられる。特定の例としては、以下の構造が挙げられる:
【化15】
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【0102】
一実施形態において、RはhetAr(CH0−1である。
【0103】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでhetArは、N、Oもし
くはSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する、5〜6員のヘテロアリ
ール環であり、ここで環は、ハロゲン、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ
およびCFから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される。
例としては、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、フラニル、イソオキサゾリル、オキ
サゾリル、チオフェニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル
、ピリジル、ピリミジルおよびピラジニル環が挙げられ、ここで環は、ハロゲン、(1−
6C)アルキル、(1−6C)アルコキシおよびCFから独立して選択される1つまた
は複数の置換基で所望により置換される。
【0104】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでherArは、ハロゲン、
(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシおよびCFから独立して選択される1
つまたは複数の置換基で所望により置換される、ピラゾリル、ピリジルまたはピラジニル
である。一実施形態において、herArは、前記置換基のうちの1つで置換される。
一実施形態において、Rは、メチル、トリフルオロメチル、メトキシまたはエトキシで
所望により置換される、ピラゾリル、ピリジルまたはピラジニルである。
【0105】
hetArにより表される場合のRの特定の例としては、以下の構造が挙げられる

【化16】
[この文献は図面を表示できません]

【0106】
一実施形態において、RはhetAr(CH)−であり、ここでhetAr
、N、OもしくはSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有する、5〜6員
のヘテロアリール環であり、ここで環は、ハロゲン、(1−6C)アルキル、(1−6C
)アルコキシおよびCFから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により
置換される。例としては、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、フラニル、イソオキサ
ゾリル、オキサゾリル、チオフェニル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、チ
アジアゾリル、ピリジル、ピリミジルおよびピラジニル環が挙げられ、ここで環は、ハロ
ゲン、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシおよびCFから独立して選択さ
れる1つまたは複数の置換基で所望により置換される。
【0107】
一実施形態において、RはhetAr(CH)−であり、ここでhetAr
、ハロゲン、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシおよびCFから独立して
選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される、イミダゾリル、チアジアゾ
リルまたはトリアゾリルである。一実施形態において、hetArは、メチル、メトキ
シ、エトキシ、およびトリフルオロメチルから独立して選択される1つまたは複数の置換
基で置換される。一実施形態において、hetArは、前記置換基のうちの1つで置換
される。
【0108】
hetAr(CH)−により表される場合の、Rの特定の例としては、以下の構
造が挙げられる:
【化17】
[この文献は図面を表示できません]


【0109】
一実施形態において、RはAr(CH0−1である。
【0110】
一実施形態において、RはArであり、ここでArは、ハロゲン、(1−6C)
アルキル、(1−6C)アルコキシ、CFO−、(1−4C)アルコキシカルボニルお
よびアミノカルボニルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で、所望により置
換されるフェニルである。一実施形態において、Arは、F、Cl、メチル、メトキシ
、トリフルオロメトキシおよびCHC(=O)O−から独立して選択される1つまたは
複数の置換基で、所望により置換されるフェニルである。
【0111】
Arにより表される場合のRの例としては、フェニル、2−メトキシフェニル、2
−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、2−トリフルオロメト
キシフェニル、2−(メトキシカルボニル)フェニル、4−フルオロフェニル、および2
,6−ジフルオロフェニルが挙げられる。
【0112】
一実施形態において、Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオ
ロ(1−6C)アルキルおよびトリフルオロ(1−6C)アルキルから選択される。
【0113】
一実施形態において、RはHである。
【0114】
一実施形態において、RはFである。
【0115】
一実施形態において、RはOHである。
【0116】
一実施形態において、ピロリジニル環とB基を連結している、式IのY基は、結合であ
る。
【0117】
一実施形態において、ピロリジニル環とB基を連結している、式IのY基は、−O−で
ある。
【0118】
一実施形態において、ピロリジニル環とB基を連結している、式IのY基は、Y基の酸
素がピロリジニル環に結合している、−OCH−である。
【0119】
一実施形態において、Bは環Bにより表され、ここで環BはArであり、およびAr
は、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C
)アルキル、(1−6C)アルキルおよびCNから独立して選択される1つまたは複数の
置換基で、所望により置換されるフェニルである。例としては、フェニル、フルオロフェ
ニル、ジフルオロフェニル,トリフルオロフェニル、クロロフェニル、トリフルオロメチ
ルフェニル、メトキシフェニル、シアノフェニル、クロロフルオロフェニル、シアノフル
ロフェニル、およびクロロシアノフェニルが挙げられる。
【0120】
Arにより表される場合の環Bの特定の例としては、フェニル、2−フルオロフェニ
ル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,
5−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、
3,4,5−トリフルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−ク
ロロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル3−メトキシフェニル、3−クロロ−4
−フルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフ
ェニル、3−シアノ−5−フルオロフェニル、2−シアノフェニル、4−シアノフェニル
および3−シアノ−4−フルオロフェニルが挙げられる。
【0121】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環BはArであり、ここでAr
、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)ア
ルキルおよび(1−6C)アルキルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で、
所望により置換されるフェニルである。例としては、フェニル、フルオロフェニル、ジフ
ルオロフェニル,トリフルオロフェニル、クロロフェニル,トリフルオロメチルフェニル
、およびメトキシフェニルが挙げられる。Arにより表される場合の環Bの特定の例と
しては、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニ
ル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフ
ェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4,5−トリフルオロフェニル、2−クロロ
フェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル
および3−メトキシフェニルが挙げられる。
【0122】
一実施形態において、Bは、環Bにより表され、ここで環BはArであり、ここでA
は、1つまたは複数のハロゲンで所望により置換されるフェニルである。
【0123】
一実施形態において、Bは環Bにより表され、ここで環Bは式Iで定義されるAr
あり、Yは結合である。
【0124】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環Bは式Iで定義されるArであり
、およびYは−O−である。特定の例としては、以下の構造を有する−Y−B基が挙げら
れる:
【化18】
[この文献は図面を表示できません]


【0125】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環Bは式Iで定義されるArであり
、およびYは−OCH−である。特定の例としては、以下の構造を有する−Y−B基が
挙げられる:
【化19】
[この文献は図面を表示できません]


【0126】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環BはhetArであり、hetA
はN、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1
−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1−2C)アル
キルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロア
リールである。一実施形態において、環BはhetArであり、ここでhetAr
、N、SおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6
C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1−2C)アルキル
から独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリー
ルである。環Bの例としては、(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NH
およびヒドロキシ(1−2C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望によ
り置換される、ピリジル、チオフェニル、チアゾリル、オキサゾリル、およびイソオキサ
ゾリル環が挙げられる。一実施形態において環Bは、ハロゲンおよび(1−6C)アルキ
ルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、ピリジル、チオフェニ
ル、チアゾリル、オキサゾリル、またはイソオキサゾリル環である。
【0127】
hetArにより表される場合の環Bの例としては、以下の構造を有する、ピリド−
4−イル、ピリド−3−イル、ピリド−2−イル、5−フルオロピリド−3−イル、チエ
ン−2−イル,チアゾール−2−イル、2,4−ジメチルチアゾール−5−イル、オキサ
ゾール−5−イル、イソオキサゾール−5−イル、チエン−2−イル、5−クロロピリド
−3−イル、5−フルオロピリド−2−イル、3−フルオロピリド−4−イル、1−メチ
ルピラゾール−4−イルが挙げられる:
【化20-1】
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【化20-2】
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【0128】
ある特定の実施形態において、hetArにより表される場合の環Bの例としては、
以下の構造を有する、ピリド−4−イル、ピリド−3−イル、ピリド−2−イル、5−フ
ルオロピリド−3−イル、チエン−2−イル、チアゾール−2−イル、2,4−ジメチル
チアゾール−5−イル、オキサゾール−5−イルおよびイソオキサゾール−5−イルが挙
げられる:
【化21】
[この文献は図面を表示できません]

【0129】
一実施形態において、環Bは、(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択
される1〜2個の基で所望により置換される、ピリジル環である。
【0130】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環Bは式Iで定義されるhetAr
であり、Yは結合である。
【0131】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環Bは式Iで定義されるhetAr
であり、Yは−O−である。−Y−B基の特定の例は、以下の構造である:
【化22】
[この文献は図面を表示できません]


【0132】
一実施形態において、Bは環Bで表され、ここで環Bは式Iで定義されるhetAr
であり、Yは−OCH−である。−Y−B基の特定の例は、以下の構造である:
【化23】
[この文献は図面を表示できません]


【0133】
一実施形態において、Bは(1−6C)アルキルである。例としては、メチル、および
エチル、イソプロピルが挙げられる。
【0134】
一実施形態において、Bは(1−6C)アルコキシである。一例は、イソプロポキシで
ある。
【0135】
ここで、環Cを参照する。
【0136】
一実施形態において、環Cは式C−1であり:
【化24】
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式中、R、RおよびRは、式Iで定義されるとおりである。
【0137】
一実施形態において、RはHである。
【0138】
一実施形態において、Rは(1−6C)アルキルである。Rの例としては、メチル
またはエチルが挙げられる。
【0139】
一実施形態において、Rはヒドロキシ(1−6C)アルキルである。Rの例は、2
−ヒドロキシエチルである。
【0140】
一実施形態において、RはArであり、ここでArは、ハロゲン、(1−6C)
アルキルおよびヒドロキシメチルから独立して選択される1つまたは複数の基で所望によ
り置換されるフェニルである。例としては、フェニル、フルオロフェニル、メチルフェニ
ルおよびヒドロキシメチルフェニルが挙げられる。
【0141】
Arで表される場合のRの例としては、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フ
ルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4
−メチルフェニル、3−(ヒドロキシメチル)フェニル、3−クロロフェニル、3−クロ
ロ−4−フルオロフェニルおよび3−クロロ−2−フルオロフェニルが挙げられる。Ar
で表される場合のRの特定の例としては、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フ
ルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4
−メチルフェニルおよび3−(ヒドロキシメチル)フェニルが挙げられる。
【0142】
一実施形態において、RはhetCycであり、ここでhetCycは、Nおよ
びOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和または部
分的に不飽和の複素環である。一実施形態において、Rは、ピロリジニル、テトラヒド
ロフラニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、
またはモルホリニル環である。Rの一例は、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルで
ある。
【0143】
一実施形態において、Rは(3−7C)シクロアルキルである。一実施形態において
はシクロヘキシルである。
【0144】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでhetArは、N、Oおよ
びSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキル
およびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される
、5〜6員のヘテロアリール環である。一実施形態において、Rは、(1−6C)アル
キルおよびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換さ
れる、チエニル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オ
キサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピ
リジル、ピリミジル、ピラジニル、またはピリダジニルである。一実施形態において、R
は、(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数の基
で所望により置換されるピラゾリル、ピリジルまたはピリダジニルである。一実施形態に
おいて、Rは、(1−6C)アルキルまたはハロゲンで所望により置換される、ピラゾ
リル、ピリジルまたはピリダジニルである。hetArで表される場合のRの例とし
ては、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル
、ピリド−4−イル、ピリダジニルおよび3−クロロピリド−5−イルが挙げられる。
【0145】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでhetArはN、Oおよび
Sから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ所望により(1−6C)
アルキルで置換される、5〜6員のヘテロアリール環である。一実施形態において、R
は、(1−6C)アルキルで所望により置換される、チエニル、フリル、イミダゾリル、
ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾ
リル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、または
ピリダジニルである。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル所望により置
換される、ピラゾリル、ピリジルまたはピリダジニルである。Rの例としては、1−メ
チル−1H−ピラゾール−4−イル、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、ピリド−4
−イル、およびピリダジニルが挙げられる。
【0146】
一実施形態において、Rは、H、Ar、hetArおよび(1−6C)アルキル
から選択される。
【0147】
一実施形態において、Rは、H、Arおよび(1−6C)アルキルから選択される
【0148】
一実施形態において、Rは、Arおよび(1−6C)アルキルから選択される。
【0149】
一実施形態において、Rは、Ar、hetArおよび(1−6C)アルキルから
選択される。
【0150】
一実施形態において、RはHである
【0151】
一実施形態において、RはOHである。
【0152】
一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキルである。Rの例としては、メチ
ル、エチル、イソプロピルおよびtert−ブチルが挙げられる。
【0153】
一実施形態において、Rは、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−
6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C)アル
キルまたはペンタフルオロ(2−6C)アルキルである。Rの例としては、フルオロメ
チル、2−フルオロエチル、ジフルオロメチルおよび2,2−ジフルオロエチル、トリフ
ルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピルおよび2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロピルが挙げられる。
【0154】
一実施形態において、Rはトリフルオロ(1−6C)アルキルである。Rの例とし
ては、CFが挙げられる。
【0155】
一実施形態において、Rはシアノ(1−6C)アルキルである。Rの例としては、
シアノメチルおよび2−シアノプロパン−2−イルが挙げられる。
【0156】
一実施形態において、Rは、ヒドロキシ(1−6C)アルキルである。Rの例とし
ては、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピルおよび1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イルが挙げ
られる。
【0157】
一実施形態において、Rは、ジヒドロキシ(2−6C)アルキルである。Rの例と
しては、2,3−ジヒドロキシプロピルが挙げられる。
【0158】
一実施形態において、Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルである。R
の例としては、メトキシメチル、2−メトキシエチルおよび3−メトキシプロピルが挙
げられる。
【0159】
一実施形態において、Rはアミノ(1−6C)アルキルである。Rの例としては、
アミノメチル、2−アミノエチルおよび3−アミノプロピルが挙げられる。
【0160】
一実施形態において、Rはアミノカルボニル(1−6C)アルキルである。Rの例
としては、アミノカルボニルメチルおよび2−(アミノカルボニル)エチルが挙げられる
【0161】
一実施形態において、Rは(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキ
ルである。例としては、CHSONHCH−およびCHSONHCHCH
−が挙げられる。
【0162】
一実施形態において、Rはヒドロキシカルボニル(1−6C)アルキルである。例と
しては、HOC(=O)CH−およびHOC(=O)CHCH−が挙げられる。
【0163】
一実施形態において、Rは、hetAr(1−6C)アルキルであり、ここでhe
tArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環原子を有し、かつ(1
−6C)アルキルで所望により置換される、5員のヘテロアリール環である。一実施形態
において、hetArは、(1−6C)アルキルで所望により置換される、チエニル、
フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリルまたはオキサジアゾリル環である。het
Ar(1−6C)アルキルで表される場合のRの例としては、(1−メチル−1H−
1,2,4−トリアゾール−3−イル)メチルおよび(5−メチル−1,3,4−オキサ
ジアゾ−ル−2−イル)メチルが挙げられる。
【0164】
一実施形態において、Rは、フェニルが(1−4C)アルコキシまたはヒドロキシ(
1−4C)アルキルで所望により置換される、Ar(1−6C)アルキルである。一実
施形態において、Arは、フェニルまたは4−メトキシフェニルである。Ar(1−
6C)アルキルで表される場合のRの例としては、ベンジルおよび4−メトキシベンジ
ルが挙げられる。
【0165】
一実施形態において、Rは(1−6C)アルコキシである。例としては、メトキシお
よびエトキシが挙げられる。
【0166】
一実施形態において、Rは、モノフルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1
−6C)アルコキシ トリフルオロ(1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C
)アルコキシまたはペンタフルオロ(2−6C)アルコキシである。Rの例としては、
フルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロメトキシ、トリフルオロ
メトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシおよび2,2−ジフルオロエトキシが挙げ
られる。一実施形態において、Rは2−フルオロエトキシである。
【0167】
一実施形態において、Rはシアノ(1−6C)アルコキシである。Rの例としては
、シアノメトキシおよび2−シアノエトキシが挙げられる。
【0168】
一実施形態において、Rはヒドロキシ(1−6C)アルコキシである。Rの例とし
ては、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−ヒドロキ
シプロポキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシおよび2−ヒドロキシブトキシが
挙げられる。
【0169】
一実施形態において、Rはジヒドロキシ(2−6C)アルコキシである。Rの例と
しては、2,3−ジヒドロキシプロポキシおよび3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチ
ル)プロポキシが挙げられる。
【0170】
一実施形態において、Rはアミノ(2−6C)アルコキシである。一例はHNCH
CHO−である。
【0171】
一実施形態において、Rはアミノカルボニル(1−6C)アルコキシである。例とし
ては、HNC(=O)CHO−およびHNC(=O)CHCHO−が挙げられ
る。
【0172】
一実施形態において、Rは、hetCyc(1−6C)アルコキシであり、ここで
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する
4〜6員の複素環であり、ここでhetCycは、(1−6C)アルキル、(1−4C
アルコキシ)カルボニル、および(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の
基で所望により置換される。hetCycの例としては、(1−6C)アルキル、(1
−4Cアルコキシ)カルボニルおよび(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2
個の基で所望により置換される、オキセタイニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロ
ピラニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、
および1,3−ジオキソラニル環が挙げられる。hetCyc(1−6C)アルコキシ
により表される場合のRの例としては、(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ
)カルボニルおよび(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望によ
り置換される、オキセタン−2−イルメトキシ、2−(オキセタン−2−イル)プロポキ
シ、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、(1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メトキシ、2−モルホリノエトキシ、ピペラジニルエチルオキシお
よびピペリジニルエトキシ基が挙げられる。特定の例としては、以下の構造が挙げられる

【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
一実施形態において、RはhetCyc(1−6C)アルコキシであり、ここでh
etCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する4
〜6員の複素環であり、ここでhetCycは(1−6C)アルキルから独立して選択
される1〜2個の基で所望により置換される。複素環の例としては、(1−6C)アルキ
ルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、オキセタイニル、テト
ラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル
、ピペラジニル、モルホリニル、および1,3−ジオキソラニル環が挙げられる。het
Cyc(1−6C)アルコキシにより表される場合のRの例としては、(1−6C)
アルキルで所望により置換される、オキセタン−2−イルメトキシ、2−(オキセタン−
2−イル)プロポキシ、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキ
シ、(1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシおよび2−モルホリノエトキシ、ピペ
ラジニルエチルオキシ環、例えば:
【化26】
[この文献は図面を表示できません]

が挙げられる。
【0174】
一実施形態において、hetCyc(1−6C)アルコキシにより表される場合のR
は、オキセタン−2−イルメトキシ、2−(オキセタン−2−イル)プロポキシ、(2
,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ、(1,3−ジオキソラン
−4−イル)メトキシおよび2−モルホリノエトキシから選択される。
【0175】
一実施形態において、RはhetAr(1−6C)アルコキシであり、ここでhe
tArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環原子を有し、かつ所望
により(1−6C)アルキルで置換される、5員のヘテロアリール環である。一実施形態
において、hetArは、(1−6C)アルキルで所望により置換される、チエニル、
フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソ
オキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリルまたはオキサジアゾリル環である。一実施
形態において、hetArは、メチル基などの(1−6C)アルキル基で所望により置
換される、トリアゾリルまたはオキサジアゾリル環である。hetAr(1−6C)ア
ルコキシにより表される場合のRの例としては、(1−メチル−1H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イル)メトキシおよび(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−
2−イル)メトキシが挙げられ、これは以下の構造により表すことができる:
【化27】
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【0176】
一実施形態において、Rは、Ar(1−6C)アルコキシであり、ここでAr
、(1−4C)アルコキシで所望により置換されるフェニルである。例としては、以下の
構造を有するフェニルメトキシおよび(4−メトキシフェニル)メトキシが挙げられる:
【化28】
[この文献は図面を表示できません]

【0177】
一実施形態において、Rは(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシである。
例としては、以下の構造を有する、(2−メトキシ)エトキシが挙げられる:
【化29】
[この文献は図面を表示できません]


【0178】
一実施形態において、Rは(1−3Cアルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ
である。例としては、以下の構造を有する、(2−メチルスルホニル)エトキシが挙げら
れる:
【化30】
[この文献は図面を表示できません]


【0179】
一実施形態において、Rは、F、OH、(1−6Cアルキル)、(1−6C)アルコ
キシ、または(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルで所望により置換される、(
3−6C)シクロアルキルである。例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、2−ヒドロキシシクロブチルが挙げられる。一実施形態にお
いて、Rは、シクロプロピルまたは2−ヒドロキシシクロブチルである。一実施形態に
おいて、Rは、シクロプロピルである。
【0180】
一実施形態において、Rは(3−6C)シクロアルキルである。例としては、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、2−ヒドロキシシクロブチ
ルが挙げられる。一実施形態において、Rはシクロプロピルである。
【0181】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでhetArは、N、Sおよ
びOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ、(1−6C)アルキ
ル、ハロゲン、CN、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アル
キル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6Cシクロアルキル)CH− (3−6C
シクロアルキル)C(=O)−、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−
6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルスルホニル、NH、(1−6Cアルキル)ア
ミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミノ、(1−3Cトリフルオロアルコキシ)(1−3C
)トリフルオロアルキル、およびメトキシベンジルから独立して選択される1〜2個の置
換基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環であるか;または1〜3個の
環窒素原子を有する9〜10員の二環式ヘテロアリールである。
【0182】
例としては、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、トリフルオロ
(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6Cシクロアルキル)CH
− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)
アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルスルホニル、NH、(1−
6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミノ、(1−3Cトリフルオロアルコ
キシ)(1−3C)トリフルオロアルキル、およびメトキシベンジルから独立して選択さ
れる1〜2個の置換基で、所望により置換される、ピリジル、ピリミジニルピリダジニル
、ピラゾリル、イミダゾリル、チエニル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリ
アゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−オ
キサジアゾリルおよびイミダゾ[1,2−a]ピリジニル環が挙げられる。
【0183】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでhetArは、フルオロ、
メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピルメチル、シクロプロピル、トリフルオロ
メチル、2,2,2−トリフルオロエチル、メトキシ、HN−、(CHN−、2
−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)
−2,2,2−トリフルオロエチル、シクロプロピルカルボニル、メチルスルホニルおよ
び4−メトキシベンジルから独立して選択される1〜2個の置換基で、所望により置換さ
れる、ピリジル、ピリミジニルピリダジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チオニル、1
,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、1,
3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリルまたはイミダゾ[1,2−a
]ピリジニル環である。
【0184】
一実施形態において、hetArにより表される場合のRの例としては、以下の構
造が挙げられる:
【化31-1】
[この文献は図面を表示できません]

【化31-2】
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【0185】
一実施形態において、RはhetArであり、ここでhetArは、N、Sおよ
びOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキル
から独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換される、5〜6員のヘテロア
リール環であるか、または1〜3個の環窒素原子を有する9〜10員の二環式ヘテロアリ
ールである。一実施形態において、hetArは、NおよびSから独立して選択される
1〜2個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキルから独立して選択される1〜
2個の置換基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環であるか、または1
〜2個の環窒素原子を有する、9員の二環式ヘテロアリールである。例としては、(1−
6C)アルキルから独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換される、ピリ
ジル、ピリダジニル、ピラゾリル、チエニルおよびイミダゾ[1,2−a]ピリジニル環
が挙げられる。
【0186】
一実施形態において、hetArにより表される場合のRの例としては、以下の構
造を有する、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、5−メチ
ルピリダジン−2−イル、ピリダジン−2−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、チ
エン−2−イルおよびイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イルが挙げられる:
【化32】
[この文献は図面を表示できません]

【0187】
一実施形態において、RはArであり、ここでArは、(1−6C)アルキル、
ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C)アルコキシ、(1−6Cアルキル)
OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)アルキルチオ、ヒドロキシ(1−6C
)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HOC(=O)−および(1−3Cアルコ
キシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独立して選択される1つまたは複数の基
で、所望により置換されるフェニルである。例としては、メチル、F、Cl、CN、メト
キシ、CHOC(=O)−、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルア
ミノカルボニル、メチルチオ、ヒドロキシメチル、CHSO−、HOC(=O)−お
よびCHOCHCHOC(=O)−から独立して選択される1つまたは複数の基で
所望により置換される、フェニルが挙げられる。ある実施形態において、Rは、前記置
換基のうちの1つまたは2つで所望により置換されるフェニルである。特定の例としては
、以下の構造が挙げられる:
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
一実施形態において、RはhetCyc(O)CHであり、ここでhetCyc
は、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する4〜6員の複
素環であり、ここでhetCycは、(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)
カルボニル、および(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で、所望に
より置換される。hetCycの例としては、(1−6C)アルキル、(1−4Cアル
コキシ)カルボニルおよび(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所
望により置換される、オキセタイニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、
アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、および1,
3−ジオキソラニル環が挙げられる。hetCyc(1−6C)アルコキシにより表さ
れる場合のRの例としては、(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)カルボニ
ルおよび(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換され
る、ピペラジニルエチルオキシおよびピペリジニルエトキシ基が挙げられる。特定の例と
しては、以下の構造が挙げられる:
【化34】
[この文献は図面を表示できません]


【0189】
一実施形態において、Rは、(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C)アルコ
キシである。例としては、メトキシカルボニル(1−6C)アルコキシおよびエチルカル
ボニル(1−6C)アルコキシが挙げられる。特定の例は、エトキシカルボニルメトキシ
である。
【0190】
一実施形態において、Rは、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシである。
特定の例は、ヒドロキシカルボニルメトキシである。
【0191】
一実施形態において、Rはアミノカルボニル(1−6C)アルコキシである。例とし
ては、HNC(=O)(1−6C)アルコキシ、(1−6Cアルキル)NHC(=O)
(1−6C)アルコキシ、およびジ(1−6Cアルキル)NC(=O)(1−6C)アル
コキシが挙げられる。特定の例は、CHCHNC(=O)CHO−である。
【0192】
一実施形態において、Rは、hetCycC(=O)(1−6C)アルコキシであ
り、ここでhetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原
子を有し、かつ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)カルボニルおよび(1−
6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、4〜6員の
複素環である。hetCycの例としては、(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコ
キシ)カルボニルおよび(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望
により置換される、オキセタイニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ア
ゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、および1,3
−ジオキソラニル環が挙げられる。一実施形態において、hetCycはモルホリニル
である。hetCycC(=O)(1−6C)アルコキシで表される場合のRの特定
の例は、以下の構造である:
【化35】
[この文献は図面を表示できません]


【0193】
一実施形態において、Rは、ヒドロキシ(1−3C アルコキシ)(1−6C)アル
コキシである。特定の例は、以下の構造を有する、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポ
キシである:
【化36】
[この文献は図面を表示できません]


【0194】
一実施形態において、Rは、ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルコキシである
。特定の例は、以下の構造を有する、3,3,3−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロポキ
シである:
【化37】
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【0195】
一実施形態において、Rは、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アル
コキシである。例としては、メタンスルホンアミド(1−6C)アルコキシが挙げられる
。特定の例は、以下の構造を有する、2−メタンスルホンアミドエトキシである:
【化38】
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【0196】
一実施形態において、Rは、(1−3C)アルキルアミド(1−6C)アルコキシで
ある。特定の例は、以下の構造を有する、2−(メチルアミド)エトキシである:
【化39】
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【0197】
一実施形態において、Rは、ジ(1−3Cアルキル)アミノカルボキシである。特定
の例は、以下の構造を有する、ジメチルアミノカルボキシである:
【化40】
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【0198】
一実施形態において、Rは、hetCycC(=O)O−であり、ここでhetC
ycは、NおよびOから独立して選択されたる1〜2個の環ヘテロ原子を有し、かつ、
(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)カルボニルおよび(1−6C)アシルか
ら独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、4〜6員の複素環である。
hetCycの例としては、(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)カルボニ
ルおよび(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換され
る、オキセタイニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジニル、ピ
ロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、および1,3−ジオキソラニ
ル環が挙げられる。一実施形態において、hetCycはモルホリニルである。het
CycC(=O)O−により表される場合のRの特定の例は、以下の構造である:
【化41】
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【0199】
一実施形態において、Rは、ヒドロキシジフルオロ(1−6C)アルキルである。一
例としては、2,2−ジフルロ−2−ヒドロキシエチルが挙げられる。
【0200】
一実施形態において、Rは、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)アルキル
である。例としては、メチルカルボキシ(1−6C)アルキルが挙げられる。特定の例は
、2−(メチルカルボキシ)エチルである。
【0201】
一実施形態において、Rは、(1−6C)アルコキシカルボニルである。例としては
、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルが挙げられる。
【0202】
一実施形態において、Rは、ヒドロキシカルボニルである。
【0203】
一実施形態において、Rは、アミノカルボニル、すなわち、RおよびR’が独立して
水素または本明細書に定義の(1−6C)アルキルである、RR’NCO−ラジカルであ
る。例としては、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニ
ル、エチルカルボニルおよびイソプロピルアミノカルボニルが挙げられる。
【0204】
一実施形態において、Rは、(1−3Cアルコキシ)アミノカルボニルである。一例
としては、メトキシアミノカルボニルが挙げられる。
【0205】
一実施形態において、RはhetCycであり、ここでhetCycは、Nおよ
びOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、かつF、CN、CF、(
1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−
6C)アルキル、(1−6C)アシル−、(1−6C)アルキルスルホニル、トリフルオ
ロメチルスルホニルおよび(1−4Cアルコキシ)カルボニルから独立して選択される1
つまたは複数の置換基で所望により置換される、4〜7員の複素環である。一実施形態に
おいて、hetCycは、F、CN、CF、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1
−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アシル
−、(1−6C)アルキルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニルおよび(1−4C
アルコキシ)カルボニルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置
換される、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニルであ
る。一実施形態において、hetCycは、前記置換基のうちの1つまたは2つで所望
により置換される。一実施形態において、hetCycは、CN、Me、CHC(=
O)−、MeSO−、CFSO−または(CHCOC(=O)−で所望によ
り置換される、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニル
である。hetCycにより表される場合のRの特定の例としては、以下の構造が挙
げられる:
【化42】
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【0206】
一実施形態において、Rはハロゲンである。一実施形態において、RはBrである
【0207】
一実施形態において、RはCNである。
【0208】
一実施形態において、Rはトリフルオロメチルスルホニルである。
【0209】
一実施形態において、RはN−(1−3Cアルキル)ピリジノニルである。例として
は、N−(1−3Cアルキル)で置換されたピリジン−2(1H)−オン−4−イルおよ
びN−(1−3Cアルキル)で置換されたピリジン−2(1H)−オン−5−イル基が挙
げられる。特定の例としては、以下の構造が挙げられる:
【化43】
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【0210】
一実施形態において、RはN−(1−3Cトリフルオロアルキル)ピリジノニルであ
る。例としては、N−(1−3Cトリフルオロアルキル)で置換されたピリジン−2(1
H)−オン−4−イルおよびN−(1−3Cトリフルオロアルキル)で置換されたピリジ
ン−2(1H)−オン−5−イル基が挙げられる。特定の例としては、以下の構造が挙げ
られる:
【化44】
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【0211】
一実施形態において、Rは(1−4Cアルキルシロキシ)(1−6C)アルコキシで
ある。例としては、tert−ブチルシロキシ(1−6C)アルコキシ基が挙げられる。
特定の例は、2−(tert−ブチルシロキシ)プロポキシである。
【0212】
一実施形態において、Rはイソインドリン−1,3−ジオニル(1−6C)アルコキ
シである。特定の例としては、以下の構造が挙げられる:
【化45】
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【0213】
一実施形態において、Rは、N−(1−3Cアルキル)オキサジアゾロニルである。
特定の例としては、以下の構造が挙げられる:
【化46】
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【0214】
一実施形態において、Rは、H、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)
アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3C
アルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノフルオロ(1−6C
)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ、ジ
ヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、hetCyc(1−6C)アルコキシ、Ar
1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cア
ルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル[F、(1−
6Cアルキル)、(1−6C)アルコキシ、または(1−3Cアルコキシ)(1−6C)
アルキルで所望により置換される]、hetAr、Ar、(1−4Cアルコキシカル
ボニル)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシ、アミ
ノカルボニル(1−6C)アルコキシ、hetCycC(=O)(1−6C)アルコキ
シ、ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシトリフルオ
ロ(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルコキ
シ、(1−3C)アルキルアミド(1−6C)アルコキシ、ジ(1−3Cアルキル)アミ
ノカルボキシ、hetCycC(=O)O−、ヒドロキシジフルオロ(1−6C)アル
キル、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ
−カルボニル、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(1−3Cアルコキシ)アミ
ノカルボニル、hetCyc、ハロゲン、CN、トリフルオロメチルスルホニル、N−
(1−3Cアルキル)ピリジノニル、N−(1−3Cトリフルオロアルキル)ピリジノニ
ル、(1−4Cアルキルシロキシ)(1−6C)アルコキシ、イソインドリン−1,3−
ジオニル(1−6C)アルコキシおよびN−(1−3Cアルキル)オキサジアゾロニルか
ら選択される。
【0215】
一実施形態において、Rは、H、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)
アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3C
アルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノフルオロ(1−6C
)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ、ジ
ヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、hetCyc(1−6C)アルコキシ、Ar
1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cア
ルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetAr
およびArから選択される。
【0216】
一実施形態において、Rは、H、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)
アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3C
アルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノフルオロ(1−6C
)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ、ジ
ヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、hetCyc(1−6C)アルコキシ、Ar
1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cア
ルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetAr
およびArから選択される。
【0217】
一実施形態において、Rは、H、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)
アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル
、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)ア
ルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキ
ル、hetArおよびArから選択される。
【0218】
一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アル
キル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルおよ
び(3−6C)シクロアルキルから選択される。
【0219】
一実施形態において、Rは、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキ
シ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシおよび(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アル
コキシから選択される。
【0220】
一実施形態において、Rは、hetArおよびArから選択される。
【0221】
一実施形態において、RはHである。
【0222】
一実施形態において、Rは(1−6C)アルキルである。例としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピルおよびブチルが挙げられる。
【0223】
一実施形態において、Rは、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−
6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルロ(2−6C)アルキ
ルまたはペンタフルロ(2−6C)アルキルである。例としては、フルオロメチル、2−
フルオロエチル、ジフルオロメチル、2,2−ジフルオロエチル、1,3−ジフルオロプ
ロパ−2−イル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−
トリフルオロプロピル、1,1,2,2−テトラフルオロプロパンおよび2,2,3,3
,3−ペンタフルオロプロピルが挙げられる。
【0224】
一実施形態において、Rはハロゲンである。一実施形態において、RはFである。
一実施形態において、RはClである。一実施形態において、RはBrである。
【0225】
一実施形態において、RはCNである。
【0226】
一実施形態において、Rは(1−4C)アルコキシである。例としては、メトキシお
よびエトキシが挙げられる。
【0227】
一実施形態において、Rはヒドロキシ(1−4C)アルキルである。例としては、ヒ
ドロキシメチルおよび3−ヒドロキシプロピルが挙げられる。
【0228】
一実施形態において、Rは(1−4Cアルキル)OC(=O)−である。例としては
、CHCHOC(=O)−が挙げられる。
【0229】
一実施形態において、Rは(1−6C)アルキルチオである。一例はメチルチオ(M
eS−)である。
【0230】
一実施形態において、Rは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)ア
ルコキシから独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換される、フェニル
である。一実施形態において、Rは、F、Cl、メチル、エチル、メトキシおよびエト
キシから独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換される、フェニルであ
る。一実施形態において、Rはフェニルである。
【0231】
一実施形態において、Rは(3−4C)シクロアルキルである。一実施形態において
、Rはシクロプロピルである。一実施形態において、Rはシクロブチルである。
【0232】
一実施形態において、Rはアミノである。一実施形態において、RはNHである
【0233】
一実施形態において、Rはアミノカルボニルである。一実施形態において、RはH
NC(=O)−である。
【0234】
一実施形態において、Rは、トリフルオロ(1−3Cアルキル)アミドである。一実
施形態において、RはCFC(=O)NH−である。
【0235】
一実施形態において、Rは、H、ハロゲン、CN、(1−6C)アルキル、(1−4
C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、またはフェニル[ハロゲン、(1−
6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つまたは複数の
基で所望により置換される]から選択される。
【0236】
一実施形態において、Rは、H、ハロゲン、または(1−6C)アルキルから選択さ
れる。
【0237】
一実施形態において、Rは、H、メチル、ClまたはBrから選択される。
【0238】
式Iの一実施形態において、Rは、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ
(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)ア
ルキル、テトラフルロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シア
ノ(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)
アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル
、アミノカルボニル(1−6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−
6C)アルキル、スルファミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシル−カルボニル(1−
6C)アルキル、hetAr(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(
1−6C)アルコキシ、モノフルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)
アルコキシ トリフルオロ(1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコ
キシ、ペンタフルオロ(2−6C)アルコキシ シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロ
キシ(1−6C)アルコキシ、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C
)アルコキシ、アミノ−カルボニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1
−6C)アルコキシ、hetCyc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C
)アルコキシ、Ar(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)ア
ルコキシ、(1−3Cアルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シク
ロアルキル[F、(1−6Cアルキル)、(1−6C)アルコキシ、または(1−3Cア
ルコキシ)(1−6C)アルキルで所望により置換される]、hetAr、Ar、(
1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−
6C)アルコキシ、アミノカルボニル(1−6C)アルコキシ、hetCycC(=O
)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ
、ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルスルホンアミ
ド(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルアミド(1−6C)アルコキシ、ジ(
1−3Cアルキル)アミノカルボキシ、hetCycC(=O)O−、ヒドロキシジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)アルキル、
(1−6C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、(1−
3Cアルコキシ)アミノ−カルボニル、hetCyc、ハロゲン、CN、トリフルオロ
メチルスルホニル、N−(1−3Cアルキル)ピリジノニル、N−(1−3Cトリフルオ
ロアルキル)ピリジノニル、(1−4Cアルキルシロキシ)(1−6C)アルコキシ、イ
ソインドリン−1,3−ジオニル(1−6C)アルコキシまたはN−(1−3Cアルキル
)オキサジアゾロニルであり;Rは、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−
6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル
、テトラフルオロ(2−6C)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲ
ン、CN、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアル
コキシ)(1−4C)アルキル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、(1−6C)ア
ルキルチオ、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシ
から独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換される]、(3−4C)シ
クロアルキル、アミノ、アミノカルボニル、またはトリフルオロ(1−3Cアルキル)ア
ミドである。
【0239】
式Iの一実施形態において、Rは、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ
(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)ア
ルキル、テトラフルロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シア
ノ(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)
アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル
、アミノカルボニル(1−6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−
6C)アルキル、スルファミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシル−カルボニル(1−
6C)アルキル、hetAr(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(
1−6C)アルコキシ、モノフルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)
アルコキシ、トリフルオロ(1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコ
キシ、ペンタフルオロ(2−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロ
キシ(1−6C)アルコキシ、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C
)アルコキシ、アミノカルボニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−
6C)アルコキシ、hetCyc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)
アルコキシ、Ar(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アル
コキシ、(1−3Cアルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロ
アルキル、hetAr、またはArであり;およびRは、H、(1−6C)アルキ
ル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオ
ロ(1−6C)アルキル、テトラフルロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C
)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキ
ル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキル、(1−4Cアルキル)OC(=O)
−、(1−6C)アルキルチオ、またはフェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよ
び(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換
される]である。
【0240】
式Iの一実施形態において、Rは、H、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−
6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)ア
ルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロ
アルキル、hetArおよびArから選択され、およびRは、H、ハロゲン、CN
、(1−6C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、
(1−6C)アルキルチオ、またはフェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(
1−6C)アルコキシから独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換され
る]から選択される。
【0241】
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、
(1−6C)アルキルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置
換される5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の炭素環を形成するか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから選
択される環ヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の複素
環を形成し、ここで前記複素環は(1−6Cアルキル)C(=O)O−、(1−6)アシ
ル、(1−6C)アルキルおよびオキソから独立して選択される1つもしくは2つの置換
基で所望により置換され、前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸
化される。
【0242】
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、
(1−6C)アルキルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置
換される5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の炭素環を形成する。Rおよ
びRが、それらが結合している原子と一緒になって、5〜6員の飽和または不飽和炭素
環を形成する場合の環Cの例としては、以下の構造が挙げられ:
【化47】
[この文献は図面を表示できません]

式中、Rは、式Iで定義される通りである。
【0243】
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、
(1−6C)アルキルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置
換される5〜6員の飽和炭素環を形成するか、またはRおよびRは、それらが結合し
ている原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される環ヘテロ原子を有する5〜
6員の飽和複素環を形成し、ここで前記環窒素原子は、(1−6Cアルキル)C(=O)
O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換され、および前記硫黄環原子は、所望に
よりS(=O)SOに酸化される。
【0244】
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、
(1−6C)アルキルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換
される、5〜6員の飽和炭素環を形成する。RおよびRが、それらが結合している原
子と一緒になって、5〜6員の飽和炭素環を形成する場合の環Cの例としては、以下の構
造が挙げられ:
【化48】
[この文献は図面を表示できません]


ここでRは、式Iで定義される通りである。
【0245】
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、
N、OまたはSから選択される環ヘテロ原子を有する5〜6員の飽和、部分的に不飽和ま
たは不飽和の複素環を形成し、ここで前記環N原子は、(1−6Cアルキル)C(=O)
O−、(1−6Cアルキル)C(=O)−、(1−6C)アルキルまたはオキソで所望に
より置換され、および前記S環原子は、所望によりS(=O)またはSOに酸化される
。RおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって、5〜6員の飽和複素環
を形成する場合の環Cの例としては、以下の構造が挙げられ:
【化49】
[この文献は図面を表示できません]

ここでRは、式Iで定義される通りである。
【0246】
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になってN
、OまたはSから選択される環ヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環を形成し、ここ
で前記環N原子は、(1−6Cアルキル)C(=O)O−または(1−6Cアルキル)C
(=O)−で所望により置換され、および前記S環原子は、所望によりS(=O)または
SOに酸化される。RおよびRが、それらが結合している原子と一緒になって、5
〜6員の飽和複素環を形成する場合の環Cの例としては、以下の構造が挙げられ:
【化50】
[この文献は図面を表示できません]

ここでRは、式Iで定義される通りである。
【0247】
一実施形態において、環Cは式C−2:
【化51】
[この文献は図面を表示できません]


であり、
式中、R3a、R4aおよびR5aは、式Iで定義される通りである。
【0248】
一実施形態において、R3aは水素である。
【0249】
一実施形態において、R3aはハロゲンである。
【0250】
一実施形態において、R3aは(1−6C)アルキルである。一実施形態において、R
3aはメチルである。
【0251】
一実施形態において、R3aはトリフルオロ(1−6C)アルキルである。一実施形態
において、R3aはCFである。
【0252】
一実施形態において、R3aは(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態におい
て、R3aはシクロプロピルである。
【0253】
一実施形態において、R3aは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメ
チルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される、フェニル
である。例としては、フェニル、フルオロフェニル、メチルフェニルおよびヒドロキシメ
チルフェニルが挙げられ、例えばフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニ
ル、4−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェ
ニル、3−(ヒドロキシメチル)フェニル、3−クロロフェニル、3−クロロ−4−フル
オロフェニルおよび3−クロロ−2−フルオロフェニルが挙げられる。一実施形態におい
て、R3aはフェニルである。
【0254】
一実施形態において、R3aは、N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環
ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1
つまたは複数の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環である。一実施
形態において、R3aは、(1−6C)アルキルまたはハロゲンで所望により置換される
、チエニル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジ
ル、ピリミジル、ピラジニル、またはピリダジニル環である。一実施形態において、R
は、(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数の基
で所望により置換される、ピラゾリル、ピリジルまたはピリダジニルである。一実施形態
において、R3aは、(1−6C)アルキルまたはハロゲンで所望により置換される、ピ
ラゾリル、ピリジルまたはピリダジニルである。
【0255】
一実施形態において、R4aは水素である。
【0256】
一実施形態において、R4aは(1−6C)アルキルである。一実施形態において、R
4aはメチル、エチルまたはイソプロピルである。
【0257】
一実施形態において、R4aはトリフルオロ(1−6C)アルキルである。一実施形態
において、R4aは2,2,2−トリフルオロエチルである。
【0258】
一実施形態において、R4aは、(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、C
O−、(1−6C)アルコキシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカル
ボニル、(1−6C)アルキルチオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアル
キル)SO−、HOC(=O)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)
OC(=O)−から独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換される、フ
ェニルである。例としては、メチル、F、Cl、CN、メトキシ、CHOC(=O)−
、アミノカルボニル、メチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、メチルチオ
、ヒドロキシメチル、CHSO−、HOC(=O)−およびCHOCHCH
C(=O)−から独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換される、フェ
ニルが挙げられる。ある実施形態において、R4aは、前記置換基のうちの1つまたは2
つで所望により置換される、フェニルである。一実施形態において、R4aはフェニルで
ある。
【0259】
一実施形態において、R4aは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環
ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、トリ
フルオロ(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6Cシクロアルキ
ル)CH− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−、(1−3Cアルコキシ)(1
−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルスルホニル、NH
、(1−6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミノ、(1−3Cトリフルオ
ロアルコキシ)(1−3C)トリフルオロアルキル、およびメトキシベンジルから独立し
て選択される1〜2個の置換基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環で
ある。例としては、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、トリフル
オロ(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6Cシクロアルキル)
CH− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−、(1−3Cアルコキシ)(1−6
C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルスルホニル、NH、(
1−6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミノ、(1−3Cトリフルオロア
ルコキシ)(1−3C)トリフルオロアルキル、およびメトキシベンジルから独立して選
択される1〜2個の置換基で所望により置換される、ピリジル、ピリミジニルピリダジニ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、チオニル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−ト
リアゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−
オキサジアゾリルおよびイミダゾ[1,2−a]ピリジニル環が挙げられる。一実施形態
において、R4aはピラジニルである。
【0260】
一実施形態において、R5aは式Iで定義される通りである。
【0261】
一実施形態において、R5aは、水素、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびフェニ
ルから選択される。
【0262】
一実施形態において、R5aは水素である。
【0263】
一実施形態において、R5aはハロゲンである。
【0264】
一実施形態において、R5aは(1−6C)アルキルである。一実施形態において、R
5aはメチルである。
【0265】
一実施形態において、R5aはフェニルである。
【0266】
一実施形態において、環Cは、R3aが(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキルまたはフェニルである、式C−2であり;R4aは、(1−6C)アルキル
、トリフルオロ(1−6C)アルキル、フェニルまたはピラジニルであり;およびR5a
は水素、(1−6C)アルキルまたはフェニルである。
【0267】
一実施形態において、環Cは式C−3:
【化52】
[この文献は図面を表示できません]


であり、
式中、R3bは、式Iで定義される通りである。
【0268】
一実施形態において、R3bは水素である。
【0269】
一実施形態において、R3bは(1−6C)アルキルである。一実施形態において、R
3bはメチルである。
【0270】
一実施形態において、R3bはトリフルオロ(1−6C)アルキルである。一実施形態
において、R3bはCFである。
【0271】
一実施形態において、R3bは(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態におい
て、R3bはシクロプロピルである。
【0272】
一実施形態において、R3bは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメ
チルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される、フェニル
である。一実施形態において、R3bはフェニルである。
【0273】
一実施形態において、R3bは、N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環
ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1
つまたは複数の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環である。一実施
形態において、R3bは、(1−6C)アルキルまたはハロゲンで所望により置換される
、チエニル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジ
ル、ピリミジル、ピラジニル、またはピリダジニルである。一実施形態において、R3b
は、(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数の基で
所望により置換される、ピラゾリル、ピリジルまたはピリダジニルである。一実施形態に
おいて、R3bは、(1−6C)アルキルまたはハロゲンで所望により置換される、ピラ
ゾリル、ピリジルまたはピリダジニルである。
【0274】
一実施形態において、環Cは、R3bが水素またはフェニルである、式C−3である。
【0275】
本発明の別の実施形態において、式I−aと称される、式Iの化合物を提供し、式中:
XはOであり;
BはArであり;
Yは結合であり;
環Cは:
【化53】
[この文献は図面を表示できません]


であり;
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2
−6C)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル
、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cア
ルコキシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1
−6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スルフ
ァミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルキル、hetAr
(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノ
フルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ、トリフルオロ(
1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタフルオロ(2−
6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ
、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミノカルボ
ニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)lkオキシ、hetC
yc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cアルキル
スルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetAr、ま
たはArであり;
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、またはフェニル[ハロゲン、(1−6C)ア
ルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つまたは複数の基で所望
により置換される]であり;ならびにR、R、R、R、R、R、Ar、R
、hetCyc、hetAr、Ar、hetArおよびArは、式Iで定義
される通りである。
【0276】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;ならびにR、Ar、R、hetCyc、hetAr、Ar、he
tAr、およびArは、式Iで定義される通りである。
【0277】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;ならびにAr、R
hetCyc、hetAr、Ar、hetArおよびArは、式Iで定義され
る通りである。
【0278】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;Rは、Ar、he
tArまたは(1−6C)アルキルであり;ならびにAr、Ar、hetAr
hetCyc、hetAr、Ar、hetAr、およびArは、式Iで定義さ
れる通りである。
【0279】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;Rは、Ar、he
tArまたは(1−6C)アルキルであり;Rは、H、(1−6C)アルキル、トリ
フルオロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)
(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒド
ロキシ(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3
−6C)シクロアルキル、hetArまたはArであり;ならびにAr、Ar
hetAr、hetCyc、hetAr、Ar、hetAr、およびAr
、式Iで定義される通りである。
【0280】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;Rは、Ar、he
tArまたは(1−6C)アルキルであり;Rは、hetArまたはArであり
;ならびにAr、Ar、hetAr、hetCyc、hetAr、Ar、h
etAr、およびArは、式Iで定義される通りである。
【0281】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;Rは、Ar、he
tArまたは(1−6C)アルキルであり;Rは、H、(1−6C)アルキル、トリ
フルオロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)
(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒド
ロキシ(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3
−6C)シクロアルキル、hetArまたはArであり;Rは、H、ハロゲン、C
N、(1−6C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル
、またはフェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから
独立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換される]であり;ならびにAr
、Ar、hetArhetCyc、hetAr、Ar、hetAr、およ
びArは、式Iで定義される通りである。
【0282】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;Rは、Ar、he
tArまたは(1−6C)アルキルであり;Rは、H、(1−6C)アルキル、トリ
フルオロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)
(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒド
ロキシ(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3
−6C)シクロアルキル、hetArまたはArであり;Rは、H、ハロゲン、ま
たは(1−6C)アルキルであり;ならびにAr、Ar、hetAr、hetAr
およびArは、式Iで定義される通りである。
【0283】
式I−aの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;Rは、Ar、he
tArまたは(1−6C)アルキルであり;Rは、hetArまたはArであり
;Rは、H、ハロゲン、または(1−6C)アルキルであり;ならびにAr、Ar
、hetAr、hetArおよびArは、式Iで定義される通りである。
【0284】
式I−aの一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−
6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)ア
ルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロ
アルキル、hetArまたはArであり;ならびにR、R、R、R、R
、R、hetArおよびArは、式Iで定義される通りである。
【0285】
式I−aの一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−
6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)ア
ルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロ
アルキル、hetArまたはArであり;Rは、H、(1−6C)アルキルまたは
Arであり;ならびにR、R、R、R、R、R、R、hetArおよ
びArは、式Iで定義される通りである。
【0286】
式I−aの一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−
6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)ア
ルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロ
アルキル、hetArまたはArであり;Rは、H、(1−6C)アルキルまたは
Arであり;Rは、H、(1−6C)アルキル、またはハロゲンであり;ならびにR
、R、R、R、R、R、R、hetArおよびArは、式Iで定義さ
れる通りである。
【0287】
本発明の別の実施形態において、式I−bと称される、式Iの化合物を提供し、式中:
XはOであり;
BはhetArであり;
Yは結合であり;
環Cは式C−1:
【化54】
[この文献は図面を表示できません]


であり;
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2
−6C)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル
、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cア
ルコキシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1
−6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スルフ
ァミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルキル、hetAr
(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モノ
フルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ、トリフルオロ(
1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタフルオロ(2−
6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ
、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミノカルボ
ニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシ、hetC
yc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar(1−6
C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cアルキル
スルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetAr、ま
たはArであり;
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、またはフェニル[ハロゲン、(1−6C)ア
ルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つまたは複数の基で所望
により置換される]であり;ならびにR、R、R、R、R、R、hetAr
、R、hetCyc、hetAr、Ar、hetAr、およびArは、式
Iで定義される通りである。
【0288】
式I−bの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;ならびにR、hetAr、R、hetCyc、hetAr、Ar
、hetAr、およびArは、式Iで定義される通りである。
【0289】
式I−bの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6
C)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;ならびにhetAr
、R、hetCyc、hetAr、Ar、hetAr、およびArは、式I
で定義される通りである。
【0290】
式I−bの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;RはArであり、h
etArまたは(1−6C)アルキルであり;ならびにhetAr、Ar、het
Ar、hetCyc、hetAr、Ar、hetAr、およびArは、式I
で定義される通りである。
【0291】
式I−bの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;RはAr、hetA
または(1−6C)アルキルであり;Rは、H、(1−6C)アルキル、トリフル
オロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1
−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキ
シ(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6
C)シクロアルキル、hetArまたはArであり;ならびにhetAr、Ar
、hetAr、hetCyc、hetAr、hetArおよびArは、式Iで
定義される通りである。
【0292】
式I−bの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;RはAr、hetA
または(1−6C)アルキルであり;RはH、(1−6C)アルキル、トリフルオ
ロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−
6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ
(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C
)シクロアルキル、hetArまたはArであり;RはH、ハロゲン、CN、(1
−6C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、または
フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して
選択される1つまたは複数の基で所望により置換される]であり;ならびにhetAr
、Ar、hetAr、hetCyc、hetAr、hetArおよびAr
、式Iで定義される通りである。
【0293】
式I−bの一実施形態において、R、R、RcおよびRは水素であり;Rは水
素であり;Rは(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、またはトリフルオロ(1−6C)アルキルであり;RはAr、hetA
または(1−6C)アルキルであり;RはH、(1−6C)アルキル、トリフルオ
ロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−
6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ
(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C
)シクロアルキル、hetArまたはArであり;RはH、ハロゲン、または(1
−6C)アルキルであり;ならびにhetAr、Ar、hetAr、hetAr
、hetArおよびArは、式Iで定義される通りである。
【0294】
式I−bの一実施形態において、Rは(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アル
キル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C
)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロア
ルキル、hetArまたはArであり;ならびにR、R、R、R、R、R
、R、hetArおよびArは、式Iで定義される通りである。
【0295】
式I−bの一実施形態において、Rは(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アル
キル、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C
)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロア
ルキル、hetArまたはArであり;RはH、(1−6C)アルキルまたはAr
であり;ならびにR、R、R、R、R、R、R、hetArおよびA
は、式Iで定義される通りである。
【0296】
式I−bの一実施形態において、RはhetArまたはArであり;RはHで
あり、(1−6C)アルキルまたはArであり;RはH、(1−6C)アルキル、ま
たはハロゲンであり;ならびにR、R、R、R、R、R、R、hetAr
およびArは、式Iで定義される通りである。
【0297】
本発明の別の実施形態において、式I−cと称される、式Iの化合物を提供し、式中:
XはOであり;
BはArであり;
Yは結合であり;
環Cは式C−1:
【化55】
[この文献は図面を表示できません]


であり;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽和
、部分的に不飽和もしくは飽和の炭素環を形成するか、またはRおよびRは、それら
が結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される環ヘテロ原子を有
する5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは飽和の複素環を形成し、ここで前記複素環
は、(1−6Cアルキル)C(=O)O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換さ
れ、および前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化され;ここで
、R、R、R、R、R、ArおよびRは、式Iで定義される通りであ
る。
【0298】
式I−cの一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒
になって、(1−6C)アルキルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所
望により置換される5〜6員の飽和炭素環を形成するか、またはRおよびRは、それ
らが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される環ヘテロ原子を
有する5〜6員の飽和複素環を形成し、ここで前記環窒素原子は、(1−6Cアルキル)
C(=O)O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換され、および前記硫黄環原子
は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化され;ここでR、R、R、R
、R、ArおよびRは、式Iで定義される通りである。
【0299】
式I−cの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;な
らびにR、ArおよびRは、式Iで定義される通りである。
【0300】
式I−cの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;R
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1−6
C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、または(1−3Cアルキルアミノ)(1−
3C)アルキルであり;ならびにArおよびRは、式Iで定義される通りである。
【0301】
式I−cの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;R
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1−6
C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、または(1−3Cアルキルアミノ)(1−
3C)アルキルであり;RはH、(1−6C)アルキル、またはフェニル[ハロゲン、
(1−6C)アルキル、およびヒドロキシメチルから独立して選択される1つまたは複数
の基で所望により置換される]であり;ならびにArは、式Iで定義される通りである
【0302】
式I−cの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;R
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1−6
C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、または(1−3Cアルキルアミノ)(1−
3C)アルキルであり;Rはハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチル
から独立して選択される1つまたは複数の基で、所望により置換されるフェニルであり;
ならびにArは、式Iで定義される通りである。
【0303】
本発明の別の実施形態において、式I−dと称される、式Iの化合物を提供し、式中:
XはOであり;
BはhetArであり;
Yは結合であり;
環Cは式C−1:
【化56】
[この文献は図面を表示できません]


であり;
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽和
、部分的に不飽和もしくは飽和の炭素環を形成するか、またはRおよびRは、それら
が結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される環ヘテロ原子を有
する5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは飽和の複素環を形成し、ここで前記複素環
は、(1−6Cアルキル)C(=O)O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換さ
れ、および前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化され;ここで
、R、R、R、R、R、ArおよびRは、式Iで定義される通りであ
る。
【0304】
式I−dの一実施形態において、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒
になって、(1−6C)アルキルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所
望により置換される5〜6員の飽和炭素環を形成するか、またはRおよびRは、それ
らが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから選択される環ヘテロ原子を
有する5〜6員の飽和複素環を形成し、ここで前記環窒素原子は、(1−6Cアルキル)
C(=O)O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換され、および前記硫黄環原子
は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化され;ここでR、R、R、R
、R、hetArおよびRは、式Iで定義される通りである。
【0305】
式I−dの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;な
らびにR、hetArおよびRは、式Iで定義される通りである。
【0306】
式I−dの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;R
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1−6
C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、または(1−3Cアルキルアミノ)(1−
3C)アルキルであり;ならびにhetArおよびRは、式Iで定義される通りであ
る。
【0307】
式I−dの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;R
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1−6
C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、または(1−3Cアルキルアミノ)(1−
3C)アルキルであり;RはH、(1−6C)アルキル、またはフェニル[ハロゲン、
(1−6C)アルキル、およびヒドロキシメチルから独立して選択される1つまたは複数
の基で所望により置換される]であり;ならびにhetArは、式Iで定義される通り
である。
【0308】
式I−dの一実施形態において、R、R、R、RおよびRは水素であり;R
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1−6
C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6
C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、または(1−3Cアルキルアミノ)(1−
3C)アルキルであり;Rは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチ
ルから独立して選択される1つまたは複数の基で、所望により置換されるフェニルであり
;ならびにhetArは、式Iで定義される通りである。
【0309】
前述のとおり、式IのY−B部分および−NH−C(=X)−NH−部分はピロリジン
環のトランス立体配置にあり、その相対的な立体化学は、式AまたはB:
【化57】
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のいずれかにより図示することができ、
式中、太い直線(
【化58】
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)および破線の直線(
【化59】
[この文献は図面を表示できません]

)は、相対的な立体化学を示す。上述の式AおよびBの一実施形態において、Yは結合で
あり、およびBは環Bであり、ここで環BはArまたはhetArである。
【0310】
式Iの一実施形態において、Y−Bおよび−NH−C(=X)−NH−部分は、絶対立
体配置においてトランスであり、それは式CおよびD:
【化60】
[この文献は図面を表示できません]

により図示することができ、
式中、塗りつぶした楔(
【化61】
[この文献は図面を表示できません]

)および破線の楔(
【化62】
[この文献は図面を表示できません]

)は絶対的な立体化学を示す。上述の式CおよびDの一実施形態において、Yは結合であ
り、およびBは環Bであり、ここで環BはArまたはhetArである。
【0311】
本発明のある特定の化合物は、1つまたは複数の不斉中心を含み得、従って、ラセミ混
合物などの異性体の混合物として、または鏡像異性的に純粋な形態で、調製および単離さ
れ得るということが理解される。
【0312】
式Iの化合物またはその塩を溶媒和物の形態で単離することができ、従っていかなるそ
のような溶媒和物も、本発明の範囲に含まれるということが、さらに理解される。例えば
、式Iの化合物は、薬剤的に許容される溶媒、例えば水、エタノール等との、非溶媒和お
よび溶媒和形態として存在し得る。
【0313】
式Iの化合物には、その薬剤的に許容される塩が含まれる。さらに、式Iの化合物には
、そのような化合物の他の塩も含まれ、それらは必ずしも薬剤的に許容される塩ではない
が、式Iの化合物の調製および/もしくは精製のため、ならびに/または式Iの化合物の
エナンチオマーの分離のための中間体として有用であり得る。塩の特定の例としては、塩
酸塩が挙げられる。
【0314】
「薬剤的に許容される」という用語は、物質または組成物が、製剤を成す他の成分、お
よび/またはそれにより治療される哺乳動物と、化学的および/または毒物学的に適合す
ることを示す。
【0315】
本発明はまた、本明細書に定義される式Iの化合物またはその塩の調製方法も提供し、
前記方法は以下を含む:
【0316】
(a)XがOである式Iの化合物を得るために、式II:
【化63】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する、対応する化合物を、
式III:
【化64】
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の構造を有する対応する化合物と、
カルボニルジイミダゾールもしくはトリホスゲンおよび塩基の存在下でカップリングす
ること;または
【0317】
(b)XがSである式Iの化合物を得るために、式II:
【化65】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する、対応する化合物を、
式III:
【化66】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物と、
ジ(1H−イミダゾール−2−イル)メタンチオンおよび塩基の存在下でカップリング
すること;または
【0318】
(c)XがOである式Iの化合物を得るために、式II:
【化67】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する、対応する化合物を、
が脱離基である、式IV:
【化68】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物と、
塩基の存在下でカップリングすること;または
【0319】
(d)XがOである式Iの化合物を得るために、Lが脱離基である、式V:
【化69】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物を、
式III:
【化70】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物と、
塩基の存在下でカップリングすること;または
【0320】
(e)XがOである式Iの化合物を得るために、式VI:
【化71】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物を、ジフェニルホスホリルアジドで活性化し、その後、
活性化された中間体を、式III:
【化72】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物と、
塩基の存在下で、カップリングすること;または
【0321】
(f)XがOである式Iの化合物を得るために、式II:
【化73】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物を、
式VII:
【化74】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物と、
塩基の存在下でカップリングすること;または
【0322】
(g)Rが(トリフルオロメトキシ)(1−6C)アルキル、(1−3Cスルファニ
ル)(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C)アルキル
、またはペンタフルオロ(2−6C)アルキルである、式Iの化合物を得るために、式V
III:
【化75】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物を、
が脱離原子または脱離基である、(トリフルオロメトキシ)(1−6C)アルキル
−L、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル−L、モノフルオロ(1−6
C)アルキル−L、ジフルオロ(1−6C)アルキル−L、トリフルオロ(1−6C
)アルキル−L、テトラフルオロ(2−6C)アルキル−L、またはペンタフルオロ
(2−6C)アルキル−Lを有する対応する化合物と、塩基の存在下で反応させること
;または
【0323】
(h)XがOであり、RがCHOCH−であり、およびRがOHCH−であ
る式Iの化合物を得るために、一般式IX:
【化76】
[この文献は図面を表示できません]


の構造を有する対応する化合物を、
無機酸で処理すること;ならびに
所望により保護基を除去し、および所望により、その薬剤的に許容される塩を調製する
こと。
【0324】
上述の方法において、「対応する」という用語は、「対応する化合物」の定義が、別様
に指示が無い限り、式Iで定義されるとおりであるということを意味する。
【0325】
上述の方法のうちのいずれかの一実施形態において、Yは結合であり、およびBは環B
であり、ここで環Bは、式Iで定義されるArまたはhetArである。
【0326】
方法(a)に関して、塩基はアミン塩基、例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロ
ピルアミンであり得る。好適な溶媒には、ジクロロメタン、ジクロロエタン、THF、D
MAおよびDMFが含まれる。反応は、周囲温度で都合良く実施される。
【0327】
方法(b)に関して、塩基はアミン塩基、例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロ
ピルアミンであり得る。好適な溶媒には、ジクロロメタン、ジクロロエタン、THF、D
MAおよびDMFが含まれる。反応は、周囲温度で都合良く実施される。
【0328】
方法(c)に関して、脱離基は、例えば、フェノキシまたは4−ニトロフェノキシであ
り得る。塩基はアミン塩基、例えばトリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンであり
得る。好適な溶媒には、DMA、DMFおよびDCEが含まれる。反応は、周囲温度で都
合良く実施される。
【0329】
方法(d)に関して、脱離基は、例えば、フェノキシまたは4−ニトロフェノキシであ
り得る。塩基はアミン塩基、例えばトリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンであり
得る。好適な溶媒には、DCE、DMAおよびDMFが含まれる。反応は、周囲温度で都
合良く実施される。
【0330】
方法(e)に関して、塩基はアミン塩基、例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロ
ピルアミンであり得る。好適な溶媒には、トルエンおよびDMFが含まれる。反応は、昇
温、例えば溶媒の還流温度で、都合良く実施される。
【0331】
方法(f)に関して、塩基はアミン塩基、例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロ
ピルアミンであり得る。好適な溶媒には、DCM、DCE、DMFおよびTHFが含まれ
る。反応は、約0℃〜周囲温度の温度で、都合良く実施される。
【0332】
式VIIの化合物を、式IIIの化合物をビス(トリクロロメチル)カルボネートと、
例えばアミン塩基等の塩基の存在下で反応させることにより調製し得る。
【0333】
方法(g)に関して、塩基はアミン塩基、例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロ
ピルアミンであり得る。好適な溶媒には、DMF、DMAおよびTHFが含まれる。反応
は、周囲温度〜60℃の温度で、都合良く実施される。
【0334】
方法(h)に関して、酸は、例えば、塩酸であり得る。好適な溶媒にはDCMが含まれ
る。反応は、周囲温度で都合良く実施される。
【0335】
上述の方法のうちのいずれに記載される化合物中のアミン基も、例えばGreene & Wut
s, eds., “Protecting Groups inorganic Synthesis”, 2nd ed. New York;
John Wiley & Sons, Inc., 1991に記載される通り、いずれかの都合よいアミン保護
基で、保護してもよい。アミン保護基の例としては、アシルおよびアルコキシカルボニル
基、例えばt−ブトキシカルボニル(BOC)、フェノキシカルボニル、および[2−(
トリメチルシリル)エトキシ]メチル(SEM)が挙げられる。同様に、例えば“Protec
ting Groups inorganic Synthesis”, 2nd ed. New York; John Wiley & Son
s, Inc., 1991に記載される通り、カルボキシル基を、いずれかの都合のよいカルボキ
シル保護基で、保護してもよい。カルボキシル保護基の例としては、(1−6C)アルキ
ル基、例えばメチル、エチルおよびt−ブチルが挙げられる。例えば“Protecting Grou
ps inorganic Synthesis”, 2nd ed. New York; John Wiley & Sons, Inc.,
1991に記載される通り、アルコール基を、いずれかの都合よいアルコール保護基で、保
護してもよい。アルコール保護基の例としては、ベンジル、トリチル、シリルエーテル等
が挙げられる。
【0336】
式II、III、III、IV、V、VI、VII、VIII、およびIXの化合物も
また新規であると考えられ、本発明のさらなる態様として提供される。
【0337】
BがArであり、およびR、R、R、RおよびRが水素である、上述の方
法(a)、(b)、(c)、および(f)の一実施形態において、中間体IIの単一のエ
ナンチオマー、すなわち、II−Aのエナンチオマー1を、キラル結晶化により、使用前
に調製する。従って、一実施形態において、II−Aのエナンチオマー1の調製方法は:
【0338】
ラセミのトランスII−A:
【化77】
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を調製することを含み、
式中、環BおよびNH基はトランス立体配置にあり;環Bは、ArまたはhetA
であり;Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒド
ロキシ(1−4C)アルキル、(1−6C)アルキルおよびCNから独立して選択される
1つまたは複数の置換基で、所望により置換されるフェニルであり;ならびにhetAr
はN、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−
6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1−2C)アルキ
ルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリ
ールであり;前記方法は:
ラセミのトランスII−Aを、ジ−p−トルオイル−D−酒石酸で処理して、ラセミの
トランスII−Aのジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を得ることと;
トランスII−Aのジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を再結晶化して、トランスII
−Aのエナンチオマー1のジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を得ることと;ならびに
トランスII−Aのエナンチオマー1のジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を、無機塩
基で処理して、以下に示す、絶対立体配置を有するトランスII−Aのエナンチオマー1

【化78】
[この文献は図面を表示できません]


II−Aのエナンチオマー1
の遊離塩基を得ること;を含む。
【0339】
ラセミのトランスII−Aの一実施形態において、Rは2−メトキシエトキシであり
、および環Bは4−フルオロフェニルであり、およびラセミのトランスII−Aは:
酢酸および酢酸アンモニウムの存在下、4−フルオロベンズアルデヒドを、ニトロメタ
ンと反応させて、(E)−1−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼン:
【化79】
[この文献は図面を表示できません]


を得ることと;
触媒量の酸(例えばTFA)の存在下、(E)−1−フルオロ−4−(2−ニトロビニ
ル)ベンゼンを、2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)
メチル)エタンアミンと反応させて、trans−3−(4−フルオロフェニル)−1−
(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン:
【化80】
[この文献は図面を表示できません]


を得ることと;および
水素雰囲気下、trans−3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)−4−ニトロピロリジンを、白金(IV)オキシドまたはラネーニッケルで処理して
、trans−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン:
【化81】
[この文献は図面を表示できません]


を得ること;を含む方法により調製され、
ここで、4−フルオロフェニルおよびアミノ基は、トランス立体配置にある。
【0340】
一実施形態において、無機塩基は、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムで
ある。
【0341】
ジ−p−トルオイル−L−酒石酸を使用し、上述と同様の方法を使用して、II−Aの
エナンチオマー2:
【化82】
[この文献は図面を表示できません]


II−Aのエナンチオマー2
を提供し得る:
【0342】
本発明の化合物の、TrkA阻害剤として作用する能力を、実施例Aに記載されるアッ
セイにより実証し得る。
【0343】
式Iの化合物は、慢性および急性疼痛を含む、疼痛の治療において有用である。例えば
、式Iの化合物は、炎症性疼痛、神経因性疼痛、ならびにがん、手術、および骨折に伴う
疼痛を含む、多くの種類の疼痛の治療において有用であり得る。
【0344】
一実施形態において、式Iの化合物は、急性疼痛の治療において有用である。国際疼痛
学会の定義によれば、急性疼痛は、疾患、炎症、または組織への傷害から生ずる。この種
類の疼痛は、一般的に、例えば、外傷または手術後などに急激に生じ、不安症またはスト
レスを伴い得る。通常は、原因を診断して治療することができ、かつ疼痛は、一定の期間
および重症度に限定される。いくつかの例において、急性疼痛は、慢性に成り得る。
【0345】
一実施形態において、式Iの化合物は、慢性疼痛の治療において有用である。国際疼痛
学会の定義によれば、慢性疼痛は、疾患自体を表すと、広く信じられている。慢性疼痛は
、環境的および心理的要因により、さらに悪化し得る。慢性疼痛は、一般的に3月以上に
渡る、急性疼痛よりもより長い期間に渡って持続し、ほとんどの内科療法に対して耐性で
ある。慢性疼痛は、患者にとって重篤な問題の原因と成り得、しばしば、重篤な問題とな
る。
【0346】
式Iの化合物はまた、がんの治療においても有用である。特定の例としては、神経芽細
胞腫、卵巣がん、膵臓がん、直腸結腸がん、および前立腺がんが挙げられる。
【0347】
式Iの化合物はまた、炎症およびある特定の感染症の治療においても有用である。
【0348】
さらに、式Iの化合物を、間質性膀胱炎(IC)、有痛性膀胱症候群(PBS)、尿失
禁、喘息、食欲不振、アトピー性皮膚炎、および乾癬を治療するために、使用し得る。
【0349】
式Iの化合物はまた、哺乳動物における神経変性疾患の治療においても有用であり、前
記治療には、前記哺乳動物に、1つまたは複数の式Iの化合物またはその薬剤的に許容さ
れる塩を、前記神経変性疾患を治療または予防するために有効な量で投与することが含ま
れる。一実施形態において、式Iの化合物はまた、Sp35−TrkA相互作用のブロッ
クを介して、髄鞘形成、神経生存、およびオリゴデンドロサイトの分化を促進することに
より、脱髄および髄鞘形成不全を治療するためにも使用し得る。一実施形態において、神
経変性疾患は多発性硬化症である。一実施形態において、神経変性疾患はパーキンソン病
である。一実施形態において、神経変性疾患はアルツハイマー病である。
【0350】
本明細書において使用される場合、「治療する」または「治療」という用語は、治療的
または緩和的処置を指す。有益なまたは所望の臨床結果としては、限定されないが、検出
可能または検出不可能のどちらかである、障害または状態に付随する症状の全体的または
部分的な緩和、疾患の程度の低減、安定した(すなわち、悪化しない)疾患の状態、疾患
の進行の遅延または緩徐化、疾患状態の回復または緩和、および緩解(部分的または全体
的のどちらか)が挙げられる。「治療」はまた、治療を受けない場合の予測生存期間と比
較して、生存期間を延長することも意味し得る。
【0351】
ある実施形態において、式Iの化合物は、本明細書に定義される疾患および障害の予防
においても有用である。本明細書で使用される「予防すること」という用語は、本明細書
に記載の疾患もしくは状態またはその症状の、全体的または部分的な、発症、再発または
拡散の予防を意味する。
【0352】
従って、本発明の一実施形態は、哺乳動物における疼痛の治療方法であって、前記哺乳
動物に、1つまたは複数の式Iの化合物またはその薬剤的に許容される塩を、前記疼痛を
治療または予防するのに有効な量で投与することを含む、方法を提供する。一実施形態に
おいて、疼痛は慢性疼痛である。一実施形態において、疼痛は急性疼痛である。一実施形
態において、疼痛は、炎症性疼痛、神経因性疼痛、ならびにがん、手術、および骨折に伴
う疼痛である。
【0353】
本発明の別の実施形態は、哺乳動物における炎症の治療方法であって、前記哺乳動物に
、1つまたは複数の式Iの化合物またはその薬剤的に許容される塩を、前記炎症を治療ま
たは予防するために有効な量で投与することを含む、方法を提供する。
【0354】
本発明の別の実施形態は、哺乳動物における神経変性疾患の治療方法であって、前記哺
乳動物に、1つまたは複数の式Iの化合物またはその薬剤的に許容される塩を、前記神経
変性疾患を治療または予防するために有効な量で投与することを含む、方法を提供する。
【0355】
本発明の別の実施形態は、哺乳動物におけるクルーズトリパノソーマ感染の治療方法で
あって、前記哺乳動物に、1つまたは複数の式Iの化合物またはその薬剤的に許容される
塩を、前記クルーズトリパノソーマ感染を治療または予防するために有効な量で投与する
ことを含む、方法を提供する。
【0356】
「有効量」という表現は、そのような治療を必要とする哺乳動物に投与した場合、(i
)式Iの化合物で治療し得る特定の疾患、状態、もしくは障害を治療もしくは予防する;
(ii)特定の疾患、状態、もしくは障害の1つもしくは複数の症状を、減弱、寛解、も
しくは除去するか;または(iii)本明細書に記載の特定の疾患、状態、もしくは障害
の1つもしくは複数の症状の発症を予防もしくは遅延する;ために十分な、化合物の量を
意味する。
【0357】
そのような量に対応する、式Iの化合物の量は、特定の化合物、疾患状態およびその重
症度、そのような治療を必要とする哺乳動物の独自性(例えば、体重)等の要因に応じて
変化するが、それにもかかわらず、当業者により、日常的に決定され得る。
【0358】
本明細書において使用される場合、「哺乳動物」という用語は、本明細書に記載の疾患
を有するかまたは疾患を発症するリスクを有する温血動物を指し、これらには、限定され
ないが、モルモット、イヌ、ネコ、ラット、マウス、ハムスター、および霊長類(ヒトを
含む)が含まれる。
【0359】
本発明の化合物を、同一または異なる作用機序により機能する、1つまたは複数の追加
の薬剤との組み合わせで、使用することができる。例としては、抗炎症薬化合物、ステロ
イド類(例えば、デキサメタゾン、コルチゾンおよびフルチカゾン)、鎮痛薬、例えばN
SAID(例えば、アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン、およびケトプロフェ
ン)、およびオピオイド類(例えばモルヒネ)、ならびに化学療法薬が挙げられる。
【0360】
本発明の化合物は、例えば、胃腸管(例えば経直腸もしくは経口により)、鼻、肺、筋
系もしくは脈管構造中への、いずれかの都合の良い経路により、または経皮的に、投与し
得る。化合物は、例えば錠剤、散剤、カプセル剤、溶剤、分散剤、懸濁液、シロップ剤、
噴霧剤、坐剤、ゲル、乳濁液、パッチ剤等の、いずれかの都合の良い投与形態で、投与し
得る。そのような組成物は、医薬品において従来の成分、例えば希釈剤、担体、pH調整
剤、甘味剤、充填剤、およびさらなる活性剤を含み得る。非経口投与が所望の場合は、組
成物を、無菌の、かつ注射または注入に好適な溶液または懸濁液の形態にする。そのよう
な組成物は、本発明のさらなる態様を形成する。好適な経口剤形の一例は、約90〜30
mgの無水ラクトース、約5〜40mgのクロスカルメロースナトリウム、約5〜30m
gポリビニルピロリドン(「PVP」)K30、および約1〜10mgステアリン酸マグ
ネシウムと混合された、約25mg、50mg、100mg、250mg、または500
mgの本発明の化合物化合物を含む錠剤である。粉末化した成分をまず一緒に混合し、次
いでPVPの溶液と混合する。得られた組成物を、乾燥し、顆粒化し、ステアリン酸マグ
ネシウムと混合し、および従来の機器を使用して、錠剤形態に圧縮することができる。噴
霧製剤は、例えば5〜400mgの本発明の化合物を、好適な緩衝液、例えばリン酸緩衝
液中に溶解し、所望の場合、等張化剤、例えば塩化ナトリウムなどの塩を添加することに
より、調製することができる。一般的には、溶液を、例えば0.2ミクロンフィルターを
使用して濾過し、不純物および混入物を除去する。
【0361】
本明細書に記載の化合物を担体または賦形剤と混合することにより、別の製剤を製剤し
得る。好適な担体および賦形剤は当業者に公知であり、例えば、Ansel, Howard C., e
t al., Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems.
Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2004; Gennaro, Alfonso R
., et al. Remington: The Science and Practice of Pharmacy. Philadelphi
a: Lippincott, Williams & Wilkins, 2000; and Rowe, Raymond C. Handbook
of Pharmaceutical Excipients. Chicago, Pharmaceutical Press, 2005に詳細
に記載される。製剤はまた、薬剤(すなわち、本明細書に記載の化合物またはその医薬組
成物)の上質な外形、または医薬品(すなわち、薬物)の製造における補助を提供するた
めの、1つまたは複数の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、滑沢剤、乳化剤、懸濁
化剤、保存剤、抗酸化剤、不透明化剤、流動促進剤、加工助剤、着色剤、甘味剤、芳香剤
、着香剤、希釈剤、および他の公知の添加物をも含み得る。
【0362】
従って、本発明の別の態様は、本明細書に先に定義される式Iの化合物またはその薬剤
的に許容される塩を、薬剤的に許容される希釈剤または担体とともに含む、医薬組成物を
提供する。
【0363】
別の実施形態によれば、本発明は、哺乳動物の疼痛治療における使用のための、式Iの
化合物またはその薬剤的に許容される塩を提供する。一実施形態において、疼痛は慢性で
ある。一実施形態において、疼痛は急性疼痛である。一実施形態において、疼痛は、炎症
性疼痛、神経因性疼痛、ならびにがん、手術、および骨折に伴う疼痛である。
【0364】
別の実施形態において、本発明は、哺乳動物の炎症の治療における使用のための、式I
の化合物またはその薬剤的に許容される塩を提供する。
【0365】
別の実施形態において、本発明は、哺乳動物の感染症、例えばクルーズトリパノソーマ
感染の治療における使用のための、式Iの化合物またはその薬剤的に許容される塩を提供
する。
【0366】
別の実施形態において、本発明は、哺乳動物の神経変性疾患の治療における使用のため
の、式Iの化合物またはその薬剤的に許容される塩を提供する。
【0367】
さらなる態様によれば、本発明は、疼痛、がん、炎症、神経変性疾患またはクルーズト
リパノソーマ感染から選択される状態の治療のための薬物の製造における、式Iの化合物
またはその薬剤的に許容される塩の使用を提供する。一実施形態において、状態は慢性疼
痛である。一実施形態において、状態は急性疼痛である。一実施形態において、疼痛は、
炎症性疼痛、神経因性疼痛、ならびにがん、手術、および骨折に伴う疼痛である。一実施
形態において、状態はがんである。一実施形態において、状態は炎症である。一実施形態
において、状態は神経変性疾患である。一実施形態において、状態はクルーズトリパノソ
ーマ感染である。
【0368】
本明細書で使用される略語は、以下の定義を有する:
【表1A】
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【実施例】
【0369】
以下の実施例は、本発明を例示する。以下に記載する実施例において、別様に指示がな
い限り、すべての温度は、摂氏の度数で記載される。試薬は、アルドリッチ・ケミカル社
(Aldrich Chemical Company)、ランカスター社(Lancaster)、TCI社またはメイ
ブリッジ社(Maybridge)等の商業的供給業者から購入し、別様に指示がない限り、さら
に精製することなく使用した。THF、DCM、トルエン、DMFおよびジオキサンは、
アルドリッチ社(Aldrich)から、Sure/Seal(商標)ボトルで購入し、受け取
ったままで使用した。
【0370】
以下に記載する反応は、一般的に、窒素もしくはアルゴンの陽圧下または乾燥管を用い
て(別様に言及しない限り)、無水溶媒中で行い、反応フラスコは、一般に、シリンジに
よる基質および試薬の導入のための、ゴム製の隔壁を備えていた。ガラス器は、炉乾燥お
よび/または熱乾燥した。
【0371】
カラムクロマトグラフィーは、シリカゲルまたはC−18逆相カラムを有するBiot
ageシステム(製造業者:ダイアックス社(Dyax Corporation))、またはシリカS
epPakカートリッジ(ウォーターズ社(Waters))上で実施した。
【0372】
生物学的アッセイ
実施例A
TrkA Omniaアッセイ
Trk酵素選択性を、インビトロジェン社(Invitrogen Corp.)製のOmnia(商
標)キナーゼアッセイ試薬を使用して評価した。酵素(インビトロジェン社(Invitrogen
Corp.)製TrkA)および試験化合物(種々の濃度)を、384ウェルの白色ポリプ
ロピレンプレート(ヌンク社(Nunc)カタログ番号267462)中、周囲温度で10分
間インキュベートした。次いで、Omnia Tyrペプチド#4およびATPを、プレ
ートに添加した。最終濃度は以下の通りであった:酵素20nM、ATP500μM、ペ
プチド基質10μM。アッセイ緩衝剤は、25mM MOPS pH7.5、0.005
%(体積/体積)トリトンX−100および5mM MgClから成っていた。モレキ
ュラーデバイス社(Molecular Devices)製のFlexStation II384マイ
クロプレートリーダー(励起=360nm;発光=485nm)を使用して、リン酸化ペ
プチドの生成を、70分間連続的にモニタした。初速度を進度曲線から算出した。4また
は5パラメータどちらかのロジスティック曲線フィッティング(logistic curve fit)
を使用して、これらの速度からIC50値を算出した。
【0373】
このアッセイで試験した際、本発明の化合物は、1000nMより低い平均IC50
を有した。ある特定の化合物は、このアッセイで試験した際、100nMより低い平均I
50値を有した。
【0374】
表Aは、実施例Aのアッセイにおいて試験した際の、本発明の化合物の平均IC50
を提供し、ここでAは、100nM未満の平均IC50値を表し;Bは100〜1,00
0nMの平均IC50値を表し;およびCは、1,000〜10,000nMの平均dI
50値を表す。
表A
【表A-1】
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【表A-2】
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【表A-3】
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【表A-4】
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【表A-5】
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【表A-6】
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【表A-7】
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【表A-8】
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【表A-9】
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【表A-10】
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【表A-11】
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【表A-12】
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【表A-13】
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【表A-14】
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【表A-15】
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【表A-16】
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【表A-17】
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【表A-18】
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【表A-19】
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【表A-20】
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【表A-21】
[この文献は図面を表示できません]

【表A-22】
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【表A-23】
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【0375】
合成中間体の調製
調製A
【化83】
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tert−ブチルtrans−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート
ステップA:trans−1−ベンジル−3−ニトロ−4−フェニルピロリジンの調製
:(E)−(2−ニトロビニル)ベンゼン(149g、1.00mol)のDCM(2L
)溶液に、TFA(19.5mL、0.250mol)を添加し、その後−15℃まで冷
却し、次いで、反応温度を−15〜−10℃に維持しながら、N−メトキシメチル−N−
(トリメチルシリルメチル)ベンジルアミン(274g、1.00mol)のDCM(5
00mL)溶液を、3時間にわたってゆっくり添加した。反応物を周囲温度まで温め、1
8時間撹拌し、次いで2NのNaOHで洗浄し(500mL)、2NのHCl(1L)で
処理した。得られた白色の懸濁液を1時間撹拌し、その後濾過し、DCMで洗浄した。次
いでDCM(1L)および2NのNaOH(750mL)を、回収した白色固体に添加し
、固体が溶解するまで撹拌した。相分離後、DCM(2×1L)で水層を抽出した。合わ
せた有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、オフホワイト固体の表題生成物を
得た(205g、収率73%)。MS(apci)m/z=283.1(M+H)。
【0376】
ステップB:trans−1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−アミンの調製
:EtOH(1.20L)中のtrans−1−ベンジル−3−ニトロ−4−フェニル−
ピロリジン(93.9g、333mmol)懸濁液に、濃塩酸(450mL)を添加し、
その後、温度を55〜60℃に維持しながら、亜鉛末(173g、2.66mol)を、
小分けして、1.5時間に渡り添加した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次い
で氷/水浴中で冷却し、その後濃NHOH(900mL)を添加した。混合物(pH=
10〜11)を濾過し、回収した亜鉛をCHClで洗浄した。次いで濾液を相分離し、
水層をCHClで抽出した(2×400mL)。合わせた有機物をHO、ブラインで
洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、琥珀色油状の表題化合物を得た(85
.0g、収率100%)。MS(apci)m/z=253.2(M+H)。
【0377】
ステップC:trans−(1−ベンジル−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−
カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製:trans−1−ベンジル−4−フェニ
ルピロリジン−3−アミン(85.0g、333mmol)、THF(750mL)およ
びトリエチルアミン(69.6mL、500mmol)の混合物に、(Boc)O(7
2.7g、333mmol)を何回かに分けて、30分間に渡りゆっくりと添加した。反
応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をCHCl中に溶解し
、NaCO水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し
、濃縮して、淡黄色固体の表題化合物を得た(116g、収率99%)。MS(apci
)m/z=353.0(M+H)。
【0378】
ステップD:tert−ブチルtrans−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバ
メートの調製:2ガロン(約7.57L)のParrリアクターに、trans−(1−
ベンジル−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエス
テル(114g、323mmol)、EtOH(2L)および10%Pd/C(50%湿
潤、11.0g)を充填した。リアクターを、Nで数回パージし、56〜57psi(
約386〜393kPa)までHを充填し、80℃で撹拌した。HPLC分析により、
反応が完了した際、反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、黄色固体の粗生成物を得た。
未精製の物質を、トルエンから摩砕して、白色固体の表題生成物を得た(68.4g、収
率78%)。MS(apci)m/z=262.9(M+H)。
【0379】
調製A2
【化84】
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trans−tert−ブチル3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−カルボキシレ
ート
ステップA:trans−N−(1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−イル)
−2,2,2−トリフルオロアセトアミドの調製:DCM(400mL)中のtrans
−1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−アミン(調製A、ステップB、61.9
g、245mmol)溶液に、DIEA(64.1mL、368mmol)を添加し、混
合物を氷浴中で冷却した。トリフルオロ無水酢酸(38.1mL、270mmol)を、
雰囲気下、30分間に渡り滴加した。添加後、混合物を30分間撹拌し、次いで真空
中で濃縮した。残渣をDCM中に溶解し、NaHCO飽和水溶液およびブラインで洗浄
した。溶液をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質をヘキサン
で処理し、得られた黄色の懸濁液を、周囲温度で1時間撹拌した。固体を濾過により回収
し、ヘキサンで洗浄し、および真空下で乾燥して、黄色の固体の表題化合物を得た(78
.7g、収率92%)。MS(apci)m/z=349.1(M+H)。
【0380】
ステップB:trans−tert−ブチル−3−フェニル−4−(2,2,2−トリ
フルオロアセトアミド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:EtOH(400m
L)中のtrans−N−(1−ベンジル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−2,
2,2−トリフルオロアセトアミド(78.7g、226mmol)溶液を、Nでパー
ジし、活性炭(31.7g、45.2mmol)上20%Pd(OH)で処理した。混
合物を、30psi(約207kPa)のH下、周囲温度にて、parrリアクター中
で7時間撹拌し、次いでGF/F紙で濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(250
mL)中で溶解し、その後TEA(49.4mL、355mmol)を添加し、氷浴中で
冷却した。BocO(56.8g、260mmol)を15分間に渡りゆっくり添加し
、反応混合物をを周囲温度まで温め、1時間撹拌した。混合物を、NaHCO飽和水溶
液およびブラインで洗浄し、次いでMgSOで乾燥した。溶液を濾過し、濃縮し、残渣
を、40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製
し、白色固体の表題化合物を得た。(63.2g、収率75%)。H NMR(CDC
) δ 7.23−7.39(m、5H)、6.36(brs、1H)、4.47−
4.55(m、1H)、3.92−4.00(m、1H)、3.78−4.00(m、1
H)、3.50−3.59(m、1H)、3.22−3.45(m、2H)、1.49(
s、9H)。
【0381】
ステップC:trans−tert−ブチル3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1
−カルボキシレートの調製:MeOH(200mL)中のtrans−tert−ブチル
3−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)ピロリジン−1−カルボ
キシレート(63.2g、176mmol)溶液を氷浴中で冷却し、2NのNaOH(2
20mL、440mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度まで一晩昇温させ、次い
で約200mLまで濃縮し、HO(200mL)で希釈した。水性の混合物をDCMで
抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥した。溶液を濾過し、
濃縮して、淡黄色油状の表題化合物を得た(46.2g、収率99%)。MS(apci
)m/z=163.0(M+H−Boc)。
【0382】
調製B
【化85】
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trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸

ステップA:tert−ブチルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニ
ルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:無水DMF(50mL)中のtert−ブ
チルtrans−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(調製A、4.82g
、17.5mmol)溶液に、DIEA(9.12mL、52.4mmol)および1−
ブロモ−2−メトキシエタン(1.97mL、20.9mmol)を、順次添加した。混
合物を周囲温度で46時間撹拌し、次いでHO(300mL)中に注ぎ入れた。混合物
をEtOAc(3x150mL)で抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、MgS
/活性炭で乾燥し、充填したMgSOで蓋をしたSiOプラグで濾過し、EtO
Acで溶出した。溶液を濃縮し、真空中で乾燥し、白色固体の生成物を得た(5.15g
、収率92%)。MS(apci)m/z=321.1(M+H)。
【0383】
ステップB:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3
−アミン二塩酸塩の調製:2:1のEtOAc−MeOH(150mL)中のtert−
ブチルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカ
ルバメート(5.10g、15.9mmol)溶液に、ジオキサン(59.7mL、23
9mmol)中4NのHClを添加した。混合物を周囲温度で90分間撹拌し、次いで真
空中で濃縮した。得られた泡をEtOAc(200mL)で処理し、5分間超音波処理し
、微細な白色の懸濁液が形成されるまで激しく撹拌した。懸濁液を濾過し、EtOAcで
洗浄し、真空下で乾燥して、白色粉末の表題化合物を得た(5.10g、収率100%)
。MS(apci)m/z=221.1(M+H)。
【0384】
調製C
【化86】
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2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンア
ミン
ステップA:2−メトキシ−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミンの調製
:2−メトキシエタンアミン(14.2mL、163mmol)のDMSO溶液(15m
L)に、添加漏斗により、90℃で40分間に渡り、(クロロメチル)トリメチルシラン
(11.4mL、81.5mmol)のDMSO(10mL)溶液を添加した。混合物を
90℃で3.5時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却した。それを次いでHO(150
mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(2×150mL)。合わせた有機抽出物をブラ
イン(150mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油状の生成
物を得た(8.14g、収率62%)。MS(apci)m/z=162.0(M+H)
【0385】
ステップB:2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メ
チル)エタンアミンの調製:ホルムアルデヒド(37%水溶液、4.91g、60.6m
mol)のMeOH(2.45mL)溶液を0℃まで冷却し、2−メトキシ−N−((ト
リメチルシリル)メチル)エタンアミン(8.14g、50.5mmol)の液滴により
処理した。二相混合物を0℃で3時間撹拌し、次いでKCO(6.97g、50.5
mmol)を添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。黄色の油をKCO(2.00
g、14.4mmol)上にデカントし、混合物を周囲温度で2時間撹拌した。黄色の油
をデカントした後、固体のKCOをEtOで洗浄し(2×10mL)、EtO洗
浄液をデカントした黄色の油と混合し、ロータリーエバポレーターで濃縮して、黄色油状
の生成物を得た(9.92g、収率96%)。H NMR(CDCl) δ 4.0
0(s、2H)、3.37−3.43(m、2H)、3.29(s、3H)、3.19(
s、3H)、2.77−2.82(m、2H)、2.18(s、2H)、0.00(s、
9H)。
【0386】
調製D
【化87】
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(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二
塩酸塩
ステップA:(R)−3−シンナモイル−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの調
:(R)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(5.90g、36.2mmol)
のTHF(50mL)溶液を−78℃まで冷却し、15分間に渡るリチウムビス(トリメ
チルシリル)アミド(36.9mL、36.9mmol、THF中1.0M)の液滴によ
り処理した。−78℃で15分間の撹拌後、塩化シンナモイル(6.33g、38.0m
mol)のTHF(10mL)溶液を導入した。混合物を−78℃で1時間、および周囲
温度で2時間撹拌し、その後、飽和NaHCO(50mL)でクエンチし、1時間撹拌
した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgS
で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡黄色固体の生成物を得た(10.6g、収率99.
9%)。MS(apci)m/z=293.9(M+H)。
【0387】
ステップB:(R)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−カルボニル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの調製:(
R)−3−シンナモイル−4−フェニルオキサゾリジン−2−one(8.00g、27
.3mmol)およびTFA(0.210mL、2.73mmol)のトルエン(500
mL)溶液を、まず5〜10℃に冷却し、その後2−メトキシ−N−(メトキシメチル)
−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミンの(調製C、8.40g、40.9
mmol)のトルエン(30mL)溶液を滴加した。得られた混合物を周囲温度まで温め
、3時間撹拌し、次いで飽和NaHCOおよび水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過
し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、16〜20%EtOAc/ヘキサンで溶出する
シリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(6.5g、収率60%)
。MS(apci)m/z=395.2(M+H)。
【0388】
ステップC:(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン
−3−カルボン酸の調製:LiOH(41.2mL、41.2mmol)の1M水溶液に
、0℃でH(3.37mL、33.0mmol、30重量%)を添加した。混合物
を次いで、THF(100mL)中の(R)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキ
シエチル)−4−フェニルピロリジン−3−カルボニル)−4−フェニルオキサゾリジン
−2−オン(6.50g、16.5mmol)溶液に、0℃で10分間に渡り添加した。
1時間の撹拌後、2.0MのNaSO水溶液(33.0mL、65.9mmol)を
0℃で導入し、反応混合物を周囲温度まで温めた。10分間撹拌した後、混合物をEtO
Ac(50mL)で洗浄した。水層を1NのHClでpH3〜5まで酸性化し、次いでN
aCl(10g)で処理し、次いで10%iPrOH/DCMで抽出した。有機層をMg
SOで乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(4.11g、収率100%)。MS
(apci)m/z=250.1(M+H)。
【0389】
ステップD:ベンジル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−イルカルバメートの調製:トルエン(70mL)中の(3S,4R)−1
−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−カルボン酸(4.11g、1
6.5mmol)溶液に、TEA(5.74mL、41.2mmol)、その後ジフェニ
ルホスホリルアジド(4.99mL、23.1mmol)を添加した。混合物を周囲温度
で1時間撹拌し、次いで還流するまで1時間加熱した。次いでベンジルアルコール(3.
42mL、33.0mmol)を添加し、反応混合物を15時間還流させた。反応混合物
をEtOAcで処理し、水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。
未精製の物質を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーによ
り精製して、生成物を得た(2.5g、収率43%)。MS(apci)m/z=355
.2(M+H)。
【0390】
ステップE:(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン
−3−アミン二塩酸塩の調製:ベンジル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−
4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(0.257g、0.725mmol)
およびTFA(3.91mL、50.8mmol)を60℃で17時間加熱した。トルエ
ンを使用して共沸させて、反応混合物を真空中で濃縮し、次いでEtO中2NのHCl
で処理し、再度濃縮して、オフホワイト固体の表題化合物を得た(0.21g、収率10
0%)。MS(apci)m/z=221.2(M+H)。
【0391】
調製E
【化88】
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(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミントリフルオロアセテート
ステップA:(R,E)−3−(3−(3,5−ジフルオロフェニル)アクリロイル)
−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの調製:EtO(150mL)中の(E)−
3−(3,5−ジフルオロフェニル)アクリル酸(10.0g、54.3mmol)溶液
に、0℃で、DIEA(9.48mL、54.3mmol)、その後塩化ピバロイル(6
.69mL、54.3mmol)を添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、−78℃ま
で冷却した。その間、THF(200mL)中の(R)−4−フェニルオキサゾリジン−
2−オン(8.86g、54.3mmol)を−78℃まで冷却し、ブチルリチウム(2
1.7mL、2.5M、54.3mmol)をゆっくりと添加した。混合物を−78℃で
20分間撹拌し、カニューレにより、混合無水物の溶液に移した。合わせた混合物を−7
8℃で15分間撹拌し、0℃まで昇温させ、さらに30分間撹拌した。反応混合物を、飽
和NHCl(25mL)でクエンチし、EtOAc(600mL)で希釈し、水、Na
HCO、およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、真空中で濃縮した。未精製の
物質を、10〜20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー
により精製し、生成物を得た(11.0g、収率61.5%)。
【0392】
ステップB:(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロ酢酸塩の調製:調製D、ステップB〜
Eに記載される方法により、(R)−3−シンナモイル−4−フェニルオキサゾリジン−
2−オンを、(R,E)−3−(3−(3,5−ジフルオロフェニル)アクリロイル)−
4−フェニルオキサゾリジン−2−オンに置き換えて調製し、表題化合物を得た(1.7
0g、収率102%)。MS(apci)m/z=257.2(M+H)。
【0393】
調製F
【化89】
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(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミン
調製Dに記載される方法に従って、塩化シンナモイルを(E)−3−(3,4−ジフル
オロフェニル)アクリロイルクロライドに置き換えて調製した。MS(apci)m/z
=257.1(M+H)。
【0394】
調製G
【化90】
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(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェ
ニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(
3−(トリフルオロメチル)−フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:D
MF(1mL)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロメチル
)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメート(100mg、0.303mmol、
市販の)、N,N−ジエチルプロパン−2−アミン(0.145mL、0.908mmo
l)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(0.0361mL、0.363mmol)
溶液を、周囲温度で2時間撹拌し、次いで60℃まで4時間加熱し、次いで周囲温度まで
一晩冷却した。EtOAcと飽和NaHCO(各10mL)との間で分配した後、有機
層を水およびブラインで洗浄し(それぞれ2x10mL)、NaSOで乾燥し、濾過
し、濃縮して白色固体の粗生成物を得た(80mg、収率68%)。LCMS(apci
)m/z=389.1(M+H)。
【0395】
ステップB:(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェニル)−ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製:IPA中5〜6NのH
Cl(4.12mL、20.6mmol)中のtert−ブチル(3S,4R)−1−(
2−メトキシエチル)−4−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−
イルカルバメート(80.0mg、0.206mmol)溶液を周囲温度で1時間撹拌し
、その後、真空中で濃縮し、EtOで摩砕して、ベージュ固体の生成物を得た(74m
g、収率99.5%)。LCMS(apci)m/z=289.1(M+H)。
【0396】
調製H
【化91】
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(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−アミン二塩酸塩
調製Gの方法に従って、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロ
メチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,
4R)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置き換えて
調製し、表題化合物を得た。LCMS(apci)m/z=239.1(M+H)。
【0397】
調製I
【化92】
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(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Gの方法に従って、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロ
メチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,
4R)−4−(2,4ジ−フルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置
き換えて調製し、表題化合物を得た。LCMS(apci)m/z=257.1(M+H
)。
【0398】
調製J
【化93】
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(3S,4R)−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Gの方法に従って、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3−(トリフルオロ
メチル)フェニル)−ピロリジン−3−イルカルバメートを、tert−ブチル(3S,
4R)−4−(2,5ジ−フルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートに置
き換えて調製し、表題化合物を得た。LCMS(apci)m/z=257.1(M+H
)。
【0399】
調製K
【化94】
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(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−アミン二塩酸塩
調製Dに記載される方法に従って、塩化シンナモイルを、(E)−3−(4−フルオロ
フェニル)アクリロイルクロライドに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=2
39.1(M+H)。
【0400】
調製L1
【化95】
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(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−アミン
ステップA:(E)−1−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼンの調製:酢酸
(2.0L、35.5mol)および酢酸アンモニウム(310.5g、4.03mol
)を、周囲温度で1時間撹拌し、次いでニトロメタン(611mL、11.3mol)お
よび4−フルオロベンズアルデヒド(200g、1.61mol)を添加し、反応混合物
を90℃まで3時間加熱した。反応物を周囲温度まで放冷し、次いで機械撹拌しながら、
O(4L)を2時間に渡り添加した。懸濁液を1時間撹拌し、次いで濾過し、2:1
の水/酢酸(500mL)で洗浄した。固体を真空オーブン中で乾燥し(50℃)、淡黄
色固体の表題生成物を得た。(238g、1.42mol、収率88%)。H NMR
(CDCl) δ 7.98(1H)、7.55(3H)、7.16(2H)。
【0401】
ステップB:trans−3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル
)−4−ニトロ−ピロリジンの調製:DCM(1.09L)およびTFA(9.3mL、
120mmol)中の(E)−1−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼン(20
1g、1.20mol)懸濁液に、2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((ト
リメチルシリル)メチル)エタンアミン(調製C;383g、1.86mol)を30分
間に渡り滴加し、内部反応温度を、氷浴中で冷却することにより、23〜36℃に維持し
た。反応混合物を、水性リン酸緩衝剤溶液(pH7、500mL)中に注ぎ入れ、DCM
(300mL)で希釈した。相を分離し、水相をDCM(400mL)で抽出した。有機
相をまとめ、ブライン(300mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下
で濃縮した。未精製の油を、40%EtOAc/ヘプタンで溶出するシリカカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、黄色油状の表題化合物を得た(245g、収率76%)。M
S(apci)m/z=269.1(M+H)。
【0402】
ステップC:trans−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル
)ピロリジン−3−アミンの調製:EtOH(1L)中のtrans−3−(4−フルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン(289g、1.0
8mol)溶液に、Parr容器中で酸化白金(IV)(24.5g、108mmol)
を添加し、Parrシェーカーに設置した。容器を排気し、窒素を再充填し(3x)、ま
た排気して、水素(60psi(約414kPa))を再充填した。反応が完了するまで
、必要に応じて、容器に水素を充填した。反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、
MeOH(50mL)で漱ぎ、次いで減圧下で濃縮して、黄色油状の表題化合物を得た(
243g、収率95%)。MS(apci)m/z=239.1(M+H)。
【0403】
ステップD:(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス(4−メチルベンゾイルオ
キシ)サクシネートの調製:THF(3.0L)およびHO(333mL)中の(3S
,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3
−アミン(120g、504mmol)溶液に、ジーp−トルオイル−D−酒石酸(19
5g、504mmol)を添加した。周囲温度で1時間撹拌し、次いで冷凍機に18時間
入れておいた(−11℃)。混合物を撹拌してスラリーを得、濾過し、EtO(4x1
00mL)で漱いだ。固体を真空オーブン(40℃)中で4時間乾燥し、次いで以下の手
順により2回再結晶化した:固体を、45℃まで温めながら、THF(1.06mL)お
よびHO(118mL)中に溶解し、次いで周囲温度まで2時間に渡り放冷させ、次い
で冷凍機(−11℃)に18時間入れておき;混合物を撹拌してスラリーを得、濾過し、
EtO(4x100mL)で漱いだ。2回の再結晶化後、固体を真空オーブン中で(4
0℃)18時間乾燥し、白色結晶性固体の表題化合物を得た(96g、収率31%)。M
S(apci)m/z=239.2(M+H)。
【0404】
ステップE:(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−アミンの調製:(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス(
4−メチルベンゾイルオキシ)サクシネート(20g、32.0mmol)をDCM(3
00mL)中に溶解し、1MのNaOH(2x200mL)で洗浄した。合わせた水相を
DCM(200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(200mL)で洗浄
し、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮し、次いで真空下で乾燥して、黄色油状の表題
化合物を得た(6.17g、81%、>99%ee)。MS(apci)m/z=239
.1(M+H)。
【0405】
以下のピロリジン中間体を、調製L1の方法に従って、ステップAで適切なベンズアル
デヒドを使用し、ステップCで、EtOHおよび酸化白金(IV)を、MeOHおよびラ
ネーニッケルで、それぞれ置き換えて調製した。調製L3に関しては、ステップDの90
%THF/HOを85%MeOH/HOに置き換えた。
【表1B-1】
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【表1B-2】
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【表1B-3】
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【0406】
調製L15
【化96】
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4−(trans−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ベ
ンゾニトリル
調製L1、ステップA〜Cに記載される方法に従って、ステップAの4−フルオロベン
ズアルデヒドを、4−ホルミルベンゾニトリルに置き換え、ステップCのEtOHおよび
酸化白金(IV)を、MeOH、Zn(粉末)および飽和NHClに、それぞれ置き換
えて調製した。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
【0407】
調製L16
【化97】
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3−(trans−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ベ
ンゾニトリル
調製L1、ステップA〜Cに記載される方法に従って、ステップAの4−フルオロベン
ズアルデヒドを、3−ホルミルベンゾニトリルに置き換え、およびステップCでは、Et
OHおよび酸化白金(IV)をMeOH、Zn(粉末)および飽和NHClに、それぞ
れ置き換えて調製した。MS(apci)m/z=246.2(M+H)。
【0408】
調製M
【化98】
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(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニ
ル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
調製Dに記載される方法に従って、塩化シンナモイルを(E)−3−(3,4,5−ト
リフルオロフェニル)アクリロイルクロライドに置き換えて調製した。H NMR(D
O) δ 7.06−7.10(m、2H)、4.13−4.20(m、1H)、3.
92−3.99(m、2H)、3.71−3.74(m、1H)、3.57−3.63(
m、3H)、3.41−3.49(m、3H)、3.25(s、3H)。
【0409】
調製N
【化99】
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Trans−5−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−
2−フルオロベンゾニトリル
ステップA:(E)−2−フルオロ−5−(2−ニトロビニル)ベンゾニトリル。3:
1のCHNO/CHCN(25mL)中の2−フルオロ−5−ホルミルベンゾニト
リル(3.84g、25.0mmol)溶液に、DMAP(0.305g、2.50mm
ol)を添加し、混合物を周囲温度で23時間撹拌した。混合物を氷浴上で冷却し、Ac
O(3.54mL、37.5mmol)を添加した。混合物を5分間撹拌し、周囲温度
に達するようにし、1時間撹拌した。混合物を、黄色の固体になるまで濃縮した。固体を
iPrOH(70mL)中に懸濁し、10分間撹拌した。懸濁液を真空濾過により回収し
、ケーキをiPrOHで洗浄し、真空で乾燥して、淡黄褐色粉末の表題化合物を得た(3
.36g、70%)。H NMR(CDCl) δ 7.96(d、1H)、7.7
9−7.88(m、2H)、7.57(d、1H)、7.36 (t、1H)。
【0410】
ステップB:Trans−2−フルオロ−5−(1−(2−メトキシエチル)−4−ニ
トロピロリジン−3−イル)ベンゾニトリル:調製L1に記載される手順のステップBの
、(E)−2−フルオロ−5−(2−ニトロビニル)ベンゾニトリルを使用して、淡金色
シロップ状の表題化合物を調製した(1.56g、53%)。MS(apci)m/z=
294.1(M+H)。
【0411】
ステップC:Trans−5−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−イル)−2−フルオロベンゾニトリル:MeOH(6.0mL)中のtrans−
2−フルオロ−5−(1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン−3−イル)
ベンゾニトリル(450mg、1.53mmol)溶液を、0℃まで冷却した。亜鉛末(
1.00mg、15.3mmol)およびNHCl飽和水溶液(1.0mL)を順次添
加し、混合物を5分間撹拌した。混合物が周囲温度に達するようにし、LCMS分析によ
る完了まで撹拌した。漱ぎおよび溶出のためにMeOHを使用して、混合物を充填セライ
ト(登録商標)で濾過し、濾液を、無色シロップ状になるまで濃縮した。シロップを1M
のKCO(15mL)で処理し、CHClと混合し、CHClで抽出した(3
X)。合わせたCHCl抽出物をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、無色シ
ロップ状の表題化合物を得た(412mg、100%)。MS(apci)m/z=26
4.1(M+H)。
【0412】
調製O
【化100】
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Trans−3−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−
5−フルオロベンゾニトリル
ステップA:3−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリル:無水THF(25mL)中
の3−ブロモ−5−フルオロベンゾニトリル(5.00g、25.0mmol)溶液を、
0℃まで冷却し、THF中2MのiPrMgCl(15.0mL、30.0mmol)を
、5分間に渡り滴加した。混合物を0℃で15分間、次いで周囲温度で1時間撹拌した。
混合物を0℃まで冷却し、無水DMF(5.81mL、75.0mmol)を添加した。
混合物を17時間撹拌し、その間、温度は2時間後に周囲温度に達した。混合物を、氷水
(150mL)およびEtO(100mL)に添加した。二相混合物を撹拌し、6Mの
HClで、pH=3の水溶液まで処理した。有機層を除去し、水層をEtOで抽出した
(2X)。合わせたEtO画分を、飽和NaClで洗浄し、MgSO/活性炭で乾燥
した。乾燥した溶液を、EtOで溶出するSiOプラグで濾過した。濾液を濃縮して
、黄色固体の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(3.68g、99%)。H N
MR(CDCl) δ 10.0(s、1H)、8.00(s、1H)、7.81−7
.86(m、1H)、7.62−7.67(m、1H)。
【0413】
ステップB:Trans−3−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−イル)−5−フルオロベンゾニトリル:3−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリ
ルを、trans−5−(4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イ
ル)−2−フルオロベンゾニトリル(調製N)の調製に記載される手順において使用して
、表題化合物を調製した。無色のシロップ状の化合物を単離した(542mg、93%)
。MS(apci)m/z=264.1(M+H)。
【0414】
調製P
【化101】
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Trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3
−アミン
ステップA:Trans−3−(4−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
−4−ニトロピロリジン:(E)−1−クロロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼンを、
調製L1に記載される手順のステップBにおいて使用して、粘着性無色油状の表題化合物
を調製した(5.10g、64%)。MS(apci)m/z=285.0(M+H)。
【0415】
ステップB:Trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(4−クロロフェニル)
ピロリジン−3−アミン:MeOH(25mL)中の2800ラネーニッケル(HO中
50重量%、0.873g、5.10mmol)懸濁液に、MeOH(25mL)中のt
rans−3−(4−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロ
リジン(2.90g、10.2mmol)を添加した。混合物をHガスで洗い流し、H
のバルーン雰囲気下で16時間撹拌した。混合物をNガスでパージし、漱ぎおよび溶
出のためにMeOHを使用して、充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を、濁った
油状になるまで濃縮した。油をCHCl中に溶解し、NaSO/活性炭で乾燥し
た。溶液を濾過し、濃縮して、淡金色油状の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(2
.46g、95%)。MS(apci)m/z=255.1(M+H)。
【0416】
表1は、実施例に記載される化合物の合成において使用された、市販のピラゾール中間
体のリストを提供する。
表1
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【0417】
中間体P1
【化102】
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エチル3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾ
エート
EtOH(20mL)中の3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩(500mg、2.
31mmol)懸濁液に4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリル(318mg、
2.54mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで周囲
温度まで冷却し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出する
シリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色油状の生成物を得た(154mg、
収率23%)。MS(apci)m/z=288.2(M+H)。
【0418】
表2の化合物を、中間体P1に関して記載される方法により、4,4−ジメチル−3−
オキソペンタンニトリルを、適切なシアノケトンで代用し、および3−ヒドラジニル安息
香酸エチル塩酸塩を適切なヒドラジンで代用して調製した。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【0419】
中間体P101
【化103】
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2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシク
ロペンタ−[c]ピラゾール−3−アミン
ステップA:ジ−tert−ブチル1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)
ヒドラジン−1,2−ジカルボキシレートの調製:−78℃まで冷却した、エーテル(3
7.3mL)中の4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(1.93mL、18.6
mmol)溶液に、nBuLi(23.3mL、37.3mmol)を添加した。−78
℃で30分間撹拌した後、EtO(37.3mL、18.6mmol)中のジ−t−ブ
チルアゾジカルボキシレート(4.29g、18.6mmol)溶液を滴加した。1時間
後、反応混合物を−20℃まで温め、氷でクエンチした。周囲温度まで温めた後、混合物
を濾過し、EtOで漱いだ。得られた固体を、DCMと水の混合物中に取り込み、混合
物を相分離した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、白色固体の
、初回分の生成物を得た(1.64g、収率28%)。二度目の生成物を、40〜60%
ヘキサン/EtOAcで溶出する、シリカカラムクロマトグラフィーによる濾液から回収
した(0.51g、収率8.8%)。MS(apci)m/z=313.0(M+H)。
【0420】
ステップB:2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,4,5,6−テ
トラヒドロシクロペンタ−[c]ピラゾール−3−アミンの調製:EtOH(1.65m
L、0.330mmol)中のジ−tert−ブチル1−(1−メチル−1H−ピラゾー
ル−4−イル)ヒドラジン−1,2−ジカルボキシレート(103mg、0.330mm
ol)溶液に、濃塩酸(137μL、1.65mmol)を添加した。混合物を周囲温度
で5分間撹拌し、次いで氷浴中で冷却し、その後2−オキソシクロペンタンカルボニトリ
ル(36.0mg、0.330mmol)を添加した。5分間撹拌した後、反応混合物を
、周囲温度まで一晩温めた。反応混合物を濃縮し、水とDCMに分配した。相分離後、水
層を塩基性化し(pH10)、次いでDCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機
抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、0〜100
%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体
の生成物を得た(4.5mg、収率6.7%)。MS(apci)m/z=204.1(
M+H)。
【0421】
中間体P102
【化104】
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3−tert−ブチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾ
ール−5−アミン
ステップA:(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ヒドラジン塩酸塩の調製:ヘ
キサン(20.0mL)中のジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(2.00g、
20.0mmol)およびtert−ブチルヒドラジンカルボキシレート(2.64g、
20.0mmol)懸濁液を、2時間還流させた。冷却後、BH−THF複合物(20
.0mL、20.0mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。混合物を次いで
、ジオキサン(20.0mL、79.9mmol)中4NのHCl、その後3滴の水で処
理した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、EtOAcで漱いで、固体
の生成物を得た(2.39g、収率78.4%)。MS(apci)m/z=117.0
(M+H)。
【0422】
ステップB:3−tert−ブチル−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)
−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P1の調製に記載される方法により、3
−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りに(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル
)ヒドラジン二塩酸塩を使用して、黄色油状の生成物を得た(0.472g、収率99.
9%)。MS(apci)m/z=224.1(M+H)。
【0423】
中間体P103
【化105】
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2−(ピリジン−2−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾ
ール−3−アミン
ステップA:2−(2−(ピリジン−2−イル)ヒドラゾノ)シクロペンタン−カルボ
ニトリルの調製:MeOH(9.16mL)中の2−ヒドラジニルピリジン(0.200
g、1.83mmol)および2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.200g
、1.83mmol)溶液を、濃塩酸(0.764mL、9.16mmol)で処理し、
16時間還流させた。反応混合物を真空中で濃縮し、次いで水とDCMに分配した。相分
離後、水層をDCMで洗浄し、塩基性化し(飽和NaHCO、pH10)、DCMで抽
出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、1
00%EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得
た(0.289g、収率78.6%)。MS(apci)m/z=201.2(M+H)
【0424】
ステップB:2−(ピリジン−2−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール−3−アミンの調製:EtOH(6.06mL、1.21mmol)中
の2−(2−(ピリジン−2−イル)ヒドラゾノ)シクロペンタンカルボニトリル(0.
243g、1.21mmol)溶液を、6MのHCl(0.202mL、1.21mmo
l)で処理し、3日間還流させた。溶媒の除去後、未精製の残渣を水中で希釈し、塩基性
化し(飽和NaHCO、pH10)、DCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO
で乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、50%EtOAc/ヘキサンで溶出する
シリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.198g、収率81
.6%)。MS(apci)m/z=201.2(M+H)。
【0425】
中間体P104
【化106】
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2−(ピリジン−3−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾ
ール−3−アミン
中間体P103に関して上述した方法により、2−ヒドラジニルピリジンの代りに3−
ヒドラジニルピリジンを使用して調製し、表題生成物を得た。MS(apci)m/z=
201.1(M+H)。
【0426】
中間体P105
【化107】
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6,6−ジメチル−2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピ
ラゾール−3−アミン
ステップA:5−クロロ−2,2−ジメチルペンタンニトリルの調製:イソブチロニト
リル(1.38g、20.0mmol)および1−ブロモ−3−クロロプロパン(3.4
6g、22.0mmol)を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(20.0mL
、20.0mmol)1M溶液に、撹拌しながら順次添加した。70℃で16時間撹拌し
た後、反応混合物を水でクエンチし、次いでDCMで抽出した。合わせた有機層をMgS
で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、5−クロロ−2,2−ジメチルペンタンニト
リルを得た(2.91g、収率100%)。H NMR(CDCl) δ 3.57
−3.61(m、2H)、1.94−2.02(m、2H)、1.67−1.72(m、
2H)、1.37(s、6H)。
【0427】
ステップB:2,2−ジメチルヘキサンジニトリルの調製:DMF(20.0mL)お
よび水(1mL)中の5−クロロ−2,2−ジメチルペンタンニトリル(2.91g、2
0.0mmol)およびNaCN(1.57g、32.0mmol)懸濁液を、100℃
で16時間加熱した。冷却後、反応混合物を水で希釈し、30分間還流させ、次いで冷却
し、水中に注ぎ入れ、3時間撹拌した。次いで溶液をEtOで抽出した。合わせたEt
O抽出物をHOで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、生成物
を得た(2.20g、収率80.7%)。H NMR(CDCl) δ 2.42−
2.47(m、2H)、1.83−1.92(m、2H)、1.67−1.72(m、2
H)、1.39(s、6H)。
【0428】
ステップC:3,3−ジメチル−2−オキソシクロペンタンカルボニトリルの調製:ト
ルエン(18.4mL)中のKOtBu(0.511g、4.55mmol)懸濁液を、
2,2−ジメチルヘキサンジニトリル(1.00g、7.34mmol)のトルエン(2
.0mL)溶液で処理し、80℃で2時間加熱した。反応混合物を次いで周囲温度まで冷
却し、水でクエンチした。混合物を分離し、有機層を、2NのHCl(20mL)中で1
6時間撹拌した。混合物を分離し、有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で黄色
〜白色の固体になるまで濃縮した。未精製の固体を、10〜40%EtOAc/ヘキサン
で溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.250g
、収率24.8%)。H NMR(CDCl) δ 3.20−3.26(m、1H
)、2.38−2.47(m、1H)、2.14−2.25(m、1H)、1.97−2
.05(m、1H)、1.74−1.83(m、1H)、1.14(s、6H)。
【0429】
ステップD:6,6−ジメチル−2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロ
ペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により
、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および
4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに3,3−ジメチル−2−オキソ
シクロペンタンカルボニトリルを使用して調製し、黄色固体の生成物を得た(0.192
g、収率46.2%)。MS(apci)m/z=228.2(M+H)。
【0430】
中間体P106
【化108】
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7,7−ジメチル−2−フェニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール
−3−アミン
ステップA:2,2−ジメチルヘプタンジニトリルの調製:中間体P105、ステップ
AおよびBに関して記載される方法により、1−ブロモ−3−クロロプロパンの代りに1
−ブロモ−4−クロロブタンを使用して調製し、生成物を得た(2.21g、収率73.
7%)。H NMR(CDCl) δ 2.37−2.42(m、2H)、1.53
−1.77(m、6H)、1.36(s、6H)。
【0431】
ステップB:3,3−ジメチル−2−オキソシクロヘキサンカルボニトリルの調製:ト
ルエン(16.6mL)中のKOtBu(0.463g、4.13mmol)懸濁液を、
トルエン(2.0mL)中の2,2−ジメチルヘプタンジニトリル(1.00g、6.6
6mmol)溶液で処理し、80℃で48時間加熱した。周囲温度まで冷却した後、反応
混合物を水でクエンチし、相分離し、有機層を、2NのHCl(20mL)とともに16
時間撹拌した。相分離後、有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未
精製の物質を、10〜20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、生成物を得た(0.374g、収率37.2%)。H NMR(
CDCl) δ 3.72−3.78(m、1H)、2.42−2.50(m.1H)
、1.78−2.04(m、4H)、1.60−1.70(m、1H)、1.21(s、
3H)、1.16(s、3H)。
【0432】
ステップC:7,7−ジメチル−2−フェニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H
−インダゾール−3−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒ
ドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−
ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りに3,3−ジメチル−2−オキソシクロヘ
キサンカルボニトリルを使用して調製し、オフホワイト固体の生成物を得た(0.490
g、収率54.2%、純度66%)。MS(apci)m/z=242.2(M+H)。
【0433】
中間体P107
【化109】
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3−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:2,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの調製:THF(50m
L、7.83mmol)中のプロピオノニトリル(518mg、9.40mmol)溶液
に、N下、−78℃で、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(
7.83mL、7.83mmol)をゆっくりと添加した。30分間後、メチルイソブチ
レート(0.898mL、7.83mmol)を滴加し、反応混合物を0℃まで温めた。
黄色の沈殿が形成され、反応混合物を1時間撹拌し、次いでHO(50mL)で希釈し
て、固体を溶解させた。混合物をEtOで抽出し(25mL)、塩基性の水相を2Mの
HCl(5mL)で酸性化し、EtOで抽出した(2x50mL)。合わせた有機相を
ブライン(50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して生成物を得た(
421mg、収率42.9%)。
【0434】
ステップB:3−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エ
チル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソ
ペンタンニトリルの代りに、2,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリルを使用して
調製し、黄色シロップ状の生成物を得た(0.587g、収率81.1%)。MS(ap
ci)m/z=216.2(M+H)。
【0435】
中間体P108
【化110】
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2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−フロ[3,4−c]ピラゾール−3−アミン
ステップA:4−オキソテトラヒドロフラン−3−カルボニトリルの調製:0℃に冷却
したTHF(640.4mg、8.881mmol)中のKOtBu(996.6mg、
8.881mmol)懸濁液に、メチル2−ヒドロキシアセテート(675.7μL、8
.881mmol)を滴加し、10分間撹拌した。アクリロニトリル(589.1μL、
8.881mmol)を次いで添加し、反応物を周囲温度で撹拌した。3時間後、反応物
をHO(50mL)で希釈し、次いでEtOで抽出し(25mL)て、いかなる出発
エステルをも除去した。塩基性の水相を2MのHCl(5mL)で酸性化し、次いでEt
Oで抽出した(2x50mL)。合わせた有機相をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮
して、淡褐色の油を得た(446mg、収率45.2%)。H NMR(CDCl
δ 4.63(t、1H)、4.24(t、1H)、4.14(d、1H)、4.02
(d、1H)、3.57(t、1H)。
【0436】
ステップB:2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−フロ[3,4−c]ピラゾール
−3−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息
香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−
オキソペンタンニトリルの代りに4−オキソテトラヒドロフラン−3−カルボニトリルを
使用して調製し、赤みがかった褐色シロップ状の生成物を得た(182mg、収率22.
5%)。MS(apci)m/z=202.1(M+H)。
【0437】
中間体P109
【化111】
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3−(メトキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:4−メトキシ−3−オキソブタンニトリルの調製:THF(20mL、4
.803mmol)中のメチル2−メトキシアセテート(0.4753mL、4.803
mmol)溶液に、−78℃、N下で、アセトニトリル(0.3033mL、5.76
3mmol)を添加し、その後リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M
)(4.803mL、4.803mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物
を0℃まで温め、1時間撹拌した。反応混合物を次いでHO(25mL)で希釈し、E
Oで洗浄し(25mL)、次いで2MのHCl(1.5mL)で中和した。これをE
Oで抽出し(2x25mL)、合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、M
gSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(169mg、収率31.1%)。
H NMR(CDCl) δ 4.09(s、2H)、3.66(s、2H)、3.
46(s、3H)
【0438】
ステップB:3−(メトキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
の調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩
酸塩のかわりにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペン
タンニトリルの代りに4−メトキシ−3−オキソブタンニトリルを使用して調製し、淡黄
色の残渣として生成物を得た(6.0mg、収率2.0%)。MS(apci)m/z=
204.0(M+H)。
【0439】
中間体P110
【化112】
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3−(メトキシメチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、アセトニトリルをプロピオニトリルに置き
換えて調製し、橙色の残渣として生成物を得た。MS(apci)m/z=218.0(
M+H)。
【0440】
中間体P111
【化113】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン
−1−オール
ステップA:メチル3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,2−ジメチ
ル−プロパノエートの調製:メチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエート(
1.000g、7.567mmol)、TBDMS−Cl(1.140g、7.567m
mol)およびイミダゾール(0.5666g、8.323mmol)を、DMF(5m
L、7.567mmol)中に溶解し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物をHO(
25mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(2x25mL)。合わせた有機相をブライ
ン(25mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物を得た(1.
92g、収率103%)。H NMR(CDCl) δ 3.66(s、3H)、3
.57(s、2H)、1.15(s、6H)、0.87(s、9H)、0.02(s、6
H)。
【0441】
ステップB:5−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−4,4−ジメチル−3
−オキソペンタンニトリルの調製:中間体P109に記載される方法に従って、メチル2
−メトキシアセテートをメチル3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,2
−ジメチルプロパノエートに置き換えて調製し、淡黄色の残渣として生成物を得た。
NMR(CDCl) δ 3.70(s、2H)、3.55(s、2H)、1.15
(s、6H)、0.89(s、9H)、0.06(s、6H)。
【0442】
ステップC:2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−
メチルプロパン−1−オールの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒ
ドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用し、および4,4−
ジメチル−3−オキソペンタンニトリルの代りにメチル3−(tert−ブチルジメチル
シリルオキシ)−2,2−ジメチルプロパノエートを使用して調製し、黄色シロップ状の
生成物を得た(74mg、収率66%)。MS(apci)m/z=232.2(M+H
)。
【0443】
中間体P112
【化114】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メ
チルプロパン−1−オール
中間体P111に記載される方法に従って、アセトニトリルをプロピオニトリルに置き
換えて調製し、黄色の残渣として生成物を得た。MS(apci)m/z=246.2(
M+H)。
【0444】
中間体P113
【化115】
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3−(3−メトキシプロピル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−ア
ミン
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテ
ートをメチル4−メトキシブタノエ−トに置き換え、およびアセトニトリルをプロピオニ
トリルに置き換えて調製し、橙色〜褐色シロップ状の生成物を得た。MS(apci)m
/z=246.1(M+H)。
【0445】
中間体P114
【化116-1】
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1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン
ステップA:3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパン
ニトリルの調製:エチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(500
mg、3.24mmol)、トルエン(7.50mL、70.4mmol)、およびアセ
トニトリル(346μL、6.49mmol)溶液を、KOtBu(1092mg、9.
73mmol)で1度に処理して、濁った溶液を得た。反応物を周囲温度で1時間撹拌し
、HPLC分析により、反応完了と判定された。混合物を水(7.5mL)で処理し、1
分間撹拌し、次いで3MのHCl(3027μL、9.08mmol)で、pH5.5〜
6まで酸性化した。水層を酢酸エチル(3x5mL)で抽出し、合わせた有機抽出物を真
空中で濃縮して、黄色粘着性の油を得、それを高真空下において完全に固化させて、生成
物を得た(102mg、収率21.1%)。H NMR(CDCl) δ 8.02
(s、1H)、7.94(s、1H)、3.98(s、3H)、3.82(s、2H)
【0446】
ステップB:1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミ
ンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチル
塩酸塩の代りにメチルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペンタ
ンニトリルを3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニ
トリルに置き換えて調製し、象牙色固体の生成物を得た(45mg、収率44.6%)。
MS(apci)m/z=178.1(M+H)。
【0447】
中間体P115
【化116-2】
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4−クロロ−1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
アセトニトリル(2mL)中の1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(
表1;0.100g、0.425mmol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(0.0
568g、0.425mmol)を添加した。淡黄色の溶液を周囲温度で3時間撹拌し、
次いで真空中で濃縮し、20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、淡褐色油状の生成物を得た(0.10g、収率87%)。MS
(apci)m/z=270.0(M+H)。
【0448】
中間体P116
【化117】
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4−ブロモ−1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P115に関して記載される手順に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに
、N−ブロモ−スクシンイミドを使用して調製した。MS(apci)m/z=313.
9(M+H)。
【0449】
中間体P117
【化118】
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4−クロロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P115に関して記載される手順に従って、1,3−ジフェニル−1H−ピラゾ
ール−5−アミンの代りに3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを
使用して調製した。MS(apci)m/z=207.9(M+H)。
【0450】
中間体P118
【化119】
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4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P117に関して記載される手順に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに
N−ブロモ−スクシンイミドを使用して調製した。MS(apci)m/z=251.9
(M+H)。
【0451】
中間体P119
【化120】
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4−クロロ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P115に関して記載される手順に従って、1,3−ジフェニル−1H−ピラゾ
ール−5−アミンの代りに、1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
(表1)を使用して調製した。MS(apci)m/z=208.0(M+H)。
【0452】
中間体P120
【化121】
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4−ブロモ−1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P119に関して記載される手順に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに
、N−ブロモ−スクシンイミドを使用して調製した。MS(apci)m/z=251.
9(M+H)。
【0453】
中間体P121
【化122】
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1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:3−(4−(メチルチオ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリルの調
:ジオキサン(25.0mL、2.74mmol)中のNaH(鉱物油中60%)(1
54mg、3.84mmol)懸濁液に、アセトニトリル(0.217mL、4.12m
mol)を添加した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いでメチル4−(メチ
ルチオ)ベンゾエート(500mg、2.74mmol)で処理し、還流するまで15時
間加熱した。懸濁液を冷却し、次いで水(25mL)で希釈し、EtO(25mL)で
洗浄した。水層を2MのHCl(1.8mL)で中和し、EtOで抽出した(2x25
mL)。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し
、真空中で濃縮した。得られた残渣を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を得た(317mg、収率60.4%)。
H NMR(CDCl) δ 7.82(d、2H)、7.30(d、2H)、4.
02(s、2H)、2.54(s、3H)。
【0454】
ステップB:1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−
5−アミンの調製:中間体P1に記載される方法により、3−ヒドラジニル安息香酸エチ
ル塩酸塩の代りにメチルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−オキソペン
タンニトリルの代りに3−(4−(メチルチオ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリ
ルを使用して調製し、黄色固体の生成物を得た(0.307g、収率96.7%)。MS
(apci)m/z=220.0(M+H)。
【0455】
中間体P122
【化123】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルプロパン
ニトリル
中間体P121の手順に従って、ステップAのメチル4−(メチルチオ)ベンゾエート
の代りにエチル2−シアノ−2−メチルプロパノエートを使用し、およびステップBのメ
チルヒドラジンの代りにフェニルヒドラジン塩酸塩を使用して調製した。MS(apci
)m/z=227.1(M+H)。
【0456】
中間体P123
【化124】
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3−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−
アミン
ステップA:3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−オキソプロパンニトリル
の調製:中間体P121に関して記載される手順に従って、ステップAのメチル4−(メ
チルチオ)ベンゾエートの代りにメチル4−(ベンジルオキシ)ベンゾエートを使用して
調製した。H NMR(CDCl) δ 7.90(d、2H)、7.42(m、4
H)、7.37(m、1H)、7.05(d、2H)、5.16(s、2H)、4.00
(s、2H)。
【0457】
ステップB:3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾー
ル−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、3−ヒドラジニル安
息香酸エチル塩酸塩の代りにメチルヒドラジンを使用し、および4,4−ジメチル−3−
オキソペンタンニトリルの代りに3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−3−オキソ
プロパンニトリルを使用して調製し、黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z
=280.1(M+H)。
【0458】
ステップC:4−(5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノー
ルの調製:EtOH(5.0mL)中の3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)−1−
メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(47mg、0.17mmol)溶液に、5%P
d/C(9.0mg、0.0084mmol)を添加し、水素バルーン下で17時間撹拌
した。反応混合物をセライト(登録商標)で濾過し、EtOHで漱ぎ、真空中で濃縮して
、生成物を得た(28mg、収率88%)。MS(apci)m/z=190.1(M+
H)。
【0459】
ステップD:3−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−1−メチル−1H−ピ
ラゾール−5−アミンの調製:DMSO(0.50mL、7.0mmol)中の4−(5
−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノール(14mg、0.07
4mmol)溶液に、CsCO(48mg、0.15mmol)および1−ブロモ−
2−メトキシエタン(9.7μL、0.10mmol)を添加した。反応混合物を16時
間撹拌し、次いで水(10mL)で希釈し、DCMで抽出した(3x10mL)。合わせ
た有機抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して
、粗生成物を得た(22mg、収率120%)。粗生成物を精製せずに、その後のステッ
プで使用した。MS(apci)m/z=248.0(M+H)。
【0460】
中間体P124
【化125】
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1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン
中間体P114に関して記載される手順に従って、ステップBのメチルヒドラジンの代
りに、フェニルヒドラジンを使用して調製した。MS(apci)m/z=240.0(
M+H)。
【0461】
中間体P125
【化126】
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4−メトキシ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P121の手順に従って、ステップAの、メチル4−(メチルチオ)ベンゾエー
トの代りに酢酸エチルを使用し、およびアセトニトリルの代りに2−メトキシアセトニト
リルを使用し、およびステップBの、メチルヒドラジンの代りにフェニルヒドラジン塩酸
塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=204.0(M+H)。
【0462】
中間体P126
【化127】
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(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール
中間体P112の手順に従って、ステップAのメチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチ
ルプロパノエートの代りに、エチル2−ヒドロキシアセテートを使用して調製した。MS
(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0463】
中間体P127
【化128】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノー

中間体P112の手順に従って、ステップAのメチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル
プロパノエートの代りにメチル3−ヒドロキシプロパノエートを使用して調製した。MS
(apci)m/z=218.0(M+H)。
【0464】
中間体P128
【化129】
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3−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミ

ステップA:5−メトキシ−2−メチル−3−オキソペンタンニトリルの調製:THF
(25mL、4.23mmol)中のNaNH(トルエン中50重量%懸濁液)(33
0mg、4.23mmol)懸濁液に、N下、−78℃で、プロピオノニトリル(0.
448mL、6.35mmol)を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。メチル3−
メトキシプロパノエート(0.495mL、4.23mmol)を添加し、反応混合物を
−78℃で1時間撹拌し、次いで0℃で2.5時間撹拌した。反応混合物をHO(25
mL)で希釈し、EtO(25mL)で洗浄した。塩基性の水相を2MのHCl(1.
6mL)で中和し、次いでEtOで抽出した(3x25mL)。合わせた有機相をブラ
イン(25mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、淡い緑色がかった
油状の粗生成物を得た(171mg)。未精製の混合物を、次のステップで直接使用した
【0465】
ステップB:3−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−アミンの調製:中間体P1に関して記載される方法により、4,4−ジメチル
−3−オキソペンタンニトリルの代りに5−メトキシ−2−メチル−3−オキソペンタン
ニトリルを使用し、および3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩酸塩の代りにフェニルヒド
ラジン塩酸塩を使用して調製し、黄色固体の生成物を得た(56mg、収率20%)。M
S(apci)m/z=232.0(M+H)。
【0466】
中間体129
【化130】
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フェニル(5−オキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c
]ピラゾール−3−イル)カルバメート
フェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−
3−イルカルバメート(中間体P130、ステップB;50mg、0.15mmol)の
THF(4mL)溶液を、外部のドライアイス/MeCN浴で−50℃まで冷却し、3−
クロロベンゾペルオキソ酸(33mg、0.13mmol)のTHF(2mL)溶液で処
理した。1時間撹拌した後、混合物をNaおよび水でクエンチし、EtOAc
で抽出し、NaHCOおよびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮し
て生成物を得、それを次のステップで、さらに精製することなく直接使用した。MS(a
pci)m/z=354.1(M+H)。
【0467】
中間体P130
【化131】
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フェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,
4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメート
ステップA:2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾー
ル−3−アミンの調製:無水EtOH(40mL)中の4−オキソテトラヒドロチオフェ
ン−3−カルボニトリル(1.00g、7.86mmol)およびフェニルヒドラジン塩
酸塩(1.25g、8.65mmol)懸濁液を2時間還流させた。溶媒を減圧下で除去
した後、白色固体の残渣を1NのNaOH(40mL)で摩砕した。固体を濾過により回
収し、0.1NのNaOH、水、およびヘキサン(それぞれ、約10mL)で洗浄し、次
いで高真空で乾燥して、白色固体の生成物を得た(1.6g、収率95%)。MS(ap
ci pos)m/z=218.1(M+H)。
【0468】
ステップB:フェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]
ピラゾール−3−イルカルバメートの調製。EtOAc(10mL)中の2−フェニル−
4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−アミン(500mg、
2.30mmol)懸濁液に、NaOH(2M水溶液、2.3mL、4.60mmol)
を添加し、その後フェニルカルボノクロリデート(0.400mL、3.22mmol)
を滴加した。周囲温度で2時間撹拌した後、もう1回分のフェニルカルボノクロリデート
(0.16mL、1.3mmol)を滴加し、反応物を周囲温度で15時間撹拌した。反
応混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、相分離した。有機相をHO、ブライン(
各25mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質
を、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製
して、白色固体の生成物を得た(0.5g、収率64%)。MS(apci pos)m
/z=338.1(M+H)。
【0469】
ステップC:フェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H
−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメートの調製。DCM(1.5m
L)中のフェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾ
ール−3−イルカルバメート(50mg、0.15mmol)の濁った溶液に、0℃で、
MCPBA(91mg、0.37mmol、70〜75%水錯体)を添加し、混合物を周
囲温度で10分間撹拌した。混合物を次いでDCM(3mL)で希釈し、NaHCO
和水溶液(3×2mL)およびNa飽和水溶液(3×2mL)で洗浄した。有
機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、淡黄色がかった泡沫状固体の表
題生成物を得た(31mg、収率57%、95%純粋)。MS(apci pos)m/
z=371.0(M+H)。
【0470】
中間体P131
【化132】
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3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−
5−アミン
ステップA:メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−カルボキシレート:iPr
OH(10mL)中のメチル6−アミノピコリネート(1.52g、10.0mmol)
懸濁液に、2−クロロアセトアルデヒド(2.57mL、20.0mmol)を添加し、
混合物を周囲温度で30分間撹拌した。得られた溶液を70℃で16時間加熱し、次いで
周囲温度まで冷却し、真空中で濃縮した。残渣をHO(40mL)で希釈し、1MのK
COでpH=10になるまで処理した。混合物をEtOAc(3x)で抽出し、合わ
せた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO/活性炭で乾燥した。乾燥した溶液を、
溶出にEtOAcを使用する、MgSO層で蓋をしたSiOプラグを通して溶出した
。溶液を濃縮して、クリーム色〜白色固体の表題化合物を得た(1.73g、収率98.
2%)。MS(apci)m/z=177.0(M+H)。
【0471】
ステップB:3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−3−オキソプロパ
ンニトリル:無水THF中のLiHMDS(3.15mL、3.15mmol)1M溶液
を、−78℃まで冷却し、アセトニトリル(0.172mL、3.30mmol)を1分
間に渡り滴加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、無水THF(2.0mL)中のメ
チルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−カルボキシレート(0.529g、3.00
mmol)溶液を添加した。混合物が周囲温度に達するようにし、2.5時間撹拌した。
混合物を冷却したHO(30mL)中に注ぎ入れ、得られた水溶液をEtOで抽出し
た(3x)。水性部分を0℃まで冷却し、6MのHClを、pH=6になるまでゆっくり
と添加した。得られた黄色の懸濁液を濾過し、回収した固体をHOおよびEtOAcで
洗浄した。固体を真空で乾燥し、黄色固体の表題化合物を得た(317mg、収率57.
1%)。MS(apci)m/z=186.0(M+H)。
【0472】
ステップC:3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−1−メチル−1H
−ピラゾール−5−アミン:無水EtOH(4mL)中の3−(イミダゾ[1,2−a]
ピリジン−5−イル)−3−オキソプロパンニトリル(229mg、1.24mmol)
懸濁液に、メチルヒドラジン(78.1μL、1.45mmol)を添加し、得られた溶
液を周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物を還流で5時間加熱し、追加のメチルヒドラ
ジン(200μL)を添加した。混合物を還流で15時間加熱し、周囲温度まで冷却し、
濃縮した。残った淡黄褐色の固体を、5%MeOH/CHCl中に溶解し、5%Me
OH/CHClで溶出する、SiOプラグを通して溶出した。溶出剤を濃縮し、残
った黄色の固体をMTBEで洗浄し、真空で乾燥して、淡黄色粉末の表題化合物を得た(
150mg、収率56.9%)。MS(apci)m/z=214.0(M+H)。
【0473】
中間体P132
【化133】
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1−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:3−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)プロパンニトリルの調製:ジオ
キサン(15mL)中のNaH(鉱物油中60%、81.1mg、2.03mmol)懸
濁液に、アセトニトリル(0.114mL、2.17mmol)、その後メチルピラジン
−2−カルボキシレート(200mg、1.45mmol)を添加し、反応物を還流する
まで2.5時間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、HO(25mL)で希釈
し、EtOで抽出した(25mL)。水相を2MのHCl(0.7mL)水溶液で中和
し、次いで10%MeOH/DCM(3x25mL)で抽出した。合わせた有機相をブラ
インで洗浄し(25mL)、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、橙色シロップ状の
粗生成物を得た(134mg、収率62.9%)。H NMR(CDCl) δ 9
.32(d、1H)、8.87(d、1H)、8.68(dd、1H)、4.34(s、
2H)。
【0474】
ステップB:1−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミ
ンの調製:EtOH(5mL)中の3−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)プロパンニ
トリル(67.0mg、0.455mmol)懸濁液に、メチルヒドラジン(0.024
mL、0.455mmol)を添加した。反応混合物を15時間還流させ、次いで真空中
で濃縮した。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、褐色の残渣として生成物を得た(33mg、収率41%)。MS
(apci)m/z=176.2(M+H)。
【0475】
中間体P133
【化134】
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1−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P107に関して記載される方法により、ステップAのメチルイソブチレートの
代りにメチル5−メチルピラジン−2−カルボキシレートを使用し、およびプロピオニト
リルの代りにアセトニトリルを使用して調製し、3−(5−メチルピラジン−2−イル)
−3−オキソプロパンニトリルを得た。ステップBで、フェニルヒドラジンをメチルヒド
ラジンに置き換えて、表題ピラゾールを得た。MS(apci)m/z=190.2(M
+H)。
【0476】
中間体P134
【化135】
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1,4−ジメチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ア
ミン
中間体P107に関して記載される方法により、ステップAのメチルイソブチレートの
代りにメチル5−メチルピラジン−2−カルボキシレートを使用して調製し、2−メチル
−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−3−オキソプロパンニトリルを得た。ステッ
プBで、フェニルヒドラジンをメチルヒドラジンに置き換えて、表題化合物を得た。MS
(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0477】
中間体P135
【化136】
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3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)
−オンの調製:ジオキサン(10mL)中のエチル2−シアノプロパノエート(5.0g
、46mmol)およびフェニルヒドラジン(5.9g、46mmol)混合物を、11
0℃で17時間加熱した。未精製の物質を周囲温度まで冷却し、濃縮し、冷EtOHおよ
びEtOで摩砕した。得られた固体を濾過し、EtOで洗浄し、真空下で乾燥して、
白色固体の生成物を得た(3.4g、収率39%)。MS(apci)m/z=190.
0(M−H)。
【0478】
ステップB:3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミ
ンの調製:DMF(100mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−3(2H)−オン(10.0g、52.9mmol)懸濁液に、KCO
14.6g、106mmol)およびブロモエタン(4.34mL、58.1)を、周囲
温度で添加した。17時間撹拌した後、反応混合物をEtOAcで処理し、水(3x、N
−アルキル化生成物を得るために)およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過
し、濃縮して生成物を得た(5.35g、収率47%)。MS(apci)m/z=21
8.1(M+H)。
【0479】
表3の化合物を、中間体P135に関して記載される方法により、ブロモエタンの代り
に適切なハロゲン化アルキルまたはアルキルメタンスルホネートを使用して調製した。
【表3-1】
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【表3-2】
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【0480】
中間体P136
【化137】
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3−(ベンジルオキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:5−アミノ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)
−オンの調製:EtOH(10mL)中のエチル2−シアノ−2−フェニルアセテート(
2.56g、13.3mmol)懸濁液に、メチルヒドラジン(1.09mL、19.9
mmol)を滴加した。反応物を85℃で15時間加熱した。反応混合物を0℃まで冷却
し、濾過した。得られた固体を、冷EtOH(20mL)およびEtO(20mL)で
洗浄して、所望の生成物を得た(2.10g、収率83.7%)。MS(apci)m/
z=190.2(M+H)
【0481】
ステップB:3−(ベンジルオキシ)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンの
調製:DMF(4mL)中の5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3(2H)−
オン(0.35g、3.1mmol)、塩化ベンジル(0.43g、3.4mmol)、
およびKCO(1.3g、9.3mmol)懸濁液を,70℃で17時間加熱した。
冷却後、反応混合物をEtOAcで処理し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾
燥し、真空中で濃縮した。粗生成物を、2〜6%MeOH/DCMで溶出するシリカカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(0.16g、収率25%)。M
S(apci)m/z=204.0(M+H)。
【0482】
中間体P137
【化138】
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3−メトキシ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
DMF(5mL)中の5−アミノ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−3
(2H)−オン(中間体P136の調製のステップA;208mg、1.10mmol)
およびKCO(456mg、3.30mmol)の懸濁液に、ヨードメタン(172
mg、1.21mmol)を滴加した。反応混合物を15時間撹拌した。溶媒を減圧下で
除去し、残渣を、33%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、表題ピラゾールを得た(66.0mg、収率30.4%)。MS(ap
ci)m/z=204.1(M+H)。
【0483】
中間体P138
【化139】
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3−エトキシ−1−メチル−4−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P137に記載される通りにして、ステップBのヨードメタンをヨードエタンに
置き換えて調製し、表題化合物を得た。MS(apci)m/z=218.2(M+H)
【0484】
中間体P139
【化140】
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3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体135に関して記載される手順に従って、ステップAのエチル−2−シアノプロ
パノエートの代りにエチル−2−シアノアセテートを使用して調製した。MS(apci
)m/z=204.0(M+H)。
【0485】
以下の表の化合物を、中間体P135に関して記載される方法により、ブロモエタンの
代りに適切なハロゲン化アルキル、アルキルメタンスルホネートまたはエポキシドを使用
して調製した。
【表1C-1】
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【表1C-2】
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【0486】
中間体151
【化141】
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1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾー
ル]−5−アミン
ステップA:メチル1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシレ
ートの調製:DMF(20mL)中のNaH(60%油分散物、0.346g、8.66
mmol)撹拌懸濁液に、DMF(20mL)中のメチル1H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−カルボキシレート(1.00g、7.87mmol)溶液を、0℃、窒素下で滴
加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。MeI(0.982mL、15.7mmo
l)を滴加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応物を冷水中に注ぎ入れ、E
tOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(3:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、白色固体の
表題化合物を得た(0.380g、収率34%)。MS(apci)m/z=142.1
(M+H)。
【0487】
ステップB:1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4
’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:中間体P109に記載される方法に従って、ス
テップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りにメチル1−メチル−1H−1,2,
4−トリアゾール−3−カルボキシレートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロ
ピオニトリルを使用して調製した。MS(apci)m/z=255.1(M+H)。
【0488】
中間体152
【化142】
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1’−(2−メトキシエチル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’
−ビピラゾール]−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテ
ートの代りに、エチル1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシ
レートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。
【0489】
中間体153
【化143】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニトリル
6NのHCl(22mL)中のアニリン(2.02g、21.7mmol)撹拌溶液に
、水(20mL)中のNaNO(1.50g、21.7mmol)溶液を、0〜5℃で
滴加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。酢酸(10mL)を添加した。この溶
液を、酢酸(12mL)および水(18mL)中のエチル2,3−ジシアノブタノエ−ト
(Bioorganic & Medicinal Chemistry, 2004, 12, 3345 - 3356に記載される手
順に従って調製した;3.60g、21.7mmol)撹拌溶液に、0℃で滴加した。1
時間撹拌した後、濃水酸化アンモニウム(50mL)を滴加し、その後THF(50mL
)を滴加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌した。有機層を分離した。水層をEtOAc
で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル
上のフラッシュクロマトグラフィー(3:1 ヘキサン/EtOAc)により精製し、表
題化合物を得た(2.95g、収率69%)。MS(apci)m/z=198.9(M
+H)。
【0490】
中間体154
【化144】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール
−1’−イル)エタノール
ステップA:エチル1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル
)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:実施例556に記載される方法に
従って、ステップAの、1−ブロモ−2−メトキシエタンを(2−ブロモエトキシ)(t
ert−ブチル)ジメチルシランに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=29
8.9(M+H)。
【0491】
ステップB:2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’
−ビピラゾール−1’−イル)エタノールの調製:中間体P109に記載される方法に従
って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りにエチル1−(2−((te
rt−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシレ
ートを使用し、およびアセトニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。M
S(apci)m/z=283.9(M+H)。
【0492】
中間体155
【化145】
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4−メチル−3−(2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:エチル2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキシレ
ートの調製:アセトニトリル(40mL)中のエチル2H−1,2,3−トリアゾール−
4−カルボキシレート(2.00g、14.2mmol)、KCO(3.53g、2
5.5mmol)およびヨウ化メチル(3.54mL、56.7mmol)混合物を、5
0℃、窒素下で、一晩撹拌した。周囲温度まで冷却した後、セライト(登録商標)で混合
物を濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグ
ラフィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製し、表題化合物を得た(0.78
0g、収率35%)。MS(apci)m/z=156.0(M+H)。
【0493】
ステップB:4−メチル−3−(2−メチル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−
イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P109に記載さ
れる方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテートの代りにエチル2−メ
チル−2H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキシレートを使用し、およびアセト
ニトリルの代りにプロピオニトリルを使用して調製した。MS(apci)m/z=25
4.9(M+H)。
【0494】
中間体156
【化146】
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3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
MeCN(20mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA、1.00g、5.29mmol)撹
拌溶液に、POBr(2.27g、7.93mmol)を添加した。反応混合物を還流
で3時間加熱した。反応物を真空中で濃縮した。残渣をにDCM中に溶解した。飽和Na
HCO水溶液を注意深く添加した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブライ
ンで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(
1:2 ヘキサン/EtOAc)により精製して、表題化合物を得た(0.23g、収率
17%)。MS(apci)m/z=251.8(M+H)。
【0495】
中間体157
【化147】
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3−アミノ−5−メチル−2−フェニル−4,5−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾ
ール−6(2H)−オン
ステップA:エチル5−アミノ−4−((メチルアミノ)メチル)−1−フェニル−1
H−ピラゾール−3−カルボキシレートの調製:DCM(3mL)中のエチル5−アミノ
−4−ホルミル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(J. Hetero
cyclic Chemistry, 2010, 47, p. 287-291に記載される手順に従って調製した、1
42mg、0.548mmol)撹拌溶液に、THF(0.822mL、1.64mmo
l)中の2.0MのMeNHを添加した。2滴の酢酸を添加した。反応混合物を周囲温
度で一晩撹拌した。MeOH(0.4mL)を添加し、その後NaBH(31mg、0
.82mmol)を何度かに分けて添加した。反応物、水をゆっくり添加することにより
クエンチした。混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し
、濃縮した。粗生成物を、次のステップでさらに精製することなく使用した。MS(ap
ci)m/z=275.0(M+H)。
【0496】
ステップB:3−アミノ−5−メチル−2−フェニル−4,5−ジヒドロピロロ[3,
4−c]ピラゾール−6(2H)−オンの調製:MeOH(0.5mL)およびTHF(
0.5mL)中のエチル5−アミノ−4−((メチルアミノ)メチル)−1−フェニル−
1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(未精製の、65mg、0.24mmol)撹
拌溶液に、2NのNaOH(0.24mL、0.47mmol)添加した。反応混合物を
周囲温度で4時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣に水を添加した。1NのHCl
を使用して、pHを4〜5に調製した。水を減圧下で蒸発させた。未精製の酸(58mg
)を、DMF(3mL)中に溶解した。EtN(66μL、0.47mmol)を添加
し、その後EDCI(90mg、0.47mmol)およびHOBt(32mg、0.2
4mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌し、次いでEtOAcと水に
分配した。水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、
乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中2%
MeOH)により精製して、白色固体の表題化合物を得た(15mg、28%)。MS(
apci)m/z=228.9(M+H)。
【0497】
中間体158
【化148】
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3−メチル−4−(メチルチオ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテ
ートを酢酸エチルに置き換え、およびアセトニトリルを2−(メチルチオ)アセトニトリ
ルに置き換えて調製し、褐色油状の生成物を得た。MS(apci)m/z=220.1
(M+H)。
【0498】
中間体159
【化149】
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2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,2
−ジフルオロエタノール
中間体P111に記載される方法に従って、アセトニトリルをプロピオニトリルに置き
換え、およびメチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノエートをエチル2,2−
ジフルオロ−3−ヒドロキシプロパノエートに置き換えて調製し、淡黄色固体の生成物を
得た。MS(apci)m/z=254.1(M+H)。
【0499】
中間体160
【化150】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,2−ジフルオロ
エタノール
中間体P111に記載される方法に従って、メチル3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル
プロパノエートをエチル2,2−ジフルオロ−3−ヒドロキシプロパノエートに置き換え
て調製し、淡黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z=240.0(M+H)
【0500】
中間体161
【化151】
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2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノール
中間体P111に記載される方法に従って、ステップAの、メチル3−ヒドロキシ−2
,2−ジメチルプロパノエートをメチル3−ヒドロキシプロパノエートに置き換えて調製
した。MS(apci)m/z=204.1(M+H)。
【0501】
中間体162
【化152】
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1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メ
チルプロパン−2−オール
ステップA:エチル3−ヒドロキシ−3−メチルブタノエ−トの調製:下、−78
℃に冷却したTHF(100mL)中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(TH
F中1M)(100mL、100mmol)溶液に、酢酸エチル(9.74mL、100
mmol)を添加した。反応混合物を30分間撹拌し、次いでアセトン(8.81mL、
120mmol)を添加した。反応混合物を10分間撹拌し、次いでHCl(2M水溶液
、70mL、140mmol)でクエンチし、周囲温度まで昇温させた。反応混合物をE
tOAc(2x150mL)で抽出した。有機相をまとめ、飽和水性NaHCO(2x
50mL)で洗浄し、乾燥した(MgSO)、濾過し、濃縮して、黄色油状の生成物を
得た(収率12.8g、88%)。H NMR(CDCl) δ 4.18(q、3
H)、2.49(s、2H)、1.29(m、9H)。
【0502】
ステップB:5−ヒドロキシ−5−メチル−3−オキソヘキサンニトリルの調製:
下、−78℃のTHF(100mL)中のプロピオニトリル(1.77mL、30.5m
mol)溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M)(27.9
mL、27.9mmol)を添加した。1時間撹拌し、次いでエチル3−ヒドロキシ−3
−メチルブタノエ−ト(1.86g、12.7mmol)を添加した。反応混合物を−7
8℃で1時間撹拌し、次いで0℃で1.5時間撹拌し、次いでHO(100mL)で希
釈し、EtOで抽出した(50mL)。相を分離し、塩基性の水相をHCl(6M水溶
液、4.5mL)で中和し、次いでEtOで抽出した(3x75mL)。合わせた有機
相をブライン(75mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮して、淡黄色
油状の生成物を得た。(1.24g、収率63%)。H NMR(CDCl) δ
3.54(m、1H)、2.89(s、2H)、1.50(d、3H)、1.32(s、
3H)、1.31(s、3H)。
【0503】
ステップC:1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−
イル)−2−メチルプロパン−2−オールの調製:EtOH(25mL)中のフェニルヒ
ドラジン(0.793mL、7.99mmol)およびHCl(iPrOH中5〜6M、
1.60mL、7.99mmol)懸濁液に、EtOH(25mL)中の5−ヒドロキシ
−2,5−ジメチル−3−オキソヘキサンニトリル(1.24g、7.99mmol)溶
液を添加した。反応混合物を17時間還流させ、次いで周囲温度まで冷却し、NaHCO
飽和水溶液(10mL)で希釈し、10:90 MeOH/DCM(3x25mL)で
抽出し、合わせた有機相を乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。0〜75%アセト
ン/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、橙色油状の表
題化合物を得た(1.13g、収率58%)。MS(apci)m/z=246.1(M
+H)。
【0504】
以下のピラゾール中間体を、中間体162の調製の、ステップBおよびCで使用される
方法に従って、適切な出発物質を使用して調製した。中間体168および169の調製に
おいて、出発材料(オークウッド社(Oakwood)から購入)は、シスおよびトランスジア
ステレオマーの混合物であった
【表1D】
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【0505】
中間体170
【化153】
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エチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレー

中間体P109に記載される方法に従って、ステップAの、メチル2−メトキシアセテ
ートをジエチルオキサレートに置き換え、およびアセトニトリルをプロピオニトリルに置
き換えて調製し、黄色固体の生成物を得た。MS(apci)m/z=246.1(M+
H)。
【0506】
中間体171
【化154】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
THF(12mL)およびMeOH(6mL)中のエチル5−アミノ−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(中間体170、1.52mg、
6.21mmol)溶液に、LiOH(2M水溶液、9.31mL、18.6mmol)
を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いで減圧下で部分的に濃縮し、
次いで6MのHCl(3.2mL)で中和し、10:90 MeOH/DCM(3x25
mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(50mL)、乾燥し(MgS
)、濾過し、濃縮して、黄色固体の表題化合物を得た(1.3g、収率96%)。M
S(apci)m/z=218.1(M+H)。
【0507】
中間体172
【化155】
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5−アミノ−N,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
アセトニトリル(10mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−3−カルボン酸(中間体171、223mg、1.02mmol)溶液に、DI
EA(0.71mL、4.10mmol)、メタンアミン塩酸塩(138mg、2.05
mmol)、DMF(2mL)、次いでHATU(428mg、1.13mmol)を添
加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いで減圧下で部分的に濃縮した。混
合物を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより
精製し、淡黄色固体の表題化合物を得た(182mg、収率77%)。MS(apci)
m/z=231.1(M+H)。
【0508】
中間体173
【化156】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
濃HSO(0.5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−3−カルボニトリル(150mg、0.757mmol)溶液を、周囲温度で1
7時間撹拌した。反応混合物を冷却し、NaOH水溶液(2M、11mL)の添加により
中和し、次いで10%MeOH/DCM(5x10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物
をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、白色固体の表
題化合物を得た(151mg、収率95%)。MS(apci)m/z=239.1(M
+Na)。
【0509】
中間体174
【化157】
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エチル5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレ
ート
ステップA:ジエチル2−シアノマロネートの調製:THF(100mL)中のNaH
(鉱物油中60重量%、499mg、12.49mmol)懸濁液に、N下、0℃で、
マロン酸ジエチル(1.90mL、12.49mmol)を添加した。氷浴を取り除き、
反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、臭化シアン(MeCN
中5M、2.5mL、12.49mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時
間撹拌し、次いでHO(50mL)で希釈し、EtO(50mL)で抽出した。水相
をHCl(2M水溶液、3mL)で中和し、次いでDCM(2x50mL)で抽出した。
合わせたDCM抽出物を乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮して、黄色油状の生成物を
得た(837mg、収率36%)。1H NMR(CDCl) δ 4.46(s、1
H)、4.35(q、4H)、1.35(t、6H)。
【0510】
ステップB:エチル5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4
−カルボキシレートの調製:中間体P135に記載される方法に従って、ステップAの、
エチル2−シアノプロパノエートをジエチル2−シアノマロネートに置き換えて調製し、
褐色シロップ状の生成物を得た(400mg、収率32%)。MS(apci)m/z=
276.1(M+H)。
【0511】
中間体175
【化158】
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4−メチル−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:N’−アセチル−5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−3−カルボヒドラジドの調製:DCM(5mL)およびDIEA(0.149mL
、0.856mmol)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3−カルボン酸(中間体171、93mg、0.428mmol)溶液に、イソブチル
カルボノクロリデート(0.061mL、0.471mmol)を添加した。反応混合物
を周囲温度で1時間撹拌し、次いでアセトヒドラジド(48mg、0.642mmol)
を添加した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いでHO(10mL)で希釈
し、DCM(2x10mL)で抽出し、乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し
て、淡黄色固体の生成物を得た(119mg、収率101%)。MS(apci)m/z
=274.1(M+H)。
【0512】
ステップB:4−メチル−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イ
ル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:N’−アセチル−5−アミ
ノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド(117mg
、0.428mmol)およびPOCl(0.5mL)混合物を、圧力管中、90℃ま
で1時間加熱した。反応混合物を、EtOAc(5mL)とともに分液漏斗に移し、次い
でNaHCO飽和水溶液(20mL)で希釈し、EtOAc(2x15mL)で抽出し
、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣を、0〜75%アセトン/ヘキサンで
溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体の表題化合物を得た(
19.6mg、収率18%)。MS(apci)m/z=256.1(M+H)。
【0513】
中間体176
【化159】
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4−メチル−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−アミン
THF(5mL)中のNaH(鉱物油中60%、36mg、0.897mmol)懸濁
液に、N下、N−ヒドロキシアセトイミドアミド(66mg、0.897mmol)を
添加した。反応混合物を還流するまで1時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、エチル
5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(中
間体170、200mg、0.815mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで
18時間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、追加のNaH(鉱物油中60%、18mg
、0.449mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで4時間加熱し、次いでH
O(10mL)で希釈し、DCM(2x15mL)で抽出し、合わせた有機抽出物を乾
燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、0〜50%アセトン/ヘキサ
ンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、橙色固体の表題化合物を得
た(84mg、収率40%)。MS(apci)m/z=256.1(M+H)。
【0514】
中間体177
【化160】
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3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−アミン
中間体176に記載される方法に従って、エチル5−アミノ−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレートを、エチル5−アミノ−1−フェニル−1
H−ピラゾール−3−カルボキシレート(ナンジンケムリンケミカル社(Nanjing Cheml
in Chemical Co.)に置き換えて調製し、黄褐色固体の生成物を得た(83mg、収率
53%)。MS(apci)m/z=242.1(M+H)。
【0515】
中間体178
【化161】
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4−メチル−1−フェニル−3−(3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジ
アゾ−ル−5−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:2,2,2−トリフルオロ−N’−ヒドロキシアセトイミドアミドの調製
MeOH(100mL)中の塩酸ヒドロキシルアミン(5.45g、78.4mmol
)懸濁液に、NaOMe(MeOH中25重量%溶液、17.9mL、78.4mmol
)を添加し、混合物を周囲温度で10分間撹拌し、次いで濾過し、固体をMeOHで洗浄
した。濾液を0℃まで冷却し、次いで2,2,2−トリフルオロアセトニトリル(7.4
5g、78.4mmol)ガスを、30分間に渡り、溶液中にバブリングした。次いで反
応混合物を、周囲温度まで19時間昇温させた。溶液を減圧下で50mLまで濃縮し、固
体を濾過した。濾液を濃縮し、冷MeOH中に再懸濁し、濾過した。濾液を濃縮し、再度
冷MeOH中に再懸濁し、濾過した。濾液を濃縮し、蝋様白色固体の生成物を得た。(6
.7g、収率67%)。H NMR(CDCN) δ 8.32(s、1H)、5.
25(brs、2H)。19F NMR(CDCN) δ −71.8 (s)。
【0516】
ステップB:4−メチル−1−フェニル−3−(3−(トリフルオロメチル)−1,2
,4−オキサジアゾ−ル−5−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:THF(
5mL、0.815mmol)中のNaH(鉱物油中60%、356mg、0.897m
mol)懸濁液に、N下、2,2,2−トリフルオロ−N’−ヒドロキシアセトイミド
アミド(115mg、0.897mmol)を添加した。反応混合物を還流するまで1時
間加熱し、次いで周囲温度まで冷却し、粉末の4A分子ふるい(200mg)およびエチ
ル5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(
中間体170;200mg、0.815mmol)を添加し、還流するまで加熱した。反
応混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで濾過し、HO(15mL)で希釈し、
DCMで抽出し(2x25mL)、合わせた有機抽出物をブライン(25mL)で洗浄し
、乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、0〜50%アセトン/ヘ
キサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物
を得た(44mg、収率17%)。MS(apci)m/z=310.1(M+H)。
【0517】
中間体179
【化162】
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2−フェニル−2H−インダゾール−3−アミン
ステップA:1−(2−ヨードフェニル)−2−フェニルジアゼンの調製:酢酸(46
mL)中の2−ヨードアニリン(1.00g、4.57mmol)溶液に、ニトロソベン
ゼン(0.880g、8.22mmol)を添加し、混合物を85℃で16時間加熱した
。混合物を周囲温度まで冷却し、水中に注ぎ入れ、塩基性になるまで飽和NaHCO
ゆっくりと処理した。混合物をEtOAc(3X)で抽出し、合わせた抽出物を水、飽和
NaClで洗浄し、MgSOで乾燥した。溶液を濾過し、濃縮し、残渣を逆相クロマト
グラフィーにより精製して、赤色固体の表題化合物を得た(0.880g、収率63%)
H NMR(CDCl) δ 7.23−7.39(m、3H)、7.64(d、
1H)、7.56−7.51(m、3H)、7.45(t、1H)、7.1(t、1H)
【0518】
ステップB:2−(フェニルジアゼニル)ベンゾニトリル:1−プロパノール(14m
L)中の1−(2−ヨードフェニル)−2−フェニルジアゼン(0.44g、1.4mm
ol)溶液に、CuCN(0.900g、10.0mmol)を添加し、反応物を還流で
16時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、濾過し、回収した固体をCHCl
で洗浄した。合わせた濾液および洗浄液を濃縮して、赤色〜橙色固体の表題化合物を得、
それを真空中で乾燥した(0.280g、収率95%)。H NMR(CDCl
δ 8.03−8.06(m、2H)、7.88(dd、2H)、7.71(t、1H)
、7.54−7.58(m、4H)。
【0519】
ステップC:2−フェニル−2H−インダゾール−3−アミン:EtOH(14mL)
中の2−(フェニルジアゼニル)ベンゾニトリル(0.28g、1.35mmol)およ
びSnCl二水和物(0.562mL、6.76mmol)混合物を、還流で16時間
加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮した。残渣をEtOAcおよび水で希釈し
、濾過した。水層を除去し、EtOAc層を水で洗浄した。合わせた水性画分を飽和Na
HCOで塩基性化し、CHClで抽出した(2X)。合わせた有機層をMgSO
で乾燥し、濾過し、濃縮して、淡紫色固体の表題化合物を得、それを真空で乾燥した(0
.241g、収率85%)。H NMR(CDCl) δ 7.69(d、2H)、
7.52−7.58(m、3H)、7.47(d、2H)、7.26(t、1H)、6.
90(t、1H)、4.28(brs、2H)。
【0520】
中間体180
【化163】
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3−エトキシ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミ

ステップA:5−アミノ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾー
ル−3(2H)−オン:無水EtOH(10mL)中の2−ヒドラジニルピラジン(0.
551g、5.00mmol)およびエチル2−シアノプロパノエート(0.669g、
5.00mmol)混合物に、EtOH(0.167mL、0.501mmol)中3M
のNaOEtを添加し、混合物を還流で64時間加熱した。混合物を濃縮し、残った黄色
〜褐色の固体をEtOAc(30mL)で処理し、超音波処理した。得られた黄褐色の懸
濁液を8時間激しく撹拌した。固体を真空濾過により回収し、EtOAcで洗浄し、真空
中で乾燥して、淡黄褐色粉末の表題化合物を得た(682mg、71%)。H NMR
(DMSOd) δ 10.3(brs、1H)、8.82(s、1H)、8.30(
d、2H)、6.55(s、2H)、1.71(s、3H)。
【0521】
ステップB:3−エトキシ−4−メチル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾ
ール−5−アミン:無水DMF(3.0mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−(ピラ
ジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(382mg、2.00mmo
l)および粉末KCO(552mg、4.00mmol)混合物を、周囲温度で10
分間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、ブロモエタン(229mg、2.10mmol
)を添加した。混合物が周囲温度に達するようにし、24時間撹拌した。反応混合物を冷
O(12mL)中に注ぎ入れ、周囲温度に達させ、EtOAcで抽出した(3X)。
合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSOおよび活性炭で乾燥した。
乾燥した溶液を等体積のヘキサンで希釈し、50%EtOAc−ヘキサンで溶出する、M
gSO層で蓋をしたSiOプラグで濾過した。濾液を濃縮し、残った黄色の固体をヘ
キサンで洗浄し(3X)、真空中で乾燥して、淡黄色結晶性固体の表題化合物を得た(1
95mg、45%)。H NMR(CDCl) δ 9.10(s、1H)、8.2
3(s、1H)、8.14(s、1H)、5.50(brs、2H)、4.33(q、2
H)、1.80(s、3H)、1.42(t、3H)。
【0522】
中間体181
【化164】
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2−(ピリダジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラ
ゾール−3−アミン
無水EtOH(5mL)中の4−ヒドラジニルピリダジン臭化水素酸塩(0.368g
、1.93mmol)懸濁液を、2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.191
g、1.75mmol)で処理し、混合物を還流で22時間加熱した。混合物を周囲温度
まで冷却し、橙色の固体になるまで濃縮した。固体を1MのNaOH中に懸濁し、10分
間撹拌した。固体を回収し、HOおよびEtOで徹底的に洗浄し、真空中で乾燥して
、黄褐色粉末の表題化合物を得た(.323g、92%)。MS(apci)m/z=2
02.1(M+H)。
【0523】
中間体182
【化165】
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(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール
ステップA:エチル2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセテート:エチ
ル2−ヒドロキシアセテート(3.00g、28.8mmol)、TBDMS−Cl(5
.21g、34.6mmol)およびイミダゾール(2.55g、37.5mmol)混
合物を、周囲温度で60時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、10%EtOAc−ヘ
キサンで溶出するSiOクロマトグラフィーにより精製して、無色油状の表題化合物を
得た(4.12g、65%)。H NMR(CDCl) δ 4.12(s、2H)
、4.09(q、2H)、1.17(t、3H)、0.18(s、9H)、0.00(s
、6H)。
【0524】
ステップB:(5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メタノール
:無水THF(20.4mL、9.16mmol)中のアセトニトリル(0.526mL
、10.1mmol)溶液を−78℃まで冷却し、ヘキサン(4.21mL、10.5m
mol)中2.5MのnBuLiを滴加した。反応混合物を15分間撹拌し、エチル2−
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセテート(2.00g、9.16mmol
)を添加した。反応混合物を周囲温度まで昇温させ、2時間撹拌した。反応混合物を氷水
で希釈し、濃縮した。残った水性の混合物をpH=5まで酸性化し、EtOAc(3X)
で抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮し
た。残った褐色の油をMeOH(23mL)中に溶解し、フェニルヒドラジン(0.90
7mL、9.14mmol)を添加した。混合物を濃塩酸(3.81mL、45.7mm
ol)で処理し、還流で18時間加熱した。冷却して、混合物を濃縮し、残渣をHOと
CHClに分配した。混合物を濾過し、有機層を濾液から除去した。水性部分をCH
Clで洗浄し、飽和NaHCOで塩基性になるまで処理した。水性の混合物をCH
Cl(3X)で抽出し、合わせた有機画分をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した
。70〜100%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出、その後0〜5%MeOH/Et
OAcを使用するシリカカラムクロマトグラフィーにより、残渣を精製した。生成物のプ
ールを合わせ、濃縮して、黄色泡状の表題化合物を得た(0.760g、収率44%)。
MS(apci)m/z=190.1(M+H)。
【0525】
中間体183
【化166】
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4−メチル−3−((1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキ
シ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
中間体P135に関して記載される方法により、ブロモエタンの代りに、3−(クロロ
メチル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール塩酸塩を使用して、表題化合物
を調製した。金色シロップ状の生成物を単離した(110mg、27%)。MS(apc
i)m/z=285.1(M+H)。
【0526】
中間体184
【化167】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルジメチルカルバメ
ート
無水DMF(4mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;0.378g、2.00mmol)
および粉末KCO(0.553g、4.00mmol)混合物を、周囲温度で5分間
撹拌した。塩化ジメチルカルバモイル(0.206mL、2.20mmol)を添加し、
混合物を6時間撹拌した。混合物を冷却したHO(40mL)中に注ぎ入れ、EtOA
cで抽出した(3X)。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSO
乾燥し、MgSO層で蓋をしたSiOプラグで濾過した(EtOAc溶出)。濾液を
濃縮し、残渣を真空中で乾燥して、淡金色シロップ状の表題化合物を得た(.507g、
97%)。MS(apci)m/z=261.1(M+H)。
【0527】
中間体185
【化168】
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5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル モルホリン−4
−カルボキシレート
5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルジメチルカルバ
メート(中間体184)に関して概説した手順で、モルホリン−4−カルボニルクロライ
ドを使用して、表題化合物を調製した。淡黄色蝋様の化合物を単離した(0.285g、
47%)。H NMR(CDCl) δ 7.54(d、2H)、7.43(t、2
H)、7.31(t、1H)、3.66−3.78(m、8H)、3.57(brs、2
H)、1.85(s、3H)。
【0528】
中間体186
【化169】
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(S)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプロ
ポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
ステップA:(S)−1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−3−イルオキシ)−3−メトキシプロパン−2−オール:無水DMF(12mL)中
の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(P1
35ステップA、1.21g、6.40mmol)および粉末KCO(1.77g、
12.8mmol)混合物を、周囲温度で10分間撹拌した。(S)−2−(メトキシメ
チル)オキシラン(0.622mL、6.72mmol)を添加し、混合物を80℃で6
時間撹拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、冷却したHO(25mL)中に注ぎ入れ
、EtOAc(3X)で抽出した。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、M
gSOで乾燥し、EtOAcで溶出する、MgSO層で蓋をしたSiOプラグで濾
過した。濾液を濃縮して、無色粘着性油状の表題化合物を得た(701mg、40%)。
MS(apci)m/z=278.1(M+H)。
【0529】
ステップB:(S)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3
−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
無水DMF(7.0mL)中のTBDMS−Cl(725mg、4.81mmol)およ
びイミダゾール(390mg、5.72mmol)溶液に、無水DMF(2mL)中の(
S)−1−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキ
シ)−3−メトキシプロパン−2−オール(635mg、2.29mmol)を添加した
。混合物を、周囲温度で2.5時間撹拌した。混合物をHO(70mL)に添加し、5
分間混合し、EtOで抽出した(3X)。合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2
X)、MgSOで乾燥した。乾燥した溶液を、MgSO層で蓋をしたSiOプラグ
で濾過した(EtO溶出)。濾液を濃縮して無色油状の表題化合物を得、それを真空で
乾燥した(940mg、105%)。MS(apci)m/z=392.2(M+H)。
H NMR(CDCl) δ 7.50(d、2H)、7.40(t、2H)、7.
23(t、1H)、4.09−4.30(m、3H)、3.57(brs、2H)、3.
38−3.44(m、2H)、3.32(s、3H)、1.83(s、3H)、0.88
(s、9H)、0.11(s、6H)。
【0530】
中間体187
【化170】
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(R)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプロ
ポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
(S)−3−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−3−メトキシプ
ロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体186
)に関して記載された手順を使用し、ステップAの、(S)−2−(メトキシメチル)オ
キシランの代りに、(R)−2−(メトキシメチル)オキシランを使用して、表題化合物
を調製した。無色シロップ状の生成物を得た(921mg、38%、2段階にて)。MS
(apci)m/z=392.2(M+H)。H NMR(CDCl) δ 7.5
0(d、2H)、7.40(t、2H)、7.23(t、1H)、4.09−4.30(
m、3H)、3.57(brs、2H)、3.38−3.44(m、2H)、3.32(
s、3H)、1.83(s、3H)、0.88(s、9H)、0.11(s、6H)。
【0531】
中間体188
【化171】
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tert−ブチル4−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メ
トキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
ステップA:tert−ブチル4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)ピペリジン
−1−カルボキシレート:無水THF(25mL)中のtert−ブチル4−ヒドロキシ
ピペリジン−1−カルボキシレート(2.00g、9.94mmol)溶液を、0℃まで
冷却し、KOtBu(1.12g、9.94mmol)を添加した。混合物が周囲温度に
達するようにし、10分間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、エチル2−ブロモアセタ
−ト(1.65mL、14.9mmol)を滴加した。反応物が周囲温度に達するように
し、17時間撹拌した。混合物をHOとEtOAcに分配し、混合し、有機層を除去し
た。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残った濃厚な黄色の油を、10〜
25%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカクロマトグラフィーにより
精製し、無色油状の表題化合物を得た(0.967g、収率34%)。H NMR(C
DCl) δ 4.22(q、2H)、4.12(s、2H)、3.67−3.84(
m、2H)、3.52−3.63(m、1H)、3.05−3.11(m、2H)、1.
81−1.90(m、2H)、1.53−1.62(m、2H)、1.45(s、9H)
、1.29(t、3H)。
【0532】
ステップB:tert−ブチル4−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:無水THF(5mL)中の
ジイソプロピルアミン(1.08mL、7.74mmol)溶液を0℃まで冷却し、ヘキ
サン(2.96mL、7.41mmol)中2.5MのnBuLiを、ゆっくりと添加し
た。混合物を0℃で10分間撹拌し、−78℃まで冷却した。アセトニトリル(0.40
4mL、7.74mmol)を添加し、混合物を15分間撹拌した。THF(2.5mL
)中のtert−ブチル4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)ピペリジン−1−カ
ルボキシレート(0.967g、3.37mmol)溶液を添加し、混合物を−78℃で
1時間撹拌した。混合物が周囲温度に達するようにし、氷水でクエンチし、濃縮した。残
った水性の混合物を2MのHClで中和し、CHClで抽出した(3X)。合わせた
有機画分をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油状の未精製のシアノ−ケトン
を得、それを次のステップですぐ使用した。
【0533】
ステップC:tert−ブチル4−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート:ステップBで得た未精製の
油をEtOH(17mL)中に溶解し、フェニルヒドラジン(0.396mL、3.99
mmol)を添加した。混合物を60℃で60時間加熱し、周囲温度まで冷却し、濃縮し
た。残渣をEtOAcと水に分配し、混合し、有機層を除去した。水層をEtOAcで抽
出し(2X)、合わせたEtOAc部分をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残っ
た橙色の油を、10〜100%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカク
ロマトグラフィーにより精製した。プールした生成物画分を濃縮し、残った黄色〜橙色の
油を0〜100%アセトニトリル/水の濃度勾配を使用する逆相HPLCにより再精製し
て、橙色泡状の表題化合物を得た(0.264g、収率21%)。MS(apci)m/
z=373.2(M+H)。
【0534】
中間体189
【化172】
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1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5
−アミン
ステップA:3−オキソ−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)プロパンニ
トリル:無水THF(26.3mL、26.3mmol)中のLHMDSの1M溶液を−
78℃まで冷却し、アセトニトリル(1.43mL、27.5mmol)を2分間に渡り
滴加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、無水THF(12mL)中のメチルテトラ
ヒドロ−2H−ピラン−4−カルボキシレート(3.41mL、25.0mmol)溶液
を添加した。混合物を1時間撹拌し、ドライアイス浴を除去し、混合物が周囲温度に達す
るようにした。混合物を冷却したHO(250mL)中に注ぎ入れ、EtOで抽出し
た(3X)。水性部分を0℃まで冷却し、pH=3(開始pH=12)になるまで、6M
のHClを滴加した。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせた抽出物をMgSO
で乾燥した。溶液を、EtOAcで溶出する、SiOプラグを通して溶出した。濾液
を濃縮して、無色油状の表題化合物を得た(2.52g、66%)。H NMR(CD
Cl) δ 3.99−4.06(m、2H)、3.54(s、2H)、3.46(t
、2H)、2.76−2.86(m、1H)、1.70−1.86(m、4H)。
【0535】
ステップB:1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−
ピラゾール−5−アミン:無水EtOH(35mL)中の3−オキソ−3−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−4−イル)プロパンニトリル(2.30g、12.8mmol)溶液
に、フェニルヒドラジン塩酸塩(2.21g、15.3mmol)を添加し、TLCによ
る完了まで、混合物を還流で加熱した(5時間)。混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮し
た。残渣を、HO(75mL)とEtOAc(40mL)に分配した。2MのNaOH
を、pH=5になるまで、激しく撹拌しながら添加し、有機層を除去し、水層をEtOA
cで抽出した(2X)。合わせたEtOAc画分をHOおよび飽和NaClで洗浄した
。溶液を等体積のヘキサンで希釈し、MgSO/活性炭で乾燥し、50%EtOAc−
ヘキサンで溶出するSiOプラグを通して溶出した。濾液を濃縮して、金色のシロップ
を得た。シロップをEtOで処理して、微細な顆粒状懸濁液が形成されるまで撹拌した
。固体を回収し、EtOで洗浄し、真空中で乾燥し、白色固体の表題化合物を得た(2
.01g、65%)。H NMR(CDCl) δ 7.55(d、2H)、7.4
6(t、2H)、7.32(t、1H)、5.49(s、1H)、4.00−4.08(
m、2H)、3.97(brs、2H)、3.52(dt、2H)、2.86(m、1H
)1.73−1.93(m、4H)。
【0536】
1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−
5−アミン(中間体189)の調製で使用した方法に従って、ステップAで、アセトニト
リルまたはプロピオノニトリルのいずれかを、適切なエステルとともに使用して、以下の
化合物を使用した。
【表1E-1】
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【表1E-2】
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【0537】
中間体199
【化173】
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フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−
5−イルカルバメート
ステップA:エチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート:3000
mLの三首フラスコに、エチル2−ホルミル−3−オキソプロパノエート(100g、6
94mmol)、その後無水200プルーフのEtOH(694mL)を添加して、透明
の黄色がかった溶液を得た。反応物を氷浴中で5℃まで冷却し、次いでメチルヒドラジン
(35.8mL、680mmol)を滴加した。ヒドラジン添加の間、激しい発熱が観察
され、添加速度を制御することにより、温度を12℃以下に維持した。ヒドラジン添加が
完了した後、氷浴を取り除き、反応物を、周囲温度で一晩撹拌した。反応物をロータリー
エバポレーターで濃縮し、未精製の橙色の油を得た。粗生成物をDCM中に溶解し、再濃
縮し、次いで高真空で2日間再濃縮し、黄褐橙色の油を得た。LC/MSおよび1H N
MRは、本質的に純粋なエチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(
106g、99.1%)を示した。
【0538】
ステップB:2−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オ
キソプロパンニトリル:上部攪拌機(overhead stirrer)および添加漏斗を備えた4首
の5リットル丸底フラスコに、LHMDS(1444mL、1444mmol)(THF
中1.0M)を充填した。溶液をまず、窒素下、アセトン/ドライアイス浴中(内部温度
−79℃)で冷却し、その後、滴下漏斗によりプロピオノニトリル(103mL、144
4mmol)をゆっくり添加した。混合物を、−80℃で90分間撹拌した。次いで、無
水THF(500mL)中のエチル1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレー
ト(106g、688mmol)を添加漏斗(添加時間:約45分間;添加の間の内部温
度は−76℃以下に留まった)により、滴加した。添加完了後、反応物が周囲温度までゆ
っくり温まるようにし、一晩撹拌した。橙色のガラスがフラスコの底に堆積した。有機物
をデカントし、ガラス状態物質を温かい水に溶解した。混合物をエーテル(3x1000
mL)で洗浄した。次いで、濃塩酸および飽和炭酸水素塩溶液を使用して、水相をpH5
まで調製した(pH紙)。水層をDCMで抽出した(3x1000mL)。合わせた有機
抽出物をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、琥珀色油状の2−メチル−3−(1−
メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリルを得た(92g、
82%)。MS(apci)m/z=162.1(M−H)。
【0539】
ステップC:1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾ
ール−5−アミン:3Lの3首丸底フラスコに、周囲温度にて、2−メチル−3−(1−
メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリル(60g、368
mmol)、絶対無水エタノール(1000mL)、およびフェニルヒドラジン塩酸塩(
58g、404mmol)を充填し、黄色がかった懸濁液を形成させた。反応槽は水冷却
器を備えており、一晩還流させた(加熱マントルを使用して)。反応物を濃縮し、1Mの
NaOH(1L)を添加し、固体を粉砕して回収した。固体を水およびヘキサンで洗浄し
た。第2の生成物が濾液中に析出し、それを回収した。合わせた固体を粉砕し、エーテル
(500mL)で摩砕した。固体を濾過により回収し、ヘキサンで洗浄し、真空下で空気
乾燥して、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール
−5−アミンを得た(93g、100%)。
【0540】
ステップD:フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−
ビピラゾール−5−イルカルバメート:3Lの丸底フラスコに、1’,4−ジメチル−1
−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−アミン(50g、197.4
mmol)およびEtOAc(1000mL)を充填し、透明の褐色がかった溶液を得た
。この溶液に、NaOH(2M 水性)(500mL)を一度に添加して、濁った混合物
を得た(水層および有機層はともに透明であったが、2層間に沈殿が観察された)。3分
後、フェニルカルボノクロリデート(74.29mL、592.2mmol)を周囲温度
でゆっくりと添加し、33℃まで発熱させた。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。追加
のフェニルカルボノクロリデート(10mL)を添加した。30分後、有機物を分離し、
ブラインで洗浄し、真空中で濃縮した。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン中75%酢酸エチルで溶出する)により精製して、フェニル1’,4−ジメチル−1
−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを得た(6
0g、81.4%)。
【0541】
中間体200
【化174】
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フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−
5−イルカルバメート
3Lの丸底フラスコに、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’
−ビピラゾール−5−アミン(50g、197.4mmol)およびEtOAc(100
0mL)を充填し、透明の褐色がかった溶液を得た。この溶液に、NaOH(2M水溶液
)(500mL)を一度に添加して、濁った混合物を得た(水層および有機層は透明であ
ったが、2層間に沈殿が観察された)。3分後、周囲温度で、フェニルカルボノクロリデ
ート(74.29mL、592.2mmol)をゆっくりと添加し(反応混合物の温度は
添加の間、33℃まで上昇した)。反応物を周囲温度で2時間撹拌した。追加のフェニル
カルボノクロリデート(10mL)を添加した。30分後、有機層を分離し、ブラインで
洗浄し、真空中で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中75%
酢酸エチルで溶出する)により精製し、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1
H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを得た(60g、81.4
%)。
【0542】
中間体201
【化175】
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フェニル(4−クロロ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カ
ルバメート
ステップA:フェニル(3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−5−アミン(中間体P139、169mg、0.832mmol)懸濁液に、
0℃で、2.0MのNaOH水溶液(1.25mL、2.50mmol)を添加し、その
後フェニルカルボノクロリデート(0.178mL、1.41mmol)を滴加した。反
応物を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、相分離した。有
機層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮した。残渣を、シリカゲル
上のフラッシュクロマトグラフィー(6:1 ヘキサン:EtOAc)により精製して、
表題化合物を得た(219mg、収率81%)。MS(apci)m/z=324.1(
M+H)。
【0543】
ステップB:フェニル(4−クロロ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イル)カルバメートの調製:DCM(2mL)中のフェニル3−エトキシ−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(92mg、0.28mmol)およ
びピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(7.2mg、0.028mmol)溶
液に、周囲温度で、N−クロロスクシンイミド(42mg、0.31mmol)を添加し
た。混合物を周囲温度で2日間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上
のフラッシュクロマトグラフィー(9:1,ヘキサン/EtOAc)により精製して、表
題化合物を得た(76mg、収率75%)。MS(apci)m/z=358.1(M+
H)。
【0544】
中間体202
【化176】
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フェニル(3−エトキシ−4−フルオロ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
カルバメート
実施例167、ステップBに記載される手順に従って、フェニル3−メチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−エトキシ−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。
【0545】
中間体203
【化177】
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フェニル(4−ブロモ−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート
ステップA:5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの調製
中間体P1に記載される方法に従って、4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリ
ルをエチル2−シアノアセテートに置き換え、および3−ヒドラジニル安息香酸エチル塩
酸塩の代りにフェニルヒドラジンを使用して、調製した。MS(apci)m/z=17
6.0(M+H)。
【0546】
ステップB:1−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキ
シ)−2−メチルプロパン−2−オールの調製:DMA(5mL)中の5−アミノ−1−
フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(0.330g、1.88mmol)、
2,2−ジメチルオキシラン(0.143g、1.98mmol)およびKCO(0
.521g、3.77mmol)混合物を、80℃で3日間加熱した。冷却後、反応混合
物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥した。混合物を
、EtOAcで溶出するSiOパッドで濾過して、表題化合物を得た。MS(apci
)m/z=248.1(M+H)。
【0547】
ステップC:フェニル(3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:中間体201、ステップAに記
載される方法に従って、3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの
代りに、1−((5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−
2−メチルプロパン−2−オールを使用して調製した。MS(apci)m/z=368
.1(M+H)。
【0548】
ステップD:フェニル(4−ブロモ−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)
−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:中間体201、ス
テップBに記載される方法に従って、N−クロロスクシンイミドの代りに、N−ブロモス
クシンイミドを使用し、およびフェニル3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イルカルバメートの代りにフェニル(3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキ
シ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを使用して調製した。
MS(apci)m/z=446.1(M+H)。
【0549】
中間体200の調製に記載される方法に従って、適切なアミノピラゾール中間体を使用
して、以下の化合物を調製した:
【表1F-1】
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【表1F-2】
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【表1F-3】
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【表1F-4】
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【表1F-5】
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【表1F-6】
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【0550】
中間体228
【化178】
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tert−ブチル4−((4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
DCM(2.0mL)中のtert−ブチル4−((5−(フェノキシカルボニルアミ
ノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボ
キシレート(中間体226)、98.5mg、0.200mmol)懸濁液にピリジニウ
ム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)(5.03mg、0.020mmol)
およびN−クロロスクシンイミド(40.1mg、0.300mmol)を添加した。得
られた溶液を周囲温度で8日間撹拌した。混合物を水およびCHClで希釈し、有機
層を分離し、水層をCHClで抽出した(2X)。合わせた有機画分をMgSO
乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、30〜40%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出
を使用するシリカクロマトグラフィーにより精製して、橙色油状の表題化合物を得た(7
3.5mg、収率70%)。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【0551】
中間体229
【化179】
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フェニル(4−クロロ−3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)カルバメート
tert−ブチル4−((4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1
−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)メトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレー
ト(中間体228)の調製において概説された手順を使用して、フェニル3−(ヒドロキ
シメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体227)
から調製した。この例において、白色固体の化合物を単離した(108mg、28%)。
MS(apci)m/z=344.0(M+H)。
【0552】
中間体230
【化180】
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フェニル(4−ブロモ−3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)カルバメート
CHCl(1.6mL)中のフェニル3−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体227、100mg、0.323mm
ol)懸濁液に、ピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)(8.12
mg、0.0323mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(86.3mg、0.4
85mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度で16時間撹拌した。得られた懸濁
液を濾過し、回収した固体をCHClで短時間洗浄し、真空中で乾燥し、白色固体の
表題化合物を得た(48.5mg、39%)。MS(apci)m/z=388.0(M
+H)。
【0553】
以下のピラゾール中間体を、中間体228、229または230の調製に記載される方
法に従って、調製した。
【表1G-1】
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【表1G-2】
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【表1G-3】
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【0554】
中間体244
【化181】
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2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミン
ステップA:エチル2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボキシレ
ート:DMF(20mL)中の1−アミノピリジニウムヨウ化物(2.22g、10.0
mmol)溶液に、KCO(1.93g、14.0mmol)およびエチル3−フェ
ニルプロピオレート(3.30mL、20.0mmol)を添加した。混合物を周囲温度
で18時間撹拌し、冷水(100mL)を注ぎ入れた。混合物を30分間撹拌し、充填セ
ライト(登録商標)で濾過し、EtOAcおよびHOで漱いだ。有機層を除去し、H
Oで洗浄し(4X)、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残った暗赤色〜橙色の油
を、10〜50%EtOAc/ヘキサンの濃度勾配溶出を使用するシリカクロマトグラフ
ィーにより精製して、黄色固体の表題化合物を得た(1.75g、収率65.7%)。M
S(apci)m/z=267.0(M+H)。
【0555】
ステップB:2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸塩酸塩
EtOH(10mL)中のエチル2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カ
ルボキシレート(1.72g、6.46mmol)溶液に、2MのNaOH(16.1m
L、32.3mmol)を添加し、反応混合物を還流で7時間加熱した。反応混合物を周
囲温度まで冷却し、氷浴中で冷却した。混合物を濃塩酸で酸性化し、得られた懸濁液を真
空濾過により回収した。生成物のケーキを水で洗浄し、真空中で乾燥し、金色固体の表題
化合物を得た(1.69g、収率95.2%)。MS(apci)m/z=195.2(
(M+H)−CO)。
【0556】
ステップC:2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン:ポリリン酸(41.6m
:、364mmol)中の2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン
酸塩酸塩(1.00g、3.64mmol)混合物を、80℃で17時間加熱した。得ら
れたゼラチン状の混合物を周囲温度まで冷却し、氷水(150mL)を添加した。顆粒状
の懸濁液が形成し始めるまで、混合物を撹拌した。懸濁液を水(350mL)に移し、顆
粒状の懸濁液が生じるまで、混合物を撹拌した。固体を真空濾過により回収し、水で洗浄
し、真空中で乾燥し、橙色固体の表題化合物を得(0.84g、118%)、それを次の
ステップで直接使用した。MS(apci)m/z=195.2(M+H)。
【0557】
ステップD:3−ニトロソ−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン:酢酸(2
.85mL、51.4mmol)中の2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0
.84g、2.85mmol)溶液に、水(1.43mL)中のNaNO(0.295
g、4.28mmol)を、10分間に渡り滴加した(激しい発泡が観察された)。混合
物を20分間撹拌し、氷でクエンチした。得られた懸濁液を周囲温度まで温め、真空濾過
により固体を回収した。回収した固体を水で洗浄し、真空中で乾燥し、暗緑色固体の表題
化合物を得た(0.380g、59.6%)。MS(apci)m/z=224.1(M
+H)。
【0558】
ステップE:2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミン:EtOH(
3.81mL)中の3−ニトロソ−2−フェニルピラゾロ[1,5−a]ピリジン(0.
380g、1.70mmol)およびZn粉末(0.557g、8.51mmol)混合
物に、濃塩酸(0.156mL、1.87mmol)を添加した。混合物を還流で3時間
加熱し、周囲温度まで冷却した。混合物をMeOHで希釈し、濾過し、ZnケーキをMe
OHで洗浄した。合わせた濾液および洗浄液を濃縮し、残渣を水とDCMに分配した。有
機層を除去し、水性部分を、pH=10になるように飽和NaHCOで処理した。混合
物をDCMで抽出し(3X)、合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSOで乾
燥し、濾過し、濃縮した。残渣を真空中で乾燥し、褐色固体の表題化合物を得た(0.3
04g、収率85.5%)。MS(apci)m/z=210.1(M+H)。H N
MR(CDCl) δ 8.31(d、1H)、7.91(d、2H)、7.49(t
、2H)、7.38(t、2H)、6.96(dd、1H)、6.64(t、1H)、3
.21(brs、2H)。
【0559】
中間体245
【化182】
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5−メチル−3−フェニル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−アミ

ステップA:2−(5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール−1
−イル)ピラジン。HOAc(6mL)中の2−ヒドラジニルピラジン(0.485g、
4.40mmol)溶液に、(2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3
−ジオン(0.765g、4.00mmol)を少量づつ、2分間に渡り添加した。混合
物を5分間撹拌し、得られた淡橙色の懸濁液を、60℃で6時間撹拌した。EtOH(1
mL)を添加し、混合物を60℃でさらに6時間加熱した。得られた暗緑色の懸濁液を周
囲温度まで冷却し、混合物をHO(30mL)で希釈した。緑色の懸濁液を1時間撹拌
し、固体を真空濾過により回収した。回収した固体をHOで洗浄し、真空中で乾燥した
。固体をEtOH(25mL)中に懸濁し、濃塩酸(500μL)を添加した。混合物を
還流で20時間加熱し、周囲温度まで冷却し、冷却したHO(75mL)で希釈した。
混合物を1MのNaOHでpH=7になるまで処理し、EtOで抽出した(3X)。合
わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSOで乾燥した。乾燥した溶液を充填セラ
イト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残った緑色〜黄色の固体を、段階勾配溶出(25
%CHCl、50%EtOAc/ヘキサン)を使用して、SiOカラムで精製し、
青緑色固体の表題化合物を得た(325mg、31%)。MS(apci)m/z=26
6.1(M+H)。
【0560】
ステップB:5−メチル−3−フェニル−1−(ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾ
ール−4−アミン。EtOH(10mL)中の2−(5−メチル−4−ニトロソ−3−フ
ェニル−1H−ピラゾール−1−イル)ピラジン(325mg、1.04mmol)およ
びZn粉末(340mg、5.21mmol)混合物に、濃塩酸(95.5μL、1.1
5mmol)を添加した。混合物を周囲温度で17時間撹拌し、次いで65℃で3時間撹
拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、MeOHで溶出する、充填セライト(登録商標)
で濾過した。溶出剤を濃縮し、残渣をHOで処理し、混合した。得られた橙色の懸濁液
を、2MのHClでpH=1になるまで処理し、混合物をEtOで抽出した(3X)。
水性部分を2MのNaOHでpH=8になるまで処理して、EtOAcで抽出した(3X
)。合わせたEtOAc抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO/活性炭で乾燥した
。溶液を、EtOAcで溶出するSiOプラグを通して溶出した。溶出剤を濃縮して、
淡黄色蝋様の表題化合物を得た(33mg、13%)。MS(esi)m/z=252.
2(M+H)。
【0561】
中間体246
【化183】
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1,5−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:1,5−ジメチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾール:H
OAc(10mL)中のメチルヒドラジン(0.484g、10.5mmol)溶液に、
2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(2.01g、10.
5mmol)を、少量づつ5分間に渡り添加した。反応混合物を60℃で1時間加熱し、
周囲温度まで冷却した。EtO(50mL)およびHO(10mL)を混合物に添加
し、その後pH=8になるまで、飽和NaCOをゆっくりと添加した。有機層を除去
し、水層をEtOで抽出した(2X)。合わせた有機画分をNaSOで乾燥し、濾
過し、濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(1:5 EtOAc/ヘキサ
ン)により精製し、緑色固体の表題化合物を得た(1.32g、63%)。MS(apc
i)m/z=202.1(M+H)。
【0562】
ステップB:1,5−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン:Me
OH(50mL)中の1,5−ジメチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾー
ル(1.32g、6.60mmol)溶液に、炭素上のPd(OH)(200mg、2
0重量%、0.286mmol)を添加し、反応混合物を50psi(約345kPa)
のH下、周囲温度で3時間振盪した。反応混合物を排気し、Nでパージし、MeOH
で溶出するセライト(登録商標)パッドで濾過した。溶出剤を濃縮し、残渣を真空中で乾
燥し、淡黄褐色固体の表題化合物を得た(1.23g、100%)。MS(apci)m
/z=188.1(M+H)。
【0563】
中間体247
【化184】
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1−イソプロピル−5−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
中間体246に記載される方法に従って、ステップAのメチルヒドラジンの代りに、イ
ソプロピルヒドラジン塩酸塩を使用して表題化合物を調製し、2段階に渡って620mg
(57%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=216.1(M+H)。
【0564】
中間体248
【化185】
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5−メチル−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾー
ル−4−アミン
ステップA:5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフル
オロエチル)−1H−ピラゾール:1,5−ジメチル−3−フェニル−1H−ピラゾール
−4−アミン(中間体246)の調製に記載される手順のステップAの、メチルヒドラジ
ンの代りに(2,2,2−トリフルオロエチル)ヒドラジンを使用して、表題化合物を調
製した。緑色固体の化合物を単離した(999mg、71%)。H NMR(CDCl
) δ 7.60−7.73(m、5H)、4.70(q、2H)、2.27(t、3
H)。
【0565】
ステップB:5−メチル−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−
1H−ピラゾール−4−アミン:EtOH(0.4mL)中の5−メチル−4−ニトロソ
−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール(50m
g、0.186mmol)およびZn粉末(60.7mg、0.929mmol)混合物
に、濃塩酸(17.0μL、0.204mmol)を添加し、混合物を還流で3時間加熱
した。混合物を周囲温度まで冷却し、MeOHで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣
を水中で希釈した。水性の混合物を、pH=10になるまで、飽和NaHCOで処理し
た。混合物をDCMで抽出し(3X)、合わせた抽出物をNaSOで乾燥し、濾過し
、濃縮して、黄色油状の表題化合物を得た(47.1mg、収率99.4%)。MS(a
pci)m/z=256.1(M+H)。
【0566】
中間体249
【化186】
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1−エチル−5−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
ステップA:1−エチル−5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾー
:中間体246の調製に記載される手順に従って、ステップAのメチルヒドラジンの代
りに、エチルヒドラジンオキサレートを使用して、表題化合物を調製した。緑色油状の1
−エチル−5−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾールを単離した(2
88mg、26%)。H NMR(CDCl) δ 8.19(d、2H)、7.4
6−7.50(m、3H)、4.15(q、2H)、2.43(s、3H)、1.50(
t、3H)。少量の位置異性体、1−エチル−3−メチル−4−ニトロソ−5−フェニル
−1H−ピラゾールも、青緑色の固体として得た(165mg、15%)。H NMR
(CDCl) δ 7.71(dd、2H)、7.59(m、3H)、4.17(q、
2H)、2.28(s、3H)、1.51(t、3H)。
【0567】
ステップB:1−エチル−5−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
:中間体248の調製に記載される手順に従って、ステップBにおいて、1−エチル−5
−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−1H−ピラゾールを使用して調製した。淡紫色
固体の表題化合物を単離した(281mg、104%)。MS(apci)m/z=20
2.1(M+H)。
【0568】
中間体250
【化187】
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1−エチル−3−メチル−5−フェニル−1H−ピラゾール−4−アミン
中間体249の調製に記載される手順に従って、ステップAにおいて、1−エチル−3
−メチル−4−ニトロソ−5−フェニル−1H−ピラゾールを使用して調製した。表題化
合物を、ステップBに従って調製した。逆相クロマトグラフィーによる精製後、無色油状
の化合物を単離した(82.4mg、52.5%)。MS(apci)m/z=202.
1(M+H)。
【0569】
中間体251
【化188】
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1−メチル−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミ

ステップA:4,4,4−トリフルオロ−2−(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブ
タン−1,3−ジオン:HOAc(46.3mL)中の4,4,4−トリフルオロ−1−
フェニルブタン−1,3−ジオン(5.00g、23.1mmol)溶液を、10℃まで
冷却し、水(6.0mL)中の亜硝酸ナトリウム(1.84g、26.6mmol)を添
加した。混合物を周囲温度で90分間撹拌し、HO(150mL)で希釈した。混合物
をEtOで抽出し(3X)、合わせた有機画分を、pH=9になるまで、飽和NaHC
で注意深く洗浄した。EtO溶液をHOおよび飽和NaClで洗浄し、MgSO
で乾燥した。乾燥した溶液を濾過し、濃縮して、黄色泡状の表題化合物を得た(4.2
1g、収率74.2%)。MS(apci)m/z=244.1(M−H)。
【0570】
ステップB:4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ
ゾール:EtOH(5mL)中のヒドラジン一水和物(0.204g、4.08mmol
)溶液を、0℃まで冷却し、EtOH(15mL)中の4,4,4−トリフルオロ−2−
(ヒドロキシイミノ)−1−フェニルブタン−1,3−ジオン(1.00g、4.08m
mol)を添加した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、過剰量の粉末MgSO
添加し、混合物を60℃で16時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、濾過し、濃
縮して、緑色固体の未精製の表題化合物を得(78.7mg、8.0%)、それを次のス
テップで直接使用した。MS(apci)m/z=240.0(M−H)。
【0571】
ステップC:1−メチル−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾ
ール−4−アミン:DMF(1.6mL)中の4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリ
フルオロメチル)−1H−ピラゾール(78.7mg、0.326mmol)溶液に、N
aH(14.4mg、0.359mmol)を添加し、混合物を周囲温度で30分間撹拌
した。混合物を、ヨウ化メチル(40.6μL、0.653mmol)で処理し、17時
間撹拌した。反応混合物を、20〜100%アセトニトリル/水の濃度勾配溶出を使用す
る逆相HPLCにより直接精製して、淡青色の固体を得た(40.2mg)。固体をEt
OH(0.35mL)中に溶解し、5−メチル−3−フェニル−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(中間体248)の調製のステップB
に記載される還元手順に付した。白色固体の表題化合物を得た(25.1mg、66.1
%)。
【0572】
中間体252
【化189】
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1−メチル−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−アミ

ステップA:1−メチル−4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)
−1H−ピラゾール。EtOH(20mL)中のメチルヒドラジン(0.214mL、4
.08mmol)溶液に、4,4,4−トリフルオロ−2−(ヒドロキシイミノ)−1−
フェニルブタン−1,3−ジオン(中間体251、ステップA;1.00g、4.079
mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、過剰量のMgSOを添
加した。混合物を60℃で48時間撹拌し、周囲温度まで冷却した。混合物を濾過し、濾
液を、緑色の残渣になるまで濃縮した。残渣を、10〜30%EtOAc/ヘキサンの濃
度勾配溶出を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、緑色固体の表題化合
物を得た(482mg、46%)。H NMR(CDCl) δ 7.89(d、2
H)、7.45−7.52(m、3H)、4.15(s、3H)。
【0573】
ステップB:1−メチル−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾ
ール−4−アミン。中間体248、ステップBの調製に記載される方法に従って、1−メ
チル−4−ニトロソ−3−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールか
ら調製した。白色固体の表題化合物を得た(309mg、68%)。H NMR(CD
Cl) δ 7.65(d、2H)、7.45(t、2H)、7.35(t、1H)、
3.93(s、3H)、3.52(brs、2H)。
【0574】
調製U−1
【化190】
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1−(3−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エトキシ)−4−メチル−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1の方法に従って、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)に置き換
え、中間体P203を使用して調製した。MS(apci)m/z=630.1(M+H
)。
【0575】
調製U−2
【化191】
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1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4
−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−
(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)
尿素
実施例1の方法に従って、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)に置き換
え、中間体P211を使用して調製した。MS(apci)m/z=644.4(M+H
)。
【0576】
合成実施例
実施例1
【化192】
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1−(3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(t
rans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イルカルバメートの調製:EtOAc(10mL)中の3−tert−ブチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;200.0mg、0.9290mmol)
溶液に、2MのNaOH水溶液(0.9290mL、1.858mmol)、その後フェ
ニルクロロホルメート(0.1632mL、1.301mmol)を添加した。反応物を
周囲温度で1時間撹拌し、次いで相を分離した。有機相をHO(10mL)、ブライン
(10mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、褐色結晶性固体の生成
物を得た(320mg、収率103%)。MS(apci)m/z=336.1(M+H
)。
【0577】
ステップB:1−(3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)−3−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−
イル)尿素の調製:DMA(1mL)中のtrans−1−(2−メトキシエチル)−4
−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B、30.0mg、0.102mmo
l)およびDIEA(0.0535mL、0.307mmol)溶液に、フェニル3−t
ert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(34.3m
g、0.102mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応混合
物を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直
接精製して、黄褐色固体の生成物を得た(38mg、収率81%)。MS(apci)m
/z=462.2(M+H)。
【0578】
適切な出発物質を使用し、実施例1の方法に従って、表4の化合物を調製した。
【表4-1】
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【表4-2】
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【表4-3】
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【表4-4】
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【表4-5】
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【0579】
実施例20
【化193】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)
−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:4−ニトロフェニルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:DCM(3mL)中のtrans−1−
(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B;0.
180g、0.614mmol)懸濁液に、0℃で、トリエチルアミン(0.428mL
、3.07mmol)を添加し、その後、DCM(0.5mL)中の4−ニトロフェニル
カルボノクロリデート(0.136g、0.675mmol)溶液を滴加した。氷浴を取
り除き、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO(30mL
)中で希釈し、DCMで抽出した(3x20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し
(20mL)、MgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、未精製の中間体を得、
それを精製することなく次のステップで使用した。MS(apci)m/z=386.2
(M+H)。
【0580】
ステップB:1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジ
ン−3−イル)−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DCE
(1mL)中の4−ニトロフェニルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−イルカルバメート(80mg、0.21mmol)溶液に、1−メ
チル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;24mg、0.25mmol)、その後D
IEA(0.15mL、0.83mmol)を添加した。混合物を55℃で18時間加熱
し、次いで1mLのDCMで希釈し、飽和炭酸水素塩で洗浄し(2x1mL)、真空中で
濃縮した。未精製の残渣を、5〜45%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマ
トグラフィーにより精製して、表題生成物を得た(10mg、収率14%)。MS(ap
ci)m/z=344.2(M+H)。
【0581】
実施例21
【化194】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)
−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−イル)チオ尿素
2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−ア
ミン(表1;45.2mg、0.227mmol)のCHCl(0.5mL)懸濁液に
、ジ(1H−イミダゾール−1−イル)メタンチオン(40.4mg、0.227mmo
l)、その後DIEA(0.158mL、0.908mmol)を添加した。周囲温度で
16時間撹拌した後、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジ
ン−3−アミン(調製B、50.0mg、0.227mmol)を、反応混合物に一度に
添加した。2時間後、5〜68%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラ
フィーにより、反応物を直接精製して、白色固体の表題生成物を得た(70mg、収率6
7%)。MS(apci)m/z=462.1(M+H)。
【0582】
実施例22
【化195】
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1−(2−(3−フルオロフェニル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)−3−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−イル)尿素
DCM(575μL、0.115mmol)中の2−(3−フルオロフェニル)−2,
4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(中間体P3;2
5.0mg、0.115mmol)溶液を、1,1’−カルボニルジイミダゾール(18
.7mg、0.115mmol)およびTEA(32.1μL、0.230mmol)で
処理した。周囲温度で3時間撹拌した後、trans−1−(2−メトキシエチル)−4
−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B、33.7mg、0.115mmo
l)、その後TEA(64.2μL、0.460mmol)を添加した。周囲温度で30
分間撹拌した後、未精製の反応混合物を、0〜100%アセトニトリル/水で溶出する逆
相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、透明油状の表題化合物を得た。(17.
6mg、収率33.0%)。MS(apci)m/z=464.1(M+H)。
【0583】
適切な出発物質を使用し、実施例22の方法に従って、表5の化合物を調製した。1,
1’−カルボニルジイミダゾールによる、活性化中間体への変換時間は様々であり、一定
分量を採取してMeOH中でクエンチすることによりモニタした。LCMS分析を使用し
て、メチルカルバメートへの完全な変換をモニタした(30分間〜16時間)。
表5
【表5-1】
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【表5-2】
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【表5-3】
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【表5-4】
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【表5-5】
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【0584】
実施例38
【化196】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジ
ン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:trans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−
イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:0℃まで冷却した、DCM(10mL
)中の(E)−エチル3−(ピリジン−4−イル)アクリレート(200mg、1.13
mmol)溶液に、順次、TFA(0.017mL、0.226mmol)を一回で、そ
の後2−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタ
ンアミン(調製C、278mg、1.35mmol)を液滴で添加した。反応物を周囲温
度で3時間撹拌した。それを飽和NaHCO(10mL)でクエンチし、相を分離し、
水層をDCM(15mL)で抽出した。合わせた有機相をMgSOで乾燥し、濾過し、
真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、無色油状の生成物を得た(276mg、収率88%)。M
S(apci)m/z=279.2(M+H)。
【0585】
ステップB:リチウムtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4
−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:THF(6mL)およびMeOH(
3mL)中のtrans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イ
ル)ピロリジン−3−カルボキシレート(276mg、0.992mmol)溶液に、2
MのLiOH水溶液(0.496mL、0.992mmolを添加した。反応混合物を周
囲温度で2時間撹拌し、得られた白色の沈殿を真空濾過により回収し、EtOで漱ぎ、
風乾した。濾液を、黄色の固体になるまで濃縮し、MeOH(1mL)で摩砕し、濾過し
、白色固体をEtOで漱ぎ、風乾した。固体の2つの生成物を合わせて、白色固体の生
成物を得た(197mg、収率88%)。H NMR(d−DMSO) δ 8.3
7−8.39(m、2H)、7.26−7.28(m、2H)、3.36−3.43(m
、3H)、3.24(s、3H)、2.75−2.86(m、1H)、2.41−2.6
8(m、6H)。
【0586】
ステップC:ベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4
−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:トルエン(1.8mL)およびDM
F(0.2mL)中のリチウムtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジ
ン−4−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(25mg、0.098mmol)懸
濁液に、DIEA(0.034mL、0.20mmol)およびジフェニルホスホリルア
ジド(0.029mL、0.14mmol)を、順次添加した。反応混合物を周囲温度で
20分間撹拌し、次いで10分間還流させた。ベンジルアルコール(100mg、0.9
8mmol)を添加し、反応混合物を17時間還流させた。反応混合物を、0〜10%M
eOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより直接精製し、黄色油状
の生成物を得た(11mg、収率32%)。MS(apci)m/z=356.1(M+
H)。
【0587】
ステップD:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)
ピロリジン−3−アミンbis(2,2,2−トリフルオロアセテート)の調製:TFA
(1mL)中のベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4
−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(11mg、0.031mmol)溶液を、
封管中、60℃で18時間加熱した。反応混合物をEtOH(5mL)とともに移し、濃
縮して、褐色油状の粗生成物を得、それを、定量的収率を想定して、ステップFで直接使
用した。MS(apci)m/z=222.1(M+H)。
【0588】
ステップE:フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イルカルバメートの調製:EtOAc(2.0mL)および2MのN
aOH水溶液(0.50mL、1.0mmol)中の2−フェニル−2,4,5,6−テ
トラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(表1;100mg、0.50m
mol)懸濁液を、フェニルカルボノクロリデート(0.088mL、0.70mmol
)の液滴で処理し、周囲温度で16時間撹拌した。反応混合物を次いで相分離し、有機相
を水(5mL)およびブライン(5mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真
空中で濃縮して、生成物を得た(160mg、収率100%)。MS(apci)m/z
=320.1(M+H)。
【0589】
ステップF:1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−
イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシ
クロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:実施例1に記載される方法により
、ステップBのフェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イルカルバメートの代りにフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロ
ペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートを使用し、およびステップBのtran
s−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩の代り
にtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(ピリジン−4−イル)ピロリジン−
3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)を使用して調製し、白色固体の
最終生成物を得た(6.0mg、収率42%)。MS(apci)m/z=447.2(
M+H)。
【0590】
実施例39
【化197】
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trans−1−(4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリ
ジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[
c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:trans−tert−ブチル3−(3−フルオロフェニル)−4−(3
−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−
イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:無水トルエン(2mL)中
のtrans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)
ピロリジン−3−カルボン酸(ケムインペックス社(ChemImpex)から購入;100mg
、0.32mmol)懸濁液に、トリエチルアミン(180μL、1.29mmol)、
その後ジフェニルホスホリルアジド(98μL、0.45mmol)を添加した。得られ
た溶液を周囲温度で1時間撹拌し、次いで1時間還流させた。冷却後、反応混合物を2−
フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン(
表1;193mg、0.97mmol)で処理し、還流で15時間撹拌した。冷却した混
合物を、飽和NaHCO(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEt
OAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相をブラインで洗浄し(10mL)、
NaSOで乾燥し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、1%MeOH/DCM、そ
の後5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、褐
色ゴム状の生成物を得た。ゴムのLCMS分析は、これが、所望の生成物と2−フェニル
−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン出発材料の
対称尿素の、約2:1混合物であることを示した。混合物を次のステップで直接使用した
。MS(apci)m/z=506.2(M+H)。
【0591】
ステップB:1−(trans−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル
)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール
−3−イル)尿素の調製:CHCl(8mL)中の、ステップAで単離した混合物(
90mg、0.18mmol)に、TFA(2mL)を添加した。溶液を周囲温度で2時
間撹拌し、次いで濃縮し、残渣を1NのNaOH(20mL)とCHCl(20mL
)に分配した。水層をCHClで抽出し(2x10mL)、合わせた有機層をブライ
ン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、褐色のゴムを得た。2%M
eOH/DCM〜10%MeOH/CHCl/0.1%7N NH/MeOHで溶
出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色固体の生成物を得た(3
1mg、収率43%)。MS(apci)m/z=406.1(M+H)。
【0592】
ステップC:trans−1−(4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシ
エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:無水DMF(1mL)中の1−
(trans−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェ
ニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素(
31mg、0.076mmol)溶液に、1−ブロモ−2−メトキシエタン(9.1μL
、0.09mmol)、その後DIEA(40μL、0.23mmol)を添加した。混
合物を60℃まで温め、15時間撹拌した。冷却した混合物を、飽和NaHCO(20
mL)とEtOAc(10mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL
)。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いで
NaSOで乾燥し、濃縮した。未精製の物質を、2.5%MeOH/CHCl
溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の生成物を得た(
14mg、収率40%)。MS(apci)m/z=464.1(M+H)。
【0593】
実施例40
【化198】
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trans−1−(−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロ
リジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イル)尿素
実施例39に記載される手順を使用し、ステップAの、2−フェニル−2,4,5,6
−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの代りに、3−イソプロピル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1)を使用して調製した。MS(a
pci)m/z=466.2(M+H)。
【0594】
実施例41
【化199】
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trans−1−(4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリ
ジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)尿素
実施例39に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−
ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代
りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロフェニ
ル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=466
.2(M+H)。
【0595】
実施例42
【化200】
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trans−1−(4−(3−クロロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル
)尿素
実施例40に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−
ブトキシ−カルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の
代りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニ
ル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=482
.1(M+H)。
【0596】
実施例43
【化201】
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trans−1−(4−(2−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリ
ジン−3−イル)−3−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)尿素
実施例40に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−
ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代
りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−フルオロフェニ
ル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=466
.2(M+H)。
【0597】
実施例44
【化202】
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trans−1−(3−イソプロピル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−
3−(1−(2−メトキシエチル)−4−(チオフェン−2−イル)ピロリジン−3−イ
ル)尿素
実施例40に記載される手順に従って、ステップAの、trans−1−(tert−
ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の代
りに、trans−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(チオフェン−2−イ
ル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=454
.1(M+H)。
【0598】
実施例45
【化203】
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1−((3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6
−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(E)−メチル3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)アクリレ
ートの調製:CHCl(10mL)中のメチル(トリフェニル−ホスホラニリデン)
アセテート(2.61g、7.80mmol)溶液を0℃まで冷却し、次いで無水CH
Cl(10mL)中の4−メチルチアゾール4−カルボアルデヒド(メイブリッジ社(
Maybridge)から購入、1.00g、7.08mmol)溶液を、15分間に渡って滴加
した。反応物を周囲温度まで温め、24時間撹拌した。減圧下での溶媒の除去後、得られ
た黄色がかった固体の残渣をCHCl中に溶解し、15%EtOAc/ヘキサンで溶
出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、白色粉末の生成物を得
た(1.32g、収率94.5%)。H−NMR(400MHz、DMSO−d
δ 7.73(d、J=15.62Hz、1H)、6.07(d、J=15.62Hz、
1H)、3.71(s、3H、OCH)、2.63(s、3H、CH)、2.42(
s、3H、CH)。MS(apci)m/z=198(M+H)。
【0599】
ステップB:(3,4−trans)−メチル4−(2,4−ジメチルチアゾール−5
−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:トル
エン(15mL)中の(E)−メチル3−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)ア
クリレート(200mg、1.01mmol)およびTFA(7.81μL、0.101
mmol)溶液を、氷浴中で冷却し、その後、トルエン(5mL)中の2−メトキシ−N
−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(312mg
、1.52mmol)溶液を滴加した。反応物を周囲温度まで温め、3日間撹拌した。反
応混合物を、飽和NaHCO(25mL)および水(2×25mL)で洗浄し、Na
SOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。未精製の物質を、5〜50%アセトニトリ
ル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、透明油状の生成物を得た
(43mg、収率14%)。MS(apci)m/z=299.1(M+H)。
【0600】
ステップC:(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボン酸の調製:2:2:1 TH
F/MeOH/水(0.7mL)の混合溶媒系中の(3,4−trans)−メチル4−
(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−カルボキシレート(41mg、0.14mmol)溶液に、LiOH−HO(17
mg、0.41mmol)を添加し、混合物を周囲温度で一晩撹拌した。溶媒の除去後、
固体の残渣を水(0.2mL)中に溶解し、pH4〜5になるまで、1NのHClで酸性
化した。混合物を、5〜33%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーに
より直接精製して、透明油状の生成物を得た(30mg、収率77%)。MS(apci
)m/z=285.1(M+H)。
【0601】
ステップD:ベンジル(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−
5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:ト
ルエン(0.9mL)中の(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール
−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−カルボン酸(25.6mg
、0.09mmol)混濁溶液に、TEA(31μL、0.22mmol)、その後ジフ
ェニルホスホルアジデート(27μL、0.13mmol)を添加した。混合物を周囲温
度で1時間撹拌し、次いで100℃で1時間撹拌した。ベンジルアルコール(19μL、
0.18mmol)を添加し、混合物を100℃で18時間加熱した。冷却後、混合物を
EtOAc(2mL)で希釈し、水で洗浄し(2×1mL)、MgSOで乾燥し、濾過
し、濃縮した。未精製の残渣を、5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムク
ロマトグラフィーにより精製し、黄色がかった油状の生成物を得た(18mg、収率51
%)。MS(apci)m/z=390.1(M+H)。
【0602】
ステップE:(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオ
ロアセテート)の調製:TFA(178μL、2.31mmol)中のベンジル(3,4
−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−1−(2−メトキシ
エチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(18.0mg、0.0462mmol)溶
液を、60℃で18時間加熱した。反応混合物をトルエン/EtOHで希釈し、濃縮した
。未精製の物質を、5〜38%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、無色ガラス状固体の生成物を得た(14mg、収率63%)。MS(
apci)m/z=256.1(M+H)。
【0603】
ステップF:1−((3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5
−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−
2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製
DMA(0.3mL)中の(3,4−trans)−4−(2,4−ジメチルチアゾール
−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−
トリフルオロアセテート)(14mg、0.029mmol)透明溶液に、フェニル2−
フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカル
バメート(11mg、0.035mmol)を添加した。混合物を氷浴中で冷却し、DI
EA(0.020mL、0.12mmol)を添加した。反応物を周囲温度まで温め、5
分間撹拌し、次いで5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーに
より直接精製して、白色固体の表題生成物を得た(10mg、収率72%)。MS(ap
ci)m/z=481.2(M+H)。
【0604】
実施例46
【化204】
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1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロ
リジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(E)−エチル3−(オキサゾール−5−イル)アクリレートの調製:T
HF(40mL)中のNaH(鉱物油中60%、227mg、5.67mmol)懸濁液
に、N下、0℃で、エチル2−(ジエトキシホスホリル)アセテート(1.12mL、
5.67mmol)を滴加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いでTHF(5mL
)中のオキサゾール−5−カルバルデヒド(500mg、5.15mmol)溶液を添加
した。氷浴を取り除き、反応物を周囲温度で18時間撹拌した。反応物をHO(30m
L)で希釈し、EtOAc(50mL)で抽出した。有機相をブライン(50mL)で洗
浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜1%MeOH
/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色油状の生成
物を得た(354mg、収率41.1%)。H NMR(CDCl) δ 7.92
(s、1H)、7.48(d、1H)、7.29(s、1H)、6.40(d、1H)、
4.27(q、2H)、1.29(t、3H)。
【0605】
ステップB:trans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−
5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:DCM(20mL)中の(E)−
エチル3−(オキサゾール−5−イル)アクリレート(354mg、2.12mmol)
溶液に、0℃で、TFA(0.033mL、0.42mmol)を添加し、次いで2−メ
トキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミン(
調製C、522mg、2.54mmol)を滴加した。氷浴を取り除き、反応物を周囲温
度で18時間撹拌し、次いで反応混合物をNaHCO飽和水溶液(20mL)で希釈し
、分離し、水相をDCM(20mL)で抽出した。合わせた有機相をMgSOで乾燥し
、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物を、0〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカ
カラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色油状の生成物を得た。(321mg、収
率56.5%)。MS(apci)m/z=269.2(M+H)。
【0606】
ステップC:リチウムtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール
−5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:THF(6mL)およびMeO
H(3mL)中のtrans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール
−5−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(321mg、1.20mmol)溶液
に、2MのLiOH水溶液(0.837mL、1.67mmol)を添加した。反応物を
周囲温度で1.5時間撹拌し、次いで黄色粘着性の固体になるまで濃縮した。粗生成物を
、MeOH(10mL)中に溶解し、濃縮して、黄色泡状(234mg、収率79.4%
)の生成物を得た。MS(apci neg)m/z=239.2(M−Li)。
【0607】
ステップD:ベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール
−5−イル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:DMF(0.8mL)中のtr
ans−エチル1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イル)ピロリジ
ン−3−カルボキシレート(234mg、0.872mmol)溶液に、DIEA(0.
304mL、1.74mmol)、次いでトルエン(10mL)を添加した。ジフェニル
ホスホリルアジド(0.263mL、1.22mmol)を添加し、反応物を周囲温度で
1時間撹拌し、次いで還流で1時間撹拌した。ベンジルアルコール(0.903mL、8
.72mmol)を添加し、反応物を17時間還流させた。混合物を冷却し、HO(2
5mL)で希釈し、DCM(3x20mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(25
mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物を、5〜70%アセ
トニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色シロップ
状の生成物を得た(55mg、収率18%)。MS(apci)m/z=346.1(M
+H)。
【0608】
ステップE:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−5−イ
ル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)の調製:TF
A(2mL)中のベンジルtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾー
ル−5−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(55mg、0.16mmol)溶液
を、封管中、60℃で16時間加熱した。反応混合物を、EtOH(10mL)を含むフ
ラスコに移し、真空中で濃縮した。粗生成物を、トルエン(15mL)中に溶解し、3回
共沸させて、褐色シロップ状の粗生成物を得た(130mg、収率186%)。MS(a
pci)m/z=212.1(M+H)。
【0609】
ステップF:1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−
5−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒド
ロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:実施例45、ステップFに記
載される方法により、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(オキサゾール−
5−イル)ピロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)を使用
して調製し、無色の残渣として生成物を得た(5.0mg、収率18%)。MS(apc
i)m/z=437.3(M+H)。
【0610】
実施例47
【化205】
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1−(trans−4−(イソオキサゾール−5−イル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペ
ンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例46に記載される方法により調製し、ステップAの、オキサゾール−5−カルバ
ルデヒドの代りに、イソオキサゾール−5−カルバルデヒドを使用して調製した。MS(
apci)m/z=437.0(M+H)。
【0611】
実施例48
【化206】
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1−((3,4−trans)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3−メトキシフェ
ニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシ
クロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(3,4−trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシフェニル
)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラ
ゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:(3,4−t
rans)−tert−ブチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−
1−カルボキシレート(30mg、0.095mmol、ブロードファーム社(BroadPha
rm)から購入)およびフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペン
タ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(37mg、0.11mmol)混合物に、
DMA(0.5mL)を添加し、氷浴中で冷却し、次いでDIEA(0.050mL、0
.29mmol)を添加した。氷浴を取り除き、反応物を周囲温度で2時間撹拌した。次
いで反応混合物を、5〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーに
より直接精製し、白色固体の生成物を得た(15mg、収率30%)。MS(apci)
m/z=518.0(M+H)。
【0612】
ステップB:1−((3,4−trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジ
ン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩の調製:IPA中5〜6NのHCl(58μL、0
.29mmol)中の(3,4−trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシフ
ェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(15mg、0
.029mmol)溶液を、周囲温度で3時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、エーテル
で処理し、高真空で乾燥し、オフホワイト固体の粗生成物を得た。固体を、さらに精製す
ることなく、次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=418.1(M+
H)。
【0613】
ステップC:1−((3,4−trans)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3
−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−
テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−((3,4−
trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェ
ニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩
酸塩(13mg、0.029mmol)のDMF(0.3mL)溶液に、N−エチル−N
−イソプロピルプロパン−2−アミン(16μL、0.086mmol)および1−ブロ
モ−2−メトキシエタン(4.8mg、0.034mmol)を添加し、反応を周囲温度
で3日間撹拌した。反応物を、5〜55%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロ
マトグラフィーにより直接精製し、白色固体の表題生成物を得た(10mg、収率73%
)。MS(apci)m/z=476.2(M+H)。
【0614】
実施例49
【化207】
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1−(1−(2−メトキシエチル)−4−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イ
ル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾー
ル−3−イル)尿素
ステップA:trans−(1−(2−メトキシエチル)−4−ニトロピロリジン−3
−イル)チアゾールの調製:PS−DMAP(3.52g、5.00mmol)を、アセ
トニトリル(5mL)およびニトロメタン(5mL)中のチアゾール−2−カルバルデヒ
ド(2.83g、25.0mmol)溶液に、少量づつ添加した。反応物を周囲温度で4
時間撹拌し、アセトニトリル(50mL)、その後無水酢酸(2.59mL、27.5m
mol)を添加した。反応物を1時間撹拌し、濾過し、真空中で濃縮して、(E)−2−
(2−ニトロビニル)チアゾール(3.99g)を得た。(E)−2−(2−ニトロビニ
ル)チアゾール(1.00g、6.40mmol)の一部をDCM(5mL)中に溶解し
、0℃まで冷却し、TFA(0.0987mL、1.28mmol)で処理し、その後2
−メトキシ−N−(メトキシメチル)−N−((トリメチルシリル)メチル)エタンアミ
ン(1.32g、6.40mmol)の液滴で処理した。反応物を周囲温度まで一晩昇温
させた。1NのNaOH(5mL)を添加し、相分離フリット(phase separator frit
)中、反応物をDCMで数回抽出した。合わせたDCM抽出物を濃縮して、未精製の表題
化合物を得た1.61g、収率94.1%)。MS(apci)m/z=258.0(M
+H)。
【0615】
ステップB:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(チアゾール−2−イル
)ピロリジン−3−アミンの調製:trans−1−(2−メトキシエチル)−4−ニト
ロピロリジン−3−イル)チアゾール(80mg、0.31mmol)を、1mLのMe
OH中に溶解し、10%Pd/C(33mg、0.031mmol)で処理した。反応混
合物を、水素バルーン下で一晩撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮して、未精
製の表題化合物を得た(68mg、収率96%)。MS(apci)m/z=228.1
(M+H)。
【0616】
ステップC:1−(trans−1−(2−メトキシエチル)−4−(チアゾール−2
−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:trans−1−(2−メトキ
シ−エチル)−4−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−アミン(15.0mg、
0.0660mmol)を、1mLのDCM中に溶解し、DIEA(23.0μL、0.
132mmol)、その後フェニル2−(シクロヘクサ−1,3−ジエニル)−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(25.4
mg、0.0792mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で18時間撹拌し、濃
縮し、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精
製し、表題化合物を得た(3.2mg、収率10.7%)。MS(apci)m/z=4
53.1(M+H)。
【0617】
実施例50
【化208】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イ
ル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾー
ル−3−イル)尿素
DCM(5mL)中の(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製D;0.10g、0.34mmol)のDCM(5
mL)溶液に、0℃で、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペ
ンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(実施例38、ステップC;0.13g、
0.41mmol)およびTEA(0.14mL、1.0mmol)を、順次添加した。
得られた混合物を周囲温度まで昇温させ、2時間撹拌した。次いでそれをEtOAcで処
理し、飽和NHCl、飽和NaHCO、およびブラインで洗浄した。合わせた有機層
をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。未精製の物質を、2〜2.5%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(0.11
g、収率72%)。MS(apci)m/z=446.2(M+H)。
【0618】
実施例51
【化209】
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1−(1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1
−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
1,3−ジフェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表1;32.0mg、0.13
6mmol)、DIEA(35.6μL、0.204mmol)および1,1’−カルボ
ニルジイミダゾール(19.3mg、0.119mmol)を、密封容器中のCHCl
(0.5mL)中で合わせ、60℃で4時間加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、(
3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩
酸塩(調製D;15.0mg、0.0681mmol)を添加した。100℃で15時間
加熱した後、反応混合物を濃縮し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラム
クロマトグラフィーにより直接精製し、表題化合物を得た(5.6mg、収率17%)。
MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
【0619】
実施例52
【化210】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イ
ル)−3−(1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
DCM(2mL)中の1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(表
1;49mg、0.28mmol)溶液に、CDI(46mg、0.28mmol)、そ
の後DIEA(200μL、1.1mmol)を添加した。2時間後、周囲温度で、DC
M(0.6mL)中の(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロ
リジン−3−アミン二塩酸塩(調製D、83mg、0.28mmol)溶液を添加した。
反応物を15分間撹拌し、次いで5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムク
ロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の表題生成物を得た(45mg、収率38
%)。MS(apci)m/z=420.1(M+H)。
【0620】
適切な出発物質を使用し、実施例52の方法に従って、表6の化合物を調製した。CD
Iによる活性化中間体への変換時間は様々であり、一定分量を採取してMeOH中でクエ
ンチすることによりモニタした。LCMS分析を使用して、メチルカルバメートへの完全
な変換をモニタした(30分間〜16時間)。
【表6-1】
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【表6-2】
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【表6-3】
[この文献は図面を表示できません]

【表6-4】
[この文献は図面を表示できません]

【表6-5】
[この文献は図面を表示できません]

【表6-6】
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【0621】
実施例1の方法に従って、調製Bの化合物を調製D、E、F、G、H、JまたはKの化
合物に置き換え、適切なピラゾール中間体を使用して、表7の化合物を調製した。
【表7-1】
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【表7-2】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-3】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-4】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-5】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-6】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-7】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-8】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-9】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-10】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-11】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-12】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-13】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-14】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-15】
[この文献は図面を表示できません]

【表7-16】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
実施例1の方法に従って、調製Bの化合物を、調製FまたはKの化合物に置き換え、適
切なピラゾール中間体を使用して、表8の化合物を調製した。
【表8-1】
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【表8-2】
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【0623】
実施例1の方法に従って、調製Bの化合物を、調製E、F、HまたはKの化合物に置き換
え、適切なピラゾール中間体を使用して、表9の化合物を調製した。
【表9-1】
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【表9-2】
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【0624】
実施例151
【化211】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イ
ル)−3−(2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペン
タ[c]ピラゾール−3−アミンの調製:メタノール(35mL)中の2−オキソシクロ
ペンタンカルボニトリル(0.4g、3.7mmol、AATファーマシューティカル社
(AAT Pharmaceutical)から購入)および4−ヒドラジニルピリジン塩酸塩(0.53
g、3.7mmol)溶液を、圧力容器中に密封し、80℃で一晩加熱した。真空中で溶
媒を除去した後、残渣を1NのNaOH(20mL)で摩砕し、DCMで抽出した(3×
25mL)。合わせた有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮し
て、褐色がかった固体の粗生成物を得、それを次のステップで、直接使用した。MS(a
pci)m/z=201.2(M+H)。
【0625】
ステップB:1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロ
リジン−3−イル)−3−(2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒド
ロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中の2−(
ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−アミン(43mg、0.21mmol)混合物に、0℃で、DIEA(0.075m
L、0.43mmol)を添加し、その後トリホスゲン(25mg、0.086mmol
)を一度に添加した。反応物を周囲温度まで温め、2時間撹拌した。一定分量(0.5m
L)の反応混合物(3−イソシアネート−2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6
−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール(12.1mg、0.0535mmol)
を含有する)を除去し、(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(調製D、20mg
、0.0446mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(
38.8μL、0.223mmol)で、順次処理した。30分間撹拌した後、反応混合
物を、5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相クロマトグラフィーにより直接精製
して、オフホワイト固体の表題の最終生成物を得た(5mg、収率25%)。MS(ap
ci pos)m/z=447.2(M+H)。
【0626】
実施例151の方法に従って、使用するピラゾールを適切な類似体に置き換え、および
調製Dの化合物を調製Fの化合物に置き換えて、表10の化合物を調製した。
【表10-1】
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【表10-2】
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【0627】
実施例158
【化212】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イ
ル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾ
ール−3−イル)尿素二塩酸塩
tert−ブチル3−(3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フ
ェニルピロリジン−3−イル)ウレイド)−2−フェニル−4,6−ジヒドロピロロ[3
,4−c]ピラゾール−5(2H)−カルボキシレート(実施例79)を、ジオキサン(
2.0mL、0.017mmol)中4NのHClで処理し、周囲温度で30分間撹拌し
た。得られたベージュの懸濁液を濾過し、固体をEtOで漱いで、黄褐色固体の生成物
を得た(6.4mg、収率74%)。MS(apci)m/z=447.1(M+H)。
【0628】
実施例159
【化213】
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1−(5−アセチル−2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c
]ピラゾール−3−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−
フェニルピロリジン−3−イル)尿素
アセトニトリル(1.0mL、19mmol)中の1−((3S,4R)−1−(2−
メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4
,5,6−テトラヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素二塩酸塩(実
施例158、2.0mg、0.0039mmol)およびDIEA(0.0067mL、
0.039mmol)溶液に、酢酸(0.0011mL、0.019mmol)、その後
HATU(2.9mg、0.0077mmol)を添加した。周囲温度で1時間撹拌した
後、反応混合物を、0〜10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフ
ィーにより直接精製して、生成物を得た(0.7mg、収率37%)。MS(apci)
m/z=489.2(M+H)。
【0629】
実施例160
【化214】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−(ヒドロキシメチル)−3−(メトキシメチル
)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
DCM(20mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−4,6−
ジヒドロ−2H−フロ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素(実施例90、250
mg、0.517mmol)溶液を、4NのHCl/ジオキサン(5mL)で処理した。
乾燥するまで濃縮した後、残渣を、1NのNaOHおよびDCMで分配することにより遊
離塩基に変換し、次いで2〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、生成物を得た(29mg、収率11%)。MS(apci)m/
z=516.2(M+H)。
【0630】
実施例161
【化215】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−
3−イル)安息香酸
THF(4.0mL、0.15mmol)およびMeOH(2.0mL、49mmol
)中のメチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−
ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(実施例121、79mg、0.15mmol)溶
液に、0℃で、LiOH(2M水溶液)(0.15mL、0.31mmol)を添加した
。この反応物を周囲温度で撹拌し、HPLC分析により完全な転換が観察されるまで(約
2日間)、追加のLiOHを添加した。2MのHCl(1mL)で酸性化した後、混合物
を水(10mL)で希釈し、DCM(20mL)で抽出し、次いで10%MeOH/DC
Mで抽出した(3x10mL)。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、Mg
SOで乾燥し、濾過し、濃縮して、白色固体の生成物を得た(70mg、収率91%)
。MS(apci)m/z=500.1(M+H)。
【0631】
実施例162
【化216】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−
イル)ベンズアミド
DMF(0.5mL、0.024mmol)中の4−(5−(3−((3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イ
ル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)安息香酸(実施例161、
12mg、0.024mmol)溶液に、N−メチルモルホリン(0.0079mL、0
.072mmol)、NH(ジオキサン中0.5M)(0.096mL、0.048m
mol)およびHATU(10mg、0.026mmol)を順次添加した。反応混合物
を周囲温度で一晩撹拌し、5〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマト
グラフィーにより精製し、表題化合物を得た(5.1mg、収率43%)。MS(apc
i)m/z=499.1(M+H)。
【0632】
実施例163
【化217】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−
3−イル)−N−メチルベンズアミド
実施例162に記載の方法に従って、NHの代りにメチルアミン(THF中2M)を
使用して調製した。MS(apci)m/z=513.1(M+H)。
【0633】
実施例164
【化218】
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4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−
3−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド
実施例162に記載される方法に従って、NHの代りにジメチルアミン(THF中2
M)を使用して調製した。MS(apci)m/z=5527.1(M+H)。
【0634】
実施例165
【化219】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1−
メチル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(2mL、0.081mmol)中のメチル4−(5−(3−((3S,4R)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(実施例1
21;20mg、0.039mmol)懸濁液に、0℃、N下で、水素化アルミニウム
リチウム(トルエン中1Mのビス−THF溶液)(0.078mL、0.078mmol
)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで3μLのHOおよび3μLの
1MのNaOH水溶液を添加し、その後9μLのHOを添加することにより、クエンチ
した。混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いでシリンジフィルタで濾過し、THF(2
mL)で漱ぎ、白色固体になるまで濃縮した。固体を、5〜50%アセトニトリル/水で
溶出する逆相クロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(10mg、収率53
%)。MS(apci)m/z=486.1(M+H)。
【0635】
実施例166
【化220】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
ニル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:フェニル1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラ
ゾール−5−イルカルバメートの調製:実施例1のステップAに従って、3−tert−
ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、1−メチル−3−(4−(メ
チルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体P121)に置き換えて
調製し、生成物を得た。MS(apci)m/z=340.0(M+H)。
【0636】
ステップB:フェニル1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H
−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:DCM(5mL、0.295mmol)中
のフェニル1−メチル−3−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピラゾール−5−
イルカルバメート(110mg、0.324mmol)溶液に、0℃で、MCPBA(H
O中70〜75%)(72.6mg、0.295mmol)を1度に添加した。反応混
合物を周囲温度まで昇温させ、2時間撹拌し、次いでもう1回分のMCPBA(72.6
mg、0.295mmol)を添加した。周囲温度で5時間撹拌した後、混合物をDCM
(25mL)で希釈し、NaHCO飽和水溶液(2x10mL)およびNa
飽和水溶液(3x10mL)で洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥し、濾過し、真空
中で濃縮して、粗生成物を得た(101mg、収率92.3%)。MS(apci)m/
z=372.0(M+H)。
【0637】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−(4−(メチルス
ルホニル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1のステップ
Bに従って、フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ルカルバメートの代りにフェニル1−メチル−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル
)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用し、および調製Bの化合物の代りに
調製Fの化合物を使用して、調製した。MS(apci)m/z=534.1(M+H)
【0638】
実施例167
【化221】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:フェニル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバ
メートの調製:実施例1、ステップAの方法に従って、3−tert−ブチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−アミンに置き換えて調製して、生成物を得た。MS(apci)m/z=294.
1(M+H)。
【0639】
ステップB:フェニル4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イルカルバメートの調製:アセトニトリル(0.5mL)中のフェニル3−メチル−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(20mg、0.0682mm
ol)溶液に、Selectfluor(26.6mg、0.0750mmol)を、周
囲温度で少量づつ添加し、反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を、5〜65%アセト
ニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色泡状固
体の生成物を得た(12.4mg、収率58.4%)。MS(apci)m/z=312
.0(M+H)。
【0640】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−3−メチル−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1、ステップBの方法に従っ
て、フェニル3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバ
メートの代りに、フェニル4−フルオロ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イルカルバメートを使用し、および調製Bの化合物の代りに、調製Fの化合物を使
用して、調製した。MS(apci)m/z=474.1(M+H)。
【0641】
実施例168
【化222】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−1−メチル−3−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)尿素
実施例167と同じ手順を使用して、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−アミンの代りに、1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用
して調製した。MS(apci)m/z=474.1(M+H)。
【0642】
実施例169
【化223】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−フルオロ−1,3−ジフェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)尿素
実施例167と同じ手順を使用して、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−アミンの代りに、1,3−ジ−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用して調
製した。MS(apci)m/z=536.1(M+H)。
【0643】
実施例170
【化224】
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2−メトキシエチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−
1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート
ステップA:リチウム4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチ
ル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエートの調製:THF(4mL、0.308m
mol)およびMeOH(2.00mL、49.4mmol)中のメチル4−(5−(3
−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル
)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベン
ゾエート(実施例121;158mg、0.308mmol)溶液に、0℃で、LiOH
(2M水溶液)(0.308mL、0.615mmol)を添加した。反応混合物を周囲
温度まで温め、48時間撹拌した。もう1回分のLiOH(70μL、0.4当量)を添
加し、反応混合物を、さらに4日間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、定量的
収率を想定して、次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=500.1(
M+H)。
【0644】
ステップB:2−メトキシエチル4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)
−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエートの調製:DMF(0.5mL
、0.030mmol)中のリチウム4−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4
−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド
)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(15mg、0.030m
mol)溶液に、DIEA(0.016mL、0.089mmol)および2−メトキシ
エタノール(9.0mg、0.12mmol)を添加し、その後HATU(17mg、0
.045mmol)を添加した。反応混合物を一晩周囲温度で撹拌し、次いで5〜65%
アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色
泡状固体の生成物を得た(1.8mg、収率11%)。MS(apci)m/z=558
.0(M+H)。
【0645】
実施例171
【化225】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒ
ドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾー
ル−3−アミンの調製:無水EtOH(40mL、7.86mmol)中の4−オキソテ
トラヒドロチオフェン−3−カルボニトリル(1.00g、7.86mmol)およびフ
ェニルヒドラジン塩酸塩(1.25g、8.65mmol)懸濁液を2時間還流させた。
混合物を濃縮し、残渣を1NのNaOH水溶液(40mL)で摩砕した。固体を濾過によ
り回収し、0.1NのNaOH水溶液、水、およびヘキサンで順次洗浄し、次いで真空中
で乾燥して、白色固体の生成物を得た(1.62g、収率95%)。MS(apci)m
/z=218.1。
【0646】
ステップB:フェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]
ピラゾール−3−イルカルバメートの調製:EtOAc(10.0mL、2.30mmo
l)中の2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3
−アミン(500mg、2.30mmol)懸濁液に、NaOH(2.30mL、2M水
溶液、4.60mmol)を添加し、その後、フェニルクロロホルメート(0.40mL
、3.22mmol)を周囲温度で滴加した。2時間撹拌した後、追加のフェニルクロロ
ホルメート(0.14mL)を添加した。撹拌を5分間継続し、次いでもう1回分のフェ
ニルクロロホルメート(0.081mL)を添加し、混合物をさらに16時間撹拌した。
反応混合物をEtOAcで希釈し、相を分離した。有機相を水およびブラインで洗浄し(
各25mL)、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、5〜70%アセトニ
トリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の生成物を
得た。(0.50g、収率64%)(83%純度)。MS(apci)m/z=338.
1。
【0647】
ステップC:フェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H
−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメートの調製:DCM(5mL)
中のフェニル2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール
−3−イルカルバメート(100mg、0.29mmol)乳状溶液に、0℃で、MCP
BA(170mg、70〜75%水錯体、0.74mmol)を添加した。混合物を浴か
ら取り除き、周囲温度で10分間撹拌し、次いでDCM(20mL)で希釈し、飽和Na
HCO(3x10mL)、飽和Na(2x10mL)およびブライン(10
mL)で、順次洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、濃縮して、淡橙色泡状の生成
物を得(107mg、収率98%)、それを精製することなく使用した。MS(apci
)m/z=371.4。
【0648】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(5,5−ジオキシド−2−フェニル
−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:
無水DMA(2mL)中の(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E;60
mg、0.12mmol)およびフェニル(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6
−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)カルバメート(50.
3mg、0.14mmol)溶液に、DIEA(97μL、0.56mmol)を添加し
た。混合物を周囲温度で15時間撹拌した。次いで反応混合物を、飽和NHCl(20
mL)とEtOAc(10mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x10mL
)、合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いで
NaSOで乾燥し、濃縮した。2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマ
トグラフィーにより粗生成物を精製して、淡黄色泡状の生成物を得た(33mg、収率5
0%)。MS(apci)m/z=532.1。
【0649】
実施例172
【化226】
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1−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−
c]ピラゾール−3−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4
−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
実施例171で使用した手順に従って、ステップDの、(3S,4R)−4−(3,5
−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミントリフル
オロアセテート(調製E)を、(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製D)に置き換えて調製した。MS(apci
)m/z=496.0(M+H)。
【0650】
実施例173
【化227】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(5,5−ジオキシド−2−フェニル−4,6−ジヒ
ドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例171と同じ手順を使用して、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)の代りに、(3
S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリ
ジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E)を使用して調製した。MS(apc
i)m/z=532.0(M+H)。
【0651】
実施例174
【化228】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エト
キシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:フェニル4−メチル−3−(2−(メチルチオ)エトキシ)−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:実施例171、ステップBに記載
される方法に従って、2−フェニル−4,6−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−c]ピ
ラゾール−3−アミンを、4−メチル−3−(2−(メチルチオ)エトキシ)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−アミン(中間体P206)に置き換えて調製した。MS(
apci)m/z=384.0(M+H)。
【0652】
ステップB:フェニル4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの調製:フェニル4−メチル−3−
(2−(メチルチオ)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメ
ート(0.217g、0.566mmol)を、THF(10mL)で処理し、0℃まで
冷却した。3−クロロベンゾペルオキソ酸(MCPBA)溶液を、THF(4mL)とと
もに、反応混合物に添加した。1時間撹拌した後、混合物を周囲温度まで温め、2時間撹
拌した。反応混合物をEtOAcで処理し、Naおよび水でクエンチし、Et
OAcで抽出し、NaHCOおよびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、
真空中で濃縮した。得られた粗生成物を、シリカカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、生成物を得た(0.207g、収率88.0%)。MS(apci)m/z=416
.0(M+H)。
【0653】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−(メチルス
ルホニル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DC
M(5mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;50mg、0.15mmol)に、0
℃で、フェニル4−メチル−3−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(63mg、0.15mmol)を添加し、
その後TEA(0.064mL、0.46mmol)を添加した。得られた混合物を周囲
温度まで昇温させ、17時間撹拌した。反応混合物を次いでEtOAcで処理し、飽和N
Cl、飽和NaHCO、およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、
濃縮し、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、白色固体の表題生成物を得た(47mg、収率53%)。MS(apci)m/z=
578.0(M+H)。
【0654】
実施例175
【化229】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−(ヒドロキシメチル)−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)尿素
THF(2mL)中のエチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(実施例154;55mg、0.11m
mol)溶液に、0℃、N下で、水素化アルミニウムリチウム(トルエン中1Mのbi
s−THF溶液、0.21mL、0.21mmol)を滴加した。反応物を0℃で1.5
時間撹拌し、次いで周囲温度で3時間撹拌した。反応物を、HO(0.008mL)、
1MのNaOH水溶液(0.008mL)、およびHO(0.024mL)を順次添加
することによりクエンチした。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、TH
F(2mL)で漱ぎ、および真空中で濃縮した。粗生成物を、10%MeOH/DCMで
溶出する分取TLC(0.5mmプレート)で精製して、白色固体の生成物を得た(6m
g、収率11%)。MS(apci)m/z=472.0(M+H)。
【0655】
実施例176
【化230】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−
1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(((S)−2,2−
ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例76;65.0mg、0.111mmol)
溶液に、1MのHCl水溶液(2mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で75分間撹
拌し、次いで濃縮してTHFを除去した。残った水溶液をHO(2mL)で希釈し、2
MのNaOHで、pH=10になるまで処理した。得られた乳状混合物を、飽和するまで
NaClで処理し、EtOAcで抽出した(2X)。合わせた有機抽出物をMgSO
乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過した。溶出剤を無色のゲルになるまで濃縮し、
それをEtOで洗浄し、真空中で乾燥して、白色固体の表題化合物を得た(53mg、
収率88%)。MS(apci)m/z=546.1(M+H)。
【0656】
実施例177
【化231】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(
((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチ
ル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例77;50.0mg、0
.0854mmol)から調製し、白色固体の表題化合物を得た(38mg、収率82%
)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0657】
実施例178
【化232】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素塩酸塩
DCM(2mL)中の1−(3−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エ
トキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,
4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−イル)尿素(調製U−1;46mg、0.073mmol)に、周囲温度で、2N
のHCl(22mL、0.44mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を
真空中で濃縮し、EtOで漱いで、HCl塩として生成物を得た(45mg、収率10
0%)。MS(apci)m/z=516.1(M+H)。
【0658】
実施例179
【化233】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素塩酸塩
DCM(2mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオ
キシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−
((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)尿素(調製U−2;33mg、0.051mmol)に、周囲温
度で、2NのHCl(0.15mL、0.31mmol)を添加した。1時間撹拌した後
、反応混合物を真空中で濃縮し、EtOで漱いで、HCl塩として生成物を得た。(2
9mg、収率100%)。MS(apci)m/z=530.3(M+H)。
【0659】
実施例180
【化234】
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1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペン
タ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(3R,4R)−tert−ブチル3−アジド−4−ヒドロキシピロリジ
ン−1−カルボキシレートの調製:tert−ブチル6−オキサ−3−アザビシクロ[3
.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレート(15.42g、83.25mmol)、(
1S,2S)−(−)−[1,2−シクロヘキサンジアミノ−N,N’−ビス(3,5−
ジ−t−ブチルサリチリデン)]クロム(III)クロライド(1.181g、1.66
5mmol)およびアジドトリメチルシラン(12.79mL、91.58mmol)を
、窒素雰囲気下、周囲温度で18時間撹拌した。得られた暗赤色〜褐色の混合物をMeO
H(100mL)およびKCO(13.81g、99.90mmol)で処理し、反
応物を周囲温度で5時間撹拌した。溶液をセライト(登録商標)のパッドで濾過し、濃縮
し、EtOAc(100mL)および水(50mL)中に溶解した。層を分離し、水層を
EtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaHCO、水、およびブライ
ンで洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して、褐色の油を得た。油を、20%EtOAc
/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得
た(ee=93%、3.99g、収率102%)。MS(apci)m/z=129.0
(M+H−Boc)。
【0660】
ステップB:(3R,4R)−4−アジドピロリジン−3−オール塩酸塩の調製:ジオ
キサン(15mL、59mmol)中の(3R,4R)−tert−ブチル3−アジド−
4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(9.0g、39mmol)および4
NのHClを、DCM(30mL)中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応物を
真空中で濃縮して、黄色油状の表題化合物を得た(6.5g、収率100%)。MS(a
pci)m/z=129.0(M+H)。
【0661】
ステップC:(3R,4R)−4−アジド−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−オールの調製:(3R,4R)−4−アジドピロリジン−3−オール塩酸塩(6.5
g、39.5mmol)、1−ブロモ−2−メトキシエタン(6.59g、47.4mm
ol)およびDIEA(13.8mL、79.0mmol)を、10mLのDMF中で合
わせ、周囲温度で18時間撹拌した。MP−TsOH(39.5g、158mmol)を
添加し、反応物を1時間振盪し、濾過し、樹脂をDCMで洗浄した。7NのNHととも
に、MeOH(113mL、790mmol)およびDCM(113mL)中で1時間振
盪することにより、アミンを樹脂から遊離させた。反応物を濾過し、樹脂をDCMで洗浄
した。合わせた濾液を濃縮して、未精製の表題化合物(7.09g、収率96.4%)を
得た。MS(apci)m/z=187.0(M+H)。
【0662】
ステップD:(3R,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−オールの調製:(3R,4R)−4−アジド−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−オール(3.0g、16.1mmol)および10%Pd/C(1.71g、1
.61mmol)を、40mLのMeOH中で合わせ、反応物を、Parrシェーカー中
、40psi(約276kPa)のHで3日間振盪した。反応物をセライト(登録商標
)で濾過し、濃縮して、褐色油状の表題化合物を得た(2.53g、収率98.0%)。
MS(apci)m/z=161.1(M+H)。
【0663】
ステップE:tert−ブチル(3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシ
エチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:(3R,4R)−4−アミノ−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−オール(2.50g、15.6mmol)、B
ocO(4.09g、18.7mmol)およびPS−DMAP(0.191g、1.
56mmol)を、50mLのDCM中で合わせ、周囲温度で18時間振盪した。反応物
を濾過し、濃縮し、5〜20%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、表題化合物を得た(3.17g、収率78.0%)。MS(ap
ci)m/z=261.0(M+H)。
【0664】
ステップF:(R)−tert−ブチル1−(2−メトキシエチル)−4−オキソピロ
リジン−3−イルカルバメートの調製:5mLのDCM中の塩化オキサリル(33.51
μL、0.3841mmol)溶液を−78℃まで冷却し、DMSO(54.52μL、
0.7683mmol)を滴加した。反応物を15分間撹拌し、2mLのDCM中のte
rt−ブチル(3R,4R)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−イルカルバメート(50mg、0.1921mmol)溶液を滴加した。反応物を
−40℃まで1時間に渡り昇温させ、次いで−78℃まで冷却した。トリエチルアミン(
267.7μL、1.921mmol)を滴加し、反応物を0℃まで1時間に渡り昇温さ
せ、次いで水でクエンチし、エーテル(40mL)で抽出した。有機層をMgSOで乾
燥し、濾過し、濃縮して、未精製の表題化合物を得た(32mg、収率65%)。MS(
apci)m/z=259.0(M+H)。
【0665】
ステップG:tert−ブチル(3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシ
エチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:(R)−tert−
ブチル1−(2−メトキシエチル)−4−オキソピロリジン−3−イルカルバメート(1
7.0mg、0.0658mmol)をTHF(2mL)中に溶解し、溶液を−78℃ま
で冷却した。ジブチルエーテル(395μL、0.197mmol)中のフェニルリチウ
ム溶液を滴加し、反応物を−78℃で1時間撹拌し、次いで周囲温度まで1時間に渡り昇
温させた。反応物をブライン(10mL)中に注ぎ入れ、エーテルで数回抽出した。合わ
せた有機抽出物を乾燥し、濃縮し、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラム
クロマトグラフィーにより精製し、tert−ブチル(3R,4R)−4−ヒドロキシ−
1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートとの約4
:1混合物として、表題化合物を得た(8.5mg、収率38%)。MS(apci)m
/z=337.1(M+H)。
【0666】
ステップH:(3S,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエチル)−3−フェニ
ルピロリジン−3−オール二塩酸塩の調製:0.1mLのイソプロパノール中の、ステッ
プGで得た生成物(7.0mg、0.0208mmol)の溶液に、イソプロパノール(
29.7μL、0.208mmol)中のHCl溶液を添加した。反応混合物を周囲温度
で1時間撹拌し、次いで濃縮して、(3R,4R)−4−アミノ−1−(2−メトキシエ
チル)−3−フェニルピロリジン−3−オール二塩酸塩との約4:1混合物として、表題
化合物を得た(6.5mg、収率101%)。MS(apci)m/z=237.1(M
+H)。
【0667】
ステップI:1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−
4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒ
ドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:ステップHで得た生成物(
6.5mg、0.021mmol)およびDIEA(11μL、0.063mmol)を
、0.5mLのDCM中で合わせ、0℃まで冷却した。フェニル2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(7.4m
g、0.023mmol)を添加し、反応物を周囲温度まで1時間に渡り昇温させた。反
応物を濃縮し、0〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー
により精製し、表題化合物を得た(3.8mg、収率39%)。MS(apci)m/z
=462.2(M+H)。
【0668】
実施例181
【化235】
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1−((3R,4S)−4−フルオロ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロ
リジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−((3R,4S)−4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニル
−ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロ
ペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および1−((3R,4R)−4−ヒドロキシ
−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェ
ニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素(
5.0mg、0.011mmol)(実施例177、ステップIに記載される通りに得た
)の約2:1混合物を、DCM(2mL)中に溶解し、−78℃まで冷却した。DAST
(1.7mg、0.011mmol)を添加し、反応物を一晩ゆっくりと周囲温度まで昇
温させた。反応物をMeOHでクエンチし、濃縮し、逆相MPLCで精製して、1−((
3R,4R)−4−フルオロ−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−
3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピ
ラゾール−3−イル)尿素との、約1:3混合物として、表題化合物を得た(2.6mg
、収率40%)。異性体は分離しなかった。MS(apci)m/z=464.1(M+
H)。
【0669】
実施例182
【化236】
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1−(trans−4−フェニル−1−(2−(トリフルオロメトキシ)エチル)ピロリ
ジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[
c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:trans−tert−ブチル3−フェニル−4−(3−(2−フェニル
−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)
ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:DMA(0.5mL、0.15mmol)中
のtrans−tert−ブチル3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−カルボキシ
レート(調製A2;40mg、0.15mmol)溶液に、フェニル2−フェニル−2,
4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(実施
例38、ステップC;58mg、0.18mmol)を添加し、その後氷浴中で冷却した
。DIEA(0.080mL、0.46mmol)を、反応混合物に添加し、それを次い
で一晩、周囲温度まで昇温させた。反応混合物を5〜75%アセトニトリル/水で溶出す
る逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(30mg
、収率41%)。MS(apci)m/z=488.0(M+H)。
【0670】
ステップB:1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]
ピラゾール−3−イル)−3−(trans−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素
塩酸塩の調製:trans−tert−ブチル3−フェニル−4−(3−(2−フェニル
−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)
ピロリジン−1−カルボキシレート(30mg、0.062mmol)を、ジオキサン中
4NのHClで処理し、周囲温度で15時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、EtO中
で摩砕して、生成物を得た(20mg、収率83%)。MS(apci)m/z=388
.1(M+H)。
【0671】
ステップC:1−(trans−4−フェニル−1−(2−(トリフルオロメトキシ)
エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−(2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)−3−(trans−
4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素塩酸塩(16mg、0.038mmol)のD
MF(0.5mL)溶液に、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(21
μL、0.11mmol)および1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)エタン(8
.7mg、0.045mmol)を添加し、周囲温度で3時間撹拌し、次いで40℃まで
15時間加熱した。反応混合物を、5〜75%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラム
クロマトグラフィーにより直接精製し、表題化合物を得た(10mg、収率50%)。M
S(apci)m/z=499.9(M+H)。
【0672】
実施例183
【化237】
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1−(trans−1−(2−(メチルチオ)エチル)−4−フェニルピロリジン−3−
イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾ
ール−3−イル)尿素
実施例182のとおりに、1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)エタンの代りに
、(2−クロロエチル)(メチル)スルファンを使用して調製し、ベージュ固体の生成物
を得た(2.6mg、収率24%)。MS(apci)m/z=462.1(M+H)。
【0673】
実施例184
【化238】
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1−((3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジ
ン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(S)−2−メトキシプロピルメタンスルホネート:無水CHCl
4mL)中の(S)−2−メトキシプロパン−1−オール(451mg、5.00mmo
l)およびDIEA(1.74mL、10.0mmol)溶液を、0℃まで冷却しMsC
l(0.406mL、5.25mmol)を2分間に渡り添加した。混合物を3時間撹拌
し、その間に混合物は周囲温度に達した。混合物を冷却したHO、飽和NaHCO
洗浄し、NaSOで乾燥した。乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、
濃縮して、金色油状の表題生成物を得た(821mg、収率98%)。H NMR(C
DCl) δ 4.22(m、1H)、4.13(m、1H)、3.63(m、1H)
、3.40(s、3H)、3.06(s、3H)、1.20(d、J=6.4Hz、3H
)。
【0674】
ステップB:Tert−ブチル(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル
)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート:DMF(2.0mL)中のter
t−ブチル(3S,4R)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(市販の、
262mg、1.00mmol)およびDIEA(348μL、2.00mmol)溶液
に、(S)−2−メトキシプロピルメタンスルホネート(252mg、1.50mmol
)を添加した。反応物を60℃で21時間加熱し、追加の(S)−2−メトキシプロピル
メタンスルホネート(84.0mg)を添加した。反応混合物を60℃で2時間加熱し、
周囲温度まで冷却しHO(8mL)に添加した。混合物をEtOAcで抽出し(3X)
、合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し(2X)、MgSOで乾燥した。乾燥した溶
液を、EtOAcで溶出するSiOプラグで濾過した。溶液を濃縮して、淡金色シロッ
プ状の未精製の表題化合物を得(462mg、収率138%)、それを次のステップで直
接使用した。MS(apci)m/z=335.1(M+H)。
【0675】
ステップC:(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニル
ピロリジン−3−アミン二塩酸塩:EtOAc(10mL)中の未精製のtert−ブチ
ル(3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−
3−イルカルバメート溶液に、ジオキサン(10.0mL、40.0mmol)中4Mの
HClを添加した。反応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いでMTBE(50mL)
で希釈した。得られた沈殿を回収し、MTBEで洗浄し、真空中で乾燥し、粘着性白色固
体の表題化合物を得た(276mg、収率90%)。MS(apci)m/z=235.
1(M+H)。
【0676】
ステップD:1−((3S,4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フ
ェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシ
クロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素:無水DMF(0.8mL)中の(3S,
4R)−1−((S)−2−メトキシプロピル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン
二塩酸塩(56.2mg、0.240mmol)溶液に、DIEA(139μL、0.7
96mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。フェニル2−フェニル−
2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(
実施例38、ステップE;75.1mg、0.200mmol)を添加し、混合物を周囲
温度で4時間撹拌した。混合物をHO(5mL)に添加し、EtOAcで抽出した(3
X)。合わせた抽出物を、1MのNaOH(2X)、HOおよび飽和NaClで洗浄し
た。溶液をMgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEtOAcで溶出す
るシリカクロマトグラフィーにより精製して、蝋様白色固体の表題化合物を得た(31m
g、収率34%)。MS(apci)m/z=460.1(M+H)。
【0677】
実施例185
【化239】
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1−((3,4−trans)−4−フェニル−1−(4,4,4−トリフルオロブチル
)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロ
ペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例182のとおりに調製し、1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)エタンの
代りに、4−ブロモ−1,1,1−トリフルオロブタンを使用して、白色固体の生成物を
得た(10mg、収率57%)。MS(apci)m/z=498.2(M+H)。
【0678】
実施例186
【化240】
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1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペン
タ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4
−ジフルオロフェニル)−3−イルカルバメートの調製:THF(1.5mL)中のte
rt−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イ
ルカルバメート(100.0mg、0.3352mmol、ACSサイエンティフィック
社(ACS Scientific)から購入)およびTEA(51.39μL、0.3687mmo
l)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(25.68μL、0.3687mmol)を滴
加した。周囲温度で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、濃縮した。未精製の物質を
、33%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し
、白色固体の生成物を得た(98mg、収率87%)。MS(apci pos)m/z
=338.0(M+H)。
【0679】
ステップB:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:HCl(150μL、0.59
mmol、4Nジオキサン)中のtert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル
)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(20mg
、0.059mmol)混合物を、周囲温度で15分間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、
エーテルで摩砕し、高真空で乾燥して、白色固体の生成物を得た(16mg、収率99%
)。MS(apci pos)m/z=238.0(M+H)。
【0680】
ステップC:1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒ
ドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(0.5mL)中の
2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−
1−イル)アセトニトリル塩酸塩(16mg、0.058mmol)およびフェニル2−
フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカル
バメート(19mg、0.058mmol)透明溶液に、周囲温度でDIEA(0.04
1mL、0.23mmol)を滴加した。1時間撹拌した後、反応混合物を、5〜55%
アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固
体の生成物を得た(18mg、収率65%)。MS(apci pos)m/z=463
.0(M+H)。
【0681】
実施例187
【化241】
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1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
DMA(180μL、0.037mmol)中の2−((3S,4R)−3−アミノ−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩(実
施例186、ステップB、10mg、0.037mmol)およびフェニル3−(2−メ
トキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメー
ト(13mg、0.037mmol)透明溶液に、DIEA(32μL、0.18mmo
l)を周囲温度で滴加した。反応物を約60℃まで短期間(約1分間)加熱し、次いで周
囲温度まで冷却し、20分間撹拌した。反応混合物を、5〜65%アセトニトリル/水で
溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(1
2mg、収率64%)。MS(apci pos)m/z=511.1(M+H)。
【0682】
実施例188
【化242】
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1−((3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−
イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾ
ール−3−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−
フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:THF(3mL)中のtert−ブ
チル(3,4−trans)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(206
.0mg、0.7852mmol、調製A)およびTEA(120.4μL、0.863
7mmol)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(60.16μL、0.8637mmo
l)を滴加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を濾過し、濃縮して白色固体の
生成物を得た(230mg、収率97%)。MS(apci pos)m/z=302.
1(M+H)。
【0683】
ステップB:2−((3,4−trans)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−
1−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:tert−ブチル(3,4−trans)−1
−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(230mg、0
.763mmol)およびHCl(4770μL、19.1mmol、4Nジオキサン)
の混合物を、周囲温度で2時間撹拌し、次いで真空中で濃縮し、エーテルで処理し、高真
空で乾燥して、淡黄色がかった固体の生成物を得た(180mg、収率99%)。MS(
apci pos)m/z=202.1(M+H)。
【0684】
ステップC:1−((3,4−trans)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピ
ロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペン
タ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(630μL)中の2−(3,4−
trans)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩
(33mg、0.14mmol)およびフェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラ
ヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(40mg、0.13mm
ol)透明溶液に、DIEA(110μL、0.63mmol)を周囲温度で滴加した。
周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を5〜55%アセトニトリル/水で溶出する逆相
カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(45mg、収率
84%)。MS(apci pos)m/z=427.1(M+H)。
【0685】
実施例189
【化243】
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1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン−3−イル)−
3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3
−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニル
ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:THF(8mL)中のtert−ブチル(3
S,4R)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(535mg、2.04m
mol、ACSサイエンティフィック社(ACS Scientific)から購入)およびTEA(
313μL、2.24mmol)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(156μL、2.
24mmol)を滴加した。周囲温度で一晩撹拌した後、反応混合物を濾過し、真空中で
濃縮した。未精製の物質を、50%ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、白色固体の生成物を得た(510mg、収率83%)。M
S(apci pos)m/z=302.0(M+H)。
【0686】
ステップB:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル
)アセトニトリル塩酸塩の調製:tert−ブチル(3S,4R)−1−(シアノメチル
)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(490mg、1.63mmol)
およびHCl(20mL、80mmol、4Nジオキサン)混合物を、周囲温度で2時間
撹拌した。反応物を真空中で濃縮し、エーテルで摩砕し、高真空で乾燥して、淡黄色がか
った固体を得た。LCMSは、これが2つの生成物:2−((3S,4R)−3−アミノ
−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトニトリル塩酸塩、および2−((3S,4
R)−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル)アセトアミド塩酸塩の、約1:
2の比率の混合物であることを示した;それぞれ、MS(apci pos)m/z=2
02.1および220.1(M+H)。2つの生成物のこの混合物を、次のステップでさ
らに精製することなく直接使用した。
【0687】
ステップC:1−((3S,4R)−1−(シアノメチル)−4−フェニルピロリジン
−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]
ピラゾール−3−イル)尿素の調製:DMA(420μL、0.13mmol)中の、ス
テップBで得た粗生成物(39mg、0.16mmol)の透明溶液に、フェニル2−フ
ェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバ
メート(40mg、0.13mmol)を添加し、その後DIEA(110μL、0.6
3mmol)を周囲温度で添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を5〜5
4%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、
白色固体の表題生成物を得た(11mg、収率21%)。MS(apci pos)m/
z=427.1(M+H)。
【0688】
実施例190
【化244】
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2−((3R,4S)−3−フェニル−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テ
トラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−イル
)アセトアミド
DMA(420μL、0.13mmol)中の2−((3S,4R)−3−アミノ−4
−フェニルピロリジン−1−イル)アセトアミド塩酸塩(39mg、0.16mmol)
を含む、実施例189、ステップBで得た粗生成物の透明溶液に、フェニル2−フェニル
−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート
(40mg、0.13mmol)を添加し、その後DIEA(110μL、0.63mm
ol)を周囲温度で添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を5〜54%ア
セトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固
体の表題生成物を得た(20mg、収率36%)。MS(apci pos)m/z=4
45.1(M+H)。
【0689】
実施例191
【化245】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Tert−
ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカル
バメート(ACSサイエンティフィック社(ACS Scientific)、410mg、1.37
mmol)、2−ブロモエタノール(180mg、1.44mmol)およびDIEA(
533mg、4.12mmol)を、1mLのDMF中で合わせ、周囲温度で72時間撹
拌した。反応混合物を、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグ
ラフィーにより直接精製し、表題化合物を得た(290mg、収率61.6%)。MS(
apci)m/z=343.0(M+H)。
【0690】
ステップB:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)ピロリジン−1−イル)エタノール塩酸塩の調製:Tert−ブチル(3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−
イルカルバメート(230mg、0.672mmol)およびイソプロパノール中塩化水
素(480μL、3.36mmol)を合わせ、周囲温度で5時間撹拌した。反応物を濃
縮し、表題化合物を得た(166mg、収率102%)。MS(apci)m/z=24
3.0(M+H)。
【0691】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3,4−ジメチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−
(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)エタノール塩酸塩(160mg
、0.574mmol)、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イルカルバメート(168mg、0.547mmol)およびDIEA(286μ
L、1.64mmol)を、0.5mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した
。反応物を、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーに
より精製直接し、表題化合物を得た(127mg、収率51.0%)。MS(apci)
m/z=456.0(M+H)。
【0692】
実施例192
【化246】
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1−((trans)−1−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシク
ロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−イル)−3−((trans)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素(実施例
182、ステップB、8.0mg、0.021mmol)、1,1,1,2,2−ペンタ
フルオロ−4−ヨードブタン(5.7mg、0.021mmol)およびDIEA(3.
6μL、0.021mmol)を、0.1mLのDMF中で合わせ、60℃で2時間撹拌
した。反応物を、0〜65%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィ
ーにより直接精製して、表題化合物を得た(3.2mg、収率29%)。MS(apci
)m/z=534.1(M+H)。
【0693】
実施例193
【化247】
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1−((trans)−1−エチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−
フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿

1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−イル)−3−((trans)−4−フェニルピロリジン−3−イル)尿素(実施例
182、ステップB、5.0mg、0.012mmol)、ブロモエタン(1.3mg、
0.012mmol)およびDIEA(4.1μL、0.024mmol)を、0.1m
LのDMF中で合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を、0〜65%アセトニトリ
ル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た
(4.3mg、収率88%)。MS(apci)m/z=416.1(M+H)。
【0694】
実施例194
【化248】
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1−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリ
ジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[
c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Trans−tert−
ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(1.00g、3.81mmo
l)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(1.06g、
4.57mmol)およびDIEA(1.48g、11.4mmol)を、2mLのDM
F中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を、0〜75%アセトニトリル/水で
溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(1.1
9g、収率90.7%)。MS(apci)m/z=345.0(M+H)。
【0695】
ステップB:(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル
)ピロリジン−3−アミン塩酸塩の調製:Tert−ブチル(trans)−4−フェニ
ル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメート(1.
19g、3.46mmol)およびHCl(イソプロパノール中5N、1.48mL、1
0.4mmol)を合わせ、周囲温度で5時間撹拌した。反応物を濃縮して、表題化合物
を得た(0.85g、収率101%)。MS(apci)m/z=245.0(M+H)
【0696】
ステップC:1−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:(trans)−4−フェニル
−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(10.0
mg、0.0356mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(9.48mg、0.0297m
mol)およびDIEA(15.5μL、0.0891mmol)を、0.2mLのDM
F中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を、0〜75%アセトニトリル/水で
溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物を得た(11.
5mg、収率82.5%)。MS(apci)m/z=470.0(M+H)。
【0697】
実施例195
【化249】
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1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((tr
ans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イ
ル)尿素
実施例194に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4
,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに
、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート
を使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラム
クロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(6.5mg、収率48%)。MS
(apci)m/z=458.1(M+H)。
【0698】
実施例196
【化250】
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1−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)−3−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例194に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4
,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに
、フェニル3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/H
Oで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(9.
3mg、収率61%)。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0699】
実施例197
【化251】
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1−((trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリ
ジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[
c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例194、ステップA〜Cに記載される方法により、ステップAの、trans−
tert−ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの代りに、tert
−ブチル(3S,4R)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメート(ACSサイ
エンティフック社(ACS Scientific)から購入、カタログ#3−1005)を使用して
調製した。最終生成物を、0〜60%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロ
マトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(7.2mg、収率52%)。MS(
apci)m/z=470.0(M+H)。
【0700】
実施例198
【化252】
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1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S
,4R)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イ
ル)尿素
実施例197に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4
,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代り
に、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメー
トを使用して、調製した。物質を、0〜60%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カ
ラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。(10.0mg、収率67
.5%;尿素形成のための)MS(apci)m/z=458.0(M+H)。
【0701】
実施例199
【化253】
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1−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)−3−((3S,4R)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例197に記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テト
ラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−
(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカ
ルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/HOで溶出する
逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物)を得た(8.9mg、収率
53%。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0702】
実施例200
【化254】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒド
ロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例194、ステップA〜Cに記載される方法により、ステップAの、trans−
tert−ブチル−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの代りに、tert
−ブチル(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメ
ート(ACSサイエンティフック社(ACS Scientific)から購入、カタログ#3−10
29)を使用して調製した。最終生成物を、0〜75%アセトニトリル/HOで溶出す
る逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(12mg、収率92%)
を得た。MS(apci)m/z=488.1(M+H)。
【0703】
実施例201
【化255】
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1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S
,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピ
ロリジン−3−イル)尿素
実施例200に記載される方法により、ステップCの、フェニル2−フェニル−2,4
,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代り
に、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメー
トを使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(5.3mg、収率48%)。
MS(apci)m/z=476.0(M+H)。
【0704】
実施例202
【化256】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシエトキシ)−4−メチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例200に記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テト
ラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル3−
(2−メトキシエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカ
ルバメートを使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/HOで溶出する
逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(6.6mg、収率5
8%)。MS(apci)m/z=536.1(M+H)。
【0705】
実施例203
【化257】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾー
ル−5−イル)尿素
実施例200に記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テト
ラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、フェニル1
−メチル−3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した
。物質を、0〜75%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィー
により精製して、表題化合物を得た(6.3mg、収率64%)。MS(apci)m/
z=462.0(M+H)。
【0706】
実施例204
【化258】
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1−((3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒド
ロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリロイルクロラ
イドの調製:(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリル酸(28.1
g、140mmol)を、クロロホルム(250mL)中に懸濁し、DMF(0.1mL
)を添加し、その後塩化オキサリル(20.0mL、229mmol)を添加した。反応
物を18時間撹拌し、次いで乾燥するまで蒸発させた。ヘプタンを添加し、混合物を濃縮
して、淡黄色固体の生成物を得た(30.6g、収率99.7%)。
【0707】
ステップB:(R)−4−ベンジル−3−((3R,4S)−1−ベンジル−4−(4
−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン−2−
オンの調製:(R)−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(21.8g、123mm
ol)を、THF(600mL)中に溶解し、−78℃まで冷却した。THF(127m
L、127mmol)中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミドを、15分間に渡り
滴加し、混合物を−78℃でさらに15分間撹拌した。THF(100mL)中の(E)
−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリロイルクロライド(28.3g、1
29mmol)溶液を添加し、混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで周囲温度まで昇
温させ、もう1時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)を添加し、反応
物を1時間撹拌した。次いでTHFを真空中で除去し、酢酸エチル(1L)を添加し、反
応混合物を水およびブラインで洗浄し(2x)、MgSOで乾燥し、濾過し、蒸発させ
て、黄褐色固体の(R,E)−4−ベンジル−3−(3−(4−クロロ−3−フルオロフ
ェニル)アクリロイル)オキサゾリジン−2−オンを得た(44.3g、収率100%)
。固体をトルエン(500mL)中に溶解し、2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.94
86mL、12.31mmol)を添加した。温度を35℃まで温め、N−ベンジル−1
−メトキシ−N−((トリメチルシリル)メチル)メタンアミン(52.50mL、18
4.7mmol)を、外部水浴で温度を25〜30℃に保ちながら、20分間に渡り添加
した。混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄し、真空中で濃縮して、油
性の残渣を得、それをヘキサンで摩砕し、濾過し、ヘキサンで洗浄して、白色固体を得た
(55.7g)。この固体(55.7g)を、ヘキサン(200mL)中に懸濁し、還流
まで加熱した。固体が還流で溶解するまで、ベンゼン(220mL)を添加した。溶液を
周囲温度までゆっくり放冷し、次いで冷凍庫に4時間入れておいた。得られた固体を濾過
により回収し、100mLの冷たい1:1 ヘキサン/ベンゼンで洗浄した。得られた固
体(7.6g)を、20〜40%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマト
グラフィーにより精製した。(R)−4−ベンジル−3−((3S,4R)−1−ベンジ
ル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾ
リジン−2−オン(3.2g、収率42%)が先に溶出し、その後(R)−4−ベンジル
−3−((3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピ
ロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン−2−オン(3.0g、収率39%)が溶出
した。MS(apci)m/z=493.0(M+H)。
【0708】
ステップC:(3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニ
ル)ピロリジン−3−カルボン酸の調製:過酸化水素(30%水溶液、2.38mL、2
3.1mmol)を、水酸化リチウム一水和物(0.638g、15.2mmol)およ
び氷水(50g)の混合物に、滴加した。混合物を30分間撹拌し、得られた溶液を、T
HF(50mL)中の(R)−4−ベンジル−3−((3R,4S)−1−ベンジル−4
−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニル)オキサゾリジン
−2−オン(3.00g、6.09mmol)溶液に添加した。反応物を周囲温度で5時
間撹拌し、2Mの水性NaSO(20mL)の添加によりクエンチし、一晩撹拌した
。固体KHSOでpHを6に調整し、混合物をEtOAcで抽出した(2x100mL
)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃
縮した。残渣を、10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーに
より精製して、白色固体の生成物を得た(1.80g、収率88.6%)。MS(apc
i)m/z=334.0(M+H)。
【0709】
ステップD:tert−ブチル(3R,4S)−1−ベンジル−4−(4−クロロ−3
−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:(3R,4S)−1−
ベンジル−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(1
20mg、0.360mmol)、NEt(150μL、1.08mmol)、および
ジフェニルホスホリルアジド(116μL、0.539mmol)を、密封容器中の2m
Lのトルエン中で合わせ、100℃で30分間撹拌した。反応物を周囲温度まで放冷し、
THF(1.44mL、0.719mmol)中のリチウム2−メチルプロパン−2−オ
レートを添加した。反応物を100℃で5時間撹拌し、冷却し、濃縮し、20〜90%ア
セトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を
得た(61.0mg、収率41.9%)。MS(apci)m/z=405.0(M+H
)。
【0710】
ステップE:tert−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリ
ジン−3−イルカルバメートの調製:Tert−ブチル(3R,4S)−1−ベンジル−
4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(60m
g、0.15mmol)を、5mLのMeOH中に溶解し、10%Pd/C(32mg、
0.030mmol)を添加した。反応物を、水素を満たしたバルーン下で18時間撹拌
し、セライト(登録商標)で濾過し、次いで濃縮して、表題化合物を得た(36mg、収
率87%)。MS(apci)m/z=281.1(M+H)。
【0711】
ステップF:tert−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Ter
t−ブチル(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバ
メート(35mg、0.12mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロ
メタンスルホネート(38mg、0.16mmol)およびDIEA(65μL、0.3
7mmol)を、0.5mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応物
を、0〜80%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより
直接精製して、生成物を得た(30mg、収率66%)。MS(apci)m/z=36
3.0(M+H)。
【0712】
ステップG:(3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩の調製:のTert−ブチル(3R,
4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロ
リジン−3−イルカルバメート(30mg、0.083mmol)およびイソプロパノー
ル中塩化水素(50μL、0.25mmol)を、1mLのイソプロパノール中で合わせ
、周囲温度で4時間撹拌した。反応物を真空中で濃縮して、生成物を得た(21mg、収
率97%)。MS(apci)m/z=263.0(M+H)。
【0713】
ステップH:1−((3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,
6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:(3R,4S
)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジ
ン−3−アミン(10.0mg、0.0381mmol)、フェニル2−フェニル−2,
4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(10
.1mg、0.0318mmol)およびDIEA(16.6μL、0.0953mmo
l)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応物を、0〜
70%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して
、表題化合物を得た(12.5mg、収率80.7%)。MS(apci)m/z=48
8.1(M+H)。
【0714】
実施例205
【化259】
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1−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−
((3R,4S)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例204、ステップHに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、
フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバ
メートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/HOで溶出する逆相
カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(9.3mg、収率58%)
。MS(apci)m/z=476.0(M+H)。
【0715】
実施例206
【化260】
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1−((trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニル
ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペ
ンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−
2−イル)−4−フェニル−ピロリジン−3−イルカルバメートの調製:1,3−ジフル
オロプロパン−2−オール(150.0mg、1.561mmol)をDCM(5mL)
中に溶解し、溶液を0℃まで冷却した。DIEA(339.9μL、1.952mmol
)を添加し、その後トリフルオロメタンスルホン酸無水物(197.0μL、1.171
mmol)を添加した。反応物を0℃で1時間撹拌し、tert−ブチル−4−フェニル
ピロリジン−3−イルカルバメート(102.4mg、0.3903mmol)を添加し
た。反応物を周囲温度まで2時間に渡り昇温させ、濃縮し、MeOHを使用してサンプレ
ットに充填し、0〜70%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、生成物を得た(119.0mg、収率89.56%)。MS(ap
ci)m/z=341.1(M+H)。
【0716】
ステップB:(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−
フェニルピロリジン−3−アミン塩酸塩の調製:Tert−ブチル(trans)−1−
(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバ
メート(119mg、0.350mmol)および塩化水素(イソプロパノール中5N、
210μL、1.05mmol)1mLのイソプロパノール中で合わせ、周囲温度で4時
間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、生成物を得た(85.0mg、収率101
%)。MS(apci)m/z=241.1(M+H)。
【0717】
ステップC:1−((trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)
−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラ
ヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:(trans)−1−(
1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン塩酸塩
(10.0mg、0.0361mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テ
トラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(9.62mg、0.
0301mmol)およびDIEA(15.7μL、0.0903mmol)を、0.2
mLのDMF中で合わせ、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を、0〜70%アセ
トニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物を
得た(11.3mg、収率80.6%)。MS(apci)m/z=466.1(M+H
)。
【0718】
実施例207
【化261】
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(trans)−tert−ブチル3−(3−メトキシフェニル)−4−(3−(2−フ
ェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレ
イド)ピロリジン−1−カルボキシレート
ステップA:tert−ブチル(trans)−1−(1,3−ジフルオロプロパン−
2−イル)−4−フェニルピロリジン−3−イルカルバメートの調製:Trans−te
rt−ブチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレ
ート(100.0mg、0.3420mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,
6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(99.30m
g、0.3109mmol)およびDIEA(162.5μL、0.9328mmol)
を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、0〜8
0%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生
成物を得た(102.0mg、収率63.38%)。MS(apci)m/z=518.
1(M+H)。
【0719】
ステップB:1−((trans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−
イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾ
ール−3−イル)尿素塩酸塩の調製:(Trans)−tert−ブチル3−(3−メト
キシ−フェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペ
ンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(10
2mg、0.197mmol)およびイソプロパノール中塩化水素(118μL、0.5
91mmol)を、1mLのイソプロパノール中で合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。
反応物を真空中で濃縮し、生成物を得た(80.0mg、収率97.2%)。MS(ap
ci)m/z=418.1(M+H)。
【0720】
ステップC:1−((trans)−4−(3−メトキシフェニル)−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,
6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−((tr
ans)−4−(3−メトキシフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル
−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩
(8.0mg、0.018mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメ
タンスルホネート(6.1mg、0.026mmol)およびDIEA(9.2μL、0
.053mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反
応混合物を、0〜80%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィ
ーにより直接精製して、表題化合物を得た(6.7mg、収率76%)。MS(apci
)m/z=500.1(M+H)。
【0721】
実施例208
【化262】
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1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:(trans)−tert−ブチル3−(3−クロロフェニル)−4−(
3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3
−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレートの調製:(trans)−1−(
tert−ブトキシ−カルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カル
ボン酸(150mg、0.460mmol)、NEt(193μL、1.38mmol
)、およびジフェニルホスホリルアジド(149μL、0.691mmol)を、密封容
器中の2mLのトルエン中で合わせ、100℃で30分間撹拌した。反応物を冷却し、2
−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−アミン
(表1;183mg、0.921mmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時
間撹拌し、冷却し、濃縮し、0〜60%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムク
ロマトグラフィーにより精製し、生成物を得た(42mg、収率18%)。MS(apc
i)m/z=522.1(M+H)。
【0722】
ステップB:1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−イ
ル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾー
ル−3−イル)尿素塩酸塩の調製:(trans)−tert−ブチル3−(3−クロロ
−フェニル)−4−(3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ
[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)ピロリジン−1−カルボキシレート(40mg
、0.077mmol)およびイソプロパノール中塩化水素(46μL、0.23mmo
l)を、10.1mLのIPA中で合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。混合物を真空
中で濃縮して、生成物を得た(32mg、収率99%)。MS(apci)m/z=42
2.0(M+H)。
【0723】
ステップC:1−((trans)−4−(3−クロロフェニル)−1−(2,2,2
−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6
−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製:1−((tra
ns)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2
,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素塩酸塩(1
5mg、0.033mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンス
ルホネート(11mg、0.049mmol)およびDIEA(17μL、0.098m
mol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を
、0〜80%アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直
接精製して、表題化合物を得た(8.2mg、収率50%)。MS(apci)m/z=
504.0(M+H)。
【0724】
実施例209
【化263】
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1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3
−イル)−3−((trans)−4−(ピリジン−2−イル)−1−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(ter
t−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の
代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−ピリジル
)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。未精製の最終生成物を、0〜60%
アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化
合物を得た(4.2mg、収率23%;3段階で)。MS(apci)m/z=471.
1(M+H)。
【0725】
実施例210
【化264】
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1−((trans)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒド
ロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(ter
t−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の
代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−フルオロ
フェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%
アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題
化合物を得た(10.0mg、収率65%;3段階で)。MS(apci)m/z=48
8.2(M+H)。
【0726】
実施例211
【化265】
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1−((trans)−4−(4−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(ter
t−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の
代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−クロロフ
ェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%ア
セトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化
合物を得た(7.3mg、収率14%;3段階で)。MS(apci)m/z=504.
2(M+H)。
【0727】
実施例212
【化266】
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1−((trans)−4−(2−クロロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ
シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(ter
t−ブトキシ−カルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
の代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−クロロ
フェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%
アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化
合物を得た(5.2mg、収率34%;3段階で)。MS(apci)m/z=504.
2(M+H)。
【0728】
実施例213
【化267】
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1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3
−イル)−3−((trans)−4−(ピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(ter
t−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の
代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−ピリジル
)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜60%アセトニ
トリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を
得た(1.2mg、収率8%;3段階で)。MS(apci)m/z=471.2(M+
H)。
【0729】
実施例214
【化268】
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1−((trans)−4−(2−フルオロフェニル)−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒド
ロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例208に記載される方法により、ステップAの、(trans)−1−(ter
t−ブトキシカルボニル)−4−(3−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸の
代りに、(trans)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−フルオロ
フェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を使用して調製した。最終生成物を、0〜70%
アセトニトリル/HOで溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題
化合物を得た(7.7mg、収率57%;3段階で)。MS(apci)m/z=488
.2(M+H)。
【0730】
実施例215
【化269】
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1−((trans)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2,2−ジフルオロエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシク
ロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例210に記載される方法により、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロ
メタンスルホネートの代りに、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネー
トを使用して調製した。最終生成物を、0〜60%アセトニトリル/HOで溶出する逆
相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(4.9mg、収率46
%;アルキル化のための)。MS(apci)m/z=471.2(M+H)。
【0731】
実施例216
【化270】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール
−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:4−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾールの調製:
DMF(20mL)中の4−ヨード−1H−ピラゾール(5.54g、28.6mmol
)およびKCO(4.74g、34.3mmol)溶液に、1−(クロロメチル)−
4−メトキシベンゼン(4.67mL、34.3mmol)を添加し、周囲温度で2時間
撹拌した。エーテル(80mL)および水(30mL)を添加した。有機相を分離し、ブ
ラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、残渣を、25%EtOAc
/ヘキサンで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化
合物を得た(8.0g、収率89%)。H NMR(d6−DMSO) δ 7.97
(s、1H)、7.52(s、1H)、7.21(d、2H)、6.89(d、2H)、
5.24(s、2H)、3.73(s、3H)。
【0732】
ステップB:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3
−イルカルバメートの調製:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(ACSサイエンティフィック社(ACS
Scientific)、522mg、1.75mmol)、4−ヨード−1−(4−メトキシベ
ンジル)−1H−ピラゾール(500mg、1.59mmol)、KCO(660m
g、4.78mmol)、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸(73.3mg、0.6
37mmol)、およびCu(I)I(60.6mg、0.318mmol)混合物を、
密封容器中のDMSO(4mL)中で合わせ、100℃まで18時間加熱した。反応混合
物をDCM(40mL)で希釈し、HOで洗浄し(2x20mL)、乾燥し(MgSO
)、濾過し、濃縮した。1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、褐色油状の表題化合物を得た(376mg、収率49%)。MS(a
pci)m/z=485.2(M+H)。
【0733】
ステップC:(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4
−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
の調製:EtOH(2mL)およびHCl(iPrOH中5〜6M)(3.10mL、1
5.5mmol)中のtert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジ
ン−3−イルカルバメート(376mg、0.776mmol)溶液を、周囲温度で19
時間撹拌した。真空下で濃縮し、EtOで希釈し(3x20mL)、濃縮して、緑がか
った褐色固体の生成物を得た(401mg、113%)。MS(apci)m/z=38
5.2(M+H)。
【0734】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1
−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−
3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の
調製:DIEA(0.061mL、0.35mmol)およびDMA(1mL)中の(3
S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル
)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(40mg、0.0
88mmol)溶液に、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発して、実施例1、ステップAの
とおりに調製した;29.5mg、0.088mmol)を添加し、反応混合物を周囲温
度で1時間撹拌した。反応混合物を、5〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラ
ムクロマトグラフィーにより直接精製し、白色固体の生成物を得た(24mg、収率44
%)。MS(apci)m/z=628.3(M+H)。
【0735】
ステップE:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1
H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:TFA(2mL)中の1−
((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベ
ンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(22mg、0.03
5mmol)溶液を、圧力管中、60℃まで18時間加熱した。反応混合物を丸底フラス
コに移し、濃縮し、トルエンと共沸させた(2x10mL)。粗生成物を、MeOH(5
mL)中に溶解し、ポリマー担持樹脂(StratoSpheres PL−HCO
MP)を通すことにより、残留TFAを除去した。粗生成物を、分取TLC(0.5mm
プレート、10%MeOH/DCMで溶出)により精製し、オフホワイト固体の表題化合
物を得た(13mg、収率73%)。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
【0736】
実施例217
【化271】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール
−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って、ステップBのtert−ブチル(3S,4R
)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメートを、ter
t−ブチル(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル
カルバメートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
【0737】
実施例218
【化272】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール
−3−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って調製し、ステップAの4−ヨード−1H−ピラ
ゾールを、3−ヨード−1H−ピラゾールに置き換え、およびステップBのtert−ブ
チル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバ
メートを、tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)ピロ
リジン−3−イルカルバメートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=508
.2(M+H)。
【0738】
実施例219
【化273】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−メチル−1H
−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って、ステップAの、4−ヨード−1H−ピラゾー
ルを、4−ヨード−3−メチル−1H−ピラゾールに置き換えて調製した。MS(apc
i)m/z=522.2(M+H)。
【0739】
実施例220
【化274】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−(トリフルオ
ロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキ
シ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216に記載される方法に従って、ステップAの4−ヨード−1H−ピラゾール
を、4−ヨード−3−メチル−1H−ピラゾールに置き換えて調製した。MS(apci
)m/z=576.2(M+H)。
【0740】
実施例221
【化275】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール
−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ
)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プ
ロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S
,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)
−1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DIEA(0.0
53mL、0.31mmol)およびDMA(1mL)中の(3S,4R)−4−(3,
4−ジフルオロフェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−
4−イル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(実施例216、ステップC、35mg、0
.077mmol)溶液に、(S)−フェニル3−(2−(tert−ブチルジメチルシ
リルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカ
ルバメート(中間体P211から出発し、実施例1、ステップAのとおりに調製した;3
7mg、0.077mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応
混合物を、5〜95%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーによ
り直接精製し、白色固体の生成物を得た(40mg、収率68%)。MS(apci)m
/z=772.4(M+H)。
【0741】
ステップB:(S)−1−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−
4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)プロパン−2−イル2
,2,2−トリフルオロアセテートの調製:TFA(2mL)中の1−(3−((S)−
2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)−1−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピロ
リジン−3−イル)尿素(39mg、0.051mmol)溶液を、圧力管中、60℃ま
で16時間加熱した。反応混合物を丸底フラスコに移し、濃縮し、トルエンと共沸させ(
2x10mL)、黄褐色固体の生成物を得た(32mg、99%)。MS(apci)m
/z=634.2(M+H)。
【0742】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1
H−ピラゾール−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロ
キシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調
製:MeOH(1mL)およびTHF(2mL)中の(S)−1−(5−(3−((3S
,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール−4−イル)
ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3
−イルオキシ)プロパン−2−イル2,2,2−トリフルオロアセテート(32mg、0
.051mmol)溶液に、2MのLiOH水溶液(0.5mL、1.0mmol)を添
加した。反応物を周囲温度で3時間撹拌し、HO(20mL)で希釈し、10:90
MeOH/DCMで抽出し(2x20mL)、合わせた有機相を乾燥し(MgSO)、
濾過し、減圧下で濃縮した。10%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(19mg、収率72%)。MS
(apci)m/z=538.2(M+H)。
【0743】
実施例222
【化276】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−ピラゾール
−4−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロ
ポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例221に記載される方法に従って、ステップAの、(S)−フェニル3−(2−
(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、(S)−フェニル3−((2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P209から出発し、実施例1、ステップの
とおりに調製した)に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=554.2(M+
H)。
【0744】
以下の表の化合物を、実施例216の方法に従って、ステップAおよびBで、適切な出
発物質を代わりに使用し、およびステップDでは、適切なピラゾール中間体を代わりに使
用して調製した。
【表1H-1】
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【表1H-2】
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【表1H-3】
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【表1H-4】
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【表1H-5】
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【表1H-6】
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【表1H-7】
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【0745】
実施例248
【化277】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,
4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾー
ル−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)
カルバメートの調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(150mg、0.503mmol)、1,2
,3−チアジアゾール−4−カルバルデヒド(68.9mg、0.603mmol)およ
びDIEA(186μL、1.01mmol)を、1mLのDCM中で合わせ、周囲温度
で30分間撹拌した。トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(213mg、1.01mm
ol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、濃縮した。未精製の物質を、0〜50
%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、生成物を
得た(168mg、0.424mmol、収率84.3%)。MS(apci)m/z=
397.1(M+H)。
【0746】
ステップB:(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチ
ル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の調製。t
ert−ブチル(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチ
ル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(150
mg、0.378mmol)およびIPA中5NのHCl(378μl、1.89mmo
l)を、1mLのIPA中で合わせ、周囲温度で一晩静置した。反応物を濃縮して、生成
物を得た(140mg、0.379mmol、収率100%)。MS(apci)m/z
=297.0(M+H)。
【0747】
ステップC:1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル
)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−
フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿
素の調製。(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(20mg、0
.054mmol)、フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペ
ンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(16mg、0.049mmol、実施例
38、ステップEに記載される通りに調製した)およびDIEA(26μl、0.15m
mol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサン
プレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、表題化合物を得た(24mg、0.046mmol、収率93%)。
MS(apci)m/z=522.2(M+H)。
【0748】
実施例249
【化278】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、
フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバ
メート(中間体P135から出発して、実施例1、ステップAの方法に従って調製した)
を使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用す
る逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(23mg、0.0
43mmol、収率87%)。MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【0749】
実施例250
【化279】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(シアノメトキ
シ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、
フェニル3−(シアノメトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶
出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(
3.4mg、0.0062mmol、収率50%)。MS(apci)m/z=551.
2(M+H)。
【0750】
実施例251
【化280】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル
−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、
フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−
5−イルカルバメート(9.2mg、0.025mmol)を使用して調製した。物質を
、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、表題化合物を得た(4.2mg、0.0073mmol、収率30
%)。MS(apci)m/z=576.2(M+H)。
【0751】
実施例252
【化281】
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1−((3S,4R)−1−((1,2,3−チアジアゾール−4−イル)メチル)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(
1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イル)尿素
実施例216、ステップCに記載される方法により、フェニル2−フェニル−2,4,
5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメートの代りに、
1−メチル−4−(4−メチル−5−(フェノキシカルボニルアミノ)−1−フェニル−
1H−ピラゾール−3−イル)−3−(フェノキシカルボニル)−1H−イミダゾール−
3−イウムクロライドを使用し、および、(3S,4R)−1−((1,2,3−チアジ
アゾール−4−イル)メチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−
アミン二塩酸塩の1当量をさらに添加して、調製した。物質を、0〜80%アセトニトリ
ル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題
化合物を得た(6.2mg、0.011mmol、収率42%)。MS(apci)m/
z=576.2(M+H)。
【0752】
実施例253
【化282】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((1−メチル−1
H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2
−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)
尿素
実施例216に記載される方法により、ステップAの、1,2,3−チアジアゾール−
4−カルバルデヒドの代りに、1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カル
バルデヒドを使用して調製した。最終生成物を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶
出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(
17mg、0.033mmol、収率76%;3段階で)。MS(apci)m/z=5
19.2(M+H)。
【0753】
実施例254
【化283】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1,3−ジメトキ
シプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例249に記載される方法により調製し、ステップAの1,2,3−チアジアゾー
ル−4−カルバルデヒドの代りに、1,3−ジメトキシプロパン−2−オンを使用して調
製した。最終生成物を、5〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相
カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17.3mg、0.03
18mmol、収率57.4%;3段階で)。MS(apci)m/z=544.3(M
+H)。
【0754】
実施例255
【化284】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−メトキシプロ
パン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例249に記載される方法により、ステップAの1,2,3−チアジアゾール−4
−カルバルデヒドの代りに、1−メトキシプロパン−2−オンを使用して調製した。最終
生成物を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマ
トグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(8.2mg、0.016mmol、収
率70.1%;3段階で)。MS(apci)m/z=514.3(M+H)。
【0755】
実施例256
【化285】
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1−((trans)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−(メチルアミノ)エ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシ
クロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−3−
(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−
イル)尿素塩酸塩(11mg、0.0249mmol、実施例210のとおり調製した)
、2−ヨード−N−メチル−N−トリチルエタンアミン(19.1mg、0.0448m
mol)およびDIEA(9.65mg、0.0747mmol)を、0.2mLのDM
F中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。HCl(IPA中7N、35.6μL、0.2
49mmol)を添加し、反応物を周囲温度で4時間撹拌した。1NのNaOH(2mL
)を添加し、反応物を、相分離フリット(phase separato frit)中、DCMで数回抽
出した。合わせた有機抽出物を濃縮し、0〜60%アセトニトリル/HOを溶出剤とし
て使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(2.2m
g、0.00476mmol、収率19.1%)。MS(apci)m/z=463.3
(M+H)。
【0756】
実施例257
【化286】
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1−((trans)−1−((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−4−フェニ
ルピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロ
ペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−イル)−3−((trans)−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)尿素(15
mg、0.039mmol、実施例182、ステップBに記載される通り調製した)、2
−(クロロメチル)−1H−イミダゾール塩酸塩(5.9mg、0.039mmol)お
よびDIEA(14μL、0.077mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周
囲温度で30分間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル
/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化
合物を得た(7.9mg、0.017mmol、収率44%)。MS(apci)m/z
=468.2(M+H)。
【0757】
実施例258
【化287】
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メチル3−メトキシ−2−((trans)−3−フェニル−4−(3−(2−フェニル
−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド)
ピロリジン−1−イル)プロパノエート
1−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−イル)−3−((trans)−4−フェニル−ピロリジン−3−イル)尿素(30
mg、0.077mmol;実施例182、ステップBに記載される通り調製した)、メ
チル2−ブロモ−3−メトキシプロパノエート(15mg、0.077mmol)および
DIEA(29μL、0.15mmol)を、0.2mLのDCM中で合わせ、周囲温度
で3日間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、5〜80%アセトニトリル/H
を溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー
混合物として、表題化合物を得た(24mg、0.048mmol、収率62%)。MS
(apci)m/z=504.3(M+H)。
【0758】
実施例259
【化288】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−メトキシプロ
パン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例194に記載される方法により、ステップAの、2,2,2−トリフルオロエチ
ルトリフルオロメタンスルホネートの代りにメチル2−ブロモ−3−メトキシプロパノエ
ートを使用し、および1時間の代りに3日間撹拌して、調製した。最終生成物を、5〜8
0%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーによ
り精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を得た(260mg、0.482
mmol、収率83.5%;3段階で)。MS(apci)m/z=540.3(M+H
)。
【0759】
実施例260
【化289】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−
3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,
4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2
−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロ−ペンタ[c]ピラゾール−3−イ
ル)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(200mg、0
.371mmol、実施例259に記載される通り調製した)を、5mLのTHF中に溶
解し、溶液を0℃まで冷却した。LiAlH(28.1mg、0.741mmol)を
添加し、反応物を、周囲温度まで2時間に渡り昇温させた。硫酸ナトリウム十水和物(1
194mg、3.71mmol)を添加し、反応物を周囲温度で2時間撹拌し、濾過し、
濃縮した。粗生成物を、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相
カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化合物を
得た(20mg、0.0391mmol、収率10.5%)。MS(apci)m/z=
512.3(M+H)。
【0760】
実施例261
【化290】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキシ−
1−メトキシ−3−メチルブタン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェ
ニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2
−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル
)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(20mg、0.0
37mmol、実施例12に記載される通り調製した)を、1mLのTHF中に溶解し、
0℃まで冷却した。臭化メチルマグネシウム(THF中2M、93μL、0.19mmo
l)を添加し、反応物を、周囲温度まで一晩昇温させた。HO(2mL)を添加し、反
応物を、相分離フリット(phase separator frit)中、DCMで抽出した(2x5mL
)。合わせた有機抽出物を濃縮し、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出剤として使
用するカラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアステレオマー混合物として、表題化
合物を得た(7.9mg、0.015mmol、収率39%)。MS(apci)m/z
=539.6(M+H)。
【0761】
実施例262
【化291】
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2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2−フェニ
ル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)ウレイド
)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン酸塩酸塩
メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(2
−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロ−シクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル
)ウレイド)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパノエート(300mg、0.
556mmol、実施例259に記載される通り調製した)およびNaOH(1N水溶液
、834μL、0.834mmol)を、1mLのMeOH中で合わせ、周囲温度で一晩
撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜50%アセトニトリル/0.01MのH
Cl水溶液を溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、ジアス
テレオマー混合物として、表題化合物を得た(298mg、0.530mmol、収率9
5.4%)。MS(apci)m/z=526.2(M+H)。
【0762】
実施例263
【化292】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキシ−
3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカル
バメートの調製。メチル2−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプ
ロパノエート(220mg、0.531mmol、実施例259、ステップAに記載され
る通り調製した)を、5mLのTHF中に溶解し、NaBH(100mg、2.65m
mol)を、少量づつ添加した。反応物を、周囲温度で1時間、40℃で3時間、次いで
50℃で一晩撹拌した。反応物を濾過し、濃縮し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出
する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(154mg、0.
399mmol、収率75.1%)。MS(apci)m/z=387.2(M+H)。
【0763】
ステップB:2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)ピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン−1−オール二塩酸塩の調製。Ter
t−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1−ヒドロキ
シ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(120mg
、0.311mmol)およびHCl(IPA中5N、186μl、0.932mmol
)を、5mLのDCM中で合わせ、周囲温度で6時間撹拌した。反応物を濃縮して、表題
化合物を得た(87mg、0.304mmol、収率97.9%)。
【0764】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(1
−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−
エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。2−
((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−
イル)−3−メトキシプロパン−1−オール二塩酸塩(13.0mg、0.0362mm
ol)、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ルカルバメート(中間体135から出発し、実施例1、ステップAの方法に従って調製し
た;10.2mg、0.0302mmol)およびDIEA(11.7mg、0.090
5mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を
サンプレットに充填し、0〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、表題化合物を得た(10.9mg、0.0206mmol、収率
68.3%)。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
【0765】
実施例264
【化293】
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1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾー
ル−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(
1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例263に記載される方法により、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル4−クロロ−1’−
メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート
を使用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用す
る逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17.2mg、0
.0293mmol、収率63.3%)。MS(apci)m/z=586.2(M+H
)。
【0766】
実施例265
【化294】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオ
ロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:ラセミの(trans)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩の分離。(trans)−4−フェニル−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸塩(3.80g、11
.0mmol、実施例194、ステップBに記載される手順に従って調製した)を、20
mmx250mmのChiral Tech Chiralcell OD−Hカラム、
パート#14345を使用する超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した
。溶出剤は、改質剤として0.1%のNHOHを含む、9:1 超臨界CO:MeO
Hであった。ピーク1を単離して、(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−
トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミンを得た(1.07g、3.81mmol、
収率34.6%、98%ee)。MS(apci)m/z=245.1(M+H)。
【0767】
ステップB:1−(3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロ
リジン−3−イル)尿素の調製。(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−ト
リフルオロ−エチル)ピロリジン−3−アミン(15.0mg、0.0614mmol)
、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート
(17.2mg、0.0558mmol)およびDIEA(21.6mg、0.167m
mol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサン
プレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、表題化合物を得た(7.2mg、0.0157mmol、収率28
.2%))。(MS(apci)m/z=458.2(M+H)。
【0768】
実施例266
【化295】
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1−(3−(2−フルオロエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(2−フルオロ
エトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使
用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆
相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(2.2mg、0.00
44mmol、収率26%)。MS(apci)m/z=506.2(M+H)。
【0769】
実施例267
【化296】
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1−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3
−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジ
ン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−エトキシ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から
出発し、実施例1、ステップAの方法に従って調製した)を使用して調製した。物質を、
0〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィ
ーにより精製して、表題化合物を得た(7.1mg、0.0146mmol、収率42.
7%)。MS(apci)m/z=488.2(M+H)。
【0770】
実施例268
【化297】
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1−(3−(シアノメトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル
)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により調製し、フェニル3,4−ジメチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル3−(シアノ
メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使
用して調製した。物質を、0〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆
相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11.4mg、0.0
229mmol、収率67.0%)。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
【0771】
実施例269
【化298】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−
5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル1’,4−ジメチル
−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを使用
して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相
カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(6.1mg、0.012
mmol、収率68%)。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
【0772】
実施例270
【化299】
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1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾ
ール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフル
オロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例1、ステップBに記載される方法により、フェニル3,4−ジメチル−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、フェニル4−クロロ−1’−
メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート
を使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用す
る逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11.3mg、0
.0208mmol、収率60.9%)。MS(apci)m/z=488.2(M+H
)。
【0773】
実施例271
【化300】
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1−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキ
シ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S
)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿

実施例1、ステップBに記載される方法により調製し、フェニル3,4−ジメチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、(S)−フェニル3−
((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0
〜80%アセトニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィー
により精製して、表題化合物を得た(5.6mg、0.00976mmol、収率28.
6%)。MS(apci)m/z=574.3(M+H)。
【0774】
実施例272
【化301】
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1−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
1−(3−(((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキ
シ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S
)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿
素(4.4mg、0.0077mmol、実施例7に記載される通り調製した)およびH
Cl(IPA中7N、3.3μL、0.023mmol)を、0.2mLのIPA中で合
わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物を濃縮し、DIEA(1.3μL、0.007
7mmol)を添加した。未精製の物質を、0〜60%アセトニトリル/HOを溶出剤
として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(3.
7mg、0.0069mmol、収率90%)。MS(apci)m/z=534.2(
M+H)。
【0775】
実施例273
【化302】
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(R,S)1−((2α、3β、4α)−2−メチル−4−フェニル−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,
6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
ステップA:N−ベンジル−1−(トリメチルシリル)エタンアミンの調製。(1−ク
ロロエチル)トリメチルシラン(6.3g、46.1mmol)およびベンジルアミン(
14.8g、138mmol)を、圧力容器中で合わせ、180℃で一晩加熱した。反応
物をEtOAc(200mL)中に取り込み、1NのNaOH(100mL)で洗浄し、
乾燥し(MgSO)、濃縮した。粗生成物を、10%MeOH/CHClで溶出す
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(8.10g、
39.1mmol、収率84.7%)。(MS(apci)m/z=208.1(M+H
)。
【0776】
ステップB:N−ベンジル−N−(メトキシメチル)−1−(トリメチルシリル)エタ
ンアミンの調製。ホルムアルデヒド(37%水溶液、3.45mL、46.3mmol)
およびメタノール(1.88mL、46.3mmol)混合物を、0℃にて、N−ベンジ
ル−1−(トリメチルシリル)エタンアミン(8.00g、38.6mmol)で、少量
づつ、10分間に渡り処理した。追加のMeOH(2mL)を使用して、残留アミン中で
漱いだ。混合物を0℃で3時間撹拌し、KCO(8.00g、57.9mmol)を
添加し、混合物を周囲温度まで一晩昇温させた。少量のEtOを補助として、混合物を
新たなフラスコにデカントし、追加のKCO(50g)を添加した。混合物を30分
間撹拌し、濾過し、少量のEtOで洗浄し、注意深く濃縮して、淡黄色液体の表題化合
物を得た(9.60g、38.2mmol、収率99.0%)。(MS(apci)m/
z=208.1(M+2H−CHOCH)。
【0777】
ステップC:(R,S)(2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−3−ニト
ロ−4−フェニルピロリジンおよび(R,S)(3β,4α,5α)−1−ベンジル−2
−メチル−4−ニトロ−3−フェニルピロリジンの調製。10mLのCHCl中の(
E)−(2−ニトロビニル)ベンゼン(0.500g、3.35mmol)およびTFA
(0.0258mL、0.335mmol)溶液を、0℃まで冷却し、N−ベンジル−N
−(メトキシメチル)−1−(トリメチルシリル)エタンアミン(1.01g、4.02
mmol)を滴加した。反応物を0℃で2時間撹拌し、次いで周囲温度まで一晩昇温させ
た。反応物を濃縮し、MeOH(2mL)およびDIEA(0.584mL、3.35m
mol)を使用してサンプレットに充填し、0.1%酢酸アンモニウムで緩衝した5〜9
5%アセトニトリル/水で溶出する、逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、5
:3混合物として、表題化合物を得た(287mg、0.925mmol、収率56.5
%)。(MS(apci)m/z=297.1(M+H)。
【0778】
ステップD:(R,S)−1−((2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−
4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラ
ヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および(R,S)−1−((3β
,4α,5α)−1−ベンジル−5−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3
−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−
イル)尿素。((2α,3β,4α)−1−ベンジル−2−メチル−3−ニトロ−4−フ
ェニルピロリジンおよび(3β,4α,5α)−1−ベンジル−2−メチル−4−ニトロ
−3−フェニルピロリジン(110mgの5:3混合物、0.371mmol)を、10
mLのTHF中に溶解し、ラネーニッケル(3.18mg、0.0371mmol)を添
加した。反応物を水素バルーン下で3日間撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮
し、0.2mLのDMF中に溶解した。フェニル2−フェニル−2,4,5,6−テトラ
ヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イルカルバメート(149mg、0.467
mmol)およびDIEA(222μL、1.27mmol)を添加し、反応物を周囲温
度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で
溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、7:3混合物として、表題化合物
を得た(172mg、0.350mmol、収率82%)。(MS(apci)m/z=
492.3(M+H)。
【0779】
ステップE:(R,S)−1−((2α,3β,4α)−2−メチル−4−フェニルピ
ロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペン
タ[c]ピラゾール−3−イル)尿素および1−((3β,4α,5α)−5−メチル−
4−フェニル−ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラ
ヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の調製。1−((2α,3β,4
α)−1−ベンジル−2−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)−3−(2−フ
ェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
および1−((3β,4α,5α)−1−ベンジル−5−メチル−4−フェニルピロリジ
ン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)尿素(170mgの7:3混合物、0.346mmol)を、
10mLのTHF中に溶解し、10%Pd/C(36.8mg、0.0346mmol)
を添加した。反応物を水素バルーン下で16時間撹拌し、セライトで濾過し、濃縮して、
約7:3の混合物として、表題化合物を得た(133mg、0.335mmol、収率9
6%)。(MS(apci)m/z=402.2(M+H)。
【0780】
ステップF:(R,S)−1−(((2α,3β,4α)−2−メチル−4−フェニル
−1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェ
ニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素の
調製。1−((2α,3β,4α)−2−メチル−4−フェニルピロリジン−3−イル)
−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−
3−イル)尿素および1−((3β,4α,5α)−5−メチル−4−フェニルピロリジ
ン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c
]ピラゾール−3−イル)尿素(20mgの7:3混合物、0.050mmol)ならび
にDIEA(8.7μL、0.050mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、2
,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(35mg、0.15m
mol)を添加した。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、サンプレットに充填し、0〜8
0%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより分離した。ピー
ク1を単離して、表題化合物を得た(3.0mg、0.0062mmol、収率12%)
。(MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
【0781】
実施例274
【化303】
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(R,S)−1−((3β,4α,5α)−5−メチル−4−フェニル−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2−フェニル−2,4,5,
6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)尿素
実施例9に記載される方法により調製し、ステップFにおいて、ピーク1の代りにピー
ク2を単離して、表題化合物を得た(1.9mg、0.0039mmol、収率7.9%
)。MS(apci)m/z=484.2(M+H)。
【0782】
実施例275
【化304】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,
1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−
(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−((R)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3
−イルカルバメートの調製。tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(900mg、3.017mmol)、
(R)−2−(トリフルオロメチル)オキシラン(338.0mg、3.017mmol
)およびDIEA(779.8mg、6.034mmol)を、2mLのDMF中で合わ
せ、周囲温度で一晩撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリ
ル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(1
144mg、2.788mmol、収率92.40%)。(MS(apci)m/z=4
11.2(M+H)。
【0783】
ステップB:(R)−3−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−1,1,1−ト
リフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネートの調製。Tert−ブチル(3S,4
R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−3,3,3−トリフルオロ
−2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イルカルバメート(900mg、2.19
mmol)を、5mLのCHCl中に溶解し、0℃まで冷却した。DIEA(114
6μL、6.58mmol)を添加し、その後MsCl(204μL、2.63mmol
)を添加した。反応物を、周囲温度まで1時間に渡り昇温させ、濃縮し、5〜90%アセ
トニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得
た(805mg、1.65mmol、収率75.1%)。(MS(apci)m/z=4
89.1(M+H)。
【0784】
ステップC:(S)−2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)ピロリジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの
調製。N,N,N−トリメチルヘキサデカン−1−アミニウムクロライド(HO中25
%溶液、3144mg、2.46mmol)および(R)−3−((3S,4R)−3−
(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリ
ジン−1−イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネート(
800mg、1.64mmol)を、0.5mLのTHF中で合わせ、150℃で3日間
加熱した。反応物をサンプレットに充填し、0〜50%アセトニトリル/水で溶出する逆
相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(287mg、0.925
mmol、収率56.5%)。(MS(apci)m/z=311.1(M+H)。
【0785】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((
S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3
−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)尿素の調製。(S)−2−((3S,4R)−3−アミノ−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)ピロリジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−オー
ル(10mg、0.032mmol)、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、
ステップAの方法に従って調製した;9.1mg、0.027mmol)およびDIEA
(10mg、0.081mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時
間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜60%アセトニトリル/水で溶出する
逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(8.1mg、0.01
5mmol、収率54%)。(MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
【0786】
実施例276
【化305】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,
1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(
3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピロ
リジン−3−イルカルバメートの調製。(S)−2−((3S,4R)−3−アミノ−4
−(3,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオ
ロプロパン−1−オール(120mg、0.387mmol、実施例11、ステップCに
記載される通り調製した)、BocO(92.9mg、0.425mmol)およびP
S−DMAP(27.2mg、0.0387mmol)を、5mLのCHCl中で合
わせ、周囲温度で一晩静置した。追加のBocO(30mg、0.14mmol)を添
加し、その後追加のPS−DMAP(27.2mg、0.0387mmol)を添加した
。反応物を、2時間静置し、濾過し、濃縮し、5〜95%アセトニトリル/水で溶出する
逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(63mg、0.15
4mmol、収率39.7%)。(MS(apci)m/z=411.2(M+H)。
【0787】
ステップB:tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリ
ジン−3−イルカルバメートの調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロ
パン−2−イル)ピロリジン−3−イルカルバメート(25mg、0.061mmol)
およびAgO(28mg、0.12mmol)を、1mLのトルエン中で合わせ、0℃
で撹拌した。ヨードメタン(10mg、0.073mmol)を添加し、反応物を周囲温
度まで昇温させ、5時間撹拌した。アセトニトリル(0.5mL)および追加のヨードメ
タン(10mg、0.073mmol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、セラ
イト(登録商標)で濾過し、濃縮し、5〜95%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(22mg、0.052mmo
l、収率85%)。(MS(apci)m/z=425.2(M+H)。
【0788】
ステップC:(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−
1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン
二塩酸塩の調製。Tert−ブチル(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−((S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロ
リジン−3−イルカルバメート(20mg、0.0471mmol)およびHCl(IP
A中5N、37.7μL、0.188mmol)を、5mLのCHCl中で合わせ、
周囲温度で6時間撹拌した。反応物を濃縮して、表題化合物を得た(15mg、0.04
63mmol、収率98.2%)。(MS(apci)m/z=325.1(M+H)。
【0789】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((
S)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−
イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル
)尿素の調製。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−
1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン
二塩酸塩(7.5mg.0.019mmol)、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から出発し、実
施例1、ステップAの方法に従って調製した;5.8mg、0.017mmol)および
DIEA(6.7mg、0.051mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲
温度で1時間撹拌した。反応物をサンプレットに充填し、0〜90%アセトニトリル/水
で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(6.8mg
、0.012mmol、収率70%)。(MS(apci)m/z=568.2(M+H
)。
【0790】
実施例277
【化306】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((S)−1,1,
1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(
3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)尿素
実施例12、ステップDに記載される方法により、フェニル3−エトキシ−4−メチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、(S)−フェニル
3−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜70%アセトニトリル/HOを
溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た
(7.7mg、0.013mmol、収率75%)。MS(apci)m/z=598.
3(M+H)。
【0791】
実施例278
【化307】
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1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾー
ル−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(
(R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3
−イル)尿素
ステップA:(S)−3−((3S,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルア
ミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)−1,1,1−ト
リフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネートの調製。(tert−ブチル(3S,
4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イルカルバメート(10
00mg、3.352mmol)、(S)−2−(トリフルオロメチル)オキシラン(4
13.2mg、3.687mmol)およびDIEA(866.4mg、6.704mm
ol)を、2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌した。塩化メタンスルホニル
(285.4μL、3.687mmol)を添加し、反応物を1時間撹拌した。追加の塩
化メタンスルホニル(285.4μL、3.687mmol)を、さらに2回、それぞれ
20分間撹拌しながら添加した。反応物をサンプレットに充填し、0〜80%アセトニト
リル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(1
194mg、2.444mmol、72.収率92%)。(MS(apci)m/z=4
11.1(M+H)。
【0792】
ステップB:(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−
1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン
の調製。N,N,N−トリメチルヘキサデカン−1−アミニウム水素−サルフェート(2
81mg、0.737mmol)および(S)−3−((3S,4R)−3−(tert
−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−
イル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルメタンスルホネート(180mg
、0.368mmol)を、圧力容器中の10mLのMeOHで合わせ、170℃で20
時間加熱した。反応物をサンプレットに充填し、0〜95%アセトニトリル/水で溶出す
る逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(67mg、0.20
7mmol、収率56.1%)。(MS(apci)m/z=425.1(M+H)。
【0793】
ステップC:1−(4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4
’−ビピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−((R)−1,1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)
ピロリジン−3−イル)尿素。フェニル4−クロロ−1’−メチル−1−フェニル−1H
,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメート(25mg、0.0635m
mol)、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,
1,1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−アミン二塩
酸塩(27.7mg、0.069mmol)およびDIEA(24.6mg、0.190
mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。反応物をサ
ンプレットに充填し、0〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラ
フィーにより精製し、表題化合物を得た(17.2mg、0.0276mmol、収率4
3.4%)。(MS(apci)m/z=624.2(M+H)。
【0794】
実施例279
【化308】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−((R)−1,1,
1−トリフルオロ−3−メトキシプロパン−2−イル)ピロリジン−3−イル)−3−(
3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)尿素
実施例14、ステップCに記載される方法により、フェニル4−クロロ−1’−メチル
−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートの代り
に、(S)−フェニル3−(2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを使用して調製した。物質を、0〜75%アセ
トニトリル/HOを溶出剤として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し
て、表題化合物を得た(13.0mg、0.0218mmol、収率95.1%)。MS
(apci)m/z=598.3(M+H)。
【0795】
以下の化合物を、適切な出発物質を使用し、実施例52の方法に従って調製した。
【表1I】
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【0796】
以下の化合物を、適切な出発物質を使用し、実施例1、ステップBの方法に従って調製
した。
【表1J-1】
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【表1J-2】
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【表1J-3】
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【表1J-4】
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【表1J-5】
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【表1J-6】
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【表1J-7】
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【表1J-8】
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【表1J-9】
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【表1J-10】
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【表1J-11】
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【表1J-12】
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【表1J-13】
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【表1J-14】
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【表1J-15】
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【表1J-16】
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【表1J-17】
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【表1J-18】
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【表1J-19】
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【表1J-20】
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【表1J-21】
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【表1J-22】
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【表1J-23】
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【表1J-24】
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【表1J-25】
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【表1J-26】
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【表1J-27】
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【表1J-28】
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【表1J-29】
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【表1J-30】
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【表1J-31】
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【表1J-32】
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【0797】
以下の化合物を、適切なハロゲン化ピラゾールカルバメート出発物質を使用し、実施例
1、ステップBの方法に従って調製した。
【表1K-1】
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【表1K-2】
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【表1K-3】
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【表1K-4】
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【表1K-5】
[この文献は図面を表示できません]

【表1K-6】
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【表1K-7】
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【表1K-8】
[この文献は図面を表示できません]

【表1K-9】
[この文献は図面を表示できません]

【表1K-10】
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【0798】
実施例441
【化309】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]
−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
DMA(428μL)中の(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製L1;40mg、0.13m
mol)懸濁液に、DIEA(112μL、0.64mmol)を添加し、透明溶液を得
た。この溶液に、フェニル1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’
−ビピラゾール−5−イルカルバメート(中間体199;53mg、0.14mmol)
を添加した。一晩撹拌した後、反応物を、逆相クロマトグラフィー(C18、5〜42%
アセトニトリル/水)により直接精製して、白色固体の、1−(1’,4−ジメチル−1
−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,
4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
イル)尿素を得た(42mg、63%)。MS(apci)m/z=518.3(M+H
)。H NMR(400MHz、CDCl) δ 7.85(s、1H)、7.74
(s、1H)、7.48−7.5(m、2H)、7.34−7.38(m、2H)、7.
27−7.31(m、1H)、7.05−7.1(m、2H)、6.81−6.85(m
、2H)、5.37(brs、1H)、4.27(brs、1H)、3.96(s、3H
)、3.33−3.43(m、2H)、3.25(brs、3H)、3.16−3.19
(m、1H)、2.98(brs、1H)、2.70−2.83(m、2H)、2.49
−2.65(m、2H)、2.27(t、1H)、2.09(s、3H)。
【0799】
実施例442
【化310】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]
−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−
(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸
塩を、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=
536.3(M+H)。H NMR(400MHz、CDCl) δ 7.86(s
、1H)、7.74(s、1H)、7.49−7.52(m、2H)、7.36−7.4
1(m、2H)、7.28−7.33(m、1H)、6.62−6.70(m、3H)、
5.33(brs、1H)、4.27(brs、1H)、3.96(s、3H)、3.3
6−3.45(m、2H)、3.27(brs、3H)、3.15−3.20(m、1H
)、2.96(brs、1H)、2.72−2.81(m、2H)、2.54−2.67
(m、2H)、2.31(t、1H)、2.11(s、3H)。
【0800】
実施例443
【化311】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]
−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−
(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸
塩を、(3S,4R)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m
/z=554.3(M+H)。
【0801】
実施例444
【化312】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]
−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−
(2,4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二
塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシ
エチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/
z=554.3(M+H)。H NMR(400MHz、CDCl) δ 7.86
(s、1H)、7.74(s、1H)、7.48−7.52(m、2H)、7.34−7
.39(m、2H)、7.28−7.32(m、1H)、6.92−7.04(m、2H
)、6.81−6.85(m、1H)、5.32(brs、1H)、4.24(brs、
1H)、3.96(s、3H)、3.38−3.40(m、2H)、3.26(brs、
3H)、3.12−3.17(m、1H)、2.91(brs、1H)、2.72−2.
77(m、2H)、2.52−2.66(m、2H)、2.27(t、1H)、2.1(
s、3H)。
【0802】
実施例445
【化313】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]
−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(フルオロフェニル)−1−(2−メトキシ
エチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−
(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸
塩を、(3S,4R)−4−(フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3
−アミン二塩酸塩に置き換えて調製した。MS(apci)m/z=500.3(M+H
)。
【0803】
実施例446
【化314】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1
−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例441に記載される方法に従って、ステップFにおいて、(3S,4R)−4−
(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸
塩を、(3S,4R)−4−(3,4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル
)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩に置き換え、およびフェニル1’,4−ジメチル−1
−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニ
ル(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3
,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートに置き換えて調製した。MS(apc
i)m/z=642.3(M+H)。
【0804】
実施例447
【化315】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1
−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素トリフルオロ
アセテート
圧力容器中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−
4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(
300mg、0.468mmol)およびTFA(720μL、9.35mmol)混合
物を、密封し、60℃で加熱した。反応物を18時間加熱し、次いで冷却し、エーテル(
30mL)を添加し、得られた混合物を超音波処理して、ベージュ固体の粗生成物を得た
。固体を、最少量のMeOH中に溶解し、逆相クロマトグラフィー(C18、5〜35%
〜50%アセトニトリル/水)により精製して、トリフレート塩として、1−((3S,
4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1
H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素を得た(135mg.38%
)。
【0805】
実施例448
【化316】
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2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H
−ピラゾール−3−イル)酢酸エチル
ステップA:2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルおよびフェニル(3−(2−((フェノ
キシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カル
バメートの調製:EtOAc(10mL)中の2−(5−アミノ−1−フェニル−1H−
ピラゾール−3−イル)エタノール(中間体161、242mg、1.191mmol)
溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(2M、1.19mL、2.38mmol)、次いでフ
ェニルカルボノクロリデート(0.179mL、1.43mmol)を添加した。反応物
を周囲温度で4時間撹拌し、次いで相を分離した。有機相を、HO(5mL)、ブライ
ン(5mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、2つの成分:2−(4
−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3−イル)酢酸エチル;およびフェニル(3−(2−((フェノキシカルボニル)オキ
シ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート;の混合物で
ある、黄褐色固体の生成物を得(250mg)、それを精製することなく次のステップで
使用した。
【0806】
ステップB:2−(4−クロロ−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルおよびフェニル(4−クロロ−3−(2
−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−イル)カルバメートの調製:DCM(10mL)中の2−(4−クロロ−5−((フェ
ノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチル
およびフェニル(3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(250mg、0.773mmol)溶
液に、ピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネート(PPTS)(19.4mg、0.
077mmol)およびn−クロロスクシンイミド(155mg、1.16mmol)を
添加した。反応物を周囲温度で4日間撹拌し、次いでHO(10mL)で希釈し、相分
離し、水相をDCM(2x20mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥し(MgSO
)、濾過し、濃縮した。未精製の油を、40%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、2つの成分:2−(4−クロロ−5−((フェノ
キシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチル、
MS(apci)m/z=400.1(M+H);およびフェニル(4−クロロ−3−(
2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)カルバメート、MS(apci)m/z=478.1(M+H);の混合物で
ある、橙色油状の生成物を得た(63mg)。
【0807】
ステップC:2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチルの調製:DMA(0.6mL)中の
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、52mg、0.158mmol)溶液に、DI
EA(0.110mL、0.630mmol)を添加し、2−(4−クロロ−5−((フ
ェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸エチ
ルおよびフェニル(4−クロロ−3−(2−((フェノキシカルボニル)オキシ)エチル
)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(63mg)混合物を添
加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで、5〜80%アセトニトリル/水
で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製し、ピーク1を回収して、橙色
固体の表題化合物を得た(21.8mg)。MS(apci)m/z=562.2(M+
H)。
【0808】
実施例449
【化317】
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1−(4−クロロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エチルフェニルカルボネートの調製:実施例4
48、ステップCで得た反応混合物を、5〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カ
ラムクロマトグラフィーにより直接精製し、ピーク2を回収して、淡黄色ゴム状の表題化
合物を得た(28mg)。MS(apci)m/z=640.2(M+H)。
【0809】
ステップB:1−(4−クロロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:THF(2mL)
およびMeOH(1mL)中の2−(4−クロロ−5−(3−((3S,4R)−4−(
3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウ
レイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)エチルフェニルカルボネート(
28mg、0.044mmol)溶液に、LiOH水溶液(2M、0.066mL、0.
132mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いでHCl水溶
液(2M、0.06mL)およびHO(5mL)で希釈し、DCM(10mL)で抽出
し、次いで10:90 MeOH/DCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機抽
出物を乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、0〜10%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、オフホワイト固体の生成
物を得た(14mg、収率61%)。MS(apci)m/z=520.2(M+H)。
【0810】
実施例450
【化318】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−
4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:cis−およびtrans−1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(
3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)尿素の調製:DMA(1mL)およびDIEA(0.142mL、0.815mmo
l)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、67mg、0.204mmol)溶液
に、フェニル3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体209;74mg、0.204mmol)を
添加し、反応混合物を、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を5〜70%アセトニト
リル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の生成
物を得た(59mg、収率55%)。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
【0811】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシ
クロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)の調製:ci
s−およびtrans−1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−
1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシク
ロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(55mg
、0.105mmol)混合物を、10%EtOH/ヘキサンで溶出するベンズアミドカ
ラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analytical)、4.6mmx250
mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題
化合物を得た(21.1mg、収率38%)。MS(apci)m/z=526.3(M
+H)。H NMR(d−DMSO) δ 7.79(brs、1H)、7.42(
m、4H)、7.30(m、3H)、7.06(m、1H)、6.70(d、1H)、5
.06(d、1H)、4.04(m、2H)、3.43(t、2H)、3.24(s、3
H)、3.05(m、2H)、2.85(m、2H)、2.47−2.66(m、6H)
、2.08(m、2H)、1.77(s、3H)。
【0812】
実施例451
【化320】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(trans−3−ヒドロキシシクロブチル
)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−((3S,4R
)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3
−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例450、ステップA、55mg、0.105m
mol)の混合物を、10%EtOH/ヘキサンで溶出する、ベンズアミドカラム(プリ
ンストンアナリティカル社(Princeton Analytical)、4.6mmx250mm、5μ
m)上の分取HPLCにより分離した。Peak2を回収して、白色固体の表題化合物を
得た(27.5mg、収率50%)。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
H NMR(d−DMSO) δ 7.80(brs、1H)、7.42(m、4H
)、7.31(m、3H)、7.06(m、1H)、6.70(d、1H)、5.02(
d、1H)、4.33(m、1H)、4.04(m、1H)、3.43(t、2H)、3
.34(m、1H)、3.24(s、3H)、3.05(m、2H)、2.88(t、1
H)、2.43−2.67(m、6H)、2.19(m、2H)、1.74(s、3H)
【0813】
実施例452
【化321】
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1−(4−クロロ−3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:cis−およびtrans−1−(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシ
クロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イ
ル)尿素:実施例450、ステップAに記載される方法に従って、ステップAの、フェニ
ル3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イルカルバメートを、フェニル(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシクロブチル
)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(中間体238)に置き
換えて調製し、cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマーの混合
物として、生成物を得た。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0814】
ステップB:1−(4−クロロ−3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:
isおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−(4−クロロ−3−
(3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−
((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)尿素(41mg、0.075mmol)混合物を、EtOH/ヘ
キサンで溶出する、DEAPカラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analy
tical)、4.6mmx250mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。ピーク
1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(10.2mg、収率25%)。MS(ap
ci)m/z=546.2(M+H)。H NMR(CDCl)7.50(d、2H
)、7.41(t、2H)、7.30(m、1H)、7.05(m、1H)、6.97(
m、1H)、6.86(m、1H)、5.48(m、1H)、4.30(m、1H)、3
.43(brm、2H)、3.33(m、1H)、3.25(brm、2H)、3.10
(m、2H)、2.96(brm、1H)、2.60−2.83(m5H)、2.33(
m、3H)。
【0815】
実施例453
【化322】
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1−(4−クロロ−3−((1r,3S)−3−ヒドロキシシクロブチル)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(trans−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
cisおよびtrans−1−(4−クロロ−3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施
例452、ステップA、41mg、0.075mmol)混合物を、10%EtOH/ヘ
キサンで溶出する、DEAPカラム(プリンストンアナリティカル社(Princeton Analy
tical)、4.6mmx250mm、5μm)上の分取HPLCにより分離した。ピーク
1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(16.4mg、収率40%)。MS(ap
ci)m/z=546.2(M+H)。H NMR(CDCl)7.51(d、2H
)、7.41(t、2H)、7.33(m、1H)、7.04(m、1H)、6.96(
m、1H)、6.85(m、1H)、5.53(brd、1H)、4.65(m、1H)
、3.60(m、1H)、3.41(brm、2H)、3.25(brm、5H)、3.
08(brm、1H)、2.89(brm、1H)、2.57−2.77(m、7H)、
2.37(m、3H)。
【0816】
実施例454
【化323】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチ
ル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒド
ロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
の調製:実施例450、ステップAに記載される方法に従って、ステップAの(3S,4
R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製し、cis
およびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマーの混合物として、生成物を得
た。MS(apci)m/z=508.3(M+H)。
【0817】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチ
ル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:cisお
よびtrans−1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−
4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(49mg、0.096
mmol)混合物を、移動相として95%COおよび5%の80/20/0.1 Me
OH/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノカラム(YMC−PackCN、250
x20mm、10μm)上の超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。
ピーク1を回収して、白色固体の表題化合物を得た(16.4mg、収率34%)。MS
(apci)m/z=508.2(M+H)。H NMR(d−DMSO) δ 7
.85(brs、1H)、7.42(m、4H)、7.28(m、3H)、7.10(t
、2H)、6.75(brd、1H)、5.06(brs、1H)、4.04(m、2H
)、3.42(t、2H)、3.24(s、3H)、3.06(m、2H)、2.84(
m、2H)、2.46−2.64(m、6H)、2.08(m、2H)、1.76(s、
3H)。
【0818】
実施例455
【化324】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(3−(trans−3−ヒドロキシシクロブチル)−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロ
ブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例45
4、ステップA、49mg、0.096mmol)混合物を、移動相として95%CO
および5%の80/20/0.1 MeOH/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノ
カラム(YMC−PackCN、250x20mm、10μm)上の超臨界流体クロマト
グラフィー(SFC)により分離した。ピーク2を回収して、白色固体の表題化合物を得
た(19.0mg、収率39%)。MS(apci)m/z=508.2(M+H)。
H NMR(d−DMSO) δ 7.86(brs、1H)、7.42(m、4H)
、7.28(m、3H)、7.10(t、2H)、6.75(brd、1H)、5.03
(brs、1H)、4.33(m、1H)、4.03(m、1H)、3.42(t、2H
)、3.34(m、1H)、3.24(s、3H)、3.07(m、2H)、2.84(
t、1H)、2.43−2.64(m、6H)、2.19(m、2H)、1.73(s、
3H)。
【0819】
実施例456
【化325】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシクロブチル)−4
−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:cisおよびtrans−1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフル
オロフェニル)−1−(2−meth−オキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(
3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)尿素の調製:実施例450、ステップAに記載される方法に従って、ステップ
Aの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製E)に置
き換えて調製して、cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマーの
混合物として、生成物を得た。MS(apci)m/z=526.3(M+H)。
【0820】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(cis−3−ヒドロキシシク
ロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:c
isおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−((3S,4R)−
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イ
ル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)尿素(53mg、0.10mmol)混合物を、移動相として9
5%COおよび5%の80/20/0.1 MeOH/IPA/ジエチルアミンを用い
る、シアノカラム(YMC−PackCN、250x20mm、10μm)上の超臨界流
体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体(17
.6mg、収率33%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=526.2(M
+H)。H NMR(d−DMSO) δ 7.95(brs、1H)、7.45(
d、2H)、7.39(t、2H)、7.28(t、1H)、7.05(tt、1H)、
6.97(m、2H)、6.85(m、1H)、5.08(brs、1H)、4.05(
m、2H)、3.43(t、2H)、3.24(s、3H)、3.08(m、1H)、3
.02(m、1H)、2.89(m、1H)、2.84(m、1H)、2.45−2.6
5(m、6H)、2.08(m、2H)、1.77(s、3H)。
【0821】
実施例457
【化326】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(trans−3−ヒドロキシシクロブチル)
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
cisおよびtransヒドロキシシクロブチルジアステレオマー1−((3S,4R
)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3
−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシシクロブチル)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例456、ステップA、53mg、0.10mm
ol)混合物を、移動相として95%COおよび5%の80/20/0.1 MeOH
/IPA/ジエチルアミンを用いる、シアノカラム(YMC−PackCN、250x2
0mm、10μm)上の超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により分離した。ピー
ク2を回収して、白色固体の表題化合物を得た(20.7mg、収率39%)。MS(a
pci)m/z=526.2(M+H)。H NMR(d−DMSO) δ 7.9
6(brs、1H)、7.46(d、2H)、7.40(t、2H)、7.28(t、1
H)、7.05(tt、1H)、6.97(m、2H)、6.85(m、1H)、5.0
4(brs、1H)、4.34(m、1H)、4.06(m、1H)、3.43(t、2
H)、3.35(m、1H)、3.24(s、3H)、3.09(q、1H)、3.02
(t、1H)、2.90(t、1H)、2.44−2.66(m、6H)、2.19(m
、2H)、1.74(s、3H)。
【0822】
実施例458
【化327】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−3−カルボン酸
THF(4mL)およびMeOH(2mL)中のエチル5−(3−((3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシ−エチル)ピロリジン−3−
イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレー
ト(実施例291;333mg、6.21mmol)溶液に、LiOH水溶液(2M、0
.95mL、1.89mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次
いで減圧下で部分的に濃縮し、次いでHCl水溶液(1M、1mL)で中和した。懸濁液
を濾過し、白色の沈殿を回収して、白色固体の表題化合物を得た(247mg、収率78
%)。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【0823】
実施例459
【化328】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N,4−ジメチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−3−カルボキサミド
DMF(0.5mL)中の5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(実施例458、25mg、0.0
50mmol)溶液に、DIEA(0.026mL、0.150mmol)、メタンアミ
ン塩酸塩(6.8mg、0.100mmol)、次いでHATU(20.9mg、0.0
55mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌した。反応混合物を、
5〜60%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製
し、白色固体の生成物を得た(13.5mg、収率53%)。MS(apci)m/z=
513.3(M+H)。
【0824】
実施例460
【化329】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N,N,4−トリメチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例459に記載される方法に従って、メタンアミン塩酸塩を、ジメチルアミン(T
HF中2M)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(13.0 mg、収率49
%)。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【0825】
実施例461
【化330】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−エチル−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例459に記載される方法に従って、メタンアミン塩酸塩を、エタンアミン(TH
F中2M)に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(11.2mg、収率48%)
。MS(apci)m/z=527.2(M+H)。
【0826】
実施例462
【化331】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−イソプロピル−4−メチル−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例459に記載される方法に従って、メタンアミン塩酸塩を、プロパン−2−アミ
ンに置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(5.6mg、収率24%)。MS(a
pci)m/z=541.3(M+H)。
【0827】
実施例463
【化332】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−3−カルボキサミド
濃HSO(0.2mL)中の1−(3−シアノ−4−メチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例349、25mg
、0.52mmol)溶液を、周囲温度で20時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却
し、NaOH水溶液(15重量%、4mL)の添加により中和し、次いで10%MeOH
/DCM(3x10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し(
MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、5〜60%アセトニトリル/水
で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の生成物を得た(1.
4mg、収率5%)。MS(apci)m/z=499.2(M+H)。
【0828】
実施例464
【化333】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(ヒドロキシメチル)−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:エチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1
−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートの調製:DCM(1mL)中のエ
チル5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレー
ト(中間体174、68mg、0.25mmol)溶液に、DIEA(0.086mL、
0.49mmol)、次いでトリホスゲン(26mg、0.086mmol)を添加した
。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いで追加のトリホスゲン(26mg、0.0
86mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で22時間撹拌し、次いで追加のトリ
ホスゲン(26mg、0.086mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で、さら
に5時間撹拌し、次いでDCM(0.5mL)中の(3S,4R)−4−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製
E、81mg、0.25mmol)およびDIEA(0.13mL、0.74mmol)
溶液を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、5〜7
0%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固
体の生成物を得た(12mg、収率9%)。MS(apci)m/z=558.3(M+
H)。
【0829】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(ヒドロキシメ
チル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:下、0℃まで冷
却した、THF(2mL)中のエチル5−(3−((3S,4R)−4−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3
−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(18mg、0.
032mmol)溶液に、LiAlH(トルエン中1Mのbis−THF、0.032
mL、0.032mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで周囲
温度で90分間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、HO(0.005mL)、5μLのN
aOH水溶液(1M、0.005mL)、次いでHO(0.015mL)の添加により
クエンチし、10分間撹拌し、次いで濾過し、THFで漱ぎ(2x5mL)、濃縮した。
粗生成物を、分取TLC(0.5mmプレート、5%MeOH/DCMで溶出した)によ
り精製し、無色残渣の生成物を得た(1.6mg、収率10%)。MS(apci)m/
z=516.3(M+H)。
【0830】
実施例465
【化334】
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1−((3S,4R)−4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,
1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
ラセミ混合物1−(trans−4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニ
ル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(実施例293、30mg
、0.054mmol)を、10%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルHPLC(Ch
iralcel ODカラム)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化
合物を得た(9.8mg、収率33%)。MS(apci)m/z=552.2(M+H
)。
【0831】
実施例466
【化335】
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1−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,
1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
ラセミ混合物1−(trans−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニ
ル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(実施例294、42mg
、0.076mmol)を、10%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルHPLC(Ch
iralcel ODカラム)により分離した。ピーク1を回収して、白色固体の表題化
合物を得た(17.1mg、収率41%)。MS(apci)m/z=552.2(M+
H)。
【0832】
実施例467
【化336】
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1−((3S,4R)−4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,
1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素
ラセミ混合物1−(trans−4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニ
ル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(実施例295、32mg
、0.058mmol)を、15%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルHPLC(キラ
ルパック(Chiralpak IAカラム)により分離した。ピーク2を回収して、白
色固体の表題化合物を得た(12.5mg、収率39%)。MS(apci)m/z=5
52.2(M+H)。
【0833】
実施例468
【化337】
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メチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−
エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリ
ジン−1−イル)アセテート
実施例191に記載される方法に従って、ステップAの2−ブロモエタノールを、メチ
ル2−ブロモアセタ−トに置き換え、およびステップCのフェニル3,4−ジメチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3−エトキシ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から
出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し、白色固体の生成
物を得た(23mg、収率50%)。MS(apci)m/z=514.2(M+H)。
【0834】
実施例469
【化338】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(3,3,3−トリ
フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4
−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例191に記載される方法に従って、ステップAの、2−ブロモエタノールを、3
−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールに置き換え、およびステップ
Cの、フェニル3,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメ
ートを、フェニル3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イ
ルカルバメート(中間体P135から出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)
に置き換えて調製し、白色固体の生成物を得た(38mg、収率78%)。MS(apc
i)m/z=554.2(M+H)。
【0835】
実施例470
【化339】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシプ
ロピル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例191に記載される方法に従って、ステップAの2−ブロモエタノールを、1−
クロロプロパン−2−オール(アルドリッチ社(Aldrich)、70%純度;25%未満の
2−クロロプロパン−1−オールを含む)に置き換え、およびステップCのフェニル3,
4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3
−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中
間体P135から出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し
、白色固体の生成物を得た(10mg、収率53%)。MS(apci)m/z=500
.2(M+H)。
【0836】
実施例471
【化340】
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1−((3S,4R)−1−(2−シアノエチル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−5−イル)尿素
実施例191に記載される方法に従って、ステップAのアクリロニトリルを、1−クロ
ロプロパン−2−オールに置き換え、およびステップCのフェニル3,4−ジメチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートを、フェニル3−エトキシ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(中間体P135から
出発し、実施例1、ステップAに従って調製した)に置き換えて調製し、白色固体の生成
物を得た(16mg、収率59%)。MS(apci)m/z=459.3(M+H)。
【0837】
実施例472
【化341】
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2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキ
シ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−
1−イル)−N−メチルアセトアミド
ステップA:2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3
−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド
)ピロリジン−1−イル)酢酸の調製:THF(0.8mL)およびMeOH(0.4m
L)中のメチル2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3
−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド
)ピロリジン−1−イル)アセテート(実施例468;15mg、0.029mmol)
溶液に、LiOH水溶液(2M、0.044mL、0.088mmol)を添加した。反
応混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いでHCl水溶液(1M、1mL)およびブライ
ン(2mL)で希釈し、DCMで抽出した(2x5mL)。合わせた有機抽出物を乾燥し
(MgSO)、濾過し、濃縮して、オフホワイト固体の生成物を得た(13.0mg、
収率89%)。MS(apci)m/z=500.2(M+H)。
【0838】
ステップB:2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3
−(3−エトキシ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド
)ピロリジン−1−イル)−N−メチルアセトアミドの調製:DMF(0.5mL)中の
2−((3R,4S)−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−エトキ
シ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ウレイド)ピロリジン−
1−イル)酢酸(7.4mg、0.015mmol)懸濁液に、N−メチルモルホリン(
0.005mL、0.044mmol)、メチルアミン(THF中2M、0.009mL
、0.018mmol)次いでHATU(6.8mg、0.018mmol)を添加した
。反応混合物を周囲温度で19時間撹拌し、次いで5〜70%アセトニトリル/水で溶出
する逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製して、白色固体の表題化合物を得た(
4.2mg、収率55%)。MS(apci)m/z=513.3(M+H)。
【0839】
実施例473
【化342】
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1−(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン
の調製:エタノール(30mL)中のシクロヘキシルヒドラジン塩酸塩(0.465g、
3.09mmol)懸濁液に、2−オキソシクロペンタンカルボニトリル(0.30g、
3.09mmol)を添加した。混合物を還流するまで18時間加熱し、次いで周囲温度
まで冷却し、真空中で濃縮した。残渣を、飽和NaHCO(30mL)とEtOAc(
30mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x20mL)、合わせた有機層を
ブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、クリーム色
固体の、1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミンを得た
(0.523g、収率88%)。H NMR(CDCl) δ 3.78−3.93
(m、1H)、3.13(brs、2H)、2.12(s、3H)、1.85−1.95
(m、6H)、1.83(s、3H)、1.63−1.73(m、1H)、1.18−1
.44(m、3H)ppm。
【0840】
ステップB:フェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−
5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の1−シクロヘキシル−3,4
−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(200mg、1.04mmol)溶液に、
2NのNaOH(1.04mL、2.1mmol)を添加し、その後フェニルクロロホル
メート(182μL、1.45mmol)を添加した。混合物を周囲温度で5時間撹拌し
、次いで水(30mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。合わせた有
機相を、飽和NaHCO(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、次いでN
SOで乾燥し、真空中で濃縮して、淡紫色泡状の、フェニル(1−シクロヘキシル
−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを得、それを、定量的
収率を想定して、さらに精製することなく使用した。
【0841】
ステップC:1−(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−
イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DMA(2mL)中の(3S,4R)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
アミン(調製F)(50mg、0.15mmol)およびフェニル(1−シクロヘキシル
−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(52mg、0.17
mmol)溶液に、DIEA(93μL、0.53mmol)を添加した。混合物を周囲
温度で18時間撹拌し、次いで飽和NHCl(20mL)とEtOAc(20mL)に
分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を、水(5x1
0mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、
真空中で濃縮した。残渣を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(42mg、収率58%)。M
S(apci)m/z=476.3(M+H)。
【0842】
実施例474
【化343】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)
プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノールの調製
:THF(100mL)中の2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジオール(5
.0g、47.1mmol)懸濁液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(269mg、
1.41mmol)、その後2,2−ジメトキシプロパン(6.72mL、54.7mm
ol)を添加した。混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いでさらに200mgのp−ト
ルエンスルホン酸一水和物を添加し、撹拌をさらに60時間継続した。溶液をトリエチル
アミン(3mL)で処理し、次いで真空中で濃縮した。残渣を、5%MeOH/DCMで
溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色液体の(2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)メタノールを得た(5.04g、収率73%)。
H NMR(CDCl) δ 4.02(dd、J=12.0、4.1Hz、2H)、
3.74−3.80(m、4H)、1.90(t、J=5.1Hz、1H)、1.80−
1.88(m、1H)、1.45(s、3H)、1.40(s、3H)ppm。
【0843】
ステップB:(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスル
ホネートの調製:DCM(30mL)中の(2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5
−イル)メタノール(1.0g、6.84mmol)溶液に、0℃でトリエチルアミン(
1.43mL、10.3mmol)を添加し、その後、塩化メシル(0.58mL、7.
52mmol)を添加した。混合物を、18時間に渡り撹拌しながら、周囲温度までゆっ
くりと昇温させた。混合物を、0.5MのHCl(40mL)とDCM(20mL)に分
配し、水層をDCM(2x20mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL
)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、無色油状の(2,2−ジメチル
−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネートを得た(1.29g、収率
84%)。H NMR(CDCl) δ 4.42(d、J=7.3Hz、2H)、
4.08(dd、J=12.5、3.5Hz、2H)、3.77(dd、J=12.5、
3.9Hz、2H)、3.04(s、3H)、1.98−2.03(m、1H)、1.4
6(s、3H)、1.39(s、3H)ppm。
【0844】
ステップC:3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メトキシ)
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:DMF(5mL)
中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中
間体P135、ステップA;500mg、2.64mmol)溶液に、KCO(1.
10g、7.93mmol)を添加し、その後、DMF(2mL)中の(2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネート(711mg、3.17
mmol)溶液を添加した。混合物を50℃で18時間撹拌し、次いで冷却し、水(30
mL)で処理し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。合わせた有機相を水(5x1
0mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、
真空中で濃縮した。残渣を、4:1〜2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカ
ラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色ゴム状の、3−((2,2−ジメチル−1
,3−ジオキサン−5−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−5−アミンを得た(198mg、24%)。MS(apci)m/z=318.1(
M+H)。
【0845】
ステップD:フェニル(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ
)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:E
tOAc(5mL)中の、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)
メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(198mg、
0.62mmol)溶液に、2MのNaOH(780μL、1.56mmol)、その後
フェニルクロロホルメート(117μL、0.94mmol)を添加した。混合物を周囲
温度で18時間撹拌し、次いで水(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層
をEtOAcで抽出した(2x20mL)。合わせた有機相を、飽和NaHCO(20
mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、真
空中で濃縮した。残渣を、2〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、クリーム色泡状の、(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシ
メチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カル
バメートを得た(75mg、収率30%)。MS(apci)m/z=398.2(M+
H)。
【0846】
ステップE:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(3−ヒドロキシ−2−(ヒド
ロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル
)尿素の調製:実施例473、ステップCの方法に従って、フェニル(1−シクロヘキシ
ル−3,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、(3−(3−ヒ
ドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)カルバメートに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH
/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題
化合物を得た(26mg、収率55%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H
)。
【0847】
実施例475
【化344】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−ト
リフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)
−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:実施例474、ステップCの方法に従って、(
2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メチルメタンスルホネートを、1,
1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタンに置き換えて調製した。MS(apci)m/
z=272.1(M+H)。
【0848】
ステップB:フェニル(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロ
エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:実施例474、ステッ
プDの方法に従って、3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)メト
キシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、4−メチル−1
−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−アミ
ンに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=392.1(M+H)。
【0849】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(
2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施
例473、ステップCの方法に従って、フェニル(1−シクロヘキシル−3,4−ジメチ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、フェニル(4−メチル−1−フェニ
ル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)カルバ
メートに置き換えて調製した。物質を、5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムク
ロマトグラフィー、その後分取HPLC(5〜95%のACN/HO/0.1%TFA
、20分間に渡る)により精製して、抽出処理(DCM/1N NaOH)の後、白色固
体の表題化合物を得た(16mg、収率38%)。MS(apci)m/z=554.2
(M+H)。
【0850】
実施例476
【化345】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフル
オロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例475の方法に従って、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−
4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二
塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリ
カカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た。(56mg、
収率65%)。MS(apci)m/z=536.2(M+H)。
【0851】
実施例477
【化346】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2,2,2−ト
リフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例475の方法に従って、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−
4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−ア
ミントリフルオロアセテート(調製E)に置き換えて調製した。物質を、2%MeOH/
DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化
合物を得た(53mg、収率63%)。MS(apci)m/z=554.2(M+H)
【0852】
実施例478
【化347】
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1−(3−(2,2−ジフルオロエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例475の方法に従って、ステップAの、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨード
エタンを、1,1−ジフルオロ−2−ヨードエタンに置き換えて調製した。物質を、2%
MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体
の表題化合物を得た(55mg、収率68%)。(MS(apci)m/z=536.2
(M+H)。
【0853】
実施例479
【化348】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(2,2,2−
トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例475の方
法に従って、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−
オン(中間体P135、ステップA)を、5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール
−3(2H)−オン(中間体P136、ステップA)に置き換えて調製した。
【0854】
ステップB:1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(2,2,2−トリフルオロエト
キシ)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DC
M(1mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(2,2,2
−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(50mg、0.09m
mol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(15mg、0.11mmol)を添加し、
その後ピリジン−1−イウム4−メチルベンゼンスルホネート(2mg、0.009mm
ol)を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いでさらに5mgのN−クロ
ロスクシンイミドで処理し、2.5時間撹拌した。混合物を、飽和NaHCO(20m
L)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせ
た有機相をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空中で濃縮した。
残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精
製し、淡黄色泡状の表題化合物を得た(28mg、収率53%)。MS(apci)m/
z=574.2(M+H)。
【0855】
実施例480
【化349】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ア
ミンの調製:実施例473、ステップAの方法に従って、シクロヘキシルヒドラジン塩酸
塩を、フェニルヒドラジン塩酸塩に置き換え、および2−オキソシクロペンタンカルボニ
トリルを、3−オキソ−3−(ピリジン−2−イル)プロパンニトリルに置き換えて調製
した。MS(apci)m/z=237.1(M+H)。
【0856】
ステップB:4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾ
ール−5−アミンの調製:1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾー
ル−5−アミン(300mg、1.27mmol)溶液を、DCM(20mL)中に溶解
し、N−クロロスクシンイミド(187mg、1.40mmol)で処理し、その後ピリ
ジン−1−イウム4−メチルベンゼンスルホネート(32mg、0.13mmol)で処
理した。溶液を周囲温度で3時間撹拌し、次いでDCM(20mL)と飽和NaHCO
(20mL)に分配し、水層をDCM(2x20mL)で抽出した。合わせた有機相をブ
ライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣
を、2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精
製し、淡紅色泡状の4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピ
ラゾール−5−アミンを得た(211mg、61%)。MS(apci)m/z=271
.0(M+H)。
【0857】
ステップC:1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中
の4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ア
ミン(37mg、0.14mmol)溶液に、トリホスゲン(21mg、0.07mmo
l)、その後DIEA(72μL、0.41mmol)を添加した。混合物を周囲温度で
1時間撹拌し、次いで(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)(50mg、0.15mmol)
で処理し、その後DIEA(72μL、0.41mmol)で処理した。さらに18時間
撹拌したのち、混合物を飽和NHCl(20mL)とDCM(20mL)に分配し、水
層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄
し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%AC
N/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。水性後処理(1NのNaO
H/DCM)の後、白色固体の表題化合物(10mg、収率13%)を得た。MS(ap
ci)m/z=553.2(M+)。
【0858】
実施例481
【化350】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例480の方法に従って、ステップAの3−オキソ−3−(ピリジン−2−イル)
プロパンニトリルを、3−オキソ−3−(ピリジン−4−イル)プロパンニトリルに置き
換えて調製した。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフ
ィー、その後逆相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)
により精製した。水性後処理(1N NaOH/DCM)の後、白色固体の表題化合物を
得た(3mg、収率4%)。MS(apci)m/z=553.2(M+)。
【0859】
実施例482
【化351】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−ア
ミンの調製:実施例480、ステップAの方法に従って、3−オキソ−3−(ピリジン−
2−イル)プロパンニトリルを、3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニト
リルに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=237.1(M+H)。
【0860】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3
−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DMF(2mL)中の1−フェニ
ル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(50mg、0.21
mmol)およびCDI(72mg、0.44mmol)溶液に、DIEA(147μL
、0.85mmol)を添加し、混合物を50℃で4時間撹拌した。冷却した混合物に、
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミン(調製F)(146mg、0.44mmol)およびDIEA(1
47μL、0.85mmol)を添加し、周囲温度で18時間、撹拌を継続した。混合物
を、飽和NHCl(20mL)とEtOAc(20mL)に分配し、水層をEtOAc
(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(1
0mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、
5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固
体の、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)
−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(80mg、73%)を得た。MS(apci)m
/z=519.3(M+H)。
【0861】
ステップC:1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(1mL)中
の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H−ピラゾール−5−イル)尿素(40mg、0.08mmol)溶液に、N−クロロス
クシンイミド(12mg、0.09mmol)、その後ピリジン−1−イウム4−メチル
ベンゼンスルホネート(2mg、0.008mmol)を添加した。混合物を周囲温度で
18時間撹拌し、次いで飽和NaHCO(20mL)とDCM(20mL)に分配し、
水層をDCM(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗
浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5〜5%MeO
H/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色固体の表題
化合物を得た。(16mg、収率38%)。MS(apci)m/z=553.2(M+
)。
【0862】
実施例483
【化352】
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1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例482の方法に従って、ステップCの、N−クロロスクシンイミドを、N−ブロ
モスクシンイミドに置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリ
カカラムクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体の表題化合物を得た。(31mg、
収率67%)。MS(apci)m/z=597.2(M+H)。
【0863】
実施例484
【化353】
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1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−2
−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例480の方法に従って、ス
テップCの、4−クロロ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾー
ル−5−アミンを、1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5
−アミンに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=519.2(M+H)。
【0864】
ステップB:1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例483の方法
に従って、ステップCの、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピ
リジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素を、1−((3S,4R)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル
)−3−(1−フェニル−3−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)
尿素に置き換えて調製した。物質を、2.5〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化合物を得た(14mg、収
率40%)。MS(apci)m/z=597.2(M+)。
【0865】
実施例485
【化354】
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1−(4−クロロ−3−フェニル−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例482の手順に従って、ステップAの、3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル
)プロパンニトリルを、3−オキソ−3−フェニルプロパンニトリルに置き換え、および
フェニルヒドラジン塩酸塩を、3−ヒドラジニルピリジン塩酸塩に置き換えて調製した。
物質を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精
製し、ベージュ固体の表題化合物を得た(22mg、収率49%)。MS(apci)m
/z=553.2(M+)。
【0866】
実施例486
【化355】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−
イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパンニトリル
の調製:LiHMDS(13.6mL、1.0M/THF、13.6mmol)溶液を、
雰囲気下、−78℃まで冷却し、プロピオニトリル(991μL、13.9mmol
)の液滴で処理した。得られた黄色のスラリーを、この温度で2時間撹拌し、次いでTH
F(5mL)中エチルニコチネート(1.0g、6.62mmol)溶液の液滴で、10
分間に渡り処理した。混合物を、18時間に渡り周囲温度までゆっくりと昇温させ、次い
で氷冷水(100mL)中に注ぎ入れ、EtOで抽出した(2x30mL)。水相を氷
中で冷却し、1NのHClでpH5まで酸性化し、DCMで抽出した(3x30mL)。
合わせたDCM抽出物を、ブライン(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過
し、濃縮して、黄色油状の2−メチル−3−オキソ−3−(ピリジン−3−イル)プロパ
ンニトリルを得た(1.06g、収率100%)。MS(apci)m/z=161.1
(M+H)。
【0867】
ステップB:4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾ
ール−5−アミンの調製:EtOH(30mL)中の2−メチル−3−オキソ−3−(ピ
リジン−3−イル)プロパンニトリル(1.06g、6.62mmol)およびフェニル
ヒドラジン塩酸塩(1.05g、7.28mmol)懸濁液を、還流で18時間撹拌し、
次いで周囲温度まで冷却した。混合物を濃縮し、次いで飽和NaHCO(50mL)で
処理し、DCMで抽出した(3x30mL)。合わせた有機相をブライン(30mL)で
洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1:1〜1:2
ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色
泡状の4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5
−アミンを得た(984mg、収率59%)。MS(apci)m/z=251.1(M
+H)。
【0868】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(
ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:DCM(2mL)中
の4−メチル−1−フェニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−5−ア
ミン(100mg、0.40mmol)溶液に、トリホスゲン(59mg、0.20mm
ol)、その後DIEA(209uLμL1.20mmol)を添加した。混合物を周囲
温度で1時間撹拌し、次いで(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;145mg、0.44mm
ol)およびDIEA(209μL、1.20mmol)で処理した。周囲温度で18時
間撹拌した後、混合物を、飽和NHCl(20mL)とDCM(20mL)に分配し、
水層をDCMで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗
浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、3〜4%MeOH/
DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物
を得た(99mg、収率47%)。MS(apci)m/z=533.2(M+H)。
【0869】
以下の化合物を、実施例486に従って、ステップAのエチルニコチネートを適切な試
薬に置き換え、また実施例490において、ステップBのフェニルヒドラジン塩酸塩を3
−ヒドラジニルピリジン塩酸塩に置き換えて調製した。
【表1L-1】
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【表1L-2】
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【0870】
実施例492
【化356】
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1−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,3’−ビピラゾール]
−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例491の手順に従って、ステップCの(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3
S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで
溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色泡状の表題化合物を得た
(52mg、収率51%)。MS(apci)m/z=518.2(M+H)。
【0871】
実施例493
【化357】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H
−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例491の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(
3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロ
リジン−3−アミントリフルオロアセテート(調製E)に置き換えて調製した。物質を、
3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固
体の表題化合物を得た。(33mg、収率31%)。MS(apci)m/z=536.
2(M+H)。
【0872】
実施例494
【化358】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H
−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラ
ゾール]−5−アミンの調製:実施例486、ステップAの方法に従って、エチルニコチ
ネートを、エチル1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシレートに置き換えて調
製した。H NMR(CDCl) δ 7.55(d、J=2.2Hz、1H)、7
.01(d、J=2.2Hz、1H)、4.19(s、3H)、4.12(q、J=7.
2Hz、1H)、1.65(d、J=7.2Hz、3H)ppm。
【0873】
ステップB:フェニル(2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3
’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(2mL)中の2’,
4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−アミン
(100mg、0.39mmol)溶液に、2NのNaOH(395μL、0.79mm
ol)、その後フェニルクロロホルメート(75μL、0.59mmol)を添加した。
混合物を周囲温度で4時間撹拌し、次いでさらなるアリコートのフェニルクロロホルメー
ト(50μL)で処理し、18時間撹拌した。混合物を、水(20mL)とEtOAc(
10mL)に分配し、水層をEtOAc(2x10mL)で抽出した。合わせた有機相を
、飽和NaHCO(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、淡黄色ゴム状のフェニル(2’,4−ジメチ
ル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメー
トを得た(140mg、収率95%)。MS(apci)m/z=374.2(M+H)
【0874】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(2’,4−ジメチル−1−フェニル
−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DCM(2mL
)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−アミン(調製F;68mg、0.21mmol)およびフェニル(
2’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,2’H−[3,3’−ビピラゾール]−5−
イル)カルバメート(70mg、0.19mmol)溶液に、DIEA(114μL、0
.66mmol)を添加した。周囲温度で3時間撹拌した後、混合物を飽和NHCl(
20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCMで抽出した(2x10mL)。
合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し
、真空中で濃縮した。残渣を、1〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(68mg、収率68%)。M
S(apci)m/z=536.2(M+H)。
【0875】
実施例495
【化359】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,
4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:3−(2−(ジフェニルメチレン)ヒドラジニル)−5−フルオロピリジ
ンの調製:3−ブロモ−5−フルオロピリジンe(5.0g、28.4mmol)、ベン
ゾフェノンヒドラゾン(6.13g、31.3mmol)およびキサントホス(164m
g、0.28mmol)溶液を、Nで10分間脱気し、次いでナトリウムt−ブトキシ
ド(3.82g、39.8mmol)および酢酸(II)パラジウム(64mg、0.2
8mmol)で処理した。不均一な混合物を、密封容器中、85℃で18時間撹拌した。
冷却した混合物を、水(100mL)とEtOAc(100mL)に分配し、水層をEt
OAc(2x50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、
NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をEtOで摩砕し、濾過し、
真空中で乾燥して、ベージュの粉末の、3−(2−(ジフェニルメチレン)ヒドラジニル
)−5−フルオロピリジンを得た(6.3g、収率72%)。MS(apci)m/z=
292.1(M+H)。
【0876】
ステップB:1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,
1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:EtOH(3mL)中の2−
メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリ
ル(実施例491、ステップA;100mg、0.61mmol)、3−(2−(ジフェ
ニルメチレン)ヒドラジニル)−5−フルオロピリジンe(162mg、0.56mmo
l)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(530mg、2.79mmol)溶液を、
密封バイアル中、80℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を飽和NaHCO(30
mL)で処理し、DCMで抽出した(3x10mL)。合わせた有機相をブライン(10
mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1〜3%
MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色固
体の1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[
3,4’−ビピラゾール]−5−アミンを得た(71mg、47%)。MS(apci)
m/z=273.1(M+H)。
【0877】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−(5−フルオロピリジン−3−
イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)
尿素の調製:DCM(2mL)中の1−(5−フルオロピリジン−3−イル)−1’,4
−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミン(35mg、0.
13mmol)溶液に、トリホスゲン(19mg、0.06mmol)、その後DIEA
(67μL、0.39mmol)を添加した。混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−アミン(調製F;42mg、0.13mmol)およびDIEA(67μ
L、0.39mmol)で処理し、撹拌を18時間継続した。混合物を飽和NHCl(
20mL)とDCM(20mL)に分配し、水層をDCMで抽出した(2x10mL)。
合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空
中で濃縮した。残渣を、2.5〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマト
グラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(33mg、46%)。MS(a
pci)m/z=555.2(M+H)。
【0878】
実施例496
【化360】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−(5−メチルピリジン−
3−イル)−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例495、ステップAの手順に従って、3−ブロモ−5−フルオロピリジンを、3
−ブロモ−5−メチルピリジンに置き換えて調製した。物質を、5〜10%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、クリーム色固体の表題化
合物を得た(41mg、収率56%)。MS(apci)m/z=551.2(M+H)
【0879】
実施例497
【化361】
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1−(1−(5−クロロピリジン−3−イル)−1’,4−ジメチル−1H,1’H−[
3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例495の手順に従って、ステップAの、3−ブロモ−5−フルオロピリジンを、
3−ブロモ−5−クロロピリジンに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡桃色固体の表題化合物
を得た(85mg、収率86%)。MS(apci)m/z=571.2(M+)。
【0880】
実施例498
【化362】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1’−(2,2,2−
トリフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エチル)−1H,1’H−[
3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:エチル1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−カルボキ
シレートの調製:DMF(10mL)中のエチル1H−ピラゾール−4−カルボキシレー
ト(3g、21.4mmol)およびKCO(3.55g、25.7mmol)混合
物に、1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(3.50mL、25.7mmol
)を添加した。反応物を周囲温度で18時間撹拌し、次いでエーテル(30mL)および
水(10mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し
、真空中で濃縮した。残渣を、3:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、無色油状のエチル1−(4−メトキシベンジル)−1H
−ピラゾール−4−カルボキシレートを得た(5.7g、102%)。H NMR(C
DCl) δ 7.92(m、1H)、7.80(m、1H)、7.21(m、2H)
、6.89(m、2H)、5.23(s、2H)、4.27(m、2H)、3.80(s
、3H)、1.32(m、3H)ppm。
【0881】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−
4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿
素の調製:実施例494の手順に従って、ステップAの、エチル1−メチル−1H−ピラ
ゾール−5−カルボキシレートを、エチル1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾ
ール−4−カルボキシレートに置き換えて調製した。物質を、1:1〜1:1.2 ヘキ
サン/アセトン+0.5%NHOHで溶出する、シリカカラムクロマトグラフィーによ
り精製して、白色固体の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−
1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(4−メトキシベン
ジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−
イル)尿素を得た(800mg、収率60%)。MS(apci)m/z=642.3(
M+H)。
【0882】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,
1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:1−((3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イ
ル)−3−(1’−(4−メトキシベンジル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’
H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(241mg、0.38mmol)を
、封管中、TFA(2mL)と合わせ、70℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を真
空中で濃縮し、残渣を、1NのNaOH(20mL)とDCM(10mL)に分配した。
水層をDCMで抽出し(2x10mL)、合わせた有機相を飽和NaHCO(10mL
)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、真空中
で濃縮した。残渣を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、白色固体の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−
フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素を得た(144
mg、収率74%)。MS(apci)m/z=522.2(M+)。
【0883】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1’−
(2,2,2−トリフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)エチル)−
1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DMF(2.5m
L)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1H,1’H
−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(50mg、0.10mmol)溶液に
、−78℃で、カリウムt−ブトキシド(264μL、1M/THF、0.264mmo
l)を添加した。混合物を10分間撹拌し、次いで2,2,2−トリフルオロエチルトリ
フルオロメタンスルホネート(13.1μL、0.09mmol)で処理した。周囲温度
で2時間撹拌した後、混合物を飽和NHCl(20mL)とEtOAc(10mL)に
分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を水(2x10
mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、真
空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、無色ガラス状の表題化合物を得た(29mg、収率43%)。M
S(apci)m/z=702.2(M+H)。
【0884】
実施例499
【化363】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−1’−(2,2,2−
トリフルオロエチル)−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
DMF(0.5mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェ
ニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(実施例498、ス
テップC;20mg、0.04mmol)溶液に、KCO(16mg、0.12mm
ol)、その後トリフルオロエチルトリフレート(6μL、0.04mmol)を添加し
た。混合物を密封し、周囲温度で5時間撹拌した。さらなるアリコートのトリフルオロエ
チルトリフレート(30μL)を添加し、18時間撹拌を継続した。混合物を水(10m
L)とEtOAc(10mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)
。合わせた有機相を水(4x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでN
SOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2〜5%MeOH/DCMで
溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製し、無色のガラス状の表題化合物を
得た(8mg、収率35%)。MS(apci)m/z=604.2(M+H)。
【0885】
実施例500
【化364】
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1−(1’−(シクロプロピルメチル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[
3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例499の手順に従って、トリフルオロエチルトリフレートを(ブロモメチル)シ
クロプロパンに置き換えて調製した。物質を、2.5〜5%MeOH/DCMで溶出する
シリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(16m
g、収率31%)。MS(apci)m/z=576.3(M+H)。
【0886】
実施例501
【化365】
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1−(1’−(シクロプロパンカルボニル)−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H
−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジ
フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
DCM(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−
1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル
−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素(実施例498、ステッ
プC;50mg、0.09mmol)溶液に、0℃で、塩化シクロプロピルカルボニル(
13μL、0.14mmol)、その後DIEA(67μL、0.38mmol)を添加
した。混合物を、周囲温度まで18時間に渡ってゆっくりと昇温させ、次いで飽和NaH
CO(20mL)とDCM(10mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL)で抽
出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過
し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、白色固体の表題化合物を得た(26mg、収率46%)。
MS(apci)m/z=590.2(M+H)。
【0887】
実施例502
【化366】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1’−(メチルスルホニル)−1−フ
ェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例501の手順に従って、塩化シクロプロピルカルボニルを、塩化メシルに置き換
えて調製した。物質を、2〜5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(39mg、収率68%)。M
S(apci)m/z=600.2(M+H)。
【0888】
実施例503
【化367】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−
1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン
の調製:アセトニトリル(30mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;1.60g、8.46
mmol)懸濁液に、オキシ臭化リン(3.64g、12.7mmol)を、1度に添加
した。混合物を還流で3時間撹拌し、次いで冷却し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(
50mL)で処理し、次いで飽和NaHCO(50mL)をゆっくりと添加した。混合
物を30分間撹拌し、次いで層を分離し、水層をDCMで抽出した(2x50mL)。合
わせた有機相をブラインで洗浄し(20mL)、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中
で濃縮した。残渣を、2:1 ヘキサン/EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、白色固体の3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−5−アミンを得た(273mg、収率13%)。MS(apci)m/z=25
4.0(M+H)。
【0889】
ステップB:フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(10mL)中の3−ブロモ−4−メチル−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(339mg、1.34mmol)溶液に
、2NのNaOH(2mL、4.0mmol)、その後フェニルクロロホルメート(33
7μL、2.69mmol)添加した。混合物を周囲温度で5時間撹拌し、次いで水(3
0mL)とEtOAc(30mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x20m
L)。合わせた有機相を、飽和NaHCO(30mL)およびブライン(30mL)で
洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、フェニル(3−ブロ
モ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを得、それ
を、定量的収率を想定して、直接使用した。MS(apci)m/z=374.0(M+
H)。
【0890】
ステップC:1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:DCM(10mL)中の(3S,4R
)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3
−アミン(調製F;464mg、1.41mmol)およびフェニル(3−ブロモ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメート(500mg、1.
34mmol)溶液に、DIEA(819μL、4.7mmol)を添加した。溶液を周
囲温度で18時間撹拌し、次いで飽和NHCl(30mL)とDCM(30mL)に分
配し、水層をDCMで抽出した(2x20mL)。合わせた有機相をブライン(20mL
)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2%MeOH
/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の1−(
3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S
,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−イル)尿素を得た(483mg、収率67%)。MS(apci)m/z=53
4.1(M+)。
【0891】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−イソプロピル−4−メチル−
1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:1
−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((
3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロ
リジン−3−イル)尿素(30mg、0.06mmol)、1−イソプロピル−4−(4
,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラ
ゾール(20mg、0.08mmol)、トリシクロヘキシルホスピン(3mg、0.0
1mmol)およびPd(dba)(5mg、0.006mmol)を、封管中で合
わせ、1,4−ジオキサン(561μL)を添加した。溶液をNで30秒間パージし、
次いでKPO(130μL、1.3M、0.17mmol)で処理し、密封し、10
0℃で1時間撹拌した。冷却した混合物を真空中で濃縮し、残渣を、2.5〜10%Me
OH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状
の表題化合物を得た(12mg、収率38%)。MS(apci)m/z=564.2(
M+H)。
【0892】
以下の化合物を、実施例503の方法に従って、ステップDの、1−イソプロピル−4
−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H
−ピラゾールを、適切な試薬に置き換えて調製した。
【表1M-1】
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【表1M-2】
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【表1M-3】
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【0893】
実施例516
【化368】
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1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(
(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−イル)尿素
実施例503、ステップCの手順に従って、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(3
S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、2〜3%MeOH/DC
Mで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、クリーム色固体の表題化
合物を得た(526mg、63%)。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
【0894】
実施例517
【化369】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(6−オキソ−1−(2,2,2
−トリフルオロエチル)−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例503の手順に従って、ステップDの、1−イソプロピル−4−(4,4,5,
5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1
−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−2(1H)オンに置き換えて調製した
。物質を、2%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆
相HPLC(5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した
。水性後処理(1N NaOH/DCM)の後、白色固体の表題化合物(5.5mg、収
率9%)を得た。MS(apci)m/z=631.2(M+H)。
【0895】
実施例518
【化370】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(1’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H,
1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
実施例503の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(
3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、2〜3%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(5〜95%AC
N/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。水性後処理(1N NaO
H/DCM)の後、無色ゴム状の表題化合物(37mg、収率18%)を得た。MS(a
pci)m/z=546.3(M+H)。
【0896】
実施例519
【化371】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例518の手順に従って、ステップDの、1−イソプロピル−4−(4,4,5,
5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、
1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換えて調製した。物質を、2〜5%MeOH
/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題生
成物を得た(29mg、収率27%)。MS(apci)m/z=545.2(M+H)
【0897】
実施例520
【化372】
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1−(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(
(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−
3−イル)尿素
実施例516の手順に従って、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)を、(3R,4S)
−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−アミン塩酸
塩(実施例265、ステップA)に置き換えて調製した。物質を、2:1 ヘキサン/E
tOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化
合物を得た(173mg、収率62%)。MS(apci)m/z=522.1(M+)
【0898】
実施例521
【化373】
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1−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イ
ル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェ
ニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例519の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(4−フルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)を、
(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−
3−アミン塩酸塩(実施例265、ステップA)に置き換えて調製した。物質を、2%M
eOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色固体
の表題生成物を得た(28mg、収率33%)。MS(apci)m/z=550.2(
M+)。
【0899】
実施例522
【化374】
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1−(3−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−5−イル)−3−((3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)ピロリジン−3−イル)尿素ビス(2,2,2−トリフルオロアセテー
ト)
実施例512の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(4−フルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製K)を、
(3R,4S)−4−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−
3−アミン塩酸塩(実施例265、ステップA)に置き換えて調製した。物質を、2〜5
%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー、その後逆相HPLC(
5〜95%ACN/水/0.5%TFA、20分間に渡る)により精製した。ジ−TFA
塩として、白色固体の表題化合物を得た(3mg、収率3%)。MS(apci)m/z
=537.2(M+H)。
【0900】
実施例523
【化375】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,
1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素
ステップA:1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−
ビピラゾール]−5−アミンの調製:3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−5−アミン(実施例503、ステップA;100mg、0.39mmol)、
1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2
−イル)−1H−ピラゾール(176mg、0.79mmol)、KCO(219m
g、1.59mmol)およびPd(PPh(46mg、0.039mmol)を
、トルエン(2mL)、水(1mL)およびEtOH(0.5mL)中で合わせ、封管中
、95℃で18時間撹拌した。冷却した混合物をGF紙で濾過し、濾液を、水(10mL
)とEtOAc(10mL)に分配した。水層をEtOAcで抽出し(2x10mL)、
合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空
中で濃縮した。残渣を、1.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラ
フィーにより精製して、無色ゴム状の1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,
1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンを得た(78mg、収率74%)。M
S(apci)m/z=268.1(M+H)。
【0901】
ステップB:フェニル(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[
3,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバメートの調製:EtOAc(5mL)中の
1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]
−5−アミン(78mg、0.29mmol)溶液に、2NのNaOH(0.44mL、
0.87mmol)、その後フェニルクロロホルメート(73μL、0.58mmol)
を添加した。混合物を周囲温度で18時間撹拌し、次いで水(20mL)とEtOAc(
20mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x10mL)。合わせた有機相を
、飽和NaHCO(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa
で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮して、淡黄色油状のフェニル(1’−エチル−4−
メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)カルバ
メートを得た。定量的収率を想定して、直接使用した。MS(apci)m/z=388
.2(M+H)。
【0902】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−エチル−4−メチル−1−フ
ェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)尿素の調製:DCM(
2mL)中の(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F;56mg、0.17mmol)およびフェ
ニル(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾ
ール]−5−イル)カルバメート(66mg、0.17mmol)溶液に、DIEA(1
50μL、0.85mmol)を添加した。周囲温度で18時間撹拌した後、混合物を飽
和NHCl(10mL)とDCM(10mL)に分配し、水層をDCM(2x10mL
)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、次いでNaSO
乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2.5〜3.5%MeOH/DCMで溶出
するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た
(35mg、収率37%)。MS(apci)m/z=550.2(M+H)。
【0903】
実施例524
【化376】
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1−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾ
ール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例523の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(
3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCM
で溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題生成物を得
た(29mg、収率30%)。MS(apci)m/z=532.3(M+H)。
【0904】
実施例525
【化377】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネート
ステップA:5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルト
リフルオロメタンスルホネートの調製:DMF(5mL)中の5−アミノ−4−メチル−
1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オン(中間体P135、ステップA;0
.50g、2.64mmol)およびN−フェニルビス(トリフルオロメチルスルホンア
ミド)(0.99g、2.77mmol)懸濁液を、DIEA(1.38mL、7.93
mmol)で処理し、混合物を周囲温度で64時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
(30mL)とEtOAc(30mL)に分配し、水層をEtOAcで抽出した(2x2
0mL)。合わせた有機相を水(5x10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、
次いでNaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、2:1 ヘキサン/
EtOAcで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色油状の5
−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタン
スルホネートを得た(817mg、収率92%)。MS(apci)m/z=322.0
(M+H)。
【0905】
ステップB:4−メチル−5−((フェノキシカルボニル)アミノ)−1−フェニル−
1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートの調製:実施例503、ス
テップBの手順に従って、3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−
5−アミンを、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルト
リフルオロメタンスルホネートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=442
.0(M+H)。
【0906】
ステップC:5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネートの調製:実施例503
、ステップCの手順に従って、フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、4−メチル−5−((フェノキシカルボニル
)アミノ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネー
トに置き換えて調製した。物質を、1.5〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(191mg、収率
62%)。MS(apci)m/z=604.2(M+H)。
【0907】
実施例526
【化378】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−アミンの調製:5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−3−イルトリフルオロメタンスルホネート(実施例525、ステップA;
200mg、0.62mmol)、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸(192
mg、1.25mmol)、KCO(344mg、2.49mmol)およびPd(
PPh(72mg、0.06mmol)を、トルエン(2mL)、水(1mL)お
よびEtOH(0.5mL)中で合わせ、封管中、95℃で18時間撹拌した。冷却した
混合物をGF紙で濾過し、濾液を、水(20mL)とEtOAc(20mL)に分配した
。水層をEtOAcで抽出し(2x20mL)、合わせた有機相をブラインで洗浄し(2
0mL)、NaSOで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、1%MeOH/
DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、クリーム色泡状の3
−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−5−アミン(138mg、収率79%)を得た。MS(apci)m/z=282.
1(M+H)。
【0908】
ステップB:フェニル(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートの調製:実施例503、ステッ
プBの手順に従って、3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
アミンを、3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製した。物質を、1%MeOH/DCMで溶
出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、クリーム色泡状のフェニル(3
−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−5−イル)カルバメートを得た(92mg、収率47%)。MS(apci)m/z
=402.1(M+H)。
【0909】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシピリミジン−5−
イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例
503、ステップCの手順に従って、フェニル(3−ブロモ−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメートを、フェニル(3−(2−メトキシピリミ
ジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバメ
ートに置き換えて調製した。物質を、2.5%MeOH/DCMで溶出するシリカカラム
クロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た(31mg、収率48
%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0910】
実施例527
【化379】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イ
ル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロ
ン酸を、N,N−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキ
サボララン−2−イル)ピリミジン−2−アミンに置き換えて調製した。物質を、3%M
eOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の
表題化合物を得た(22mg、収率32%)。MS(apci)m/z=577.3(M
+H)。
【0911】
実施例528
【化380】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−メチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(
3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サクシ
ネート(調製L1、ステップA〜D)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/D
CMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物
を得た(32mg、収率51%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0912】
実施例529
【化381】
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1−(3−(2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル)−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニ
ル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例527の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を(3
S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−アミン二塩酸塩(調製K)に置き換えて調製した。物質を、3%MeOH/DCMで
溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、白色固体の表題化合物を得た
(27mg、収率40%)。MS(apci)m/z=559.3(M+H)。
【0913】
実施例530
【化382】
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1−(1’−エチル−4−メチル−1−フェニル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾ
ール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロ
ン酸を、1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)−1H−ピラゾールに置き換え、およびステップCの、(3S,4R)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製L11)に置き換えて調製した。物
質を、3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して
、白色固体の表題化合物を得た(39mg、収率57%)。MS(apci)m/z=5
32.3(M+H)。
【0914】
実施例531
【化383】
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1−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロ
ン酸を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロ
ラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換え、およびステップCの、(3S
,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製L1)に置き換えて調製し
た。物質を、3〜8%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーによ
り精製して、白色固体の表題化合物を得た(38mg、収率54%)。MS(apci)
m/z=545.2(M+H)。
【0915】
実施例532
【化384】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例526の手順に従って、ステップAの、2−メトキシピリミジン−5−イルボロン
酸を、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラ
ン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換え、およびステップCの、(3S,
4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン(調製F)を、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチ
ルベンゾイル)オキシ)サクシネート(調製L1、ステップA〜D)に置き換えて調製し
た。物質を、3〜8%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーによ
り精製して、白色固体の表題化合物を得た(34mg、収率49%)。MS(apci)
m/z=545.3(M+H)。
【0916】
実施例533
【化385】
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1−(3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−アミンの調製:封管中のトルエン:水、10:1(5.5mL)中の5−アミノ−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルトリフルオロmエタンスルホネート
(実施例525、ステップA;200mg、0.62mmol)懸濁液を、アルゴンで5
分間脱気した。次いでシクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(368mg、2.4
9mmol)、Pd(OAc)(21mg、0.09mmol)およびKPO(3
96mg、1.87mmol)を添加し、その後ジシクロヘキシル(2’,6’−ジイソ
プロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(87mg、0.19mmol)を添加した
。混合物をアルゴンでさらに5分間脱気し、次いで密封し、110℃で18時間撹拌した
。冷却した混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。
合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空
中で濃縮した。残渣を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィ
ーにより精製して、黄色油状の3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−アミンを得た(100mg、収率75%)。MS(apci)m/z=
214.1(M+H)。
【0917】
ステップB:1−(3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例526、ステップBお
よびCの手順に従って、ステップBの、3−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4
−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを、3−シクロプロピル−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンに置き換えて調製した。物質を、
1〜3%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、
無色ガラス状の表題生成物を得た(29mg、収率39%)。MS(apci)m/z=
496.3(M+H)。
【0918】
実施例534
【化386】
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1−(3−シクロプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
−3−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)尿素
実施例533の手順に従って、ステップCの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(
3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サクシ
ネート(調製L1、ステップA〜D)に置き換えて調製した。物質を、2〜4%MeOH
/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状の表
題化合物を得た(11mg、収率15%)。MS(apci)m/z=478.3(M+
H)。
【0919】
実施例535
【化387】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(1−イソプロピル−6−オキソ−1,6−ジ
ヒドロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル
)尿素
ステップA:1−イソプロピル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−
ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンの調製:5−ブロモ−1−イ
ソプロピルピリジン−2(1H)−オン(500mg、2.31mmol)、ビス(ピン
ナコラト)二ホウ素(881mg、3.47mmol)および酢酸カリウム(681mg
、6.94mmol)を、密封容器中、1,4−ジオキサン(5mL)中で合わせ、アル
ゴンで5分間脱気した。次いでPdCl(dppf)dcm(189mg、0.23m
mol)を添加し、脱気を1分間継続し、次いで容器を密封し、100℃で18時間加熱
した。冷却した混合物をGF紙で濾過し、EtOAcおよびDCMで漱いだ。濾液を真空
中で濃縮し、残渣を、1%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィー
により精製し、その後、1:1 ヘキサン/EtOAcで溶出する第2のカラムで精製し
た。得られた固体をEtOで摩砕し、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、桃色固体の1
−イソプロピル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンを得た(308mg、収率51%)。MS(a
pci)m/z=264.2(M+H)。
【0920】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(1−イソプロピル−6−オキ
ソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)尿素の調製:実施例526の手順に従って、2−メトキシピリミジン−
5−イルボロン酸を、1−イソプロピル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3
,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンに置き換えて調製した
。物質を、2.5〜4%MeOH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーに
より精製して、無色ガラス状の表題化合物を得た(37mg、収率53%)。MS(ap
ci)m/z=591.3(M+H)。
【0921】
実施例536
【化388】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(3−(1−イソプロピル−6−オキソ−1,6−ジヒドロ
ピリジン−3−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例535の手順に従って、最終ステップの、(3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製F)を、(
3S,4R)−4−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−アミン(2S,3S)−2,3−ビス((4−メチルベンゾイル)オキシ)サク
シネート(調製L1、ステップsA〜D)に置き換えて調製した。物質を、3〜5%Me
OH/DCMで溶出するシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色ガラス状
の表題化合物を得た(34mg、収率50%)。MS(apci)m/z=573.3(
M+H)。
【0922】
実施例537
【化389】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
ステップA:1−(3−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ
)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((
3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロ
リジン−3−イル)尿素の調製:実施例1に記載される方法に従って、ステップAの3−
tert−ブチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、中間体P2
11を使用し、およびステップBのtrans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェ
ニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)の代りに、3S,4R)−4−(3,5
−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
を使用して調製した。MS(apci)m/z=644.4(M+H)。
【0923】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシプロ
ポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩の調
製:実施例179に記載される手順に従って、1−(3−((S)−2−((tert−
ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−
1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(調製U−2)の代りに、1−
(3−((S)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロポキシ)−4
−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−
(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)
尿素を使用して調製した。MS(apci)m/z=530.3(M+H)。
【0924】
実施例538
【化390】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2−(ピペラジ
ン−1−イル)エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩
DCM(3mL)中のtert−ブチル4−(2−((5−(3−((3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イ
ル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)エ
チル)ピペラジン−1−カルボキシレート(実施例388、52mg、0.076mmo
l)撹拌溶液に、エーテル(0.15mL)中2NのHClを添加した。周囲温度で1時
間撹拌した後、溶媒を減圧下で蒸発させて、表題化合物を得た(50mg、収率110%
)。MS(apci)m/z=584.3(M+H)。
【0925】
実施例539
【化391】
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1−(3−(ベンジルオキシ)−4−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル
)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシ
エチル)ピロリジン−3−イル)尿素
中間体201、ステップBに記載される方法に従って、フェニル3−エトキシ−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメートの代りに、1−(3−(ベンジルオキ
シ)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,
4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(
実施例136)を使用して調製した。MS(apci)m/z=520.2(M+H)。
【0926】
実施例540
【化392】
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2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−3−イル)オキシ)酢酸
THF(4mL)およびMeOH(2mL)中のエチル2−((5−(3−((3S,
4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オ
キシ)アセテート(実施例361、190mg、0.341mmol)および1.0Nの
LiOH水溶液溶液(0.682mL、0.682mmol)混合物を、周囲温度で1時
間撹拌した。反応混合物を水で希釈した。1.0NのHCl水溶液(0.8mL)を滴加
して、pHを4に調節した。混合物をEtOAcで抽出した。合わせた抽出物をブライン
で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮して、オフホワイト固体の表題化合物を得
た(150mg、収率83%)。MS(apci)m/z=530.2(M+H)。
【0927】
実施例541
【化393】
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2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−N−エチルアセトアミド
DMF(2mL)中の2−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロ
フェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチ
ル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)酢酸(実施例540、22mg
、0.042mmol)撹拌溶液に、EDCI(24mg、0.12mmol)およびH
OBt(17mg、0.12mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で10分
間撹拌した。エチルアミン(THF中2.0M、0.062mL、0.12mmol)、
その後TEA(0.017mL、0.12mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度
で3日間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NHCl水溶液、飽和水性のN
aHCO溶液、およびブラインで順次洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮した。残渣を
、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中5%MeOH)により精製し
て、表題化合物を得た(16mg、収率69%)。MS(apci)m/z=557.3
(M+H)。
【0928】
実施例542
【化394】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−エチル−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)
−オンの調製:エチル2−シアノブタノエ−ト(10.0g、70.8mmol)、フェ
ニルヒドラジン(7.66g、70.8mmol)、ジオキサン(20mL)、EtOH
(50mL)およびNaOEt(EtOH中3.0M、2.36mL、7.08mmol
)混合物を、90℃で7日間加熱した。冷却後、反応混合物を濃縮した。残渣をEt
で処理した。固体を濾過により回収し、EtOで洗浄し、真空中で乾燥して、表題化合
物を得た(7.50g、収率52%)。MS(apci)m/z=204.1(M+H)
【0929】
ステップB:1−((5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3
−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールの調製:中間体203に記載される
手順に従って、5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの代り
に、5−アミノ−4−エチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンを使
用して調製した。MS(apci)m/z=276.2(M+H)。
【0930】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−エチル−3−(2−ヒドロキシ
−2−メチルプロポキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:
実施例1に記載される手順に従って、ステップAの、3−tert−ブチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1−((5−アミノ−4−エチル−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)−2−メチルプロパン−2−オールを使
用し、および、ステップBの、trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニル
ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製B)の代りに、(3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を
使用して調製した。MS(apci)m/z=558.3(M+H)。
【0931】
実施例543
【化395】
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1−(3−(2−アミノエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
1:1 MeOH:THF(10mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジ
フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−
(2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)エトキシ)−4−メチル−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例387、170mg、0.264m
mol)溶液に、周囲温度で、ヒドラジン一水和物(132mg、2.64mmol)を
添加した。反応物を50℃で17時間加熱した。冷却後、混合物を濃縮した。残渣をDC
Mで摩砕し、固体を濾過により除去した。濾液を濃縮して、表題化合物を得た(106m
g、収率78%)。MS(apci)m/z=515.3(M+H)。
【0932】
実施例544
【化396】
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N−(2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)エチル)メタンスルホンアミド
DCM(3mL)中の1−(3−(2−アミノエトキシ)−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例543、3
0mg、0.058mmol)、塩化メタンスルホニル(7.3mg、0.064mmo
l)およびTEA(0.016mL、0.12mmol)混合物を、周囲温度で1時間撹
拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾
燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DCM中3%M
eOH)により精製して、表題化合物を得た(25mg、収率72%)。MS(apci
)m/z=593.2(M+H)。
【0933】
実施例545
【化397】
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N−(2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)エチル)アセトアミド
実施例544に記載される手順に従って、塩化メタンスルホニルの代りに、無水酢酸を
使用して調製した。MS(apci)m/z=557.3(M+H)。
【0934】
実施例546
【化398】
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1−(3−(2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)エトキシ)−4−メチル−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例544に記載される手順に従って、塩化メタンスルホニルの代りに、無水酢酸を
使用し、および1−(3−(2−アミノエトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例543)の代りに、
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2−(ピペラジ
ン−1−イル)エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩(実施例538
)を使用して調製した。MS(apci)m/z=626.4(M+H)。
【0935】
実施例547
【化399】
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2−((5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−3−イル)オキシ)アセトアミド
実施例544に記載される手順に従って、エチルアミンの代りに、塩化アンモニウムを
使用して調製した。MS(apci)m/z=529.2(M+H)。
【0936】
実施例548
【化400】
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N−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1−フェニル−1
H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
ステップA:ベンジル(5−アミノ−3−オキソ−1−フェニル−2,3−ジヒドロ−
1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートの調製:実施例542、ステップAに記載さ
れる方法に従って、エチル2−シアノブタノエ−トの代りに、エチル2−(ベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−2−シアノアセテートを使用して調製した。MS(apci)m
/z=325.1(M+H)。
【0937】
ステップB:ベンジル(5−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール
−4−イル)カルバメートの調製:中間体P135、ステップBに記載される方法に従っ
て、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの代
りに、ベンジル(5−アミノ−3−オキソ−1−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ピ
ラゾール−4−イル)カルバメートを使用して調製した。MS(apci)m/z=35
3.1(M+H)。
【0938】
ステップC:ベンジル(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ
−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートの調製:実施例151、ス
テップBに記載される手順に従って、2−(ピリジン−4−イル)−2,4,5,6−テ
トラヒドロシクロ−ペンタ[c]ピラゾール−3−アミンの代りに、ベンジル(5−アミ
ノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメートを使用し
、および(3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−
アミンビス(2,2,2−トリフルオロアセテート)(調製D)の代りに(3S,4R)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m/z=635.3(M+H)。
【0939】
ステップD:N−(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−エトキシ−1
−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド
の調製:TFA(1mL)中のベンジル(5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)
−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルバメート(75mg
、0.12mmol)溶液を、60℃で17時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し
た。トルエン中5%のEtOHを残渣に添加し、混合物を再度濃縮して、TFA塩として
、粗生成物を得た。未精製の物質を、EtOAc中に溶解し、飽和NaHCO水溶液お
よびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上
のカラムクロマトグラフィー(DCM中2%MeOH)により精製して、副生成物として
、表題化合物を得た(9mg、収率13%)。MS(apci)m/z=597.2(M
+H)。
【0940】
実施例549
【化401】
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1−(4−アミノ−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−
((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)尿素
実施例548、ステップCに記載される手順に従って調製した。表題化合物を、シリカ
ゲル上のカラムクロマトグラフィー(DCM中5%MeOH)により、主生成物として単
離した。MS(apci)m/z=501.2(M+H)。
【0941】
実施例550
【化402】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)−1
−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:5−アミノ−4−(2,2−ジエトキシエチル)−1−フェニル−1H−
ピラゾール−3(2H)−オンの調製:実施例542、ステップAに記載される方法に従
って、エチル2−シアノブタノエ−トの代りにエチル2−シアノ−4,4−ジエトキシブ
タノエ−トを使用して調製した。MS(apci)m/z=292.1(M+H)。
【0942】
ステップB:4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−アミンの調製:中間体P135、ステップBに記載される方法に従っ
て、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3(2H)−オンの代
りに、5−アミノ−4−(2,2−ジエトキシエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−3(2H)−オンを使用して調製した。MS(apci)m/z=320.2(M+
H)。
【0943】
ステップC:1−(4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製:実施例1に
記載される手順に従って、ステップAの、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−アミンの代りに、4−(2,2−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミンを使用し、およびステップBの、tran
s−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製
B)の代りに、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(apci)m
/z=602.3(M+H)。
【0944】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−オキソエ
チル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:1−(4−(2,2
−ジエトキシエチル)−3−エトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−
3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)尿素(0.13g、0.22mmol)、酢酸(1mL)お
よび水(0.2mL)混合物を、周囲温度で17時間撹拌した。反応は、HPLCによる
と完了していなかった。2滴のAcOH中30重量%HBr溶液を添加した。反応混合物
を、さらに17時間撹拌した。反応物を、飽和NaHCO水溶液の添加によりクエンチ
し、EtOAcで抽出し、NaHCO飽和水溶液(2x)およびブラインで洗浄し、M
gSOで乾燥し、濃縮して、表題化合物を得、それを次のステップでさらに精製するこ
となく使用した。MS(apci)m/z=528.2(M+H)。
【0945】
ステップE:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−ヒドロキ
シエチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製:THF(1mL
)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−エトキシ−4−(2−オキソエチル)−
1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(40mg、0.076mmol)撹
拌溶液に、THF(0.038mL、0.076mmol)中のLiBHの2.0M溶
液を、0℃で滴加した。反応物を周囲温度まで昇温させ、3時間撹拌した。反応物をEt
OAcで希釈し、0.1NのHCl、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄し、
MgSOで乾燥し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー
(DCM4%MeOH)により精製して、表題化合物を得た(4mg、収率10%)。M
S(apci)m/z=530.3(M+H)。
【0946】
実施例551
【化403】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩
1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(2−(ピペラ
ジン−1−イル)エトキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素三塩酸塩(実施例53
8、50mg、0.086mmol)、NaBH(OAc)(73mg、0.34mm
ol)およびTHF(2mL)混合物に、ホルムアルデヒド(37%水溶液、14mg、
0.17mmol)を、0℃で添加した。反応混合物を周囲温度まで温め、17時間撹拌
した。混合物をHO(20mL)で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層をMg
SOで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(DC
M中3% 7Nアンモニア−MeOH)により精製して、遊離塩基を得、それをエーテル
中2NのHCl(3滴)で処理した。混合物を濃縮し、EtOで摩砕して、表題化合物
を得た(22mg、収率43%)。MS(apci)m/z=598.3(M+H)。
【0947】
実施例552
【化404】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(2−モルホリノ−2−オキソエ
トキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例541に記載される手順に従って、エチルアミンの代りにモルホリンを使用して
調製した。MS(apci)m/z=599.3(M+H)。
【0948】
実施例553
【化405】
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4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−3−カルボン酸
実施例540に記載される手順に従って、エチル2−((5−(3−((3S,4R)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
イル)ウレイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)オキシ)
アセテート(実施例361)の代りに、エチル4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−
イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート(実施例3
81)を使用して調製した。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0949】
実施例554
【化406】
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4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例541に記載される手順に従って、2−(5−(3−((3S,4R)−4−(
3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウ
レイド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)酢酸(実施
例540)の代りに、4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(実施例553)を使用し、およびエチル
アミンの代りにメチルアミンを使用して調製した。MS(apci)m/z=577.1
(M+H)。
【0950】
実施例555
【化407】
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4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−
(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−N−メトキシ−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド
実施例541に記載される手順に従って、2−(5−(3−((3S,4R)−4−(3
,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレ
イド)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イルオキシ)酢酸(実施例
540)の代りに、4−ブロモ−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(実施例553)を使用し、およびエチルア
ミンの代りにO−メチルヒドロキシルアミン塩酸塩を使用して調製した。MS(apci
)m/z=593.1(M+H)。
【0951】
実施例556
【化408】
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1−(4−クロロ−1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3
,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:エチル1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシ
レートの調製:エチル1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(5.00g、35.7
mmol)、DMF(120mL)、KCO(19.7g、143mmol)および
1−ブロモ−2−メトキシエタン(9.92g、71.4mmol)混合物を、80℃で
4時間撹拌した。冷却後、反応混合物を水中に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した。合わせ
た抽出物を水およびブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラ
フィー(4:1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、無色油状の表題化合物を得た
(5.57g、収率79%)。MS(apci)m/z=199.1(M+H)。
【0952】
ステップB:1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H,1’H−[3,4
’−ビピラゾール]−5−アミンの調製:中間体P109に記載される方法に従って、ス
テップAのメチル2−メトキシアセテートを、エチル1−(2−メトキシエチル)−1H
−ピラゾール−4−カルボキシレートに置き換えて調製した。MS(apci)m/z=
284.1(M+H)。
【0953】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(2−メトキシエチル)−1
−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素の調製:実施例1
に記載される手順に従って、ステップAの、3−tert−ブチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−アミンの代りに、1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1
H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−アミンを使用し、およびステップBの、
trans−1−(2−メトキシエチル)−4−フェニルピロリジン−3−アミン二塩酸
塩(調製B)の代りに、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(
2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。MS(ap
ci)m/z=566.2(M+H)。
【0954】
ステップD:1−(4−クロロ−1’−(2−メトキシエチル)−1−フェニル−1H
,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3
,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
の調製:DCM(1mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’−(2−メトキ
シエチル)−1−フェニル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5−イル)尿素(
40mg、0.071mmol)溶液に、N−クロロスクシンイミド(11mg、0.0
85mmol)を添加し、その後、触媒量のピリジニウム4−メチルベンゼンスルホネー
ト(PPTS)を添加した。混合物を周囲温度で一晩撹拌した。追加のN−クロロスクシ
ンイミド(4mg)を添加した。反応物を、周囲温度でさらに4時間撹拌した。反応混合
物を、DCMと飽和NaHCO水溶液に分配した。水層をDCMで抽出した。合わせた
有機層をブラインで洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を、逆相分取HPLC(水中5〜9
5%アセトニトリル)により精製して、白色固体の表題化合物を得た(15mg、収率3
5%)。MS(apci)m/z=600.2(M+H)。
【0955】
実施例557
【化409】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(
((R)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチ
ル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例392;38.0mg、
0.065mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(32mg、収率90
%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0956】
実施例558
【化410】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)
−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(
((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチ
ル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素(実施例393;82.0mg、
0.130mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(67mg、収率97
%)。MS(apci)m/z=546.2(M+H)。
【0957】
実施例559
【化411】
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1−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−
4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−(3−(((S)−2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,
4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例398;90.0
mg、0.149mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(83mg、収
率99%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0958】
実施例560
【化412】
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1−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−
4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−(3−(((R)−2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,
4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例399;64.0
mg、0.096mmol)から調製して、白色固体の表題化合物を得た(44mg、収
率81%)。MS(apci)m/z=564.2(M+H)。
【0959】
実施例561
【化413】
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1−(3−((S)−2−ヒドロキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(
3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例176に記載される手順に従って、1−(3−((S)−2−(tert−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)プロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5
−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例400、64.0mg、
0.097mmol)から調製し、白色固体の表題化合物を得た(44mg、収率83%
)。MS(apci)m/z=548.3(M+H)。
【0960】
実施例562
【化414】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロ
ポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
THF(5mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例402、110mg、0.163m
mol)溶液に、1MのHCl(5mL)を添加し、混合物を周囲温度で90分間撹拌し
た。混合物を3mLまで濃縮し、1MのHCl(3mL)で希釈した。混合物をEt
で洗浄し(2X)、水溶液を50%NaOHシロップでpH=7になるまで処理した。N
aClを飽和するまで添加し、混合物をEtOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物
をMgSOで乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過し(EtOAc溶出)、濃縮し
て、白色固体を得た。固体を微粉砕し、真空中で乾燥して、白色粉末の表題化合物を得た
(64mg、70%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0961】
実施例563
【化415】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロ
ポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例564に記載される手順に従って、1−(3−((R)−2−(tert−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素(実施例402の方法に
従って調製した;104mg、0.154mmol)から調製した。白色固体の表題化合
物を得た(76mg、収率88%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0962】
実施例564
【化416】
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1−(3−((S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエ
チル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−
3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオ
ロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素:実施例1に記載される手順に従って、適切な
出発物質を使用して調製した。無色蝋様の表題化合物を得た(122mg、収率88%)
。MS(apci)m/z=692.3(M+H)。
【0963】
ステップB:1−(3−((S)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(
2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イ
ル)尿素:THF(5mL)中の1−(3−((S)−2−(tert−ブチルジメチル
シリルオキシ)−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4
,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素(120mg、0.173m
mol)溶液に、1MのHCl(5mL)を添加し、混合物を周囲温度で3.5時間撹拌
した。混合物を5mLまで濃縮し、EtOで洗浄した(3X)。水溶液を50%NaO
HシロップでpH=7になるまで処理した。NaClを飽和するまで添加し、混合物をE
tOAcで抽出した(3X)。合わせた抽出物をMgSOで乾燥し、EtOAcで溶出
する充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮し、残った白色固体をEtOで
洗浄し(3X)、真空中で乾燥し、表題化合物を得た(76mg、76%)。MS(ap
ci)m/z=578.3(M+H)。
【0964】
実施例565
【化417】
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1−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエ
チル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:1−(3−((R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−
3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)
−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオ
ロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素:実施例1に記載される手順に従って、適切な
出発物質を使用して調製した。無色蝋様の化合物を得た(131mg、収率95%)。M
S(apci)m/z=692.3(M+H)。
【0965】
ステップB:1−(3−((R)−2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−
メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(
2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イ
ル)尿素:実施例563、ステップBに記載される手順において、1−(3−((R)−
2−ヒドロキシ−3−メトキシプロポキシ)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)−3−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4
,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)尿素を利用して、白色固体の表題
化合物を得た(77mg、73%)。MS(apci)m/z=578.3(M+H)。
【0966】
実施例566
【化418】
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1−(4−ブロモ−1,1'−ジメチル−1H,1'H−[3,4'−ビピラゾール]−5−イル
)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:フェニル1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5
−イルカルバメート:EtOAc(4mL)中の1,1’−ジメチル−1H,1’H−3
,4’−ビピラゾール−5−アミン(中間体P114、159mg、0.897mmol
)微細懸濁液を0℃まで冷却した。NaOH(987μL、1.97mmol)およびフ
ェニルクロロホルメート(135μL、1.08mmol)を順次添加し、混合物を5分
間撹拌した。混合物が周囲温度に達するようにし、24時間撹拌した。混合物をHO(
2X)および飽和NaClで洗浄した。溶液をMgSO/活性炭で乾燥し、EtOAc
で溶出するSiOプラグを通して溶出した。濾液を濃縮し、残渣をヘキサンで洗浄し(
3X)、真空中で乾燥して、無色蝋様の表題化合物を得た(232mg、87%)。MS
(apci)m/z=298.1(M+H)。
【0967】
ステップB:1−(4−ブロモ−1,1’−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビ
ピラゾール]−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素:無水CHCl(1.
0mL)中のフェニル1,1’−ジメチル−1H,1’H−3,4’−ビピラゾール−5
−イルカルバメート(44.6mg、0.150mmol)溶液を、0℃まで冷却し、N
−ブロモスクシンイミド(28.0mg、0.157mmol)を1度に添加した。混合
物を0℃で5分間撹拌し、周囲温度に達するようにし、出発材料の完全な消費が、TLC
分析により観察されるまで(16時間)撹拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(3
,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩
酸塩(調製F、59.3mg、0.180mmol)、その後DIEA(78.4μL、
0.450mmol)を添加し、混合物を周囲温度で3時間撹拌した。混合物をCH
で希釈し(3mL)、HOで洗浄した(3X)。CHCl溶液をNaSO
で乾燥し、乾燥した溶液を、CHCl、EtOAcおよび10%(9:1 MeOH
/NHOH)/EtOAcで溶出する、短いSiOカラムを通して溶出した。生成物
のプールを合わせ、濃縮して、無色のガラス状態物質を得た。ガラス状態物質をEtOA
c中に溶解し、濁った溶液を、充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮し、残
った白色固体をEtOで洗浄し、真空中で乾燥し、表題化合物を得た(57mg、71
%)。MS(apci)m/z=538.2(M+H)。
【0968】
実施例567
【化419】
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1−(4−クロロ−1,1’−ジメチル−1H,1’H−[3,4’−ビピラゾール]−
5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
表題化合物を、実施例566に概説される手順を使用して、ステップBの、N−ブロモ
スクシンイミドの代りに、N−クロロスクシンイミドを使用して調製した。白色固体の化
合物を単離した(51mg、69%)。MS(apci)m/z=494.1(M+H)
【0969】
実施例568
【化420】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1
H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CHCl(1.0mL)中のフェニル1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(90.9mg、0
.250mmol)溶液を、N−クロロスクシンイミド(37.5mg、0.275mm
ol)で一度に処理し、TLC分析による完了まで(72時間)、混合物を周囲温度で撹
拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、98.8mg、0.300
mmol)、その後DIEA(131μL、0.750mmol)を添加し、混合物を周
囲温度で5時間撹拌した。混合物をCHClで希釈し(3mL)、HO(2X)、
1MのNaOH(2X)およびHOで洗浄した。CHCl溶液をNaSO/活
性炭で乾燥し、乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残渣を、
50%EtOAc−ヘキサン、EtOAc、次いで5%MeOH/EtOAcの段階勾配
溶出を使用して、SiOカラムで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色
のシロップを得た。シロップを50%EtO−ヘキサンで処理し、顆粒状の白色懸濁液
が形成されるまで、超音波処理した。溶媒をデカントし、固体を50%EtO−ヘキサ
ンで洗浄し(2X)、真空中で乾燥して、白色固体の表題化合物を得た(106mg、7
6%)。MS(apci)m/z=560.3(M+H)。
【0970】
以下の表の化合物を、適切なフェニルカルバメートおよびアミノピロリジン中間体を使
用して、実施例568の方法に従って調製した。
【表1N-1】
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【表1N-2】
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【0971】
実施例574
【化421】
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1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1
H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CHCl(1.0mL)中のフェニル1−フェニル−3−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(90.9mg、0
.250mmol)溶液を、N−ブロモスクシンイミド(53.4mg、0.300mm
ol)で一度に処理し、TLC分析による完了まで(4時間)、混合物を周囲温度で撹拌
した。混合物に、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、98.8mg、0.300m
mol)、その後DIEA(131μL、0.750mmol)を添加し、混合物を周囲
温度で3時間撹拌した。混合物をCHCl(3mL)で希釈し、HO(2X)、1
MのNaOH(2X)およびHOで洗浄した。CHCl溶液をNaSO/活性
炭で乾燥し、乾燥した溶液を充填セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。残渣を、5
0%EtOAc−ヘキサン、EtOAc次いで5%MeOH/EtOAcの段階勾配で溶
出する、SiOカラムで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色のガラス
状態物質を得た。ガラス状物質をEtO中に溶解し、懸濁液が形成されるまでヘキサン
で処理した。懸濁液を、濃縮して、白色固体の表題化合物を得、それを真空中で乾燥した
(142mg、94%)。MS(apci)m/z=604.2(M+H)。
【0972】
以下の表の化合物を、適切なフェニルカルバメートおよびアミノピロリジン中間体を使
用して、実施例574の方法に従って調製した。
【表1O-1】
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【表1O-2】
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【0973】
実施例580
【化422】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(ピペリジン−4−イル)−1
H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
2:1 EtOAc/MeOH(4mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−((
3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロ
リジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジ
ン−1−カルボキシレート(実施例569の方法に従って調製した;73mg、0.12
mmol)溶液に、ジオキサン(3mL)中4MのHClを添加し、HPLC分析による
完了まで(2時間)、反応物を周囲温度で撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を50%Et
OAc−ヘキサンで処理した。混合物を、微細な顆粒状懸濁液が形成されるまで、超音波
処理した。固体を回収し、50%EtOAc−ヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥し、白色
固体の表題化合物を得た(70mg、100%)。MS(apci)m/z=525.8
(M+H)。
【0974】
以下の表の化合物を、適切なN−Boc中間体を使用して、実施例580の方法に従っ
て調製した。
【表1P-1】
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【表1P-2】
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【表1P-3】
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【表1P-4】
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【0975】
実施例592
【化423】
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1−(4−ブロモ−3−(1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)−1−フェ
ニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CHCl(1mL)中の1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピペリジン
−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸
塩(実施例582、70mg、0.103mmol)懸濁液を、DIEA(72.1μL
、0.414mmol)で処理し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。得られた均一な
溶液を0℃まで冷却し、MsCl(8.41μL、0.109mmol)を添加した。混
合物を2時間撹拌し、その間温度は次第に周囲温度まで上昇した。混合物をCHCl
(3mL)で希釈し、HOで洗浄した(2X)。CHCl溶液をNaSOで乾
燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、50%EtOAc−ヘキサン、次いで5%MeOH/
EtOAcで溶出するSiOで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮し、残った無
色のガラス状物質を、顆粒状懸濁液が形成されるまで、50%EtO−ヘキサン下で超
音波処理した。溶媒をデカントし、固体を真空中で乾燥し、淡桃色固体の表題化合物を得
た(54mg、77%)。MS(apci)m/z=681.2(M+H)。
【0976】
実施例593
【化424】
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1−(3−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−ブロモ−1−フェニル−1H−
ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
無水CHCl(1mL)中の1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−(ピペリジン
−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸
塩(実施例582、71mg、0.105mmol)懸濁液を、DIEA(73.3μL
、0.420mmol)で処理し、混合物を、周囲温度で5分間撹拌した。得られた均一
な溶液を0℃まで冷却し、AcO(10.4μL、0.110mmol)を添加した。
混合物1時間撹拌し、その間に、温度は次第に10℃まで達した。混合物をCHCl
(3mL)で希釈し、HOで洗浄した(2X)。溶液をNaSOで乾燥し、濾過し
、濃縮した。残渣を、EtOAc、5%次いで10%MeOH/EtOAcの段階勾配で
溶出するSiOで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮し、残った無色のガラス状
態物質を、50%CHCl/ヘキサン中に溶解した。溶液を濃縮して、象牙色固体の
表題化合物を得、真空中で乾燥した(50mg、74%)。MS(apci)m/z=6
45.2(M+H)。
【0977】
実施例594
【化425】
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1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(1−(トリフルオロメチルスルホニル)ピペリ
ジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,
4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素塩
酸塩
無水CHCl(1.5mL)中の1−(4−クロロ−1−フェニル−3−(ピペリ
ジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,
4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素二
塩酸塩(実施例581、60mg、0.0949mmol)懸濁液を、DIEA(66.
3μL、0.380mmol)で処理し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。得られた
均一な溶液を−40℃まで冷却し(ドライアイス、CHCN浴)、トリフルオロメタン
スルホン酸無水物(17.3μL、0.103mmol)を添加した。混合物を1時間撹
拌し、その間に温度は、−5℃に達した。反応混合物を濃縮し、残渣をHOで洗浄し(
超音波処理を用いて3X)、50%EtOAc−ヘキサンで処理した。混合物を超音波処
理し、MgSOで処理し、30分間撹拌した。漱ぎおよび溶出に50%EtOAc−ヘ
キサンを使用して、混合物を、MgSO層で蓋をした充填セライト(登録商標)で濾過
した。濾液を濃縮して、無色の泡を得た。泡をEtOAc(3mL)中に溶解し、Et
O(300μL)中2MのHClで処理した。得られた濁った白色混合物を5分間撹拌し
、充填セライト(登録商標)(EtOAc漱ぎ)で濾過した。濾液を濃縮して、象牙色固
体の表題化合物を得、真空中で乾燥した(32mg、46%)。MS(apci)m/z
=691.2(M+H)。
【0978】
実施例595
【化426】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−((R)−1−(メチルスルホニ
ル)ピロリジン−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例592に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メ
チル−1−フェニル−3−((R)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−
イル)尿素二塩酸塩(実施例583)を使用して、白色固体の表題化合物を得た(84m
g、83%)。MS(apci)m/z=603.3(M+H)。
【0979】
実施例596
【化427】
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1−(3−((R)−1−アセチルピロリジン−2−イル)−4−メチル−1−フェニル
−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例593に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メ
チル−1−フェニル−3−((R)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−
イル)尿素二塩酸塩(実施例583)を使用して、象牙色固体の表題化合物を得た(89
mg、94%)。MS(apci)m/z=567.3(M+H)。
【0980】
実施例597
【化428】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−((R)−1−メチルピロリジン
−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
無水CHCl(2mL)中の1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1
−フェニル−3−((R)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿
素二塩酸塩(実施例583、80mg、0.134mmol)およびDIEA(93.5
μL、0.536mmol)溶液を、0℃まで冷却し、ヨードメタン(9.26μL、0
.147mmol)を添加した。混合物を3時間撹拌し、その間に温度は次第に周囲温度
に達した。混合物をCHCl(2mL)およびHO(3mL)で希釈し、1MのN
aOHを、pH=11になるまで添加した。水層を除去し、CHCl画分をHOで
洗浄し(2X)、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、段階勾配溶出(E
tOAc、10%MeOH/EtOAcおよび10%(9:1 MeOH/NHOH)
/EtOAc)を使用するSiOクロマトグラフィーで精製した。合わせた生成物のプ
ールを濃縮して、無色蝋様の遊離塩基生成物を得、それを真空で乾燥した。生成物の遊離
塩基をEtOAc(3mL)中に溶解し、EtO(0.4mL)中2MのHClで処理
した。得られた懸濁液を10分間撹拌し、濃縮して、淡黄褐色固体の表題化合物を得、そ
れを真空中で乾燥した(25mg、31%)。MS(apci)m/z=539.3(M
+H)。
【0981】
実施例598
【化429】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−((S)−1−メチルピロリジン
−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素二塩酸塩
実施例597に記載される手順に従って、1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メ
チル−1−フェニル−3−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−
イル)尿素二塩酸塩(実施例586)を使用して調製し、象牙色固体の表題化合物を得た
(31mg、39%)。MS(apci)m/z=539.3(M+H)。
【0982】
実施例599
【化430】
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1−(4−ブロモ−3−((1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イルオキシ)メ
チル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(
3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿

実施例592の合成について記載された手順において、1−(4−ブロモ−1−フェニ
ル−3−((ピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−
3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例591)を使用して、白色固体の表題
化合物を得た。(23mg、88%)。MS(apci)m/z=711.2(M+H)
【0983】
実施例600
【化431】
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1−(3−((1−アセチルピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−4−ブロモ−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフ
ルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例593に記載される手順に従って、1−(4−ブロモ−1−フェニル−3−((
ピペリジン−4−イルオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)−3−((3S
,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジ
ン−3−イル)尿素二塩酸塩(実施例591)を使用して調製し、白色固体の表題化合物
を得た(24mg、96%)。MS(apci)m/z=675.2(M+H)。
【0984】
実施例601
【化432】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジ
ヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:5−アミノ−N’−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−3−カルボヒドラジド:無水CHCl(3.0mL)中の5−アミノ−4
−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(中間体171、146m
g、0.672mmol)およびDIEA(468μL、2.69mmol)溶液に、イ
ソブチルクロロホルメート(98.1μL、0.739mmol)を添加した。混合物を
周囲温度で1時間撹拌し、0℃まで冷却した。イソプロピルヒドラジン塩酸塩(149m
g、1.34mmol)を1度に添加し、混合物を周囲温度で48時間撹拌した。混合物
をHOで洗浄し(2X)、NaSOで乾燥した。乾燥した溶液を、50%EtOA
c−ヘキサンで溶出するSiOプラグを通して溶出した。溶出剤をシロップ状になるま
で濃縮した。シロップをヘキサンで洗浄し、EtO中に溶解した。溶液を濃縮して、油
性の白色固体として、未精製の表題化合物を得た(148mg、54%)。MS(apc
i)m/z=274.1(M+H)。粗生成物は30%の望まれない位置異性体(5−ア
ミノ−N−イソプロピル−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒ
ドラジド)を含有し、次のステップで直接使用した。
【0985】
ステップB:5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−
イル)−3−イソプロピル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オン:無水C
Cl(3mL)中の未精製の5−アミノ−N’−イソプロピル−4−メチル−1−
フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジド(148mg、0.379mmol
)溶液に、トリホスゲン(57.4mg、0.190mmol)を1度に添加し、得られ
た白色懸濁液を、周囲温度で17時間撹拌した。DIEA(264μL、1.52mmo
l)をゆっくりと添加し、得られた均一な溶液を周囲温度で4時間撹拌した。混合物をH
Oで洗浄し(3X)、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。25%EtOAc−
ヘキサンを溶出に使用して、残渣をSiOカラムで精製した。白色泡状の生成物を得、
それをを真空で乾燥した(35mg、31%)。MS(apci)m/z=300.1(
M+H)。
【0986】
ステップC:フェニル3−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,
3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール
−5−イルカルバメート:EtOAc(1mL)中の5−(5−アミノ−4−メチル−1
−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−イソプロピル−1,3,4−オキサジ
アゾ−ル−2(3H)−オン(30mg、0.100mmol)溶液を、0℃まで冷却し
た。NaOH(251μL、0.501mmol)およびフェニルクロロホルメート(3
7.7μL、0.301mmol)を順次添加し、混合物を5分間撹拌した。氷浴を取り
除き、混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物を、HO(2X)、1MのHCl
、HOおよび飽和NaClで洗浄した。有機層を等体積のヘキサンで希釈し、MgSO
で乾燥した。溶液を、50%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiOプラグを通して
溶出した。溶出液を濃縮し、残った白色固体をヘキサンで洗浄し(超音波処理を用いて3
X)、真空中で乾燥して、表題化合物を得た(28mg、67%)。MS(apci)m
/z=420.1(M+H)。
【0987】
ステップD:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−(4−イソプロピル−5−オキ
ソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−4−メチル−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素:CHCl(1mL)中のフェニル3
−(4−イソプロピル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル
−2−イル)−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート(
26mg、0.0620mmol)および(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(調製F、26
.5mg、0.0806mmol)混合物に、DIEA(54.1μL、0.310mm
ol)を添加した。得られた均一な溶液を周囲温度で3時間撹拌した。混合物をCH
(2mL)で希釈し、HO(2X)、1MのNaOH(2X)およびHOで洗浄
した。CHCl溶液をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、50%E
tOAc/ヘキサン、EtOAc、次いで5%MeOH/EtOAcの段階勾配溶出を用
いて、SiOカラムで精製した。合わせた生成物のプールを濃縮して、無色のガラス状
態物質を得た。ガラス状態物質を、1:1 CHCl/ヘキサン中に溶解し、濃縮し
て、白色固体の表題化合物を得、真空中で乾燥した(20mg、56%)。MS(apc
i)m/z=582.2(M+H)。
【0988】
実施例602
【化433】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,
5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラ
ゾール−5−イル)尿素
ステップA:tert−ブチル2−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−3−カルボニル)−1−メチルヒドラジンカルボキシレート:無水CH
(5mL)中の5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カ
ルボン酸(中間体171、0.434g、2.00mmol)微細懸濁液に、DIEA(
0.766mL、4.40mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。得
られた溶液をイソブチルクロロホルメート(0.292mL、2.20mmol)で処理
し、混合物を2時間撹拌した。Tert−ブチル1−メチルヒドラジンカルボキシレート
(0.308mL、2.00mmol)を添加し、混合物を周囲温度で23時間撹拌した
。混合物をHOで洗浄し(2X)、NaSOで乾燥し、無水としたCHCl
液を、SiOプラグを通して(50%EtOAc−ヘキサンで溶出)溶出した。溶出液
を濃縮して無色蝋様の固体を得た。固体50%EtO−ヘキサンで処理し、顆粒状の白
色の懸濁液が形成されるまで撹拌した。溶媒をデカントし、残留固体50%EtO−ヘ
キサンで洗浄し、真空中で乾燥し、白色粉末の表題化合物を得た(550mg、80%)
。MS(apci)m/z=346.2(M+H)。
【0989】
ステップB:5−アミノ−N’,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3
−カルボヒドラジド二塩酸塩:EtOAc(10mL)中のtert−ブチル2−(5−
アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−1−メチル
ヒドラジンカルボキシレート(540mg、1.56mmol)溶液に、ジオキサン中4
MのHCl(7.82mL、31.3mmol)を添加し、混合物を周囲温度で17時間
撹拌した。得られた白色懸濁液を濃縮し、残った白色固体を真空で乾燥して、表題化合物
を得た(490mg、99%)。MS(apci)m/z=246.1(M+H)。
NMR(DMSOd) δ 11.6(brs、2H)、11.3(s、1H)、7
.63(d、2H)、7.54(t、2H)、7.44(t、1H)、2.82(s、3
H)、2.13(s、3H)。
【0990】
ステップC:5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−
イル)−3−メチル−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オン:無水CH
(10mL)中の5−アミノ−N’,4−ジメチル−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−3−カルボヒドラジド二塩酸塩(484mg、1.52mmol)およびDIEA(
1.32mL、7.61mmol)溶液を、0℃まで冷却し、トリホスゲン(230mg
、0.761mmol)を1度に添加した。混合物17時間撹拌し、その間、温度は2時
間後に周囲温度に達した。追加のDIEA(0.40mL)を添加し、混合物を5時間撹
拌した。混合物をHOで洗浄し(3X)、NaSOで乾燥し、乾燥した溶液を、2
5%EtOAc−ヘキサンで溶出する短いSiOカラムを通して溶出した。溶出液を濃
縮して、残った蝋様固体を、50%EtO−ヘキサンで処理し、微細な、顆粒状懸濁液
が形成されるまで撹拌した。溶媒をデカントし、残った固体を50%EtO−ヘキサン
(2X)で洗浄し、真空中で乾燥し、象牙色固体の表題化合物を得た(197mg、48
%)。MS(apci)m/z=272.1(M+H)。
【0991】
ステップD:フェニル4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ
−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−
イルカルバメート:実施例601、ステップCの調製に記載される手順において、5−(
5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−3−メチル−
1,3,4−オキサジアゾ−ル−2(3H)−オンを使用して、白色固体の表題化合物を
得た(80mg、59%)。MS(apci)m/z=272.1(アミノピラゾール断
片 M+H)。
【0992】
ステップE:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(4−メチル−5
−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素:実施例601、ステップDの方法に従って、フ
ェニル4−メチル−3−(4−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オ
キサジアゾ−ル−2−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イルカルバメート
を使用して調製した。白色固体の表題化合物を単離した(50mg、60%)。MS(a
pci)m/z=554.2(M+H)。
【0993】
実施例603
【化434】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオ
キシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−1H−
ピラゾール−5−アミン:封管中で、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−3(2H)−オン(調製P135、ステップA、300mg、1.59mmo
l)、2−クロロピラジン(185mg、1.59mmol)、CuCN(14.2mg
、0.159mmol)、炭酸セシウム(620mg、1.90mmol)および無水D
MF(3.2mL)を合わせた。エチレンジアミン(23.3μL、0.349mmol
)を添加し、容器をNで洗い流し、密封した。混合物を110℃で18時間撹拌し、周
囲温度まで冷却した。混合物を氷−HO(30mL)に添加し、10分間撹拌した。混
合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせた有機画分を飽和NaClで洗浄し(2X)
、MgSOで乾燥し、充填セライト(登録商標)で濾過した。濾液を濃縮し、残ったシ
ロップを、40%EtOAc−ヘキサンで溶出するSiOカラムで精製し、白色固体の
表題化合物を得た(310mg、73%)。MS(apci)m/z=268.0(M+
H)。H NMR(CDCl) δ 8.54(s、1H)、8.28(s、1H)
、8.16(s、1H)、7.58(d、2H)、7.44(t、2H)、7.31(t
、1H)、3.74(brs、2H)、1.81(s、3H)。
【0994】
ステップB:1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メト
キシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジ
ン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素:無水DMF(1.0mL)
中の4−メチル−1−フェニル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾール
−5−アミン(50.0mg、0.187mmol)溶液に、CDI(36.4mg、0
.224mmol)およびDIEA(49.0μL、0.281mmol)を添加した。
混合物を周囲温度で16時間撹拌した。追加のCDI(31mg)を添加し、混合物を2
4時間撹拌した。混合物に、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン(調製L1、98.1mg、0.412mm
ol)を添加し、混合物を周囲温度で5時間撹拌した。混合物を冷却したHO(4mL
)で希釈し、得られた乳様懸濁液を、2MのHClでpH=7になるまで処理した(開始
pH=11)。混合物をEtOAcで抽出し(3X)、合わせたEtOAc画分を飽和N
aClで洗浄した(3X)。EtOAc溶液をMgSOで乾燥し、充填セライト(登録
商標)で濾過し、濃縮した。残った無色のガラス状態物質を、段階勾配溶出(EtOAc
、5%MeOH/EtOAc、10%(9:1CHOH/NHOH)/EtOAc)
を用いて、SiOカラムで精製した。得られた白色の泡を、50%EtOAc−ヘキサ
ンから再結晶させ、て白色球状の表題化合物を得、それを砕いて真空中で乾燥した(44
mg、44%)。MS(apci)m/z=532.2(M+H)。
【0995】
実施例604
【化435】
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1−((3S,4R)−1−(2−メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロ
フェニル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ
−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル
)尿素
無水CHCN(1mL)中のトリホスゲン(23.1mg、0.074mmol)溶
液を、0℃まで冷却し、無水CHCN(0.5mL)中の(3S,4R)−1−(2−
メトキシエチル)−4−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピロリジン−3−アミン
二塩酸塩(調製M、76.4mg、0.220mmol)およびDIEA(115μL、
0.660mmol)溶液を、45分間に渡り添加した。混合物を1時間撹拌し、その間
に温度は15℃に達した。5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾ
ール−3−イル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(56.1mg、0.200
mmol)を一度に添加し、混合物を周囲温度で7時間撹拌し、その後40℃で17時間
撹拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、冷却したHO(4mL)で希釈した。冷たい
混合物(pH=5)を、2MのNaOHで、pH=10になるまで処理した。混合物をE
tOAcで抽出し(3X)、合わせた抽出物をHOおよび飽和NaCl(2X)で洗浄
した。EtOAc溶液をMgSOで乾燥し、EtOAc、10%MeOH/EtOAc
次いで10%(9:1/CHOH−NHOH)/EtOAcで溶出する短いSiO
カラムを通して溶出した。合わせた生成物のプールを濃縮した。残渣をEtOで処理し
、白色懸濁液が形成されるまで撹拌した。溶媒をデカントし、残った固体をEtOで洗
浄し(2X)、真空中で乾燥して、白色固体の表題化合物を得た(34mg、29%)。
MS(apci)m/z=581.2(M+H)。
【0996】
実施例605
【化436】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロ
メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:5−フルオロ−3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル
)−1H−ピラゾールの調製。EtOH(2mL)中のNEt(0.657mL、4.
72mmol)およびフェニルヒドラジン(0.561g、5.19mmol)混合物を
、EtOH(3mL)中の1,3,3,3−テトラフルオロ−1−メトキシ−2−(トリ
フルオロメチル)プロパ−1−エン(1.00g、4.72mmol)溶液に滴加した。
添加完了後、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、濃縮し、0〜10%EtOAc/ヘキサン
で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(3
72mg、1.43mmol、収率30.3%)。MS(apci)m/z=261.1
(M+H)。
【0997】
ステップB:3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ
ゾール−5−アミンの調製。5−フルオロ−3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフ
ルオロメチル)−1H−ピラゾール(400mg、1.54mmol)、ヒドラジン(1
48mg、4.61mmol)およびNEt(643μL、4.61mmol)を、密
封容器中のDME(3mL)中で合わせ、90℃の砂浴中で3時間加熱した。反応物を冷
却し、ラネーニッケル(132mg、1.54mmol)を添加した。反応物を周囲温度
で3時間撹拌し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮し、0〜80%アセトニトリル/
水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(322
mg、1.25mmol、収率81.4%)。MS(apci)m/z=258.1(M
+H)。
【0998】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)−ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4
−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調製。3−メトキシ−
1−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(77mg
、0.2994mmol)、CDI(50.97mg、0.3143mmol)およびD
IEA(521.4μL、2.994mmol)を、0.8mLのDMF中で合わせ、周
囲温度で一晩撹拌した。次いで0.6mLの得られた溶液を、(3S,4R)−4−(3
,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩
酸塩(60mg、0.18mmol)に添加し、混合物を周囲温度で2時間撹拌し、サン
プレットに充填し、5〜80%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、表題化合物を得た(40mg、0.074mmol、収率52%)
。(MS(apci)m/z=540.2(M+H)。
【0999】
実施例606
【化437】
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1−((3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロ
メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例605、ステップCに記載される方法により、(3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の
代りに、(3S,4R)−4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエ
チル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。物質を、5〜80%アセト
ニトリル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して
、表題化合物を得た(11mg、0.021mmol、収率30%)。MS(apci)
m/z=540.2(M+H)。
【1000】
実施例607
【化438】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロメチル
)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
実施例605、ステップCに記載される方法により、(3S,4R)−4−(3,4−
ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩の
代りに、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用して調製した。物質を、5〜80%アセトニトリ
ル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題
化合物を得た(22mg、0.042mmol、収率60%)。MS(apci)m/z
=522.2(M+H)。
【1001】
実施例608
【化439】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メトキシ−1−フェニル−4−(トリフルオロ
メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)尿素
ステップA:2−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−3−
オキソプロパンニトリルの調製。プロピオノニトリル(0.893g、16.2mmol
)を、THF中のLHMDS(13.0mL、13.0mmol)1M溶液に、−78℃
で滴加した。混合物を30分間撹拌し、THF(20mL、出発物質を溶解するために加
熱した)中のエチル1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボキシレート(1.00
g、6.49mmol)溶液を滴加した。反応物を周囲温度まで昇温させ、一晩撹拌し、
氷水(50mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(100mL)で抽出した。2NのHClを
使用してpHを6.5に調整し、混合物をEtOAc(100mL)で抽出した。次いで
、2NのHClを使用してpHを6に調整し、混合物をEtOAcで抽出した(2x10
0mL)。pH6.5およびpH6抽出物を合わせた抽出物を乾燥し(MgSO)、濾
過し、濃縮して、表題化合物を得た(1.02g、6.25mmol、収率96.4%)
。MS(apci)m/z=164.2(M+H)。
【1002】
ステップB:4−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−
フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン塩酸塩の調製。圧力容器に、2−メチル−3−
(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−3−オキソプロパンニトリル(1.0
0g、6.13mmol)、無水EtOH(12.3mL、6.13mmol)およびフ
ェニルヒドラジン塩酸塩(0.975g、6.74mmol)を充填した。反応物を密封
し、80℃で一晩加熱し、濃縮して、表題化合物を得た(1.70g、5.87mmol
、収率95.7%)。MS(apci)m/z=254.1(M+H)。
【1003】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−1
H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)尿素の調
製。4−メチル−3−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−フェニル−
1H−ピラゾール−5−アミン(20mg、0.07896mmol)を、2mLのEt
OAc中に溶解し、NaOH(789.6μL、0.7896mmol)、その後フェニ
ルクロロホルメート(29.72μL、0.2369mmol)を添加した。反応物を周
囲温度で一晩撹拌し、10mLのEtOAcを添加し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥
し(MgSO)、濃縮し、CHCl(1mL)中に取り込んだ。(3S,4R)−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−ア
ミン二塩酸塩(20mg、0.061mmol)およびDIEA(88μL、0.51m
mol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌し、濃縮し、0〜70%アセトニトリル
/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た。(2
.4mg、0.0045mmol、収率8.9%)。(MS(apci)m/z=536
.2(M+H)。
【1004】
実施例609
【化440】
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1−((trans)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−5−オキソ−2−フェニル−2
,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)尿素
CDI(360mg、2.22mmol)、5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−3(2H)−オン(350mg、1.85mmol)およびDIEA
(805μL、4.62mmol)を、3mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩撹拌
した。追加のCDI(360mg、2.22mmol)を添加し、反応物を周囲温度で2
4時間撹拌した。0.2mLの得られた溶液を、DMF(2mL)中の(trans)−
4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−
3−アミン二塩酸塩(67.5mg、0.195mmol)およびDIEA(80.9μ
l、0.465mmol)溶液に添加し、周囲温度で3時間撹拌した。反応物をサンプレ
ットに充填し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー
により精製して、表題化合物を得た(39mg、0.0799mmol、収率86.0%
)。(MS(apci)m/z=488.1(M+H)。
【1005】
以下の化合物を、実施例609の方法に従って、(3S,4R)−4−(4−クロロ−
3−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
を、適切なピロリジン中間体に置き換えて調製した。
【表1Q-1】
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【表1Q-2】
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【1006】
実施例615
【化441】
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1−(4−シアノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−
((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)尿素
ステップA:5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カル
ボニトリルの調製。圧力管中の、エタノール(5mL)中フェニルヒドラジン(0.78
3g、7.24mmol)溶液に、2−(ジメトキシメチレン)マロノニトリル(1.0
g、7.24mmol)を添加した。混合物を100℃で18時間加熱した。溶媒を蒸発
させ、粗生成物を、5〜35%アセトン/ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製して、表題化合物を得た(708mg、収率45.6%)。MS(
apci)m/z=215.1(M+H)。
【1007】
ステップB:1−(4−シアノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素の調製。5−アミノ−3−メトキシ−1−フ
ェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(160mg、0.747mmol)、
CDI(133mg、0.822mmol)およびDIEA(650μL、3.73mm
ol)を、5mLのDMF中で合わせ、周囲温度で3日間撹拌した。(3S,4R)−4
−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミ
ン二塩酸塩(295mg、0.896mmol)を添加し、反応物を周囲温度で1時間撹
拌し、サンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/水で溶出する逆相カラムクロ
マトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(328mg、0.661mmol、
収率88.4%)。MS(apci)m/z=497.2(M+H)。
【1008】
実施例616
【化442】
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1−((3S,4R)−4−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−5−オキソ−2−フェニル−2
,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)尿素
実施例615、ステップBに記載される通りに調製し、5−アミノ−3−メトキシ−1
−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの代りに、5−アミノ−3−エチル
−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを使用した。物質を、0〜70
%アセトニトリル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより
精製して、表題化合物を得た(890mg、1.80mmol、収率76.4%)。MS
(apci)m/z=495.2(M+H)。
【1009】
実施例617
【化443】
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1−(4−シアノ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5
−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メ
トキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
実施例615、ステップBに記載される通りに調製し、5−アミノ−3−メトキシ−1
−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルの代りに、5−アミノ−1−フェニ
ル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを使用した。
物質を、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマト
グラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.81g、1.52mmol、収率7
6.4%)。MS(apci)m/z=535.2(M+H)。
【1010】
実施例618
【化444】
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1−(4−シアノ−5−オキソ−2−フェニル−2,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−
3−イル)−3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−
メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)尿素
1−(4−シアノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3
−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル
)ピロリジン−3−イル)尿素(30mg、0.06042mmol、実施例615に記
載される通り調製した)を、HCl(61.20mg、0.6042mmol)中に取り
込み、周囲温度で2日間撹拌した。反応物を2NのNaOH(5mL)中に注ぎ入れ、E
tOAcで抽出した(2x25mL)。合わせた有機抽出物を乾燥し(MgSO)、濃
縮し、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグ
ラフィーにより精製した。ピーク1を単離して表題化合物を得た(11mg、0.022
80mmol、収率37.73%)。MS(apci)m/z=483.2(M+H)。
【1011】
実施例619
【化445】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−4−カルボキサミド
実施例618に記載される通りに調製し、ピーク1の代りにピーク2を単離して、表題
化合物を得た(1.9mg、0.0037mmol、収率6.1%)。MS(apci)
m/z=515.2(M+H)。
【1012】
以下の化合物を、実施例618の方法に従って、5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを、適切なカルボニトリルに置き換え、およ
び実施例623〜626において、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル
)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を、適切なピロリジン
中間体に置き換えて調製した。
【表1R-1】
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【表1R-2】
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【表1R-3】
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【1013】
実施例627
【化446】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−
カルボキサミド
ステップA:5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミドの活性
化。5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(500mg、
2.47mmol)を、2mLのCHCl中に溶解し、ピリジン(600μL、7.4
2mmol)、その後フェニルクロロホルメート(682μL、5.44mmol)を添
加した。反応物を周囲温度で2時間撹拌し、2mLの2N NaOHでクエンチした。反
応物を、相分離フリット(phase separator frit)中、CHClで数回抽出し、合
わせた有機抽出物を濃縮した。未精製の物質を、5〜40%アセトン/ヘキサンで溶出す
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ビス−フェニルカルバメート付加
物を得た(191mg、0.432mmol、収率17.5%)。MS(apci)m/
z=443.1(M+H)。
【1014】
ステップB:5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1
−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピ
ラゾール−4−カルボキサミドの調製。(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(33mg、0.
099mmol)、ステップAの生成物(20mg、0.045mmol)およびDIE
A(39μL、0.23mmol)を、0.2mLのDMF中で合わせ、周囲温度で一晩
撹拌した。混合物をサンプレットに充填し、0〜70%アセトニトリル/HOを溶出液
として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(17
mg、0.035mmol、収率78%)。MS(apci)m/z=485.2(M+
H)。
【1015】
実施例628
【化447】
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5−(3−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキ
シエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−
カルボキサミド
ステップA:2−(2,2−ジフルオロ−1−ヒドロキシエチリデン)マロノニトリル
の調製。メタノール中のマロノニトリル(4g、61mmol)溶液に、ナトリウムメト
キシド(14g、67mmol)、その後メチル2,2−ジフルオロアセテート(8.0
g、73mmol)を充填した。反応物を60℃で4時間加熱し、真空中で濃縮して、表
題化合物を得た(8.7g、60mmol、収率100%)。H NMR(400MH
z、CDCl) δ ppm6.13(t、J=54Hz、1H)。
【1016】
ステップB:2−(1−クロロ−2,2−ジフルオロエチリデン)マロノニトリルの調
製。CHCl中の2−(2,2−ジフルオロ−1−ヒドロキシエチリデン)マロノニ
トリル(1.9g、13mmol)のスラリーに、PCl(2.7g、13mmol)
を添加し、反応物を周囲温度で16時間撹拌した。反応物をCHClで希釈し、水お
よびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して表題化合物を得た(2.3g、1
4mmol、収率107%)。
【1017】
ステップC:5−アミノ−3−(ジフルオロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾー
ル−4−カルボニトリルの調製。エタノール中の2−(1−クロロ−2,2−ジフルオロ
エチリデン)マロノニトリル溶液に、フェニルヒドラジン塩酸塩(2.3g、16mmo
l)を添加し、反応物を70℃まで4時間加熱した。反応物を真空中で濃縮し、物質をE
tOAcと水に分配した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO
)、真空中で濃縮した。未精製の物質を、5%EtOAc/CHClを溶出液として
使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.
25g、1.1mmol、収率7.5%)。MS(apci)m/z=233.1(M−
H)。
【1018】
ステップD:3−(ジフルオロメチル)−5−(3−((3S,4R)−4−(3,4
−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル)ウレイド
)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキス−アミドの調製。5−アミノ−3
−(ジフルオロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを、実
施例618の5−アミノ−3−メトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボ
ニトリルについて記載される通りに調製した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、その後、キラル
テクノロジー社(Chiral Technologies) OD−Hカラム、および溶出液としてヘキサ
ン/EtOH 9:1を使用するGilson分取HPLCにより精製して、表題化合物
を得た(1.7mg、0.0032mmol、収率0.30%;2段階で)。MS(ap
ci)m/z=533.2(M−H)。
【1019】
実施例629
【化448】
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1−(4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)グアニジン二塩酸塩
1−(4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−
((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)
ピロリジン−3−イル)チオ尿素(40mg、0.07267mmol、実施例630に
記載される方法により調製した)およびAgOTf(46.68mg、0.1817mm
ol)を、5mLのCHCl中で合わせ、氷−MeOH浴中で冷却した。アンモニア
ガスを溶液中に1分間バブリングして、反応物を周囲温度まで昇温させた。HCl(IP
A中5N、60.7μL、0.303mmol)およびMeOH(2mL)を添加し、反
応物をセライト(登録商標)で濾過した。固体を、MeOHで数回洗浄し、合わせた濾液
を濃縮し、0〜70%アセトニトリル/0.1Nの水性のHClを溶出液として使用する
逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(11mg、0.01
814mmol、収率24.97%)。MS(apci)m/z=535.1(M+H)
【1020】
実施例630
【化449】
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1−(4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(
(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)チオ尿素
4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン(250mg
、0.992mmol)、DIEA(864μL、4.96mmol)およびジ(1H−
イミダゾール−1−イル)メタンチオン(177mg、0.992mmol)を、1mL
のDMF中で合わせ、周囲温度で3日間撹拌し、次いで70℃で一晩撹拌した。(3S,
4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン
−3−アミン二塩酸塩(326mg、0.992mmol)を添加し、反応物を周囲温度
で24時間撹拌した。混合物をサンプレットに充填し、5〜80%アセトニトリル/H
Oを溶出液として使用する、逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物
を得た(364mg、0.661mmol、収率66.7%)。MS(apci)m/z
=550.1(M+H)。
【1021】
実施例631
【化450】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−(1−メチル−6−オキソ−1,
6−ジヒドロピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)チオ
尿素
実施例630に記載される通りに調製し、4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−アミンの代りに、5−(5−アミノ−4−メチル−1−フェニル−
1H−ピラゾール−3−イル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オンを使用した。物
質を、5〜80%アセトニトリル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、表題化合物を得た(4.5mg、0.00778mmol、収
率12.5%)。MS(apci)m/z=579.2(M+H)。
【1022】
実施例632
【化451】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H
−3,4’−ビピラゾール−5−イル)チオ尿素
実施例630に記載される通りに調製し、4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−アミンの代りに、1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’
H−3,4’−ビピラゾール−5−アミンを使用した。物質を、5〜80%アセトニトリ
ル/HOを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題
化合物を得た(71mg、0.129mmol、収率75.8%)。MS(apci)m
/z=552.2(M+H)。
【1023】
実施例633
【化452】
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1−((3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピ
ロリジン−3−イル)−3−(1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H−3,
4’−ビピラゾール−5−イル)チオ尿素
実施例630に記載される通りに調製し、4−ブロモ−3−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−5−アミンの代りに1’,4−ジメチル−1−フェニル−1H,1’H
−3,4’−ビピラゾール−5−アミンを使用し、および(3S,4R)−4−(3,4
−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩
の代りに、(3S,4R)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル
)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩を使用した。物質を、5〜80%アセトニトリル/H
Oを溶出液として使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物
を得た(50mg、0.0937mmol、収率69.0%)。MS(apci)m/z
=534.2(M+H)。
【1024】
以下の化合物を、実施例52の方法に従って、好適な溶媒、例えばCHCl、DM
F、DMAまたはCHCN中の、適切な出発物質を使用して調製した。
【表1S】
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【1025】
以下の化合物を、実施例1の方法に従って、好適な溶媒、例えばCHCl、DMF
、DMAまたはCHCN中の、適切な出発物質を使用して調製した。
【表1T-1】
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【表1T-2】
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【1026】
実施例648
【化453】
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1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4
−イル)尿素
ステップA:エチル3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレ
ートの調製:無水DMF(39mL)中のエチル3−メチル−1H−ピラゾール−4−カ
ルボキシレート(0.600g、3.89mmol)、フェニルボロン酸(0.498g
、4.09mmol)、Cu(OAc)(0.530g、2.92mmol)、ピリジ
ン(0.630mL、7.78mmol)混合物を、周囲温度で3日間撹拌した。反応混
合物をEtOAcと水に分配し、有機層を除去した。水層をEtOAcで抽出し(2X)
、合わせた有機層を水および飽和NaClで洗浄した。EtOAc溶液をMgSOで乾
燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(4:
1 ヘキサン/EtOAc)により精製して、表題化合物を得た(0.428g、48%
)。MS(apci)m/z=231.1(M+H)。
【1027】
ステップB:3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製:
1:1 MeOH/THF(8.0mL)中のエチル3−メチル−1−フェニル−1H−
ピラゾール−4−カルボキシレート(0.428g、1.86mmol)溶液に、1Mの
LiOH(3.72mL、3.72mmol)を添加し、混合物を周囲温度で16時間撹
拌した。溶媒を、真空中で除去し、残渣を水で希釈し、EtOで抽出した(2X)。水
層を、1MのHClで、pH4〜5になるまで処理し、EtOAcで抽出した(3X)。
合わせた有機画分を、水および飽和NaClで洗浄した。EtOAc溶液をMgSO
乾燥し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得(0.280g、75%)、それを次のステッ
プでさらに精製することなく使用した。MS(apci)m/z=203.1(M+H)
【1028】
ステップC:1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2
−メトキシ−エチル)ピロリジン−3−イル)−3−(3−メチル−1−フェニル−1H
−ピラゾール−4−イル)尿素の調製:トルエン(2mL)中の3−メチル−1−フェニ
ル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(50mg、0.25mmol)およびEt
(0.039mL、0.30mmol)溶液に、ジフェニルホスホルアジデート(0.0
64mL、0.30mmol)を添加した。溶液を還流で1時間加熱し、周囲温度まで冷
却した。混合物をTHF(1mL)で希釈し、(3S,4R)−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−アミン二塩酸塩(98mg
、0.30mmol)、その後EtN(0.108mL、0.90mmol)を添加し
た。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌した。混合物をEtOAcと飽和水性NaHC
に分配した。有機層を除去し、水層をEtOAcで抽出した(2X)。合わせた有機
層を飽和NaClで洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。残渣を、シリカゲ
ル上のフラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/DCM)により精製して、表題化
合物を得た(66mg、59%)。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
【1029】
実施例649
【化454】
[この文献は図面を表示できません]


1−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチ
ル)ピロリジン−3−イル)−3−(1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)−1H
−ピラゾール−4−イル)尿素
実施例648、ステップCに記載される手順に従って、3−メチル−1−フェニル−1
H−ピラゾール−4−カルボン酸の代りに、1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)
−1H−ピラゾール−4−カルボン酸を使用して調製した。MS(apci)m/z=5
10.2(M+H)。
【1030】
本発明の好ましい実施形態によれば、例えば、以下が提供される。
(項1)
式Iで表される化合物、またはその立体異性体、互変異性体、もしくは薬剤的に許容さ
れる塩、溶媒和物もしくはプロドラッグであって:
【化501】
[この文献は図面を表示できません]

式中、
Y−B部分およびNH−C(=X)−NH部分はトランス立体配置にあり;
、R、RおよびRは、Hおよび(1−3C)アルキルから独立して選択され

XはO、SまたはNHであり;
は、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(
1−6C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、モノフルオロ(
1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アル
キル、テトラフルオロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シア
ノ(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6
C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−6C)アルキル、(1−3C
アルキルアミノ)(1−3C)アルキル、(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C
)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6
C)アルキル、ジ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ
)トリフルオロ(1−6C)アルキル、ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルキル、
(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ヒド
ロキシカルボニル(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、hetAr(CH
0−1、またはAr(CH0−1であり;
はH、F、またはOHであり;
Yは結合、−O−または−OCH−であり;
BはAr、hetAr、1−6Cアルキルまたは(1−6C)アルコキシであり;
Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1
−4C)アルキル、(1−6C)アルキルおよびCNから独立して選択される1つまたは
複数の置換基で、所望により置換されるフェニルであり;
hetArはN、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し
、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1−
2C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6員
のヘテロアリールであり;
環Cは式C−1、C−2、またはC−3であり、
【化502】
[この文献は図面を表示できません]


は、H、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、Ar、he
tCyc、(3−7C)シクロアルキル、またはhetArであり;
Arは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチルから独立して選択
される1つまたは複数の基で、所望により置換されるフェニルであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有す
る、5〜6員の飽和または部分的に不飽和の複素環であり;
hetArは、N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ、(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つまたは複数
の基で所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環であり;
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルロ(2−
6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル、ヒ
ドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cアルコ
キシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノ−カルボニル(1−
6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スルファ
ミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシル−カルボニル(1−6C)アルキル、hetA
(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、モ
ノフルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ トリフルオロ
(1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタフルオロ(2
−6C)アルコキシ シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキ
シ、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミノカル
ボニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシ、het
Cyc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar(1−
6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cアルキ
ルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル[F、OH、(1
−6Cアルキル)、(1−6C)アルコキシ、または(1−3Cアルコキシ)(1−6C
)アルキルで所望により置換される]、hetAr、Ar、hetCyc(O)C
−、(1−4Cアルコキシカルボニル)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボ
ニル(1−6C)アルコキシ、アミノカルボニル(1−6C)アルコキシ、hetCyc
C(=O)(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−3Cアルコキシ)(1−6C)
アルコキシ、ヒドロキシトリフルオロ(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルス
ルホンアミド(1−6C)アルコキシ、(1−3C)アルキルアミド(1−6C)アルコ
キシ、ジ(1−3Cアルキル)アミノカルボキシ、hetCycC(=O)O−、ヒド
ロキシジフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)
アルキル、(1−6C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニ
ル、(1−3Cアルコキシ)アミノ−カルボニル、hetCyc、ハロゲン、CN、ト
リフルオロメチルスルホニル、N−(1−3Cアルキル)ピリジノニル、N−(1−3C
トリフルオロアルキル)ピリジノニル、(1−4Cアルキルシロキシ)(1−6C)アル
コキシ、イソインドリン−1,3−ジオニル(1−6C)アルコキシまたはN−(1−3
Cアルキル)オキサジアゾロニルであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し
、かつ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルキルカルボキシ)(1−6C)アルキル、
および(1−6C)アシルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される
、4〜6員の複素環であり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し
、かつF、CN、CF、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(
1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アシル−、(1−6C)アル
キルスルホニル,トリフルオロメチルスルホニルおよび(1−4Cアルコキシ)カルボニ
ルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で所望により置換される、4〜7員の
複素環であり;
hetArはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環原子を有し、かつ
(1−6C)アルキルで所望により置換される、5員のヘテロアリール環であり;
Arは、(1−4C)アルコキシで所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ト
リフルオロ(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(3−6Cシクロアル
キル)CH− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−、(1−3Cアルコキシ)(
1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキルスルホニル、NH
、(1−6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)アミノ、(1−3Cトリフル
オロアルコキシ)、(1−3C)トリフルオロアルキル、およびメトキシベンジルから独
立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換される5〜6員のヘテロアリール環
であるか;または1〜3個の環窒素原子を有する9〜10員の二環式ヘテロアリールであ
り;
Arは、(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C
)アルコキシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)
アルキルチオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HO
C(=O)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独
立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換されるフェニルであり;
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、(1−6C)アルキルチオ、フェニル[ハロ
ゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つ
または複数の基で所望により置換される]、(3−4C)シクロアルキル、アミノ、アミ
ノカルボニル、もしくはトリフルオロ(1−3Cアルキル)アミドであるか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽
和、部分的に不飽和もしくは不飽和の炭素環を形成するか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから
選択される環ヘテロ原子を有する5〜6員の飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の複素
環を形成し、ここで前記複素環は(1−6Cアルキル)C(=O)O−、(1−6)アシ
ル、(1−6C)アルキルおよびオキソから独立して選択される1つもしくは2つの置換
基で所望により置換され、および前記硫黄環原子は所望によりS(=O)もしくはSO
に酸化され;
hetArは、N、OもしくはSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を
有する5〜6員のヘテロアリール環であり、ここで前記環は、ハロゲン、(1−6C)ア
ルキル、(1−6C)アルコキシおよびCFから独立して選択される1つまたは複数の
置換基で所望により置換され;
Arは、ハロゲン、(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、CFO−、
(1−4C)アルコキシカルボニルおよびアミノカルボニルから独立して選択される1つ
または複数の基で所望により置換されるフェニルであり;
3aは、水素、ハロゲン、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキ
ル、(3−6C)シクロアルキル、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒ
ドロキシメチルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換され
る]、またはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、か
つ(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは複数の基で
所望により置換される5〜6員のヘテロアリール環であり;
3bは水素、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(3−6
C)シクロアルキル、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチ
ルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される]、または
N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C
)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは複数の基で所望により置
換される5〜6員のヘテロアリール環であり;
4aは、水素、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、フェニ
ル[(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C)アルコ
キシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)アルキル
チオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HOC(=O
)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独立して選
択される1つもしくは複数の基で所望により置換される]、またはN、SおよびOから独
立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、かつ(1−6C)アルキル、ヒドロキ
シ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアル
キル、(3−6Cシクロアルキル)CH− (3−6Cシクロアルキル)C(=O)−
、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ、(1−6C
)アルキルスルホニル、NH、(1−6Cアルキル)アミノ、ジ(1−6Cアルキル)
アミノ、(1−3Cトリフルオロアルコキシ)(1−3C)トリフルオロアルキル、およ
びメトキシベンジルから独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換される5
〜6員のヘテロアリール環であり;ならびに
5aは、水素、ハロゲン、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキ
ル、(3−6C)シクロアルキル、フェニル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒ
ドロキシメチルから独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換され
る]、またはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、か
つ(1−6C)アルキルおよびハロゲンから独立して選択される1つもしくは複数の基で
所望により置換される5〜6員のヘテロアリール環である、
化合物、またはその立体異性体、互変異性体、もしくは薬剤的に許容される塩、溶媒和物
もしくはプロドラッグ。
(項2)
上記項1に記載の化合物であって、
BおよびNH−C(=X)−NH部分はトランス立体配置にあり;
、R、RおよびRは、Hおよび(1−3C)アルキルから独立して選択され

XはOまたはSであり;
は(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(トリフルオロメトキシ)(1
−6C)アルキル、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1
−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキ
ル、テトラフルオロ(2−6C)アルキル、ペンタフルロ(2−6C)アルキル、シアノ
(1−6C)アルキル、アミノカルボニル(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C
)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−6C)アルキル、または(1−
3Cアルキルアミノ)(1−3C)アルキルであり;
はH、F、またはOHであり;
BはArまたはhetArであり;
Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1
−4C)アルキルおよび(1−6C)アルキルから独立して選択される1つまたは複数の
置換基で所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1
−2C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6
員のヘテロアリールであり;
環Cは、
【化503】
[この文献は図面を表示できません]


であり;
は、H、(1−6C)アルキル、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、Ar、he
tCyc、(3−7C)シクロアルキル、またはhetArであり;
Arは、ハロゲン、(1−6C)アルキルおよびヒドロキシメチルから独立して選択
される1つまたは複数の基で、所望により置換されるフェニルであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有す
る、5〜6員の飽和または部分的に不飽和の複素環であり;
hetArは、N、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキルで所望により置換される、5〜6員のヘテロアリール環で
あり;
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2
−6C)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル
、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cア
ルコキシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノ−カルボニル(
1−6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スル
ファミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシル−カルボニル(1−6C)アルキル、he
tAr(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ
、モノフルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ トリフル
オロ(1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタフルオロ
2−6C)アルコキシ シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコ
キシ、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミノカ
ルボニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシ、he
tCyc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar(1
−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3Cアル
キルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetAr
、またはArであり;
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し
、かつ(1−6C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換され
る、4〜6員の複素環であり;
hetArはN、OおよびSから独立して選択される1〜3個の環原子を有し、かつ
(1−6C)アルキルで所望により置換される、5員のヘテロアリール環であり;
Arは、(1−4C)アルコキシで所望により置換されるフェニルであり;
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキルから独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置
換される、5〜6員のヘテロアリール環であるか、または1〜3個の環窒素原子を有する
9〜10員の二環式ヘテロアリールであり;
Arは、(1−6C)アルキル、ハロゲン、CN、CF、CFO−、(1−6C
)アルコキシ、(1−6Cアルキル)OC(=O)−、アミノカルボニル、(1−6C)
アルキルチオ、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、(1−6Cアルキル)SO−、HO
C(=O)−および(1−3Cアルコキシ)(1−3Cアルキル)OC(=O)−から独
立して選択される1つまたは複数の基で所望により置換されるフェニルであり;
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、(1−6C)アルキルチオ、もしくはフェニ
ル[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択さ
れる1つもしくは複数の基で所望により置換される]であるか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽
和炭素環を形成するか、または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから
選択される環ヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環を形成し、ここで前記環窒素原子
は、(1−6Cアルキル)C(=O)O−、もしくは(1−6)アシルで所望により置換
され、および前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化される;
化合物。
(項3)
XがOである、上記項1または2に記載の化合物。
(項4)
XがSである、上記項1または2に記載の化合物。
(項5)
が、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アル
キル、およびトリフルオロ(1−6C)アルキルから選択される、上記項1〜4のいずれ
か1項に記載の化合物。
(項6)
が(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルである、上記項5に記載の化合物

(項7)
BがArである、上記項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項8)
Arが、1つまたは複数のハロゲンで所望により置換されるフェニルである、上記項
7に記載の化合物。
(項9)
環BがhetArである、上記項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項10)
環Bが、(1−6C)アルキルまたはハロゲンから独立して選択される1〜2個の基で
所望により置換されるピリジルである、上記項9に記載の化合物。
(項11)
環Cが式C−1である、上記項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
(項12)
上記項11に記載の化合物であって、
は、H、OH、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフ
ルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2
−6C)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、シアノ(1−6C)アルキル
、ヒドロキシ(1−6C)アルキル、ジヒドロキシ(2−6C)アルキル、(1−3Cア
ルコキシ)(1−6C)アルキル、アミノ(1−6C)アルキル、アミノ−カルボニル(
1−6C)アルキル、(1−3C)アルキルスルホンアミド(1−6C)アルキル、スル
ファミド(1−6C)アルキル、ヒドロキシル−カルボニル(1−6C)アルキル、he
tAr(1−6C)アルキル、Ar(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコキシ
、モノフルオロ(1−6C)アルコキシ、ジフルオロ(1−6C)アルコキシ、トリフル
オロ(1−6C)アルコキシ、テトラフルオロ(2−6C)アルコキシ、ペンタ−フルオ
ロ(2−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)ア
ルコキシ、ジヒドロキシ(2−6C)アルコキシ、アミノ(2−6C)アルコキシ、アミ
ノカルボニル(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシカルボニル(1−6C)アルコキシ、
hetCyc(1−6C)アルコキシ、hetAr(1−6C)アルコキシ、Ar
(1−6C)アルコキシ、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(1−3C
アルキルスルホニル)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetA
、またはArであり;ならびに
は、H、(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ
(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C
)アルキル、ペンタフルオロ(2−6C)アルキル、ハロゲン、CN、(1−4C)アル
コキシ、ヒドロキシ(1−4C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−4C)アルキ
ル、(1−4Cアルキル)OC(=O)−、(1−6C)アルキルチオ、またはフェニル
[ハロゲン、(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択され
る1つまたは複数の基で所望により置換される]である;
化合物。
(項13)
が、H、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、シアノ(1
−6C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(1−6C)アルコ
キシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−6C)アルコキシ、(1−4C
アルコキシ)(1−6C)アルコキシ、(3−6C)シクロアルキル、hetArおよ
びArから選択される、上記項12に記載の化合物。
(項14)
が、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、シアノ(1−6
C)アルキル、(1−3Cアルコキシ)(1−6C)アルキルおよび(3−6C)シクロ
アルキルから選択される、上記項13に記載の化合物。
(項15)
が、(1−6C)アルコキシ、シアノ(1−6C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−
6C)アルコキシ、および(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルコキシから選択され
る、上記項13に記載の化合物。
(項16)
が、hetArおよびArから選択される、上記項15に記載の化合物。
(項17)
がArである、上記項16に記載の化合物。
(項18)
が、H、ハロゲン、CN、(1−6C)アルキル、(1−4C)アルコキシ、ヒド
ロキシ(1−4C)アルキル、(1−6C)アルキルチオ、またはフェニル[ハロゲン、
(1−6C)アルキルおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1つまたは
複数の基で所望により置換される]から選択される、上記項1〜17のいずれか1項に記
載の化合物。
(項19)
が、H、ハロゲンおよび(1−6C)アルキルから選択される、上記項18に記載
の化合物。
(項20)
が(1−6C)アルキルである、上記項19に記載の化合物。
(項21)
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、(1−6C)アルキル
から独立して選択される1つもしくは複数の置換基で所望により置換される5〜6員の飽
和炭素環を形成するか、または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、N、OもしくはSから
選択される環ヘテロ原子を有する5〜6員の飽和複素環を形成し、ここで前記環窒素原子
は、(1−6Cアルキル)C(=O)O−もしくは(1−6)アシルで所望により置換さ
れ、および前記硫黄環原子は、所望によりS(=O)もしくはSOに酸化される;
上記項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
(項22)
が、H、Ar、hetArおよび(1−6C)アルキルから選択される、上記
項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
(項23)
が、Arおよび(1−6C)アルキルから選択される、上記項1〜22のいずれ
か1項に記載の化合物。
(項24)
がArである、上記項23に記載の化合物。
(項25)
がHである、上記項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
(項26)
、R、RおよびRがHである、上記項1〜25のいずれか1項に記載の化合
物。
(項27)
式IのY−B部分および−NH−C(=X)−NH−部分が、式C:
【化504】
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に示す絶対立体配置においてトランスである、上記項1〜26のいずれか1項に記載の化
合物。
(項28)
式Iの環Bおよび−NH−C(=X)−NH−部分が、式D:
【化505】
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に示す絶対立体配置においてトランスである、上記項1〜26のいずれか1項に記載の化
合物。
(項29)
Yが結合である、上記項1〜27のいずれか1項に記載の化合物。
(項30)
実施例1〜649の化合物から選択される、上記項1に記載の化合物。
(項31)
上記項1〜30のいずれか1項に定義される式Iの化合物またはその薬剤的に許容され
る塩、および薬剤的に許容される希釈剤または担体を含む、医薬組成物。
(項32)
哺乳動物において、疼痛、がん、炎症、神経変性疾患またはクルーズトリパノソーマ感
染から選択される疾患または障害を治療する方法であって、前記哺乳動物に、治療的有効
量の、上記項1〜30のいずれか1項に定義される式Iの化合物、またはその薬剤的に許
容される塩を投与することを含む、方法。
(項33)
前記疾患または障害が疼痛である、上記項32に記載の方法。
(項34)
疼痛、がん、炎症、神経変性疾患またはクルーズトリパノソーマ感染の治療における使
用のための、上記項1〜30のいずれか1項に定義される式Iの化合物またはその薬剤的
に許容される塩。
(項35)
疼痛、がん、炎症、神経変性疾患またはクルーズトリパノソーマ感染を治療するための
薬物の調製における、上記項1〜30のいずれか1項に定義される式Iの化合物またはそ
の薬剤的に許容される塩の使用。
(項36)
上記項1に記載の化合物の調製方法であって、以下を含む方法:
(a)XがOである式Iの化合物を得るために、式II:
【化506】
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の構造を有する対応する化合物を、式III:
【化507】
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の構造を有する対応する化合物と、カルボニルジイミダゾールおよび塩基の存在下でカッ
プリングすること;または
(b)XがSである式Iの化合物を得るために、式II:
【化508】
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の構造を有する対応する化合物を、式III:
【化509】
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の構造を有する対応する化合物と、ジ(1H−イミダゾール−2−イル)メタンチオンお
よび塩基の存在下でカップリングすること;または
(c)XがOである式Iの化合物を得るために、式II:
【化510】
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の構造を有する対応する化合物を、Lが脱離基である、式IV:
【化511】
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の構造を有する対応する化合物と、塩基の存在下でカップリングすること;または
(d)XがOである式Iの化合物を得るために、Lが脱離基である、式V:
【化512】
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の構造を有する対応する化合物を、式III:
【化513】
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の構造を有する対応する化合物と、塩基の存在下でカップリングすること;または
(e)XがOである式Iの化合物を得るために、式VI:
【化514】
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の構造を有する対応する化合物を、ジフェニルホスホリルアジドで活性化し、その後、活
性化された中間体を、式III:
【化515】
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の構造を有する対応する化合物と、
塩基の存在下で、カップリングすること;または
(f)XがOである式Iの化合物を得るために、式II:
【化516】
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の構造を有する対応する化合物を、
式VII:
【化517】
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の構造を有する対応する化合物と、塩基の存在下でカップリングすること;または
(g)Rが(トリフルオロメトキシ)(1−6C)アルキル、(1−3Cスルファニ
ル)(1−6C)アルキル、モノフルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C
)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(2−6C)アルキル
、またはペンタフルオロ(2−6C)アルキルである、式Iの化合物を得るために、式V
III:
【化518】
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の構造を有する対応する化合物を、Lが脱離原子または脱離基である、(トリフルオロ
メトキシ)(1−6C)アルキル−L、(1−3Cスルファニル)(1−6C)アルキ
ル−L、モノフルオロ(1−6C)アルキル−L、ジフルオロ(1−6C)アルキル
−L、トリフルオロ(1−6C)アルキル−L、テトラフルオロ(2−6C)アルキ
ル−L、またはペンタフルオロ(2−6C)アルキル−Lを有する対応する化合物と
、塩基の存在下で反応させること;または
(h)XがOであり、RがCHOCH−であり、およびRがOHCH−であ
る式Iの化合物を得るために、一般式IX:
【化519】
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の構造を有する対応する化合物を、無機酸で処理すること;ならびに
所望により保護基を除去し、および所望により、その薬剤的に許容される塩を調製する
こと。
(項37)
II−Aのエナンチオマー1の調製方法であって、前記方法が、
ラセミのトランスII−A:
【化520】
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を調製する事を含み、
式中、環BおよびNH基はトランス立体配置にあり;
環Bは、ArまたはhetArであり;
Arは、ハロゲン、CF、CFO−、(1−4C)アルコキシ、ヒドロキシ(1
−4C)アルキル、(1−6C)アルキルおよびCNから独立して選択される1つまたは
複数の置換基で、所望により置換されるフェニルであり;ならびに
hetArは、N、SおよびOから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有
し、かつ(1−6C)アルキル、ハロゲン、OH、CF、NHおよびヒドロキシ(1
−2C)アルキルから独立して選択される1〜2個の基で所望により置換される、5〜6
員のヘテロアリールであり;
前記方法が:
ラセミのトランスII−Aを、ジ−p−トルオイル−D−酒石酸で処理して、ラセミの
トランスII−Aのジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を得ること;
トランスII−Aのジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を再結晶化して、トランスII
−Aのエナンチオマー1のジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を得ること;ならびに
トランスII−Aのエナンチオマー1のジ−p−トルオイル−D−酒石酸塩を、無機塩
基で処理して、以下に示す、絶対立体配置を有するトランスII−A:
【化521】
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のエナンチオマー1の遊離塩基を得ること;
を含む、方法。