特許第6382968号(P6382968)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6382968光源及び関連付けられた照明特性に基づく連絡可否の選択的通知のためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6382968
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】光源及び関連付けられた照明特性に基づく連絡可否の選択的通知のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20180820BHJP
   H04M 3/42 20060101ALI20180820BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20180820BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20180820BHJP
【FI】
   G06Q50/00 300
   H04M3/42 U
   H04M1/00 U
   G06F13/00 650B
   G06F13/00 560A
【請求項の数】15
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-524914(P2016-524914)
(86)(22)【出願日】2014年6月30日
(65)【公表番号】特表2016-531345(P2016-531345A)
(43)【公表日】2016年10月6日
(86)【国際出願番号】IB2014062725
(87)【国際公開番号】WO2015004564
(87)【国際公開日】20150115
【審査請求日】2017年6月29日
(31)【優先権主張番号】61/843,965
(32)【優先日】2013年7月9日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516043960
【氏名又は名称】フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ
(74)【代理人】
【識別番号】110001690
【氏名又は名称】特許業務法人M&Sパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ニュートン フィリップ スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】クラウト ラモン アントワーヌ ウィロ
(72)【発明者】
【氏名】バン デ スルイス バルテル マリヌス
(72)【発明者】
【氏名】アレクセイユ ズミトリー ヴィクトロビッチ
(72)【発明者】
【氏名】ラシナ タチアナ アレクサンドロヴナ
【審査官】 貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−015418(JP,A)
【文献】 特開2004−173014(JP,A)
【文献】 特開2006−259813(JP,A)
【文献】 特表2014−524101(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G06F 13/00
H04M 1/00
H04M 3/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源から前記光源に関連付けられた識別子を取得し、
前記光源の表現を含むユーザーインターフェースを提供し、
前記ユーザーインターフェースを介して、第1のユーザーから、前記光源の前記識別子、前記光源の1つ又は複数の潜在的照明特性、及び前記第1のユーザーの1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータスの間の関係を受け取り、
前記光源の前記1つ又は複数の照明特性を決定し、
前記関係及び決定された前記1つ又は複数の照明特性に基づき、前記第1のユーザーの第2のユーザーとの連絡可否の選択的通知を促進するコントローラを含む、コンピュータシステム。
【請求項2】
前記第1のユーザーの連絡可否の前記選択的通知は、さらに、前記第1のユーザーと前記第2のユーザーとの間の関係に基づく、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項3】
前記関係は、前記第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワークから取得される、請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項4】
前記選択的通知は、さらに、前記第2のユーザーに提供するために、前記第1及び第2のユーザーの関係に基づき、複数の潜在的アベイラビリティステータスからアベイラビリティステータスを選択することを含む、請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項5】
前記第1のユーザーの連絡可否は、前記第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワーク上で選択的に通知される、請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項6】
前記コンピュータシステムは、光学センサを備えるモバイルコンピュータデバイスを含み、前記1つ又は複数の照明特性の決定は、前記光学センサを使用して前記1つ又は複数の照明特性を検出することを含む、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項7】
前記光源に関連付けられた前記識別子は、前記コンピュータシステムによって前記光源から受信される符号化光信号から取得される、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項8】
前記コンピュータシステムは、装着型コンピュータデバイスを含み、前記促進は、前記装着型コンピュータデバイスによってモバイルコンピュータデバイスに指示を送ることを含み、前記指示は、前記モバイルコンピュータデバイスに前記選択的通知を実施させる、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項9】
コンピュータデバイスによって、光源に関連付けられた識別子を取得するステップと、
前記コンピュータデバイスによって、前記光源のグラフィカル表現を含むユーザーインターフェースを介して、第1のユーザーから、前記光源の前記識別子、前記光源の1つ又は複数の潜在的照明特性、及び前記第1のユーザーの1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータスの間の関係を受け取るステップと、
前記コンピュータデバイスによって、前記光源の前記1つ又は複数の照明特性を決定するステップと、
前記コンピュータデバイスによって、取得された前記識別子及び決定された前記1つ又は複数の照明特性に基づき、前記第1のユーザーの第2のユーザーとの連絡可否の選択的通知を促進するステップと
を含む、コンピュータ実施方法。
【請求項10】
前記第1のユーザーの連絡可否の前記選択的通知は、さらに、前記第1のユーザーと前記第2のユーザーとの間の関係に基づく、請求項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項11】
前記第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワークから前記関係を取得するステップをさらに含む、請求項10に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項12】
前記コンピュータデバイスによって、ディスプレイ上に、前記光源及び当該光源の周囲のレンダリングされたデジタル画像をレンダリングするステップであって、前記レンダリングされたデジタル画像は、前記光源を含む部分が選択可能であることを表すためのタグボックスを含むステップと、
前記コンピュータデバイスによって、前記第1のユーザーから、当該ユーザーが前記タグボックスを選択することによって前記レンダリングされたデジタル画像内の前記光源をタグ付けしたことの指標を受け取るステップ
をさらに含む、請求項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項13】
前記ユーザーの連絡可否は、前記第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワーク上で選択的に通知される、請求項10に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項14】
前記コンピュータデバイスは、光学センサを備えるモバイルコンピュータデバイスを含み、前記1つ又は複数の照明特性を決定するステップは、前記光学センサを使用して前記1つ又は複数の照明特性を検出するステップを含む、請求項に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項15】
コンピュータデバイスによって実行されると、前記コンピュータデバイスに請求項に記載の方法を実施させる指示を含む、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本発明は、一般的には、ユーザーステータスの自動更新及びユーザーの連絡可否の選択的通知を対象とする。より具体的には、本明細書が開示する様々な独創的方法、コンピュータ可読媒体、システム、及び装置は、光源及び光源の1つ又は複数の照明特性に基づく、ユーザーの連絡可否の選択的通知の促進に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]スマートフォン及びコンピュータタブレット等のモバイルコンピュータデバイスがより普遍化するに伴い、ほとんどいつでも人とコミュニケーションを取ることができる。連絡が取り易くなったことは、人がいつでも邪魔をされる可能性があるため、ストレスを増やすという副作用を有する。様々なコンテキストセンサ、例えばユーザーのカレンダー、コンピュータ利用、GPS位置等に基づき、ユーザーの連絡可否を推測する技術が存在する。しかしながら、ユーザーのカレンダーのような一部のコンテキストセンサは、ユーザーによる手動メンテナンス/更新を要求する。ユーザーがメンテナンス/更新を怠る場合、コンテキストセンサは、ユーザーの連絡可否を推測するのに有用でないおそれがある。
【0003】
[0003]コミュニケーションの手段として、ソーシャルネットワークの使用も拡大している。ソーシャルネットワークの多くは、ソーシャルネットワークユーザーが自分の「ステータス」を通知及び/又は更新することを可能にする機能を含み得る。場合によっては、ユーザーのステータスは、ユーザーの連絡可否を推測するために他人によって利用され得る。例えば、ユーザーが自分のソーシャルネットワークステータスを「試験中」に更新した場合、ソーシャルネットワークの他のユーザーは、極めて緊急な事態を除き、そのユーザーが邪魔されないことを望むことを推測し得る。しかし、これはやはり、ユーザーが自分のステータスを手動更新し、又は手動によるユーザーメンテナンスを要するコンテキストセンサに基づき自分のステータスを更新されることを要し得る。
【0004】
[0004]したがって、当該技術分野には、ユーザーによる手動メンテナンスを要するコンテキストセンサからのデータに依存することなく、ユーザーの連絡可否を他者に通知することをより容易に及び/又は簡便にする方法、システム、コンピュータ可読媒体、及び装置を提供するニーズが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
[0005]本開示は、ユーザーの連絡可否の選択的通知を促進することを対象とする。より具体的には、1つ又は複数の光源の1つ又は複数の照明特性に基づき、ユーザーの連絡可否の選択的通知を促進するための様々な独創的コンピュータ可読媒体(一時的及び非一時的)、方法、システム、及び装置を対象とする。例えば、一部の実施形態では、特定の光源の1つ又は複数の照明特性が決定され、ユーザーの現在の活動を決定するために使用され得る。決定されたユーザーの活動に基づき、ユーザーの他人との連絡可否が1つ又は複数のソーシャルネットワーク上で選択的に通知され得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006]一般的に、一側面では、スマートフォン等のコンピュータデバイスは、光源に関連付けられた識別子を取得し、光源の1つ又は複数の照明特性を決定し、取得された識別子、及び決定された1つ又は複数の照明特性に基づき、第1のユーザーの第2のユーザーとの連絡可否の選択的通知を促進するよう構成され得る。
【0007】
[0007]様々な実施形態において、第1のユーザーの連絡可否の選択的通知は、さらに、第1のユーザーと第2のユーザーとの間の関係に基づき得る。様々なバージョンにおいて、関係は、第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワークから取得され得る。様々なバージョンにおいて、選択的通知は、さらに、第2のユーザーに提供するために、第1及び第2のユーザーの関係に基づき、複数の潜在的アベイラビリティステータスからアベイラビリティステータスを選択することを含み得る。
【0008】
[0008]様々なバージョンにおいて、複数の潜在的アベイラビリティステータスは、第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワークから取得され得る。様々なバージョンにおいて、コンピュータデバイスは、さらに、光源の決定された1つ又は複数の照明特性及び取得された識別子に基づき、第1のユーザーの複数の潜在的活動から第1のユーザーの活動を選択し得る。様々なバージョンにおいて、アベイラビリティステータスは、選択された活動に基づき、複数の潜在的アベイラビリティステータスから選択され得る。様々なバージョンにおいて、コンピュータデバイスは、さらに、第1のユーザーから、第1のユーザーの複数の潜在的活動と複数の潜在的アベイラビリティステータスとの間の1つ又は複数の関係を受け取り得る。様々なバージョンにおいて、第1のユーザーの連絡可否は、第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワーク上で選択的に通知され得る。
【0009】
[0009]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、光学センサを備えるモバイルコンピュータデバイスを含み、1つ又は複数の照明特性の決定は、光学センサを使用して1つ又は複数の照明特性を検出することを含み得る。
【0010】
[0010]様々な実施形態において、光源に関連付けられた識別子は、コンピュータシステムによって光源から受信される符号化光信号から取得され得る。様々な実施形態において、1つ又は複数の照明特性の決定は、1つ又は複数のコンピュータネットワークを介して、光源から1つ又は複数の照明特性の指標を受け取ることを含み得る。
【0011】
[0011]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、さらに、第1のユーザーから、光源の識別子、光源の1つ又は複数の潜在的照明特性、及び第1のユーザーの1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータスの間の関係を受け取り得る。様々なバージョンにおいて、コンピュータデバイスは、さらに、第1のユーザーが、光源及びその周囲のレンダリングされたデジタル画像内で光源にタグ付けすることを可能にするユーザーインターフェイスを提供し得る。
【0012】
[0012]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、さらに、光源の特質に基づき、光源の識別子、光源の1つ又は複数の潜在的照明特性、及び第1のユーザーの1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータスの間の関係を自動的に生成し得る。
【0013】
[0013]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、さらに、第1のユーザーから、光源の識別子、光源の1つ又は複数の潜在的照明特性、第1のユーザーの潜在的アベイラビリティステータス、及び第2のユーザーの間の関係を受け取り得る。
【0014】
[0014]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、装着型コンピュータデバイスであり得る。促進は、装着型コンピュータデバイスによってモバイルコンピュータデバイスに指示を送ることを含み得る。指示は、モバイルコンピュータデバイスに選択的通知を実施させ得る。
【0015】
[0015]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、さらに、光源の照明特性をモニタリングし、経時的な光源の照明特性の確立されたルーチンからの逸脱が観察されたことに応じて、1人又は複数の他のユーザーに選択的に警告を発し得る。
【0016】
[0016]様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、決定された1つ又は複数の照明特性及び取得された識別子に基づき、自身の着信通知設定を変更するよう構成されたスマートフォンであり得る。
【0017】
[0017]他の側面では、コンピュータ実施方法は、例えばコンピュータデバイスによって、光源に関連付けられた識別子を取得するステップと、例えばコンピュータデバイスによって、光源の1つ又は複数の照明特性を決定するステップと、例えばコンピュータデバイスによって、取得された識別子及び決定された1つ又は複数の照明特性に基づき、第1のユーザーの第2のユーザーとの連絡可否の選択的通知を促進するステップとを含み得る。
【0018】
[0018]様々な実施形態において、第1のユーザーの連絡可否の選択的通知は、さらに、第1のユーザーと第2のユーザーとの間の関係に基づき得る。様々なバージョンにおいて、方法は、さらに、第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワークから関係を取得するステップを含み得る。様々なバージョンにおいて、選択的通知は、第2のユーザーに提供するために、第1及び第2のユーザーの関係に基づき、複数の潜在的アベイラビリティステータスからアベイラビリティステータスを選択することを含み得る。
【0019】
[0019]様々なバージョンにおいて、方法は、例えばコンピュータデバイスによって、第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワークから複数の潜在的アベイラビリティステータスを取得するステップをさらに含み得る。様々なバージョンにおいて、方法は、例えばコンピュータデバイスによって、光源の決定された1つ又は複数の照明特性及び取得された識別子に基づき、第1のユーザーの複数の潜在的活動から第1のユーザーの活動を選択するステップをさらに含み得る。様々なバージョンにおいて、アベイラビリティステータスは、選択された活動に基づき、複数の潜在的アベイラビリティステータスから選択され得る。様々なバージョンにおいて、方法は、例えばコンピュータデバイスによって、第1のユーザーから、第1のユーザーの複数の潜在的活動と複数の潜在的アベイラビリティステータスとの間の1つ又は複数の関係を受け取るステップをさらに含み得る。
【0020】
[0020]様々な実施形態において、ユーザーの連絡可否は、第1及び第2のユーザーが所属するソーシャルネットワーク上で選択的に通知され得る。様々な実施形態において、コンピュータデバイスは、光学センサを備えるモバイルコンピュータデバイスを含み、1つ又は複数の照明特性を決定するステップは、光学センサを使用して1つ又は複数の照明特性を検出するステップを含み得る。
【0021】
[0021]様々な実施形態において、光源に関連付けられた識別子を取得するステップは、コンピュータデバイスによって光源から受信された符号化光信号から識別子を取得するステップを含み得る。
【0022】
[0022]他の側面では、コンピュータシステムは、光学センサ及び光学センサと動作可能に結合されたコントローラを含み得る。様々な実施形態において、コントローラは、光学センサを介して、光源に関連付けられた少なくとも1つの識別子、及び当該少なくとも1つの光源の1つ又は複数の照明特性を含む照明コンテキストを取得し、取得された照明コンテキスト、及び第1のユーザーと第2のユーザーとの間のソーシャルネットワーク関係に基づき、第1のユーザーの第2のユーザーとの連絡可否の選択的通知を促進し得る。様々な実施形態において、コントローラは、第1のユーザーから、照明コンテキスト、第1のユーザーの潜在的アベイラビリティステータス、及び第2のユーザーの間の関係を受け取り得る。
【0023】
[0023]「光源」との用語は、限定されないが、LEDベース光源(上記に定義した1つ以上のLEDを含む)を含む、様々な放射源のうちの任意の1つ以上を指すと理解すべきである。
【0024】
[0024]「コントローラ」という用語は、本明細書では概して1つ又は複数の光源の動作に関係する様々な機器を表現するために使われる。コントローラは、本明細書で論じられる様々な機能を実行するために多数の方法で実装され得る(例えば専用ハードウェアによってなど)。「プロセッサ」は、本明細書で論じられる様々な機能を実行するためにソフトウェア(例えばマイクロコード)を使用してプログラムされ得る1つ又は複数のマイクロプロセッサを用いるコントローラの一例である。コントローラは、プロセッサを使って又は使わずに実装されても良く、一部の機能を実行するための専用ハードウェアと他の機能を実行するためのプロセッサとの組合せ(例えば1つ又は複数のプログラムされたマイクロプロセッサと関連する回路)としても実装され得る。本開示の様々な実施形態で使用され得るコントローラ部品の例は、これだけに限定されないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、及び書替え可能ゲートアレイ(FPGA:field-programmable gate array)を含む。
【0025】
[0025]本明細書で使用するとき、「ネットワーク」という用語は、ネットワークに結合される2台以上の任意の装置間及び/又は複数の装置間の(例えば装置制御、データ記憶、データ交換等のための)情報の搬送を助ける、2台以上の装置(コントローラやプロセッサを含む)の任意の相互接続を指す。容易に理解されるように、複数の装置を相互接続するのに適したネットワークの様々な実装形態は、多岐にわたるネットワークトポロジの何れかを含むことができ、多岐にわたる通信プロトコルの何れを使用しても良い。更に、本開示による様々なネットワークでは、2台の装置間の任意の1つの接続が2つのシステム間の専用接続、又は非専用接続に相当し得る。2台の装置を対象とした情報を運ぶことに加え、かかる非専用接続は必ずしも2台の装置の何れも対象としない情報を運ぶこともある(例えばオープンネットワーク接続)。更に、本明細書で論じられる様々なデバイスネットワークは、ネットワーク中の情報移送を促進するために、1つ又は複数の無線、ワイヤー/ケーブル、及び/又は光ファイバリンクを使用し得ることが容易に理解されよう。
【0026】
[0026]本明細書において使用される場合、用語「ユーザーインターフェイス」は、ユーザーとデバイスとの間の通信を可能にする、人間のユーザー又はオペレーターと1つ以上のデバイスとの間のインターフェイスを指す。本開示の多様な実施形態において使用され得るユーザーインターフェイスの例は、限定はされないが、スイッチ、ポテンショメータ、ボタン、ダイヤル、スライダー、マウス、キーボード、キーパッド、多様なゲームコントローラ(例えば、ジョイスティック)、トラックボール、表示画面、多様なグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)、タッチスクリーン、マイク、及び人間が生成する何らかの形態の刺激を受信し、それに応じて信号を生成し得る他の種類のセンサを含み得る。
【0027】
[0027]本明細書で使用される場合、「照明コンテキスト」との用語は、コンピュータデバイスによって観察され、検出され、又は他の方法で確認される、1つ又は複数の光源に関連付けられた1つ又は複数の識別子、及び、1つ又は複数の光源のそれぞれの1つ又は複数の照明特性(例えば、色相、彩度、温度、輝度等)を指し得る。例えば、部屋内の「A」、「B」、及び「C」と識別された3つの異なる照明が点灯された場合、部屋内のコンピュータデバイスによって観察される照明コンテキストは、3つの識別子A、B、及びC、並びにこれら3つの光源の様々な照明特性を含み得る。
【0028】
[0028]以下に更に詳細に論じられる前述の概念及び追加の概念の全ての組合せが、(そのような概念が互いに矛盾しないと仮定して)本明細書で開示される進歩性のある主題の一部として考えられることが理解されるべきである。特に、本開示の最後に現れる特許請求される主題の全ての組合せが、本明細書で開示される進歩性のある主題の一部として考えられる。また、参照により援用される任意の開示に現れることもある本明細書で明示的に採用する用語は、本明細書で開示される特定の概念と最も調和する意味を与えられるべきであることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
[0029]図中、同様な参照符号は、概して、異なる図面を通して同じ部分を表す。また、図面は、必ずしも縮尺通りではなく、概して、本発明の原理を例示することに重点が置かれている。
【0030】
図1】[0030]図1は、様々な実施形態に係る、ユーザーの連絡可否の選択的通知を促進するために協働し得る構成要素の例を概略的に示す。
図2】[0031]図2は、様々な実施形態に係る、1つ又は複数の照明コンテキスト、1つ又は複数のユーザー活動、1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータス、及び1つ又は複数の他のソーシャルネットワークユーザー/グループの間に作成され得る関係の例を概略的に示す。
図3】[0031]図3は、様々な実施形態に係る、1つ又は複数の照明コンテキスト、1つ又は複数のユーザー活動、1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータス、及び1つ又は複数の他のソーシャルネットワークユーザー/グループの間に作成され得る関係の例を概略的に示す。
図4】[0031]図4は、様々な実施形態に係る、1つ又は複数の照明コンテキスト、1つ又は複数のユーザー活動、1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータス、及び1つ又は複数の他のソーシャルネットワークユーザー/グループの間に作成され得る関係の例を概略的に示す。
図5】[0032]図5は、様々な実施形態に係る、コミッショニングされている光源の例を概略的に示す。
図6】[0033]図6は、様々な実施形態に係る、1つ又は複数のユーザー活動、1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータス、及び1つ又は複数の他のソーシャルネットワークユーザー/グループを照明コンテキストと関連付けるためのユーザーインターフェイスの例を概略的に示す。
図7】[0034]図7は、様々な実施形態に係る、ユーザーの連絡可否の選択的通知を促進するために協働し得る構成要素の他の例を概略的に示す。
図8】[0035]図8は、様々な実施形態に係る、ユーザーの連絡可否の選択的通知を促進する方法の例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[0036]スマートフォン及びコンピュータタブレット等のモバイルコンピュータデバイスがより普遍的になるにつれ、いつでも人とコミュニケーションを開始することができるが、特定の時間に邪魔されることを望まない者にとっては、ストレスを増やすおそれがある。ユーザーのカレンダー等のコンテキストセンサを利用して連絡可否を推測することは、ユーザーがカレンダーを手動でメンテナンス/更新することを要し得る。コミュニケーションの手段として、ソーシャルネットワークの使用も拡大しており、ソーシャルネットワークは、ユーザーが自分の「ステータス」を通知及び/又は更新することを可能にし得る。ユーザーのステータスは、他者がユーザーの連絡可否を推測するために利用され得るが、これはやはり、ユーザーが自分のステータスを手動で更新するか、又は手動によるユーザーメンテナンスを要するコンテキストセンサに基づき自分のステータスを更新されることを要する。
【0032】
[0037]したがって、出願人は、ユーザーによる手動メンテナンスを要するコンテキストセンサからのデータに依存することなく、ユーザーが自分の連絡可否を他者に通知することをより簡便にすることが有益であろうことを認識及び理解した。
【0033】
[0038]上記に照らして、本発明の様々な実施形態及び実装形態は、光源に関連付けれた識別子及び光源の1つ又は複数の照明特性に基づきユーザーの連絡可否の選択的通知を促進することを対象とする。図1を参照して、一実施形態では、コンピュータデバイスは、第1のユーザーであるアンによって携帯されるスマートフォン100の形態を取る。他の実施形態では、コンピュータデバイスは、コンピュータタブレット、ラップトップ、独立光モニタリングデバイス等であり得る。スマートフォン100は、コントローラ101と、コントローラ101に結合された光学センサ102とを含み得る。様々な実施形態において、光学センサ102は、カメラ、光測定センサ、赤外線センサ、符号化光センサ等を含み得る。アン及びスマートフォン100は、コーヒーメーカー106、電子レンジ108、及びオーブン110を含むキッチン104内に描かれている。
【0034】
[0039]様々な実施形態において、コーヒーメーカー106、電子レンジ108、及び/又はオーブン110は、それぞれLED112、114、及び116の形態の光源を含み得る。他の実施形態では、電気器具に関連付けられた光源又は独立光源は、白熱灯、蛍光灯等の他の種類の光源であり得る。様々な実施形態において、LED112、114、及び116は、対応する電気器具の使用中に光を発し得る。場合によっては、LEDは、対応する電気器具の動作モードに応じて様々な照明特性(例えば、色相、彩度、温度、輝度等)を有する光を選択的に発し得る。例えば、コーヒーメーカー106は、コーヒーをいれている間はある色相をLED112に発生させ、コーヒーをいれ終えた後は別の色相を発生させ、場合によっては、例えばコーヒーが新鮮でない可能性があること及び新しいポットをいれるべきことをユーザーに警告するために、コーヒーをいれてから所定の時間経過後、さらに第3の色相を発生させ得る。
【0035】
[0040]様々な実施形態において、スマートフォン100のコントローラ101(以下、スマートフォン100及び/又は「コンピュータデバイス」は、コントローラ101と同義に使用され得る)は、コーヒーメーカー106、電子レンジ108、及び/又はオーブン110のうちの1つ又は複数に関連付けられたLED112、114、及び/又は116のうちの1つ又は複数等の光源に関連付けられた識別子を取得するよう構成され得る。例えば、図1において、スマートフォン100は、例えば光学センサ102を使用して、LED112、114、及び/又は116から1つ又は複数の符号化光信号を受信し得る。様々な実施形態において、これらの符号化光信号は、LED112、114、及び/又は116に関連付けられた識別子を運び得る。場合によっては、LED112、114、及び/又は116に関連付けられた識別子は、電気器具106、108、及び/又は110に関連付けられた識別子に対応し得る。しかし、これは必須ではなく、場合によっては、特に光源がランプ等の独立光源の場合、光源は独自の識別子(ユニークであってもなくてもよい)を有し得る。
【0036】
[0041]様々な実施形態において、スマートフォン100は、1つ又は複数の識別子の取得に加えて、各光源の1つ又は複数の照明特性を決定するよう構成され得る。例えば、スマートフォン100は、例えば光学センサ102を使用して、LED112、114、及び116のうちの1つ又は複数が点灯されているか否か、及びそれらが発する光の照明特性(例えば、色相、彩度、温度、輝度等)を決定するよう構成され得る。同時に取得/観察/確認された光源の識別子及び関連付けられた照明特性は、総じて「照明コンテキスト」と呼ばれ得る。後述されるように、取得された照明コンテキストに基づき、スマートフォン100は、ソーシャルネットワークの1人又は複数の他のユーザーに対するアンの連絡可否の選択的通知を促進し得る。
【0037】
[0042]図1では、2人の他のユーザーのボブ及びトムが、それぞれ、別のスマートフォン118及びラップトップコンピュータ120の形態のコンピュータデバイスを操作する。これらのデバイスは、ボブ及びトムが1つ又は複数のコンピュータ、セルラー、及び/又は他の通信ネットワーク(以下、「ネットワーク122」)を介してアンと通信することを可能にし得る。様々な実施形態において、ネットワーク122は、1つ又は複数のローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ワイヤレスWAN(「WWAN」)等を含み得る。この例では、スマートフォン100及び118、並びにラップトップコンピュータ120は、破線によって示されるように、ネットワーク122に無線接続する。しかし、これは限定を意図せず、様々な実施形態において、同様な通信コンピュータデバイスは、1つ又は複数の有線接続を使用してネットワーク122に接続し得る。
【0038】
[0043]トムがアンの夫であり、ボブがアンの上司であり、3人全員が(同様にネットワーク122に接続された)1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124によって運営されるソーシャルネットワークのメンバーであると仮定する。ボブ及びトムは、ソーシャルネットワークを通じて又は他の手段(例えば、セルラーネットワークを使用する携帯電話)を使用して、様々な時間にアンに連絡を取ることを望む可能性がある。しかし、アンとの通信を開始する前に、彼らは、彼女の邪魔をすべきか否かについて十分な情報に基づき判断できるよう、特定の時点におけるアンの連絡可否を事前に確認することを望み得る。
【0039】
[0044]したがって、様々な実施形態において、スマートフォン100は、アンに関連付けられた光源(例えば、LED112−116)の1つ又は複数の識別子及び照明特性に基づき、ボブ及びトム等の他のユーザーとのアンの連絡可否の選択的通知を促進するよう構成され得る。例えば、スマートフォン100は、LED112−116のうちの2つ以上が同時に点灯されていることを検出し、これは、アンが料理中であることを示唆し得る照明コンテキストである。料理中、アンは緊急事態を除き邪魔されないことを望む可能性がある。したがって、スマートフォン100は、例えばアンのソーシャルネットワークのステータス更新機能を使用して、1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124にアンの連絡可否を他のソーシャルネットワークユーザーへ通知させるコマンド又は他のデータを、1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124に供給し得る。
【0040】
[0045]一部の実施形態では、スマートフォン100は、特定のソーシャルネットワークに関連付けられた複数の潜在的アベイラビリティステータスから、アンの現在の活動(料理)に最も適したアベイラビリティステータスを選択し得る。選択されたアベイラビリティステータスは、スマートフォン100が当該特定のソーシャルネットワークを実装する1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124に送るコマンド内に含まれ得る。アンが複数のソーシャルネットワーク(例えば、社会的、仕事関係等)のメンバーの場合、スマートフォン100は、各ソーシャルネットワークにおいて利用可能な複数の潜在的アベイラビリティステータスから適切なアベイラビリティステータスを選択し得る。したがって、例えば、パーソナルソーシャルネットワークはアンが「忙しい」と通知する一方、プロフェッショナルソーシャルネットワークはアンの状態を「邪魔しないで下さい(do not disturb)」と通知し得る。
【0041】
[0046]様々な実施形態において、アンの連絡可否は、アンと通知対象のユーザーとの間の関係に基づき、ソーシャルネットワークユーザーに選択的に通知され得る。このようにすることで、そのときにアンにとって連絡がより重要な可能性が高い人に対してはあるアベイラビリティステータスが提供され、そのときにアンにとって連絡が重要な可能性がより低い人には別のアベイラビリティステータスが提供され得る。様々な実施形態において、アンとボブ及びトム等の他のユーザーとの間の関係は、例えば1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124によって運営されるソーシャルネットワーク等、アンが所属するソーシャルネットワークから取得され得る。
【0042】
[0047]例えば、アンの夫トムは、アンのソーシャルネットワークグループ「近親者」のメンバーであり得る。一方、アンの上司ボブは、アンの「近親者」グループのメンバーではなく、アンのソーシャルネットワークグループ「会社」のメンバーであり得る。スマートフォン100は、1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124に、トムを含む「近親者」グループのメンバーへ比較的詳細なアベイラビリティステータス(例えば、「料理中」)を表示させるよう構成され得る。スマートフォン100は、1つ又は複数のソーシャルネットワークサーバ124に、ボブを含む「会社」グループのメンバーへより詳細でないアベイラビリティステータス(例えば、「忙しい」)を提供させるよう構成され得る。このようにすることで、トムにはボブよりも多くの情報が提供され、これは、そのときトムがアンに連絡を取る目的が彼女を邪魔するに値するか否かについて、トムが十分な情報に基づき判断することを可能にする。ボブはアンが「忙しい」ことしか知らない。情報がこれほど少なければ、ボブがアンを邪魔する可能性はより低い可能性がある。
【0043】
[0048]様々な実施形態において、ユーザーは、自分が携わり得る活動を作成/生成/選択し得る。その後、ユーザーは、それらの活動、照明コンテキスト、及び特定のソーシャルネットワーク上の特定のアベイラビリティステータスの間の関係を作成し得る。例えば、アンは、スマートフォン100又は他のコンピュータデバイスを操作して、彼女が携わり得る複数の潜在的活動を生成し得る。かかる活動の非限定的な例は図2に示されており、「料理中」、「会議室Aに居る」、「睡眠中」、及び「テレビ鑑賞中」を含む。図2図4において照明コンテキストA−Dとして示される、1つ又は複数の光源(例えば、LED112−116)の照明コンテキストに基づき、スマートフォン100は、アンの複数の潜在的活動から、彼女が携わっている活動を選択し得る。また、選択されたユーザー活動に基づき、複数の潜在的アベイラビリティステータスから、1つ又は複数のソーシャルネットワーク上のアベイラビリティステータスも選択され得る。
【0044】
[0049]例えば、図2では、スマートフォン100は、キッチン104内のLED112−116の1つ又は複数が点灯すること及び/又は様々な照明特性の光を発することを含み得る照明コンテキストB(ブロックの斜線によって示される)を検出した。矢印によって示されるように、この照明コンテキストは、アンの活動「料理中」に関連付けられている。この関係は、例えばスマートフォン100若しくは他のコンピュータデバイスを使用することによってアンによって自ら作成されてもよく、又は、例えばLED112−116がキッチン器具に関連付けられているために自動的に作成されてもよい。
【0045】
[0050]スマートフォン100は、アンが所属する「パーソナルソーシャルネットワーク」に対して、アベイラビリティステータスを3つの異なるグループに選択的に提供することを指示し得る。第1のグループ「親類」及び第2のグループ「友人」には、アンが「料理中」であることが通知され得る。第3のグループ「知り合い」には、単にアンが忙しいことが通知され得る。
【0046】
[0051]また、スマートフォン100は、アンが所属する「プロフェッショナルソーシャルネットワーク」に対しても、アベイラビリティステータスを3つの異なるグループ「管理者」、「同僚」、及び「クライアント」に選択的に提供することを指示し得る。しかし、料理はアンが仕事外で携わる種類の活動であり得るので、プロフェッショナルソーシャルネットワークの3つのグループ全てが同じアンのアベイラビリティステータス「忙しい」を受け取り得る。
【0047】
[0052]異なるソーシャルネットワークにおいて、異なるユーザー活動が異なるアベイラビリティステータスに関連付けられてもよい。例えば、図3は、図2と同じ照明コンテキストのアンの潜在的活動へのマッピングを示す。この場合、スマートフォン100は照明コンテキストCを検出した。この照明コンテキストは、アンの寝室(又は彼女が睡眠を取る他の場所)内の1つ又は複数の光源が少しの光を発し又は光を発していないことに関連付けられ得る。場合によっては、この照明コンテキストは、さらに、時刻によってトリガされ得る。例えば、これは、夜間及びアンが通常昼寝をする日中の任意の時間帯にアクティブであり得る。
【0048】
[0053]図3の例では、スマートフォン100は、パーソナルソーシャルネットワークに対して、アベイラビリティステータスを3つの異なるグループに選択的に提供するよう指示し得る。「親類」及び「友人」のメンバーは、アンが「睡眠中」であることを通知され得る。一方、「知り合い」のメンバーには、アンを邪魔すべきではないことが通知され得る。また、スマートフォン100は、プロフェッショナルソーシャルネットワークに対して、3つのプロフェッショナルグループ「管理者」、「同僚」、及び「クライアント」の全てに「邪魔しないで下さい」アベイラビリティステータスを提供するよう指示し得る。
【0049】
[0054]図4は、図2及び図3と同じ照明コンテキストのアンの潜在的活動へのマッピングを使用する他の例を示す。この場合、スマートフォン100は照明コンテキストAを検出した。この照明コンテキストは、(例えばアンの会社の)会議室A内の1つ又は複数の光源が1つ又は複数の照明特性を有する光を発していることに関連付けられ得る。かかる照明コンテキストの検出に応じて、スマートフォン100は、パーソナルソーシャルネットワークに対して、アベイラビリティステータスを3つの異なるグループに選択的に提供するよう指示し得る。「親類」のメンバーは、アンが「会議中」であることを通知され得る。これは、緊急事態の場合に限り、アンに連絡を取ってもよいことを近親者に示唆し得る。一方、「友人」及び「知り合い」のメンバーは、アンが邪魔されるべきではないことを通知され得る。また、スマートフォン100は、プロフェッショナルソーシャルネットワークに対して、アベイラビリティステータスを3つの異なるプロフェッショナルグループに選択的に提供するよう指示し得る。「管理者」のメンバーは、彼女の上司として、かかる会議中にアンを中断させ若しくは場合によっては会議に加わる権限を有し又はこれらを行うことができると予想されるため、アンが「会議質Aに居る」ことの通知を受け取り得る。「同僚」のメンバーは、単にアンが「会議中」であることを通知され、これは、酌量すべき事情がある場合を除き、彼女に連絡を取ろうとすることを思いとどまらせ得る。「クライアント」のメンバーは、邪魔することをクライアントに対して禁ずることなく、アンを妨げることを思いとどまらせるために、単にアンが「忙しい」ことが通知され得る。
【0050】
[0055]照明コンテキスト、ユーザー活動、ソーシャルネットワーク(例えば、アベイラビリティステータス)、及びソーシャルネットワークグループの間の関係は、ユーザーによって様々なときに設定され、自動的に作成され、及び/又はデフォルト設定を有し得る。例えば、一部の実施形態では、アンが、例えばスマートフォン100又は他のコンピュータデバイスを使用して、図2図4の矢印によって表される関係を手動で構成し得る。
【0051】
[0056]図5は、ユーザーが光源を特定し、それらの照明特性を様々な活動と関連付け得る、本明細書において「コミッショニング」と呼ばれるプロセスの初期ステップを示す。図5には、一部の実施形態ではタッチスクリーンであり得るディスプレイ130を有するスマートフォン100が示されている。新たな光源のコミッショニングのために、スマートフォン100は、新たな光源を含む周囲のデジタル画像を取得するよう構成され得る。例えば、図5のスマートフォン100は、例えばカメラ(図示無し)を使用して、電子レンジ108及びオーブン110を含むキッチン104(図1参照)の一部の画像を取得している。デジタル画像は、ディスプレイ130上にレンダリングされ得る。取得されたデジタル画像内の光源は、自動的に特定されてもよく、又はユーザー(例えばアン)によって選択されてもよい。特定されると、光源は囲われ又は「タグボックス」によって他の方法で指し示され得る。図5のアクティブタグボックス132は電子レンジ108を囲い、電子レンジ108のLED114に名前を付けることをユーザーに要求する。非アクティブタグボックス134はオーブン110を囲い、囲われている光源に名前を付けるためにユーザーによって選択され得る。
【0052】
[0057]ユーザーが1つ又は複数の光源に「タグ付け」すると、ユーザーはそれに/それらに活動を関連付け得る。例えば、アンは1つ又は複数のLED112−116に「料理中」活動を割り当て得る。スマートフォン100がこれらの光源のうちの1つ又は複数が発光していることを検出すると、スマートフォン100は、アンが料理中であると決定し得る。その後、スマートフォン100は、図2図4に例示されるように、1つ又は複数のソーシャルネットワークに、1つ又は複数のアベイラビリティステータスを使用してアンの連絡可否を様々なソーシャルネットワークユーザーグループへ選択的に通知させ得る。
【0053】
[0058]図6は、照明コンテキスト、ユーザー活動、ソーシャルネットワークアベイラビリティステータス、及びソーシャルネットワークユーザー/グループのうちの1つ又は複数の間の関係を作成するために、アン等のユーザーが操作し得るユーザーインターフェイスの例の様々な状態を示す。この特定のシーケンスは、図5に示されるように、アンが1つ又は複数のキッチン光源に「タグ付け」することに応じてアンに対して表示され得る。図6の左上において、アンは活動「料理中」をタグ付けされた光源に関連付けることを選択した。右上において、後続メニューの一例は、アンが活動「料理中」と関連付けられる1つ又は複数の潜在的アベイラビリティステータス(例えば、1つ又は複数のソーシャルネットワークから取得され得る)を選択することを可能にする。アンは、「連絡可能」及び「忙しい」の両方を選択した。左下の次のメニューは、アンが選択されたアベイラビリティステータス「忙しい」を1つ又は複数のソーシャルネットワークユーザーグループと関連付けることを可能にする。アンは「友人」及び「仕事」を選択し、これは、これらのグループのメンバーがアンに連絡することを防ぐことを意味する。右下の次のメニューは、アンが選択されたアベイラビリティステータス「連絡可能」を1つ又は複数のソーシャルネットワークユーザーグループと関連付けることを可能にする。アンは「親類」を選択しており、これは、「親類」グループのメンバーにはアンが連絡可能であることが通知されることを意味する。
【0054】
[0059]様々な実施形態において、スマートフォン100又はタブレットコンピュータ等のモバイルコンピュータデバイス以外のコンピュータデバイスが、照明コンテキストを決定してアベイラビリティステータスの選択的通知を促進するよう構成されてもよい。図7は、コンピュータデバイス700が図1のスマートフォン100によって実行されるものと同様な機能を実行するシナリオ例を示す。図7の多くの他の構成要素は図1の構成要素と同じであり、同じ番号が付されている。
【0055】
[0060]コンピュータデバイス700は、デスクトップ又はラップトップコンピュータ、パッシブなモニタの無い「ボックス」等、任意の種類のコンピュータボックスであり得る。様々な実施形態において、コンピュータデバイス700は、無線及び/又は有線であり得るLAN740に接続され得る。一方、LAN740は、例えば図7に示されるように有線接続を使用して、又は無線接続を使用して、ネットワーク122に接続され得る。
【0056】
[0061]様々な実施形態において、図1でスマートフォン100が光学センサ102を使用して行ったように照明コンテキストを観察する代わりに、コンピュータデバイス700は、LAN740を介して1つ又は複数の光源から照明コンテキストを受け取り得る。例えば、図7では、キッチン器具106−110に関連付けられたLED112−116に加えて、独立ランプ742及び浴槽744上方の頭上LED746も描かれている。光源112−116、742、及び746のうちの1つ又は複数が、LAN740を介してコンピュータデバイス700とネットワーク通信し、ローカル照明設定をコンピュータデバイス700に送信し得る。コンピュータデバイス700は、この情報に基づき、アンの連絡可否の選択的通知を促進し得る。
【0057】
[0062]照明コンテキスト、潜在的アベイラビリティステータス、及びソーシャルネットワークユーザー/グループ間の関係のユーザー作成を可能にすることに加えて又は代えて、一部の実施形態では、これらの関係は、例えば光源の1つ又は複数の特質に基づき自動的に生成され得る。例えば、図7では、浴槽744上方のLED746は、「浴室照明器具」の特質を有し得る。LED746は、この特質をコンピュータデバイス700に供給し得る。コンピュータデバイス700は、LED746の1つ又は複数の照明特性をユーザー活動「浴室に居る」と自動的に関連付け得る。ほとんどのユーザーが浴室では邪魔されないことを好むと予想されるので、様々な実施形態において、コンピュータデバイス700は、活動「浴室に居る」を、「忙しい」又は「邪魔しないで下さい」等、連絡を思いとどまらせる可能性が高い潜在的アベイラビリティステータスと自動的に関連付け得る。
【0058】
[0063]再び図1を参照して、スマートフォン100等のモバイルコンピュータデバイスは、必ずしもアン等のユーザーが現在使用している照明を決定するための理想的手段ではない可能性がある。アンはスマートフォン100をポケット内にしまっている可能性があり、この場合、光学センサ102は光源識別子を取得し、又は光源の照明特性を検出することができないおそれがある。このような場合、光源の見通し線内にある可能性がより高いコンピュータデバイスが提供され得る。
【0059】
[0064]例えば、一部の実施形態では、スマートフォン100に代えて又は加えて、装着型コンピュータデバイス150が提供され得る。装着型デバイス150は、様々な形態で提供され得る。図1ではヘッドセットであるが、他の実施形態では、アームバンド、腕時計、帽子等の衣服に取り付けられたデバイス、光学ヘッドマウントディスプレイ等の他の種類の装着型コンピュータであってもよい。場合によっては、装着型コンピュータデバイス150は、例えばBluetooth(登録商標)又は他の同様な技術を使用してスマートフォン100と無線又は有線通信し、スマートフォン100に上記選択的通知を実施させ得る。他の実施形態では、装着型デバイス150は、光源識別子及び照明特性の取得、並びにユーザーの連絡可否の選択的通知の促進を含む上記スマートフォン100に割り当てられた機能を実行するよう単独で動作し得る。
【0060】
[0065]他の側面では、スマートフォン100又はコンピュータデバイス700は、1つ又は複数の光源の照明特性をモニタリングするよう構成され得る。スマートフォン100又はコンピュータデバイス700は、さらに、経時的にモニタリングされる光源の照明特性の確立されたルーチンからの逸脱が観察されることに応じて、1人又は複数のユーザー(例えば、家族、医療関係者、警察等)に選択的に警告を発するよう構成され得る。
【0061】
[0066]アンの健康状態が良くないと仮定する。スマートフォン100、装着型コンピュータデバイス150、又はコンピュータデバイス700は、例えばアン又はアンの家族若しくは医師によって、独立ランプ742等の特定の光源をモニタリングするよう構成され得る。独立ランプ742が所定期間点灯されなかった場合、スマートフォン100又はコンピュータデバイス700は、例えばアンの家族又は医師に警告を発するよう構成され得る。その後、これらの人々は、アンに問題が無いことを確認するために、アンと連絡を取ろうとし及び/又はアンの家を訪問する等、適切なアクションを取り得る。様々な実施形態において、所定期間は適当な人によって、例えばアンの家族又は医師によって設定され得る。さらに、スマートフォン100又はコンピュータデバイス700は、警告を発することが本当に必要か否かを判断するために、アンのオンラインカレンダーからのデータ等、アンに関連付けられた他のデータを考慮するよう構成され得る。例えば、アンのカレンダーが彼女が旅行中であることを示す場合、独立ランプ742が点灯されることなく所定期間が経過したとしても、警告を発することは不適当な可能性がある。
【0062】
[0067]ユーザーの連絡可否の選択的通知を促進することに加えて又は代えて、一部の実施形態では、スマートフォン100及び/又はコンピュータデバイス100は、1つ又は複数の光源の照明特性に基づき、他のアクションを取り得る。例えば、一部の実施形態では、スマートフォン100は、決定された1つ又は複数の照明特性及び取得された識別子に基づき、スマートフォン100の着信通知設定を変更し得る。スマートフォン100が特定の会議室のコミッショニングされた光源から出射される光を検出した場合、スマートフォン100は、ユーザーが会議中であることを推測し得る。このような場合、ユーザーが忙しいことの選択的通知を促進することに加えて又は代えて、スマートフォン100は、サイレント又はバイブレート等のより控え目なモードに切り替わり、又は全ての着信をブロックさえし得る。
【0063】
[0068]図8は、様々な実施形態に係る、スマートフォン100、装着型コンピュータデバイス150、及び/又はコンピュータデバイス700等のコンピュータデバイスによって実施され得る方法の例800を示す。ブロック802において、コンピュータデバイスの操作者又はコンピュータデバイスと他の態様で関連付けられた者であり得る1つ又は複数のソーシャルネットワークの第1のユーザーと1人又は複数の他のユーザーとの間の1つ又は複数の関係が取得され、又は他の方法で確認され得る。一部の実施形態では、スマートフォン100は、第1のユーザーのソーシャルネットワーク「友人」を、例えばローカルインストールされたソーシャルネットワークアプリケーションに関連して、スマートフォン100のメモリ内に記憶し得る。一部の実施形態では、スマートフォン100は、追加で又は代替的に、1つ又は複数のコンピュータネットワーク(例えば122)を介して1つ又は複数のソーシャルネットワークから関係を取得し得る。関係を取得し又は他の方法で確認することは、さらに、第1のユーザーに関連付けられた1つ又は複数のソーシャルネットワークユーザーグループ、例えば「親類」、「同僚」等を取得し又は他の方法で確認することを含み得る。
【0064】
[0069]ブロック804において、複数の潜在的アベイラビリティステータスが、ソーシャルネットワークから取得され又は他の方法で確認され得る。一部の実施形態では、スマートフォン100は、これらの潜在的アベイラビリティステータスを、例えばローカルインストールされたソーシャルネットワークアプリケーションに関連して、メモリ内に記憶し得る。一部の実施形態では、スマートフォン100は、1つ又は複数のネットワーク(例えば122)を介して、ソーシャルネットワークからこれらの潜在的アベイラビリティステータスを取得し得る。
【0065】
[0070]ブロック806において、例えば第1のユーザーが図6に示されるようなインターフェイスを操作することにより、スマートフォン100によって、1つ又は複数の関係が取得され得る。図2図4に示されるように、これらの関係は、1つ又は複数の照明コンテキスト(例えば、光源及びこれらの光源の潜在的照明特性に関連付けられた照明識別子)、1つ又は複数のユーザー活動、ブロック804において取得/確認された潜在的アベイラビリティステータスのうちの1つ又は複数、及び(例えば、ブロック802において取得された)1人/1つ又は複数の他のユーザー/グループの間の関係であり得る。一部の実施形態では、ブロック806における動作は、例えば周囲環境における光源のレンダリングされたデジタル画像内の光源を「タグ付け」することにより、ユーザーが当該光源をコミッショニングすることによって開始され得る。
【0066】
[0071]ブロック808において、光源に関連付けられた識別子が取得され得る。例えば、図1に示されるもののような一部の実施形態では、スマートフォン100又は装着型コンピュータデバイス150等のコンピュータデバイスは、例えば光学センサ102を介して、光源から当該光源に関連付けられた識別子を運ぶ符号化光信号を受信し得る。図7に示されるもののような他の実施形態では、コンピュータデバイス700等のコンピュータデバイスは、1つ又は複数のコンピュータネットワーク(例えば122)を介して、例えば光源自体から、光源に関連付けられた識別子を受け取り得る。
【0067】
[0072]ブロック810において、1つ又は複数の照明特性(例えば、色相、輝度、空間的又は時間的パターン、温度、彩度等)が決定され得る。例えば、図1に示されるもののような一部の実施形態では、スマートフォン100又は装着型コンピュータデバイス150等のコンピュータデバイスは、例えば光学センサ102を介して、光源によって出射された光の1つ又は複数の照明特性を当該光源から検出し得る。図7に示されるもののような他の実施形態では、コンピュータデバイス700等の他のコンピュータデバイスは、1つ又は複数のコンピュータネットワーク(例えば122)を介して、例えば光源自体から光源の1つ又は複数の照明特性の指標を受け取り得る。
【0068】
[0073]ブロック812において、コンピュータデバイスは、1人/1つ又は複数の他のユーザー/ユーザーグループに対する第1のユーザーの連絡可否の選択的通知を促進し得る。例えば、スマートフォン100、装着型コンピュータデバイス150、及び/又はコンピュータデバイス700は、ブロック808において取得された識別子、及びブロック810において取得された照明特性に基づき、第1のユーザーの現在の活動を決定し得る。決定されたユーザー活動に基づき、コンピュータデバイスは、例えばステップ804において取得/確認された複数の潜在的アベイラビリティステータスから、決定された活動に関連付けられた1つ又は複数のアベイラビリティステータスを選択し得る。その後、スマートフォン100、装着型コンピュータデバイス150、及び/又はコンピュータデバイス700は、1つ又は複数のソーシャルネットワークに、通知を閲覧する者に応じて、選択されたアベイラビリティステータスのうちの1つをソーシャルネットワークの他のユーザー/グループへ選択的に通知させ得る。
【0069】
[0074]一部の実施形態では、ブロック802−806は、ブロック808−812の前に実行され得る。例えば、スマートフォン100は、ソーシャルネットワークデータを定期的に取得し、ユーザーの都合が良いときにユーザー関係を受け取り得る。ブロック808−812は、その後、スマートフォンによる照明変化の検出等(例えば、ユーザーが別の部屋に入るとき、又は部屋の照明を変更するとき)、様々なタイミングで実行され得る。他の実施形態では、ブロック802−806のうちの少なくとも一部が、ブロック808−812と同時に実行され得る。例えば、照明変化が検出されると、スマートフォン100は、ブロック802及び/又は804の動作を実行し、その後、ブロック808−812の動作を実行し得る。
【0070】
[0075]幾つかの発明実施形態を本明細書に説明し例示したが、当業者であれば、本明細書にて説明した機能を実行するための、並びに/又は、本明細書にて説明した結果及び/若しくは1つ以上の利点を得るための様々な他の手段及び/若しくは構造体を容易に想到できよう。また、このような変更及び/又は改良の各々は、本明細書に説明される発明実施形態の範囲内であるとみなす。より一般的には、当業者であれば、本明細書にて説明されるすべてのパラメータ、寸法、材料、及び構成は例示のためであり、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、発明教示内容が用いられる1つ以上の特定用途に依存することを容易に理解できよう。当業者であれば、本明細書にて説明した特定の発明実施形態の多くの等価物を、単に所定の実験を用いて認識又は確認できよう。したがって、上記実施形態は、ほんの一例として提示されたものであり、添付の請求項及びその等価物の範囲内であり、発明実施形態は、具体的に説明された又はクレームされた以外に実施可能であることを理解されるべきである。本開示の発明実施形態は、本明細書にて説明される個々の特徴、システム、品物、材料、キット、及び/又は方法に関する。更に、2つ以上のこのような特徴、システム、品物、材料、キット、及び/又は方法の任意の組み合わせも、当該特徴、システム、品物、材料、キット、及び/又は方法が相互に矛盾していなければ、本開示の本発明の範囲内に含まれる。
【0071】
[0076]本明細書にて定義され及び用いられた定義はすべて、辞書の定義、参照することにより組み込まれた文献における定義、及び/又は、定義された用語の通常の意味に優先されて理解されるべきである。
【0072】
[0077]本明細書及び特許請求の範囲にて使用される「a」及び「an」の不定冠詞は、特に明記されない限り、「少なくとも1つ」を意味するものと理解されるべきである。
【0073】
[0078]本明細書及び特許請求の範囲において、1つ以上の要素の列挙に関連する語句「少なくとも1つ」は、要素の列挙内の任意の1つ以上の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味すると理解されるべきであり、必ずしも要素の列挙内に具体的に列挙される全ての要素を少なくとも1つ含まず、要素の列挙内の要素のあらゆる組み合わせを除外しない。また、この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す要素の列挙内に具体的に特定される要素以外の要素が任意で存在し得ることを許容し、具体的に特定される要素に関係しても無関係でもよい。更に、特に明記されない限り、本明細書に記載された2つ以上のステップ又は動作を含むどの方法においても、当該方法のステップ又は動作の順番は、記載された方法のステップ又は動作の順序に必ずしも限定されないことを理解すべきである。
【0074】
[0079]請求項において、括弧内に登場する任意の参照符号は、便宜上、提供されているに過ぎず、当該請求項をいかようにも限定することを意図していない。
図1
図2
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図8