特許第6382961号(P6382961)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6382961ビデオコンテンツを取得する方法及び機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6382961
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】ビデオコンテンツを取得する方法及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/2662 20110101AFI20180820BHJP
   H04N 21/437 20110101ALI20180820BHJP
   H04N 21/4728 20110101ALI20180820BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20180820BHJP
   H04N 21/462 20110101ALI20180820BHJP
【FI】
   H04N21/2662
   H04N21/437
   H04N21/4728
   H04N7/18 D
   H04N21/462
【請求項の数】14
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2016-518457(P2016-518457)
(86)(22)【出願日】2015年9月24日
(65)【公表番号】特表2017-529708(P2017-529708A)
(43)【公表日】2017年10月5日
(86)【国際出願番号】CN2015090596
(87)【国際公開番号】WO2017000399
(87)【国際公開日】20170105
【審査請求日】2016年3月29日
(31)【優先権主張番号】201510369698.9
(32)【優先日】2015年6月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】リ,フェイユン
(72)【発明者】
【氏名】フ,チアン
(72)【発明者】
【氏名】ホウ,エンシン
【審査官】 牛丸 太希
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2013/0128067(US,A1)
【文献】 国際公開第2013/187033(WO,A1)
【文献】 特開2015−053565(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0190270(US,A1)
【文献】 特開2001−008137(JP,A)
【文献】 特開2005−079814(JP,A)
【文献】 特開2004−193705(JP,A)
【文献】 特開2010−056768(JP,A)
【文献】 特開2009−044472(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0184335(US,A1)
【文献】 特開2010−021935(JP,A)
【文献】 特開2014−150343(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/083541(WO,A1)
【文献】 特開2014−165639(JP,A)
【文献】 特開2013−123203(JP,A)
【文献】 特開2011−97250(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
H04N 5/222−5/257
H04N 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末において適用される、ビデオコンテンツを取得する方法であって、
前記ユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信するステップと、
前記第一の動作に基づいて前記コンテンツを取得する第一のリクエストを生成するステップであって、前記第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、前記ビデオコンテンツを撮影する撮影装置から前記タイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、ステップと、
前記撮影装置に前記第一のリクエストを送信するステップと、
前記撮影装置から前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを取得するステップであって、前記撮影装置からの前記画像又は前記ビデオの解像度が前記ユーザ端末上に現在表示される前記ビデオコンテンツの解像度よりも高いステップとを備え、
前記タイムスタンプに対応する前記画像は、前記タイムスタンプによって示される瞬間だけにおける画像、及び、予め設定した幾つかの時間単位だけ前記タイムスタンプによって示される瞬間の前及び/または後の幾つかの瞬間における画像を含む画像を指し
前記タイムスタンプに対応する前記ビデオは、前記タイムスタンプから開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間に終了されたビデオ、前記タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプで終了されたビデオ、前記タイムスタンプより予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間で終了されたビデオのうちの一つ以上を含み、
前記撮影装置から前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを取得するステップは、
アップロードされるべきコンテンツのアドレスを前記撮影装置に送信し、前記撮影装置が前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを前記アドレスにアップロードするステップ、
前記アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを前記撮影装置から受信するステップ、及び、
前記アドレスから前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを取得するステップを含む、方法。
【請求項2】
前記第一の動作を受信するステップの前には、
前記撮影装置と通信接続を確立するステップと、
表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップであって、前記選択された解像度が前記撮影装置によって撮影された前記ビデオコンテンツの解像度よりも低いステップと、
ビデオを表示する第二のリクエストを生成するステップであり、前記第二のリクエストは、前記選択された解像度を含み、前記撮影装置から前記選択された解像度に対応する前記ビデオコンテンツを要求するよう構成されるステップと、
前記撮影装置に前記第二のリクエストを送信するステップと、
前記撮影装置から前記選択された解像度に対応する前記ビデオコンテンツを取得するステップと、
前記撮影装置からの前記ビデオコンテンツを表示するステップとをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップは、
解像度を選択する第二の動作を受信するステップであって、前記第二の動作が前記表示されるべきビデオコンテンツに対して選択された解像度を示すよう構成されるステップ、及び、
前記第二の動作に基づいて前記表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップを含み、或いは、
前記表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップは、
前記ユーザ端末の現在の通信モードを検出するステップ、及び、
前記通信モードに基づいて前記表示されるべきビデオコンテンツに対して前記解像度を選択するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
撮影装置において適用される、ビデオコンテンツを取得する方法であって、
ビデオコンテンツを表示するユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信するステップであって、前記第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、前記ビデオコンテンツを撮影する前記撮影装置から前記タイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成されるステップと、
前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを抽出するステップと、
前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを前記ユーザ端末に供給するステップであって、前記撮影装置からの前記画像又は前記ビデオの解像度が前記ユーザ端末上に現在表示される前記ビデオコンテンツの解像度よりも高い、ステップと、を備え、
前記タイムスタンプに対応する前記画像は、前記タイムスタンプによって示される瞬間だけにおける画像、及び、予め設定した幾つかの時間単位だけ前記タイムスタンプによって示される瞬間の前及び/または後の幾つかの瞬間における画像を含む画像を指し
前記タイムスタンプに対応する前記ビデオは、前記タイムスタンプから開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間に終了されたビデオ、前記タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプで終了されたビデオ、前記タイムスタンプより予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間で終了されたビデオのうちの一つ以上を含み、
前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを前記ユーザ端末に供給するステップは、
アップロードされるべきコンテンツのアドレスを前記ユーザ端末から受信するステップ、
前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを前記アドレスにアップロードするステップ、及び、
前記ユーザ端末に前記アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを送信するステップを含む、方法。
【請求項5】
前記第一のリクエストを受信するステップの前には、
前記ユーザ端末と通信接続を確立するステップと、
前記ユーザ端末からビデオを表示する第二のリクエストを受信するステップであって、前記第二のリクエストは、前記ユーザ端末によって選択される解像度を含み、前記撮影装置から前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に対応する前記ビデオコンテンツを要求するよう構成され、前記ユーザ端末によって選択された前記解像度が前記撮影装置によって撮影された前記ビデオコンテンツの解像度よりも低いステップと、
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に対応する前記ビデオコンテンツを前記ユーザ端末に供給するステップと、を備える請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に対応する前記ビデオコンテンツを前記ユーザ端末に供給するステップは、
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度と一致するよう、前記撮影装置によって撮影された前記ビデオコンテンツの前記解像度を変換するステップ、及び、
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に変換された前記ビデオコンテンツを前記ユーザ端末に供給するステップを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
ユーザ端末において適用される、ビデオコンテンツを取得する機器であって、
前記ユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信する、第一の受信モジュールと、
前記第一の動作に基づいて前記コンテンツを取得する第一のリクエストを生成する第一のリクエスト生成モジュールであって、前記第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、前記ビデオコンテンツを撮影する撮影装置から前記タイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、第一のリクエスト生成モジュールと、
前記第一のリクエストを前記撮影装置に送信する第一の送信モジュールと、
前記撮影装置から前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを取得する第一の取得モジュールであって、前記撮影装置からの前記画像又は前記ビデオの解像度が前記ユーザ端末上に現在表示される前記ビデオコンテンツの解像度よりも高い、第一の取得モジュールとを備え、
前記タイムスタンプに対応する前記画像は、前記タイムスタンプによって示される瞬間だけにおける画像、及び、予め設定した幾つかの時間単位だけ前記タイムスタンプによって示される瞬間の前及び/または後の幾つかの瞬間における画像を含む画像を指し
前記タイムスタンプに対応する前記ビデオは、前記タイムスタンプから開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間に終了されたビデオ、前記タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプで終了されたビデオ、前記タイムスタンプより予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間で終了されたビデオのうちの一つ以上を含み、
前記第一の取得モジュールは、
アップロードされるべきコンテンツのアドレスを前記撮影装置に送信し、前記撮影装置が前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを前記アドレスにアップロードする、第一の送信サブモジュール、
前記アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを前記撮影装置から受信する第二の受信サブモジュール、及び、
前記アドレスから前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを取得する第一の取得サブモジュールを含む、機器。
【請求項8】
前記撮影装置と通信接続を確立する第一の接続確立モジュールと、
表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する選択モジュールであって、前記選択された解像度が前記撮影装置によって撮影された前記ビデオコンテンツの解像度よりも低い、選択モジュールと、
ビデオを表示する第二のリクエストを生成する第二のリクエスト生成モジュールであって、前記第二のリクエストは、前記選択された解像度を含み、前記撮影装置から前記選択された解像度に対応する前記ビデオコンテンツを要求するよう構成される、第二のリクエスト生成モジュールと、
前記第二のリクエストを前記撮影装置に送信する第二の送信モジュールと、
前記撮影装置から前記選択された解像度に対応する前記ビデオコンテンツを取得する第二の取得モジュールと、
前記撮影装置からの前記ビデオコンテンツを表示する表示モジュールとをさらに備える請求項に記載の機器。
【請求項9】
前記選択モジュールは、
解像度を選択する第二の動作を受信する第一の受信サブモジュールであって、前記第二の動作が表示されるべきビデオコンテンツに対して選択された解像度を示す、第一の受信サブモジュール、及び、
前記第二の動作に基づいて前記表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する第一の選択サブモジュールを含み、或いは、
前記選択モジュールは、
前記ユーザ端末の現在の通信モードを検出する検出サブモジュール、及び、
前記通信モードに基づいて前記表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する第二の選択サブモジュールを含む、請求項に記載の機器。
【請求項10】
撮影装置において適用される、ビデオコンテンツを取得する機器であって、
前記ビデオコンテンツを表示するユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信する第二の受信モジュールであって、前記第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、前記ビデオコンテンツを撮影する前記撮影装置から前記タイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、第二の受信モジュールと、
前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを抽出する抽出モジュールと、
前記ユーザ端末に前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを供給する第一の供給モジュールであって、前記撮影装置からの前記画像又は前記ビデオの解像度が前記ユーザ端末上に現在表示される前記ビデオコンテンツの解像度よりも高い、第一の供給モジュールとを備え、
前記タイムスタンプに対応する前記画像は、前記タイムスタンプによって示される瞬間だけにおける画像、及び、予め設定した幾つかの時間単位だけ前記タイムスタンプによって示される瞬間の前及び/または後の幾つかの瞬間における画像を含む画像を指し
前記タイムスタンプに対応する前記ビデオは、前記タイムスタンプから開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間に終了されたビデオ、前記タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプで終了されたビデオ、前記タイムスタンプより予め設定した数時間単位前の時間から開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位後の時間で終了されたビデオのうちの一つ以上を含み、
前記第一の供給モジュールは、
アップロードされるべきコンテンツのアドレスを前記ユーザ端末から受信する第四の受信サブモジュール、
前記タイムスタンプに対応する前記画像又は前記ビデオを前記アドレスにアップロードする第一のアップローディングサブモジュール、及び、
前記アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを前記ユーザ端末に送信する第二の送信サブモジュールを含む、機器。
【請求項11】
前記ユーザ端末と通信接続を確立する第二の接続確立モジュールと、
前記ユーザ端末からビデオを表示する第二のリクエストを受信する第三の受信モジュールであって、前記第二のリクエストは、前記ユーザ端末によって選択される解像度を含み、前記撮影装置から前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に対応する前記ビデオコンテンツを要求するよう構成され、前記ユーザ端末によって選択された前記解像度が前記撮影装置によって撮影された前記ビデオコンテンツの解像度よりも低い、第三の受信モジュールと、
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に対応する前記ビデオコンテンツを前記ユーザ端末に供給する第二の供給モジュールと、を備える請求項10に記載の機器。
【請求項12】
前記第二の供給モジュールは、
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度と一致するよう、前記撮影装置によって撮影された前記ビデオコンテンツの前記解像度を変換する変換サブモジュール、及び、
前記ユーザ端末によって選択された前記解像度に変換された前記ビデオコンテンツを前記ユーザ端末に供給する供給サブモジュールを含む、請求項11に記載の機器。
【請求項13】
請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のビデオコンテンツを取得する方法を、コンピュータでの実行を可能にする、コンピュータプログラム。
【請求項14】
請求項13に記載のコンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、内容全体が参照により本願に組み込まれる、2015年6月29日に出願された中国特許出願第201510369698.9号に基づき、その優先権を主張するものである。
本発明は、ビデオサービスの分野に関し、特に、ビデオコンテンツを取得する方法及びビデオコンテンツを取得する機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークと接続可能な通信モジュールがますます多くの撮影装置(例えば、カメラ、カメラ装置等)に設けられている。そのため、ユーザ端末は、ネットワークを介して撮影装置と通信接続を確立し、それにより、撮影装置内のビデオコンテンツをいつでもユーザ端末を介して遠隔的に視聴することを可能にするため、ユーザにとっては便利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術に存在する問題を解決するために、本発明は、ビデオコンテンツを取得する方法及びビデオコンテンツを取得する機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第一の態様によると、ビデオコンテンツを取得する方法が提供される。該方法は、ユーザ端末において適用され、ユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信するステップと、第一の動作に基づいてコンテンツを取得する第一のリクエストを生成するステップであって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、ステップと、撮影装置に第一のリクエストを送信するステップと、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得するステップであって、撮影装置からの画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高いステップと、を備える。
【0005】
コンテンツを取得する第一のリクエストを撮影装置に送信することにより、ユーザ端末は撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得することができ、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い。このようにして、ユーザが低解像度でビデオコンテンツを視聴する場合にユーザが興味を持つ瞬間又は期間においてより高い解像度で画像又はビデオを取得する効果が実現され得る。
【0006】
一実施形態では、該方法は、第一の動作を受信するステップの前には、撮影装置と通信接続を確立するステップと、表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップであって、選択された解像度が撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低いステップと、ビデオを表示する第二のリクエストを生成するステップと、第二のリクエストは、選択された解像度を含み、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成されるステップと、撮影装置に第二のリクエストを送信するステップと、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを取得するステップと、撮影装置からのビデオコンテンツを表示するステップとをさらに備える。
【0007】
撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い解像度のビデオコンテンツをユーザ端末によって表示することで、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、費用が削減され、ビデオの送信速度が増加される。
【0008】
一実施形態では、表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップは、解像度を選択する第二の動作を受信するステップであって、第二の動作が表示されるべきビデオコンテンツに対して選択された解像度を示すよう構成されるステップ、及び、第二の動作に基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップを含み、或いは、表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップは、ユーザ端末の現在の通信モードを検出するステップ、及び、通信モードに基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択するステップを含む。
【0009】
解像度を選択する第二の動作に基づいて表示されるべきビデオに対して解像度を選択することで、ユーザは、表示されるべきビデオに対する解像度として全ての低解像度を積極的に選択してもよく、それにより、ユーザの実際のニーズが満たされ得る。或いは、ユーザ端末により現在の通信モードに基づいて表示されるべきビデオに対して解像度を選択することで、ユーザ端末はユーザからのどの動作も要することなく表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度として低解像度を自動的に選択してもよいため、簡単且つ便利である。
【0010】
一実施形態では、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得するステップは、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを撮影装置に送信し、撮影装置がタイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードするステップ、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを撮影装置から受信するステップ、及び、アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得するステップを含み、或いは、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得するステップは、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ、及び、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを撮影装置から受信するステップであって、アップロードされるべきコンテンツのアドレスがタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を示すステップ、及び、アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得するステップを含む。
【0011】
ユーザ端末によって撮影装置にアップロードされるべきコンテンツのアドレスを送信し、撮影装置によってタイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードすることで、ユーザ端末はアップロードされるべきコンテンツに対して任意のアドレスを指定可能であり、通信の安全性を確保するために有益となる。或いは、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを撮影装置によってユーザ端末に直接送信することで、ユーザ端末はタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を通知され、それにより、ユーザ端末によって画像又はビデオを取得する手順は簡略化され、ユーザ端末はより効果的に且つ迅速にタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得することができる。
【0012】
本発明の実施形態の第二の態様によると、ビデオコンテンツを取得する方法が提供される。該方法は、撮影装置において適用され、ビデオコンテンツを表示するユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信するステップであって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、ステップと、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出するステップと、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給するステップであって、撮影装置からの画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い、ステップと、を備える。
【0013】
ユーザ端末によってコンテンツを取得する第一のリクエストを撮影装置に送信することにより、ユーザ端末は撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得することができ、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い。このようにして、ユーザが低解像度でビデオコンテンツを視聴する場合にユーザが興味を持つ瞬間又は期間においてより高い解像度で画像又はビデオを取得する効果が実現され得る。
【0014】
一実施形態では、該方法は、第一のリクエストを受信するステップの前には、ユーザ端末と通信接続を確立するステップと、ユーザ端末からビデオを表示する第二のリクエストを受信するステップであって、第二のリクエストは、ユーザ端末によって選択される解像度を含み、撮影装置からユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成され、ユーザ端末によって選択された解像度が撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低いステップと、ユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツをユーザ端末に供給するステップと、をさらに備える。
【0015】
撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い解像度のビデオコンテンツを撮影装置によってユーザ端末に供給することで、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、費用が削減され、ビデオの送信速度が増加される。
【0016】
一実施形態では、ユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツをユーザ端末に供給するステップは、ユーザ端末によって選択された解像度と一致するよう、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度を変換するステップ、及び、ユーザ端末によって選択された解像度に変換されたビデオコンテンツをユーザ端末に供給するステップを含む。
【0017】
撮影装置によってユーザ端末に解像度が変換されたビデオコンテンツを供給することで、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、費用が削減され、ビデオの送信速度が増加される。
【0018】
一実施形態では、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給するステップは、アップロードされるべきコンテンツのアドレスをユーザ端末から受信するステップ、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードするステップ、及び、ユーザ端末にアップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを送信するステップ、を含み、或いは、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給するステップは、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアップロードされるべきコンテンツのアドレスにアップロードするステップであって、アドレスがタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を示す、ステップ、及び、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ、及び、前記コンテンツのアップロードされたアドレスをユーザ端末に送信するステップ、を含む。
【0019】
アップロードされるべきコンテンツのアドレスをユーザ端末によって撮影装置に送信し、撮影装置によってタイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードすることで、ユーザ端末はアップロードされるべきコンテンツに対して任意のアドレスを指定可能であり、通信の安全性を確保するために有益となる。或いは、撮影装置によってユーザ端末にアップロードされるべきコンテンツのアドレスを直接送信することで、ユーザ端末はタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を通知され、それにより、ユーザ端末によって画像又はビデオを取得する手順は簡略化され、ユーザ端末はより効果的に且つ迅速にタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得することができる。
【0020】
本発明の第三の態様によると、ビデオコンテンツを取得する機器が提供される。機器は、ユーザ端末において適用され、ユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信する、第一の受信モジュールと、第一の動作に基づいてコンテンツを取得する第一のリクエストを生成する第一のリクエスト生成モジュールであって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、第一のリクエスト生成モジュールと、第一のリクエストを撮影装置に送信する第一の送信モジュールと、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する第一の取得モジュールであって、撮影装置から画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い、第一の取得モジュールと、を備える。
【0021】
一実施形態では、機器は、さらに、撮影装置と通信接続を確立する第一の接続確立モジュールと、表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する選択モジュールであって、選択された解像度が撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い、選択モジュールと、ビデオを表示する第二のリクエストを生成する第二のリクエスト生成モジュールであって、第二のリクエストは、選択された解像度を含み、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成される、第二のリクエスト生成モジュールと、第二のリクエストを撮影装置に送信する第二の送信モジュールと、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを取得する第二の取得モジュールと、撮影装置からのビデオコンテンツを表示する表示モジュールと、をさらに備える。
【0022】
一実施形態では、選択モジュールは、解像度を選択する第二の動作を受信する第一の受信サブモジュールであって、第二の動作が表示されるべきビデオコンテンツに対して選択された解像度を示す、第一の受信サブモジュール、及び、第二の動作に基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する第一の選択サブモジュールを含み、或いは、選択モジュールは、ユーザ端末の現在の通信モードを検出する検出サブモジュール、及び、通信モードに基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する第二の選択サブモジュールを含む。
【0023】
一実施形態では、第一の取得モジュールは、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを撮影装置に送信し、撮影装置がタイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードする、第一の送信サブモジュール、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを撮影装置から受信する第二の受信サブモジュール、及び、アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する第一の取得サブモジュールを含み、或いは、第一の取得モジュールは、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ、及び、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを撮影装置から受信する第三の受信サブモジュールであって、アドレスがタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を示す第三の受信サブモジュール、及び、アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する第二の取得サブモジュールを含む。
【0024】
本発明の第四の態様によると、ビデオコンテンツを取得する機器が提供される。機器は、撮影装置において適用され、ビデオコンテンツを表示するユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信する第二の受信モジュールであって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、第二の受信モジュールと、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出する抽出モジュールと、ユーザ端末にタイムスタンプに対応する画像又はビデオを供給する第一の供給モジュールであって、撮影装置からの画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い、第一の供給モジュールと、を備える。
【0025】
一実施形態では、機器は、さらに、ユーザ端末と通信接続を確立する第二の接続確立モジュールと、ユーザ端末からビデオを表示する第二のリクエストを受信する第三の受信モジュールであって、第二のリクエストは、ユーザ端末によって選択される解像度を含み、撮影装置からユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成され、ユーザ端末によって選択された解像度が撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い、第三の受信モジュールと、ユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツをユーザ端末に供給する第二の供給モジュールと、を備える。
【0026】
一実施形態では、第二の供給モジュールは、ユーザ端末によって選択された解像度と一致するよう、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度を変換する変換サブモジュール、及び、ユーザ端末によって選択された解像度に変換されるビデオコンテンツをユーザ端末に供給する供給サブモジュールを含む。
【0027】
一実施形態では、第一の供給モジュールは、アップロードされるべきコンテンツのアドレスをユーザ端末から受信する第四の受信サブモジュール、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードする第一のアップローディングサブモジュール、及び、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージをユーザ端末に送信する第二の送信サブモジュール、を含み、或いは、第一の供給モジュールは、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアップロードされるべきコンテンツのアドレスにアップロードする第二のアップローディングサブモジュールであって、アドレスがタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を示す、第二のアップローディングサブモジュール、及び、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ、及び、前記コンテンツのアップロードされたアドレスをユーザ端末に送信する第三の送信サブモジュール、を含む。
【0028】
本発明の第五の態様によると、ビデオコンテンツを取得する機器が提供される。機器は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を備え、プロセッサは、ユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信する処理と、第一の動作に基づいてコンテンツを取得する第一のリクエストを生成する処理であって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、処理と、第一のリクエストを撮影装置に送信する処理と、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する処理であって、撮影装置からの画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い処理と、を実行する。
【0029】
本発明の第六の態様によると、ビデオコンテンツを取得する機器が提供される。機器は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと、を備え、プロセッサは、ビデオコンテンツを表示するユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信する処理であって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される処理と、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出する処理と、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給する処理であって、撮影装置からの画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い処理を実行するように構成される。
【0030】
ここで、前述の概要、及び、以下の詳細な説明それぞれは例示的で説明的であるに過ぎず、請求される本発明を限定するものでないことが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
本明細書に組み込まれ、その一部をなす添付の図面は、本発明と一致する実施形態を例示し、以下の説明と併せて本発明の原理を説明する。
図1】例示的な実施形態による実施環境を示す概略図である。
図2】例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。
図3】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。
図4図2又は図3に示す実施形態において提供された方法が実施された場合のユーザ端末のインターフェイスを示す概略図である。
図5】例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。
図6】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。
図7】本発明の例示的な実施形態によるユーザ端末と撮影装置との間の信号及び指令インタラクションを示す概略図である。
図8】例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図9】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図10a】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図10b】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図11a】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図11b】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図12】例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図13】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図14】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図15a】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図15b】別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
図16】例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
ここで、例示的な実施形態を詳細に参照し、その実施例は添付の図面に例示される。以下の説明では、別途説明がない限り、異なる図面中の同じ番号は同一の或いは類似の要素を表す。例示的な実施形態の以下の説明に記載する実施は、本発明と一致する全ての実施を表すものではない。それらの実施は、添付の特許請求の範囲に記載する本発明と関連する態様と一致する機器及び方法の実施例に過ぎない。
【0033】
図1は、例示的な実施形態による実施環境を示す概略図である。図1に示すように、実施環境は、撮影装置110と、ユーザ端末120とを含む。撮影装置110は、ネットワークを介してユーザ端末120と接続されてもよく、ネットワークを介してユーザ端末120と通信してもよい。ネットワークは、Wi−Fi(登録商標)(ワイヤレス・フィデリティ、忠実な無線通信環境)、2G(第二世代無線電話方式)、3G(第三世代無線電話方式)、4G(第四世代無線電話方式)ネットワーク等を含むが、これらに制限されない。
【0034】
撮影装置110は、記憶機能及び処理機能を備えるインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラでもよい。ユーザ端末120は、インテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラによって撮影されたビデオコンテンツをインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラから直接取得してもよい。或いは、撮影装置110は、カメラとカメラに(無線又は有線で)接続されたサーバーを含んでもよく、サーバーは、カメラによって撮影されたビデオコンテンツを記憶し処理するよう構成される。ユーザ端末120は、カメラによって撮影されたビデオコンテンツをサーバーから取得してもよい。そのため、カメラ上での動作が簡略化され、カメラの記憶能力及び処理能力に対する要件が低減される。図1において、撮影装置110は、例としてインテリジェントカメラとして例示される。
【0035】
ユーザ端末120は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パソコン、ノートパソコン等でもよい。ユーザ端末120は、ネットワークを介して撮影装置110によって撮影されたビデオコンテンツを視聴することができ、遠隔的なビデオ監視が実施される。図1において、ユーザ端末120は、例としてスマートフォンとして例示される。
【0036】
図2は、例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。該方法は、図1に示すようなユーザ端末120等のユーザ端末において適用され得る。図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0037】
ステップS201において、ユーザ端末上に表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信する。
【0038】
第一の動作は、ユーザ端末上で現在表示されているビデオコンテンツにおける画像又はビデオを取得するユーザの意図を表すために使用されてもよい。第一の動作は、画像を取得する動作及びビデオを取得する動作を含み得る。例えば、ユーザが撮影装置から送られユーザ端末で表示されるビデオコンテンツを視聴する場合、ユーザがビデオコンテンツにおけるある瞬間或いはある期間のピクチャに興味があると、ユーザは、ある瞬間又は期間に対応する画像を取得する意思を表すためにユーザ端末の対話型インターフェイスを介して画像を取得する動作を実施してもよく、又は、ユーザはある瞬間又は期間に対応するビデオを取得する意思を表すためにユーザ端末の対話型インターフェイスを介してビデオを取得する動作を実施してもよい。それにより、ユーザ端末は、コンテンツを取得する第一の動作を受信してもよい。
【0039】
ステップS202において、第一の動作に基づいてコンテンツを取得する第一のリクエストを生成する。第一のリクエストはタイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される。
【0040】
例えば、タイムスタンプは、第一の動作が受信された時間、又は、ユーザ端末の対話型インターフェイスを介してユーザによって定められた時間でもよい。タイムスタンプが後者の場合、ユーザ端末はコンテンツを取得する第一のリクエストを生成する前にユーザによって定められた時間を受信する。ユーザによって定められた時間はタイムスタンプとして使用されてコンテンツを取得する第一のリクエストに含まれる。
【0041】
ステップS203において、第一のリクエストを撮影装置に送信する。
【0042】
ステップS204において、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する。ここで、撮影装置からの画像またはビデオの解像度はユーザ端末上で表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い。
【0043】
一実施例では、タイムスタンプに対応する画像はタイムスタンプによって示される瞬間(時刻)だけにおける画像を含んでもよい。例えば、タイムスタンプが20:30の場合、タイムスタンプに対応する画像は瞬間20:30における画像を含んでもよい。
【0044】
或いは、タイムスタンプに対応する画像はタイムスタンプによって示される瞬間だけにおける画像、及び、予め設定した幾つかの時間単位だけ該タイムスタンプによって示される瞬間の前及び/又は後の幾つかの瞬間における画像を含んでもよい。例えば、タイムスタンプが20:30の場合、タイムスタンプに対応する画像は瞬間20:30における画像、瞬間20:28における画像、瞬間20:29における画像、瞬間20:31における画像等を含む。このようにして、撮影装置は選択用にユーザに幾つかの画像を供給し得る。コンテンツを取得する不時のコンテンツ取得動作によりユーザが興味を持つ画像が取得できないといった問題が回避される。
【0045】
一実施例では、タイムスタンプに対応するビデオは、タイムスタンプから開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、十単位)後の時間に終了されたビデオ、タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、十単位)前の時間から開始されタイムスタンプで終了されたビデオ、タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、五単位)前の時間から開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、五単位)後の時間で終了されたビデオ等のうちの一つ以上を含む。
【0046】
図1を参照して説明したように、撮影装置は、記憶機能及び処理機能を備えたインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラでもよい。この場合、ユーザ端末は、インテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを直接取得してもよい。
【0047】
或いは、撮影装置は、カメラとカメラに接続されたサーバーとを含み、サーバーはカメラによって撮影されたビデオコンテンツを記憶し処理するよう構成される。この場合、ユーザ端末は、サーバーからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得してもよい。
【0048】
ユーザ端末上に現在表示されているビデオコンテンツは撮影装置によって撮影され、即ち、ユーザ端末上に現在表示されているビデオコンテンツが撮影装置によって供給される。撮影装置では、ユーザ端末に供給されるビデオコンテンツの解像度が記録され得る。ユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信した後、撮影装置は記録された解像度よりも高い解像度でタイムスタンプに対応する画像またはビデオを供給してもよい。
【0049】
或いは、ユーザ端末は、コンテンツを取得する第一のリクエストに現在表示されているビデオコンテンツの解像度を含んでもよい。コンテンツを取得する第一のリクエストを受信した後、撮影装置は、コンテンツを取得する第一のリクエストからユーザ端末上で現在表示されているビデオコンテンツの解像度を決定してもよい。続いて、撮影装置は、第一のリクエストから決定された解像度よりも高い解像度でタイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給する。
【0050】
上述したことから、本発明に係るビデオコンテンツを取得する方法によると、ユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを撮影装置に送ることで、ユーザ端末は撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得することができ、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上で現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりも高くなり、それにより、ユーザが低解像度でビデオコンテンツを視聴する場合にユーザが興味を持つ瞬間又は期間においてより高い解像度で画像又はビデオを取得する効果が実現され得る。
【0051】
図3は、別の例示的な実施形態による、ビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。該方法は、図1に示すようなユーザ端末120等のユーザ端末において適用され得る。図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0052】
ステップS301において、撮影装置との通信接続が確立される。例えば、ユーザ端末は、Wi−Fi(登録商標)、2G、3G、又は、4G等の無線或いは有線技術を介して撮影装置と通信接続を確立し得る。
【0053】
ステップS302において、表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度を選択する。例えば、撮影装置によって撮影されるビデオコンテンツは高解像度を有してもよい。例えば、高解像度は1080pでもよい。選択された解像度は、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度より低くてもよい。例えば、選択された解像度は、720p等の標準解像度でもよい。
【0054】
表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度は、様々な方法で選択され得る。例えば、第一の方法では、ユーザはユーザ端末によって提供される対話型インターフェイスで解像度を選択する第二の動作を実施してもよく、解像度を選択する第二の動作は、表示されるべきビデオコンテンツに対して選択された解像度を示すために使用されてもよい。ユーザ端末は、解像度を選択する第二の動作を受信し、解像度を選択する第二の動作に基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度を選択してもよい。このようにして、ユーザは、表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度として、全ての低解像度(例えば、標準解像度720p)を積極的に選択してもよく、それにより、ユーザの実際の要件が満たされる。
【0055】
第二の方法では、ユーザ端末は、自身の現通信モードを検出し、現通信モードに基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度を選択してもよい。例えば、ユーザ端末が、現通信モードが2G、3G、又は、4G等のユーザのネットワーク・トラフィックを消費する通信モードであると検出すると、ユーザ端末はユーザからのどの動作も要することなく表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度として低解像度(例えば、標準解像度720p)を自動的に選択してもよいため、簡単且つ便利である。
【0056】
ステップS303では、ビデオを表示する第二のリクエストを生成し、第二のリクエストは、選択された解像度を含み、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成される。
【0057】
ステップS304では、第二のリクエストを撮影装置に送信する。
【0058】
ビデオを表示する第二のリクエストを受信した後、撮影装置は第二のリクエストからユーザ端末によって選択された解像度を決定してもよい。続いて、ユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツがユーザ端末に供給される。
【0059】
ステップS305では、選択された解像度に対応するビデオコンテンツを撮影装置から取得する。
【0060】
図1を参照して説明したように、撮影装置は記憶機能及び処理機能を備えたインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラでもよい。この場合、ユーザ端末は、インテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラから選択された解像度に対応するビデオコンテンツを直接取得してもよい。
【0061】
或いは、撮影装置は、カメラとカメラに接続されたサーバーとを含み、サーバーはカメラによって撮影されたビデオコンテンツを記憶し処理するよう構成される。この場合、ユーザ端末はサーバーからユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツを取得してもよい。
【0062】
ステップS306では、撮影装置からのビデオコンテンツを表示する。この際、ユーザ端末上に表示されるビデオコンテンツはユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツである。
【0063】
ユーザ端末により、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い解像度でビデオコンテンツを表示することで、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、費用が削減され、ビデオの送信速度が増される。
【0064】
ステップS307において、ユーザ端末上で表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信する。
【0065】
ステップS308において、第一の動作に基づいてコンテンツを取得する第一のリクエストが生成され、第一のリクエストはタイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される。
【0066】
ステップS309において、第一のリクエストを撮影装置に送信する。
【0067】
ステップS310において、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置から取得し、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上で表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い。
【0068】
ステップS307乃至S310は図2におけるステップS201乃至S204と同じであり、ここでは説明しない。
【0069】
ステップS204又はS310では、ユーザ端末は、様々な方法で撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得してもよい。例えば、第一の方法では、ユーザ端末がアップロードされるべきコンテンツのアドレスを撮影装置に送り、撮影装置がタイムスタンプに対応する画像又はビデオを該アドレスにアップロードしてもよい。アドレスはURL(Uniform Resource Locator、統一資源位置指定子)等のアドレスでもよい。続いて、ユーザ端末は、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功であったことを示すメッセージを撮影装置から受信してもよい。該メッセージは、撮影装置によるタイムスタンプに対応する画像又はビデオのアドレスへのアップロードが成功であったことを示す。続いて、ユーザ端末は、該アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得(例えば、ダウンロード)してもよい。このようにして、ユーザ端末は任意のアップロードされるアドレスを指定可能であるため、通信の安全性を確保するために有益となる。
【0070】
第二の方法では、ユーザ端末はアップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージと、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを受信してもよく、メッセージは撮影装置によるタイムスタンプに対応する画像又はビデオのアドレスへのアップロードが成功したことを示し、アドレスはタイムスタンプに対応し撮影装置によってアップロードされた画像又はビデオの位置を示すために使用される。次に、ユーザ端末は、アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得(例えば、ダウンロード)してもよい。このようにして、ユーザ端末によって画像又はビデオを取得する手順が簡略化され、ユーザ端末はより効果的に且つ迅速にタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得することができる。
【0071】
本発明では、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージは、ショートメッセージ、通知メッセージ、又は、音声メッセージ等の形態でもよい。
【0072】
上述したことから、本発明に係るビデオコンテンツを取得する方法によると、ユーザ端末は撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い解像度のビデオコンテンツを表示するため、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、費用が削減され、ビデオの送信速度が増加される。さらに、ユーザ端末から撮影装置にコンテンツを取得する第一のリクエストを送ることで、ユーザ端末は撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得し得る。撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上で現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりも高く、ユーザが低解像度でビデオコンテンツを視聴する場合にユーザが興味を持つ瞬間(時刻)又は期間においてより高い解像度で画像又はビデオを取得する効果が実現され得る。
【0073】
図4は、図2又は図3に示される実施形態において提供された方法が実施された場合のユーザ端末のインターフェイスを示す概略図である。例えば、図4に示すように、ユーザはユーザ端末のインターフェイスにおける欄Aにおいて表示されるべきビデオに対する解像度を選択する第二の動作を実施してもよい。例えば、ユーザは表示されるべきビデオに対する解像度として「標準」解像度(即ち、720p)を選択し、それにより、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減されビデオの送信速度が増加される。ユーザが「標準」解像度を選択した後、ユーザ端末は標準解像度に対応し、撮影装置によって供給されるビデオコンテンツを表示し得る。ビデオコンテンツの表示期間中、ユーザはユーザ端末のインターフェイスにおける欄Bをクリックすることで画像を取得する動作を実施してもよい。続いて、ユーザ端末は対応する高画質画像を取得してもよい。或いは、ユーザはユーザ端末のインターフェイスにおける欄Cをクリックすることでビデオを取得する動作を実施してもよい。続いて、ユーザ端末は対応する高画質ビデオを取得してもよい。
【0074】
或いは、撮影装置から画像又はビデオを取得した後、ユーザ端末は画像又はビデオを表示してもよい。そのため、ユーザにとって、画像又はビデオを視聴することに便利となるだけではなく、フィルタ処理、削除、編集又は共有においても便利となる。
【0075】
図5は、例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。該方法は、図1に示すような撮影装置110等の撮影装置において適用されてもよい。図5に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0076】
ステップS501において、ビデオコンテンツを表示するユーザ端末から、コンテンツを取得する第一のリクエストを受信する。第一のリクエストはタイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される。
【0077】
ステップS502において、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出する。例えば、撮影装置は、最初にコンテンツを取得する第一のリクエストからタイムスタンプを決定し、続いて、撮影されたビデオコンテンツからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出してもよい。
【0078】
ステップS503において、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給し、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上で現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりも高い。
【0079】
一実施例では、タイムスタンプに対応する画像はタイムスタンプによって示される瞬間(時刻)だけにおける画像を含んでもよい。例えば、タイムスタンプが20:30の場合、タイムスタンプに対応する画像は瞬間20:30における画像を含んでもよい。
【0080】
或いは、タイムスタンプに対応する画像はタイムスタンプによって示される瞬間だけにおける画像、及び、予め設定した幾つかの時間単位だけ該タイムスタンプによって示される瞬間の前及び/又は後の幾つかの瞬間における画像を含んでもよい。例えば、タイムスタンプが20:30の場合、タイムスタンプに対応する画像は瞬間20:30における画像、瞬間20:28における画像、瞬間20:29における画像、瞬間20:31における画像等を含む。このようにして、撮影装置は選択用にユーザに幾つかの画像を供給し得る。コンテンツを取得する不時の第一の動作によりユーザが興味を持つ画像が取得できないといった問題が回避される。
【0081】
一実施例では、タイムスタンプに対応するビデオは、タイムスタンプから開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、十単位)後の時間に終了されたビデオ、タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、十単位)前の時間から開始されタイムスタンプで終了されたビデオ、タイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、五単位)前の時間から開始されタイムスタンプよりも予め設定した数時間単位(例えば、五単位)後の時間で収容されたビデオ等のうちの一つ以上を含む。
【0082】
図1を参照して説明したように、撮影装置は、記憶機能及び処理機能を備えたインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラでもよい。この場合、インテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラは、ユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを直接受信し、撮影されたビデオコンテンツからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを直接抽出し、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に直接供給してもよい。
【0083】
或いは、撮影装置は、カメラとカメラに接続されたサーバーとを含み、サーバーはカメラによって撮影されたビデオコンテンツを記憶し処理するよう構成される。この場合、撮影装置は、様々な方法でタイムスタンプに対応する画像又はビデオを供給してもよい。
【0084】
例えば、第一の方法では、カメラは、ユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを直接受信し、第一のリクエストをサーバーに転送してもよい。続いて、サーバーは、カメラによって撮影されたビデオコンテンツから、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出してもよい。サーバーは、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを、カメラを介して、或いは、直接ユーザ端末に送信してもよい。
【0085】
例えば、第二の方法では、サーバーは、ユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを直接受信し、カメラによって撮影されたビデオコンテンツからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出してもよい。続いて、サーバーは、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを、カメラを介して或いは直接ユーザ端末に送信してもよい。
【0086】
撮影装置によってユーザ端末にタイムスタンプに対応する画像又はビデオを供給する方法は上記二つの方法に限定されない。
【0087】
タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給する場合、代替的には、撮影装置がタイムスタンプに対応し、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツから抽出された画像又はビデオをユーザ端末に直接送信してもよい。撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度は、撮影装置が供給し得るビデオコンテンツの解像度の中で最も高いため、ユーザ端末上に現在表示されているビデオコンテンツの解像度は、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低く、ユーザ端末に供給された画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりも高くなることを確実にすることが可能となる。
【0088】
代替的には、撮影装置は、タイムスタンプに対応し撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツから抽出された画像又はビデオの解像度を変換してもよく(該動作はインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラで実施されてもよく、或いは、撮影装置におけるサーバーにおいて実施されてもよい)、それにより、画像又はビデオの解像度が低減される。しかしながら、画像又はビデオの解像度は低減されてもユーザ端末上に現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりもまだ高い。続いて、変換された解像度を有するタイムスタンプに対応する画像又はビデオは、ユーザ端末に供給される。このようにして、ユーザはより高い解像度でタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得可能であると共に、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックがある程度低減され、費用が削減され、タイムスタンプに対応する画像又はビデオの送信速度が増加される。
【0089】
上述したことから、本発明に係るビデオコンテンツを取得する方法によると、ユーザ端末から撮影装置にコンテンツを取得する第一のリクエストを送ることで、ユーザ端末は撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得してもよく、このとき、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上に現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりも高くなり、それにより、ユーザが低解像度でビデオコンテンツを視聴する場合にユーザが興味を持つ瞬間又は期間においてより高い解像度で画像又はビデオを取得する効果が実現され得る。
【0090】
図6は、別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する方法を示すフローチャートである。該方法は、図1に示すような撮影装置110等の撮影装置において適用されてもよい。図6に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0091】
ステップS601において、ユーザ端末との通信接続を確立する。例えば、撮影装置は、Wi−Fi(登録商標)、2G、3G、4G等の無線又は有線技術を介してユーザ端末と通信接続を確立してもよい。
【0092】
ステップS602において、ビデオを表示する第二のリクエストをユーザ端末から受信し、第二のリクエストはユーザ端末によって選択された解像度を含み、撮影装置からユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成され、ユーザ端末によって選択された解像度は撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い。
【0093】
ステップS603において、ユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデコンテンツをユーザ端末に供給する。
【0094】
例えば、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツは高解像度を有する。例えば、高解像度は1080pでもよい。撮影装置は、高解像度のビデオコンテンツが撮影されるとともに、高解像度でビデオコンテンツを記憶してもよい。撮影装置が、ユーザ端末によって選択された解像度を含むビデオを表示する第二のリクエストをユーザ端末から一旦受信すると、撮影装置はユーザ端末によって選択された解像度と一致するよう撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度を変換し得る。例えば、ユーザ端末によって選択された解像度は、720p等の標準解像度である。撮影装置は、解像度1080pを有する撮影された高画質ビデオを圧縮して、高画質解像度をユーザ端末によって選択された解像度に変換する。ユーザ端末によって選択された解像度に変換されたビデオコンテンツがユーザ端末に供給される。このようにして、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、ビデオの送信速度が増加される。
【0095】
図1を参照して説明したように、撮影装置は、記憶機能及び処理機能を備えたインテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラでもよい。この場合、インテリジェントカメラ装置又はインテリジェントカメラはビデオを圧縮する。代替的には、撮影装置はカメラとカメラに接続されたサーバーとを含み、サーバーはカメラによって撮影されたビデオコンテンツを記憶し処理するよう構成される。この場合、サーバーがビデオを圧縮する。
【0096】
或いは、撮影装置は、標準解像度のビデオコンテンツをユーザ端末に供給するが、高解像度のビデオコンテンツを常に記憶する。
【0097】
ステップS604では、ビデオコンテンツを表示するユーザ端末から、コンテンツを取得する第一のリクエストを受信する。第一のリクエストはタイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される。
【0098】
ステップS605では、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出する。例えば、撮影装置は、高画質解像度の記憶されたビデオコンテンツからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出してもよい。
【0099】
ステップS606では、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給し、撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上で現在表示されるビデオコンテンツの解像度(即ち、ユーザ端末によって選択された解像度)よりも高い。
【0100】
ステップS604乃至S606はステップS501乃至S503と同じであり、ここでは説明しない。
【0101】
ステップS503又はステップS606では、撮影装置は様々な方法でタイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給してもよい。例えば、第一の方法では、撮影装置は、アップロードされるべきコンテンツのアドレスをユーザ端末から受信し、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを該アドレスにアップロードしてもよい。タイムスタンプに対応する画像又はビデオのアップロードが成功した後、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージがユーザ端末に送られてもよい。
【0102】
第二の方法では、撮影装置は、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアップロードされるべきコンテンツのアドレスにアップロードする。該アドレスは、タイムスタンプに対応し撮影装置によってアップロードされた画像又はビデオの位置を示すために使用される。タイムスタンプに対応する画像又はビデオのアップロードが成功した後、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ及びアドレスがユーザ端末に送られ、それにより、ユーザ端末は該アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得し得る。
【0103】
本発明では、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージはタイムスタンプに対応する画像又はビデオの撮影装置による該アドレスへのアップロードが成功したことを示し、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージはショートメッセージ、通知メッセージ、又は、音声メッセージ等の形態でもよい。
【0104】
上述したことから、本発明に係るビデオコンテンツを取得する方法によると、撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い解像度のビデオコンテンツを撮影装置がユーザ端末に供給するため、ユーザ端末のネットワーク・トラフィックが低減され、費用が削減され、ビデオの送信速度が増加される。さらに、ユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを撮影装置に送ることで、ユーザ端末は撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得し得る。撮影装置からの画像又はビデオの解像度はユーザ端末上で現在表示されているビデオコンテンツの解像度よりも高く、ユーザが低解像度でビデオコンテンツを視聴する場合にユーザが興味を持つ瞬間又は期間においてより高い解像度で画像又はビデオを取得する効果が実現され得る。
【0105】
図7は、本発明の例示的な実施形態による、ユーザ端末と撮影装置との間の信号及び指令インタラクションを示す概略図である。ユーザ端末は、図1に示すようなユーザ端末120である。撮影装置は、図1に示すような撮影装置110である。図7は、ユーザ端末又は撮影装置において適用される上述の一つ以上の方法におけるステップの一部又は全てに関わり、信号及び指令インタラクションはここでは説明されない。
【0106】
図8は、例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すようなユーザ端末120等のユーザ端末において構成されてもよい。図8を参照すると、機器は、ユーザ端末上で現在表示されるビデオコンテンツにおけるコンテンツを取得する第一の動作を受信する第一の受信モジュール810と、第一の動作に基づいてコンテンツを取得する第一のリクエストを生成する第一のリクエスト生成モジュール820であって、第一のリクエストは、タイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、第一のリクエスト生成モジュール820と、第一のリクエストを撮影装置に送信する第一の送信モジュール830と、撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する第一の取得モジュール840であって、撮影装置からのタイムスタンプに対応する画像又はビデオの解像度がユーザ端末上で現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い、第一の取得モジュール840と、を備える。
【0107】
図9は、別の例示的な実施形態による、ビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すようなユーザ端末120等のユーザ端末において構成されてもよい。図9を参照すると、機器は、さらに、撮影装置と通信接続を確立する第一の接続確立モジュール910と、表示されるべきビデオコンテンツに対して解像度を選択する選択モジュール920であって、選択された解像度が撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い、選択モジュール920と、ビデオを表示する第二のリクエストを生成する第二のリクエスト生成モジュール930であって、第二のリクエストは、選択された解像度を含み、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを要求するよう構成される、第二のリクエスト生成モジュール930と、第二のリクエストを撮影装置に送信する第2の送信モジュール940と、撮影装置から選択された解像度に対応するビデオコンテンツを取得する第二の取得モジュール950と、撮影装置からのビデオコンテンツを表示する表示モジュール960とを備える。
【0108】
図10a及び図10bは、別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すようなユーザ端末120等のユーザ端末において構成されてもよい。図10aを参照すると、代替的には、選択モジュール920は、解像度を選択する第二の動作を受信する第一の受信サブモジュール1010であって、第二の動作が表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度を示すよう構成される、第一の受信サブモジュール1010、及び、第二の動作に基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度を選択する第一の選択サブモジュール1020を含み得る。
【0109】
代替的には、図10bを参照すると、選択モジュール920は、ユーザ端末の現在の通信モードを検出する検出サブモジュール1030、及び、通信モードに基づいて表示されるべきビデオコンテンツに対する解像度を選択する第二の選択サブモジュール1040を含み得る。
【0110】
図11a及び図11bは、別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すようなユーザ端末120等のユーザ端末において構成されてもよい。図11aを参照すると、代替的には、第一の取得モジュール840は、撮影装置にアップロードされるべきコンテンツのアドレスを送信する第一の送信サブモジュール1110であって、撮影装置がタイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードする、第一の送信サブモジュール1110、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージを撮影装置から受信する第二の受信サブモジュール1120、及び、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスから取得する第一の取得サブモジュール1130を含む。
【0111】
代替的には、図11bを参照すると、第一の取得モジュール840は、撮影装置からアップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ、及び、アップロードされるべきコンテンツのアドレスを受信する第三の受信サブモジュール1140であって、アドレスがタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を示す、第三の受信サブモジュール1140、及び、アドレスからタイムスタンプに対応する画像又はビデオを取得する第二の取得サブモジュール1150を含む。
【0112】
図12は、例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すような撮影装置110等の撮影装置において構成されてもよい。図12を参照すると、機器は、ビデオコンテンツを表示するユーザ端末からコンテンツを取得する第一のリクエストを受信する第二の受信モジュール1210であって、第一のリクエストがタイムスタンプを含み、ビデオコンテンツを撮影する撮影装置からタイムスタンプに対応する画像又はビデオを要求するよう構成される、第二の受信モジュール1210と、タイムスタンプに対応する画像又はビデオを抽出する抽出モジュール1220と、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをユーザ端末に供給する第一の供給モジュール1230であって、撮影装置からの画像又はビデオの解像度がユーザ端末上に現在表示されるビデオコンテンツの解像度よりも高い、第一の供給モジュール1230と、を備える。
【0113】
図13は、別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すような撮影装置110等の撮影装置において構成されてもよい。図13を参照すると、代替的には、機器は、さらに、ユーザ端末と通信接続を確立する第二の接続確立モジュール1310と、ユーザ端末からビデオを表示する第二のリクエストを受信する第三の受信モジュール1320であって、第二のリクエストがユーザ端末によって選択された解像度を含み、撮影装置からユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツを供給するよう構成され、ユーザ端末によって選択された解像度が撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度よりも低い、第三の受信モジュール1320と、ユーザ端末によって選択された解像度に対応するビデオコンテンツをユーザ端末に供給する第二の供給モジュール1330と、を備える。
【0114】
図14は、別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すような撮影装置110等の撮影装置において構成されてもよい。図14を参照すると、代替的には、第二の供給モジュール1330は、ユーザ端末によって選択された解像度と一致するよう撮影装置によって撮影されたビデオコンテンツの解像度を変換する変換サブモジュール1410、及び、ユーザ端末によって選択された解像度に変換されたビデオコンテンツをユーザ端末に供給する供給サブモジュール1420を備える。
【0115】
図15a及び図15bは、別の例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器のブロック図である。機器は、図1に示すような撮影装置110等の撮影装置において構成されてもよい。図15aを参照すると、代替的には、第一の供給モジュール1230は、ユーザ端末からアップロードされるべきコンテンツのアドレスを受信する第四の受信サブモジュール1510、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアドレスにアップロードする第一のアップローディングサブモジュール1520、及び、アップロードされるべきコンテンツのユーザ端末へのアップロードが成功したことを示すメッセージを送信する第二の送信サブモジュール1530を備える。
【0116】
代替的には、図15bを参照すると、第一の供給モジュール1230は、タイムスタンプに対応する画像又はビデオをアップロードされるべきコンテンツのアドレスにアップロードする第二のアップローディングサブモジュール1540であって、アドレスがタイムスタンプに対応する画像又はビデオを撮影装置によりアップロードする位置を示す、第二のアップローディングサブモジュール、及び、アップロードされるべきコンテンツのアップロードが成功したことを示すメッセージ及びアドレスをユーザ端末に送信する第三の供給サブモジュール1550を含む。
【0117】
上述の実施形態における機器に関して、個々のモジュールについて動作を実施する特定の方法が該方法に関する実施形態において詳細に説明されたが、ここでは詳細に説明しない。
【0118】
図16は、例示的な実施形態によるビデオコンテンツを取得する機器1600のブロック図である。例えば、機器1600は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージング装置、ゲーム機、タブレット、医療装置、運動器具、携帯情報端末、インテリジェントカメラ装置、インテリジェントカメラ等、でもよい。
【0119】
図16を参照すると、機器1600は、プロセッシングコンポーネント1602、メモリ1604、電力コンポーネント1606、マルチメディアコンポーネント1608、オーディオコンポーネント1610、入力/出力(I/O)インターフェイス1612、センサコンポーネント1614、及び、通信コンポーネント1616等のコンポーネントのうち一つ以上を備え得る。
【0120】
プロセッシングコンポーネント1602は、典型的には、表示、通話、データ通信、カメラ動作、及び、記録動作と関連する動作等、機器1600の全体的な動作を制御する。プロセッシングコンポーネント1602は、上述の方法におけるステップの全て或いはその一部を実施させる命令を実行するよう一つ以上のプロセッサ1620を含んでもよい。さらに、プロセッシングコンポーネント1602は、プロセッシングコンポーネント1602と他のコンポーネントとの間のインタラクションを容易にする一つ以上のモジュールを含んでもよい。例えば、プロセッシングコンポーネント1602は、マルチメディアコンポーネント1608とプロセッシングコンポーネント1602との間の相互作用を容易にするようマルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0121】
メモリ1604は、機器1600の動作を支持するよう様々なタイプのデータを記憶するよう構成される。データの例として、機器1600で動作される全てのアプリケーション又は方法に対する命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等が挙げられる。メモリ1604は、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM),電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気又は光学ディスク等の、全てのタイプの揮発性又は不揮発性メモリ装置或いはその組み合わせを用いて実施されてもよい。
【0122】
電力コンポーネント1606は、機器1600の様々なコンポーネントに電力を供給する。電力コンポーネント1606は、電力管理システム、一つ以上の電源、及び、機器1600における電力の生成、管理、及び、配分と関連する全ての他のコンポーネントを含み得る。
【0123】
マルチメディアコンポーネント1608は、機器1600とユーザとの間に出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。幾つかの実施形態では、スクリーンは、液晶表示装置(LCD)及びタッチパネル(TP)を含む。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンはユーザから入力信号を受信するようタッチスクリーンとして設けられてもよい。タッチパネルは、タッチパネルへの接触、スワイプ、及び、ジェスチャーを感知するよう一つ以上のタッチセンサを含んでもよい。タッチセンサは、接触又はスワイプ動作の境界を感知するだけでなく、接触又はスワイプ動作と関連する期間及び圧力も感知する。幾つかの実施形態では、マルチメディアコンポーネント1608は、前部カメラ及び/又は後部カメラを含む。前部カメラ及び後部カメラは、機器1600が撮影モード又はビデオモード等の動作モードにある際に外部マルチメディアデータを受信してもよい。前部カメラ及び後部カメラそれぞれは、固定された光学レンズシステムでもよく、或いは、合焦及び光学ズーム機能を有してもよい。
【0124】
オーディオコンポーネント1610は、音声信号を出力及び/又は入力するよう構成される。例えば、オーディオコンポーネント1610は、機器1600が通話モード、録音モード、及び、音声認識モード等の動作モードにある際に外部音声信号を受信するよう構成されるマイクロフォン(「MIC」)を含む。受信した音声信号は、さらにメモリ1604に記憶されるか、通信コンポーネント1616を介して送信される。幾つかの実施形態では、オーディオコンポーネント1610は、さらに、音声信号を出力するようスピーカーを含む。
【0125】
I/Oインターフェイス1612は、プロセッシングコンポーネント1602と例えば、キーボード、クリックホイール、ボタン等の周辺インターフェイスモジュールとの間にインターフェイスを提供する。ボタンは、ホームボタン、音量ボタン、開始ボタン、及び、ロックボタンを含むが、これらに制限されない。
【0126】
センサコンポーネント1614は、機器1600の様々な態様の状態評価を提供するよう一つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1614は、機器1600の開/閉状態、機器1600の表示部及びキーパッド等のコンポーネントの相対的な位置決め、機器1600又は機器1600のコンポーネントの位置の変化、機器1600とのユーザ接触の有無、機器1600の配向又は加速/減速、機器1600の温度の変化を検出し得る。センサコンポーネント1614は、どの物理的接触も伴うことなく近隣の対象物の存在を検出する近接センサを含み得る。センサコンポーネント1614は、さらに、撮像用途において用いられるCMOS又はCCD画像センサ等の光センサを含んでもよい。幾つかの実施形態では、センサコンポーネント1614は、さらに、加速度計センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は、温度センサを含み得る。
【0127】
通信コンポーネント1616は、機器1600と他の装置との間の有線又は無線通信を容易にするよう構成される。機器1600は、Wi−Fi(登録商標)、2G、3G、又は、その組み合わせ等の通信基準に基づいて無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施形態では、通信コンポーネント1616は、放送チャネルを介して外部放送管理システムから放送信号、又は、放送関連情報を受信する。例示的な一実施形態では、通信コンポーネント1616は、さらに、短距離通信を容易にするよう近距離通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信関連(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルーツゥース(BT)技術、及び、他の技術に基づいて実施され得る。
【0128】
例示的な実施形態では、機器1600には、上述の方法を実施する、一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理装置(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は、電子コンポーネントが設けられてもよい。
【0129】
例示的な実施形態では、上述の方法を実施する、機器1600におけるプロセッサ1620によって実行可能な、メモリ1604に含まれる命令を含む非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。例えば、非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク、光学データ記憶装置等でもよい。
【0130】
本発明の他の実施形態は、本願記載の発明の明細書及び実施を考慮して当業者には明らかとなるであろう。本願は、発明の一般的な原理に従い、技術における公知の又は従来の実施内にある本発明からの逸脱を含む、全ての変更態様、使用、又は、適応を網羅することが意図される。明細書および実施例は、例示的としてだけ考慮され、本発明の真の範囲及び精神は添付の特許請求の範囲に記載される。
【0131】
本発明は、上述し添付の図面に例示した正確な構成に制限されず、発明の範囲から逸脱することなく様々な変更及び変化がなされ得ることが意図される。本発明の範囲が添付の特許請求の範囲によってのみ制限されることが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10a
図10b
図11a
図11b
図12
図13
図14
図15a
図15b
図16